<おしらせ1>
またまた、いつの間にか掲示板がダウンしていたようですね。ログを見ると、およそ2年半ぶりの改修です。
この間、何度かメールでご要望があったようですが、この度ようやく重い腰を上げて掲示板を修復いたしました。
管理不行き届きで申し訳ありません。

<おしらせ2>
サイト管理を楽にするために体裁を変更しています。
本サイトのメインコンテンツであったSPWAWの解説記事は以下からアクセス可能です。
SPWAW解説記事一覧


<5分で調べたSPWAW界の近況>

びっくりしたことーその1「Depot リニューアル」
SPWAW界を長年牽引してきた世界最大のファンサイトSPWAW DEPOTが、昨年の4月に閉鎖、13年の歴史に幕を下ろしたようです。
と同時にDepotメンバーの一人 Falconさんが新たなサイトSPWAW DEPOTを立ち上げたようですね(笑)。
まあ、中心メンバーが入れ替わって、こじんまりした感はありますが、実質的にはリニューアルって感じですかね。
旧DEPOTの遺産は相続されているようで、今後ともがんばって欲しいところです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawdepot/

びっくりしたことーその2「砲撃要請画面ラグ解消」
マルチコアCPUが普及した頃でしょうか、ある程度以上のスペックのPCでは、砲撃要請画面で挙動がおかしくなる不具合がありましたね。
それが原因でSPWAWを離れた・・という方もおられたような記憶がありますが、どうやらこの不具合、ついに修正されたようです。
これもDEPOTメンバーのおかげみたいですね。Matrix Games 公認(というか黙認ですね)のもと 、本体ファイル MECH.EXE をいじることに成功したようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... -t277.html


というわけで、この機会にもう一度SPWAWをやってみようかな、と思われた方は次のリンクからダウンロードをどうぞ。
DEPOTで全てのファイルのホスティングも始めたようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... es-t6.html

Das Reich #26

キャンペーンAARの投稿
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Das Reich #26

Post by Nor » 2005.Feb.12(Sat) 17:42

?*39- Das Reich #26 Desperate Delay
?所要時間 2時間
?難易度 3/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1944年6月9日1500時 ノルマンディ 有効視界16 ターン18 Delay

【アップグレード】
<変更>
 1×Panther D → Panther G
 1×Nashorn → JPz-IV/48

 予算300円。ついに大戦後期の新型兵器パンツァーファウストからケーニヒス・ティーガーまで大量に登場。あれもこれも欲しい時に限って予算が少ないのは毎度のこと。とりあえずやられたパンターを最新G型に変更。すると中途半端に金が余る。ナスホルンを修理するか改良するかでしばし悩む。ナスホルンはオープントップで時期からすると装甲は無いに等しいが、攻撃力と移動力は魅力的だ。名前もいいし苦手な対戦車砲の練習としても適している。しか〜し、もともとこの枠は実験ユニットだったのだ。思い切って4号駆逐戦車に変更。ナスホルンは対ソ戦がお似合いだ。ノルマンディではやっぱ4号だろうと納得するが、ノルマンディなのに対空ユニットは無くていいのか?と一抹の不安が残る。

【任務】
 無電の雑音に混じって、偵察部隊からの連絡がドイツ軍司令部に入った!「この無電を受信している全部隊に告ぐ。我々はヴィル・デ・ゲール市街において米軍偵察部隊を撃退した。斥候によれば敵の大隊がこの街を通過する模様。我が隊は遅滞作戦を展開中。至急増援を求む。我々だけでは支えきれない。以上、ブルックSS中尉。」
 ヴィル・デ・ゲールは師団側面にあたる!絶対に敵を食い止めなければならない。貴官の部隊を率い米軍を撃退するのだ。

【作戦と配置】
 いよいよ来ましたノルマンディ対米戦。米軍はこれまでの敵とはひと味異なり、素早い砲撃と圧倒的な物量が特徴だ。特に注意すべきは空軍力と歩兵の火力だ。しかしノルマンディの地形は複雑で守るには有利。迷路のような道路網とボカージュをうまく利用すれば防御作戦は難しくないはずだ。最前線と配置地点は離れているが、AUX輸送車輌があるので2ターンもあればだいたいの布陣はできるだろう。VHは全てEOBなので焦る必要はない。

