<おしらせ1>
またまた、いつの間にか掲示板がダウンしていたようですね。ログを見ると、およそ2年半ぶりの改修です。
この間、何度かメールでご要望があったようですが、この度ようやく重い腰を上げて掲示板を修復いたしました。
管理不行き届きで申し訳ありません。

<おしらせ2>
サイト管理を楽にするために体裁を変更しています。
本サイトのメインコンテンツであったSPWAWの解説記事は以下からアクセス可能です。
SPWAW解説記事一覧


<5分で調べたSPWAW界の近況>

びっくりしたことーその1「Depot リニューアル」
SPWAW界を長年牽引してきた世界最大のファンサイトSPWAW DEPOTが、昨年の4月に閉鎖、13年の歴史に幕を下ろしたようです。
と同時にDepotメンバーの一人 Falconさんが新たなサイトSPWAW DEPOTを立ち上げたようですね(笑)。
まあ、中心メンバーが入れ替わって、こじんまりした感はありますが、実質的にはリニューアルって感じですかね。
旧DEPOTの遺産は相続されているようで、今後ともがんばって欲しいところです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawdepot/

びっくりしたことーその2「砲撃要請画面ラグ解消」
マルチコアCPUが普及した頃でしょうか、ある程度以上のスペックのPCでは、砲撃要請画面で挙動がおかしくなる不具合がありましたね。
それが原因でSPWAWを離れた・・という方もおられたような記憶がありますが、どうやらこの不具合、ついに修正されたようです。
これもDEPOTメンバーのおかげみたいですね。Matrix Games 公認(というか黙認ですね)のもと 、本体ファイル MECH.EXE をいじることに成功したようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... -t277.html


というわけで、この機会にもう一度SPWAWをやってみようかな、と思われた方は次のリンクからダウンロードをどうぞ。
DEPOTで全てのファイルのホスティングも始めたようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... es-t6.html

BUDAPEST 1945 ~domo戦記外伝2

シナリオAARの投稿
JMA
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Post by JMA » 2008.May.22(Thu) 09:34

お久しぶりです^^
やっぱりご存知でしたか^^;
独兵が壊滅しちゃってるんでドイツ側は貴重ですよね〜。ソ連側は金銭的問題で貴重なんじゃないかと思うわけですが(根拠なしw)

空からの補給って独に多い気がします…ヒトラーおじさんが退却認めないってことが多々あったから?^^;

兵庫も世田谷も遠いなぁ。自分は行けませんね(´・ω・`

はい!頑張りますよ〜^^
といっても昨日今日と弱小国家を相手にしてますが…w
いやー独の初期戦車じゃソ連の装甲抜けないんですよねぇ。命中しても気の抜けた効果音ばかり…5cm砲だったかな?あれは。
ソ連に好かれているのかな

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SPWAWは糖質ゼロ

Post by domo » 2008.May.23(Fri) 00:53

《ドイツ軍の10ターン》

抑圧を下げることの他はやれることなし
移動可能になったパンター戦車を前進させて敵情をうかがったが、敵兵見当たらず。
これ以上前進させるのも恐いので引き返す。
そしてそろそろまた敵の攻撃機が飛来してきそうなので、装甲車とパンターを同じ場所に留まらせないようにする。

それにしても兵士の数が減ったものだ。

こんなんでソ連軍の精鋭部隊を撃退できるのだろうか
こちらはほとんどの分隊が5〜8名しかいない。



《ソ連軍の10ターン》

「工場内に敵!!」

再び敵歩兵が工場の中から現れた。
直ちに応戦する。

手榴弾が炸裂し敵を撃退する。

だがこのあとパンター戦車に悲劇が訪れることを誰が予測できたであろう。
もちろん細心の注意をしていた。
工場の中からも歩兵がパンター戦車と共に見張っていた。
なのにもかかわらず敵の歩兵に接近を許してしまったのだ。

