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Stalingrad Train Station2 ~domo戦記外伝1

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domo
大佐
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これはある兵士の戦記である
祖国を持たず、あるときは枢軸国で、またあるときは連合国で、欧州から太平洋までの戦場を駆け回った男の物語である。

この男の名はdomo
しかし素性については誰もよく知らなかった。
彼の戦場での活躍は本国では伝えられることさえもなかったからだ。
だが戦場で生死を共にした兵士たちの間では、彼は英雄であった。
幾度となく命を救われたのである。

時代の流れは一人の英雄の存在を完全に消し去ろうとしていた。
また命をかけて祖国のために戦った者が、そのことを口にすることも嫌がられる時代になった。

あの戦いは何だったのだろう ・・・
俺たちは何のために戦ったのか・・・
多くの仲間は何のために死んでいったのか・・

悶々とした時が過ぎ去っていく
答えの見つからない自問自答
すべてが闇に葬りさられようとしたそのときだった

日本の、とある山中の神社でそれは見つかったのである。
その書物の表紙にはこう記してあった。

「domo戦記外伝」 ―

奴が再び戦場に戻ってきた。
Last edited by domo on Sat Dec 08, 2007 04:26 UTC, edited 2 times in total.
domo
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そもそもdomo戦記外伝とは何か。
賢明な読者であれば、domo戦記8においてdomo氏が最後どうなったのかが謎のまま終わっていることにお気付きであろう。

確かにdomo戦記8ではdomo氏の生死について何もふれていない。
あのニューギニアの戦場で激しい日本軍の抵抗を受けながらも前進し戦ったことが書かれているのだが、その後domo氏がどうなったのかについては謎のままとなっている。

だが外伝ではdomo氏があのあとどうなったのかからが書かれているのだという。

しかしだ

この「domo戦記外伝」は外伝の字のごとくこれまで日の目に出ることがなかった原因が一つあるというのだ。
それは文字である。
このdomo戦記外伝は古代文字で書かれていたのだ。
それが神代文字なのか、ペトログリフなのかとにかく解読までにもう少し時間がかかると専門家は言う。

そんなことなのでとにかくゲームでもしながら続報を待て!
domo
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外伝の解読が進むにつれ、domo氏のdomo戦記8以降の動向がわかりつつある。

そのためにはdomo戦記8の最後の部分から記憶をさかのぼっていただく必要がある。

domo戦記8で日本軍とニューギニアのジャングルで戦闘を行ったアメリカ軍は、ブナ地区で日本軍の捨て身の抵抗を受け、大苦戦を強いられた。
だが年が明けた翌年43年の1月1日元日、日本軍の最後の8名が米軍戦車に銃剣で突撃を敢行しこれによってブナ地区の日本軍守備隊は全滅となる。
(このシナリオは42年の11月下旬のもの)

その日本軍の陣地に足を踏み入れた米兵は、辺り一面から漂う腐敗による悪臭が全てを物語るかのように、皆この地獄の光景に言葉を失った。

日本軍が死守していた塹壕には弾薬はもちろん食料さえもとっくに尽きており、腐乱した死体を埋めることもできずそのまま積み重ね弾除け代わりにしていたという。


アメリカの公史に書かれているように東部ニューギニアでの日本軍は米軍を苦しめた。
このブナ地区で戦った米・オーストラリア軍3万名のうち、死傷者がなんと2万名近くにも達したのである。

そして最後の一兵になるまで戦ったため、負傷者以外の生還者はいない。
そのためジャングルに逃げ隠れした比島のように、後に捕虜になり証言や戦争体験を残したものがほとんど残されていない。
戦時中も見捨てられたが、戦後も忘れられている感がある。

ブナ‐ギルワ‐バサブア(ゴナ)の3拠点は、バサブア(12月8日陥落)、ブナ(1月2日陥落)が陥落したあと、最後のギルワも粘りを見せたが1月20日、軍の命令を受け、残った1,000名は包囲網を突破し撤退に成功する。

ここにブナ・ゴナの方面の戦いが終結した。

兵士の誰もが疲弊していた。
ジャングルでの生活は兵士の体力と精神をむしばんでいった。
そのためポートモレスビーに戻ることになった。

しかしそこにはdomo氏の姿はなかった。
どこへ行ったのか?
domo氏が率いたJ分隊の兵士たちに聞いても誰も応えようとしない。
何があったのか?
そして軍もそれ以上domo氏について関与することを拒んだ。
ジャングルの中でdomo氏に一体何があったのか。

謎の解明まで新たな情報を待て!!
domo
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「ここは・・・」

今ここにいる場所がどこか俺は鮮明に覚えていた。
確かに以前、来たことのある場所であった。

これまで数え切れない戦場を渡り歩いてきたが、その中でも忘れることができない戦場であるからだろうか。

俺の頭のどこかかあるいは理性のどこかで、その過去の出来事を懸命に否定しようとしている自分がいる。

記憶とは決して消し去ることのできないものなのか。
まちがいない。このコンクリートの瓦礫の中で、目と鼻の先のソ連兵と戦ったのだ。
ここはスターリングラードだ。

だがなぜまた俺がここにいるのだろう・・
時間が逆戻りでもしたんだろうか。
いくらなんでもそんなことはありえない・・

若い兵士に今日は何日か訊ねた。
「domo小隊長、今日は1942年の9月・・・」
うそだろ・・ということはあれから(domo戦記4は9月15日)数日しか経っていないのか。