【戦闘経過】
 コア部隊はヤーボを恐れつつ全速前進。最前線にいるAUX偵察部隊はわずかに後退して視界の広い監視地点を探す。まだ敵影は見えないが、砲兵隊はクサい地点を砲撃しておく。AUXの盤外105mm中隊の存在が嬉しい。

 VHの配置と地形から防衛ラインは自ずと決まる。敵は順当に東側から出てくるはず。敵装甲部隊の出方を伺うために、最前線道路の交差点を押さえることが重要だ。AUXの武装HTや対戦車砲は、交差点やVHを射線に入れるようにして配置。ティーガー隊は北部から中部まで広く展開してそれを補う。南部にはパンターと四突。道路間の畑には歩兵が展開。敵歩兵の浸透を許してはいけない。

 だいたいの配置ができた頃、敵の斥候部隊が姿を現す。さすがに米軍でも斥候は弱いが、こちらのAUX偵察兵も結構弱い。歩兵部隊が徐々に前進し、最前線VHを縦に貫く防衛ラインを形成する。敵戦車増援の報告が漏れてくる。M4A3を中心に結構な数だ。最前線ではいよいよ本格的な歩兵戦が始まる。

 米軍との歩兵戦は厳しい。どこにでも存在するCal30やBARの火力は強烈だ。それでも歩兵の最優先目標はバズーカ。装甲部隊の損害を抑えるのが最優先だ。次にCal30。近距離で先手が取れれば撃退は難しくない。最後に通常歩兵。米兵は新兵が多く根性が無いのですぐに後退するが、数を揃えられると火力で圧倒されてしまう。戦車の支援が欠かせない。

 敵歩兵の第一派を撃退すると、今度はこちらが前進開始。敵戦車の姿が見えてきた。突出しすぎた歩兵は痛そうな機銃でコテコテにいたぶられて後退。敵戦車の居場所に合わせてティーガーを配置転換。待ち伏せ体勢を整え砲撃をお見舞いしておく。しかし砲撃は米軍の方が一枚上手だ。姿を見られた要所のユニットには即座に迫撃砲が降ってくる。ターン終了時には必ず視界内の敵を撃退するか、さもなければ配置を換えなければならない。

 敵戦車が一斉に突っ込んできた。完璧な待ち伏せ網が次々と撃破する。この時期の米軍戦車に対してなら、無茶をしない限り虎はほぼ無敵だ。あらかたの敵戦車を撃退すると、防衛ラインを徐々に押し上げていく。南部では騎兵が先導してパンターと四突が南から回り込んで敵の側面を突く。残存戦車を一掃。我ながら完璧だ。最後は北部でも突破に成功し、中央部に敵歩兵を残すのみ。大砲撃でピヨったところで9ターン終了。

【結果】
スコア 6352:334(DV)
独損害:Men51、AFV1
米損害:Men451、Art1、AFV28
コア損害:なし

【感想】
 題名の通り米軍を相手に絶望的な遅滞戦が始まります。何度聞いても痛そうなガーランドやBAR、バズーカやヤーボの恐怖にプレイヤーの抑圧度も上昇気味。しかし対米戦の初戦なので手加減してくれている模様。道路が入り組むマップは複雑そうですが、守備側が圧倒的に有利な作りになっています。

 道路、建物、ボカージュ、これらの地形をうまく利用できれば防衛はそんなに難しくありません。問題は序盤の敵斥候の浸透と、中盤の敵戦車隊の突撃をどう防ぐかです。充分な索敵で敵の出方を読んで、コア歩兵と戦車で待ち伏せましょう。しかし、いかに絶好な防御地点を確保しても、じっとしていては敵のすばやい砲撃で沈黙させられてしまいます。潜伏地点を徐々に変えていくことも重要です。

 索敵、待ち伏せ、歩兵と戦車の協調といった基本戦術が試されるシナリオです。戦力バランスも適度にハラハラさせるくらいでちょうどよく楽しめるシナリオでした。しかし、対米戦は不安が一杯だなぁ。手加減がなくなっていく次からが心配です。
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西部戦線!