敵のSMG部隊は側面から回り込んだ。
そしてモロトフカクテルにとってかわったRPG-43 という歩兵用対戦車戦火気を使ってきた。

「DOGOOOON」

「WHAT!!」

こちらが反撃する間もなかった。

パンター戦車が爆発炎上した。

「SHIT !!」
「FUCK !!」
「BITCH !!」


これまで大活躍を見せていたミッテルベルグ中尉のパンター車がやられた。
だがこちらがひるんだ隙に敵は攻撃を仕掛けてくる。

北東から現れた2台の戦車がⅣ号戦車の視界に入った。

「敵、戦車接近!」
戦車長のムセール少尉を潜望鏡から覗き込む。

1台はT34/76だ。
もう1台は・・・・IS-2(M)だった

「でけえ」
実際そんなに巨体ではなかったが122㎜砲を持っていることと、Ⅳ号戦車に乗っているため余計に大きく見えたかもしれない。

ムセール少尉はつばを飲み込んだ。

「砲手!頼んだぞ」
外したら確実にやられる。

幸い歩兵を同伴していない。
そのためこちらが先制攻撃できる確率が高い。
続けさまに2発を命中させることができれば勝算はあるかもしれない。

「FIRE!!!」
(このごろはFIREよりも糖質ゼロのワンダを飲んでます。だけどこれって何で甘いんだろう)
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IS-2(M) 122
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Post by domo » 2008.May.24(Sat) 01:15

Ⅳ号の放った最初の一発は正確にT34/76を捉えた。
一瞬の間をおくことなくT34は爆発炎上した。

「よし!その調子だ」

すかさず次弾を装填する。
IS-2は撃ってこない

「FIRE !!」

閃光がIS-2に向かって走っていった。

「GUWAAN」

Ⅳ号戦車の75mm砲弾がIS-2に当たったが跳ね返されてしまった。

「くそっ」

「装填急げ!やられるぞ」

ムセール戦車長は叫びながらもスコープからは目を放さず敵戦車を見続けている。

「BUAAAMM」

とそのとき、IS-2の122?砲がものすごい轟音を伴って発射された。
(この効果音はなんかホントに当たったら痛そうで怖い)

外れた
次はこちらの番だ。

「撃て!」

だがこちらも外す。

「砲手!おちけつ!」

このあとIS-2も外し、共に2発づつ仲良く外した。
こんなことだってあり得るのだ。
性能が問題なのではない。
それを扱うのは人間なのだから。

次は工場の中にT34/85が突っ込んできた。
そしてパンツァーシュレッケ隊が壊滅
だがこいつはギリギリで歩兵がパンウァーファーストで仕留めた。

厳しいターンとなった。
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spwawはスパゲティでいえばぺペロンチーノ

Post by domo » 2008.May.25(Sun) 11:01

10ターンまでのドイツ軍の損害状況

総兵士数:350名
死傷者数:172名(49%)

壊滅した部隊
MG42隊×6、パンツァーシュレッケ隊×2、パンツァーファースト100隊×2、ライフル兵分隊×2、SSライフル兵分隊×5、88㎜対戦車砲×1、パンター戦車×1

放棄している部隊
Ⅳ号戦車、88㎜対戦車砲、75mm対戦車砲


死傷者が50%になった。読者の方々の中には「なんだ、まだ半分残っているのかつまらん」とお嘆きの貴兄がおられると思うが、残存兵力の中には迫撃砲、高射砲、放棄した乗員などの人員も含まれているため実質、歩兵部隊など敵と相対して戦う部隊になるとこれは絶望的に少ない。

こんな状況下で戦っているのだ。
ましてプレーヤー自身が少しでもやる気をなくせば、いつでも即終了という段階にまできている。

どうすればいいのか

こんなときは・・

こんなときに・・・

ランボーのような兵士がいれば・・

はっ!もしや!

ランボーⅣが始まったではないか!!

