<おしらせ1>
またまた、いつの間にか掲示板がダウンしていたようですね。ログを見ると、およそ2年半ぶりの改修です。
この間、何度かメールでご要望があったようですが、この度ようやく重い腰を上げて掲示板を修復いたしました。
管理不行き届きで申し訳ありません。

<おしらせ2>
サイト管理を楽にするために体裁を変更しています。
本サイトのメインコンテンツであったSPWAWの解説記事は以下からアクセス可能です。
SPWAW解説記事一覧


<5分で調べたSPWAW界の近況>

びっくりしたことーその1「Depot リニューアル」
SPWAW界を長年牽引してきた世界最大のファンサイトSPWAW DEPOTが、昨年の4月に閉鎖、13年の歴史に幕を下ろしたようです。
と同時にDepotメンバーの一人 Falconさんが新たなサイトSPWAW DEPOTを立ち上げたようですね(笑)。
まあ、中心メンバーが入れ替わって、こじんまりした感はありますが、実質的にはリニューアルって感じですかね。
旧DEPOTの遺産は相続されているようで、今後ともがんばって欲しいところです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawdepot/

びっくりしたことーその2「砲撃要請画面ラグ解消」
マルチコアCPUが普及した頃でしょうか、ある程度以上のスペックのPCでは、砲撃要請画面で挙動がおかしくなる不具合がありましたね。
それが原因でSPWAWを離れた・・という方もおられたような記憶がありますが、どうやらこの不具合、ついに修正されたようです。
これもDEPOTメンバーのおかげみたいですね。Matrix Games 公認(というか黙認ですね)のもと 、本体ファイル MECH.EXE をいじることに成功したようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... -t277.html


というわけで、この機会にもう一度SPWAWをやってみようかな、と思われた方は次のリンクからダウンロードをどうぞ。
DEPOTで全てのファイルのホスティングも始めたようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... es-t6.html

歩兵戦ナイト! 感想です

戦闘状況・結果報告
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pukuto
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歩兵戦ナイト! 感想です

Post by pukuto » 2005.Oct.03(Mon) 08:53

昨晩行われました 「歩兵戦ナイト!」の感想です。
設定等は Opponents Wantedの「歩兵戦ナイト! のお知らせ」をご覧下さい。

プレイヤー(敬称略)
ドイツ軍 Nor Sufiy 濱
ソ連軍 pukuto(第一小隊) 久遠(第二小隊) サト(第三小隊)
☆参加指揮官の皆様 お疲れ様でした :salut  特に久遠さん 久々のSPWAWだったようで 無理やり参加させてしまいご迷惑をおかけしました。

作戦(ソ連側)
・後攻なので、中盤までは通り東側VH近辺にて敵を待ち構え、終盤に反攻を実施
・終盤の主攻勢は南部に展開する第一(中央南VH)・第三小隊(南VH)を軸とする
・最北VHに第二小隊を派遣、敵の攻撃に備える
・中央部上から2番目のVH防衛には中隊長部隊を派遣(主攻勢がここへきたらどうしよう??)
※第二小隊の作戦は 下記 久遠さんのおっしゃる通りで 私が作戦を間違えて 対戦中に勝手な行動をしておりました。。。申し訳ありません :pale
・迫撃砲は敵の居所が判明する中盤以降まで発砲はなるべく控える
・偵察隊は南北端に派遣、敵の動静探知及び奇襲に備える

ソ連側から見た ゲーム進行
序盤
作戦どおり部隊を集結地点まで移動する。 途中小競り合いがあり若干の損害を出す。敵部隊がやたらとたくさんいるように感じる。ドイツ軍は3〜4ターン頃に展開完了した模様。

中盤
ドイツ軍の鮮やかな攻撃により、通り東側VHのうち北3箇所を奪われてしまう。迫撃砲&機関銃、ライフル部隊の的確すぎる連携攻撃を受け、第一、第二小隊が大損害を被り後退、待ち伏せ状態でいた中隊長もあっけなく撃退される。 敵の攻撃を待っていたとはいえ、予想をはるかに越える敵の攻勢と状況悪化に我が陣営には重苦しいムードが。。。 :cry:

