<おしらせ1>
またまた、いつの間にか掲示板がダウンしていたようですね。ログを見ると、およそ2年半ぶりの改修です。
この間、何度かメールでご要望があったようですが、この度ようやく重い腰を上げて掲示板を修復いたしました。
管理不行き届きで申し訳ありません。

<おしらせ2>
サイト管理を楽にするために体裁を変更しています。
本サイトのメインコンテンツであったSPWAWの解説記事は以下からアクセス可能です。
SPWAW解説記事一覧


<5分で調べたSPWAW界の近況>

びっくりしたことーその1「Depot リニューアル」
SPWAW界を長年牽引してきた世界最大のファンサイトSPWAW DEPOTが、昨年の4月に閉鎖、13年の歴史に幕を下ろしたようです。
と同時にDepotメンバーの一人 Falconさんが新たなサイトSPWAW DEPOTを立ち上げたようですね(笑)。
まあ、中心メンバーが入れ替わって、こじんまりした感はありますが、実質的にはリニューアルって感じですかね。
旧DEPOTの遺産は相続されているようで、今後ともがんばって欲しいところです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawdepot/

びっくりしたことーその2「砲撃要請画面ラグ解消」
マルチコアCPUが普及した頃でしょうか、ある程度以上のスペックのPCでは、砲撃要請画面で挙動がおかしくなる不具合がありましたね。
それが原因でSPWAWを離れた・・という方もおられたような記憶がありますが、どうやらこの不具合、ついに修正されたようです。
これもDEPOTメンバーのおかげみたいですね。Matrix Games 公認(というか黙認ですね)のもと 、本体ファイル MECH.EXE をいじることに成功したようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... -t277.html


というわけで、この機会にもう一度SPWAWをやってみようかな、と思われた方は次のリンクからダウンロードをどうぞ。
DEPOTで全てのファイルのホスティングも始めたようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... es-t6.html

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戦闘状況・結果報告
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via(独) VS 棒人間ひろ(ソ) 1941年7月 ME ソ連軍AAR兼DAR

Post by 棒人間ひろ » 2012.Jul.06(Fri) 09:03

[設定]
・ソ(棒人間ひろ) 1800pt:[Meeting Engagement]:独(via) 1500pt
・ランダムマップ サイズSmall
・1941年7月
・ターン 20
・視界 20
・天候 1
・航空機 なし
・潜入作戦 なし
・空挺降下 なし
・障害物 なし
・事前照準 あり
・0ターン砲撃(Deploy時の砲撃命令) 煙幕射撃のみ
・装甲部隊 1/3(600pt:500pt)
・砲兵 15%(270pt:225pt)
・True troop ON/Rarity OFF
・C&Cオフ、他全部オン
・Spotting 80
・Arty vs S/A 120
・Speq of Fire 80

[解説]
やってまいりました初期ソ連、恐怖のBase Exp59です。
こちらの攻撃は碌に当たらないのに、敵は正確に当ててくる……それがこの時期のソ連です。
そしてドイツは戦車の速度がソ連ほど早くない代わりに、それを補うように使いやすく、かつ比較的強力な兵器が揃っています。
強力な20mm機関砲(APCRならT-34も抜かれかねない)を持った快速装輪装甲車、所持弾数の多い自走迫、精密かつ高貫通力を持つ戦車・対戦車砲、そして優秀な装備を持った歩兵……
遥かに高い練度を持ったこれらのユニットが襲い来る中で、数少ない利点を上手く利用しなくては勝てないでしょう。

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Re: via(独) VS 棒人間ひろ(ソ) 1941年7月 ME ソ連軍AAR兼DAR

Post by 棒人間ひろ » 2012.Jul.06(Fri) 09:06

【購入】

***** Overall *****
Spent Point : 1799
Indirect Artillery : 259 ( 14%)

HQ : 141 ( 8%)
Arm : 590 ( 33%)
Art : 378 ( 21%)
Inf : 281 ( 16%)
Misc : 409 ( 23%)
***** Breakdown of Artillery *****
< Mortar > 162 ( 63%)
Light : 0 ( 0%)
Medium : 0 ( 0%)
Heavy : 162 (100%)
SP : 0 ( 0%)

