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【Blind DAR】 Nor vs. Sato in Serafimovitch 1942

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Nor
大佐
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Joined: Sat Feb 07, 2004 20:09 UTC
あ〜、サトさんはここ見ちゃダメよ。見てない?じゃ、始めます。 :cool:


え〜、現時点ではまだ対戦は始まっておりません。現在、後攻の私が編成&配置を終了してファイルを送ったところです。サトさんの配置が完了したらそのまま第一ターン開始とあいなります。というわけで、私は配置まで完了しているのですが、その詳細について公表するには少し時間がかかりそうです。

まずは編成前の能書きなどをお楽しみください。いや、楽しくないってのはナシで。 :pirat


【歴史的背景】
セラフィモヴィッチはスターリングラードの北西約130kmにあるドン河沿いの街です。1942年6月末に独軍のブラウ作戦が開始され、ドン河南部のソ連軍はことごとく敗退します。しかし、スターリングラードに向かうドイツ軍には長大なドン河南岸をカバーできるほどの後方支援部隊はなく、戦線を縮小するために湾曲する河岸沿いの防御はあきらめて直線的な防衛線を敷かなければなりませんでした。ソ連軍はこの機を逃さず直ちに反撃に移り、盛んにドン河を超えて橋頭堡を広げようとしました。セラフィモヴィッチもそんな戦いが行われた場所のひとつでした。


【ソ連軍歩兵部隊】
42年7月中旬の時点でセラフィモヴィッチにいたのは第304狙撃師団で、30km離れたクレツカヤに第278狙撃師団がいたようです。7月28日、A.I.ベロフ大佐率いる第124狙撃師団の一部がセラフィモヴィッチに入り、橋頭堡を広げるべく前進しました。30日には、第63狙撃師団の2個連隊も同様に進出しています。8月上旬のソ連軍の攻撃はことごとくイタリア軍に封じ込められたようですが、中旬以降はソ連軍も頑張り、一進一退の攻防の末、結果的には橋頭堡拡大に成功したようです。8月にセラフィモヴィッチ周辺にいたソ連軍は、ほぼこの4個師団だけのようなので、各師団の編成を調べてみました。

<第63狙撃師団>
226,291,346歩兵連隊 26砲兵連隊 10榴弾砲連隊 273独立対戦車大隊 109/347対空中隊 170工兵大隊 53偵察中隊 175迫撃砲大隊
<第124狙撃師団>
406,622,781歩兵連隊、以下不明
<第278、304狙撃師団>
全く不明

というわけで、第63師団以外はほとんど何もわかりません(泣)。しかし、番号の大きい師団は敗残部隊(ブラウ作戦のせいで事欠かなかった)の寄せ集めによる急造師団でしょうから、戦力も装備も期待できないことはほぼ確かでしょう。


【ソ連軍戦車部隊】
セラフィモヴィッチ周辺にどんな戦車がいたのかは、断片的な資料しかなく決定的な証拠はほとんどありません。これらから推測できる戦車の種類をまとめると次のようになります。

・KV-1、T-34、T-70、T-60、T-26、BT-7、M3 Lee

一番興味深いのは、レンドリースのM3中戦車があった可能性ですが、ソ連側の各種レンドリース記録を調べても裏は取れませんでした。KV系の重戦車がいたという記述は、イタリア側資料にある(イタリア兵は手製の火炎瓶で重戦車を含む戦車10両を破壊した)のですが、時期と場所が明確ではありません。その点、一番確かなのはT-34があったという記録です。

問題はどのくらいの数があったのかですが、イタリア側資料では約50両という数字が挙がっているようです。ソ連側資料では、セラフィモヴィッチには第21軍に所属する第652独立戦車大隊がいたことが兵士の手記で明らかになっています。この大隊は定数30両(T-34×20、T-70/T-60/T-26/BT-7×10)で、8月11日の時点で少なくともT-34を7両保有していたことがわかっています。

イタリア軍の8月の戦闘報告では、合計47両のT-34を撃破したことになっており、数が食い違うのですが、イタリア兵も興奮してただろうし、ロシア兵は戦車を修理しながら戦ったという記録があるので、まあ良いことにしましょう(笑)。


【イタリア軍の活躍】
伊軍についてはあまり調べていませんが、ソ連軍とは比較にならないほど豊富な情報があるようです。というのも、イタリア軍はこのセラフィモヴィッチ周辺の戦いでいくつもの素晴らしい戦果を挙げているからです。そのうち最もよく知られる(少なくともイタリア人には)ものは、サヴォイア騎兵連隊の活躍です。8月24日、約600名の同騎兵連隊は、3個大隊約2000名のソ連歩兵陣地に対して「アヴァンティ、サヴォイア!」の号令一下果敢な突撃を敢行し、2個大隊をほぼ殲滅、1個大隊を敗走させるという大勝利をあげ、捕虜500、重砲4、迫撃砲10、機関銃50を捕獲しています。セラフィモヴィッチ戦全体でみても、イタリア軍は1700名の損害を出しながら捕虜1600をとっています。イタリア軍的には、誇るべき大勝利と言えるでしょう。


【イタリア軍戦力】
場所や時間を指定した上で史実重視の編成を行うということは、戦闘に参加した部隊がある程度特定できてしまうわけで、その気になれば対戦相手の編成もかなり予想できてしまいます。実際の戦場では、敵部隊の概要や一般的な装備はある程度わかっていたでしょうから、このこと自体は特に不公平ではないでしょう。でもあまり調べすぎると対戦の興が削がれるので、最低限必要なことだけを調べてみました。

<戦車>
L3豆戦車、L6軽戦車、47mm砲装備のセモベンテ
<対戦車火器>
20mmゾロターンATR、20mmAA、47mmATG
<主力歩兵>
ベルサリエーリ連隊

というわけで、戦車系ははっきり言ってショボイことがわかって一安心(笑)。しかし、中隊以上の規模で攻めてこられると軽戦車といえどもあなどれません。それに歩兵は最優秀のベルサリエーリ(狙撃兵)で、これが大隊規模で来るとどう対処していいのやら。おまけにこの部隊は自動車化されているはずなので、足の速さを活かして速攻をかけられると、我がソ連軍としてはかなりツライ展開になりそうです。上述の騎兵連隊の使用については、サトさんも悩みどころでしょう。高視界で遮蔽物の少ない今回のマップで、騎兵が史実で見せたような活躍ができるかどうか。もう一つ、変わった部隊としてはクロアチア義勇連隊もこの戦いに参加しています。
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サプライズマシン1号
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意外と、ゾロターン対戦車銃はあなどれませんよ。
Size0と発見は困難で、400mくらいからバシバシ当ててきます。

チハたんも、かなり苦戦・・・え、比較にならない?w
T−26を除く軽戦車にとっては、脅威になるはず・・・

特に、サトさまは対戦車砲の使い手ですから、さらに機動力の良好な対戦車銃なら・・・?
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Nor
大佐
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STRAND wrote:
意外と、ゾロターン対戦車銃はあなどれませんよ。
Size0と発見は困難で、400mくらいからバシバシ当ててきます。
うんうん。確かにスイス製だから性能はよさそうだし、20mmは当たるとかなり痛そうですね。サトさんが使うとなおさら・・ってのも納得です。しか〜し、我が軍には戦車も車両部隊もほとんどいないので、実はあまり脅威にはならないだろうと思っております。 :cool:

というわけで、ようやく編成について、いやまたも前置きです。 :porc


【理想的なソ連軍編成?】
史実を全く考慮しない場合の理想的なソ連軍の編成は、概ね次のようなものでしょう。120mm以上の大口径盤外砲やカチューシャを大量に揃え、12.7mmDShK重機関銃と37mmAAで遠距離から歩兵と装甲車をなぎ倒し、76mm ZiS3対戦車砲のPAKフロントで主力戦車を狙い撃ち、若干のKV-1と大量のタンクデサントT-34で蹂躙すると。おまけに親衛歩兵や工兵まであれば怖いものナシです。もうちょっとマニアックにやるとしても、76mmATGを減らして45mmとモロトフ投擲部隊を追加したり、モロトフ装備の歩兵を大量に並べてみたりといったところでしょうか。

確かにここに挙げたような兵器を使うのは赤軍プレイの醍醐味なのは間違いなく、海外の対戦でも頻繁に見かける兵器なのですが、今回はもうちょっと史実を考慮した編成にしようと思います。といっても、肝心の第304狙撃師団についてはな〜んにもわからないので、1942年当時の一般的な編成を参考にするしかありません。


【狙撃大隊の編成】
http://www.bayonetstrength.150m.com/Red ... talion.htm

このページを参考に、1942年度の赤軍狙撃大隊の編成をものすごく簡単にまとめると、だいたい以下のような感じです。

<狙撃大隊>
・司令部
・対戦車ライフル×9
・機関銃(Maxim or SG43)×9
・82mm迫撃砲×9
・45mm対戦車砲×2
・歩兵中隊×3
  支援火器Maxim機関銃
  50mm軽迫撃砲×3

基本的に41年の編成があらゆる面で縮小されているのが特徴ですが、42年から大隊付属の45mm対戦車砲が追加されたこと、機関銃中隊は従来のMaxim m1910からSG43に置き換わりが始まったことは注目点です。また、この時期の主力対戦車兵器はATRだったことも無視できません。↓の表を見ると、確かに42年から急速にATRが普及していることがわかります。この時期のATRはモロトフとともに、実際に役に立ったかどうかはともかく、対戦車砲配備の遅れを埋める緊急リリーフ的存在だったようです。

http://rkkaww2.armchairgeneral.com/stru ... staff1.htm

もう一点、ソ連軍の最強重機関銃でありSPWAWのソ連プレイでは欠かせないDShKについては、残念ながら歩兵大隊には配備されていません。DShKはもともと対空用で、専ら対空部隊に配備されています。対空部隊は歩兵師団か戦車旅団単位、あるいは自動車化・機械化部隊に配属されることが多く、一介の歩兵大隊に配備されることは少なかったでしょう。

砲兵については、歩兵大隊に配備されるのは82mmと50mm迫撃砲が各9門だけです。ゲーム的には最も使い勝手の良い120mm迫撃砲はあくまで連隊の管轄で4〜8門程度配備されたようです。ついでに歩兵連隊には、76mm歩兵砲×4、45mm対戦車砲×6、SMG歩兵中隊、ATR中隊(27挺)も配備されていました。

もう一つ上の単位の師団になると、ようやく砲兵が登場します。それでも通常の師団砲兵(砲兵連隊:AR)の装備は76mmと122mmで、さらに大口径の152mmなどは榴弾砲連隊(HAR)にならないと持っていません(↓参照)。また、工兵や偵察部隊も師団直轄部隊となります。

http://rkkaww2.armchairgeneral.com/stru ... divart.gif


【編成コンセプト】
以上全てを参考に、ようやく今回の編成を考えます。ただし、史実重視の編成といっても、購入ポイントなどゲーム上の制限はいろいろあるので、全く史実通りというわけにはいきません。そこで簡単な編成コンセプトを決めることにします。
<コンセプト>
1.主力は狙撃1個大隊程度(戦力1/3減)
2.砲兵はやや手厚く、歩兵は数多く、戦車は少なく
3.装備は極力旧式に
以上3つのコンセプトは、今回の主役である第304狙撃師団は、おそらく敗残部隊の寄せ集めで構成された急造師団で、不足分は臨時徴集兵が充てられただろうという推測に基づいています。つまり、歩兵の頭数だけはどうにか揃えたが、装備はどれも最低で、各種支援部隊も定数を満たしていなかっただろうと。例えば、迫撃砲が全く無かったなんて可能性も充分考えられますが、それを言い出すとキリがないので、一つの目安として定数の1/3減という指標を設けます。

1個大隊を基準戦力とするのは、SPWAWのスケール的にも購入ポイント(2000pt)的にも適してるからです。戦力1/3減の歩兵大隊を編成し、残りのポイントで各種支援を付ければ、歩兵が多めで戦車は少ないという「何となく末端のソ連軍っぽい」諸兵科連合部隊が表現できるでしょう。

砲兵に関しては、この時期には砲兵連隊も縮小改編されており、へなちょこ大隊の防衛線に大口径砲の支援が投入されるとは考えにくいので、野砲支援の上限は76mmクラスとします。その代わり、迫撃砲に関しては大隊砲の82mmと連隊砲の120mmをなるべく手厚く配備する方向で考えようと思います。

戦車に関しては、ごくわずかな支援とします。セラフィモヴィッチ戦を含むドン河橋頭堡の戦いでは、第22戦車軍団をはじめとしてそこそこの規模の戦車が投入されたようですが、今回の対戦では500点分の戦車しか買えないのでそれを再現するのは無理です。したがって、戦車はあくまで歩兵支援として、また唯一の機動戦力として防衛用に使うことにします。
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Nor
大佐
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【編成表】

<砲兵>(制限:2000×20%=400pt)
・1×OS SO 76.2mm Bty(171pt)
・3×SO Hvy Mortar(60pt)
・3×SO Mortar Sqd(63pt)
・3×SO Mortar Sqd(63pt)
小計 357pt

<砲兵支援>
・1×Fwd Observer(21pt)
・2×Ammo Carrier(68pt)

<装甲>(制限:2000×25%=500pt)
・2×T-34 M41(150pt)
・2×T-34 M41(150pt)
小計 300pt

<歩兵>
・1×SO Btln HQ(200pt)
・2×Rifle Company(359pt×2)
  1×SO Company HQ
  (歩兵3個小隊)
  3×SO Platoon Ldr
  12×SO Rifle Sqd
  3×SO MMG Sqd
  (ATR班)
  3×SO ATR Team
  (重機班)
  2×SO HMG Sqd
  (支援軽迫)
  1×SO Lt Mortar Sq
・1×Conscript Plt(55pt)
  1×SO Platoon Ldr
  4×SO Conscripts

<各種支援>
・1×Engineer Plt(77pt)
  4×SO Engineer Sqd
・2×45mm ATG M32(34pt)
・2×45mm ATG M32(34pt)
・3×SO Mol Launcher(12pt)
・2×SO MMG Sqd(30pt)
・3×SO Scout Team(18pt)
・3×SO Scout Team(18pt)
・2×SO Mule Pack(8pt)
・2×SO Mule Pack(8pt)

<障害物>(制限:2000×2%=40pt)
・4×Mine 5(計20個)
小計 40pt

<総計>1998pt



【編成解説】

<砲兵について>
大隊に9門配備される82mm迫撃砲は6門としました。コンセプトの1/3減ルールです。次に、連隊から120mm迫撃砲を3門借りました。史実での82mm迫とのバランスを考えるとこれはちょっと借りすぎで、本来なら1門程度にしておくべきでしょうが、ここはゲーム性と砲兵制限ポイントをできるだけ活用するという意味で自分に甘くしました(笑)。最後に、必殺技の砲弾増加盤外砲として76mmFH中隊を師団砲兵から借りました。通常の盤外76mm砲は30発前後しか砲弾を持っていませんが、増加型は100発持っています!その代わり、お値段の方もきっちり3倍増になりますが・・。

砲兵のポイント制限に含まれるものは以上ですが、これ以外に歩兵中隊付属の50mm迫撃砲が2門あります。史実(9門配備)を考えるとこれはちょっと少なすぎで、別に3門ほど買うべきだったかもしれません。が、これもまた他との兼ね合いもあるのでゲーム性優先です。


<砲兵支援について>
盤外砲を買ったためにFOが必要になりました。さらに弾薬補給トラックを2両も揃えるという凄い贅沢をしました。これは、25ターンゲームの最後まで弾数を気にすることなく砲撃を続けるという作戦に基づくものです。この豊富な弾薬で、ただひらすら砲身が割れるまで撃ちつづけるべしというソ連軍っぽい砲兵運用を目指します(笑)。いっそ盤外砲ナシでいこうかとも考えたのですが、さすがにそれはリスクが大きいのでやっぱり止めました。あとは迫撃砲陣地が敵の砲撃に晒されないことを祈るばかりです。


<戦車について>
当初、ネタとしてレンドリースのM3中戦車を買う方向で検討していましたが、全くウラが取れなかったことと、ゲーム上での値段が高すぎる(KV-1より高い!)ことを勘案して土壇場でヤメにしました。代わりにKV-1を買おうかと思いましたが、それも何だか貧乏人の一点豪華主義みたいで気に入らないので、素直に存在が確認されているT-34を買うことにしました。数量は、8月11日に7両いたことがわかっているので、1/3減ルールに基づいて4両とします。さらに装備最弱ルールに基づいて、最も旧式のT-34 M41を購入しました。購入制限ポイントを200点も残したことについては不安が残りますが、まあ今回は歩兵大隊主力ということで諦めましょう。


<歩兵について>
これも当初は、歩兵中隊と徴集兵中隊を1個ずつにしようと思っていたのですが、ゲーム上のベルサリエーリの装備を見て愕然としたので止めました(笑)。結局、歩兵2個中隊と徴集兵1個小隊を購入しました。まず1/3減ルールで正規歩兵は2個中隊。不足分は徴集兵1個小隊で補充したという想定です。

歩兵中隊の選択可能な装備はATR以外は全て最弱にしました。つまり、歩兵分隊はトカレフもモロトフも持っておらず、支援重機はDShKではなくマキシムです。モロトフを持たない赤軍歩兵は史実に沿っているのか?とも思いますが、対戦車ならともかく、対歩兵でモロトフを投げまくるのもちょっとアレな気がするので、今回はモロトフ無しとしました。敵歩兵がエリート属性を持つベルサリエーリであることを考えると、はっきりいって大冒険です(笑)。

ホントはATRについても、モロトフ投擲部隊を買う方がコストが1/3になって(多分効果もあまり変わらない)嬉しいのですが、この時期のATRは赤軍対戦車兵器の要であり、史実重視を謳うからにはここだけは譲れません(泣)。歩兵を2個中隊買ったので、史実で大隊に9挺配備されたATRは1/3減ルールの6挺分揃いました。


<支援部隊について>
さて、ここまではかなり史実の歩兵大隊の編成を意識してきたのですが、このまま戦うとあらゆる面で猛烈に弱そうなので(笑)、ここから先はゲーム性を優先した補強を行います。

この戦いで我が軍が最も悩むのは、最低2個中隊は来るであろうベルサリエーリをどう撃退するかです。歩兵同士だと距離を取って撃ち合っても絶対負けるだろうし、接近戦でもモロトフを持ってないので勝ち目は薄そうです。

そこでまず歩兵支援火器です。選択肢は機関銃か歩兵砲ですが、76mm歩兵砲は連隊装備であり射撃効率も悪く手軽に運べないので、使いやすい機関銃を選択します。我が部隊は必殺のDShKを配備してないし、マキシムでさえ大隊定数9挺のうち4挺しか持ってないんだから、SG43を2挺買うのは当然です(誰に開き直ってるんだ?!)。これで機関銃も数だけは1/3減ルールの6挺(マキシム×4・SG43×2)になりました。ついでにマキシムからSG43への移行期だったことも表現できてとても満足です(笑)。

これで遠距離戦なら少しは何とかなりそうです。しかし、1HEXを争う接近戦になると我が歩兵はイタリア軍のお株を奪うようにすぐ敗退してしまいそうです。今回は地形や機動力の問題から一旦退いて再度前進したり、最初から引いて戦う作戦は無理そうです。やはり守るべき重要拠点は、一歩も退かずに守らなければ話になりません。そこで工兵小隊です。師団直轄部隊は極力使いたくなかったのですが、最初から地雷を敷設するつもりだったので、工兵を買えばそのへんの辻褄もあって良い感じです。ハイ、以上全て言い訳でゴザイマス(笑)。

次に必要なのは対戦車火器です。これも中隊以上の規模で来るかもしれない敵戦車を、戦車4、ATR6、モロトフを持たない歩兵で止めるのは不可能そうです。やっぱりATGを買わせてください(誰に頼んでるんだ?!)。ここは1/3減ルールを無視して、45mmATGを4門購入します。大隊配備分+連隊(6門配備)から2門借りたという想定です。その代わりと言っては何ですが、ここでも装備最低ルールを適用して最も旧式のM32にしておきます。さらにコストパフォーマンスを重視して、モロトフ投擲部隊も一つ買っておきます。通常歩兵はモロトフ持ってないんだから、これくらいのささやかな贅沢は許してください(誰にお願いしてるんだ?!)。

偵察部隊も忘れずに買います。Delay側の我が軍は基本的に動かずに監視するだけなので、見つからないことを優先して2名編成の斥候班を2つ買っておきましょう。これは師団の偵察中隊から借りてきたと考えるよりは、大隊歩兵の一部を偵察任務に付かせたと考えるほうが妥当でしょう(誰に言い訳してるんだ?!)。ホントは史実の面(小隊司令部に狙撃兵1名が配置された)でもゲーム的にも狙撃兵を買いたいところですが、ちょっと高くて手が出ません。ああ、貧乏ってつらいな。

余ったポイントで買えるのは、もはやロバ隊だけです。しかし、これは45mmATGの輸送手段としてはあらゆる面で最適といえるでしょう。ソ連軍といえどもATGの運搬にはかなりトラクターが使われたようなのですが、この時期のこの地域では自動車両もかなり不足していたと考えて間違いないでしょうから。ああ、貧乏って(以下リフレイン・・)。


<地雷について>
これは最初に制限ポイント一杯の40点分(20個)を購入しました。我が極貧狙撃大隊が戦線を維持するには地雷が不可欠と判断したからです。この地雷は、師団から派遣された工兵小隊があらかじめ敷設していたという脳内設定です。セラフィモヴィッチで地雷が使われたかどうかは定かではありませんが、この部分の史実性は最初から完全に無視です(笑)。



【まとめ】
以上の編成で、購入ポイント2000ptのうち1998ptを消費しました。ま、全体的に良い買い物ができたんじゃないでしょうか。とりあえず、史実重視といいながら実態はこんなもんだという良い例(悪い例?)にはなっていると思います。

当初予定した、狙撃大隊を基幹に編成するという方針は概ね達成されたと言えるでしょう。連隊装備から借りたのは、120mm迫撃砲×3、45mm対戦車砲×2で、師団から借りたのは、FO、76mm盤外砲中隊、弾薬補給車、工兵小隊です。さらに、付近にいた第652独立戦車大隊の残余であるT-34×4が、同じ第21軍のよしみで協力してくれたと都合よく解釈しましょう。

編成コンセプトとして掲げた、戦力1/3減、装備最低ルールもだいたい適用できました。これで敗走を重ねながらも、何とか戦力をかき集めて踏みとどまろうとする必死の赤軍が表現できたと思います。歩兵のモロトフを無くしたのはすご〜く気になる部分ですが、時期的・場所的な史実要素を考え合わせると、「う〜ん、ホントにこんな部隊があったかもしれない」と思えるような、なかなか趣のある編成になったと思います。

でもまあ、これで対戦に勝てるかどうかっつーのは全然別の話であります。先述した「理想的な編成?」と比べると、大口径盤外砲ナシ、DShKナシ、AAナシ、ZIS3ナシ、KVナシ、親衛ナシ、歩兵のモロトフさえナシと、実にナイナイづくしでこれぞ貧乏!といった編成です。使えそうな手駒はT-34と工兵だけ。敵に性能で勝る兵器は戦車だけ。我が部隊にあって敵にないのは地雷だけでしょう(笑)。
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Attachment: oob.gif
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Nor
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さて、いよいよ配置でございます。かなり控えめに言っても、DelayやDefend陣営は購入と配置で戦闘の行方が五割は決まってしまうくらい重要な段階です。特に今回の我が軍のように機動力皆無の部隊ならば、初期配置の失敗を戦闘開始後に取り返すことはほぼ不可能です。したがって、防御側はこの配置にかける時間をケチってはいけません。どうせゲームが始まってしまえば、ほとんどやることはないのですから。配置を始める前にじっくり作戦を練りましょう。


【マップ概観】
まずはMapthingで抽出した添付マップをご覧ください。細い赤線が我が軍の開始ラインです。このラインより右側、マップの約半分が我が陣地でVHも全て陣内に存在します。VHは4個ずつ5群に別れ、一群が500点相当です。唯一の例外は中央にそびえる教会で、ここは5個のVHがあって合計620点です。

ちなみにこのマップは"Onion Dome & Sunflower"という名前で、ブサイクに訳すならば「ネギ坊主教会とヒマワリ畑」くらいでしょうか(笑)。中央にある教会がイスラムのモスク風な建物で、これがオニオン・ドームでしょう。場所はロシアなのでロシア正教会と考えるべきでしょうが、どちらにしてもこの時代にはほとんど表立った宗教活動はしてないはずです。ヒマワリ畑はMapthing上では見えませんが、マップ左側に一面のヒマワリ畑風グラフィック(実態はただの開豁地)が配置されています。

マップを一目見れば分かるとおり、中央部には縦長の巨大な高地が配置されています。北部にある最高地点は高度30で、だいたい四方を見渡すことができます。これより一段低いのが高度20の高地で、中央部の教会はここに立っており、建物の高さを入れると高度30になります。高度20の高地はさらにマップ南側1/3くらいまで続いています。高地の南側、マップ最南端は木造建物が点在する集落になっており、鉄道と二級道路が通っています。その右上(北東)にも集落があり、さらに右側には鉄道駅舎や農場があります。これら中央高地の東側一帯はほぼ全てが開豁地で見通しは抜群です。

敵の開始ラインは南北にはしる川の東岸沿いにあり、この川岸は崖などが多いので大部隊が集結できる地点は少ないのですが、その気になれば最北端から最南端まで配置可能です。また、川岸は全て低地になっているので初期配置地点を発見することは不可能です。双方の開始ラインの間にある無人地帯は、ほとんど遮蔽物の無い開豁地です。わずかに数本のワジ(枯谷)が双方の開始ラインを結んでいるだけです。

というわけで、このマップは中央部を貫く高地がキモであることがわかります。今回は視界25という高視界条件なので、高地を押さえる利点はアリアリで、逆に敵に高地を取られると戦力差も重なって一方的にやられてしまいそうです。


【高地利用方針】

<高地は有効か?>
このマップをAIと戦うなら作戦もヘッタクレもありません。視界の良い高地西側沿いにユニットをズラリと並べ、接近してくる敵を連続砲撃と機関銃・対戦車砲で片っ端から叩いていき、それでも高地に取り付いた敵は歩兵と戦車で叩き落すだけです。発見されないよう射撃回数だけ気をつければ砲撃も受けないので、戦力差など気にならないくらい一方的な戦いができるでしょう。唯一、シブイ戦いになるのは南集落付近だけでしょう。

しか〜し、対人戦ではこんな作戦ともいえない作戦は全く通用しません。明らかに敵が大勢待ち構えている高地に向かって何の遮蔽物もない開豁地を黙々と前進するのは、懲罰部隊か赤軍歩兵の運用をシミュレートしたい物好きだけでしょう。対人戦ではこういう場合、まず間違いなく誰もが高地沿いに煙幕を張ってきます。当然ですね。少なくともサトさんなら絶対に盤外砲で0ターン目から煙幕を張ってくるでしょう。この点はかなり確実だと思われます。

