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【Blind DAR】 Nor vs. Sato in Serafimovitch 1942

Nor
大佐
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Posts: 783
Joined: Sat Feb 07, 2004 20:09 UTC
【Turn20】

<リプレイ>
・我が師団砲・重迫1・中迫2が北部一帯を砲撃
・我が中迫3が墓地北側に煙幕
・敵軽迫2が教会南東斜面に砲撃


戦闘は一切発生せず。こんなことは何ターンぶりだろう。敵に残された猶予は残り5ターン。敵はあと5ターンで中央集落ともう一群のVHを奪取しなければいけない。狙われる可能性があるのは南集落と我が本陣がある農場だが、距離的・時間的なことを考えると、中央集落から一気に南集落に攻め込む可能性が一番高いはずだ。

今回、敵軽迫は教会南東部の斜面に砲撃した。我が最前線歩兵はもう少し南にいるからこの砲撃は無駄だったが、やはり敵が攻めてくるのはこの方面だろう。教会周辺にはベルサ2個小隊と工兵小隊がいるのは間違いない。さらに東にはオートバイがまだ2個小隊分くらいは残っているはずだ。そしてセモベンテとL6軽戦車もそれぞれ3〜4両ずついるはずだ。

現状では敵影は一切見えない。しかし敵は確実に攻撃準備を整えており、次のターンにも最後の大攻勢が始まるはずだ。この2ターンの不気味な静けさは、盤外砲を含めた砲撃準備と部隊の再配置に費やしているのだろう。敵はこれまでどおり、盤外砲で大煙幕を張って我々の守備陣を分断してから攻撃を開始するに違いない。そして、その準備砲撃はこのターン終了ボタンを押した瞬間に始まるはずだ。

過去の例を振り返れば、我々の最前線歩兵を隠している煙幕が晴れた瞬間に敵の攻勢が始まっている。そして今回も、教会に最も近い歩兵周辺の煙幕は今にも晴れそうである。最前線の歩兵はIn-Coverを捨てても後退しておくべきだろうか?いや、これ以上後退してはいけない。狭い範囲に密集して盤外砲で一網打尽にされるのは最悪だ。それならばピンポイントで砲撃された方が良い。敵の砲兵に捌ききれないくらい多数の砲撃目標を与えてやるのだ。

ここからは、どれだけ味方がやられても退却も救出もしない。各自持ち場を死守するのだ。いや、持ち場など捨てても構わない。中央集落のVHは奪われても良いのだ。最も大事なのは、敵歩兵を見つけたら全滅覚悟で一発撃つことだ。敵の歩兵さえすり減らせば、戦車の前進は止められる。そのためならどんなに損害が出ても構わない。お互いに歩兵が削りあう展開になれば、他のVH3群は維持できる。


「同志大佐、南部斥候班から報告です。歩兵砲1門は教会南西部までトラックで逃げました。周辺にトラックが2両見えます。」
「他には?」
「その南側、南高地の中央部西側にセモベンテ1両を確認。南集落の方を向いています。」
「迫撃砲は?」
「見えません。川沿いの低地帯に入っていることは間違いないでしょう。」
「良し。斥候は西にゆっくり進め。あと2ターンで迫撃砲の位置を特定できるようにな。」

「あとはわずかに部隊を再配置するだけですね。といっても命令ポイントの関係であまり動けませんが。」
「いよいよ中央集落のATGにも発砲許可を与える。臨機距離の調整を怠るな。」
「砲撃は?」
「師団砲は続行。重迫2門は砲弾を温存して煙幕弾を撃て。中迫は適当に煙幕を織り交ぜて教会周辺を砲撃だ。」


<ターン終了時>
・敵75mmが中央集落内に煙幕。予想通り。
・敵100mmが南高地南東斜面に砲撃。なぜこんなところに?ここを攻撃できるのか?
・敵軽迫2門がリプレイ時と同地点を砲撃。ハズレ。
・我が師団砲が南高地北部一帯を砲撃。ものすごい弾着の散らばり。
・我が重迫2門が教会周辺に煙幕。
・我が重迫1門が教会東側並木道を砲撃。手応えアリ。
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Nor
大佐
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Joined: Sat Feb 07, 2004 20:09 UTC
【Turn21】

<リプレイ>
・我が師団砲・重迫1・中迫3が教会周辺を砲撃
・我が中迫2が墓地に煙幕
・敵75mmが南集落の我が機関銃陣地周辺に煙幕


<分析>
またも戦闘は一切行われなかった。残り4ターン。敵は中央集落に大攻勢をかけてくるものと思っていたが、どうやらそうではない可能性が強くなってきた。もしかすると敵は攻撃を諦めたのかもしれない。

前ターン終了時に敵は75mmで中央集落に煙幕を張った。これは我が守備陣地を分断することを目的とした攻撃準備の煙幕だと考えられる。しかし、同時に100mmで南高地南東斜面を砲撃してきた。これは非常に不可解である。確かにそこには我が歩兵が密集しているので砲撃目標としてはおいしい。この付近が教会南東部にいる敵から見えている可能性はある。しかし、南高地の我が歩兵を直接攻撃できる敵部隊はいないはずだ。つまり砲撃で抑圧を与えても、トドメを刺す部隊が敵にはいない。

さらに今回のリプレイで、敵は再び75mmを使い、南集落最西端の機関銃陣地に煙幕を張ってきた。確かに、ここにいるマキシム重機2班は、南高地西側の敵に対してこれまで数々のハラスメントを行っている。ここに煙幕を張れば、南高地周辺の敵は安全を確保できるだろう。しかし、敵が中央集落を攻撃する分にはほとんど関係が無い地点である・・・。

これらの砲撃状況から考えられることは、敵は残りVHに対する攻撃を完全に諦め、これ以上の損害を出さないために防御に転じたという可能性である。こう考えると敵の砲撃は理解できる。ヤバそうなところに煙幕を張って攻撃されることを防ぎ、我が歩兵密集地を砲撃して未然に攻撃部隊の足を止めようということだろう。

しかし、VH群の確保状況から言えば敵は1:4で負けている。それなのに、まだ時間もあるのに攻撃を諦めるだろうか?攻撃したくてもできないくらい戦力が低下しているのだろうか?いや、控えめに見積もっても、敵にはまだ歩兵2個小隊、オートバイ小隊、工兵小隊、さらに戦車8両は残っているはずである。おまけに北部の支援部隊(HMG・AA・ATG・IG)はほとんど無傷のはずだ。

