日本鋼豹司令部

1.SPWAW Ver. 8.403 + Enh Final Release
2.ENH Russian Steel 2.0 #01 「Defend Dubno」
3.2時間
4.☆☆☆☆
5.Rarityオフ、非発見マークオフ、CCオフ

41/6/25 12時 Dubno近郊 22ターン Advance vs Assalt

U「どうも皆様、初めまして、このAARの主人公をやらせていただくルカシェンコ(U)です」
I「地味に初めましてじゃないですけどね。副官のリリン(I)です」
U「１回投稿しただけだし、初めてみたいなもんだよ。でも作者はダスライヒをやっていたんじゃなかったのかい？AARもそっちで書く予定だったはずだけど」
I「それはですね、３６面でセーブデータが壊れまして……それで力尽きたみたいですよ？」
U「それでまた新しく始めたのか。で、対話AARを書いてみようと。何かMODまで入れちゃって、大丈夫なのかな」
I「作者の言語化能力は致命的ですから、対話式じゃないと書けないんですよ。このAARはEnhanced Final Release(以下ENH FR)環境下での『ENH Russian Steel 2.0』のAARとなります。よくわからんOOBで大丈夫なんでしょうか？」
U「何とかなるさ……多分」
I「なってもらわないと困りますよ。ビルドポイントは1800、コアユニットは以下の通りです」

大隊司令部
　SO Komander(A:ルカシェンコ大佐)
　FO Team(B:リリン少尉)
偵察中隊
　２×オートバイ小隊(C/E)
　　３×Motorcyclists
　１×騎兵小隊(D)
　　４×Cossacks
歩兵中隊
　Kompanii HQ(F)
　３×歩兵小隊(G/H/I)
　　Gruppa Lider
　　４×Gruppa Rifle
　１×機関銃小隊(J)
　　２×Gruppa LMG
　１×対戦車小隊(K)
　　３×Gruppa ATM
　１×工兵小隊(L)
　　４×Engineers
戦車中隊
　T-34 M40(M)
　３×戦車小隊(N/O/P)
　　３×T-34 M40
自走砲中隊
　SU-12(Q)
　４×自走砲小隊(R/S/T/U)
　　３×SU-12
砲兵中隊
　３×迫撃砲小隊(V/W/X)
　　Gruppa Lider
　　６×Gruppa H Mortar
対戦車砲小隊(Y)
　４×45mm ATG M38
大隊車両
　２×汎用車小隊(Z/AA)
　　２×GAZ-M1 Emka
　２×偵察車小隊(AB/AC)
　　２×GAZ-A Skaut

