<おしらせ1>
またまた、いつの間にか掲示板がダウンしていたようですね。ログを見ると、およそ2年半ぶりの改修です。
この間、何度かメールでご要望があったようですが、この度ようやく重い腰を上げて掲示板を修復いたしました。
管理不行き届きで申し訳ありません。

<おしらせ2>
サイト管理を楽にするために体裁を変更しています。
本サイトのメインコンテンツであったSPWAWの解説記事は以下からアクセス可能です。
SPWAW解説記事一覧


<5分で調べたSPWAW界の近況>

びっくりしたことーその1「Depot リニューアル」
SPWAW界を長年牽引してきた世界最大のファンサイトSPWAW DEPOTが、昨年の4月に閉鎖、13年の歴史に幕を下ろしたようです。
と同時にDepotメンバーの一人 Falconさんが新たなサイトSPWAW DEPOTを立ち上げたようですね(笑)。
まあ、中心メンバーが入れ替わって、こじんまりした感はありますが、実質的にはリニューアルって感じですかね。
旧DEPOTの遺産は相続されているようで、今後ともがんばって欲しいところです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawdepot/

びっくりしたことーその2「砲撃要請画面ラグ解消」
マルチコアCPUが普及した頃でしょうか、ある程度以上のスペックのPCでは、砲撃要請画面で挙動がおかしくなる不具合がありましたね。
それが原因でSPWAWを離れた・・という方もおられたような記憶がありますが、どうやらこの不具合、ついに修正されたようです。
これもDEPOTメンバーのおかげみたいですね。Matrix Games 公認(というか黙認ですね)のもと 、本体ファイル MECH.EXE をいじることに成功したようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... -t277.html


というわけで、この機会にもう一度SPWAWをやってみようかな、と思われた方は次のリンクからダウンロードをどうぞ。
DEPOTで全てのファイルのホスティングも始めたようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... es-t6.html

【Blind DAR】 Nor vs. Sato in Serafimovitch 1942

戦闘状況・結果報告
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【Blind DAR】 Nor vs. Sato in Serafimovitch 1942

Post by Nor » 2006.Oct.13(Fri) 02:33

あ〜、サトさんはここ見ちゃダメよ。見てない?じゃ、始めます。 :cool:


え〜、現時点ではまだ対戦は始まっておりません。現在、後攻の私が編成&配置を終了してファイルを送ったところです。サトさんの配置が完了したらそのまま第一ターン開始とあいなります。というわけで、私は配置まで完了しているのですが、その詳細について公表するには少し時間がかかりそうです。

まずは編成前の能書きなどをお楽しみください。いや、楽しくないってのはナシで。 :pirat


【歴史的背景】
セラフィモヴィッチはスターリングラードの北西約130kmにあるドン河沿いの街です。1942年6月末に独軍のブラウ作戦が開始され、ドン河南部のソ連軍はことごとく敗退します。しかし、スターリングラードに向かうドイツ軍には長大なドン河南岸をカバーできるほどの後方支援部隊はなく、戦線を縮小するために湾曲する河岸沿いの防御はあきらめて直線的な防衛線を敷かなければなりませんでした。ソ連軍はこの機を逃さず直ちに反撃に移り、盛んにドン河を超えて橋頭堡を広げようとしました。セラフィモヴィッチもそんな戦いが行われた場所のひとつでした。


【ソ連軍歩兵部隊】
42年7月中旬の時点でセラフィモヴィッチにいたのは第304狙撃師団で、30km離れたクレツカヤに第278狙撃師団がいたようです。7月28日、A.I.ベロフ大佐率いる第124狙撃師団の一部がセラフィモヴィッチに入り、橋頭堡を広げるべく前進しました。30日には、第63狙撃師団の2個連隊も同様に進出しています。8月上旬のソ連軍の攻撃はことごとくイタリア軍に封じ込められたようですが、中旬以降はソ連軍も頑張り、一進一退の攻防の末、結果的には橋頭堡拡大に成功したようです。8月にセラフィモヴィッチ周辺にいたソ連軍は、ほぼこの4個師団だけのようなので、各師団の編成を調べてみました。

<第63狙撃師団>
226,291,346歩兵連隊 26砲兵連隊 10榴弾砲連隊 273独立対戦車大隊 109/347対空中隊 170工兵大隊 53偵察中隊 175迫撃砲大隊
<第124狙撃師団>
406,622,781歩兵連隊、以下不明
<第278、304狙撃師団>
全く不明

というわけで、第63師団以外はほとんど何もわかりません(泣)。しかし、番号の大きい師団は敗残部隊(ブラウ作戦のせいで事欠かなかった)の寄せ集めによる急造師団でしょうから、戦力も装備も期待できないことはほぼ確かでしょう。


【ソ連軍戦車部隊】
セラフィモヴィッチ周辺にどんな戦車がいたのかは、断片的な資料しかなく決定的な証拠はほとんどありません。これらから推測できる戦車の種類をまとめると次のようになります。

・KV-1、T-34、T-70、T-60、T-26、BT-7、M3 Lee

一番興味深いのは、レンドリースのM3中戦車があった可能性ですが、ソ連側の各種レンドリース記録を調べても裏は取れませんでした。KV系の重戦車がいたという記述は、イタリア側資料にある(イタリア兵は手製の火炎瓶で重戦車を含む戦車10両を破壊した)のですが、時期と場所が明確ではありません。その点、一番確かなのはT-34があったという記録です。

問題はどのくらいの数があったのかですが、イタリア側資料では約50両という数字が挙がっているようです。ソ連側資料では、セラフィモヴィッチには第21軍に所属する第652独立戦車大隊がいたことが兵士の手記で明らかになっています。この大隊は定数30両(T-34×20、T-70/T-60/T-26/BT-7×10)で、8月11日の時点で少なくともT-34を7両保有していたことがわかっています。

イタリア軍の8月の戦闘報告では、合計47両のT-34を撃破したことになっており、数が食い違うのですが、イタリア兵も興奮してただろうし、ロシア兵は戦車を修理しながら戦ったという記録があるので、まあ良いことにしましょう(笑)。


【イタリア軍の活躍】
伊軍についてはあまり調べていませんが、ソ連軍とは比較にならないほど豊富な情報があるようです。というのも、イタリア軍はこのセラフィモヴィッチ周辺の戦いでいくつもの素晴らしい戦果を挙げているからです。そのうち最もよく知られる(少なくともイタリア人には)ものは、サヴォイア騎兵連隊の活躍です。8月24日、約600名の同騎兵連隊は、3個大隊約2000名のソ連歩兵陣地に対して「アヴァンティ、サヴォイア!」の号令一下果敢な突撃を敢行し、2個大隊をほぼ殲滅、1個大隊を敗走させるという大勝利をあげ、捕虜500、重砲4、迫撃砲10、機関銃50を捕獲しています。セラフィモヴィッチ戦全体でみても、イタリア軍は1700名の損害を出しながら捕虜1600をとっています。イタリア軍的には、誇るべき大勝利と言えるでしょう。


【イタリア軍戦力】
場所や時間を指定した上で史実重視の編成を行うということは、戦闘に参加した部隊がある程度特定できてしまうわけで、その気になれば対戦相手の編成もかなり予想できてしまいます。実際の戦場では、敵部隊の概要や一般的な装備はある程度わかっていたでしょうから、このこと自体は特に不公平ではないでしょう。でもあまり調べすぎると対戦の興が削がれるので、最低限必要なことだけを調べてみました。

<戦車>
L3豆戦車、L6軽戦車、47mm砲装備のセモベンテ
<対戦車火器>
20mmゾロターンATR、20mmAA、47mmATG
<主力歩兵>
ベルサリエーリ連隊

というわけで、戦車系ははっきり言ってショボイことがわかって一安心(笑)。しかし、中隊以上の規模で攻めてこられると軽戦車といえどもあなどれません。それに歩兵は最優秀のベルサリエーリ(狙撃兵)で、これが大隊規模で来るとどう対処していいのやら。おまけにこの部隊は自動車化されているはずなので、足の速さを活かして速攻をかけられると、我がソ連軍としてはかなりツライ展開になりそうです。上述の騎兵連隊の使用については、サトさんも悩みどころでしょう。高視界で遮蔽物の少ない今回のマップで、騎兵が史実で見せたような活躍ができるかどうか。もう一つ、変わった部隊としてはクロアチア義勇連隊もこの戦いに参加しています。
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Post by STRAND » 2006.Oct.13(Fri) 15:15

意外と、ゾロターン対戦車銃はあなどれませんよ。
Size0と発見は困難で、400mくらいからバシバシ当ててきます。

チハたんも、かなり苦戦・・・え、比較にならない?w
T−26を除く軽戦車にとっては、脅威になるはず・・・

特に、サトさまは対戦車砲の使い手ですから、さらに機動力の良好な対戦車銃なら・・・?
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編成!の前置き

Post by Nor » 2006.Oct.14(Sat) 12:38

STRAND wrote:意外と、ゾロターン対戦車銃はあなどれませんよ。
Size0と発見は困難で、400mくらいからバシバシ当ててきます。
うんうん。確かにスイス製だから性能はよさそうだし、20mmは当たるとかなり痛そうですね。サトさんが使うとなおさら・・ってのも納得です。しか〜し、我が軍には戦車も車両部隊もほとんどいないので、実はあまり脅威にはならないだろうと思っております。 :cool:

というわけで、ようやく編成について、いやまたも前置きです。 :porc


【理想的なソ連軍編成?】
史実を全く考慮しない場合の理想的なソ連軍の編成は、概ね次のようなものでしょう。120mm以上の大口径盤外砲やカチューシャを大量に揃え、12.7mmDShK重機関銃と37mmAAで遠距離から歩兵と装甲車をなぎ倒し、76mm ZiS3対戦車砲のPAKフロントで主力戦車を狙い撃ち、若干のKV-1と大量のタンクデサントT-34で蹂躙すると。おまけに親衛歩兵や工兵まであれば怖いものナシです。もうちょっとマニアックにやるとしても、76mmATGを減らして45mmとモロトフ投擲部隊を追加したり、モロトフ装備の歩兵を大量に並べてみたりといったところでしょうか。

確かにここに挙げたような兵器を使うのは赤軍プレイの醍醐味なのは間違いなく、海外の対戦でも頻繁に見かける兵器なのですが、今回はもうちょっと史実を考慮した編成にしようと思います。といっても、肝心の第304狙撃師団についてはな〜んにもわからないので、1942年当時の一般的な編成を参考にするしかありません。


【狙撃大隊の編成】
http://www.bayonetstrength.150m.com/Red ... talion.htm

このページを参考に、1942年度の赤軍狙撃大隊の編成をものすごく簡単にまとめると、だいたい以下のような感じです。

<狙撃大隊>
・司令部
・対戦車ライフル×9
・機関銃(Maxim or SG43)×9
・82mm迫撃砲×9
・45mm対戦車砲×2
・歩兵中隊×3
  支援火器Maxim機関銃
  50mm軽迫撃砲×3

基本的に41年の編成があらゆる面で縮小されているのが特徴ですが、42年から大隊付属の45mm対戦車砲が追加されたこと、機関銃中隊は従来のMaxim m1910からSG43に置き換わりが始まったことは注目点です。また、この時期の主力対戦車兵器はATRだったことも無視できません。↓の表を見ると、確かに42年から急速にATRが普及していることがわかります。この時期のATRはモロトフとともに、実際に役に立ったかどうかはともかく、対戦車砲配備の遅れを埋める緊急リリーフ的存在だったようです。

http://rkkaww2.armchairgeneral.com/stru ... staff1.htm

もう一点、ソ連軍の最強重機関銃でありSPWAWのソ連プレイでは欠かせないDShKについては、残念ながら歩兵大隊には配備されていません。DShKはもともと対空用で、専ら対空部隊に配備されています。対空部隊は歩兵師団か戦車旅団単位、あるいは自動車化・機械化部隊に配属されることが多く、一介の歩兵大隊に配備されることは少なかったでしょう。

砲兵については、歩兵大隊に配備されるのは82mmと50mm迫撃砲が各9門だけです。ゲーム的には最も使い勝手の良い120mm迫撃砲はあくまで連隊の管轄で4〜8門程度配備されたようです。ついでに歩兵連隊には、76mm歩兵砲×4、45mm対戦車砲×6、SMG歩兵中隊、ATR中隊(27挺)も配備されていました。

もう一つ上の単位の師団になると、ようやく砲兵が登場します。それでも通常の師団砲兵(砲兵連隊:AR)の装備は76mmと122mmで、さらに大口径の152mmなどは榴弾砲連隊(HAR)にならないと持っていません(↓参照)。また、工兵や偵察部隊も師団直轄部隊となります。

http://rkkaww2.armchairgeneral.com/stru ... divart.gif


【編成コンセプト】
以上全てを参考に、ようやく今回の編成を考えます。ただし、史実重視の編成といっても、購入ポイントなどゲーム上の制限はいろいろあるので、全く史実通りというわけにはいきません。そこで簡単な編成コンセプトを決めることにします。

Code: Select all

<コンセプト>
1.主力は狙撃1個大隊程度(戦力1/3減)
2.砲兵はやや手厚く、歩兵は数多く、戦車は少なく
3.装備は極力旧式に
以上3つのコンセプトは、今回の主役である第304狙撃師団は、おそらく敗残部隊の寄せ集めで構成された急造師団で、不足分は臨時徴集兵が充てられただろうという推測に基づいています。つまり、歩兵の頭数だけはどうにか揃えたが、装備はどれも最低で、各種支援部隊も定数を満たしていなかっただろうと。例えば、迫撃砲が全く無かったなんて可能性も充分考えられますが、それを言い出すとキリがないので、一つの目安として定数の1/3減という指標を設けます。

1個大隊を基準戦力とするのは、SPWAWのスケール的にも購入ポイント(2000pt)的にも適してるからです。戦力1/3減の歩兵大隊を編成し、残りのポイントで各種支援を付ければ、歩兵が多めで戦車は少ないという「何となく末端のソ連軍っぽい」諸兵科連合部隊が表現できるでしょう。

砲兵に関しては、この時期には砲兵連隊も縮小改編されており、へなちょこ大隊の防衛線に大口径砲の支援が投入されるとは考えにくいので、野砲支援の上限は76mmクラスとします。その代わり、迫撃砲に関しては大隊砲の82mmと連隊砲の120mmをなるべく手厚く配備する方向で考えようと思います。

戦車に関しては、ごくわずかな支援とします。セラフィモヴィッチ戦を含むドン河橋頭堡の戦いでは、第22戦車軍団をはじめとしてそこそこの規模の戦車が投入されたようですが、今回の対戦では500点分の戦車しか買えないのでそれを再現するのは無理です。したがって、戦車はあくまで歩兵支援として、また唯一の機動戦力として防衛用に使うことにします。
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編成発表!

