Das Reich #36
Posted: 2005.Mar.21(Mon) 22:17
?*39- Das Reich #36 The Sharp End of The Spear
?所要時間 2時間
?難易度 4/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1944年12月28日1500時 Freineux 有効視界28 ターン30 Advance
【アップグレード】
<変更>
7×SS Rifle Sqd → SS Rifle Sqd(PF100装備)
予算300円。やられた歩兵を含め7ユニットをPF100装備に変更。
【任務】
装甲兵たちよ!我々の部隊は米軍により本隊から分断されてしまった。その上燃料は底をつき戦車は修理が必要だ。これ以上の攻撃を続けるには、何としても米軍防御ラインを突破して戦友たちと合流しなければならない。まずFreineuxへ向かいそこで米軍偵察部隊の側面を突く。そしてリエンヌ(Lienne)川を渡り主戦線のあるリエージュに向かうのだ。米軍包囲網を脱出するというただ一つの目標を達するには、全兵士が自らの義務を果たして戦い抜く必要がある。
<プレイヤー・ノート>
あなたの任務は米軍防御線を突破して、できるだけ多くのユニットを南東に脱出させることです。脱出HEXは2群に別れていますが、どちらを利用してもあるいは両方利用してもかまいません。自走火砲の煙幕弾を上手に使ってください。歩兵ユニットの輸送用ハーフトラックは用意されています。
<歴史的背景>
「ヴァハト・アム・ライン(ラインの守り)」作戦は失敗しつつあった。米軍の頑強な抵抗はあらゆる箇所で独軍の前進を停止させ、ドイツ軍先遣隊の目前で一つ一つ橋梁が爆破されていった。アントワープへの沿岸地帯は封鎖され、第6SS装甲軍の各部隊は代替侵攻路を探していた。その一つがリエンヌ川沿いのFreineux村を通るルートだった。リエージュから数キロのこの道路には鉄橋とコンクリート製の橋がかかっていた。
【作戦と配置】
積雪森林地帯を抜ける脱出戦。それだけでも難しそうなのに今回は橋を奪取するというおまけ付き。脱出用VHは二箇所に分かれそれぞれの経路には橋がある。北回りルートはまともな道路もない森林を抜け一本橋を通ると、見通しの良い高地を抜けてVHに向かうことになる。南回りルートにはちゃんと道路があり橋も二本。ただしちょっと大きな市街を抜ける必要がある。どっちのルートもメリットとデメリットがあるな。
悩んだ末、南回りルートを採択。理由は二つ。道路があるのでスタックの危険が少ないこと。北部の開けた高地で四方八方から撃たれまくりより、市街戦の方が意外に楽ではないかと踏んだから。全部隊が南ルートで脱出するので北ルート沿いにある3箇所のVHは捨てることになる。常に全てのVHを踏むことを目指してきた私としては悔しいが、ここは安全を重視することにする。
【戦闘経過】
オートバイが道路を先行。騎兵は森の中をゆっくりと捜索する。砲兵は指示にしたがって橋梁沿いに煙幕を張り巡らす。静かな立ち上がりだ。偵察隊が安全を確認したらAUX戦車とともにHTに乗ったコア歩兵が周辺を確保。コア戦車隊はその後に続く。AUX砲兵はコアの砲兵溜まりに集結し支援を続ける。問題はこの砲兵達をいつ移動させるかだが・・少なくとも橋を渡るまでは我慢だ。AUXで対空ユニットが用意されているのも気がかり。砲兵の傍にはコアのオストヴィントを配置しておく。
数ターンで橋梁手前の村落攻略準備が整う。HTを降りた歩兵が砲撃に続いて突入。村落そのものは簡単に制圧できたが、対岸から攻撃を受ける。対岸の建物に砲撃を加え、道路交差点もことごとく煙幕で塞いで橋梁奪取。まずは最初の目標を達成した。北に続く道路にAUXティーガーを置いておもむろに市街戦に突入。敵はきちんとイヤなところに待ちかまえているが、HTがあわてて退却する姿も見える。どうやら敵は歩兵を後退させようとしているらしい。道理で歩兵が少ないはずだ。
