「少佐!一刻も早くご決断を」
作戦参謀らが少佐に詰め寄った。
事態は緊急事態になっている。
このままではレンジャー部隊は全滅する。
後方からの敵(MG42と歩兵1分隊)をやっつけるだけの戦力はまだ残っている。
今なら後退は間に合う。
29名、4個分隊とバズーカ隊1隊の命がかかっている。
「何か他に手段はないのか・・」
援軍を送るわけにもいかない。
できるとしたらこのまま迫撃砲による砲撃支援のみだ。
「少佐、第3中隊から入電です」
「なんだ」
「駅舎のVHが一つドイツ軍に奪われたそうです」
「なに!」
「少佐、第1中隊からです」
「どうせ、いいことじゃないんだろ」
「はい、その通りです」
第1中隊の左翼、教会と墓地でドイツ軍の反撃が再び行われたのだ。
この攻撃でR小隊は11名にS小隊も11名になった。
反撃してきたドイツ軍もⅣ号戦車が1台と残りは少数の歩兵だけなのだろう。
決して深追いはしてこなかった。
虎を仕留めたことで盛り上がった米軍であったが、一転今度は危機に立たされた。
ものすごいシーソーゲーム。








