今回は・・・・。島風暗号解析部長が「Q&A」に開いたスレッド「セーブデータエディター」で現在開発されている、「参謀君Ver1.0(By Nor司令官)」のリリースを記念しておこなった、シナリオプレイAARでございますm(__)m。
私、SPWAWをやり始めて1年半くらいたつんですが、未だに私は、登場ユニット数が少なく、ターン数の短いシナリオをやるのが主でございます。そりゃぁもう、開き直って告白しておきます(笑)。

こんな私が、何かの弾みで重厚長大シナリオをやり始めようものなら、マップ一面に所狭しとユニット(情報)が埋め尽くされているのを見ただけで腰が引け、「どうせいっちゅうんじゃい!!」と逆切れし、脳が冷や汗をかきながら「ぶしゅ〜〜うん」と思考停止してしまう。
よーするに、「おっきいシナリオ、ボク×」だったんですね。

しかし、心のどこかで、「この情報の海を解きほぐす為のきっかけさえあれば・・・」とも、ひそかに考えていたんですよ・・・・。
そんなときに、Q&Aのとあるスレッドから福音が現れたんです!!
Nor wrote:“セーブデータを読み込んで、現在の状況を表示する”ツール
「なにぃっっ

ここで私は、情報を画面に表示するだけでなく、ツール製作者の想定を超えて、情報を紙でプリントアウトすることまで妄想してしまった・・・・。
私にとってのミッシングリングが見つかった瞬間です・・・。
プリントアウト・・・。
確かにそれは、ローテクな行為です。が、まさにこれは、コロンブスの卵!!ゲーム画面(ディスプレイ)と部隊情報(紙)を同時に照会できるということは、私にとって簡易かつ的確な戦場の状況把握を可能にするということに他ならなかったのです。
しかもそれだけではありません!!携帯可能な紙でさえあれば、時と場所を選ばずレポートとMAPを見て作戦立案することも可能です。暗号(笑)で書いてある書類でさえあれば、仕事の振りをしながら作戦立案できます。さらに、このレポートには、自軍の損耗率や総砲弾数、兵科構成、各ユニットのアビリティ情報(将来的には指揮命令系統まで!!)など、何ともバリューな情報が満載だぁ〜!!

これを使わずして、何のAI相手の○ナニー・ソロプレイ道かっ(爆)!!

ということで、「参謀君」をつかって、早速やってみました、いままで、ユニット数の多さであきらめていた重厚長大シナリオを!!
登場ユニット数敵味方合わせて400ユニットに及ぶ、その名も・・・・、「Tigers At Sujewo」シリーズ、略して「TAS=たす??(笑)」、シナリオ#1「To Attack In Haste」!!
では、「参謀君」の私なりの使用の仕方についてのレビューもこめながら、いつものへなちょこAARいってみよう!! PDT_Armataz_01_33
(参謀君はここでダウンロードできます(要、MS Excel)。人柱を一緒に築こう!!)
viewtopic.php?p=3080&highlight=#3080
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【諸元・設定】
1. V8.403 +EnhDVRN
2. (Design: Kevin "FlashfyreSP" McFerren )
3. ドイツ軍
4. 15:00 (24ターン。ブリーフィングは2〜3時間なのに・・・・・(泣))
5. ☆☆☆☆(勝利判定的に勝つという意味では・・・)
6. Preference設定 日本鋼豹司令部標準(C&C ON)
ということで、FlashfyreSP氏が作り出す、あの東部戦線に帰ってまいりました(^^ゞ。
そうです、かのティーガーエース カリウス少尉の再登場です。
TANのつづきとして是非やりたいと思っていたシナリオだったのですが、一面に広がるユニットを見たとたんに急いでふたを閉めてしまった、私にとって忌まわしのあいつなんです。
で、このシナリオの歴史的背景は、例の「ティーガー戦車隊 下巻 大日本絵画社」に詳しく、本シナリオのブリーフィングなどもその原典から抜粋でもありますので、詳しくは、そちらを参考になさっていただければと思います。
とはいえ、簡単に状況を説明すると、このシナリオの舞台はかつてのドイツ軍防衛線の一部であり、今はソビエトに奪われた「ユーデンナーゼ(ユダヤ人の鼻)」と呼ばれた丘陵地です。この「ユーデンナーゼ(ユダヤ人の鼻)」をめぐってドイツ軍は、ソビエトに対し数回アタックをかけています。このシナリオ「To Attack In Haste(急ぎすぎた攻撃)」はその最初のアタックを扱ったものです。
主役であるカリウスが所属する第502重戦車大隊の任務は、このソビエトに奪われた丘陵を歩兵部隊と共に奪還する事にあります。
史実では、丘陵に張り巡らされたソビエトの掩蔽壕群に阻まれ、また急な出撃(これがシナリオタイトルの由来)であった為、歩兵部隊と戦車部隊との連絡が十分でなかったドイツ側は、結局、歩兵とティーガーが分断されてしまい、とても丘陵上の掩蔽壕を排除することなどできず、一時的にカリウスらティーガー部隊のみがユーデンナーゼに到達したが、夕刻には撤退を余儀なくされてしまったという、要するにドイツ軍が負けた戦闘です。
【参謀君、機動!!】
ということで、早速、シナリオ開始!!まず、シナリオを選び、ドイツ側をhumanにしてスタート!!
そして、すぐにセーブ(笑)。