終盤
ここまで我慢して温存していた、全赤軍の希望である(大げさか?)サト司令官指揮の迫撃砲部隊がついに敵部隊を捕らえた! :gun  混乱状態のドイツ軍に対し赤軍歩兵が襲い掛かり、通り東側のVHすべての奪還に成功する。 最終ターンには、全軍に忘れ去られていた斥候部隊が西側VHに突入(当然撃破された)、余勢を買ってなだれ込もうとするもドイツ軍の厳重な十字砲火網を発見、攻勢を断念したところでゲーム終了。

結果
部隊損害ではドイツ軍優勢 VH確保ではソ連軍優勢
スコアは Draw(数字忘れました すいません)

感想
・オンライン対戦ならではの緊張感満点のプレイでした。
・制限時間: 1ターンに1時間かけることもある私 :oops: には大変刺激的です。
・臨機射撃3秒ルール: 敵ターン中 ボイスチャットで作戦検討中に突如敵が出現、撃ち損ねる場面もありました。
C&Cオン: 時間制限などもありちょっと不安でしたが、個人的にはマップが小さいのと大立ち回りをしなかったので何とかなりました。
・市街戦の移動&攻撃の難しさを再認識しました。 私の指揮した機関銃部隊など、1発も射撃できない体たらく :porc  部隊連携も良く考えないとだめですね。
・VHが均等配置のため(最南端のVHは未使用)、「にらめっこ状態」になるかと心配しましたが、果敢な(そして鮮やかな)ドイツ軍の攻勢により大変盛り上がりました。
・他指揮官のMove&Fireを体験でき、とても貴重な経験と勉強をさせていただきました。
・なにより みんなでワイワイ言いながら遊べるのは 本当に楽しいです。

読みにくい文章ですみません。詳細は他の方が書いてくださるかもしれないので、そちらをご覧下さい。 こんな拙文でも、読んで頂いて「pukutoみたいなヘタレが出来るなら俺なら全然大丈夫じゃん!」と気軽にオンラインプレイに参加していただけたらうれしいです。
Last edited by pukuto on 2005.Oct.07(Fri) 04:19, edited 3 times in total.

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観戦者感想

Post by junkers » 2005.Oct.03(Mon) 18:56

 独軍側のNor閣下に途中で戦況を訪ねたときに、

「こっちが優勢」
「赤軍はとても消極的だ」
「もしかすると罠かも?」

と答えられていたのは、そういう展開だったからなのですね。
観戦者が戦況を眺められるともっと面白いのですが、webカメラでも使わないと無理か…

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ドイツ側から見ると・・・

Post by Nor » 2005.Oct.03(Mon) 20:45

我々にはメンバー変更はなかったにも関わらず、(いつも通り)事前の打ち合わせばほぼ皆無だったので、(いつもと同じく)行き当たりばったりな展開になりました。担当小隊はその場で決定、おおまかな作戦もゲーム開始時に急遽決定。といっても「君は北へ向かえ、俺は南に向かう」レベルの作戦ですが・・・。

だいたいの配置についたのが3〜4ターン。このまま両軍道路を挟んで膠着戦になるかな・・と思いきやSufiyさんから「次、突撃します」の連絡。ならばということで、隣接している私の小隊も援護位置をとり、砲撃担当の濱さんも迫撃砲で支援。こうして攻撃計画は突然決定されました。

しかしこの攻撃は意外にもうまくいき、続いて北部で濱さん小隊も突入成功。中央地帯にある全8個のVHのうち、あっという間に7つまでを制圧。一方的な攻撃と敗退を続ける赤軍兵。
この時点での我々の会話の雰囲気を要約すると次のようなものでした。
「赤軍弱しですな。ワハハハ。」
「順調にいきすぎてますな。ワハハハ。」
「しかし、どんでんは返さんでしょう。」
「どんでんは返さんですな。ワハハハ。」