どういうことだ。
俺は過去に戻ってしまったのか

よくわからない・・

俺は一人外に出て、タバコに火をつけ辺りを見渡した。
どんよりとした雲、そして瓦礫の街。
この辺り一面灰色の景色が俺を一気に現実に引き戻した。

そして俺はもう深く考えることは辞めることにした。

所詮、人生にはわからないことばかりなのだから。
Last edited by domo on Thu Dec 06, 2007 15:55 UTC, edited 1 time in total.
domo
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そうだ、俺は数日前にここで戦ったのだ。
ヴォルガ河を目指した我々はあと一息のところまできていたのだった。

1942年の9月13日、ドイツ第6軍はヒトラーの命令により砲撃と爆撃により瓦礫の山と化しているこのスターリングラードへの攻撃を開始した。

14日、我々ドイツ第71歩兵師団はスターリングラード中央駅においてソ連軍の親衛第13狙撃師団と一進一退の攻防を繰り広げていた。
(domo戦記4は15日の中央駅での戦いでした)

16日にはその横のママエフ丘でも激しい攻防戦が展開された。


中央駅の攻防が始ってもう5日が経っていた。
今日は9月の18日だ。
もう何度この駅舎の持ち主が代わったことだろう。

両軍共に激しい死傷者を出している。
駅舎の建物は砲撃で見るも無残な姿と変わり果てていた。
だが瓦礫と化したこの駅を奪い合うには大きな理由があった。
それは市街へと続くこの駅周辺を確保することにより、スターリングラードの市街を南と北で分断することができるからである。

だが、そうはさせじとソ連軍の増援部隊は次々とヴォルガ河を渡ってくる。

そのソ連軍の増援とは裏腹にこれまでロシアの大地を駆け巡った戦友は次々と死んでいった。

しかしそれでも我々の士気は高かった。

それが後世の歴史に名を残すスターリングラードの戦いだとはそのとき誰も想像した者はいなかったが。


(domo戦記5の最後に「paw of the tiger」のファイルをこっそりあげておいてあります。こっそりと楽しんでください。いいですか、こっそりとですよ)
domo
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「domo中隊長、そろそろ時間です」
副官が俺を呼んだ。
これから司令部に行き作戦の打ち合わせをすることになっていた。

(補足であるが、domo氏は今回、中隊長になっている。これはdomo戦記4では中隊長の補佐をしていたが、そのあと中隊長が死傷したためにdomo氏が中隊長になったと思われる)
(今回のdomo戦記から読み始めた読者の方は、domo戦記4に目を通してから読み始めるとさらに面白いだろう)

俺は司令部に向かった。
司令部と言っても歩いていける距離にある。

「では、始めよう」
司令官をはじめ各中隊長が数人集まった。
昨日までの報告を聞く。
ママエフの丘では多くの被害がでているそうだ。
だが我々71歩兵師団の隣の戦区では装甲部隊がスターリングラード市の南を前進し確保しつつあるということだ。
特にその最終拠点となっている穀物サイロをここ数日のうちに陥落せしめようとしていた。
そのためにはなんとしても中央駅を占拠しなければならないのだ。

「諸君、今日でケリをつけよう」

司令官はそう言いながら、今日の作戦を指示した。
今日の作戦は戦車の支援を伴い一気に駅舎を奪い、敵陣深くまで浸出することであった。

駅からヴォルガ河まで1キロちょっとしかない。
駅舎を確保したら、その後方にある建物を占拠していく。
そのどこかに敵の司令部があるだろう。
だが市街地にある建物を一つ一つしらみつぶしにしていくのは容易ではない。
司令部では激戦になるだろう我が中隊の労をねぎらった。

熱い視線と期待が両肩に重くのしかかる。
これまでどの部隊でも優秀な中隊長や小隊長が多く命を落としていた。
これは戦場で常に自らが先頭に立ち、勇猛果敢に部隊を率い、そして敵の弾に当たって死んでいったためだ。
この指揮官のためにもという気持ちになった。

我が中隊は再々編成により、今では5日前に一緒だった戦友も残っておらず、今では名前さえもよく知らない者が多くなっていた。
だが戦場では必ずといっていいほど絆が結ばれる。
味方だというだけで我々には固い結束が生まれた。

そのあと若い補充兵を引きつれ中隊に戻った。
そしてすぐに小隊長を集め、これから始まる作戦の指示を出すことにした。
domo
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前線に戻った俺はコーヒーで一息ついたあと、おもむろに市街地図を取り出した。
そして机の上に広がる地図を眺めた。
もう何度も見ているので全てが頭の中に入っていたが、それでも確認しておきたかった。