< Artillery > 97 ( 37%)
How : 36 ( 37%)
OBA : 61 ( 63%)
SPA : 0 ( 0%)
***** Order of Battle *****
(BHQ) SP ENH FR v1.1 (141)
SO Komander x 1 (141)
---砲兵隊---
(Arm) Tank Section (134) x 3
T-34 M41 x 2 (67)
(Arm) Lt Tank Section (76) x 2
BT-7M x 2 (38)
(Arm) Lt Armr Car Sec (36)
FAI x 3 (12)
(Art) Hvy Mortar Sec (54)** x 3
Gruppa H Mortar x 3 (18)
(Art) Artillery Btry (61)**
122mm FH Btry x 1 (61)
(Art) Howitzer Sec (36)**
76.2mm Howitzer x 2 (18)
(Mis) Ammo Carriers (56)
Ammo Crates x 2 (28)
(Art) Forward Obs (15)
FO Team x 1 (15)
(Mis) Truck (9) x 6
GAZ-2A x 1 (9)
---偵察隊
(Mis) Scout Car Sec (10) x 2
GAZ-A Skaut x 2 (5)
(Inf) Scout Platoon (21) x 2
Scout Team x 3 (7)
(Inf) Flame Section (16)
Gruppa Flame x 2 (8)
---ATG
(Art) ATG Section (38) x 2
45mm ATG M38 x 2 (19)
(Mis) Utility Veh Sec (10) x 2
GAZ-M1 Emka x 2 (5)
---歩兵隊
(Mis) Motorcycle Plt (45) x 2
Motorcyclists x 3 (15)
(Mis) Cavalry Band (64) x 2
Gruppa Kavaleri x 4 (16)
(Inf) Marine Platoon (64) x 2
Marines x 4 (16)
(Inf) Siberian Plt (95)
Gruppa Lider x 1 (11)
Gruppa Sibir'ak x 4 (21)
(Mis) Truck Section (18) x 2
GAZ-2A x 1 (9) x 2
(Art) Wheeled AA Sec (28)
GAZ-AA-4M x 2 (14)
(Mis) Utility Vehicle (5)
GAZ-M1 Emka x 1 (5)

[砲兵]
まずは盤外砲を一つ。残った枠は全て盤内砲、それも投射量と機動性が高く、MAP端まで届く120mm迫にします。
盤外砲は敵の動きが鈍い時には有効なのでしょうが、今回は遭遇戦。素早い展開速度に追いつくには、レスポンスの早い盤内砲が有利です。
いっそ盤外砲が無くてもいいかと思ったのですが、対砲兵射撃に捕まった時のことを考え、122mm盤外砲1コ中隊を購入しました。
独の155mmと同射程なので、盤外砲のカウンターにも少しだけ期待。

砲兵は敵が番外砲だった事もあり(少なくとも2射目まではカウンターの心配をする必要がない)、非常によく働いてくれました。やはり私は番外砲より盤内砲の方が好きです。
番外砲は一撃の重さとカウンターの心配が必要ない点においては有利ですが、レスポンスが悪く、また弾を補給できないというのが砲兵に頼る私にとっては大きな欠点でした。


[砲兵支援]
全砲兵・支援ユニットを輸送出来るだけの車両を用意しました。
盤内砲である以上、敵のカウンターを食らうのは必至です。なので、常に位置を変えながら射撃を行います。
陣地転換をしたターンは射撃ができない?いいえ、そんな事はありません。陣地転換をしたターンに砲兵による支援を行うための秘策、それは「分割」です。
最も、普段は弾薬補給の都合上、一纏めにして扱います。
そしていざという時には砲兵隊を2つに分けて交互に砲撃を行わせることで、途切れることのない支援を行いながら対砲兵射撃を回避する事が可能なのです。

最初のうちは分割も行なっていたのですが、後半になると分割せずにずっと一纏めにしていました。相手が盤外砲だけでも3ターン以上連続で撃つ際にはカウンターの危険がつきまとうのですが、今回は一度もカウンターを受けませんでした。
120mm迫は弾頭が大きくて連射速度が早いせいか、最後の方は弾薬はギリギリでした。


[戦車]
ソ連戦車の特徴、それは何と言っても機動性の高さです。特に今回は遭遇戦、展開速度を重視した編成にしてみました。
T-34はM40かM41かで迷ったのですが、当たらなければ意味が無いということで少しでも命中率の高いM41に。装甲もちょっとばかし厚くなっています。
BT7は機動予備として。歩兵支援にも使えるといえば使えるのですが、装甲が薄いのであまり使いたくはありません……対戦車ライフルにもやられてしまいますしね。
FAIは初動の偵察車両として。BA64が使えればよかったのですが、まだ出ていませんでした。独の装輪装甲車が羨ましいです。

