<おしらせ1>
またまた、いつの間にか掲示板がダウンしていたようですね。ログを見ると、およそ2年半ぶりの改修です。
この間、何度かメールでご要望があったようですが、この度ようやく重い腰を上げて掲示板を修復いたしました。
管理不行き届きで申し訳ありません。

<おしらせ2>
サイト管理を楽にするために体裁を変更しています。
本サイトのメインコンテンツであったSPWAWの解説記事は以下からアクセス可能です。
SPWAW解説記事一覧


<5分で調べたSPWAW界の近況>

びっくりしたことーその1「Depot リニューアル」
SPWAW界を長年牽引してきた世界最大のファンサイトSPWAW DEPOTが、昨年の4月に閉鎖、13年の歴史に幕を下ろしたようです。
と同時にDepotメンバーの一人 Falconさんが新たなサイトSPWAW DEPOTを立ち上げたようですね(笑)。
まあ、中心メンバーが入れ替わって、こじんまりした感はありますが、実質的にはリニューアルって感じですかね。
旧DEPOTの遺産は相続されているようで、今後ともがんばって欲しいところです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawdepot/

びっくりしたことーその2「砲撃要請画面ラグ解消」
マルチコアCPUが普及した頃でしょうか、ある程度以上のスペックのPCでは、砲撃要請画面で挙動がおかしくなる不具合がありましたね。
それが原因でSPWAWを離れた・・という方もおられたような記憶がありますが、どうやらこの不具合、ついに修正されたようです。
これもDEPOTメンバーのおかげみたいですね。Matrix Games 公認(というか黙認ですね)のもと 、本体ファイル MECH.EXE をいじることに成功したようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... -t277.html


というわけで、この機会にもう一度SPWAWをやってみようかな、と思われた方は次のリンクからダウンロードをどうぞ。
DEPOTで全てのファイルのホスティングも始めたようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... es-t6.html

THE CASTLE ~domo戦記外伝3

シナリオAARの投稿
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THE CASTLE ~domo戦記外伝3

Post by domo » 2008.Aug.07(Thu) 16:32

これは第二次世界大戦に於ける、戦場での記録である。
だがこの戦闘について知っているものは極一部の者を除いては存在しないであろう。
なぜならこの戦闘の一部はおろかその記録さえも公史には一切記載されていないからである。

しかし我々はアメリカの某機密情報機関からその戦闘が記録された文書を内密に入手することに成功した。

そしてようやくその文書の全貌が明らかになろうとしているのである。

我々は一体この時をどれだけ待ちわびただろうか。

そしてこの文書公開に踏み切るまでにどれだけの方々の尊い犠牲があったのかということをもう一度胸に刻まなければならないだろう。

そうなのだ

ここには知られてはいけない真実が書かれているのだ!!

近日公開!!

「domo戦記9 インディー・ジーンズの奇妙な冒険(仮題)」(汗)
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昼間の震源地がすぐそばで地震やばかった

Post by domo » 2008.Aug.09(Sat) 04:30

時は1944年の11月
場所はイタリアのとある場所
と機密文書には書かれていた。

ここで一体何が行われたのだろうか
しかも一般の戦史には公表できないこととは一体なんだったのだろう

知ってはいけないといわれれば余計に知りたくなってくる。
それが人間の心理だ。
だがこの疑問に対する答えを知っている人物を我々は一人しか知らない。
その唯一の人物こそがdomo氏だ。

そこで我々取材班はdomo氏に直接インタビューを試みることにした。
一か八かだ。
Domo氏が取材に応じてくれることはほぼあり得ないだろう。
そんな矢先、domo氏側から特別に取材許可が下りたのだ。


我々はdomo氏と接触した。


取材班:いきなり本題に入りたいんですが
domo氏:どうぞどうぞ

取材班:今回のdomo戦記はいつもとは少し変わった内容になっているようですが
domo氏:はあ、まあ

取材班:我々としましてはつけられた邦題についてあれやこれやと想像してみたんですが
domo氏:あ、あれですか・・
取材班:どういういきさつであのような邦題をつけられたのでしょう?
domo氏:いやあ、ちょっとギャグっぽくしてみたんですがね・・
取材班:?
Domo氏:老兵氏のようにおやじギャグで題名を考えたんですが、老兵氏のおやじギャグには到底かないませんでした。
取材班:そりゃ老兵さんは本物のおやじですからね

