15:20−15:30(ソ連軍の9ターン)
「くぎ工場」の中には残っていたのはE3分隊だけであった。
他のE小隊は先ほどの8ターンのソ連軍の攻撃で被害をだし、「くぎ工場」の外にいた。
だがE3分隊は「くぎ工場」を確保するべく再び建物に突入したのだ。
そしてさきほど敵を撃退したかと思っていたが、
「敵襲!!」またしても赤軍歩兵の突撃である。
全くしぶとい。
行くも行かぬも死が待っている彼らに以前なら同情さえできた。
だが今はそんな同情をしている暇はない。
その赤軍歩兵が右からも左からも突撃してきた。
E3分隊は9名。
砲煙と硝煙の中で敵を確認して撃っていたら間に合わない。
文字通り乱れ撃ちだ。
とにかく敵に射撃をする隙を与えたらこちらがやられる。
「くそう、こっちからも敵だ」
「早く、投げろ!」
手榴弾が炸裂した。
手榴弾が爆発し一瞬辺りが静まり返ったかのように思えた。
が、またしても「ウラー」の叫び声が聞こえてくる。
「DOOM !!」
4度目の攻撃で赤軍歩兵の投げた手榴弾がE3分隊を襲った。
E3分隊の3名がやられた。
もうこうなると敵はなだれ込んでくる。
「だめだ、後退しろ!!」
結局、E3分隊は3名の死傷者を出し「くぎ工場」から撤退した。
「くぎ工場」にドイツ軍がいなくなったのを見てソ連軍はさらに勢いづいた。
今度はC小隊のいるP1のVHがある建物にKV-1が突っ込んできた。
建物に戦車を突っ込ませるなんて昔見た映画「戦争のはらわた」でのT34/85を思い出した。
幸いVH上にいたC2分隊を後方に移動させておいたので難は逃れた。
だがここで奇跡kが起きた。
なんとC小隊がKV-1を近接強襲で撃破に成功したのである。
「ひやぁ」
全く予期せぬ出来事だったのでこれには驚いた。
(臨機射撃の近接強襲はプレーヤーの指示とは関係なく勝手に行われる)
(このKV-1を撃破したC2分隊のウィトマン軍曹には歩兵突撃勲章が授けられる)
だがこの撃破でC小隊の士気が高揚したのは確かであった。
KV-1に続いて今度は移動してきたKV-2も撃破したのである。
(これも臨機射撃の近接強襲であるため、勝手にやったことである)
「な!何!!」
「まじかよ!」新年早々、夢でも見ている気がした。
俺はさっそく副官に俺をぶつように言った。
「いいんですか?」
「かまわん、やってくれ」
「BAKO !」
「うぐぅ」だが痛みに俺は耐えた。
これは夢ではなかったのだ。
正真正銘の奇跡だ。
このKV-1とKV-2の撃破によってC小隊のP1、P2の2つのVH確保が可能になっただけでなく、当初の作戦通りC小隊の余った兵力を中央に向かわせることができるようになったことでこのミッションを勝利できる可能性が出てきた。
(これまでの展開からもうほとんど勝利できないと思っていた)
「よし!いけるぞ!!」我々の士気は久しぶりに高まった。
そのときだった。
「DOGAAAAM」突然、戦車が爆発した。
「なんだ!」
「ラボルペ1号車のようです」サトーニ中尉のラボルペ1号車が赤軍歩兵のモロトフカクテルの攻撃で撃破された。
「Satoni中尉は?」俺はそう副官に尋ねたが、副官はただ首を左右に振るだけだった。
(近接強襲で撃破されるとクルーは100%生存できない)
「LaVolpe師団を率いているあの名指揮官が・・」後日明かになった話ではソ連軍歩兵はモロトフカクテルと酒の入った瓶とを間違えて戦車に投げてしまったそうだが、その瓶が割れて酒が車内に流れ込んだ。
サトーニ中尉は車内に滴り落ちる酒を飲み、これはすごいことだと感極まってしまい、そしてハッチを開けた瞬間、本物のモロトフカクテルが投げ込まれたと言うのだ。
これぞ自業自得というものなのだろうか・・VH確保数:7(残り11)
http://jp.youtube.com/watch?v=KpP2uXTDm9A↑はいよ、リプレイ動画ね。ほんとでしょ
Last edited by domo on Wed Jan 16, 2008 12:51 UTC, edited 1 time in total.