T-34は練度が低いせいか、あまり役に立ってはくれませんでした。ただ、少なくともその装甲は折り紙つきです。
BT-7はT-34がやられた後、よく頑張ってくれました。やはりMG3丁は歩兵支援では強力です。歩兵支援の場合、強襲は装甲が関係ないので、BT-7だろうがT-34だろうが、やられる確率は殆ど変わりません。


[歩兵]
オートバイ・騎兵・海軍歩兵を2コ小隊ずつ、シベリア歩兵を1コ小隊。
機動力のことを考えて、オートバイと騎兵だけというのも考えたのですが、歩兵の対車両戦闘を考えるとそこまで決めきれませんでした。
シベリア歩兵は高いのですが、隣接しなくても使用できるPTRDは魅力的です。ATRを使ってみたかったというのもありますが……こういう時しか使わないだろうし。
ちなみに輸送車両は1コ小隊分しか用意してないので、トラックにはあっちこっち走り回ってもらう予定です。壊れないことを祈ります。
火炎放射班は嫌がらせ用。初動で偵察班と共にエミュカに乗せて前方へ浸透させます。警戒してくれれば儲けもの。

歩兵は非常に頑張ってはくれたのですが、如何せん独歩兵には基本的に撃ち負けている記憶しかありません。(HTという要素もありますが)
ATRは使ってみたかったのですが……使えていたら、南部での戦闘はもう少しマシな状況だったかもしれません。
偵察班は移動している相手すら碌に見つけてくれませんでした。Recon持っててこの様は……さすがはこの時期の赤軍といったところでしょう。


[その他支援部隊]
ATGは射撃回数の多い45mm砲、そして敵戦車をより確実に葬れるようAPCRを持ったM38をチョイス。3号戦車なんかは地味に硬いので、貫通66mmでは不安です。
そして余ったポイントでGAZ-AA-4Mを購入。高い機動力、そして圧倒的な対歩兵火力。これで歩兵同士の撃ち合いが少しはマシになってくれればいいのですが……

ATGは余り役に立った印象はありません。煙幕で視界が遮られて近接戦になったのと、それにやはりサイズ1というのはATGにとっては悩みどころです。
その点独28mmATGはサイズ0、こちらからは最後まで発見できませんでした。
Last edited by 棒人間ひろ on 2012.Jul.07(Sat) 13:48, edited 2 times in total.

棒人間ひろ
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Re: via(独) VS 棒人間ひろ(ソ) 1941年7月 ME ソ連軍AAR兼DAR

Post by 棒人間ひろ » 2012.Jul.06(Fri) 09:06

【配置】

[MAP]
MAPを見て驚きました。思っていたより遥かにスタートラインが近い!これでは速度の優位が余り活かせず、迂闊に出ていってはあっという間に優秀な敵に飛び込むことになります。
かといって守りに入ればVPの確保は覚束ないものとなるでしょう。1800pt対1500ptの勝負において、EOB100ptが13個の合計1300ptは大きいポイントです。
しかしこれは敵にも言えること。それに先手はこちらです。敵に見られること無く一気に前進し、その上で防御します。
独の配置可能ラインを覆うように森林が存在します。つまり、第一ターン、敵は限られた部分からしか配置可能ラインの先が見えないのです。
また、独配置可能ラインと前後するように川が存在します。この存在により、敵が攻撃をかけてくるのは主に
・北の道路沿い
・南の森林のスクリーン
からだと考えられます。


[配置]

シベリア歩兵が……親衛隊になってる……だと……!?
値段が一緒だったので、よく確認せずに買ったんでしょうね。ATRが……気をとりなおして配置。
初動で重要なのは、
・初動で中央の果樹園を確保すること
中央VP付近にある果樹園を中心として、三方向に延びる森林が存在します。この果樹園の安全を確保出来れば、各方面への視界を遮りながら迅速な戦力の再分配が可能となり、また中央突破・包囲への足がかりともなります。
・北の道路を射線に収めること
道路を伝ってくる車両に対して火力を発揮できるように備えます。
・敵初期配置からの視界を遮るように煙幕を張ること
上の行動を可能にするため、事前砲撃で独配置ライン上、森林の切れ間に煙幕を炊きます。

この時点では、自分で煙幕に言及しているにもかかわらず敵が煙幕を張ってくることを予想していませんでした。今回の狭いMAPでは、煙幕を張られると視界云々は余り重要ではなくなります。
確かに果樹園とその側のVP、戦力の移動を担保する交通路を確保し続けた事は大きかったのですが、それを維持し続けるための損害もまた大きいものになりました。
ATRがあれば、HTへの対処がもう少し楽だったかもしれません。

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Re: via(独) VS 棒人間ひろ(ソ) 1941年7月 ME ソ連軍AAR兼DAR

Post by 棒人間ひろ » 2012.Jul.06(Fri) 09:08

[第一ターン]
煙幕は良好、一気に前進し、おおよそ事前の想定通り配置が行えました。後は相手の出方次第です。
相手の初動をできる限り叩ければ、こちらが主導権を握れるはずです。
ただ、既にオートバイ1分隊とAA-4M1両が移動不能になっています。移動力に余裕はあったはずなのに、平地で故障するとは……
しかし、やはりというかなんというか、みんな射撃回数が少ない!

