<おしらせ1>
またまた、いつの間にか掲示板がダウンしていたようですね。ログを見ると、およそ2年半ぶりの改修です。
この間、何度かメールでご要望があったようですが、この度ようやく重い腰を上げて掲示板を修復いたしました。
管理不行き届きで申し訳ありません。

<おしらせ2>
サイト管理を楽にするために体裁を変更しています。
本サイトのメインコンテンツであったSPWAWの解説記事は以下からアクセス可能です。
SPWAW解説記事一覧


<5分で調べたSPWAW界の近況>

びっくりしたことーその1「Depot リニューアル」
SPWAW界を長年牽引してきた世界最大のファンサイトSPWAW DEPOTが、昨年の4月に閉鎖、13年の歴史に幕を下ろしたようです。
と同時にDepotメンバーの一人 Falconさんが新たなサイトSPWAW DEPOTを立ち上げたようですね(笑)。
まあ、中心メンバーが入れ替わって、こじんまりした感はありますが、実質的にはリニューアルって感じですかね。
旧DEPOTの遺産は相続されているようで、今後ともがんばって欲しいところです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawdepot/

びっくりしたことーその2「砲撃要請画面ラグ解消」
マルチコアCPUが普及した頃でしょうか、ある程度以上のスペックのPCでは、砲撃要請画面で挙動がおかしくなる不具合がありましたね。
それが原因でSPWAWを離れた・・という方もおられたような記憶がありますが、どうやらこの不具合、ついに修正されたようです。
これもDEPOTメンバーのおかげみたいですね。Matrix Games 公認(というか黙認ですね)のもと 、本体ファイル MECH.EXE をいじることに成功したようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... -t277.html


というわけで、この機会にもう一度SPWAWをやってみようかな、と思われた方は次のリンクからダウンロードをどうぞ。
DEPOTで全てのファイルのホスティングも始めたようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... es-t6.html

Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

戦闘状況・結果報告
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.14(Wed) 00:54

【Turn12】

<リプレイ>
敵は橋の北と南の2箇所で東岸に上陸しているものの、橋頭堡は川岸から100m程度。おそらく地形の影響で機動力がいかせず、砲撃で命令系統が混乱しているせいだろう。
上陸部隊はオートバイ、騎兵、装甲擲弾兵、工兵に加えて車両系も少々。車両ユニットがある程度たまってから一気に駆け出すつもりか。
対砲兵射撃は88mmが1個中隊で細々と続いているが、照準を動かしたのかさほど着弾精度はよくない。

<行動>
これまでのように東岸に上陸した敵部隊を消耗戦に巻き込む作戦は中止。ユニット数でこちらに分がないのは明らかだ。後退できる部隊はなるべく後退し、臨機で足止めをする作戦に変更する。
川の中央部では歩兵部隊が逆渡河開始。中央上部PPTの奪還に成功。敵は大半が渡河作戦に関わっており、西岸に残っているのは直射砲や自走歩兵砲ばかり。
煙幕で目隠しして接近戦に持ち込めばちょっと手の出しようがないとみた。もちろん、本意は東岸への進出を極力遅らせることにある。
盤内砲は全門砲撃可能になったが、命令ポイントが微妙に足りない。なんとかやり繰りするがターン終了後の砲撃でまた何門かは砲撃不能になる。

<対戦後記>
DARがいやにあっさりした記述なのは、やや冷静さを取り戻したもののまだ興奮状態にあるためでしょう。 :pirat
このターンでは敵が渡河に成功して橋頭堡を築いたという現実を受け止め、勝ち目のない消耗戦を避けるという決断を下しました。
そして少しでも敵の渡河を邪魔するために、中央部で歩兵小隊が逆渡河を開始しました。
当初は2個小隊を逆渡河させる予定でしたが、その後の展開により結局は1個小隊しか渡河できませんでした。

おそらくこの対戦でソ連軍が唯一成功したのは、この歩兵小隊の逆渡河作戦だけですね。我ながらこれはなかなか良い手だったと思います。 :D
この一手によって敵は幾分の部隊を西岸に残さなければならなくなり、またその後も歩兵小隊掃討のために東岸から部隊を再度渡河させることになりました。
この時期のソ連軍歩兵小隊はホントに嫌になるくらい弱いのですが、「邪魔をする」という目的は十分に達せられたと思います。
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.14(Wed) 01:08

【Turn13】

<リプレイ>
橋の北部橋頭堡で些細な撃ち合いがあった程度。橋の南部橋頭堡にはオートバイや騎兵が隠れているはずだが、目立った動きはない。
こちらの砲撃が効いているのか、機動力のある部隊をためてためて一気に駆け出す作戦なのかはまだわからない。
西岸に逆渡河を果たした歩兵小隊への攻撃はなく、奪還した中央最北部PPTは無事。
おそらく敵には有効な奪還戦力がなく、C&Cの関係で移動すらままならないはずだが、このままでは終わらないのは間違いないだろう。対砲兵射撃はなかった。

<状況分析>
このターンから後半開始。増援要請と降伏が可能になる。現時点のPPTの保有数は6:9でわずかに我が軍がリードしているが、ポイント的には大差はついてないはず。
損耗戦力も我々の方が若干少ないはずだが、これもポイント的には無視できるレベルか。
結局、前半戦は我々がやや優勢に進めたものの、独軍も序盤で西岸を制圧して渡河するという作戦目標を達成しており、最終的な勝敗はこれからの後半戦でどうにでも変化するという状況。

さてさて、これからどう戦うべきか。ちょっとじっくり考えよう。目下の焦点は東岸に渡河した敵部隊をどう壊滅させるかだ。
控えめに言えば、東岸のVHを奪われないためにはどうすればよいか、つまりこれ以上の敵の前進を阻止するにはどうすべきかだ。

東岸にいる敵戦力ははっきり言って不明。オートバイ・騎兵・装甲擲弾兵・工兵・HT・各種トラックなどがいるのはわかっている。
装甲戦力は2号戦車や装甲車が一時いたのだが我々の突撃と砲撃で全滅したかもしれない。突撃歩兵砲も当然渡河していると考えるべきだろうが、どこにいるのかさっぱりわからない。
敵橋頭堡は当初、橋の北と南の二箇所に孤立していたが、このターンでどうやら連結されてしまった可能性がある。
そして敵主力は南から渡河しており、足の速い部隊は南にいる可能性が高い。北にいるのは輸送手段を失くした工兵がメインのようだ。
その他の敵部隊にはATG・AA・AAMGなどがいるが、AAは西岸北中部に固定しているはずなので気にする必要はない。
これらに対してはこの数ターン煙幕で視界を塞ぎ、北部の工兵小隊が接近しつつある。ポイントを稼ぎつつ敵を牽制しようという狙いだ。
ATGとAAMGは南部にいるのを数ターン前に確認したが、その後の所在は不明。
特にAAMGはトラックで高速輸送していたので、東岸に上陸させて前進部隊の背後を固めるつもりなのかもしれない。ATGは最後の守りとして西岸で固定するつもりか。

敵の立場になって考えると、東岸上陸部隊の最優先目標はミエミエの砲兵陣地のはずだ。砲兵さえ潰してしまえば確実に勝てると思っているに違いない。
敵の前進をもっとも邪魔しているのはこちらの盤内砲なので、VHの確保は後回しにしてもよい。
ただ、砲兵陣地に最短距離で突っ込むのはリスクが大きいということも気づいているはずだ。
固定AAMGやATGのほかに自走式のGAZ-AAやZIS-30が少し離れた距離から最短ルートを視界に収めているのは見えているだろう。
ベストなのは、これまでやってきたように煙幕を張って安全地帯を作りながら距離を詰めていくことだが、おそらく渡河作戦でほとんどの煙幕弾を消耗しているのでこの作戦は無理なはず。

とすれば、機動力のあるものが一斉に飛び出してこちらの守備隊の臨機を分散させ、何とか接近戦に持ち込みたいはずだ。
ここで一番役に立つのは足の速い装甲戦力だが、これも十分な数はないはず。
オートバイや騎兵をあえて分散させて攻撃の的を絞らせないという手もあるが、果たしてこれらの偵察ユニットの戦力がどの程度残っているのか全くわからない・・・。