ただし、サトさんのプレイスタイルを考えると、この状況で攻撃を止めたとして不思議ではないような気がする。まず第一に、サトさんはゲーム上の勝敗にはこだわらない。そして第二に、いかなる状況でも勝利に繋がらない損害を出すことを非常に嫌う。したがって、全滅覚悟で全部隊突撃!や最終ターンで一か八かのVH踏みラッシュなんてことは絶対にしないだろう。

サトさんがこだわるのはリアルな戦場の雰囲気であり、本当に自分が現場指揮官だったらどうするか?という点だ。イタリア軍はすでに初期戦力の1/3以上の損害を被っている。これは実戦感覚で言えば、実質戦闘力を失った壊滅状態に相当するだろう。つまり常識的な指揮官ならば、もはや攻撃前進は不可能と諦め、これ以上の損害を出すことなく既に確保した教会を維持することを最大の目的とするだろう。

それでも、赤軍・日本軍・末期SSなら全滅覚悟で攻撃を続行してもおかしくは無いが、なんつってもヘタリア・・じゃないイタリア軍である。壊滅状態のイタリア軍が、損害をものともせずに赤軍を攻めまくるという展開はちょっとアレかな・・ともサトさんは考えているのではないか?


<今後の作戦>
敵は攻勢を諦めたという予想が当たっているなら、我々が積極的に行動しない限り残り4ターンの間に戦闘は起こらず、そのままゲームは終了して我がソ連軍はゲーム上の勝利を得るだろう。あくまでゲーム的に考えるなら、我々が取るべき作戦としては、ここ2ターンしてきたように、万が一の攻撃に備えて部隊を地味に再配置しつつ、砲兵隊だけフル稼働で阻止砲撃を行うというのがベストな選択だろう。

しかし、1942年8月、セラフィモヴィッチ橋頭堡の防衛と拡大を命じられたソ連第21軍第304狙撃師団の一大隊長ザモイロフ大佐としてはどうするべきだろうか?

我が大隊は、この名も無い高地一帯で遅滞作戦を展開することを命じられている。この地域には5つの戦略要衝があるが、敵に奪われたのは教会だけだ。我々の損失戦力は、約3個小隊分の歩兵と戦車1両である。そして、敵には1/3以上の損害を与えており、敵がこれ以上攻撃してくる気配はない。我々は独力でおよそ2時間持ちこたえれば、増援部隊なり新たな命令なりが来ることになっている。上級司令部からの伝令が来るその期限まであと30分弱。

戦況は我々が優勢だ。数々の間違いを犯し、それ以上の幸運に助けられたにせよ、現時点での結果を公正な神の視点から判断するならば、ザモイロフ大佐の采配は失敗ではなかったと言えるだろう。だがソ連邦に神はいない。赤軍指揮官の采配の妥当性を判断するのは神ではなく、軍事知識のない政治将校や前線の実態を知らない上級司令部なのだ・・・。


「同志大佐、敵は攻勢を諦めたようですね。墓地の北側に移動中の20mmAAが見えます。守りを固めているようです。」
「・・・」
「このままじっとしてれば任務達成ですね。いや、この苦しい戦いをよく切り抜けました。さすが大佐です!」
「・・・」
「正直言って、大佐のことを傲慢で自己中で見栄っ張りの低脳俗物野郎だと思ってましたが、完全に私の間違いでした。」
「・・・」
「こんなイヤミにも反応しないなんて・・まだ敵の攻勢を心配してるんですか?」

「・・敵は我々を油断させて何かを企んでいる可能性はあるな。」
「でも時間をかければ状況は我々に有利になるだけでしょう?じっとしてればいいじゃないですか。」
「君はこの状況に満足してるのかね?」
「もちろんです。この地域で遅滞戦を展開するという任務は成功目前じゃないですか!」
「言われたことだけやればいいという考えでは出世せんぞ。」
「・・・」

「我々はまだ勝利を手にした気になっているに過ぎん。確実にいえるのは、大敗北は免れたということだけだ。」
「まあ確かに敵の出方次第ではどうなるかわかりませんが・・。だからこそ守りに徹して優勢を確実にするべきでしょう。」
「いや、攻撃が必要だ。攻撃は最大の防御とも言うだろう?」
「馬鹿な!今さらどこを攻めるというんです?!敵は教会周辺の守りをガチガチに固めてますよ!」
「それはわかっている。もはや教会を奪還するのは不可能だ。しかしこのままジッとしているのも芸がないだろう?」
「この状況で攻めに出て無駄な損害を出すよりよほどマシです!その機に乗じて敵は一気に攻勢に出るかもしれませんよ。」
「そう。まさに目的はそこだ。このままでは敵は攻撃してこない可能性が高い。しかし我々が先に攻勢に出れば・・」
「偽装攻勢で敵を釣り出す?!」
「敵を攻める気にさせるにはそれしかないだろう。」

「・・・しかし・・損害を出した挙句、中央集落を取られる可能性もあるのでは・・」
「まあ絶対安全とは言い切れんな。下手をすると南集落まで急襲される可能性もある。」
「今回確認した北部AAは我が司令部を視界に入れましたよ。本陣も危険では?」
「本陣を襲える敵部隊はオートバイの生き残りと戦車だけで到達には2ターンはかかる。もはや本陣襲撃の可能性は低い。」
「だとすると敵が出てくるなら・・やはり中央集落ですか。」
「そうだ。敵は教会を中心に中央集落を包囲するように弧を描いて布陣しているはずだ。」
「そこに突っ込む部隊は全滅必至では?敵が誘いに乗らなかったらまるで無駄死にですよ!」

「もちろん正面から突入する気はない。損害は少ない方がよいのは当然だ。」
「ではどこを攻撃するのです?」
「南高地西側だ。タンクデサントを編成してロジーナ隊を使う。」
「確かに南高地は最も手薄でしょうが・・そんなとこを攻撃して敵は中央集落攻撃を決意しますか?」
「T-34が歩兵を連れて3両姿を現すのだ。つまり中央集落に我々の戦車はいないことになる。」
「そうか・・それに加えて若干の歩兵が突入すれば・・」
「それでも敵が動かない可能性は残る。しかし、これまでほとんど活躍していない敵戦車はウズウズするはずだ。」
「L6は対歩兵なら強いですしね。T-34がいないとわかれば・・最後のチャンスと見て出てきそうな気もしますね。」

「まあ最悪敵が出てこなければそれでも良い。ロジーナ隊が戦果を伸ばせば良いのだ。」
「T-34が3つもあれば南高地の敵を全滅させることも可能かもしれませんね。」
「当然リスクはあるが、じっとしているよりは魅力的な作戦だろう?」
「しかしなぜそこまで攻撃したいのです?」
「攻撃できるチャンスがありながら何もしなければ上級司令部は私の敢闘精神を疑うだろうからな。」
「結局は保身のためですか・・」


