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HUNTS GAP    ~domo戦記6

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domo
大佐
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俺の名は・・・・思い出せない。だが俺の名前はdomoというらしい。
とぎれとぎれの記憶が確かなものではないことは自分でもよくわかっている。
どこまでが俺の真実の記憶であり、どこまでが夢か妄想か、もうそれまでも区別がつかない。
だが所詮、人生とはそういうものだ。
自分の過去の記憶が本当に真実なのか、または夢であるのかは今の自分にとってあまり意味のないことである。
要するに今を如何に生きるかが最も重要なことであるからだ。

だが今でも時折「あの瞬間」が蘇る。まばゆいばかりの光、およそこの世のものとは思えない荘厳な光、そしてその光に包まれた瞬間俺は・・
そういえば先日、アメリカのFBIからモルダーという若者が訪ねて来て、そのときのことを一部始終聞いていった。俺にはよくわからないが、FBIと何の関係があるんだろう。

そんなことはどうでもいい。
それよりここはとんでもないほど暑い。
どこなんだ?ここは。
っていうかアフリカじゃねーか。
Last edited by domo on Sun May 20, 2007 21:11 UTC, edited 3 times in total.
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domo
大佐
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(やばい。GW中、天気がよすぎる。というのは、天気がいいと「ゲームしたくない病」にかかってしまうのです。っていうかもうかかっていますが。どうする・・)
(こんな日はカメラをぶら下げて、旅行にでてしまいます。そんなことして日本全国を旅しています)
(でもGWにもかかわらず、SPWAWばかりやっている暇な方に悪いですから、がんばります)

「HUNTS GAP」H2H 7.1fr
UK(defend) VS GERMAN(advance)
1943 / 2 /28
チュニジア、北アフリカ


前回の帰省時に本棚の中から探してきたパウルカレル氏の本「砂漠のキツネ」。懐かしいなあと思いきや本の裏を見てみると、購入したときに自分で書いた日付が昭和54年となっていた。あれから28年・・・やばい、やばすぎる。
ということで、今回は砂漠のキツネです!(なんか苦しい展開)
しかもいきなり砂漠のキツネ最後の攻勢となる「牡牛の頭」作戦!(よくわからんけど)

始まりだ!!


そうだ。前回、俺は零下20度の極寒の地で負傷したのであった。
その俺が今、北アフリカに来ている。
寒いのはもうこりごりだと思ったが、だがここはいささか暑すぎる。
なぜ俺がこのチュニジアに来たかというと、俺の知り合いの日本人がこのチュニジアにいるからだ。
その日本人はこのチュニジアで塹壕を掘り続けているらしく、チュニジア国内の笑いのネタにもなっているというのだ。
一体なぜ?そこまでして彼はチュニジアで塹壕を掘り続けるのか?
そこには隠された謎があるにちがいない。
俺はその理由が知りたくて奴に会いに行くことにしたのだ。
だが今、チュニジアはドイツ軍でごったがえしている。
何もなければいいのだが・・・・


(次はいつごろになることやら・・)
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domo
大佐
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まず今回のシナリオの背景から説明する。
その前に1943年の2月1日というのは、ドイツ軍にとって重大な日であったことを忘れてはならない。この日、スターリングラードで第6軍が降伏したのだ。
そうした背景があったかどうかわからないが、1943年2月14日、北アフリカのドイツ軍は「春風」作戦を開始する。
この作戦はチュニジアで新たに編成された第5機甲軍で、東部戦線からヒトラーに呼ばれ北アフリカにやってきたアルニム大将(後にロンメルに代わり指揮)の元で行われることになっていた。特にそのうちの第10、21機甲師団によって、アメリカ軍を奇襲し、アイゼンハワーのチュニジア戦線を叩くのが目的であった。
兵力数では絶対不利ではあったが、この先陣を行く第10機甲師団には、かの第501重戦車大隊の第1中隊が配置されていた。この501重戦車大隊はアフリカで編成され、もちろんティーゲル戦車を配備している。

14日、有名なファイド峠の戦車戦で作戦は始まった。
この戦闘で第10機甲師団と第21機甲師団とでアメリカ第2機甲軍団を挟み撃ちにし、14日だけで68両の敵戦車を撃破している。
その翌日にはアメリカ第1機甲師団が反撃してきたが、大損害を与え、これも撃退した。
そしてアメリカのルーズベルトが、かの有名なセリフ「我々のボーイは戦争ができるのか」とこのとき言っている。
だがこの「春風」作戦は、17日にピションを奇襲攻撃する予定であったが急きょ中止となった。
これにはロンメルが一役絡んでいるのだが、とにかく第10、21機甲師団はロンメルの指揮下におかれることになった。アメリカ軍が先の大損害により、混乱しているところをロンメルは見逃さず、攻勢に討って出た。
22日にはピションを占領したもののアメリカは豊富な物資と兵力でDAKに大打撃を与え、またモントゴメリーの第8軍が背後に迫りつつあったため、ロンメルは前進できなくなった。

23日、第5機甲軍とドイツ=イタリア機甲軍は「アフリカ兵団」となりロンメルが命令を統一するようになった。
そして「牡牛の頭」作戦が計画される。
これはよってべジャを占領し、連合軍の補給戦を遮断しようとするものだった。

とはいっても第5機甲軍の兵力はほとんどが寄せ集めであり、イタリア第10ベルサリエリ連隊やバレンティン降下猟兵連隊を含む「フォン・マントフェル師団」、そして第47歩兵連隊と第334歩兵師団、30台のティーゲルを保有する第501重戦車大隊のランゲ戦闘団などである。

2月26日、攻撃開始。


(はあはあ、疲れた。こんなこと書かなきゃよかったとつくづく思ってます)
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domo
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俺はそのころチュニジア国内に入り、現地の人からの情報を頼りに例の塹壕を掘り続けている男を探していた。
どうやらその男はロンメル将軍のごとく、あるときはここに、そしてあるときはあそこにと神出鬼没に現れては塹壕を掘ってはまたどこかに行ってしまうらしい。
そのため現地では「砂漠のもぐら」と呼ばれているらしい。
なんという評判か!
あの「砂漠のキツネ」や「砂漠のねずみ」と肩を並べるとは!