とはいえ、我々が気がかりだったのは、敵の迫撃砲はまだ一発も撃っていないことと、サト小隊の動きがまったく読めないこと、の2点でした。しかし戦勝ムードに酔いしれた我が軍は、まあ敵は防御として予備小隊を残しているに違いないくらいの考えしかありませんでした・・・。

そして運命の7ターン。ついに敵迫撃砲が発砲。以降は敵から奪取したVHを守ることに決定した我々は、部隊の前進をやめていました。そこに正確な砲撃。たかが50mm、されど50mm。軽迫撃砲を侮るなかれ。3門の軽迫があれば1個小隊が完全に沈黙します。最初に華々しい突撃をみせたSufiy小隊は格好の砲撃目標となりました。

そこからは見るも無残、語るも無残。あれよあれよという間に、どこに隠れていたのか無数の赤軍兵が怒涛の如く襲い掛かってきます。さらに今度は前半とは違い、一向に怯む気配もありません。瞬く間にVHは奪還されドイツ兵はことごとく退却状態に追い込まれます。

こりゃあかん、これで戦況は五分に戻った、見事にやられたと思った瞬間。最後のサプライズが待っていました。pukutoさん指揮する偵察兵が予想外の方向から突如現れ、我が軍側のVHを踏んで自爆したのです(ホントはMGにやられたのですが) :shock:

敵斥候の浸透はもっとも恐れていたので、序盤から執拗に警戒を続けていたにも関わらず、完全に裏をかかれた形になりました。このpukuto斥候決死の突入で我が軍は保有VH数でひとつ負けることになり、中盤までの圧倒的な優勢にも関わらず、最終的にはポイント差で逆転されてしまいました。


歩兵1個中隊同士の戦いという非常に地味な戦闘でしたが、予想以上に盛り上がりました。戦いを盛り上げるきっかけを作ってくれたという点で敢闘賞はSufiy氏に、そして劇的な逆転を演出したという点でMVPはpukuto氏に贈ります。商品はありません。名誉が大事ですよ。 :cool:
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ドイツ軍側から見た戦術と戦闘推移(しゃしゃっておりますm(_ _)

Post by STRAND » 2005.Oct.03(Mon) 21:14

久しぶりに司令部に近況偵察に来たところを強制復員され、当作戦に参加する運びとなりました(笑)

ブランクのためベテラン指揮官の方々の足を引っ張る形となったように思い、多少心残りもありますが、何とかがんばらせていただきました。

プレイヤー(敬称略・pukuto指揮官より改訂して引用)
ドイツ軍 Nor(第一小隊) Sufiy(第二小隊) 濱(第三小隊)
ソ連軍 pukuto(第一小隊) 久遠(第二小隊) サト(第三小隊)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ドイツ軍の作戦 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


作戦・・・?無かったように思います(笑)

とりあえず担当地域だけをを振り分け、その後の敵の動向をみて臨機応変に(要するに行き当たりばったり)・・・といった感じでした。。
あとは、要注意な建造物などの選定や、その対処など。

(担当地域)
Nor指揮官・・・・・南方VHおよび偵察
Sufiy指揮官・・・中部VH
小官()・・・・・・北部VHおよび迫撃砲



〜〜〜〜〜 戦闘の推移と作戦(記憶を元に記述。多少曖昧・・・) 〜〜〜〜〜

戦闘開始。
まずは各小隊、担当地域へと急行。
小官は迫撃砲を敵の集結地点付近の十字路へと照準し、足止めをはかる。(効果は不明)

3ターン。
全隊、ほぼ担当地域に到達。
南東にあるモスクっぽい(?)建造物に敵の機関銃が張り付くと予想されたので、迫撃砲を用いて煙幕を張る。
北方のNor小隊の1個斥候が、pukuto小隊の1個斥候と交戦、反撃を受け後退する。1名死傷。

3ターン裏(ソ連ターン)。
中央北側の、東西に走る街道で、Sufiy小隊所属の機関銃班が、敵機関銃班を視認する。臨機射撃するが、被害はなし。しかし、抑圧値が上昇したと見られ、敵はそのまま移動せず。
このとき、ソ連側は北東と中央南東のみ、VHを確保する。北東は偵察隊によるものと断定。中央南は敵本隊の可能性もありと見て、警戒する。