<攻撃準備>
「作戦を説明する。今ターンはわずかな偵察行動と砲撃・移動準備だけを行い、実際の攻撃は次ターン開始とする。」
「敵ターン後に砲弾が落ちるようにして、次のターンで歩兵とロジーナが一斉攻撃ですね。」
「作戦参加部隊はタンクデサントT-34×3、歩兵2個小隊、徴集兵1個小隊だ。」
「おお・・本格的な諸兵科部隊の攻撃ですね!」
「作戦成功の鍵は事前にATGを無力化しておくことだ。目標地域にはATGが3門いるはずだ。」
「そのほかの問題はIG2、セモベンテ2ですね。あとは軽迫とゾロターン、歩兵は2個分隊程度でしょう。」

「今ターン、南高地一帯には砲兵の大部分を使って遅延0.4で大砲撃を行う。撃ちもらす敵はわずかだろう。」
「師団砲も0.1で撃つより0.3の方がよくないですか?0.1だと敵ターンで抑圧回復されますよ?」
「いや、師団砲は常に0.1で砲撃している。ここで砲撃タイミングを変更すると攻勢を察知される可能性がある。」
「なるほど納得です。」
「さらに敵の攻勢を誘うために教会周辺の砲撃は中断する。」
「敵前線への砲撃はやめて動けるようにさせておくわけですね。」
「また、敵の攻撃に備えて重迫1門は中央集落最前線に浮動照準を置いておく。」
「なるほど。偵察兵が再び補給車を見つけたので、敵の反撃阻止のために南の迫撃砲も狙います。」

「本作戦の真の目的は、敵に中央集落への攻撃を決意させることにある。そこで二段階作戦をとる。」
「ほおほお」
「まず次ターンから始まる第一段階の目的は南高地周辺の敵を一掃すること。優先目標はATG、セモベンテ、歩兵の順だ。」
「なぜ歩兵が最後なのです?これまでどおり真っ先にベルサを叩くべきでは?」
「目標地域のベルサは壊滅状態で脅威ではない。それより対戦車戦力を奪うことで北のセモベンテに救援を決意させるのだ。」
「セモベンテは唯一T-34に対抗できる切り札ですからね。何もしないで戦友を見捨てるのは辛いでしょうな。」

「あくまで敵が動かなければ、教会南端まで北上しつつ攻撃を続ける。時間的にそこが限界だろう。」
「途中で敵が動いたら?」
「即座に第二段階に移行する。歩兵は現在地を守って南への突破を防ぎ、ロジーナは直ちに移動して敵戦車隊を粉砕だ。」
「ロジーナの再配置は間に合いますか?」
「運がよければ1ターンで中央集落まで戻れる。最悪でも2ターンだ。途中でスタックする可能性はあるがな。」
「歩兵部隊は大丈夫ですか?敵も砲撃するでしょうし・・・」
「敵には2個小隊分の壁を突破できる歩兵はないはずだ。次ターンの先制攻撃さえ決まれば南高地は安全だ。」

「う〜ん・・・何だか隙だらけの思いつき作戦のような気もしますが、コードネームくらい決めて格好をつけましょう。」
「では第一段階を『ミーシャ』、第二段階を『ミェドヴィエーチ』とする。」
「可愛い熊と凶暴な熊って感じですね。ま、悪くないでしょう。では準備に取りかかります。」


<ターン終了時>
・我が師団砲が南高地北部を砲撃
・敵81mmが中央集落建物を砲撃(命中)
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Nor
大佐
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Joined: Sat Feb 07, 2004 20:09 UTC
【Turn22】

<リプレイ>
・我が師団砲・重迫1・中迫3が南高地一帯を砲撃
・我が中迫が敵迫撃砲と北東部のAA陣地に砲撃
・敵75mmが南集落の我が機関銃陣地周辺に煙幕


「やはり敵に攻撃の気配は見られないな。今回も煙幕だけだ。」
「その煙幕も1発しか落ちませんでした。遂に75mm砲の煙幕は切れたようですね。」
「我々の攻撃準備砲撃はどうだ?クサい地点にはだいたい命中したようだが・・」
「中迫主体なだけにもうひとつ不安が残りますね・・どうします?ミーシャ作戦は発動しますか?」
「ためらう時間は無い。断固作戦開始だ。」
「大隊司令部から各部隊へ・・。森でミーシャにあった。森でミーシャにあった・・。」


<戦闘経過>
「徴集兵小隊司令部から各分隊へ。ミーシャ作戦が発動された。まず第二分隊から前進を開始せよ。」
「200m北上。敵に撃たれたが回復成功。敵は対戦車砲。300m北北西。状態Ready。指示を請う。」
「了解。攻撃開始。撃ちまくれ!」
「ウラ〜!!ああっ!・・・一回撃ち返されたがその後反撃なし。状態Pinned。」
「第四分隊。第二分隊を超越前進せよ。」
「了解。ATG以外の敵影なし。攻撃を開始する。・・・一切反撃なし。戦果もなし。」

「大佐、どうやら準備砲撃はあまり効いてないようですね。開豁地にいるATGがReadyでしたよ。」
「う〜む。こりゃ厳しそうだな。徴集兵じゃ攻撃には役立たんな。狙撃兵を使ってATGを潰せ。」
「テビャキン小隊、第三分隊を前進させてATGを攻撃させろ。」
「第三分隊は西に100m移動。ATGの背後200mにトラック発見。ATGを攻撃する・・敵は全滅!」
「おお!意外とあっさりですね。」
「このATGはマキシムが壊滅寸前に追い込んでいたヤツだな。その50m西の建物にもATGがいるはずだ。」
「視界は通ってますが見えませんね。撃ってもきません。」
「砲撃でピヨったんだろう。狙撃2個小隊を前進させてさらに様子を探れ。」

「こちらシャリポフ小隊。破壊したATGの南東50mにセモベンテを発見。状態Retreating。」
「了解。そいつは無視して抵抗があるまで前進を続けろ。」
「こちらシャリポフ小隊。第三分隊が100m北西にセモベンテとベルサを発見。状態はButtonedとPinned。」
「これでセモベンテを2つとも見つけましたね。どうします?」
「クバエフ2を使ってButtonedのセモを排除せよ。」

「クバエフ2へ。シャリポフ第三分隊の位置まで前進してセモベンテを攻撃せよ。」
「?!目標の50m手前でもう一つのセモベンテの攻撃を受けた。損害なし。敵は退却中ではないのか?」
「・・・当該セモはなぜかやる気を出した模様。現在位置で歩兵を降ろしてから交戦を開始せよ。」
「ダー!二発目で正面装甲に命中させるも撃ち返された。損害はないがこれ以上の攻撃不能。」

