<おしらせ1>
またまた、いつの間にか掲示板がダウンしていたようですね。ログを見ると、およそ2年半ぶりの改修です。
この間、何度かメールでご要望があったようですが、この度ようやく重い腰を上げて掲示板を修復いたしました。
管理不行き届きで申し訳ありません。

<おしらせ2>
サイト管理を楽にするために体裁を変更しています。
本サイトのメインコンテンツであったSPWAWの解説記事は以下からアクセス可能です。
SPWAW解説記事一覧


<5分で調べたSPWAW界の近況>

びっくりしたことーその1「Depot リニューアル」
SPWAW界を長年牽引してきた世界最大のファンサイトSPWAW DEPOTが、昨年の4月に閉鎖、13年の歴史に幕を下ろしたようです。
と同時にDepotメンバーの一人 Falconさんが新たなサイトSPWAW DEPOTを立ち上げたようですね(笑)。
まあ、中心メンバーが入れ替わって、こじんまりした感はありますが、実質的にはリニューアルって感じですかね。
旧DEPOTの遺産は相続されているようで、今後ともがんばって欲しいところです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawdepot/

びっくりしたことーその2「砲撃要請画面ラグ解消」
マルチコアCPUが普及した頃でしょうか、ある程度以上のスペックのPCでは、砲撃要請画面で挙動がおかしくなる不具合がありましたね。
それが原因でSPWAWを離れた・・という方もおられたような記憶がありますが、どうやらこの不具合、ついに修正されたようです。
これもDEPOTメンバーのおかげみたいですね。Matrix Games 公認(というか黙認ですね)のもと 、本体ファイル MECH.EXE をいじることに成功したようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... -t277.html


というわけで、この機会にもう一度SPWAWをやってみようかな、と思われた方は次のリンクからダウンロードをどうぞ。
DEPOTで全てのファイルのホスティングも始めたようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... es-t6.html

サトvs.Nor司令官 in Serafimovich 1942 Blind DAR

戦闘状況・結果報告
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サトvs.Nor司令官 in Serafimovich 1942 Blind DAR

Post by sato » 2006.Oct.14(Sat) 00:53

編成について

<この対戦が始まった経緯>
ええと、7月の半ばぐらいからでしょうか、ロシア戦線のイタリア軍が登場するPBEMをやってみたいと思っておりまして、
Depotに対戦相手募集の告知を出しておりました。
そこで、Nor司令官殿から久しぶりにPBEMをやって見ましょうかというお誘いがあったときに、
ちょうどその告知の話が出まして、
ACLのルールってどんなものなのか実際にやってみるにはピッタリなシチュエーションではないか
ということになり、こういうことにあいなりました。。。

<編成とリサーチ>
編成にあたり、こちらを参考にしています。
http://niehorster.orbat.com/019_italy/4 ... re_03.html

東部戦線に参加したイタリア軍についてまったく予備知識がなかったものですから、
そうですねえ、
映画「ひまわり」でマルチェロ・マストロヤンニが悲惨な目にあうぐらいの、
そんな印象しか持っておりませんでした。
そこで、調べ始めると対ソ戦に参加したイタリア軍は満足な装甲戦力を持っていないことが次第にわかってきます。

http://comandosupremo.com/forum/viewtop ... ight=armir

ロシア戦線に派遣されたイタリア軍、CSIR(Corpo di Spedizione Italiano in Russia)は、
1942年7月までに大幅な増強を受けて、ARMIR(Armata Italiana in Russia)へと組織変更。
スターリングラードおよびカフカスを目指して前進するドイツ軍の側面防御を担当することになります。

ところが、満足な装甲車両を持っているのは上記の第3快速師団だけであり、
その内容もL6とSMV47/32ぐらい。
L3も派遣されていたようですが、1942年春イタリアに戻されているとの情報もありました。

なんとも心もとない編成になりそうな予感がします。

というわけで、今回の作戦に参加する部隊は増強された第6ベルサリエーリ連隊の一部と想定し、
下記のように考えてみました。

・第6ベルサリエーリ連隊から 3個中隊
・第47ベルサリエーリ大隊から 1個オートバイ中隊
・第67ベルサリエーリ大隊から L6/40 1個小隊
・第120自動車化砲兵連隊から 3個盤外砲兵中隊、対空砲ユニット、81mm迫撃砲
・第13対戦車大隊から SMV47/32 2個小隊
・その他師団に所属する部隊から 対戦車砲、工兵1個小隊

ユニットリストにしますとこうなります。

HQ

2x Forward observer
2x 75/27 FH Bty
1x 100/17 FH Bty
4x 81mm Mortar
2x Fiat Spa Ammo
2x Fiat Spa AS37

5x L6/40
8x SMV L40 47/32

3x Bersaglieri Co
6x ATR Team
9x Scout Team
1x Engineer plt

1x Motorcycle Co

8x 47/32 ATG
4x 75/18 IG
4x 20mm AA
4x TP Breda 32
4x Fiat Spa 626N


最終的に部隊を編成するにあたり、細かい部分をもうすこし調べる必要がありました。

<歩兵部隊の対戦車火器はどんなものだったのか?>

イタリア軍が使用した対戦車ライフル SolothurnATR は、
ロシア戦線においても使われたのかどうか、はっきりわかりませんでした。
http://www.comandosupremo.com/forum/vie ... urn+russia

そこで、詳しいイタリア人に尋ねてみたところ、
「ソ連に派遣されたイタリア軍は、おもにベルサリエーリだが、
SolothurnATR を装備していて、とくにT-26やトラックなどに対して使用されていた。」
という返事をもらいました。
ということは、第6ベルサリエーリ連隊は SolothurnATR を使用していたと考えてよさそうです。


ところで、イタリア軍OOBには Guastatori という戦闘工兵部隊があります。
ソ連軍は障害物を設置してわれわれの前進を阻もうとすると考えられますから、
工兵部隊は必要な部隊でした。
この部隊は強力な対戦車火器を装備している優秀なもので、非常に魅力的ですよね。
ですが、ここセラフィモビッチの近くにいたかどうか微妙な雰囲気でした。
http://www.comandosupremo.com/forum/vie ... ussia#7727
http://www.guastatori.it/1941-1945/valanga.htm