ようし!ランボーⅣを見に行こう!!
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朝食はフレークとSPWAW

Post by domo » 2008.May.26(Mon) 08:40

《ドイツ軍の11ターン》
Ⅳ号戦車の砲手ラスには自信があった。
命中率96%が表示されている。

「外すわけがない」

唯一不安があるとすれば砲弾の入射角であった。
それはIS-2の左斜め45度、IS-2から見て10時の角度である。
なので戦車としては一番砲弾を跳ね返しやすい角度でもあり、狙う立場からはこの角度はピンポイントの射撃が要求される。

1発目
命中した。
だがやはり貫通どころかダメージさえも与えることができない。
すかさずIS-2が射撃をしてきた。

だがこれは外れる。
これでIS-2は合計3発を放ったが、これが全て目標物であるⅣ号戦車を外した。
これはやはり砲手の腕かまたはどこかに問題があるに違いない。
これで精神的に優位にたった。

今度は砲塔と車体の隙間を狙う。

「DOGAAAAM」

IS-2から火柱が上がった。
砲手のラスはやれやれといった表情で一息ついた。

北からソ連軍の増援部隊が続々と押し寄せている。
先ほど駆けつけたSPW 251/1CのMG34がこののろのろと歩いている敵歩兵に火を噴く。
工場内に侵入してきた敵を撃退する。
そして120㎜迫撃砲を照準した。

まだまだやれるぞ
ドイツ軍は持ち前のねばり強さを発揮し始めていた。
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盛岡で冷麺とSPWAWはいかが?

Post by domo » 2008.May.28(Wed) 00:16

《ソ連軍の11ターン》

工場に向かって前進するソ連軍の増援部隊が北と南から確認された。
そこには懲罰大隊の姿も混じっている。

これが最後の山場になるに違いない。
報告を受け司令部ではそう判断した。

またしてもT34/85が現れた。

「一体どれくらいいるのか」
「この戦闘になってどれだけの戦車を撃破したんだ」

南から侵入してきたT34/85は歩兵のパンツァーファーストで撃破した。
相変わらず南の部隊は頑強に守り通している。

しかし工場の北からもう1台のT34/85が侵入してきた。
すぐさま歩兵が対戦車地雷を持って戦車に駆け込んだ。

「DOOOM」
「だめだ!まだ生きている」

決死の戦闘が続けられる。

歩兵の必死の奮闘に語る言葉が見つからない。
いやこんな薄っぺらい言葉ではなにを語ってよいのかわからない

あと少しだ・・持ちこたえてくれ

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パセリとバジルとSPWAW

Post by domo » 2008.May.29(Thu) 01:13

《12ターン》

工場に援軍が駆けつけてきた。
ハンガリー軍の工兵分隊だ
地下道を通ってやってきた。
だが彼らの目の前にはT34/85が1台いるではないか!
休む間もなくT34への攻撃が行われる。

「撃破!!」

だが今度は彼らの上に無情にも迫撃砲が降ってきた。
120㎜迫撃砲により徹底的に痛みつけらたところへ敵歩兵がやってくる。

「うわぁー」
「やばい!」

こちらの反撃も部隊の人数が少なすぎて、敵にダメージを与え後退させることができないのだ。

胃がキューとひきしまった。
思わず逃げ出したくなっている自分がいる。
この戦場から・・この地獄から

だが兵士の一人一人はそれでも戦い続けている。

「いかん!この俺がこんなことでは」

ソ連軍のごり押しにより工場左のVH付近はポッカリと穴が開いてしまった。
もちろんここのVHはソ連軍のものになってしまっている。

絶対絶命だ
司令部でも武器を手に取るようにと指示がでた。

(戦闘の激化によりこれ以上、死傷者の数を報告できなくなってしまいました。
ご了承ください)
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工場左の状況。8つのVHのうち4つはソ連軍のものになった。〇印はドイツ軍のVH
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ボンゴレビアンゴとSPWAW

Post by domo » 2008.May.31(Sat) 09:02

《13〜14ターン》

13ターンと14ターンに奇妙な出来事が起こった。
負傷した兵士たちが集まり分隊を作ったのである。
(もちろんゲームではこんなことは起こりません。これはあくまでも最初からこうなっていることです)
戦闘中、負傷した兵士は随時、工場の中央にある部屋に運ばれてきた。
そして応急の処置が施され、軽症者や、まだ動ける者を中心として5名づつの負傷兵で部隊が新たに作られた。

彼らは負傷兵さえしているが、戦闘能力はほとんど失われていない。
ただし携帯している火気は手榴弾、パンツァーファースト、短機関銃などの射程の短いものしか持ち合わせていない。
これは彼らの移動力と非常時での戦闘に備えるということによるものだ。
(負傷兵の移動力は1であるが、移動力が1の場合はどんな地形でも必ず1へクスは移動可能)
(ちなみにバージョン8.403やエンハンスドでも「Wounded」(負傷兵)という部隊は存在するがH2HではこのWoundedは存在しないためつくりますた)
(負傷兵のハンディは移動力が1と士気値が低いこと)

