Das Reich #31
Posted: 2005.Feb.20(Sun) 17:50
?*39- Das Reich #31 The Pocket
?所要時間 1時間
?難易度 5/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1944年8月20日1000時 ファレーズ近郊 有効視界18 ターン10 Meeting
【アップグレード】
<修理>
1×Panther G Uhu、2×GE Mtrcy Sqd
<変更>
1×Flammpanzer II → Moebelwagen
予算300円。高価な梟パンターとオートバイを修理するとなんぼも残らない。フラミンゴを修理するかどうか迷う。この時期になると敵戦車は強力で、待ち伏せできる複雑な地形や市街地がないと使い物にならない。ここ数戦は隠れていることが多くそろそろ限界か。ちょっと遅いがヤーボ対策に回した方が良いかもしれない。数ある対空ユニットも一長一短でどれに変更するか悩む。連射が効いて適度に装甲があるメーベルワーゲンに決定。
【任務】
本シナリオはファレーズ包囲網からの脱出を再現しています。目的は連合軍の大規模な空襲と、カナダおよびポーランド軍戦車師団の追撃から生き延びることです。
【作戦と配置】
かの有名なファレーズ包囲網からの脱出シナリオ。史実では我がダス・ライヒのおかげで多数のドイツ将兵が包囲網を抜け出せたのだ。小マップ小ターン。AUXの敗残車輌を安全に脱出HEXに運ぶのが目的。そう、ヤーボがでてくるならこうあるべきだ。敵主力はカナダ・ポーランド戦車隊。この狭いマップのどこに潜んでいるのか全くわからないが、どうせシャーマン軍団だろうからこいつらとは渡り合えるはず。問題は「大規模な」空襲をどう避けるかに絞られる。撃ち落とすのは不可能だ。ならば隠れるしかない。煙幕モクモク作戦でいこう。
【戦闘経過】
マップを睨んで敵戦車隊は北か西からでてくるに違いないと予測。騎兵とオートバイが捜索開始。AUX車輌はほとんど非戦闘車輌で、移動力も低下している。戦車は放棄され離脱した乗員はすでにトラックに乗っている。もしかしてこの乗員って放棄戦車に再搭乗できるんじゃないか?なんて考えてしまい、脱出HEX一歩手前まできている乗員をわざわざ放棄戦車の傍に戻してしまう。これは失敗だった。結果としては再搭乗できません。
偵察の結果、少なくとも現状では西部に敵はいない。ならば北部だ。コア戦車隊は東西に広い防御線を張り、砲兵隊は避難車輌の溢れる道路沿いに煙幕を張って空襲よけの準備。2ターン目で予想通り北からシャーマン来襲。道路を南下しているAUX車輌の一部が飲み込まれる。ティーガー隊はマップ西半分、パンター・四突は東側を担当。歩兵が先行偵察し、見えたシャーマンの撃破開始。やっぱシャーマンは虎の敵ではない。
3ターン。ヤーボが来た!4連発!対空砲当たれ!敵は地上支援専門機なのでダメージを与えない限り何回でも飛んでくるぞ!あかんっ!AUXトラック2輌と我がティーガーが炎上。巻き添えになった歩兵多数。いかん。この調子で空襲が続けばコア戦車隊が壊滅しかねない。砲兵隊は移動し、避難用道路沿いに煙幕を直射しまくる。歩兵も周囲にありったけの煙幕展開。戦車は森林に入りスモークディスチャージャーで南側を目隠し。これだけ煙幕を張ればかなり見えにくいはずっ!どうだ!
運命の4ターン。シャーマン軍団の来襲が本格化。ティーガーはやすやすと撃退するが、貴重な梟パンターは交叉射撃を受け乗員離脱。どうもこいつは運が悪いぞ。敵の出方がわかったので次ターンの反攻計画を練っていたら再び敵機来襲!煙幕を張れなかったAUX避難車輌の群れにヤーボが殺到。対空砲が必死で応戦するがほとんど効果はない。トラック1台にロケット弾をシュバーンっと撃ち込んだ挙げ句、500ポンド爆弾までドカンドカンと落としていく。トラックそのものはやられても痛くないが、周囲2HEXにいるコア歩兵が5人単位でどんどん消滅していく。畜生!贅沢な戦争しやがって!!
