日本鋼豹司令部

?*39- Das Reich #29 Junction 278
?所要時間　1時間
?難易度　2/5
?設定　推奨設定（Rarity,C&C オフ）
1944年8月1日1000時　la Grafardiere　有効視界31　ターン30　Meeting

【アップグレード】
＜変更＞
　1×Tiger IE(early) → Tiger IE(late)
　3×SS Rifle Sqd → SS Rifle Sqd（Panzer Faust 60装備）

　予算300円。今度はSS歩兵各小隊の第二分隊もパンツァーファウスト装備に変更。そして虎後期型を1輌導入。

【任務】
　連隊主力がラバイエ・ブランシェの路上障害を攻撃する間、貴官は北に向かい道路分岐点278を防衛せよ。この分岐点は我が軍にとって重要な連絡線であり、米軍は必ずやここを奪い我々を分断しようとするだろう。

【作戦と配置】
　横長マップ。敵のスタートラインがマップ中央にあるので、どこから敵が来るのか全く読めない。これはわざとか？作者のミスか？初期配置地点各所に騎兵を配置して周囲を窺うと、南部湿地帯に敵装甲車発見。説明によれば、我が隊は南から来たはずだが？それはともかく敵は前進困難なこの湿地帯を抜けてくるのか？信じられない。きっと一部だけだろう。

　AUX歩兵がもっともらしく配置してあることから、敵主力は東部および西部からも出現すると予想。中心部から離れた西部はサプライズがあると対応できないので、パンター隊と歩兵・工兵小隊を配置。ティーガーは東部を守る。南北側面は騎兵とオートバイを分散配置してしっかり警戒。敵が見えている南部湿地帯には大砲撃を浴びせておく。

【戦闘経過】
　南部湿地帯は大砲撃を浴びて混乱しているようだが、歩兵のうごめきが見える。装甲車やジープも走り回っている。予想以上に結構な戦力がこの方面にいるらしい。その他方面では警戒範囲を徐々に広げるが敵は見えない。万一に備えてティーガーを2輌ほど南部市街に回しておく。

　数ターンで敵の計画が明らかになる。敵は湿地帯を抜けて南から来るのだ！中央でも西部でも湿地帯に敵の動きが見られる。中央は良しとして西部は手薄だ。AUXの機械化歩兵を回し西部北高地にいるパンター隊と四突を南下する。北面に貼り付けていたコア歩兵も急いで南進。中央では市街に潜むAUX歩兵が散発的な戦闘を開始するが、やはり米軍。次々に正確な砲撃が降ってきて早くもヤバイ感じ。

　敵戦車隊が来た。中央でも西部でも、おまけに東部からも。南部はティーガーの遠距離砲撃と砲兵の援護で沈黙させるが、圧倒的な敵の砲撃は痛い。西部ではパンター隊が厳しい戦いを強いられるが、工兵の近接強襲で撃破。東部では待ち伏せた歩兵とティーガーで食い止める・・つもりだが敵は多い。さすがの虎もピンポイント砲撃とヤーボには苦戦。

　北側に配置していたコア歩兵はなかなか戦闘地域にたどり着けない。AUXのパンターも同様だ。完全に裏をかかれた展開。敵戦車はどうにかなるとしても、歩兵の大軍がじわじわ迫ってくるのはとても防げない。こりゃ長い戦いになりそうだ・・と思ったら6ターンでいきなり終了。

【結果】
スコア　6550：118（DV）
独損害：Men16、APC1
米損害：Men346、SV1、AFV28
コア損害：なし

【感想】
　う〜ん。マップをよーくみれば方位表示が通常と異なりマップ上側は東になっている。つまり敵は西から来たことになる。ま、確かに上側に自軍増援HEXなんかもあるし、見落としただけといえばそうですが、正直言ってシナリオの完成度はかなり低い。ボードゲームからの移植を目指したようですが、30ターンもあるシナリオが6ターン目で終わるのは明らかにバランスを欠いている。敵は強力なので、もうちょっと工夫すれば良いシナリオになりそうですが・・。

　今回のアップグレード。ヤーボが怖くて活躍できないナースホルンをヤクトパンターに変更。残るポイントでJ0中隊長をパンツァーシュレックに。これでB0,J0の両中隊長（大尉）がパンツァーシュレックを握り、兵士を鼓舞します。さらに残るポイントでII号F型をII号L型に変更。スペック的にあまり違いがないのだけれど…。