「敵はどこから現れるか・・」
気がかりなのは今朝の偵察隊からの報告であった。
対峙しているソ連軍に動きがあるとの報告を受けていた。
もちろんそれが増援部隊の到着したことであることは明らかであったが、いつもの雰囲気と違いやけに慌しいとのことだった。

「露助のやつら、戦車でも投入するつもりか?副官、どう思う?」
俺は副官に意見を求めた。
「その可能性は十分考えられます、中隊長」
「その証拠に今朝から敵の無線傍受が頻繁になってきています」

「やはり来るのか」
先ほどの司令部の会議でもあったように、我々は何としても駅舎を確保しなければならなかった。
だが問題は駅舎を確保することではない。
確保するだけならば、占拠したあと防御に回ればいい。
だが駅舎を速やかに占拠したあと、さらに敵陣深くまで前進しなければならないのだ。

そのためにはできるだけ正確な敵の兵力を知る必要があった。


やがて小隊長たちが集まってきた。
今の我が中隊の戦力は、歩兵4個小隊、工兵1個小隊、そして迫撃砲1個小隊のみであった。
司令部では戦車の支援があると言っていたが、まだ到着していなかったので戦車長抜きで打ち合わせを始めることにした
domo
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どんなに未熟な兵士でもここでソ連軍と戦った者は一人前の兵士になった。
今日来た若い補充兵もしばらくすればそうなるだろう。
ただし生き残ることができたらの話だが。

俺の目の前にいる小隊長たちもそんな連中だ。
だが俺にはこいつらがいつにも増して頼もしく見えた。

「今日の作戦だが・・」
俺がそう言うと、誰かがニヤリと笑った。
俺もすぐ自分で言ったことが、おかしくなった。
なぜならこの5日間、俺たちは駅舎を巡って毎日同じことを繰り返してきたのであり、いまさら作戦だと言っても、誰もが今日やることは分かりきっていることだったからだ。

ジョークのつもりで言ったのではなかったが、一同から笑みがこぼれた。
その場の雰囲気が一瞬にして緩やかになった。

俺はタバコに火をつけることを許可し、皆タバコを吸った。


まずは作戦の概要を皆様にだけ極秘に説明しておく。

今回はかなり特別なミッションとなっている。
マップには21個のVHが示されているが、スタート時点では両軍はひとつも占有していない状態である。
まず一番左端にある+形の駅舎の建物をご覧いただくと7つのVHがあるのがわかる。
そしてその前方に目を移すと、PのついたVHが合計で11個点在している。
(残り14個のVHのうち、PのついたVHが11個になっているのは、残りの3個はソ連軍の後方陣地として勝敗には無関係とするため))

ドイツ軍は駅舎の背後に陣地があるため、まず駅舎を確保することから始まる。
そしてこの駅舎の中の7つのVHを速やかに確保したのち、今度は市街に点在するPのついたVHを確保しに行かなければならないのである。

基本的(10ターン)にはゲーム終了時に、ドイツ軍が駅舎の7個のVHとそのほかのPのついたVHのうちのいずれかの7個を確保できればドイツ軍の勝利となる。
すなわち21個のVH中、3分の2にあたる14個を確保できればドイツ軍の勝利ということである。
(ただし士気崩壊メッセージは出ていてもかまわない)
(VHにあるポイントは一切関係ない)

さらに特別ルールとして、VH確保数はターン数によって異なる

10ターン、14個(駅舎7+P7)
11ターン、16個(駅舎7+P9)
12ターン、18個(駅舎7+P11)


というふうになっている。(修正済)

この条件にあたるVHをドイツ軍が確保できない場合はソ連軍の勝利となるのである。
また終了時に駅舎の7個のVHを一つでもソ連軍が確保していた場合もソ連軍の勝利となる。
(ドイツ軍は上記の条件を満たしていても、駅舎のVHは死守しなければならない)
00220-2.jpg
Attachment: 00220-2.jpg
Last edited by domo on Wed Dec 12, 2007 05:56 UTC, edited 1 time in total.
domo
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「中隊長、読者に作戦を教えてもいいんですか?」
「というと?」
「ここの読者の中にdomo氏のことをよく思っていないやつらがいると聞きましたが?」
「ふん、どうせ戦意を失くしたやつらだ、かまわんよ」
(また読者を減らす言葉)


「よし、では各小隊ごとに見ていこう」

C小隊は駅舎に侵入後、北の大通りを抜けP1とP2のある建物(アパート)を占拠する。
C小隊は見てのとおり、他の部隊に比べて目標とするVHが少ない。
そのため敵の目も当然中央のVHに注がれるので、なるべく早く目標のVHを確保し、余った兵力はE小隊のほうに回したい。
それともう一つ同時遂行しなければいけない任務がある。
それは敵が北の外れ(P1の建物の反対側)から駅舎に侵入するのを監視し、万が一、敵の装甲部隊が北の外れの道路から駅舎に侵入するようならこれを必ず防止しなければならない。