攻める方としては、大々的に煙幕を展開することによって高地からの一方的な攻撃を避け、できることなら部隊の規模や進撃路さえわからないように前進したいはずです。で、主力部隊が無傷で高地の麓に取り付いた頃に煙幕が晴れ、後方には遠距離から高地制圧を支援できるAA・ATG・HMGなどがバ〜ンとIn-Coverで布陣完了!というのが理想でしょう。こうなってしまうと、もともとの戦力差もあって高地を守るのはムリムリです。

では、どうすべきか?それでも高地前面(西側)の視界の良い地点に遠距離攻撃できるユニットを配置し、それを近距離で援護する部隊を配置する作戦に賭けるというのも一つの考え方でしょう。これだけ大きな高地を、視界25という条件の下で数ターンの間、全面に渡って完璧に煙幕で目隠しをするのは至難の業なのは確かです。配置を工夫したり、偵察部隊を端っこだけ前進させたりすれば、先手を取ることも不可能ではないでしょう。敵主力がある程度接近した瞬間に、逆にこちらから敵を分断するように煙幕を張るという手も有効かもしれません。しかし初期作戦としては今ひとつ妙味がない。最初から一か八かに賭けるのは上策とは言えません。それはそれで赤軍らしいとも言えますが、この時期の赤軍は2回の夏季攻勢を受けて少しずつ賢くなっているはずです。


<高地陣地の限界>
仮に敵が煙幕を一切張らないと仮定してみましょう。こちらは序盤の数回は有効な攻撃が加えられるでしょう。しかし、AIは敵の姿が見えない限り攻撃をしてきませんが人間は違います。だいたいの火点がわかれば砲撃を加えてくるし、姿が見つかればそれこそ袋叩きにあいます。高地からは広い範囲が見渡せる分、多くの敵から集中攻撃を受けてしまいます。こうして貴重な機関銃や対戦車砲を次々に失っていけば、すぐに勝ち目はなくなってしまうでしょう。

つまり、煙幕があろうがなかろうが、砲撃力を含めた総合戦力で最初から負けている我が軍は、高地からの直接攻撃は多用できないのです。高地の利をいかして攻撃するとしても、わずかにピンポイントでの狙撃や一撃離脱が精一杯でしょう。高地上に陣地を構えて踏みとどまるというのは、Entrenched体勢が取れるDefend戦ならまだしも、In-CoverしかとれないDelay戦ではかなり難しい要求です。Delay戦において高地から視界が確保できる最大のメリットは、敵の戦力と進撃路が把握できること、それによって正確な砲撃が加えられることにあるでしょう。


<反斜面戦術>
以上の見地から、最初から部隊の大半を高地に配置していきなり徹底抗戦という作戦は却下です。高地には、牽制用のわずかな遠距離攻撃部隊と、敵の監視を目的とする偵察部隊がいれば良いと考えます。といっても、何も抵抗せずに高地を明け渡してしまうのは、それもまた敗北まっしぐらの愚策です。敵の進撃路にあたる高地西側と同様、我が軍本陣のある高地東側もめちゃめちゃ見通しの良い開豁地なのですから。戦力優勢な敵に高地を完全確保されてしまっては、反撃の糸口すら掴めなくなるでしょう。

というわけで、ここで採用すべきは戦力劣勢な部隊の高地利用作戦の定石である反斜面戦術でしょう。簡単に言うと、高地の西側(敵側)ではなく東側に部隊を潜伏させて、高地を上ってきた敵を各個撃破しようというものです。こうすれば集中攻撃を受けることなく一対多で戦えるし、こちらの正確な場所も知られにくいというわけです。今回の場合、各個撃破というのは高望みでしょうが、少なくとも高地のてっぺんで小競り合いを続ける限り、こちらも高地を利用できない代わりに敵にも利用させないというのが狙いです。まさに劣勢部隊向けの消極的な作戦ですね。実際1942年のソ連軍は、スターリングラードにおけるママエフ・クルガン高地の戦いで、こうした反斜面戦術を多用したようです。この点も含めて、我が軍がとるべき高地利用の基本方針はコレで決まりといえるでしょう。


【重点防御地域】
ここで少し高地のことは忘れて、全体的な作戦を考えましょう。最初から全てのVHを持っている我が軍は、彼我の損害がほぼ同じだと仮定すれば、ゲーム終了時に3/5以上のVH群を維持していれば勝利できることになります。つまり、5つのVH群のうち2つまでは捨てても勝てる見込みはあるのです。では死守すべき3つのVH群はどこか?穏当に考えれば、最も東側に位置する農場と鉄道駅は確実に確保すべきでしょう。あと一つは?やはり中央村落のVH群でしょうか。ここを敵に取られれば道路が繋がっている後方の駅舎も危ういはずです。一方、農場はVHの無い北高地を突破されれば奪われる危険があります。はたまた、中央集落を維持するには、教会およびその南側の高地、さらに南側集落を簡単に突破させるわけにはいかなくなります・・・。

このように死守すべきVH群とそれを維持するための前提条件を考えていくと、2つのことがわかります。まず最初に、最終的に捨てても良いと思われるVH群もあっさりとは手放せないこと。逆に言えば、後方のVH3群を最終的に維持できるかどうかは、捨てても良い前方2つのVH群でどれほど長く抵抗できるかにかかっているといえます。そしてもう一つは、最終的にVHを守るために、VHが無くても絶対に守らなければならない重点防御地域があるということです。

愚考するに、それはおそらく教会のすぐ北と南にある地点(添付図の赤丸部分)でしょう。この2つはともに教会への進入路であり、特に北側の高地は高度30をいかして直接教会を攻撃できる地点で、ここを突破されると農場までまっしぐらです。一方、南側の高地は高度20ですが、開豁地にある南集落と中央集落が俯瞰できる要衝です。極端に言えば、教会とこの2点さえ守れれば我が防衛ラインの連続性は保てるはずです。その意味でこの二点は、中央に位置する教会と南北の戦線を繋ぐ関節部分と言えるでしょう。この関節を折られれば、各戦線は連携できずにバラバラに抵抗するしかなくなり、一気に総崩れになるのは間違いありません。

と、エラソーに言ってみましたが、北高地の最北部だってどこだって突破されれば大ピンチなのは同じです。しかし、戦力は限られており全てを充分に守ることはできません。どこかを厚く守ろうとすれば、ほとんど防御できない部分ができるのは仕方ありません。ならば心配を重ねてタダでさえ少ない戦力を分散させる愚を犯すよりは、教会を中心にこの2箇所を重点防御する方がマシだろうという認識です。まさに「全てを守らんとする者は何も守らず」という戒めに則った防御方針です。いや、これはドイツの名君による箴言だから赤軍は聞いちゃいけないか(笑)。

というわけで、我が軍が最終的に守るべきVH群は、農場・駅舎・中央集落の3つと定めます。これを実現する方法として、逆説的ですが、最後方の農場・駅舎には部隊を配置せず、その分前方の教会を中心とした重点防御地域を強化することとします。以下、この大方針に従って具体的な配置を考えていきます。


【唐突に中断】
え〜、この文章を書いている間に、サトさんから2ターン目のファイルが送られてきました。作戦と配置についてこの調子で延々と講釈を垂れていると、いつまでたっても実際のゲーム進行に追いつけそうにないので、長すぎる能書きはこのへんで止めておきます。あとはDARの合間に関連する作戦計画や配置の詳細図などを載せていこうと思います。いや〜、でもゲーム開始前に作戦をウダウダ悩むのが対戦の一番楽しいところなんだけどな〜。 :porc
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Nor
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【Turn1】

<状況>
ファイルが届いたら早速リプレイ!しかし画面の変化は全く無い。敵は何もしなかったということか?いや、砲撃と戦闘は無かったというだけだろう。あらためて前線を確認する。北高地の北部一帯と教会南高地の一部に煙幕が張られているではないか!やっぱし!!!敵はセオリーどおり0ターンから盤外砲で煙幕を張ってきたのだ。

しかし、煙幕砲撃はリプレイされないのか?遅延時間の問題でリプレイされないのか?このへんがよくわからない。ログも表示されないので、煙幕展開した砲の詳細は盤外砲だということしかわからない。う〜む。煙幕をじっと見つめると、濃い部分とやや薄い部分がある。煙幕展開の範囲から想定して150mmクラスは使われていない。おそらく砲の種類は2つ。120mm以下の盤外砲が2〜3個中隊といったところか。

この煙幕で高地からの一部視界は閉ざされたが、無人地帯のほとんどはまだ監視可能だ。各地の監視員からの報告を総合する。と、たった一つ敵ユニットが発見できた!教会南高地の西側線路付近の開豁地(35,36)に、移動速度12mphの偵察兵がいる!川岸の開始ラインからここまで一気に突っ走ってきたようだ。しかしなんで全力で走った挙句、わざわざ開豁地に停止する?わずか2HEX北西には木造建物があるのに。1HEX後ろでも線路なのに。う〜ん、クサイ!!これは罠か?!


<発見した偵察兵への対応>
対応策としては次の4つが考えられる。
1.盤外75mmの照準をセットする(最低遅延1.1)
2.盤内81mmか120mmの照準をセットする(最低遅延0.4)
3.LOSの通るユニットで直射攻撃
4.ほっとく

まず、目標をどう設定するかでとるべき手段は変わってくる。敵偵察兵の全滅を狙うなら2で、一時的に無力化するだけなら1か3だろう。しかし我が軍の方針として2だけは絶対に避けたい。砲撃煙によって我が迫撃砲陣地の場所がバレるからである。我が砲兵の大半は機動力のない盤内迫撃砲で、陣地はごくごく狭い範囲に密集している(添付図参照)。一番怖いのは、ゲーム序盤で迫撃砲陣地の位置を晒して、以後間断なく敵盤外砲の砲撃を受け続けることである。こうなるとわが方の砲撃支援は皆無となり、補給車を2台も揃えた意味もなくなる。よって、戦闘が佳境に入って敵砲兵が前線砲撃を開始するまでは、あるいはせめて全迫撃砲と補給車がIn-Coverをとるまでは、我が砲兵部隊は一発も撃つわけにはいかないのだ。オーマイガッ!

となると、次の選択肢はターゲットの無力化を狙うか?である。しかし3についても論外である。まず、ターゲットを直射できるのは偵察兵と徴集兵だけなのだ。偵察兵の位置はバラすわけにはいかない。偵察兵はいかなる場合でも発砲は厳禁である。見つかったら抵抗もせず静かに眠って欲しいとさえ思う。そういう意味では、徴集兵の位置はバレてもかまわないが、積極的にバラす必要はない。どうせ撃ってもPinnedにできるかどうかも怪しいし。

1については弾薬も豊富だし、遠からず盤外砲の陣容はバレるので、やっても悪くは無い。もしかしたらターゲットの全滅を狙えるかもしれないし、付近にいるであろう敵部隊の抑圧も期待できるからである。さらに敵は、わが方が盤外砲として75mmを一個中隊しか持ってないのは怪しいと思うかもしれないので、そういう意味で予想外の心理効果を生む可能性さえある。しか〜し、これとて積極的に手の内をバラす必要はないのだ。ターゲットは今のところ全く脅威ではないのだから。

というわけで、最終的な結論としては、4の「ほっとく」を選択する。大原則として、敵に与える情報は極力少ない方がよろしい。敵を不安と疑心暗鬼のスパイラルに陥れることこそ対人戦最大の必勝法なのだ。


<まとめ>
記念すべき我が軍の第一ターンは、こうして何もしないまま終えた。まだ1/25なのだ。サトさんは決して勇猛果敢に攻めたてるタイプではない。わざと敵に先手を取らせて、後手から三倍返しを狙おうとするタイプなのだ。おそらく発見した偵察兵は、臨機距離の設定を誤った不用意な機関銃の位置を暴露させるために、オトリとして開豁地を全力疾走したのだろう。敵にしてみれば、我が軍の機関銃は偵察兵とともに、間違いなく教会前面にいると思っているはずだ。だからこそ、敵はわざと最も危険な教会前面には煙幕を張らなかったに違いない。あえてオトリを発見させ機関銃を撃たせて存在を確認した上で、ニンマリと砲撃ボタンを押すつもりだろう。あ〜怖い怖い(笑)。

ターン終了時に、敵盤外砲のさらなる煙幕砲撃が始まった。今回も教会前面には張らず、北高地と南高地である。我が軍の視界はさらに狭まっただろうが、代わりに貴重な情報を手に入れた。砲撃ログが表示されたのだ。敵は75mm盤外砲中隊を最低2個持っている。事前煙幕とあわせて考えると、もう一回り大きな100〜120mmクラスの盤外砲も持っているはずだ。どうやら、煙幕砲撃のログは、自ターン中に行われた砲撃でない限り表示されないらしいこともわかった。うんうん。出だしはなかなか良し。
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【Turn2】

<状況>
すかさずリプレイから開始。しかし今回も何も表示されない。高地沿いの煙幕が増えた気がするのは気のせいか。完全に視界を確保できるのは教会と南集落の偵察兵だけである。しかしまだまだ無人地帯の大半は監視できている。煙幕で視界を塞いだ場所に攻撃をかけるつもりなら、最もヤバそうのは北高地だ。逆に南集落付近は全く煙幕がないので、ここは攻撃目標ではないのか?あるいは時間差攻撃を狙うのか。いや、攻撃前進を意図する煙幕ならば、中央部にある教会前面の視界も絶対に塞ぐはずだ。ここからは無人地帯の北部も南部も見えるのだから。つまり、教会前面に煙幕が張られるまでは本格的な攻撃前進はない・・かもしれない?

監視員の報告をまとめると、今回発見した敵部隊は第一ターンと同じ偵察兵だけである。しかも、コイツは今回一歩も動いていない!最初は全力疾走して、開豁地で停止して動かないとは不自然すぎる。前ターンの我が推測を裏付けるような怪しさ爆裂である。やっぱり盤外砲で砲撃してやろうかという衝動が疼いたが、理性でぐっとこらえる。ダメダメダメ。まだ敵はわが方の戦力・配置とも何一つ知らないのだ。積極的に教えてやる必要はない。


<妄想の魔の手>
しかし・・・気に入らない。妄想が駆け巡る。コイツを囮として見せている間、敵の主力歩兵は高地からも視界の通らないワジの中をせっせと全速前進しているのではないか?あるいは地雷探知用の工兵も前進させているかもしれない。しかし歩兵ならワジを前進路として利用できるが、車両や戦車はスタックが怖すぎて無理だろう。偵察兵・軽機関銃・ATRなどの足の速い先遣隊だけ高地に接近させて監視体制を築き、その上で後方から戦車が一気に飛び出してくるのか・・・。

いかんいかん。早くも妄想スパイラルに陥ってしまった。まだ2/25だ。ワジを通るにしても、高地麓に到着するのはまだまだ先のことだろう。まずわが方が混乱してはいけない。序盤はほとんど何もせずに情報を隠蔽し、敵が高地に登ってきてから勝負を始めるのだ。そういう作戦を立てたじゃないか。敵が無人地帯をどう前進してこようが大した問題ではない。いやいや、そうでもないな。やっぱ主攻勢点は早期に見極めたい。


<まとめ>
わずか偵察兵1部隊の動向によって早くも動揺が始まった我が軍だが、よく考えれば敵も少なからず焦りを感じているはずだ。この囮偵察兵を相手にしない限り、敵は何一つ情報を得ることができない。放置プレイで焦らしまくってやろうではないか!結局、今回も何もせず心を静めてターン終了ボタンを押す。

終了時に再び煙幕砲撃。今度は100mm盤外砲が南高地に張る。なるほど。最初に濃い煙幕を張ったのはコイツか。現時点で掴んだ敵盤外砲戦力は、100mm×1、75mm×2となる。う〜ん、盤外砲はこれで全部か?うん。これ以上の隠し玉は無いと見た!持っている盤外砲は事前砲撃で全部使うはずだからだ。あ、もしかして伊軍名物「無線ナシ盤外砲」はあるかもしれない。少なくとも使える盤外砲は3個中隊というわけだ。残りの砲兵は盤内砲の81mm迫が数門だろう。ただ、敵もしばらくは盤内砲は使わないだろう。我が方と同じく、早期カウンターによる制圧射撃を恐れているはずだから。

これで盤外砲兵力も完全に劣勢であることがあらためて確認された。単純に盤外砲の口径を足し算すると、敵火力は圧倒的優勢(当社比3.3倍)である。さらに敵に100mm砲があるということは、我が軍の75mm砲は一方的にカウンターを食らう可能性もある。う〜ん、キビし〜!我が砲兵の活躍に残された道は、もはや呪いしかないかもしれない。盤外砲最大の欠点である無線切れが頻発し、煙幕を撃ってる間に砲身でも故障してくれないものか。

しかし、敵火砲の最大口径が本当に100mmならば、歩兵陣地であれ迫撃砲陣地であれ、一撃で壊滅的な被害を受けることはないだろう。この点は救いである。そして、まさか弾薬増加(OS)砲は買ってないだろうから、なるべくショ〜モナイ地点に無駄玉を撃たせて、早い段階で盤外砲の弾切れを狙いたい。そうすれば、我が軍のOS75mm砲と2両の補給車を備えた120mm迫が活躍できるはずだ!
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Nor
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このターンからセーブデータを公開します↓
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【Turn3】

<状況>
リプレイは何も表示されず。煙幕砲撃も止まったようだ。盤外砲の煙幕弾ってそれくらいしかもってなかったっけ?あるいはまだ温存しているのか?結局、教会の視界は塞がれていない。煙幕がモクモクなのは北高地一帯と南高地の二箇所。う〜ん、どういうことだ?素直にこの二箇所から攻めてくるつもりなのか?

2ターンまで見えていた中央部の偵察兵の姿は消えた。移動せずIn-Coverをとったため見えなくなったのか?あるいはさらに前進したのだろうか?そういえば、例え視界内であろうが見えないものは見えないことに気づく。我が偵察兵は最高で経験70なのだから致し方ないだろう。

ここで新たに一つのヒントが発見された。南集落方面の道路下(40,50)に、7mphで移動中のベルサリエーリを発見。おそらく3HEXは移動したはずだ。この位置は我が最前線の偵察兵から15HEXの距離である。結構近い。それで3歩移動。この方面には一切煙幕が張られていないにも関わらず、である。偵察兵ならいざ知らず、ベルサリエーリは見せ球ではない。ベルサリエーリは必ず中隊単位で買っているだろうから、少なくともこの方面に1個中隊は前進してきていると予想できる。ではなぜ煙幕を張らなかったのか?足りなかったにしろ、積極的に張らなかったにしろ、どちらにしてもここは見えても構わないと判断したからだろう。

それはなぜか?ズバリ、囮だからだ!・・・・いやいや、囮でベルサリエーリを一個中隊も使うか?もしもそれが可能なら、敵はベルサリエーリを大隊規模(3個中隊)以上で揃えていることになる。う〜ん、もうちょっと妥当な可能性としては、南高地を目指しているベルサリエーリが1個中隊で、その一部が見えたというところか。それなら、今見えているヤツは最南端を進む小隊の一部ということになるだろう。


<敵の作戦予想>
そもそも、敵はどこを攻めたいだろうか?敵も必ず勝利を目指しているから、5個のVH群のうち最低3個を奪取しようとするだろう。その3個とは、最も前線に近い教会・中央集落・南部集落のはずである。相手がサトさんじゃなければ、全戦力を集中して一点突破を狙われる可能性も考慮しなければならないだろうが、サトさんに限ってはそういう奇抜な戦い方はしないはずだ。あくまでも正攻法で、しかし緻密かつ重厚に、というのがサトさんの好む攻め方である。

だから戦力に濃淡はあるだろうが、敵は少なくとも南北全域に渡って配置されているはずである。そこで問題になるのは主力はどこか?である。現時点では、少なくとも中央ではないと考えられる。煙幕の張られていない教会の真正面から大部隊が攻めてくる気配はない。同様に、ベルサリエーリが見えている南集落正面も大部隊は来ないだろう。

こう考えると、やっぱり煙幕が張られている北高地一帯と南高地が敵の初期制圧目標だろうか。確かに、サトさんは戦場のセオリーにしたがって高地奪取を第一に考えそうである。教会を挟む北高地と南高地を制圧して我が戦線を分断してから、おもむろに教会攻略とさらなる前進を考えるのか?これはわが方の防衛計画と合致する。敵がこのパターンで攻めてくれば、我が方にも勝機はある。


<北高地の弱点>
ただし、わが方の弱点は北高地北部である。ここには偵察兵と機関銃2挺しかいない(添付図参照)。我が主力防衛陣地は北高地と教会を繋ぐ南端にしか置かれていないのだ。よって、北高地の北部を大部隊で突破され、そのまま快速部隊が一気に東に進出されると迫撃砲陣地と司令部が大ピ〜ンチである。まあその場合でも、移動経路が複数の機関銃・対戦車砲の監視下に入るようにはしているが、北高地北部から司令部のある農場まで部隊がじぇんじぇんいないのは大きなリスクである。

配置にあたって、北高地北部に部隊をあまり置かなかったのは、教会には視界が通らないので教会防衛には直接的なリスクでないこと、快速部隊でない限り後方突破のリスクは少ないこと、荒地が多いため戦車・車両が通行する可能性は少ないこと、などを勘案したためである。ここを攻められて最もイヤなのは騎兵である。スタックする危険のない騎兵の大部隊が最北部の機関銃陣地を踏みにじり、そのまま農場に向かわれると、ちょっと止めようがない。まあ戦車も同様であるが、戦車は歩兵の先導がない限り高地に登ってこないだろうし、歩兵なら農場に向かうのではなく、高地の安全を確保したら教会に向かって右折するはずだ。


<現時点の対処>
3ターンまでに見えた敵はわずかに2つ。こうなると、念入りにモクモクにされた北高地は怪しい。我が偵察兵は煙幕の背後でも一部地域は監視下に置いているが、そこに敵がいたとしても見えていない可能はかなり高い。我が偵察兵の能力にはイマイチ信頼が置けないし、何しろ北部は視界ギリギリで遠いのである。さすがに戦車や車両がいれば見逃すことはないだろうが、歩兵なら移動中でも見えない可能性は高い。

そろそろわが方も何か手を打ち始めねばなるまい。砲撃か?いや、砲撃は確実に敵が見えてからの方が良い。もう数ターンで煙幕の効果も切れ始めるだろう。そのための不動照準は?そうだ!手薄な最北部に敵が現れた時のために、盤外砲の不動照準を準備しておくのは必要だろう。・・・盤外砲は連絡切れ!オ〜マイガッ!まあ良い。次のターンでも間に合うだろう。迫撃砲陣地も全部In-Coverを取ったので、いざとなれば迫撃砲で砲撃すれば間に合うだろう。

他にできることは?とりあえず、戦車に進撃準備を取らせておこう。4両のT-34にDefendからAdvance体勢へ変更命令を出す。しかしまだ移動命令は出さない。もうちょっと様子を見るのだ。現段階では北部に2両、南部に2両と分割配置しているが、今後の状況次第では北部か南部にまとめた方が良いかもしれない。それまでは敵が高地に進出するのを押さえ、後方連絡線を確保しなければならない。

他にやることは・・・発見したベルサリエーリの対処は?今回は南部に配置したマキシムが視界に捉えているが、やはり撃たない。Pinnedにはできるだろうし、何人かは倒せるかもしれないが・・。もう少し待つべし。待つべし。待つべし・・。
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Nor
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【Turn4】

<状況>
リプレイで確認できる動きはなし。煙幕も多分撃ってない。いや、それにしてはいつまでもモクモクだな・・。もしかして撃ってるのか?遅延0.0で撃てば、リプレイにも敵ターンにも表示されないだけなのか?そういえば前ターンの最後に75mm砲で煙幕が張られた。南部高地と南部集落の境界辺りである。おそらくこの煙幕は、ベルサリエーリが見られたことによる対応策だろう。ということは、敵はベルサリエーリが見られたことに気づいているわけだ。さすがに抜け目無いサトさんのことだから、歩兵の移動力は常にチェックしているようだ。しかし、煙幕が張られた位置はベルサリエーリ発見地点よりも少し北側である。ということは、南高地に前進している部隊を援護するために、南方からの視界を消すという意味合いで張られたのか。

ところで前回視認した南部のベルサリエーリは、今ターンでも視界は確保されているが姿は消えた。どうやら15HEX以内でも、慎重に移動していれば我が(無能な)監視部隊には発見されないらしい。このことから判断して、敵の先行部隊はすでに、他の地域でも高地から10〜20HEXくらいには進出していると考えたほうがよさそうだ。もしかすると、煙幕の張られた地域では、もう高地の麓、煙幕のすぐ向こうにいるのかもしれない・・・。

今回新たに、この懸念を裏付ける事実が確認された。マップ最北端(48,0)に8mphで移動中の敵斥候を発見したのだ(添付図参照)。視認したのは5HEXの距離にいる機関銃部隊。おそらく敵は見られたことには気づいたはずだが、こちらの位置は分かっていない。


<敵の偵察方針>
この斥候は北高地北部の我が防御状況を偵察するためのものに違いない。隠密偵察を狙うのなら、煙幕を超えて全速ダッシュしてきたのは解せないが、あるいはマップ端の窪地だから監視体制も手薄だと油断したか、それとも強行偵察で臨機を撃たせて人身御供となろうとしたのか?おそらく前者だろう。当該地点はわずかに窪地で、高地上の敵からは視線は通らないと思ったに違いない。確かに、この北高地周辺は視界の通り方がちょっと予測できないところがある。ふふふ・・ラッキ〜。

しかし、敵の偵察部隊の動きはやや奇妙だ。最初に中央部で見つけた斥候も全力ダッシュしていた。その後見えなくなったことを考えると、地味に1HEX移動することもあるようだ。どうやら、敵の偵察戦力はかなり豊富で、少々やられても痛くないと考えているのだろう。一つの偵察班を無謀な全力ダッシュ組とそれを監視する組にわけている可能性も考えられる。少なくともこれまでに斥候を2つ発見したから、それだけでも2個班6ユニットはいるはずだ。当然南部にも配置しているだろうから、3個班9ユニット。最低でもこれだけ、あるいはもっといる可能性も充分ありそうだ・・。


<敵斥候への対応>
当面の緊急課題は、今回発見したこの斥候をどう処理するかである。さすがに我が陣地から5HEXの距離にまで達した斥候には「ほっとく」という選択肢は無い。絶対に、何としても、確実に、このターンで、「処理」するのが至上命令である。問題は「処理」の方法だ。現時点でターゲットを撃てるのは機関銃1ユニットのみ。敵はわずか250m先をダッシュ中だから、我が最新式機関銃SG43で普通に撃てば目的は達成されるだろう。しかし、この射撃は敵のリプレイで再生されてしまう。機関銃の姿は見えないにしても、だいたいどこから撃ったかと機関銃が最北部にいることはバレてしまう。そうすると・・・やはり砲撃を食らうだろう。In-Coverをとっているから少々の砲撃には耐えられるだろうが、大砲撃の場合はどうか?あるいは煙幕を張られたら?一番マズイのは、砲撃や煙幕で機関銃周辺の視界が悪化することである。そこで敵歩兵の突入が始まると、我が最北部陣地の脆さが露呈してしまう。仮に視界が確保されていても機関銃2ユニットで耐えられるわけはない。調子に乗った敵は、快速部隊をここに投入し、一気に農場進出を企てるかもしれない。つまり、この展開は全く好ましくない。

この展開で唯一前向きな要素があるとすれば、敵の盤内迫撃砲が使用される可能性があることである。敵迫撃砲陣地が明らかになれば、我が迫撃砲は対砲兵射撃を敢行できる。これは今後にとってプラスだ。しかし、そうしたところで北部陣地が今ヤバイという状況は変わらない。かと言って、移動手段のない機関銃が後退や陣地転換できるわけもなく、もう少し南にいる歩兵小隊を今さら連れてくることもできない。配置時点から分かっていたように、機動力の無い我が軍には陣地転換の余地は一切ないのである。ではどうするか?陣地を実質的に強化できない以上、残る方法は「最北部陣地はスゴイ防御体制でっせ〜」という欺瞞情報を流すのである。

具体的にはここでT-34を北部高地に進出させるのである。で、しかるべき地点から敵斥候を撃ちまくって排除する。そうなれば、敵はリプレイで我がロジーナの雄姿を確認することになる。この高地にはT-34がいる!ヤバイ!と思わせるのである。機関銃と戦車があれば、当然歩兵も潜んでいると考えるだろう。したがって、敵はロジーナもろともこの一帯を砲撃するかもしれない。が、100mm砲程度の砲撃なら、戦車なら直撃弾を食らわない限り何とか耐えられるだろう。いざとなればダッシュで逃げることも可能である。敵が盤外砲で砲撃してくれればそれだけ弾が減るし、この地域には他に部隊がいないので損害も少ない。ほとんど無駄玉である。盤内砲を使ってくれれば対砲兵射撃ができる。高地西側には煙幕が充分にあるので、ロジーナが遠距離から敵の対戦車砲に狙撃されることもない。う〜ん、いいこと尽くめじゃないか!!