「敵戦車の弾がほとんど当たらないのはわかってましたが、どうやらこっちも全然当たりそうにないですね・・。」
「歩兵を相手にしている分には問題なかったが、戦車相手だと主砲が二発しか撃てないっつーのは痛いな。」
「先に見えているベルサをやっつけておきましょう。」
「そうだな。まずシャリポフ第三分隊にベルサを攻撃させろ。撃ったらセモの弾も吸ってくれるだろう。」
「・・・ベルサの反撃であっさり撃退されました!セモは撃つ必要さえありませんでした。」

「クバエフ1を投入せよ。セモを始末するのだ!」
「セモ2両を相手にするのですか?」
「構わん。敵戦車の射撃を回避して肉薄!即座にタンクデサントが強襲する!これぞ赤軍の戦い方だ!」
「・・・え〜と、初弾が命中してタンクデサントは抑圧急上昇で自動降車&自動後退です・・」
「リムスキーも投入だ!!瀕死のセモなんぞに手間取るとは何事だ!!」



「というわけで・・はっきり言ってミーシャ作戦の出足は失敗ですね・・」
「戦果と損害を報告せよ。」
「戦果は、ATG1・セモ1・ベルサ1が全滅。ベルサ1と小隊長1を後退させました。損害は歩兵10名程度ですかね。」
「悪くないではないか・・」
「何をおっしゃる。わかってるくせに。次の敵ターンで大変な反撃を受けますよ。」
「敵の残りはATG1・セモ1・IG2だろ。セモは歩兵でバリバリ撃ったから乗員離脱する可能性が高い。」
「ATGは砲撃続行で何とかなるかもしれませんが、IGは全く居場所がつかめてません。それに・・」

「別のベルサ小隊がすぐ北側にいるな・・」
「そこですよ!!リムスキーは裸で最前線にいます。近接強襲連発を食らうと外れても乗員離脱しますよ。」
「そういえばゾロターンや軽迫なんかも見えてないな・・」
「北側のシャリポフ小隊はほとんど抑圧を残してるし、クバエフ2も抑圧11で裸単騎・・」
「今さら悲観しても仕方ない。砲撃で敵の反撃を封じるしかない!」

「一つ朗報があります。斥候が迫撃砲の正確な位置を掴みました。」
「迫撃砲は封じておく必要があるな。何より南高地周辺を砲撃だ。」
「師団砲は連絡不能です。しかしどっちにしても前線が近すぎて北側の砲撃は無理です。」
「う〜ん・・・あとは回復や射撃の運次第だな。」
「しかしこの攻撃失敗によって、敵の総攻撃を引き出すという本来の目的は達せられるかもしれませんよ。」
「・・・ふん。その通り。このヘタレな攻撃はまさにそれを意図したものなのだ。」
「・・・ま、そういうことにしておきましょう。」


<ターン終了時>
・南高地周辺の砲撃を続行。
・カウンターと北東AAへの砲撃も続行。
・敵100mmが中央集落へ砲撃(命中弾多数)
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Nor
大佐
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Joined: Sat Feb 07, 2004 20:09 UTC
【Turn23】

「ちょっと待て。前線は見るな。先にリプレイを見よう。」
「その方が心労が少なそうですね。では再生します・・」
「・・・おおっ!!・・ええええええ!!!・・ああぁぁぁ・・・」
「我が軍の心情を表現するならそんな擬音になりますね。」
「・・・概要を簡潔にまとめたまえ。」

「敵は総攻撃に出てきました。そして我が軍の前哨ラインは壊滅。損害は歩兵・工兵・機関銃あわせて5個分隊30名程度ですね。」
「それは中央集落の損害だな。南高地は?」
「リムスキーがATGに撃たれて離脱。きっちりトドメもさされました。あとは歩兵の損害が10名少々ですかね。」
「敵はやはり南高地にT-34が3両現れたのを見て、総攻撃を決意したようだな。」
「ですね。リムスキーを血祭りにあげて士気を鼓舞したのでしょう。教会から墓地まで全戦線一斉に南下してきてます。」
「守りに入った敵を動かしたのだから、リムスキーの犠牲はやむを得んだろう。」

「展開は完全に大佐の目論見どおりです。問題はこれからですが・・・当然敵を粉砕する作戦もあるんですよね?」
「え?」
「え?じゃないですよ。この成行きを期待したんだから、当然解決策も考えてあるんでしょ?」
「う〜ん・・まずクバエフ隊がだね・・」
「ちなみにクバエフ2は軽迫と歩兵砲2門に挟撃されて抑圧25です。クバエフ1は9。」
「そういえば!何で歩兵砲が南西に残ってるんだ!斥候はだいぶ前に逃げたと報告してたじゃないか?!」
「事実1門は教会の傍にいます。南西の線路にいるヤツは実はずっと移動してなかったようです。斥候の見落としですね。」
「・・・完全に裏をかかれたな。無線もないはずの歩兵砲が3HEX以上離れるとは・・」

「そんなことより大方針を決めましょう。計画ではここでミェドヴィエーチ作戦に移行するはずですが。」
「当然だ。予定通り第二段階作戦に移行する。全部隊に発令せよ!」
「司令部から全部隊へ。ミーシャは蜂蜜を見つけた。ミェドヴィエーチは鮭を狩る・・。」


<ミェドヴィエーチ作戦−南高地>
「まず南高地の方針だ。歩兵は砲撃を避けるため散開しながら前進を続ける。」
「現在地を死守じゃなかったんですか?」
「いや、敵の出方を見るにこれは総攻撃だ。教会にもほとんど部隊を残していないはずだ。その隙を狙う。」
「そりゃ無理でしょ・・」
「確かに教会奪還は不可能だが、それでも襲う姿勢を見せることが大事だ。敵が総攻撃を続ければ我々の損害は莫大になる。」
「しかし敵が動かなければ・・この作戦の意味もないのでは?」
「もう敵は前進を始めた。一斉に体勢変更して移動目標も変えたはずだ。もはや後退もDefendに戻すのも不可能だろう。」
「なるほど。In-Coverのベルサと戦ったら絶対勝てないですからね。Advanceで移動中のベルサなら少しは有利に戦えると。」

「まず線路脇にいる歩兵砲の片割れが問題だ。徴集兵で撃て!」
「400mくらい離れてますよ。一方的にやられるだけでしょ・・」
「臨機を吸うだけも意味がある。徴集兵なんぞ最初からそのために存在するのだ。つべこべ言わずに撃て!」
「!!おおおおお!!」
「臨機発動の瞬間・・歩兵砲が壊れた・・」
「こりゃすごい確率の幸運ですよ!!初めて見ました!」

