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Posted: 2008.Sep.24(Wed) 13:38
by domo
レンジャー兵、あと70名ちょっとはいます。

米軍はFOからの砲撃要請だと0.1で撃てます。
それを0.3に遅延させて米軍ターンの頭に落としていますので、ドイツ軍と言えども抑圧があがって行動不能になっており、こちらの攻撃がうまくいったのでしょう。

もしかしてちょっとばかり砲撃の効果がよかったのかもしれません。

Posted: 2008.Sep.25(Thu) 08:21
by domo
「中隊長!機甲歩兵がVHを一つ確保したようです」

駅舎の中にいる第3中隊のエリス大尉は無線を受け取った。

「ほんとうなのか」

第3中隊の戦術目標であるVHは全部で6個ある。
そのうちの一つ、一番左の離れたところにあるVHを援軍できた機甲歩兵が確保したというのだ。

前述の写真をご覧いただくとおわかりだが、この左下のVHは第3中隊が確保しようとするならばタイガー、パンターの視界を横切らなければならない。

そのため写真には写っていないが、密かに機甲歩兵たちを背後から忍ばせておいたのだ。
だがVHを踏んだ分隊は待ち構えていたタイガー戦車の主砲を浴び、1名失い後退した。
だがこれでいいい。

ドイツ軍はこのVHを奪うだけの部隊が残っていないからだ。


その一方、激戦の駅舎では2つのVHのうちの一つが先ほどドイツ軍のものになってしまっていた。
ドイツ兵が駅舎に侵入してきたのだ。

VHが変わったことが目印となったが、このVH上は先ほどVHを踏んだ際に攻撃され後退したときに焚いた煙幕でモクモクになったおり、その隣にいた歩兵は全くその敵を見つけることができない。

「絶対いるぞ!いるはずだ」

下手なZ射撃をすれば返ってこちらが攻撃される。
(Z射撃というのは当てずっぽうな攻撃なので、隣接したへクスを攻撃する場合、工兵隊の爆薬や火炎放射器ならば効果は期待できるが、歩兵の攻撃では敵にダメージを与えることはできないだけでなく、反撃を喰らう可能性が大きい)

VH上に移動した。

見えない。
この煙幕の中では2、3メートル先は視界が全くきかない。

「Z射撃用意!!」

(Z射撃のZって何の略なんだろう・・・)

第1、第2、第3武器を全部クリックして射撃できないようにする。
そして第4武器の手榴弾だけでZ射撃をするのだ。
この方が歩兵のZ射撃はいい(自論にすぎない)

「あそこに投げてみろ」

「しりませんよ、反撃されても」

「心配するな、そんときゃ逃げるまでよ」

手榴弾のピンを抜き、敵が隠れていそうなところに投げ込んだ。

するとやはり攻撃された、しかも周囲を取り囲まれているではないか。

「うわあああ」

VHを上で8名の分隊は敵の真っ只中にいることに気付いたが逃げることもできずにその場に釘付けになってしまった。

南無・・・

現在、第3中隊残り70名、VHは4つを確保した。

彼らの運命は如何に・・

Posted: 2008.Sep.25(Thu) 13:55
by weide
どうも、domo戦記のトピックへの書き込みは初めてかもしれません。
いつも楽しませて頂いてます。

中学生の頃書いた火葬戦記がHDDの中から出てきて、思わず苦笑、そしてDELETE :porc
まあそれはともかく、巧みな文章表現やユニークな登場人物がとても面白いです。
であればこそ、あえて重箱の隅を突付かせて下さい。


 ・

Posted: 2008.Sep.25(Thu) 15:10
by domo
こ、これはWeideさんではありませんか
激励のご返事ありがとうございます。

そうですか、読んでくださってますか・・

ええい!こうなりゃ戦争末期のドイツが騎士十字章をどんどん与えたようにここは「domo戦記公認読者」を奮発するかぁー

いやいや待て待て

焦るなdomo

ところでweide さんのように読んでてこれどういう意味とか思われる方、多いと思います。

その理由として、

1.性格上、あまり細かいことに気にできない、しない、したくない。

2.下書きはMSwordに書いてますが、書くとすぐ見直しもせずこちらに投稿してしまいます。それでしばらく経って一度書き込んだものを再度見直すという馬鹿なことを繰り返してます。
なので投稿直後としばらく経ってからとは文章が少し変わってるはずです。
(たいていは付け足してることが多い)