<実際の展開>
5分前、進撃体勢で待機することを命じられたフェドロフスキー軍曹は、リムスキー少尉から突如攻撃命令を受けた。「目標!(48,0)を移動中の敵斥候。直ちに視認できる地点まで最短距離で移動して目標を排除せよ!ただし、機関銃陣地からはなるべく離れろ」。フェドロフスキーは一気に高地を北上した。西側の視界は敵の張った煙幕で塞がれており、移動中に側面を狙い打たれる危険はない。敵のおかげで高地東側の後方連絡線を迂回する必要はないのだ。すぐに(51,5)地点に到着。ここは敵を発見した機関銃陣地から南に100m、予想通り敵の姿が見えた。DT機関銃の1射撃目で数人が倒れた。続いて2射撃、弾着がずれたか。最後の3射撃目で残った敵影も崩れ落ちた。あっさり任務完了。すぐにリムスキー少尉のT-34が南からやってきてフェドロフスキーの150m南で停止した。「こちらフェドロフスキー、目標は排除した。任務完了」「了解。よくやった」「しかし何で機関銃陣地から離れろと?」「敵が我々を砲撃した時に機関銃陣地に被害を及ぼさないためだとさ。」「それじゃ我々はマトですか?」「いや、ヤバくなったらお偉方の意向は無視してさっさと逃げるさ・・」


<司令部の対応>
敵の前進が確認されてから約20分。ようやく交戦が始まった。我が軍唯一の機動戦力である第652独立戦車大隊のT-34が役にたってくれた。こちらの目論見どおり、奴らを見せ球にして敵を牽制できれば良いが、今後北高地戦線がどうなるかは依然不透明だ。ここはさらに手を打っておくべきだろう。ザモイロフ大佐は師団から派遣された砲兵観測員であるダニレフスキー中尉を呼んだ。「師団砲兵へ砲撃要請を頼む。目標(44,7)、遅延1.3だ」「最低遅延1.1で撃てますが?」「いや、敵の進出を確認してから撃ちたい。だから0.3の遅延が必要だ」「了解しました。連隊迫撃砲も呼び出しますか?」「いや、まだだ。迫撃砲は先に撃った方が負けだ。ギリギリまで待機させる」「了解!」


というわけで、第4ターンは終わりです。この時点で敵に知られる情報は、北高地北端に何らかの歩兵ユニットがいること、高地上にT-34が1両はいることの2つだけでしょう。盤外砲の不動照準もようやく指定しました。さあさあ、ここからどう転ぶか?南のT-34を動かさなくて良かったかという点は心配です。
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【Turn5】

<状況>
リプレイで確認できる動きはなし。煙幕も多分撃ってない。毎度定例の監視兵チェックを北部から始める・・・までもなく、見慣れないユニットが見えている!!北高地西側(37,9)の小道にセモベンテがいる!!移動速度は16mph(時速約25km)!!これは間違いなく北高地目指して西から突っ走ってきたのだ!しかし、なんでこんなところが見えたのか?教会からか?いや、違う。調べていくと南高地の監視哨の視界が、北部にたった2HEX分だけ通っていたのだ。敵は偶然そのうちの1HEXに留まってくれたというわけだ。何たる幸運!

さらに視界チェックを行うと、南部でもベルサリエーリ2ユニットを発見。これは第3ターンに発見したヤツだろう。コイツらは共に3mphで移動中だが、場所が畑なので実質一歩移動しているのだろう。さすがに監視兵から10HEXくらいまで近づくと一歩移動でも見えるわけだ。一安心。今回見えたのはこの3ユニットだけだが、いやいや、充分なヒントだろう。


<分析>
開始直後から一番濃厚な煙幕が張られた北高地北部。前ターンで偵察兵がいち早く高地に進出してきたのもココだ。そして今回、高速移動中のセモベンテが発見された。以上から判断するに、敵の攻勢点の一つはココだと考えて間違いないだろう。そして、もう一つの攻勢点は同様に煙幕が張られている南高地だろう。しかしこっちは決定的な証拠はまだない。南高地西側の無人地帯は充分に監視できていないからだ。北高地と同じように煙幕を張っただけのブラフの可能性も捨てきれない。

よくわからないのは南集落正面だ。現在見えているベルサリエーリ2ユニットは間違いなく同じ小隊だろう。果たしてこれは南端部隊なのか?北部では斥候が端歩攻めをしてきたが、南部ではまだ下に10HEX分も余裕がある。南端にも斥候がいるのか?我が監視員が見つけられないだけなのか?その可能性は高い。しかし南集落西側には煙幕はない。なぜか?素直に考えるならば、ここは重要攻勢点ではないから見つかっても良いと判断したのだ。南集落は南高地攻略後の付随目標の可能性が高い。先に高地をとってから集落を奪おうという作戦か。ならば集落正面の部隊はただの牽制役だろう。

しかし南高地と南集落付近にベルサリエーリ1個中隊がいるのはほぼ確かだ。したがって、敵の攻勢点は少なくとも2個はあることになる。どちらが主でどちらが従か?状況証拠は北高地が主であることを示している。セモベンテがいるからだ。47mm砲を装備するセモベンテといえば、イタリア・ロシア派遣軍の主力突撃砲つーか実質主力戦車である。戦車といいつつ機関砲しか装備していないL3やL6なんぞよりよっぽど強力。それが今ターン時速25キロで西から走ってきて、高地から7HEXの地点にいるのだ。この意味は大きい。

ここから予測できる最悪の事態は、少なくとも1個小隊(おそらくもっと)のセモベンテは高地の7HEX内外におり、つまり先行歩兵(中隊規模か)はすでに高地の麓におり、まもなく・・早ければ次の第6ターンにも北高地への攻撃が開始されるということだ。う〜ん、ヤバイ!!予想より早いぞ!!


<北高地の対策>
ここで一つ考慮すべきは、前ターンで見せた我がロジーナの示威行動の効果である。敵はリプレイで我がロジーナの姿を間違いなく確認しているはずだ。それは敵の作戦に何らかの影響を及ぼしたか?・・・もしかしてセモベンテが走ってきたのはそのせいか?コッチに来るな!という示威行動のつもりが、逆に敵主力を誘ってしまったのか?あるいはこんなに早くT-34が姿を見せるのはおかしいとこっちの内幕に気づいたか?

いや、セモベンテが走ってきたのは間違いなく西からだ。つまり敵は最北部にセモベンテを配置していたのだ。つ〜ことは、最初っから北高地を狙うつもりだったのだ。ならば敵は予定通り北高地で攻撃を開始するだろう。T-34を見てヤバイ!と思ったには違いないが、それで計画を変更することはあるまい。我々としては後方突破だけ諦めてくれれば御の字だ。ではロジーナ対策はどうする?少なくとも、煙幕が切れたら高地を狙える位置に対戦車砲は置いているだろう。それにセモベンテはT-34と遠距離で砲戦をしても勝ち目はないから、接近させて数で圧倒しようと考えたのか?その可能性は高い。

現時点で敵ができる直接的なT-34対策としては、やはりこのターン終了時の砲撃しかないだろう。ロジーナめがけて盤外砲を撃ってくるか、あるいは煙幕か。次のターンで攻勢が開始されるとすれば、大規模な準備砲撃も同時に行われるかもしれない。前ターンで盤外砲の砲撃がなかったのは、高地を0.5で砲撃する準備をしていたからかもしれない。それはともかく、まず我々がやるべきは、実弾射撃が行われた時のためにロジーナの位置を前ターン終了時と変えておくことだろう。ではどっちに動くべきか?西か東か?次のターンで敵歩兵が突っ込んでくる危険を考えると、やはり東に後退するのが順当だろう。

機関銃はどうする?いっそロジーナに積んで一気に後退するか?ちと早計か。もう1ターン猶予があるか?砲撃が行われる可能性を考えると、今In-Coverを捨てるのは惜しい。次のターンで状況を見て、撃てる敵がいれば撃ってから後退というのが妥当か。ちなみに偵察兵はどうする?・・・一番西側に張り出している偵察兵は、下手をすると次のターンで見つかって死亡する可能性が高い。いや、それでも彼らには敵戦力を見極める目としての役割を最期まで全うしてもらおう。

T-34が次のターンで機関銃を積んで後退するとなると、この地域は完全に無防備になってしまう。う〜ん、やはり南のT-34も回すべきか?しかし南高地でも敵の攻勢があるかもしれない。だとすれば、サトさんのことだから攻撃開始時間は同期させるだろう。・・・つ〜ことは、南でも敵の戦車部隊がすでに接近しているのか?いや、今のところその兆候はない。戦車が視界にいれば我がボンクラ偵察兵も見逃すことはないはずだ。つまり南に戦車はいない!少なくとも高地の近くには!・・・ホントか??

この推測は甚だ心もとないが、状況は北部の方が差し迫っていることは間違いない。もともと南部には充分な歩兵戦力を配置してある。それに我が軍は高地を確保している限り内線の利があるのだ。これを使わない手はない。早速南のT-34も北高地に走らせよう。


<戦車部隊の機動>
フェドロフスキー軍曹は、リムスキー中尉から手信号を受けた。「機関銃陣地の隣まで100m東へ後退せよ」「了解。さっきは近づくなって言ったのに・・」「敵は5分前の我々の位置で砲撃諸元を伝えたはずだからな」「な〜るほど!さすが中尉!」「砲撃があったら機関銃部隊を積んでさらに後退する。それまでに敵が見えたら躊躇わず撃て!」「了解!」(添付図参照)

「司令部からクバエフ中尉へ。移動目標を(51,14)に変更後、リムスキー班の初期陣地に全速で移動せよ。」「クバエフ中尉から司令部へ。北高地南端を視界に納める地点へ移動完了。」


<砲撃準備!>
砲兵観測員のダニレフスキー少尉はザモイロフ大佐に報告した。「師団砲兵は遅延0.3で砲撃予定です。変更は?」「無い。しかし追加が必要なようだ。50mm迫撃砲を除く全迫撃砲を呼び出してくれ。師団砲兵の目標を中心に、遅延1.0で全砲兵を照準させろ。北高地北部の西側一帯に網を張るのだ。」「しかし・・全迫撃砲ですか?」「そう。全部だ!」「先ほど迫撃砲は先に撃ったら負けと・・」「同志少尉、事態は目まぐるしく推移している。それに砲撃は集中してこそ意味がある。違うか?」「はっ、その通りです同志大佐!了解しました!」(添付図参照)


<まとめ>
セモベンテを発見したことにより、敵の主攻勢点の一つは北高地北部で、早ければ次のターンで攻撃開始の可能性があると判断しました。南集落のベルサリエーリは主攻勢ではないとみなし、南部に配置していたT-34を北高地の支援に向かわせました。これは少し大胆な判断です。敵は果たして本当に北高地で攻めてくるか?事前砲撃はあるのか?

さて、運命のターン終了ボタンをポチっとな!・・・始まった!!!!北高地西側、高度20と30の斜面を中心に煙幕!75mmと100mm盤外砲が各1個中隊。さらに・・81mm迫撃砲も煙幕展開!北端の機関銃陣地の視界が塞がれた!そしてさらに南集落の西端建物周辺にも81mm迫で煙幕!我が偵察兵の視界が塞がれたか?しかし敵は先に盤内迫撃砲を使ってきた!それに攻撃準備射撃はまだない。攻撃はもう1ターン後か?あ〜次の砲撃悩む〜!!
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Nor
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【Turn6】

<全体状況>
リプレイ!危惧した通りの展開・・・ついに我が軍にも戦死者が出た。北高地北部で敵の攻勢が始まったのだ。西側斜面を単独で監視していた偵察兵2名がベルサリエーリに見つかってわずか3射撃で全滅した。発砲を厳しく禁止されていた彼らはそのまま黙って倒れていった。今となってはもう彼らの名前さえ分からないが、その死は決して無駄ではなかった。

前ターン終了時の煙幕砲撃によって、北高地北部は高度20と30の二面に分断された。すぐさまベルサリエーリが高度20の台地に進出。リプレイで確認できたのはLMGらしきものを2つ含む歩兵6ユニット。最低2個小隊、おそらく1個中隊規模でいるはずだ。偵察兵の死と引き換えに、これだけの情報を手に入れたのである。う〜ん、よくやったぞ偵察兵。君達の死は無駄にはしない。

リプレイの最後で我が軍のOS75mm砲の砲撃が始まった。わずか75mmだが充分な弾着の散らばり。着弾地点は高地麓の斜面付近なので、敵の最前線部隊は無傷だっただろうが、背後に控えていた戦車を含む第二線部隊には抑圧を与えたはずだ。攻勢開始の出鼻を挫き、第一線と第二線を分断できればこの予備砲撃は成功だといえるだろう。

しかし、第6ターンにして本当に敵の攻勢は始まったようだ。当初の予想ではサトさんの慎重さを考慮して10ターン以内、おそらく8〜9ターン辺りから一斉攻撃を始めるだろうと踏んでいたが、実際は予想よりだいぶ早かった。それに南高地ではまだ攻勢が始まっていない。いや、始まってるのか?我が軍は南高地上にはほとんどいないので、敵が西側斜面を上ってきたとしてもわからないだけか?


<北部詳細>
気持ちが落ち着いたところで、定例の視界チェックを始める。北高地の高度20地帯に見える敵は2つ。ともにベルサリエーリ。地雷を仕掛けた木造橋のすぐ北側にいる。リプレイの結果とあわせて考えると、どうやら高地を登ってきた敵は南北に展開しているようだ。主力はそのまま東に進み高度30の頂点を制圧しようとする部隊だろう。もう一つは高度20地帯から南下して教会を目指す部隊もあるかもしれない。うん。教会を目指してくれれば我が軍の防衛作戦的中である。木造橋を超えてくる敵は、地雷を踏み、モロトフで焼かれ、教会のマキシムに狙われ、事前照準を仕込んだ地点で猛砲撃に遭うという地獄のフルコースでお出迎えする予定だ。


<南部詳細>
南部の様子も気になる。南集落西側にベルサリエーリ3つを発見。やはり正面から来るのは1個小隊か。先頭は我が軍の最前線部隊から6HEXの距離にまで迫っている。しかし当然こっちから行動はおこなさない。南集落は強化地雷原である。集落内外には8個の地雷を仕込んである。出来ればここに戦車が来て欲しかったが、さすがに建物だらけで通行路が限定されるこの地域には戦車は来ないようだ。さすがサトさん。まあ、今となっては戦車が来ない方がこちらとしても嬉しいし、畑や建物内部にも地雷を仕込んであるので歩兵でも踏んでくれるだろう。

そして、集落中心部のVH地帯に潜むのはオトリ徴集兵である。彼らは見つかって撃たれれば撃ち返すし、見つからなければ近接強襲を狙う。何しろ彼らはライフルと手榴弾しか持ってないのだから、せめて両方一遍に使ってくれないと勝ち目はない。しかし攻撃はほぼ間違いなく外れるので、やられたらそのまま後退しても壊滅しても良い。カタチだけ抵抗しつつ、あっさりVHを相手に渡して油断させることが彼らの任務である。ただし、この南集落から北東へは絶対に敵を通さない。中央集落に続く道路沿いはMG・ATR・ATGを中心に1個中隊の歩兵が守っている。T-34がいなくとも、かなりの時間は粘れるだろう。


<北部の対応>
北高地最北端の機関銃陣地は、煙幕砲撃によって完全に西側視界を塞がれてしまった。もはやここに機関銃がいる意味はない。予定通りT-34に乗せて東方の安全地帯に避難させなければならない。歩兵支援のないT-34もまた、この煙幕モクモク高地にいることは危険だから素直に避難すべきだろう。

フェドロフスキー軍曹はリムスキー中尉から手信号を受けた。「予定通りだ。機関銃部隊を乗せて500mほど東に後退せよ。高地頂上の北東部が見渡せる地点で機関銃を降ろせ。」「了解。」「ついでに機関銃のヤツらに再度タコツボを掘るよう伝えろ」「了解!俺たちはどうするんで?」「再度反転してできるだけ機関銃部隊から離れた地点で高地頂上を監視しろとさ。発砲は自由だ。」

「司令部からクバエフ中尉へ。敵に姿を見られそうな高地頂上に進出せよ。リムスキー隊と連携を取り高地北中部を視界に収めろ。リムスキー隊と交叉射撃できる地点が理想だ。敵を発見しだい発砲せよ。」「了解!」

敵は次のターンでT-34を何両発見できるだろうか?高地頂上への前進が遅ければ全く発見できず、山頂中央まで前進すればクバエフ隊の2両を発見する。さらに山頂東側まで進出できればリムスキー隊も発見できる。しかし、おそらく敵が発見するのはクバエフ隊の2両だけだろう。つまり、第4ターンで敵が発見したT-34は、北高地中南部に移動したと思うだろう。北端には歩兵がいたはずだから、戦車でこの方面に連れて逃げたとも思うかもしれない。さらに、この高地にはT-34が2両しかいないと思わせれば、敵快速部隊は北端まわりで東に突破しようと考えるかもしれない。そうなるとリムスキー隊のアンブッシュ炸裂の可能性もある。もしも4両発見されたとしても、それはそれで敵を怯ませることになるから全然OKだ。


<砲撃!>
砲兵観測員のダニレフスキー少尉はザモイロフ大佐に報告した。
「全迫撃砲は遅延0.0で砲撃予定です。続行しますか?」
「うむ。師団砲と連絡は取れるか?」
「取れます。同照準を0.1で砲撃しますか?敵の前進に合わせて照準を東に2HEXずらして0.3で砲撃?」
「0.3でいこう。おそらく敵の第二線部隊は迫撃砲の砲撃でほとんど前進できないはずだからな。」
「敵迫撃砲の硝煙も観測できましたが・・対砲兵射撃は?」
「(15,3)と(16,4)か。81mmじゃ届かないな。今回は見送ろう。今は北高地の敵攻勢を頓挫させるのが最優先だ。」
「10分前はカウンターが最優先だって言ってたような・・(ボソ)」
「同志少尉!敵は射程の短い81mm迫をわざわざ後方に置いているのだ。あの位置ではいずれ前線に届かなくなる。そもそも敵は自動車化師団なのだ。これだけ言えばわかっただろう。」
「なるほど!すでにトラックで移動していると!」
「おそらくな。さらに敵は複数の迫撃砲陣地を準備している可能性もある。2門しか見えないのは明らかにおかしい。」
「しかし同志大佐の仰るとおりだとすると、動けない我が迫撃砲陣地は一方的に・・・」
「・・・・今この瞬間に集中しろ!先のことなど誰にも分からん!」


<ターン終了時>
ポチっとな!・・・いきなり敵の砲撃が始まった!75mmと100mmで北高地頂上東側の攻撃準備砲撃だ。機関銃もリムスキー隊も逃げといてヨカッタ〜!!な展開である。危うく100mm砲弾がクバエフ隊の隣に落ちるが命中弾はなし。しかしヤバイ。敵は0.4〜0.5で撃っているから敵ターン終了時にもう一回100mmが落ちてくるはずだ。耐えろクバエフ!それにしても75mmはもう1個中隊あるはずだ。連絡切れか南部に照準転換したか・・故障であれば最高だが。呪いパワーをおくってやる!

続いて81mm迫が煙幕展開。北高地南部の視界を2箇所で塞ぎにきた!これで教会からの視界は塞がれたか?しかし、この執拗さは紛れもなくこの北高地が敵の主攻勢地域であることを示している。嬉しいような悲しいような。う〜ん、今後どうすんべか。

最後にようやく我が軍の砲撃!!120mmと81mmの合計9門が北高地北西部に集中砲撃!さすがにこれには敵もビビったはずだ。見えている2つのベルサリエーリに直撃弾あり。見えていないが確かにいる地点にも砲弾は降り注いだ。さあどうだ!赤軍の砲撃を思い知ったかマカロニ野郎!でもモロバレになった迫撃砲陣地だけは狙わないでね・・
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Nor
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【Turn7】

<リプレイ>
「まずは我がOS75mm砲の砲撃だな。素晴らしい。見事な着弾のバラつきだ。」
「・・何だか不思議なものが2つ見えてますね・・セモベンテでしょうか?」
「ふむ。違うな。砲塔があるぞ。L3かL6だ。大きさから言うとL6だろう。」
「あ、当たった。でもなんで見えるんですか?」
「わからん。この世にはまだ謎が多いからな。」
「地元民がこっそり報告してくれたと考えましょう。しかしL6もいることがわかってラッキーですね。」
「最低1個小隊だな。しかし後方突破の可能性は高くなったな。」

「続いて敵の100mmが高地頂点を砲撃。これは前ターン終了時の続きでしょう。」
「100mmがクバエフ隊に当たってくれるなよ・・・」
「あ、当たった。」
「・・しかし直撃はしてないようだ。」

「これで終わりですかね・・あ〜〜!!」
「うおおおおおおおお!!」
「同志大佐、砲兵連隊司令部から連絡です。我が師団砲は敵100mm砲のカウンターを受けて・・」
「命中弾2、死傷者1、砲兵中隊は撤退中だと?!」
「そう書いてますね。当然75mmは連絡切れです。」
「くうううう!マカロニ砲にカウンターを食らうとはっ!敵も味方も許せん!!」
「しかし敵の100mmは今撃ってたのにカウンターできるんですか?」
「・・・おそらく敵砲兵中隊は4門のうち2門を休ませておいたのだろう」
「あ、な〜るほど。敵にしてみれば砲弾は節約できるわ、カウンターはできるわで最高ですね。」
「感心しとる場合か!これは何か対処せねば砲戦でも一方的にやられるぞ。」
「歩兵の質で負け、戦車の数で負け、頼みの砲兵もカウンターで沈黙じゃ話になりませんもんね。」


<現状>
「ともかく現状視界を報告したまえ。」
「まず北部です。今砲撃した北高地西側高度20の地域に、歩兵小隊長2、焼夷弾装備の対戦車歩兵が1です。」
「移動速度と状態は?」
「速度は1〜4mph。50〜100mしか動いてない模様です。状態は全てReadyです。」
「ふむ。Pinned以下は見えないだろうし、エリートのベルサリエーリが見えないのは頷けるな。」

「次に南部です。まず南集落正面にベルサリエーリと軽機関銃が1つずつ。」
「それはここ20分ほど見えているヤツらだな。」
「見えていた小隊の一部だと思われます。道路南沿いの建物を利用して進んできたようです」
「移動速度は?」
「3〜4mphです。しかし我が最前線との距離は200mです。」
「ほお。それは面白いな。見られていることは承知なのに2歩移動で突入してきたか。」
「まるで撃ってくれと言っているみたいですね。」
「その小隊は陽動部隊で決まりだな。で、付近に何か見えたか?」

「はい。南高地上高度30の廃墟に潜む監視員からの報告があります。」
「おお。ついに煙幕が晴れたか。」
「そうです。3mphで移動中のベルサリエーリ2部隊が前線から8〜10HEXに接近中です。」
「場所は?」
「南集落北西。南高地の南端。線路のすぐ北側です。」
「そいつらは別の小隊で主力だな。目標は南高地だろう。以上か?」

「いや、最後に一つサプライズが・・その8HEXほど後方、線路屈曲部の建物背後に・・・」
「何だ?戦車か?」
「はい。速度2mphで移動中のセモベンテです。1両だけ発見できました。」
「ふむ・・・。南高地の支援戦車か。1個小隊・・かな?」


<敵作戦分析>
まず北高地が敵の主攻勢軸なのはもはや間違いない。あれだけの砲兵資源を注ぎ込むのが何よりの証拠だ。最低参加兵力は、ベルサリエーリ1個中隊、セモベンテ1個小隊、L6軽戦車1個小隊である。一方、南高地にも動きがある。こちらは副攻勢軸だろう。攻撃開始にはあと数ターンの猶予がありそうだ。最低参加兵力は、ベルサリエーリ1個中隊(うち1個小隊は南集落正面から陽動突入)、セモベンテ1個小隊である・・。

しかしこれでは兵力規模にあまり差がない。おそらく北にはもっと見えてない部隊がいるに違いない。あるいは・・第三の攻勢軸があるのか?少なくともこれまでの経過からわかったことは、我が偵察兵は無能だと言うことだ。視界にいる敵歩兵は10HEX以内に入らなければまず見えない。したがって教会正面から敵歩兵が迫っていても、現時点で全く見えていない可能性はアリアリである。

すでにゲーム時間の1/4が経過した。ほぼ同じタイミングで敵の第一攻勢が始まったのは偶然ではないだろう。最初の1/4(6ターン)で北高地攻略を開始し、次の1/4(12ターン)までに北高地を制圧、北の見通しが立ったら砲兵資源を移して南高地攻略を開始。さらに1/4(18ターン)で南高地および南集落を制圧する。前後して第三勢力が登場し、北・南・西から教会を制圧、一気に中央集落まで落としてオシマイ!という作戦か?


