How to PBEM - Settings

Last updated on May. 12, 2007

プレイヤー間で合意があればどのような設定でやっても問題はありません。しかし、毎回一から考えるのも面倒なので、本サイト独自のPBEM対戦仕様を策定しておきます。これを一応の標準仕様として、適宜変更して使用して下さい。

手続き

基本原則

マップサイズと購入ポイント

サイズ購入ポイント
Small1500ポイント以下
Medium1500〜3000ポイント
Large3000ポイント以上

ランダムマップを使用する場合、マップサイズに応じてユニット購入ポイントを以下の範囲で設定することを推奨する。

任務と購入ポイント

サイズ購入ポイント
Assault vs Defend2:1
Advance vs Delay1.5:1
Meeting Engagement1:1

対戦任務(Mission)によって、購入ポイントに以下のハンデを付加する。

勝敗判定

ゲームの勝敗判定には、結果画面で表示される5段階評定(DV/MV/DRAW/MD/CD)ではなく、Depotの勝敗判定表を使用する。この方式では、最終スコアとVH確保数に基づいて9段階で勝敗判定を行う。

Preferences

Preference画面では基本的なゲーム設定を行います。

General Preferences

プレイに影響する項目は次の通りです。

"Rarity" 設定をオンにすると、希少ユニットは購入できない可能性が発生し、購入後にキャンセルしても買い直せないこともあります。つまりオンにすると、購入できるユニットが運に左右され、編成の試行錯誤が難しくなるので、標準設定はオフにしておきます。

"Unit Number" は、歩兵ユニットの人数を表示するオプションです。自軍ユニットの人数だけを表示させる"Your Unit" 推奨です。

"Victory Frontage" はランダムマップを使用する時のVH数と配置に影響します。オンにすると、5群21個のVHが自動配置されます。

"Fast Artillery" はオフにしておいた方が砲撃の詳細を確認しやすくなるでしょう。

その他の項目はゲーム中でも変更可能なので自由で構いません。

項目名標準設定機能
True Troop/RarityRarityのみオフユニット購入時に希少性を考慮しない
Unit Number"Your Unit"ユニットの表示形式
Victory Frontageオン勝利Hexの配置形式
Fast Artilleryオフ砲撃詳細の表示

Player Preferences

ハンデをつける設定群です。以下の3項目は陣営により設定値が異なることが多いので、必ず両陣営の値を別個に指定して下さい。

"Battle Points" では各陣営の購入ポイントを設定します。このポイントにはHQ分の200点前後が含まれるので、例えば1000ポイントとすると、実質購入に使えるのは800ポイント程度になる点に注意しましょう。

"Air Sections" では購入できる航空機数(攻撃機だけ。輸送機は除外)の上限を指定します。単位は「セクション」で、1セクション=2機です。航空機を使用不可にする場合は"0"と入力しておきましょう("XXX"は無制限に購入可です)。ただし、ここで航空機を購入できるように設定しても、悪天候の場合は購入画面に航空機が表示されません。航空機を使いたい場合は、必ず天候設定を好天(天候値1)にしておきましょう。

"Troop Quality" では各陣営の基準経験値を設定します。ただし、この設定を有効にするには、後述する"Histrical Ratings" 設定をオフにしておく必要があります。"Histrical Ratings" 設定をオンにしていると、図のように"XXX"と表示されてこの項目には入力できず、自動的にデフォルトの国籍別基準経験値が使用されます。

項目名標準設定機能
Battle Points任意ユニット購入ポイント
Air Sections任意航空機編隊数
Troop Quality任意基準経験値

項目名標準設定機能
Searching80索敵率
Artillery vs Soft120対ソフトスキン砲撃効果
Artillery vs Armor120対ハードスキン砲撃効果
Spec OP Fire Freq80特別臨機射撃発生率

さらに最近では、次の項目を変更するのが流行です。これらの項目はハンデをつけるのではなくゲームの特徴を変更することが目的なので、両陣営とも同じ値に設定するのが一般的です。

"Searching" では索敵率を設定します。値を低くするほど敵(特に歩兵系)が「見えにくく」なり、慎重な移動の効果もゲームに反映されやすくなります。60〜100の間で設定することが多いので、ここでは80を標準設定とします。

"Artillery vs Soft""Artillery vs Armor" では、それぞれ対ソフトスキン・対ハードスキンの砲撃効果を設定します。値を高くするほど、砲撃によって与える損害が増加します。もともと、歩兵に対する砲撃効果をリアルに再現することを目的として"Artillery vs Soft"を二割増しの120にしていたようですが、いつの間にか"Artillery vs Armor"も120に設定することが多くなっているようです。

"Spec OP Fire Freq" では特別臨機射撃の発生率を設定します。特別臨機射撃とは、射撃数が尽きたユニットでも、敵が隣接してきたなどの非常事態には臨機射撃を行えるというルールです。つまりこの値を低くするほど攻撃側が有利になり、ゲームの傾向としては自ターンにどれだけ攻めるかが重要になります。これも60〜100の間で設定することが多いので、ここでは80を標準設定とします。

Realism Preferences


リアリティおよび難易度を設定する項目群です。基本的に全てオンを標準設定としますが、以下の3項目だけは個別に検討することをオススメします。

項目名標準設定機能
Histrical RatingsON基準経験・士気値
Command ControlON指揮統制
AmmoReduced Ammo ON弾薬

"Histrical Ratings" をオフにした場合のみ、前述の "Troop Quality" 設定で任意の値を入力できます。オンにすると、デフォルトの国籍別基準経験・士気値が使用されます。デフォルト設定に不満がある場合や対戦の公平性を重視したい場合には、オフにすると良いでしょう。

"Command Control" ではSPWAWの目玉機能でもある指揮統制ルールの採用を切り替えます。標準設定はオンとしておきますが、海外の対戦ではオフでやることもかなり多いようです。

弾薬設定は "Reduced Ammo ON" を標準設定とします。これは3つの選択肢の中で最も厳しい設定で、既定弾薬量(Limited Ammo ON)からさらにランダムに保有弾薬数を減少します。弾薬補給充分な状態で戦いたい場合は "Limited Ammo ON" 設定の方が良いでしょう。

被発見マーク

Preferences 設定では変更できないルールに、「被発見マークの非表示」があります。これは敵に見つかったユニットに「*」マークをつかなくさせる設定で、対人戦では被発見マークは非表示でプレイした方が面白さが増すでしょう。ここでは被発見マーク表示オフを標準設定とします。

被発見マーク表示設定は Preferences 設定と違い、あらかじめ対戦開始前に双方のプレイヤーが別個に設定しておく必要があります。

変更方法は、SPWAWのソロプレイシナリオをスタートし、ゲーム中に「Shift+*」 キーを押すだけです。表示設定の切り替えに成功すれば、「Asterisk Toggled OFF」というメッセージが表示されます。なお、PBEMファイルを開いている途中で設定を変更することはできません。

繰り返しますが、この設定だけは両プレイヤーが事前にそれぞれ設定しなければならない点に注意してください。どちらかがこの設定を忘れると、一方のプレイヤーだけが非表示でプレイすることになります。また、相手が本当に非表示にしているかどうかも確認できません。このリスクを承知した上で、このルールを採用するかどうか判断してください。