「もう一度司令部に確認しろ!」
第2中隊のドッブス大尉は作戦命令の変更に理解ができなかった。
レンジャー部隊の壊滅によりこの作戦の失敗が明らかになった以上、まだ勝利にこだわる理由がどこにあるのか。
第1中隊のバルビン大尉とも話したが、バルビン大尉もやはり納得いってないようだった。
「大尉、司令部と無線がつながりません」
「くそっ!一体どうなっている」
もはや味方にも見放されたのではないかと誰もが思い始めていた。
しかしそうかといって責任を放棄するわけにはいかない。
こうなった以上、作戦を遂行するしか方法はない。
それがたとえ無理だと分かっていても
そして最後の一兵になろうとも
残り3ターンの米軍の任務を簡単に説明しておこう。
現在、城のVHは全てドイツ軍に奪われている。
そして村のVHは15個中、11個米軍が確保している。
残り4個のうち2個が第1、第2中隊が、そのほかの2個は第3中隊の方にVHはある。
第1中隊と第2中隊は引き続き前方にある2つのVHを目標とし、戦車と歩兵でドイツ兵を粉砕する。
そして第3中隊もハーフトラックの機動力の助けを借りて残り2つのVHを確保する。
これがうまくいけば村にある15個のVHを全て確保することになる。
「おいおい、じゃあ城のVHは?」
とお嘆きの貴兄がおられることであろう。
「そんなこたぁ、知ったこっちゃない」
そこまで責任持ちかねないということだ。
「Don’t Worry Be Happy」
ということらしい