ごくごく順当に考えれば、敵は増援で装甲戦力を買うはずだ。偵察能力のついた足の速い装甲車や2号戦車、そして正面から突っ込める3号やStuGが本命だろう。
さらに西岸に逆渡河した我が歩兵を撃退するために、装甲車+オートバイや騎兵を追加購入する可能性もある。
しかし、敵は増援部隊が前線に到達するまでにかなりの時間がかかる。要請から出現まで2ターンとしても、川を渡って最前線に到達するにはどんなに頑張っても3ターンは確実にかかるだろう。
つまり敵の増援が戦力になるのは最速でも5ターン後で、戦闘に参加できるのは実質7ターン分くらいしかない。運が悪ければ5ターンも戦えない可能性さえあるのだ。
この点を敵指揮官が危惧しているなら、我々にとって最悪の展開、すなわち砲兵を増援で購入してすべて対砲兵射撃に突っ込む可能性もある。いやいやいや、それだけは勘弁してください(泣)。


<増援計画>
これまで我々は工兵・歩兵・自走コンビをすり潰しながら敵橋頭堡の拡大を抑え、狭い範囲に密集する敵を砲兵で叩くという戦法を採用したが、この方法はもう使えない。
すでに中南部の工兵2個小隊は壊滅しており、歩兵1個小隊も壊滅の瀬戸際にきている。わずかに残っている自走コンビは後退して狙撃する作戦に変更した。
もちろん橋頭堡および渡河点への砲撃は可能な限り続行するが、もはや接近戦で敵を足止めする戦力がない以上、橋頭堡から出てきた敵をもれなく逐一撃破するしかない。
そのためには機動力と戦闘力を兼ね備えたユニットが必要だ。というわけで、増援要請するのは装甲部隊しかない。

第一候補となるのは偵察能力つきの装甲車や軽戦車。攻撃の手数でいえば45mm砲に機関銃3挺を搭載する軽戦車BT-7が最有力。歩兵掃討用には20mm砲をもった偵察戦車T-40sなんかも捨てがたい。
第二候補はやっぱり安心の中戦車。偵察能力なしなので移動の自由度は低いが、突撃歩兵砲を破壊できる75mm砲は欲しい。
T-34は心情的には買いたいが、お値段のわりに効果はイマイチなので控えるべきか。代わりにレンドリースのM3リーや鹵獲戦車の3号あたりが渋い選択か。
第三候補として、やはり歩兵系ユニットも欲しい。装甲車両だけでは敵の歩兵や直射砲を発見できない可能性が高いし、掃討作戦で接近戦になればなおさら必要になる。
候補はオートバイか騎兵、贅沢できるならタンクデサント。移動の自由度や逆渡河の可能性まで考えると騎兵一択か。
最後に余力があれば、逆渡河できる装甲戦力も欲しい。敵が拓いた渡河点を通ればどんな車両も逆渡河できるが、さすがにそれは虫のよい希望だろう。
とすると水陸両用戦車T-40しかない。敵にとってはサプライズなのは間違いないが、ただのエサになるだけの気もするな(笑)。

以上の方針に従って増援要請画面を開く。お値段と相談しながら妥協に妥協を重ねて以下の編成となった。

・BT-7M x 4(164pt)
・T-34 M41 x 2(144pt)
・騎兵小隊(68pt)
・GAZ-M1 Emka x 4(24pt)
合計 400pt

なお、総合戦力ポイントは2400ptで、装甲部隊の上限は2400x25%=600ptとなり、装甲部隊の総計は424ptとなった。
・ZiS-30 x 4(116pt)
・BT-7M x 4(164pt)
・T-34 M41 x 2(144pt)

この期に及んで高機動車を4両も買ったのは、やはり対砲兵射撃に耐え切れない可能性があると考えたため。
122mm榴弾砲以外は高機動車で運搬可能。砲撃の合間を縫って砲兵陣地を後方に下げられれば・・・勝機はぐっと高まるだろう。

<今後の作戦>
・橋頭堡への砲撃は可能な限り続行
・増援到着まで自走コンビで橋頭堡から飛び出した敵を抑える
・北中部では逆渡河と小規模な攻撃を続行し、敵の戦力分散を図る
・砲撃の合間を縫って砲兵陣地を一部でも後退させる

<行動>
橋頭堡に潜む敵に対してできる攻撃はほとんどない。中部の歩兵小隊は小隊長以外逆渡河完了。移動中にHTを降りた装甲擲弾兵2個分隊から発砲を受ける。
HTと歩兵がバラバラになっているのは良い兆候だ。敵は指揮系統がかなり混乱しているのかもしれない。橋頭堡から擲弾兵小隊を引き抜いたとすれば御の字。
北部でも工兵が一歩移動でじわりと敵対空砲陣地に接近。接近戦に持ち込めれば工兵に分があるはず。このターン終了後には追加煙幕も展開予定。
対砲兵射撃がなかったので砲兵は全砲門が使用可能だが、このところの抑圧と連続砲撃で弾薬補給がままならない。残弾10発を切った砲門はあえて使用せず。その他は橋頭堡を中心に砲撃。

ターン終了後・・・また!対砲兵射撃!今度は105mmが2個中隊できた。痛すぎる命中率。結局、砲撃できたのは2~3門くらいだった。
そして驚くことに敵の88mm砲は橋頭堡北部一帯に煙幕を展開してきた!まだ煙幕弾あるの?!煙幕張ったということは次のターンで突っ込んでくるの?!危うし、ソ連軍!増援よ、早く来い!

<対戦後記>
このターンではようやく増援要請ができるとあって、一時は底をつきかけた士気が再び持ち直してきました。 \:D/
対戦が終了した今見直すと、先の見通しは超楽観的で、増援に何を買うかをものすごく楽しんでいますね。増援さえ買えば何とかなるとでもいうように。
敵の増援は装甲車や2号戦車を買うだろうと予想しており、これら以外は買ったとしても移動力の点であまり役に立たないとふんでます。このへんも楽観的ですね。
しかしまあ、敵が工兵で障害物を除去して以降は、ひたすら増援要請を待ちわびていたので、このテンションの上がり方も納得です。
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スクショを加工するなんて余裕も生まれました(笑)
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.14(Wed) 22:42

【Turn14】

<リプレイ>
無線傍受班により「まだまだ諦めない」という独軍指揮官の発言が傍受された。それはこっちのセリフだと言ってやりたい。
ブラフの可能性もあるが、どうやらお互いにもうダメだと思っている可能性も高そうだ(笑)。

胃が痛くなるリプレイ。東岸で虎の子のZis-30が歩兵の猛射に沈黙したところを2号戦車に撃ちぬかれる。2号はまだいやがったのだ。
これで残っているZis-30は2両。GAZ-AAは1両。増援がくるまでこれだけの機動戦力でどうやって足止めできるのか・・・
西岸ではHT1両とオートバイ1分隊の攻撃で、こちらの歩兵3個分隊が潰走。たかがハーフトラックにここまでやられるとは・・。
北部では煙幕に隠れて対空砲を積んだトラックが南下するのが一瞬見えた。

<行動>
最も気楽な北部工兵隊から移動。ついに敵と接触。戦果は斥候1と37mm対空砲1門を破壊、斥候1潰走、対空砲1が釘付け。
斥候は先手をとって撃って来たのでこちらの前進を知っていたに違いない。この方面では敵に手のうちようはないだろう。

中部歩兵小隊は小隊長が渡河して回復を支援。オートバイを蹴散らしたがHTは潰せず。東岸の機関銃部隊と協力して、
数百メートル南側にいる擲弾兵2つを潰走させることに成功。しかしDShKの弾が切れてしまった・・絶句。

橋頭堡はじわりと拡大した様子。一斉に突っ込んでこなくて助かった。煙幕の際に斥候・騎兵・オートバイ・工兵・擲弾兵が見える。
その後ろに2号戦車・HT・突撃歩兵砲が隠れているのは間違いない。ただし歩兵系ユニットは残存兵員がきわめて少なくなっているようだ。
しかし我々には手のうちようがほとんどない。GAZ-AAでなんとか擲弾兵を、歩兵で斥候を始末。
GAZ-AAがもっと接近すればもう少し何とかなりそうだが、次のターンにはやられることが確実なので後退。増援・・・頼みの綱はこれしかないのだ。

砲兵陣地はまたもひどいありさま。前ターンの105mm2個中隊の猛砲撃が効いている。ほぼ全砲門がPinned以下で抑圧50超が4門。
なんとか半分は砲撃可能な状態に戻せたので橋頭堡砲撃を続行。ターン終了後の再砲撃で実際に撃てるのは1~2門になってしまうのはわかっているが・・・。
う~ん、やっぱ砲兵陣地固定はダメだな。それにしても敵の砲弾はいつまで持つのだ?