Post by Nor » 2006.Oct.17(Tue) 02:24

【編成表】

<砲兵>(制限:2000×20%=400pt)
・1×OS SO 76.2mm Bty(171pt)
・3×SO Hvy Mortar(60pt)
・3×SO Mortar Sqd(63pt)
・3×SO Mortar Sqd(63pt)
小計 357pt

<砲兵支援>
・1×Fwd Observer(21pt)
・2×Ammo Carrier(68pt)

<装甲>(制限:2000×25%=500pt)
・2×T-34 M41(150pt)
・2×T-34 M41(150pt)
小計 300pt

<歩兵>
・1×SO Btln HQ(200pt)
・2×Rifle Company(359pt×2)
  1×SO Company HQ
  (歩兵3個小隊)
  3×SO Platoon Ldr
  12×SO Rifle Sqd
  3×SO MMG Sqd
  (ATR班)
  3×SO ATR Team
  (重機班)
  2×SO HMG Sqd
  (支援軽迫)
  1×SO Lt Mortar Sq
・1×Conscript Plt(55pt)
  1×SO Platoon Ldr
  4×SO Conscripts

<各種支援>
・1×Engineer Plt(77pt)
  4×SO Engineer Sqd
・2×45mm ATG M32(34pt)
・2×45mm ATG M32(34pt)
・3×SO Mol Launcher(12pt)
・2×SO MMG Sqd(30pt)
・3×SO Scout Team(18pt)
・3×SO Scout Team(18pt)
・2×SO Mule Pack(8pt)
・2×SO Mule Pack(8pt)

<障害物>(制限:2000×2%=40pt)
・4×Mine 5(計20個)
小計 40pt

<総計>1998pt



【編成解説】

<砲兵について>
大隊に9門配備される82mm迫撃砲は6門としました。コンセプトの1/3減ルールです。次に、連隊から120mm迫撃砲を3門借りました。史実での82mm迫とのバランスを考えるとこれはちょっと借りすぎで、本来なら1門程度にしておくべきでしょうが、ここはゲーム性と砲兵制限ポイントをできるだけ活用するという意味で自分に甘くしました(笑)。最後に、必殺技の砲弾増加盤外砲として76mmFH中隊を師団砲兵から借りました。通常の盤外76mm砲は30発前後しか砲弾を持っていませんが、増加型は100発持っています!その代わり、お値段の方もきっちり3倍増になりますが・・。

砲兵のポイント制限に含まれるものは以上ですが、これ以外に歩兵中隊付属の50mm迫撃砲が2門あります。史実(9門配備)を考えるとこれはちょっと少なすぎで、別に3門ほど買うべきだったかもしれません。が、これもまた他との兼ね合いもあるのでゲーム性優先です。


<砲兵支援について>
盤外砲を買ったためにFOが必要になりました。さらに弾薬補給トラックを2両も揃えるという凄い贅沢をしました。これは、25ターンゲームの最後まで弾数を気にすることなく砲撃を続けるという作戦に基づくものです。この豊富な弾薬で、ただひらすら砲身が割れるまで撃ちつづけるべしというソ連軍っぽい砲兵運用を目指します(笑)。いっそ盤外砲ナシでいこうかとも考えたのですが、さすがにそれはリスクが大きいのでやっぱり止めました。あとは迫撃砲陣地が敵の砲撃に晒されないことを祈るばかりです。


<戦車について>
当初、ネタとしてレンドリースのM3中戦車を買う方向で検討していましたが、全くウラが取れなかったことと、ゲーム上での値段が高すぎる(KV-1より高い!)ことを勘案して土壇場でヤメにしました。代わりにKV-1を買おうかと思いましたが、それも何だか貧乏人の一点豪華主義みたいで気に入らないので、素直に存在が確認されているT-34を買うことにしました。数量は、8月11日に7両いたことがわかっているので、1/3減ルールに基づいて4両とします。さらに装備最弱ルールに基づいて、最も旧式のT-34 M41を購入しました。購入制限ポイントを200点も残したことについては不安が残りますが、まあ今回は歩兵大隊主力ということで諦めましょう。


<歩兵について>
これも当初は、歩兵中隊と徴集兵中隊を1個ずつにしようと思っていたのですが、ゲーム上のベルサリエーリの装備を見て愕然としたので止めました(笑)。結局、歩兵2個中隊と徴集兵1個小隊を購入しました。まず1/3減ルールで正規歩兵は2個中隊。不足分は徴集兵1個小隊で補充したという想定です。

歩兵中隊の選択可能な装備はATR以外は全て最弱にしました。つまり、歩兵分隊はトカレフもモロトフも持っておらず、支援重機はDShKではなくマキシムです。モロトフを持たない赤軍歩兵は史実に沿っているのか?とも思いますが、対戦車ならともかく、対歩兵でモロトフを投げまくるのもちょっとアレな気がするので、今回はモロトフ無しとしました。敵歩兵がエリート属性を持つベルサリエーリであることを考えると、はっきりいって大冒険です(笑)。

ホントはATRについても、モロトフ投擲部隊を買う方がコストが1/3になって(多分効果もあまり変わらない)嬉しいのですが、この時期のATRは赤軍対戦車兵器の要であり、史実重視を謳うからにはここだけは譲れません(泣)。歩兵を2個中隊買ったので、史実で大隊に9挺配備されたATRは1/3減ルールの6挺分揃いました。


<支援部隊について>
さて、ここまではかなり史実の歩兵大隊の編成を意識してきたのですが、このまま戦うとあらゆる面で猛烈に弱そうなので(笑)、ここから先はゲーム性を優先した補強を行います。

この戦いで我が軍が最も悩むのは、最低2個中隊は来るであろうベルサリエーリをどう撃退するかです。歩兵同士だと距離を取って撃ち合っても絶対負けるだろうし、接近戦でもモロトフを持ってないので勝ち目は薄そうです。

そこでまず歩兵支援火器です。選択肢は機関銃か歩兵砲ですが、76mm歩兵砲は連隊装備であり射撃効率も悪く手軽に運べないので、使いやすい機関銃を選択します。我が部隊は必殺のDShKを配備してないし、マキシムでさえ大隊定数9挺のうち4挺しか持ってないんだから、SG43を2挺買うのは当然です(誰に開き直ってるんだ?!)。これで機関銃も数だけは1/3減ルールの6挺(マキシム×4・SG43×2)になりました。ついでにマキシムからSG43への移行期だったことも表現できてとても満足です(笑)。

これで遠距離戦なら少しは何とかなりそうです。しかし、1HEXを争う接近戦になると我が歩兵はイタリア軍のお株を奪うようにすぐ敗退してしまいそうです。今回は地形や機動力の問題から一旦退いて再度前進したり、最初から引いて戦う作戦は無理そうです。やはり守るべき重要拠点は、一歩も退かずに守らなければ話になりません。そこで工兵小隊です。師団直轄部隊は極力使いたくなかったのですが、最初から地雷を敷設するつもりだったので、工兵を買えばそのへんの辻褄もあって良い感じです。ハイ、以上全て言い訳でゴザイマス(笑)。

次に必要なのは対戦車火器です。これも中隊以上の規模で来るかもしれない敵戦車を、戦車4、ATR6、モロトフを持たない歩兵で止めるのは不可能そうです。やっぱりATGを買わせてください(誰に頼んでるんだ?!)。ここは1/3減ルールを無視して、45mmATGを4門購入します。大隊配備分+連隊(6門配備)から2門借りたという想定です。その代わりと言っては何ですが、ここでも装備最低ルールを適用して最も旧式のM32にしておきます。さらにコストパフォーマンスを重視して、モロトフ投擲部隊も一つ買っておきます。通常歩兵はモロトフ持ってないんだから、これくらいのささやかな贅沢は許してください(誰にお願いしてるんだ?!)。

偵察部隊も忘れずに買います。Delay側の我が軍は基本的に動かずに監視するだけなので、見つからないことを優先して2名編成の斥候班を2つ買っておきましょう。これは師団の偵察中隊から借りてきたと考えるよりは、大隊歩兵の一部を偵察任務に付かせたと考えるほうが妥当でしょう(誰に言い訳してるんだ?!)。ホントは史実の面(小隊司令部に狙撃兵1名が配置された)でもゲーム的にも狙撃兵を買いたいところですが、ちょっと高くて手が出ません。ああ、貧乏ってつらいな。

余ったポイントで買えるのは、もはやロバ隊だけです。しかし、これは45mmATGの輸送手段としてはあらゆる面で最適といえるでしょう。ソ連軍といえどもATGの運搬にはかなりトラクターが使われたようなのですが、この時期のこの地域では自動車両もかなり不足していたと考えて間違いないでしょうから。ああ、貧乏って(以下リフレイン・・)。


<地雷について>
これは最初に制限ポイント一杯の40点分(20個)を購入しました。我が極貧狙撃大隊が戦線を維持するには地雷が不可欠と判断したからです。この地雷は、師団から派遣された工兵小隊があらかじめ敷設していたという脳内設定です。セラフィモヴィッチで地雷が使われたかどうかは定かではありませんが、この部分の史実性は最初から完全に無視です(笑)。



【まとめ】
以上の編成で、購入ポイント2000ptのうち1998ptを消費しました。ま、全体的に良い買い物ができたんじゃないでしょうか。とりあえず、史実重視といいながら実態はこんなもんだという良い例(悪い例?)にはなっていると思います。

当初予定した、狙撃大隊を基幹に編成するという方針は概ね達成されたと言えるでしょう。連隊装備から借りたのは、120mm迫撃砲×3、45mm対戦車砲×2で、師団から借りたのは、FO、76mm盤外砲中隊、弾薬補給車、工兵小隊です。さらに、付近にいた第652独立戦車大隊の残余であるT-34×4が、同じ第21軍のよしみで協力してくれたと都合よく解釈しましょう。

編成コンセプトとして掲げた、戦力1/3減、装備最低ルールもだいたい適用できました。これで敗走を重ねながらも、何とか戦力をかき集めて踏みとどまろうとする必死の赤軍が表現できたと思います。歩兵のモロトフを無くしたのはすご〜く気になる部分ですが、時期的・場所的な史実要素を考え合わせると、「う〜ん、ホントにこんな部隊があったかもしれない」と思えるような、なかなか趣のある編成になったと思います。

でもまあ、これで対戦に勝てるかどうかっつーのは全然別の話であります。先述した「理想的な編成?」と比べると、大口径盤外砲ナシ、DShKナシ、AAナシ、ZIS3ナシ、KVナシ、親衛ナシ、歩兵のモロトフさえナシと、実にナイナイづくしでこれぞ貧乏!といった編成です。使えそうな手駒はT-34と工兵だけ。敵に性能で勝る兵器は戦車だけ。我が部隊にあって敵にないのは地雷だけでしょう(笑)。
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赤貧大隊整列之図
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配置

Post by Nor » 2006.Oct.18(Wed) 17:16

さて、いよいよ配置でございます。かなり控えめに言っても、DelayやDefend陣営は購入と配置で戦闘の行方が五割は決まってしまうくらい重要な段階です。特に今回の我が軍のように機動力皆無の部隊ならば、初期配置の失敗を戦闘開始後に取り返すことはほぼ不可能です。したがって、防御側はこの配置にかける時間をケチってはいけません。どうせゲームが始まってしまえば、ほとんどやることはないのですから。配置を始める前にじっくり作戦を練りましょう。


【マップ概観】
まずはMapthingで抽出した添付マップをご覧ください。細い赤線が我が軍の開始ラインです。このラインより右側、マップの約半分が我が陣地でVHも全て陣内に存在します。VHは4個ずつ5群に別れ、一群が500点相当です。唯一の例外は中央にそびえる教会で、ここは5個のVHがあって合計620点です。

ちなみにこのマップは"Onion Dome & Sunflower"という名前で、ブサイクに訳すならば「ネギ坊主教会とヒマワリ畑」くらいでしょうか(笑)。中央にある教会がイスラムのモスク風な建物で、これがオニオン・ドームでしょう。場所はロシアなのでロシア正教会と考えるべきでしょうが、どちらにしてもこの時代にはほとんど表立った宗教活動はしてないはずです。ヒマワリ畑はMapthing上では見えませんが、マップ左側に一面のヒマワリ畑風グラフィック(実態はただの開豁地)が配置されています。

マップを一目見れば分かるとおり、中央部には縦長の巨大な高地が配置されています。北部にある最高地点は高度30で、だいたい四方を見渡すことができます。これより一段低いのが高度20の高地で、中央部の教会はここに立っており、建物の高さを入れると高度30になります。高度20の高地はさらにマップ南側1/3くらいまで続いています。高地の南側、マップ最南端は木造建物が点在する集落になっており、鉄道と二級道路が通っています。その右上(北東)にも集落があり、さらに右側には鉄道駅舎や農場があります。これら中央高地の東側一帯はほぼ全てが開豁地で見通しは抜群です。

敵の開始ラインは南北にはしる川の東岸沿いにあり、この川岸は崖などが多いので大部隊が集結できる地点は少ないのですが、その気になれば最北端から最南端まで配置可能です。また、川岸は全て低地になっているので初期配置地点を発見することは不可能です。双方の開始ラインの間にある無人地帯は、ほとんど遮蔽物の無い開豁地です。わずかに数本のワジ(枯谷)が双方の開始ラインを結んでいるだけです。

というわけで、このマップは中央部を貫く高地がキモであることがわかります。今回は視界25という高視界条件なので、高地を押さえる利点はアリアリで、逆に敵に高地を取られると戦力差も重なって一方的にやられてしまいそうです。


【高地利用方針】

<高地は有効か?>
このマップをAIと戦うなら作戦もヘッタクレもありません。視界の良い高地西側沿いにユニットをズラリと並べ、接近してくる敵を連続砲撃と機関銃・対戦車砲で片っ端から叩いていき、それでも高地に取り付いた敵は歩兵と戦車で叩き落すだけです。発見されないよう射撃回数だけ気をつければ砲撃も受けないので、戦力差など気にならないくらい一方的な戦いができるでしょう。唯一、シブイ戦いになるのは南集落付近だけでしょう。

しか〜し、対人戦ではこんな作戦ともいえない作戦は全く通用しません。明らかに敵が大勢待ち構えている高地に向かって何の遮蔽物もない開豁地を黙々と前進するのは、懲罰部隊か赤軍歩兵の運用をシミュレートしたい物好きだけでしょう。対人戦ではこういう場合、まず間違いなく誰もが高地沿いに煙幕を張ってきます。当然ですね。少なくともサトさんなら絶対に盤外砲で0ターン目から煙幕を張ってくるでしょう。この点はかなり確実だと思われます。

攻める方としては、大々的に煙幕を展開することによって高地からの一方的な攻撃を避け、できることなら部隊の規模や進撃路さえわからないように前進したいはずです。で、主力部隊が無傷で高地の麓に取り付いた頃に煙幕が晴れ、後方には遠距離から高地制圧を支援できるAA・ATG・HMGなどがバ〜ンとIn-Coverで布陣完了!というのが理想でしょう。こうなってしまうと、もともとの戦力差もあって高地を守るのはムリムリです。

では、どうすべきか?それでも高地前面(西側)の視界の良い地点に遠距離攻撃できるユニットを配置し、それを近距離で援護する部隊を配置する作戦に賭けるというのも一つの考え方でしょう。これだけ大きな高地を、視界25という条件の下で数ターンの間、全面に渡って完璧に煙幕で目隠しをするのは至難の業なのは確かです。配置を工夫したり、偵察部隊を端っこだけ前進させたりすれば、先手を取ることも不可能ではないでしょう。敵主力がある程度接近した瞬間に、逆にこちらから敵を分断するように煙幕を張るという手も有効かもしれません。しかし初期作戦としては今ひとつ妙味がない。最初から一か八かに賭けるのは上策とは言えません。それはそれで赤軍らしいとも言えますが、この時期の赤軍は2回の夏季攻勢を受けて少しずつ賢くなっているはずです。


<高地陣地の限界>
仮に敵が煙幕を一切張らないと仮定してみましょう。こちらは序盤の数回は有効な攻撃が加えられるでしょう。しかし、AIは敵の姿が見えない限り攻撃をしてきませんが人間は違います。だいたいの火点がわかれば砲撃を加えてくるし、姿が見つかればそれこそ袋叩きにあいます。高地からは広い範囲が見渡せる分、多くの敵から集中攻撃を受けてしまいます。こうして貴重な機関銃や対戦車砲を次々に失っていけば、すぐに勝ち目はなくなってしまうでしょう。

つまり、煙幕があろうがなかろうが、砲撃力を含めた総合戦力で最初から負けている我が軍は、高地からの直接攻撃は多用できないのです。高地の利をいかして攻撃するとしても、わずかにピンポイントでの狙撃や一撃離脱が精一杯でしょう。高地上に陣地を構えて踏みとどまるというのは、Entrenched体勢が取れるDefend戦ならまだしも、In-CoverしかとれないDelay戦ではかなり難しい要求です。Delay戦において高地から視界が確保できる最大のメリットは、敵の戦力と進撃路が把握できること、それによって正確な砲撃が加えられることにあるでしょう。


<反斜面戦術>
以上の見地から、最初から部隊の大半を高地に配置していきなり徹底抗戦という作戦は却下です。高地には、牽制用のわずかな遠距離攻撃部隊と、敵の監視を目的とする偵察部隊がいれば良いと考えます。といっても、何も抵抗せずに高地を明け渡してしまうのは、それもまた敗北まっしぐらの愚策です。敵の進撃路にあたる高地西側と同様、我が軍本陣のある高地東側もめちゃめちゃ見通しの良い開豁地なのですから。戦力優勢な敵に高地を完全確保されてしまっては、反撃の糸口すら掴めなくなるでしょう。