次にD小隊、
D小隊は南の大通り(ゴーゴルストリート)を通り、P5とP6のある建物(教会)を占拠する。
ここは目と鼻の先に赤の広場とウニベルマグ百貨店があり重要な拠点になる。(この拠点は今回の作戦には含まれない)
(余談だが後にこの百貨店の地下壕はドイツ第6軍の指揮所となり、パウルスは最後ここから投降した)
そのためソ連軍の部隊もここのVHを奪いにくることが予想される。
(これまでのプレイでもここの建物は敵に奪い返されることがしばしばあった)


E小隊とH小隊は最も激戦が予想される。
P3、4のNail Factory(くぎ工場)とP7、8の建物は敵が反撃するための拠点としてくるであろう。
特にくぎ工場は、駅舎についで重要な拠点となってくるため、敵は大量の部隊を送りここを死守してくるため壮絶な攻防になることは避けられない。
そのためE小隊とH小隊は、まずこのくぎ工場の左右から敵を牽制し、そのあと足の遅い工兵隊が中央からくぎ工場に突撃するという流れで行くことにする。
そしてくぎ工場制圧後、E小隊とH小隊はP7、8の建物を攻撃する。


最後にH小隊とD小隊はそれぞれP9の建物を攻撃する。
P9の建物にあるVHは実は勝敗に重要な影響を与えることになってくるので要注意されたい。
というのは、仮に10ターンでゲームが行われる場合、確保しなければいけないPのついたVHは7つである。
その7つを手中に収めるには、北のP1、2と南のP5、6そしてくぎ工場のP3、4これで6つ、そして最後の7個目はP7かP8かP9になってくるであろう。
P7が取れればいいのだが、取れない場合はP9で行くしかない。
(今までのプレイで10〜14ターンのうち、10ターンで行うとソ連軍がピンピンしていて最も難易度が高い)


以上が大まかな作戦だ。



P3のくぎ工場は史実通りですが、一応雰囲気を出すために他のVHのある建物にも呼称をつけることにします。(スターリングラードの市街地の戦前の地図を探したのですが見つかりませんでした。見つかるか、そんなもん!)

P1(P1アパート)
P2(P2アパート)
P3、P4(くぎ工場)
P5、P6(教会)
P7、P8(博物館)
P9(商店街)
P10、P11(ホテル)
domo
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「ここまでで何か質問は?」
「中隊長、敵のおおよその戦力は?」
「新たな援軍が来た模様なので、我々の2倍ぐらいになるだろう」
事実、我々はこれまで自分たちの何倍もの敵と戦ってきた。
ソ連兵は最後まで勇敢であったが、それ以上にドイツ兵士の経験がかろうじて戦場を支配していた。

だがこのスターリングラード市の北にある戦車工場では組み立てられた戦車がそのまま戦場に駆り出されている。
俺たちの気がかりは敵戦車であった。

「おそらく敵は戦車を投入してくると思われる。用心してくれ」
そうなのだ。
ソ連軍も我々と同じように駅舎の確保に持てる全てを投入してくるのだろう。

「それで我々には戦車の護衛はあるのですか?」
「ああ、そう聞いている」

だがその戦車部隊はまだ到着していなかった。
もちろん戦車を市街戦で投入することは危険なことだということは承知していた。
だが戦車の支援なくして前進することは我々の損害が増えるばかりだった。

「一応、部下には対戦車地雷を準備させておきます」
「ああ、そうしてくれ」


「いよいよだな」


http://jp.youtube.com/watch?v=ssl9VbXf-Sc&NR=1

↑僕の脳内ではゲームはこんな感じになってます。イメージできました?
domo
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それでは今回の設定について少し話しておこう。

「Stalingrad Train Station 2」H2H fr
1942/9/18
ドイツ vs ソ連(AI)
C&C OFF
バトルモード使用
購入ポイント  
ドイツ 1300 
ソ連  2600

(H2Hはエンハンスドに比べ部隊の価格が高いため、1300としたがエンハンスドでやるときは1000で購入)

使用マップは「Stalingrad Train Station」のものに多少手を加えた。
(無数の砲弾で建物・道路に穴をあけるのと、VHの移動)

天候、視界、ターンは不確定要素のためゲームが始まってからでないと知ることはできない。

勝敗は特別ルール(domoルール)による。

(これまでのテストプレイの結果、どちらが勝つかどちらが負けるか全く予想がつきません。AIの購入戦力、攻め方はもちろん決まっておらず、天候(視界、移動力に影響)、弾薬(迫撃砲弾、HE弾)、爆撃機などのランダム要素が大きく左右することもあります)



「中隊長、大丈夫ですか」
副官が心配そうに尋ねた。
「なに、ちょっと寝不足なだけだ」
俺はこの数日ほとんど眠っていなかった。
「これでもどうですか」
副官はそう言って俺にユンケルを差し出した。
ゴクリゴクリと俺はユンケルを飲み干した。
こめかみに青筋が浮かび上がるやいなや、

「よおし!やってやろうじゃねえか!!」
(男とは全く単純生き物である)