ターン終了後・・・今度は88mm1個中隊が対砲兵射撃。これがまたよくあたるし。驚くことに別の88mmはまた煙幕を張ってきた。
前ターンより少し前進している。煙幕弾ありすぎだわ。さらに驚くことに、105mm2個中隊が砲兵陣地の南側にある畑を全力砲撃??
これは・・・どういうことだ?砲兵陣地が移動したと考えたのか?全く硝煙もあがってないのに?
この局面でそんな不確かな可能性に貴重な105mmを2個中隊も突っ込むか?それはちょっと考えにくい。
だとすると、この畑に強力な守備隊が潜んでいると考えたのか。だから敵はなかなか橋頭堡を飛び出してこないのか?実際にはZis-30がたった1両しかいないのだが・・・。
何かそう思わせる根拠があったのか?数ターン前にZis-30が後退したのは見られたと思うが、それが罠だと思ったのか?

いずれにしてもわれわれにとっては嬉しい誤算だ。敵砲兵は貴重な弾薬を浪費し、我が砲兵はまた1ターン生き延びることができた。
でもこの煙幕と砲撃は・・本当に畑に突っ込んでくるつもりなのか?まあどの方角だろうと敵が橋頭堡から一斉に動き出せば対処のしようはないのだが・・・。
あ~胃が痛い。

<対戦後記>
敵はT11で東岸に上陸し、東岸に橋頭堡を築いたものの、このターンまで活発な動きを見せませんでした。
そのおかげでソ連軍は徐々に冷静さを取り戻し、T13に増援を要請して士気も回復したのですが、この時点では橋頭堡の敵が動き出した場合の対処法は皆無でした。 :-#
なんで動き出さないのかホントに不思議で仕方なかったのですが、まあC&Cによる混乱とか安全策を取ったとかいろいろあったんでしょう。
最終的には、この橋頭堡の敵の動き出しの鈍さがソ連軍を大敗北から救うことになりました。
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.14(Wed) 22:57

【Turn15】

<リプレイ>
破局への扉が開かれた。橋頭堡でじっと耐えていた敵が一斉に動き出したのだ。
中部で待機していたGAZ-AAとZIS-30はあっという間に葬り去られ、南部に残るZIS-30もオートバイの近接強襲でフラフラ。
オートバイ・装甲擲弾兵・自動車化工兵は機動力を発揮して一気に3個のPPTを踏んで砲兵陣地に近づいた。
畳み掛けるように盤外砲が大々的に煙幕を張って、東岸沿いの対空・対戦車砲の視界を塞ぐ。いったいどれだけ煙幕弾があるのか・・。
ともかくこれで橋頭堡から砲兵陣地まで敵の前進を阻止できるものはなくなった。
もはや次のターンで砲兵陣地が蹂躙されるのは必至。そして増援はまだ来ない・・。

<行動>
東岸戦線はあっさり壊滅した。というより最初から戦線などというものはなかったのだ。できることはほとんどない。
唯一敵を攻撃できる3門の82mm迫撃砲が直射するのみ。そう、敵は砲兵陣地の目前400mにまで迫っているのだ!!
・・・いやいや待て待て。ちょっと落ち着こう。風呂にはいってなんか考えよう。

まずは西岸戦線。北部では前ターンに撃ちもらした斥候を始末。中部では歩兵小隊が南に前進。東岸のPTRDがHTを破壊。
中央VH付近に潜む敵歩兵中隊長を撃退。敵に一矢を報いる方法は、西岸の敵を一掃するしかない。司令部もきっとどこかに潜んでいるはずだ。

さて、東岸戦線。状況を見れば見るほど救いがない。いやいや、まだ何か突破口はあるはずだ。
少なくとも今までのように見つけてバンバン!方式では負けが確定だが、何かいい手が・・・ないわ(泣)。いやいや、じっくり考えよう。

さて、オートバイと工兵に隣接されたZIS-30が抑圧回復!!!!!抑圧99から12まで減らしたぜ!!!2号戦車が見えるがここで撃つと近接強襲を確実に食らう。
一歩下がって目標は100m先の工兵のトラック。撃破!そのまま真東に遁走する!動けるユニットはこれひとつなのでとりあえずイキロ!

さてさて、東岸際の守備隊は煙幕で視界を塞がれて東側が見えない。敵はその東側にいるというのに。とりあえず移動目標を東側に指定。
逆渡河準備を整えていた歩兵小隊も東側に移動しはじめる・・・動けるやつは東に行くしかないよな。

さあさあ、いよいよ迫撃砲の直射だ。幸いなことに3門の抑圧は全て1か2。合計15発撃てる。まずは各砲のスペックを確認。
なるほど。経験は80と70と60。隊長が一番素人か。砲兵技能はみんなそこそこ。推定命中率はやはり経験に比例するようだ。
優先目標は400mに迫った装甲擲弾兵のHT。次はその後ろの小隊長を積んだままのHT。その後ろにもいるがちょっと当たりそうにない。
慎重に狙いを定めて・・一番近くのHTを破壊!気持ちいい~!この経験80砲兵はいけるね。
しかしこのままバンバン撃っては芸がない。経験60の隊長が500m先のオートバイを撃つ。歩兵を撃つ。工兵を撃つ。とにかく抑圧をあげるのだ。
トラックに乗せるな。それから輸送手段を撃破すべし。結果的にはHT2両・トラック1両を撃破。まあ十分満足できる戦果だろう。

砲兵陣地の全砲門は臨機距離を最大にしておく。しかし直射合戦になれば我が砲兵に勝ち目はない。敵は手数が多いし150mmの突撃歩兵砲がいるのだ。
したがって砲兵陣地の200m前に煙幕を張って微妙な接近戦に持ち込むべし。幸いなことに、前ターンで盤外砲の煙幕を砲兵陣地前に照準しておいたのだ~!!
いや~、煙幕張るのはチャンスを潰す悪手かなあと思ってたけど、こんなにドンピシャで役立つとは。遅延0.2なので敵は煙幕を超えてこなければいけない。そこを見事狙い打てれば・・・。

と楽観的に考えようとしても現実は非常に厳しい。東岸の守備は総崩れになり、次のターンで砲兵陣地はおろか司令部まで消滅するのは必至。
それでも大半の砲兵には橋頭堡付近を砲撃させる。見えているのだ!2号戦車が3両。突撃歩兵砲が3両。そしてこれらを止められるのは砲兵しかいない。

ターン終了。やはりそんなに上手くはいかなかった。砲撃による敵AFVの損害はなかった。そして敵は・・・全砲門でしつこく煙幕を張ってくる。
ついに実弾が切れたか?あるいは東岸際守備隊の完全孤立を優先しているのか。それにしてもホント煙幕なんでそんなにあるの?

