Das Reich #25
Posted: 2005.Feb.12(Sat) 17:41
?*39- Das Reich #25 To The Beach!
?所要時間 3時間
?難易度 5/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1944年6月8日0600時 クレセンザック村 有効視界23 ターン14 Advance
【アップグレード】
予算500円を捨てる。フランス戦に入ったが新兵器なし。これが終わった後に500円くれよな〜。
【任務】
<歴史的背景>
払暁、一刻の猶予もない命令を受けた第2SS装甲師団「ダス・ライヒ」の全車輌は、急遽ノルマンディの連合軍橋頭堡に向かって長く過酷な北進を開始した。通常でも膨大かつ複雑な作業である師団全体の行軍がさらに困難なものになるだろうことはすぐに判明した。第4SS装甲擲弾兵連隊はハインリッヒ・ヴュルフ少佐の指揮下にある師団偵察大隊とモントーバンで落ち合うはずだった。しかし縦隊を率いていた偵察大隊は会合地点への到着が数分遅れてしまったため、「デア・フューラー」連隊の指揮官シルベスタ・スタドラー大佐は、我慢できずに自身の司令部に北進を開始するよう命じた。連隊所属のトラック・ハーフトラック・車輌は長い砂埃を巻き上げながら後続した。クレセンザック村の外縁に到達しても司令部要員は縦隊の先頭を走っていた。先頭車輌が村落の建物に接近したとき、突如として機関銃の長い一連射が彼らを襲った。
<結末>
先頭車輌が待ち伏せを食らうと、後続のドイツ兵は混乱しながらも遮蔽物を求めて一斉に車輌から道路脇に飛び退いた。SS部隊は姿を見せない敵と数分間交戦したが、待ち伏せの衝撃で釘付けにされたままだった。長い縦隊が停止すると、ヴュルフ少佐の偵察大隊の武装ハーフトラックは縦隊を避け、偵察大隊の兵士たちは忍耐力の無さの代償として側溝で怯える士官や司令部員の光景を楽しみながらも全速で救出に向かった。武装ハーフトラック隊は村落に突入すると、発見した敵火点に正確な機銃掃射と砲火を浴びせかけた。
75mm対戦車砲の準備が整い、最も激しいパルチザンの火点があった教会の尖塔を吹き飛ばし大きな穴を開けると、抵抗は沈黙しマキ(訳注:仏のパルチザン組織"Maquis")は逃げ去った。
再び乗車したドイツ軍司令部は北方への前進を再開したが、今度は賢明に偵察部隊が正しい配置−縦隊の先頭−につくことを許可した。
【作戦と配置】
事前説明だけ読んでもよくわからないが、マップを見ると目的が一発でわかる。横幅わずか10HEX、しかし縦は3画面分180HEXの変則マップだ。司令部員を乗せたトラック縦隊はマップ最北のクレセンザック村にいる。前方道路はトラック横付け(実体は対戦車障害)で封鎖され、周囲にはフランスのパルチザン「マキ」の兵士に囲まれている。村の入り口は地雷原だったようで、後退もままならない。つまり目的は、マップ最南端から出発するコア部隊で司令部員を救出せよ、ということらしい。
最北端には脱出VH。クレセンザック村の北端にはPPT。村内にはEOB。どう見ても司令部だけで村落突破は不可能なので、コアが速攻で村落に向かい、司令部要員を救出してバリケードを突破、最終的には全部隊が北端から脱出する必要がある。もちろんAUXで輸送車輌は用意してある。そしてお重のようなメーベルワーゲンとSdkfz7/1も。つまり早速ヤーボと対面することになるということだろう。
村落までの道路は一本。周囲はぶどう畑や森で待ち伏せに最適な上、射線の通り方が読めない。おまけにこんなに縦長だと砲兵の支援も難しい。厳しい戦いになりそうだ。とりあえずスピード重視で最前線に配置。コア部隊はオートバイを先頭に前進に専念。フンメルだけは最初から村落に砲撃できる射程があるので移動せず支援する。
【戦闘経過】
