Russian Steel 1.6 #01 by victorinox

[victorinox]

実はもうはじめてから大分時間がたって黒海戦線の終わりまで進めているのですが、印象深かった戦闘を集めてAARを書こうとしていたら既にjunkers殿が・・・
このまま腐らすのも惜しいので投稿します。junkers殿、すいません。
なにぶんかなり時間が経ってから書いているので細部は省かれてしまいますし、所々不正確な記述が混ざっているかもしれません。ネタバレは逆に少ないかと・・・
また、junkers殿のような縛りもないので、面白さに欠けるかもしれません。

1．Ver8.3
2．#32 Russian Steel 1.6 - #01 Dubno Defend
3．所要時間　 10時間
4．難易度　5/5
5．設定　推奨設定（C&C オフ）
1941年6月25日 Advance vs Assault Dubno

戦闘団本部
1xHQ
1xFO

偵察中隊
2xRecon Patrol plt.
1xSniper
1xFAI plt. （五台）
1xBA-3 plt. （五台）

歩兵中隊
2xRifle plt.
3xConscript plt.

戦車隊
1xT-34 m.40 plt.　（三両）

砲兵隊
1x45mm ATG m.38 plt.
1x37mm AA m.39 plt.
2x82mm Mortar plt. （各三門）

輜重隊
1xJA Mule Pack plt. （四匹）
1xGE Mule Pack plt. （三匹）
4xYU Mule Pack sec. （各二匹）
1xKomsomolets plt. （三台）

「おはようございます、同志政治将校殿。部隊の指揮を任されたKozlov大佐でございます。我らが祖国が、農民と労働者の楽園であるソビエト社会主義共和国連邦がファシストどもに踏みにじられ辱められている今この時に人民の味方であり最後の砦である赤軍の精鋭を率いる立場に居ることに誇りと責務を感じます。たったいま赤軍の最良の部分を集めた結晶を私の部隊に編成しました。」

「うむ、おはよう同志大佐。君の部隊には君自身が言ったように赤軍の最良の部分を集めることに許可を与えた。幸運なことだぞ。同志書記長閣下スターリンに感謝することだ。閣下にはこれ以上悪い知らせを持っていかずに済ませるためにも同志大佐、早急にファシストどもの血を残らず絞り取るのだ。」

大佐「もちろんですとも同志。私の部隊はこれより数週間ほど訓練させて個々人の技量と指揮系統を確固たるものにする準備はととのっております。壊滅した部隊の生き残りや住む家を失って流れてきた年齢不詳のものたちを兵士に変身させるには…」
政治将校「なんの冗談かね？同士大佐。このような苦難のときに冗談を言うひまなどないのだぞ！今この瞬間にもファシストどもはロシア人を攫い、ロシアの鉄、石炭、小麦を奪っているのだ！！きみの任務は今日始まり、今日中にドイツ人を攻撃するのだ。」

