Das Reich #40
Posted: 2005.Mar.21(Mon) 22:21
?*39- Das Reich #40 Operation Fruhligserwachen: The Defense
?所要時間 4時間
?難易度 3/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1945年3月14日0900時 セーケシュフェヘールバール南東Henrik Major 有効視界18 ターン25 Defend
【ダウングレード】
<変更>
1×Konigstiger → Hetzer
予算300円。己に課した約束通りやられた王虎をヘッツァーに。選択肢としては三突もあったが、駆逐戦車のキモは何より見つからないこと。この時期のソ連戦車に撃たれたら終わりなのはどれでも一緒だ。ということでサイズの小さいヘッツァーを採用。
【任務】
<歴史的背景>
1945年3月。最後の攻勢作戦 Fruhligserwachen(春の目覚め)は挫折し、ソ連軍は各所で反攻を開始した。ダス・ライヒ師団の先頭部隊は、Henrik Major と呼ばれる農場に達していた。貴官はこの場所を防衛することになる。気温は摂氏0度を超え、地表は完全にぬかるんでいる。このため作戦地域は装甲部隊に適さない状況になっている。
<情報レポート>
ソ連軍は大量の戦車と歩兵を投入している。カチューシャ中隊も近くにいるはずだ。
<指令>
貴官は通常戦力の50%程度に低下したSS歩兵大隊を指揮する。つまり貴官の手持ち戦力に加えて、戦力低減したSS歩兵中隊および対戦車砲と火砲を指揮するのだ。さらにキング・タイガーおよびヤクト・パンター各1個小隊が貴官を支援するために到着したばかりだ。上手く活用せよ。目標地点、特にHenrik Major にあるものを重点に防御せよ。
<ヒント>
目標地点は数多く、部隊は広く薄く展開しています。目標地点には重要なものとさらに重要なものがあるので、優先順位をつけることを心がけて下さい。農場の正面には丘があります。この丘を利用して反斜面防御を試みてもよし、または普通の防御戦を試みてもよいでしょう。対戦車砲の輸送用に車輛を2つ用意しています。お好みに合わせて使って下さい。装甲部隊はコア戦力のみなので常に使用可能な状態を維持して下さい(訳注.おそらくバージョンアップ以前の話。実際にはAUX戦車も登場します)。
最初は後退気味に戦い、敵が消耗したらVHを取り返すという戦法が良いかもしれません。地形は装甲部隊向きではありません。スタックする危険が高いので(史実でもそうでした)、戦車は常に道路を進むようにしてください。
【作戦と配置】
農場とその北側にそびえる高地。道路は南北に一本。地形は若干改善されて通常地形もあるがほとんどは沼地。VHは全てEOBなので焦る必要はない。ここは推奨通り反斜面戦術を駆使して戦うべきか。コア戦車隊はいつでも姿を隠せるように高地の最南端に配置。その代わり歩兵は最前面に配置して敵の監視に専念する。敵の砲撃を避けるため、歩兵部隊はMG42以外は臨機射撃しない。
敵戦力は我が方を圧倒しているだろうが、今回は攻守交代で立場が逆転するはず。前回苦しんだ泥沼地獄に敵戦車もはまってくれるはずだ。敵戦車にとって一番大事な道路の脇に工兵を配置しできるかぎり地雷を敷設させる作戦。さらに敵の遠距離攻撃と歩兵監視を避けるため、マップ中央横一線に煙幕を展開し交戦範囲を限定する。AUX戦車隊は中央道路と右翼に展開させよう。こうすると後方の農場はがら空きになるが・・・まさかサプライズは無いだろう。
【戦闘経過】
煙幕の隙間から大量の赤軍戦車が押し寄せてくるのが見える。ロケット砲をお見舞いしても数が多すぎて止めることは出来ない。しかしなぜだ?なぜ泥沼地獄をものともせず前進できるのだ?T-34の幅広履帯は・・などと考えてしまったがそんなことはSPWAWでは再現されない。よーく地形を観察すると、泥沼が広がるのは我が軍のいるマップ南半分で、敵の進撃する北半分は泥地にみせかけた通常地形や干拓地がほとんどだった・・ズルい!