序盤は、司令部員たちの勝つ望みのない戦闘をどう凌ぐかが焦点になる。武装のない指揮車輌から司令部要員とドライバーを降ろし、周辺の建物に逃げ込む。頼りになりそうなのはキュベルMGだけ。事実、キュベルMGがこれほど有り難いと感じたことはないほど活躍を見せる。ただしそれも3ターンが限界。マキはじわじわと前後左右から包囲してくる。敵は我が軍から奪ったMP38/40を始め、焼夷弾やTNT、PIATなんぞも持っていてガンガン撃ってくる。最初は組織的に抵抗しようと思ったが、すぐにまともな抵抗など不可能だと判明。最低限の抵抗で時間を稼ぎ、無力なユニットは沈黙して隠れることにする。
南部では開始後すぐに増援の武装偵察HT隊が登場。しかし北方村落には遠すぎる。AUX偵察隊を先頭に一本道を駆け上るが、やはり待ち伏せ。AUX偵察隊とコアオートバイだけで第一線は乗り越えたと思ったら、地雷まであるじゃないか!そしていつのまにか村落南側にPPTが出現。これがすぐにでも踏めそうな場所なのだが、なかなか辿り着けない。道路周辺で待ち伏せるパルチザンは予想以上に周到で、不意打ちを食らってたびたび前進が停滞する。時折、停止した迫撃砲が支援するがとても間に合わない。
AUXのHTに乗ったコア歩兵も最前線で奮闘するが、待ち伏せにあってHTは次々と炎上。敵を恐れて道路を避ければすぐにスタック。道路上を移動したつもりでも、自動で地雷やスタック車輌を避けて路外に出るのでスタック。幸い予備のHT隊があるのでオーバーラップして前線に脱落歩兵を運んでいくが、こんな調子では前進速度は落ちるばかり。こうしている間にも司令部員はどんどん消滅していく。もはや抵抗できるユニットはいない。
唯一敵の包囲網を逃げ出したかに思えた指揮車運転兵もマキの執拗な追撃により壊滅。これで司令部要員は全滅・・・。この時、損害を顧みず前進を続けたコア部隊の先頭は村落入り口の地雷原に到達していた。しかし全ての犠牲は無駄になった。このシナリオの最重要任務に失敗してしまったのだ。こうなれば残りの全部隊を脱出させてポイントを稼ぐしかない。
AUXハーフトラックはピストン輸送で歩兵を村落入り口に運び、村落に潜んでいる敵から見られている村落手前の開豁地に整列して待機。ヤーボの餌になってもらう。おおっ!完璧な読み!さっそくヤーボが1機餌に食いついた。HT1輌が炎上。次のターンで歩兵が村落に突入。パンターとナスホルンが支援する・・・。しまったー!ヤーボが3機連続で出現。パンターとナスホルンがあっさり炎上。パンターの乗員は何とか脱出したが、パルチザンの支援ごときにヤーボ4機とは!
司令部要員では全く為す術がなかったマキの大部隊も、我が歴戦のコア部隊にとっては敵ではない。ヤーボの嵐さえ去ればこっちのものだ。あっさりと村落を制圧し、工兵が道路封鎖を除去。最終ターンまで粘って最後尾の騎兵とフンメル、移動不能の車輌以外は脱出成功。
【結果】
スコア 10826:5249(Draw)
独損害:Men158、SV5、APC6、AFV6
仏損害:Men336、Art3
コア損害:1×Panther D、1×Nashorn
【感想】
完敗!の一言。敗因は二つの任務とも失敗したことだ。つまり、司令部要員の戦闘方法と救援部隊の進撃方法。司令部要員の方はもうちょっとうまくやればあと1〜2ターンは生き残れたかも知れない。救援部隊はPPTと救援に焦る余り、無駄な損害を重ねすぎた。パンターとナスホルンは痛いが、ヤーボ相手では仕方がないと思う。むしろティーガー隊の足が遅かったのが結果的に救いだったかもしれない。
と反省してみるが、もう一回やったとしても勝てる自信はない。司令部要員のユニット価値は確認したが、それほど高くなかったので絶対に救出しなければならないのかどうかは疑問。仮にあと数ターン長生きできたとしても、救援部隊が損害を抑えて今回より早く前進するのはかなり難しそうだ。唯一思いつくのは、砲撃支援が継続できれば・・という可能性。そのためにはコアに射程の長い砲兵を持っていないといけない。
結果を見れば分かるとおり敵の数は決して多くない。というか通常より圧倒的に少ない。任務は救出&脱出でこれもそんなに珍しくない。にも関わらずちょっと勝ち方がわからないくらい難しい。マップ、敵の配置、タイミング、全てがよく計算されている。地味なシナリオだが文句なしで最高難易度5を献上。このシナリオをDVクリアできた指揮官の報告を求む!