<泣き言>
・・・正直言って、もう負けが確定した気がする。2号戦車がまだ3両も残っていてはちょっとダメだな。砲兵陣地も司令部も次に見るときはなくなっているだろう。
いやいやいやいや、弱気はいかんよ。最後の瞬間にラッパが鳴り響き、騎兵隊がやってくることを信じるのだ!
むりやり明るい面を見れば・・敵の歩兵は乗り物がてんでバラバラだ。HTに乗っている工兵やトラックに乗っている装甲擲弾兵もいる。高機動車に乗っているやつさえ。
つまり、敵は小隊ごとに整然と動いているわけではないのだ。指揮系統は混乱し、移動目標の変更もままならなかったのだろう。
そしてこのターンで乗り物を4両破壊した。とにかく歩兵の足を潰すべし。這い回る歩兵だけなら何とかなる。
あとは自由に動けるオートバイと騎兵と2号戦車と・・・やっぱムリか(泣)。

<対戦後記>
この対戦中で一番心が折れかけたのはこのターンでしょう。
なぜ4ターンもの間、橋頭堡の敵部隊は動かないのか不思議でしょうがない反面、理由はともかく、このまま動いてくれなければラッキーとか都合の良いことを考えてましたが、
ついに敵は動き出したのです。そして動き出せば敵は恐ろしいスピードで迫ってくるのです。

敵の先鋒をつとめる装甲擲弾兵はもはや砲兵陣地の400m前にいます。砲兵はまともに砲撃もできず、もちろん移動する方法もありません。
そして何より、この時点では司令部も砲兵陣地に釘付けになっていました。このペースで敵が前進を続ければ、あと2~3ターンで司令部ごと砲兵陣地は全滅したはずです。
DAR中に<泣き言>という項目を入れたのは、敗戦の弁のつもりだったのです。
・・・が、世の中は上手くできてますね。なぜかここで敵は再び動きをとめ、付近のVHを押さえ、ソ連軍の弱小部隊掃討を優先してしまうのです。
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砲兵陣地の目前に迫る独軍装甲擲弾兵
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.15(Thu) 22:34

【Turn16】

<リプレイ>
砲兵陣地は無事だったが、最後のZIS-30がやられた。2号戦車は北に南に至る所に顔を出して我が貴重な守備隊を駆逐していく。
う~む。2号を残したのが敗因になりそうだ。敵は機動力をいかしてVHを踏みまくる。東岸では砲兵陣地より西側のVHは全て敵の手に落ちた。

<行動>
われわれが主導権を握れるのは西岸のみ。北部では工兵隊が前進して離脱した対空砲手を始末。
まだ対空砲はいるはずだが、トラックに乗ってもっと遠方に逃げた可能性が高い。徒歩で追うのはムリだよな。司令部も実はこの辺にいそうなのだが・・。
中部歩兵隊は抑圧を回復してじわりと南下。敵の装甲擲弾兵1分隊と中隊長が付近に潜んでいるはずだ。新たに西岸際のVHをひとつ奪還。地味だ・・。

82mm迫撃砲は見えるオートバイを直射。抑圧はあげただろう。砲兵陣地の南側に位置する120mm迫撃砲と122mm榴弾砲は臨機に備えて砲撃しない。
75mm榴弾砲は煙幕展開用意。敵の突撃歩兵砲の直射を避けるために砲兵陣地の周囲をぐるりと煙幕で囲うのだ。105mm迫撃砲は適当に砲撃指定。司令部は一歩逃げておく。

ターン終了。105mの砲撃が砲兵陣地に再び落ちる。よくあたる。まだ弾は尽きてなかったか。そしてまたしても88mmが東岸沿いに煙幕。もう驚くのも飽き飽きしたけどナンボほど煙幕持っとんねん。
増援はまだ来ない。来ない。来ない・・・。
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Post by Nor » 2011.Sep.15(Thu) 22:54

【Turn17】

<リプレイ>
またも砲兵陣地は無事だった。しかし今度は西岸で奮闘していた歩兵小隊が手ひどくやられた。
東岸から再び渡河してきたHTが突如現れて歩兵1分隊をあっという間に壊滅させて奪還したばかりのVHを踏んでしまった。
追い討ちをかけるように密集した歩兵小隊に105mm砲弾が降り注ぐ・・・やられた!

<行動>
キタ~!!!ついに彼らは来た!!待ちに待った増援部隊が一斉に登場したのだ!
前回終了時に負ける覚悟をしたのだが、これで一縷の望みがつながった。あと1ターン。1ターンだけ敵が待ってくれれば・・・砲兵陣地は救われるかもしれない。
さっそく増援部隊は全速前進。見える、砲兵陣地が見えるぞ!これで少なくとも東側に迂回されて背後から砲兵陣地が襲われる危険だけはなくなった。
ただ、高機動車が1両スタックしてしまったが・・まあ戦車じゃなかっただけでも良しとしよう。

西岸の北部工兵小隊はじわじわ南西へ前進。この方面にはVHなど全くないが、対空砲が隠れていると思われる。
対空砲だけなら無視すべきだが、どうしても司令部がいるような気がしてならない。序盤でこの辺にキュベルMGがいたのだ。
やっぱ司令部の護衛はキュベルMGだろう。一発逆転を狙うためにも司令部がいることに賭けてみる。

東岸沿いの守備隊はじわじわと東進。歩兵小隊を先頭にするが、すぐ背後にいるATGとAAMGの視界以上には進まない。
2号戦車が絶対いるのだ。VHを奪還するには2号を倒さなければならない。

さて問題の西岸歩兵小隊。HT奇襲と砲撃のコンボは痛かった。しかし歩兵小隊に盤外105mm中隊を使うとはどんだけ砲弾に余裕があるのか。
人差し指に気合を込めて抑圧回復するが、発砲できるようになっただけでほとんど動けない。ということは次の砲撃にまたやられるということだ。
東200mにHT、南200mに擲弾兵分隊、西200mには擲弾兵中隊長と三方を敵に囲まれている。
どの敵も戦力としては大したことはないのだが、我々の歩兵はもっとたいしたことがないのだ(泣)。

どの敵を優先するか悩んでいたが、ほぼ移動できないので目標は自動的に唯一視界内にいるHTに決まる。敵の反撃照準を絞らせないように順繰りに攻撃。
と、HTは臨機を2回でやめてしまった。そんなに抑圧が上がったとは思えないが・・もしかして弾切れ?ラッキー!ここぞとばかりに一気呵成に撃ちまくる!ズドン!
最後の歩兵分隊が発した最後の弾が見事脆弱箇所に命中して爆発炎上!おおおおおおおおお。超ラッキー!

西岸で奇跡的に生き延びた偵察兵はこの数ターン南下を繰り返しており、今回初めて敵を目視した。中央VHの南西側。150m先にキュベルMG!
こちらを向いているが臨機はない。2歩移動なので見つかっていないのか?どうする?後退するか?
見つかっていたら次のターンで徹底捜索されてタコ殴りにあうのは間違いない。え~い、撃っちゃえ!これも最後の一発で乗員死亡に追い込んだ。

しかしこんな所にキュベルがいるとは。ということは北部に司令部はいないのか。南部に逃げてAAMGなんかに囲まれて安全な場所にいるのか。
北部の工兵は次から南下させなければならない。いやいや、そんなことよりこの偵察兵は死ぬよな。すぐ東側には擲弾兵中隊長がいるのだ。トラップとして火炎放射班を死角に待機させておく。

最後は砲撃。抑圧はほぼゼロ。視界の開けた南側の臨機は120mm迫撃砲に任せ、他は煙幕展開と砲撃準備。
この2ターンほどまともに砲撃してなかったが、そろそろ再開すべきだろう。
ターン終了後・・・またも対砲兵射撃。あいかわらずピンポイントでよく当たる。我々の砲撃のほとんどは抑圧過多でキャンセルされてしまった上に、
やっと砲撃できた107mm迫撃砲1門がいきなり壊れた・・・まさに泣きっ面に蜂。
そして砲兵のいる高地の西側斜面に大々的な煙幕!うぉ!敵の砲弾や煙幕弾が無尽蔵なことにはもう驚かない。
しかしこんなとこに煙幕を張るとは・・ついに敵は突っ込んでくるのか?あと1ターン。あと1ターンで増援がたどり着くのに・・・・。

<対戦後記>
待ちに待った増援部隊がやっと登場。全速前進させて砲兵陣地を視界に入れたので、ようやく一息つけました。少なくともこれで次のターンで砲兵陣地が全滅することはなかろうと。
冷静になった頭でざっとポイントを計算してみると、実はそんなに悲観するほどポイントは離れてないんじゃなかろうかとも思いました。
確かに形勢は圧倒的に不利なものの、これはDelay戦です。Defend戦と違って、最悪VHが全部取られたとしても敗北が決定するわけじゃない。
ドイツ軍の歩兵系ユニットは壊滅数は少ないものの、戦力はかなり低下しています。
戦局を挽回するのはムリでしょうが、地味にボディブローを打ち続ければ・・・引分けに持ち込むことはできるかなと。
こんなことを考えられたのは、やはり増援が到着したおかげなんですけどね。
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増援戦車隊の雄姿!
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.15(Thu) 23:06