幸い現地の人間で詳しいやつがいたので、そいつを案内にし、俺はその「砂漠のもぐら」がいるであろうと思われるところへと向かうことにした。

だが、この時期になると砂漠は雨季に入る。
一年中ほとんど雨など降らないのだが、この時期に降る雨はものすごい雨量になることを当然俺は知る由もなかった。
2月26日の夕方から降り出した雨はあたり一面を泥に変えた。
俺もこれ以上は動けなくなり、近くのイギリス軍宿営地に車を止めた。

「レイド大佐!お久しぶりです。Domoです」
「おお!domo君か!うわさは聞いておるぞ」
懐かしい人に会った。レイド大佐は昔、世話になった教官でもある。
俺は事情を説明し、しばらくここで雨宿りすることにした。

その夜、大佐に呼び出されて俺は大佐のいる建物に向かった。
「そのもぐらとやら、そんなに急ぐことか?」
大佐は意味不明な質問をしてきた。
「といいますと?」
「・・・いや、なんでもない」
いやな予感がした。
そのためかここを早く離れなければいけないと思った。

「明日、ここを出発しよう」
次の日の28日、俺がここを出ようと大佐に告げるときだった。
「敵襲!!!」
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domo
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チュニジアの砂漠はロンメルが活躍したリビアの砂漠とは違い、地形に起伏が多い。
そのため地形的要所となる高地が多く点在する。

今回の戦場となるのもそんな高地を占領しようとするものである。
だが史実通り、26日から降り出した雨は、辺り一面の砂漠を泥と化した。
(そのため重戦車であるティーゲルはこの泥にはまり、大損害がでたと記録されている)

マップの上と下が高地になっており、その真ん中が凹のように低地になっている。
そしてその低地は泥地になっているが、車両が通れる唯一の一本の主要道路が東西に走っている。


敵襲の報告にも大佐は慌てず、迅速に援軍を要請した。
多分ある程度、敵の攻撃は予測がついていたのだろう。
(「牡牛の頭」作戦自体が奇襲作戦であったが、それも最初の26日から27日あたりまでで
、そのあとは奇襲ではなくなっていた)

俺は大佐に礼を言わずにとんずらしようと考えた。
昨夜の雰囲気からすると何か言い出そうとしていたので、絶対やばいと感じたためだ。
幸い大佐は今、忙しい。
「よし!今だ!」俺は案内人を連れて、車に乗り込んだ。
エンジンをかける。かかった。
車を発進させた。
だが、数十メートルもいかないうちに、車は止まってしまった。
ガス欠なのだ。
「SHIT !!」
車から降りて、タイヤを蹴っ飛ばすと、タイミングよく一台の車が近づいてきた。
「domo少尉、大佐がお呼びです」
やられた・・・始めから、大佐にガソリンを抜かれていたのだ。

俺は大佐のところに行った。
「domo君、戦場が君を呼んどるぞ」
「・・はぁ?」
「戦車に乗ってくれ」
前にもこんなことがあったような気がするが、思い出せない・・・(domo戦記3)
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Last edited by domo on Wed May 16, 2007 10:01 UTC, edited 1 time in total.
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ようやくゲームが開始である。
ターン数が22ターン、ユニットもべらぼうに多い。
増援も航空ユニットもでてくる。
なんか全ての集大成のような感じ。

どうやら俺はチャーチル
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戦車に乗り込んですぐに後悔した。暑い。砂漠では戦車の中はサウナどころではない。
敵の砲弾でやられるより先に、この熱で溶けてしまうのではないかと心配になってきた。
だが、こうなってしまっては仕方がない。
というのも俺が引き受けたのは、大佐が「砂漠のもぐら」に関する重要な情報を持っているというので、その情報を得るためにこうして戦車に乗ったのだ。

今回のマップに配置されているVHは、北高地と南高地にそれぞれ750ポイントが一つづつ、
そして残り7つは中央の低地に750×2、250×2と主要道路上に750×2と250×1がある。

俺は灼熱の戦車の中で渡された地図を見ながら、敵ならどう攻めるかを考えた。
暑さで目の前がクラクラしてくる。
ほとんどのVHは低地にある、だがその低地のVHを獲り、そのあと確保していくには、どうしても高地を占領しておかなければいけない。
もしも低地のVHのみに兵力を投入し占領できても、上下の高地から挟み撃ちされ包囲されてしまう。
と考えると、やはり高地を占領しておかなければいけなくなる。
それと我が軍の対戦車砲は全て高地に配備されている。高地に掩蔽されているPAKは発見しにくく、低地にいる戦車の上部を狙われるために相当厄介であろうから、ドイツ軍としてもまずこれらを爆撃機で叩いてくるであろう。

まずもって敵の出方だ。ディフェンス側は敵の出方に気をつかわなければならない。
そして敵がどうでようと、それに対処する戦術を立てておかなければならない。
大佐は立てているんだろうか。少し不安になってきた。
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【2ターン】
北の高地の最前線では前方にドイツ軍部隊が続々と現れてきた。
高地には遮蔽物がないため、裸のまま前進するしかないのだ。
ヴィッカー重機関銃の射手であるスワレス伍長は再度、予備銃弾を点検させた。
「これじゃあ、いくら弾があっても足りねえかもな。最後は俺の(金)玉でも使うか」
まだ冗談が言える余裕すらある。
そのとき、中隊長から命令があった。
「重機関銃は先頭の敵部隊を威嚇射撃せよ!」
北高地に陣取る3丁のうち2丁の重機関銃は500mほど前方に前進してきた敵歩兵部隊に発砲した。
スワレス伍長の射撃が敵歩兵をなぎ倒していく。兵士のシルエットが減っていく。
(H2Hでは死傷者の数は表示されないのでアイコン画像で判断しなければいけない)
だが敵4部隊であわせて10名ほどの死傷者を与えたことだろう。たぶん