<敵戦力分析>
ここで問題になるのは敵の総戦力だ。これがまだ読めない。これまでのところ、ベルサリエーリは徒歩で前進している。トラックは全く確認されていない。つまり戦車や支援部隊以外は自動車化されていないということだ。だとすると敵兵力はベルサリエーリ1個大隊、戦車1個中隊(セモベンテ・L3・L6)を基幹として、さらに多種多様な支援部隊がいるはずだ。何しろ予算はわが方の1.5倍なのだ。我々の歩兵でもほぼ1個大隊規模だから、理屈で言えば敵には1.5個大隊分の歩兵がいてもおかしくない。0.5個大隊分は、工兵・騎兵・偵察兵・対戦車兵などだろう。戦車に関しては、およそ15〜20両程度はいると思われる。砲兵についてはほぼ明らかになった。盤外砲3個中隊(75×2、100×1)に加えて、盤内81mm迫撃砲が4〜6門程度だろう。全くわからないのはその他の支援部隊だ。対戦車砲、対空砲、歩兵砲、重機関銃などは必ずいるはずだが、どの程度の規模なのか手がかりすらない。

以上の予想は、敵歩兵が自動車化されていないという前提に基づいている。しかし現時点で確実なのは、ベルサリエーリ2個中隊は徒歩だということ。残り1個中隊は自動車化されている可能性がある。この場合は歩兵の総数も減って、支援部隊の規模も小さくなるはずだ。敵が少なければ我が方は嬉しいが、機動力のある部隊を持っているならば、すでに全体作戦を読み間違えている可能性がある。最も怖いのは、北高地から快速部隊(騎兵・自動車化歩兵・戦車)が後方突破を狙うことだ。そもそも敵の目標は西側3群VHはなく、教会および後方2群かもしれない・・・。ま、そうだとするともはや我が方に打つ手はない。だから考えても仕方ないのでこれ以上の検討はやめようw

いや。ここまで考えたのは無駄ではなかった!今までなんとなく我が軍の歩兵が2個中隊を基幹としたことから、漠然と敵も2個中隊だと思っていたが、よく考えるとそれはほとんどありえない。自動車化されていようがいまいが、ベルサリエーリは3個中隊いる可能性が非常に高い。砲兵と戦車は購入制限があるから増やすには限度がある。敵の残りポイントを考えると、中核歩兵を2個中隊しか買わなければ、もっと大量の支援部隊−ちょっとバランスが悪いほどの−を買う必要がある。間違いない。いや、ホントか?うん、きっとそうだ。ならば残り1個中隊はどこだ???我々は何か重要な情報を見落としているのだろうか???


<FOを潰せ!>
「同志大佐、独り言はその辺にして、そろそろご指示を・・」
「うむ。まず砲撃だ。積極策でいくぞ。」
「この状況で積極策とは?」
「盤外砲が煙幕と弾幕を張って歩兵が突入というパターンで来られると対処しようがない。これを阻止するのだ。」
「しかし我々としては・・敵の砲弾が切れるのを待つしかないのでは・・?」
「その作戦も続行する。ロジーナが誘った砲撃はほとんど無駄に終わった。しかし敵は砲弾の節約も考えている。」
「ですねえ。盤外砲3つもあるのにねえ。煙幕弾さえ全然無くなりそうにないですしね。」
「そこで積極策だ。敵のFOを狙う。FOを潰せば盤外砲の照準は大いに手間取る。」
「そんな簡単に・・・むしろ地道に敵の盤内迫撃砲を狙うのが確実じゃないですか?」
「いや、トラックで移動する迫撃砲よりFOの方が位置を予想しやすい。」
「え?!んなこた〜ないでしょう。FOの居場所なんて絶対わからないでしょう?」

「確かにわからん。しかしある程度予想はできる。敵は機動迫撃砲を複数の地点に分けているのは確かだ。」
「なるほど。だとすれば我が軍のようにFOを固定して後方の迫撃砲と一緒に置く可能性は少ないですね。」
「そうだ。FOは司令部とのみ接していれば良い。同志少尉、司令部を置く条件を挙げたまえ。」
「敵に直接見られず・・地形効果があって・・味方に守られて・・付近にFO用の視界の良い地点があって・・」
「その条件を満たす地点を敵の立場で考えてみたまえ。それはどこだ?」
「そんな地点は一杯あるでしょう。例えば敵の開始ラインの渓谷や無人地帯のワジならどこでもOKでしょう。」
「理屈ではない。FOも含めて自分ならどこに置きたいかを考えろ。」
「そりゃまあ・・司令部は安全な窪地に置くとしても、FOは森か建物に置きたいですかね・・」
「そうだ。そして無人地帯には森や建物は少ない。」
「確かに相対的には。しかしざっと数えても20以上はありますよ。」
「君は司令部を強いて最前線に動かしたいと思うかね?つまり高地に近すぎる場所はあり得ないのだ。」
「なるほど。開始ラインから長距離移動はさせたくないですね。」

「そう。そしてできるならばFOは有利な視界を確保したいはずだ。」
「と言っても、今砲撃してる北高地はモクモクでどこからも見えないでしょう・・」
「敵の最終目標は北高地ではない。敵が南北の高地を目指している理由は、全て教会を制圧するためだ。」
「なるほど!では・・教会が見える地点か!だから敵は教会正面に煙幕を張らなかったんだ!!」
「おそらくな。敵は中央部に教会を狙える長距離兵器と共にFO・司令部を置いている可能性が高い。」
「確かに北や南の端っこに司令部を置く可能性は低そうですね。とするとFOを置く地点はかなり絞れますね。」
「中央部で教会に近すぎず、教会が視界に入る森か建物を探せ。」
「そんな感じの場所は・・4ヶ所しかありませんね。そのうち3つは森、建物は1つだけです。」
「一番怪しいのは建物だ。そこは3つの木造家屋と無人地帯で最も高い高度20の石造家屋がある。」
「なるほど。ここならFOも司令部も支援部隊も建物に置けるし、移動も建物伝いだから安全ですね。」
「FOを東端の木造家屋に置けば、教会の他に南部も北部も見渡せる。おそらく敵は開始直後からそこにいたはずだ。」

「しかし・・・ちょっとわかりやすすぎませんか?他の3ヶ所の可能性も捨てられないのでは?」
「この4ヶ所は位置的に二組に分けることができる。建物(36,17)と森(38,14)。森(30,33)と森(35,31)だ。」
「開始ラインから東に向かうなら、手前に良い場所があれば危険を冒してさらに前進する可能性は低いですね。」
「その観点でいえばFOの潜伏地点は建物(36,17)と森(30,33)の2箇所になる。」
「開始ラインからの近さで言えば森ですが、高度としては建物の方が高いですね・・」
「良い指摘だ。結局、森(30,33)は高度が低いからさらに東の森(35,31)に進まねば教会はロクに見えんだろう。」
「とすると・・最終的な候補は建物(36,17)と森(35,31)ですね!」
「そうだ。そして開始ラインからの距離は森(35,31)は8HEX。建物(36,17)は6HEXだ。」
「守りやすさも移動しやすさも明らかに建物の方が有利ですね。」
「さらに位置的にも、建物は北寄り、森は南寄りだ。」
「敵の主攻勢軸が北高地にあることを考えると・・建物の方がクサいですね!!」
「それに心理としても納得できる。森と建物のどちらでも選べるならどっちが良い?」
「そりゃ何となく建物ですねえ・・。う〜ん、ただ・・」

「そう、私も最後に引っかかるところがある。敵軍は明らかに知将が率いているからだ。」
「ですねえ。そもそも徒歩FOと車両FOを用意している可能性もありそうですね。」
「うむ。しかしそこを今悩んでも仕方ない。建物(36,17)は明らかにクサい。」
「FOがいなくても、機関銃とか対空砲はいそうですね。」
「そうだ。ここには厄介な敵が潜んでいるという点だけは間違いないだろう。」
「では・・ここを砲撃しますか?煙幕で視界を塞ぐ?」
「砲撃だ!最優秀の81mmを使え。遅延1.0。全弾一斉射撃で建物を倒壊させFOを圧死させろ!」
「了解!!しかしこれだけ講釈垂れて予想が全然外れてたら司令部中の笑いものですねw」
「考え方さえ正しければ結果が外れても良い。最後の成否は時の運だ。」

「・・そこまで言うなら、いっそ敵司令部を狙った方がいいのでは?」
「・・・・」
「あ、ホントはそんなに確信ないんですね?!」
「北高地を全力砲撃すると見せて、他の地点も狙っていると気づかせることが大事なのだ。」
「まあ確かにこのタイミングでそんなとこを狙えば敵は驚くでしょうね。」
「FOがいればパニック、いなければ意味不明。どっちにしても敵を動揺させ、こちらの考えは見抜かれない。」
「当初の目的から離れてきたような・・だんだんこの砲撃の必要性はないように思えてきました・・」
「構わん!撃て!とにかく撃て!どこでもいいからカウンターが飛んでくる前に撃つのだ!!」
「それが本音か?!」


<やったこと>
疲れたので箇条書きにします。
・残りの迫撃砲は同一照準を砲撃
・最北のリムスキー隊を数HEX西進。高地陰に隠れる。
・リムスキー隊後方の機関銃は武装オン。臨機距離は6HEXに。
・ここでは機関銃をオトリに、T-34で待ち伏せを狙います。(添付図参照)
・高地上のクバエフ隊は一段後退してATGの前方荒地に移動。
・クバエフ隊は見せ球です。頂上に上った敵歩兵に発見されることが目的です。
・南方は放置。次のターンで徴集兵が見つかる可能性大です。


<ターン終了時>
・敵75mmがリムスキー隊に程近い北高地東側に煙幕。
・敵81mmが高地頂上機関銃のいた地点を砲撃。
・敵81mmが南集落西側入口に煙幕。
・我が迫撃砲が北高地で砲撃続行。着弾はバラバラ。効果不明。


<まとめ>
今回最大のダメージは、唯一の盤外砲がカウンターを受けて沈黙したことです。復旧はいつになるか予想もつきません。それに、まもなく迫撃砲もカウンターを食らいそうなので、敵の盤外砲撃を少しでも邪魔するために「FO圧死作戦」を敢行します。果たしてFOは予想通りいるのか?建物を倒壊させられるか?それ以前に建物に命中するかどうかも怪しいキワモノ作戦です。しかし、敵に何らかの動揺はもたらすでしょう。直接効果を狙うというより神経戦の一環です。赤軍はそういうの得意なはずですから。

敵主力は北高地西側を移動中で、第一線部隊は高度25の斜面に張り付いているはずです。しかし彼らはスルーして高度20の地点にいるだろう第二線部隊を連続砲撃しました。照準を動かして遅延時間を増やしたくなかったということもありますが、西側を重点的に砲撃すれば砲弾孔ができ、戦車や車両の移動に支障をきたすことも期待しています。

南部にセモベンテが見えたことで南高地も攻勢点であることが明らかになりました。しかしこちらは攻撃開始まで最低あと2ターンはかかるでしょう。南集落の小隊とは次ターンで交戦が始まるでしょうが、ここではひたすらやられ役に徹します。集落の守りが薄いと思ってセモベンテが集落突破を計ってくれれば最高の展開です。

今回の考察で、敵には第三攻勢軸があるのではないかという疑いが浮上しました。自動車化歩兵がいれば北高地、いなければ教会正面から来る可能性が高いと思われます。しかしどちらにしても、現在南北にいる2個中隊のベルサリエーリが地歩を固めてから攻撃開始となるでしょう。当面の懸念は、北高地で敵が後方突破を計ろうとするかどうかです。
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Nor
大佐
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【Turn8】

<リプレイ>
・北高地中部の偵察兵がベルサリエーリに発見され壊滅
・敵100mmが北高地中部東側に煙幕
・敵81mmが北高地南部木造橋付近に煙幕
・我が迫撃砲が北高地西部一帯を連続砲撃
・M6部隊は西側高度20地帯を移動中


<北部状況>
・北高地の敵第一線部隊は、最頂部で数HEX進出した。
・砲撃状況から高地北端は制圧されたと判断できる
・その際に我が退避したSG43も発見された可能性が高い
・現時点では煙幕の影響でSG43への視界は塞がれている
・リムスキー隊は見つかっていない

・敵第一線の目標は頂上部の完全制圧だろう
・頂上の敵歩兵は頂上東端まで前進する可能性が高い
・ただし、全体的に南東方向へ移動している模様
・見えているのはベルサリエーリ1部隊(ATGが視認中)
・クバエフ隊は発見された
・高地南端を守る歩兵小隊は次ターンで交戦可能性アリ

・高地西側の木造橋付近は煙幕で完全に教会からの視界を塞がれた
・敵は数ターン内に木造橋を通過する可能性大
・教会の機関銃は高地頂部東側を視界に入れている


<中部状況>
・教会西端から7・9HEXの森と建物に敵斥候を確認
・この方面が第三攻勢軸の可能性高し


<南部状況>
・南高地西側6〜9HEXにMMGを含む敵歩兵8を確認
・47mmATGと大型トラック各1も確認
・前回確認したセモベンテは消えた
・おそらくさらに東の建物背後に移動したと思われる
・攻撃開始にはさらに2ターンを要する可能性大

・南集落西側の敵歩兵小隊のうち視認できるのは1部隊
・81mmの煙幕展開があったので、次は砲撃だろう
・彼我の前線部隊の最短距離は3HEXと予想される


<北部対応>
最北端の機関銃は6ターンに後退してDefend体勢を取ったがIn-Coverは取れていない。敵は7ターン終了時に高地上の最初の機関銃陣地を砲撃したので、このターンでそこまで進出したことは想像に難くない。そして、その周辺は機関銃の視界に入っている。つまり新たな機関銃陣地が発見された可能性はかなり高い。しかし同時にそれは、リムスキー隊に絶好の待ち伏せ態勢を提供したことになる。敵が後方突破を狙うなら、高確率でリムスキー隊の待ち伏せにひっかかるはずだ。しかし問題は3つある。一つは、サトさんは早急な突破は狙わないだろうということ。後方突破を計るにしてもあと3ターンはかかると思われる。敵戦車はまだ高地西側にいるのだ。二つ目は、敵が後方突破を開始した場合、リムスキー隊と機関銃だけが北端に取り残されてしまうこと。我が方としては戦線の分断は避けたい。最後に、敵が後方突破を計らず高地の守りを固めた場合だ。我々は高地を奪還する気はさらさらないが、アンブッシュを期待して待ち続けた挙句、高地に対戦車砲を設置されて貴重なT-34が動けなくなるのは最悪だ。

幸い現時点では、敵の煙幕で高地からの視界は塞がれている。さらに敵は見せ球のクバエフ隊を見た(こちらも現時点では煙幕で見えない)はずだから、北端に別のT-34がいると考える可能性は低い。当然、機関銃の輸送手段があるとも思ってないだろうから、機関銃は遠くにはいけないと考えるはずだ。安全に移動するなら今しかない。今なら敵の後方突破を牽制したまま北高地南部戦線とリンクできる。遠からず南高地にもセモベンテが来ることを考えれば、クバエフ隊を再び南下させられるようにして方が良い。このすりかわり作戦が成功すれば、敵はT-34の正確な数を掴めないという副次効果も見込める。

もしかすると、敵はしつこく高地東側に煙幕を張っているから、東側に我が方の陣地帯があると思っているのかもしれない。うん。まあ勝手にそう思ってくれればラッキーだ。我々としては、後方突破さえなければ高地をどれだけ要塞化してくれても構わない。高地上はいずれ格好の砲撃目標になる。しかし同時に敵の動きは、高地上で右折する傾向も見せている。今回偵察兵を殺ったベルサリエーリは、北西から南東へ向かう感じで移動してきた。とすると東側の煙幕は架空のソ連軍陣地に対する側面防御か?

そうならば、敵の進行方向正面にはまさに我が主陣地がある!防衛作戦ズバリ的中か?!それも嬉しいような嬉しくないような・・。いずれにせよ、そろそろこちらも積極的な反撃を始めなければならない。まだ北高地の敵はほとんど無傷なはずだ。砲撃でわずか数名が死傷しただけだろう。しかし1個中隊のベルサリエーリをどうやったら止められるのか?煙幕・砲撃・ベルサリエーリの攻略パターンはまだまだ有効で、これを待っているだけだとジワジワと戦力を削られるだけだ。しかし、我が方の頼みする盤外砲はまだ退却中。積極的に使えるのは迫撃砲とT-34だけである。できることは余りに少ないが最大限の努力はしよう。

まずリムスキー隊が機関銃を積んで陣地転換。クバエフ隊背後の平地に隠れる。ここは高地からは見えず、敵が北部から突破を計っても察知できる。次にクバエフ隊が高地頂上にうって出る。主砲2発で見えているベルサリエーリを撃退。戦果2名。直ちに後退。頂上東端を横から狙える場所に移動。最初のリムスキー隊位置だ。これで南端にT-34がいることが強くアピールできた。果たして敵はどうするか?また煙幕か?砲撃か?


<南部対応>
今回南部では多数の敵が確認できた。南高地の煙幕が晴れ、廃墟に潜む偵察兵の視界が良くなったからだ。結果はこれまでの予想を裏付けている。高地には2個小隊のベルサリエーリが向かっている。南集落も含めれば、この地域には歩兵1個中隊とセモベンテ1個小隊+各種支援部隊という戦力だろう。移動状況から判断すると、敵の攻勢開始はまださらに2ターンは要するようだ。面白いのは、ベルサリエーリ分隊はあまり見えないが、その小隊長(Pltoon Ldr)はやけに見えるという点だ。おそらく小隊長にはエリート属性がついてないのだと思われる。そして小隊長の数さえわかれば総兵力は一目瞭然だ。今回は2つの小隊長が見えたので、そこに見えないベルサリエーリが2個小隊いることがわかる。

しかし15HEX離れた1歩移動の47mmATGまで見えたのは意外。偉いぞ偵察兵。さらに前ターンでセモベンテが見えた位置付近に大型トラックも見える。47mmATGを積むのに大型は必要ない。それに両者の距離は離れている。したがってこれはさらに大口径のATG・AA・IGを積んできたと考えるべきだろう。しかしこれらの支援兵器を恐れる必要はない。我々は高地には登らないのだから。

当面の焦点は南集落に入ってきたベルサ小隊である。後続部隊は見えない。来るとすればセモベンテ小隊だろう。ただし、セモベンテは集落には入らず、集落と高地の間にある線路沿いの平地を来るはずだ。線路付近には中隊付と思われる機関銃や軽迫も見える。こうした小規模ユニットは2歩移動しているようだ。歩兵についていくのが難しいのだろう。全体的にこの方面の前進は遅い。敵は攻撃開始を焦っているのかもしれない。現在北高地に集中している我が砲撃を分散させたいのだろう。

ついでに言うと、一つ気がかりなのは敵の偵察兵だ。今回、教会正面に当たる中部で2つ見えた。森と建物に入ったので、おそらく停止するだろう。見えてないだけで、他の高地付近の建物にも偵察部隊か機関銃部隊が入っているはずだ。南集落でも最前線の建物は怪しい。これらの要所でずっと監視されるのはあまりウマくない。かといって、多数の偵察兵をいちいち砲撃するのも勿体無い。う〜ん、困った!

とりあえず南集落で交戦を始めようか。すでに最前線の徴集兵は見られている可能性が高い。前ターンで徴集兵のすぐ目前に煙幕が張られたから、このターンの終わりには砲撃が降ってくる可能性が高い。砲撃に続く次ターンで敵は突入するだろう。我が方はそれでも良いのだが、南集落も積極的に守るぞ!というアピールはしておかないと露骨に怪しまれる。それに万が一、徴集兵がベルサ小隊に予想外の損害を与えれば(!)、敵は南高地の本隊から増援を送るかもしれない。というわけで、さっそく攻撃!

「こちらラマザノフ小隊長。第三分隊、南西200mの敵歩兵に射撃開始!」
「了解!撃て〜!!!」
「軍曹、結果を報告せよ!」
「戦果4、損害なし。敵は釘付けのまま動けません。」
「了解、良くやった!西と南西に煙幕を張って接近戦に備えろ!」

「こちらラマザノフ小隊長。第四分隊、西300mを移動中の敵機関銃に射撃開始!」
「了解!ウラ〜〜!あああ!!」
「どうした?!状況を報告せよ!」
「西200mの建物から別の機関銃が反撃!建物内には別の部隊もいる模様!分隊に損害なし!」
「了解!目標変更!西200mの建物にいる敵機関銃を撃て!」
「ウラ〜〜!・・・報告!敵機関銃に損害1を与え撃退に成功!おそらく同地点にいた敵部隊は壊滅!」
「素晴らしい!!そのまま西300mを移動中の機関銃にも撃ちまくれ!」
「報告!戦果0、損害なし。敵機関銃は釘付けの模様。」
「了解!充分だ!西・南西・北西に煙幕を張って接近戦に備えろ!」

というわけで徴集兵は予想外の奮闘をみせた。敵損害5名、味方損害ナシ。機関銃1部隊を後退させ、別の機関銃とベルサ分隊を釘付けにした。加えて、建物内に潜んでいた斥候(あるいはATR)も壊滅させたと思われる。徴集兵でもIn-Coverを取って充分に引きつけた上で先制できれば、これくらいの戦果は挙げられるという良い見本だ。敵にすれば、自ら張った煙幕が裏目に出た形だろう。今回攻撃した部隊は、西からの視界を自ら塞いで接近戦に備える。砲撃に耐えられれば・・・さらなる一撃を与えられるかもしれない。


<砲撃計画>
「今回新たに、敵陣奥の北部(20,2)と南部(18,41)で迫撃砲の硝煙が確認された。」
「同志大佐の予想通り、敵迫撃砲は最低2箇所に分散してチマチマ移動してますね。」
「しかし対砲兵射撃はまだ行わない。居場所を確実に特定するにはもっと油断させる必要がある。」
「油断?」
「今の所敵もカウンターを警戒している。しかししばらくその兆候がなければきっと油断する。」
「ではいつまで待つので?」
「ルーチンワークには自然に行動パターンができる。それを見極める必要もある。」
「へ?」
「例えば、北と南を交互に移動させるとか、移動距離や移動地点に特定の傾向があるとかな。」
「そりゃ難しそうですね・・」
「実際無理だろうな。しかしいつか必ず敵は足を止める。連続砲撃が必要なときが絶対あるからな。」
「敵が連続で撃つだろうターンに0.3〜0.5で砲撃するんですね?」
「その通り。しかしそれはまだ先だ。しばらく忘れてよい。」
「まあ迫撃砲が4門しかなければ・・・さほど脅威ではないですしね。」

「当面の危機は北高地だ。高地南端小隊の交戦距離は150mだ。まず81mmを使って150mラインに煙幕だ。」
「敵に一方的に視界を決められちゃ不利ですからね。こっちからも制限するんですね。」
「次に残りの81mmは南東方向に照準を2HEX移動して高地西側を0.3で砲撃。」
「120mmはどうします?」
「最も西を狙う1門は高地頂上中央に照準転換。遅延1.0で砲撃だ。残りは81mmと同じ0.3でやむをえまい。」
「なぜ重迫1門は遅延1.0なんです?0.3でも連続砲撃の方が効果的では?」
「効果で言えばそうかもしれん。まだ敵は西側にいるからな。しかし残弾数を見てみろ。」
「・・保有弾数は最初40発で、現在120mmは32発、81mmは37発ですね。ほとんど減ってない!」
「これぞ遅延0.0〜0.2で撃つ最大の効果だ。補給は遅延0.25のタイミングで行われる。」
「遅延0.3〜0.5で撃つと、補給車が2両あっても連続砲撃する限り一切補給なしなんですね!」
「その通り。遅延0.0なら81mmは30回は連続砲撃できるし、120mmでも9回くらいは連続で撃てる」
「一旦弾が無くなったら補給にかなり時間がかかりますもんね。なるほど!」
「この戦いは長く続くだろう。今のうちに弾薬消費を抑えるほど後半有利になる。」
「最後に・・FO圧死作戦てホントに続行するんですか?今回遅延0.0で撃てますが。」
「当然続行だ!効果はあまり期待できんがな。それより南部の軽迫に要所の建物を遅延1.0で照準させろ。」
「了解。敵に押し込まれた場合の用心ですね。機関銃で狙えない(51,47)に照準しておきます。」


<ターン終了時>
・敵81mmが南集落最前線を砲撃。予想通り今回の攻撃部隊が狙われた。わずかに命中弾アリ。
・FO圧死作戦は失敗!目標に2発着弾するも建物倒壊ならず!!
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Nor
大佐
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【Turn9】

<リプレイ>
・南集落で徴集兵2個分隊が死傷者6名を出して敗走
・我が迫撃砲が北高地西部一帯を連続砲撃
・我が重迫1門が北高地頂上を砲撃

<北部状況>
・高地上に視認できる敵影なし

<中部状況>
・前回確認した敵斥候は消えた
・高地南部西側麓に5mphで移動中のベルサ分隊発見!
・同じくATRも発見!