　広いマップ。死守すべきは分岐点278で、その他のVHはポイントも低い。このマップもいろいろな所にコアを配置すると一部の敵の配置がわかる。…と、このマップは東西南北が通常と違うのでしたね。マップ下に敵のスチュアートとジープ、マップ左下の森の中に105mmシャーマン、マップ右にグレイハウンドが見えます。独軍の増援ヘクスに指定されている道路からはさすがに敵は出てこないだろうから、敵の進撃路と予想されるのはこれらの道路でしょう。…105mmシャーマンは森と湿地と川を越えて進撃してくるつもり！？。対して自軍AUXには装甲擲弾兵が1ヶ中隊、工兵1ヶ小隊と若干の対空砲、対戦車砲があります。


＊＊戦闘詳報＊＊
　一番重点的に守らなければならないのはマップ下からの敵だろう。La Grafardiere村と分岐点278は500mしか離れていない。村落内にはコア工兵と、パンターを置く。マップ下から村に続く木造橋をどうするか？敵戦車は必ずここを通ると見込んで残しておくか？それとも砲撃で破壊するか？どちらも一長一短があるが…。
　右からの敵はAUX歩兵とIII突部隊にゆだねる。幸いボカージュが視界を遮ってくれるし、分岐点278までは距離があるので、III突の待ち伏せ、歩兵による遅滞戦術には最適だろう。正面には88mmコンビ（ヤクトパンター&ナースホルン）を置き、遠距離射撃を狙う。
　左下からの敵をどうするか。湿地越えをしてくる戦車はわずかだろうし、準備砲撃を105mmシャーマンの見える森に落とせば歩兵が湿地を越えて分岐点278に来るまでには時間がかかるだろうが、村落から左マップ外に通じる道路から敵戦車が来る様な気がしてならない。この村落に守備隊を置くかどうか？主戦線から遠いこともあり、ここには騎兵と、それを支援するIII号N型x2を置こう。

　ここではかねてから検討していた「歩兵分隊の第一武器・ライフルを射撃禁止にして第二武器・MG42で遠距離から交戦開始」作戦を実行してみる。米軍のM1ガーランドにしろBARにしろ、近距離では強いが遠距離では駄目銃なのだ。
　1ターン目、まずは狙撃から開始。建物に潜伏したIII突がステュアート4両とジープを血祭りに。なんとジープから降ろされたのはUS HQではないか！すかさずヴェスペの持続砲撃を降らせることにする。In Coverになった歩兵はライフルを禁止し、交戦距離を9にする。III突はマップ右へ移動し、ボカージュの影に潜む。
　2ターン目、マップ下、右から大量の敵戦車が出現。こりゃパンター2両でどうこうできる数ではない。IV号戦車小隊もLa Grafardiereに派遣。正面戦闘は不利なので、村近傍の林に陣取り、側面射撃を狙う。3両のブルムベア小隊もパンターとスタックして正面戦闘。要所に陣取ったMG42と歩兵分隊のMG42が視界内のLoaded状態の戦車に射撃し、できる限りの随伴歩兵を降ろす。マップ右からの敵はまっすぐ分岐点には向かわず、La Grafardiereに向かう様だ。射界に入ったシャーマンをヤクトパンターとナースホルンが1両ずつ撃破。
　3ターンに米軍の猛攻が来る。コアおよびAUXのパンターが臨機射撃を使い切り、ブルムベアの射撃はシャーマンごと橋を破壊してしまった。側面からIV号が攻撃を仕掛け、何両かを撃破するが、76mmシャーマンの直撃を受け1両を失う。その直後にヴュルフラーメンの全力射撃が炸裂。ものすごい勢いで敵歩兵を消散させていく。火炎ロケット最高！マップ右からの敵はIn Coverの四連20mmがこれも歩兵を降ろし、III突が突出してきた戦車を側面撃破する。こういうとき、ボカージュ地形は便利だ。
　4ターン、ヤーボ襲来。III突が狙われ、外れ爆弾をくらいコア歩兵が一撃で消し飛ぶ。歩兵溜まりに105mmの全力砲撃を行ったところ、米軍士気崩壊で終了。5733:433、DV。コア損害はIV号と歩兵1ヶ分隊。
　