敵は慎重に前進してきている。
やはり遮蔽物のない砂漠では不用意な前進は即、全滅を意味するからか。
それともこのあとに大規模な砲撃が行われるのだろうか。
あるいは煙幕を張るのだろうか。
様々な憶測のみが飛び交う中、実は敵同様、こちらも悩んでいることがある。
空軍の援護をどこで使うかだ。
今回はありがたいことに空軍の支援が十分に受けられる。
だがいつも贅沢な空軍なんて使える状況でない国ばかりでプレイしているせいか、どこでどういうタイミングで航空機を呼んだらいいのか、迷うばかりである。
(なんか貧乏人が突然宝くじに当たって使い道に困っている感じ)


と、こちらが航空機で悩んでいるそのとき!
ドイツ軍のヘンシェル129B 1/R3っつうのが飛んできた!
初めて見る機体だ!(飛行機よくわかんねえ)
見事にこちらの6ポンド対戦車砲を2門破壊していった。
いやあ、素晴らしい攻撃だ。
これを機に飛行機のこと勉強しよう・・
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domo
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【3ターン】
ターン開始と同時に両軍の砲兵による激しい砲撃戦となった。
ま、これは戦場における定石ではある。
進撃する歩兵部隊を援護するべくあらかじめ拠点になっているところや敵が陣取っているところには砲兵隊による砲撃が撃ち込まれる。
反対に守る側も敵部隊が自軍陣地に到着する前に、砲撃を開始する。
敵が自軍陣地に入ってしまったら、見方への誤爆の可能性があるため、砲撃はできないからだ。
(だがそれでも自軍に当たるのを覚悟というか、そんなこと平気で砲撃を要請する赤軍顔負けの指揮官もお見受けする)

番外砲の25ポンド砲と75mm砲が北高地のドイツ軍部隊に向かって着弾した。
反対にドイツ軍の番外砲である105㎜砲と75.2㎜砲がこちらの陣地に降り注がれる。
どうやら先ほどの爆撃機の飛来によって、我が陣地の対空砲の位置が分かってしまったのだろう。81㎜迫撃砲がその陣地の上にくどいほど砲撃される。

幸い人的被害はなかったが、最前線を守るY小隊は全て抑圧があがってしまい混乱している。
(砲撃されて抑圧があがった部隊ってのは、塹壕の中に篭ってしまってしまったり、戦意を一瞬喪失したりする姿がなんとなく想像できますねえ)
その上、砲弾が着弾するたびに舞いあがる砂煙と噴煙で、スワルツ伍長からの視界も遮られてしまい、何も見えなくなってしまった。


だが低地に陣取る最前線の部隊から敵戦車部隊発見の報告が入った。
Ⅲ号戦車1台と4号F型が2台、それに自走対空砲車を引き連れている。
もうこれは迷っている暇などない。
大佐!
今ですぞ!
空軍を要請するのは!!
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Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 13:55 UTC, edited 1 time in total.
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domo
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【4ターン】
ドイツ歩兵部隊が砂塵を突破してきた。
あれだけの砲撃を喰らったのにもかかわらず、まだ前進できるとは。

北高地ではついに我が軍のY小隊の射程距離内(4へクス)に迫ってきた。
200mの距離で両軍が激しく銃撃しあう。
こちらのほうが塹壕からの掩蔽射撃なので有利のはずだが、撃ち合いではどうしても分が悪い。
敵のMG機関銃が、我が軍を釘付けにするのだ。
ドイツ軍の指揮官は敵を発見したらまずMG部隊による援護射撃で抑圧をあげてから、それから歩兵部隊が接近し近距離からとどめをさすという戦術だ。
北高地では中隊長を含め、3分隊が後退、南高地でも1分隊が後退した。
先ほどの敵機動部隊はさらに数へクス前進してきている。

そこへ大佐が要請した空軍の爆撃機が1機やってきた!
道路上に一列で移動している敵の機動部隊を目がけて。
対空砲火は撃ってくるがそれほどたいしたこともない。これならやってくれるだろう。
「ドカーン」「ドカーン」
続けざますさまじい轟音がとどろく。
500キロ爆弾を投下したのだ。
「やったか!!」戦車兵たちは、敵戦車を撃破したものだと思い込んでいる。
俺は車外に身を乗り出しながら、双眼鏡で戦果を確かめた。
「はずしおった・・」
戦果を期待する戦車兵に返す言葉が見当たらない。

だがその代わりに6ポンド対戦車砲のやつらがその憂さ晴らしをしてくれた。
頼りにならない空軍なんかに任せておくわけにはいかないとばかりに、まず先頭の装甲車を撃破、そしてもう一台の自走対空砲も撃破した。
大佐から連絡が入る。
憤ったとき、人は怒りの矛先を変えることで、それが逆にパワーになっていくのだとか。
大佐はそこまで見通していたのか!
これで敵は不用意に近づかなくなるだろう。
Last edited by domo on Thu May 17, 2007 23:02 UTC, edited 1 time in total.
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domo
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Joined: Sat Oct 22, 2005 14:23 UTC
【5ターン】
番外砲というのは正直あまり期待したことがない。
多分使い方にもよるのだろうが、着弾が広範囲にばらつく分効果が薄いためだ。
いつもは往々にして連絡が取れなかったり、見方目がけて誤射もしたりするが、こんなときは誰にも言うにいえない鬱憤がたまるものだが。
だがこの日の我が砲兵中隊はいい仕事をしてくれている。
散開して前進してくる敵歩兵部隊に対して適当なばらつきがいい効果を現している。
こんな日はなぜだか気分もいい。
そして喫茶店で飲むコーヒーもいつもと比べて美味い。