大佐「は、はっ！申し訳ありませんでした。私の部隊はたったいまから前線まで出発します」

政治将校「党と祖国への忠誠心を忘れるなよ、同士大佐。」
ーーーーーーー

大佐。ボサボサに伸びた無精ひげと焦点の合わない目で虚空を見ている
副官「同志大佐。。。同志大佐！」
大佐「あ、なんだおまえか。ど、どうした？なにか知らせでもあるのか？いや、みなまで言うな、お前で処理しろ！」
副官「落ち着いてください。任地に着く前に我が隊のおさらいをしておこうと思ったまでです。」
大佐「よ、よし分かった。続けろ。」
副官「説明します。長い長いキャンペーンなので潜在力を重視しました。
見ての通り、貧弱貧弱貧弱ゥなハッキリ言ってむやみやたらに規模の大きい偵察部隊にすぎません。歩兵にすら撃ち抜かれそうなFAIはあまりの安さに、Conscriptも言うまでもなく頭数あわせです。この時期の赤軍兵にはまだ後期の精悍さは無く、すくなくとも戦車と対峙するのは装備的にも不可能でしょう。史実ではどんな絶望的な状況でも戦い続けた勇気に期待するほかありません。とはいえ、使える駒が無いかというとそうでもありません。まずBA3は45mm砲装備でポジショニングによっては敵戦車も食えます。虎の子のT34もたった三両しかなく、旧型ですが、この時期の独軍にはなかなかやられません。以降の型と比べても搭載砲が76.2mm L11と劣りますし、この錬度ではなかなか有効打を撃てないと思いますが、安心できます。砲兵隊を見るとなかなか充実しているのが分かると思います。45mm ATGは読み違いが無ければとても強力ですし、37mmAAもまた戦車に有効です。後は偵察隊で適切に敵情を判断する技量を指揮官に求められます。ここが一番ヤバイのですが、最初は無理をせずにむしろ戦力の温存を主眼に戦っていきます。まずは生き延びることが戦闘団の第一の目的です。」
大佐「まるで後世の軍事オタクのような言い方じゃないか。」
副官「まあそれは置いといてですね、今後の部隊整備についてはどうお考えですか？」
大佐「よし、それでは言うぞ。将来的には戦車四個小隊に歩兵四個小隊をダンクデサントとしてのっけて戦場を駆け抜ける予定だ。対戦車砲も戦車隊の装備が整ったら野砲に切り替えて三個砲兵中隊未満の火力を整える。赤軍に自走砲はオプションにないので長射程の方向に。大砲兵射撃に弱いけどサポートで重トラックを雇ってなんとか陣地転換をくりかえす。弾薬トラックとカチューシャも当然購入。すばやい決断と戦力の集中を以って我のイニシアチブを発揮し続け。強固な陣地はいつでも即座に計10問+カチューシャで耕し、著しくは煙幕と迂回で時間のロスを避け、彼の集中を防ぎ、各個撃破をめざす。敵野戦軍包囲殲滅こそが常に我々の作戦目的である。」
副官「夢物語ですね。」
大佐「（ガックリ）そうなんだ。現状ではまともに機動するのすら大変なんだから諸科連合など夢のまた夢だ。潜在力があっても今日を生き延びねば明日は無い。」
副官「まあ頑張りましょう。着きました。指揮を執ってください。」

AUX
馬車に乗ったライフル歩兵と徴集兵が多数を主体に45mmまでのATG、歩兵砲、丘の上に76.2mmAAなど。さらにT28x7が増援として加わる。


状況
簡単にLutskとRovnoが既に落ち、中央部の丘前面を通る第二戦線はなんとしても確保するのが最低目的。がんばるぞっと。

作戦
敵の主攻はまずDubnoとBrodyに対して主にRovnoからDubnoとBrody東部の二軸で攻撃してくるだろう。優勢な敵は包囲を狙うよりも一気に押してくると見たほうが良いだろう。両村ともATGをギリギリまで敵を近づかせてから必中を狙い、村中に敵を引き込み、とにかく時間を稼ぐ。このために多くの赤軍将兵を肉掻き器に放り込むような損害が出るだろうが、コア主力の壊滅を防ぐ方法はこれしかない。

一応北部の丘を確保してRovnoからDubnoへ行く戦力に対して側面攻撃をこちらの損害が出ない程度に行う。対戦車戦力は第二戦線に主に配置する。

経過
DubnoとBrodyは予想通り数百の赤軍兵の墓場となり、同等以上のドイツ兵を道連れに引き込んだ。果敢に飛び込んでくる敵戦車に対して我が歩兵は砲兵とともに頑強に抵抗し、次々と燃やし尽くした。Dubnoには特に歩兵砲を集中して配置したのでDubnoはまだ安定していたが、西からの攻撃でBrodyが抜かれそうになり、危うくDubnoが包囲されるところだったが、増援をやりくりしてなんとか突破は防いだ。

途中のサプライズに腰が砕けそうになった。T28は全滅したが、第二戦線に配置した砲兵隊が北部高地間に潜ませたT34と共同してなんとか事なきを得た。

結果
失念。多分Draw辺りだったと思う。

コア損害
2xFAI

感想
辛いです。最初から最後までターン終了するのがとても怖かったです。敵ターンに次々に味方ユニットが炎上するのではないかと思いました。
AUXはほぼ壊滅、コアだけを戦火から遠ざけました。それが逆にサプライズに対応できた理由かもしれません。仮に積極的に行動していたら司令部と砲兵隊あたりにかなりの損害が出ていたかもしれません。
やはり錬度がまだまだですね。当たらない砲。一発撃たれるともはや動けなくなる徴集兵。失敗する近接強襲。ハードの方もダメダメで早急に改善が求められます。