日本鋼豹司令部

1. SPWAW Ver. 8.4
2. Russian Steel 1.6 #02 Slutzk Counter 2.0
3. ここまで3時間 → トータル5時間
4. ☆☆ → 最終的には☆☆☆☆☆
5. CCオン、True Troop On / Rarity Off

前回の損害を全修理してもポイントが全然余るくらい、赤軍の経験値修正が低いのです。が、今回のプレイの目的のひとつ、「史実に基づいた編成の体験」を実践すべく、以下の編成でリトライしています。

I.大隊司令部
1xHQ、1xCommand Post、2xFO

II.軽戦車小隊
1xBT-7M、1xBT-7A、5xBT-7

III.偵察中隊
1×オートバイ中隊（オートバイMGx2をスナイパーx2に変更）、3×Recon patrol

IV.歩兵中隊
1xライフル中隊（含50mmMortarx3） 2x82mmMortar、2x12.7mmDShK

V.砲兵中隊
1xライフル分隊、1x120mm mortar、4x45mmATG、2x37mmAA

移動力0、サイズ5（!）、運搬不可のCommand Postがあるところがミソです。半個歩兵大隊規模とはいえ、大隊司令部がなければ格好が付きませんから。
　全然使えなかったオートバイMGはスナイパーに変更です。先日の対戦でスナイパーの使い方を分かっていないことを痛感したので、スナイパーの正しい用法も勉強するつもりです。

【任務】
　敵の橋頭堡を攻撃せよ。敵はすでに道路沿いに偵察活動を始めている。

【作戦】
　前のシナリオでは圧倒的多数の独戦車にひるんでしまい、思わずT-34を増援として投入してしまいましたが、それは歩兵の戦闘ではない！
　ということで、支援ポイントでBA-6を1ヶ小隊5両、増援も最初から要請してT-26(m33)歩兵戦車を3ヶ小隊15両呼ぶこととする。計20門の戦車砲（コアのBT-7と併せると27門だ）は、あらゆる独軍戦車も破壊するだろう。…ただし、皆45mm砲なんですがorz。

　AUX歩兵部隊の支援にBA-6を充て、コア歩兵部隊の支援にT-26を充てる。もちろん移動手段がないので、のんびり徒歩移動。AUXは目の前の農家を攻略した後、橋頭堡に向かう。コアは工兵を先頭に（畑は視界が悪いので近接遭遇戦が頻発すると予想）、VHの集中する村落に前進。

【経過】
1〜5ターン
　工兵とスタックする歩兵戦車を先頭に、畑の中を進む。AUX歩兵は農家を包囲するように展開して一気にここを制圧。スナイパーとオートバイ部隊は北から大きく回り込むように橋頭堡を目指す。
　畑の南北両縁でII号戦車およびSdkfzからなる小規模なカンプグルッペと遭遇。…II号戦車が堅い！300mの距離で数発の命中弾を出すも、なかなか撃破できない。II号戦車の一部は北から我が軍の本拠地VHに向かったようだが、おそらく2両を撃ち漏らしてしまった。Sdkfzにも大苦戦。T-26の射撃が全然当たらない。相手の20mm機関砲はビシビシ当たるが、全然被害がない。ついには敵がスタックしてきて零距離での撃ち合いとなる！漢だな。

6〜10ターン
　戦車、装甲車に続いて独軍歩兵が進撃してくるが、いかに弱い赤軍歩兵といえども戦車がいるので一歩も引かずに撃退できる。キャンペーンを通じて初めて工兵の火炎放射攻撃が炸裂。と、そこにネーベルベルファーの大砲撃。直撃を食らった戦車数両と、コア含む歩兵1ヶ小隊強が消散する。
　農家を制圧したAUX部隊に対し、独軍はII号火炎放射戦車フラミンゴを向けてきた。BA-6の45mm砲が火を噴くのだが、これまた堅い。しかも、数発の命中弾を受けながらも前進してきて、そのターンの内にBA-6に火炎放射x2を撃ってくる。プレイヤー操作の火炎放射戦車ならば、移動して射撃も食らっていれば次ターンまで火炎放射はできない（射撃可能回数が0になる）のが普通だが、AIはこういうところに有利なハンデがついているようだ。辛くも炎の帯を避けたBA-6がようやくのことでフラミンゴx2を撃破。1両21ポイントの兵器にしては大戦果である。

　戦力が半減したコア歩兵小隊を、中間VHの守備にあたっていた無傷のコア歩兵小隊と交替させることにするが、をあと9ターンで橋頭堡までたどり着けるのだろうか。なんか無理ぽ。

11〜15ターン

　ところが、ぎっちょん

　まだまだ独軍には豊富な戦力があったのだ。全然「偵察活動」なんかじゃナイ！
　IV号戦車、III号戦車の各1個小隊が中隊規模の随伴歩兵と共に東進してくる。BA-6とT-26が50mの距離で火を噴くが、全然あたらない。当たってもIV号E型やIII号G型の装甲は厚く、1発や2発の命中では撃破できない。逆に向こうの50mmや75mm砲が命中すると即昇天である。2両のBA-6と4両のT-26、1両のBT-7を残し、戦車兵力は壊滅…。
　敵戦車が自由に動けるようになると、あとは1面の阿鼻叫喚の地獄の再現である。森づたいに橋頭堡の村落にたどり着いたコア1ヶ小隊がどこまでやれるか…。

16〜19ターン

　戦車は農家方面と、赤軍進撃開始ラインのVHに進軍してくる。開始ラインには2門の45mmATGがIn Coverで待ち伏せており、IV号1両、III号2両を撃破したが、III号はもう一両いてVHを踏まれる。農家の赤軍歩兵は戦車に全く手が出せずに農家VHも奪還される。
　橋頭堡の村落には推定1ヶ小隊の歩兵と豊富なMG34が待ち受けており、一時はVH2つを奪取するも、（たかが）HT（ごとき）を先頭に押し立ててくる独軍を支えきれず、壊滅。
　結局、多大な犠牲を払った上、本拠地以外のすべてのVHを失ったところで制限ターン終了となった。ん、なんか史実の赤軍っぽい。

　それでいいのか、わし。


【戦果】
ソ：独　2966：2915（Draw）
コア損害　工兵1ヶ小隊全滅、BT-7A1両、BT-7小隊（5両）全滅、オートバイ5分隊、スナイパー1人、ライフル歩兵4分隊、50mm迫1門、DShK重機関銃（2門）全滅…。

【感想】
　10ターンまでは行けるかと思ったのですが、そのあとは一方的にやられてしまいました。対戦車火力を持たない歩兵は、まったくもって無力であります。58部隊のうち23部隊が壊滅したということで、我が大隊はここに全滅したことを宣言するものであります。
　頼みの工兵も、近接強襲はモラルチェックに失敗、選択武器攻撃もまずもって当たらない。現段階で頼りになるのは数発撃っても反撃を食らわないで済むIn Cover状態のATGだけ、ということがよく分かりました。おお、史実どおりじゃん…。
　それにしても、コアがごりごりと削られて消散していくのは、まったくもって心臓に悪い…。
　ちなみにトータルの損失数でも赤軍の方が上（歩兵で1102：825の損失）で、Drawが取れたのはひとえに練度の低い赤軍の兵器が皆安かったおかげです。