?所要時間 3時間
?難易度 5/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1944年6月8日0600時 クレセンザック村 有効視界23 ターン14 Advance
【アップグレード】
予算500円を捨てる。フランス戦に入ったが新兵器なし。これが終わった後に500円くれよな〜。
【任務】
<歴史的背景>
払暁、一刻の猶予もない命令を受けた第2SS装甲師団「ダス・ライヒ」の全車輌は、急遽ノルマンディの連合軍橋頭堡に向かって長く過酷な北進を開始した。通常でも膨大かつ複雑な作業である師団全体の行軍がさらに困難なものになるだろうことはすぐに判明した。第4SS装甲擲弾兵連隊はハインリッヒ・ヴュルフ少佐の指揮下にある師団偵察大隊とモントーバンで落ち合うはずだった。しかし縦隊を率いていた偵察大隊は会合地点への到着が数分遅れてしまったため、「デア・フューラー」連隊の指揮官シルベスタ・スタドラー大佐は、我慢できずに自身の司令部に北進を開始するよう命じた。連隊所属のトラック・ハーフトラック・車輌は長い砂埃を巻き上げながら後続した。クレセンザック村の外縁に到達しても司令部要員は縦隊の先頭を走っていた。先頭車輌が村落の建物に接近したとき、突如として機関銃の長い一連射が彼らを襲った。
<結末>
先頭車輌が待ち伏せを食らうと、後続のドイツ兵は混乱しながらも遮蔽物を求めて一斉に車輌から道路脇に飛び退いた。SS部隊は姿を見せない敵と数分間交戦したが、待ち伏せの衝撃で釘付けにされたままだった。長い縦隊が停止すると、ヴュルフ少佐の偵察大隊の武装ハーフトラックは縦隊を避け、偵察大隊の兵士たちは忍耐力の無さの代償として側溝で怯える士官や司令部員の光景を楽しみながらも全速で救出に向かった。武装ハーフトラック隊は村落に突入すると、発見した敵火点に正確な機銃掃射と砲火を浴びせかけた。
75mm対戦車砲の準備が整い、最も激しいパルチザンの火点があった教会の尖塔を吹き飛ばし大きな穴を開けると、抵抗は沈黙しマキ(訳注:仏のパルチザン組織"Maquis")は逃げ去った。
再び乗車したドイツ軍司令部は北方への前進を再開したが、今度は賢明に偵察部隊が正しい配置−縦隊の先頭−につくことを許可した。
【作戦と配置】
事前説明だけ読んでもよくわからないが、マップを見ると目的が一発でわかる。横幅わずか10HEX、しかし縦は3画面分180HEXの変則マップだ。司令部員を乗せたトラック縦隊はマップ最北のクレセンザック村にいる。前方道路はトラック横付け(実体は対戦車障害)で封鎖され、周囲にはフランスのパルチザン「マキ」の兵士に囲まれている。村の入り口は地雷原だったようで、後退もままならない。つまり目的は、マップ最南端から出発するコア部隊で司令部員を救出せよ、ということらしい。
最北端には脱出VH。クレセンザック村の北端にはPPT。村内にはEOB。どう見ても司令部だけで村落突破は不可能なので、コアが速攻で村落に向かい、司令部要員を救出してバリケードを突破、最終的には全部隊が北端から脱出する必要がある。もちろんAUXで輸送車輌は用意してある。そしてお重のようなメーベルワーゲンとSdkfz7/1も。つまり早速ヤーボと対面することになるということだろう。
村落までの道路は一本。周囲はぶどう畑や森で待ち伏せに最適な上、射線の通り方が読めない。おまけにこんなに縦長だと砲兵の支援も難しい。厳しい戦いになりそうだ。とりあえずスピード重視で最前線に配置。コア部隊はオートバイを先頭に前進に専念。フンメルだけは最初から村落に砲撃できる射程があるので移動せず支援する。
【戦闘経過】
序盤は、司令部員たちの勝つ望みのない戦闘をどう凌ぐかが焦点になる。武装のない指揮車輌から司令部要員とドライバーを降ろし、周辺の建物に逃げ込む。頼りになりそうなのはキュベルMGだけ。事実、キュベルMGがこれほど有り難いと感じたことはないほど活躍を見せる。ただしそれも3ターンが限界。マキはじわじわと前後左右から包囲してくる。敵は我が軍から奪ったMP38/40を始め、焼夷弾やTNT、PIATなんぞも持っていてガンガン撃ってくる。最初は組織的に抵抗しようと思ったが、すぐにまともな抵抗など不可能だと判明。最低限の抵抗で時間を稼ぎ、無力なユニットは沈黙して隠れることにする。