ここでも厄介なのはダグイン戦車。視界の良さと複雑な地形を利用して、意外なところから撃ってくる。遠距離から一方的に撃たれるのを避けるには、市街奥地の交差点まで煙幕を張らないといけない。煙幕さえ張れば歩兵は少ないので楽勝だ・・と油断した途端にヤーボ!!橋を渡ろうとしていた最後尾AUX戦車と対空戦車が生け贄。よしよしコアは助かったと思ったらもう一機飛来。ティーガー隊が狙われたが歩兵に損害が出た程度でやりすごす。
やはりそう簡単にはいかないようだ。ヤーボがこちらの位置を連絡したのか精確な砲撃が降り注ぐ。敵には盤内150mm自走砲がいるらしい。ピヨった歩兵群を回復して体勢を立て直しているところに、煙幕の向こうからシャーマンが突っ込んでくる。それも各所で次々に。こちらも先頭にはAUX戦車を2輌ずつ配置していたが、コア戦車隊のように次々と撃退とはいかない。敵は反攻に移ったらしい。
騎兵隊は市街地から出て南と北に別れて捜索。南では怪しい高地に登って付近を確認、北では川を渡って偵察。こういう時に自由に渡河できる騎兵は役立つ。と、北方からジープと装甲車が走ってくる。市街内部のティーガーが建物を踏みつぶして顔を出して撃破。どうやら我が隊が南方に集中しているのが敵にばれたようだ。
本隊は敵歩兵と戦車を押し込んで市街地東端まで到達。すかさず砲兵隊と司令部が陣地を畳んで移動開始。あとは脱出するだけだと思うが・・そうは甘くない。市街地を抜けたところにもきっちり待ち伏せの罠が張ってある。戦闘部隊は南北に広がりそのまま東へ前進。オートバイが脱出VHまでの安全を確認する。ここまでくれば二箇所の脱出VHはほぼ同じ距離だ。どっちに逃げてもいいが弱い部隊はより安全な南側から逃がす。
コア戦車隊と偵察隊は見通しの良い地点に留まって脱出部隊の援護。騎兵はさらに北部を窺う。このまま北側のVHも踏んでしまおうか・・と危ない考えがよぎるがぐっと思いとどまる。まだ何かあるはずだ。砲兵隊はようやく橋を渡って市街に入る。しかし弾薬輸送車の足は遅い。最後尾でしんがりを務めるのはオストヴィントとAUXティーガーのみ。
やはり来た!北部から続々とシャーマン軍団がやってくる。こいつらは北部防衛隊だったに違いない。突出していたティーガーが4輌を相手に立ち向かうが多勢に無勢。さすがの虎もすくんでしまう。戦友を救えとばかりにティーガー隊が北進。敵戦車の第一波を撃退した。しかし続けて第二波の攻撃。ここで最も見晴らしの良い地点にいたパンターが珍しく活躍した。敵側面を次々と撃ち抜く。乗っていた歩兵は突撃虎が一掃。
砲兵隊と司令部が脱出するのを確認して戦車隊もおもむろに脱出。最後まで北部のVHを取るという誘惑に打ち勝った自分をほめよう。脱出作戦は当初の予定通りに成功した。25ターンで脱出完了。30ターンで終了。
【結果】
スコア 24041:3382(DV)
独損害:Men51、APC1、AFV2
米損害:Men307、Art5、SV12、APC10、AFV25
コア損害:なし
【感想】
損害無しのDVが取れて気持ちよく脱出成功。難易度はやや低めですが、油断すると厳しい戦いになりそうです。30ターンもありますが、戦闘は15〜20ターンもあればほぼ終わるはずです。敵味方共にユニット数は少なく、適度な緊張感を持ってサクサク進められるので楽しくプレイできました。
このシナリオでもダグイン戦車が厄介な存在です。高視界をいかしてかなりの遠方から76シャーマンが撃ってきた時にはビビりました。さすがに距離があるとティーガー隊でも破壊はできず、結局目隠しして充分接近してから片づけるのがベストのようです。M36ジャクソンやイージーエイトもイヤらしいところで登場するので油断は禁物でしょう。他にも見つけにくい迫撃砲ユニットを前方に出していたり、細かい仕掛けが楽しませてくれます。
脱出ルートは大きく2つに別れ、どちらでいくかあるいは両方でいくかによって展開は異なってくると思われます。前半は砲兵の煙幕支援が欠かせないので、砲兵陣地をいつ撤収するかが作戦のポイントでしょうか。また、地形が複雑で視線の通り方が読めないので、思わぬところから撃たれることのないよう周辺の安全を充分確認するのも重要です。まあやられたらやられたで、うまいところに隠れるな〜と納得させてくれますが。
