SPWAWは、もともとDOSゲームだったSP3をWindows用に改良したということもあり、操作方法や各種インターフェースはお世辞にも親切とは言えません。また、マニュアルの不備もあり、マニュアルに記載されていない操作方法もあります。
このページにある操作一覧表は、Download ページからダウンロードできます。
配置画面の操作一覧
配置画面(Deploy Screen)は、単発シナリオ以外のゲームで使用するもので、購入したユニットの配置や照準の事前設定をする画面です。ツールバーとホットキー(ショートカット)の一覧は右表の通りです。
配置画面の操作一覧 | |||
---|---|---|---|
Icon | Name | Hotkey | Function |
![]() | Deploy Entire Formation | 編隊ユニットを一括配置(*注1) | |
![]() | Next Formation | G | 次の編隊へ |
![]() | HQ | H | 司令部画面を開く |
![]() | Next Unit | N | 次のユニットへ |
![]() | Previous Unit | P | 前のユニットへ |
![]() | Find Current Unit | F | 選択ユニットにカーソルを移動 |
![]() | Bomberdment | B | 砲撃画面を開く |
![]() | Load Unit | L | 選択ユニットを(に)積載 |
![]() | Assign Unit to New HQ | W | 選択ユニットの所属編隊を変更(*注2) |
![]() | Glider Assignments | グライダー配置画面を開く(*注3) | |
![]() | Paratroop Assignments | 空挺配置画面を開く(*注3) | |
![]() | Commando Assignments | 特殊部隊配置画面を開く(*注3) | |
![]() | Unit Objective | ユニットの移動目標を設定 | |
![]() | Entrench All Units | E | 全ユニットを塹壕化(*注4) |
![]() | Build Obstacles | X | 障害物を設置 |
![]() | Visibility | V,F7 | 選択ユニットの視界を表示 |
![]() | Zoom In | + | 画面拡大 |
![]() | Zoom Out | - | 画面縮小 |
![]() | Clear Dark Hexes | C | Hexの影(煙幕)を除去 |
![]() | Save Game | セーブ | |
![]() | Encyclopedia | エンサイクロペディアを開く | |
![]() | Hex Grid | HEX枠線表示の切替 | |
![]() | Formation Objective | 選択編隊の移動目標を設定 | |
![]() | Load All Units | 全ユニットを手近の車輌に積載(*注5) | |
![]() | All Formation Objective | K | 全編隊の移動目標を選択HEXに設定(*注6) |
![]() | Formation Stance | M | 選択中編隊の体勢を切替 |
![]() | Quit Deploy | Q | 配置画面を閉じる |
![]() | Help | F1 | 操作ヘルプを表示 |
Maximam Range | A,R | 臨機射撃距離の設定 | |
Terrain Effect | I | 地形効果表を表示 | |
Jump to Hex | Alt+J | HEX座標を入力してジャンプ | |
Unit Information | U,Space | ユニット情報画面を開く | |
Toggle Hex Range | @ | 距離単位(Hex-Yard-Meter)の切替 |
以下、いくつかの操作に対する注意書きです。
- (*注1)
Deploy Entire Formation - ユニット数が多くマップが広い場合に便利なコマンドです。0ユニットを中心にして、編隊全てのユニットを一括配置してくれます。いきなり1ユニットずつ配置していくのではなく、このコマンドで編隊配置のおおまかなバランスをとってから、個別にユニットを再配置していくと配置時間が短縮できるでしょう。
- (*注2)
Assign Unit to New HQ - 配置画面のみ実行できるコマンドです。指定したユニットを任意の編隊指揮下に所属させることができます。対戦車チームを歩兵小隊に付属させて強化したり、司令部の直轄戦車を作ったりできます。C&Cオンの場合、編隊に属するユニット数が少ないほど命令ポイントに余裕ができますが、編隊数を少なくしたい場合や、思い入れを重視する場合は有効なコマンドでしょう。
- (*注3)
XXX Assignments - 配置画面のみ実行できるコマンドです。グライダー、空挺部隊、特殊部隊の投入計画を立てます。ゲーム開始後には投入指示できないので、忘れないように実行しましょう。
- (*注4)
Entrench All Units - 全ユニットを現在地で塹壕化させます。この配置画面で作られた塹壕はユニットが移動した後も消えず、ゲーム中に一ヶ所に留まることでできる塹壕(移動すれば消える)より防御地形効果があります。ただしこの命令は、DelayやDefend任務でしか使えません。
- (*注5)
Load All Units - 使いにくいコマンドです。全ユニットを最も近くにある輸送手段に積載します。しかし編隊がばらばらになったり、乗せきれなかったりすることもよくあります。どうしてもこのコマンドを使いたい場合は、万全の輸送計画をたてて慎重にユニットを配置してから実行しましょう。
- (*注6)
All Formation Objective - 全編隊の移動目標を現在選択されているHEXに指定します。ほとんどの場合、全部隊の移動目標が同じということはあり得ないので、使い道のないコマンドではあります。が、最初にこのコマンドを利用することにより、移動目標を設定し忘れるというミスは防止できそうです。
戦闘画面の操作一覧
戦闘画面(Battle Screen)では、配置画面とは異なるホットキーが割り当てられているコマンドもあるので注意しましょう。
戦闘画面の操作一覧 | |||
---|---|---|---|
Icon | Name | Hotkey | Function |
![]() | Next Unit | N | 次のユニットへ |
![]() | Previous Unit | P | 前のユニットへ |
![]() | HQ | H | 司令部画面を開く |
![]() | Next Formation | G | 次の編隊へ |