Post by junkers » 2005.May.15(Sun) 20:40

 毎度の事ながらアップグレードにしばし悩みます。四連自走対空を修理し、残るポイントをどうするか。当初はSS歩兵を全部パンツァーファウスト(PF)装備に変更しようかとも思ったのですが、「安い兵器を大量に導入するよりも、高価な兵器の導入後の余りポイントで安い兵器を少量導入するほうが得」というキャンペーンの鉄則に従い、戦車を変更することにします。

 とはいえIV号H型はもう変更したくないし、III号N型も十分に使えます。ということで、パンターD型をパンターG型に…、いや、待て、それでは面白くない!。これはパンターF型(チェコOOBにあります)にしよう!。ザウコプ防盾のF型砲塔はG型の1.5倍の前面装甲厚を誇ります。逆に車体装甲はやや薄いので、ハルダウンを積極的に狙いたいところです。ちなみにノルウェーOOBのパンターG型はシュルツェン装備になっていて、シュルツェンのない独軍のそれよりもお得です。、

 残るポイントでSS歩兵x2をPF装備に変更し、さらに余ったポイントでB0歩兵分隊をパンツァーシュレック分隊に変更します。これは使いどころのなかった大隊司令部付きB0分隊を有効活用するのが目的です。対戦車班として使うというよりも、対戦車戦闘もできるRecon Patrolとして使うという意図です。Recon Patorolよりもやや足が遅いのですが、サイズが0でRecon能力もあるので、十分代用できるでしょう。大尉がパンツァーシュレック持ってていいのか!?というツッコミは無しで。あ、名前をマイヤーにすればいいのかな。


**戦闘詳報**

 VHに通じる道路は大きく4本。それぞれに歩兵・工兵小隊を充て、最南部の道路には騎兵小隊を充てることとする。このうち最南部は湿地帯で敵戦車の大量投入はないと判断し、II号戦車を派遣するにとどめ、残る道路にIII突小隊、戦車小隊、ブルムベア小隊(と支援用のPAK)を派遣する。
 まず敵情視察しようとAUX偵察兵を前進させた途端、激しい敵の銃撃。予想より敵は近くにいる!、あわてて砲撃をふらせる。なにしろ戦線の割に視界が狭いので、AUXといえども失うわけにはいかない。と、間もなくそれぞれの道路付近で熾烈な戦闘になる。コアの展開の時間を稼ぐために、開始時に砲撃しておくべきだった…。結果としてコア歩兵の逐次投入を余儀なくされる。尖兵となったオートバイ小隊はこてんぱんに叩かれてあっという間に兵員数4に。そして恐れていたとおり、歩兵を排除しきらないうちに敵戦車の攻撃が。しかも最南部からもだ! あわてて増援AUXのIII突を南部戦線に派遣する。危機を救ったのはコア歩兵のPF。対戦車地雷は射撃回数2で射程が1だが、PF60は射撃回数が4もあるので、臨機射撃でも自軍ターンでも実に使い勝手がよい。
 中央の二級道路ではパンターが仁王立ち、支援のロケットが雨のように着弾し、敵が出てこない。試しに工兵がそろそろと進む。…敵は5〜6分隊はいる様だ。III号Nを出すか?シュルツェンはこういう時の為の保険だし。が、戦車が残ってるとまずいのでパンターを出す。それがまずかった!バズーカの直撃をうけ、パンター撃破。
 怒りに燃え、ありとあらゆる砲撃を集中、ついで工兵が突入し、すべてを燃やす。ついでに敵のHQも燃やし、DV。コア損害はパンターDが1両。
 ちなみにマイヤー大尉は一発も撃つ機会無し。兵員2の分隊を敵の密度の高いところには派遣しづらいなあ。


感想
 敵戦車はほとんどが歩兵の餌食となりました。こちらの戦車が撃破したのは5〜6両くらいです。というのも、バズーカがいるとわかっているところに戦車を出すのもためらわれ、戦車/突撃砲は歩兵の防衛線の後ろに陣取っていたからです。
 特殊部隊は敵後方に潜入し、迫撃砲陣地を蹂躙してくれました。感謝。