というわけで、ここで採用すべきは戦力劣勢な部隊の高地利用作戦の定石である反斜面戦術でしょう。簡単に言うと、高地の西側(敵側)ではなく東側に部隊を潜伏させて、高地を上ってきた敵を各個撃破しようというものです。こうすれば集中攻撃を受けることなく一対多で戦えるし、こちらの正確な場所も知られにくいというわけです。今回の場合、各個撃破というのは高望みでしょうが、少なくとも高地のてっぺんで小競り合いを続ける限り、こちらも高地を利用できない代わりに敵にも利用させないというのが狙いです。まさに劣勢部隊向けの消極的な作戦ですね。実際1942年のソ連軍は、スターリングラードにおけるママエフ・クルガン高地の戦いで、こうした反斜面戦術を多用したようです。この点も含めて、我が軍がとるべき高地利用の基本方針はコレで決まりといえるでしょう。


【重点防御地域】
ここで少し高地のことは忘れて、全体的な作戦を考えましょう。最初から全てのVHを持っている我が軍は、彼我の損害がほぼ同じだと仮定すれば、ゲーム終了時に3/5以上のVH群を維持していれば勝利できることになります。つまり、5つのVH群のうち2つまでは捨てても勝てる見込みはあるのです。では死守すべき3つのVH群はどこか?穏当に考えれば、最も東側に位置する農場と鉄道駅は確実に確保すべきでしょう。あと一つは?やはり中央村落のVH群でしょうか。ここを敵に取られれば道路が繋がっている後方の駅舎も危ういはずです。一方、農場はVHの無い北高地を突破されれば奪われる危険があります。はたまた、中央集落を維持するには、教会およびその南側の高地、さらに南側集落を簡単に突破させるわけにはいかなくなります・・・。

このように死守すべきVH群とそれを維持するための前提条件を考えていくと、2つのことがわかります。まず最初に、最終的に捨てても良いと思われるVH群もあっさりとは手放せないこと。逆に言えば、後方のVH3群を最終的に維持できるかどうかは、捨てても良い前方2つのVH群でどれほど長く抵抗できるかにかかっているといえます。そしてもう一つは、最終的にVHを守るために、VHが無くても絶対に守らなければならない重点防御地域があるということです。

愚考するに、それはおそらく教会のすぐ北と南にある地点(添付図の赤丸部分)でしょう。この2つはともに教会への進入路であり、特に北側の高地は高度30をいかして直接教会を攻撃できる地点で、ここを突破されると農場までまっしぐらです。一方、南側の高地は高度20ですが、開豁地にある南集落と中央集落が俯瞰できる要衝です。極端に言えば、教会とこの2点さえ守れれば我が防衛ラインの連続性は保てるはずです。その意味でこの二点は、中央に位置する教会と南北の戦線を繋ぐ関節部分と言えるでしょう。この関節を折られれば、各戦線は連携できずにバラバラに抵抗するしかなくなり、一気に総崩れになるのは間違いありません。

と、エラソーに言ってみましたが、北高地の最北部だってどこだって突破されれば大ピンチなのは同じです。しかし、戦力は限られており全てを充分に守ることはできません。どこかを厚く守ろうとすれば、ほとんど防御できない部分ができるのは仕方ありません。ならば心配を重ねてタダでさえ少ない戦力を分散させる愚を犯すよりは、教会を中心にこの2箇所を重点防御する方がマシだろうという認識です。まさに「全てを守らんとする者は何も守らず」という戒めに則った防御方針です。いや、これはドイツの名君による箴言だから赤軍は聞いちゃいけないか(笑)。

というわけで、我が軍が最終的に守るべきVH群は、農場・駅舎・中央集落の3つと定めます。これを実現する方法として、逆説的ですが、最後方の農場・駅舎には部隊を配置せず、その分前方の教会を中心とした重点防御地域を強化することとします。以下、この大方針に従って具体的な配置を考えていきます。


【唐突に中断】
え〜、この文章を書いている間に、サトさんから2ターン目のファイルが送られてきました。作戦と配置についてこの調子で延々と講釈を垂れていると、いつまでたっても実際のゲーム進行に追いつけそうにないので、長すぎる能書きはこのへんで止めておきます。あとはDARの合間に関連する作戦計画や配置の詳細図などを載せていこうと思います。いや〜、でもゲーム開始前に作戦をウダウダ悩むのが対戦の一番楽しいところなんだけどな〜。 :porc
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マップ概観
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Turn1

Post by Nor » 2006.Oct.18(Wed) 22:13

【Turn1】

<状況>
ファイルが届いたら早速リプレイ!しかし画面の変化は全く無い。敵は何もしなかったということか?いや、砲撃と戦闘は無かったというだけだろう。あらためて前線を確認する。北高地の北部一帯と教会南高地の一部に煙幕が張られているではないか!やっぱし!!!敵はセオリーどおり0ターンから盤外砲で煙幕を張ってきたのだ。

しかし、煙幕砲撃はリプレイされないのか?遅延時間の問題でリプレイされないのか?このへんがよくわからない。ログも表示されないので、煙幕展開した砲の詳細は盤外砲だということしかわからない。う〜む。煙幕をじっと見つめると、濃い部分とやや薄い部分がある。煙幕展開の範囲から想定して150mmクラスは使われていない。おそらく砲の種類は2つ。120mm以下の盤外砲が2〜3個中隊といったところか。

この煙幕で高地からの一部視界は閉ざされたが、無人地帯のほとんどはまだ監視可能だ。各地の監視員からの報告を総合する。と、たった一つ敵ユニットが発見できた!教会南高地の西側線路付近の開豁地(35,36)に、移動速度12mphの偵察兵がいる!川岸の開始ラインからここまで一気に突っ走ってきたようだ。しかしなんで全力で走った挙句、わざわざ開豁地に停止する?わずか2HEX北西には木造建物があるのに。1HEX後ろでも線路なのに。う〜ん、クサイ!!これは罠か?!


<発見した偵察兵への対応>
対応策としては次の4つが考えられる。
1.盤外75mmの照準をセットする(最低遅延1.1)
2.盤内81mmか120mmの照準をセットする(最低遅延0.4)
3.LOSの通るユニットで直射攻撃
4.ほっとく

まず、目標をどう設定するかでとるべき手段は変わってくる。敵偵察兵の全滅を狙うなら2で、一時的に無力化するだけなら1か3だろう。しかし我が軍の方針として2だけは絶対に避けたい。砲撃煙によって我が迫撃砲陣地の場所がバレるからである。我が砲兵の大半は機動力のない盤内迫撃砲で、陣地はごくごく狭い範囲に密集している(添付図参照)。一番怖いのは、ゲーム序盤で迫撃砲陣地の位置を晒して、以後間断なく敵盤外砲の砲撃を受け続けることである。こうなるとわが方の砲撃支援は皆無となり、補給車を2台も揃えた意味もなくなる。よって、戦闘が佳境に入って敵砲兵が前線砲撃を開始するまでは、あるいはせめて全迫撃砲と補給車がIn-Coverをとるまでは、我が砲兵部隊は一発も撃つわけにはいかないのだ。オーマイガッ!

となると、次の選択肢はターゲットの無力化を狙うか?である。しかし3についても論外である。まず、ターゲットを直射できるのは偵察兵と徴集兵だけなのだ。偵察兵の位置はバラすわけにはいかない。偵察兵はいかなる場合でも発砲は厳禁である。見つかったら抵抗もせず静かに眠って欲しいとさえ思う。そういう意味では、徴集兵の位置はバレてもかまわないが、積極的にバラす必要はない。どうせ撃ってもPinnedにできるかどうかも怪しいし。

1については弾薬も豊富だし、遠からず盤外砲の陣容はバレるので、やっても悪くは無い。もしかしたらターゲットの全滅を狙えるかもしれないし、付近にいるであろう敵部隊の抑圧も期待できるからである。さらに敵は、わが方が盤外砲として75mmを一個中隊しか持ってないのは怪しいと思うかもしれないので、そういう意味で予想外の心理効果を生む可能性さえある。しか〜し、これとて積極的に手の内をバラす必要はないのだ。ターゲットは今のところ全く脅威ではないのだから。

というわけで、最終的な結論としては、4の「ほっとく」を選択する。大原則として、敵に与える情報は極力少ない方がよろしい。敵を不安と疑心暗鬼のスパイラルに陥れることこそ対人戦最大の必勝法なのだ。


<まとめ>
記念すべき我が軍の第一ターンは、こうして何もしないまま終えた。まだ1/25なのだ。サトさんは決して勇猛果敢に攻めたてるタイプではない。わざと敵に先手を取らせて、後手から三倍返しを狙おうとするタイプなのだ。おそらく発見した偵察兵は、臨機距離の設定を誤った不用意な機関銃の位置を暴露させるために、オトリとして開豁地を全力疾走したのだろう。敵にしてみれば、我が軍の機関銃は偵察兵とともに、間違いなく教会前面にいると思っているはずだ。だからこそ、敵はわざと最も危険な教会前面には煙幕を張らなかったに違いない。あえてオトリを発見させ機関銃を撃たせて存在を確認した上で、ニンマリと砲撃ボタンを押すつもりだろう。あ〜怖い怖い(笑)。

ターン終了時に、敵盤外砲のさらなる煙幕砲撃が始まった。今回も教会前面には張らず、北高地と南高地である。我が軍の視界はさらに狭まっただろうが、代わりに貴重な情報を手に入れた。砲撃ログが表示されたのだ。敵は75mm盤外砲中隊を最低2個持っている。事前煙幕とあわせて考えると、もう一回り大きな100〜120mmクラスの盤外砲も持っているはずだ。どうやら、煙幕砲撃のログは、自ターン中に行われた砲撃でない限り表示されないらしいこともわかった。うんうん。出だしはなかなか良し。
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迫撃砲陣地
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Turn2

Post by Nor » 2006.Oct.21(Sat) 00:21

【Turn2】

<状況>
すかさずリプレイから開始。しかし今回も何も表示されない。高地沿いの煙幕が増えた気がするのは気のせいか。完全に視界を確保できるのは教会と南集落の偵察兵だけである。しかしまだまだ無人地帯の大半は監視できている。煙幕で視界を塞いだ場所に攻撃をかけるつもりなら、最もヤバそうのは北高地だ。逆に南集落付近は全く煙幕がないので、ここは攻撃目標ではないのか?あるいは時間差攻撃を狙うのか。いや、攻撃前進を意図する煙幕ならば、中央部にある教会前面の視界も絶対に塞ぐはずだ。ここからは無人地帯の北部も南部も見えるのだから。つまり、教会前面に煙幕が張られるまでは本格的な攻撃前進はない・・かもしれない?

監視員の報告をまとめると、今回発見した敵部隊は第一ターンと同じ偵察兵だけである。しかも、コイツは今回一歩も動いていない!最初は全力疾走して、開豁地で停止して動かないとは不自然すぎる。前ターンの我が推測を裏付けるような怪しさ爆裂である。やっぱり盤外砲で砲撃してやろうかという衝動が疼いたが、理性でぐっとこらえる。ダメダメダメ。まだ敵はわが方の戦力・配置とも何一つ知らないのだ。積極的に教えてやる必要はない。


<妄想の魔の手>
しかし・・・気に入らない。妄想が駆け巡る。コイツを囮として見せている間、敵の主力歩兵は高地からも視界の通らないワジの中をせっせと全速前進しているのではないか?あるいは地雷探知用の工兵も前進させているかもしれない。しかし歩兵ならワジを前進路として利用できるが、車両や戦車はスタックが怖すぎて無理だろう。偵察兵・軽機関銃・ATRなどの足の速い先遣隊だけ高地に接近させて監視体制を築き、その上で後方から戦車が一気に飛び出してくるのか・・・。

いかんいかん。早くも妄想スパイラルに陥ってしまった。まだ2/25だ。ワジを通るにしても、高地麓に到着するのはまだまだ先のことだろう。まずわが方が混乱してはいけない。序盤はほとんど何もせずに情報を隠蔽し、敵が高地に登ってきてから勝負を始めるのだ。そういう作戦を立てたじゃないか。敵が無人地帯をどう前進してこようが大した問題ではない。いやいや、そうでもないな。やっぱ主攻勢点は早期に見極めたい。


<まとめ>
わずか偵察兵1部隊の動向によって早くも動揺が始まった我が軍だが、よく考えれば敵も少なからず焦りを感じているはずだ。この囮偵察兵を相手にしない限り、敵は何一つ情報を得ることができない。放置プレイで焦らしまくってやろうではないか!結局、今回も何もせず心を静めてターン終了ボタンを押す。

終了時に再び煙幕砲撃。今度は100mm盤外砲が南高地に張る。なるほど。最初に濃い煙幕を張ったのはコイツか。現時点で掴んだ敵盤外砲戦力は、100mm×1、75mm×2となる。う〜ん、盤外砲はこれで全部か?うん。これ以上の隠し玉は無いと見た!持っている盤外砲は事前砲撃で全部使うはずだからだ。あ、もしかして伊軍名物「無線ナシ盤外砲」はあるかもしれない。少なくとも使える盤外砲は3個中隊というわけだ。残りの砲兵は盤内砲の81mm迫が数門だろう。ただ、敵もしばらくは盤内砲は使わないだろう。我が方と同じく、早期カウンターによる制圧射撃を恐れているはずだから。

これで盤外砲兵力も完全に劣勢であることがあらためて確認された。単純に盤外砲の口径を足し算すると、敵火力は圧倒的優勢(当社比3.3倍)である。さらに敵に100mm砲があるということは、我が軍の75mm砲は一方的にカウンターを食らう可能性もある。う〜ん、キビし〜!我が砲兵の活躍に残された道は、もはや呪いしかないかもしれない。盤外砲最大の欠点である無線切れが頻発し、煙幕を撃ってる間に砲身でも故障してくれないものか。

しかし、敵火砲の最大口径が本当に100mmならば、歩兵陣地であれ迫撃砲陣地であれ、一撃で壊滅的な被害を受けることはないだろう。この点は救いである。そして、まさか弾薬増加(OS)砲は買ってないだろうから、なるべくショ〜モナイ地点に無駄玉を撃たせて、早い段階で盤外砲の弾切れを狙いたい。そうすれば、我が軍のOS75mm砲と2両の補給車を備えた120mm迫が活躍できるはずだ!
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Turn3

Post by Nor » 2006.Oct.21(Sat) 00:30

このターンからセーブデータを公開します↓
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【Turn3】

<状況>
リプレイは何も表示されず。煙幕砲撃も止まったようだ。盤外砲の煙幕弾ってそれくらいしかもってなかったっけ?あるいはまだ温存しているのか?結局、教会の視界は塞がれていない。煙幕がモクモクなのは北高地一帯と南高地の二箇所。う〜ん、どういうことだ?素直にこの二箇所から攻めてくるつもりなのか?