まあ良い。ハンデをくれてやる。高地に陣取った戦車隊とAUX対戦車砲が煙幕を抜けてきた敵戦車をスナイプ開始。さすがにDefend任務だと地の利は我にある。面白いほど狙撃が決まり敵戦車はどんどん炎上していく。突撃虎は射界の最深部に撃ち続ける。見えない敵兵が5人単位で吹っ飛んでいく。相変わらずイケるね。
戦車の進撃を止めたところで第二ラウンド開始。今度は波のように押し寄せる赤軍歩兵が相手だ。各所に配置したMG42が見える敵兵をことごとく釘付けにしていく。そこに砲撃を集中。戦車は弾が勿体ないし見つかる危険を避けたいので発砲しない。しかし数限りない敵兵は着実に前進を続け、ついに我が陣地の一部が露見してしまった。
カチューシャの轟音を合図に120mm迫と76.2mm野砲が降り注ぐ。完璧に塹壕化しているので被害はそれほどでもないが、この調子で砲撃を食らうとヤバい。そこに前進を阻まれた歩兵を突き抜けて敵戦車の第二波がやってくる。T-34/85とISU-122多数。戦場は砲撃による煙が立ちこめ視界不良。序盤のように砲撃を集中することはできず、一対一で戦車が撃ち合う場面が多くなる。122mm砲は周辺にダメージを与えるので戦車周辺の歩兵がやられていく。そろそろ斜面を降りるべきか?
今回も運悪く一番敵の見えるところにいたパンターが後退してみる。と、スタック!!アホか。50mしか見えない地点に戦車が潜んでどうなる。こんなことなるなら撃ち合った方がマシだ。高地を死守せよ。AUXのヤクトパンターと王虎も泥沼を前進。1輌スタックしたが何とか右翼に展開できた。
彼我の距離が縮まるに従いこちらの陣地がバレていき、敵の砲撃は熾烈を極める。AUXの対戦車砲は完全に沈黙。高地前面で弁慶のようにそびえていた突撃虎もついに主砲故障の憂き目にあった。戦車隊は狭い高地を一歩ずつ前進。歩兵の撃ち合いも始まる。互いに一歩も退かないガチンコ勝負。怯んだら負けだ。火砲・戦車・歩兵の全ユニットが死力を尽くす。
どうやら敵戦車はあらかた消えたようだ。敵歩兵も後退モードに入った。全軍前進!歩兵を先頭に戦車隊もスタックの危険を顧みず一歩ずつ前進。まだ油断は禁物だ。煙幕が晴れるに従い移動不能の敵戦車が突然撃ってくることがある。敵より怖いのはやはり泥だ。高地を降りたら一歩移動でもスタックしてしまう。よく考えればVHは全て手中にある。敵は壊滅間近だ。なぜ前進する必要がある?
・・・そこに敵がいるから!敵がいる限り追撃する。VHなんか無くても敵司令部を探し出し、砲兵陣地を蹂躙したいのだ!と、前進を開始してまもなく14ターンで終了。
【結果】
スコア 17359:151(DV)
独損害:Men25、Art1
ソ損害:Men741、AFV47
コア損害:なし
【感想】
予想を裏切り意外に楽な戦いでした。序盤の煙幕目隠しと慎重な狙撃作戦が功を奏したようです。難敵は泥と砲撃。砲撃はカチューシャに始まり迫撃砲の集中射撃が延々と続くので、一旦目の敵にされると戦車でも大変です。なるべく見つからないように臨機射撃を抑え、一旦見つかったら思い切りよく塹壕を捨てて移動するのがベストでしょう。
赤軍戦車の主力は43年型T-34とT-34/85。さらにISU-122重駆逐戦車が数個小隊とIS-2重戦車もわずかに登場します。一番硬いのはIS-2ですが数が少ないので特に問題なし。一番厄介なのは数もそこそこあるISU-122でした。このクラスになると火力は虎とほぼ同等なのでまともに撃ち合うのは危険です。本来ならばある程度距離が縮まったら反斜面戦術に移行すべきでしょうが、今回は泥にはまるのが怖くて撃ち合ってしまいました。
パンターは今回も運悪く一番敵から狙われる地点に配置してしまい、破壊は免れたものの大した活躍はできませんでした。一方、臨機射撃を極力抑え結局一回も発見されなかったヘッツァーは、予想以上に活躍してくれました。火力と隠密性は申し分ないので、簡易対戦車砲と思って慎重に使えば充分役に立ちます。しかし史実のようにヘッツァーを主力にするのは辛いな・・・。
