キャンペーンAAR "Russian Steel 総評"
Posted: 2004.Apr.29(Thu) 04:05
RS1.5総評
【キャンペーン結果】
プレイVer 7.1
設定 C&Cオフ
総プレイ時間 約170時間!!
シナリオ数 34
キャンペーンスコア 98(DV27:MV7)
【編成】
<最終編成>
I.戦闘団司令部
1×HQ
II.偵察中隊
3×Motorcycles
4×Cossack(隊長はCavalry)
4×Cavalry
III.歩兵中隊
4×Ski SMG
10×SMG Guard(1個中隊)
IV.戦車中隊
8×T-34 m43(2plt)
9×KV-1s(2plt)
3×OT-34
V.砲兵中隊
4×M10 Wolverine(AT自走砲)
2×GAZ-4M-AA(自走対空砲)
3×120mm Mortar
2×107mm Mortar
3×76.2mm FG
3×BM-13 Katyusha
2×Ammo Carrier
<諸元>
ユニット数 65(偵11:歩15:装24:砲11:空2:補2)
指揮官階級 大佐1:少佐1:大尉4:中尉10:少尉8:軍曹41
合計キル値 1771(最大:最小 123:0)
平均経験値 102(123:75)
平均士気値 96(99:94)
【感想1−プレイ時間】
恐る恐るプレイ時間を計算したら・・なんと約170時間!AAR作成の時間やらも含めると200時間以上になるかもしれません。この時間を他のことに当てていたら・・と考えると愕然としますが、自分は案外ヒマだということが改めて分かりました。もう「忙しい!」なんて言いません。(^_^;)
一シナリオにどれだけの時間をかけるかはプレイスタイルによって異なると思いますが、このプレイ時間を「じっくりプレイ型」の目安とすると、誰にでもできるキャンペーンではなさそうですね。これでもまだ半分くらいなわけだし。RSが完成した暁には、年単位のプレイ期間が必要になりそうです。(^_^;)
【感想2−使えるユニット】
Ver7.1でプレイした感想だという前提で・・
・T-34シリーズ
前半は驚異的な避弾性能のおかげでドイツ軍戦車と対等以上に渡り合えます。中盤以降は次第に物足りなくなりますが、ただ一つ残された利点「スピード」を生かせば何とかなります。KVシリーズには出せないスピードを利用すれば、作戦の幅が広がります。
・KVシリーズ
前半は無敵に近い装甲。横一線に並べてずずいと進めば、あらゆる敵を寄せ付けません。が、足が遅いので速やかな攻勢には不向きで、T-34と協調するのは難しいのが難点です。対戦車戦闘用のKV-1系列よりは、150mm砲を誇るKV-2の方が役立ちました。ただし速度向上型のKV-1sは、同時期のT-34より使えるかもしれません。
・騎兵
川でも建物でも進入でき、故障しない偵察部隊。距離をとっての対歩兵戦には弱いが、接近できれば強靱でなかなか全滅しない。移動速度はオートバイに負けますが、使い勝手から言えばソ連軍最高の歩兵系偵察部隊だと思います。
・スキーSMG兵
意外に使えたのがコレ。近接強襲ができず戦車に乗れないという点が痛いですが、カタログスペック以上に役立ちました。険阻な地形をものともせず移動し、なぜか見つからない。そして対歩兵戦にやたら強い。PPsh×2のおかげか?冬季戦闘ではオススメ。
・親衛兵、海軍歩兵、空挺兵、工兵
どれも強いので、あえて新衛兵で統一する必要はなかったと思います。共通点は射撃管制値が3と高いことですが、工兵(火炎放射器装備)だけは足が遅いので乗り物が必要かも。個人的には、一番足の速い海軍歩兵が好きでした。
・76.2mm ZIS-3 ATG、12.7mm DShK HMG
どちらも使いこなせなかった私が言うのも何ですが、使い方さえ誤らなければソ連軍の最優秀兵器の一つであることは間違いないでしょう。使いこなすには、慎重・忍耐・防御優先という指揮官属性が必要です。(^_^;)
・M10 Wolverine、GAZ-4M-AA
上記二つと同じ目的を持つが、対照的な運用を必要とするもの。こちらは攻撃優先・イケイケどんどん的な指揮官に適しています。移動を優先させるか、見つかりにくさを優先させるか・・。