2ターンまで見えていた中央部の偵察兵の姿は消えた。移動せずIn-Coverをとったため見えなくなったのか?あるいはさらに前進したのだろうか?そういえば、例え視界内であろうが見えないものは見えないことに気づく。我が偵察兵は最高で経験70なのだから致し方ないだろう。

ここで新たに一つのヒントが発見された。南集落方面の道路下(40,50)に、7mphで移動中のベルサリエーリを発見。おそらく3HEXは移動したはずだ。この位置は我が最前線の偵察兵から15HEXの距離である。結構近い。それで3歩移動。この方面には一切煙幕が張られていないにも関わらず、である。偵察兵ならいざ知らず、ベルサリエーリは見せ球ではない。ベルサリエーリは必ず中隊単位で買っているだろうから、少なくともこの方面に1個中隊は前進してきていると予想できる。ではなぜ煙幕を張らなかったのか?足りなかったにしろ、積極的に張らなかったにしろ、どちらにしてもここは見えても構わないと判断したからだろう。

それはなぜか?ズバリ、囮だからだ!・・・・いやいや、囮でベルサリエーリを一個中隊も使うか?もしもそれが可能なら、敵はベルサリエーリを大隊規模(3個中隊)以上で揃えていることになる。う〜ん、もうちょっと妥当な可能性としては、南高地を目指しているベルサリエーリが1個中隊で、その一部が見えたというところか。それなら、今見えているヤツは最南端を進む小隊の一部ということになるだろう。


<敵の作戦予想>
そもそも、敵はどこを攻めたいだろうか?敵も必ず勝利を目指しているから、5個のVH群のうち最低3個を奪取しようとするだろう。その3個とは、最も前線に近い教会・中央集落・南部集落のはずである。相手がサトさんじゃなければ、全戦力を集中して一点突破を狙われる可能性も考慮しなければならないだろうが、サトさんに限ってはそういう奇抜な戦い方はしないはずだ。あくまでも正攻法で、しかし緻密かつ重厚に、というのがサトさんの好む攻め方である。

だから戦力に濃淡はあるだろうが、敵は少なくとも南北全域に渡って配置されているはずである。そこで問題になるのは主力はどこか?である。現時点では、少なくとも中央ではないと考えられる。煙幕の張られていない教会の真正面から大部隊が攻めてくる気配はない。同様に、ベルサリエーリが見えている南集落正面も大部隊は来ないだろう。

こう考えると、やっぱり煙幕が張られている北高地一帯と南高地が敵の初期制圧目標だろうか。確かに、サトさんは戦場のセオリーにしたがって高地奪取を第一に考えそうである。教会を挟む北高地と南高地を制圧して我が戦線を分断してから、おもむろに教会攻略とさらなる前進を考えるのか?これはわが方の防衛計画と合致する。敵がこのパターンで攻めてくれば、我が方にも勝機はある。


<北高地の弱点>
ただし、わが方の弱点は北高地北部である。ここには偵察兵と機関銃2挺しかいない(添付図参照)。我が主力防衛陣地は北高地と教会を繋ぐ南端にしか置かれていないのだ。よって、北高地の北部を大部隊で突破され、そのまま快速部隊が一気に東に進出されると迫撃砲陣地と司令部が大ピ〜ンチである。まあその場合でも、移動経路が複数の機関銃・対戦車砲の監視下に入るようにはしているが、北高地北部から司令部のある農場まで部隊がじぇんじぇんいないのは大きなリスクである。

配置にあたって、北高地北部に部隊をあまり置かなかったのは、教会には視界が通らないので教会防衛には直接的なリスクでないこと、快速部隊でない限り後方突破のリスクは少ないこと、荒地が多いため戦車・車両が通行する可能性は少ないこと、などを勘案したためである。ここを攻められて最もイヤなのは騎兵である。スタックする危険のない騎兵の大部隊が最北部の機関銃陣地を踏みにじり、そのまま農場に向かわれると、ちょっと止めようがない。まあ戦車も同様であるが、戦車は歩兵の先導がない限り高地に登ってこないだろうし、歩兵なら農場に向かうのではなく、高地の安全を確保したら教会に向かって右折するはずだ。


<現時点の対処>
3ターンまでに見えた敵はわずかに2つ。こうなると、念入りにモクモクにされた北高地は怪しい。我が偵察兵は煙幕の背後でも一部地域は監視下に置いているが、そこに敵がいたとしても見えていない可能はかなり高い。我が偵察兵の能力にはイマイチ信頼が置けないし、何しろ北部は視界ギリギリで遠いのである。さすがに戦車や車両がいれば見逃すことはないだろうが、歩兵なら移動中でも見えない可能性は高い。

そろそろわが方も何か手を打ち始めねばなるまい。砲撃か?いや、砲撃は確実に敵が見えてからの方が良い。もう数ターンで煙幕の効果も切れ始めるだろう。そのための不動照準は?そうだ!手薄な最北部に敵が現れた時のために、盤外砲の不動照準を準備しておくのは必要だろう。・・・盤外砲は連絡切れ!オ〜マイガッ!まあ良い。次のターンでも間に合うだろう。迫撃砲陣地も全部In-Coverを取ったので、いざとなれば迫撃砲で砲撃すれば間に合うだろう。

他にできることは?とりあえず、戦車に進撃準備を取らせておこう。4両のT-34にDefendからAdvance体勢へ変更命令を出す。しかしまだ移動命令は出さない。もうちょっと様子を見るのだ。現段階では北部に2両、南部に2両と分割配置しているが、今後の状況次第では北部か南部にまとめた方が良いかもしれない。それまでは敵が高地に進出するのを押さえ、後方連絡線を確保しなければならない。

他にやることは・・・発見したベルサリエーリの対処は?今回は南部に配置したマキシムが視界に捉えているが、やはり撃たない。Pinnedにはできるだろうし、何人かは倒せるかもしれないが・・。もう少し待つべし。待つべし。待つべし・・。
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はなはだ心もとない最北部陣地
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Turn4

Post by Nor » 2006.Oct.21(Sat) 05:17

【Turn4】

<状況>
リプレイで確認できる動きはなし。煙幕も多分撃ってない。いや、それにしてはいつまでもモクモクだな・・。もしかして撃ってるのか?遅延0.0で撃てば、リプレイにも敵ターンにも表示されないだけなのか?そういえば前ターンの最後に75mm砲で煙幕が張られた。南部高地と南部集落の境界辺りである。おそらくこの煙幕は、ベルサリエーリが見られたことによる対応策だろう。ということは、敵はベルサリエーリが見られたことに気づいているわけだ。さすがに抜け目無いサトさんのことだから、歩兵の移動力は常にチェックしているようだ。しかし、煙幕が張られた位置はベルサリエーリ発見地点よりも少し北側である。ということは、南高地に前進している部隊を援護するために、南方からの視界を消すという意味合いで張られたのか。

ところで前回視認した南部のベルサリエーリは、今ターンでも視界は確保されているが姿は消えた。どうやら15HEX以内でも、慎重に移動していれば我が(無能な)監視部隊には発見されないらしい。このことから判断して、敵の先行部隊はすでに、他の地域でも高地から10〜20HEXくらいには進出していると考えたほうがよさそうだ。もしかすると、煙幕の張られた地域では、もう高地の麓、煙幕のすぐ向こうにいるのかもしれない・・・。

今回新たに、この懸念を裏付ける事実が確認された。マップ最北端(48,0)に8mphで移動中の敵斥候を発見したのだ(添付図参照)。視認したのは5HEXの距離にいる機関銃部隊。おそらく敵は見られたことには気づいたはずだが、こちらの位置は分かっていない。


<敵の偵察方針>
この斥候は北高地北部の我が防御状況を偵察するためのものに違いない。隠密偵察を狙うのなら、煙幕を超えて全速ダッシュしてきたのは解せないが、あるいはマップ端の窪地だから監視体制も手薄だと油断したか、それとも強行偵察で臨機を撃たせて人身御供となろうとしたのか?おそらく前者だろう。当該地点はわずかに窪地で、高地上の敵からは視線は通らないと思ったに違いない。確かに、この北高地周辺は視界の通り方がちょっと予測できないところがある。ふふふ・・ラッキ〜。

しかし、敵の偵察部隊の動きはやや奇妙だ。最初に中央部で見つけた斥候も全力ダッシュしていた。その後見えなくなったことを考えると、地味に1HEX移動することもあるようだ。どうやら、敵の偵察戦力はかなり豊富で、少々やられても痛くないと考えているのだろう。一つの偵察班を無謀な全力ダッシュ組とそれを監視する組にわけている可能性も考えられる。少なくともこれまでに斥候を2つ発見したから、それだけでも2個班6ユニットはいるはずだ。当然南部にも配置しているだろうから、3個班9ユニット。最低でもこれだけ、あるいはもっといる可能性も充分ありそうだ・・。


<敵斥候への対応>
当面の緊急課題は、今回発見したこの斥候をどう処理するかである。さすがに我が陣地から5HEXの距離にまで達した斥候には「ほっとく」という選択肢は無い。絶対に、何としても、確実に、このターンで、「処理」するのが至上命令である。問題は「処理」の方法だ。現時点でターゲットを撃てるのは機関銃1ユニットのみ。敵はわずか250m先をダッシュ中だから、我が最新式機関銃SG43で普通に撃てば目的は達成されるだろう。しかし、この射撃は敵のリプレイで再生されてしまう。機関銃の姿は見えないにしても、だいたいどこから撃ったかと機関銃が最北部にいることはバレてしまう。そうすると・・・やはり砲撃を食らうだろう。In-Coverをとっているから少々の砲撃には耐えられるだろうが、大砲撃の場合はどうか?あるいは煙幕を張られたら?一番マズイのは、砲撃や煙幕で機関銃周辺の視界が悪化することである。そこで敵歩兵の突入が始まると、我が最北部陣地の脆さが露呈してしまう。仮に視界が確保されていても機関銃2ユニットで耐えられるわけはない。調子に乗った敵は、快速部隊をここに投入し、一気に農場進出を企てるかもしれない。つまり、この展開は全く好ましくない。

この展開で唯一前向きな要素があるとすれば、敵の盤内迫撃砲が使用される可能性があることである。敵迫撃砲陣地が明らかになれば、我が迫撃砲は対砲兵射撃を敢行できる。これは今後にとってプラスだ。しかし、そうしたところで北部陣地が今ヤバイという状況は変わらない。かと言って、移動手段のない機関銃が後退や陣地転換できるわけもなく、もう少し南にいる歩兵小隊を今さら連れてくることもできない。配置時点から分かっていたように、機動力の無い我が軍には陣地転換の余地は一切ないのである。ではどうするか?陣地を実質的に強化できない以上、残る方法は「最北部陣地はスゴイ防御体制でっせ〜」という欺瞞情報を流すのである。

具体的にはここでT-34を北部高地に進出させるのである。で、しかるべき地点から敵斥候を撃ちまくって排除する。そうなれば、敵はリプレイで我がロジーナの雄姿を確認することになる。この高地にはT-34がいる!ヤバイ!と思わせるのである。機関銃と戦車があれば、当然歩兵も潜んでいると考えるだろう。したがって、敵はロジーナもろともこの一帯を砲撃するかもしれない。が、100mm砲程度の砲撃なら、戦車なら直撃弾を食らわない限り何とか耐えられるだろう。いざとなればダッシュで逃げることも可能である。敵が盤外砲で砲撃してくれればそれだけ弾が減るし、この地域には他に部隊がいないので損害も少ない。ほとんど無駄玉である。盤内砲を使ってくれれば対砲兵射撃ができる。高地西側には煙幕が充分にあるので、ロジーナが遠距離から敵の対戦車砲に狙撃されることもない。う〜ん、いいこと尽くめじゃないか!!


<実際の展開>
5分前、進撃体勢で待機することを命じられたフェドロフスキー軍曹は、リムスキー少尉から突如攻撃命令を受けた。「目標!(48,0)を移動中の敵斥候。直ちに視認できる地点まで最短距離で移動して目標を排除せよ!ただし、機関銃陣地からはなるべく離れろ」。フェドロフスキーは一気に高地を北上した。西側の視界は敵の張った煙幕で塞がれており、移動中に側面を狙い打たれる危険はない。敵のおかげで高地東側の後方連絡線を迂回する必要はないのだ。すぐに(51,5)地点に到着。ここは敵を発見した機関銃陣地から南に100m、予想通り敵の姿が見えた。DT機関銃の1射撃目で数人が倒れた。続いて2射撃、弾着がずれたか。最後の3射撃目で残った敵影も崩れ落ちた。あっさり任務完了。すぐにリムスキー少尉のT-34が南からやってきてフェドロフスキーの150m南で停止した。「こちらフェドロフスキー、目標は排除した。任務完了」「了解。よくやった」「しかし何で機関銃陣地から離れろと?」「敵が我々を砲撃した時に機関銃陣地に被害を及ぼさないためだとさ。」「それじゃ我々はマトですか?」「いや、ヤバくなったらお偉方の意向は無視してさっさと逃げるさ・・」


<司令部の対応>
敵の前進が確認されてから約20分。ようやく交戦が始まった。我が軍唯一の機動戦力である第652独立戦車大隊のT-34が役にたってくれた。こちらの目論見どおり、奴らを見せ球にして敵を牽制できれば良いが、今後北高地戦線がどうなるかは依然不透明だ。ここはさらに手を打っておくべきだろう。ザモイロフ大佐は師団から派遣された砲兵観測員であるダニレフスキー中尉を呼んだ。「師団砲兵へ砲撃要請を頼む。目標(44,7)、遅延1.3だ」「最低遅延1.1で撃てますが?」「いや、敵の進出を確認してから撃ちたい。だから0.3の遅延が必要だ」「了解しました。連隊迫撃砲も呼び出しますか?」「いや、まだだ。迫撃砲は先に撃った方が負けだ。ギリギリまで待機させる」「了解!」


というわけで、第4ターンは終わりです。この時点で敵に知られる情報は、北高地北端に何らかの歩兵ユニットがいること、高地上にT-34が1両はいることの2つだけでしょう。盤外砲の不動照準もようやく指定しました。さあさあ、ここからどう転ぶか?南のT-34を動かさなくて良かったかという点は心配です。
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まさかの端歩攻め!危ういところで発見!
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Turn5

Post by Nor » 2006.Oct.23(Mon) 00:30

【Turn5】

<状況>
リプレイで確認できる動きはなし。煙幕も多分撃ってない。毎度定例の監視兵チェックを北部から始める・・・までもなく、見慣れないユニットが見えている!!北高地西側(37,9)の小道にセモベンテがいる!!移動速度は16mph(時速約25km)!!これは間違いなく北高地目指して西から突っ走ってきたのだ!しかし、なんでこんなところが見えたのか?教会からか?いや、違う。調べていくと南高地の監視哨の視界が、北部にたった2HEX分だけ通っていたのだ。敵は偶然そのうちの1HEXに留まってくれたというわけだ。何たる幸運!

さらに視界チェックを行うと、南部でもベルサリエーリ2ユニットを発見。これは第3ターンに発見したヤツだろう。コイツらは共に3mphで移動中だが、場所が畑なので実質一歩移動しているのだろう。さすがに監視兵から10HEXくらいまで近づくと一歩移動でも見えるわけだ。一安心。今回見えたのはこの3ユニットだけだが、いやいや、充分なヒントだろう。


<分析>
開始直後から一番濃厚な煙幕が張られた北高地北部。前ターンで偵察兵がいち早く高地に進出してきたのもココだ。そして今回、高速移動中のセモベンテが発見された。以上から判断するに、敵の攻勢点の一つはココだと考えて間違いないだろう。そして、もう一つの攻勢点は同様に煙幕が張られている南高地だろう。しかしこっちは決定的な証拠はまだない。南高地西側の無人地帯は充分に監視できていないからだ。北高地と同じように煙幕を張っただけのブラフの可能性も捨てきれない。

よくわからないのは南集落正面だ。現在見えているベルサリエーリ2ユニットは間違いなく同じ小隊だろう。果たしてこれは南端部隊なのか?北部では斥候が端歩攻めをしてきたが、南部ではまだ下に10HEX分も余裕がある。南端にも斥候がいるのか?我が監視員が見つけられないだけなのか?その可能性は高い。しかし南集落西側には煙幕はない。なぜか?素直に考えるならば、ここは重要攻勢点ではないから見つかっても良いと判断したのだ。南集落は南高地攻略後の付随目標の可能性が高い。先に高地をとってから集落を奪おうという作戦か。ならば集落正面の部隊はただの牽制役だろう。

しかし南高地と南集落付近にベルサリエーリ1個中隊がいるのはほぼ確かだ。したがって、敵の攻勢点は少なくとも2個はあることになる。どちらが主でどちらが従か?状況証拠は北高地が主であることを示している。セモベンテがいるからだ。47mm砲を装備するセモベンテといえば、イタリア・ロシア派遣軍の主力突撃砲つーか実質主力戦車である。戦車といいつつ機関砲しか装備していないL3やL6なんぞよりよっぽど強力。それが今ターン時速25キロで西から走ってきて、高地から7HEXの地点にいるのだ。この意味は大きい。

ここから予測できる最悪の事態は、少なくとも1個小隊(おそらくもっと)のセモベンテは高地の7HEX内外におり、つまり先行歩兵(中隊規模か)はすでに高地の麓におり、まもなく・・早ければ次の第6ターンにも北高地への攻撃が開始されるということだ。う〜ん、ヤバイ!!予想より早いぞ!!


<北高地の対策>
ここで一つ考慮すべきは、前ターンで見せた我がロジーナの示威行動の効果である。敵はリプレイで我がロジーナの姿を間違いなく確認しているはずだ。それは敵の作戦に何らかの影響を及ぼしたか?・・・もしかしてセモベンテが走ってきたのはそのせいか?コッチに来るな!という示威行動のつもりが、逆に敵主力を誘ってしまったのか?あるいはこんなに早くT-34が姿を見せるのはおかしいとこっちの内幕に気づいたか?