【Turn18】

<リプレイ>
敵指揮官が「優勢は確信している」と発言していることが無線傍受班により報告された。
う~む、まあ確かに劣勢にあることは間違いないので言い返す言葉はないやね(泣)。
敵はターンを重ねるごとに自信をつけている。前ターンでは「負けても悔いはないが勝ちたい」だったし、渡河する時点では「オワタ」だったのに・・ぐっすん。

砲兵陣地は無事。敵は積極的に突っ込んでくる気はないのかもしれない。
東岸北部でVH奪還を狙う歩兵小隊に敵騎兵が突っ込んできたが撃退。この方面には騎兵ワラワラと2号戦車がいるのは間違いない。
西岸ではどこから湧き出たのかオートバイ4つがピヨピヨの歩兵小隊に突撃してくる。
川には騎兵。すぐ南にはしぶとい擲弾兵。さらに南の道路には37mm対空砲2つと2号戦車4両!こりゃもうダメだ。西岸でのいやがらせ工作はもうムリだ。

<行動>
西岸では対空砲が南道路にいることが確認されたので、北部にいる工兵小隊は南下を開始。
といっても広く散開していて移動目標も変更できないのでこのターンは小隊長の3HEX以内に集まるだけで終わった。やっぱC&Cて大変だわ。

全滅間近の西岸歩兵小隊は全力を振り絞ってこの数ターン激闘してきた擲弾兵と川にいる騎兵を始末。
南道路に増援の2号戦車が4両も現れた以上、もはや何もできないし次のターンには完全消滅しているだろう。しかしよくやったと言えるだろう。

さてさて、ようやく増援戦車隊の出番だ。やっぱマトモな装甲のある戦車は必要だね。この対戦開始以来、はじめて戦闘の主導権を握れるのだ。
どこを攻めるか?砲兵陣地のあるフィンガーヒル西側には敵が煙幕を張ったため、何らかの備えがあるとみるべきだろう。おそらく突撃歩兵砲が待ち構えているに違いない。
大きく南側に回りこんで橋付近から攻めるのが一番安全そうではある。この方面にはきっと死にかけのオートバイとかトラックの乗員くらいしかいないだろうが、
砲兵陣地から離れすぎるとまた不安が高まるので、主戦場は砲兵陣地のすぐ南側に設定。

BT-7から突入開始。煙幕を抜けると・・VHのすぐ後ろに突撃歩兵砲1両を発見。しかし撃ってこない。
まあ突撃歩兵砲なんて動けばすぐ撃てなくなるし、射撃回数も少ないので初弾だけかわしてしまえば何とかなりそうだが。
一歩前進。VHの南北100mに工兵とトラック。そして見えないがVH上には数ターン前にHTを破壊された擲弾兵が隠れている模様。
どうする?砲撃を待つか?いや、ここでたじろいではならない。さらに一歩前進してVHに隣接するとやはり擲弾兵が強襲してきた。抑圧16まで上昇するがハズレ。
さてさて、擲弾兵はライフルグレネードを持っているのでBT-7程度の装甲なら撃ってくる可能性が高い。ここでT-34を投入!恐れるな!我々の見せ場はここしかないのだ!
っといろいろやってみたが、結局は突撃歩兵砲は破壊できず。擲弾兵と工兵2は撃退。トラックは破壊。そしてVHを奪回した。さあ、敵はどう動く?

砲兵は戦車隊を援護。西側への視界を煙幕で塞いで砲撃もセット。今後の焦点は戦車隊のいる中央部と歩兵小隊のいる北西VHの2箇所になるだろう。
西岸には工兵小隊がいるのだが・・・2号戦車の動きにもよるが、西岸でできることはなさそうだ。
ターン終了後・・敵の88mmは西岸で唯一我が軍が保持するVH付近を砲撃。あいにくそこは誰もいないのだ。105mmはやはり対砲兵射撃。も~やめて!
どんだけ撃てば気がすむんだ!しかし珍しく着弾が不正確でほとんど砲兵陣地には当たらなかった。その分弾薬缶にモロ当たりだったが・・。

<対戦後記>
砲兵陣地の安全が一時的に確保されたところで、増援戦車隊は積極的に行動を開始します。この時点では安全策をとろうなんて全く考えませんでした。
とにかく敵に一泡吹かせて、力押しはリスクがでかいということを印象付けなければいけません。
このターンでは早速満足できる戦果を挙げて士気が高まったのですが・・・・敵もやはり強力な増援部隊を買ってるわけで、やがて訪れる終末の予感は消えませんでしたね。
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増援で現れた2号戦車・・・またか・・
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.16(Fri) 23:01

【Turn19】

<リプレイ>
西岸ではここまで勇戦してきた歩兵小隊に増援2号戦車が襲い掛かる。反撃の手段は近接強襲しかないので勝ち目はない。残り2個分隊戦力10名。
斥候は道路上を突っ走る自動車化歩兵小隊を発見。もしかしたら2個小隊くらい買ったか。北の中州VHまで押さえるつもりなのか?
ちょうどゴールデンスポットにいるので砲撃を一発食らわしておきたいところだがそんな余裕あるかな?
斥候がいることも敵は知っているらしく、死にかけオートバイが100m先でうろうろしている。そして意外だったのが西岸に残った唯一のPTRDが北側から敵斥候に撃たれたこと。
工兵小隊のすぐそばにいるはずなのに見えない。撃ちもらしがあったか・・痛い!
東岸では川岸の対空・対戦車砲陣地めがけて騎兵部隊が乱入。対空機関銃1が乗員離脱に追い込まれたが何とか突撃を食い止める。
砲兵陣地に対しても戦車隊に対しても攻撃はなかった。

<行動>
もはや唯一の見せ場となった戦車隊。まずは後方の騎兵小隊が砲兵陣地南側の畑一帯を捜索。やはり死にかけオートバイ・斥候2・トラックが潜んでいたので撃滅。
戦車隊は前回ピヨらせておいた突撃自走砲と付近を潰走中の歩兵・工兵・トラック乗員などを始末して南に進路を取る。畑の西側には建物、今回の目標VHはこの建物の間にある。
BT戦車が建物付近に潜む歩兵を撃退。擲弾兵はライフルグレネード撃ってくるから危ないったらありゃしない。
そして建物の切れ目を狙うように、西側の川岸には対空砲と対戦車砲がいるようだ。もう敵の技術はわかったから驚かないが、こんなことする人は素人を名乗っちゃいかんよね(笑)。
やられる覚悟で高速移動したBT戦車がVHを踏んで即離脱。対空砲も対戦車砲も運よく初弾をかわしたと思ったら建物南端付近に2号戦車!距離100!しかし撃ってこない。
取っておいたT-34出動!最後の一発で見事仕留めてくれた!!
いやあ、いいね。BTもT-34も移動力が豊富なので無駄な動きをしたり全弾撃ちつくした後でもさらに動けるのがいい。
最後はキチっと2両ずつスタックさせて敵の反撃を待つ。まだ2号はいるはずだ。突撃自走砲は北にいるはずだが、南にもいておかしくない。増援の2号もダッシュで渡河してくる可能性はある。

東岸沿いに現れた敵騎兵3つは2つまで壊滅。北側の歩兵小隊は前進を取りやめてもうひとつの騎兵を遠距離で撃ちまくる。
西岸の工兵小隊は移動目標を変更して東側に戻る。付近に敵斥候がいるのは間違いないが見えない。これじゃ2号戦車の的になってしまう。
しかし2号が北の中州に向かうのを阻止するためにも工兵小隊は体を張るべきだろう。

砲兵陣地は毎度の砲撃を受けながらも抑圧はない。だが・・ど真ん中にいる弾薬缶にじゃんじゃん撃ち込まれるのでほとんど弾薬補給ができず、
107mm迫と82mm迫以外は全て残弾10発を切ってしまった。しかし休むのも芸がないので豊富な煙幕を各所に展開して主に戦車隊を支援。
107mm1門は敵の増援自動車化歩兵のど真ん中に遅延0.1でセットしたが、またも対砲兵射撃で砲撃キャンセルを食らってしまった・・クソ!!

