Das Reich #12
Posted: 2005.Jan.23(Sun) 09:25
?*39- Das Reich #12 Human Waves
?所要時間 6時間
?難易度 5/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1941年7月22日1100時 Kamjenletz近郊 有効視界26 ターン25 Advance
【アップグレード】
<修理>
1×SS Rifle Sqd
予算400円。修理のみ。
【任務】
Pronino村落を奪取し、125.6高地を迂回して、防御陣地を築くため Kamjenletz高地に急行せよ。大規模な人海戦術攻撃が予想される!Kamjenletz高地への進路を開豁するために砲爆撃は125.6高地に使用することを勧める。
【作戦と配置】
縦長特大マップ。RSを思い出すな〜。マップが大きいと作戦の選択肢も広がり一歩間違うと大事になる。今回ばかりは任務をちゃんと読んでおく。まず配置地点の傍にある村落を取るのは容易。最初の問題は125.6高地を迂回せよという点だ。高地の南東面は地雷と障害物で固められているので北から攻めろということか?それともこの高地は放っておいて最北部のKamjenletz高地を確保しておけということか?敵の人海戦術の目標になるのはKamjenletz高地らしいので、敵より先に確保するのは重要だろう。しかしVHはKamjenletz高地にはなく、125.6高地にはPPTが3箇所ある。そして二つの高地の間にはEOBのVHが整然と9つ並んでいる。悩んだ末、コアを中心とする大部隊をKamjenletz高地にできるだけ早く送りこむことにする。
作戦は次の通り。まず村落は事前砲撃で完全に沈黙させ、1ターンで落とす。事前砲撃で125.6高地と道路の間に煙幕の壁を作り、偵察隊に続いて主力部隊は一気に北上する。AUXの機械化歩兵を中心とする小規模部隊は125.6高地を北から攻める。この高地にどのくらいの敵がいるかは不明だが、ブリーフィングからすると結構なものだと予想できるので、様子を見てAUX戦車の支援を追加することにする。ここまでが第一段階。
第二段階はKamjenletz高地に防御陣を張り、敵の人海戦術を防ぎきること。人海戦術といいながら間違いなく戦車も出てくるだろうから、88も連れて行く必要があるだろう。荒地だらけの高地をすばやく移動し、ベストポイントを確保できるかが問題だ。そして敵はどこから出てくるのか?北面は間違いないと思われるがそれだけか?サプライズは?不安は尽きないがこの線に沿って進める。
【戦闘経過】
AUX砲兵・航空機・輸送車輌は充分に用意されている。事前砲撃の計画を練りながら気づいた。我が隊の砲兵は迫撃砲もロケット砲も射程が短い。初期配置のままでは125.6高地付近しか砲撃できない。Kamjenletz高地とその北側まで射程に入れるには、相当な距離を前進する必要がある。砲兵隊の陣地転換のタイミングは難しいが、125.6高地の攻略に目途がついた時点でなるべく早く前進を開始することにする。
計画通り村落は1ターンで落ちた。125.6高地と道路の間に煙幕も張った。航空偵察によると、同高地にはAAMG・ATG・IGを中心に結構な数の敵が配置されているようだが、戦車はいないようだ。歩兵だけで何とかなると判断し、歩兵と工兵の2個小隊を送り込むことにする。本隊は125.6高地からの視界を塞いで北上するが、どこかから見られている。しかし、豊富なAUX偵察隊を方々に派遣して敵の狙撃拠点を潰しつつ順調に北上。
序盤はほぼ毎ターンAUX増援が登場する。機械化工兵や盤内砲、突撃砲に88まで実に強力な援軍。しかし喜んではいられない。これだけ増援があるということは、敵はもっと強烈なのだ。125.6高地の攻略は砲兵と歩兵で着々と進んでいく。本隊もどうにかKamjenletz高地の南麓に辿り着いた。航空偵察を飛ばすが特に目立った敵はいない。無人ではないがぽつぽつといる程度だ。偵察隊は高地周辺を捜索し、機械化歩兵が南東から高地を登っていく。ここでミスった。コアの4号戦車隊が高地に登る場所をためらっているうちに、先行歩兵と離れてしまったのだ。コア戦車には特殊部隊や工兵を乗せているが、先行する機械化歩兵は裸になった。おまけに戦車は荒地だらけの高地を登るのは辛い。まともに動けないのだ。