いや、セモベンテが走ってきたのは間違いなく西からだ。つまり敵は最北部にセモベンテを配置していたのだ。つ〜ことは、最初っから北高地を狙うつもりだったのだ。ならば敵は予定通り北高地で攻撃を開始するだろう。T-34を見てヤバイ!と思ったには違いないが、それで計画を変更することはあるまい。我々としては後方突破だけ諦めてくれれば御の字だ。ではロジーナ対策はどうする?少なくとも、煙幕が切れたら高地を狙える位置に対戦車砲は置いているだろう。それにセモベンテはT-34と遠距離で砲戦をしても勝ち目はないから、接近させて数で圧倒しようと考えたのか?その可能性は高い。

現時点で敵ができる直接的なT-34対策としては、やはりこのターン終了時の砲撃しかないだろう。ロジーナめがけて盤外砲を撃ってくるか、あるいは煙幕か。次のターンで攻勢が開始されるとすれば、大規模な準備砲撃も同時に行われるかもしれない。前ターンで盤外砲の砲撃がなかったのは、高地を0.5で砲撃する準備をしていたからかもしれない。それはともかく、まず我々がやるべきは、実弾射撃が行われた時のためにロジーナの位置を前ターン終了時と変えておくことだろう。ではどっちに動くべきか?西か東か?次のターンで敵歩兵が突っ込んでくる危険を考えると、やはり東に後退するのが順当だろう。

機関銃はどうする?いっそロジーナに積んで一気に後退するか?ちと早計か。もう1ターン猶予があるか?砲撃が行われる可能性を考えると、今In-Coverを捨てるのは惜しい。次のターンで状況を見て、撃てる敵がいれば撃ってから後退というのが妥当か。ちなみに偵察兵はどうする?・・・一番西側に張り出している偵察兵は、下手をすると次のターンで見つかって死亡する可能性が高い。いや、それでも彼らには敵戦力を見極める目としての役割を最期まで全うしてもらおう。

T-34が次のターンで機関銃を積んで後退するとなると、この地域は完全に無防備になってしまう。う〜ん、やはり南のT-34も回すべきか?しかし南高地でも敵の攻勢があるかもしれない。だとすれば、サトさんのことだから攻撃開始時間は同期させるだろう。・・・つ〜ことは、南でも敵の戦車部隊がすでに接近しているのか?いや、今のところその兆候はない。戦車が視界にいれば我がボンクラ偵察兵も見逃すことはないはずだ。つまり南に戦車はいない!少なくとも高地の近くには!・・・ホントか??

この推測は甚だ心もとないが、状況は北部の方が差し迫っていることは間違いない。もともと南部には充分な歩兵戦力を配置してある。それに我が軍は高地を確保している限り内線の利があるのだ。これを使わない手はない。早速南のT-34も北高地に走らせよう。


<戦車部隊の機動>
フェドロフスキー軍曹は、リムスキー中尉から手信号を受けた。「機関銃陣地の隣まで100m東へ後退せよ」「了解。さっきは近づくなって言ったのに・・」「敵は5分前の我々の位置で砲撃諸元を伝えたはずだからな」「な〜るほど!さすが中尉!」「砲撃があったら機関銃部隊を積んでさらに後退する。それまでに敵が見えたら躊躇わず撃て!」「了解!」(添付図参照)

「司令部からクバエフ中尉へ。移動目標を(51,14)に変更後、リムスキー班の初期陣地に全速で移動せよ。」「クバエフ中尉から司令部へ。北高地南端を視界に納める地点へ移動完了。」


<砲撃準備!>
砲兵観測員のダニレフスキー少尉はザモイロフ大佐に報告した。「師団砲兵は遅延0.3で砲撃予定です。変更は?」「無い。しかし追加が必要なようだ。50mm迫撃砲を除く全迫撃砲を呼び出してくれ。師団砲兵の目標を中心に、遅延1.0で全砲兵を照準させろ。北高地北部の西側一帯に網を張るのだ。」「しかし・・全迫撃砲ですか?」「そう。全部だ!」「先ほど迫撃砲は先に撃ったら負けと・・」「同志少尉、事態は目まぐるしく推移している。それに砲撃は集中してこそ意味がある。違うか?」「はっ、その通りです同志大佐!了解しました!」(添付図参照)


<まとめ>
セモベンテを発見したことにより、敵の主攻勢点の一つは北高地北部で、早ければ次のターンで攻撃開始の可能性があると判断しました。南集落のベルサリエーリは主攻勢ではないとみなし、南部に配置していたT-34を北高地の支援に向かわせました。これは少し大胆な判断です。敵は果たして本当に北高地で攻めてくるか?事前砲撃はあるのか?

さて、運命のターン終了ボタンをポチっとな!・・・始まった!!!!北高地西側、高度20と30の斜面を中心に煙幕!75mmと100mm盤外砲が各1個中隊。さらに・・81mm迫撃砲も煙幕展開!北端の機関銃陣地の視界が塞がれた!そしてさらに南集落の西端建物周辺にも81mm迫で煙幕!我が偵察兵の視界が塞がれたか?しかし敵は先に盤内迫撃砲を使ってきた!それに攻撃準備射撃はまだない。攻撃はもう1ターン後か?あ〜次の砲撃悩む〜!!
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後退準備を始めるリムスキー隊
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イタリア軍を待ち受ける大砲撃網
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Turn6

Post by Nor » 2006.Oct.24(Tue) 00:11

【Turn6】

<全体状況>
リプレイ!危惧した通りの展開・・・ついに我が軍にも戦死者が出た。北高地北部で敵の攻勢が始まったのだ。西側斜面を単独で監視していた偵察兵2名がベルサリエーリに見つかってわずか3射撃で全滅した。発砲を厳しく禁止されていた彼らはそのまま黙って倒れていった。今となってはもう彼らの名前さえ分からないが、その死は決して無駄ではなかった。

前ターン終了時の煙幕砲撃によって、北高地北部は高度20と30の二面に分断された。すぐさまベルサリエーリが高度20の台地に進出。リプレイで確認できたのはLMGらしきものを2つ含む歩兵6ユニット。最低2個小隊、おそらく1個中隊規模でいるはずだ。偵察兵の死と引き換えに、これだけの情報を手に入れたのである。う〜ん、よくやったぞ偵察兵。君達の死は無駄にはしない。

リプレイの最後で我が軍のOS75mm砲の砲撃が始まった。わずか75mmだが充分な弾着の散らばり。着弾地点は高地麓の斜面付近なので、敵の最前線部隊は無傷だっただろうが、背後に控えていた戦車を含む第二線部隊には抑圧を与えたはずだ。攻勢開始の出鼻を挫き、第一線と第二線を分断できればこの予備砲撃は成功だといえるだろう。

しかし、第6ターンにして本当に敵の攻勢は始まったようだ。当初の予想ではサトさんの慎重さを考慮して10ターン以内、おそらく8〜9ターン辺りから一斉攻撃を始めるだろうと踏んでいたが、実際は予想よりだいぶ早かった。それに南高地ではまだ攻勢が始まっていない。いや、始まってるのか?我が軍は南高地上にはほとんどいないので、敵が西側斜面を上ってきたとしてもわからないだけか?


<北部詳細>
気持ちが落ち着いたところで、定例の視界チェックを始める。北高地の高度20地帯に見える敵は2つ。ともにベルサリエーリ。地雷を仕掛けた木造橋のすぐ北側にいる。リプレイの結果とあわせて考えると、どうやら高地を登ってきた敵は南北に展開しているようだ。主力はそのまま東に進み高度30の頂点を制圧しようとする部隊だろう。もう一つは高度20地帯から南下して教会を目指す部隊もあるかもしれない。うん。教会を目指してくれれば我が軍の防衛作戦的中である。木造橋を超えてくる敵は、地雷を踏み、モロトフで焼かれ、教会のマキシムに狙われ、事前照準を仕込んだ地点で猛砲撃に遭うという地獄のフルコースでお出迎えする予定だ。


<南部詳細>
南部の様子も気になる。南集落西側にベルサリエーリ3つを発見。やはり正面から来るのは1個小隊か。先頭は我が軍の最前線部隊から6HEXの距離にまで迫っている。しかし当然こっちから行動はおこなさない。南集落は強化地雷原である。集落内外には8個の地雷を仕込んである。出来ればここに戦車が来て欲しかったが、さすがに建物だらけで通行路が限定されるこの地域には戦車は来ないようだ。さすがサトさん。まあ、今となっては戦車が来ない方がこちらとしても嬉しいし、畑や建物内部にも地雷を仕込んであるので歩兵でも踏んでくれるだろう。

そして、集落中心部のVH地帯に潜むのはオトリ徴集兵である。彼らは見つかって撃たれれば撃ち返すし、見つからなければ近接強襲を狙う。何しろ彼らはライフルと手榴弾しか持ってないのだから、せめて両方一遍に使ってくれないと勝ち目はない。しかし攻撃はほぼ間違いなく外れるので、やられたらそのまま後退しても壊滅しても良い。カタチだけ抵抗しつつ、あっさりVHを相手に渡して油断させることが彼らの任務である。ただし、この南集落から北東へは絶対に敵を通さない。中央集落に続く道路沿いはMG・ATR・ATGを中心に1個中隊の歩兵が守っている。T-34がいなくとも、かなりの時間は粘れるだろう。


<北部の対応>
北高地最北端の機関銃陣地は、煙幕砲撃によって完全に西側視界を塞がれてしまった。もはやここに機関銃がいる意味はない。予定通りT-34に乗せて東方の安全地帯に避難させなければならない。歩兵支援のないT-34もまた、この煙幕モクモク高地にいることは危険だから素直に避難すべきだろう。

フェドロフスキー軍曹はリムスキー中尉から手信号を受けた。「予定通りだ。機関銃部隊を乗せて500mほど東に後退せよ。高地頂上の北東部が見渡せる地点で機関銃を降ろせ。」「了解。」「ついでに機関銃のヤツらに再度タコツボを掘るよう伝えろ」「了解!俺たちはどうするんで?」「再度反転してできるだけ機関銃部隊から離れた地点で高地頂上を監視しろとさ。発砲は自由だ。」

「司令部からクバエフ中尉へ。敵に姿を見られそうな高地頂上に進出せよ。リムスキー隊と連携を取り高地北中部を視界に収めろ。リムスキー隊と交叉射撃できる地点が理想だ。敵を発見しだい発砲せよ。」「了解!」

敵は次のターンでT-34を何両発見できるだろうか?高地頂上への前進が遅ければ全く発見できず、山頂中央まで前進すればクバエフ隊の2両を発見する。さらに山頂東側まで進出できればリムスキー隊も発見できる。しかし、おそらく敵が発見するのはクバエフ隊の2両だけだろう。つまり、第4ターンで敵が発見したT-34は、北高地中南部に移動したと思うだろう。北端には歩兵がいたはずだから、戦車でこの方面に連れて逃げたとも思うかもしれない。さらに、この高地にはT-34が2両しかいないと思わせれば、敵快速部隊は北端まわりで東に突破しようと考えるかもしれない。そうなるとリムスキー隊のアンブッシュ炸裂の可能性もある。もしも4両発見されたとしても、それはそれで敵を怯ませることになるから全然OKだ。


<砲撃!>
砲兵観測員のダニレフスキー少尉はザモイロフ大佐に報告した。
「全迫撃砲は遅延0.0で砲撃予定です。続行しますか?」
「うむ。師団砲と連絡は取れるか?」
「取れます。同照準を0.1で砲撃しますか?敵の前進に合わせて照準を東に2HEXずらして0.3で砲撃?」
「0.3でいこう。おそらく敵の第二線部隊は迫撃砲の砲撃でほとんど前進できないはずだからな。」
「敵迫撃砲の硝煙も観測できましたが・・対砲兵射撃は?」
「(15,3)と(16,4)か。81mmじゃ届かないな。今回は見送ろう。今は北高地の敵攻勢を頓挫させるのが最優先だ。」
「10分前はカウンターが最優先だって言ってたような・・(ボソ)」
「同志少尉!敵は射程の短い81mm迫をわざわざ後方に置いているのだ。あの位置ではいずれ前線に届かなくなる。そもそも敵は自動車化師団なのだ。これだけ言えばわかっただろう。」
「なるほど!すでにトラックで移動していると!」
「おそらくな。さらに敵は複数の迫撃砲陣地を準備している可能性もある。2門しか見えないのは明らかにおかしい。」
「しかし同志大佐の仰るとおりだとすると、動けない我が迫撃砲陣地は一方的に・・・」
「・・・・今この瞬間に集中しろ!先のことなど誰にも分からん!」


<ターン終了時>
ポチっとな!・・・いきなり敵の砲撃が始まった!75mmと100mmで北高地頂上東側の攻撃準備砲撃だ。機関銃もリムスキー隊も逃げといてヨカッタ〜!!な展開である。危うく100mm砲弾がクバエフ隊の隣に落ちるが命中弾はなし。しかしヤバイ。敵は0.4〜0.5で撃っているから敵ターン終了時にもう一回100mmが落ちてくるはずだ。耐えろクバエフ!それにしても75mmはもう1個中隊あるはずだ。連絡切れか南部に照準転換したか・・故障であれば最高だが。呪いパワーをおくってやる!

続いて81mm迫が煙幕展開。北高地南部の視界を2箇所で塞ぎにきた!これで教会からの視界は塞がれたか?しかし、この執拗さは紛れもなくこの北高地が敵の主攻勢地域であることを示している。嬉しいような悲しいような。う〜ん、今後どうすんべか。

最後にようやく我が軍の砲撃!!120mmと81mmの合計9門が北高地北西部に集中砲撃!さすがにこれには敵もビビったはずだ。見えている2つのベルサリエーリに直撃弾あり。見えていないが確かにいる地点にも砲弾は降り注いだ。さあどうだ!赤軍の砲撃を思い知ったかマカロニ野郎!でもモロバレになった迫撃砲陣地だけは狙わないでね・・
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分身の術は成功するか?
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ベルサリエーリに襲われる偵察兵
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Turn7

Post by Nor » 2006.Oct.28(Sat) 06:23

【Turn7】

<リプレイ>
「まずは我がOS75mm砲の砲撃だな。素晴らしい。見事な着弾のバラつきだ。」
「・・何だか不思議なものが2つ見えてますね・・セモベンテでしょうか?」
「ふむ。違うな。砲塔があるぞ。L3かL6だ。大きさから言うとL6だろう。」
「あ、当たった。でもなんで見えるんですか?」
「わからん。この世にはまだ謎が多いからな。」
「地元民がこっそり報告してくれたと考えましょう。しかしL6もいることがわかってラッキーですね。」
「最低1個小隊だな。しかし後方突破の可能性は高くなったな。」

「続いて敵の100mmが高地頂点を砲撃。これは前ターン終了時の続きでしょう。」
「100mmがクバエフ隊に当たってくれるなよ・・・」
「あ、当たった。」
「・・しかし直撃はしてないようだ。」

「これで終わりですかね・・あ〜〜!!」
「うおおおおおおおお!!」
「同志大佐、砲兵連隊司令部から連絡です。我が師団砲は敵100mm砲のカウンターを受けて・・」
「命中弾2、死傷者1、砲兵中隊は撤退中だと?!」
「そう書いてますね。当然75mmは連絡切れです。」
「くうううう!マカロニ砲にカウンターを食らうとはっ!敵も味方も許せん!!」
「しかし敵の100mmは今撃ってたのにカウンターできるんですか?」
「・・・おそらく敵砲兵中隊は4門のうち2門を休ませておいたのだろう」
「あ、な〜るほど。敵にしてみれば砲弾は節約できるわ、カウンターはできるわで最高ですね。」
「感心しとる場合か!これは何か対処せねば砲戦でも一方的にやられるぞ。」
「歩兵の質で負け、戦車の数で負け、頼みの砲兵もカウンターで沈黙じゃ話になりませんもんね。」


<現状>
「ともかく現状視界を報告したまえ。」
「まず北部です。今砲撃した北高地西側高度20の地域に、歩兵小隊長2、焼夷弾装備の対戦車歩兵が1です。」
「移動速度と状態は?」
「速度は1〜4mph。50〜100mしか動いてない模様です。状態は全てReadyです。」
「ふむ。Pinned以下は見えないだろうし、エリートのベルサリエーリが見えないのは頷けるな。」

「次に南部です。まず南集落正面にベルサリエーリと軽機関銃が1つずつ。」
「それはここ20分ほど見えているヤツらだな。」
「見えていた小隊の一部だと思われます。道路南沿いの建物を利用して進んできたようです」
「移動速度は?」
「3〜4mphです。しかし我が最前線との距離は200mです。」
「ほお。それは面白いな。見られていることは承知なのに2歩移動で突入してきたか。」
「まるで撃ってくれと言っているみたいですね。」
「その小隊は陽動部隊で決まりだな。で、付近に何か見えたか?」

「はい。南高地上高度30の廃墟に潜む監視員からの報告があります。」
「おお。ついに煙幕が晴れたか。」
「そうです。3mphで移動中のベルサリエーリ2部隊が前線から8〜10HEXに接近中です。」
「場所は?」
「南集落北西。南高地の南端。線路のすぐ北側です。」
「そいつらは別の小隊で主力だな。目標は南高地だろう。以上か?」

「いや、最後に一つサプライズが・・その8HEXほど後方、線路屈曲部の建物背後に・・・」
「何だ?戦車か?」
「はい。速度2mphで移動中のセモベンテです。1両だけ発見できました。」
「ふむ・・・。南高地の支援戦車か。1個小隊・・かな?」


<敵作戦分析>
まず北高地が敵の主攻勢軸なのはもはや間違いない。あれだけの砲兵資源を注ぎ込むのが何よりの証拠だ。最低参加兵力は、ベルサリエーリ1個中隊、セモベンテ1個小隊、L6軽戦車1個小隊である。一方、南高地にも動きがある。こちらは副攻勢軸だろう。攻撃開始にはあと数ターンの猶予がありそうだ。最低参加兵力は、ベルサリエーリ1個中隊(うち1個小隊は南集落正面から陽動突入)、セモベンテ1個小隊である・・。

しかしこれでは兵力規模にあまり差がない。おそらく北にはもっと見えてない部隊がいるに違いない。あるいは・・第三の攻勢軸があるのか?少なくともこれまでの経過からわかったことは、我が偵察兵は無能だと言うことだ。視界にいる敵歩兵は10HEX以内に入らなければまず見えない。したがって教会正面から敵歩兵が迫っていても、現時点で全く見えていない可能性はアリアリである。

すでにゲーム時間の1/4が経過した。ほぼ同じタイミングで敵の第一攻勢が始まったのは偶然ではないだろう。最初の1/4(6ターン)で北高地攻略を開始し、次の1/4(12ターン)までに北高地を制圧、北の見通しが立ったら砲兵資源を移して南高地攻略を開始。さらに1/4(18ターン)で南高地および南集落を制圧する。前後して第三勢力が登場し、北・南・西から教会を制圧、一気に中央集落まで落としてオシマイ!という作戦か?