取材班:ところで今回は史実とは無関係ということでしょうか
domo氏:正直申しましてゲーム前に戦史を調べたり本を読んだりする時間は相当楽しいんですが、書くとなるとこれまた大変なんですよ。そこで寝付けぬ夜にビビッときたのがこれです。
取材班:あ、なるほど、そういうことでしたか

取材班:主人公はインディージーンズという人物なんですか
domo氏:いえ、主人公はdomoです。
取材班:じゃあジーンズというのは?
Domo氏:それはお楽しみということで

取材班:ところで話は変わりますが、過去のdomo戦記でプレイしたシナリオのいくつかはアップしてありますが、未だにアップされていないものに関しては今後アップする予定はあるのでしょうか?
Domo氏:実はリクエストもいくつかいただいているんです。やりたいんですがどこにもありませんとか、どこにあるんですかとか。こちらとしてもアップしたいんですが、私はH2Hでやっていますので、それを8.403やエンハンスドでやるとユニットが別のものに変わってしまう場合があります。それをエディターで直しても8.403用とかエンハンスド用とかになる場合、あーめんどくせいとなるわけです。
取材班:なるほど


話はこのあと延々と続いた。
そしていつしか今回の戦記についてというよりも下ネタの方に話題がそれ大いに盛り上がった。
その内容を皆様にお伝えすることは決してできないのは残念であるが、その分domo戦記9がどうなるか期待しようではないか

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上州の風

Post by domo » 2008.Aug.11(Mon) 03:49

「ジーンズ博士!」

たった今到着したばかりのインディアナ・ジーンズ博士を俺は出迎えた。
博士は考古学が専門の大学の教授で、世界中の遺跡を探索しているらしい。

「博士ようこそ」
「世話になるよ、domo君」

博士はカウボーイハットをかぶり、愛用のムチとカバンを手にぶらさげ今回の戦闘に加わった。
といっても我々のように兵士として戦闘に参加するのではない。
では何の目的で博士はここにやってきたのか

実は今回の任務は我々兵士の中の極一部のものにしかその内容を明らかにしていない。
そのほとんどの兵士にはドイツ軍のものとなっているその村と城を奪い返すのだというふうに伝えてあり、もちろんその通り作戦は実行される。

だがその真の任務は城の中のどこかに隠されているある物である。

なんでも超古代文明が作ったとされるもので、現在の科学でも解明できないものであるという。

おおっと口の軽い読者の諸君にはこれ以上教えるわけにはいかない。

ま、それがなんだかはこの戦いに勝ったあとのお楽しみといこうではないか。


今回は前置きはこれぐらいにしておきます。

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エンプティーサマー

Post by domo » 2008.Aug.12(Tue) 03:01

今回のミッション及び全体図をお教えしておこう。
マップはかなり大き目だ。
だがこのマップ全体が戦場になるわけではない。

主戦場となるのが下図にある写真の水色の円の枠内であり、この枠外で戦闘が行われることはまずありえないであろう。
なのでひとまず我々米軍は3個中隊をこの円の外側に配置してある。

3個中隊!
domo戦記の熱心な読者であれば、これがどれほど大きい戦闘になるか想像がつくであろう。
もちろん現在配置されている部隊以外にも増援部隊が随時と送り込まれることになっているため部隊の数はさらに増えることになるだろう。

その3個中隊に取り囲まれるようにある水色の円の中にはさらに赤色の円があるのがおわかりであろう。
この円の中には中世の時代に建てられた城とその周りを城壁が取り囲んでいる。
この城の周りは断崖の絶壁で造られ、さらには城の後ろは川がながれており、まさに要塞のごとくそびえたっている。
この城の中に今回の極秘ミッションである、ある物があるという。


「ジーンズ博士、あれはなんという城なんですか?」
若い兵士がりんごをかじっている博士に向かってそう尋ねた。

「あれか?あれはノルシュバーンシュタイン城というんだ」
「たしかドイツにノイシュバーンシュタイン城という有名な城がありますが、それとは違うんですか?」

「よく知ってるな、ノイシュバーンシュタイン城は有名な城だからな。だけどこいつは名前はよく似てるが、ノルというやつが作ったからノルシュバーンシュタインと言われているそうだ」
(実際はありませんよ!ノルシュバーンシュタイン城は!)