I「……で、何ユニットなんです、これ」
U「1797ポイント、93ユニットの29部隊」
I「多すぎですよ大佐！何なんですかこれ93ユニットて！29部隊ってアルファベット一巡してるじゃないですか！」
U「いやでもポイント内だし、ほら残り3ポイントまできっちり使い切ったよ」
I「多けりゃいいってもんじゃないですよ！大体迫撃砲18門とか何ですか、砲兵中隊じゃなくて砲兵大隊の間違いなんじゃないですか？3コバッテリーですよ！バッテリーて中隊ですよ！」
U「ほら……初心者だし？」
I「何なんですかもう、しょうがないですね……で、今後これをどうしていくつもりなんですか？」
U「まず自走砲は戦車に変えたいね。迫撃砲も値段を抑えるために107mmにしたから、これも120mmに変えていきたいな。小隊長ユニットは弾薬車にする」
I「ATGはゆくゆくは対戦車自走砲ですね。で、余った輸送車両を大型化して、迫撃砲を一度に運べるようにする、とかですか？」
U「偵察車両にするのもいいかも。で、歩兵は親衛歩兵にでも変えていこう。機関銃小隊は……4人や6人で小隊ってのもなんだかなぁ。機関銃分隊でいいか」
I「それだと混乱しますから、機関銃小隊→機関銃班 にしましょう。機関銃分隊はそのまま。同様に、対戦車小隊→対戦車班 ですね」
(機関銃小隊→機関銃班　機関銃分隊→機関銃分隊)
U「機関銃班は対空機銃にでもしようか。ほら、GAZ-AAがあったろ、4連機銃の」
I「装輪車両ですよ？タチャンカの方が徒歩扱いですし、使いやすいんじゃないですか」
U「大丈夫、今調べたら4輪駆動だったし、火力も圧倒的だ。しかも何でかしらないけど移動力が40もある。サイズも同じだしね」
I「機銃下ろしても性能そのままだと嬉しいんですけどね」
U「何で同じ車両のはずなのに、機銃乗せると速度上がってサイズ小さくなるんだろ。で、対戦車班は……わからん。その時に決めよう」
I「また投げ遣りですね。歩兵の輸送手段がありませんが、大丈夫ですか？」
U「デサントすりゃいいよ、戦車はあるし」
I「T-34の定員は8人です」
U「えっ……乗らないじゃん。変わってるの？」
I「はい。ENHはCarry Capacityも変化してますね。T-34・KV-2が8、KV-1が10です」
U「嘘ぉ…乗らないよ」
I「乗りません。デサント歩兵が8人ですよ、そっちにしたらどうです？」
U「いや、親衛歩兵が10人だから、それをKVに載せればいいや。自走砲をKVに変えていこう。ところでリリン少尉って三角測量出来るの？」
I「馬鹿にしないでください。これでもちゃんと10年学校も行きましたし、作者よりは年上ですから」
U「そうか、それならいいんだ。ただ遅延0.5っていうのはちょっと……」
I「その内速く出来るようになりますから、大丈夫です」
U「わかった。こんなもんかな、最後まで行けるといいんだけど」
I「無理じゃないですか？どうせ途中で挫折するのがオチですよ」
U「君割と酷いこと言うよね」
I「それと、大隊指揮官で大佐ってのもおかしいですから、ちゃんと少佐にしておきますね」

[アップグレード]
(U)ルカシェンコ大佐 → ルカシェンコ少佐(A0)

U「えっ」
I「CCオフだから大丈夫です。頼みますよ、少佐」
U「えっ」

【インターミッション】
1941年6月、僕達の所属する独立戦車大隊は壊滅した。駐屯地が爆撃を受けて、戦うことも出来ずに戦車がまとめてやられてしまった。
機材がなければ戦えない、ともかく一度師団司令部まで戻ることになった。大隊長のルカシェンコ少佐は、「これで新型が貰える」なんて皆を励ましていたけど、戦車なんてもらえないどころか、師団司令部は既に引き上げてしまっていた。
さすがに慌てた少佐は、同じ様に下がってきた部隊と残っていた機材をかき集めて大隊を再編し、第9機械化軍団の司令部まで行く決心をした。少佐の手際は見事なもので、途中で出会った迷子のT-34中隊まで指揮下に入れてしまった。
ともかく軍団司令部に着くと、その足で敵に逆襲をかけろと言う。卑下するわけじゃないけど、拾い物のT-34以外に、あまり役に立ちそうな機材は無い。こんなので逆襲なんて、大丈夫だろうか……
(リリン少尉の手記)

[任務]
　同志よ、暗黒の日々だ！ ドイツ軍は全戦線にわたって攻撃をしかけている。最高司令部は断固たる反攻を命じた。侵略者を撃退するための如何なる努力も怠ってはならない。君はロコソフスキーの第9機械化軍団所属の独立戦車大隊として、この地域の反攻の先鋒を務めることになる。 　現在、Dubno付近にいる歩兵連隊との連絡が途切れているため、君にはその地域で何がおきているのかを突き止めてもらう。この一帯はどこも敵の先遣戦車部隊の攻勢をうけつつあるため、交戦を予期しておいた方がよいだろう。 　君は歩兵連隊との連絡を回復し、防御ラインのあらゆる隙間を塞ぐのだ。二次防衛ラインは何としてでも突破されてはならない。幸運を祈る！