こちらによると、Guastatori は第30、第31、第32の3個大隊編成され、
そのうち第30大隊が Alpini Guastatori "Valanga" としてロシア戦線に送られているようです。
どうやら場所はロソッシのほうらしい。

http://i8.tinypic.com/24gvghi.jpg
この地図から、セラフィモビッチはロソッシから遠いし、
アルピニもいないということがわかります。
ということで、Guastatori は編成に加えないほうが雰囲気的にいいということですね。


ベルサリエーリ中隊を一括で購入すると、対戦車火器を選択することができます。
ここの選択肢に ガソリン・ボム というユニットがありまして、これもまた魅力的。

http://www.soviet-empire.com/ussr/viewt ... b21a647d76
こちらの記事によると、
セラフィモビッチの戦闘でイタリア兵はモロトフカクテルを使ってソ連軍戦車を止めた
とあります。これはすばらしい。
まさにガソリン・ボムですね。
このPBEMではなくてはならないユニットのような気がしてきましたよ。


<輸送任務を担当するトラックはどんなものがふさわしいか?>

第3"Celere"快速師団はそもそも騎兵部隊が中心の組織でしたが、1942年に入ってその騎兵部隊は師団から離れ、
7月ごろには文字通りの快速自動車化師団に生まれ変わっていたのではないかと考えます。
http://www.fronterussounirr.it/introduzione_storica.htm
このなかに、
La Celere, l’unica nostra Divisione ad essere motorizzata
「自動車化された唯一の師団であるCelere」
とありますから、そう考えても大丈夫でしょう。かな。

というわけで、砲の牽引・輸送には馬車やDonkeyは用いずに、
トラックで対処する方向で行ってみます。

では、いったいトラックはどんなものが使われていたのだろう?という思いが巡ります。
http://www.comandosupremo.com/forum/vie ... w=previous
イタリア軍で一般的に使われていたトラックの種類はわかるのですが、それがロシアで使われていたのかどうか。
すくなくとも、Protetto は微妙な感じですかね。

中型大型を問わず購入可能なトラックを準備するのは、
歴史的な雰囲気でいうと特に問題なさそうです。
ただし、TP Breda 32 はどうなのか。

ロシアでは砲を牽引するのにトラクターを使っていたという記述を読んだことがあるんですが、
どのサイトだったか・・・。もうすっかり忘れています。

Artillery の分類のなかでは、輸送車両とセットになった砲を購入できます。
その時輸送車両に選択肢はなく、Tp Breda 32 のみあてがわれます。
このことから、ロシア戦線でこれを使っても、まあ許容範囲じゃあないかなあという印象を持ちました。

ええと、ここまで書いてきてアレなんですが、わたしのリサーチは誤りが多々あると思います。
歴史的にそれっぽいという雰囲気を目指したつもりですが、その点に関してはご容赦願えれば幸いです。


ちなみに、第6ベルサリエーリ連隊のバッチを添付してみます。
ここには、「e vincere bisogna」とあります。意味は「We must win」だそうです。

う〜ん。相当なプレッシャーですな。 :wink:
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配置と作戦方針

Post by sato » 2006.Oct.19(Thu) 16:09

配置と作戦方針について

マップを眺めると、この地域がさぞ美しいものであろうことが想像できる。
真夏のウクライナの平穏な風景。
この戦争がなければ、それはもうのどかなものであろう。

イタリア軍配置エリアの背後には、ひまわり畑が広がっている。
これはあのソフィア・ローレンが夫を探す途中でみた光景であろうか。
右手には集落が見える。ここを抜けるとその奥にある操車場は近い。
真ん中の小高い丘の上には Onion Dome がある。
きっと、ここの守りは相当に堅いのではないだろうか。
その左手にもう少し標高の高い丘が広がっている。
あくまで直感だがここがこの地域の要所と考えた。

機動力に欠けるわが部隊にとっては、全戦線に渡って地味にこつこつと歩みを進める以外にないだろう。
予想される砲撃に耐え、確実に前進することが勝利への第一歩と考える。
だが、Onion Dome への正面攻撃は多大な損害が予想される。
そこで、この高地を奪えば Onion Dome 奪取のための部隊が側面を脅かされる心配はなくなる。
また、Onion Dome への側面攻撃のチャンスも生まれるであろう。
加えてVHの位置に関係なく高地を支配下に置くことは、
おのずと周囲を制圧することが出来るようにも思える。

もし仮に高地を抜けることができたなら、ソ連軍防衛線の背後に出ることも可能だ。
そこは開けた土地でわれわれの快速オートバイ部隊が活躍できる舞台である。
操車場と補給施設まで到達することも決して夢ではない。

ただ、気になるのは、われわれの戦力がソ連軍を圧倒できるだけの力を持っているか否かである。
歴史的にはこの戦区においてイタリア兵の勇敢さが称えられている。
だが、自分がそれを再現できるような才覚を持っているとは思えない。
ましてやソ連軍の指揮官は歴戦の猛者Nor司令官殿である。
ということは、自分の身の丈にあった作戦を忠実に実行するのが、
ゲームを壊さず最後まで緊張感を維持する唯一の策ではなかろうか。
よって、Onion Dome および集落の確保を最終目標として進出目標ラインを設定した。
操車場と補給施設の確保はあくまで努力目標である。


詳細な作戦方針は以下の通りである。

1. ベルサリエーリL中隊およびオートバイ中隊と主な装甲兵力をもってこの高地を奪取する。
その後右に進路を変え Onion Dome の左辺へ接近する。
この部隊は、今作戦の主力である。
支援兵力は 各種対戦車砲、対空砲、中迫撃砲 計6門。
装甲部隊の進路確保のため、工兵小隊もこの地区に配する。
砲兵連隊の支援により煙幕が張られ、進路はソ連軍の監視下にはないと期待される。
接敵予定は6ターンごろ。

