今回のAARは、
TIGERS AT NARWA Ivan Attacks!
(Design: Kevin "FlashfyreSP" McFerren)
で、再びオットー・カリウスものです。
前回、オットー・カリウスというティーガー・エースと出会ったわけですが、今考えれ
ばミーハーにもカリウスの最も有名な戦闘を追体験しようなどとマリナーファものを
やった事が間違いの元。結局、エースと呼ばれる人間のハイライトとなる戦闘という
モノは、読物・講壇としては面白いものであったとしても、ゲーム的にはどうなのよ
(大味になる)?という事だと思います。それよりも日常的な苦闘の中にこそ、エース
と呼ばれるにいたる何かが潜んでいるのではないか?「これではイカン、やはりオッ
トー・カリウスの日常(東部戦線の日常?)を知った上で、そういうシナリオを探さね
ば!」ということで、買ってしまいました
「ティーガー戦車隊 オットー・カリウス著 大日本絵画社」
しかし!新宿の紀○国屋にもジュン○堂書店にも、横浜の有○堂にも、なんと下巻
しかない!!
どういうことだ!誰が上巻買い漁っている!!
とはいえ気を取り直し、下巻のみを購入し読み始めました(アホです。笑)。ありが
たい事に、マリナーファの戦闘はこの下巻にあったんですが、記述としてはさほど多
くない。もっと、血沸き肉踊る記述があるのかと思っていたんですが、ちょっとフェイン
ト(^_^;)。
な〜るほど、確かにすごい戦果ではあったが、カリウスにとっては東部戦線での長
く泥沼のような日々の、ほんの一時の出来事でしかなかったんだ・・・。ということが
よ〜くわかりました。
そう考えれば、こんなにすごい戦果の戦闘でも淡々と伝えられるカリウスって人は
恐ろしく冷静だなぁ、というのを感じてしまいます。戦場で如何に冷静でいながら、か
つ狂わないようにするのか?戦闘というのは真っ当な人間が持つ当事者意識の中で
こなしていかなければならない。結局、悪い条件に悪態をついたり、戦果の自慢な
んかしたって何かが良くなるわけではない。そんなことをしていたら東部戦線の過酷
な状況の中では次の日の自分や部下・仲間の死につながってしまう。とにかく与えら
れた条件の中でベストを尽くす。戦争というのは、上も下も気が狂った人間だけがや
っているのではなく、実にちゃんとした人間も戦争を戦っているんだなぁということがよ
くわかります。そういう人が、長く尊敬されるエースと呼ばれる(坂井三郎「大空のサ
ムライ」を呼んだときの読後感に近いものを感じました。)。ちょと、魅せられてしまい
ます。
ということで、話が横道にそれたのですが、これから本題。
で、下巻のみという恐ろしく中途半端なカリウスに関する情報源のなかで、目皿で
いろいろと本を読み漁っていると、マリナーファの戦闘前に、カリウスが騎士十字章
を受けるきっかけとなった戦闘があることを知りました。
その名も「ナルヴァ!!」
おお!!「ナバロンの要塞」みたいではないか(古〜っ)!?と、もう少し読んでいく
と、その戦果たるや無茶苦茶で、マリナーファのような不意打ちではなく、「よ〜し、や
ったるでぇ〜」と本気で攻めてくるイワン相手に3日で28輌の戦車を撃破し、その攻
撃を食止めている。すげぇー(と、結局またミーハー根性に戻ってる(笑))。
だけど、この本読んだ中でそんな戦闘あったかぁ?と読み返すと、どうも上巻に収
録されているらしい!!!!
ぬぁ〜っ!!誰だ、上巻を買い漁っている奴は!!
と、ここで、もう一度気を取り直し、ではっ、と探してみましたカリウス・ナルヴァ物シ
ナリオを。ありました!!その名もTigers At Narwa シリーズ(略してTANシリーズ!
いや、焼肉屋じゃないんですから(笑))、全4シナリオ!!
ということで、以下、本TANシリーズ第一弾のIvan Attacks!のAARを報告します。
-------------------------------------------------------------------
【諸元・設定】
1. V8.4
2. TIGERS AT NARWA −Ivan Attacks!−
3. ドイツ軍(防御側)
4. 3時間(ブリーフィングでは1時間だったのになぁ〜)
5. ☆☆★
6. Preference設定
日本鋼豹司令部標準
【作 戦】
では作戦立案!!の前に、のっけからロシア軍の事前砲撃の山また山。いきなり、
「農家」「廃墟1」「廃墟2」の我が拠点は弾幕に包まれた。なるほど、これがブリー
フィングにあった「ロシアの目覚まし時計」という奴か。
一応、ロシアの目覚まし時計が終わり、ゆっくりと戦場を巡回する。おぉ〜、ブリー
フィング通りのマップだ。視界は750m(15ヘックス)程度、但し、ロシア側である「東
の嚢」への視界は、鉄道堤防とその北面の樹林でさえぎられている。
農家&廃墟1、廃虚2の三拠点に張り付く我が歩兵小隊の多くが壊走状態に追い
込まれている。とはいえ、いきなり各拠点がもぬけの空というわけでもなく、この歩兵
の壊走状態はこちらでコントロールできそうだ。キンダーハイムの丘の東にはやはり
ブリーフィングどおり三突2輌&42式突撃榴弾砲2輌からなる突撃砲小隊が配備さ
れている。丘には150mm榴弾砲&81mm迫撃砲部隊(以降、キンダーハイム榴弾
砲部隊、FO付)。廃墟1の歩兵小隊には37mm高射砲、農家裏には20mm高射砲
が各々2門、で、今回の主役であるカリウスとケルシャーはというと・・・。
ぬあぁ〜!!4ターン目から増援で登場となぁ〜!!何でやねん!!