南部では開始後すぐに増援の武装偵察HT隊が登場。しかし北方村落には遠すぎる。AUX偵察隊を先頭に一本道を駆け上るが、やはり待ち伏せ。AUX偵察隊とコアオートバイだけで第一線は乗り越えたと思ったら、地雷まであるじゃないか!そしていつのまにか村落南側にPPTが出現。これがすぐにでも踏めそうな場所なのだが、なかなか辿り着けない。道路周辺で待ち伏せるパルチザンは予想以上に周到で、不意打ちを食らってたびたび前進が停滞する。時折、停止した迫撃砲が支援するがとても間に合わない。
AUXのHTに乗ったコア歩兵も最前線で奮闘するが、待ち伏せにあってHTは次々と炎上。敵を恐れて道路を避ければすぐにスタック。道路上を移動したつもりでも、自動で地雷やスタック車輌を避けて路外に出るのでスタック。幸い予備のHT隊があるのでオーバーラップして前線に脱落歩兵を運んでいくが、こんな調子では前進速度は落ちるばかり。こうしている間にも司令部員はどんどん消滅していく。もはや抵抗できるユニットはいない。
唯一敵の包囲網を逃げ出したかに思えた指揮車運転兵もマキの執拗な追撃により壊滅。これで司令部要員は全滅・・・。この時、損害を顧みず前進を続けたコア部隊の先頭は村落入り口の地雷原に到達していた。しかし全ての犠牲は無駄になった。このシナリオの最重要任務に失敗してしまったのだ。こうなれば残りの全部隊を脱出させてポイントを稼ぐしかない。
AUXハーフトラックはピストン輸送で歩兵を村落入り口に運び、村落に潜んでいる敵から見られている村落手前の開豁地に整列して待機。ヤーボの餌になってもらう。おおっ!完璧な読み!さっそくヤーボが1機餌に食いついた。HT1輌が炎上。次のターンで歩兵が村落に突入。パンターとナスホルンが支援する・・・。しまったー!ヤーボが3機連続で出現。パンターとナスホルンがあっさり炎上。パンターの乗員は何とか脱出したが、パルチザンの支援ごときにヤーボ4機とは!
司令部要員では全く為す術がなかったマキの大部隊も、我が歴戦のコア部隊にとっては敵ではない。ヤーボの嵐さえ去ればこっちのものだ。あっさりと村落を制圧し、工兵が道路封鎖を除去。最終ターンまで粘って最後尾の騎兵とフンメル、移動不能の車輌以外は脱出成功。
【結果】
スコア 10826:5249(Draw)
独損害:Men158、SV5、APC6、AFV6
仏損害:Men336、Art3
コア損害:1×Panther D、1×Nashorn
【感想】
完敗!の一言。敗因は二つの任務とも失敗したことだ。つまり、司令部要員の戦闘方法と救援部隊の進撃方法。司令部要員の方はもうちょっとうまくやればあと1〜2ターンは生き残れたかも知れない。救援部隊はPPTと救援に焦る余り、無駄な損害を重ねすぎた。パンターとナスホルンは痛いが、ヤーボ相手では仕方がないと思う。むしろティーガー隊の足が遅かったのが結果的に救いだったかもしれない。
と反省してみるが、もう一回やったとしても勝てる自信はない。司令部要員のユニット価値は確認したが、それほど高くなかったので絶対に救出しなければならないのかどうかは疑問。仮にあと数ターン長生きできたとしても、救援部隊が損害を抑えて今回より早く前進するのはかなり難しそうだ。唯一思いつくのは、砲撃支援が継続できれば・・という可能性。そのためにはコアに射程の長い砲兵を持っていないといけない。
結果を見れば分かるとおり敵の数は決して多くない。というか通常より圧倒的に少ない。任務は救出&脱出でこれもそんなに珍しくない。にも関わらずちょっと勝ち方がわからないくらい難しい。マップ、敵の配置、タイミング、全てがよく計算されている。地味なシナリオだが文句なしで最高難易度5を献上。このシナリオをDVクリアできた指揮官の報告を求む!