「ヨシ!次はセモベンテだ。歩兵で撃って砲撃もしたのに、こいつはまだButtonedで残っているではないか!
「やはりT-34で撃ちますか?クバエフ2が回復に成功すれば距離50で撃てます。二発のうち一発は当たるでしょう。」
「ダメだ。ロジーナの命中率も信用ならんし、それ以前に敵が近くにいては回復さえ危うい。歩兵を使え!」
「では歩兵で交叉射撃を試みます。距離100で南・東・北から撃ちまくります・・おお!」
「乗員離脱に追い込んだな。始末しろ!」

「これで残りはATG2門とIG1門。位置はだいたいわかっている。前進のために適当に敵歩兵を蹴散らせ!」
「・・・かなり一方的に蹴散らされてます!!ここのベルサはほぼ無傷でLMGやMMGがだいぶ残ってます!」
「クバエフ隊出動だ!抑圧など気合で回復せよ!!」
「ウラァァァァ!!・・戻しました!!しかしあまり移動できません。とりあえず高地東側に戻ります。」

「ちょっと教会への前進は厳しいな。敵歩兵も予想以上に残っているようだし・・」
「ちょうど師団砲との連絡も復活したので、西側に煙幕を張って一時退避してはどうでしょう?」
「それ採用!とりあえず南高地の戦闘はここで中止する。最大の問題は中央集落だ。」



<ミェドヴィエーチ作戦−中央集落>
「敵はきっちり前哨を粉砕してきました。教会からはベルサ。墓地からはオートバイと戦車です。」
「工兵の奮闘でオートバイはほとんど無力化したな。爆薬をバンバン投げてくれて実に嬉しかった。感状を授けよう。」
「残ってる工兵は1個分隊4人だけでまもなく壊滅ですよ。でも援護射撃もあって工兵は予想以上に活躍しましたね。」
「ここにきて果樹園に潜ませたSG43と教会背後から逃げたATGが効いたな。ATG1門は大破したが。」
「中央集落のATGとあわせて南と東から撃てましたからね。L6を1両失って、さすがの敵戦車も墓地で止まりましたね。」

「まず見えているオートバイ2個分隊を片付けろ。墓地に入ったATGとトラックもSG43で仕留めろ。」
「実に簡単な仕事ですな。しかし次のターンはきっちりやられるでしょう。」
「墓地の中にはセモベンテが4つとL6が3つくらいかな。しかしT-34が来るのは次のターンになるな。」
「ATGは撃っちゃったので、このターンの終わりには砲撃が来るでしょうね・・」
「少しずつでも足止めせねばならん。といってもATGの射線には入ってないし・・ATRを使おう。」
「ATRも撃てませんよ。前進させるんですか?」
「当然だ。ATRは赤軍の生命線である!今こそATRが活躍できる最初で最後のチャンスだろう。」
「タダでさえ当たらないのに動いたら絶対当たりませんよ!」
「気合で当てろ!100m北上してスタックしてるセモベンテを撃つのだ!」
「一発目・・ハズレ。二発目もハズレ。三発目もハズレ。四発目もハズレ。五発目もハズレ。最後の六発目・・」
「当たった!!おまけにサスペンション損害だ!見ろ!!!!やはりATRは我が赤軍の誇りだ!!」
「このATRは間違いなく死亡しますが、セモベンテ1両の足を止めたのは大きいですね。」

「あとは教会から出てきたベルサですね。とりあえずクバエフ隊で少しだけ撃退しましたが・・」
「ここが一番厳しいな。ここのベルサを止められたら中央集落は守れる。」
「しかし敵の全容もまだ見えませんし・・・クバエフ隊と砲撃に賭けることになるでしょう。」
「集落内の部隊は全て現在地に留まれ。砲撃の後にベルサの突撃があるだろうが、一発でも反撃すれば良しとする。」


<ミェドヴィエーチ作戦−砲撃>
「他にできることはないか・・」
「砲撃だけですね。南高地はATGだけ撃って、あとは師団砲の煙幕で逃げましょうか。」
「いや、見えている歩兵スタックも撃っておけ。我々はさらに前進するつもりがあると思わせる必要がある。」
「そのほかの砲撃は?」
「教会から墓地にかけて横に広く砲撃だ。」

「カウンターは?敵は一斉に砲撃してくるでしょうから動かないはずです。」
「そうだな。続行しよう。いや、待て。斥候をさらに前進させろ。迫撃砲の姿を確認させろ。」
「そろそろ危険な距離ですよ・・・100m前進して迫撃砲2門を視認。目標までの距離150mです!」
「撃て。」
「え?」
「斥候で撃て。ライフルを使え。」
「斥候が撃ったら隠密偵察を続行できませんよ!」
「構わん。3回も砲撃されるなら刺し違えた方がマシだ。迫撃砲が斥候に直射すれば砲撃はできんからな。」
「・・・その判断は・・やってみます・・おおおお!!」
「迫撃砲1門全滅!!これでスタックしてるもう1門も抑圧過多で撃てないはずだ!」
「これで敵の迫撃砲は2門脱落ですね!これは大きな戦果です!」
「しかしカウンターは続行する。反撃を許すな。砲撃で補給車まで破壊できれば最高だ!」

「とりあえずできることは以上ですか。しかし最後の最後にお互い激しい戦闘を始めましたね。」
「問題ない。消耗戦に持ち込めば数の多い我々が有利だ。」
「消耗戦なんかしなくてもじっとしておけば勝てたのに・・」
「勝ち負けは二の次三の次だ!互いに持てるリソース全てをぶつけて戦う!これぞ対人戦の醍醐味だ!」
「確かにお互いノーガード戦法みたいになってきましたね・・」


<ターン終了時>
・敵75mmが果樹園西側を砲撃(ぼちぼち命中)
・敵100mmが中央集落南側を砲撃(かなり命中)
・敵軽迫3門が中央集落の最前線をきっちり砲撃(全弾命中)
・敵中迫2門が中央集落のATGを砲撃(一つ命中)
・我が重迫2門が南高地と教会南東を砲撃
・我が師団砲が南高地に煙幕を展開
・我が中迫がいろいろ砲撃
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Nor
大佐
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Joined: Sat Feb 07, 2004 20:09 UTC
【Turn24】

1時間前に送ったファイルがもう返ってきた。あまりの早い反応に驚き、反射的にファイルを開く。敵は最後の攻勢を成功させようと執拗に前進してくる。中央集落の第一歩兵線はあっさりと壊滅した。ベルサ・工兵・L6・ベルサ・・攻撃は延々と続く。やはりベルサは強い。それとも我々が弱いのか。我が歩兵は建物でIn-Coverをとっていても何もできない。どんどん削られて後退。さらに追い討ちをかけられて消滅する。