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米軍地味に強い

Post by Desertrat » 2006.Mar.13(Mon) 00:06

ティーガー1輌をヤクパンにアップグレードしました。防衛線が多くなるのでケーニヒスティーガーの方が本当はいいんですが、足がとろいので役に立たない時がありそうなのと、パンターをどうしても入れたかったのでヤクパンにしました。最終的にティーガー7輌は後期型5輌とヤクパン2輌にする予定です。

それとPF装備のSS歩兵も登場しましたが、44年12月に登場する突撃銃装備のSS歩兵がお目当てなのでそれまでアップグレードはしません。FCが4から3に落ちるのと、PFがなくても対戦車能力は十二分にあるのでむしろ対歩兵能力の方の強化が必要なためです。

【作戦】
延滞作戦でボカージュマップです。どうやって待ち伏せようかとニヤニヤしてしまいます。とりあえずマップをじっくり見てみることに...。それで敵は米軍なのでヤーボと火砲の脅威を何とかしないといけない。

序盤はコア戦車隊をできるだけ前進させて待ち伏せする。敵の前進とともに交戦するとすぐに後退して後方で再び待ち伏せする。この繰り返しの作戦。敵ヤーボが敵戦車に誤爆するように仕向ける作戦。左翼(北)はティーガー3輌とブルムベア2輌に4号戦車1輌。中翼はティーガー2輌。右翼はティーガー1輌とヤクパン1輌にT-34(r)3輌という配置。

AUX装甲戦力はコア戦車隊の前において、ヤーボ避けと火力増強を狙う。AUX50mmATGは戦線ど真ん中に置いて囮になってもらおう。

コア歩兵はトラックなどに乗せて戦線手前に降ろし、そのまま徒歩で浸透を図る。トラックはその後予備にして、一部はヤーボ避けに戦車に同伴させる。

前線のAUX偵察部隊はできるならさらに前進して敵の進撃を監視する。

最後にコア歩兵は戦車などから2ヘックス離してターンを終えること。

【経過】
適当にセットした0ターン砲撃が決まって死傷者二人がでた。幸先いいな。敵も煙幕を打ち込んできてなんとなく進撃路が見える。戦車隊は計画通りに前進する。右翼の部隊は既にVH付近に視線の通るいい位置にあってヤクパンとT34でいつでも狙える状態。偵察部隊も畑の中などに移動して隠れる。うまくいったのでまた同じところに火砲を要請しておく。

米軍のLMGつえー。9名の斥候がいきなり4名にまで削られた。どうやら敵は全面で歩兵の浸透を図ってるみたいだ。仕方が無いので偵察部隊はさっさと後退させよう。他は計画通り。火砲をまた同じところに要請する。

右翼は攻撃準備のために特殊部隊と騎兵を配置に付かせる。その間は戦車は火砲を逃れるために後退。左翼では左翼一番奥のVH手前まで前進するが、そこで敵歩兵との間で戦闘が始まる。ティーガーを軽く進めてみるとバズーカが飛んでくるよ。こわー。とりあえず煙幕を張って歩兵をトラックに乗せて呼び寄せる。中翼でも一番奥のVH手前まで前進するが歩兵のバズーカが怖くて前進できない。こちらも歩兵を呼び寄せる。火砲は左翼と中翼のに要請する。

特に左翼の戦闘は厳しい。ATGが完全にピヨって助からないかも。中翼にはスチュアートが現れた。カモだ。全面で歩兵の前進とともにゆっくり前進する。

ここで敵戦車が左翼と中翼、右翼から勢い良く現れる。それに巻き込まれて右翼側面にいた軽騎兵が壊滅。やってもたー。まあでもこの戦法は多用して来たんで、こうなるのは時間の問題だったんだよね。なので仕方ない気がしないでもない。将来的には軽騎兵はPF持ちの銀輪部隊にアップグレードしようかな。
とりあえずティーガーとヤクパンで右翼にキルゾーンを形成する。右翼の敵歩兵はほぼ完全に掃討したので右翼はほぼこれで安定したといえるだろう。中翼ではティーガーが調子よく敵戦車を撃破して右翼から回したT-34とともにさらに前進する。左翼は一番危ない。ブルムベアとティーガー1輌とATGでキルゾーンを作る。これでなんとかなると思うが。火砲は中翼と右翼の間に要請する。ここから歩兵が浸透すれば側面を二つ取れる。