感想
　士気崩壊がなかったら、大規模歩兵戦になっていたでしょうけれども、湿地を越えてくる米軍歩兵を建物でIn Cover状態で待ち受けるのは意外と簡単だったかもしれません。マップ左に配置したIII号N型は待ち伏せで105mmシャーマンを2両とも始末しました（HEAT弾ってすごいや）。シャーマン相手でも正面戦闘は厳しいIV号戦車よりも頼れるような気がします。
　ライフルを禁止して遠距離射撃、の効果ですが、被発見率は下がる気がしますが、本職のMG42よりは効果が弱いですね。が、このマップのように特定の地形（湿地帯）に足止めすることが重要な局面では非常に効果的な気がします。設定が面倒ですが。
　しかし、配置ラインを全く無視して初期配置されるのは非常に困りますね。

とりあえずやられたT34 m.43(r)をパンターGへ

【作戦】
とりあえず30ターンもあるので適用に配置する。

0ターン目に西（マップ下）と南に敵装甲部隊の先鋒思しきものが見えるのでこれをとりあえず全滅させる。

フンメル分隊の遅延時間がこれまで0.2だったのに0.5に増えてる。謎だ。

【経過】
とりあえずはじめから見えていた車輌は全滅させた。

その後3ターン目に西と南から戦車が湧き出してきたが急がず引き気味に対処。10ターン目に既に取られていた西のVHを取り返したところで指揮崩壊で終了

【結果】
スコア　8156：384（DV）
独損害：Men63
ポ損害：Men444
コア損害：なし

【感想】
なんともバランスが悪いシナリオです。火砲を全開にすれば最初の3ターンで終わるかもしれません。だいたい北のVHへの攻撃が適当すぎます。あんなに長い距離を遮蔽物もなしに歩兵を徒歩で移動させようとは全く馬鹿げています。

やはり戦車をターンの終わりにきっちり隠せばヤーボは飛んで来ませんでした。しかし、まだ自信がないのでもう少し調べてみましょう。

ver8.403の変更のおかげでMG42は非常に使いやすい兵器になりました。ここで私なりの簡単な運用方を

1.まずMG42は戦線側面の開けた場所に配置する（たいていは所属小隊とは別行動）。このとき斥候などのrecon能力付きの歩兵も一緒だと徒歩移動中の敵歩兵が見つけやすい。

2.臨機時に視界内に敵歩兵以外に敵戦車がいる場合は臨機はしない。

3.その可能性が全くないなら臨機は惜しみなく使う。さらに自分のターンでも射撃数が半分より少なくならないまで撃つ。ここで#マークがなければ移動力が2あるはずなのでそれを使って移動する。こうすることにより敵（米軍）が火点を頼りに迫撃砲などで砲撃してくるのを空振りさせる。

こんな感じです。ただしうちのは超エリートなので普通のシナリオなどで同じ用法ができるのかはわかりません。また適当なシナリオ見つけてやってみます。

中央はコアで固めてそれ以外はＡＵＸで守る。いつも通りすぎる体勢で開始ー。

初手からコア迫撃砲のうちの１台が弾づまりを起こし、フンメルも空爆で吹っ飛ばされてしまうという幸先の悪いスタート。ついでにそばにいたＨＱも半減してしまう。

西部（マップ下端）はあっという間に突破されてＡＵＸ歩兵が蹂躙される。しかしタンクと歩兵をだいぶ分離させることができた。キミたちの犠牲は忘れない。
南部（マップ右側）は初手の砲撃の効果でだいぶ粘っているが、突破も時間の問題だろう。あとはコアをつめこめるだけつめこんだ最終防衛ラインで迎撃である。

ターン３０もあるのならきっと増援が来るに違いない。
いつ来るか、どこから来るのか……淡々と戦闘は進んでいく。

第１５ターンで士気崩壊。あり？

今度は慎重に慎重を重ねてＶＨを取り返して、第２０ターンで終了。
あらら、これで終わりなの。


スコア： 9459 : 1454 （DV）
味方損害：Men179 Art3 APC1 AFV2
敵損害：Men761 Art2 AFV36
コア損害：

• III/IV号自走榴弾砲フンメル x2