Posted: 2008.Sep.26(Fri) 02:28
by domo
第1中隊は教会の建物で待機させた。
しばらくは第1中隊の生き残りであるQ小隊とR小隊、S小隊はこの教会で待機させ、第2中隊と足並みをそろえるためである。

それと先ほどの撃退した左翼から攻撃したきたドイツ軍が再び後方から攻撃してくるのを恐れたからでもある。

先ほどから戦車を撃破された乗員たちを後方に回し、敵の警戒に当っているのだが、
あいつらそもそも戦車に乗ってないときは戦争をする義務がないとでも教育されているのだろうか。

べちゃくちゃ会話をしながらいい気なもんだ。


第2中隊もこのターンは押し上げるにとどまった。
はやり部隊が密集しやすい市街戦のようなところでは、直接戦闘に加わらなくても敵の迫撃砲がおちるだけで、移動力が失われてしまう。

移動力が4になるともう建物を1へクスしか進むことはできない。

こういうボディブローのような見えないダメージはドイツ軍からすれば重要なことであろう。

歩兵部隊が敵の火点を見つけても、続く部隊が前進できなければ何にもならない。

そのようなことが起こっているのだ。

工兵隊が75mmPAKを確認した。しかし工兵隊の持つ銃器では射程が3と短すぎる。
そのため歩兵部隊を呼んだが、移動力が足りない。
仕方なく工兵隊で発砲するも逆に75mmに撃たれて退却した。

焦るな

なあにまだ時間はあるさ

その前に虎を狩っておかなければ

俺は2匹の虎用の罠を仕掛けることにした。



15ターン終了時のVH確保数
城のVH:6個中2個 (全て確保が条件)
村のVH:15個中7個 (11個以上確保が条件

Posted: 2008.Sep.26(Fri) 02:41
by domo2
果たして虎は罠にかかるのか!

黄色はVH。第3中隊が全て確保している。一番上のVHは前回の戦記で書いたとおり、現在ドイツ軍の工兵隊と米軍歩兵が同じへクスにいる。

白色はドイツ軍の戦車

水色は今仕掛けた虎用の罠。3インチ対戦車砲が2門とシャーマン戦車がいる(これらは全て増援部隊)

Posted: 2008.Sep.26(Fri) 03:25
by domo2
第1中隊と第2中隊の戦線の様子。どうやら88

Posted: 2008.Sep.26(Fri) 10:37
by domo
【ドイツ軍の15ターン】

「May Day May Day !!」

第3中隊の中隊司令部から少佐の元に緊急の無線が入っている。

「どうした?なんと言っている?」

だが無線が傍受できてもこちらからの応答に返事がない。
どうやら駅舎がドイツ軍の120㎜迫撃砲にさらされているようだ。
そのため駅舎にいる中隊司令部は完全に麻痺しているのだろう

だが問題はこの120㎜迫撃砲が非常に至近距離から(多分10へクス程度)の射撃であるということで、駅舎に落ちた砲弾はその周辺にいた兵士の体を容赦なく引き裂いた。
2分隊が消えたのだ。
もちろんこれは迫撃砲が至近距離だということもあるが、各分隊の兵士の数が少なくなっているということもある。

それに第3中隊を襲った悲劇はこれだけに終わらない。
先ほどドイツ軍のいるVHに入った歩兵はZ射撃をしたが返り討ちにあったと書いたが、
このドイツ部隊は工兵隊であることが判明した。
嫌な予感がした。
この戦場でドイツ軍の工兵隊を見るのはこれが初めてであった。

戦場で工兵隊が活躍しだしたら戦況は一転する。
彼らは抑圧回復力は高く、また攻撃に対する免疫も高い。
優れたプレーヤーであれば工兵隊に地雷を埋設するように絶えず指示を出すだろう。
そして彼らが戦闘で活躍するような状況、即ち敵に隣接できるような状況であれば、戦場に爆薬の轟音がこだまし、その音は相手プレーヤーの心臓をもぶち破るであろう。


その爆薬が爆発した。
そしてZ射撃をした部隊は工兵隊に包囲され降伏したのだった。
(SURRENDERという表示がでたのです)