右翼と左翼で敵戦車の突撃をキルゾーンが働いて多少の損害をだしつつ押さえ込んだ。ここから一気に反撃を開始する。中翼では敵HQに退却されて逃がしたがそれ以外は全て掃討した。左翼はティーガーで敵戦車を片付けて制圧までもう一歩という感じ。中央では大きく包囲している敵歩兵残党に火砲をお見舞いしてやる。

ヘルキャットが最後の最後の増援として東端より現れる。そこから150mの距離にT34がいる。大ピンチ!最初の数発が外れて、一発が命中するが傾斜装甲で弾かれる。なんとか助かったかと思ったが次のが命中して撃破されてしまった。このパターンは軽騎兵のときと同じだ。んーこれはさすがにやり方変えないとだめだ。
とりあえずヘルキャットを特殊部隊で軽く撃破する。なんたって装甲は紙のように薄いからね。最後残党を壊滅に追い込んで現在7ターン目。無駄に急ぎすぎたかもしれない。そのまま終了。

【結果】
スコア 6435:665(DV)
独損害:Men66
ポ損害:Men508
コア損害:軽騎兵、T-34 m.43(r)

【感想】
たいした難易度のシナリオではなかったはずですが、敵の増援ヘックスから湧き出した敵軍にコアが2個分隊やれてしまいました。時間が相当余ったところから考えると制限ターンの半分までは攻勢には出ないぐらいにした方が良かったかもしれません。それとターン終わりには相互に連携できる位置に置いておくってことですかね。

正直もっとすごい大攻勢を予想していたので最初の作戦の通りに後退するなんてことは全くありませんでした。逆に火砲を避けるために前進し続けました。敵の砲撃は最後のターンに終わりにどっと降り注いできた以外は全くなく、そういう意味では敵の火砲を避けるという当初の作戦は大成功しました。この作戦でこれからの対米戦もやって行きましょう。今回の教訓は「敵の増援が疑われるヘックスは把握しとく」です。

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Re: Das Reich #26

Post by apricot » 2012.Jul.06(Fri) 09:04

上陸した米軍をモグラ叩きしていく日々の始まりです。
VHの価値の低いものが多いので、敵の進撃予想路をテキトーに防衛して士気崩壊したらVHを取り返していく……という作戦ともいえない作戦でさくっと戦闘開始。

VH価値の高い村落に歩兵2個小隊を潤沢に配置。火炎放射戦車や重歩兵砲で支援して死守する構え。
見通しのよさそうな南部にはティーガーをハルダウンさせて戦車戦を狙う。MG42も配置して敵歩兵対策にしよう。ヤバそうになったら逃げて、敵がVH踏んで去ったらまたバイク兵で踏み返せばうまく敵を分散させられる……といいな(^-^;
残った歩兵1個小隊は予備兵力にでもしよう。

そういえば橋の爆破ってどうやるんだっけ。……めんどくさいからいいか。

第3ターン開始時に潜入させた特殊部隊がいきなりHQを発見。
完全に当てずっぽうだったのになんてツイてるんでしょう♪\(^^\)(/^^)/
150mの距離でIn Coverの相手にはさすがに大ダメージは与えられないけど、砲撃をロケット弾含めて全弾叩きこむ。味方を巻きこもうが気にしない♪

南端の石壁・沼地・川の向こう側というとんでもないところからシャーマン小隊が侵入。……って、よく見ると沼はともかく川と壁はグラフィックだけで実態はMixヘックスだったりする。そんなのありかーっ(^^;;;
たまたまそこにいたまだ見つかってないティーガーはどうするか。ハルダウンしてるとはいえ、450mの距離で5輌のタンクと撃ち合うか? この距離でシャーマンなら虎の正面装甲は抜けないはず……抜けないといいなあ(^^;。
沼と湿地はあるからそこで何輌か落伍しそうではあるが。
……うん、戦おう♪
まず1輌のシャーマンをしとめる。あら、見つからなかった。じゃあそのまま待機ということで。