・76.2mm FG、107mm Mortar
前者は間接・直接照準が可能で、榴弾砲としても対戦車砲としても使えるスグレモノ。実際にはほとんど間接照準でしか使いませんでしたが、煙幕弾を保持する盤内砲として重宝しました。後者は精度と威力のバランスが良い点が役立ちました。
【感想3−シナリオ総評】
全34シナリオのうち、面白くなかったというものは皆無だったような気がします。RSは複数のデザイナーが作成したシナリオの総体なので、作者により趣が異なり、似たような戦闘を繰り返すダルさはありません。振り返ってみれば・・
序盤はドイツ軍の猛攻をいかに凌ぐかに重点が置かれたシナリオが多いです。時にルフトバッフェが猛威を振るいますが、個々の戦力としては大したことのない独軍戦車が圧倒的な数で包囲攻撃してくるパターンです。この時期のソ連軍は、T-34の性能が抜きんでているのが唯一の救いです。
退却戦を繰り返しモスクワ前面までくると、一歩も退けない持久戦が始まります。厳しい防御シナリオの間に挟まれるわずかな進撃シナリオでは、弱小戦力で攻めに回らなければなりません。この時期からドイツ軍が新型戦車を配備しはじめ、T-34の優位も次第に崩れてきます。
戦いの焦点がスターリングラードに移る頃には、T-34の優位は完全になくなり、ドイツ軍の75mm長身砲の遠距離攻撃をいかに防ぐかが戦術面の課題です。KVシリーズでさえ正面から撃ち抜かれる可能性が高いので、多少の装甲の厚さは問題ではなくなります。コア損害を出さずに勝つことはもはや不可能で、出血しながらも反撃を続けるという史実通りの展開になります。
1942年の後半はソ連軍の本格的な反攻が始まります。T-34は改良を重ねられ、重戦車や火炎放射戦車も新型が登場します。アメリカ製のレンドリース兵器も揃い、用意される支援部隊にも余裕が出てきます。しかしドイツ軍の抵抗は依然強力で、ルフトバッフェや新型戦車、88mm対空砲も容赦なく登場します。渡河作戦や追撃戦が多いのが特徴で、戦力が互角になった分、戦いは熾烈さを増し・・Ver1.5は黒海戦線で幕を閉じます。予告されている次の面はハリコフです。
あ〜やっと重荷が降りた気がします。
【キャンペーン結果】
プレイVer 7.1
設定 C&Cオフ
総プレイ時間 約170時間!!
シナリオ数 34
キャンペーンスコア 98(DV27:MV7)
【編成】
<最終編成>
I.戦闘団司令部
1×HQ
II.偵察中隊
3×Motorcycles
4×Cossack(隊長はCavalry)
4×Cavalry
III.歩兵中隊
4×Ski SMG
10×SMG Guard(1個中隊)
IV.戦車中隊
8×T-34 m43(2plt)
9×KV-1s(2plt)
3×OT-34
V.砲兵中隊
4×M10 Wolverine(AT自走砲)
2×GAZ-4M-AA(自走対空砲)
3×120mm Mortar
2×107mm Mortar
3×76.2mm FG
3×BM-13 Katyusha
2×Ammo Carrier
<諸元>
ユニット数 65(偵11:歩15:装24:砲11:空2:補2)
指揮官階級 大佐1:少佐1:大尉4:中尉10:少尉8:軍曹41
合計キル値 1771(最大:最小 123:0)
平均経験値 102(123:75)
平均士気値 96(99:94)
【感想1−プレイ時間】
恐る恐るプレイ時間を計算したら・・なんと約170時間!AAR作成の時間やらも含めると200時間以上になるかもしれません。この時間を他のことに当てていたら・・と考えると愕然としますが、自分は案外ヒマだということが改めて分かりました。もう「忙しい!」なんて言いません。(^_^;)
一シナリオにどれだけの時間をかけるかはプレイスタイルによって異なると思いますが、このプレイ時間を「じっくりプレイ型」の目安とすると、誰にでもできるキャンペーンではなさそうですね。これでもまだ半分くらいなわけだし。RSが完成した暁には、年単位のプレイ期間が必要になりそうです。(^_^;)
【感想2−使えるユニット】
Ver7.1でプレイした感想だという前提で・・
・T-34シリーズ