[アップグレード]
U「何これ」
I「情景描写ってやつですよ。最初なのでアップグレードはありませんね」
U「変なのがあったけどね。っていうか一人称僕なのか……見てみたんだけどさ、Enhanced FRって戦車ずいぶん高いんだね。びっくりだよ」
I「あれ、でもドイツ側はそんなに変わってないみたいですよ？」
U「なにぃ？ほんとだ！でもアメリカとソ連は随分高くなってる……ちょっと待って、IS-2と王虎が同じようなポイントってどういう事なの？」
I「まぁまぁ、火砲は安くなったんだから我慢しましょうよ。シャーマンの上がり方よりはマシなんですから」
U「火砲はそんなに修理も更新もしないよ……」

【作戦】
U「サポートは無し。ケチだねほんと」
I「AUXが豊富なんだからいいじゃないですか。見てくださいよ、T-35にKV-2ですよ？」
U「T-35はともかく、KV-2は頼れそうだな……よし、無理はしない。守りに入って、敵の攻撃をしのごう」
I「具体的にはどうするんです？」
U「コアは第二防衛ラインに配置、該当箇所のAUXと共同で防御に当たる。第一防衛ラインに点在する戦力は、地形を有効利用して出来る限り敵を足止めし、敵の動きに合わせて順次後退。出来る限り長く時間を稼いでもらう」
I「有り体に言えば見捨てるって事ですね」
U「見捨てるなんて言ってないよ、遅滞させるだけだよ？」
I「生き残る訳無いじゃないですか。まぁしょうがないですよね、時間稼ぎが必要ですし、ちまちま止まってもらった方が砲撃もやりやすいですしね」
U「コア部隊はAUXの穴を埋めるように配置。T-35は防衛ライン上の高台に、KV-2はライン上の線路と道路の交差点辺りに布陣させる」

[配置]
南部の生垣→歩兵２個小隊(G/H)、対戦車班(K)
丘北部→歩兵１コ小隊(I)
線路北の集落→工兵１コ小隊(L)
対戦車砲小隊(Y)は分割して南部の生垣と線路南に配置
T-34・SU-12は各所に配置
U「こんなもんかな」
I「無難ですね。対戦車予備がありませんが……」
U「足りないんだからしょうがない」

【戦闘経過】
[序盤]
I「Rovno市街に事前砲撃を行います」
U「107mm迫だと途中までしか届かないか。120mmにすればよかったかなぁ」
I「ポイントギリギリでしたからね。第一防衛ラインに敵が多数接近しています」
U「MGは敵歩兵に対して、見つからない程度に攻撃、速度を低下させる。歩兵は早めに下がって次の建物で敵を待つ。ATGは市内の道路を効率良く狙える場所まで移動させる」
I「あんまり効いてませんね……爆撃です！」
U「コア対戦車砲が吹っ飛んでしまったなぁ。ま、南部にはT-34もSU-12もいるのに、そっちを狙わなかっただけマシか。なんとかなるかな」
I「敵戦車が市内に突入しました。敵の動きに合わせ、順次Dubno・Brody両市の中心部へ退却させます」
U「建物が密集してる場所で固まれば、そうそう簡単にやられはしないはずだ。できるだけここで敵の勢いを削ぎたいもんだね」
I「案外戦えるもんですね。何両か近接強襲で撃破してますよ。ATGも至近距離なら当たりますし、割と貫通できます」
U「敵の歩兵がいなければ、案外なんとかなるもんだな。砲撃はそのまま持続させて、敵の歩兵を抑える事に集中させよう」
I「一部の敵歩兵が砲撃を抜けてきました。やはり歩兵同士の撃ち合いでは勝てませんね……」
U「市の中央にある大型建築物に篭らせよう。周囲を煙幕で囲むんだ」