砂漠の戦いはゲームの基本ともいえる要素、砲撃・攻撃・守備などが多くある。
そして戦場に飛行機が飛んでくるだけでずいぶんゲームが華やかになるものだ。

今度はドイツ軍のFW 190A-1という攻撃機がやってきた。
機銃攻撃でイギリスの対戦車砲陣地を掃射していく。
そしてお返しといわんばかり、こちらのP39エアラコブラ爆撃機がドイツ軍を襲う。

もういちいち飛行機の名前を控えたり、調べたりするのも面倒になってきた。

前のターン、ドイツ軍の前進スピードがゆるんだ。
これは明らかに砲撃で抑圧があがって移動できないためなのだろう。
そこに後方に配置されている40㎜対空砲が水平射撃で歩兵部隊を狙う。
「よし!」敵の先頭部隊が次々と退却していく。

これでなんとか時間を稼ぐことができそうだ。
その間に自軍の部隊を立て直さなければいけない。

おっと、チャーチルⅣ戦車が3両、援軍に来たことを忘れるところだった。

おっと、それから久々に復帰した司令官のNorという男・・誰だったか俺は今だに思い出せない。
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Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 13:55 UTC, edited 3 times in total.
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domo
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Joined: Sat Oct 22, 2005 14:23 UTC
ドイツ軍のJU 87D-5がやってきた。いくら飛行機音痴な俺でもこいつは知っている。
確かユンカースという歴戦の指揮官がいたと思うが・・・何故か思い出せない。
などと記憶をたどっている場合ではなかった。
あのスツーカがこちら目がけて飛んできているのだ。
明らかに狙われている。
ドイツ軍は攻撃目標を増援が予想される道路上に変えていたのだ。

一瞬にして車内に緊張が走った。
だからといって道路以外に出ることもできず、道路上を右往左往することもできない。
あと俺たちにできることは!
運を天に祈ることだけだ。
「畜生!こんなとこで運を使いたくはなかった」(せめて宝くじにでも使っておくべきだった・・・)
俺は車内に入り、ハッチを閉めた。
「まあ、やられるときはどうせんでもやられるさ」と砲手を慰めるが慰めになっていない。
すさまじいサイレンのような音が恐怖心を盛り上げる。
この音が全ての兵士を脅かした。

やはりS小隊のいる3両の戦車を狙っている。
「対空砲は何やってるんだ!」まるで当たらない
「ドカーン!」「ドカーン!」
わずか数秒間の出来事だっただろうか・・・だが誰も生きた心地などしなかった。

どれぐらい時間が経ったのだろう。
「俺は・・・千の風になっちまったのか・・・」
だがまだ俺は生きていた。
幸いにも直撃弾はなく、戦車のすぐそばで爆弾が炸裂したようだ。
そのため乗員たちは意識を失っている。
俺は何とかハッチを開け、もうろうとしながら車外を見渡した。
後方で援軍に駆けつけたばかりのDEACONが一両炎上していた。

全ての車両が一時戦闘不能状態になってしまってはいるが、我がS小隊の戦車3両も無事そうである。
だがそんなことより、俺はこの目で最悪の惨状を目の当たりにしてしまった。
道路上を戦車と共に移動していた援軍のAT小隊がこの爆撃をもろに受けてしまったのだ。
そこら辺には飛び散った肉片が散乱している。
AT小隊長隊が壊滅してしまい、歩兵1分隊、2in迫撃砲隊、PIAT対戦車砲隊、重機関銃隊も相次いで壊滅。
AT小隊で残ったのは歩兵2分隊、工兵1分隊、LMG隊だが、この部隊も半数がやられてしまった。
まさかの大惨事である。
我が軍はこの一機の爆撃機による一撃で大佐をはじめ意気消沈してしまった。

そして戦意を喪失した兵士の上に砲弾は無情にも雨のように降り注ぐ。
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Last edited by domo on Thu May 17, 2007 23:10 UTC, edited 1 time in total.
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【6ターン】
このターンの始めの部隊の回復が恐ろしいほど多い。
これはいかに現状が厳しいかということを物語っているのだろう。
特に北高地と南高地の最前線が崩壊しつつある。
砲撃の被弾を免れた敵歩兵部隊が接近し、じわじわと拠点をつぶしにかかっている。

我が軍の部隊も必死の抵抗も見せている。
まだ重機関銃陣地と40mm対空砲の位置が敵に見つかっていないことが敵の前進を阻んでいるのだろう。
なんとか後方から駆けつけている援軍が到着するまでは持ちこたえなければいけない。
ここが序盤の山場だと思っている。
粘り強くなんとか持ちこたえられれば、チャンスは必ずやってくるのだ。
大佐はどう考えているのだろう。
何か策があるのだろうか。
携帯電話で大佐に電話してみる。
「大佐!お疲れですー」
「おお、domo君か!さっきの爆撃でてっきりやられたかと思ったが、元気そうじゃな」
「何とか生きております。それよりどうも雲行きが怪しいですね。何かいい考えでも?」
「むははは。心配御無用、まだ負けが決まったわけじゃない」

何の策もなさそうである。

そんなとき我がS小隊のミドルトン隊長が前進しようとする。
先ほど6ポンド対戦車砲により数発の命中弾があったにもかかわらず、前方のⅣ号戦車が撃ってきた。それもたった一発で隊長車は被弾、乗員は脱出に成功する。
何をやっているんだ・・・わずか一発で・・・