2. ベルサリエーリR中隊は、中央から Onion Dome 方向へ進み左手のL中隊を支援する。
L中隊が高地を奪取した後には、Onion Dome に急速接近しこれを奪うこと。
Onion Dome への接近は12~15ターンと予想される。
20mm対空砲2門がその前進を支援する。

3. ベルサリエーリX中隊は、Onion Dome 南の緩やかな丘を目標とすべし。
攻撃開始は、R中隊と同様12ターン以降が望ましい。それまで隠密に速度を落として接近せよ。
ただし、1個小隊をもって、集落正面に急速に接近する必要あり。
北側の高地が主目標であることをソ連軍に察知されないための欺瞞行動である。
支援兵力として、セモベンテ1個小隊(4両)、対戦車砲および中迫撃砲8門が与えられている。

具体的な配置については図を参照されたし。
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各部隊の位置とその予定進路、および進出目標ライン
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戦闘経過 3ターン

Post by sato » 2006.Oct.21(Sat) 01:10

戦闘報告

第3ターンまで

非常に懸念されていた砲兵との連絡は意外にも良好である。
ここまで、盤外砲兵3個中隊のうち2個中隊と常に連絡が取れていて、
0ターンから連続して煙幕展開が可能になったことが非常に大きい。
これにより、L中隊は順調に前進することができた。

ソ連軍の砲撃を避けるため後方に配置されていた装甲部隊とオートバイ中隊はこの3ターンに前進を始める。
問題がなければ、高地への攻撃を6ターンに開始できるだろう。


現段階で、気がかりな点は2つある。

ひとつは、X中隊に先行する偵察兵が発見されていること。
2ターン開始時点で移動力の最大値が9になっていた。
ここは近い将来砲撃を受ける可能性がある。
そこで、その偵察部隊と背後にまだいるベルサリエーリ部隊は前進を中断し待機することにした。
砲撃に耐えられるようにするための処置だがその善悪はわからない。

もうひとつは、最右翼で前進を急ぐベルサリエーリ小隊が発見されたこと。
見つかった瞬間に反射的に一歩後退してしまったが、それが良かったのかどうか。
見つかったままにしていれば、陽動作戦の狙いの効果があったかもしれない。

ただ、発見されるのが少し早いとも考えた。
次のターンで集落前面に遅延0.5で煙幕展開を指示している。
これは、まだ川を越えていないセモベンテ小隊および 75mm IG への支援の意味だが、
この煙幕が、積極的な攻勢を右翼でも意図しているとソ連軍に錯覚させるきっかけになってくれることも期待している。
この煙幕展開が終わってから、威力偵察を行うという方法もあるだろう。
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3ターンの戦況図
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第4 ターン

Post by sato » 2006.Oct.22(Sun) 00:14

4ターン

ソ連軍の砲撃はまだない。
戦場はいたって静寂を保っている。

これまで、ロシア兵の姿はまだ見えないが、
この4ターンに高地の左側でそれらしき気配を感じた。
L中隊を先導する偵察隊が高地左辺へ接近を試みたところ
ソ連軍に発見された模様だ。
周囲を見渡すと、どうやら高地上の高さ30の荒地に何かいる。

ただ、この地点へ何か行動をおこすのはまずい。
迫撃砲で煙幕を張ったり盤外砲が砲撃を行ったり、
それはここがわが大隊の主攻撃軸であることを明らかにしてしまう。
高地正面に煙幕が張られたこと自体、疑わしいのだから
6ターンより前にこれ以上すべきではない。


高地への攻撃の準備は順調と言っていいだろう。
L中隊は高地手前まで一気に近寄る。

対戦車砲部隊はそれに追随して砲を高地に向けている。
これは不意の先制攻撃に備えるためである。
ソ連軍はわれわれが満足な対戦車火力を持っていないことをよく知っているはずで、
体制が整わないわが大隊を急襲する可能性がある。

装甲部隊とオートバイ兵も橋を渡って、対戦車砲の砲列の横に見ながら、
L中隊の後を追った。

準備は整った。
すでに高地前面には煙幕が張られているが、その向こうにも煙幕を展開する必要がある。
ソ連軍が高地に縦深陣地を築いていた場合への対処である。
目の前のソ連兵を攻撃するときに、その向こうから射撃されることは避けなければならない。
砲兵への指示は、遅延1.4で2個中隊が高地に煙幕を展開すること。
これで、ソ連軍5ターン終了時に煙幕弾が落ちる。

問題は、高地への事前砲撃だ。
5ターンに残りもうひとつの砲兵中隊と連絡がついてなければならない。
現在は連絡が途絶えている。
一か八かの賭けである。


Onion Dome のほぼ正面を進むR中隊は、ゆっくりと前進を続ける。
ほぼ皆1へクス移動。

朗報は砲兵観測員が Onion Dome を監視できるいい位置についたこと。
またそのすぐ後ろに司令部ユニットが到着したこと。
高地前面に張った煙幕はあと数ターンすると薄まってくるであろうから、
ここからは Onion Dome と高地の両方がよく見えるはずだ。

もうひとついいニュースは、ソ連軍がこれまで確認していた偵察兵を見失ってくれたこと。
これで、X中隊も皆前進を再開できる。
集落正面に展開した煙幕により、SMV小隊も橋を渡る準備をする。

ただ、最右翼を進むベルサリエーリ小隊は、集落正面で発見されたままであった。
結果としてこれはよかったかもしれない。
少しでもソ連軍の興味を引くことができただろうか。

そろそろソ連軍の砲撃が始まるのではないかと恐れながら
ターンエンドのボタンをクリックした。
だが、まだ何もない。
Onion Dome は静まり返ったままである。
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Turn 4 Italia
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第5 ターン

Post by sato » 2006.Oct.22(Sun) 16:04

5ターン

わが軍最初の戦死者が出た。
高地左でソ連軍の気配を感じていた偵察兵である。
それを迎え撃ったのは41年型T-34。

この高地の背後にはソ連軍戦車部隊がいる。
間違いない。

彼らの狙い予測できないが、
高地を奪おうとしているわれわれには非常に大きな障害であることは確かだ。
このことは今後の困難を率直に暗示している。
きっと高地はわれわれイタリア兵の血を求めているに違いない。
しかし、やり遂げなければならないのだ。

