(歩兵大隊による)Russian Steel 1.6 #11
Posted: 2005.Dec.24(Sat) 23:42
1. SPWAW Ver. 8.4
2. Russian Steel 1.6 #11 B10 Moscow Counter 1.3
Feb. 25, 1942 (1200 hours) : Kalinin Road West o
3. ここまで2時間 → トータル4時間
4. ☆☆☆☆
5. CCオン、True Troop On / Rarity Off、Searching 80%
【修理】
さあ、ようやく年が明け、ついにモロトフ装備の歩兵が配属可能になりました。モロトフを装備することで第3射撃武器のトカレフSVTが無くなってしまいますから、対戦車火力を得る変わりに射撃力は低下します。そこで2門編成だった82mm迫を3門編成に、1門編成だった120mm迫を2門編成にしてこれを補います。
この変更は、何のことはないキャンペーン開始時の歩兵中隊所属の50mm迫x3が82mm迫に、迫撃砲小隊所属の82mm迫x2が120mm迫x2に変わっただけなのですが、それに至るまでにATライフル分隊になったり、ユニットの所属が変わったり(各50mm迫は、一時歩兵小隊の指揮下に分散され、その後また迫撃砲で一つにまとめられることとなった)と、紆余曲折があったわけです。
残るポイントでまずスキー歩兵1ヶ小隊をライフル歩兵(モロトフ装備)1ヶ小隊+マキシム機関銃、という編成に変更します。
【任務】
ついに反抗の時が来た。独軍の攻勢は完全に頓挫し、我々はこれから反撃に出るのだ!多くの部隊が疲弊しているが、ここで休まずに敵に打撃を与えるべく、君の部隊は先鋒を務めてもらう。
ハイウェイ沿いに部隊を展開し、この地を通過する敵の輸送部隊を殲滅せよ。スキー歩兵1ヶ大隊が本作戦を支援し、さらに試製戦車Behemothも投入される。スピードを最優先し担当区域の全ての村落および市街を制圧せよ。
【作戦】
確か、この作戦の後は'41年12月に戻ったような気がするなぁ…。
それよりも、このシナリオは作者の気合い、もといリサーチが満載です。登場するAUXのT-34は、ごく少数が生産された57mm砲搭載型です。
**解説**
T34の41年型および42年型をベースに、優れた貫通力を持つ長砲身57mm砲を搭載した特殊型。41年型ベースのものは30両ほど、42年型ベースのものは少数が生産されました。57mmZIS4(ゲームでは57mmZIS2)は76.2mm砲を遙かにしのぐ貫通力を持ちますが、76.2mm砲よりも高価で生産工程が多かったため、対戦車自走砲ZIS-30が100両ほど生産された後は、生産が停止します。後にティーガーやパンターが出現するようになると、この砲は57mm対戦車砲として再生産されることになるのです。
http://zorka.boom.ru/stk/T34-57.html
(注・ロシア語サイトですが、実写写真もあります。長い砲身がとてもカッコイイ!)
また、スキー歩兵大隊の支援には、Aerosledというスキー車両(プロペラ推進)が使われます。
http://armor.kiev.ua:8100/Tanks/WWII/sani/
(注・ロシア語サイトですが、貴重な実戦写真もあります)
さらに、KV-Iを3つつなげた、試製地上戦艦Behemothも参加します。
http://www.track-link.net/gallery/119
(注・食事中に見ると吹き出す危険があります。HOPさんコレ作って!)