俺の方は抑圧39、戦車に損害はないが、乗員が意識を失いまだ回復できていない。
Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 13:56 UTC, edited 3 times in total.
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勝負の世界には流れがある。
それはゲームでも変わりはない。
一旦下がった士気はさらに悪い流れを呼び込むのか。
我が軍のP40Bトマホークが敵対空砲火で撃墜してしまう。
(飛行機が撃墜されるのは精神的に効きますねえ・・・)
そしてついに重機関銃陣地がばれてしまったのか、81mm迫撃砲がガンガン降り注ぐ。

その上、敵砲兵部隊による砲兵のカウンター攻撃がきまったりする。
こうなるとこちらの砲撃なんて全て外れているんじゃないかとか、また爆撃機の急襲があるんじゃないかとか、もう負の連鎖でいろんなことを妄想してしまう。

ついに中央低地にもドイツ軍の歩兵部隊がうようよ姿を現した。
ここは戦車からの砲撃視界に入るので、見つかると容赦なく砲弾が集中する。
こちらの戦車部隊も低地の最前線部隊を援護してやらなければいけないのだが、前進できずにいる。



どうしたらいいのか・・・
やることなすことうまくいかない。
「そうか!」これは夢にちがいない。
そう、悪い夢を見ているのだ。

(ということで、作戦タイム)
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【7ターン】
問題をどう解決するかは人によって異なることだろう。
人生には様々な問題・悩みがついてまわる。そしてそのたびにああでもないこうでもないと、壁にぶち当たりながら前進する。
その前進がそのときは前進に思えなくてもいい。そのときにできることを精一杯やることだ。
俺もそんなことをクドクド話す年になっちまったのだろうか。

作戦タイムといいながら結局なにもせずにゲームを再開する。
その間すっかりゲームのことなど忘れていたが、戦況を見た途端、悪夢が蘇ってくる。
「ゲームも人生と同じ悪夢さ」
そう思いながら、淡々と始める。

「・・・・・あれ・・あれれ・・・・」
敵後退、敵後退、また後退。
どういうことだろう。撃てば当たる、当たれば後退する。
目の前の敵8部隊を後退させた。
敵の各部隊も相当傷んでいるんだろう。
敵も苦しいのだ。

今回はハリケーンⅡ爆撃機が2機、敵に襲い掛かる。
だが相変わらず我が軍の爆撃機は敵に損害を与えられない。


北高地では前進する敵歩兵に対して奮闘していた40mm高射砲がついにばれ、集中射撃を受ける。
ふふふ、なんてことはない。これしきり。
中央と南高地ではドイツ軍の攻撃がほとんどなくなったのだ。

敵も苦しいのだ。

ほんのちょっとのことで人間、心の持ち方は変わるもんだ。
たかがゲームであろうとも。
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【8ターン】
いよいよ中盤戦だ。
南の高地は我が軍が敵を寄せ付けず、追い返したように見える。
現在は敵の部隊は見えない。

中央の低地はZ小隊とAC小隊が道路を挟んで守っている。
このうちAC小隊は全部隊の抑圧があがってしまい、一時行動不能に陥っている状態であるが、まだ退却はしていない。
ここは後方に第2戦線があり、そこからの重機関銃での援護射撃が効を奏している。そのため、ドイツ軍の方もなかなか前進できないでいる。

問題は北高地である。
ここは右にX小隊と左にY小隊が守っているのだが、Y小隊の方に穴があいた。
この穴から敵の歩兵ならびに工兵隊が4分隊ほど前進してきている。
もうここは援軍を当てるしか方法はあるまい。
その援軍は次のターンに戦線に到着できる。

我々戦車中隊は空軍のあてにならない爆撃に愛想をつかし、一転攻撃にでることにした。
既に援軍としての戦車も到着しており、8両(1両は既に車両放棄)全ての戦車は揃っている。
「前進!!」(脳内に「遠すぎた橋」のサントラがかかっています)
「前方に敵戦車!」
20へクス(約1キロ)先に敵のⅣ号戦車とⅢ号戦車が陣取っているが見えた。
「ファイヤー」
敵戦車は全く撃ってこない。そのためガンガンこちらが主砲をぶっ放す。
8台の戦車のうち5台が全射撃回数を射撃する。
「あたんねえ・・・・」
「あたんないねえ・・・」
「あたりまへんわ・・・」
砂漠のねずみ共はあきれ返る。
総数20発は撃っただろう。
そのうち命中が・・・2、3発か・・・どうなっとるんですか?
(う~ん、この距離での移動後射撃では厳しい)

ソ連戦車顔負けの非命中率。
しかしそのうちの一発がⅢ号L型に命中し、乗員を脱出に追い込んだ。
やはり流れが傾いてきた。
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【9ターン】
突然、砂漠に砂嵐が巻き起こる。
戦車の中にまで砂は入り込んでくる。
鼻の中、耳の中にまで。

北高地に陣取るヴィッカー重機関銃隊のスワレス伍長は、北アフリカでのあらゆる敵と戦ってきた歴戦の兵士であった。
暑さはもちろん、砂・ハエ(砂漠にはハエが多いそうです)など今では苦にしなくなったが、始めのうちは慣れるまでは大変だったそうだ。
そのスワレス伍長の重機関銃は今日休むことを知らなかった。
いつの間にか予備銃弾の半分を使い切っていた。
(事実、これまでドイツ軍の前進を妨げていたのはいくつかのHMGであって、ドイツ側にしてみれば目の上のたんこぶのような存在であった)

砲煙と砂塵のため視界は極めて悪く、その上迫撃砲まで降りそそぐがそれでもスワレス伍長のチームはすぐ抑圧を回復し、臨戦態勢をとっていた。
だが隣にいたY小隊の小隊長が攻撃を受け後退したのを見て、スワレス伍長は辺りを確認し驚いた。自軍のY小隊がどこにも見えないのである。
すぐさま無線で確認してみたが、小隊長も生き残っている歩兵部隊、工兵部隊、2インチ迫撃砲隊も全て後退・退却していたのだ。
ということはスワレス伍長のいる陣地が文字通り最前線であり、この陣地のみが孤軍奮闘しているということだ。