練度の低さとそれに由来する発見率の低さ、射撃回数の少なさには最後まで悩まされました。
相手の初動を取るといっても、それは見えていればの話です。防御の形になったために、煙幕で視界を遮断され、煙幕の隙間からも見つけられず、壮絶な消耗戦にもつれ込むことになりました。
このターンで壊れたオートバイは後半のどつきあいになるまで修理が終わらず(その間敵から見られている)、AA4Mが直ったのは最終ターンでした。


[第2ターン]
どうやら敵は中央果樹園の南側のT-34を確認したようです。そして早くもオートバイ1コ分隊が消滅してしまった……やはり20mm機関砲は恐ろしいです。
今回リプレイで確認した敵は
・Pz2 F 2両(果樹園北西に1両、南端に1両)
・spw250/11 2両(南端に2両)
恐らく見られたのは
・オートバイ 2分隊(恐らく2コ小隊いるであろうことはバレてる)
・T-34 2~3両(2両しか撃ってないが、恐らく3両は見られたと思う)
やっぱりAPCRの塊ですよね。250/11なんて30pt(41/7だと22pt!)なのに貫通力83、RoF8とか冗談みたいな性能です。
まずは2号がオートバイを撃った果樹園北西の森を、FAIを出して偵察します。すると250/11が撃ってきました。これで3両。
恐らく敵は果樹園の中央に複数のT-34がいる、ということは認識したはずです。その為、重点を南北端側に移すであろう事が考えられます。そのため、砲撃の回避も兼ねて先ほど見られたT-34を配置転換させ、その一部を南端の敵に備えさせます。
そして歩兵部隊を左右寄りに前進させてターン終了。砲兵の一部を南端の敵がいた辺りに照準します。盤外砲は北の道路の曲がり角にセット。
2号は最低でも買える単位がsec(2両)なので、少なくとも装甲戦力の内、
・pz2(36)*4
・250/11(22)*3
210pt分は判明しました。装甲戦力は残り285pt、何を出してくるのか……

250/11には最後まで悩まされました。良好な命中率と高い貫通力は、T-34の装甲すら貫通します。しかも装甲車両なので戦車の主砲かATG、強襲でしか破壊できず、戦車の主砲射撃回数の少なさ・命中率の低さもあって、一方的に撃ち負ける結果となりました。
この頃は地道に相手の戦力を計算していたのですが、後半になってくるとめんどくさくなってカウントを諦めてしまいました。


[第3ターン]
まずはリプレイ。今回新たに確認した敵は
・pz2 F 1両(果樹園北西に、第2ターンに見つけたのとは別にもう1両)
・250/11 1両(北端)
また、北端の騎兵が敵偵察兵を撤退させました。そしてついに車両に被害が……北端のFAIが1両、やられてしまいました。
おのれゲルリッヒ砲め……復讐を心に誓いながら、まずはリプレイ終了時に砲撃が行われた南端に騎兵を突入させます。見つけたのは250/11と退却状態のオートバイ・偵察兵。
まずは騎兵1個小隊が250/11の機関銃に撃たれながらオートバイ・偵察兵を撃てる位置まで前進します。
次に騎兵が敵歩兵を滅多撃ちにします。……といっても撃破しきれずに逃げてしまいましたが、少なくともオートバイ分隊には相当な損害を与えたはずです。
そして臨機の切れた250/11に対し、前ターン南に配置転換しておいたT-34を突っ込ませます。このT-34は主砲は2発しか撃てません。1発目……外れ。2発目は……命中!250/11を撃破しました。
脱出したクルーに1斉射し、元の位置まで戻します。迂闊に姿を見せたままターンを終えれば、何をされるかわかりません。
そして北端でも騎兵を前進……させようとした所で火炎放射兵を発見しました。幸いにも損害は騎兵一人で済みましたが、迂闊に前進はできません。
その後はEmkaに偵察兵を載せて前進したら川の西岸にいる軽機関銃に撃たれたり、その軽機関銃をFAIで排除したり、その他の偵察兵の配置転換をして、盤外砲の照準を調整して終わりました。
北西~西にかけて2号がおり、果樹園北西の川向うに軽機関銃がいた……南北端の敵は陽動で、本命はそっちから来るんだろうか?などと考えながらターン終了。
そして敵の砲撃です。105mm番外砲が2個中隊、果樹園北の道路上と、果樹園南西のVP付近に煙幕を張りました。射線が一部塞がれてしまいます。
今のところわかっている敵の戦力は
・105mm番外砲(63)*2
・pz2(36)*4(果樹園北西~西に2両、南端に1両、買えるのは2両か5両単位なので最低でも4両
・250/11(22)*4、1両撃破
・オートバイ
・偵察兵
・火炎放射兵
こんなとこでしょうか。