この歩兵分隊の降伏は、その隣にいた中隊司令部に大打撃を与えた。

中隊司令部に危機が迫ってきているのと同時に、第3中隊自体が危機にさらされたのだ。

中隊長以下、中隊司令部の兵士も全て銃を手にした。

そして全員決死の覚悟を決めた。

Posted: 2008.Sep.26(Fri) 20:23
by domo
「敵部隊発見!交戦中!!」

第1中隊の左翼後方で敵の哨戒にあたっていた戦車兵たちから信号弾で知らせてきた。
打ち上げられた信号弾を見て再び第1中隊は凍りついた。

「くそう戦車だ!」

砲煙がにわかに晴れてきた。
そのタイミングを活かし戦車の視界が小隊司令部を捉えた。

「DOOGAAAN」

「後退だ!急げ」

だが戦車と歩幅をあわせるように擲弾兵が押し寄せる。
後退中の裸同然の小隊司令部に襲い掛かろうとしたそのときだった。

あのやる気のない戦車兵たちが敵弾兵に対して抵抗をした。

わずかな抵抗にすぎない。

戦車兵の持つ武器MISC SMALL  ARMS という表示が何の武器だかお考えになった方はおられるだろうか。
(こんなことに一々かまわないほうが懸命です。こんなことで何度朝を迎えたことか・・)
(大体このMISC SMALL ARMSという場合の射程は3であり、あの「パンパン」という発射音からして拳銃なのでしょう)
(だったらPISTOL と書いてくれればいいじゃん)

先ほどはやる気がないと言ったのは訂正しなければならない。

4名の戦車兵らは擲弾兵にピストルで立ち向かったのであるから。

そして2名を倒したではないか!

しかも戦車兵というのはなかなかしぶとい。
手榴弾を喰らっても機関銃を喰らってもかなり持ちこたえる。
(そのうえ半分、捨て駒でもあるからどうなってもいい)

戦車兵のわずかな抵抗により小隊司令部の崩壊は免れた。

しかし第1中隊の悪夢は再び始まった。

Posted: 2008.Sep.27(Sat) 10:12
by domo
昨夜は戦車兵が持っているmisc small arms について、それはピストルだと書きましたが、そのあとどうも腑に落ちずに気がついたら朝に・・

いやいやそれだけは何とか回避しましたが、このmisc small arms に関しましては結局わからずじまいです。

で、どうやらピストルではなさそうです。

ピストルの射程は「1」なのですが、この火気は射程が「1」ではありません。

そして射程はh2hでは「4」、8.403では「5」、エンハンスド2008では「3」とバラバラになっています。

このばらつきが、豚肉を買うときにばら肉にしようかロースにしようかと同じくらい僕を惑わします。

射程が「3〜5」ならば一番考えられるのは短機関銃なんでしょうが(ドイツ軍の場合は戦車内に短機関銃が設置してあるのを記憶しているが)、短機関銃にしては武器自体の殺傷能力値kILL値が少ないですし、じゃあ他にあるのかといえば僕の乏しい軍事知識ではこれ以上無理です。

なのでここはできれば誰かさんのお力をお借りできないものかと・・

誰のことですって?

あなたですよ、そこのあなた

ほら、ゲームをしていないそこのあなたです

Posted: 2008.Sep.27(Sat) 11:27
by domo
《米軍司令部》

「少佐、事態は一刻を争います」

「うむ、むう」

少佐は腕組をしたまま窓から外を眺めた。

攻勢が一転し、レンジャー部隊がドイツ軍の猛攻に遭い撃退されはじめたのだ。
VHを2つ確保したまではよかったが、そのあと城内の至る所で回復から立ち直ったドイツ軍が強力な反撃してきた。

その反撃で17名のレンジャー隊員がやられたのだ。
わずか数分でだ。
残りは6分隊、バズーカ3分隊の55名となった。

これ以上の突撃を繰り返せば残りのレンジャー部隊も全滅しかねない。
(6分隊というのはギリギリの数です)
いや、まちがいなく全滅するだろう。

だがそうだからと言ってレンジャー部隊をすぐに撤退させるのは容易なことではなかった。
レンジャー部隊の失敗が即ちこの作戦自体の失敗につながってくるからだ。


少佐は城内で戦っているレンジャー部隊の立場になって考えた。
もし自分がレンジャー部隊を率いて戦場にいるのなら答えを出すのは簡単である。
もちろん「作戦中止」だ

少佐自身、昔、現場にいたときは現場の人間のみが常に正しい判断ができると思っていた。
そして現場を見殺しにする上官に対してあるときは憤りをぶつけたこともあった。

だが立場が代わり自分が上官になってみると、少しずつ上官の苦しみを理解できるようになった。

中間管理職の苦しみだ(僕には全然わからない)