せっかく勢いづいたのでこの調子で我々の部隊を説明しておこう

A0司令部 (負けたときの責任はあなたが)
B0中隊長 (domo中隊長がいるところ。戦場では名脇役に)
C小隊  (対戦車地雷装備)
D小隊  (対戦車地雷装備)
E小隊  (通常装備)
F 81mm迫撃砲分隊(2門)(正規の中隊は50mmだが、それでは射程が短すぎるため)
G 対戦車ライフル分隊 (C小隊とD小隊に随行させる。渋い仕事が得意)
H小隊       (通常装備。正規の中隊メンバーではないが寄せ集めてきた)
I 工兵小隊    (恐いもの知らずのチャッカマン。頼りにしてますぜ)
J  狙撃兵(1名) (主に安全なとこからの偵察役、居眠り禁止、発砲するなと言ってある)

以上でだいたい950ポイント
(今回は歩兵部隊5部隊(歩兵4+工兵1)というしばりルールで編成しました。
 勝とうと思えば安い歩兵部隊を大量購入すればいいんですが、そんなことしてもねえ)


「副官、戦車部隊とは連絡つながったか?」
「つながりましたが、遅れているそうです」

これにあと戦車が来ることになっている。
domo
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作戦開始時間が近づいてきた。
「やはり間に合わなかったな」
戦車がまだ到着していなかった。
途中で何かあったのだろうか。

「配置につけ!」
兵士たちは誰も何も話さず一斉に所定の位置に移動した。
各小隊はそれぞれ駅舎の後方にある建物に身を潜め、そして突撃の合図を待った。


「副官、戦車はどうなっている!」
「無線封鎖のため今は連絡が取れません」
「むむむ・・」

額から汗が流れた。
胃がキリキリと痛む。

もう決断するしかない。
俺はリポビタンDを一気飲みした。

「よし!行くぞ!!」
俺は攻撃の合図を送ろうとした。
そのとき

「!!!」

「中隊長!戦車です!」

副官の声に驚き後方を振り返ると、戦車部隊がこちらに近づいているではないか。
しかも4台の戦車を引き連れていた。

俺は安堵のため息をついた。
何はともあれ待ちに待った戦車が到着したのである。

「遅れてすまなかった、中隊長」
戦車長が戦車から駆け下り、俺のところへ来た。

「ようこそ、中隊長のdomoです」
「私は第244突撃砲兵大隊のサトーニだ」
「ああ、貴官があの有名な酔っ払い指揮官でありますか!」

俺はこの戦車長を親しげに見つめた。
すでに白髪まじりで痩せ型だが目はぎょろりとしていて鋭い。

この指揮官こそ世界でも有名なspwawのデポでインストラクターを務め、またラボルペ師団を率いる師団長でもあるのだ。

そのサトーニ戦車長は自身が乗るⅢ号突撃砲F/8型戦車2両と、そしてStuIG 33B(150㎜砲を搭載したⅢ突の改造型。なんと呼べばいいんだが分からない)を2両を引き連れてきた。

(ええと余談ですが、ここで登場するドイツ第244突撃砲兵大隊というのは、42 年の9月にスターリングラードでわずか20分で9台の敵戦車を撃破して有名になっています。
それとStuIG 33Bは全24両が生産されましたが、そのうちの12両はスターリングラードで投入され、しかもこの第244突撃砲兵大隊に配属されました。いやあdomo戦記は勉強になるなあ)
Last edited by domo on Sat Aug 22, 2009 14:07 UTC, edited 1 time in total.
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「サトーニ中尉、手短に作戦の打ち合わせを」
俺は戦車の支援が必要なところを地図で指し示した。
中尉は口数の少ない人なのか、うなづくだけだった。
だがそれだけでこの百戦錬磨の指揮官には十分なのだろうと俺は思った。

そして中尉は俺にサッと敬礼をし、すぐさま戦車に乗り込んだ。
「さすがですね」
副官が中尉の後姿を見てそうつぶやいた
「うむ、名指揮官とは多くは語らないものだ」




(戦車内で)
「中尉、えらく早かったですね」
無線手がサトーニ中尉に声をかけた。
「当たり前だ、酔いがさめる」
サトーニ中尉が応える。
「でもばれたら責任とれませんよ」
「ばれるものか」
どうも既にアルコールが入っているらしかった。
それで息で酒臭いのがばれるといけないので、あまり会話を交わさずにいたらしい。

ちなみに戦車部隊はⅢ突・StuIG33Bのペアで二手に分かれる。
少佐のⅢ突とStuIG 33Bは駅舎北のへクス(30,10)とその隣に配置される。
そしてもう一つの隊は駅舎南の(30,24)からゴーゴルストリートに侵入する敵を迎え撃つのと、その横の(30,29)から侵入してくる敵を迎え撃つ予定だ。
Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 12:23 UTC, edited 3 times in total.
domo
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ただ今部隊配置中・・