4ターン表。
ドイツより(西側)のVHをすべて確保する。
所々で敵の臨機待ちを受けるが、射撃されず。我々はこれを偵察隊と判断。
先ほど発見、臨機射撃をかけた機関銃班に対し、Sufiy小隊の機関銃班が追い打ちをかける。2人を死傷させ、敵は後退した。

4ターン裏。
北西の我が隊の機関銃分隊が、道路を横断するソ連歩兵分隊を視認する。臨機射撃するが、被害はないものと見られる(orz)。ソ連兵はそのままどこかに撤退した。僕は北に逃走したと予想。
さらに、今敵の通った街道の南に、後続隊がいるとみた。次のターンで、気づかれないように横切ろうとするだろうと予想。我が迫撃砲(1番砲)を照準。

5ターン表。
Sufiy指揮官は、中央南東のVHへ攻勢に出ることを表明。支援要請があり、周辺地域へ迫撃砲(2番砲)を照準する。

5ターン裏
所々で、敵分隊が顔を見せ始めるが、すべて撃退する。
我が隊の第3分隊も敵分隊を視認。臨機射撃はせず様子を見る。
我が隊の迫撃砲弾が着弾。少し物足りないくらい、集弾よく命中。
我が隊も、北東のVHへ進駐することを表明。

6ターン表(この辺から記憶が曖昧かも)。
迫撃砲の支援を受け、中央南東のVHに対してSufiy小隊が果敢なる突撃を敢行。見事奪取する。しかし、建造物の南東に敵1個分隊が踏ん張っており、安心はできない。Sufiy指揮官の要請により、この分隊に対して迫撃砲を照準修正する。
Nor小隊の2個分隊(第2分隊および中隊長)、要請によりSufiy小隊の支援に向かう。

このとき気になったのは、この攻勢で本日初めてのPPShの音を聞いた気がしたこと。
ソ連の方が兵力は多いはずなのに・・・不気味である。

我が隊も、北東のVHに対して攻勢をかける。
まずは威力偵察に、1個分隊を敵の死角を利用して、VHのある建造物内に移動させる。確認のとれている敵兵は、その建造物の南西の角に張り付いている歩兵分隊のみであったが、その後ろに、2個ないしは3個分隊がいると予想。ここでも、迫撃砲を照準修正して射撃を継続。

6ターン裏。
僕にとって予想外のことが起きる。
北東VH付近に防御態勢で張り付いていると思われたkuonn小隊(推測)の1個分隊が、その南の建物の角からひょっこりと姿を見せた。
小隊全兵力が北方VHに張り付いているとはさすがに思ってはいなかったが、いるとすれば中央北の守りについていると予想していたからである。
おかげで、予定していた牽制射撃が若干難航しそうである。

Sufiy小隊、微弱な反撃を受けるが撃退する。

Nor小隊、敵の斥候と遭遇。射殺。
(追加記述:この斥候はモスクに張り付いていたが、sato指揮官の要請により、病院の偵察に出たところを攻撃された。)

迫撃砲弾の着弾。1番砲はまとまった着弾であったが、2番砲はかなりばらけた。これがどう出るか・・・。

7ターン表。
Nor小隊の増援、南東VHの建造物の1HEXに敵2個分隊を発見する。めちゃくちゃ反撃されそうなのは目に見えていたが、果敢(無謀?)に発砲!なんと、2個分隊とも撃退する。しかも反撃されず。その後の検討では、先ほど大きくばらけた2番砲の砲弾の一部が、ちょうどそのHEXに着弾したために、そこにいた分隊の抑圧が上昇していたものと断定された。

Sufiy小隊、中央南東VH建造物の角に踏ん張っていたソ連兵分隊は、予定通り迫撃砲で抑圧状態になっているのを確認。これを攻撃して撃退する。また、同小隊の小隊長が中央北東のVHを確保。これにて防御態勢に入る。