[中盤]
I「少佐、北の高台に敵の姿が見えます。どうしますか？」
U「どうせ全部見えてるんだろうから、車両で撃とう」
I「敵の装甲車を発見、T-34で撃ちます……当たりませんね」
U「練度低いしなぁ。とりあえず撃ってればその内当たるだろうけど、攻撃回数も短いからなんともならんね」
I「中央からも、一部の戦車が市街地を抜けてきました。T-34で撃ちます……全然当たりませんね」
U「ダメダメだなぁ。T-35に撃たせてみようか、敵が少ない今が使いどきだから」
I「T-35が１発で仕留めました。案外使い物になるかもしれませんね」
U「FC4で一度に３門撃つのか、案外悪くないな……コアには欲しくないけどね」
I「足も遅くて、大きくて薄くて……対戦車砲にはなるかな？でも何にせよ、今回は高台からIn Coverで撃ってますからいい感じに使えてますけど、攻撃に回ったら使い物にならないでしょうし。北から敵の戦車です、多いですよ」
U「援軍かな？対戦車砲の位置が悪かったな、これじゃ撃てない」
I「ちょっと待ってください、すごい量ですよ！」
U「南部の遅滞が随分上手く行ってるから、そちらからT-34を一部回そう。援軍のT-28にも支援させる」

[終盤]
I「少佐、北部に敵戦車多数、とても止め切れません！」
U「ダメだ、KV-2は１ターンに１発しか撃てないし、T-28は何の役にも立たない。T-35も向かわせよう」
I「敵の砲撃が集中しています、森の中の工兵はまともに動けませんよ。あ、T-34が！」
U「50mm砲もあるのか！それに敵の数が多くて、滅多打ちにされている、これでは……それならこちらも砲撃を集中させる！」
I「全迫撃砲を北部の集落に撃ち込みます」
U「抑え込め！弾幕張れ！バラージ！」

【結果】
スコア　17413：2828（DV）
ソ損害：Men469、Art1、SV7、AFV15。
独損害：Men658、APC9、AFV45。
コア損害：２×Engineers(L0/L1)
　　　　　　３×T-34 M40(P0-2)
　　　　　　８×SU-12(Q0/S0-2/T2/U0-2)
　　　　　　２×45mm ATG M38(Y0/Y3)　
　　　　　　１×GAZ-M1 Emka(Z0)

【感想】
I「危なかったですね……」
U「思い切って南部のT-34をほとんど回したから何とかなったけど、あれが遅かったら抜かれてただろうなぁ」
I「南部はBrody市内で押しとどめるどころか、辺り一帯の敵を殲滅してましたからね。結局最初の爆撃以外は被害無しです」
U「Dubnoからの敵も完全に抑えてたしね。まるで屠殺場だった」
I「煙幕から出てきた敵を順番に滅多打ちにする簡単なお仕事でした。本命は北の高台から来る奴らだと思ったんですが……」
U「まぁ損害は大きかったけど、適切な決断で北部に火力と戦力を迅速に集中させたお陰で、敵の猛攻を凌ぎ切って破砕させた訳だ。運用の勝利だね」
I「ユニット数の勝利ですよ」
U「そういう露骨な事言うの辞めない？」

コア編成と#1を纏めたので、随分長くなってしまいました。画像ももっと軽くしないと……

ひさびさのキャンペーンAARですね！期待してます。

小生も一度このキャンペーンをコア部隊多数で挑戦したことがあるのですが、たしか巨大マップの面でユニット数超過によるトラブル（撃破された戦車の乗員が消失する）が発生…したんだっけ？あれはダスライヒキャンペーンの方だったかなぁ。

他の方のAARを見ると、自分もやりたくなるのですが、この1面目はとにかく辛かった記憶があります