さて、AUXのスキー歩兵は移動力もあるし、82mm迫x4部隊(1部隊2門なので、計8門)の支援もあり、南北に走る道路(SNハイウェイと呼称)まで西進することは楽にできるでしょう。この大隊は何も考えずに西進を指定。
マップ中央の村に位置する農民(Farmer)と、馬(Horses)は、ホントの農民を再現しているようで、非武装(武装は設定されているが、弾薬が0)になっています。何故にこいつらが存在するのかは不明ですが、一応村落南東の森に逃がすことを試みます。
コア部隊は北上して東西に延びる1級道路(EWハイウェイと呼称)まで進出し、そこから市街へ向けて一直線に道路沿いを進撃することとします。T34/57は、なにしろT34/85が出るまでのあらゆるソ連製戦車を上回る貫通力を有していますから、この時期の独軍戦車なんぞ目じゃありません。例えT-34(r)が出てきても楽勝です。では、KV-I(r)だと、どうかしら…。
ということで、サポートで12台のEmkaと2台のZIS-5を配備します。これで(ポイントにして60Pt程度)コアの全部隊が輸送可能なのだから、どうにも安っちい我が歩兵大隊であります。余ったポイントはLaGG-3を1機のみ配備。このシナリオは視界が23もあるので、航空偵察も有効でしょう。もちろん、敵戦車の撃破までは(練度が低いので)期待しません。
で、どうやって信地旋回するのか小一時間問いつめたいBehemothは、何しろ足が遅いので、雪原だと1ターンに4ヘクスしか進めません。見られたり射撃を食らうと更に遅くなるわけですから、まずは道路への最短距離をルート設定(つまり、まずは東に進む)し、道路上のみを移動させることにします。しっかし、コイツ1発食らったらロケット砲が誘爆するんじゃぁ…。
VHは作戦開始時には一つも見えていません。とにかく前進あるのみ!です。戦車があると、気が楽だなぁ…。
【経過】
1〜5ターン
偵察代わりに飛ばしたLaGG-3は、マップ北部のEWハイウェイ上に敵の大部隊を確認。トラックが10両以上確認でき、II号戦車、Sdkfz222に護衛された1ヶ中隊と予測。オートバイを先導に、T-34/57およびBT-7Mに支援されたコア部隊もEWハイウェイ周辺にを展開し戦端を開く。II号戦車やSdkfz222の如きは57mm砲が楽々と撃ち抜く。この戦車、ウチの大隊に是非とも欲しい…。
AUXスキー歩兵は、凍結した湖上を西進し、対岸の独軍1ヶ小隊と交戦するも、迫撃砲の支援、Aerosledの抑圧(最大射程8で撃ちまくって抑圧を与える)下にVBMフリーズをかけてあっさり殲滅。はやくもVH2ヶを踏むが、どうやらVHはターン指定で登場し、さらに奪回不能VHのようだ。
ここまでプレイして、そういえば南から独軍増援が登場したことを思い出す。前回は増援の戦車部隊に良いようにやられた(なにしろスキー歩兵は近接強襲できないのである)が、今回の我が軍はひと味違うのだ!と言ってみたい。
6〜10ターン
EWハイウェイの独軍を一掃したコア部隊は、そのまま道路沿いに西進。しかし、敵戦車キラーとして役に立ちそうなT-34/57を魔女の大鍋のような市街戦に投入して無駄に消耗させたくないので、T-34/57部隊と、それに跨乗するコア歩兵小隊は、三叉路を射界に収める村落に移動する。露払いのオートバイが独歩兵の待ち伏せ2回を受けて壊滅するも、戦車およびコアのライフル兵でここを確保。
南部のスキー歩兵大隊は、低い練度と回復力を少しでも補うために中隊毎の運用を心がける。A中隊は農場の確保、B中隊はSNハイウェイの監視、C中隊はATライフル中隊と共同で敵増援の撃破を担当し、各小隊長は中隊長ユニットの指揮範囲内にいるように心がける。部隊名にA,B,Cをつける(部隊名変更機能を利用)と、ずいぶんやりやすくなった。
逃げまどう農民達を殺戮して回る独軍部隊に、怒りに燃える赤軍スキー歩兵A中隊が突撃する。Aerosledは機関銃装備で支援に使える…のだが、射程が8で、前面にしか装甲がない。最大射程をキープして抑圧を与え(時々、反撃で前面装甲を撃ち抜かれる)、スキー歩兵が接近して強力なPPSh短機関銃を浴びせる。装甲車はATライフル小隊が集中射で簡単に始末。このマニアックなシナリオに参加するATライフル部隊はPTRDを2丁、さらに軽機関銃も装備しており、これまたデフォルトのATライフル分隊よりもよほど使いでがいい。