各分隊が定員割れし定員数の10名に満たない部隊がほとんどだ。
だいたいの分隊が8〜9名の定員となっているのが現状だ。

だが気がかりだった81mm迫撃砲の弾薬は最大の40発には満たないものの、2門とも35発に達していたため運に恵まれているほうだと思わなければいけない。
(最悪の場合は20発をきるときがあります。そんなときは泣けます)
迫撃砲弾は目立たないけれども、絶対絶命の部隊の危機を救ってくれる場合がある。
(部隊の抑圧があがり敵が攻めてきたときに、背後から迫撃砲が敵の部隊に注がれる。そんなときは泣けます)


そのほかはどうだろうか。
今回、悩みに悩んで選んだⅢ突F/8型。
(このF/8型はエンハンスドには入っていません。その代わりG型で入っている)

みなさんも部隊を購入するとき悩みませんか。
今回、F型にするかF/8にするかで悩むこと悩むこと。
というのも装甲の厚さ、搭載の75mm砲の種類などどれもF/8の方が若干いいのですが、HE弾の量が少ない、いや正確にいえばエンサイクロペディアに書かれている数字よりも少なくなるのと、戦場ではなぜかF型の方がいいところで活躍してくれるという相性があり、
僕はF型にしようかと思ったですが、Ⅲ突にはサト氏が乗ることになったため、少しでも性能のいいF/8型にすることにしました。もしも撃破されたらそんなときは泣けます。

あとStuIG33Bの105㎜HE弾の数が思ったより少なかった。
8発と9発しか積んでない。
一体何を考えているのだろう。
こいつらは弾切れになっても戦場離脱はさせない。


ああ、こんなこと考えてるときが結構楽しかったりして。
Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 12:23 UTC, edited 1 time in total.
domo
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「進め!前進!」

歩兵部隊は移動力の全てを消費して全速力で前進する。
C小隊から始まり、D小隊、E小隊、H小隊、最後に工兵隊が駅舎の建物に目指した。
ソ連軍はまだ駅舎に到着していない。
こちらも駅舎の中は侵入できたが、駅舎の中にあるVHまで進むことができない。
駅舎の7つのVHを確保するためにはもう1ターン必要になってくる。


「よし、出発」
サトーニ中尉は戦車から上半身を出しながら、操縦手に指示を出す。
その右手にはしっかりと酒ビンが握られている。
そして後ろを振り返り、同乗している対戦車ライフル兵にそれを差し出した。

「まあ、一杯飲んどけ、むはは」

とんでもない指揮官である。

4台の戦車には3個の対戦車ライフル部隊(各2名)と1名の狙撃兵が同乗していたのだ。
敵の動きを知るには、こいつらを一早く最前線に送らなければならない。

4台の戦車がそれぞれ北と南に2台づつ移動を開始した。
サトーニ中尉があらかじめ聞いていたポイントに到着、すかさず無線で他の戦車に指示を出した。
「こちらラボルペ1号車、3号車聞こえるか」ラボルペ1号車というのはサトーニ中尉のⅢ突であり、以下に2号車もⅢ突、3号車、4号車はStuIG33B車のことである。

「こちらラボルペら2号車、ポイントに到着しました」
2号車と4号車が駅舎の南のポイント地点に到着した。

「いいか、敵戦力がわかるまで攻撃はするな」
「それからできる限りヒット&アウェイ戦法で攻撃しろ」
「了解」
「それとStuIG33Bは弾薬切れを避けるため、序盤での戦闘を控えろ」
「了解、そうします」


毎日SPWAWばかりやっている暇な読者の方ならもうご存知であろうが、ヒット&アウェイ攻撃というのは、攻撃をしたら全ての攻撃回数を使わず、移動力を残した状態で敵の視界から外れる移動をすることである。
これは熟練した指揮官が少ない戦力で多勢の敵に立ち向かうときに使う戦法である。
特に防衛戦のときに使われる戦車戦の基本でもある。

そのためには1へクスだけ後退し敵の視界を消せるような地形が存在することが望ましいのであるが市街地にはそれが多くある。

サトーニ中尉はすかさずそのような地形を見つけた。
そして3号車はそのまま待機させた。
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Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 12:24 UTC, edited 1 time in total.
domo
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作戦が始まってまだ数分しか経っていない。

だが俺の頭は予期せぬ出来事をあらかじめ想定することで追われていた。
(というもの今回はバトル形式で戦っているため、ランダム要素が大きく影響するためだった)

まず天候だが9月の天候は雨がよく降る。
(ちなみに独ソ戦では10月になるともうほとんど雪です)
ゲーム前、俺の気がかりの一つがこの天候であった。
雨ならばまだしも嵐になると歩兵の移動力に負担がかかり通常の半分ほどしか進めなくなる。
(土砂降りの中を通常通り走ることはできないため)
そうなると駅舎のVHをソ連軍の装甲部隊に先に占領される可能性もでてくるのだ。
だが幸い今日は晴れの天候だった。
しかし晴れの日になるとAIは爆撃機を使えるが・・・余計な心配をしても仕方がなかろう


そしてターン数であるが、今回は12ターンとなった。
以前にも述べたが今回は「domoルール」という特別なルールで行っている。
これは確保したVH数で勝敗を決めるものである。
(「domoルール」についての詳細はまた後述説明することにする) 
従って12ターン終了時に駅舎の7個のVHとそれに加えて、それ以外のVHを11個確保しなければならないことになる。
(よくご存知でない読者の方は12月8日のdomo戦記の添付写真をご覧いただくとわかりやすいだろう)