<南部状況>
・南高地西側6〜9HEXにMMG・ATRを含む敵歩兵5を視認
・47mmATG×3と大型トラック1も視認

・南集落で視認できる敵のはベルサ1分隊(7mph!)
・しかしリプレイで、ベルサ2分隊とLMGが確認されている


<分析>
ついに敵の砲撃が止まった。これは喜ぶべきことではないかもしれない。単なる連絡不能か、南高地への照準転換かもしれないが、盤外砲3個中隊で我が迫撃砲陣地を一斉砲撃しようとしている可能性がある。だとしても我々には対処法はない。せっかく獲得したIn-Coverを捨てて移動するのは愚かである。砲撃による損害が僅少であることを願うしかない。

今回新たに大発見があった。北高地南部西側麓に5mphで移動中のベルサ分隊を発見したのだ。北高地で確実に視認できたのは2個小隊である。だからこれは側面支援用に残した第三の小隊員という可能性がある。しか〜し、別の可能性としては、北高地とは別の中隊に属する一員だとも考えられる。そしてこちらの可能性の方が圧倒的に高い。

なぜなら、教会正面北西方向に火炎瓶を持ったAT歩兵も視認されたからだ。AT歩兵が単独でいるわけがない。つまり、見えていないだけでこの周囲には歩兵がいるのだ!すなわち、ここが第三攻勢軸である。見えたベルサが北端小隊、AT歩兵の周囲に南端小隊がいるとすれば全てが納得できる。担当正面幅は1個中隊にピッタリ。そして歩兵1個中隊が前にいるからこそ、FOと司令部はあの建物にいられるのだw。

FOの位置はともかく、これで最も恐れていた「北高地から自動車化歩兵と戦車が後方突破を計る」という可能性は消えた。ベルサ3個中隊は全て徒歩なのだ。理屈で言えば4個目の中隊がいてもおかしくないが、今回47mmATGが南部で3つも見えたことでその可能性も薄い。敵は支援部隊にかなり力を入れているようだ。南に最低3つ(おそらく4つ)あるということは、同数が北にもいるはずである。中央にもいるかもしれない。それだけ敵は赤軍の戦車を恐れているということだが、残念ながら我々はボロいT-34を4つしか持っていないw

ここで今後の敵の作戦を再度予想するとこうなる。T10〜T12で南高地攻撃開始。同時に北高地は南進開始。一部は後方突破を目指す可能性アリ。我々の配置と戦力を見極めて、北と南の対処に手一杯だと判断した時点で(T16)、教会正面(やや北西)から第三ベルサ中隊が教会を攻撃。あとはそのまま南集落と中央集落を落とす。余力があれば後方2つのVH群も目指す。こんな感じだろう。

これで敵歩兵の動きはかなり掴めた。あとは戦車とサプライズである。戦車は北と南でセモベンテが確認されている。さらに北にはL6もいることがわかっている。おそらく規模はそれぞれ1個小隊であろう。イタリアのボロい戦車ならもっと買えてもおかしくない。南にもL6がいるかもしれない。あるいは予備戦力として取ってある可能性も高い。だが第三軸にはいないのではないか?何しろ目指す教会は石垣で囲まれている。戦車が目指したい目標ではない。とすると、やはり北にもっといる可能性がある。つーことはやっぱ後方突破か?

最後にサプライズである。最も可能性が高いのは騎兵だ。普通なら騎兵は北高地攻撃の先陣を務めるはず。しかし実際はベルサが先頭で突っ込んできた。もしかすると騎兵は買わなかったのか?とも思ったが、よく考えるとサプライズとして取っている可能性がある。目指すは戦車と一体になっての後方突破である。戦車だけでの後方突破はありえない。絶対に歩兵系ユニットが必要なはずだ。我々が教会付近の戦闘で消耗しつくした頃合を見計らって、ドン!とダメ押しの一手にしようとする可能性が怖い。まあ予想できるならサプライズじゃないから、もう全然想像もしてないようなものが飛び出てくるのを期待しようw


<北部対応>
おそらく北高地の制圧は、北中部においてはほぼ完了したと予想される。この地域での我々の抵抗が皆無であったことに関して、敵は少なからず驚いているはずだ。同時に、教会と隣接する高地南部では我が軍が必死に抵抗することを確信しているだろう。敵は煙幕モクモクの中で、次なる攻勢に向けて再配置を進めているに違いないが、我が軍の猛砲撃によって作業が遅れているのであろう。配置が整えば再び攻撃準備砲撃が始まるはずである。

そして彼らの攻撃目標は・・・これまでは教会だと思っていたが、第三軸が発見された今となっては予想修正せざるをえない。ズバリ!教会の背後(東側)である。一部は北から教会の側面を狙うだろうが、教会そのものの攻略は第三軸が担当するだろう。北高地主力の目的は我々の後方遮断である。教会を完全に包囲した上で第三軸を突入させようという腹だろう。う〜ん、多分この予想は当たっている。かなりそんな気がする。いかにもサトさんが考えそうだ。敵ながら実にアッパレな作戦である。我々としては、予想はできても対処しようがない。悲しいかなこれが構想力の差か。作戦負けというヤツか。・・いや、嘆く前にできる事をやろう。

つってもできることは少ない。砲撃のほかはT-34を動かすだけだ。後方突破は教会の戦闘が始まった後のダメ押しだろうし、北高地から農場までは遠い。さほど気にすることはないと考えよう。とりあえず探知さえできればよい。そんなことより敵が教会の背後に回りこむ可能性の方が高いので、機関銃はその方向で対処しよう。再配置場所は・・・教会後方の果樹園に決定。リムスキー隊は危険なワジを超えて・・・無事超えた。もう一度危険な果樹園に入って・・・無事入った。機関銃はここで再度Defendに。そしてT-34は西へ数歩前進。機関銃もリムスキー隊も、北高地南端の死守HEXは視界に入れている。機関銃は北部も見渡せるので、敵が突破を計ればそのうち気づいてくれるだろう。とりあえずこれが現状での最善策であろう。

クバエフ隊は・・・北で待っていても仕方ないと判断。北高地主力の配置転換にはもう少し時間がかかるだろう。おそらく攻撃開始予定は12ターン。それに最初は歩兵戦になるはずだ。いずれにしても北はリムスキー隊に任せよう。クバエフは南に戻るのだ。なぜなら、どのみち北での勝ち目はないと予想できるからである。盤外砲3個中隊とベルサ2個中隊があれば、教会は必ずや落とされる。あとはどこまで長く抵抗できるかの問題だ。それにはT-34も総力を挙げる必要があるが、その前にやっておくべきことがある。

敵が最も手薄なのは南高地の攻撃部隊である。先にこっちを叩けるだけ叩くのだ。敵戦力はベルサ1個中隊とセモベンテ1個小隊+α。特に南集落の敵はベルサ1個小隊だけである。まず弱い所を叩くべし!南集落はあっさり明け渡すつもりだったが、北で勝ち目がない以上、南集落は死守せねばならない。完全な方針転換である。したがって、クバエフ隊は南集落後方の建物に隠れる。敵の攻撃開始は間近なので直ちに突っ込みたいところだが、何十HEXも移動したことを知られるとT-34が北から来たことがバレ、総数もバレてしまう。それはマズイ。ATGの数を見る限り、敵はかなりT-34を恐れているのだから「いっぱい持ってるよ〜ん」と欺瞞して恐怖心を煽るべきである。したがって今回は見つからない場所に移動するのみで、攻撃は次のターンである。


<南部対応>
というわけで、これまでとは一転、南集落のベルサ小隊には全滅してもらうことにする。決して徴集兵の先制攻撃が成功したことで色気が出たわけではないw。敵はきっちりお返しをしてきたのだ。徴集兵小隊の第2・第3分隊は損害を出してあっさり2HEXも退却した。何しろ、ベルサリエーリはライフル・LMG・SMGを駆使して5〜6回撃ってくるのである。対する我が徴集兵は敵が3回撃つ間に1回ライフルで反撃できるかどうかだ。先手を取られた徴集兵に勝ち目は全くない。

敗因の一つは私にある。前ターンで先制攻撃した徴集兵には煙幕を張らせたが、その効果が全くなかったのだ。そういえば視界25だった!この視界では歩兵の煙幕1回分はすぐに透過してしまう。それをすっかり忘れていた。だから居場所を特定された徴集兵分隊はあっさりと攻撃を受けたのだ。これは私のミスである。そこで今回敗退した徴集兵(3スタックしている)には煙幕を3回張らせた。これで次回は攻撃されないだろう。砲撃が落ちてくる可能性は大であるがw。

しか〜し、敵もベルサの強さと徴集兵の弱さに油断したのか一つミスをした。我がマキシム重機の視界9HEXに7mphで移動してきたのだ。もちろん敵はマキシムがいるとは思ってなかっただろうが、敵陣内で3HEXも移動したのは景気良く徴集兵を追い立てた油断からだろう。このチャンスを逃すべからず!次のターンで手近な建物に1HEX移動されてからでは遅い。

「マキシム分隊オルダブクナイテ軍曹、北西450mを高速移動中の敵を撃て!」
「ダー!ウラ〜!!」
「報告せよ!」
「一射目・・ハズレ!」
「・・・」
「二射目・・命中!!ウラ〜!!」
「おおっ!!」
「三射目・・ハズレ。四射目・・命中!敵は後退!ウラ〜〜!!」

というわけで、画面を見る限り敵影は二射目で半減した。おそらく大打撃を与えたはずだ。さすがは腐っても重機。高速移動する歩兵を10HEX以下で撃てばかなりの確率で大戦果を挙げられる。しかし敵もさるもの。大打撃を受けた二射目で後退しなかったのはさすがベルサである。その代償としてマキシムの存在とおよその場所がバレたが、全く問題はない。砲撃されても煙幕を張られても、肝心の南高地への砲撃が手薄になるならマキシムなんぞどうでも良い。むしろ撃ってくれれば砲弾も減るし、迫撃砲の位置も特定できるので御の字である。

と、ここまで考えてふと思った。南集落に突っ込んできたこのベルサ小隊の目的は何だ?これまで陽動だ牽制だと思ってきたが、それにしては肝心の南高地攻撃がなかなか始まらないではないか。予想通り12ターン開始だとすると、なんでこんな早くに突入してきた?距離が近い地点でタイムラグが大きい陽動をしてもあまり意味がない。とすると単なる偵察?セモベンテの露払い?こいつらの進出目標ラインは?考えるほど謎である・・。こうして混乱させるのが目的か?まあいいや。今回他にできることはもうない。また次に考えよう。


<砲撃計画>
「同志大佐!朗報です!師団砲が戦列に復帰しました!」
「うむ。予想より随分早いな。私はあと10ターンくらい使えないことを覚悟していた。」
「どこに使いましょう?やっぱり北?」
「悩むな。しかし南だろう。迫撃砲も半分ずつ南北に分けよう。」
「それは・・・集中の原則に反するのでは・・?」
「原則には常に例外がある。そしてもう疲れたから詳細は省く。」
「ではおそらく皆が注目しているFO圧死作戦だけでも。まだやりますか?」
「当然だ。第三軸の発見でFOの位置にも確信を持った。成果を出すまで続けるぞ。」
「ま、ネタとしても必要でしょうしね。」
「要は北高地頂上と南高地西斜面を遅延1.0で撃つこと。そのほかは適当に対処してくれ。」


<ターン終了時>
・敵81mmが南集落VH上を砲撃。誰もおらず。
・敵81mmが南高地の廃墟(我が偵察兵がいる)付近に煙幕。
・我が120mmと81mmの計2門が北高地頂上を砲撃。効果不明。
・FO圧死作戦はやや成功!目標建物半壊!
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Nor
大佐
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【Turn10】

<リプレイ>
・我が迫撃砲が北高地頂上を砲撃
・敵小隊長がどこかで退却

<北高地>
・高地上に視認できる敵影なし

<第三中隊(教会北西)>
・教会北西10HEX内外にベルサ2、小隊長1、斥候1を視認

<南高地>
・南高地西側6〜9HEXにMMG1・ATR1・ATG2を視認

<南集落>
・敵影見えず


<分析>
南高地にいる偵察兵の視界を再び塞がれたので、南部の敵の大部分が見えなくなった。しかし、見えている敵は全て1〜2HEXは移動している。教会北西部で発見した敵歩兵小隊はさらに高速で2〜4HEX移動している。攻撃開始はまもなく、やはり12ターンで各方面同時攻撃開始という見通しは間違っていないだろう。

敵砲兵はまた沈黙している。盤外砲は連絡切れの可能性もあるが、12ターンに備えて照準を移動していると見るべきだろう。我々が11ターンの終了ボタンを押した直後に、砲弾が雨霰と降り注ぐ可能性は高い。敵砲兵の狙いは、北部と南部の最前線および我が迫撃砲陣地だろう。カウンターが来るとわかっていながら座して待つしかないのはツラい。

おそらくこの10ターンと次の11ターンでは、敵は大きな動きを見せないはずだ。この隙に我々も充分な迎撃態勢を整えなければならない。そのためにはまず南集落のベルサ小隊を叩き、南高地の左側面を確固なものにすることだ。思い切った賭けだが、これを成功させないと勝ち目は全くなくなる。


<南集落の攻勢!>
「どう攻めますか?猶予は2ターン。12ターンにはクバエフ隊は北に戻す必要がありそうです。」
「実質T-34が使えるのはこのターンだけだろうな。このターンで決定的状況を作る必要がある。」
「投入部隊は?」
「徴集兵および南端ライフル兵の2個小隊。そしてクバエフ隊のT-34が2両だ。」
「敵はベルサ1個小隊で、1個分隊は前ターンで半壊してます。ATRもすでに壊滅してるかも。」
「正確な数と位置を知る必要があるな。慎重かつ大胆に攻めるぞ。狙撃小隊は進撃体勢に変更だ。」

「狙撃小隊テビャキン少尉、前方の4個分隊を1HEX前進、建物に入れろ」
「了解。敵影ナシ。被発見による移動力減少ナシ。」
「徴集兵第二分隊、西に1HEX前進せよ」
「了解。敵発見!150m南西に2mphで移動中のベルサ分隊!発見されたが発砲は受けず!」
「こちら狙撃第三分隊、300m北西に同一目標を確認。」
「よし、第三分隊、そこから援護射撃だ。撃ちまくれ。」
「ウラ〜!・・釘付けにするも敵損害はわずかな模様。」

「とりあえず頭を下げさせれば良い。すかさず徴集兵第二分隊、さらに1HEX前進!」
「グハッ!・・敵から4射撃を受けて損害2!視認済みの敵は発砲してません!」
「別に二ついるということだな。南西方向を探れ!」
「いました!南西200mに別のベルサ分隊!その手前にLMGがいると思われますが発見できません!」
「やむを得ん。狙撃第一分隊、建物から出て50m西へ前進!」
「ウギャ!・・・損害2名!しかしLMGを発見しました!予想通り200m西です!」

「良し!クバエフ1出動!狙撃第四分隊を乗せて第一分隊の前に出ろ。LMGを撃て!」
「ダー!LMGは一撃で壊滅!」
「続いてクバエフ2は狙撃第二分隊を乗せて南端のベルサを攻撃!」
「ダー!ベルサは一撃で後退!」
「徴集兵第三分隊、1HEX前進して100m南西の釘付けベルサを攻撃せよ!」
「ウラ〜!敵は煙幕を張って後退!建物に入った!建物には別の部隊がいる模様!」

「こちらクバエフ1。ベルサが退却した建物が見える位置まで移動した。直ちに攻撃に移る。」
「了解した。そのまま攻撃せよ!」
「こちらクバエフ1。射撃数が尽きた。狙撃第四分隊を降車して攻撃を続けさせる。」
「ウラ〜!ベルサ分隊は壊滅!しかし北西100mから反撃!損害ナシ!撃ってきたのは小隊長だ!」
「こちら狙撃第一分隊。250m西に小隊長を確認。攻撃に移る!ウラ〜!敵は後退!」

「よし。これで残っているのは小隊長、ベルサ1分隊、ATRだな。」
「クバエフ2。先に退却中のベルサと小隊長を攻撃せよ!」
「ダー!小隊長とベルサはさらに後退!」
「西に移動して小隊長を攻撃せよ!絶対逃がすなっ!」
「ウオッ!調子に乗りすぎて敵ATGの視界に入った!攻撃を受けるも損害ナシ!セモベンテ1両も視認!退却する!」
「待て、クバエフ2!ATGは移動中で距離も遠い!それに英雄に弾は当たらん!攻撃を続行せよ!これは命令だ!」
「こちらクバエフ2、二発目を撃たれた!損害は無いがこれ以上は無理だ!」
「泣き言を言うな!!狙撃第二分隊を使えば大丈夫だ。任務を遂行せよ!」
「こちら狙撃第二分隊、小隊長は壊滅!退却の際に煙幕を炊いてくれた。これで北の視界は塞がれた。」
「よし、そのまま残るベルサ分隊も殲滅せよ!」
「ダー!ベルサ分隊も壊滅、繰り返す、ベルサ分隊も壊滅!」
「よしっ!よくやった!クバエフ2、速やかに安全地帯に戻れ。」

「これで残るは建物に潜むATRだけだな。T-34は使えないし、狙撃兵も移動できないが・・」
「たぶん火炎瓶もってますからね。近づいたらドカンですが・・」
「こういう時のために・・徴集兵第一分隊、進撃体勢に変更し4HEX移動せよ。ATRが潜むと思われる建物を探れ!」
「こちら徴集兵小隊長ラマザノフ少尉、しかしそれでは第一分隊は孤立してしまいます!」
「こちら司令部、構わん!命令を遂行せよ!」
「ウラ〜ウラ〜ウラ〜!!ああああ・・火炎瓶で攻撃されましたっ!損害1!敵影見えず!」
「クバエフ1、今ので敵影が見えたか?狙撃第四分隊は見えたはずだな?」
「いや、何も見えませんでしたっ!!」
「50〜100mの距離で見えなかっただと!?この能無しどもめ!」
「クバエフ2、ATRの潜む建物の100m南に移動しろ。」
「ダー!見えた!見えました!敵は火炎瓶を持ったATR。しかし攻撃手段がありません!」
「徴集兵第一分隊!全弾を撃ち込め!お前らの獲物だ!逃がしたら懲罰部隊行きだ!」
「こちら徴集兵第一分隊、敵ATRは全滅、任務完了!」


こうして南集落での攻勢作戦はギリギリで成功した。最終的に攻撃部隊の射撃回数はほぼ全ユニットでゼロになった。我々は際どい所で賭けに勝ったのだ!味方の損害は6で、戦果はベルサ2個分隊・小隊長・ATR・LMGである。あと1個ベルサ分隊がいると思っていたが、周囲に気配はなかった。おそらく我々の勘違いで、実は前ターンのマキシムの攻撃で1個分隊は壊滅していたのだろう。これで南集落に入ってきた敵ベルサリエーリ小隊は全滅したはずだ。

しかし問題はこれからである。クバエフ隊は攻撃終了後は安全なラインまで後退するつもりだったが、予想以上の激戦で後退する余力はなかった。クバエフ隊の西と北には敵が退却時に張ってくれた濃い煙幕がある。したがって今ターンはとりあえずは大丈夫だが、南高地西側にいるATG4門とセモベンテが逆襲にくると怖い。さらに可能性は低いが、西側からL6やら何やらの予備戦力が突入してきても困る。まあ、クバエフ隊は次のターンで逃げるしかないだろう。

ちなみに、突出しすぎたT-34が発見したセモベンテは4mphで南高地を向いていた。T-34に対して完全に側面を晒していたのである。これは南集落で我が軍がこのような反撃を開始することを全く予想していなかったことを示している。敵の南高地攻撃部隊は側面ががら空きになったことに対して、緊急対応を迫られるだろう。クバエフ2の顔みせ突入は大きなリスクだったが、結果的にはそれに見合う大きな動揺を敵に与えられたはずだ。

しかし、我々とてこれ以上西に進むことはできない。北側にはATGの砲列が待っているからだ。T-34の支援がない歩兵の攻撃は勝ち目がない。したがって我々としては、表面的には「隙があれば背後を襲うよ〜ん!」と精神的な揺さぶりをかけつつ、実際は地味に南集落を守り続けるしかない。ま、全ては敵の出方を見てから決めよう。


<その他の対応>
北部では特にやることはない。北高地の敵は一切見えない。教会北西から来る敵第三中隊は、木造橋付近の斜面に1個小隊が見えている。教会にいる機関銃の視界に入っているのはベルサ分隊と小隊長。9mphで移動中の小隊長も7mphのベルサ分隊も美味しい目標だが、まだ撃たない。教会から撃てば必ず煙幕で視界を消され砲撃を食らう。遠からず砲撃は食らうだろうが、ギリギリまで引きつけてから一気に制圧!といきたい。

砲撃は前回の照準を微調整。重迫は北高地で使うが、師団砲と81mmは南高地付近を多めに砲撃して、南集落から大規模な反撃があると思わせておく。ホントは無いけど。FO圧死作戦は中止。目標建物は倒壊させたが、果たしてどれほどの損害を与えたのか全く算定できないからだ・・・いや、敵の砲撃が止まったのはもしかしてこの作戦のおかげ??


<ターン終了時>
始まった!!!敵100mmが我が迫撃砲陣地を砲撃!!命中弾多数!損害不明!同時にFO圧死作戦は意味がなかったことも判明w。あとは我が軍の地味な砲撃が北高地頂上と南高地西側で続く。
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Nor
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【Turn11】

<リプレイ>
・北高地南東部で敵が前進、我が前線部隊と交戦開始
・最初に突っ込んできた敵斥候は壊滅させたが、歩兵1個分隊が損害4を出して退却中
・北高地南西部でも敵が前進、我がモロトフ投擲部隊3が全滅
・我が砲兵が北高地頂上と南高地西側を砲撃
・敵75mmが教会北東に煙幕

<北高地状況>
・高地頂上部に敵影なし

<教会北西部状況>
・教会から10HEX内外に斥候2、ベルサ3、MMG3、中隊長1を視認

<南高地状況>
・南高地西側6〜9HEXにMMG1、ATR2、ATG1、小隊長1を視認
・さらに後方に大型トラック2を視認

<南集落状況>
・最前線から3HEXの建物にMMG1を視認


<分析>
前ターン終了時の対砲兵射撃とともに北部で第二期攻勢が始まった。これは予想より1ターン早い。しかし攻撃準備射撃がなかったことから、次ターンでより本格的な攻勢が始まる可能性も高い。敵の予想以上に我々の抵抗線が前にあったということかもしれない。いずれにせよ、北部での全面攻勢開始は赤軍崩壊の序章になることは間違いない。我々としては、いかに粘り、いかに一矢報いるかだけが問題になる。

今回、教会北西部でそのものズバリ中隊長(Company HQ)が視認された。これで、この方面がベルサリエーリ1個中隊を擁する第三攻勢軸であることが確実になった。つまり、北部にはベルサが2個中隊いるということだ。そして、この第三軸が教会を北西から攻略することになるのだろう。さらに、北高地上の部隊は明らかに南東方向へ向かっている。これも予想通り、教会の背後を一掃することを目的としているのだろう。

ベルサ2個中隊を阻止するだけでもほとんど不可能だと思われるが、さらにマズイ事態になる可能性もある。北高地の敵は、高地東側に我が陣地があると予想しているだろう。しかし実は何も無いw。したがってあと数ターンは慎重に移動するだろうが、遠からず我々の陣地が存在しないことに気づくはずだ。その時、後方突破の可能性が出てくる。現時点での率直な感想は、「あ〜、T34があと2両欲しい!」である。でもな・・今更言ってもどうしようもないよなw。

一方、南部については前ターンの先手攻勢で我が軍が有利になった。敵は積極的な対策を打ってこなかったようだ。おそらく、対戦車砲が移動をやめてDefend体勢に移り、セモベンテも南から見えない地点に隠れたと思われる。これで敵の南部攻勢は半分頓挫したと言ってもいいだろう。セモベンテは側面攻撃が怖くて高地にも登れまい。さらに、我々は高地西側を師団砲を含む砲兵で砲撃しているから、中核戦力であるベルサ2個小隊は釘付けになっているはずで、今更移動目標を変更するのも不可能なはずだ。ここであと一押しして敵の士気を挫きたいところである。


<北部対応>
目下の焦点は、教会北西部の第一線陣地だ(添付図参照)。我々は木造橋周辺のワジにモロトフ投擲部隊3を潜伏させておいたが、ベルサ小隊の果敢な突撃によりあっさり一掃されてしまった。これで対人モロトフ攻撃は終了である。でもまあ、視界内で敵が横並びに立ち止まってくれただけでも有難いと思わなければなるまい。まずこの敵に一太刀浴びせておく必要がある。

ここを攻撃できるのは、教会のマキシム重機1挺と教会背後のリムスキー隊だけである。マキシムの視界には斥候を含めた敵4がいるので、撃ってしまえば高確率で見つかるだろうが、見つからなくても目隠し煙幕&砲撃で役立たずになってしまうだろう。どっちにしてもこのターンの終わりか次のターンでこの位置は使えなくなる可能性が高い。一方、リムスキー隊が攻撃するには煙幕を超えて西に進まなければならず、ATGの遠距離狙撃が心配である。まあ当たるとは思えないが。どっちも上手い攻撃ではないが、ここで反撃しておかないとジリ貧になるのは目に見えている。

まずリムスキー隊が攻撃する。結果、ベルサ2個分隊が西側崖下に後退、斥候は壊滅した。これでマキシムの視界には無傷のベルサ1個分隊だけである。・・・悩む。攻撃したのも残っているのも同一小隊のはずだ。西に2個分隊、東に1個分隊。いまや両者の距離は5HEX。崖下の退却地点にはこのターンの終わりに我が81mmが降り注ぐ予定だ。とすると、退却部隊が完全に回復するのは難しいし、こんなバランスの悪い隊形で前進を続けるには無理な機動が必要だ。・・こいつ等はもう一度オイシイ目標になってくれる可能性がある。今存在を気づかせる必要はない。結果、マキシムはまだ撃たない方が良いと判断!