我が隊は、視認されているソ連歩兵分隊に対して牽制射撃を開始。2分隊 VS 2分隊の撃ち合いであったため、こちらも抑圧上昇。らちがあかず。
仕方なく、先行していた歩兵分隊で近接戦を挑むも、PPShと手榴弾に大打撃を受け撃退される。機関銃をこっそり南に1HEX移動させ、建物内に入れたので、次のターンにこれで掃射する予定である。


7ターン裏、ソ連側公開資料によると、このとき反攻作戦が発動される。

中央南東のVHを守っていたSufiy小隊が、迫撃砲を伴う熾烈な反撃を受ける。防衛陣、狼狽。

我が隊の牽制射撃を行った2分隊が射撃を受ける。臨機射撃を行うと、敵には被害が出た模様。


8ターン表。崩壊の始まり。

Sufiy隊、中央南東VHの防御継続に不安。

我が小隊付きの機関銃、射撃を行い敵を撃退す。その後、北西VHの防御のために、向かいの建物の角に移動。
我が小隊主力3分隊は前進を開始し、北東VHに肉薄。
この方面に展開されていると見られるkuonn小隊は、今までに行った攻撃により大損害が出たと推測。このVH確保は時間の問題と思われた。

8ターン裏。大反撃。

満を持して現れたsato小隊は迫撃砲支援を伴い、中央南東VHを防衛するSufiy小隊に怒濤の突撃。

Sufiy小隊はこの攻撃に対して果敢に交戦したが、砲撃支援を受けた大兵力にはかなわず、徐々に後退を開始。


9ターン表。一時の虚栄。

我らドイツ軍中隊は、完全に防御態勢へと移っていた。
このとき、まだ前進を行っていたのは、Nor小隊の斥候と、我が小隊主力の3分隊のみであった。

我が小隊は、敵の北東VHまであと100mにまで迫っていた。
戦闘も終盤。ここで確実に取らなければならない。
僕はまず、VHより1HEX北、および南に兵を出し、周辺を掃討した。そして最後に中央を、一番兵力が疲弊した第2分隊が前進し、VHを確保した。

この時点でのVHの数(10PVHは除く)は、ドイツに対しソ連は
ん?圧勝じゃん!

ソ連軍が盛り返してきたとはいえ、防御次第で、これは勝てるかも!と、このときはまだ勝つ見込みを信じていた。

9ターン裏。悲壮な希望。

Sufiy小隊はついに、中央南東VH周辺から駆逐されてしまった。
しかしまだ、望みはある。
目下の任務は、現在確保済みの地域を維持することである。

我々の推測では、中央南から南の範囲で熾烈な反撃を開始したのは、pukuto小隊の残余と、sato小隊のほぼ全部であると見ていた。

当該地域に於けるこれらの戦力は大きかったが、まさか1ターンで東側のVHを取れるようなことはないと見ていた。

北東VHでは我が小隊の残余が何とか踏ん張っていた。
この地点の情勢は不安定ではあったが、ソ連側戦力は疲弊したkuonn小隊のみであると推測されており、どんなに悪くとも東側の全VHは確実に安全であるという空気が蔓延していた。

このとき、実際北東においても、kuonn小隊が最後の(?)突撃を開始してきた。

我が隊にしてみれば実に運が悪かったのは、我が2分隊が隣接しているHEXに、ソ連1個分隊がのこのこと進入し、臨機射撃で粉砕させられるかとタカをくくっていると、2分隊とも臨機射撃を敢行したにもかかわらず、敵に損害を与えることができなかったのである!