博士の話はさらに続いた。
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ガッタ山形

Post by domo » 2008.Aug.14(Thu) 13:11

「集合!!」
突然、号令がかかった。

これから今回のミッションについての最終確認が行われるのだ。

俺はコーヒーの入ったコーヒーカップを持ちそのまま司令室に向かった。

すでに第1中隊中隊長、第2中隊中隊長、第3中隊中隊長など今回の戦闘に参加する各指揮官が集合していた。

「諸君、では始めよう!」

作戦の全貌は皆さんにお話するわけにはいかないが、それでは気の短い読者の方々がお怒りであろうから簡単にお話しておく。

まずバルビン大尉の第1中隊は城の手前にある村を左から攻撃開始する。
中隊司令部×1
Recon×3
ライフル小隊(小隊長と3分隊、バズーカ隊、重機関銃隊)×3
工兵隊×1
60㎜迫撃砲×3(弾薬付)
M4A1シャーマン×4
M4 105㎜砲シャーマン×1


次にダブス大尉の第2中隊は村の正面から攻撃
Recon×3
ライフル小隊×3
工兵隊×1
60㎜迫撃砲×3(弾薬付)
M4A3シャーマン×4


そしてエリス大尉の第3中隊は村の右側にある鉄道施設、及び線路を確保
Recon×3
ライフル小隊×3
工兵隊×1
M5A1スチュアート×4


これらの3つの中隊は城の正面からの攻撃となるわけだが、あくまでもこれは陽動作戦にすぎない。というのは敵に正面からの攻撃と見せかけておき、レンジャー部隊が城の背後の川から城の崖を登り城に侵入することになっているのだ。
もちろん断崖になっている崖を登るのは容易なことではない。だが士気の高いレンジャー部隊ならば必ずや成し遂げてくれるであろう。

偵察隊からの報告や村人の話では、ドイツ軍の駐屯部隊はいるものの戦力は手薄であるとの報告が入っている。

ドイツ軍もこんな小さな村にこれだけの部隊が攻め込むなどとは想像していないことであろう。
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これが悪魔城とも呼ばれるノルシュバーンシュタイン城、通称「ノル城」だ。周囲は断崖で通ずる道は一本のみである。
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バチバチ千葉千葉

Post by domo » 2008.Aug.15(Fri) 07:31

THE CASTLE」H2H fr
AMERICA advance vs GERMANY defend
1944.11
イタリアのとある村
25ターン


作戦参謀長から今回の作戦に関するブリーフィングが行われた。
「以上だ!解散」

いつもと同じだった。
特に変わった事が言われるわけでもなかった。

(そうか・・中隊長でさえも今回の作戦の本当の目的を知らされてないんだ・・)

各中隊長がそれぞれの中隊に戻っていった。

俺は遅い昼食をとろうと司令室をでたそのときだった。

無数のカラスが司令部の上空を飛び去っていくのが見えた。

それはまるで我々の作戦会議を一部始終見ていたかのようだった。

(気のせいだろ・・)


俺は食堂へ向かった。
席につき食事をしようとしたとき、後ろから声をかけられた。

「君は迷信を信じるか?」
ジーンズ博士だった。

「迷信ですか?」
ちょっと考えたが、自分でもよくわからなかった。

「博士は?」
俺は博士に尋ねた。

「信じようとは思わないがね、この世には不可思議なことがいくつもある」
博士はそう答えた。

「あの城には何かあるということですか?」

「ふふふ」

博士は含み笑いを浮かべそのまま立ち去っていった。


(ところでJMAさん、お元気ですかぁ)

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すこぶるブルー東京

Post by domo » 2008.Aug.18(Mon) 05:02

それでは今回のゲーム上での設定を書いておこう。

まずVHは全部で21個
振り分けは城に6個、村に9個、鉄道施設に6個となっている。

勝利条件はdomoルールを適用する。
米軍はゲーム終了時に城にある6つの全てのVHと、それ以外の15個のVHのうち3分の2以上、即ち11個以上を確保していれば勝利。
それ以外はドイツ軍の勝利となる。
なお、15個のうちの11個を確保できても城のVHを全て確保できなければ勝利にはならない。