(多分すぐにエンジンがかからんのだろうなぁ〜(泣))
とにかく、初手ッ鼻からティーガーでドカンドカンと敵を蹴散らすわけにはいかんよう
だ。最初の15〜20分(4〜6ターン)はティーガー抜きでなんとか敵を食止めねばな
らん。
その上で、作戦立案上の問題点として以下の2つを想定してみた。
1.どこからイワンが突っ込んでくるのか?
2.どの程度のイワンが突っ込んでくるのか?
3.我がほうの防衛の重心はいずこ?
1.については、多分VHが各拠点前に点々と配置されていることから、順当にいけ
ば廃墟2南の踏み切り周辺からワラワラと押し寄せてくるんだろう。2.については、
これはもうイワンのことだから、歩兵から戦車から大量に突っ込んでくるのは間違い
ない。ブリーフィングでも連隊規模と言うことだからかなりの戦力だろう。
3.について、こちらの戦力はというと実質的には中隊規模といかにも貧弱だ。その
上、有効な対戦車能力を持つのはほぼティーガーのみだが、そいつは遅れてきやが
る。前半は何とか相手を足止めしなくてはならない。そのためには廃墟2は一時的に
せよ捨てなければならないだろう。とはいえ、何にも抵抗せずに捨てたのでは一気に
廃墟1が抜かれてしまう。そうなっては廃虚1北のかなりポイントの高いVHも危うい。
そこまで防衛戦力を配置する余裕が無い。なんにせよ薄い防衛線なのだ。廃墟1と
廃墟2で構成される防衛線の厚みに賭けるしかない。そこで、
1.現在、各拠点に張り付いている歩兵小隊は現状の態勢を維持。
2.前半唯一の対戦車能力を持つ突撃砲小隊を廃墟1と廃虚2の間を射程に収め
られる廃虚1西の樹林周辺に急派(およそ3ターン)。
3.廃墟2の歩兵小隊(D小隊)の敵攻撃遅延活動を容易なら占めるため、また、
三突の前線進出の時間を稼ぐため、キンダーハイム榴弾砲部隊による踏み切
り周辺に対する間接爆撃を3ターン間実施。
4.以降、ティーガー来援(およそ6ターン)までは、歩兵&三突&対空砲で、撃破
ならずとも、廃虚2周辺に敵を足止めする。
5.(コンティンジェンシープラン1)
もし、敵勢力が廃虚2攻略と同時に、鉄道堤防を乗り越えて浸透してきた場合、
おそらく敵は歩兵戦力が中心であろう事から、後方キンダーハイム榴弾砲部隊
による間接砲撃により浸透を遅延ならしめ、同時に、農家・廃墟1に張り付く歩兵
小隊火力及び42式突撃榴弾砲を敵部隊に差し向け、その浸透を抑止する。
6.廃虚2小隊はティーガー2輌来援次第、廃虚2を放棄、後方に退却。
7.ティーガー到来後は約15ターンまでは、敵戦車をティーガーで撃破し、敵歩兵戦
力を高射砲、突撃榴弾砲、キンダーハイム榴弾砲部隊で漸減せしめる。
8.15ターンを超えたところで、後方に退却した廃虚2歩兵部隊とともに、ティーガー
廃墟2に進出。20ターンまでに廃虚2VHを奪還。
9.(コンティンジェンシープラン2)
逆に、レンビツ方面の踏み切りに敵勢力が押し寄せてきた場合は、1手遅れるが
本プランをレンビツ側に振り向け適用する(要するに作戦の主方向を逆にする)。
その分ティーガーの来援は、本プランよりも早期に実現可能。そのアドバンテー
ジで、中盤を乗り切り、敵勢力を押し返す。
という、作戦計画を立案した。とにかく作戦の成功は、ティーガー来援までに、どこま
でこの兵力で耐え切れるのかにかかっている。
抜かれたらとにかくもうアウト!!
ということで、恒例のつづく(笑)!!
追記)一応、ブリーフィングの和訳を付けときます。和訳は相変わらずの意訳バリ
バリです。上巻がないので本当にこの訳でよいのかどうかも検証できません
(爆笑)。あくまで、労力の提供ですので、ノークレーム・ノーリターンでお願いいた
しますm(__)m。
作戦図はまた次回!!