直後、その分隊は抑圧を回復させるやいなや、PPShと手榴弾が炸裂し、我が2個分隊は見事に返り討ちにあってしまったのである(うち1個分隊は消滅)。

この奇跡の攻撃により、北東VHは丸裸になってしまった。


10ターン表。壊滅。

我らにはもはや、守ること以外残されていなかった。
唯一、南方を偵察していたNor小隊の偵察兵が、モスク東の十字路で、敵の機関銃班と遭遇。無傷で敵を粉砕した。
この機関銃の後ろには1個歩兵分隊がおり、迫撃砲の護衛部隊と思われた。
これが我が軍最後の栄光であった。

我が隊の残余は、裸になっている北東VH(旗の色はまだドイツ)から、何とかしてさっきの「奇跡の」歩兵分隊を駆逐する必要性があった。

しかし、先ほど潰走した分隊は未だに抑圧が高く移動不可能であった。
となると、動けるのは、先ほどの戦闘に参加しなかった、人数6人の1個分隊だけである。

ここは当然、一か八かやってみるしかない。

突撃。

しかし、やはり「奇跡の」歩兵分隊なのか、一蹴される。。。

だがこのとき、我々は本当の「奇跡」をまだ見ていなかった。
いや、「神業」と言うべきか・・・

このとき、我が小隊の全兵力は、機関銃班と、消耗した1個歩兵分隊のみになっていた。

10ターン裏。大団円。

ソ連側ターン、最初の行動権を持つ指揮官はpukuto指揮官であった。
さすがに最終ターン。思考時間が長い。


そして、ようやく行動すると。


この瞬間。


全米に衝撃を与えた(笑


絶対安全かと思われたドイツの北西VHに・・・











偵察兵が背後から現れた!











あまりに衝撃的な攻撃。




我が隊の機関銃班が、突如劇的に登場したこの斥候に対し、MG42を臨機射撃。

「Scheiβe(シャイセー)!」

彼等は弾叫しながら、引き金を引き続ける。

MG42の、漏斗状のフラッシュハイダーから、毎秒20発の弾丸が黄色い炎とともに吐き出され、祖国に勝利をもたらすためだけにそこに現れた勝利の「決定者」に対し、恐れを知らず飛んでいった。
そして彼の体には、MG42から発射された7.92
Last edited by STRAND on 2005.Oct.04(Tue) 19:59, edited 4 times in total.

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ソ連軍側から見た戦況の補足

Post by sato » 2005.Oct.04(Tue) 00:03

皆様昨夜はお疲れ様でした。
深夜にもかかわらず、熱い戦いが繰り広げられ、
楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
また、シナリオを作成されたNor司令官殿に厚く感謝申し上げます。

さて、pukutoさんのAARを簡単に補足させていただきます。

基本作戦は専守防衛で、VH手前で待機&防衛戦闘をすること。
反撃開始のタイミングは7ターンごろを想定し、
それまで迫撃砲の浮動照準をVH付近に置いておくこと。
こんな感じだったと思います。

7ターンぐらいだったと思いますが、スケジュールに従い、
反撃開始のささやかな訓示をたれたことを記憶しています。
「出来る準備はすべてやった。あとは個々の戦いに期待する」みたいな感じですね。
戦闘開始前、全体を統括する指揮官がいたほうがいいとのアイデアから、
わたしがしゃしゃり出たわけですが、ほとんど役に立たず、
戦況が悪化したときのどよーんとした雰囲気も変えることが出来ず、
すこしは指揮官らしいことをしたほうがいいのかな・・・という、
「ちょっと言ってみますた」的訓示でありました(^_^;)

戦況が一変したのは、9ターンだったと思います。
50mm迫撃砲の着弾がどんぴしゃと敵を捕らえました。
これを機に中央を奪還し、北部でも失地を回復することが出来たと思います。
それまで、迫撃砲の支援がまったく効果なく、前線部隊に負担をかけていましたから、
やっと仕事をしたかなと、ホッと胸をなでおろした感じです。

もっとも押し込まれていたkuonnさんの部隊が最後奮闘したことは、ドローに持ち込んだ大きなポイントです。戦力はすでに半減していましたから、さすがベテランの戦いぶりです。

で、やはり特筆すべきは、pukutoさんの偵察兵ですね。
するするっとVHを踏む勇敢さは「神」認定です。
そして機関銃の猛射を浴び、天に召されました。
まさに、斥候の鑑であります。


また、次回がんばりましょう。敬礼!
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Post by Sufiy » 2005.Oct.04(Tue) 01:22