敵も死に物狂いで戦っていることがよくわかる。あの冷静なサトさんのプレイとは思えない。我が斥候に襲われた迫撃砲は離脱した砲手と輸送車の運転兵が撃ってくる。敵は本気だ。こちらも出来ることは全てやる。斥候が撃ち返し、機関銃を失った機関銃兵はライフルで応戦する。南高地でも100m以内で激戦が続く。一歩前進しては撃退され、撃退されては再び前進する。敵も味方もどんどん壊滅していく。

中央集落のVHに迫ったベルサ小隊を撃退するためにT-34が移動。突如現れるセモベンテ。側面を撃たれるが外れ。このセモベンテは墓地にいる3両と離れてここで待ち伏せしていたのだ。シブイ!しかしT-34は相手にしない。この戦いでは戦車同士の砲撃戦はどちらにとっても実りが少ない。どっちも当たらないのだ。それにセモベンテは歩兵だけでも倒せる。T-34はセモベンテを無視してベルサ撃退に向かう。

もはや歩兵は消耗品だ。抑圧回復などほとんど成功しない。小隊長も中隊長も自ら戦っているので部下の回復支援もできない。前線部隊の多くは10〜30の抑圧を抱えて交戦している。硝煙と抑圧で敵の姿もまともに見えない。ここで我々が頼れるのはT-34だけだ。T-34が2両、壊滅した歩兵陣地の後方に移動する。セモベンテはまだ3両動ける。L6も硝煙の中のどこかにいるはずだ。工兵もすぐ目の前にいる。T-34だけで次の敵ターンの突撃を守りきれるか・・・

いや、我々にはまだ戦場の神である砲兵がいる。共産主義に神はいなくても戦場にはいるのだ。しかし重迫は相次ぐ照準転換で弾切れ寸前。中迫の照準を狭い範囲に集中させて敵歩兵の粉砕を狙う。再補給を終えた軽迫はセモベンテに砲撃。今や戦闘に参加していない部隊はごくわずかだ。眠気と興奮で朦朧としつつ、わずか10分でプレイを終えファイルを送る・・。
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Nor
大佐
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【Turn25】

敵の前進は止まった。T-34が中央集落に戻った以上、もはや前進は不可能と判断したのだろう。しかし我々は戦果を拡大すべく、さらなる攻撃を行う。・・・ダメだ。敵はあっという間に守りを固めてしまった。歩兵が前進するとスタックしたベルサに跳ね返されて一方的に撃退される。我々の損害だけが増えていく。T-34はセモベンテを狙うがやはり当たらない。できることは少ないが、砲撃指示までやってターン終了。敵も最後まできっちり砲撃を落としてくる。歩兵1個分隊が消滅。長かった戦いが終わった・・。



【スコア】
イタリア1335−ソ連4433(Marginal Victory)

このスコアとVH確保数(イタリア5・ソ連16)を元に、Depotの勝敗判定に使用されている"sp_score_196.xls"を使ってさらに判定を行った。結果はソ連側のMedium Victory(9段階判定の上から3番目)。



【損害】
以下の損害数は生存部隊の人的損害を表す。

<砲兵>
・1×OS SO 76.2mm Bty(損害2)
・3×SO Hvy Mortar(損害5)
・3×SO Mortar Sqd(故障1、損害1)
・3×SO Mortar Sqd(損害2)


<砲兵支援>
・1×Fwd Observer
・2×Ammo Carrier


<装甲>
・2×T-34 M41(全滅)
・2×T-34 M41(損害2)

<歩兵>
・1×SO Btln HQ
・2×SO Company HQ(損害4)
・6×SO Platoon Ldr(2個分隊壊滅、損害24)
・24×SO Rifle Sqd(12個分隊壊滅、損害33)
・6×SO MMG Sqd(3個分隊壊滅、損害3)
・6×SO ATR Team(2個分隊壊滅)
・4×SO HMG Sqd(1個分隊壊滅)

・2×SO Lt Mortar Sq
・1×SO Platoon Ldr

・4×SO Conscripts(1個分隊壊滅、損害10)

<各種支援>
・4×SO Engineer Sqd(3個分隊壊滅、損害6)
・2×45mm ATG M32(損害4)
・2×45mm ATG M32(1門離脱)

・3×SO Mol Launcher(全滅)
・2×SO MMG Sqd
・3×SO Scout Team(全滅)
・3×SO Scout Team(損害2)
・4×SO Mule Pack(損害1)


これをみればわかるように、ほとんどの部隊が何らかの損害を受けている。最も被害が著しいのは基幹部隊の狙撃兵中隊で、戦力は開始時点の半分以下になっている。無傷で残っているのは中央集落南側に位置していた1個小隊だけだった。工兵・徴集兵も含めた歩兵全体で見ると、当初8個小隊あった戦力は3個小隊程度にまで減少した。

興味深いのは盤内迫撃砲の被害で、100mm砲によるカウンターを1〜2回受けただけなのに、砲故障1に加えて少なからぬ人的損害を出している。これは対砲兵射撃の有効性を示す結果と言えよう。



【ソ連軍砲撃作戦について】
我々は当初から盤内砲に頼った作戦を立てていた。高地上に篭る作戦は捨てて、高地は監視ポイントと割り切った点は正解だっただろう。高地各所に分散した斥候の監視網によって、敵の進路と戦力をなるべく早く正確に捕捉することにも成功した。そして攻撃の最優先目標はベルサリエーリとし、弾薬を豊富に持つ迫撃砲主体で砲撃を繰り返して敵歩兵戦力を少しずつ削っていった。

盤外砲を減らして盤内迫撃砲を強化したのは、歩兵を削るという点を重視したからだ。盤外砲は着弾の散らばりが大きく広範囲の敵を抑圧するには適している。しかし戦力を削ることには向いていない。戦力を削るという点では、盤内砲の方がはるかに適している。ただし盤内砲は着弾が正確で一度に捕捉できる敵は少なくなる。このジレンマを解消するために迫撃砲9門という数を揃えた。しかし敵が大勢いるのはわかっていても、着弾範囲が狭いためその一部しか砲撃できないという事態は多かったと思う。