<南部対応>
南部では南集落沿いでできるだけイヤラシイ攻撃を仕掛け、敵をイラつかせる必要がある。少しずつでも戦力を削って側面と背後に注意を集中させて、南高地を万全な体勢で攻められないようにするのだ。それでも南高地を無理に攻撃したら、側面支援とともに正面から堂々と撃破するのが最終目標だ。

今回、おいしい目標を発見した。線路沿いの建物に5mphで侵入したMMGである(添付図参照)。移動中の機関銃は反撃できないから、狙撃兵2個分隊がコイツを3〜4HEXで一方的に撃てる。さらにこの建物には地雷を仕掛けてあるから、敵が退却してもドカンといく可能性がある。一番他に視界が届かない狙撃兵分隊が攻撃開始!二射撃目で退却に追い込んだ!そしてドカン!死者2名を出してそのまま壊滅!完璧な展開!撃たれて全滅するのと地雷を踏んで全滅するのでは心理効果が全く違うはずだ。

続いての目標は・・付近の見えない敵である。ここ数ターンの状況からすると、南集落の北西10HEX以内にはかなりの敵がいるはずだ。大事な主力は南からの視界が通らない地点へ隠れたはずだが、一部の機関銃やATRは我々の反撃に対処しようと待ち受けている可能性が高い。問題はどうやって位置を割り出すかだが・・ここで再び徴集兵の出番である。

すでに本隊の指揮範囲外に出てしまった徴集兵第一分隊を果敢に(無謀に)2HEX前進させる。案の定、3HEX北西の建物から臨機を受けて1名死亡。敵はここにもMMGを置いている。しかしコイツは動いてない。我々が8ターンで撃退したMMGがすぐに戻ってきたのだろう。それを見越して前ターン終了時に50mm軽迫を打ち込んで建物を倒壊させておいたが、抑圧も回復したらしい。

このMMGを撃てる歩兵部隊は多いが、反撃されるのは困る。まだ見つかってない歩兵の位置を晒すのも避けたい。一番良いのはT-34で攻撃することだが、クバエフ隊はこのターンでできるだけ北に戻っておきたい。よって、徴集兵にスタックして余分な移動力は使いたくない。スタックしないで撃てそうな地点はいくつかあるが、敵ATGに撃たれる危険がある。

う〜ん、悩む。しかしここでもう一度クバエフ隊の姿を見せておけば、我々が積極的に側面攻撃を狙っていると思わせることができるだろう。たぶんATGは当たらないし。うん。そう信じよう。クバエフ2が2HEX北上。西側の視界は開けているが・・撃たれなかった。さっそく攻撃!一発撃てば抑圧充分だろう。移動力を節約するためにあまり撃ちたくない。続いて徴集兵が攻撃!・・あか〜ん!目標に反撃されて2名死亡。ああ、無駄な損害を出してしまった!まだMMGの抑圧は充分ではなかったのだ。仕方が無いのでクバエフ2がもう一発!あっさりMMGは壊滅した。最初からケチらずに撃てばよかったよ・・

このミスによって損害は3名に増えたが、MMGを2つも壊滅させれば充分な戦果だといえるだろう。あと一つベルサの小隊長が見えているが、ちょっと遠い。今回はこれで攻撃終了としよう。結局、二回も射撃したせいでクバエフ隊が南集落から出られなかったのは残念だが・・。


<ターン終了時>
・敵100mmのカウンターが続く。どうしても我が砲兵を無力化したいらしい。
・敵82mmが教会と南高地の我が偵察兵に砲撃。完全にバレている。
・敵82mmが教会北西部高度30を狙う。しかしそこには誰もいない。
・敵82mmが南集落と南高地の境目に煙幕。
・我が砲兵も全力で南北を砲撃。効果不明。
・このターンで初めて敵は82mmを4門同時に使った。やはり12ターンが山場か?
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Nor
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【Turn12】

<リプレイ>
・南集落で突出した徴集兵がMMGとセモベンテに攻撃されて退却
・北高地南東部を守る歩兵小隊がベルサ2個小隊とL6の攻撃をうける
・我が砲撃が南北に降り注ぐ
・北高地中西部で敵歩兵が地雷を踏む
・敵軽迫が南高地の我が偵察兵を砲撃
・我が師団砲が敵75mmにカウンターを受けて退却!!
・どこかでベルサ分隊が退却


<北高地>
・高地頂上中東部にベルサ2
・南西ワジ付近にベルサ2、小隊長1、工兵1

<教会>
・教会正面200m以内にベルサ1個小隊
・教会北西10HEX以内にベルサ1、MMG2、軽迫1

<南高地>
・南高地上に斥候1、ベルサ1
・西側斜面にベルサ1
・西側5HEXにMMG1

<南集落状況>
・北西5HEXの森にMMG1とセモベンテ1(移動不能)


<オルスキー少尉の戦闘報告>
1400時、小官の狙撃小隊は北高地南東部に配置された。
1430時、戦車を擁する大部隊が北高地攻撃開始の一報を受ける。
1450時、第二分隊が敵歩兵の攻撃を受けた。同分隊は敵斥候を撃退したが、2個分隊の集中攻撃を受けて退却した。

1500時、再び第二分隊が襲われ、直後に我が小隊本部と左翼の第三・第一分隊も攻撃を受けた。敵は正面から軽戦車と歩兵、北側面から歩兵が同時攻撃。正面からの歩兵攻撃は後方150mにいる機関銃分隊の支援もあって退けたが、側面攻撃にはなす術がなかった。敵は北側の煙幕が晴れたことを抜け目なく利用した。左端の第三・第一分隊には正面から軽戦車が執拗に20mm機関砲を撃ってきたが、我々の抵抗が強固だとわかると突然射撃を止めて後退していった。

最も重要な左端の危機は切り抜けたが、我が本部と両隣の分隊は大混乱に陥っていた。そこへ機関銃分隊とT-34が援護射撃を開始し、敵1個分隊を壊滅、残り1個も退却させることに成功した。ロジーナを見て安心した我が本部は何とか混乱を収めたが、第三分隊はまだ混乱が続いている。目下の所、小隊の損害は10名。何らかの対応がない限り、我が小隊は10分持ちこたえられるかも怪しい。

戦車隊のリムスキー中尉と協議した結果、小隊右翼と機関銃陣地を放棄し、より重要な南西方向に100mほど転進することを決断した。歩兵分隊は密集したために砲撃には弱くなったが、近接戦闘に持ち込むべく煙幕を張って高地からの視界をことごとく遮断した。機関銃はT-34とともに後方300mの位置まで移動した。(添付図参照)


<オイストラーク軍曹の回想>
私の重機班は教会北側を一望できる地点にマキシムを設置しました。同時に、命令があるまで絶対に撃つなといわれました。あれは戦闘がはじまってちょうど1時間くらいでしょうか、遂に射撃許可が出ました。私の視界には4つの敵分隊が見えました。ベルサリエーリが2個、その小隊長が1個、工兵が1個です。距離は300〜400mでした。しかし小隊長分隊だけは直前の砲撃で混乱しているようだったので、目標には入れませんでした。ええ、そんなの撃っても当たりませんから。

私が最初に狙ったのは左端のベルサ分隊です。目標の重要度としては橋の地雷を除去しようとしている工兵が一番なんですが、工兵には反撃される心配がありません。ヤツらは短機関銃しかもってないでしょうから。その点、ベルサは目も腕もいいし装備も優秀です。だから見つかると怖い一番近くのベルサを最初に撃ちました。

一射目で手応えがあり、人影が倒れるのも見えたような気がしました。敵は一斉に地面に伏せたと思います。こうなるとなかなか当たらないんです。そこで私は次に右端のベルサを狙いました。こちらも一射目で数人が倒れました。もともとこの分隊は人数が少なかったようです。だから私は工兵は後回しにして、先にコイツらを三回撃とうと思いました。ええ、三連射が限界です。経験から言えばそれ以上撃ってもほとんど効果はありません。

二射目も手応えがあり、三射目で誰も動かなくなりました。たぶん全滅したはずです。私は予想以上の結果に喜びました。ええ、付近の部隊が全滅すると、周りにいるヤツらはそれだけで不安になりますからね。誰か一つを全滅させれば、他のヤツらを一回ずつ適当に撃ったくらいの効果はありますよ。

最後に工兵を狙いました。工兵はやっぱり撃っておく必要があります。ヤツらは離れていれば怖くないですが、近づかれると凶悪ですからね。この場合は地雷を除去しようとしてたから、なおさらです。だから工兵に最後の二連射を浴びせました。おそらく2人くらい倒れたと思います。これで充分目的は達したと判断しました。頭を下げさせておけば、地雷は除去できませんから。

こうして私は一気に6回も射撃したんですが、これは原則から言えば間違いです。敵が動き出したとき効果的に反撃するには1〜2回は射撃数を残しておかないといけません。それに見つからないことを優先するなら、3回くらいしか撃たない方がいいんです。しかし、あの時は仕方ありませんでした。何しろいつ砲撃を受けるかわからなかったし、煙幕でも降ってきたら完全にお手上げです。ですから私はあの一回が最初で最後のチャンスだと思って全力で撃ったんです。

撃ち終わってからは逃げるかどうか迷いました。マキシムの擬装は完璧だったので見つかっていないとは思いましたが、盲砲撃の対象にはなると思いました。それに左手300mにはベルサ小隊が迫っていたんです。しかし私は逃げないと決断しました。いや、祖国のためにとかそういうのじゃありません。運がよければ、もう一回敵に一泡吹かせるチャンスがあるかなと思っただけです。


<ボルドフスキー軍曹の手紙>
愛する母さん。この手紙が届くとは思わないけど、僕の最期を知らせたくて書くことにする。僕は今、オニオンドームと呼ばれる教会の尖塔にいる。ここは高くて眺めがいい。何時間か前、僕は北部偵察チームに配属された。1チームは3班で、僕は第三班の班長になった。でもこの1時間で他の2班はやられてしまって、残っているのは僕と伍長の2人だけだ。

配置につく時、大佐からここは一番大事な監視所だから良く見張れと言われたけど、僕は直前に眼鏡を落としてしまったことを言えなかった。目が悪い偵察兵なんて冗談みたいだけど、実際僕はこの1時間で接近する敵をほとんど発見できなかった。でも皮肉なことに今は良く見える。眼鏡がなくても100m先の敵はさすがに見えるんだ。

さっき迫撃砲の砲撃を受けた。その瞬間はパニックになったけど今は何とか落ち着いた。いや、正直に告白するとまだ足が震えている。それに砲撃の瞬間、僕はここを逃げようとしたんだ。でもすぐに無理だと気づいた。僕達のすぐ後ろには工兵分隊がいて、知らないうちに僕達の足元に地雷を仕掛けていたんだ。諦めて窓の外を覗くと、さっきまで見えなかった完全武装の敵歩兵1個小隊が100〜200mに迫っていた。敵は精鋭だと聞いていたけどまるで魔法みたいだよ。でもこれは僕の責任だ。

もう最後の報告を済ませて無線機は壊した。僕達は発砲を禁じられているけど、このまま何もせず終わりたくはない。前は敵、足元は地雷、後ろには工兵と機関銃でどこにも逃げ場は無い。敵が50mに迫ったら最期の抵抗をするつもりだ。2人ではほとんど役に立たないだろうけど、せめて敵の斥候と刺し違えたい。後退させられて地雷を踏むのだけはご免だ。


<ダニレフスキー少尉の日記>
砲兵連絡員の私のもとには多くの情報が集まる。いよいよ状況は危機的だ。敵は前進開始から1時間、1500時をもって大規模な攻勢を各所で始めた。ところが大佐は自分の予想が当たってご満悦だ。予想通り攻撃が始まり、予想通り北部が壊滅的な状況になったとして、何が嬉しいのだ?指揮官の責務は敵の作戦を予想することでなく、予想に基づいて実効力のある対策を立てることだ。しかし大佐の頭にあるのはFO圧死作戦とか糞の役にもたたない対策ばかりだ。

次々に悪い情報が入ってくる。5分前、師団砲が敵の75mmにカウンター砲撃を浴びて退却中との報告が入った。この30分で2回もカウンターを食らったというだけでも驚きなのに、さらに相手が同口径砲とは!!これも全ては大佐のせいである。たった1個中隊を連続で使うからこんなことになったのだ。師団砲なら122mmが一般的なのに、わざと格好をつけて75mmを選択しやがって。それに加えて、砲弾だけは三倍にしろなどと無理な注文を付けた。こんなことなら普通に75mmを2個と122mmを1個中隊揃えた方がよほど役にたったのだ!

まだ大佐には伝えていないが、10分に及ぶ敵100mmの我が迫撃砲陣地砲撃のせいで、82mm迫1門が故障した。今のところ抑圧も含めて他の損害はないが、このペースで砲弾が降り続けるとどうなるかわからない。しかし、この件は私の胸のうちにしまっておくべきだろう。逆上した大佐に責任を問われかねないからだ・・


「同志少尉、また師団砲はカウンターを食らったそうだな。」
「はい。誠に不運としか言いようがありません。」
「師団砲は南高地の敵歩兵を食い止めていたというのに、このタイミングで使えなくなるとはな・・」
「しかし同志大佐、迫撃砲陣地には被害は一切出ておりません。その点は幸運といえるでしょう。」
「うむ。では迫撃砲には適当に砲撃命令を出してくれたまえ。南高地はもう手薄になって構わんぞ。」
「では教会周辺と北高地に砲撃を集中させます。それから同志大佐・・」
「何だ?」
「今後の砲撃方針はどのように・・」
「ふむ。いよいよ対砲兵射撃を狙う。今からがチャンスだ。攻勢を始めた敵は連続砲撃支援を必ず行う。」
「では不動照準を用意しておきますか?」
「まだ早い。次のターンで見えた硝煙を狙うのだ。慌てなくても0.4で撃てば良い。」
「なるほど。今ターンでは既に移動している可能性がありますもんね。」
「うむ。次ターンは対砲兵射撃を優先する。敵にも一番大事な時に砲兵が使えない痛みを味わわせてやる。」
「同志大佐、流石です!素晴らしい対策だ!」


<その他>
・南高地の偵察兵は抑圧除去に失敗。最期の抵抗を試みる。
・南高地に上がった敵偵察兵を教会の狙撃分隊が始末。
・南集落の狙撃小隊は北上
・撃たれた徴集兵は抑圧除去に失敗。
・クバエフ隊はこっそり北上。中央集落に隠れる。


<ターン終了時>
・敵81mmが北高地南東部の機関銃陣地を砲撃。しかし移動済。
・敵軽迫が北高地南東部の歩兵陣地最左翼を砲撃。命中。
・敵81mmが南高地東側(中央集落)に煙幕。
・敵軽迫が南高地上のクサイ地点3箇所を砲撃。2箇所で命中。
・我が迫撃砲がいろいろ砲撃。効果不明。
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サプライズマシン1号
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下士官視点も面白いですねw

砲兵観測員の日記に爆笑
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Nor
大佐
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Joined: Sat Feb 07, 2004 20:09 UTC
【Turn13】

<リプレイ>
・教会の偵察兵がベルサ一人を道連れに全滅
・教会のマキシムが敵MMGを壊滅
・我が迫撃砲が南北高地を砲撃(戦果1を確認)
・敵75mmが教会のすぐ真南に煙幕
・敵75mmが北高地南東部の我が陣地を砲撃(ほとんどハズレ)
・敵81mmが中央集落に煙幕
・北部でベルサと小隊長各1が退却

<北高地>
・高地中東部、我が陣地の北3HEXにベルサ1
・南西ワジ付近にベルサ2

<教会>
・教会正面200m以内にベルサ1、斥候1
・西側10HEX以内に20mmAAと大型トラックが各2

<南高地>
・南高地上に斥候1、ベルサ1
・西側斜面にベルサ2、小隊長1

<南集落>
・何も見えず


<オルスキー少尉の戦闘詳報>
1505時、敵75mm砲の砲撃を受けるも損害なし。しかし最左翼の第三分隊に数発の至近弾あり。同分隊は5分前より混乱を抜け出せず、この砲撃でパニックに陥った。戦線崩壊が危ぶまれたが、幸いなことに敵歩兵および戦車の攻撃無し。

我が小隊を支援するT-34リムスキー隊は、北に数百メートル移動して敵歩兵3個分隊を退却、LMG分隊を壊滅せしめた。戻り際に最右翼の第二分隊を乗車させ、小隊本部の50m右に配置。これで我が小隊は高地斜面沿い150m幅まで戦線を縮小し、歩兵5個分隊とT-34が極めて狭い範囲に密集したことになる。砲撃も心配だが、今敵の突撃が始まるとリムスキー隊も危ない(図参照)。


<オイストラーク軍曹の回想>
昨日の続きをお話しましょう。あれから私は敵の様子をじっと見ていました。おそらく5分もなかったと思いますが、それはそれは長い時間に感じました。敵はゆっくり動き出しました。私に撃たれた左端のベルサと工兵はすぐに見えなくなったので、たぶん50m前方のワジに入ったのだと思います。しかし、混乱状態だった敵小隊長は煙幕を張って後退しました。

さらに後方から来た新手もワジに入っているようでした。いや、見えないんです。当時は雨が降っていたし距離は300mあった。そして教会からの視界は非常に狭い線上に限定されていた。さらに敵はベルサだった。ヤツらは50mくらいの移動だったら全く物音も立てず姿も見せません。ですから正確に言うと、移動しているような「気がした」んですな。しかし、この予測は当たっていると思います。

気配はしても見えなければ撃てない。正直こりゃ手がつけられないと思いましたよ。でも敵の機関銃だけは見逃しませんでした。その姿を視界に捉えた瞬間、私は無意識に引き金を引いていました。バタバタっと倒れてあっさり全滅です。5分前に逃げなくて良かったと心から思いました。

そして私はもう一度決断を迫られました。その時見えていた敵は、左手300mにベルサが2個分隊。1個は混乱して、もう一個は万全の状態に見えました。当然私は混乱してない方を撃ちましたよ。ただし今度は二連射です。わずかな手応えしかありませんでしたが、逃げ出す敵兵も見えたから混乱状態には陥れたと思います。

実はもう一回撃てたんですが、三回撃ってしまうと今度は私が逃げられない。敵としては私のマキシムは非常に厄介だったはずです。しかし姿が見えないから砲撃するしかない。私は5分前に撃ち始めたから、もういつ迫撃砲が降ってきてもおかしくない状況だった。それに、直前に小隊長から敵の軽迫が教会西側400mに接近中との連絡も入っていました。たかが50mmの軽迫と言っても300mくらいから撃たれると一発で全滅する可能性もあります。少なくとも一度撃たれると、もう移動も射撃もできなくなる。

だから私は撃ち終えたら即座に教会から走り出ました。同時に教会の南側に位置していた小隊長も、結局一発も撃たないまま陣地を捨てました。ええ、機関銃兵ってのはそんなもんなんですよ。砲撃を食らって為す術なく死ぬより、潔く位置を移動して次のワンチャンスを狙うのが信条です。我々がマキシムを担いで50m走って教会から出たとき、迎えの荷駄隊が走ってくるのが見えました。


<リシーキン軍曹からの無線連絡>
こちら南部偵察チーム第二班リシーキン軍曹。敵南部迫撃砲の硝煙を視界に捉えた。目標までの距離は1.1km。敵影見えず。さらに接近を続ける。以上。


<ダニレフスキー少尉の日記>
教会西端の偵察部隊が全滅した。敵の進撃状況を見極める目が無くなるのは砲兵にとって大損害だ。しかし南高地廃墟の偵察部隊は深刻な混乱から奇跡的に回復し、南高地の状況を克明に報告してきた。これは非常に貴重な情報だ!この地点からは南高地上だけでなく教会西側も見える。5分前に混乱を抑えることに成功して退却していれば、この重要情報は手に入らなかった。全く何が幸運だか終わってみるまでわからない。

報告によれば、5分前に突如教会西端に姿を現したベルサ小隊は、我が偵察兵を全滅させた後、意外にも真っ直ぐ教会に突入せず、進路をやや南に変えているようだ。我が工兵が教会内部にせっせと敷設した地雷の存在が砲撃でバレたのだろうか?敵は地雷を恐れて正面突入を躊躇し、南側面に回り込もうとしているのか?南高地の敵部隊はベルサ2個小隊とやや手薄なので、支援に向かったのだろうか?せっかく教会正面の奇襲に成功しておいて??

敵の思惑がどうあれ、事態が深刻になっているのは確かだ。迅速かつ的確な砲撃が我が軍の死命を制する。砲兵将校としては、教会の西・南・北西と北高地を全砲門で徹底的に砲撃する必要アリと判断する。特に敵軽迫の接近を許してはならない。教会偵察部隊の最期の報告によると、軽迫1門が北西のワジに入ったことが確認されている。この周辺を砲撃して軽迫を自由に撃てないようにしておかなければ、教会の各区画は易々と敵の手におちるだろう。

ところが!ところがである!あの大佐はこの非常時に及んで、対砲兵射撃をすると言い出した。信じられない愚鈍さである。我が砲兵のどこにそんな余裕があるというのか!師団砲はいまだ退却中であり82mmも1門壊れている。師団砲が使えず南部の砲撃が手薄になった途端に、敵は南高地に登ったではないか。北高地の我が歩兵陣地正面に敵が突っ込んでこないのも、砲撃を集中しているからなのだ。攻撃部隊に対する砲撃こそが敵の前進を阻んでいるという現状を、あの俗物は全く理解していない・・。


「やあやあ同志少尉、対砲兵射撃の準備は万全かな?」
「もちろんです同志大佐。しかし偵察班が硝煙を視界にいれたものの、敵影は確認できていないのですが・・」
「1km以上離れた迫撃砲が見える方が不自然だろう。」
「いや、迫撃砲は見えないでしょうが、輸送部隊も見えないのが少し気になりまして・・」
「地形を良く見ろ。硝煙のすぐ北側は開豁地の北向き斜面ではないか。トラックはここだな。」
「なるほど・・しかし・・そもそも敵は間違いなくここにいるのでしょうか?」
「間違いない。北部の硝煙は遠すぎる。撃ったのは間違いなく南部だ。」
「すでに移動した可能性は?」
「無い。敵は12ターンに遅延0.4か0.5で煙幕砲撃を指定した。我が12ターンの後と敵13ターンの後に煙幕が落ちたからな。」
「つまり?」
「敵13ターンの後、つまり我が現ターンの直前に落ちたということは、敵は13ターンで移動しなかったということだ。」
「では・・・150mにわたる硝煙のうち南端の(26,45)にいるという根拠は?」
「君は本当に砲兵将校かね?我が迫撃砲陣地を見たまえ。硝煙は北北東に流れている。何よりの証拠だ。」
「しかし・・・今我々が遅延0.4で狙っても、次のターンに敵が移動すれば無駄に終わるのでは?」
「その可能性はある。しかし私は次のターンも移動しない可能性が高いと見ている。」
「なぜですか?!その根拠は?」
「理由は二つある。一つには敵は今回82mmを1門しか使ってないということ。もう一門は照準修正中の可能性が高い。」
「いやあ、別々に移動してるだけかもしれませんよ。とすると今撃ったやつは次で移動しますよ。」
「確かにな。しかしそれも二つ目の理由で否定される。南部では我々が優勢で敵迫撃砲はあまり前に出られないのだ!」
「おお・・確かに・・今回中部で20mmAAが見えましたが、あれよりは後方にいたいでしょうね。」
「おそらく南の迫撃砲は開始ラインの橋を超えるのを躊躇っていると思う。しかし前線は着々と東に進んでいる。」
「だから橋のギリギリ手前に止まってるというわけか・・」
「そして仮に対砲兵射撃が外れたとしても充分効果はある。狙ってるぞ!と敵に思い出させるだけでな。」
「敵は陣地転換を強いられてこの大事な局面で連続射撃できなくなるというわけですね。」
「その通り!やっと君もこの作戦の重要性が理解できたようだな。」
「・・・さすが同志大佐!我が軍の生死はこの対砲兵射撃にかかっていますな!さっそく命令を出します!」
「君も砲兵将校ならもっと基本を学ぶべきだな。君の教育も兼ねてその他の砲撃は君に一任する。」
「くっ・・・」


<その他>
・南高地でクバエフ隊が反撃。ベルサ1を釘付け、ベルサ1を撃退、斥候1を壊滅
・クバエフ隊は後退時に南高地の偵察兵を回収・後送。
・南集落の狙撃小隊は依然北上中


<ターン終了時>
・敵75mmが北高地南東部の歩兵陣地を砲撃。かなり命中。
・敵81mmが北高地南東部の歩兵陣地最右翼を砲撃。移動済。
・敵100mmが教会背後の墓場北側に大煙幕!ビックリ!
・我が迫撃砲2門が微妙な砲撃。効果不明。
・我が北高地南東部の歩兵陣地で最左翼分隊が抑圧過多退却!
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Nor
大佐
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【Turn14】

<リムスキー中尉の無線連絡>
「敵の煙幕砲撃。場所は我々の背後数百メートル。墓地の北側だ。」
「75mmの砲撃・・歩兵陣地に命中弾多数!損害は・・歩兵小隊の左翼が壊走した!」

「ベルサリエーリを北300mに視認。歩兵小隊と交戦中・・」
「北のベルサは1個小隊規模・・・北西からも来た!」
「ベルサ2個小隊と交戦中・・・友軍歩兵の一部は沈黙したが陣地はまだ持ちこたえている。」
「歩兵にかなり損害が出たようだ・・・しかし我々は健在。敵は撃退し・・」

「いや、まだだ。北から撃たれた!視認できず。おそらく対戦車ライフルだ。」
「西からL6軽戦車!交戦距離は100m!歩兵が次々とやられていく!!」
「セモベンテも来た!!敵は50mまで接近!!ダメだ・・」
「フェドロフスキー車がやられた!!いや、車両は無事だ。乗員は離脱した模様!」
「L6とセモベンテは合計10両程度!北と西から一方的に撃たれている!!!」
「・・・我々は生き延びた・・歩兵の被害は甚大だ・・救援求む・・」

「また来た!!今度はオートバイだ!残った歩兵が一掃されていく!!」
「まだ来るぞっ!!敵オートバイは中隊規模!!」
「歩兵小隊は全滅!離脱したフェドロフスキーもやられた!我々は完全に包囲された!!」
「・・・・・・・・・・」


<バクーニン少尉の報告>
「対戦車砲第一小隊バクーニン少尉、現状を報告せよ!リムスキー隊は見えるか?!」
「見えます。凄惨な戦闘です。生存部隊はT-34が1両のみ。歩兵は全滅。」
「・・・視界内の敵を報告せよ。」
「T-34の500m北に75mm歩兵砲とトラック、300m北に47mm対戦車砲とトラック・・」
「・・・」
「その周辺にゾロターンATRと無傷のオートバイ1個小隊・・」
「・・・」
「T-34の100m内にセモベンテ3、L6戦車3、ATR1、オートバイ6、歩兵2、トラック1」
「・・・」
「視認できるのはそれだけですが、おそらくもっといます・・」
「T-34の様子はどうだ?退却できそうか?」
「現状では無理そうです。南側はオートバイ2、北と西ではL6が1、セモ2、ATR1が隣接しています。」


<ダニレフスキー少尉の日記>
恐れていた瞬間がついに訪れた。カタストロフが始まったのだ。我が北高地南東部陣地はわずか5分で壊滅した。歩兵小隊だけならまだしもT-34も1両失った。生き延びたもう1両も退却できるかどうかわからない。敵はT-34が高地に接近しすぎた瞬間を見逃さなかった。我が歩兵のパニック退却も攻撃開始を決断させた一因に違いないが、背後への煙幕と陣地を狙った砲撃を見る限り、この攻撃はある程度計画的なものだったとも思える。

そして我々の油断によって発生した一瞬の隙をついて、敵は持てる全戦力を一気に投入してきたのだ。判明している限りでも敵の投入部隊は、ベルサ2個小隊、L6軽戦車1個小隊、セモベンテ1個小隊、オートバイ1個中隊、その他支援部隊多数である。ベルサだけなら攻撃不発、戦車投入でも我が陣地は半壊で済んでいた。しかし、オートバイ中隊(!)の投入がトドメを刺した。これで我が歩兵は完全に一掃され、戦車も逃げ道を塞がれたのだ。敵将の時機を見る力と決断力は恐るべきものだ。

しかしそれ以上に驚嘆するのは、この中盤過ぎまでオートバイ中隊という大サプライズを隠しおおせたことだ。我々はオートバイが存在することなどつゆ知らず、サプライズは騎兵だとばかり思ってきた。サヴォイア騎兵の活躍という、あの愚劣な大佐の妄想に踊らされていたのだ!それにしてもオートバイが荒地と弾孔だらけの北高地を越えてくるとは!ハンニバルのアルプス越えもかくやという衝撃だ。敵将は恐るべき忍耐力と緻密な計画性を備えている。とてもあの低脳大佐がかなう相手ではない!