PREFERENCESのほうも見てみう。
SEARCHING は60%(H2Hはこれが共通設定)
あとは全部100%のまま

OP FIRE(臨機射撃)はオフ (最近オフでやることが多い。SPMBTをやっていて臨機射撃オフでもいいんじゃないかと思えるようになった。またこれをやるとゲーム時間がものすごく短縮するのと、面倒くささがだいぶ減ります)

C&Cはオフ 

こんなところです。
これとは関係ない話ですが、ゲームをやっていて歩兵がちょっとやられすぎじゃないかとと思われた方はおられませんか。
実際に戦場を経験されている方がいらっしゃれば是非ご意見をお聞きしたいんですが(ハイ、ほとんどの方は妄想が趣味でして、自分なりの戦場を脳内に思い浮かべてはシコシコやっているのです)、いくらなんでも歩兵死にすぎだろうと思っている人は多いと思います。
そんなことでお悩みの貴兄!
いいですか!
Casualtyは死傷者数ですぞ!
死者の数ではなく、戦闘に参加できないほどに負傷した兵士の数も入っているということなのだ!
なので兵士の数が減ったとしても全て死亡したわけではないということなのだ。

というふうに脳内で補完するのもいいでしょう。
だが、世界は広い!
PREFERENNCESのINF TOUGHNESSを150%にするという人までいるのです。

面白いですね、こういう発想は
日本人だとそれはいいとかだめとかすぐに言いそうだけど、人生もゲームも面白ければいいじゃないですか
ねえ、もっと楽しみましょうよ

あれ・・
なにか愚痴っぽくなってる
それは多分、16日に誕生日を迎え一瞬自分の年に気がついたからかもしれない・・
Last edited by domo on 2008.Sep.26(Fri) 02:44, edited 2 times in total.

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ヘルシー音頭

Post by domo » 2008.Aug.19(Tue) 01:56

《1ターン》

「domo君、君と同行することにしたよ」
「!」

ジーンズ博士がそう言い出したのだ。
博士は国のどこかの機関の命令で動いているので一兵士が博士に対して何も言うことができない。

「急にいわれてもなぁ・・」

俺は知恵を絞り、司令部の側にいる2名のFOユニットの名前をdomoに書き換えた。
これで俺は博士と2人で行動することができるようになった。

「ふぅ・・全く手間のかかる人だな」

博士の方を振り向くと、博士は全く気にせずにトマトをかじっていた。


「よし、始めるか」

前線の3つの中隊と連絡を取ろうとしたそのときだった。

「domo君、いくぞ」
「?」

また博士がポツリと俺に言った。
「(行くということは前線に行くということなのか・・)」

今、俺たちの位置は後方のAO司令部の横にいる。
もちろんそれは司令部が戦闘に巻き込まれないためだが、ここから前線に行くには歩いていけば相当時間がかかる。

「(それでもいくのか・・)」

と、思ったとき、博士がまた俺に言った。
「domo君、ジープはどこだ?」

「(はぁ?あのくそじじい、ジープだとぉ)」

司令部にはジープなどなかった。
仕方がないので前線の迫撃砲陣地に配置してあるジープを大至急、司令部まで持ってくるように無線で要求した。

「(こりゃ、大した荷物を背負いしょっちまった)」

後悔したときは既に遅かった。

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Post by domo » 2008.Aug.19(Tue) 13:11

ようやく作戦開始だ。

第1、2、3中隊はそれぞれ指示通り作戦を開始することになっている。

なお、皆さんにもあらかじめお伝えしておかなければならないことがある。
それはこの作戦が終了次第、3つの中隊は本土に帰国することになっているのである。
それも一時帰国ではなく、二度戦地に赴かなくてもいいと軍上層部からの御達しさえもあったのだ。
「本当かよ?」と疑う兵士もいたが、クリスマスを愛する家族や恋人と過すことは誰もが夢だと思っていたので、それだけ期待が高まった。