<対戦後記>
やはりイケイケドンドンはダメですね。前ターンで突撃歩兵砲を包囲してタコ殴りにしたので敵も突っ込んでくるかと思ったら何もしてきませんでした。
それをいいことに、このターンではちょっと普通ならやらない感じで戦車隊が強引に突っ込んでしまいました。
スクリーンショットをみても危ない位置でターンを終わらせてしまっています。
果たして、このスクショが戦車隊の遺影になってしまったのでした・・・ :porc
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突っ込みすぎた戦車隊、在りし日の面影
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.16(Fri) 23:10

【Turn20】

<リプレイ>
敵指揮官から「勝負はついた」というメッセージとともに降伏勧告が届く。うぬぬ、だんだん発言が自信満々になっていくな。
で、リプレイは・・・確かに勝負はついたねって感じ(泣)。
戦車隊の視界内に敵歩兵を残したままターンを終了した時点で嫌な予感はしたが、ここまでやられるかというほどの惨状。
上から下から2号やら歩兵やら突撃歩兵砲やらにタコ殴りにされて、生き延びたのはBT-7が2両のみ。その2両も抑圧50超。
いやいや、でもまだまだこれからですわ(泣)。

<行動>
とりあえずはBT戦車の抑圧回復。1両は一回しか回復できなかったが移動は可能になった。もはや戦える状況ではないので一目散に退散。
畑の東側の木の裏に隠れる。抑圧回復に成功した騎兵も後退。残された騎兵は・・・ナムナム。

東岸の歩兵小隊は歩を進めてついに森の中のVHを奪還。騎兵がいくらかいたが蹴散らしてやったぜ。ぐっすん。
西岸部隊は工兵小隊を除いて壊滅的。わずかに生き延びている歩兵分隊がVHを奪還するが次のターンには確実にいないだろう。
なんせ敵はオートバイに2号戦車に自動車化歩兵までいるんだから。

砲兵は弾薬不足の中、煙幕張りにいそしむ。しかし戦車隊が壊滅した今となっては砲兵陣地は蹂躙目前だ。
ここでついに司令部の戦線離脱を決断。司令部は全てを捨て去って車に乗って東の高地へ去っていったのだった・・・。

<対戦後記>
登場からわずか3ターンで退場してしまった我が戦車隊。 #-o
しかしなぜかあまりショックではなかったんですね。なんででしょう。前ターン終了時に何となく嫌な予感がしていたこともあり、BTが2両生き残ってくれただけでOKだと素直に思いました。
まあちょっと調子に乗りすぎた感がありましたね。はい。修行が必要です。

ともかく、これで俄然形勢不利に戻ったのは確かなので、このターンで司令部を砲兵陣地から後退させました。これは成功でしたね。
司令部が単独で後退したせいで、その後砲兵の中には連絡切れするものが現れたり最後はFOまで連絡切れするなどデメリットも大きかったのですが、
最終的にポイント勝負になった場合に備えて200点近い司令部の安全を確保できたことは大きかったです。
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.16(Fri) 23:13

【Turn21】

<リプレイ>
勢いに乗って一気に砲兵陣地を蹂躙してくるかと思いきや、東岸で目立った動きはなかった。西岸ではついに歩兵分隊2個が消滅。VHは全て再奪還された。

<行動>
BT戦車隊は抑圧を1に戻して行動開始。つうかもう突っ込んでも死ぬだけなので、嫌がらせのヒットアンドアウェイしかできない。
ちょっと騎兵に様子を見させると敵HTを発見。なんて手ごろな獲物!BT戦車隊が襲い掛かって離脱した乗員を始末した後、砲兵陣地後方へ避難。移動力あるってやっぱいいね。
東岸歩兵小隊は再び一歩前進。2号戦車や突撃歩兵砲に粉砕されないように、小隊の進路はモクモクにしているのでとりあえずは安心。
西岸ではもはややることがない。工兵小隊は健在だが、いまさらVHを目指しても間に合わない位置にいるのでここに踏ん張ってせめて北の中洲VHを守ることにする。
砲兵の疎開を開始。まずは76.2mm榴弾砲2門を自動車でやや後方に避難させる。それにしても敵はまだ対砲兵射撃してくるんだなあ。どんだけ砲弾あんのよ。

<対戦後記>
この辺からまたテンション下がってますね。DARがえらい短いしスクリーンショットも取り忘れてます。 :porc
あと4ターン早く終われ!って感じになってきてますね。
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.16(Fri) 23:17

【Turn22】

<リプレイ>
敵指揮官からのメッセージは「静かなターン」。確かにやられるユニットはやられつくした感があるので、敵としても目標がないのだろう。
しかしこのメッセージはここ最近の挑発感満載のものから一転しているのが怪しい。まるで悪意を取り繕うような・・・。

<行動>
そういえば・・前ターンでは一人後方に下がった司令部を動かすのを忘れていた。もしかして・・と司令部を動かすと・・ドン!オートバイがすぐ隣に!
やっぱりなあ。こんなマップの一番東までオートバイが来ていたとは!!さすがにオートバイは開戦当初からの酷使がたたって死にかけなので、なんとか司令部だけでも壊滅できたが。
そうだった。PBEMのリプレイでは発砲がない限り敵の移動を再現してくれないのだ。今頃そんなこと思い出すなんて(泣)。
こりゃ後方地帯に敵の死にかけ部隊が相当浸透しているのかもしれない。最後のターンで全てのVHを踏んで終わろうという腹か。

ま、それはさておき。敵は砲兵陣地に突っ込む気がないのは確かなようだが、それはあくまで「装甲部隊のみでは」という但し書きがつくのだろう。
歩兵の残党を寄せ集めて砲兵陣地に接近させているのは間違いない。そしてオートバイや騎兵もかき集めて歩兵とともに突っ込ませ、
砲兵の臨機を吸って位置がミエミエになったら間違いなく突撃歩兵砲が持ち弾全てを撃ち込んでくるはずだ。だってほとんど出番なかったもんね。

さてさて、騎兵で砲兵陣地の南側をちらりと偵察してみるも何も見えない。いや、見えてしまったら騎兵は死ぬのだが。
ということは砲兵陣地の西側正面か南西側から来ているのか。わかっている敵の配置的には南西から来ている可能性が高いね。
というわけでBT戦車でGO!砲兵陣地の西側先端にいるFOのそばに移動。やっぱりいた!擲弾兵と小隊長。どちらも死にかけに違いない。
一発で撃退してすぐさま後退する。いや~我ながらセコいヒットアンドアウェイ戦法だ(笑)。

ほかは特にやることがない。西岸の工兵は中州への入り口を固め、東岸で唯一戦力として機能している歩兵小隊は煙幕の中を東へじわり。
砲兵は司令部が勝手に後退したために、120mm迫撃砲と連絡切れ。砲身の壊れた107mm迫撃砲を後送。
そういえばリプレイで敵は渡河点付近に大々的な煙幕を展開していた。どんだけ煙幕・・というのはもうおいといて、おそらく増援の自動車化歩兵の渡河を我らが東岸守備隊に見せたくないからだろう。
まあ見えたってほとんど何もできないんだけど。でもせっかく煙幕張ってくれたので、渡河点に107mm迫撃砲2門を照準しておく。遅延0.4だからあんまし意味ないけど。

<対戦後記>
このターンで発覚した敵オートバイの司令部こっそり接近作戦はなかなかシビれました。 :shocked
いろんなことやってくるなあと。これで下がり気味だったテンションがまた復活してきました。
もうこの段階では出来ることは限られていましたが、自分でも結構精一杯やったなと思います。
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セコいヒット&アウェイを繰り返すBT戦車隊
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.17(Sat) 22:44

【Turn23】

<リプレイ>
敵の動きは皆無。何もやられない。再生されるのは我が軍の砲撃だけ。しかし敵は最終ターンに向けて着々と最後の大攻勢の準備をしているはずだ。
自らゲーマーを名乗る以上、まさかVH維持と戦力温存を優先して最後まで何もしないなんてことは絶対ないだろう。