![]() | Load Unit | L | 選択ユニットを(に)積載 |
![]() | Fire Specific Weapon | C | 照準した敵に指定した兵器で射撃(*注1) |
![]() | Bomberdment | B | 砲撃画面を開く |
![]() | Rally | R | 選択ユニットを回復(*注2) |
![]() | Fire All Weapons | F | 照準した敵に全兵器で射撃 |
![]() | Target | T | 照準を選択 |
![]() | Attack Hex | Z | HEXを直接攻撃(*注3) |
![]() | Smoke | X | 煙幕弾を発射(*注4) |
![]() | Zoom In | + | 画面拡大 |
![]() | Zoom Out | - | 画面縮小 |
![]() | Clear Dark Hexes | U | Hexの影(煙幕)を除去 |
![]() | Unit Menu | ユニット一覧表を表示 | |
![]() | Undo | 直前の移動をやり直し(*注5) | |
![]() | Objective | ; | 移動目標を設定(*注6) |
![]() | Encyclopedia | E | エンサイクロペディアを開く |
![]() | Quit Game | ゲームを終了 | |
![]() | Save Game | S | セーブ |
![]() | End Turn | Q | ターン終了 |
![]() | Preferences | 設定画面を開く | |
![]() | Help | F1 | 操作ヘルプを表示 |
![]() | VCR | V | 直前の敵ターンをビデオ再生(*注7) |
Bail Out | 9 | 乗員を脱出(*注8) | |
Select Formation All | A | 編隊ユニット全てを選択(*注9) | |
Smoke Discharger | D | スモークディスチャージャーを発射(*注10) | |
Terrain Effect | I | 地形効果表を表示 | |
Jump to Hex | Alt+J | HEX座標を入力してジャンプ | |
Combat Log | Alt+L | 戦闘結果ログを出力(*注11) | |
Formation Stance | M | 選択中編隊の体勢を切替 | |
Melee | Alt+M | 白兵戦 | |
Overrun | Alt+O | 蹂躙攻撃 | |
Maximam Range | Y | 臨機射撃距離の設定 | |
Reinforcement | F4 | 増援を要請 | |
Message | F5 | 戦闘メッセージを再表示(*注12) | |
Visibility | F7 | 視界を表示 | |
Movement | F8 | 移動可能範囲を表示(*注13) | |
Surrender | F9 | 降伏 | |
Toggle Hex Range | @ | 距離単位(Hex-Yard-Meter)の切替 | |
Pause VCR | . | VCRを一時停止(クリック中) | |
ID Flag | ? | ID Flagの表示切替 | |
Unit Information | Space | ユニット情報画面を開く |
以下、いくつかの操作に対する注意書きです。
- (*注1)
Fire Specific Weapon - 特定の兵器だけを発砲します。全ての兵器を発砲する"Fire All Weapons"コマンドとともに、"Target"コマンドと組み合わせて使用します。ホットキーでいえば、"T"→"C"、"T"→"F"の順に使用します。
- (*注2)
Rally - 最も多用する回復コマンドです。アイコンを1回左クリックするか"R"キーを押すごとに、抑圧値が半減していきます(回復に失敗しなかった場合)。また、「Rキー連打」の方が気合いが入るという方もいるでしょうが、
アイコン上で右クリック すると、失敗するまで自動回復します。 - (*注3)
Attack Hex - 別名「Z射撃」。LOS内の任意のHEXを直射します。大口径砲なら建物を倒壊させることもできますが、小火器で直射してもほとんど効果はありません。敵がいそうな地点を直射して抑圧を上げることで、発見確率も上がり臨機射撃の予防にもなります。150mmクラスの盤内砲なら隣接HEXにも損害を与えるので、敵が密集するど真ん中を狙って一網打尽にすることも可能です。
- (*注4)
Smoke - LOS内の任意のHEXに煙幕弾を直射します。砲を持つユニットはLOS内であれば距離を問わず直射できますが、歩兵は隣接HEXにしか直射できません。
- (*注5)
Undo - 敵に発見されたり交戦していない場合に限り、直前の移動を取り消すことができます。PBEMでは使用不能です。
- (*注6)
Objective - C&Cオンでは最も大事なコマンド。編隊ごとに移動目標を再設定します。ホットキーは";"(セミコロン)です。
- (*注7)
VCR - PBEMでは重要なコマンド。敵ターンの状況をビデオ再生します。当然、見えるべきものしか見えません。
- (*注8)
Bail Out - 車輌の乗員や砲手(ともにCrew)を一時的に離脱させます。Ver8から乗員は煙幕も持たず戦闘力も皆無になったので、使いではないかもしれません。しかしキャンペーンでは愛着ある乗員を壊滅から守ることができます。
- (*注9)
Select Formation All - 通常、ユニットをクリックするとそのユニットを選択した状態になりますが、このコマンドを使うと編隊ユニット全てを選択した状態になります。いわゆる「編隊一斉移動」に使用しますが、AI制御の移動ルーチンは穴だらけなのであまりオススメできません。特に前線付近での使用は厳禁です。
- (*注10)
Smoke Discharger - スモークディスチャージャーを装備している車輌ユニットのみ使用でき、"D"キーを押すと前方隣接3HEXに煙幕を張ります。"X"キーで使う煙幕弾とは異なる点に注意です。車輌ユニットの中には、主砲から発射する煙幕弾もスモークディスチャージャーも両方もっているものもあります。
- (*注11)
Combat Log - 画面右下の戦闘メッセージに表示される以上の詳細なログ情報を"combat.txt"ファイルに出力します。"combat.txt"ファイルは、SPWAWのインストールディレクトリ直下に生成されます。
- (*注12)
Message - 戦闘メッセージを画面一杯に表示します。メッセージが多すぎて画面右下欄では流れてしまったものを確認することができます。意外に重要。
- (*注13)
Movement - ユニットの移動可能範囲を表示します。"F7"キーのLOSチェックとあわせて使用する癖をつけると重宝します。