どうやらこのシナリオはバージョン変更があったようで、初期バージョンではAUX戦車隊が登場しなかったようです。AUX戦車が参加すると戦闘がぐっと楽になるので、個人的にはいっそ無い方が良いと思いました。残りあと2面なので難易度はもっと高い方が悲壮さが漂う展開になって楽しめそうです。
?所要時間 4時間
?難易度 3/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1945年3月14日0900時 セーケシュフェヘールバール南東Henrik Major 有効視界18 ターン25 Defend
【ダウングレード】
<変更>
1×Konigstiger → Hetzer
予算300円。己に課した約束通りやられた王虎をヘッツァーに。選択肢としては三突もあったが、駆逐戦車のキモは何より見つからないこと。この時期のソ連戦車に撃たれたら終わりなのはどれでも一緒だ。ということでサイズの小さいヘッツァーを採用。
【任務】
<歴史的背景>
1945年3月。最後の攻勢作戦 Fruhligserwachen(春の目覚め)は挫折し、ソ連軍は各所で反攻を開始した。ダス・ライヒ師団の先頭部隊は、Henrik Major と呼ばれる農場に達していた。貴官はこの場所を防衛することになる。気温は摂氏0度を超え、地表は完全にぬかるんでいる。このため作戦地域は装甲部隊に適さない状況になっている。
<情報レポート>
ソ連軍は大量の戦車と歩兵を投入している。カチューシャ中隊も近くにいるはずだ。
<指令>
貴官は通常戦力の50%程度に低下したSS歩兵大隊を指揮する。つまり貴官の手持ち戦力に加えて、戦力低減したSS歩兵中隊および対戦車砲と火砲を指揮するのだ。さらにキング・タイガーおよびヤクト・パンター各1個小隊が貴官を支援するために到着したばかりだ。上手く活用せよ。目標地点、特にHenrik Major にあるものを重点に防御せよ。
<ヒント>
目標地点は数多く、部隊は広く薄く展開しています。目標地点には重要なものとさらに重要なものがあるので、優先順位をつけることを心がけて下さい。農場の正面には丘があります。この丘を利用して反斜面防御を試みてもよし、または普通の防御戦を試みてもよいでしょう。対戦車砲の輸送用に車輛を2つ用意しています。お好みに合わせて使って下さい。装甲部隊はコア戦力のみなので常に使用可能な状態を維持して下さい(訳注.おそらくバージョンアップ以前の話。実際にはAUX戦車も登場します)。
最初は後退気味に戦い、敵が消耗したらVHを取り返すという戦法が良いかもしれません。地形は装甲部隊向きではありません。スタックする危険が高いので(史実でもそうでした)、戦車は常に道路を進むようにしてください。
【作戦と配置】
農場とその北側にそびえる高地。道路は南北に一本。地形は若干改善されて通常地形もあるがほとんどは沼地。VHは全てEOBなので焦る必要はない。ここは推奨通り反斜面戦術を駆使して戦うべきか。コア戦車隊はいつでも姿を隠せるように高地の最南端に配置。その代わり歩兵は最前面に配置して敵の監視に専念する。敵の砲撃を避けるため、歩兵部隊はMG42以外は臨機射撃しない。
敵戦力は我が方を圧倒しているだろうが、今回は攻守交代で立場が逆転するはず。前回苦しんだ泥沼地獄に敵戦車もはまってくれるはずだ。敵戦車にとって一番大事な道路の脇に工兵を配置しできるかぎり地雷を敷設させる作戦。さらに敵の遠距離攻撃と歩兵監視を避けるため、マップ中央横一線に煙幕を展開し交戦範囲を限定する。AUX戦車隊は中央道路と右翼に展開させよう。こうすると後方の農場はがら空きになるが・・・まさかサプライズは無いだろう。
【戦闘経過】
煙幕の隙間から大量の赤軍戦車が押し寄せてくるのが見える。ロケット砲をお見舞いしても数が多すぎて止めることは出来ない。しかしなぜだ?なぜ泥沼地獄をものともせず前進できるのだ?T-34の幅広履帯は・・などと考えてしまったがそんなことはSPWAWでは再現されない。よーく地形を観察すると、泥沼が広がるのは我が軍のいるマップ南半分で、敵の進撃する北半分は泥地にみせかけた通常地形や干拓地がほとんどだった・・ズルい!
