2.*16 The Beginning of the End ウラ
3.所要時間 約1.5時間
4.難易度 4.5/5
5.設定 C&C オフ
1942年6月7日1200時 ベルベク渓谷 ターン数15 マップサイズ中 天候 霧
【任務】
このシナリオはドイツ軍専用シナリオだったりしますが、面白そうだったので赤軍でやってみることにしました。スタグラ・ポケットの予行演習であります。
赤軍の任務は、圧倒的なドイツ軍部隊と対峙し、その圧力を撥ね退けることが任務となります。
で、以下はブリーフィングの歴史部分。適当訳。
<歴史的背景>
5月13日にケルチ半島を奪回したフォン・マンシュタイン上級大将は、再びその全力をセバストポリへと向けた。
このソビエトの要塞都市は、5日間にも及ぶ陸海空からの激しい砲爆撃により廃墟と化した。さらに、弱体な黒海ドイツ海軍までもが、ソビエトの軍港封鎖に刈りだされた。
そして、6月7日、ベルベク渓谷に陣取るソビエト軍は、ドイツ第54軍団による強力な圧力下にあった。
この戦闘は、延べ245日間に渡ったセバストポリ攻防戦の「終わりの始まり」である。ソビエト軍は寸土をも争い勇敢に戦ったが、敗北は避けられないものであった。
ドイツ軍はこの戦闘から1ヶ月後にセバストポリを占領した。ドイツ軍の得た捕虜は約9万名であった。
【作戦】
・大まかな目標
とにかくドイツ軍相手に持久戦をかまさねばならない。できるだけ機材・人員の損失を避けつつ、ドイツ軍の攻撃を退けることが目的になる。大きな損害を受けたら、どうやってそれを埋めれば良いのかさっぱりわからん。
・自軍戦力および敵軍戦力
とりあえずわれらが赤軍は、集落前面に陣地を敷いている。バンカーが5個ぐらい、通常歩兵はすくない。歩兵1個小隊が広い正面に分散配置されているのかな?
そして、76.2mmAAと歩兵1個小隊が集落内部に存在。集落そのものが二線目の陣地であると考えてもよさそうだ。砲兵火力は中迫撃砲3門のみ。つらいですな。
ついでに、増援に中戦車小隊が登場することを確認。
敵ファシストどもの兵力は不明。
・手段
まず、増援に中戦車小隊が来ることがわかっている。このため、一端VHを明渡したとしても充分に取り返すことが可能だと見た(これは非常に甘い見解であったりすることが後で判明することに)
集落前面の陣地の部隊は、ヤバイと思ったらドンドン集落へと後退。後退するときには迫撃砲の煙幕を有効利用したいところ。でも、対戦車砲やバンカーは後退できないから、武装を捨てて後退せざるを得ない。辛いところだが敵さんを全て駆逐すれば、またもとに戻って武装を確保可能。砲員や要塞要員は、積極的にベイルアウトして武装を放棄することにする。
一端VHを明渡す羽目となっても、粘り強く戦い逆襲を行おう。まぁ、たしかドイツ軍には突撃砲と歩兵と砲兵しかいないはずで、ベルベク地峡はドイツ装甲部隊による攻撃には遭わなくて済むはず。徒歩歩兵の攻撃なら、どうにか交わせるのではないか?
注:このAARではマップ上を北ということにして書いております。おそらく、実際にはマップ右が北、左が南かと思われます。でも、本当のところどうかはわからないので。
【戦闘経過】
<序盤>
まず最初にシナリオ初めて思ったこと。ドイツ軍の所在と移動箇所が丸見え。でもって、相手ターンの時には赤軍部隊が見えない。やっぱり、プレイヤーはドイツ軍を使用することを推奨するってことなわけね......
それはさておき、シナリオはドイツ軍砲兵の砲撃で開始されました。集落北面の第一線陣地の手前には煙幕が、そして集落内には122mm榴による砲撃。この砲撃そのものは大きなダメージではないが、この砲撃で被攻撃マークがつき、集落内の赤軍歩兵はなかなか遮蔽状態を得られない。厄介な砲撃だ・・・・・・・
砲撃に続きドイツ軍の怒涛の攻撃が始まる。どこからどう見てもドイツ軍装甲部隊の攻撃。ドイツ戦車部隊が襲い掛かってまいります。あれ? ベルベク地峡には突撃砲2個大隊と、歩兵師団しかない第54軍団が攻撃してきた(ばいパウル・カレルばるばろっさ作戦)んではなかったっけ?
集落北側の第一線陣地の76.2mmATGは、煙幕でドイツ軍歩兵の視線がさえぎられるのを良いことにドイツ軍戦車を一方的に攻撃し、装甲車1両戦車2両を撃破。第一線の各バンカーと歩兵達も、煙幕を抜けてくるドイツ軍歩兵を寄せ付けない。散発的に攻撃してくるスツーカがうざったいものの、抑圧回復ができない状態にはなっていない。うーん、第一線部隊の後退はいつ頃のタイミングで行うべきか・・・・・・
集落南方ではドイツ軍装甲部隊が畑を打通し、集落南面に出ようとして突進してきた。しかし、我が赤軍はこれを迎え撃つべく1門の対戦車砲と2門の歩兵砲を用意している。それもドイツ軍装甲部隊の進路を十字砲火できるような配置である。飛んで火にいる夏の虫である