今までは、この開始直後のセーブは単にシナリオをリスタートするときの利便性のための行為でした。まぁ、PCゲームやるときの癖みたいなもんですね。
ただし、今回はその意味がぜんぜん違う。もっと積極的な意味があるのだ!!
そう。今、私の傍らには、切れ者として司令部内でも最近話題になっている「参謀君」が立っているのだ。
参謀君は、早速、このセーブデータを使って私に自軍の状況を詳細にレポートしてくれた(参謀君マクロを立ち上げて、セーブしたファイルを「1.SelectSaveFile」の「...」ボタンをクリックして選ぶだけ。「3.Option」の「Show Coordinate(X,Y)」のファイルは是非チェックを。)。その報告書には、Ectizen社製最新航空測量図化機「MapThing」を使って航空測量部隊が作成した詳細な戦場図が添えられていた。参謀君は、気が利くなぁ。
私は、提出されたレポート中の“Order Of Battle(以下、OOB)”に、すばやく小隊毎の兵科を書き込み始めた。当然、ミリタリーシンボルで、である(笑)。そのミリタリーシンボルが、なぜNATO式なのかはこの際、問わない。そんなこと、いちいちいっていたら、昔のアバロンヒルの作戦級ゲームなんかやってられないのだ!

しかしこのレポートはいい!!本当にいい!!私の脳内で、この180を超えるユニットたちに命が吹き込まれだした。自軍のボリューム・特徴・大まかな組織構造が一目瞭然でわかるのだ。「指揮官名」もバッチリだ!!これが解ると、現場指揮官としては、おいそれと部隊を死地には追い込めなくなるらしい。これからは是非気をつけておこう。かのカリウスだけでなく、ブルムベアにはWittmanという少尉も搭乗している。例の人物と同一人物かどうかは不明だ。
次に、ゲーム画面で各小隊の位置を大まかに確認しながら、戦場図上にミリタリーシンボルを記入する。これで、作戦図のベースとなる戦力現況図が完成だ!!もうこれだけで、いろんな作戦が頭を巡りだす。わくわくしてくる。気分はAH Afrika Korpsだ!Zocは無いのか?チャートはどこだ!?

で、ここまでの作業で・・・約30分。

す、す、す、す、す、凄・素晴らしい・・・・。今まででは考えられんスピードだ。しかも、情報が雪崩を打って私の脳内に飛び込んでくる!!
ということで、ここまでやって、次は作戦立案だ!!
ということで次回!!(久しぶり)