高地前面にL中隊は集結した。
L6小隊もSMV小隊もオートバイ中隊も。
砲兵は煙幕展開の準備を完了している。

ただ、事前砲撃はかなわなかった。
残っていた1個砲兵中隊とは連絡が取れず。

しかしながら、高地の正面ではそれほど抵抗を受けないのではないかと予測している。
少数の機関銃、対空砲、対戦車砲が巧妙に配置されていることだろう。
でも、歩兵部隊ががっちりスクラムを組んで守るような
そういった強固なものではないのではないだろうか。

Onion Dome や集落の防衛に歩兵戦力のほとんどをあてていて、
高地へ振り向ける余裕はないのではないだろうか。
ただし、地雷原は広範囲にあると予想している。
高地は後方への突破の足がかりとして重要だとソ連軍も考えているに違いない。

R中隊およびX中隊は、地味な前進を継続する。
右側の1個小隊は、まもなくソ連兵と接触するであろう。
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第6 ターン

Post by sato » 2006.Oct.23(Mon) 01:01

6ターン

高地に煙幕弾が落とされた。
これが前進の合図だ。
いよいよである。

L中隊は偵察兵の先導で高地を登る。
発砲は受けなかった。
ただ、どうも見つかっているようだ。
軽機関銃分隊が哨戒任務についているロシア兵を発見。
ベルサリエーリ分隊がこれを排除。
ほかにはロシア兵の姿は見えない。

しかし、そのロシア兵によりわれわれはしっかりと確認されてしまっただろう。
この高地を登ろうとしている部隊が1個中隊規模であることも、
ソ連軍の知るところとなった。

激しい砲撃があるだろうことを覚悟する。

次のターンにも前進を継続することを決意。
砲兵に支援砲撃を指示する。
高地上に2個砲兵中隊による射撃。遅延時間は0.5。

X中隊の右翼の1個小隊は鋭意前進を続けている。
おそらくソ連軍に視認されているはずであるが、
まだ射撃されてはいない。
高地がわが軍の主攻撃軸としての可能性が高いと認識されている今、
ここでも派手な動きを見せることは重要だろう。
少しでもソ連軍司令部に迷いを生じさせたい。

ターンを終了すると、激しい砲撃があった。
高地前面、ちょうどオートバイ兵やL6小隊などが出撃を待っている地点だ。
これから益々砲撃が激しくなるであろう。
われわれはこれに耐えねばならない。
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第7 ターン

Post by sato » 2006.Oct.24(Tue) 01:12

7ターン

高地正面では激しい砲撃が続いている。
重迫撃砲も加わった。
損害は死傷者3名。
釘付けになって動けない部隊も発生している。

L中隊はそれでも前進を続ける。
次のターンには高地の頂上に登る予定だ。
そのため高地のさらに向こうに煙幕展開の指示を出した。
100mm榴弾砲による高地への砲撃も継続する。
弾薬の節約のため2門のみによる射撃。

L中隊の右側面は迫撃砲による煙幕で Onion Dome から監視されるのを防いでいる。
L中隊を支援する迫撃砲部隊は、その射撃による硝煙で位置が確認されていると予想されるため、
対砲兵射撃を避ける必要から陣地を移動する。
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第8 ターン

Post by sato » 2006.Oct.25(Wed) 14:24

8ターン

L中隊は高地頂上へ登った。
抵抗がなかったことに少し驚く。
左手の小隊は600メートルほど奥に機関銃があるのを発見した。
高地右側では隠れていたソ連軍前哨を発見。これを排除。

これらのことから、この高地はソ連軍の防御拠点ではなく、
単なる警戒線の役割だったのではないかと想像できる。
実際、地雷原も高地の前面にはないようだ。

ということは、
この高地の向こう側にはわれわれの前進を阻む防御陣地があるに違いない。
それは奥行きを持った強固なもので、T-34 をはじめとする戦車戦力もあるだろう。
それは、高地を向こう側に下りるときに激しい抵抗を受けることを意味している。

オートバイ中隊の一部を用いて高地の向こう側へ威力偵察をすることも考えていた。
しかしながら、前述した機関銃が高地の奥に発見されたため、これを見送る。
高地左側から回りこんだ瞬間にソ連軍の激しい抵抗を受けるのではないだろうか。
ここで必要以上に戦いを起こすのはまずい。
当初設定した進出目標ラインにはほぼ達している。
あくまで作戦目標は Onion Dome と集落の確保であり、
予定通りその目標を目指すべきである。
副次的な目的のために戦力を分散させるのは適当ではないだろう。
この高地は、Onion Dome 奪取のための中継地として、
また、そのための側面防御の場所とすべきである。

高地の右手向こう側に煙幕展開の指示を出す。
高地の完全確保にはソ連軍の監視下から逃れることが必要だろう。
同時に、L中隊の2個小隊は移動目標の変更を行った。
目標は、Onion Dome 後方 〜 集落 方面である。
高地の制圧後 Onion Dome へ左翼から接近し、可能であればその背後へ進出したい。
目指すのは Onion Dome の包囲である。

高地頂上の手前まで 75mmIG を運んだ。
20mmAA も輸送途中である。
早急にこれらを高地に設置したい。
中隊の機関銃小隊もここに早めに連れてきたい。
そうすれば、高地は予想されるソ連軍の反撃に対し効果的にこれを受け止めることができるだろう。

だが、高地前面にはソ連軍の砲撃がずっと続いている。
中隊付属の軽迫撃砲や対戦車ライフル部隊の前進が遅れている。
そして機関銃も。

L6 および Semovente 小隊も砲撃を受けているが、まだ元気である。
これらは高地を通らずに Onion Dome 方面へ移動させたい。
そのためには高地の右手前にある橋を渡る必要がある。
ここは地雷原である可能性が非常に高い。
また、激しく砲撃を受けている場所でもあるため、
工兵による地雷探知作業は時間がかかるだろう。