効果的な防衛戦を行うべく、迫撃砲に煙幕の用意をさせる。ドイツ軍戦車のかたがたに、対戦車砲火の恐ろしさを教育してやろうではないか!

その後、中央からもドイツ軍装甲部隊登場。ここまで戦車3個分隊、さらに雑多な装甲車両が数個分隊、機械化歩兵2個小隊が登場。そのほかにも歩兵と工兵がいるっぽい。守れるのか?
というか、そもそも第一線陣地にこもる歩兵達は、集落内へ後退できるのだろうか?
ドイツ軍は機械化歩兵を投入してきている。迂闊に後退すると、後退中に追いつかれて無防備なところを攻撃されてしまうだろう...

<中盤>
それは第4ターンだったか5ターンだったか、ターンを終了した後にあの特徴的な音が響きわたる。そう、ロケット砲、ネーヴェルヴェルファーである。ロケット砲の弾幕が、第一線陣地とその後方の集落を包み込む。幾つかの歩兵分隊が消散の憂き目を見る。
ネーヴェルヴェルファー砲撃終了と同時にドイツ軍装甲部隊が突進、とうとう第一線防衛陣地を突破される。我が方はまともに反撃できず

次のターン、集落南方の一部の部隊と幾つかの例外以外は、ネーヴェルヴェルファーの弾幕に巻き込まれ抑圧解除不能となっていた。どうにか動ける部隊がドイツ軍の足を止めるべく抵抗するが、装甲車1両とハーフトラック3両を撃破するのが精一杯。迂闊に反撃した歩兵は、ドイツ軍歩兵と戦車の反撃を一身に浴びて壊乱。ほとんど何もできない。
自分のターンを終了させると、前回のターンに抑圧を除去できなかったソビエト赤軍の歩兵や砲兵たちが見事に逃走。その後をドイツ装甲部隊が追撃。蹂躙される。
現状はかなり苦しいが、どうにか歩兵と砲兵乗員の士気を建て直して、集落内の道路を管制する場所に布陣させる予定。集落内部の視界の効かない場所での反撃を試みよう。また、歩兵の頭数が足りないため、迫撃砲の砲員も離脱してもらい、集落内部に歩兵として布陣させる。
一方、集落前面の第一線陣地のほうは、ドイツ軍歩兵の突破を遅延させるために陣地によって死守を試みる。北側より集落へ突入しようとするドイツ軍歩兵を、どうにかして足止めしたいのだ。
というところで、以下次号でございます。