「やれやれ」
砂嵐が止むまで敵もやってこないだろうから、スワレス伍長は3名の部下を集めて、タバコでも吸うように指示を出し小休止した。
「伍長どうします?」
これまで一緒に戦ってきた戦友のボブが声をかけた。
というのは目の前に見える5部隊ほどの敵をどうするかということである。
どの敵に射撃しようとも、敵の臨機射撃でこちらがやられることは誰もがわかりきっていた。
なのにどの敵から片付けましょうかということをスワレスに訊いたのだ。
スワレスは改めて自分たちの死が目前まで迫っているにもかかわらず、軍人としての任務をまっとうしようとする部下に対して敬意を感じた。
「ボブ・・・」
そしてタバコを吸い終えると、いつもと同じように陣地に戻った。

〜続く!
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domo
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スワレス伍長は決心した。
今、ここで死んでも無駄死にするだけだ。
「よし!ここは後退だ。ボブ、後退するぞ!」
「Yes, Sir !」
だが150m前には敵の歩兵部隊がいる。塹壕からでて慎重に後退する。
幸い敵は撃ってこなかった。
なんとか100m後方に下がった。これでY小隊とも合流できた。

スワレスの判断を皆さんはどうお考えになるだろう。
毎日SPWAWばかりやっているかなり暇な方なら、そんなことは断じて許せん!とお怒りになるだろう。
だが後退することも勇気がいることだ。
つくづく毎回言っていることであるが、ゲームも人生と同じであると俺は信じている。
人生においても一歩下がった方がいい場合がある。
あるときは負けを覚悟で犠牲を覚悟で勇気をもって後退することも必要なのだ。
おっと、申し訳ない。また説教じみてしまった。

さあ北高地と南高地に援軍が到着した。(各2個小隊づつ)
そろそろこちらが反撃にでる番だ。
戦車中隊の8両は前方のドイツ軍のⅣ号戦車、Ⅲ号戦車に対して主砲を放つ。
(この主砲のプスンプスンって音がなあ・・当たる気がしない)
停止後の射撃ではやはりいくばかりか命中率があがる。
まあ何はともあれ相手はⅢ号とⅣ号だ。
前面装甲ならば、こちらの方が硬い。
それに今回はここチュニジアで急きょ改造され米軍の75mmM3砲を搭載したチャーチルⅣ型がその威力を発揮している。(120台のみ生産されたそうです)
(domo戦記は勉強にもなるでしょ、みなさん)
何発目かにⅣ号戦車が爆発した。
そしてまたⅢ号戦車も撃破した。
いけるいける!!

ターンを終えるとドイツ軍のFW 190A-1が飛んでくる。
ドイツ軍の空爆は確実に戦果を挙げている。
しかし我が軍のP-39エアコブラは・・・また外した。
もういいよ。
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Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 14:00 UTC, edited 1 time in total.
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domo
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【10ターン】
ドイツ軍のMG機関銃は素晴しい。
人殺しの武器が素晴らしいなどと書くと少し語弊があるかもしれないが、それをまざまざを感じさせてくれている。
全くいやになるほどに。
15へクスほどの距離で、MG42のラフェテ(三角銃座)に撃たれた部隊が丸ごと壊滅してしまった。MG34はそれほどでもないのだが、このMG42ラフェテはすごい。
(そういえばこの間、神保町にいったとき、模型店でMG42の本物を触ってきた!)

大昔、スコードリーダーをやっていたときのことを思い出す。
一丁の機関銃で「KIA!」「KIA!」「うわぁぁーーー」
ああ、俺は一体何十年前の記憶の海を泳いでいるのか・・・(四半世紀はすぎてる)

この砂漠でも例外ではなかった。
歩兵が前進して拠点を見つけたら、後方から、あらゆるところから機関銃を浴びせてくる。
そして抑圧があがったところで歩兵が隣接攻撃。

先程後退したスワレス伍長の前に歩兵部隊が接近してきた。
すかさず射撃。すると敵はMG42部隊を移動させる。
ヴィッカー重機関銃とMG42機関銃との撃ち合いになる。
「ダダダダ!!」「シュルンシュルン!」
やったか!
敵の機関銃が沈黙した。よし!
「ボブ!やったな」
「・・・・・」
ボブから返事がない。嫌な予感が背筋を走った。
「ボブ!!」
ボブは胸を撃たれていた。俺はボブの体を抱きかかえ、
「しっかりしろ!」と言ったが、ボブは俺の目を見てニヤッとしてそのままくずれた。
(domo戦記は泣けるなあ)



戦況が次第に第2段階に入ってきている。
北の高地に続き、中央低地の最前線も突破されVHの目前に迫っている。
だがまだ城でいえば、外堀が攻められたにすぎない。
中央低地の3つのVH(250)は単なる外堀にすぎない。
すぎない・・
すぎない・・
よな・・
かな・・・・
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domo
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【11ターン】
強気で攻めるドイツ軍が我が軍を圧倒する。
援軍が到着したことで、さあこれから反撃だと勢いだった我が軍に対してドイツ軍は狙いすましたように全ての81
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domo
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心機一転再びゲーム再開

南の高地に陣取っている6ポンド対戦車砲の視界にドイツ軍の戦車が入ってきた。
高さ30の高低差で砲弾が命中すれば、戦車の最も装甲の薄い砲塔の上部か、砲塔に直接命中することが多い。
だが距離が30へクスもある。