<行動>
さて、敵の動きは全く探知されなかったが、我々はどうすべきか。
各種偵察結果によると、砲兵陣地北西部では破壊されたトラックの乗員が監視しているし、西正面では高速輸送されたらしきATR部隊もいる。
まあ見えないだけでいっぱい動いているのは確からしい。

現時点で我々の戦力と呼べるのは、西岸北部の工兵小隊、砲兵陣地西側の森にいる歩兵小隊と、BT戦車2両、そして砲兵だけだ。
しかし工兵小隊の付近には敵もVHもないのでただの遊軍になっている。つまり厳密には戦力になっていない。
砲兵陣地西側の歩兵小隊は唯一VHを確保できそうな戦力だが、この歩兵小隊と砲兵陣地の間には強力な敵主力が残っているので、
できることはVHをあとひとつ確保するくらいだろう。ただ、これまでの戦闘経緯をみると・・この歩兵はひどく弱そうだ。
なんつっても騎兵にも撃ち負けるくらいだから過度の期待は禁物か。

BT戦車はこの数ターンヒットアンドアウェイでせこくポイントを稼いできたが、そろそろヤバい予感。敵も何らかの対処を考えているはずで、
砲兵陣地西側にATRを運んできたのもその一環だろう。見えない南西側にも何かしら手を打っているはずだ。
基本的にVH周辺はATGとAAでがっつり守られているはずだから、機動力をいかして遠方のVHをとるというのもムリだ。
そもそも敵がここまで全く砲兵陣地を攻撃してこないのは、我々にBT戦車が残されていることを知っているからだろう。
もちろん最終ターンには全部突っ込んでくるだろうが、戦力を小出しにはしてこなかった。つまりBT戦車が残っている限り、微妙な抑止力になるわけだ。
さらにBT戦車2両の値段は100円。PPTは20ポイントなので5ターン分の価値があると思えば結構高い。
さらにこの価値は敵の2号戦車や突撃歩兵砲の価値とほとんど同じなのだ。
つまり、ここでBT戦車が突っ込んで2号戦車と突撃歩兵砲を1両ずつ破壊できたとしても、次のターンでやられてしまえば戦った意味が全くない。
そしていまさら敵のAFVを2両片付けたところで焼け石に水だという悲しい現実もある(泣)。

幸運なことに、前ターンは対砲兵射撃がなかった。おかげで久々にまともな弾薬補給が行われた。
このターン終了後になければ・・いよいよ弾切れ・・いや、ここまで弾を持たせたんだからそれは甘い考えだろう。最終ターンの一斉砲撃に備えていると考えるべきだろうな。

というわけで残り3ターンの作戦は決まった。歩兵小隊は牽制の意味も込めて、あと1つVHを奪取すること。
そしてできれば最後まで保持して欲しい。BT戦車は基本的に最後まで温存。まあ大目標はこの二つで、一つでも達成されれば御の字だろう。

砲兵はどうするか?いまのところ逃げるというオプションは残されているが、歩兵小隊に支援砲撃してやらないとVHの奪取は難しい。
まあ綺麗に全部撤退するのはムリなのでやっぱ撃っておくべきだろう。
しかし最終ターンの敵攻勢を阻止するためには、砲兵陣地の西側と南西側に遅延1.0で照準しておく必要がある。
遅延0.1以上だと敵の砲撃が先にはじまっておそらく砲撃不可能になるはずだ。
でも両方とも遅延0.0だったら・・やっぱターンの順番で敵の砲撃から先にはじまるのか!じゃ阻止するなんてムリじゃん!
というわけで、砲兵の大半は歩兵小隊の支援に回し、あとは渡河中とおぼしき敵自動車化歩兵の邪魔と、砲兵陣地南西方面の目隠しを行う。
ああ、今回は地上部隊が一発も撃たなかったな。

<対戦後記>
いよいよ残り2ターンの大詰めです。ここまで砲兵陣地が蹂躙されなかったのは奇跡的といってもいいくらいの幸運でしたが、
最終ターンで全軍総突撃が行われるのは間違いないと確信していました。
しかし、そんなことを確信できても、具体的に対処する方法はありません。強いて言えば、玉砕するか逃げるかの二択。
もちろん迷わず(ちょっと迷いましたが)逃げの一手を選択します。
ゲーム的には、玉砕総突撃を敢行して綺麗さっぱり敗北というのもアリでしょうが、そういうやり方は趣味に合わないし、なんとなく相手に対しても失礼な気がします。
やはり、ここは現実の苦さを噛みしめながら臥薪嘗胆を誓って、また別の機会に再起を目指すべきでしょう(いや、ゲームとしては終わりなんですが)。

ちなみにこの時点では、ポイント的には独軍優勢で、ギリギリ引分けの範囲に収まっているか、MinorVictoryとの境目くらいかと思っていました。
うまくやれば、なんとか引分けにできるかなと。しかしポイント計算てのは全然あてにならないということが終わってみて分かります。
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地味に歩兵小隊の前進を支援する砲兵
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.17(Sat) 22:51

【Turn24】

<リプレイ>
FOの眼前に展開した敵の大部隊!騎兵を先頭に、見えるだけで2号戦車4、突撃歩兵砲3、その他自動車化された歩兵多数。
歩兵は戦力的には死にかけているものも多いが、ほとんどみんな機動力があるってのが痛いなあ。

<行動>
予想通りとはいえ、砲兵陣地付近は非常にいや~んな状況になっているが、まずは歩兵小隊が計画通りに前進。
先の砲撃で完全に沈黙している工兵2つを始末してVHを確保。ついでにHTもひとつやっつけた。これで目標のひとつは達成された。
敵はほとんど砲兵陣地の攻撃準備にかかっているようなので、もしかすると次のターンまで維持できるかもしれない。
敵がこっちにくるようなら、それはそれで牽制が成功したことになるので良しとしよう。

さて・・・砲兵陣地は・・どうする。って方針は退却と決まっているのだが、この見せつけるような敵の陣容を眺めていると・・・ムラムラと突っ込みたくなるなあ(笑)。
BT戦車と騎兵でうまく突っ込めば、たぶん2号と突撃歩兵砲が1両ずつにトラック込みで歩兵2ユニットくらいならヤれるだろう。
するとポイント的は120点くらい加算されるはずだ。でも最終ターンにBT戦車と騎兵は確実に死ぬ。すると160点は損をする。差し引き40点くらいのマイナスだ。
もちろん、突っ込もうが突っ込むまいが高地上のVH100点は確実に取られるし、残った砲兵は全滅するのも間違いない。ということは、やっぱ逃げたほうがお得だということね。
BT戦車が一番東のVHがある高地の背後まで逃げてしまえば、最後のターンに反撃されるのを恐れて自動車化歩兵なんかが突っ込んでくることもなくなるだろうしね。

というわけで、まずBT戦車が最後方VHまで退却。次に騎兵が適当に後退して建物なんかに隠れる。
砲兵陣地から脱出できるのは一番値段の高い弾薬だけ(笑)。これまでに逃げ出したの砲は3門。こいつらが無事なら儲けものだと思おう。
おそらくこのターン終了後に大砲撃があるだろうから、残った砲兵に砲撃命令は出さない。つうかFOが連絡切れでどうしようもない(泣)。
直射戦闘に備えるのだ!まあそれもムリっぽいけれども。で、ターン終了。
・・やっぱり大砲撃がはじまった。88mm2個中隊と105mm1個中隊で砲兵陣地を全力砲撃!この砲弾コントロールは敵ながらアッパレだ!