それは兵士のみならず、第1中隊の中隊長バルビン大尉も同様だった。

「さあ早いとこ片付けちまおうぜ」
大尉も気持ちが高ぶっていた。

先頭の偵察隊が前進を始める。
3隊の偵察隊はお互いに左右に120〜150mの間隔を保ちながら畑の中を進んでいる。
バルビン大尉は偵察隊に目をやっていたが、すぐに偵察隊は畑の中で見えなくなった。

「視界が悪いな」
まだ朝ということもあるが、空には分厚い雲が覆っており、今にも雨が降りそうだった。
そのため視界が16となっている。

「よし、行くぞ」

第1中隊の3つの小隊もそれぞれ前進を開始する。

戦場には兵士の歩く足音だけがこだました。

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へその下のプニョ

Post by domo » 2008.Aug.20(Wed) 03:56

第2中隊を率いるダブス大尉は大のヤンキースファンだった。
もちろん野球も上手く、実際にあるメジャーの球団からスカウトされたことがあるらしい。

だが大尉はどこの球団からスカウトを受けたのかこれまで誰にも明かしたことがない。
そのため中隊の間では大尉がスカウトを受けた球団がどこだったか賭けが始まっているのだ。

「大尉、どうです?いい加減教えてくださいよ」
オルセン小隊長は作戦開始前にも大尉に尋ねた。

「まだだ、それよりもう少し掛け金をあげてくれないか」


その第2中隊も偵察隊がそれぞれ前進する。
行く手のすぐ手前には舗装された道路とそれに沿って線路が走っている。
そして線路と道路は高さ5の小高い土手の上にある。

そのため土手を登らなければ向こう側が見えない。
もし敵が潜伏するとしたら、この土手の向こう側は格好の隠れ場となる。

ダブス大尉もそのことは十分わかっていた。
作戦開始のときはいつもそうだ。
あらゆることを想定し、その対処を考えておかなければならない。

だが実際に敵に遭遇し戦闘が始まれば、その通りにいかないことばかりなのだが。

そのときだった。
突然、静寂を破り銃声が響いた。

「どうした!!」
「ドイツ兵です」

どうやら予想していたことが的中した。
土手の向こう側にドイツ兵の見張りがいたのだ。

ここは村の正面であり、しかも村に通じる唯一の道路までもがある。
ここに敵がいないことがおかしい。

「始まったな」

大尉の表情が急に厳しくなった。

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Post by domo » 2008.Aug.20(Wed) 16:52

第3中隊ではこの作戦開始前に急遽、中隊長の交代があった。
本来、エリス大尉が作戦指揮を執る予定であった。
しかし師団からの任命書と酒瓶を片手にやってきた男にこの中隊は任されることになった。

どこから来たのか、どういう人物なのか、詳しくはわからない。
見た目はどこから見ても酔っ払いのようにしか見えなかった。

「大丈夫なのか・・この男は・・」

A0司令部では皆揃ってそのようにささやいたが、作戦直前ということもあり、誰もこの男の素性にかまう者はいなかった。

「大尉、早速中隊に向かってくれ」
そう言われた新任の大尉は第3中隊に急行した。


「大尉、ようこそ第3中隊へ」
そういい出迎えたのは中隊司令部の隊員であった。

「よろしく頼むよ。私の名はシュガーだ」
シュガーという名前を聞き、一人の兵士は笑いをこらえ切れなく噴き出した。

「大尉、念のためにお聞きしますが」
「ああ、なにか?」
「その名前は本名ですか?」
「ああ、これか。本名といえば本名だが」

だが事実は、シュガーというのは本名ではなかった。
本名は○○というらしいが、それを英語で訳したのだ。

「わかりゃしないだろう」
もちろん第3中隊の兵士は誰も気がついていない。
だがdomo戦記の熱心な読者の方々ならば、もうすでにピーンときているにちがいない。

シュガー大尉は第3中隊の小隊長たちと挨拶を済ませ、中隊の所属である戦車部隊と何やら話しをしていた。

そして話が終わったかと思うと、

「この戦車から指揮を執ることにする。あとは任せる」

と言い放ち、戦車に酒をしこたま積み込みそのまま戦車に乗り込んだ。

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Post by domo » 2008.Aug.21(Thu) 09:32