歩兵戦ナイトお疲れ様でした。

戦闘の流れは既に詳しく解説されているので割愛し、中央南VHでの、私の主観的な流れを追ってみたいと思いますです。

<戦闘開始〜第4ターン>
既出の通り配置に付く。
「攻撃は最大の防御」ということでもちろん攻撃配置。

<第5ターン>
じっと待っているのもなんなので2個分隊を機関銃が支援し、攻撃開始。
目標は中央南VHとその上のx軸。中央北のVHの南東部を射線に入れていたので多少は有利に進められるはず・・・。
HQに攻撃開始を通達し、砲撃支援を要請する。

<第6〜7ターン>
迫撃砲の支援の元、おっかなびっくり進撃。
損害を出しつつもVHの奪取に成功するが中隊長?の反撃に遭い1個分隊が消滅の危機に・・・。
となると1個分隊しか残らなくなってしまうので、Nor小隊に1個分隊の増援要請。

そして第7ターンの裏でsato小隊が病院へ向け正面攻撃を開始するが、Nor小隊の見事な防御陣により撃退成功。
って、sato小隊が前に進めないって事は、ターン数的にこっちに来るのでは・・・。
慌ててさらに1個分隊の増援を要請。Nor小隊におんぶだっこですな・・・。

来るべき反撃に備え、VHの南東に砲撃を要請しておく。
これらの処置は第8ターンで実施される事に。

<第8ターン>
下手に前に出て損害を出すわけにも行かないので現在地で防御。
今から思えば、これが最大の失策だったかも知れない・・・。

裏ターンで迫撃砲の直撃を受け、続く攻撃で防御陣は崩壊。
煽りを食らって、増援のNor小隊にも多大な損害が。
正直に言います。軽迫舐めてました(涙

この時点で攻撃計画は完全に失敗orz

<第9ターン>
中央南VHへ攻撃に出た2個分隊ともに完全に消滅ヽ(´ー`)ノ

結局拙速な攻撃に出たまま、ソ連軍にカウンターをかける絶好のチャンスを与えてしまったのでした・・・。
巻き込んで損害を増やしてしまった両指揮官には申し訳ないorz
敗戦の責任を取り東部戦線送りに(ry って、もう東部戦線か・・・。

久遠
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楽しかったですね〜

Post by 久遠 » 2005.Oct.06(Thu) 23:26

えー、かなり楽しませていただきました。
今更の報告で申し訳ありません>連日、拘束されてましたのでorz

たまたま、HPを見に来たらだいぶ形の変更&オンライン対戦があるというので
CHATを見に行き、そのまま参加させていただきました。
・・・バトルフィールド2にうつつを抜かしていたので、いいきっかけ(ハマリ・中毒度が高いから :D )でしょうか? :wink:

細かいことは、みなさん先に記入されていますので細かく作戦(考え)だけを。

最北のVHは偵察兵がGETする予定だったので、そのVHと中央上のVHの街路を
挟んで街路+ドイツ側のVHまで監視・撃退の予定。
中央上+中央下のVHにはMG固定と、中隊長の配置。

の予定だったんですが・・・

最北にたどり着いたのは、部下3小隊のみ。
中央配置のMGは、中央を視点に入れて居たのですが敵に動きが見えないので移動したら敵MGの攻撃により行動不能(3〜4ターン目でしたっけ?)
それを援護した(つもり :pale )の中隊長は、煙幕でMGを隠すも中央下VHに攻め込んできた敵の攻撃を受け道路に後退!
即座にMGに打たれ、中央下のVHに後退。

・・・そのターン、中央下のVHに迫撃砲を喰らい消滅。


えー、煙幕張っただけで中隊長消滅orz

で、後は北VHを守るのに精一杯で”奇跡の”小隊が居なければ何も出来ませんでした(笑)
ということで、久しぶりにスターリングラードとか東部戦線に逝ってきます!
迫撃砲・・・無くてもいいと思っていたが使い方が下手なだけ。上手い使い方・・・模索中

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