その動揺を見計らったように敵発見。偵察オートバイが大規模な歩兵溜まりを見つけてしまった。しかしどうやら敵はまだ待機中。数ターンのうちに動き出すに違いない。固まっているうちにどうにかせねば!しかしまだ最南端にいる迫撃砲は射程が足りない。盤外砲で狙うには位置が悪すぎる。歩兵を一気に粉砕できる直射砲はないか・・・あった。火炎放射戦車だ。コアとAUXの火炎放射戦車が駆けつけるがあと少し届かない。次のターンで・・・と思ったら、クソッ!計ったように敵が動き出した。
待ち伏せていたオートバイはあっという間に撃退される。歩兵ではとてもこの大波には太刀打ちできない。そしてさらに非常事態発生。いつの間にかKamjenletz高地の各所にPPTの中立VHが出現しているではないか!それもポイントが100〜250とでかい!ここを先に押さえ確保し続けるかどうかで勝負が決まる。しかし高地北面は見通しがよく、敵が続々と湧き出してくるので機械化歩兵も満足に移動できない。おまけにやはり戦車が出てきた。300m先の見えているVHが遠い。我が隊の戦車は高地南側をえっちらおっちら登っている最中だ。
ここで盤外砲の照準をKamjenletz高地に切り替える。温存してきたルフトバッフェも次々と投入。この先迫撃砲の支援も必要になると予想されるので、砲兵陣地の転換も開始する。まずは足の遅い弾薬補給車が先行し、迫撃砲は持ち弾がなくなるまで125.6高地の攻略を支援することにする。攻略速度を上げるためAUXの機械化工兵1個小隊を追加する。
敵は新手がどんどん出てくる。PPTのVHがさらに2箇所判明。KVシリーズも登場するが、ドンぴしゃで待ちかまえていた88の餌食に。これですよ、これ!厳しい展開だがこの調子なら優勢に進められると思った矢先、敵の空軍が続々と飛来!いかん!高地上の部隊や道路を北上してくる部隊は丸見えで狙い撃ちにされていく。最悪なことに北上中の迫撃砲が襲われ、AUXの優秀なFOが消滅した。
125.6高地の攻略は完了したが周辺にまだ敵が残っているようだ。最初に張った道路沿いの煙幕が薄れ、道路を北上する増援部隊がATGに狙われる。爆撃要請もここから行われている可能性が高い。残敵掃討に入る。
Kamjenletz高地周辺の方々から出現してきたソ連兵の波は、大きな犠牲と引き替えに徐々に退いていく。火炎放射戦車と重歩兵砲がフル稼働。意外に役だったのはAUXの1号戦車だった。どうにか敵を高地北側だけに押し込めることに成功。ここでロケット砲が大活躍。一時取られていたPPTも取り返し、東・南・西から包囲網を縮めていく。17ターンで全敵掃討で終了。
【結果】
スコア 29081:6029(MV)
独損害:Men140、Art3、SV5、APC4、AFV2、Air2
ポ損害:Men1971、Art37、APC4、AFV27、Air1
コア損害:1×Sdkfz-7
【感想】
くっ、悔しい!制限ターンを8ターンも残して終了した分、PPTのポイント差が開かず無念のMV。敢えて125.6高地のPPTを一つ残して早期終了を防げばDV取れたな〜と終わってから気づきました。が、やってる最中はそんな余裕はありません。自軍の増援も強力ですが、敵も次から次へと出てくるので押し戻すことに精一杯でした。このシナリオはこれまでで最も初期作戦が重要で、最初の出方を誤ると後半で挽回するのは非常に難しいと思われます。お互い十分な戦力を如何に使うかで勝敗が分かれる優良シナリオです。ためらうことなく最高難易度5を献上しましょう。
彼我の損害を見れば分かるように、中盤以降はガチンコの撃ち合いになってしまいました。序盤はAUXを人身御供にしようと心がける余裕がありますが、敵がどんどんでてくるとAUXもコアも気にしていられず、手近にあるユニットを使い倒すだけです。最も厄介なのは敵空軍で、こればかりは狙われたらどうしようもありません。これだけ損害が出ている中で、コア損害が輸送車だけだったのは運以外のなにものでもありません。壊滅は免れたものの歩兵のほとんどは戦力が激減していました。
人海戦術というタイトル通り、恐ろしいソ連兵が2000人近く(!)あっちこっちからわらわら湧いて出ます。今回は敵が動き出してすぐに第一撃を繰り出せたので何とか優勢に進めましたが、もう少し波が広がってしまうと手がつけられないでしょう。固まっているうちにロケット砲!これが一番効果的です。KVシリーズが何輌か出てきますが、ソ連兵の津波に飲み込まれることに比べればKVなんぞ屁みたいなものです。難易度も面白さもここまでで最高のシナリオでした。