C中隊は38(t)戦車に苦戦するも、In Coverの45mmATGが側面200mでこれを撃破。バスに乗った随伴歩兵は、一度に全部を降車させずに、ターン毎に1台だけを射撃して降車させ、小隊をバラバラにしてからAerosledで抑圧>スキー歩兵でフリーズをかけて殲滅。のパターンで楽勝。これまでのシナリオで見られたような独軍の戦力集中がないので、こういう戦法を取るゆとりがある。
途中出現の奪回不能VHは、丁度出現してから1〜2ターンで到達できる位置にあり、まだ作者の意図する進撃速度を保てているようだ。
2. Russian Steel 1.6 #11 B10 Moscow Counter 1.3
Feb. 25, 1942 (1200 hours) : Kalinin Road West o
3. ここまで2時間 → トータル4時間
4. ☆☆☆☆
5. CCオン、True Troop On / Rarity Off、Searching 80%
【修理】
さあ、ようやく年が明け、ついにモロトフ装備の歩兵が配属可能になりました。モロトフを装備することで第3射撃武器のトカレフSVTが無くなってしまいますから、対戦車火力を得る変わりに射撃力は低下します。そこで2門編成だった82mm迫を3門編成に、1門編成だった120mm迫を2門編成にしてこれを補います。
この変更は、何のことはないキャンペーン開始時の歩兵中隊所属の50mm迫x3が82mm迫に、迫撃砲小隊所属の82mm迫x2が120mm迫x2に変わっただけなのですが、それに至るまでにATライフル分隊になったり、ユニットの所属が変わったり(各50mm迫は、一時歩兵小隊の指揮下に分散され、その後また迫撃砲で一つにまとめられることとなった)と、紆余曲折があったわけです。
残るポイントでまずスキー歩兵1ヶ小隊をライフル歩兵(モロトフ装備)1ヶ小隊+マキシム機関銃、という編成に変更します。
【任務】
ついに反抗の時が来た。独軍の攻勢は完全に頓挫し、我々はこれから反撃に出るのだ!多くの部隊が疲弊しているが、ここで休まずに敵に打撃を与えるべく、君の部隊は先鋒を務めてもらう。
ハイウェイ沿いに部隊を展開し、この地を通過する敵の輸送部隊を殲滅せよ。スキー歩兵1ヶ大隊が本作戦を支援し、さらに試製戦車Behemothも投入される。スピードを最優先し担当区域の全ての村落および市街を制圧せよ。
【作戦】
確か、この作戦の後は'41年12月に戻ったような気がするなぁ…。
それよりも、このシナリオは作者の気合い、もといリサーチが満載です。登場するAUXのT-34は、ごく少数が生産された57mm砲搭載型です。
**解説**
T34の41年型および42年型をベースに、優れた貫通力を持つ長砲身57mm砲を搭載した特殊型。41年型ベースのものは30両ほど、42年型ベースのものは少数が生産されました。57mmZIS4(ゲームでは57mmZIS2)は76.2mm砲を遙かにしのぐ貫通力を持ちますが、76.2mm砲よりも高価で生産工程が多かったため、対戦車自走砲ZIS-30が100両ほど生産された後は、生産が停止します。後にティーガーやパンターが出現するようになると、この砲は57mm対戦車砲として再生産されることになるのです。
http://zorka.boom.ru/stk/T34-57.html
(注・ロシア語サイトですが、実写写真もあります。長い砲身がとてもカッコイイ!)
また、スキー歩兵大隊の支援には、Aerosledというスキー車両(プロペラ推進)が使われます。
http://armor.kiev.ua:8100/Tanks/WWII/sani/
(注・ロシア語サイトですが、貴重な実戦写真もあります)
さらに、KV-Iを3つつなげた、試製地上戦艦Behemothも参加します。
http://www.track-link.net/gallery/119
(注・食事中に見ると吹き出す危険があります。HOPさんコレ作って!)