また、迫撃砲の砲撃を継続するために、補給車を2両用意して固定陣地を作る点も作戦のキモだった。結果的にこの作戦は成功したが、極めて危ういバランスの上に成り立つものだったのは間違いない。まず、砲撃しながら弾薬を補給するには、必ず遅延0.0〜0.2で照準し続ける必要がある。新規照準の遅延は0.4だから、照準転換の際には一度遅延1.0で浮動させて1ターン待つ必要がある。緊急の場合は仕方なく遅延0.3や0.4で撃ったが、これは何度も続けられない。特に重迫は遅延0.3で撃ってしまうと見る見る弾が減っていく。仕方なく照準が少々ずれていても遅延0.1で撃つ場面も多くあったし、後半は何度か砲撃を休止して補給を優先した。つまり補給車2台体制でも、無制限に撃ち続けられるというわけではない。

そして何よりも問題だったのが固定陣地にした点だ。移動手段がないのでIn-Coverを取ったらもう動けない。脅威は対砲兵射撃と快速部隊の直接強襲だった。幸い対砲兵射撃はわずかだったがそれでも損害は出た。敵が間断なく対砲兵射撃を試みれば、いずれは砲兵陣地は無力化しただろう。砲兵にとって最大の危機は、北高地を完全制圧された時だった。敵はこの時点で作戦の自由を得た。北高地の敵は砲兵陣地がある東へ向かうことも、教会を攻めることも、教会後方に動いて教会を包囲することもできた。しかし結果的に敵は3つめの選択肢を選び、砲兵陣地は危機を免れた。

この時、敵が砲兵強襲を実行していればどうなったかわからない。本陣までの距離はかなりあったので、オートバイだけなら砲兵の直射で撃退できたかもしれない。しかしL6など戦車が加わっていれば、こちらもT-34を救援に向かわせなければ撃退は不可能だっただろう。いずれにせよ、敵が砲兵陣地を襲う様子を見せれば戦闘の主導権が敵に移ったのは間違いない。



【ソ連軍戦車作戦について】
全期間を通じて、T-34は敵歩兵に対し地味な反復攻撃を継続した。目標は常に敵歩兵であり、窮地でない限り敵戦車は狙わなかった。この戦車運用方針は砲撃方針とあわせて敵歩兵戦力を消耗させることに大きく貢献しただろう。敵にとっては、硬く足が速いT-34はソ連軍の中で最も憎い存在だったはずだ。結果的にT-34は2両やられたが、どちらも貫通弾による損害ではなく、ATGや戦車に命中弾を受けて乗員が離脱したところをやられている。

敵がT-34を破壊するには、ATG・IG・セモベンテ・ゾロターンで致命弾を与える、AA・L6で乱打する、火炎瓶・工兵・ベルサで近接強襲するという3パターンがあったはずだが、自分から移動して撃つ必要がある部隊はことごとく命中率が低く、歩兵による近接強襲も怯えて発動できないことが多かったようだ。この状況に痺れを切らした敵は、後半ATGを積極的に前に出してきたが、我が機関銃などの支援部隊に邪魔されて効果は発揮できなかった。

おそらく敵にとって最大のチャンスは、教会から退却中のT-34を捕捉した時だっただろう。あの時、クバエフ隊は抑圧による命令切れが発生し、わずかに前進と射撃はできたものの後退はできなかった。直後の煙幕でATGの視界は塞がれたが、セモベンテとL6は無傷で使えたはずだ。我々としては、数を頼みに乱打されて乗員離脱に追い込まれると観念していた。しかし敵は一切攻撃してこず、生き延びたクバエフ隊はその後も南高地で積極作戦を行うことになった。

敵の心中は不明だが、おそらくそれ以前に北高地で行われた戦闘が頭にあったのではないか?北高地で最初のT-34がやられた時、敵はセモベンテとL6を総動員して2両のT-34を襲った。実に9対2の戦力差である。ほとんどの敵戦車がT-34を攻撃したはずだが、結果的には1両を乗員離脱に追い込み、もう1両には抑圧を与えただけだった。この結果には我々も驚いたが、敵は味方戦車の不甲斐なさに呆れ、その力を信じられなくなったのではないか?二度目の大攻勢を躊躇した理由はこの辺にありそうに思える。

今回改めて感じたT-34の素晴らしさは長大な移動力にある。大きな抑圧を受けても、一回でも回復に成功すれば抑圧を抱えたまま射撃と移動ができた。これは窮地からの脱出時に大きなメリットとなった。例えば、教会退却時のリムスキーは抑圧25を抱えたまま距離50のL6を二射撃目で炎上させ、そのまま安全地帯まで後退できた。



【イタリア軍作戦について】
敵の攻撃作戦にはほとんど隙がなかった。南を手薄にした分、北に歩兵2個中隊とオートバイ中隊+装甲戦力を集中させたのは、戦力の集中と重点形成という意味で正しい判断だっただろう。事実、北部では我々が攻勢に出る機会は一度もなかったし、教会も本格攻撃が始まる前に放棄せざるを得なかった。この意味で我々は初期作戦の段階ですでに負けていた。重厚な正攻法で押し寄せる敵に対して、我々は小技を駆使してわずかな出血を強いるしか為す術がなかった。

中盤まで我々を最も悩ませたのは何と言っても煙幕砲撃だった。序盤の攻撃前進の隠蔽は完璧だったし、10ターン以上もの間オートバイを中隊規模で隠すという離れ業もやってのけた。北高地で小競り合いが始まっても、攻撃地点の正面・側面を煙幕で完全に遮断してからでないと大規模な行動にはでなかった。もしも敵が時間をかけて煙幕を張る代わりに、目先の功を焦って砲弾を撃っていれば、我々に付込む隙も生まれただろう。しかし、無限にあるかに思われた煙幕弾も終盤では切れたようだ。20ターン以降の最後の攻勢では、敵は煙幕を張ることなく攻撃を開始した。そのため我々は敵戦車部隊を正面と側面から攻撃する機会が生まれ、敵の攻撃は頓挫した。

我々は砲兵と戦車というほとんどこの2つの兵科だけで、少しずつ敵歩兵の戦力を奪っていった。1ターンごとに与えた損害は微々たるものだっただろうが、それが積み重なると最終的には無視できない規模になる。もちろん敵もやられていくのを黙って見ていたわけではない。最終的な勝敗を左右するターニングポイントはいくつかあった。そのうち最も大きなものは、敵がオートバイを初めて戦闘に投入し、北高地制圧に成功した時点だったと思う。

私にとってオートバイの出現は完全なサプライズだった。これにはちょっと事情がある。対人戦でのオートバイの使用に関しては賛否がある。というのも、オートバイは歩兵系ユニットの中で最大の移動力を誇り、AFVのように一撃でやられる可能性も少ない。さらにゲーム上のクラス分類は"AT Wheel"になるので、対戦車攻撃力を持つユニットでしか臨機射撃ができない。普通の歩兵ではオートバイに臨機射撃できないのだ。この点で、オートバイはゲームシステムの不備を突いたチートすれすれのユニットだとする意見がある。