この空襲は熾烈を極めた。1機来襲するごとに息を飲む。照準がティーガーに合うと目をつぶってしまう。頼む!生き延びろ!運良くかわしても随伴歩兵が消えていく。敵機の来襲はいつまでも終わらない。やっと砲撃に変わった。よし。虎は生き延びたぞ。避難車輌の車列を直撃しても砲撃なんて可愛いものだ。砲撃ならなんぼでもやってくれ・・・と思ったらまた敵機来襲!おいおいマジかよ。結局、このターンでおそらく10機近くのヤーボが来襲したはずだ。撃墜できたのは1機だけ。それでも思わず拍手してしまった。
これだけきたらさすがにもうヤーボは来ないだろう。興奮さめやらぬ中、爆撃の影響を受けたコア部隊をチェックする。空襲の影響は大きく戦車隊に移動不能や主砲故障が続出。抑圧除去にも失敗し戦闘可能な戦車はティーガー1輌と四突のみ。歩兵もどれだけやられたか把握できない。戦線を立て直すにはもう1ターンかかるだろう。しかし爆撃をうけなかった偵察隊と一部歩兵は前進を強行。戦車隊が使えない間は歩兵が敵戦車を食い止めるのだ。騎兵隊が敵の戦車溜まりを発見。撃退されるがこれで敵の全容が解明した。たぶん増援はもうないはず。砲兵隊が初砲撃。敵を足止めしておく。
この間、AUX増援車輌は毎ターン登場し続ける。縦隊は東端の脱出VHに向かって避難を続けるが、ただでさえ移動力が低下している上、避難用道路は砲爆撃で穴だらけになり難民の群れは一向に進まない。移動不能になったもの、ピヨったまま抑圧を回復できないもの、抑圧過多で反対方向に走り出すもの・・。混乱が渋滞に拍車をかけるが、幽鬼の群れは一歩一歩前進していく。脱出VH周辺300mは砲兵の直射煙幕に包まれ安全地帯になっている。何とかそこに逃げ込むのだ!
回復したコア戦車隊と歩兵のパンツァーファウストのおかげで、敵戦車隊は一掃できた。騎兵が走り回って残敵捜索を開始。あとは時間との戦いだ。コア部隊も脱出開始。最終ターンまで粘るが、かなりのAUX車輌が脱出できなかった・・・。
【結果】
スコア 13037:4076(MV)
独損害:Men108、SV5、AFV3
米損害:Men267、AFV27、Air1
コア損害:1×Tiger IE(early)、2×SS Rifle Sqd、1×SS MG42 MMG、1×GE Spec Ops Sqd、1×GE Mtrcy Sqd
【感想】
面白い!!作者によってこうも違うのかと実感。前面とうってかわって緊張感のある展開。マップも小さくターンも短いので相次ぐヤーボのラッシュにも耐えられます。コア損害は多いですが、これでもかなり運がよい方だと思います。壊滅は免れたものの、爆撃に巻き込まれた歩兵は戦力3程度まで低下しました。DV取るのは相当難しそうですね。
私はまだ動き出していない敵戦車をわざわざ探して交戦を始めたのですが、敵が動き出すまで避難に専念するのが作者の意図かもしれません。ヤーボの損害を避けるには絶対に運が必要ですが、戦車隊は地上戦を停止して森の中に引きこもるのがベストなのでしょう。航空機は煙幕の影響をうけないという情報もあったような気がするので、煙幕モクモク作戦は効果があるのかどうなのか・・?私は気休めとしてやってみましたが、効果はあったような気がします(気のせいかも)。
反省点としては、戦車(車輌)と歩兵は2HEX以上離しておくこと。私はこれを怠ったためにコア歩兵に大損害を出してしまいました。同様に、コア歩兵はAUXの輸送車輌には乗せない方が良いようです。AUX車輌は移動力をわざと低下させているようなので、歩いた方が早いし、爆撃の巻き添えになる危険も減ります。
まあしかし、実際こんなにヤーボが飛んでくる戦場もあったのでしょうから、ドイツ軍の戦車兵はやってられませんね。反対にトラックにロケット砲を撃つようなコストパフォーマンスの悪い戦争ができる連合軍航空兵は、さぞ爽快だったのでしょう。こういう状況になると、改めてあ〜もうドイツは敗北まっしぐらの時期だなと感じることができます。雰囲気作りもうまく、ファレーズ包囲網突破戦の悲哀をひしひしと感じられる好シナリオでした。