<敵戦力分析>
ここで問題になるのは敵の総戦力だ。これがまだ読めない。これまでのところ、ベルサリエーリは徒歩で前進している。トラックは全く確認されていない。つまり戦車や支援部隊以外は自動車化されていないということだ。だとすると敵兵力はベルサリエーリ1個大隊、戦車1個中隊(セモベンテ・L3・L6)を基幹として、さらに多種多様な支援部隊がいるはずだ。何しろ予算はわが方の1.5倍なのだ。我々の歩兵でもほぼ1個大隊規模だから、理屈で言えば敵には1.5個大隊分の歩兵がいてもおかしくない。0.5個大隊分は、工兵・騎兵・偵察兵・対戦車兵などだろう。戦車に関しては、およそ15〜20両程度はいると思われる。砲兵についてはほぼ明らかになった。盤外砲3個中隊(75×2、100×1)に加えて、盤内81mm迫撃砲が4〜6門程度だろう。全くわからないのはその他の支援部隊だ。対戦車砲、対空砲、歩兵砲、重機関銃などは必ずいるはずだが、どの程度の規模なのか手がかりすらない。

以上の予想は、敵歩兵が自動車化されていないという前提に基づいている。しかし現時点で確実なのは、ベルサリエーリ2個中隊は徒歩だということ。残り1個中隊は自動車化されている可能性がある。この場合は歩兵の総数も減って、支援部隊の規模も小さくなるはずだ。敵が少なければ我が方は嬉しいが、機動力のある部隊を持っているならば、すでに全体作戦を読み間違えている可能性がある。最も怖いのは、北高地から快速部隊(騎兵・自動車化歩兵・戦車)が後方突破を狙うことだ。そもそも敵の目標は西側3群VHはなく、教会および後方2群かもしれない・・・。ま、そうだとするともはや我が方に打つ手はない。だから考えても仕方ないのでこれ以上の検討はやめようw

いや。ここまで考えたのは無駄ではなかった!今までなんとなく我が軍の歩兵が2個中隊を基幹としたことから、漠然と敵も2個中隊だと思っていたが、よく考えるとそれはほとんどありえない。自動車化されていようがいまいが、ベルサリエーリは3個中隊いる可能性が非常に高い。砲兵と戦車は購入制限があるから増やすには限度がある。敵の残りポイントを考えると、中核歩兵を2個中隊しか買わなければ、もっと大量の支援部隊−ちょっとバランスが悪いほどの−を買う必要がある。間違いない。いや、ホントか?うん、きっとそうだ。ならば残り1個中隊はどこだ???我々は何か重要な情報を見落としているのだろうか???


<FOを潰せ!>
「同志大佐、独り言はその辺にして、そろそろご指示を・・」
「うむ。まず砲撃だ。積極策でいくぞ。」
「この状況で積極策とは?」
「盤外砲が煙幕と弾幕を張って歩兵が突入というパターンで来られると対処しようがない。これを阻止するのだ。」
「しかし我々としては・・敵の砲弾が切れるのを待つしかないのでは・・?」
「その作戦も続行する。ロジーナが誘った砲撃はほとんど無駄に終わった。しかし敵は砲弾の節約も考えている。」
「ですねえ。盤外砲3つもあるのにねえ。煙幕弾さえ全然無くなりそうにないですしね。」
「そこで積極策だ。敵のFOを狙う。FOを潰せば盤外砲の照準は大いに手間取る。」
「そんな簡単に・・・むしろ地道に敵の盤内迫撃砲を狙うのが確実じゃないですか?」
「いや、トラックで移動する迫撃砲よりFOの方が位置を予想しやすい。」
「え?!んなこた〜ないでしょう。FOの居場所なんて絶対わからないでしょう?」

「確かにわからん。しかしある程度予想はできる。敵は機動迫撃砲を複数の地点に分けているのは確かだ。」
「なるほど。だとすれば我が軍のようにFOを固定して後方の迫撃砲と一緒に置く可能性は少ないですね。」
「そうだ。FOは司令部とのみ接していれば良い。同志少尉、司令部を置く条件を挙げたまえ。」
「敵に直接見られず・・地形効果があって・・味方に守られて・・付近にFO用の視界の良い地点があって・・」
「その条件を満たす地点を敵の立場で考えてみたまえ。それはどこだ?」
「そんな地点は一杯あるでしょう。例えば敵の開始ラインの渓谷や無人地帯のワジならどこでもOKでしょう。」
「理屈ではない。FOも含めて自分ならどこに置きたいかを考えろ。」
「そりゃまあ・・司令部は安全な窪地に置くとしても、FOは森か建物に置きたいですかね・・」
「そうだ。そして無人地帯には森や建物は少ない。」
「確かに相対的には。しかしざっと数えても20以上はありますよ。」
「君は司令部を強いて最前線に動かしたいと思うかね?つまり高地に近すぎる場所はあり得ないのだ。」
「なるほど。開始ラインから長距離移動はさせたくないですね。」

「そう。そしてできるならばFOは有利な視界を確保したいはずだ。」
「と言っても、今砲撃してる北高地はモクモクでどこからも見えないでしょう・・」
「敵の最終目標は北高地ではない。敵が南北の高地を目指している理由は、全て教会を制圧するためだ。」
「なるほど!では・・教会が見える地点か!だから敵は教会正面に煙幕を張らなかったんだ!!」
「おそらくな。敵は中央部に教会を狙える長距離兵器と共にFO・司令部を置いている可能性が高い。」
「確かに北や南の端っこに司令部を置く可能性は低そうですね。とするとFOを置く地点はかなり絞れますね。」
「中央部で教会に近すぎず、教会が視界に入る森か建物を探せ。」
「そんな感じの場所は・・4ヶ所しかありませんね。そのうち3つは森、建物は1つだけです。」
「一番怪しいのは建物だ。そこは3つの木造家屋と無人地帯で最も高い高度20の石造家屋がある。」
「なるほど。ここならFOも司令部も支援部隊も建物に置けるし、移動も建物伝いだから安全ですね。」
「FOを東端の木造家屋に置けば、教会の他に南部も北部も見渡せる。おそらく敵は開始直後からそこにいたはずだ。」

「しかし・・・ちょっとわかりやすすぎませんか?他の3ヶ所の可能性も捨てられないのでは?」
「この4ヶ所は位置的に二組に分けることができる。建物(36,17)と森(38,14)。森(30,33)と森(35,31)だ。」
「開始ラインから東に向かうなら、手前に良い場所があれば危険を冒してさらに前進する可能性は低いですね。」
「その観点でいえばFOの潜伏地点は建物(36,17)と森(30,33)の2箇所になる。」
「開始ラインからの近さで言えば森ですが、高度としては建物の方が高いですね・・」
「良い指摘だ。結局、森(30,33)は高度が低いからさらに東の森(35,31)に進まねば教会はロクに見えんだろう。」
「とすると・・最終的な候補は建物(36,17)と森(35,31)ですね!」
「そうだ。そして開始ラインからの距離は森(35,31)は8HEX。建物(36,17)は6HEXだ。」
「守りやすさも移動しやすさも明らかに建物の方が有利ですね。」
「さらに位置的にも、建物は北寄り、森は南寄りだ。」
「敵の主攻勢軸が北高地にあることを考えると・・建物の方がクサいですね!!」
「それに心理としても納得できる。森と建物のどちらでも選べるならどっちが良い?」
「そりゃ何となく建物ですねえ・・。う〜ん、ただ・・」

「そう、私も最後に引っかかるところがある。敵軍は明らかに知将が率いているからだ。」
「ですねえ。そもそも徒歩FOと車両FOを用意している可能性もありそうですね。」
「うむ。しかしそこを今悩んでも仕方ない。建物(36,17)は明らかにクサい。」
「FOがいなくても、機関銃とか対空砲はいそうですね。」
「そうだ。ここには厄介な敵が潜んでいるという点だけは間違いないだろう。」
「では・・ここを砲撃しますか?煙幕で視界を塞ぐ?」
「砲撃だ!最優秀の81mmを使え。遅延1.0。全弾一斉射撃で建物を倒壊させFOを圧死させろ!」
「了解!!しかしこれだけ講釈垂れて予想が全然外れてたら司令部中の笑いものですねw」
「考え方さえ正しければ結果が外れても良い。最後の成否は時の運だ。」

「・・そこまで言うなら、いっそ敵司令部を狙った方がいいのでは?」
「・・・・」
「あ、ホントはそんなに確信ないんですね?!」
「北高地を全力砲撃すると見せて、他の地点も狙っていると気づかせることが大事なのだ。」
「まあ確かにこのタイミングでそんなとこを狙えば敵は驚くでしょうね。」
「FOがいればパニック、いなければ意味不明。どっちにしても敵を動揺させ、こちらの考えは見抜かれない。」
「当初の目的から離れてきたような・・だんだんこの砲撃の必要性はないように思えてきました・・」
「構わん!撃て!とにかく撃て!どこでもいいからカウンターが飛んでくる前に撃つのだ!!」
「それが本音か?!」


<やったこと>
疲れたので箇条書きにします。
・残りの迫撃砲は同一照準を砲撃
・最北のリムスキー隊を数HEX西進。高地陰に隠れる。
・リムスキー隊後方の機関銃は武装オン。臨機距離は6HEXに。
・ここでは機関銃をオトリに、T-34で待ち伏せを狙います。(添付図参照)
・高地上のクバエフ隊は一段後退してATGの前方荒地に移動。
・クバエフ隊は見せ球です。頂上に上った敵歩兵に発見されることが目的です。
・南方は放置。次のターンで徴集兵が見つかる可能性大です。


<ターン終了時>
・敵75mmがリムスキー隊に程近い北高地東側に煙幕。
・敵81mmが高地頂上機関銃のいた地点を砲撃。
・敵81mmが南集落西側入口に煙幕。
・我が迫撃砲が北高地で砲撃続行。着弾はバラバラ。効果不明。


<まとめ>
今回最大のダメージは、唯一の盤外砲がカウンターを受けて沈黙したことです。復旧はいつになるか予想もつきません。それに、まもなく迫撃砲もカウンターを食らいそうなので、敵の盤外砲撃を少しでも邪魔するために「FO圧死作戦」を敢行します。果たしてFOは予想通りいるのか?建物を倒壊させられるか?それ以前に建物に命中するかどうかも怪しいキワモノ作戦です。しかし、敵に何らかの動揺はもたらすでしょう。直接効果を狙うというより神経戦の一環です。赤軍はそういうの得意なはずですから。

敵主力は北高地西側を移動中で、第一線部隊は高度25の斜面に張り付いているはずです。しかし彼らはスルーして高度20の地点にいるだろう第二線部隊を連続砲撃しました。照準を動かして遅延時間を増やしたくなかったということもありますが、西側を重点的に砲撃すれば砲弾孔ができ、戦車や車両の移動に支障をきたすことも期待しています。

南部にセモベンテが見えたことで南高地も攻勢点であることが明らかになりました。しかしこちらは攻撃開始まで最低あと2ターンはかかるでしょう。南集落の小隊とは次ターンで交戦が始まるでしょうが、ここではひたすらやられ役に徹します。集落の守りが薄いと思ってセモベンテが集落突破を計ってくれれば最高の展開です。

今回の考察で、敵には第三攻勢軸があるのではないかという疑いが浮上しました。自動車化歩兵がいれば北高地、いなければ教会正面から来る可能性が高いと思われます。しかしどちらにしても、現在南北にいる2個中隊のベルサリエーリが地歩を固めてから攻撃開始となるでしょう。当面の懸念は、北高地で敵が後方突破を計ろうとするかどうかです。
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姿を隠したリムスキー隊の待伏なるか?
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どうにもクサい建物(明転範囲は教会の視界)
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Turn8

Post by Nor » 2006.Oct.28(Sat) 06:46

【Turn8】

<リプレイ>
・北高地中部の偵察兵がベルサリエーリに発見され壊滅
・敵100mmが北高地中部東側に煙幕
・敵81mmが北高地南部木造橋付近に煙幕
・我が迫撃砲が北高地西部一帯を連続砲撃
・M6部隊は西側高度20地帯を移動中


<北部状況>
・北高地の敵第一線部隊は、最頂部で数HEX進出した。
・砲撃状況から高地北端は制圧されたと判断できる
・その際に我が退避したSG43も発見された可能性が高い
・現時点では煙幕の影響でSG43への視界は塞がれている
・リムスキー隊は見つかっていない

・敵第一線の目標は頂上部の完全制圧だろう
・頂上の敵歩兵は頂上東端まで前進する可能性が高い
・ただし、全体的に南東方向へ移動している模様
・見えているのはベルサリエーリ1部隊(ATGが視認中)
・クバエフ隊は発見された
・高地南端を守る歩兵小隊は次ターンで交戦可能性アリ

・高地西側の木造橋付近は煙幕で完全に教会からの視界を塞がれた
・敵は数ターン内に木造橋を通過する可能性大
・教会の機関銃は高地頂部東側を視界に入れている


<中部状況>
・教会西端から7・9HEXの森と建物に敵斥候を確認
・この方面が第三攻勢軸の可能性高し


<南部状況>
・南高地西側6〜9HEXにMMGを含む敵歩兵8を確認
・47mmATGと大型トラック各1も確認
・前回確認したセモベンテは消えた
・おそらくさらに東の建物背後に移動したと思われる
・攻撃開始にはさらに2ターンを要する可能性大

・南集落西側の敵歩兵小隊のうち視認できるのは1部隊
・81mmの煙幕展開があったので、次は砲撃だろう
・彼我の前線部隊の最短距離は3HEXと予想される


<北部対応>
最北端の機関銃は6ターンに後退してDefend体勢を取ったがIn-Coverは取れていない。敵は7ターン終了時に高地上の最初の機関銃陣地を砲撃したので、このターンでそこまで進出したことは想像に難くない。そして、その周辺は機関銃の視界に入っている。つまり新たな機関銃陣地が発見された可能性はかなり高い。しかし同時にそれは、リムスキー隊に絶好の待ち伏せ態勢を提供したことになる。敵が後方突破を狙うなら、高確率でリムスキー隊の待ち伏せにひっかかるはずだ。しかし問題は3つある。一つは、サトさんは早急な突破は狙わないだろうということ。後方突破を計るにしてもあと3ターンはかかると思われる。敵戦車はまだ高地西側にいるのだ。二つ目は、敵が後方突破を開始した場合、リムスキー隊と機関銃だけが北端に取り残されてしまうこと。我が方としては戦線の分断は避けたい。最後に、敵が後方突破を計らず高地の守りを固めた場合だ。我々は高地を奪還する気はさらさらないが、アンブッシュを期待して待ち続けた挙句、高地に対戦車砲を設置されて貴重なT-34が動けなくなるのは最悪だ。

幸い現時点では、敵の煙幕で高地からの視界は塞がれている。さらに敵は見せ球のクバエフ隊を見た(こちらも現時点では煙幕で見えない)はずだから、北端に別のT-34がいると考える可能性は低い。当然、機関銃の輸送手段があるとも思ってないだろうから、機関銃は遠くにはいけないと考えるはずだ。安全に移動するなら今しかない。今なら敵の後方突破を牽制したまま北高地南部戦線とリンクできる。遠からず南高地にもセモベンテが来ることを考えれば、クバエフ隊を再び南下させられるようにして方が良い。このすりかわり作戦が成功すれば、敵はT-34の正確な数を掴めないという副次効果も見込める。

もしかすると、敵はしつこく高地東側に煙幕を張っているから、東側に我が方の陣地帯があると思っているのかもしれない。うん。まあ勝手にそう思ってくれればラッキーだ。我々としては、後方突破さえなければ高地をどれだけ要塞化してくれても構わない。高地上はいずれ格好の砲撃目標になる。しかし同時に敵の動きは、高地上で右折する傾向も見せている。今回偵察兵を殺ったベルサリエーリは、北西から南東へ向かう感じで移動してきた。とすると東側の煙幕は架空のソ連軍陣地に対する側面防御か?