「どうしたらいい・・」

決断できなかった。
この決断の遅れがさらに事態を悪化させた。



15ターンのドイツ軍リプレイ
↓↓↓
http://jp.youtube.com/watch?v=9EEqYp5KjIE

Posted: 2008.Sep.28(Sun) 09:27
by domo
【16ターン】

「少佐、第3中隊とつながりました」

ようやく第3中隊司令部が回復から立ち直った。
だが被害報告は少佐をさらに悩ませるものであった。

なんと第3中隊の現在の戦力は47名にまで減少したというのだ
1分隊は工兵隊の前に降伏し、残りの3分隊は120㎜は迫撃砲で吹き飛ばされた(ターン直前の着弾で1分隊壊滅した)

先ほどのターンのときは70名いたのが今や47名!

「Oh My God…」

少佐は一瞬、言葉を発する気力さえなくなってしまった。

かろうじて残っている部隊は、中隊司令部、小隊司令部2、歩兵分隊1、工兵分隊2、中機関銃1、重機関銃1のみであった。

少佐は迷うことなく作戦の変更を告げた。


一方、第3中隊司令部
エリス大尉は各部隊に司令部からの指示を伝えることに懸命だった。

「作戦変更!駅舎の死守!繰り返す駅舎の死守!!」

変更内容は第3中隊はこれ以上の進撃を止め、現在確保できている鉄道施設の4つのVH(正確には第3中隊が確保しているのは3つ、残り1つは援軍によるもの)を死守せよというものだった。

エリス大尉は顔色一つ変えない。
だが内心は絶望の色が濃くなってきている。
そのことは部下もわかっていた。

だが仕方がない。
今できることをやる、ただそれだけだ。

第3中隊の体勢をadvance からdefend に変え、そして工兵隊に地雷を設置するように命令した。

Posted: 2008.Sep.29(Mon) 12:52
by Horthy
誰のことですって?

あなたですよ、そこのあなた

ほら、ゲームをしていないそこのあなたです

とりあえず「ドキッ」としてみる。

お久しぶりです、皆さん。
戦車兵のmisc small armsについてですが、私なりの見解を・・・


1.現在、陸上自衛隊の戦車兵は、基本的に89式小銃(折りたたみ式)を装備している。

2.なお車長については、小銃ではなく9mm拳銃を装備している。

3.また、11.4mm短機関銃M3A1(通称グリースガン)という装備をしている部隊の車長もいる。
(そういえば、この前見たBOBでも補充兵が持ってました)
詳しくはwikipediaへ
http://ja.wikipedia.org/wiki/M3%E7%9F%A ... 2%E9%8A%83

4.戦車兵に聞いた話(74戦車乗員)。
戦車が破壊され行動不能になると、まずはキャリバー30を取り外し携行する。また可能であればキャリバー50も携行するらしいです。


知ってたらごめんなさい。

Posted: 2008.Sep.29(Mon) 16:55
by JMA
混戦になってきましたね。
こうなるとやってる本人しか結末想像できない :porc
とりあえず頑張れメリケン :sniper

misc small armsは既に見解が出てるようにとりあえず殺しの道具と呼べるものを手に手に戦ってるんでしょうなぁ

で、、、一番びっくりしたのは戦車乗りのキャリバー…
言われてみると大戦時の戦車にだって重機関銃ついてますよね。
てことはホントは戦車乗りは下車したあと重機関銃兵になるの?戦車が大破してなかったら :porc

Posted: 2008.Sep.29(Mon) 21:38
by junkers
やや亀レスですが、

Z射撃のZは、ゾーン(Zone)射撃のZかなぁ、と思ってみました。

詳しい人のフォロー求む。


あ、メイデイは英語表記だとMaydayと、Mayとdayを分けないかと…