敵側のターン。うわ、5輌どこじゃない、2個小隊はいる。幸い見つからなかったのでディスチャージャーを焚いて逃げる。
砲撃を集中させてバラけさせて各個撃破。基本ですな。

第9ターン終了時に早くもUSアーミーモラルブロークン。そろそろ討って出る頃合いかしら。
……が、飛び出したのがちょと早かったか。ものぐさして装甲車とバイク兵だけのVH奪回はさすがにムリがあり、あわてて送った増援も返り討ちになったり(;^_^A

第15ターンで全VHを取り返して終了。
どうも終わりが見えると詰めが雑になるです( ̄▽ ̄


スコア: 6494 : 939 (DV)
味方損害:Men95 Art3 AFV2
敵損害:Men483 AFV27
コア損害:
  • バイク兵分隊 x1
  • II号火炎放射戦車フラミンゴ x1
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Re: Das Reich #26

Post by junkers » 2023.Jan.08(Sun) 09:33

 17年ぶりにCCオンで挑むDas Reichキャンペーン第27戦。日付は前ミッションから1日進んでの'44年6月9日。師団側面を突破せんとする米軍装甲部隊を食い止めるのが今回の任務となります。


【アップグレード】
 ついに'44年の兵器がリストに並びますが、予算が200円。ティーガー後期型(Tiger I (L))が買えない微妙なポイント設定なので、IV号戦車G型をパンターG型に変更。

PzKpfw IV G+ → Panther G

 小林源文先生の「黒騎士物語」を読むに、T34/85と遭遇して乗機のIV号戦車H型を撃破されたバウアー一行が通りがかりの軍用列車から徴発したのはパンターA型と思われます。
 このゲームに於いてはパンターA型はG型よりもコストは高い(181 : 178)設定。G型には近接防御のSマインが装備されてるが対空銃架のMG34が外されてて、どっちが良いとは言い切れません。G型の方が車体側面装甲が厚い(40 → 50)ものの、傾斜は弱くなっているので、実際どれくらいの差なのかはよくわかりませんね。ここは雰囲気でG型を選択します。将来的にバウアー中隊長車とその僚車をA型にしようかしら。


【戦闘詳報】
 大まかに配置を考える。マップ中央の村落が大隊司令部拠点および砲兵陣地とするのがまあ妥当だろう。そこから2本の道路/小径があり2つずつVHがあるので、それぞれ1個小隊の歩兵で確保する。南のVH帯は湿地だから戦車も来ないだろうし、騎兵で守備させて…と思ったところでそういやこのミッションは湿地帯を敵戦車が抜けてくるんだっけ、ということを17年ぶりに思い出す。人間の記憶って不思議。

 南に歩兵とコア/AUXのIII突を送ることにする。III突は待ち伏せにはめっぽう強いのだ。

 序盤はAUXハーフトラックでコア歩兵を前線に送り、入れ替わりに初期配置のAUX偵察部隊は下げる。こいつら偵察兵なのに9人編成とかになってて、それでいてMG34/42を装備してない。目立つ上に火力がないというソ連軍徴募兵みたいなやつらなのだ。一応対戦車地雷は持ってるけど。

 ボカージュ地形のせいで敵戦車が目の前に現れるパターンが多い。交戦距離50mとか100mとかだとIII号戦車L型の60口径50mm砲でも勝負になる。というか、戦車同士の打ち合いよりも歩兵の近接強襲が炸裂することの方が多い。
 記憶通りに南の湿地帯を抜けてきた敵戦車部隊は、想定通りに4輌のIII突が撃破。一方で移動してしまうとIII突はめっぽう弱いので、湿地にスタックしてるシャーマン達は放置する。

 敵の攻勢をしのいでVHを再占領、空襲がくるかとヒヤヒヤだったが最後まで空襲はなし。12ターン士気崩壊終了。


【戦闘結果】
9028 : 305, DV。コア損害はなし。


【感想】
 ボカージュ地形での低視界戦闘だと、やはり待ち伏せする側が有利ですね。米軍側の砲兵戦力も盤外75mm、盤外105mm砲が1つずつしかなかったのでVHの防衛は比較的容易でした。