そうならば、敵の進行方向正面にはまさに我が主陣地がある!防衛作戦ズバリ的中か?!それも嬉しいような嬉しくないような・・。いずれにせよ、そろそろこちらも積極的な反撃を始めなければならない。まだ北高地の敵はほとんど無傷なはずだ。砲撃でわずか数名が死傷しただけだろう。しかし1個中隊のベルサリエーリをどうやったら止められるのか?煙幕・砲撃・ベルサリエーリの攻略パターンはまだまだ有効で、これを待っているだけだとジワジワと戦力を削られるだけだ。しかし、我が方の頼みする盤外砲はまだ退却中。積極的に使えるのは迫撃砲とT-34だけである。できることは余りに少ないが最大限の努力はしよう。

まずリムスキー隊が機関銃を積んで陣地転換。クバエフ隊背後の平地に隠れる。ここは高地からは見えず、敵が北部から突破を計っても察知できる。次にクバエフ隊が高地頂上にうって出る。主砲2発で見えているベルサリエーリを撃退。戦果2名。直ちに後退。頂上東端を横から狙える場所に移動。最初のリムスキー隊位置だ。これで南端にT-34がいることが強くアピールできた。果たして敵はどうするか?また煙幕か?砲撃か?


<南部対応>
今回南部では多数の敵が確認できた。南高地の煙幕が晴れ、廃墟に潜む偵察兵の視界が良くなったからだ。結果はこれまでの予想を裏付けている。高地には2個小隊のベルサリエーリが向かっている。南集落も含めれば、この地域には歩兵1個中隊とセモベンテ1個小隊+各種支援部隊という戦力だろう。移動状況から判断すると、敵の攻勢開始はまださらに2ターンは要するようだ。面白いのは、ベルサリエーリ分隊はあまり見えないが、その小隊長(Pltoon Ldr)はやけに見えるという点だ。おそらく小隊長にはエリート属性がついてないのだと思われる。そして小隊長の数さえわかれば総兵力は一目瞭然だ。今回は2つの小隊長が見えたので、そこに見えないベルサリエーリが2個小隊いることがわかる。

しかし15HEX離れた1歩移動の47mmATGまで見えたのは意外。偉いぞ偵察兵。さらに前ターンでセモベンテが見えた位置付近に大型トラックも見える。47mmATGを積むのに大型は必要ない。それに両者の距離は離れている。したがってこれはさらに大口径のATG・AA・IGを積んできたと考えるべきだろう。しかしこれらの支援兵器を恐れる必要はない。我々は高地には登らないのだから。

当面の焦点は南集落に入ってきたベルサ小隊である。後続部隊は見えない。来るとすればセモベンテ小隊だろう。ただし、セモベンテは集落には入らず、集落と高地の間にある線路沿いの平地を来るはずだ。線路付近には中隊付と思われる機関銃や軽迫も見える。こうした小規模ユニットは2歩移動しているようだ。歩兵についていくのが難しいのだろう。全体的にこの方面の前進は遅い。敵は攻撃開始を焦っているのかもしれない。現在北高地に集中している我が砲撃を分散させたいのだろう。

ついでに言うと、一つ気がかりなのは敵の偵察兵だ。今回、教会正面に当たる中部で2つ見えた。森と建物に入ったので、おそらく停止するだろう。見えてないだけで、他の高地付近の建物にも偵察部隊か機関銃部隊が入っているはずだ。南集落でも最前線の建物は怪しい。これらの要所でずっと監視されるのはあまりウマくない。かといって、多数の偵察兵をいちいち砲撃するのも勿体無い。う〜ん、困った!

とりあえず南集落で交戦を始めようか。すでに最前線の徴集兵は見られている可能性が高い。前ターンで徴集兵のすぐ目前に煙幕が張られたから、このターンの終わりには砲撃が降ってくる可能性が高い。砲撃に続く次ターンで敵は突入するだろう。我が方はそれでも良いのだが、南集落も積極的に守るぞ!というアピールはしておかないと露骨に怪しまれる。それに万が一、徴集兵がベルサ小隊に予想外の損害を与えれば(!)、敵は南高地の本隊から増援を送るかもしれない。というわけで、さっそく攻撃!

「こちらラマザノフ小隊長。第三分隊、南西200mの敵歩兵に射撃開始!」
「了解!撃て〜!!!」
「軍曹、結果を報告せよ!」
「戦果4、損害なし。敵は釘付けのまま動けません。」
「了解、良くやった!西と南西に煙幕を張って接近戦に備えろ!」

「こちらラマザノフ小隊長。第四分隊、西300mを移動中の敵機関銃に射撃開始!」
「了解!ウラ〜〜!あああ!!」
「どうした?!状況を報告せよ!」
「西200mの建物から別の機関銃が反撃!建物内には別の部隊もいる模様!分隊に損害なし!」
「了解!目標変更!西200mの建物にいる敵機関銃を撃て!」
「ウラ〜〜!・・・報告!敵機関銃に損害1を与え撃退に成功!おそらく同地点にいた敵部隊は壊滅!」
「素晴らしい!!そのまま西300mを移動中の機関銃にも撃ちまくれ!」
「報告!戦果0、損害なし。敵機関銃は釘付けの模様。」
「了解!充分だ!西・南西・北西に煙幕を張って接近戦に備えろ!」

というわけで徴集兵は予想外の奮闘をみせた。敵損害5名、味方損害ナシ。機関銃1部隊を後退させ、別の機関銃とベルサ分隊を釘付けにした。加えて、建物内に潜んでいた斥候(あるいはATR)も壊滅させたと思われる。徴集兵でもIn-Coverを取って充分に引きつけた上で先制できれば、これくらいの戦果は挙げられるという良い見本だ。敵にすれば、自ら張った煙幕が裏目に出た形だろう。今回攻撃した部隊は、西からの視界を自ら塞いで接近戦に備える。砲撃に耐えられれば・・・さらなる一撃を与えられるかもしれない。


<砲撃計画>
「今回新たに、敵陣奥の北部(20,2)と南部(18,41)で迫撃砲の硝煙が確認された。」
「同志大佐の予想通り、敵迫撃砲は最低2箇所に分散してチマチマ移動してますね。」
「しかし対砲兵射撃はまだ行わない。居場所を確実に特定するにはもっと油断させる必要がある。」
「油断?」
「今の所敵もカウンターを警戒している。しかししばらくその兆候がなければきっと油断する。」
「ではいつまで待つので?」
「ルーチンワークには自然に行動パターンができる。それを見極める必要もある。」
「へ?」
「例えば、北と南を交互に移動させるとか、移動距離や移動地点に特定の傾向があるとかな。」
「そりゃ難しそうですね・・」
「実際無理だろうな。しかしいつか必ず敵は足を止める。連続砲撃が必要なときが絶対あるからな。」
「敵が連続で撃つだろうターンに0.3〜0.5で砲撃するんですね?」
「その通り。しかしそれはまだ先だ。しばらく忘れてよい。」
「まあ迫撃砲が4門しかなければ・・・さほど脅威ではないですしね。」

「当面の危機は北高地だ。高地南端小隊の交戦距離は150mだ。まず81mmを使って150mラインに煙幕だ。」
「敵に一方的に視界を決められちゃ不利ですからね。こっちからも制限するんですね。」
「次に残りの81mmは南東方向に照準を2HEX移動して高地西側を0.3で砲撃。」
「120mmはどうします?」
「最も西を狙う1門は高地頂上中央に照準転換。遅延1.0で砲撃だ。残りは81mmと同じ0.3でやむをえまい。」
「なぜ重迫1門は遅延1.0なんです?0.3でも連続砲撃の方が効果的では?」
「効果で言えばそうかもしれん。まだ敵は西側にいるからな。しかし残弾数を見てみろ。」
「・・保有弾数は最初40発で、現在120mmは32発、81mmは37発ですね。ほとんど減ってない!」
「これぞ遅延0.0〜0.2で撃つ最大の効果だ。補給は遅延0.25のタイミングで行われる。」
「遅延0.3〜0.5で撃つと、補給車が2両あっても連続砲撃する限り一切補給なしなんですね!」
「その通り。遅延0.0なら81mmは30回は連続砲撃できるし、120mmでも9回くらいは連続で撃てる」
「一旦弾が無くなったら補給にかなり時間がかかりますもんね。なるほど!」
「この戦いは長く続くだろう。今のうちに弾薬消費を抑えるほど後半有利になる。」
「最後に・・FO圧死作戦てホントに続行するんですか?今回遅延0.0で撃てますが。」
「当然続行だ!効果はあまり期待できんがな。それより南部の軽迫に要所の建物を遅延1.0で照準させろ。」
「了解。敵に押し込まれた場合の用心ですね。機関銃で狙えない(51,47)に照準しておきます。」


<ターン終了時>
・敵81mmが南集落最前線を砲撃。予想通り今回の攻撃部隊が狙われた。わずかに命中弾アリ。
・FO圧死作戦は失敗!目標に2発着弾するも建物倒壊ならず!!
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南集落における徴集兵の先制攻撃!
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陣地転換したリムスキー隊とクバエフ隊
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Turn9

Post by Nor » 2006.Oct.29(Sun) 00:38

【Turn9】

<リプレイ>
・南集落で徴集兵2個分隊が死傷者6名を出して敗走
・我が迫撃砲が北高地西部一帯を連続砲撃
・我が重迫1門が北高地頂上を砲撃

<北部状況>
・高地上に視認できる敵影なし

<中部状況>
・前回確認した敵斥候は消えた
・高地南部西側麓に5mphで移動中のベルサ分隊発見!
・同じくATRも発見!

<南部状況>
・南高地西側6〜9HEXにMMG・ATRを含む敵歩兵5を視認
・47mmATG×3と大型トラック1も視認

・南集落で視認できる敵のはベルサ1分隊(7mph!)
・しかしリプレイで、ベルサ2分隊とLMGが確認されている


<分析>
ついに敵の砲撃が止まった。これは喜ぶべきことではないかもしれない。単なる連絡不能か、南高地への照準転換かもしれないが、盤外砲3個中隊で我が迫撃砲陣地を一斉砲撃しようとしている可能性がある。だとしても我々には対処法はない。せっかく獲得したIn-Coverを捨てて移動するのは愚かである。砲撃による損害が僅少であることを願うしかない。

今回新たに大発見があった。北高地南部西側麓に5mphで移動中のベルサ分隊を発見したのだ。北高地で確実に視認できたのは2個小隊である。だからこれは側面支援用に残した第三の小隊員という可能性がある。しか〜し、別の可能性としては、北高地とは別の中隊に属する一員だとも考えられる。そしてこちらの可能性の方が圧倒的に高い。

なぜなら、教会正面北西方向に火炎瓶を持ったAT歩兵も視認されたからだ。AT歩兵が単独でいるわけがない。つまり、見えていないだけでこの周囲には歩兵がいるのだ!すなわち、ここが第三攻勢軸である。見えたベルサが北端小隊、AT歩兵の周囲に南端小隊がいるとすれば全てが納得できる。担当正面幅は1個中隊にピッタリ。そして歩兵1個中隊が前にいるからこそ、FOと司令部はあの建物にいられるのだw。

FOの位置はともかく、これで最も恐れていた「北高地から自動車化歩兵と戦車が後方突破を計る」という可能性は消えた。ベルサ3個中隊は全て徒歩なのだ。理屈で言えば4個目の中隊がいてもおかしくないが、今回47mmATGが南部で3つも見えたことでその可能性も薄い。敵は支援部隊にかなり力を入れているようだ。南に最低3つ(おそらく4つ)あるということは、同数が北にもいるはずである。中央にもいるかもしれない。それだけ敵は赤軍の戦車を恐れているということだが、残念ながら我々はボロいT-34を4つしか持っていないw

ここで今後の敵の作戦を再度予想するとこうなる。T10〜T12で南高地攻撃開始。同時に北高地は南進開始。一部は後方突破を目指す可能性アリ。我々の配置と戦力を見極めて、北と南の対処に手一杯だと判断した時点で(T16)、教会正面(やや北西)から第三ベルサ中隊が教会を攻撃。あとはそのまま南集落と中央集落を落とす。余力があれば後方2つのVH群も目指す。こんな感じだろう。

これで敵歩兵の動きはかなり掴めた。あとは戦車とサプライズである。戦車は北と南でセモベンテが確認されている。さらに北にはL6もいることがわかっている。おそらく規模はそれぞれ1個小隊であろう。イタリアのボロい戦車ならもっと買えてもおかしくない。南にもL6がいるかもしれない。あるいは予備戦力として取ってある可能性も高い。だが第三軸にはいないのではないか?何しろ目指す教会は石垣で囲まれている。戦車が目指したい目標ではない。とすると、やはり北にもっといる可能性がある。つーことはやっぱ後方突破か?