まあ良い。ハンデをくれてやる。高地に陣取った戦車隊とAUX対戦車砲が煙幕を抜けてきた敵戦車をスナイプ開始。さすがにDefend任務だと地の利は我にある。面白いほど狙撃が決まり敵戦車はどんどん炎上していく。突撃虎は射界の最深部に撃ち続ける。見えない敵兵が5人単位で吹っ飛んでいく。相変わらずイケるね。
戦車の進撃を止めたところで第二ラウンド開始。今度は波のように押し寄せる赤軍歩兵が相手だ。各所に配置したMG42が見える敵兵をことごとく釘付けにしていく。そこに砲撃を集中。戦車は弾が勿体ないし見つかる危険を避けたいので発砲しない。しかし数限りない敵兵は着実に前進を続け、ついに我が陣地の一部が露見してしまった。
カチューシャの轟音を合図に120mm迫と76.2mm野砲が降り注ぐ。完璧に塹壕化しているので被害はそれほどでもないが、この調子で砲撃を食らうとヤバい。そこに前進を阻まれた歩兵を突き抜けて敵戦車の第二波がやってくる。T-34/85とISU-122多数。戦場は砲撃による煙が立ちこめ視界不良。序盤のように砲撃を集中することはできず、一対一で戦車が撃ち合う場面が多くなる。122mm砲は周辺にダメージを与えるので戦車周辺の歩兵がやられていく。そろそろ斜面を降りるべきか?
今回も運悪く一番敵の見えるところにいたパンターが後退してみる。と、スタック!!アホか。50mしか見えない地点に戦車が潜んでどうなる。こんなことなるなら撃ち合った方がマシだ。高地を死守せよ。AUXのヤクトパンターと王虎も泥沼を前進。1輌スタックしたが何とか右翼に展開できた。
彼我の距離が縮まるに従いこちらの陣地がバレていき、敵の砲撃は熾烈を極める。AUXの対戦車砲は完全に沈黙。高地前面で弁慶のようにそびえていた突撃虎もついに主砲故障の憂き目にあった。戦車隊は狭い高地を一歩ずつ前進。歩兵の撃ち合いも始まる。互いに一歩も退かないガチンコ勝負。怯んだら負けだ。火砲・戦車・歩兵の全ユニットが死力を尽くす。
どうやら敵戦車はあらかた消えたようだ。敵歩兵も後退モードに入った。全軍前進!歩兵を先頭に戦車隊もスタックの危険を顧みず一歩ずつ前進。まだ油断は禁物だ。煙幕が晴れるに従い移動不能の敵戦車が突然撃ってくることがある。敵より怖いのはやはり泥だ。高地を降りたら一歩移動でもスタックしてしまう。よく考えればVHは全て手中にある。敵は壊滅間近だ。なぜ前進する必要がある?
・・・そこに敵がいるから!敵がいる限り追撃する。VHなんか無くても敵司令部を探し出し、砲兵陣地を蹂躙したいのだ!と、前進を開始してまもなく14ターンで終了。
【結果】
スコア 17359:151(DV)
独損害:Men25、Art1
ソ損害:Men741、AFV47
コア損害:なし
【感想】
予想を裏切り意外に楽な戦いでした。序盤の煙幕目隠しと慎重な狙撃作戦が功を奏したようです。難敵は泥と砲撃。砲撃はカチューシャに始まり迫撃砲の集中射撃が延々と続くので、一旦目の敵にされると戦車でも大変です。なるべく見つからないように臨機射撃を抑え、一旦見つかったら思い切りよく塹壕を捨てて移動するのがベストでしょう。
赤軍戦車の主力は43年型T-34とT-34/85。さらにISU-122重駆逐戦車が数個小隊とIS-2重戦車もわずかに登場します。一番硬いのはIS-2ですが数が少ないので特に問題なし。一番厄介なのは数もそこそこあるISU-122でした。このクラスになると火力は虎とほぼ同等なのでまともに撃ち合うのは危険です。本来ならばある程度距離が縮まったら反斜面戦術に移行すべきでしょうが、今回は泥にはまるのが怖くて撃ち合ってしまいました。
パンターは今回も運悪く一番敵から狙われる地点に配置してしまい、破壊は免れたものの大した活躍はできませんでした。一方、臨機射撃を極力抑え結局一回も発見されなかったヘッツァーは、予想以上に活躍してくれました。火力と隠密性は申し分ないので、簡易対戦車砲と思って慎重に使えば充分役に立ちます。しかし史実のようにヘッツァーを主力にするのは辛いな・・・。
どうやらこのシナリオはバージョン変更があったようで、初期バージョンではAUX戦車隊が登場しなかったようです。AUX戦車が参加すると戦闘がぐっと楽になるので、個人的にはいっそ無い方が良いと思いました。残りあと2面なので難易度はもっと高い方が悲壮さが漂う展開になって楽しめそうです。