How to Play PBEM - Setup

Last updated on May. 12, 2007

PBEMのやり方はマニュアルにも詳しく載っていません。実際にやってみれば簡単なのですが、よくわからんという方のために、PBEMの始め方を(不)親切な図解付で詳しく説明します。

必要なもの

PBEMを始めるのに必要なのは、以下の3つだけです。

メールアドレス

メールアドレスは対戦相手に知らせることになるので、無用な問題を避けるためにもフリーメールの使用を推奨します。知人同士で対戦する場合はこの限りではありません。

SPWaW本体

使用するゲームはどのバージョンでも構いませんが、対戦相手と同じバージョンでないと正しく動作しません。また、同じバージョンでもOOBが違うと警告メッセージがでるので、OOBを変更している場合はデフォルトに戻しておきましょう。

ちなみに現時点で最も対戦相手が見つかりやすいSPWAWのバージョンは、Enhanced DV(RN)、v8.403、H2Hの3種類でしょう。

対戦相手

対戦相手が身近にいれば話は簡単ですが、なかなかそうもいきません。海外には対戦募集用のサイトが沢山ありますが、外人さんと対戦するときは英語で交流する必要があります。日本人と対戦したい場合は、本掲示板の"Opponent Wanted"フォーラムに対戦相手募集の告知を書き込むことをオススメします。

対戦相手募集の手順としては、自分の希望する対戦条件をある程度明確に提示して、対戦希望者の返信を待つだけです。

「条件は何でもいいからやりましょう!」式の提案も可能ですが、こういう募集方法では実際に対戦を始めるまでにかなり時間がかかってしまいます。具体的な対戦条件を提示して「条件は交渉で変更可能です」というコメントをつけておくのが最も手っ取り早く対戦を実現する方法でしょう。

掲示板を利用した対戦相手募集の流れとしては次のようになります。

  1. 掲示板に対戦条件を提示する
  2. 対戦希望者が返信する
  3. 対戦条件の詳細を交渉し、メールアドレスを交換する
  4. プレイ開始

対戦条件の具体例や提示方法は設定&ルール編で説明します。

対戦希望者が現れれば、後は二人で条件の詳細を詰めてください。連絡方法は掲示板でもチャットでもPM(掲示板のプライベートメッセージ機能)でも可です。

対戦条件が決定したら、相手にメールアドレスを教える必要があります。掲示板にメールアドレスをそのまま書くのはちょっとアレなので、PM機能を使って秘密裡に教えあいましょう。

セットアップ

対戦条件が決定したら、必ず先攻プレイヤーがセットアップを行います

後攻プレイヤーは基本的に何もする必要はありませんが、被発見マーク表示設定は双方のプレイヤーが別個に設定しておく必要があります。

この例外を除けば、先攻プレイヤーから送られたファイルを開いた時点で、後攻プレイヤーの各種設定は自動的に変更されます。チート防止のため、PBEMファイルを開いている間は、ほとんどのPreferences設定項目が変更不可能になります。

以下では、Battleゲームを使用した対戦手順を紹介します。

先攻プレイヤーの手順

Step 1. 起動

"Play by Email"→"Battle"を選択する。

Step 2. Preference設定

Battle 設定画面で最初に Preference を決めておいた設定に変更します。

この際、"Battle Point"(購入ポイント)および "Air Sections"(航空ポイント)の設定を忘れないようにして下さい(右図の赤丸部分)。

詳細は設定&ルール編で説明します。

Step 3. 詳細設定

Battle 画面に戻り、国籍、任務、開始年月、時刻、天候("HELP"を押すと天候値の一覧表示)、有効視界、ターン数、使用マップを設定します。国籍は必ず後攻プレイヤーの分も設定して下さい。

ここで注意すべきは、「ターン数」→「視界」→「天候」の順に設定することです。この順番を間違えると、天候設定が正しく反映されないことが多々あります。

ランダムマップを使用する場合はマップのサイズ設定も忘れずに行って下さい。

カスタムマップを使用する場合は、マップ指定の手順が加わります。また、外部から入手したマップを使用する場合は、先攻プレイヤーだけがマップデータを持っていれば充分です。後攻プレイヤーが同じマップをダウンロードしておく必要はありません。ここではランダムマップを使用するとして進めます。

全ての設定が終わったら、"Continue"ボタンを押します。

Step 4. 購入とパスワード

先攻プレイヤーがユニットを購入します。この時点では、使用するマップの詳細(VH位置や開始ライン)は見られません。

購入を終えて "Done" ボタンを押すと、パスワード入力画面が開きます。

"Password"ボタンを押して、先攻プレイヤー用のパスワードを任意に入力します。パスワードは入力しなくても対戦できますが、パスワードを入力するとデータが暗号化されるので、チート行為の防止に(多少は)役立ちます。