私もサトさんもこうした見解があることは承知していた。だからこそ、私はサトさんがオートバイを買わないと思い込んでいた。しかしオートバイが突然出てきたので本当に焦った。それも中隊規模である。リプレイにオートバイが現れた瞬間、完全にやられた!と思った。次のターンでオートバイは機動力を生かして砲兵陣地に突っ込むだろう。私の見解としては、この場合そういった運用は充分アリだと思った。むしろ中盤まで中隊規模のオートバイを隠し通したことに賛辞を送りたい気持ちだった。

しかし、オートバイ中隊は付近の歩兵を一掃したものの、孤立したT-34には一発も撃たなかった。ゲーム的に考えれば、オートバイ中隊でT-34を囲んで当たろうが当たるまいが近接強襲を連発すれば、確実に乗員離脱に追い込める。しかし、サトさんはそうしなかった。そのためにこのT-34は息を吹き返し、我々は戦線を立て直すことができた。

リプレイでこの過程を見ながら私は考えた。もしかすると、オートバイは砲兵陣地に突っ込まないかもしれないと。事実、その後の展開は予想通りになり、オートバイは最後まで移動力が豊富な偵察兵として、または多少戦闘もできる歩兵戦力としてしか使われなかった。おそらくサトさんはいろいろな批判を知りながら敢えてオートバイ中隊を購入し、理想的な運用法を示そうとしたのではないか。確かにサトさんの運用法は、一般に批判されるような、高速を生かして遠距離のHMG/AA/ATGの臨機を引き出して位置を暴露させたり、臨機を受けにくいことを利用して敵後方部隊を蹂躙するものとは一線を画していた。

しかし、オートバイの運用についてサトさんに戸惑いが付きまとったのも間違いないだろう。ゲームと割り切って使えばこの上無く便利なオートバイだが、できるだけ現実的な運用を目指そうとすると、逆に最も扱いが難しいユニットになったに違いない。したがって作戦の自由度という側面から見ると、サトさんはオートバイを買ったことで作戦の選択肢を自ら減らしてしまったような気がする。例えばオートバイの代わりに騎兵や装甲車を買っていれば、北高地を制圧した時点で後方突破や砲兵蹂躙を狙う気になったのではないか?これはあくまで推測で真偽の程は不明だが・・・。



【感想】
約40日に渡る長い戦いが終わりました。この対戦はPBEM未経験者の参考になるようにと企画したもので、購入・作戦・配置・戦闘推移をできるだけ詳しく書いたつもりです。文章が多いばっかりであまり参考にならなかったかもしれませんが、こんな感じでPBEMしたら楽しいかもという例としてこのDARを読んで頂けたら幸いです。PBEMに興味をもたれた方は、是非この掲示板で対戦相手を募集してみて下さい。

DARを書く作業はプレイ以上に時間をとり、時にすごい負担になりましたが、結果的にはプレイする上でも非常に役立ちました。ただプレイするだけならあまり何も考えずとりあえず駒を動かしてしまいがちですが、DARを書くとなると、毎ターンリプレイの記録やSSを取り、各方面の状況や今後の作戦を逐一文字に起こしていく必要があります。しかし、この作業を通すことで状況認識がクリアになり、普段は考えないような細かい事柄まで検討することができました。DARを書いていなければ、この戦いの推移はまるで違ったものになったでしょう。というわけで、DARを書くのは実に面倒ですが、精緻な戦いをしたい方にはオススメできる方法です。


今回は私にとって1年ぶりくらいのPBEM体験でしたが、PBEMにまつわるいろいろな感情を思い出させてくれました。PBEMはまず楽しいところから始まります。いろいろな妄想を膨らませてユニットを選び、作戦を立てて配置する。はっきり言って、この段階が一番楽しいかもしれません。そして序盤はほとんど状況がわからず戦闘も起きないので、何か目新しいことを期待してファイルを開くときもワクワクします。リプレイボタンのクリックも軽やか。しかしだんだん状況が見えてくると、後悔の時期がやってきます。こんなユニット買うんじゃなかった!あれを買えばよかった!何でここに配置してないんだ!ああ、作戦ミスだ!もうダメだ!・・

中盤以降はファイルを開くのがだんだん苦痛になってきます。場合によっては対戦相手が憎くなることもあるでしょう。大損害を受けたターンのリプレイを見るときは本当に胃が痛い。戦闘が熾烈になると、実生活でも暇がある時は無意識で対戦のことを考えるようになってきます。そして夜中にふと目が覚めて状況を確認したり、仕事中に思いついた作戦をメモするようになると重症です。ファイルが手元にあると実生活に支障をきたすので、なるべく早くプレイして相手に渡すようになってきます。まるでファイル自体が爆弾であるかのように。

そのまま最後まで流れるように終わることもあれば、勝敗が見えた終盤特有のある種の諦念とともに、それまでとは違うスタイルの戦いが始まることもあります。今回はまさに後者のパターンだったと思います。両者ともゲーム上の勝敗を超えて、何だかよくわからない「充実した戦い」を目指してしまうのです。そして、この瞬間こそ最も頭が冴え、奇妙な充実感を感じるような気がします。こうなればゲームが終わった瞬間も心地よい疲労感と充実感に満たされますが、その後すぐに、こんなことしてていいのか感にも襲われてしまいます。w


最後になりましたが、長きに渡ってこの面倒な対戦企画に付き合ってくれたサトさんに心から感謝します。ちなみに対戦中のメールのやり取りでは、私の方は何度かゲーム内容に関わる一言発言(厳しいなあとか)をしたものの、サトさんは全然誘いに乗ってくれませんでしたw。ゲーム外でブラフや駆け引きを一切利用しないのもサトさんのスタイルです。言うまでもないですが、ゲーム内でもオートバイの使い方に象徴されるように、サトさんは極めてフェアな王道プレイを実践していました。それに対して私のほうは、みみっちい小技のオンパレードで、サトさんの期待に応えられるようなプレイができたのか正直自信がありませんが・・。
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作戦の鬼
Posts: 558
Joined: Sun Feb 29, 2004 12:25 UTC
長い闘い、お疲れ様でした。
どちらも状況が厳しくなっていく様が文面から読みとれ、楽しく読ませて頂きました。

サト様がオートバイでT34を殴らなかったのは、サト様のDARを読んでの通り、リアリティ重視によるもののようです。フェアプレイ章というのはこういうプレイヤーに与えられるべきものなのでしょう。

ということで、次は公式戦の募集が始まったりするのかな、どうなのかな…
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