どんなに未熟な兵士でもここでソ連軍と戦った者は一人前の兵士になった。
今日来た若い補充兵もしばらくすればそうなるだろう。
ただし生き残ることができたらの話だが。
俺の目の前にいる小隊長たちもそんな連中だ。
だが俺にはこいつらがいつにも増して頼もしく見えた。
「今日の作戦だが・・」
俺がそう言うと、誰かがニヤリと笑った。
俺もすぐ自分で言ったことが、おかしくなった。
なぜならこの5日間、俺たちは駅舎を巡って毎日同じことを繰り返してきたのであり、いまさら作戦だと言っても、誰もが今日やることは分かりきっていることだったからだ。
ジョークのつもりで言ったのではなかったが、一同から笑みがこぼれた。
その場の雰囲気が一瞬にして緩やかになった。
俺はタバコに火をつけることを許可し、皆タバコを吸った。
まずは作戦の概要を皆様にだけ極秘に説明しておく。
今回はかなり特別なミッションとなっている。
マップには21個のVHが示されているが、スタート時点では両軍はひとつも占有していない状態である。
まず一番左端にある+形の駅舎の建物をご覧いただくと7つのVHがあるのがわかる。
そしてその前方に目を移すと、PのついたVHが合計で11個点在している。
(残り14個のVHのうち、PのついたVHが11個になっているのは、残りの3個はソ連軍の後方陣地として勝敗には無関係とするため))
ドイツ軍は駅舎の背後に陣地があるため、まず駅舎を確保することから始まる。
そしてこの駅舎の中の7つのVHを速やかに確保したのち、今度は市街に点在するPのついたVHを確保しに行かなければならないのである。
基本的(10ターン)にはゲーム終了時に、ドイツ軍が駅舎の7個のVHとそのほかのPのついたVHのうちのいずれかの7個を確保できればドイツ軍の勝利となる。
すなわち21個のVH中、3分の2にあたる14個を確保できればドイツ軍の勝利ということである。
(ただし士気崩壊メッセージは出ていてもかまわない)
(VHにあるポイントは一切関係ない)
さらに特別ルールとして、VH確保数はターン数によって異なる
10ターン、14個(駅舎7+P7)
11ターン、16個(駅舎7+P9)
12ターン、18個(駅舎7+P11)
というふうになっている。(修正済)
この条件にあたるVHをドイツ軍が確保できない場合はソ連軍の勝利となるのである。
また終了時に駅舎の7個のVHを一つでもソ連軍が確保していた場合もソ連軍の勝利となる。
(ドイツ軍は上記の条件を満たしていても、駅舎のVHは死守しなければならない)
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