「なんということだ・・」
「この緊急事態に負傷した者までが再び前線に向かうとは・・」

だが敵の攻撃は次第に勢いを増すばかりであった。
というのはソ連軍の増援部隊は再び工場の四方を取り囲むように前進してきているのである。

工場の中でまたしても轟音が響き渡った。
SSライフル部隊がT34/85を撃破したためだ。

そしてT-70がまた南から現れた。
それをパンターの75mm砲が一発でしとめる。

北東から現れたSU-85は75mm砲が葬った。

問題は工場左のVHだった。
懲罰大体の小隊は地雷を踏み越えてやってきた。
もう持ちこたえられそうにない。

全ての兵士がソ連軍の攻撃が止むことを願った。
もうそれしかVHを守る手段はなさそうに思えたからだ。

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ランボー4観て来ました。はっきり言いましょう。クソ映画です。

Post by domo » 2008.Jun.05(Thu) 15:25

《15ターン》
120㎜、81㎜迫撃砲の砲弾がなくなった。
だが彼らに休む暇はなかった。
迫撃砲は撃つことができないが、まだライフルと手榴弾がわずかに残っている。
砲兵隊たちはわかっていた。
そしてVH上に移動し、ここに侵入してくる敵に対して反撃する構えを見せた。

問題の工場左のVH、8つあるうちの4つが先ほどまでソ連軍に占領されていたが、このターン1つを奪い返した。
というもののソ連軍の部隊は相変わらずたくさんいるが、こちらの少人数の攻撃でも簡単に撃退できるようになってきている。

敵も相当傷ついてきているのだろう。

しかしついに手榴弾がなくなった部隊がでてきた。
これはこれまでどれだけこの部隊が善戦してきたかという証拠だ。
大体、一つの戦闘で分隊が保有する手榴弾を全て使い切るなどということはあまりお目にかからない。
使い切る前に壊滅ししまうことがほとんどである。
残りの第一武器のライフルと第二武器のMGでは隣接してきたソ連軍の歩兵部隊を撃退できない。
敵を撃退するには最低でも手榴弾は必要となってくる。

だが他の部隊もそろそろ手持ちの第三火気の手榴弾が残り2、3発というのが現状だ。

あとは13ターンと14ターンに駆けつけた負傷兵(1分隊が5名からなる)が持っているパンツァーファーストと手榴弾が頼みの綱となってきそうだ。

「もうすこしだ!頑張れ」

そう言いながら彼らは傷ついた体で左のVH目指して移動していった。
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ランボー4を観に来てた人はおっさんだらけでした

Post by domo » 2008.Jun.06(Fri) 15:48

《16ターン》
それは誰も予想していないことだった。
なので誰もが夢かと思った。
何が起こったのか?!

戦車が1台到着したのだ。
ブルムベアⅣ号突撃砲戦車だ
しかも敵陣真っ只中を切り裂いてやってきた。

「Heyboy ショーは終わっちまったのか?」
「まだのようですぜ!戦車長」
「ぎりぎりセーフってとこか」

戦車長のボゲールは少しでも早く到着しようと懸命な努力をしてきたが、なにぶんにも到着が遅れた。
それは部隊が途中で敵につかまり被害がでたからだった。
そのため他の戦車は全て途中で脱落し、残ったのは自分のブルムベア1台になってしまっていた。
しかも砲弾が残り数発になっている。

「最後の一発まで撃ちつくせ」
「了解!」

ブルムベアの150㎜砲が轟音と共に放たれた。
目標は工場に侵入しようとしている歩兵である。

「ZUGOOOON」
とてつもない地響きが工場の中にも伝わってきた。
150㎜榴弾を喰らい不死身な兵士など存在しない。
しかもこいつは周りにいる部隊も道連れにしていく。
瞬く間に敵の3分隊が散り散りになっていくのが見えた。