結局、最初のターンで会敵したのは先ほども述べた第2中隊の偵察隊のみであった。

Situation 1「偵察隊が敵の偵察隊を発見した」

SPWAWを毎日だらだらとおやりになっておられる皆様はこういうときどうするであろうか。

普段、AI相手に何気なくやっていたり、大部隊を操作したりすると、こんなことまで神経をすり減らしたりはしないのかもしれない。

だがSPWAWというゲームではあなたは一人の指揮官であるということを忘れてはいけない。
と入っても戦線後方の砲弾の飛んでくる恐れのない司令部で、決して汚れることのない軍服を着て毎日メタボになった腹をさすり禿かかった頭を撫でているような指揮官ではない。
(個人的にはA0司令部の存在というものは無視してもいいと思っている)

貴官は最前線で小隊を率いる小隊長であり、分隊を率いる分隊長としての指揮官であるということなのだ。

(だが指揮官(部隊長)のみが独立したユニットとして存在しているわけではないので、当然指揮官一人の死という概念がなく、そのため優秀な指揮官の存在が与える影響がどれほどのものかはわかりにくい)
(もちろん各部隊には士気値・経験値というものがあるが、これはその部隊長のものではなく、その部隊そのものの値であり、部隊が全滅しない限り士気も経験値も落ちないのは納得がいかないが、フリーソフトにそこまで要求もできないよね)

指揮官として戦場での戦況を時おり俯瞰で見るということは大切なことである。
自分の人生を俯瞰することは難しいことだが、このゲームにおいてはそんなに苦労することではない。
なぜなら我々が見ている戦場は常に上からであり、即ちこれが俯瞰の位置なのだからだ。


そのような作戦級ゲームのように俯瞰の位置から戦場を眺め、相手の先を読むような楽しみで楽しんでおられるプレーヤーもいることだろう。
(実際、PBEMのような対戦だと時間的制限がないので、一杯飲みながら画面を見つめ自分は名参謀になったつもりのフェチな方もおられる)

だがっ!

いつしか俯瞰で見る癖がついてしまい、今日の勝利がどれだけ見方の犠牲があったことに何も感じなくなった貴官!!

昇進の二文字に目がくらんではいないだろうか

勝利とは何か!!


勝利とは見方の兵士に一人の犠牲者も出さずに成されたときにいうべき言葉だとどこかで誰かが言ったのを読んだことがある。(どこで読んだか全く思い出せない)

初めからある程度の犠牲を計算にいれて作戦をたてるような指揮官が部下から尊敬されようか。

声を大にしていいたい。

そんなあなた早くお辞めなさい


続く

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Post by domo » 2008.Aug.22(Fri) 15:55

だいぶ脱線してしまった。
なんの話をしてたんだろう・・
ああ、そうそうそうでした。

「偵察隊が敵の偵察隊を発見した」場合、あなたならどうするか?ということでした。

Recon(偵察隊)は必ずといっていいほど必要不可欠な部隊である。
(偵察のほかに斥候という言葉もあるけど、これって難しい言葉だなあ。よく意味がわからん)

この偵察部隊には特別にRecon属性がついているため、ほかの歩兵部隊よりも数段目が利くということはご存知のとおりだ。
すなわち目が利くということは敵を発見しやすいということである。
(こういうことを聞くと僕は、一体どういう訓練を受ければ、敵を発見しやすくなるのだろうかということに関心がいく)

偵察兵といっても一般のライフル兵が任されるんでしょ・・

あるいは偵察兵とライフル兵とは訓練課程からして異なるんだろうか・・

だとしたら偵察兵になった途端、なんでそんなに目がよくなるのさ・・

(編集部:このままdomo氏の話はとりとめもなくどんどん脱線し、下ネタになってしまいましたので、この部分は編集しました)


偵察隊が敵発見した!
しかし偵察隊は、隊員も4名ほどで、その上必要最低限な装備で行動するため、当然武器も軽装備だ。(米軍はライフルと手榴弾数発)
しかも敵との距離が3へクスだ。

さあ、へっぽこ指揮官である君ならこの偵察隊にどういう指示を出すか。
① 攻撃!
② 待機!
③ 後退!
④ ゲームをやめる

考えるまでもなかろう。
④と答えた方はついでにspwawをアンインストールしてしまおう。
そうすればきっと幸せな気分に浸れるにちがいない。
そしてそのままぶらりと旅にでるなんてのも素晴らしい。

いないとは思うが①~③と答えた方がおられれば一言だけ言っておこう。

そこのあなた早くお辞めんなさい
Last edited by domo on 2009.Aug.13(Thu) 21:41, edited 1 time in total.