・・・もはや私の命も危うい。オートバイならあと5分でここまで来れる。しかし我々には予備戦力が皆無だ。惜しむらくは・・せめて・・せめて・・歩兵がモロトフを持っていれば!!モロトフの真価は恐るべき破壊力にあるのではない。最初の攻撃で防火壁を築いて視界を塞ぎ、同方向からの第二・第三攻撃を阻止できることにあるのだ!今回の歩兵にモロトフがあれば、敵の攻撃は途中で頓挫したはずだ。モロトフの重要性は明らかだったのに、師団砲の選定理由と同様、ヤツは自分が格好をつけるためだけに歩兵のモロトフ装備を禁じたのだ!ヤツはこの大失態で更迭されるべきだ。もう我慢できない。私が引導を渡してやる!

「ザモイロフ大佐、北部陣地は壊滅しリムスキー隊の生還も絶望的ですな。この責任は・・」
「ふむ。君にあるな。」
「?!」
「私は大粛清を生き延びた将校だぞ。君の背任行為に気づかんと思ったか?」
「背任・・」
「君は82mm砲の損失を報告しなかったな。正確な報告があれば私の対処は確実に変わっていた。」
「そんな・・・」
「まあ私も鬼ではない。君の態度次第では政治将校に報告しないでおくことも可能だが・・」
「私は・・まだ何も・・もちろん大佐の命令は絶対正しいと信じております!!」
「よろしい。では当面の問題を片付けようか。」
「片付けるって・・・何か対策があるのですか?!」
「当然だ。プランBを発動する!」


<リムスキー救出作戦>
まず状況を整理しよう。北高地南東部の歩兵小隊は文字通り全滅。残っているのはリムスキーのT-34が1両だけ。しかしリムスキーは抑圧54を抱えている。この状態でいきなり抑圧回復を試みるのは危険だ。よってここはちょっと放って置く。南部方面の損害は、教会南側の石壁にいたATRがやられただけだ。これは正面から来たベルサ1個小隊が南側に回りこんだという報告を裏付けている。別の小隊は北側面から突入するのだろう。教会攻撃は南高地の攻撃と連動しておそらく2ターン以内に始まる。

北高地での攻撃も、本来は数ターン後に開始する予定だったのではないか。北高地東側で視認できた敵は、オートバイやATG・IGなどのほとんどが高速移動している。これは充分な準備を整えた攻撃ではなかったことを示している。おそらく、ちょっと戦闘を始めてみたら我々が意外に弱いことがわかったので、一気に突っ込んできたというところだろう。

確かにオートバイを中隊規模で持っていることは完全なサプライズだった。これまで敵に欠けていたのは速さだった。ベルサがいくら強くても、1〜3HEX単位で移動する限り砲撃で捉えられるしT-34でも簡単に嫌がらせができた。我々は敵と5HEX程度の距離を取っている限り、一気に突破される可能性は無かったのだ。しかし、敵は遂に無類の機動力を誇るオートバイを使用した。姿を見せた以上もう我慢しないだろう。一部は後方突破を計るかもしれない。そして我々にこれを止める術は無い。突破が確実になれば、迫撃砲が直射で対抗できるように砲撃を止めるしかない。

しかし今回の敗北の明るい面は、敵戦力をほぼ完全に把握できたことだ。北高地の敵戦力は、
・ベルサリエーリ1個中隊
・工兵1個小隊
・オートバイ1個中隊
・セモベンテ×4
・L6軽戦車×5
・75mm歩兵砲×2
・47mm対戦車砲×4
・20mm対空機関砲×2

これに対して我々は、歩兵1個小隊とT-34が2両だけで抵抗していたと思うと愕然とするが、実は問題になるのは歩兵だけだ。戦車と支援部隊だけでは攻められないのだから。すでにベルサ中隊の戦力は1.5個小隊ほどに半減しているはずだ。残りも今回の攻撃の損害で次のターンはほとんど使えないはずだ。工兵は西側の橋付近にいるのでとりあえず無視できる。あとはオートバイだ。つまり我々がここで踏ん張れるか否かは、このオートバイ中隊をいかに無力化するかにかかっている。最優先目標はオートバイである。ATGでもIGでも戦車でもない。絶対にこの点を忘れてはいけない。

そしてオートバイに対応できるのはT-34だけなのだから、まずリムスキーを確実に救出する必要がある。リムスキーの運に全てを賭けるのは簡単だが、敵に包囲された現状での回復成功率はかなり低いはずだ。ここは多少の危険を冒しても、少しでも回復成功率を上げる条件を整えなければならない。つまり、リムスキーの周囲にいる敵を−最低でも南側のオートバイを−排除し、友軍の姿を−できれば戦車の姿を−間近に−せめて100mほどには−見せてリムスキーを勇気づけなければならない。しかる後に乾坤一擲のRボタン右クリックである。それでも回復できるかどうかは運だ。まず人事を尽くそう。


<オイストラーク軍曹の回想>
どこまで話しましたかな?ああ、そうそう。私が教会を出ると荷駄隊が来たんです。ところが彼らは1台だけだった。もう一台はATGの運搬に必要だから来られなかったというんですな。つまり私と隊長のどちらかしか乗れないということです。乗るのは当然隊長でしょう。私は重いマキシムを抱えて走らなきゃならないと思ってウンザリしていました。

その時です。北東方向から銃声がしました。北高地南東部に我々の歩兵陣地があることは知っていたので、そこで戦闘が始まったんだと気づきました。銃声は次第に大きくなり機関砲や戦車砲の音も聞こえてきました。その音から判断して、敵の大攻勢が始まったんだと思いました。教会の裏手には並木道があったので、敵の姿は見えませんが銃声はどんどん近づいてきました。我が軍の手榴弾の音も散発的に聞こえました。もしかすると歩兵陣地は壊滅するかもしれないと嫌な予感がしました。

一瞬の静寂の後、我が軍の反撃が始まりました。SG43や聞きなれたマキシムの音が聞こえました。続いて並木道に指揮所を置いていた歩兵中隊本部が東側に姿を消して射撃を始めました。やがて2台のT-34が並木道を南から北へ走っていきました。これはただ事じゃない、もしかして我々は包囲されるのかと不安になりましたが、同時に私はこれで長距離を走らなくて済みそうだとも思ってホッとしました。

私はさっそく飛び出そうとしましたが隊長に止められました。今並木道に出ると敵に見つかるというのです。私は動転していたんですな。確かに隊長の言うとおりです。我々は存在を見られると意味がなくなる。並木道からの視界に入りそうな敵は戦車とATGが何とかしてくれるということでした。実際、75mm戦車砲と45mmATGの砲声がしばらく聞こえ、T-34が戻ってくる音が聞こえました。そこでようやく隊長から移動許可がでたので、私は並木道まで100m走りました。

すぐに北東方向を窺いましたが敵は見えません。歩兵が退却時に炊いたらしき濃い煙幕が見えるだけでした。そしてさっき見た2両のT-34は3両になって私から100mの位置に戻っていました。南から来たT-34は戦友の救出に成功したんだと気づきました。いやあ、嬉しかったですよ。さすがロジーナだと感動しました。私はさっそくマキシム設置に取り掛かりました。ロジーナが3両も前にいたのでそれまでの不安はさっぱり吹き飛んでましたね。

隊長は直前に砲撃を受けていたので並木道までも移動できないようでした。そこで荷駄隊が役に立った。隊長のマキシムはロバに牽かれて私の南側に位置し、ロバはさらに南の坂を下って姿を消しました。結局、荷駄隊は1台だけで良かったんです。ともかく我々はこうして意外に早く新たな射撃位置につきました。隊長と射撃距離を調整し、敵が煙幕から顔を出したら撃ちまくろうと誓いました。


「というわけで、機関銃2・歩兵1・ATG2・クバエフ隊を駆使して何とかリムスキー救出作戦は成功したぞ。」
「かなり不安は残りますが一時的な反撃態勢もできましたね・・・それよりプランBとは何ですか?」
「君はモノを知らんな。プランBとは代替案のことだ。」
「・・はぐらかそうとしてますね。」
「普通はプランB発動!と格好つけて言う時は、今から対処を考えようということだな。」
「やっぱり・・・」

「とりあえず、これからのカギは煙幕だな。」
「こちらから積極的に視界を制限する必要はありますね。」
「我々のターンには煙幕があっても、敵ターンになると薄れるようだ。どうもそこを突かれているからな。」
「そうですね。で、どこに煙幕を張ると?」
「まず教会をモクモクにしよう。教会を維持するには工兵が確実に接近戦に持ち込む必要がある。」

「敵はもういつでも後方突破できるんですよ。今となっては教会は大した問題じゃないでしょう。」
「そんなことはない。T-34の側面は教会だ。教会が落ちればT-34も抵抗できなくなる。」
「そりゃそうですがオートバイは中隊ですよ。1個小隊は東に走るとみるべきでしょう。」
「まあな。しかし敵はオートバイのみで迫撃砲陣地を襲うような真似はしないんじゃないかとも思うんだがな。」
「なぜです?それなら最初からオートバイは買わなかったでしょう?買ったからには突っ込む気ですよ。」
「私も確信はないがね。しかし今回敵はオートバイで戦車を一切攻撃しなかったぞ。」
「確かにそうですが・・・でも奴らは同士討ちも辞さない激しい攻撃を見せたのも事実です。」
「敵を勢いづかせたのは間違いないな。しかし煙幕展開の状況を見る限り東側を恐れているようでもあるしな。」
「架空陣地に頼るしかないのか・・」
「突破の可能性を憂いても今できることは無い。次のターンまで様子を見るしかないな。」

「こうなったら敵の迫撃砲だけは潰しておきたいですね。」
「前ターンのカウンターは外れた。それは良い。しかし困ったことがおきた。」
「?」
「砲撃リプレイ中に敵トラックが見えたのだ。」
「じゃ迫撃砲の位置も・・」
「トラックにスタックしているのは確実だ。しかしこんなインチキ情報を利用するのは気が引ける。」
「それは我が偵察兵の視界に入っていたから見えたのでは?」
「違う。偵察兵からは見えない地点だ。したがって南部迫撃砲狙いは一時中断する。やむを得まい。」
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Nor
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【Turn15】

<ワゼムスキー少尉の戦闘報告>
我が狙撃第一中隊第一小隊は教会防衛を担当した。教会敷地北側の防衛の要は第4分隊であり、同分隊は工兵分隊とともに教会建物の50m北東に簡易陣地を構築した。さらに50m北側には第3分隊を配置した。当初、その南50mの教会建物内には重機班と工兵がいたが、1505時には教会を離脱していた(注.小官はこの撤退について事前連絡を受けていなかった)。工兵2個分隊は着陣直後から地雷敷設作業を開始していたので、教会北側敷地内にはかなりの地雷が埋設されていた。

1510時、第4分隊は敵迫撃砲の猛砲撃を受けた。その直後にベルサリエーリ数個分隊が西から突入してきた。砲撃で混乱していた同分隊は何の抵抗もできず、敵の連続攻撃に後退を重ねるのみだった。結果的に、第3・4分隊と工兵はT-34のいた後方150mまで後退した。さらに敵オートバイが突入してきたが、T-34がこれを撃退した。

この攻撃で我々は死傷者9名を出したが、敵に与えた損害は皆無である。この惨敗の一因は作戦計画の不備にあると思われる。当初の計画では、突入してきた敵は50mまで引きつけて地雷原と工兵の爆薬で一気に粉砕する予定だった。しかし、途中で我々より敵の方が索敵力に優れていることが判明した。敵は100mの距離で我々を発見できるが、我々は50mまで引きつけないと察知できない。先制攻撃が不可能だと知った小官は、早急な対策を大隊司令部に求めた。

1505時、大隊司令部はこの対策として、迫撃砲を使って教会敷地内に煙幕を展開する「教会モクモク作戦」を発動した旨を連絡してきた。我々は煙幕展開が間に合わないことを危惧したが、実際には敵の突入直前という完璧なタイミングで煙幕が展開された。しかし、発煙弾の着弾地点は完全に無意味なものだった。教会北側では我が陣地の後方(東側)に煙幕が張られ、南側では敵最前線の後方(西側)に着弾した。この拙劣な煙幕展開で先制攻撃の機会を逃したことが、敗北の大きな原因であることは疑う余地がない。

すでに敵は教会西側300m以内に軽迫撃砲を設置している。今回、重機班がいた教会建物もこの軽迫で狙われた。すでに重機も工兵も撤退済だったため損害は無かったが、今後も敵軽迫は教会を一区画ずつ砲撃することは確実である。今回の敗北で、砲撃直後にベルサが突入してくれば、タコツボも地雷も工兵も何の役にも立たないことがはっきりした。我が小隊は命令とあれば最期まで教会を死守するが犬死は本望ではない。大局を分析し早急な善後策を乞う。


「確かに惨敗でしたがずいぶん批判的な報告ですね。こんなヤツは犬死させましょう。」
「どいつもこいつも責任転嫁ばかりだな。最大の敗因はそもそも自分の歩兵が弱いことだろうに。」
「それならモロトフを奪ってさらに弱くすることはないのに・・」
「モロトフがあっても今回は負けていた。そんなセコい手に頼るのは赤軍歩兵失格だ。しかしこの分析には見所もあるな。」
「砲撃直後の突入はパターン化してますからね。教会を死守するのはもはや無理そうですね。」
「・・・よし。決断した。今度こそプランBを発動する!」


<戦況分析>
今回の敗北で明らかになったことは二つある。敵が勢いづいていることと、もはや教会は持ちこたえられないことである。そして重要なのは前者だ。そもそもこの惨めな状況の発端は、2ターン前にリムスキー隊が北高地に接近しすぎたことだった。それまでの数ターン、我々はT-34の機動力を駆使してみみっちいヒットエンドランを繰り返し、ある程度成功を収めてきた。そう。成功は油断を生み、油断は失敗をもたらす。あの時も北高地の敵には大きな動きが見られず、リムスキー隊はヤバいと思いながら比較的長距離を移動して積極的に攻撃した。そのせいで安全な地点まで戻れなくなった。警戒心が緩んでいたのだ。

しかし今、敵は2ターン前の我々と同じ心理状態にある。もはや半分勝った気でいるに違いない。敵司令部は楽観的な気分が支配しているだろう。それは敵の攻撃方法を見れば明らかである。敵は明らかに前半とは違う戦い方を始めた。北部では歩兵をどんどん前進させ、一気に距離を詰めて我が陣地を粉砕しようとしている。また、南部でも歩兵のほとんどが高地に登り、セモベンテさえ高地に登って攻撃に参加し始めた。もはやT-34は北に3両しかいないことに気づかれたのは間違いない。この2ターンの連続勝利で勢いに乗った敵は、北でも南でも一気にケリをつけようとしているのだ。

ただし敵将はもともと慎重派だ。それが楽観的になるにはそれなりの根拠がある。一つにはこれまでバラバラだった3つの戦線が繋がったこと。もう一つは砲兵支援が充分にできるようになったことだ。砲兵について言えば、敵の盤外砲は連絡不能が多く満足な支援ができなかったに違いない。盤内の82mmも4門しかなく、カウンターを避けるために南北2門ずつが交互に移動を繰り返しているので、こちらも充分な支援はできなかっただろう。しかしこの数ターンで遂に軽迫撃砲が絶好の位置まで前進した。軽迫撃砲はおそらく9門あり、3つの戦線を等分に支援しているはずだ。我々はこの軽迫を最大の脅威と考えこの数ターン砲撃してきたが、結果をみる限り効果は捗々しくない。

軽迫が潰せない限り教会は維持できない。教会を攻める敵はほぼ完全なベルサ3個小隊なので、これを砲撃で抑えるのも不可能だ。さらに教会の北東からはオートバイ1個中隊とベルサ1.5個小隊も迫っている。つまり教会を含めた北部で固定陣地に篭って抵抗することは不可能だ。しかし敵の士気は何としても阻喪させなければならない。ここで一発思い切った攻撃を実施し、まだまだ我が軍の士気は衰えていないことを教えてやるのだ。そこでようやくプランBである。


<プランBとは?>
まず教会守備隊は全面撤退する。このターンの終わりにも砲弾が落ちてくることは間違いないからだ。T-34は付近の敵を撃退しつつ、教会守備隊を守りながら南東に後退する。つまりプランBとは北部および教会の完全放棄と遅滞戦術への全面移行である。この作戦のキモは教会守備隊を温存しながら撤退し、中央集落を基点とする南部戦線とリンクすることにある。

そしてこれを妨げる可能性があるのは、教会西側と北高地から来る敵歩兵、そして砲撃である。敵歩兵はT-34が全力で撃退するしかないだろう。そして砲撃には絶対に捕まってはいけない。撤退中の歩兵部隊は密集しがちで砲撃には極めて脆い。砲撃を積極的に防ぐには対砲兵射撃しかないが、我が砲兵にその余裕はないしこれまでの経過から言って効果もあまり期待できない。何より厄介な盤外砲には対処しようがない。

そこで消極的な手を打つ。敵の砲撃目標を散らすべく南部で小規模な攻勢に出るのだ。生贄となるのは2箇所の機関銃陣地と歩兵3個分隊である。南端のマキシムが南高地背後のATGを撃ちまくる。あえて見つかるように全射撃数を使い果たす。次に中央集落の機関銃が、副武装であるライフルもオンにして同様に敵歩兵を射撃。この敵はなぜか前方に退却したので歩兵でも撃ちまくる。

お次は南高地南端斜面を歩兵が前進。当然セモベンテに見つかってあっさり撃退される。しかしめげずに別の分隊が違うルートを前進。敵ATRを見つけて殲滅。その場で留まる。こいつを撃つには次にセモベンテが高地を西側へ降りる必要があるはずだ。せっかく上がった高地を降りるのは嫌だろうが、他に攻撃できる部隊はいないはずだ。念のため、その地点に軽迫の照準を遅延1.0でセットしておく。海老で鯛を釣る作戦である。とりあえずこれで、敵の砲撃選択肢を5箇所に増やしてやった。

教会守備隊はひっそりと持ち場を離れる。ところが南側の工兵から100mの石壁に敵MMGと斥候がいた!移動力を残して全力射撃を試みる。幸いにして両方とも全滅。この距離なら短機関銃は強い!撤退の注意点はあまり急ぎすぎないこと。撤退を悟られるのは遅い方が良い。したがって教会建物を出た地点で停止。敵が追いかけてきたら即座に反撃できることが重要だ。

教会後方のATG2部隊も後退。前ターンではこのATGを囮にオートバイを粉砕するつもりだったが、敵もこちらの意図をちゃんと読んでいたようだ。移動力を残して見えているオートバイは撃っておく。ロバを残しておいた東側のATGは南東の墓地付近まで後退できた。機関銃1部隊も場所を変える。さっきの敵突入で見られた可能性が高いからだ。

最後はT-34である。撤退の成否はここでロジーナがどれだけ敵歩兵を撃退できるかにかかっている。前ターンのリムスキー救出作戦でもある程度オートバイを撃退したが、今ターンの敵攻撃を見るとT-34の攻撃は全然足りなかったようだ。1両犠牲になっても構わないと覚悟して、多少の危険は冒して積極的に攻撃しなければならない。なにしろリプレイを見る限り、すでに敵歩兵は現在地から100m以内にいるはずだから。最低でも彼我の距離は250m程度には保ちたい。5HEXあればオートバイ以外の敵歩兵は追いつけない。そして最初のオートバイをT-34で撃退すれば、戦車も突っ込んでこられないだろう。


<クバエフ中尉の無線連絡>
「クバエフ隊前進を開始する!50m先まで歩兵に先導させてくれ」
「先行歩兵が敵LMGを発見粉砕。ではこれから突入する!幸運を祈ってくれ!」
「100m前進したところだ。火炎瓶の攻撃!・・外れた。オートバイは勝手に逃走した。周囲を偵察中・・」
「南西50mに釘付けベルサ。北西50mに火炎瓶。その奥に工兵。北東100mにL6とベルサ・・」
「西100mに機関銃オートバイ。200mにベルサ・・敵だらけだが攻撃はない・・」
「敵歩兵はほとんど全速移動中だ。攻撃を開始する。目標は火炎瓶・・粉砕した。」
「さらに西へ50m進む・・オートバイがまた逃げた。どうやら敵歩兵は戦車が怖いらしい。」
「南西ベルサを粉砕。さらに西へ進む・・・斥候1、ベルサ2、工兵1、中隊長も発見・・隣接した工兵は怯えている。」
「どうやら敵は前進を焦りすぎたようだ。クバエフ2、リムスキー1とともに一気に攻撃する!!交信終わり!」


「というわけで敵もやはり我々と同じ人間だったな。これだから対人戦は面白い。」
「あの冷静な敵将でさえ、相次ぐ成功に油断すれば歩兵を高速移動させるというミスを犯すんですね。」
「歩兵があれほど何もできないとは予想外だっただろうな。待伏した火炎瓶も命中率はかなり低そうだ。」
「我々にとっても予想以上に敵歩兵は戦車にはトコトン弱かったですね。こりゃT-34だけで敵中突破も可能なのでは?」
「敵のターンになればタコ殴りに合うから無理だ。敵も弱いが我々も弱いことを忘れてはいかん。」
「しかしこれでかなり敵歩兵を撃退できました。撤退作戦は成功しそうですね。」
「馬鹿な!その油断が命取りだと言っただろう!ここで手を抜いてはいかん。まずはきっちり砲撃だ。」

「前回は照準転換と煙幕に費やしたことも敵の高速前進に貢献したんでしょうね。」
「そんな効果までは予想してなかったがな。しかしこれからは常に1〜2ターン後を考えて砲撃する。」
「撤退部隊を隠す煙幕も重要ですね。」
「とりあえず今回の砲撃で南高地と教会付近の敵は止まるだろう。やはり問題は北だな。」
「北の敵は横に広がってるから砲撃しにくいんですよね。」
「ま、煙幕でごまかしつつT-34が飛び出すと見せかけて撤退というパターンが有効かな。」
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Nor
大佐
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【Turn16】

「大佐!ここ数日どこに?!」
「うむ。温泉でカニを食っておった。戦士には休息が必要だ。」
「・・・それはそれは・・心身ともに休息してさぞ名案が浮かんだでありましょうな。」
「うむ。浮世の垢と共に記憶も流れてしまったようだ。何をしていたかさえすっかり忘れた。」
「対戦中に持ち場を離れるから・・」
「ま、とりあえず前回のDARは読み返した。次はリプレイでも見ようか。」


<リプレイ>
・我が軍の師団砲、重迫1、中迫4が砲撃
・敵軽迫1が南高地東側を砲撃
・どこかでベルサ1が自動退却


「全戦線で敵の攻撃は一切ありませんでした。どうやら敵は攻勢を一時中止したようですね。」
「前回の我々の反撃で怯んだのは確かだろうな。しかし慎重さを取り戻した敵は恐ろしいぞ。」
「我々が教会を放棄しつつあることに気づいているのは間違いないでしょうね。」
「北部の敵主力は体勢を立て直しているだけだろう。まもなくT-34を目標に大砲撃があるはずだ。」
「それをどう防ぎますか?」
「まずこのターンで敵の前線を確認する必要があるな。近すぎればまた一太刀浴びせたいが・・」
「二回目は通用しないんじゃないですか?さすがに敵も用心してるでしょう。」
「いや。敵にできるのは工兵やATRを前に固めることだけだろう。北のATGが一気に南下してもまだ撃てないしな。」
「しかしT-34の嫌がらせだけってのも芸が無いですよねえ・・」


<南部対応>
「ま、とりあえず簡単そうな南部から考えよう。こちらは積極策を続ける。」
「了解。まず単騎偵察中の斥候班ですが・・南高地背後のトラックやATGなんかは見えますね。」
「機関銃でATGを撃っておけ。南部の軽迫まで教会支援に回ると厄介だからな。砲撃目標増加作戦続行だ。」
「ATGはさらに人数が減ったので壊滅間近でしょう。ま、あんまり意味はありませんが。」
「次の目標は移動不能のセモベンテとスタックしているMMGだ。徴集兵を使ってあぶり出せ。」
「了解!予想通りMMGは見えるようになりましたが・・同時にスゴイもので撃たれましたよ。」
「さらに後方に75mm歩兵砲がいるな。偵察兵を動かして見つけ出せ。」
「かなり近くの線路上に発見しました。こりゃ南集落から攻勢をかける際に厄介ですね・・」
「今撃てるのは徴集兵が2つだけか・・勝ち目は無いな。とりあえず放っておいてMMGだけ攻撃だ。」
「MMG対決はこちらの勝ちですね。マキシムで先制して徴集兵がトドメを刺しました。」
「セモベンテは撃ってこないから見えないが・・まあ放っておいてもよいだろう。」

「大佐!さらに移動した偵察兵が遂に見つけました!!」
「迫撃砲か?」
「いえ・・移動中の補給車です!敵は迫撃砲2門につき補給車を1台つけてるようです!」
「贅沢な!迫撃砲をかなり大事に使っていると思っていたが、弾薬補給のためにも砲撃を中断していたのか!」
「どうします?遂に正々堂々とカウンターを狙いますか?」
「そうだな。今は移動直後だ。このチャンスを逃すな。補給車の北東50mに遅延1.0で照準だ。」
「しかし・・なぜ迫撃砲はワジに入らずこんなめちゃめちゃ見える平地に?」
「ここ数回の移動軌跡を見ると南の迫撃砲は北西に3HEXずつ移動している。これが行動パターンだ。」
「なるほど〜(ホンマかいな)」

「南部での反攻がホンキだと思わせるにはもう一押し必要だな。よし。歩兵分隊をデストラップに突入させろ!」
「え!あの地雷原の家に自ら入るんですか?」
「それくらい危険を冒して攻めようとしてると思わせるのだ。本当の目的は軽迫陣地と南高地の状況を掴むことだ。」
「命令一下、地雷原に突入とは赤軍魂ですなあ。案の定撃たれまくりで何もできずですが・・」
「ATGがもう一つ近くにいるな。軽迫は見えずか・・。しかし南高地南端は良く見えるぞ。」
「ベルサ小隊にセモベンテが3つですね。ゾロターンが2ついるのも見えますね。」
「我々が戦況を有利に運ぶには南高地の敵を無力化する必要がある。この超強行偵察は意味があったぞ!」
「次のターンでこの突入部隊は全滅してるでしょうね・・」