?所要時間 2時間
?難易度 4/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1944年12月28日1500時 Freineux 有効視界28 ターン30 Advance
【アップグレード】
<変更>
7×SS Rifle Sqd → SS Rifle Sqd(PF100装備)
予算300円。やられた歩兵を含め7ユニットをPF100装備に変更。
【任務】
装甲兵たちよ!我々の部隊は米軍により本隊から分断されてしまった。その上燃料は底をつき戦車は修理が必要だ。これ以上の攻撃を続けるには、何としても米軍防御ラインを突破して戦友たちと合流しなければならない。まずFreineuxへ向かいそこで米軍偵察部隊の側面を突く。そしてリエンヌ(Lienne)川を渡り主戦線のあるリエージュに向かうのだ。米軍包囲網を脱出するというただ一つの目標を達するには、全兵士が自らの義務を果たして戦い抜く必要がある。
<プレイヤー・ノート>
あなたの任務は米軍防御線を突破して、できるだけ多くのユニットを南東に脱出させることです。脱出HEXは2群に別れていますが、どちらを利用してもあるいは両方利用してもかまいません。自走火砲の煙幕弾を上手に使ってください。歩兵ユニットの輸送用ハーフトラックは用意されています。
<歴史的背景>
「ヴァハト・アム・ライン(ラインの守り)」作戦は失敗しつつあった。米軍の頑強な抵抗はあらゆる箇所で独軍の前進を停止させ、ドイツ軍先遣隊の目前で一つ一つ橋梁が爆破されていった。アントワープへの沿岸地帯は封鎖され、第6SS装甲軍の各部隊は代替侵攻路を探していた。その一つがリエンヌ川沿いのFreineux村を通るルートだった。リエージュから数キロのこの道路には鉄橋とコンクリート製の橋がかかっていた。
【作戦と配置】
積雪森林地帯を抜ける脱出戦。それだけでも難しそうなのに今回は橋を奪取するというおまけ付き。脱出用VHは二箇所に分かれそれぞれの経路には橋がある。北回りルートはまともな道路もない森林を抜け一本橋を通ると、見通しの良い高地を抜けてVHに向かうことになる。南回りルートにはちゃんと道路があり橋も二本。ただしちょっと大きな市街を抜ける必要がある。どっちのルートもメリットとデメリットがあるな。
悩んだ末、南回りルートを採択。理由は二つ。道路があるのでスタックの危険が少ないこと。北部の開けた高地で四方八方から撃たれまくりより、市街戦の方が意外に楽ではないかと踏んだから。全部隊が南ルートで脱出するので北ルート沿いにある3箇所のVHは捨てることになる。常に全てのVHを踏むことを目指してきた私としては悔しいが、ここは安全を重視することにする。
【戦闘経過】
オートバイが道路を先行。騎兵は森の中をゆっくりと捜索する。砲兵は指示にしたがって橋梁沿いに煙幕を張り巡らす。静かな立ち上がりだ。偵察隊が安全を確認したらAUX戦車とともにHTに乗ったコア歩兵が周辺を確保。コア戦車隊はその後に続く。AUX砲兵はコアの砲兵溜まりに集結し支援を続ける。問題はこの砲兵達をいつ移動させるかだが・・少なくとも橋を渡るまでは我慢だ。AUXで対空ユニットが用意されているのも気がかり。砲兵の傍にはコアのオストヴィントを配置しておく。
数ターンで橋梁手前の村落攻略準備が整う。HTを降りた歩兵が砲撃に続いて突入。村落そのものは簡単に制圧できたが、対岸から攻撃を受ける。対岸の建物に砲撃を加え、道路交差点もことごとく煙幕で塞いで橋梁奪取。まずは最初の目標を達成した。北に続く道路にAUXティーガーを置いておもむろに市街戦に突入。敵はきちんとイヤなところに待ちかまえているが、HTがあわてて退却する姿も見える。どうやら敵は歩兵を後退させようとしているらしい。道理で歩兵が少ないはずだ。