この橋の先は、R中隊を先導する偵察兵が警戒任務についた。
R中隊の一部もまもなくここへ到着する。
あとは、工兵の作業次第だ。

気になっているのは、Onion Dome 右手に展開した煙幕がだんだん薄まってきたこと。
X中隊の一部はすでに視認されているだろう。
75mmIG を運んできたトラックも、Semovente 小隊も発見されているに違いない。
ここにもソ連軍の大規模な砲撃があるのであろうか。

ソ連軍の監視ポイントはなんとなく見当をつけている。
Onion Dome 右にある廃墟だ。
ここへ煙幕を投下して視界を遮るべきであろうか。
それとも、X中隊による攻撃のタイミングを早めるべきだろうか。
残念ながら、事前砲撃を行うための砲兵が足りない。
砲兵連隊との無線連絡はしょっちゅう途切れ、
また連絡が付いている中隊は高地方面への対応で余裕がない。
度重なる砲撃でソ連軍の砲兵陣地が明らかになっている今、
そこへ対砲兵射撃を実施する必要も生じているのだから、
実際問題、この Onion Dome 右で攻勢を前倒しする余裕はない。

もっともロシア兵との距離が近いと思っていたX中隊の右側は、まだ戦闘が始まっていない。
中立地帯はすでに越えてソ連軍支配地域に入っているはずで、
すでに彼らは見つかっていると考えられるのだが、まだ射撃を受けていない。
もう集落のVHまで300メートルほどである。
ここでも、ソ連軍は非常に奥行きのある防衛線を築いているのだろうか。

それを確認する意味でも、前進を継続する。
ロシア兵の気配を感じる建物に迫撃砲を落とし、それを合図に接近する予定だ。
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Turn 9

Post by sato » 2006.Oct.26(Thu) 23:43

9ターン

集落前面で戦闘が発生した。
初めてソ連軍の防衛線に達したようだ。

X中隊の最右翼で独立行動をとっていた Grassi 少尉の小隊は
ロシア兵と撃ち合いになった。
同時に中隊の機関銃および監視任務にあたっていた偵察兵も射撃を受け、
あわせて9名の死傷者が出た。

Grassi の小隊は小規模な反撃を行い、一部のロシア兵を押し込む。
ここで追撃するかどうか迷った。
すでに高地方面がわれわれの主攻撃軸であることが知られているだろうことから、
彼らの陽動作戦的行動にはあまり意味がなくなってしまったが、
もうひとつの目的である、接敵し防御陣地の状況を探ることにはある程度成功した。
集落前面におけるソ連軍の防衛線は、VHの直前で徴収兵により固められており、
けっして強固なものではないように思われる。
ということは、防衛線はかなり奥行きがあって、もしかすると地雷も組み込まれ、
奥に行くほど激しく抵抗を受けるような、非常に厳しいものであるかもしれない。
Onion Dome の防御も同様な構成なのであろうか。

そこで、Grassi 小隊は後退したロシア兵を追わずに、ソ連軍防衛線の探索を続けることにした。
少し右側に進み、VH側面および背後の状況を探ってみたい。


高地では、T-34 による反撃があった。
高地の右側を進んでいた小隊が攻撃を受け2名死傷。
この部隊はちょうど前のターンで、ソ連軍前哨を発見した部隊だった。

この T-34 は4ターンに高地左側で遭遇したものだろうか。
そうだとすると、ソ連軍は高地上にいるL中隊の動きを把握していて、
その動きに合わせながら行動しているのかもしれない。

75mmIG 45mmATG それから 20mmAA の高地上への配備を急ぐことにする。
T-34 の脅威からL中隊を守り、高地を確実に確保するためである。

L中隊は、けっして前進を急ぐ必要はない。
一歩一歩着実に進むべし。
12ターンに予定している Onion Dome への攻撃に間に合えばよい。
それまで、砲撃と T-34 の妨害に耐えるのだ。


前のターンにはそのままにしていたが、やはり Dome 南の廃墟が気になる。
X中隊本隊はもうすでにほとんど見つかっていると思われるから、
手遅れに違いないのだが、
その廃墟前面に迫撃砲の煙幕を落とすことにした。
このまま何もしないでおくのは、X中隊の中隊長に申し訳ない。


驚くべきことに、大隊司令部と砲兵観測員のいる建物に砲撃があった。
ここは Onion Dome をはっきり見ることができるいい場所だ。
きっと、Dome 正面にわれわれが煙幕を張らないことから
監視位置を割り出したのだろう。

幸い損害はなかった。命令ポイントも無事である。
今後も継続して砲弾が落ちてくることが考えられるものの、
ここから離れるわけにはいかない。
Onion Dome への攻撃にはここからの観測が絶対に必要なのだ。


Dome への攻撃の準備として、
ソ連軍砲兵陣地に対し、100mm榴弾砲中隊を用いて対砲兵射撃を実施することにした。
遅延時間は、1.5。
11ターンにソ連軍が行動した後で、砲弾が落ちる。
目的は、12〜13ターンにソ連軍砲兵に沈黙してもらうこと。
攻撃部隊の負担を軽くしようという狙いである。

この砲撃が成功するかどうかは正直に言ってわからない。
ソ連軍は機を見て陣地転換をするかもしれない。
そうすれば、われわれの狙いは外れる。

でも、実はソ連軍の砲兵陣地は固定ではないかと考えている。
ソ連軍砲兵陣地は位置が非常にいい場所であるゆえ、そこから動くということがあまり考えられない。
また、現在把握できている範囲では、ソ連軍の砲兵陣地は一箇所。
陣地転換のタイムラグを考慮すると、そういった砲撃が出来なくなるような
一瞬のスキを作りたくないはずだ。
それから、イタリア軍には対砲兵射撃を実施する余裕がないだろうという読みもあると思う。
イタリア軍の装備する 81mm迫撃砲では射程が届かないので、無線連絡が途絶えがちな盤外砲兵にその任務を期待するしかない。
そういう見通しも含んでいる可能性は高い。
それはもっともで、対砲兵射撃を頻繁に実施する余裕は事実ほとんどない。
無線連絡は非常にもろく確実性は全くないし、対砲兵射撃を行うと、最前線への砲兵支援を十分に行えなくなってしまう危険もある。

