駆逐戦車(Tank Destroyer)の運用ですね。以前から、「〜への道」シリーズの一環として対戦車砲兵への道を書こうと思っているのですが、自分自身使いこなせているとは言えないのでなかなか手をつけられません・・。
まず、クラス分類から言うと、駆逐戦車(Tank Destroyer)と似たようなものとしては、突撃砲(Assault Gun)、自走砲(SP Gun)、自走対戦車砲(SP ATG)などがあります。また、駆逐戦車の派生クラスには、重駆逐戦車(Hvy Tank Destroyer)や砲塔付駆逐戦車(Turret Tank Destroyer)があります。
これらはそれぞれ微妙に違ったりするのですが、ご質問では「安い、強力、装甲薄」ということなので、オープントップで装甲はおまけ程度、同年代では最高レベルの主砲を擁するもの、例えば独軍初期のマルダーのような駆逐戦車を想定して以下説明します。
マルダーの運用法を一言で言うならば、「隠密行動」「待ち伏せ」「一撃必殺」「ヒットアンドアウェイ」でしょうか。マルダーのような駆逐戦車の最大の特徴は、Stab値が0という点です。つまりターンの間に一歩でも動いてしまえば命中率は激しく低下してしまいます。移動する敵戦車に対してこちらも移動しながら交戦すると、まず間違いなく負けでしょう。
従って最低限守るべきは「射撃時は動かないこと」で、この点が戦車との最大の違いです。マルダーに関して言えば、射撃精度も測距性能も高いレベルにあるので、この点さえ守れば相当有利に戦えます。さらに、地形を利用してIn-cover状態やハルダウン状態を取れれば防御力も射撃精度も高まるので申し分なしです。
装甲の薄さは地形を利用することである程度は補えます。ただし、オープントップの宿命として砲撃には脆く、ハルダウンをとってない限り直接攻撃にも弱いのは確かです。したがって敵に見つかりやすい高地上などに配置するのは危険です。視界がよければ優れた攻撃力がいかせる反面、狙い撃ちにされるのも事実なので、木立や建物などを利用してあえて視界(射線)を制限する必要があります。
また、オープントップ車輌は装填が容易な点を反映して、ターン当たりの射撃回数(ROF)が多いのも特徴です。しかし初弾が外れた場合、続けて二発、三発と撃ち合うのは危険です。何しろこっちは停止しているし、装甲も無いに等しいですから。この点は他のユニットと協同して複数対一で勝負するという方法である程度補えます。例えば2輌のマルダー(ROF=6)が交互にT-34(ROF=4)と撃ち合えば、1ターンでおよそ3倍の砲弾を撃ち込めるので、勝機はぐっとアップするでしょう。一対一で援護が期待できない場合は、基本通り「外したら逃げろ!」を貫きましょう。:wink:
以上をまとめると、独軍初期の駆逐戦車は対戦車砲に薄い装甲と機動力をくっつけた兵器なので、対戦車砲並に慎重に扱う必要があるということです。こちらが動く必要の少ない防御戦では使いやすいのですが、前進しながら敵を駆逐する必要がある場合は使いにくいのは確かですね。進撃時の駆逐戦車の効果的な運用法は・・・私も知りたいです。