俺は地図を取り出しP10とP11と印のしてある建物が最終目標地点であることを確認した。
domo
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14:10(2ターン)

突然戦場に轟音が轟いた。
明らかにソ連軍の動きだ。
駅舎以外の14個のVH全てがソ連軍旗に変わるのはアッという間だった。

「敵です!!」

敵発見の報告を一番先に受けたのは歩兵部隊ではなかった。
ラボルペ小隊のサトーニ少尉の真正面に敵は現れた。

「やはりな、来おったか」

ソ連軍のT-70戦車が一台、正面9へクス先に接近していた。
サトーニ少尉は先ほど臨機射撃の射程を6へクスにしておいたため、敵に対して臨機射撃をしていなかった。
まずは様子見なのだ。
敵を見るや、やたらめったら射撃するような初心者ではない。

幸いT-70は駅舎の建物の手前で止まっている。

「APCR弾、装填完了」

既に車内には張り詰めた空気が充満していた。
そしてこの空気が乗員の肩に重くのしかかった。
ただこの男を除いて

サトーニ少尉だけはこの緊張感を楽しんでいるかのようだった。

「砲手!正面のT-70に歓迎の挨拶をくれてやれ」
「了解!」

「FIRE !!」
「DOGAANN !!! 」

一発でT-70は爆発炎上した。

「さあ、始まりだ」

そのあと儀式となっている敵を撃破したあとの一杯をグイッと流し込んだ。
domo
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14:10〜14:20(2ターン)

サトーニ中尉の先制攻撃でソ連軍が駅舎の目の前まで近づいていることが判明する。
歩兵部隊が駅舎の中を前進する。
C小隊、D小隊、E小隊、H小隊は目標の駅舎の5つのVHを確保した。
あと残りは中央の2つだ。
この2つのVHは工兵隊が奪取することになっているが、建物の中を移動する工兵隊は移動に時間がかかっていた。
これは部隊が一つのへクスに重なると移動力が大きく消費するためだ。

その一方、C小隊とD小隊は駅舎の中のVHを確保したあと、さらに移動し、その前方の建物まで侵入できた。

また戦車に同乗していた対戦車ライフル隊と狙撃兵もそれぞれ北と南から侵入してくる敵を監視するため移動した。

「中隊長、現在の敵の状況を教えてくれ」
サトーニ中隊長から無線が入る。

「現在確認できる敵は正面中央にある「くぎ工場」の建物の中のマキシム機関銃部隊と、南の赤の広場付近のゴーゴルストリートに敵戦車が4両、その反対側の道路に戦車1両と歩兵部隊が1個分隊だ」
「了解した」

駅舎の南にいるラボルペ3号車と4号車は建物の裏に車体を隠し、敵が近づくのを待っていた。

「戦車長、どうします?」
ラボルペ3号車の砲手が尋ねた。
1へクス前進すれば15へクス先にT-70が3台とT34が1台いることがわかっている。
「(どうする・・)」
3号車の戦車長は一瞬考えた。
まず敵をこちらの視界に入れるため移動すれば、先に敵の臨機射撃を浴びることになる。
距離が15へクスあるが、それが当たらない保障などない。
序盤から危険を侵す必要もない。

「このまま待機だ」


現在のVH確保数:5 (あと13)
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domo
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14:20−14:30 (3ターン)

我々は予定通り足の遅い工兵隊を中心にVの字を描くように、両翼からC小隊とD小隊が前進をしていく作戦にでた。

D小隊の行く手にあるP5、P6の教会から敵歩兵の反撃に遭う。
すでに教会は敵の手に落ちている。
しかし歩兵同士の撃ち合いで敵は後退する。

「くぎ工場」にはソ連軍の歩兵部隊とマキシム重機関銃部隊がおり、駅舎の建物に侵入しようと機をうかがっていた。
だがE小隊が敵を牽制し抑圧をあげ、その間に他の部隊は道路を渡った。

工兵隊も駅舎の残った2つのVHにたどり着いた。

このターン、各小隊は予定通り前進することができた


「(おかしい」」
こんなにすんなり前進できることが逆に俺は引っ掛かったのである。
ソ連軍がいつものような突撃をしてこないのだ。
すでに3ターンになった。
普段なら戦車を先頭に猛突進してくるはずなんだが・・

いやこちらが慎重になりすぎているだけなのだろうか・・


現在のVH確保数:7 (あと11)
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Last edited by domo on Mon Dec 24, 2007 05:59 UTC, edited 1 time in total.
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Company leader domo wrote:
だがE小隊が敵を牽制し抑圧をあげ、その間に他の部隊は道路を渡った。
ああ。いいですねえ。こういうの。
前進の前に仲間の援護を受ける。いいねえ。こういう局面が出てくるとほんとにドキドキしますよね。 :wink:

今後も期待しております。 :cool:

Deputy commander,
Colonnello Satoni :salut
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domo
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14:30