ただ、この12ターンはわれわれにとって特別であり、これを実施するならこのタイミングが適当ではないだろうかとも考えた。
今後対砲兵射撃を実施するチャンスはないような気がする。
最初で最後のチャンス、12〜13ターンの間に砲弾が降らない瞬間を作りたいのである。


ターンを終了すると、高地前面に再び砲撃があった。
相変わらず激しい。
L6 と Semovente のいる場所にどんどん砲弾が落ちる。
地雷探索のため動き出した工兵小隊の近くにも容赦なく落ちる。
画面を眺めながら、腹に力が入るのがわかった。
だが、僕が体をちじこませても、砲弾は落ちる。
吹っ飛んでしまうものは、吹っ飛んでしまうのである。
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Post by sato » 2006.Oct.31(Tue) 01:03

10ターン

前のターンに大きな勘違いがあった。
ソ連軍砲兵陣地に対する砲撃は、9ターンで遅延1.5の命令を出したのだから、
11ターンではなくて、この10ターンのソ連軍行動終了後に着弾する。
ということは、タイミングはやや早いけれども
砲兵連隊と連絡が取りにくい状況であることを考慮すると、
1ターン早めに砲撃を行うことはいいことなのかもしれない。

そんなことよりも、ゆゆしき事態があった。
集落に入っている Grassi 少尉の小隊が機関銃の射撃を受けて、
大きな損害を被った。
一度に7名も倒れ、その後分隊丸ごと吹っ飛んでしまった。
これでソ連軍の集落における防御陣地は深く、強靭であることがよくわかった。
Grassi 小隊は一時前進をやめ、現在地で待機する。
中隊本体の前進に呼応して再び行動することにした。

高地の前面では、
工兵部隊が高地前面の橋に地雷が仕掛けられていることを発見。
おそらく地雷撤去の作業は間に合わないだろう。
敷設した地雷の数が減り始めることから、
ここで除去作業をしていることが察知され、集中的に砲撃を受ける可能性もある。
装甲部隊およびオートバイ中隊は橋を避けて、小川を強行渡河することを決意。
激しい砲撃がある中で、小川の手前で停止し渡河の準備体制に入る。

Onion Dome への攻撃準備は着々と進む。
R中隊の一部、Torovato 少尉の小隊はこれまでずっと谷になった低いところを移動してきた。まもなく Dome の近くまで来る。
彼らは、まだ見つかってないはずだ。
正面攻撃の主力として期待している。

X中隊の本隊も、Dome 南側の丘に近づいた。

このターンで迫撃砲の射撃命令も伝えた。
Dome 正面に遅延1.4の指示。

次第に機は熟しつつある。
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Post by sato » 2006.Oct.31(Tue) 01:10

11ターン

大変なことになった。

ソ連軍は集落前面で戦車戦力を伴った反撃を行った。
規模は2両のT-34とロシア兵1個小隊か。
警戒中だった Grassi 少尉の小隊は全滅してしまった模様。

この地区で反撃があることは、まったく考えていなかった。
ソ連軍の反撃戦力は高地の向こう側にいて、われわれが高地を越えようとするのを
阻止しようとするのではないか。
そんなことばかり考えていた。
完全なサプライズである。

このことは、12ターンに行おうとしている攻勢に多大な影響を及ぼすだろう。
Dome 南側の丘に向けて前進しようとしている X中隊本隊は、
右側面を大きく開けたまま進まねばならない。
また、後方にいる迫撃砲部隊が襲われる危険もあるだろう。
安定した砲撃を前線に供給することができなくなる。

ソ連軍の戦車戦力が今後どう行動するのかわからないが、
X中隊の後方の突破・浸透を試みた場合、
イタリア軍すべての背後が危険となる。
大隊司令部そのものも命の心配をしなければならないだろう。

X中隊は予定通り攻撃を実施する予定だが、
それを支援する対戦車砲は現在地で待機し、
中隊の側面防御および後方への浸透を阻止するための戦力とする。
機関銃も Dome 南の丘には行かない。
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Post by sato » 2006.Oct.31(Tue) 17:50

12ターン

いよいよである。
待ちに待った12ターンが来た。

だが、状況は思わしくない。

相変わらずソ連軍の砲弾はひっきりなしに落ちる。
対砲兵射撃はまったく効果がなかったようである。
着弾地点を見ても、ソ連軍の砲兵陣地と思われる場所から、
わずかに右側にずれていた。

もっとも激しく砲撃を受けていたのは、
Dome 南側への攻撃を準備するX中隊だった。
中隊のいる真上に砲弾が落ちてきた。
予定通り前進を開始したものの、彼らに勢いはない。
ロシア兵の姿を確認できないまま
逆にわれわれが前進を始めたことがソ連軍に知られることとなった。
これは非常に不安定な状況である。
右側からソ連軍の反撃を受けていることもさらに状況を悪化させている。
セモベンテ1両が木立に引っかかり移動不能になった。
これも将来の困難を暗示している。

ただ、中隊の現在地が砲撃の目標となり、またソ連軍反撃部隊の攻撃目標ともなっていることから、
この場所でじっとしていることも難しいと考えた。

砲兵連隊とまったく連絡が取れなくなったことも、
華々しく始まるはずであった12ターンの輝きを奪った。
高地ではソ連軍の防衛線を確認しそれに対する攻撃を始めたが、
前進するにはもう少し視界を狭める必要があった。
Dome の背後に T-34 を確認しているし、
高地を向こう側に下ると、もうずっと先まで視界をさえぎる障害物はない。
機関銃や対空砲の格好の的になってしまう。