 パンターの初陣でしたが、上記の如く超近距離砲戦だったのでIV号G型と違いがよくわかりませんでした。というかどちらもG型なので見分けづらい…
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Re: Das Reich #26

Post by junkers » 2023.Jan.13(Fri) 20:58

 せっかく良質な当時の戦線地図を参照できるようになったので、ミッション#28の途中でしたがノルマンディ戦役をやり直してみることにしました。

 日本語版wikipediaによると、第2SS装甲師団ダス・ライヒはノルマンディ上陸作戦に際しては第12SS装甲師団ヒトラー・ユーゲント、装甲教導師団(パンツァー・レーア)と共にカーンの北方で連合軍の進撃を食い止める任務を受けた、とあります。
 ただ、独語版wikipediaだと、6月6日時点でダス・ライヒ師団はノルマンディ海岸から600kmは離れた、南仏はトゥールーズにありました。6月8日になって移動を開始するも、レジスタンスにより北進を妨害された(前ミッションは6月8日なので、まさにこの状況を扱っていおります)とあります。このあとの戦線状況を見ても、ダス・ライヒはカーンから遠く離れたカランタン南方で米軍と対峙しているので、こっちの記載が正しいっぽいです。
 …この答えは次のミッションのブリーフィングで明らかになりました。
ダス・ライヒはツールーズに駐屯している間、B軍集団とG軍集団との連絡線を維持するため対レジスタンス活動に従事していたが、連合軍がノルマンディに上陸するとカーン南西部の防衛任務に派遣された。師団の一部はカランタンとペリエを結ぶ道路沿いに位置していた第17SS装甲擲弾兵師団に編入された。
 ということで、日本語版wikipediaの記載も独語版の記載も正しいということみたいですね。本キャンペーンでは第17SS装甲擲弾兵師団"ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン"に編入された分遣隊の戦闘を扱う、ということになります。

https://www.loc.gov/resource/g5701s.ict ... 42,0.311,0
 Das Reich #28で紹介した、当時の戦線状況を検索できるサイトで本ミッション開始時の'44年6月9日、つまり上陸開始から3日後の戦線を見ることができます。マップ中央の凹部分がノルマンディー海岸で、マップ左上に突き出ているのがコタンタン半島になります。米軍が実線で表記、英軍は破線で表記されており、西側(左半分)が米軍、東側(右半分)が英軍の担当であることが見て取れます。

 太実線が戦線になります。連合軍の計画では初日(6月6日)にカランタン(Carentan)、サン・ロー(St. Lo)、カーン(Caen)およびバイユー(Beyeux)を確保する計画でしたが、広く知られている通り実際にはどれも達成できませんでした #-o 。本ミッション開始時、3日後の6月9日時点でも上記目標のうち確保できているのはバイユーだけですね。
Normandy19440609.png
Normandy19440609.png (656.28 KiB) Viewed 210 times
 本ミッションの舞台となるヴィル・ド・ゲール(Ville de Guerre)はグーグルマップで検索してもヒットしませんが、de Guerreやla Guerreといった地名はそれぞれバイユー北西、北東の海岸近くにみつかります。上述したとおり、ダス・ライヒ師団は6月9日時点ではまだレジスタンスを排除したり、民間人の虐殺をしたり :pale しており、ノルマンディには到着していません(6月15日~30日に到着)。よって、この地図にもダス・ライヒ師団を見つけることはまだできません。

Normandy19440609small.png
Normandy19440609small.png (684.06 KiB) Viewed 210 times
 カーン南方に第100装甲旅団(仏軍鹵獲兵器を多数装備していたことで有名)、その南に装甲教導師団(LEHR)が見えます。バイユーの南方には12SSと書かれた装甲師団があり、つまり第12SS装甲師団ヒトラー・ユーゲントが展開しています。de Guerreの推定位置とあわせると、本ミッションに登場するダス・ライヒ師団の先遣隊はバイユー北西、第726歩兵旅団(歩兵連隊?)右上の凸部あたりでビッグレッドワンこと米第1歩兵師団と遭遇したのではないか、というのが小官の結論となります。わお、敵も最精鋭ではないですか。