ここで入力したパスワードは、ターン開始時に毎回入力する必要があります。また、対戦終了時には、対戦相手にパスワードを公開することになるので、覚えやすく使い捨てできるものにしましょう。

Step 5. データの保存

パスワードを入力すると保存画面に移行します。あらかじめ対戦条件で決めたセーブスロットに保存して下さい。ここで入力するファイル名は、対戦者の名前(例."Nor vs Sato")にすると分かりやすいかもしれません。

パスワードを入力したセーブデータは、通常のセーブデータと異なりSPWAWのサブディレクトリ「Email」フォルダに保存されます(通常は「Save」フォルダ)。

SPWAWを終了し、保存された4つのファイル(*.cmt, *.aux, *.dat, *.rec)を対戦相手にメール送信します。

通常はZIP圧縮してメールに添付しますが、圧縮する前に3つのファイル(*.aux, *.dat, *.rec)のタイムスタンプが同一であることを確認しましょう。この3つのタイムスタンプが異なっている場合はセーブに失敗している可能性が高く、対戦相手がファイルを開けません。

以上で先攻プレイヤーのセットアップ作業は完了です。

後攻プレイヤーの手順

Step 6. データのロード

後攻プレイヤーは、先攻プレイヤーから送られてきた4つのファイルを「Email」フォルダに保存し、SPWAWを起動します。

"Play by Email"→"LOAD SAVE" で、該当ファイルをロードします。

Step 7.ユニット購入とパスワード入力

ユニット購入画面が開くので、ユニットを購入します。

"DONE" ボタンを押すと、パスワード入力画面が開きます。ここでは後攻プレイヤーのパスワードを設定します。

Step 8. 配置

この時点で、先攻プレイヤーと後攻プレイヤーはともにユニットの購入を行っていますが、配置は後攻プレイヤーから行います。

配置画面("HUMAN DEPLOY")を開くには、Step 7 で設定したパスワードを入力する必要があります。

配置終了後、"QUIT DEPLOY" を押すと、ロードしたファイルに自動で上書き保存されます。

SPWAWを終了し、保存された4つのファイル(*.cmt, *.aux, *.dat, *.rec)を対戦相手にメール送信します。ここでも圧縮する前に3つのファイル(*.aux, *.dat, *.rec)のタイムスタンプが同一であることを確認しましょう。

以上で後攻プレイヤーのセットアップは終了です。

戦闘開始

Step 9. 先攻プレイヤーの配置

先攻プレイヤーは、後攻プレイヤーから送られてきた4つのファイルを「Email」フォルダに保存し、SPWAWを起動します。

"Play by Email"→"LOAD SAVE"で、該当ファイルをロードします。まず、パスワードを入力して先攻プレイヤーもユニットを配置します。

配置終了後、"QUIT DEPLOY"を押すと、第一ターンが始まります。再びパスワードを入力していよいよ戦闘開始です。

以下、戦闘終了までこの手順を繰り返します。

戦闘が終了したら、相互に自分のパスワードを対戦相手に通知します。対戦相手のパスワードがなければ、終了後にマップや敵の編成を見ることができません。

特殊操作

PBEMでは、通常のソロプレイとは操作が一部異なることがあります。

禁止操作

PBEMゲームでは不正行為を禁止するため、やり直し(Undo)ボタンセーブボタンが操作できません。


ターン終了と一時中断

ターン終了ボタン(右向き三角)を押すと、自動的にデータが上書き保存されゲームを終了します。

自ターンの途中でゲームを一時中断したい場合は、ゲーム終了ボタン(上向き三角)を使います。

このボタンを押すと自動的にセーブされるので、SPWAWを終了することができます。再度ゲームを起動すると、その時点からロードすることができます。ただし、対戦相手にファイルを送る時は、必ずターン終了ボタンで終わらせておく必要があります。

また、諸々の事情(時間がないが確認したい・急用ができた・冷静になるために時間をおきたい)から、ターン途中でゲームを中断することはチート行為ではありませんが、この一時中断機能を安易なセーブの代わりとして使用することはチート行為に相当します。

ゲーム中に"1"キーを押すと、両プレイヤーの合計セーブ・ロード回数が表示されますが、セーブとロードの回数が一致しない場合はチートの疑いをもたれることもあります。

リプレイ

リプレイボタン(図の赤い部分、リプレイできる場合は緑色に点灯)を押すと、敵ターンの行動を再生することができます。

リプレイ中にマウスの左クリック長押しすれば、リプレイに一時停止がかけられます(クリックを離せば再生)。

リプレイが長すぎてメッセージログが流れてしまう場合は、リプレイの前に"Alt+L"キーを押して戦闘ログを取ることをお勧めします。戦闘ログはゲームを終了(中断)した時点で、SPWAWのルートに"combat.txt"として保存されます。