最後にサプライズである。最も可能性が高いのは騎兵だ。普通なら騎兵は北高地攻撃の先陣を務めるはず。しかし実際はベルサが先頭で突っ込んできた。もしかすると騎兵は買わなかったのか?とも思ったが、よく考えるとサプライズとして取っている可能性がある。目指すは戦車と一体になっての後方突破である。戦車だけでの後方突破はありえない。絶対に歩兵系ユニットが必要なはずだ。我々が教会付近の戦闘で消耗しつくした頃合を見計らって、ドン!とダメ押しの一手にしようとする可能性が怖い。まあ予想できるならサプライズじゃないから、もう全然想像もしてないようなものが飛び出てくるのを期待しようw


<北部対応>
おそらく北高地の制圧は、北中部においてはほぼ完了したと予想される。この地域での我々の抵抗が皆無であったことに関して、敵は少なからず驚いているはずだ。同時に、教会と隣接する高地南部では我が軍が必死に抵抗することを確信しているだろう。敵は煙幕モクモクの中で、次なる攻勢に向けて再配置を進めているに違いないが、我が軍の猛砲撃によって作業が遅れているのであろう。配置が整えば再び攻撃準備砲撃が始まるはずである。

そして彼らの攻撃目標は・・・これまでは教会だと思っていたが、第三軸が発見された今となっては予想修正せざるをえない。ズバリ!教会の背後(東側)である。一部は北から教会の側面を狙うだろうが、教会そのものの攻略は第三軸が担当するだろう。北高地主力の目的は我々の後方遮断である。教会を完全に包囲した上で第三軸を突入させようという腹だろう。う〜ん、多分この予想は当たっている。かなりそんな気がする。いかにもサトさんが考えそうだ。敵ながら実にアッパレな作戦である。我々としては、予想はできても対処しようがない。悲しいかなこれが構想力の差か。作戦負けというヤツか。・・いや、嘆く前にできる事をやろう。

つってもできることは少ない。砲撃のほかはT-34を動かすだけだ。後方突破は教会の戦闘が始まった後のダメ押しだろうし、北高地から農場までは遠い。さほど気にすることはないと考えよう。とりあえず探知さえできればよい。そんなことより敵が教会の背後に回りこむ可能性の方が高いので、機関銃はその方向で対処しよう。再配置場所は・・・教会後方の果樹園に決定。リムスキー隊は危険なワジを超えて・・・無事超えた。もう一度危険な果樹園に入って・・・無事入った。機関銃はここで再度Defendに。そしてT-34は西へ数歩前進。機関銃もリムスキー隊も、北高地南端の死守HEXは視界に入れている。機関銃は北部も見渡せるので、敵が突破を計ればそのうち気づいてくれるだろう。とりあえずこれが現状での最善策であろう。

クバエフ隊は・・・北で待っていても仕方ないと判断。北高地主力の配置転換にはもう少し時間がかかるだろう。おそらく攻撃開始予定は12ターン。それに最初は歩兵戦になるはずだ。いずれにしても北はリムスキー隊に任せよう。クバエフは南に戻るのだ。なぜなら、どのみち北での勝ち目はないと予想できるからである。盤外砲3個中隊とベルサ2個中隊があれば、教会は必ずや落とされる。あとはどこまで長く抵抗できるかの問題だ。それにはT-34も総力を挙げる必要があるが、その前にやっておくべきことがある。

敵が最も手薄なのは南高地の攻撃部隊である。先にこっちを叩けるだけ叩くのだ。敵戦力はベルサ1個中隊とセモベンテ1個小隊+α。特に南集落の敵はベルサ1個小隊だけである。まず弱い所を叩くべし!南集落はあっさり明け渡すつもりだったが、北で勝ち目がない以上、南集落は死守せねばならない。完全な方針転換である。したがって、クバエフ隊は南集落後方の建物に隠れる。敵の攻撃開始は間近なので直ちに突っ込みたいところだが、何十HEXも移動したことを知られるとT-34が北から来たことがバレ、総数もバレてしまう。それはマズイ。ATGの数を見る限り、敵はかなりT-34を恐れているのだから「いっぱい持ってるよ〜ん」と欺瞞して恐怖心を煽るべきである。したがって今回は見つからない場所に移動するのみで、攻撃は次のターンである。


<南部対応>
というわけで、これまでとは一転、南集落のベルサ小隊には全滅してもらうことにする。決して徴集兵の先制攻撃が成功したことで色気が出たわけではないw。敵はきっちりお返しをしてきたのだ。徴集兵小隊の第2・第3分隊は損害を出してあっさり2HEXも退却した。何しろ、ベルサリエーリはライフル・LMG・SMGを駆使して5〜6回撃ってくるのである。対する我が徴集兵は敵が3回撃つ間に1回ライフルで反撃できるかどうかだ。先手を取られた徴集兵に勝ち目は全くない。

敗因の一つは私にある。前ターンで先制攻撃した徴集兵には煙幕を張らせたが、その効果が全くなかったのだ。そういえば視界25だった!この視界では歩兵の煙幕1回分はすぐに透過してしまう。それをすっかり忘れていた。だから居場所を特定された徴集兵分隊はあっさりと攻撃を受けたのだ。これは私のミスである。そこで今回敗退した徴集兵(3スタックしている)には煙幕を3回張らせた。これで次回は攻撃されないだろう。砲撃が落ちてくる可能性は大であるがw。

しか〜し、敵もベルサの強さと徴集兵の弱さに油断したのか一つミスをした。我がマキシム重機の視界9HEXに7mphで移動してきたのだ。もちろん敵はマキシムがいるとは思ってなかっただろうが、敵陣内で3HEXも移動したのは景気良く徴集兵を追い立てた油断からだろう。このチャンスを逃すべからず!次のターンで手近な建物に1HEX移動されてからでは遅い。

「マキシム分隊オルダブクナイテ軍曹、北西450mを高速移動中の敵を撃て!」
「ダー!ウラ〜!!」
「報告せよ!」
「一射目・・ハズレ!」
「・・・」
「二射目・・命中!!ウラ〜!!」
「おおっ!!」
「三射目・・ハズレ。四射目・・命中!敵は後退!ウラ〜〜!!」

というわけで、画面を見る限り敵影は二射目で半減した。おそらく大打撃を与えたはずだ。さすがは腐っても重機。高速移動する歩兵を10HEX以下で撃てばかなりの確率で大戦果を挙げられる。しかし敵もさるもの。大打撃を受けた二射目で後退しなかったのはさすがベルサである。その代償としてマキシムの存在とおよその場所がバレたが、全く問題はない。砲撃されても煙幕を張られても、肝心の南高地への砲撃が手薄になるならマキシムなんぞどうでも良い。むしろ撃ってくれれば砲弾も減るし、迫撃砲の位置も特定できるので御の字である。

と、ここまで考えてふと思った。南集落に突っ込んできたこのベルサ小隊の目的は何だ?これまで陽動だ牽制だと思ってきたが、それにしては肝心の南高地攻撃がなかなか始まらないではないか。予想通り12ターン開始だとすると、なんでこんな早くに突入してきた?距離が近い地点でタイムラグが大きい陽動をしてもあまり意味がない。とすると単なる偵察?セモベンテの露払い?こいつらの進出目標ラインは?考えるほど謎である・・。こうして混乱させるのが目的か?まあいいや。今回他にできることはもうない。また次に考えよう。


<砲撃計画>
「同志大佐!朗報です!師団砲が戦列に復帰しました!」
「うむ。予想より随分早いな。私はあと10ターンくらい使えないことを覚悟していた。」
「どこに使いましょう?やっぱり北?」
「悩むな。しかし南だろう。迫撃砲も半分ずつ南北に分けよう。」
「それは・・・集中の原則に反するのでは・・?」
「原則には常に例外がある。そしてもう疲れたから詳細は省く。」
「ではおそらく皆が注目しているFO圧死作戦だけでも。まだやりますか?」
「当然だ。第三軸の発見でFOの位置にも確信を持った。成果を出すまで続けるぞ。」
「ま、ネタとしても必要でしょうしね。」
「要は北高地頂上と南高地西斜面を遅延1.0で撃つこと。そのほかは適当に対処してくれ。」


<ターン終了時>
・敵81mmが南集落VH上を砲撃。誰もおらず。
・敵81mmが南高地の廃墟(我が偵察兵がいる)付近に煙幕。
・我が120mmと81mmの計2門が北高地頂上を砲撃。効果不明。
・FO圧死作戦はやや成功!目標建物半壊!
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Turn10

Post by Nor » 2006.Oct.30(Mon) 01:25

【Turn10】

<リプレイ>
・我が迫撃砲が北高地頂上を砲撃
・敵小隊長がどこかで退却

<北高地>
・高地上に視認できる敵影なし

<第三中隊(教会北西)>
・教会北西10HEX内外にベルサ2、小隊長1、斥候1を視認

<南高地>
・南高地西側6〜9HEXにMMG1・ATR1・ATG2を視認

<南集落>
・敵影見えず


<分析>
南高地にいる偵察兵の視界を再び塞がれたので、南部の敵の大部分が見えなくなった。しかし、見えている敵は全て1〜2HEXは移動している。教会北西部で発見した敵歩兵小隊はさらに高速で2〜4HEX移動している。攻撃開始はまもなく、やはり12ターンで各方面同時攻撃開始という見通しは間違っていないだろう。

敵砲兵はまた沈黙している。盤外砲は連絡切れの可能性もあるが、12ターンに備えて照準を移動していると見るべきだろう。我々が11ターンの終了ボタンを押した直後に、砲弾が雨霰と降り注ぐ可能性は高い。敵砲兵の狙いは、北部と南部の最前線および我が迫撃砲陣地だろう。カウンターが来るとわかっていながら座して待つしかないのはツラい。

おそらくこの10ターンと次の11ターンでは、敵は大きな動きを見せないはずだ。この隙に我々も充分な迎撃態勢を整えなければならない。そのためにはまず南集落のベルサ小隊を叩き、南高地の左側面を確固なものにすることだ。思い切った賭けだが、これを成功させないと勝ち目は全くなくなる。


<南集落の攻勢!>
「どう攻めますか?猶予は2ターン。12ターンにはクバエフ隊は北に戻す必要がありそうです。」
「実質T-34が使えるのはこのターンだけだろうな。このターンで決定的状況を作る必要がある。」
「投入部隊は?」
「徴集兵および南端ライフル兵の2個小隊。そしてクバエフ隊のT-34が2両だ。」
「敵はベルサ1個小隊で、1個分隊は前ターンで半壊してます。ATRもすでに壊滅してるかも。」
「正確な数と位置を知る必要があるな。慎重かつ大胆に攻めるぞ。狙撃小隊は進撃体勢に変更だ。」

「狙撃小隊テビャキン少尉、前方の4個分隊を1HEX前進、建物に入れろ」
「了解。敵影ナシ。被発見による移動力減少ナシ。」
「徴集兵第二分隊、西に1HEX前進せよ」
「了解。敵発見!150m南西に2mphで移動中のベルサ分隊!発見されたが発砲は受けず!」
「こちら狙撃第三分隊、300m北西に同一目標を確認。」
「よし、第三分隊、そこから援護射撃だ。撃ちまくれ。」
「ウラ〜!・・釘付けにするも敵損害はわずかな模様。」

「とりあえず頭を下げさせれば良い。すかさず徴集兵第二分隊、さらに1HEX前進!」
「グハッ!・・敵から4射撃を受けて損害2!視認済みの敵は発砲してません!」
「別に二ついるということだな。南西方向を探れ!」
「いました!南西200mに別のベルサ分隊!その手前にLMGがいると思われますが発見できません!」
「やむを得ん。狙撃第一分隊、建物から出て50m西へ前進!」
「ウギャ!・・・損害2名!しかしLMGを発見しました!予想通り200m西です!」

「良し!クバエフ1出動!狙撃第四分隊を乗せて第一分隊の前に出ろ。LMGを撃て!」
「ダー!LMGは一撃で壊滅!」
「続いてクバエフ2は狙撃第二分隊を乗せて南端のベルサを攻撃!」
「ダー!ベルサは一撃で後退!」
「徴集兵第三分隊、1HEX前進して100m南西の釘付けベルサを攻撃せよ!」
「ウラ〜!敵は煙幕を張って後退!建物に入った!建物には別の部隊がいる模様!」

「こちらクバエフ1。ベルサが退却した建物が見える位置まで移動した。直ちに攻撃に移る。」
「了解した。そのまま攻撃せよ!」
「こちらクバエフ1。射撃数が尽きた。狙撃第四分隊を降車して攻撃を続けさせる。」
「ウラ〜!ベルサ分隊は壊滅!しかし北西100mから反撃!損害ナシ!撃ってきたのは小隊長だ!」
「こちら狙撃第一分隊。250m西に小隊長を確認。攻撃に移る!ウラ〜!敵は後退!」

「よし。これで残っているのは小隊長、ベルサ1分隊、ATRだな。」
「クバエフ2。先に退却中のベルサと小隊長を攻撃せよ!」
「ダー!小隊長とベルサはさらに後退!」
「西に移動して小隊長を攻撃せよ!絶対逃がすなっ!」
「ウオッ!調子に乗りすぎて敵ATGの視界に入った!攻撃を受けるも損害ナシ!セモベンテ1両も視認!退却する!」
「待て、クバエフ2!ATGは移動中で距離も遠い!それに英雄に弾は当たらん!攻撃を続行せよ!これは命令だ!」
「こちらクバエフ2、二発目を撃たれた!損害は無いがこれ以上は無理だ!」
「泣き言を言うな!!狙撃第二分隊を使えば大丈夫だ。任務を遂行せよ!」
「こちら狙撃第二分隊、小隊長は壊滅!退却の際に煙幕を炊いてくれた。これで北の視界は塞がれた。」
「よし、そのまま残るベルサ分隊も殲滅せよ!」
「ダー!ベルサ分隊も壊滅、繰り返す、ベルサ分隊も壊滅!」
「よしっ!よくやった!クバエフ2、速やかに安全地帯に戻れ。」

「これで残るは建物に潜むATRだけだな。T-34は使えないし、狙撃兵も移動できないが・・」
「たぶん火炎瓶もってますからね。近づいたらドカンですが・・」
「こういう時のために・・徴集兵第一分隊、進撃体勢に変更し4HEX移動せよ。ATRが潜むと思われる建物を探れ!」
「こちら徴集兵小隊長ラマザノフ少尉、しかしそれでは第一分隊は孤立してしまいます!」
「こちら司令部、構わん!命令を遂行せよ!」
「ウラ〜ウラ〜ウラ〜!!ああああ・・火炎瓶で攻撃されましたっ!損害1!敵影見えず!」
「クバエフ1、今ので敵影が見えたか?狙撃第四分隊は見えたはずだな?」
「いや、何も見えませんでしたっ!!」
「50〜100mの距離で見えなかっただと!?この能無しどもめ!」
「クバエフ2、ATRの潜む建物の100m南に移動しろ。」
「ダー!見えた!見えました!敵は火炎瓶を持ったATR。しかし攻撃手段がありません!」
「徴集兵第一分隊!全弾を撃ち込め!お前らの獲物だ!逃がしたら懲罰部隊行きだ!」
「こちら徴集兵第一分隊、敵ATRは全滅、任務完了!」


こうして南集落での攻勢作戦はギリギリで成功した。最終的に攻撃部隊の射撃回数はほぼ全ユニットでゼロになった。我々は際どい所で賭けに勝ったのだ!味方の損害は6で、戦果はベルサ2個分隊・小隊長・ATR・LMGである。あと1個ベルサ分隊がいると思っていたが、周囲に気配はなかった。おそらく我々の勘違いで、実は前ターンのマキシムの攻撃で1個分隊は壊滅していたのだろう。これで南集落に入ってきた敵ベルサリエーリ小隊は全滅したはずだ。

しかし問題はこれからである。クバエフ隊は攻撃終了後は安全なラインまで後退するつもりだったが、予想以上の激戦で後退する余力はなかった。クバエフ隊の西と北には敵が退却時に張ってくれた濃い煙幕がある。したがって今ターンはとりあえずは大丈夫だが、南高地西側にいるATG4門とセモベンテが逆襲にくると怖い。さらに可能性は低いが、西側からL6やら何やらの予備戦力が突入してきても困る。まあ、クバエフ隊は次のターンで逃げるしかないだろう。

ちなみに、突出しすぎたT-34が発見したセモベンテは4mphで南高地を向いていた。T-34に対して完全に側面を晒していたのである。これは南集落で我が軍がこのような反撃を開始することを全く予想していなかったことを示している。敵の南高地攻撃部隊は側面ががら空きになったことに対して、緊急対応を迫られるだろう。クバエフ2の顔みせ突入は大きなリスクだったが、結果的にはそれに見合う大きな動揺を敵に与えられたはずだ。

しかし、我々とてこれ以上西に進むことはできない。北側にはATGの砲列が待っているからだ。T-34の支援がない歩兵の攻撃は勝ち目がない。したがって我々としては、表面的には「隙があれば背後を襲うよ〜ん!」と精神的な揺さぶりをかけつつ、実際は地味に南集落を守り続けるしかない。ま、全ては敵の出方を見てから決めよう。


<その他の対応>
北部では特にやることはない。北高地の敵は一切見えない。教会北西から来る敵第三中隊は、木造橋付近の斜面に1個小隊が見えている。教会にいる機関銃の視界に入っているのはベルサ分隊と小隊長。9mphで移動中の小隊長も7mphのベルサ分隊も美味しい目標だが、まだ撃たない。教会から撃てば必ず煙幕で視界を消され砲撃を食らう。遠からず砲撃は食らうだろうが、ギリギリまで引きつけてから一気に制圧!といきたい。

砲撃は前回の照準を微調整。重迫は北高地で使うが、師団砲と81mmは南高地付近を多めに砲撃して、南集落から大規模な反撃があると思わせておく。ホントは無いけど。FO圧死作戦は中止。目標建物は倒壊させたが、果たしてどれほどの損害を与えたのか全く算定できないからだ・・・いや、敵の砲撃が止まったのはもしかしてこの作戦のおかげ??


<ターン終了時>
始まった!!!敵100mmが我が迫撃砲陣地を砲撃!!命中弾多数!損害不明!同時にFO圧死作戦は意味がなかったことも判明w。あとは我が軍の地味な砲撃が北高地頂上と南高地西側で続く。
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攻撃終了時の布陣
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攻撃開始直後の布陣
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