前半は驚異的な避弾性能のおかげでドイツ軍戦車と対等以上に渡り合えます。中盤以降は次第に物足りなくなりますが、ただ一つ残された利点「スピード」を生かせば何とかなります。KVシリーズには出せないスピードを利用すれば、作戦の幅が広がります。
・KVシリーズ
前半は無敵に近い装甲。横一線に並べてずずいと進めば、あらゆる敵を寄せ付けません。が、足が遅いので速やかな攻勢には不向きで、T-34と協調するのは難しいのが難点です。対戦車戦闘用のKV-1系列よりは、150mm砲を誇るKV-2の方が役立ちました。ただし速度向上型のKV-1sは、同時期のT-34より使えるかもしれません。
・騎兵
川でも建物でも進入でき、故障しない偵察部隊。距離をとっての対歩兵戦には弱いが、接近できれば強靱でなかなか全滅しない。移動速度はオートバイに負けますが、使い勝手から言えばソ連軍最高の歩兵系偵察部隊だと思います。
・スキーSMG兵
意外に使えたのがコレ。近接強襲ができず戦車に乗れないという点が痛いですが、カタログスペック以上に役立ちました。険阻な地形をものともせず移動し、なぜか見つからない。そして対歩兵戦にやたら強い。PPsh×2のおかげか?冬季戦闘ではオススメ。
・親衛兵、海軍歩兵、空挺兵、工兵
どれも強いので、あえて新衛兵で統一する必要はなかったと思います。共通点は射撃管制値が3と高いことですが、工兵(火炎放射器装備)だけは足が遅いので乗り物が必要かも。個人的には、一番足の速い海軍歩兵が好きでした。
・76.2mm ZIS-3 ATG、12.7mm DShK HMG
どちらも使いこなせなかった私が言うのも何ですが、使い方さえ誤らなければソ連軍の最優秀兵器の一つであることは間違いないでしょう。使いこなすには、慎重・忍耐・防御優先という指揮官属性が必要です。(^_^;)
・M10 Wolverine、GAZ-4M-AA
上記二つと同じ目的を持つが、対照的な運用を必要とするもの。こちらは攻撃優先・イケイケどんどん的な指揮官に適しています。移動を優先させるか、見つかりにくさを優先させるか・・。
・76.2mm FG、107mm Mortar
前者は間接・直接照準が可能で、榴弾砲としても対戦車砲としても使えるスグレモノ。実際にはほとんど間接照準でしか使いませんでしたが、煙幕弾を保持する盤内砲として重宝しました。後者は精度と威力のバランスが良い点が役立ちました。
【感想3−シナリオ総評】
全34シナリオのうち、面白くなかったというものは皆無だったような気がします。RSは複数のデザイナーが作成したシナリオの総体なので、作者により趣が異なり、似たような戦闘を繰り返すダルさはありません。振り返ってみれば・・
序盤はドイツ軍の猛攻をいかに凌ぐかに重点が置かれたシナリオが多いです。時にルフトバッフェが猛威を振るいますが、個々の戦力としては大したことのない独軍戦車が圧倒的な数で包囲攻撃してくるパターンです。この時期のソ連軍は、T-34の性能が抜きんでているのが唯一の救いです。
退却戦を繰り返しモスクワ前面までくると、一歩も退けない持久戦が始まります。厳しい防御シナリオの間に挟まれるわずかな進撃シナリオでは、弱小戦力で攻めに回らなければなりません。この時期からドイツ軍が新型戦車を配備しはじめ、T-34の優位も次第に崩れてきます。
戦いの焦点がスターリングラードに移る頃には、T-34の優位は完全になくなり、ドイツ軍の75mm長身砲の遠距離攻撃をいかに防ぐかが戦術面の課題です。KVシリーズでさえ正面から撃ち抜かれる可能性が高いので、多少の装甲の厚さは問題ではなくなります。コア損害を出さずに勝つことはもはや不可能で、出血しながらも反撃を続けるという史実通りの展開になります。
1942年の後半はソ連軍の本格的な反攻が始まります。T-34は改良を重ねられ、重戦車や火炎放射戦車も新型が登場します。アメリカ製のレンドリース兵器も揃い、用意される支援部隊にも余裕が出てきます。しかしドイツ軍の抵抗は依然強力で、ルフトバッフェや新型戦車、88mm対空砲も容赦なく登場します。渡河作戦や追撃戦が多いのが特徴で、戦力が互角になった分、戦いは熾烈さを増し・・Ver1.5は黒海戦線で幕を閉じます。予告されている次の面はハリコフです。
あ〜やっと重荷が降りた気がします。