ここでも厄介なのはダグイン戦車。視界の良さと複雑な地形を利用して、意外なところから撃ってくる。遠距離から一方的に撃たれるのを避けるには、市街奥地の交差点まで煙幕を張らないといけない。煙幕さえ張れば歩兵は少ないので楽勝だ・・と油断した途端にヤーボ!!橋を渡ろうとしていた最後尾AUX戦車と対空戦車が生け贄。よしよしコアは助かったと思ったらもう一機飛来。ティーガー隊が狙われたが歩兵に損害が出た程度でやりすごす。
やはりそう簡単にはいかないようだ。ヤーボがこちらの位置を連絡したのか精確な砲撃が降り注ぐ。敵には盤内150mm自走砲がいるらしい。ピヨった歩兵群を回復して体勢を立て直しているところに、煙幕の向こうからシャーマンが突っ込んでくる。それも各所で次々に。こちらも先頭にはAUX戦車を2輌ずつ配置していたが、コア戦車隊のように次々と撃退とはいかない。敵は反攻に移ったらしい。
騎兵隊は市街地から出て南と北に別れて捜索。南では怪しい高地に登って付近を確認、北では川を渡って偵察。こういう時に自由に渡河できる騎兵は役立つ。と、北方からジープと装甲車が走ってくる。市街内部のティーガーが建物を踏みつぶして顔を出して撃破。どうやら我が隊が南方に集中しているのが敵にばれたようだ。
本隊は敵歩兵と戦車を押し込んで市街地東端まで到達。すかさず砲兵隊と司令部が陣地を畳んで移動開始。あとは脱出するだけだと思うが・・そうは甘くない。市街地を抜けたところにもきっちり待ち伏せの罠が張ってある。戦闘部隊は南北に広がりそのまま東へ前進。オートバイが脱出VHまでの安全を確認する。ここまでくれば二箇所の脱出VHはほぼ同じ距離だ。どっちに逃げてもいいが弱い部隊はより安全な南側から逃がす。
コア戦車隊と偵察隊は見通しの良い地点に留まって脱出部隊の援護。騎兵はさらに北部を窺う。このまま北側のVHも踏んでしまおうか・・と危ない考えがよぎるがぐっと思いとどまる。まだ何かあるはずだ。砲兵隊はようやく橋を渡って市街に入る。しかし弾薬輸送車の足は遅い。最後尾でしんがりを務めるのはオストヴィントとAUXティーガーのみ。
やはり来た!北部から続々とシャーマン軍団がやってくる。こいつらは北部防衛隊だったに違いない。突出していたティーガーが4輌を相手に立ち向かうが多勢に無勢。さすがの虎もすくんでしまう。戦友を救えとばかりにティーガー隊が北進。敵戦車の第一波を撃退した。しかし続けて第二波の攻撃。ここで最も見晴らしの良い地点にいたパンターが珍しく活躍した。敵側面を次々と撃ち抜く。乗っていた歩兵は突撃虎が一掃。
砲兵隊と司令部が脱出するのを確認して戦車隊もおもむろに脱出。最後まで北部のVHを取るという誘惑に打ち勝った自分をほめよう。脱出作戦は当初の予定通りに成功した。25ターンで脱出完了。30ターンで終了。
【結果】
スコア 24041:3382(DV)
独損害:Men51、APC1、AFV2
米損害:Men307、Art5、SV12、APC10、AFV25
コア損害:なし
【感想】
損害無しのDVが取れて気持ちよく脱出成功。難易度はやや低めですが、油断すると厳しい戦いになりそうです。30ターンもありますが、戦闘は15〜20ターンもあればほぼ終わるはずです。敵味方共にユニット数は少なく、適度な緊張感を持ってサクサク進められるので楽しくプレイできました。
このシナリオでもダグイン戦車が厄介な存在です。高視界をいかしてかなりの遠方から76シャーマンが撃ってきた時にはビビりました。さすがに距離があるとティーガー隊でも破壊はできず、結局目隠しして充分接近してから片づけるのがベストのようです。M36ジャクソンやイージーエイトもイヤらしいところで登場するので油断は禁物でしょう。他にも見つけにくい迫撃砲ユニットを前方に出していたり、細かい仕掛けが楽しませてくれます。
脱出ルートは大きく2つに別れ、どちらでいくかあるいは両方でいくかによって展開は異なってくると思われます。前半は砲兵の煙幕支援が欠かせないので、砲兵陣地をいつ撤収するかが作戦のポイントでしょうか。また、地形が複雑で視線の通り方が読めないので、思わぬところから撃たれることのないよう周辺の安全を充分確認するのも重要です。まあやられたらやられたで、うまいところに隠れるな〜と納得させてくれますが。