なんとか Dome 背後の墓地まで進路を開きたい。
そのためには砲兵の煙幕が絶対に必要なのだ。

このターンに、Dome 正面で Trovato 少尉の小隊が前進を始めたが、
ロシア兵の抵抗は無かった。
どうも Dome 正面は地雷原で、ここからの侵入はかなり難しいと思われる。
迫撃砲弾が Dome 前面に落ちたときに、地雷のマークが表示された。
これは Onion Dome の前にびっしりと地雷が埋められていることをにおわせる。
砲撃で判明した地雷は、連なった地雷原一部であるような気がしてならない。
ソ連軍が戦車を使ってまで、Dome 左側で激しい抵抗を見せていることも
これを示しているような気がする。
Dome を迂回させない鉄壁な機動防御である。

Dome を確保するには、この正面にあるだろう地雷原を避けて
側背面から攻撃するのがいいのだろう。

そのためにも、やはり Dome 背後の墓地まで行きたい。
そこから Dome 背後を攻撃するのだ。

正面から攻撃するはずであった Trovato の小隊は
Dome 右側へ向かってもいいかもしれない。
それは、現在まずい状況にあるX中隊を支援し、
何かひとつでも打開できるような、
そんな空気を変える働きができるかもしれない。
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Post by sato » 2006.Nov.01(Wed) 02:46

13ターン

高地にいる L中隊は再びソ連軍の反撃を受けた。
T-34 2両によるそれは多数の兵を倒し、われわれの勢いを削いでいる。
激しい砲撃も相変わらずで、L中隊はまだ前進できずにいる。
左側の Taglia 少尉の小隊だけが少し前に進んでみると、
T-34 2両と機関銃を発見した。
だが、今はこれに対し何か対応する力はない。

幸い、砲兵連隊の3個中隊と連絡がついた。
高地の向こうに遅延0.2で砲撃の命令を出す。
それから、もっと先に煙幕投下の指令も。
この煙幕によってやや戦場を限定できるだろう。
L中隊が前進できる環境が整いつつある。

そして、ずっと気になっていた X中隊前方にも煙幕弾の発射を指示した。
Onion Dome 左手にいる機関銃からの射撃で多数損害を出していたため、
それに対処するべく煙幕を求めることが優先されるべきだったかもしれない。
だた、X中隊の前にある集落に T-34 1両を確認したため、
これによる脅威に対処する方が重要だと判断した。

では、Dome 左側の機関銃に対してどう対処するか。
このターンで、R中隊の軽迫撃砲部隊がぐっと前進し前線との距離を詰めた。
これによる砲撃に期待したい。
それまで、Dome 左手では行動せずに待機し、
その砲撃の着弾を待って動くことにしたい。

Trovato 少尉の小隊は Dome に接近し
ソ連軍偵察兵を発見。これを排除した。
これで Dome 正面からのソ連軍の視界を奪ったと考えていいだろう。
その後、少し右に動いて Dome 右方向へと進路を変えた。
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Post by sato » 2006.Nov.03(Fri) 00:49

14ターン

高地にいる L中隊は再度ソ連軍の反撃を受けた。
左側の Taglia 少尉の小隊がその目標になった。
前のターンに前進しソ連軍の姿を確認した部隊だ。
T-34 2両の機関銃射撃により圧倒され、元の位置まで戻されてしまう。
大事な軽機分隊をも失う羽目になった。
ソ連軍は、これまでもそうだったが、
反撃を終えるとわれわれの視界から消えている。

だが、状況はそんなに悪くないように感じる。
砲兵連隊は、高地の向こう側800mほどのところに煙幕を落としてくれた。
高地右側にいると予想されるロシア兵に対しても、
75mm 榴弾を撃ち込んでくれている。

現在は再び砲兵連隊と連絡が取れなくなっている。
これは、このターンでの攻撃を延期すると、
次にチャンスが来るのはもっとずっと先になってしまうことを意味している。

回復に成功した Taglia 小隊はもう一度前に進んでみる。
T-34 2両と機関銃を発見。
高地からそれほど距離はない。

撃ち合いを始めてみると、
ロシア兵の小隊規模の集団も確認することができた。
一部は砲撃の影響で沈黙している。

中隊全体に前進の命令を出した。
L6/40 も Semovente も前に進む。
L中隊はまたひどく出血してしまったが、ロシア兵を押し返して
T-34 に肉薄することができた。
1両の L6/40 は T-34 に隣接している。 
射撃はほとんど当たらない。
突撃班は Gasolin bomb を投げる。
効果なし。
確か L6/40 の機関砲が命中したときだったと思う。
1両の T-34 から乗員が出てきた。
この作戦で初めての戦果らしい戦果である。
もう1両も運良く静かになってくれた。

ここで、初めてオートバイ中隊に攻撃命令を出す。
彼らは退却したロシア兵のへクスに侵入し発砲する。
このとき、残念だが一緒にイタリア兵まで撃ってしまう場面があった。

その後、オートバイ1個小隊を使って周囲を少し捜索してみた。
ロシア兵の姿は Mule Pack がひとつだけだった。
だが、他にもいるような気配を強く強く感じる。


この攻撃の終盤に、生き残っている T-34 をオートバイ兵で周りを囲む状況となった。
でも、オートバイ兵による近接強襲はしなかった。
どうもオートバイ兵の運用に関していろいろな意見があるようだ。
偵察任務以外でオートバイ兵を使うことを嫌う人もいる。
「オートバイ兵が戦車に対し近接強襲をするのはリアルではない」という
考えの人もいるようだ。
実際どんな運用がフェアなものとして認知されているのか把握していないのだけれど、
そういうリアルな雰囲気を楽しむ方向で、近接強襲を見送った。

この戦闘により、
高地付近にいるロシア兵をほぼ一掃できたのではないだろうか。
いや。
もしかすると、こういう状況になることはソ連軍も予想していて、
なにかこう、大きな待ち伏せがあるような雰囲気もある。
けれども単純に考えると、今の状況はつっかえていたフタが取れたように思う。
L中隊が墓地を目指して進むのを妨げていた壁を、やっと取り除くことができたような雰囲気である。

もう1両の T-34 がまだ残っていることから、
状況を楽観視することは危険だが、
わが大隊にとって事態は好転しつつあると考えてもいいだろう。
いや。そう思いたい。