さて、AUXのスキー歩兵は移動力もあるし、82mm迫x4部隊(1部隊2門なので、計8門)の支援もあり、南北に走る道路(SNハイウェイと呼称)まで西進することは楽にできるでしょう。この大隊は何も考えずに西進を指定。
マップ中央の村に位置する農民(Farmer)と、馬(Horses)は、ホントの農民を再現しているようで、非武装(武装は設定されているが、弾薬が0)になっています。何故にこいつらが存在するのかは不明ですが、一応村落南東の森に逃がすことを試みます。
コア部隊は北上して東西に延びる1級道路(EWハイウェイと呼称)まで進出し、そこから市街へ向けて一直線に道路沿いを進撃することとします。T34/57は、なにしろT34/85が出るまでのあらゆるソ連製戦車を上回る貫通力を有していますから、この時期の独軍戦車なんぞ目じゃありません。例えT-34(r)が出てきても楽勝です。では、KV-I(r)だと、どうかしら…。
ということで、サポートで12台のEmkaと2台のZIS-5を配備します。これで(ポイントにして60Pt程度)コアの全部隊が輸送可能なのだから、どうにも安っちい我が歩兵大隊であります。余ったポイントはLaGG-3を1機のみ配備。このシナリオは視界が23もあるので、航空偵察も有効でしょう。もちろん、敵戦車の撃破までは(練度が低いので)期待しません。
で、どうやって信地旋回するのか小一時間問いつめたいBehemothは、何しろ足が遅いので、雪原だと1ターンに4ヘクスしか進めません。見られたり射撃を食らうと更に遅くなるわけですから、まずは道路への最短距離をルート設定(つまり、まずは東に進む)し、道路上のみを移動させることにします。しっかし、コイツ1発食らったらロケット砲が誘爆するんじゃぁ…。
VHは作戦開始時には一つも見えていません。とにかく前進あるのみ!です。戦車があると、気が楽だなぁ…。
【経過】
1〜5ターン
偵察代わりに飛ばしたLaGG-3は、マップ北部のEWハイウェイ上に敵の大部隊を確認。トラックが10両以上確認でき、II号戦車、Sdkfz222に護衛された1ヶ中隊と予測。オートバイを先導に、T-34/57およびBT-7Mに支援されたコア部隊もEWハイウェイ周辺にを展開し戦端を開く。II号戦車やSdkfz222の如きは57mm砲が楽々と撃ち抜く。この戦車、ウチの大隊に是非とも欲しい…。
AUXスキー歩兵は、凍結した湖上を西進し、対岸の独軍1ヶ小隊と交戦するも、迫撃砲の支援、Aerosledの抑圧(最大射程8で撃ちまくって抑圧を与える)下にVBMフリーズをかけてあっさり殲滅。はやくもVH2ヶを踏むが、どうやらVHはターン指定で登場し、さらに奪回不能VHのようだ。
ここまでプレイして、そういえば南から独軍増援が登場したことを思い出す。前回は増援の戦車部隊に良いようにやられた(なにしろスキー歩兵は近接強襲できないのである)が、今回の我が軍はひと味違うのだ!と言ってみたい。
6〜10ターン
EWハイウェイの独軍を一掃したコア部隊は、そのまま道路沿いに西進。しかし、敵戦車キラーとして役に立ちそうなT-34/57を魔女の大鍋のような市街戦に投入して無駄に消耗させたくないので、T-34/57部隊と、それに跨乗するコア歩兵小隊は、三叉路を射界に収める村落に移動する。露払いのオートバイが独歩兵の待ち伏せ2回を受けて壊滅するも、戦車およびコアのライフル兵でここを確保。
南部のスキー歩兵大隊は、低い練度と回復力を少しでも補うために中隊毎の運用を心がける。A中隊は農場の確保、B中隊はSNハイウェイの監視、C中隊はATライフル中隊と共同で敵増援の撃破を担当し、各小隊長は中隊長ユニットの指揮範囲内にいるように心がける。部隊名にA,B,Cをつける(部隊名変更機能を利用)と、ずいぶんやりやすくなった。
逃げまどう農民達を殺戮して回る独軍部隊に、怒りに燃える赤軍スキー歩兵A中隊が突撃する。Aerosledは機関銃装備で支援に使える…のだが、射程が8で、前面にしか装甲がない。最大射程をキープして抑圧を与え(時々、反撃で前面装甲を撃ち抜かれる)、スキー歩兵が接近して強力なPPSh短機関銃を浴びせる。装甲車はATライフル小隊が集中射で簡単に始末。このマニアックなシナリオに参加するATライフル部隊はPTRDを2丁、さらに軽機関銃も装備しており、これまたデフォルトのATライフル分隊よりもよほど使いでがいい。
C中隊は38(t)戦車に苦戦するも、In Coverの45mmATGが側面200mでこれを撃破。バスに乗った随伴歩兵は、一度に全部を降車させずに、ターン毎に1台だけを射撃して降車させ、小隊をバラバラにしてからAerosledで抑圧>スキー歩兵でフリーズをかけて殲滅。のパターンで楽勝。これまでのシナリオで見られたような独軍の戦力集中がないので、こういう戦法を取るゆとりがある。
途中出現の奪回不能VHは、丁度出現してから1〜2ターンで到達できる位置にあり、まだ作者の意図する進撃速度を保てているようだ。