この頃は敵の主攻が北であると思ってました。これが後々まで響き、ありもしない北からの攻撃を警戒して戦力の一部を北に貼り付け続けるるハメになります。

[第4ターン]
頭が茹だってる状態でやったのであまりうまく書けないのですが、リプレイではっきりしていることは
・南端の戦線で敵が機械化歩兵による攻撃(HTを確認)を行なっている
・北端の戦線は比較的小康状態
・相変わらず果樹園北西の辺りに2号と250/11が居座っている
・そして相変わらず道路はガラガラである
といった所でしょうか。南端では車両の支援を受けた敵歩兵により、徐々にこちらの歩兵戦力がすり減っています。
それに対してこちらは南北端のラインを少し下げ、戦線を再構築しました。前ターンに陣地転換を済ませていた砲兵は、全火力を南端の戦線に撃ち込みます。
また果樹園の南西方面では、思い切ってT-34を偵察兵の監視下のもとで視界が通る場所に配置してみました。これでやられなければいいのですが……
中々敵の装甲戦力が見えません。発砲を受けても見つけられないとは……

だんだんDARが短くなっていきます。

棒人間ひろ
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Re: via(独) VS 棒人間ひろ(ソ) 1941年7月 ME ソ連軍AAR兼DAR

Post by 棒人間ひろ » 2012.Jul.06(Fri) 09:09

[第5・6ターン]
敵が南端から湧き出てきています。怖いです。
リプレイは基本的に「HTに当たらないT-34の主砲→煙幕の中で歩兵をどつき回すHT→近接強襲で滅多打ちにされるT-34」というものでした。反省すべきは、迂闊にT-34を前線へ出した事でしょうか。T-34は最初に「見せた」後、敵の戦車戦力が出てくるまで隠しておくべきでした。
歩兵同士の撃ち合いでソ連の歩兵を圧倒する歩兵、こちらのソフトスキンをなぎ倒すHT(対処できるのがT-34とBTだけ)、まるで見えない対戦車兵と偵察兵(対戦車地雷持ち)の群れ、正確な射撃で車両を狙う250/11(搭載量4なので対戦車兵等が乗せられる)、こちらの車両の機動を遮る28mmATG(重量4・貫通83mm・サイズ0)
壮絶な消耗戦と化した南部でのソ戦力は崩壊しつつあり、既にT-34が4両撃破されています。しかし、まだ勝機はあります。
敵南方の主力は歩兵とHT。残存するBT-7をかき集め、敵の歩兵の群れをVP付近まで追い返します。そして砲撃が的確に決まれば、主導権を取り戻すことも出来る可能性があります。
既に2連続で砲撃を行なっており、第六ターンの3回目で敵盤外砲に補足される恐れはあります。しかし、敵の盤外砲は多くて3中隊。敵もここで一気にこちらの戦力を破砕したいタイミングでしょう。砲兵陣地には後1ターンは撃ってこない事に賭けました。
また、北部の歩兵の一部をトラックに乗せ、南部へと再展開させます。次のターンで残存勢力を下げ、この部隊と組み合わせれば、戦力を再構築出来るはずです。
砲兵は番外砲含め、全火力を敵歩兵に指向します。頼む、決まってくれ!