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Post by domo » 2008.Aug.24(Sun) 12:26

『2ターン』

雑談ばかりで進まない。
先を急ぐことにしよう。
その前に「先ほど発見したドイツ軍の偵察隊はどうしたのか」と既に怒り心頭の読者がおられるようなので一応触れておく。

シャーマン戦車の主砲を2、3発ぶっ放しておきました。 :D


第1中隊も敵に見つかった。
見つかったのか見つけたのかどちらなのかよくわからないが。
それでも見えているのはドイツ軍の偵察部隊である。
攻撃力は大したことはないが、In Coverの状態で攻撃してくる。

だがここでは戦車はうかつに前に出せない。
と言うのも第1中隊はそのほとんどの部隊が広大な畑(Field地形を畑とする)の中を進んでおり、この畑は視界が2へクスしか利かない。
もし下手に戦車で敵の偵察隊狩りをしようものなら、いきなり近接強襲を受ける恐れがあるのだ。
序盤に近接強襲で戦車を失うことはできるだけ避けなければならない。
なぜなら近接強襲によって戦車を失うことで受ける精神的ダメージはプレーヤーにとって相当なものだからだ。
(ソ連軍でやるときは例外だが)
(それとは逆にやっつけた側のモチベーションは大幅アップするだろう)

だがこの偵察隊は無視できない。
偵察隊は目であると言ったが、それは敵の偵察隊も同じである。
なので見つけ次第殲滅させることが望ましい。

銃撃戦が始まった。

「SHIT !!」

バルビン大尉はそういい感情をあらわにした。
それは敵の偵察隊との交戦で予想していない損害がでたためだ。
わずか敵の2つの偵察部隊に、こちらの偵察隊2名とQ小隊3名の死傷者がでた。

「何やってるんだ!」

そう言い放ち気の短いバルビン大尉は戦車に攻撃を命令し、なんとか敵を排除した。
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第1中隊の攻撃目標。R1が主目標、R2に向けての部隊派遣は第2中隊との連携がからんでくる。
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Post by domo » 2008.Aug.25(Mon) 10:33

一方、第2中隊の方は線路と道路がある小高い土手を超えて向こう側を先ほど敵の偵察隊がいた周辺を探索したが、敵の姿はなかった。
これを見て他のライフル部隊が一気にこの土手を越えていく。

「道路上で立ち止まるなよ」

誰もが道路や線路上で移動を終えたくはない。
もしそんなところで移動を終えたら、身を隠すものは何もないため敵の攻撃を受ければ蜂の巣にされてしまう。

なので移動はできるだけ一気に向こう側にいける移動力がある部隊だけにする。

「静かすぎるな」

ダブス大尉はつぶやく。

「大尉、歓迎されてないんでしょう」
「そうかもな、招待状もなしに押しかけたのでは歓迎はされんな」

大尉は村に通じている一本の道路上を双眼鏡でくまなく覗いた。
だがそこはひっそりとしており人気を全く感じなかった。


第3中隊の面々もそれぞれ先を急いだ。
この中隊だけは鉄道施設の確保が目標であるが、VHのある駅周辺に着くにはもう少しかかりそうだ。

M5A1スチュアートに乗っているシュガー大尉のほうもすっかりできあがりつつあるようだ。

「大尉、どうです?乗り心地は?」

砲手のテリーが尋ねた。

「うむ。ちょっと狭いがこういうのには慣れてるんだ。イタリアのおんぼろ戦車なんか・・」
「WHAT?」
「気にするな。独り言だ」

そういいつつグイッと酒を飲み干した。
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第2中隊の進路。村に入る道路を確保したあと、村に入る。(画像が小さくてすいません。個人でアップできる容量の限界にきてます)
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