Onion Dome に対する攻撃準備は順調である。
軽迫撃砲の照準を Dome 左手の、機関銃があると思われる位置に指定した。
次のターンの終わりに着弾する。
R中隊の一部は Dome との距離を詰めた。
機関銃のあるところまで150m。
幸い、その機関銃からの視認線は通ってなかったようだ。
明らかに機関銃の射界に入っていると思われる部隊は、
少し低くなった谷間で待機し、次のターンの命令を待つ。

Dome 右側に回った Trovato 少尉の小隊は、
ここで AT ライフル部隊を発見した。
X中隊の一部が排除する。

X中隊にとってこの発見情報は久しぶりの朗報であった。
彼らはソ連軍ターンに T-34 による反撃を受けて Dome 右手の丘から
追い出されていたからだ。
X中隊は、ここ何ターンかずっと同じ砲兵中隊の砲撃を受けている。
ソ連軍はその中隊の照準をほとんど変えていないのではなかろうか。
時々無線連絡が途絶えるのだろう。
一瞬静かになるときがある。
残念ながらそれは長続きすることはなく、また同じサイズの砲弾が落ちてくる。
たまに重迫撃砲弾が混じっているときがあった。
それはもうひどいものだった。
そういう延々と続く砲撃に耐えながらやっとの思いで上った丘から、
再び元の場所へ戻されてしまったのだ。

きっと、この AT ライフル部隊から見られていたために、
中隊の動きは逐一監視されていたのだろう。
ソ連軍はその情報を元に T-34 を使って反撃を行ったと考えていい。

だが、もう恐れることはない。
丘はソ連軍の監視下にはないと思う。
丘の右手、集落方向から視界は通っているから、
丘の右端は確かに見られていると思う。
けれども、Dome 右側あたりはもう心配しなくてもいいはずだ。


ターンをエンドすると、またソ連軍の砲撃が始まった。
高地、Dome 周辺、そして X中隊が追い返されたところにも砲弾が落ちる。
もうひとつ、X中隊のずっと後方、橋の近くにいた迫撃砲部隊に対しても
砲撃があった。
幸い、悪い予感がして左側の土手を150mばかり移動していた。
この砲撃から逃れられたのは、幸運以外の何物でもない。
残された運は、きっとあとわずかだろう。

彼らは3ターンほどずっと同じ場所にいた。
ソ連軍も対砲兵射撃を照準の選択肢に加えているのはこれで明らかになった。
やはり、じっとしていてはいけない。
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Turn 15

Post by sato » 2006.Nov.04(Sat) 03:22

15ターン

ソ連軍の T-34 を救い出す作戦はかっこいい。
前のターンで生き残っていた L中隊戦区の T-34 である。
まず、取り囲んでいたオートバイ兵に対し機関銃の射撃があった。
T-34 の退路が開く。
さらにほかの2両の T-34 が駆けつけると周囲のイタリア兵は完全に沈黙する。
完璧である。

われわれのオートバイ兵は大きな損害と抑圧を受けて、
すぐに行動することはできなくなった。
高地を下った L中隊と装甲部隊は一旦現在地でとどまり、
力をためる必要があった。
ただ、おそらくこの地点に対し砲撃があるだろうから、
ほんの少しだが、位置を修正しそれに備える。
一部のオートバイ兵は高地まで戻った。

このターンの主役は R中隊だ。
Onion Dome 左手で、攻撃を開始した。
前進してみると、ここは工兵小隊により守られていたことがわかった。
前のターンに指示していた砲撃の効果で、抵抗は少ない。
一気に押した。
一部のオートバイ兵も追撃に参加する。
これを止めたのは、2両の T-34 だった。
ちょうど Onion Dome を越えたところの街路樹のまた向こうにいる。
これ以上進めない。
T-34 の周囲にはまだ確認できていないロシア兵が多数存在する。
機関銃、対戦車砲もあるようだ。
前のターンの攻撃で L中隊は疲弊しているから、
側面支援はむずかしい。
迫撃砲の支援を再び要請して、次のターンでの攻撃に期待したい。

この R中隊の攻撃中に、重機関銃を発見した。
時速4kmで移動中。
これは Dome にいた機関銃ではないかと想像する。
われわれの攻撃開始のタイミングを察知して
後退したのであろうか。
この機関銃はわれわれの前進を3ターンほど止めていた。
その効果は絶大だった。
その後、速やかに後退して戦力の保全を図り、
近接戦闘の得意な工兵に防衛を任せる。
防御戦闘の妙を目撃した気がする。

Dome 左手の進捗状況に比べて、右側は非常に遅れている。
Trovato 少尉の小隊が迫撃砲弾の直撃を受けて、
まったく動けないことが原因である。
抑圧の除去にも失敗した。
ここはまだまだ時間がかかりそうだ。
Dome への迫撃砲の支援はまだ早いと判断し、
たまたま連絡がついていた砲兵連隊の野砲1個中隊の支援を指示した。
目標は Dome 右手の向こう側。

X中隊は再び Dome 右の丘に登った。
このあたりにいた T-34 が、高地方面への救援に向かったと思われるため、
ここで攻勢を行っても反撃は少ないだろうとの判断である。
丘の向こう側の斜面でソ連軍の防衛線と遭遇する。
Semovente も攻撃に参加させた。
ここは右側の集落から監視されているだろうから、
やや強引な攻撃だったとも思う。
けれども、この丘でも攻勢を始めたことを示すことが重要だと考えた。
高地方面だけではなく、ここでも圧力を加えることで、
ソ連軍はどこを反撃の焦点にしたらよいか迷うのではないだろうか。
そういったソ連軍の迷い、逡巡、ためらいに期待したい。

ターンを終了すると、的確なソ連軍の砲撃が始まった。
これまでもそうであったが、ソ連軍の砲撃は非常に正確である。
重要な部隊がいつも砲撃によって被害を受け、前進は遅滞している。
このターンでは、
Dome 左手の工兵部隊に照準を合わせていた軽迫撃砲が
砲撃を受けたのがいちばん痛い。
これは、R中隊の前進がまた遅れることを意味している。
Dome の制圧まで、まだまだ道のりは長い。
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