ところで、ユニット表を見ていると、T-40なるものを見つけました。
これは主兵装が12.7mm機銃で、購入ポイントは1両たったの23pt。そこらの歩兵より安いんです。そして、20mmの貫通力が存在します。対歩兵用ならBTではなくこれを買えばよかったのでは?と思います。
T-34 M41(67pt)*6
FAI(12pt)*3
T-40(23pt)*7
これで599pt。なんてこった、よっぽど使い勝手がいいじゃないですか……
これがあれば、あの忌々しいHT共を虐殺できただろうに……全ては初期配置が近すぎたのがいけないんです。もっと遠いと思ってたんです。そしたら機動力に勝るこちらのAFVの腕の見せ所だと思ったんですよ……

この2ターンでのこちらの精神的なダメージは相当なものでした。たった2ターンでT-34が4台撃破され、南部の歩兵戦力は壊滅しました。特に歩兵の壊滅は、北部に歩兵を貼りつけたいこちらにとって非常に大きいダメージで、これ以降攻勢に出るという選択肢を完全に失ってしまいます。
T-40とBTのどちらがいいかは悩みどころですが、やはり出る→撃つ→戻る が出来るだけの移動力を持つBTの方が使いやすさでは上かもしれません。T-40の安さと機関砲も魅力ですが……


[第7ターン]
前ターンの砲撃が上手く決まったのか、このターンは比較的静かでした。
ここで南端ではオートバイと残るT-34のうち1台が、北端ではオートバイ1個分隊が突破に成功、敵の裏を取りに行きます。最も、次のターンには消えているのが目に見えてますが……
そして、ちょっと動かしただけで果樹園北西のT-34がまさかの故障!ついに稼働するT-34が1台となってしまいました。
低視界の戦闘は苦手です。

まさかここでT-34が、しかも敵に背を向けて故障するとは思いませんでした。

[第8ターン]
ついに稼働するT-34が無くなってしまいました。
ここにきて、南部で一気に後退する決断をしました。3つのVP郡のうち2つを確保できれば勝てるはず。南のVPは捨てます。
少し決断が遅かったかもしれません……

機械化どころか自動車化すら碌にされていないソ連軍では、一度下がったら容易には攻勢転移出来ないという意識がありました。
その為出来るだけ前進して戦い、時間を稼ぎたかったのですが、少々引き際を見失った感はありました。

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Re: via(独) VS 棒人間ひろ(ソ) 1941年7月 ME ソ連軍AAR兼DAR

Post by 棒人間ひろ » 2012.Jul.06(Fri) 09:09

[第9ターン]
リプレイでは対戦車砲が一門放棄状態に追い込まれました。あんなにあっさり放棄しちゃうんですね……さすがこの時期の赤軍。
また、北部の歩兵の一部が中央VP付近に到着しました。これで持ちこたえられる……かな?
砲撃は果樹園南部全域にばら撒くように。南端の辺りにもまだ結構いるはずです。

結局、対戦車砲は碌に働いてはくれませんでした。この時期のソ連軍クオリティとサイズ1が組み合わさった結果でしょうか。
敵は発見できず、撃っても当たらず、すぐ抑圧がたまり、回復できず……と散々です。
歩兵やトラックに注ぎ込んだほうが良かったのではないかと思います。


[第10ターン]
果樹園北西のT-34が忍び寄ってきた対戦車兵に滅多打ちにされた以外は静かな戦場です。砲兵の陣地転換と、部隊の再配置だけしてターン終了。

この辺りで酷く疑心暗鬼に陥っています。何処から来るのか判らず、とにかく果樹園と2箇所のVPの周りとに部隊を固めることしか出来ませんでした。

[第11ターン]
静かな戦場です。砲撃は果樹園南に遅延0.3でばら撒くように。果たして何処から来るのか……相変わらずHTは強力です。

[第12ターン]
あまりに静かです。一体何処から来るのか……
離脱していた果樹園北西のT-34の乗員を放棄車にスタックさせてみました。復帰しても動けないので大して役にはたちませんが、無いよりマシ……かな?
砲撃は果樹園を囲むように煙幕を張ってみました。これでもう森の中から機関銃に撃たれることも無いはず!

南の森林スクリーンに配置された見えないMGとATG(どちらもサイズ0)に滅多撃ちにされて頭にきたので、ようやく煙幕を張りました。
迂闊に煙幕を張ると敵の接近が容易になり、守る立場のこちらとしては不利だと考えて煙幕を張っていなかったのですが、この頃ようやく気付きました。
煙幕を張ろうが張るまいが、敵を見つけられません。

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Re: via(独) VS 棒人間ひろ(ソ) 1941年7月 ME ソ連軍AAR兼DAR

Post by 棒人間ひろ » 2012.Jul.06(Fri) 09:12

[第13ターン]
果樹園南西からHTの銃撃を受けました。次の攻撃は南西からなのでしょうか?
北東のT-34は復帰していました。役には立ちませんが、囮ぐらいにはなるはず。砲撃は遅延0.4で果樹園南東にばら撒くように。
しかし、ほんとに敵が見えません……これで大丈夫なんでしょうか?