?所要時間 1時間
?難易度 5/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1944年8月20日1000時 ファレーズ近郊 有効視界18 ターン10 Meeting
【アップグレード】
<修理>
1×Panther G Uhu、2×GE Mtrcy Sqd
<変更>
1×Flammpanzer II → Moebelwagen
予算300円。高価な梟パンターとオートバイを修理するとなんぼも残らない。フラミンゴを修理するかどうか迷う。この時期になると敵戦車は強力で、待ち伏せできる複雑な地形や市街地がないと使い物にならない。ここ数戦は隠れていることが多くそろそろ限界か。ちょっと遅いがヤーボ対策に回した方が良いかもしれない。数ある対空ユニットも一長一短でどれに変更するか悩む。連射が効いて適度に装甲があるメーベルワーゲンに決定。
【任務】
本シナリオはファレーズ包囲網からの脱出を再現しています。目的は連合軍の大規模な空襲と、カナダおよびポーランド軍戦車師団の追撃から生き延びることです。
【作戦と配置】
かの有名なファレーズ包囲網からの脱出シナリオ。史実では我がダス・ライヒのおかげで多数のドイツ将兵が包囲網を抜け出せたのだ。小マップ小ターン。AUXの敗残車輌を安全に脱出HEXに運ぶのが目的。そう、ヤーボがでてくるならこうあるべきだ。敵主力はカナダ・ポーランド戦車隊。この狭いマップのどこに潜んでいるのか全くわからないが、どうせシャーマン軍団だろうからこいつらとは渡り合えるはず。問題は「大規模な」空襲をどう避けるかに絞られる。撃ち落とすのは不可能だ。ならば隠れるしかない。煙幕モクモク作戦でいこう。
【戦闘経過】
マップを睨んで敵戦車隊は北か西からでてくるに違いないと予測。騎兵とオートバイが捜索開始。AUX車輌はほとんど非戦闘車輌で、移動力も低下している。戦車は放棄され離脱した乗員はすでにトラックに乗っている。もしかしてこの乗員って放棄戦車に再搭乗できるんじゃないか?なんて考えてしまい、脱出HEX一歩手前まできている乗員をわざわざ放棄戦車の傍に戻してしまう。これは失敗だった。結果としては再搭乗できません。
偵察の結果、少なくとも現状では西部に敵はいない。ならば北部だ。コア戦車隊は東西に広い防御線を張り、砲兵隊は避難車輌の溢れる道路沿いに煙幕を張って空襲よけの準備。2ターン目で予想通り北からシャーマン来襲。道路を南下しているAUX車輌の一部が飲み込まれる。ティーガー隊はマップ西半分、パンター・四突は東側を担当。歩兵が先行偵察し、見えたシャーマンの撃破開始。やっぱシャーマンは虎の敵ではない。
3ターン。ヤーボが来た!4連発!対空砲当たれ!敵は地上支援専門機なのでダメージを与えない限り何回でも飛んでくるぞ!あかんっ!AUXトラック2輌と我がティーガーが炎上。巻き添えになった歩兵多数。いかん。この調子で空襲が続けばコア戦車隊が壊滅しかねない。砲兵隊は移動し、避難用道路沿いに煙幕を直射しまくる。歩兵も周囲にありったけの煙幕展開。戦車は森林に入りスモークディスチャージャーで南側を目隠し。これだけ煙幕を張ればかなり見えにくいはずっ!どうだ!
運命の4ターン。シャーマン軍団の来襲が本格化。ティーガーはやすやすと撃退するが、貴重な梟パンターは交叉射撃を受け乗員離脱。どうもこいつは運が悪いぞ。敵の出方がわかったので次ターンの反攻計画を練っていたら再び敵機来襲!煙幕を張れなかったAUX避難車輌の群れにヤーボが殺到。対空砲が必死で応戦するがほとんど効果はない。トラック1台にロケット弾をシュバーンっと撃ち込んだ挙げ句、500ポンド爆弾までドカンドカンと落としていく。トラックそのものはやられても痛くないが、周囲2HEXにいるコア歩兵が5人単位でどんどん消滅していく。畜生!贅沢な戦争しやがって!!