?所要時間 6時間
?難易度 5/5
?設定 推奨設定(Rarity,C&C オフ)
1941年7月22日1100時 Kamjenletz近郊 有効視界26 ターン25 Advance
【アップグレード】
<修理>
1×SS Rifle Sqd
予算400円。修理のみ。
【任務】
Pronino村落を奪取し、125.6高地を迂回して、防御陣地を築くため Kamjenletz高地に急行せよ。大規模な人海戦術攻撃が予想される!Kamjenletz高地への進路を開豁するために砲爆撃は125.6高地に使用することを勧める。
【作戦と配置】
縦長特大マップ。RSを思い出すな〜。マップが大きいと作戦の選択肢も広がり一歩間違うと大事になる。今回ばかりは任務をちゃんと読んでおく。まず配置地点の傍にある村落を取るのは容易。最初の問題は125.6高地を迂回せよという点だ。高地の南東面は地雷と障害物で固められているので北から攻めろということか?それともこの高地は放っておいて最北部のKamjenletz高地を確保しておけということか?敵の人海戦術の目標になるのはKamjenletz高地らしいので、敵より先に確保するのは重要だろう。しかしVHはKamjenletz高地にはなく、125.6高地にはPPTが3箇所ある。そして二つの高地の間にはEOBのVHが整然と9つ並んでいる。悩んだ末、コアを中心とする大部隊をKamjenletz高地にできるだけ早く送りこむことにする。
作戦は次の通り。まず村落は事前砲撃で完全に沈黙させ、1ターンで落とす。事前砲撃で125.6高地と道路の間に煙幕の壁を作り、偵察隊に続いて主力部隊は一気に北上する。AUXの機械化歩兵を中心とする小規模部隊は125.6高地を北から攻める。この高地にどのくらいの敵がいるかは不明だが、ブリーフィングからすると結構なものだと予想できるので、様子を見てAUX戦車の支援を追加することにする。ここまでが第一段階。
第二段階はKamjenletz高地に防御陣を張り、敵の人海戦術を防ぎきること。人海戦術といいながら間違いなく戦車も出てくるだろうから、88も連れて行く必要があるだろう。荒地だらけの高地をすばやく移動し、ベストポイントを確保できるかが問題だ。そして敵はどこから出てくるのか?北面は間違いないと思われるがそれだけか?サプライズは?不安は尽きないがこの線に沿って進める。
【戦闘経過】
AUX砲兵・航空機・輸送車輌は充分に用意されている。事前砲撃の計画を練りながら気づいた。我が隊の砲兵は迫撃砲もロケット砲も射程が短い。初期配置のままでは125.6高地付近しか砲撃できない。Kamjenletz高地とその北側まで射程に入れるには、相当な距離を前進する必要がある。砲兵隊の陣地転換のタイミングは難しいが、125.6高地の攻略に目途がついた時点でなるべく早く前進を開始することにする。
計画通り村落は1ターンで落ちた。125.6高地と道路の間に煙幕も張った。航空偵察によると、同高地にはAAMG・ATG・IGを中心に結構な数の敵が配置されているようだが、戦車はいないようだ。歩兵だけで何とかなると判断し、歩兵と工兵の2個小隊を送り込むことにする。本隊は125.6高地からの視界を塞いで北上するが、どこかから見られている。しかし、豊富なAUX偵察隊を方々に派遣して敵の狙撃拠点を潰しつつ順調に北上。
序盤はほぼ毎ターンAUX増援が登場する。機械化工兵や盤内砲、突撃砲に88まで実に強力な援軍。しかし喜んではいられない。これだけ増援があるということは、敵はもっと強烈なのだ。125.6高地の攻略は砲兵と歩兵で着々と進んでいく。本隊もどうにかKamjenletz高地の南麓に辿り着いた。航空偵察を飛ばすが特に目立った敵はいない。無人ではないがぽつぽつといる程度だ。偵察隊は高地周辺を捜索し、機械化歩兵が南東から高地を登っていく。ここでミスった。コアの4号戦車隊が高地に登る場所をためらっているうちに、先行歩兵と離れてしまったのだ。コア戦車には特殊部隊や工兵を乗せているが、先行する機械化歩兵は裸になった。おまけに戦車は荒地だらけの高地を登るのは辛い。まともに動けないのだ。