K3分隊のインガ―ソル軍曹もいささか不安気味であった。
いくらなんでも遠すぎる。
「射撃準備完了!」
軍曹はもう一度双眼鏡で敵を確認した。何度見ても米粒ほどの大きさにしか見えない。
「アル!自信は?」軍曹は砲手のアルに訊いた。
砲手のアルはここチュニジアの生まれで、普通の人間より視力が数段優れており、軍に入隊するやいなや砲手として抜擢されてきた男だった。
「いけます、2両とも撃破なら今晩はおごりですよ、軍曹」
「よし!わかった。任せる。ファイヤー!」
「プスーン」「プスーン」(この音がなあ・・すかしっ屁みたいなんだよな)
「BOOM!」3発目が命中し、4号戦車は爆破した。
「BINGO」射撃回数があと2回残っている。
「アル、まだいけるか?」
「もちろんです。夕食はいただきますよ」
今度はそのすぐ横の3号戦車に狙いをつける。
アルはガムを噛みながら、全く緊張もしていない様子だ。
「プスーン」
「BINGO」3号も撃破してしまった。
軍曹は双眼鏡から目を放し、信じられないと首を横に振った。
みんなが駆け寄りアルに握手を求める。
「GOOD JOB !!」

一方、戦車中隊。
この10ターンにドイツ軍はこの道路上に煙幕を張り、VHを確保しようとしていたが、司令部からの命令は煙幕の後方で一旦待機せよとのことであった。
だが煙幕の向こうで爆音が轟き、何か炎上した。
先頭車のエルスター曹長はじっと煙幕の中を凝視した。
突然、無線で命令が入る。
「戦車隊は前進!敵を撃破せよ!」
車内に緊張が走る。
エルスター車が煙幕の外に出る。
敵戦車が燃えている。
エルスター曹長はペリスコープから敵を探した。
いた!
燃え上がるⅣ号戦車のその奥にⅢ号戦車が身を潜めていた。
砲手にそいつを狙えと伝える。
「ファイヤー!」
主砲が敵戦車の砲塔の命中。撃破。
その後ろから後続の見方戦車が続々と付いてきて、敵歩兵に砲弾を浴びせる。

俺はすかさず大佐に連絡した。
「大佐!ご利益のおかげですね。これはお見事」
(重ね重ね言うけど、こんなところでご利益は使いたくなかった。せめて宝くじ・・・)
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Attachment: 00129-1.jpg
Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 14:01 UTC, edited 3 times in total.
domo
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【12ターン】
先ほど一度に戦車3両をやられたドイツ軍が反撃にでた。Ⅲ号L型が一両、砲煙の中から姿を現すや、先頭の我が戦車2両に対して発砲してきた。
その距離8へクス(400m)しかない。
この距離ではⅢ号L型に搭載されている50㎜砲でもこちらの装甲は貫通できるだろう。
当たればおしまいということだ。
その通りになった。
一瞬にしてエルスター車は被弾。乗員はかろうじて脱出をした。
もう一両は先ほどの射撃で10時の方角の歩兵を狙っていたため、砲塔を急いで12時の方向に戻している。
「急げ!!やられるぞ!」
ほんの数秒の出来事だっただろうか。
この見方が射撃するよりわずか先にⅢ号戦車の放った砲弾は砲塔に命中し爆発した。
これで我が戦車中隊の残りが6両になった(1両は移動不能)

ドイツ軍は先ほど南の高地からの対戦車砲を封じるために、対戦車砲陣地に煙幕弾を落としてきた。

だがこちらも負けていない。
煙幕により先ほど活躍したインガーソル軍曹らの対戦車砲は視界を遮られてしまったが、それでも唯一、プーレ軍曹の砲だけは煙幕を免れた。
そこへⅣ号F型とⅢ号突撃砲が前進してきた。
今回のイギリス軍の対戦車砲部隊にあって、このプーレ軍曹の部隊だけはツキがあった。
2ターンでいきなり敵の攻撃機に攻撃され、一名を失い後退したが、後退した位置からでも敵を見渡せる位置にあった。
それに早々と後退し塹壕の中にいなかったため、敵の迫撃砲が塹壕を狙って照準しても弾は外れたのだった。

このプーレ軍曹という人は若干性格に弱気のところがあり、あまりけんか腰になるタイプではなかった。
なのでいつもはどちらかというと控えめの人間だった。
だがプーレ軍曹が今日は装甲車を既に3台撃破していた。
もうやるしかない。
こういう男を乗せると見境がつかなくなるものらしい。
「撃てー撃てー」とは言ったものの声が裏返ってしまった。
だがどうしたものだろう。
今日は面白いようにこちらが撃った弾が敵に当たる。
距離は20へクスはあったが、難なく敵の2両を撃破してしまった。
「今日はどうしちゃたんだ・・おいおい」
プーレ軍曹、思わず仁王立ちしたまま固まってしまった。
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Attachment: 00130-1.jpg
Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 14:03 UTC, edited 1 time in total.
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domo
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(どうも完全に「ゲームやりたくない病」にかかっております。どうしたものでしょうか)

【13ターン】
どうやら両軍の砲撃要請がこのターンの初めから終わりまでに重なったようだ。
両軍入り乱れての砲弾が砂漠の戦場に降り注ぐ。
リプレイは砲撃だけが延々と続く
盤外砲の後は迫撃砲が。
もう敵など見えない。それは敵も同じ。
前線の部隊はほとんど砲撃をくらい、このターンで動かせるどころか射撃すらできない部隊ばかり。
ドイツ軍もわずかな部隊が前進したのみであった。

回復以外ほとんどやることのないターンになる。
戦況は至って不利。
あとはどこまで持ちこたえられるかが問題。
それ以前にこちらがどこまで持ちこたえる精神力があるかどうかだが。