<対戦後記>
最終ターンの総攻撃に備えてきっちり準備射撃をしてきた敵砲兵に感服しました。
この戦いでは砲兵運用でモロに差がでましたね。一時は砲兵マスターを自負していただけに、衰えたな・・・と自分でも思います。 [-(
それはともかく、このターンでは逃げられるものは全て逃げて、後は敵の出方を伺うだけになりました。
思えばこの戦いで主導権を握れたのはほんの数ターンだったような気がします。ダメじゃん。 :-#
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砲兵陣地の眼前に現れた敵、敵、敵・・・
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Post by Nor » 2011.Sep.17(Sat) 22:57

【Turn25】

<リプレイ>
予想通り砲兵陣地が大軍に蹂躙された・・・。しかし敵の前進は砲兵陣地までだった。
前ターンに避難した砲兵や弾薬部隊は無傷。他の方面でも戦闘は一切発生しなかった。

<行動>
さてさて、歩兵陣地西側の森にいる歩兵小隊に攻撃がなかったことは僥倖だ。しかし敵はどのVH付近にもきっちり反撃戦力を置いているのだろう。
移動力だけを考えると踏めるVHは4箇所はある。が、敵の反撃を考慮すると、実質的に奪取できる可能性があるのは2個だけ。
さらに暗黙のルールとして、最終ターンに後攻側がVHを踏み逃げするのは許されない。
取っていいのは、次のターンがあるとして、そのVHを保持できる見込みがある場合だけだ。
そうすると、今回攻められるのは西岸中央部のVH一箇所に絞られる。
まあ今回は暗黙のルールはナシということなので、あんまり気にする必要はないと思うがいちおうここだけを攻めよう。
余計な藪をつついて蛇を出すのもアレだし(笑)。

VHが踏めるのはただひとつ生き延びた軽機関銃部隊。すぐ隣にいるATRを囮として前進させると・・やっぱり擲弾兵と中隊長がVH付近で待ち伏せていた。
川岸の対空・対戦車砲全てで抑圧を加えて軽機関銃が移動開始!あれ・・・移動力が一歩足りない!!
そうか、敵に見られているから移動力減るんだな。というわけで、結局VHは奪取できず。

まあ・・・いいか。BT戦車も騎兵もわざわざ逃げたんだからまた突っ込む必要はないよな。
ということで長かった戦いを終わらせた。さすがに砲撃はなかった(笑)。
いや~長く厳しい戦いでした!!お疲れ様!

<対戦後記>
敵の総攻撃は予想外に控えめなものでした。
砲兵陣地西側の歩兵小隊が何もされなかったのはホントに意外。
最後に何かやってやろうかな、とも思いましたが、やる可能性よりやられる可能性の方が高そうだったので、ほとんど何もしませんでした。 :pirat
こうして長く苦しいソ連軍の遅滞戦は、ややあっけない感じで幕を閉じたのでした・・・。お疲れ様です!!
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Nor
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Re: Via vs.Nor 真夏の対戦2011 ソ連側DAR兼AAR

Post by Nor » 2011.Sep.18(Sun) 00:23

【最終結果】

独:ソ= 6965:7030(DRAW)

【感想】

なんとかギリギリ引き分けに持ち込めるかもしれないとは思っていましたが、わずか65ポイントとはいえ敵を上回っていたのはめちゃめちゃ意外。 :shocked
最終ターンで約220点分の砲兵陣地を蹂躙され、120点分のVHを取られたことを考えると・・・砲兵をきっちり全部逃がしていれば・・・と悔やまれます。

でもまあそれは結果論。対戦中はMV負けの可能性も覚悟していたし、ポイント差は両軍総ポイントの0・5%くらいなので、無視できる誤差と言い切っていいでしょう。
ポイント的には完全な引分けですが、我々ソ連軍にとっては、ちょっと棚ボタ的な引分けでしたね。 :D

逆に、後半戦からは勝った気満々に違いなかった独軍としては、これはとても不本意な結果でしょう。
ソ連軍の戦力は最終的にはガタガタだったため、独軍侵攻ルートを考慮すると、敵ユニット撃破によってこれ以上ポイントを伸ばすのは難しかったでしょう。
また、独軍は順調にVHのほとんどを制圧していったので、VHから得られるポイントも、これがほぼ限界だったはずです。
ということは、独軍がポイントで優位に立つには、もっと損害を減らす必要があったということですね。

損害を兵科別にみると、兵員とAPCで独軍の損害が大きくなっています。
兵員損害の大半はオートバイと騎兵のはずで、この2つは大いに活躍しましたが、その代償は案外高かったのかもしれません。
また、APC損害は全て装甲擲弾兵のHTのはずで、HTもずいぶん活躍しましたが、これも能力以上にコストが高かったのでしょう。

対戦中の印象からすると、ソ連軍ユニットの経験値にはかなりバラつきがあって、経験50台なんてヤツも結構いました。
こんなのは戦力としては全然役に立ちませんでしたが、やられてもポイント的には痛くないんですね。
それに対して独軍は、歩兵がすごく強かった!装甲擲弾兵なんてたぶん兵員2~3名になってるはずなのにガンガンやられましたから。
なので独軍歩兵の実際のコスト(経験値込みの値段)は結構高かったんじゃないかと思います。

対戦経過を振り返ってみると、独軍の作戦に特に穴はなかったような気がします。
あえて言うなら、ソ連軍の前哨部隊を片付けていった序盤の損害をもう少し減らせればよかったのかな。HTとかはこの段階で結構やられたかもしれません。
やはりVHがPPTなので、スピード優先で焦ってしまったために、被害が大きくなったのでしょう。たかが20点とわかっていても、どうしても引っ張られるんですよね。
もうひとつは、工兵が障害物を除去してから渡河を開始し、橋頭堡を拡大するまでに生じた砲撃による損害でしょうか。
渡河点をもう少し増やすのは難しかったかもしれませんが、先鋒部隊が橋頭堡をもう少し早めに動き出しておけば、ソ連軍は砲撃の的を絞りづらくなったはずです。

ソ連軍の作戦は・・・全体的にはそんなに悪くはなかったと思いますが、砲兵の運用をはじめとして、細かいところがダメダメでしたね。
作戦上の大失敗は、装甲戦力をほとんど用意しなかったことと、盤内砲を固定陣地にしたこと、その砲兵陣地を前に持ってきすぎたことでしょうか。

しかしそんなことより、個人的な大反省点としては、なによりも「油断したこと」が挙げられます。
Viaさんとは初対戦で、どういう戦い方をするのかほとんど情報がありませんでした。わずかな情報は「初心者です」「ゲーマーです」という自称のみ。
確かに序盤こそイケイケな感じで戦力を晒しながら突っ込んできましたが、その裏では工兵を隠し、AAMGを隠し、盤外砲の砲弾を温存し、という
緻密な計算もしていたのです。第2ターンで、騎兵が多いこと、強力な戦車を買っていないことに気づいた時にちょっと嫌な予感がしましたが、
実は初心者でもなんでもないと気づいた中盤にはもはや戦局は覆せない状況にありました。 :pale

障害ポイントを全部ドラゴンティースにして川を封鎖したり、盤内砲を前に出して固定陣地にしたりといった作戦は、ある意味敵を侮っていたと言えるでしょう。
あらかじめベテランさんだと分かっていれば、こんなことはしなかったでしょうし、次にViaさんと対戦する機会があれば、もっと慎重に構えるでしょう。
そういう意味では、初顔合わせならではの油断が命取りに繋がったと反省しています。

逆に、ドイツ軍も渡河する時点までは慎重かつ果敢にバランスよく攻めてきたものの、渡河に成功して戦局の優勢が確定してからは、油断が生まれたような気がします。
渡河して以降のドイツ軍は、慎重な面が大きくなりすぎて、前半に見せた果敢さが少なくなったのかもしれません。
渡河後の早い段階で先鋒部隊が橋頭堡を動き出し、攻撃目標を砲兵陣地に絞って前進していれば・・・増援到着前にケリが着いた可能性もあったと思います。


というわけで、およそ1年半ぶりの対人戦でしたが、やはり対人戦は面白いということを再確認できました。
確かにゲームの技量うんぬんもありますが、最終的な勝敗を左右するもっとも大きな要素は心理的な部分だというのが面白い。
負けたと思いこんで諦めたら本当に負けてしまうところとか、勝ったと思った瞬間に勝利がスルリと逃げていくところとか。
でもまあ最終的には、どんな戦いでもだいたい引き分けるところも対人戦のいいとこですね(笑)。 :pirat

最後になりましたが、長きにわたった対戦に最後まできっちりとお付き合いいただいたViaさんには本当に感謝します。
でも、もう素人なんて言わせませんから。プレイ時間の長さに関わらず、すでに十分ベテランの技量をもっていると認定します! :salut
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