上空を舞う飛行機の音が聞こえた。
だが我々は空軍を要請した覚えはなかった。
ソ連軍の攻撃機に間違いない。


「気をつけろ!」

俺はそう叫んだが、上空では一機のP-39Q エアラコブラが獲物を探していた。
そして獲物を見つけたのか、旋回をやめ爆撃体勢に入った。

一直線に駅舎の方、目がけて近づいてきた。
機体には大きな爆弾が積まれているのが見えた。
攻撃機はそのまま駅舎の前方で爆弾を落とし、機銃を浴びせ飛び去っていった。

駅舎にいる俺たちを狙ったのではないことはわかっていた。

「誤爆か?・・」

そうであってほしかった。
市街戦では攻撃機が敵と味方と間違えて誤爆することはしばしばあるからだ。

「中隊長!」
副官が俺を呼んだ。

「どうした!」
いやな予感だ。

「戦車が被弾した模様です」

「何っ!!」

「サトーニ中尉車です」

先ほどの攻撃機はサトーニ戦車長を狙ったものであった。

そしてそのあと無常にもソ連軍の203㎜砲弾が戦車一帯に降り注いだ
Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 12:25 UTC, edited 1 time in total.
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:shock:
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14:30−14:40(4ターン)

「domo中隊長、危険です。また203㎜砲弾が降ってきます」
副官はそう叫び俺を制止した。
俺はサトーニ中尉の最後を見届けようと現場に駆けつけようとしたのだ。

なんとか駅舎の中から肉眼で確認できるところまでやってきた。
中尉のⅢ突は駅舎のすぐ隣にいたはずだ。
だが砲撃でそこらじゅうにはクレーターができていた。

そこに1台の戦車が見えた。
「いたぞ」

だがその姿はもはや生気を失っており呼吸さえもしていなかった。

「副官、無線はつながるか」
「だめです、応答ありません」

「やはりだめだったか・・・」


「TATATATA・・・PANPAN」
ソ連軍歩兵の銃声が近くなってきた。
駅舎の中央でVHを確保していた工兵隊がソ連軍の反撃にあい、3名の死傷者を出して後退した。

E小隊が「くぎ工場」に向かって前進すると道路にいるソ連歩兵とぶつかった。
すかさず銃撃戦となる。

H小隊の第4分隊がおそるおそる偵察をかねて見晴らしのきく建物に入る。
すると目に入ったのは敵の歩兵と戦車の群れであった。
もうソ連軍は「くぎ工場」とその周辺にも達していた。
だがまだ見つかってない。
「退け!!」
第4分隊は移動力が残っていたので、再び元の位置に戻った。

一方、戦車長を失ったラボルペ戦車小隊は全くの動揺を見せず一転攻勢に出た。
3号車は前進し2台のT34を撃破した。
4号車のStuIG33Bは狭い道を通り、H小隊の目の前にいたT34を1台撃取った。
そして2号車までもが1台のZIS-30を撃破した。

(戦車長がいなくなった途端、他の戦車の動きがよくなっている。これはどういうことか)
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Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 12:26 UTC, edited 3 times in total.
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Company leader domo wrote:
(戦車長がいなくなった途端、他の戦車の動きがよくなっている。これはどういうことか)


:shock:
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14:40(ソ連軍の4ターン)

(前回の添付図参照)拠点A、Bとその横につながるC、D、Eを確保できなかったことが、このあとソ連軍の反撃を許すことになってしまう。

ソ連軍が戦車を先頭に拠点Bの前で右の進路を変えた。
もちろんやつらは駅舎の中央を目指していた。

先ほどはT34を1台撃破して進撃を阻止したラボルペ4号車のStuIG33Bであったが、今度は3台のT-70の攻撃を受けた。
T-70の45ミリ砲が6へクスの距離で命中した。

「DOGAAAM !!」

ラボルペ4号車が爆発した。

敵はさらに勢いづいたかのように思えた。
「くぎ工場」からは歩兵が駅舎中央にいる工兵隊に銃撃を加える。
だがこの歩兵はE小隊がなんとか退けた。

しかし今度は駅舎の工兵隊が陣取るVHに戦車が突っ込んできた。

「戦車だ!くそう!!」

非常事態だ。
駅舎の中央のVHには工兵隊が3分隊いたが、すでに「くぎ工場」での銃撃戦で集中攻撃を受け傷ついていた。

「対戦車地雷用意!」

それでもやつらは常に最善を尽くそうとした。
やらなければやられるだけだ。
対戦車地雷を持って戦車に肉弾攻撃を仕掛けていく。

T34はまだ気付いてない
「よし!」
轟音とともにT34が爆発した。

工兵隊がほっとした次の瞬間
先ほどラボルペ4号車を撃破した3台のT-70のうち1台が突っ込んできた。

「間に合わない!隠れろ!」

T-70は無防備の工兵隊に主砲をぶっ放してきた。


4ターン終了時のVH確保数:7(残り11)
Last edited by domo on Fri Dec 28, 2007 15:04 UTC, edited 1 time in total.