HTから銃撃を受けたことで、果樹園北西にあった意識が南に移りつつありました。

[第14ターン~第16ターン]
果樹園北西からちまちまとやってくる敵を追い返しています。
恐らく擱座したT-34を狙っているのでしょう、対戦車兵やら何やらがT-34に強襲を仕掛けたり地雷を投げたりしています。今のところは何とか追い返していますが、敵は果樹園北西一帯に煙幕をばら撒いており、とても迎撃など出来そうにありません。このまま耐え続けてくれれば……

ここから攻撃が来るにしては、少々中途半端だと思いました。その為、次のターンにT-34が破壊された時、迅速に決心することが出来たのだと思います。

[第17ターン]
ついにT-34がやられてしまいました。オートバイ、250/11、250/11に乗せられた対戦車兵の波状攻撃を捌ききれず、最後は250/11に仕留められてしまいました。
この数ターン、敵はT-34を狙い続けていたのですが、それが撃破できたとしても、恐らく総ポイントではこちらが優っているでしょう。VPは980/480でこちらが優位です。もしドロー以上にしたいのならば、敵はどこかVPを取るしかありません。
だとすると何処か?恐らく果樹園のすぐ南、中央のVP郡だと思われます。恐らく前半~中盤での戦闘で南部に攻撃をかけた部隊を中心として再編成した機械化歩兵による再攻撃。恐らく果樹園北西のT-34に対する攻撃でこちらの注意を逸らしてから攻撃という考えなのでしょう。
北のVP郡への攻撃という可能性も考えられますが、南部の混戦から7ターンで砲撃の中撤退し、北部に回りこんで再編成するというのは難しいと考えられます。
これに対し、果樹園周辺に残存する戦力をかき集めて中央VP郡の防御を固めます。ただし全部ではありません。北のVPにも攻撃をかけてくる可能性はあります。また、砲撃も果樹園南部に集中させます。
また、オートバイとエミュカ、そして北方VPを守る部隊から1分隊(エミュカに搭乗)を敵後方に浸透させ、敵後方のVPを確保しに行く事を決心します。
上手く行けば第18か、19ターンには確保できる筈。唯でさえ数少ないユニットを割くことになりますが、果たして大丈夫なのか……

焦点になっていたT-34が破壊されたことで、戦場全体を見直すいい機会になりました。
南か西か、どちらから来るのか迷いましたが、後3ターンで突破するためにはある程度縦深のある西からの攻撃より、煙幕から即VPへ攻撃できる南からの攻撃のほうがVPに到達できる可能性があるのではないか、と判断しました。




[第18ターン]
敵は西からも来ていました。まさか全方位から攻撃をかける気でしょうか?
だとすれば危険です。再配置を行い、砲撃は中央のVPとそれを守る部隊を包むように行います。そろそろカウンターが飛んでくるかもしれません。

やっぱりどこから敵が来るのかで迷っています。

[第19ターン]
リプレイでBTが1両やられてしまいました。後2ターン、後2ターン中央VPを守りきれば勝てます。
まず、17ターンに出した別働隊をVPに向けて走らせると、敵A0ユニットから臨機を受けました。幸い、乗車している部隊は消滅せずに済んだため、このA0ユニットを消滅させました。これで200pt弱を確保した計算になります。
そして、BTとAA4Mを出して敵の歩兵・オートバイ・HTを撃破、また前ターンにこちらのBTを撃破した250/11を発見できました。この時AA4Mが敵の攻撃を受けて陣地に収容できませんでしたが、これにかまって進撃速度が遅れるのならそれはそれで有難いことです。
砲撃は全火砲にVPを包むように砲撃させます。番外砲の最後の一撃がどれだけ効くかどうか……

ここでA0ユニットを撃破できたのはありがたかったです。随分気持ちが楽になりました。

[第20ターン]
敵の攻撃を撃退しました。敵後方VPは一部踏みきれませんでした。
最後のターンなので、中央のVPを完全に確保するために、北部から回して以降ずっとVP上に篭っていた歩兵を前進させ、VPを一歩も踏ませない構えを取ります。果たしてどんな結果が出るのか……

棒人間ひろ
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Re: via(独) VS 棒人間ひろ(ソ) 1941年7月 ME ソ連軍AAR兼DAR