そろそろ大佐に相談した方がいいかもしれない。
何を?って。そりゃ、あなた。
負けて捕虜になる前に逃げるのですよ。


【14ターン】
一番外側の3つのVHのうち、2つがドイツ軍に奪われた。
そして何よりも驚いたのが、道路上のドイツ軍の戦車が我々の目と鼻の先まで前進してきていることだった。
その距離、100m(2へクス)
よく見るとドイツ軍は4台の戦車をスタックさせている。
「・・・・・」
多分、我々を葬りにきたのだが、移動力が足りなかったのだろう。
(ドイツ軍は射撃をせずに移動のみをして終わっており、多分移動を終えた時点でこちらが視界に入らなかったのだろうと思われる)
それに対して、こちらは6両。
だがドイツ軍は道路後方にまだ援軍の4両ほどの戦車が見えている。

短い命令が無線に入ってきた。
我々の先頭にいる2台のチャーチル戦車からはドイツ軍戦車が視界に入っているので、その2台が射撃、その結果によって残りは後退するか、どうするか判断するということだ。

英6:独4 で至近距離2へクスでの戦車戦。
頼みは運のみ。だが運なら負けない

まずはこちらから。
1両目は最初の射撃をはずしてしまい、すぐさま敵の臨機により、撃破される。
5:4

2台目は見事敵のⅢ号を撃破。
だがそのあとの臨機射撃でまたもや撃破される。
4:3

さあ、どうする。
もうこれ以上、戦車を失いたくない。
次は俺の番だ。
前進するか!後退するか!
「前進!!」
1へクス前に出る。そして敵を視界に入れた。
まず何発かの敵の臨機射撃が来た。だが全て外れる。
よし!今度はこちらの番だ。
射撃。敵撃破。
4:2

これを見て見方も駆けつけてくれた。
すかさず見方が敵を撃破。
4:1

残った最後の奴は撃ってこない。
そこをこちらが落ち着いて撃破。
4:0
「ふう」さすがに喉が渇いた。戦車兵たちは水筒から水を飲んだ。
Last edited by domo on Fri Aug 14, 2009 14:04 UTC, edited 2 times in total.
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domo
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これまで「「ゲームやりたくない病」にかかった指揮官は数多い。
この病気、かかってしまうとSPWAWをプレイするのはおろか、ゲームの一番最初の画面のBGMを聞くだけでいやになってしまうのである。
それならば、BGMをオフにしてしまえばいいとおっしゃる方もおられるが、それでも次の画面にいければいいとこ、次第に気分が「ドヨーン」となりどんどんやる気がなくなってしまうのである。
そしてどの程度やりたくなくなるのかは、これまた人によって大きな差があるようだ。
軽い人で1週間、その次が1ヶ月〜3ヶ月、ひどい場合は1年以上、更に病状が重い人においてはアンインストールまでしてしまうとまで言われている。

この病気の最もいい例は、Norという、とある指揮官がいるのだが、彼もこの病気にかかり、1年近くも戦場を離れ一般市民になりきっていた。
しかもこの指揮官の場合、治ったと思いきや再発までしてしまい、またもや姿を市民に変えてしまっていたのである。

なんとも恐るべし。「ゲームやりたくない病」
現代医学では治療の施し用がないとも言われている。(一部の噂では闇治療があると聞く)
なんせ薬がないのである。
治るか治らないかは本人次第。
(というdomo氏本人もこの病気に以前(2002年)かかってしまい、ゲーム自体もきれいさっぱりアンインストールし、その後再開するまでに2年の月日を要したとほざいている)

なのでプレーヤー諸君は十分気をつけていただきたい。
(ものすごいモチベーションがいるんっすよ。このゲームは)



【15〜17ターン】
ところでまだゲームは続いていた!
やってます。ハイ。ボチボチと。
ターンの方は進んでいるんですが、なんせ両軍、部隊がヘロへロになってきており、まともに戦える部隊がなくなってきている。
そのうえ、砲兵の砲弾もほとんどなくなり、空軍もあまり来てくれない。
我々の戦車中隊は、1両が主砲の故障で後退し、残りの3両も見方の対戦車砲の視界に入るところまで後退した。

そんな小康状態の中、ドイツ軍は前進しなければ勝つことはできないので前進してきている。
ただもう両者とも疲れきっており、勝敗などどうでもよくなっているのは確かだ。
(早く終わりてえ〜)
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Nor
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Joined: Sat Feb 07, 2004 20:09 UTC
domo wrote:
この病気の最もいい例は、Norという、とある指揮官がいるのだが、彼もこの病気にかかり、1年近くも戦場を離れ一般市民になりきっていた。
しかもこの指揮官の場合、治ったと思いきや再発までしてしまい、またもや姿を市民に変えてしまっていたのである。
何を隠そうこの私、サイト運営を始めてかれこれ10年以上経つような気がしますが、当初よりほぼ年に1回のペースで「ゲームandサイト運営やりたくない病」にかかっております。 :pirat

療養期間は1ヶ月から9ヶ月までまちまちですが、年を経るごとに完治が難しくなっているような気がします。かくいう現状も、サイトの体裁を整えたりセーブデータの解読をしてみたりで、ゲームそのものには触れずに周りを攻めながら、何とか意欲を取り戻そうとしているリハビリ期間です。 :shock:

一番のカンフル剤は、「あ〜オレもSPWAWやりて〜」と思わせてくれる魅力的な企画を誰かが立ててくれることでしょうか・・・。いやいや、domoさんのこのAARシリーズも、私の復帰の大きな原動力となりました。「え?これってAIと対戦してるんじゃないの?対人戦やってるの?」と思わせる迫力は、「あ〜そういえば、AI戦でも真面目にやれば燃えるよな〜」と、かつて抱いたアツイ気持ちを思い出させてくれました。 :salut

ま、でも、気が乗らないときはやめていいんじゃないでしょうかね。もうお互い年だし。あ、でもこのAARは最後までやってくださいな。 :wink:
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