この空襲は熾烈を極めた。1機来襲するごとに息を飲む。照準がティーガーに合うと目をつぶってしまう。頼む!生き延びろ!運良くかわしても随伴歩兵が消えていく。敵機の来襲はいつまでも終わらない。やっと砲撃に変わった。よし。虎は生き延びたぞ。避難車輌の車列を直撃しても砲撃なんて可愛いものだ。砲撃ならなんぼでもやってくれ・・・と思ったらまた敵機来襲!おいおいマジかよ。結局、このターンでおそらく10機近くのヤーボが来襲したはずだ。撃墜できたのは1機だけ。それでも思わず拍手してしまった。
これだけきたらさすがにもうヤーボは来ないだろう。興奮さめやらぬ中、爆撃の影響を受けたコア部隊をチェックする。空襲の影響は大きく戦車隊に移動不能や主砲故障が続出。抑圧除去にも失敗し戦闘可能な戦車はティーガー1輌と四突のみ。歩兵もどれだけやられたか把握できない。戦線を立て直すにはもう1ターンかかるだろう。しかし爆撃をうけなかった偵察隊と一部歩兵は前進を強行。戦車隊が使えない間は歩兵が敵戦車を食い止めるのだ。騎兵隊が敵の戦車溜まりを発見。撃退されるがこれで敵の全容が解明した。たぶん増援はもうないはず。砲兵隊が初砲撃。敵を足止めしておく。
この間、AUX増援車輌は毎ターン登場し続ける。縦隊は東端の脱出VHに向かって避難を続けるが、ただでさえ移動力が低下している上、避難用道路は砲爆撃で穴だらけになり難民の群れは一向に進まない。移動不能になったもの、ピヨったまま抑圧を回復できないもの、抑圧過多で反対方向に走り出すもの・・。混乱が渋滞に拍車をかけるが、幽鬼の群れは一歩一歩前進していく。脱出VH周辺300mは砲兵の直射煙幕に包まれ安全地帯になっている。何とかそこに逃げ込むのだ!
回復したコア戦車隊と歩兵のパンツァーファウストのおかげで、敵戦車隊は一掃できた。騎兵が走り回って残敵捜索を開始。あとは時間との戦いだ。コア部隊も脱出開始。最終ターンまで粘るが、かなりのAUX車輌が脱出できなかった・・・。
【結果】
スコア 13037:4076(MV)
独損害:Men108、SV5、AFV3
米損害:Men267、AFV27、Air1
コア損害:1×Tiger IE(early)、2×SS Rifle Sqd、1×SS MG42 MMG、1×GE Spec Ops Sqd、1×GE Mtrcy Sqd
【感想】
面白い!!作者によってこうも違うのかと実感。前面とうってかわって緊張感のある展開。マップも小さくターンも短いので相次ぐヤーボのラッシュにも耐えられます。コア損害は多いですが、これでもかなり運がよい方だと思います。壊滅は免れたものの、爆撃に巻き込まれた歩兵は戦力3程度まで低下しました。DV取るのは相当難しそうですね。
私はまだ動き出していない敵戦車をわざわざ探して交戦を始めたのですが、敵が動き出すまで避難に専念するのが作者の意図かもしれません。ヤーボの損害を避けるには絶対に運が必要ですが、戦車隊は地上戦を停止して森の中に引きこもるのがベストなのでしょう。航空機は煙幕の影響をうけないという情報もあったような気がするので、煙幕モクモク作戦は効果があるのかどうなのか・・?私は気休めとしてやってみましたが、効果はあったような気がします(気のせいかも)。
反省点としては、戦車(車輌)と歩兵は2HEX以上離しておくこと。私はこれを怠ったためにコア歩兵に大損害を出してしまいました。同様に、コア歩兵はAUXの輸送車輌には乗せない方が良いようです。AUX車輌は移動力をわざと低下させているようなので、歩いた方が早いし、爆撃の巻き添えになる危険も減ります。
まあしかし、実際こんなにヤーボが飛んでくる戦場もあったのでしょうから、ドイツ軍の戦車兵はやってられませんね。反対にトラックにロケット砲を撃つようなコストパフォーマンスの悪い戦争ができる連合軍航空兵は、さぞ爽快だったのでしょう。こういう状況になると、改めてあ〜もうドイツは敗北まっしぐらの時期だなと感じることができます。雰囲気作りもうまく、ファレーズ包囲網突破戦の悲哀をひしひしと感じられる好シナリオでした。