Post by 棒人間ひろ » 2012.Jul.06(Fri) 09:12

【結果】
スコア 2983:2290(Draw)
ソ損害:Men270、Art3、SV4、APC0、AFV10
独損害:Men313、Art3、SV3、APC15、AFV3

そこそこの差がありますが引き分けでした。VPを守りきったゆえの勝利でしょう。
2号戦車が4両以上あると判明しており、3両しか撃破できていないので、これが何処から来るのか判らず最後まで北部VPにも歩兵を張り付けていましたが、残った1両の2号は森の中で立ち往生していました。
それどころか、立ち往生していた2号以外、北部には何もいませんでした。いもしない相手に警戒して戦力を割き続けていた事になります。
今回の勝負は初心者ながら悪くない戦いが出来たのではないかと思いますが、ここまで持ち込めた要因としては

・盤内砲が機敏に動いてくれた
当初の予定とは少々違う形でしたが、レスポンスが早い盤内砲がほぼフル稼働してくれたおかげで敵の攻撃速度は大きく減少したと思います。弾薬がカツカツになるまでよく頑張ってくれました。
また盤内砲は盤外砲と比べて1門1門照準が独立しているため、広く弾幕を張って辺り一帯に抑圧を与えることや、不安になった点に気軽に撃てることが出来、精神的な安心感にも大きく貢献してくれました。
中盤以降の連続射撃の際、カウンターが来なかったのも非常に助かりました。こちらとしてはいつカウンターが来るのか恐怖に苛まれながらの連続砲撃でしたが、盤外砲でカウンターは難しいのかもしれません。
・BTを上手く使えた
中盤以降、BTは対歩兵戦に非常に活躍してくれました。
HTを相手にするとまともに有効打を与えられませんが、歩兵相手ならMG3丁の火力は折り紙つきです。
また移動力もあるため、出て撃って戻ってが非常にやりやすかったと思います。対戦車火力に怯えながらですが……
・相手がHTを使い潰した
HTが歩兵を乗せて突入して来るのは非常に怖いのですが、そのせいで後半移動力が無くなってしまい、柔軟で迅速な攻撃が出来なくなっていたように思います。
また破壊したHTのポイントも無視できるものではありません。後半の戦闘で南のVPをATGで守り、北側に主攻を切り替えられれば、ソ連軍は対処の仕様がなかったと思います。
煙幕で視界は非常に悪く、またこちらの偵察兵が数HEX先の動いている歩兵を見つけられなかったりする程度には練度が低いので、せめて251/1は手前で歩兵を下ろした方が良かったんじゃないでしょうか。
・300pt追加
もしこの300ptが無かったら、恐らく私は歩兵を削っていたでしょう。その場合、南部での攻勢を食い止めきれずそのまま突破されていた可能性が高いです。
そういう意味では、非常に大きな300ptでした。

逆に、苦戦した要因としては
・開始ラインが思ったより遥かに近かった
事前の構想が吹き飛びました。VPの得点も大きく、VPを巡っての壮絶な殴り合いとなりました。そのため、こちらの損害も非常に大きなものとなりました。
・個々の質の低さ
碌に敵を見つけられないわ撃っても当たらないわで散々でした。
・T-34を上手く使えなかった
装甲部隊の中核である6両のT-34が大した活躍をすること無く早いうちにのきなみやられてしまったのは問題でした。
また主砲は射撃回数が低く、隣にいるHTにさえ碌に当てられない精度とあいまって、対車両において碌に活躍してくれなかったように思います。
確かに、その防御力は折り紙つきなのですが……それも強襲されてしまっては意味はありません。
・pt計算を放棄したこと
言うまでもありません。敵にどの程度の戦力がいるのか、残っているのはどの程度なのか殆どわからず、ただひたすら怯えることになりました。
・28mm砲
ゲルリッヒ砲怖いです。

・ソ連軍の作戦について
悪くはなかったと思います。機動力の足りないソ連軍は、攻勢転移に移ることは出来ません。そのため、最初にできるだけ前に出ておいて徐々に下がろう……というのが今回の作戦の趣旨でした。
その為初期から積極的にT-34の姿を見せて敵を消極的にしようとしたりもしていました。しかし後半になると下がるだけの余地はもはや無く、VPに篭って絶対に足を踏み入れさせない戦いをするはめになりました。
正直、ATGを買わずに歩兵をもう1小隊買っていれば随分楽になったかもしれません。

始めての対人戦でしたが、やはり非常に面白い!
pt差もあってpt優勢の引き分けに持ち込めましたが、一歩間違ったらどうなっていたかと思います。
つきあっていただいたviaさん、ありがとうございました。

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