その動揺を見計らったように敵発見。偵察オートバイが大規模な歩兵溜まりを見つけてしまった。しかしどうやら敵はまだ待機中。数ターンのうちに動き出すに違いない。固まっているうちにどうにかせねば!しかしまだ最南端にいる迫撃砲は射程が足りない。盤外砲で狙うには位置が悪すぎる。歩兵を一気に粉砕できる直射砲はないか・・・あった。火炎放射戦車だ。コアとAUXの火炎放射戦車が駆けつけるがあと少し届かない。次のターンで・・・と思ったら、クソッ!計ったように敵が動き出した。
待ち伏せていたオートバイはあっという間に撃退される。歩兵ではとてもこの大波には太刀打ちできない。そしてさらに非常事態発生。いつの間にかKamjenletz高地の各所にPPTの中立VHが出現しているではないか!それもポイントが100〜250とでかい!ここを先に押さえ確保し続けるかどうかで勝負が決まる。しかし高地北面は見通しがよく、敵が続々と湧き出してくるので機械化歩兵も満足に移動できない。おまけにやはり戦車が出てきた。300m先の見えているVHが遠い。我が隊の戦車は高地南側をえっちらおっちら登っている最中だ。
ここで盤外砲の照準をKamjenletz高地に切り替える。温存してきたルフトバッフェも次々と投入。この先迫撃砲の支援も必要になると予想されるので、砲兵陣地の転換も開始する。まずは足の遅い弾薬補給車が先行し、迫撃砲は持ち弾がなくなるまで125.6高地の攻略を支援することにする。攻略速度を上げるためAUXの機械化工兵1個小隊を追加する。
敵は新手がどんどん出てくる。PPTのVHがさらに2箇所判明。KVシリーズも登場するが、ドンぴしゃで待ちかまえていた88の餌食に。これですよ、これ!厳しい展開だがこの調子なら優勢に進められると思った矢先、敵の空軍が続々と飛来!いかん!高地上の部隊や道路を北上してくる部隊は丸見えで狙い撃ちにされていく。最悪なことに北上中の迫撃砲が襲われ、AUXの優秀なFOが消滅した。
125.6高地の攻略は完了したが周辺にまだ敵が残っているようだ。最初に張った道路沿いの煙幕が薄れ、道路を北上する増援部隊がATGに狙われる。爆撃要請もここから行われている可能性が高い。残敵掃討に入る。
Kamjenletz高地周辺の方々から出現してきたソ連兵の波は、大きな犠牲と引き替えに徐々に退いていく。火炎放射戦車と重歩兵砲がフル稼働。意外に役だったのはAUXの1号戦車だった。どうにか敵を高地北側だけに押し込めることに成功。ここでロケット砲が大活躍。一時取られていたPPTも取り返し、東・南・西から包囲網を縮めていく。17ターンで全敵掃討で終了。
【結果】
スコア 29081:6029(MV)
独損害:Men140、Art3、SV5、APC4、AFV2、Air2
ポ損害:Men1971、Art37、APC4、AFV27、Air1
コア損害:1×Sdkfz-7
【感想】
くっ、悔しい!制限ターンを8ターンも残して終了した分、PPTのポイント差が開かず無念のMV。敢えて125.6高地のPPTを一つ残して早期終了を防げばDV取れたな〜と終わってから気づきました。が、やってる最中はそんな余裕はありません。自軍の増援も強力ですが、敵も次から次へと出てくるので押し戻すことに精一杯でした。このシナリオはこれまでで最も初期作戦が重要で、最初の出方を誤ると後半で挽回するのは非常に難しいと思われます。お互い十分な戦力を如何に使うかで勝敗が分かれる優良シナリオです。ためらうことなく最高難易度5を献上しましょう。
彼我の損害を見れば分かるように、中盤以降はガチンコの撃ち合いになってしまいました。序盤はAUXを人身御供にしようと心がける余裕がありますが、敵がどんどんでてくるとAUXもコアも気にしていられず、手近にあるユニットを使い倒すだけです。最も厄介なのは敵空軍で、こればかりは狙われたらどうしようもありません。これだけ損害が出ている中で、コア損害が輸送車だけだったのは運以外のなにものでもありません。壊滅は免れたものの歩兵のほとんどは戦力が激減していました。
人海戦術というタイトル通り、恐ろしいソ連兵が2000人近く(!)あっちこっちからわらわら湧いて出ます。今回は敵が動き出してすぐに第一撃を繰り出せたので何とか優勢に進めましたが、もう少し波が広がってしまうと手がつけられないでしょう。固まっているうちにロケット砲!これが一番効果的です。KVシリーズが何輌か出てきますが、ソ連兵の津波に飲み込まれることに比べればKVなんぞ屁みたいなものです。難易度も面白さもここまでで最高のシナリオでした。