<北部対応>
「で、北部ですが、とりあえず墓地にいる偵察兵を動かしてみると・・ベルサ発見!近いです!」
「ロジーナ出動だ!250mラインから敵歩兵を追い出せ!」
「またもや火炎瓶の強襲を受けましたが命中率9%でハズレです。ベルサ2と火炎瓶1を壊滅させました。」
「うむ。充分だろう。歩兵と工兵はどんどん後退だ。ロジーナも安全圏まで下がれ。」
「問題は教会西側の敵ですね。ここは250mも余裕がありませんから。」
「教会敷地内には地雷が一杯あるから大丈夫だろう。」
「でも工兵の埋めた地雷はほとんどの地点で10個もありませんが・・」
「敵には地雷の数は見えん。ドクロマークが見えればできるだけ踏みたくないはずだ。」
「そうであれば良いんですが・・」


<砲撃計画>
「砲撃は適当にな。重要なのは北部の煙幕だ。さらに敵の前進地点を予測して重迫に遅延0.4で撃たせろ」
「予測?しかしどうやって?」
「そのために煙幕を張るのだ。敵は煙幕までは安全だと思って出てくる。そこで移動後をいきなり砲撃だ。」
「なるほど。素晴らしいですね。」
「これぞ煙幕ホイホイの術だ。」
「その名前はいただけませんが・・・南部はいかがしましょう?」
「歩兵砲の視界を煙幕で切れ。南集落の徴集兵はそろそろ北上する。」


<ターン終了時>
「大佐!!敵の大砲撃です!」
「う〜む。敵はこちらの作戦を完全に見通していたようだな。75mmと100mmで後退中の北部主力が捕まったな・・」
「さらに敵は北部と中部の軽迫を総動員して教会とその東側一帯を虱潰しに砲撃してます。」
「どうやら敵は教会に守備隊を残しつつ退却していると考えているようだな。」
「その点は助かりましたね。こんな砲撃を食らっては守備隊全滅は確実でしたね。」
「退却部隊は抑圧急上昇だろうが、おそらく次の敵ターンでは追いつかれないはずだ。まだ生き延びるチャンスはある。」
「敵の照準がやや北寄りなのが幸いしましたね。一刻も早くこの砲撃網を抜けなければ・・」
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Nor
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【Turn17】

<リプレイ>
・南部で突出しすぎた歩兵と徴集兵がタコ殴りにあって退却
・北部で敵オートバイの突入をT-34が撃退
・我が軍の重迫3、中迫2、軽迫1が砲撃
・敵75mm、100mm、軽迫1が砲撃
・敵ベルサ2、ATR1、ATG1が自動退却

「南の突出部隊は本当に全力で撃退されましたね。全滅しなくてラッキーでした。」
「おかげでセモベンテは高地を降り、軽迫の位置までわかったから充分損害に見合っただろう。」
「北ではオートバイの威力偵察がありましたね。撃退しましたが、これで我々の居場所は完全にバレましたね。」
「最大の問題は今回の砲撃による教会撤退部隊の抑圧だな。これを確認するのは胃が痛いが・・」
「ヒドイ順に言いますと・・・76、52、44、43ですね。あとの歩兵は一桁です。T-34は無傷です。」
「・・・・正念場だな・・・もっと詳しく報告したまえ。」
「抑圧の高いものから順に、工兵小隊長、狙撃分隊、狙撃小隊長、機関銃分隊です。」
「小隊長が捕まったのは最悪だな。狙撃小隊の回復には中隊長が使えるからまだ望みはあるが・・」
「工兵小隊長が回復できるかどうかは完全に運ですね。」
「ま、嫌なことはとりあえず忘れて今回も簡単そうな南部からやろうか。」


<南部対応>
「南部でも徴集兵が抑圧93と33、狙撃兵が33ですね。」
「ま、こっちはやられてもいいからな。敵も突っ込んでは来られないし。北で負けてる分こっちで押す必要がある。」
「しかしセモベンテは高地を西側に降りましたよ。下手したら南集落に向かうのでは?」
「それは絶対に無い。セモを支援できるベルサは1個小隊だ。軽迫がヤバくなったからセモが動いただけだろう。」
「ならば敵は南高地では攻勢に出ないんですかね。」
「目的はあくまで北の主力の側面支援だろう。ただし南高地の北半分は教会と連動して出てくる可能性がある。」
「そこにはベルサが2個小隊いるはずですね。」

「まず手薄そうな中央部の様子を探ってみるか。やられかけの狙撃兵を一歩前進させてみろ。」
「おお!何といきなり対戦車砲ですよ!Rout状態ですね。もう一つ何かスタックしてますが見えません。」
「ATRかLMGか斥候だな。とりあえず対戦車砲を攻撃だ。」
「LMGだったようですね。一撃で後退しました。引き続きATGを攻撃します・・あっさり壊滅です。」
「南高地の敵は我が師団砲の連続砲撃で目を回しているのだろう。今がチャンスだな。もっと威力偵察だ。」

「では斜面に隠れている狙撃兵を移動させて・・・西50mにベルサ発見!砲撃による抑圧で撃ってきません!」
「チャ〜ンス!!ベルサ相手に先手を取れるなんて幸運は二度とないかもしれんぞ!撃て!」
「一撃で南西に後退させました!!」
「よし。一気に壊滅させるぞ。別の分隊を高地に上げろ!」
「ホントにいいんですか?高地に上げると敵の後方支援部隊に撃たれますよ?」
「まず前進斥候を移動させて高地裏側を監視しろ。何か撃ったらすぐ見つけられるようにな。」
「それだけでは・・」
「構わん。歩兵の数ではこっちが優勢だ。赤軍は損害を厭わず!突っ込め!」
「では・・撃たれました。北西150mにベルサ小隊長です!さらに何かスタックしてますが見えません。」
「おそらくゾロターンだろう。退却ベルサは無視して小隊長と交戦だ!」
「・・損害2を出しましたが敵小隊長を高地の裏に後退させました!」

「ヨシ!続いて隣接ベルサを撃て!」
「一撃でさらに南西に後退させました!!」
「う〜む。さらに別の分隊を高地に上げろ!何としてでも仕留めるのだ!」
「次は他のベルサとセモがスタックしてるはずですが・・もう知りませんよ〜・・・おおお!!」
「どうした?!」
「西50mにベルサ2分隊とセモ、北西150mに20mmAAです!しかし誰も撃ってきません!」
「隣のセモには軽迫が砲撃したばかりだからな。ベルサは2つとも退却・壊走状態か・・」
「何を撃ちますか?ここが勝負ですよ!」
「ここは迷わずベルサだ。ベルサさえいなくなればセモもAAも何もできん!」

「うぉおお!やっぱりAAとセモに反撃されました!」
「怯むな!中隊長を連れてきて抑圧回復だ!こうなったら手近な歩兵を全部使え!」
「単なる偵察兼嫌がらせじゃなかったんですか・・・」
「馬鹿者!今こそ南部の主導権を掌握するチャンスだ。セモもライフルで撃ちまくれ!オープントップを狙え!」
「う〜ん・・・どしどし損害が出てますが・・・」

「というわけで、結果的には狙撃2個小隊と徴集兵1個小隊を全部使ったな。損害はだいたい10〜15名というところだな。」
「戦果は・・・ATG1、AA1、セモ1ですね。肝心のベルサは1分隊だけ壊滅したかもしれません。」
「う〜ん。ベルサに逃げられたのは痛いな。でもまあ戦力としては使い物にならんだろう。」
「問題は残りのセモ2ですね。ベルサ無しでは出てこられないでしょうが・・」
「とりあえず中迫で砲撃だ。ATRも前進させておけ。次のターンにケリをつけるために後方のATGの視界も煙幕で塞ごう。」

「砲撃と言えば・・我が斥候の視界から補給車が消えましたが・・」
「斥候に見えないのはもはやワジだけだ。敵はワジに隠れたのだろう。しかしなぜ1ターン遅らせたのかは謎だな。」
「行動パターンなんて意味無いじゃないですか!そもそも補給車は見せ球で、我々の偵察兵に気づいているのでは?」
「う〜ん。その可能性も無いとは言えんが・・・とにかく照準をワジに移して砲撃は続行だ。」


<北部対応>
「さて、いよいよ問題の北部です。南部が結構上手くいっただけにここで失敗したくないですね。」
「最終的に回復できるかどうかは運だが、操作次第で何とかなる部分もある。まず右クリックは絶対使うな。」
「了解。運に頼った一発勝負は禁止ですね。」
「次に狙撃兵は小隊長から回復すること。抑圧が13以下になればそこでストップだ。」
「なぜ13なんです?」
「だいたい抑圧13程度ならT-34に乗せられるからだ。それ以上回復を試みて運を消耗する必要はない。」
「了解です・・・小隊長は2回目で失敗しましたが、中隊長が支援して抑圧11になりました!」
「小隊長が失敗するとは幸先が悪いがそこでストップだ。次は抑圧76の第三分隊だな。」
「・・・軍曹自ら3回回復に成功して抑圧9に低下!」
「次は機関銃分隊だ。」
「こちらも2回目で失敗しましたが、中隊長が支援成功で抑圧10に低下しました!」
「良し!とりあえずこれで狙撃小隊は後退可能になった。後は本当の運試しだ。自力移動できるまで回復せよ。」
「了解・・最終的に小隊長以外は全て自力移動可能になりました!」

「次は工兵小隊だな・・こちらは中隊長も使えず一発勝負の運しかない。やれ!」
「いきます!!1回目・・成功!2回目・・成功!3回目・・失敗!!しかし抑圧13でギリギリT-34に乗車可能!!」
「素晴らしい!!ではロジーナ隊が再び牽制に向かうぞ!」
「今回はホントにヤバいんじゃないですか?ATGも絶対待ち伏せしてますよ。」
「ま、一発目は当たらんだろう。撃たれたらすぐ逃げるし。今回はちょっと覗くだけだ。」
「そんな適当でい〜んですか??」
「だって少しでも偵察しとかにゃ敵の前進ラインもわからんだろうが。次の作戦のためにも必要なのだ。」
「しかしここでT-34がやられたら元も子もありませんよ。」
「まあ近接強襲避けに歩兵を積んでいこう。どうせ工兵隊長は積まないと移動できんからな。」

「敵はかなり接近してますね。ATRとかLMGとかを前進斥候に使ってますね。」
「うむ。残念ながら敵主力の位置は把握できなかったが仕方ない。」
「工兵隊長の火炎放射器で敵工兵を燃やせましたしね。敵に与えたショックは充分でしょう。」
「戦果は・・ATR2、LMG1、工兵1、オートバイ1ですね。あとベルサ1が退却。」
「教会の内部はもう全然わからんな。西から来る敵が一番ヤバイな。そのためにも歩兵はできるだけ下がらせよう。」
「退却ラインは教会東側の斜面ですね。」
「しかし斜面でも視界が通るところがあるな。」
「歩兵が煙幕張りましょう。煙幕。張ってから動くならいいでしょう。」
「う〜ん、一歩移動しかできんからさらに密集してしまった気がするな・・・ここに砲撃がきたら・・・」


<砲撃計画>
「まず南部は迫撃砲にカウンター。南高地西側のATGに煙幕。セモのスタックに砲撃。これは決まりだ。」
「そろそろ重迫の弾が10発台まで減ってきましたが・・」
「師団砲との連絡も切れたし厳しいな・・。ヨシ!思い切って重迫2門は1回休ませよう。」
「この大事な局面でですか?!」
「まだ7ターンある。それに北と教会の敵は大きく動いたようだ。今回は軽迫が1門しか撃ってこなかったからな。」
「では北部は重迫1門と中迫2門だけにしますか・・」
「いや、北部は重迫1門だけだ。中迫は南高地中央を狙う。次のターンで南高地の南半分を制圧するのだ!」
「おおおおお!大それた作戦だあ!!」


<ターン終了時>
・敵中迫と軽迫が教会VH後方および墓地北側の斜面要地(荒地・森)を徹底的に砲撃。
・我がカウンターはほとんど目標地点に着弾せず
・南高地で我が歩兵が自動退却
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Nor
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【Turn18】

「・・・リプレイを見らんでも何があったか一目瞭然だな。」
「毎度のことですが、このファイルを開いて前線を見る瞬間って寿命が縮まる思いですね。」
「うむ。そしてリプレイで崩壊の様子を逐一見るのは本当に胃が痛い。」
「・・・ま、それでも一応見ておきましょう。」


<リプレイ>
「まず南部でATG、AA、軽迫によって狙撃1個小隊が撃退された。これは想定範囲内だ。」
「セモベンテに逃げられたのは痛いですね。そして軽迫はホント邪魔ですね。」
「後は全部北部だ。再び敵は全戦力で大攻勢をかけてきた。ちょっと説明する気にならん損害だな。」
「一言で言うと・・教会退却部隊の半数以上が攻撃を受けて抑圧過多ですね。」
「敵は予想以上に戦力を残していたな。特にオートバイだ。」
「墓地の北から2個小隊、教会裏から1個小隊ですね。もともと4個小隊いたんですかね?」
「だな。MGオートバイ小隊があることは完全に盲点だった。てっきり3個小隊だと思っていた。」

「損害は・・ちょっと数えられませんね。退却部隊の戦力半減くらいでしょうか。」
「だな。壊滅部隊は機関銃一つだけのようだが。T-34まで再びタコ殴りにされてしまった。」
「もう敵は一気に勝負をかけてきたみたいですね。ATGをT-34の目の前に置いてきましたよ。」
「何だか敵のほうが赤軍ぽい戦い方だな。南高地で我々が反撃した分をきっちり倍返しされたぞ。」
「なんつ〜か、こう・・・敵は強いですねえ。もう・・降伏を考えましょうか?」
「・・・ちょっとSSを取れ。一晩かけて作戦を立て直す必要がある。」


<第4四半期の作戦>
まず今回の大損害の原因は、斜面に隠れた部隊が2HEX以上の距離から攻撃されたことにある。我々もこの危険性には気づいており、そのために歩兵が煙幕を張ってから後退した。しかし、それでも視界は塞げなかったのだ。またも敵ターンで煙幕は薄れたのである。われながら同じミスを3回も繰り返すとは不覚の極みである。

それはそれとして、工兵を歩兵とともに置いたのも失敗だった。工兵は損害覚悟で最前線で待ち伏せしなければならなかった。工兵の強みである爆薬や火炎放射器を使うには近接戦しかないからだ。しかし我々は無事に逃がすことばかりを考えたため、工兵を効果的に使えなかった。以上2点が今敗北の主要原因である。その結果、教会撤退部隊は大損害を受け、T-34を含めた半数が抑圧過多に陥った。

さて、悲観ばかりしてもいいことはないので、ここでマップを縮小して全体を眺めてみる。友軍部隊の配置だけをみると、実は結構いい感じの防御ラインができている。現状での防御線は、南集落−南高地東斜面−中央集落−教会東南斜面−墓地−果樹園と見事に繋がっている(添付図参照)。中央集落を中心とするコンパクトな防御陣と言えよう。教会撤退部隊を除いても、この狭い範囲に我が軍は5個小隊の歩兵、支援機関銃4、ATG4、ATR5を持っているのだ。

では敵はどうだろうか?まず南高地の南半分。ここには戦力半減以下のベルサ3個分隊、20mmAAが1、ATG1、セモベンテ2、軽迫3がいる。さらに後方にATG1、75mm歩兵砲が2いることもわかっている。しかし、高地に登って攻撃できる戦力はベルサ2、セモ2がいいところだろう。ここでは圧倒的に我々が優勢だ。ただし、南高地の北半分にはほぼ無傷のベルサ1個小隊がいる。ATGもいるだろう。その北側、隣接する教会南端には、さらにベルサが1個小隊いる。この付近には、若干の工兵とベルサがもう1個小隊強いるはずだ。つまり、教会を攻めた第三軸のベルサ中隊はまだ2個小隊分の戦力を無傷で残しているのだ。

そして今回、教会東側の並木道からオートバイ1個小隊弱とセモベンテ・L6戦車が突っ込んできた。さらに東側の墓地の北側にはオートバイ2個小隊弱とMGオートバイ小隊、さらに1個小隊弱のベルサがいる。セモベンテやL6の一部とATGも見えている。ここのオートバイは早めに潰しておかないと我が本陣が危うい。

しかし、こうして大局をみると、双方の歩兵戦力はほぼ互角か我々が若干有利、戦車戦力はT-34の回復次第ということになる。少なくとも開戦当初より戦力差は確実に縮まっている。そして5群のVHのうち敵に渡したのはまだ1つだけだ。あと7ターンの間に中央集落のVHは渡しても良い。その過程で泥沼の消耗戦に持ち込み、残り3つのVH群は死守する。我々がこれから取るべき作戦はこれだろう。

冷静に考えれば、さほど悲観する状況ではない。落ち着いてリプレイログをみると、敵はベルサ2、小隊長2、オートバイ3が自動退却している。今回の敵攻勢は我々に大損害をもたらしたが、敵も大きな犠牲を払ったのだ。自分が厳しいときは敵も厳しい。だとすれば、先に精神的に折れた方が負けだ。


<南部対応>
「というわけで、今回も南高地から始める。」
「・・・ホントに今ターンで高地南半分を制圧するつもりですか?」
「いや、計画変更だ。建物に隠れたATGの煙幕目隠しに失敗した。このまま攻めるとさらに損害が出る。それはマズイ。」
「我々の煙幕は敵の正確な着弾とは違ってことごとく外れますな。まあ、大人しく高地の東側に隠れておきましょう。」
「ダメだ。せっかくAAに砲撃したのだ。それに敗残ベルサも始末できるヤツは始末する。」
「それじゃやっぱり攻めるんですか?さらに動いて損害を出すと南集落の維持も危なくなりますよ。」
「大丈夫。場所は特定できている。2個分隊を捨てる。それ以上の犠牲は出さない。」

「では・・移動不能セモにスタックしているはずのベルサを見つけるために、毎度おなじみの徴集兵を飛び込ませます。」
「2HEXで撃ってきたが・・・敵はCrewじゃないか!セモの乗員は離脱したのか!」
「おおお!これは僥倖ですね。じゃ、片付けましょう。Defendの徴集兵から撃ちます。」
「・・・!!見えないベルサと小隊長が壊滅したぞ!敵はここに3スタックもしていたのか!」
「ラッキーですね。乗員の始末はマキシムで完了しました。このマキシム陣地は最高ですね。」
「ちょっと待て。偵察兵を動かしてみろ。歩兵砲はどこにいった?」
「・・・1門姿を消しましたね。もう1門も一歩移動して、すぐ後ろにトラックが来てます。前進させるつもりですね。」
「マキシムで一回だけ歩兵砲を撃っておけ。抑圧除去に失敗したらトラックに乗れないようにな。」
「そんな小技ばっかりですね・・」

「ところで迫撃砲の姿を捉えました。トラックと補給車も見えます。カウンターに焦ってまた移動してますね。」
「もう南の迫撃砲は我が偵察兵の視界からは逃げられんだろう。移動を続ければ撃つ暇もないしな。」
「ま、詳しくは砲撃の時に・・。次は高地上のAAですね。最も戦力の少ない歩兵を使って攻撃します。」
「おお!!ここにはAAとベルサとATRがスタックしてるぞ!みんなRoutだ。」
「どれを攻撃します?やっぱベルサですか?」
「いや、AAだ。ATRもベルサもライフル一発で逃げる可能性がある。AAは逃げないから他の敵にも付随ダメージを与えられる。」
「では・・一撃でベルサとATRが逃げましたよ・・・ベルサ狙った方がよかったじゃないですか!AAだけ全滅です。」
「またもベルサを逃がしたのは痛い!しかしこの攻撃部隊は確実に全滅するだろうな。」
「ま、これで南のAAは全滅ですから良しとしましょう。他の部隊はどうします?」
「高地東斜面に退け!西からはしばらく攻められないだろう。北からの攻撃に備えるのだ。」


<北部対応>
「最初に果樹園にいるSG43がオートバイを撃て。敵は東側に機関銃がいると思ってないはずだから焦るだろう。」
「オートバイ1個は全滅、中隊長は退却です。SG部隊は9ターンから待ち続けた甲斐がありましたね!」
「じゃ、いよいよT-34が回復だ!もう祈るしかない!」
「えい!!・・10〜20くらい抑圧は残ってますが射撃も移動もでき・・・大佐!!クバエフ隊が・・」
「何と!!命令ポイント0か!!移動目標は・・・まだ北高地に指定したまま・・」
「つまり後退不能ですね。敵の真っ只中に突入するか、ここに踏みとどまって戦うか・・ですね。」
「やむを得ん。踏みとどまろう。ちょうど迫撃砲の照準を墓地の北に置いたところだから煙幕で1ターンは凌げるはずだ。」
「ま、アンパイ切ってクバエフ2はATGを狙い、クバエフ1は周辺の歩兵を掃討します。」
「最後はスタックしろ。歩兵も可能な限り集めろ。敵はセモベンテで北と西から挟み撃ちしてくるはずだ。」
「クバエフ隊の全滅は覚悟した方が良さそうですね・・・」
「もはやどうしようもないな。後は敵をどれだけ道連れにできるかだ。」
「ところでリムスキーは目の前のL6を潰しました。唯一の朗報です。」
「退却部隊のほとんどは抑圧を残したな。動けない部隊もいるし・・」
「リムスキーは歩兵を積んで下がります。T-34が1両助かっただけでも良しとしましょう。」


<砲撃計画>
「まずカウンターだ。北の迫撃砲は一回も狙われてないから油断しているだろう。今回は北と南の両方狙うぞ。」
「そろそろ盤外砲の弾も尽きてきたはずですからね。ここで迫撃砲を潰せればかなり有利ですね。」
「あとは北を重点的に狙え。しかし焦るな。いつでも煙幕を張れるように遅延1.0で照準しておけ。」
「重迫は我々がドツボにハマった教会裏の並木道付近に照準しておきます。敵も同じ目にあわせてやりましょう。」
「ここで師団砲が使えればな・・という時には絶対連絡不能だな。弾があっても使えないんじゃ全く意味がないぞ!」
「あんたが選んだんでしょうが・・」


<ターン終了時>
・敵の迫撃砲が墓地周辺に降り注ぐ。工兵1分隊が吹っ飛ぶ。
・我が迫撃砲が墓地北側に煙幕を展開。今度は着弾も良くATGの視界は塞げたようだが・・
・我が工兵と歩兵が自動退却。
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【Turn19】

<リプレイ>
・南集落で突出した徴集兵が全滅
・我が重迫1・中迫3が北部一帯を砲撃


「・・・敵は北部で一切攻撃してきませんでした。砲撃も無しです。クバエフ隊は九死に一生を得ました!!」
「なぜだ?!敵は憎むべきT-34を2両も仕留める最大のチャンスをなぜ見逃した?」
「一応クバエフ隊は射撃も移動もしましたから、まさか抑圧がたまってるとは思わなかったとか・・」
「クバエフ隊が逃げなかったことから罠があると深読みしたのか?」
「ホントは逃げられなかっただけなんですけどね。あるいは敵も攻め手がなかったとか?」
「確かに墓地北側の歩兵戦力は残り少ないかもしれん。しかしセモベンテは無傷だったはずだが。」
「きっと今までの撃ちあいを見て、セモの射撃は当たらないと思ったんじゃないですか?」
「しかし前ターンでは何発か命中していたぞ。当たっても壊れなかったのは事実だが・・」
「まあいいじゃないですか。これで北部崩壊の危機は逃れたんですから。」
「敵は相次ぐカウンターで砲撃支援が切れたから攻勢を一時中止したと見るべきか。」
「軽迫も移動したみたいですし、また大攻勢が来そうですね。」


<北部対応>
「撤退部隊の抑圧状況はどうだ?」
「クバエフ隊は万全です。リムスキーは抑圧12。工兵が22と37、最大は偵察兵の74です。」
「回復しろ。この隙に安全圏まで後退だ。」
「・・・リムスキーは抑圧3。工兵はともに失敗。偵察兵は2まで戻しました。」
「結局、工兵は3個分隊13名まで戦力低下して、救出できるのは小隊司令部の5名だけか・・実質全滅だな。」
「狙撃小隊の残りは4個分隊31名と機関銃ですね。」
「定員は5個分隊で50名くらいだから4割の損害か。支援重機も1班失ったし前回の攻撃はやはり痛かったな。」

「とりあえずどこに後退するか考えましょう。墓地に留まるのは明らかに危険です。」
「支援重機と狙撃分隊はクバエフ1に積んで果樹園に後退。ATRはクバエフ2で中央集落だ。」
「墓地は完全放棄ですか?」
「工兵隊長は残り2個分隊の中間点に移動。工兵隊はDefend体勢で臨機距離1。墓地を死守せよ。まあ何もできないだろうがな。」
「全滅同然の部隊ですから爆薬を一発でも撃ってくれれば御の字ですね。」
「狙撃小隊は中央集落に後退。クバエフ隊は果樹園と中央集落の間に配置。やっと開けた場所で戦車が活躍できそうだな。」
「あとはリムスキーですが・・」
「教会南東部にちょっかいを出すという手もあるが・・撃たれると抑圧回復もできないしな。安全策でさらに後退だ。」


<南部対応>
「南部は・・南高地東側沿いに2個小隊が密集してます。抑圧を残してるのは小隊長で回復も失敗と。」
「こんなにズラリと縦に密集すると盤外砲の砲撃一発でモロ打撃だな。ジワリと下がれ。敵は西からはまだ来ない。」
「しかしここで予定外の方向に後退すると大隊司令部の命令を使うことになりますよ。」
「それも困るな。砲撃命令分は残しておく必要があるしな。先に砲撃計画を練ろう。」


<砲撃計画>
「3ターンぶりにようやく師団砲と連絡が取れました。まだ弾は41発もありますね。」
「ようやく普通の盤外砲の規定量か。25ターン程度の戦いでOS砲を使うのは無駄だったな・・。」
「やっと自分の失敗を認めましたね。こんなもん買うくらいなら普通の75mmを3つ買うべきでしたよ。」
「我々が効果的に煙幕を張れないのも盤外砲が一つしかないせいだな・・」
「全くその通りです。ま、反省は戦闘終了後にして今は作戦を立てましょう。」

「師団砲は南高地の北半分。重迫は教会南東と教会東側の並木道。敵歩兵が一番残ってるのはそこだからな。」
「敵迫撃砲に対するカウンターは?」
「もう逃げただろう。だがこの大事な時期に撃たせなかっただけでカウンターは成功だ。」
「南の迫撃砲はいったいどこに逃げたんですかね?逃げ場はないはずですが。」
「川の中だろう。偵察兵に見えないのはそこだけだ。」
「偵察兵に追わせますか?」
「今は動くな。敵は正確なカウンターが続いたから斥候の存在に気づいたはずだ。プレッシャーを与えるだけで充分だ。」
「では中迫が2門空きますが・・」
「墓地の北側に煙幕集中だ。工兵も無駄死にさせる必要はない。煙幕で囲んで爆薬を撃たせる機会を作れ。」


<ターン終了時>
・敵75mmが墓地と並木道周辺を砲撃
・我が重迫2門が教会南東部と並木道を砲撃。セモにトップヒットがあったような・・
・我が工兵などが自動退却
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