 他の候補として、カーン北方のPZ?のあたりの可能性もありますが、そうなると敵は英軍になるのでこのミッションとは合致しませんね…


【アップグレード】
 いろいろ調べてみると、第2SS装甲師団ダス・ライヒには'43年9月からパンターA型が配備され始めたということがわかりました。ただし『ジャーマンタンクス』によるとパンターA型の生産は'44年5月で終了していますので、以降の補充機材にはG型も混じっていったのでしょう。ノルマンディ戦役に参加した当初の編成としては、IV号戦車G / H型とパンターA型の組み合わせが正しそうですね。

 パンターA型といえばバウアー大尉(黒騎士物語 by小林源文)、なのでバウアー中隊長車のIII号戦車L型をパンターに更新します。

PzKpfw III L → Panther A

 よくみるとパンターG型の方がA型よりRate of Fireが多い(5 → 6)のですが、中隊長車はあまり前に出ないのでよしとしましょう。というか、戦車中隊長車と僚車は指揮戦車を充てるのが正しい気もします。この辺り、ダス・ライヒとは無関係の黒騎士中隊を絡めてプレイしているので滅茶苦茶です :scratch


【戦闘詳報】
 前回プレイしてからさほど月日が経っていないので、比較的簡単。北東VH、中央VH、南東VHそれぞれにコア1個歩兵小隊を運び、各小隊の
補助に東亜総統特務隊、騎兵2個小隊を送る。前回のプレイでは南からの敵戦車(だけ)が中距離の撃ち合いになったので、新配備のパンターは南に送る。

 北東VHではコアの10.5cm突撃榴弾砲42(StuH 42)が大活躍。前回プレイ同様にこの戦区は至近距離での撃ち合いになるので、停止状態であれば撃てばまず当たる。当たれば105mmのHEAT弾はなぜか確実にシャーマンを撃破する。口径105mmのHEAT弾の貫通力は105で、1500m(30ヘクス)でのIV号戦車H型主砲の48口径75mm砲AP弾の貫通力とどっこいくらいしかない(つまりしょぼい)のだが、大口径砲補正が効いてるのか、あるいはHEAT弾は傾斜装甲を無視できるのかもしれない。

 中央VHでもコアのIV号戦車G型(PzKpfw IV G+)が活躍する。ここでもやっぱり至近距離での撃ち合いになるので、撃てば当たる。でもって至近距離ではAPCR弾がその貫通力を存分に発揮する。なにしろ50mだとAP弾の1.5倍、ティーガーIのAP弾を上回るほどの貫通力なのだ。

 逆に、鳴り物入りの長砲身75mmのパンターは、300mくらいの距離でもシャーマンの前面装甲を全然抜けなかったりして今ひとつ信用ならないのであった。

 とはいえ、事前照準点をどんぴしゃの地点に設定できたのが大きく、前回の3分の2、わずか8ターン士気崩壊終了となった。


【戦闘結果】
8993 : 207, DV。コア損害はなし。


【感想】
 やっぱりパンターが微妙ですね。IV号戦車より強いのは確かなのですが、期待値の方がより強いので失望してしまう、ということなのでしょうか。あと、パンターにはAPCR弾が搭載されていないのも痛い。3発しかないとはいえ、IV号戦車G型のAPCR弾は近距離ではパンターの長砲身75mmAP弾を超える貫通力を発揮するのです。

 一方で、現バージョンでは各ミッション毎のアップグレード点は200点が基本となっています。ティーガーI後期型やティーガーII、ヤクトパンターといった88mm砲装備の連中は、皆200点を超える価格が設定されており、アップグレードリストに載りすらしません。よって戦車兵力を拡充しようとすると、パンターしか選択肢がなくなってしまいます。

 戦車中隊第2小隊のIII突x2輌は、黒騎士物語の雰囲気にあわせてヘッツァーに更新することを目論んでいましたが、ヘッツァーの配備はもっぱら歩兵師団で装甲師団にはほとんど送られてなかったようです。となると、III突のまま(III突G後期型に更新して)使い続けるか、あるいはIV号駆逐戦車あたりに更新するか、悩みどころですね。
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