「すげえ」
戦車の1発の砲弾が見る見るとこちらの兵士の士気をあげた
そして息を吹き返す兵士たち。
「さあ!最後の戦いだ!」
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00258.jpg
好きですブルムベア。ブダペスト戦には実際に投入された
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梅雨前線とSPWAW前線は異状なし

Post by domo » 2008.Jun.08(Sun) 18:54

《17、18ターン》

ブルムベアの150㎜主砲が2発、3発と容赦なくソ連兵にぶち込まれる。
これまでの仕返しをするかのように轟音が快音にも聞こえる。

それを援護にした歩兵が工場左のVHに前進をした。
だが敵兵の姿はない。
ブルムベアの攻撃で工場に侵入しようとした敵歩兵の後続を遮断したのだ。

あとから残りのライフル部隊も続く。
これでこれまでソ連軍のものだった3つのVHを全て占領する。
まだ信じがたい出来事であったが、このときようやく勝利というものが現実になりかけていた。


南の方ではソ連軍の最後の突撃が無闇にも行われていた。
彼らももうわかっていることであろう。
自分たちには勝利はないということを。
だがコミュニストたちにとっては無慈悲にも退却してもまた死が待っているのだろう。
難航不落の工場の南の防御はついに破られなかった。

そして敵の司令部が姿を現した。
今まで姿が見えなかったのはおそらく終盤になって増援部隊と共に戦場に姿を現したからに違いない。
だが事態がこうなった以上、敵将も意を決したのだろうか。
こちらとてそれを逃すわけにはいかない。
こちらの攻撃にまだ反撃するだけの気力が残っているようだ。
だがそれもパンター戦車の視界に入ったとき、ソ連軍の指揮官はこの戦闘の終結を感じ取ったにちがいない。
そしてこの敗北を自らの命で償わなければならないことを悟っただろう。
パンターの75mm砲が司令部を直撃する。
逃げ惑うがパンターからの攻撃は止むことはない。
やがて司令部は消滅した。


全てが終わった。
「本当に終わったのか?」

兵士たちはまだ自分たちが生きていることが信じられなかった。
そしてこの戦いで勝利を収めようとは一体誰が想像できただろう。

安堵の表情を浮かべる兵士たちがタバコの火を分け合う
ふと幼い顔をした兵士がその中にいる。
彼ももう立派な一兵士になったのだ。


長い一日が終わった。

だが彼らにはもう明日が始まっているのであった。
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Post by JMA » 2008.Jun.09(Mon) 08:35

お疲れ様でしたー!
最後のブルムベアに惚れた :pirat

これを機に防衛線にも手をつけてみようかなぁ…でも苦手なんだよなぁゴニョゴニョ
ソ連に好かれているのかな

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セックスと嘘とspwaw

Post by domo » 2008.Jun.10(Tue) 12:48

― 後記 ―

戦場となった陶器工場は先ほどまで鳴り響いていた銃声や砲声が止み、しばしの平穏が訪れた。
負傷兵を移送し手当てを受けさせなければならないが、それも地下の通路に沿っての移動となった。
激闘を生き残った兵士たちは遅い食事の時間となった。


この場をお借りし今回の戦闘の結果をお伝えしておこう。

総兵士数:374名(増援部隊も全て含む)
死傷者数:219名(全体の59%)

最終的には死傷者の数が200名を超え全体でも約60%に達した。これが多いのか少ないのか我々には判断できない。ただこれだけの損害を出したにもかかわらず、ドイツ軍が確保しなければならない15個のVHを全て確保できたということは賞賛に値するものである。
その中でもⅣ号戦車のムセール中尉は獅子奮迅の活躍を見せた。
搭載していたHE弾の全てを撃ちつくし、キルマークを12もつけたのだ。
またレッツェルダー少尉のSSライフル分隊もキルマークを10つけていた。
一歩兵分隊のキルマークが10に達するなど今回初めて目にすることだが、それでも彼らは平然とやってのけた。
だがそのほかの部隊の活躍ぶりもこの戦記に書いてきたので読者の方々の脳裏に永遠に記憶されることだろう。

(後日、ソ連軍のこの戦闘での損害状況が明らかになったので、それも付け加えておこう。
ソ連軍の総兵士数:1090名、死傷者数:1012名、死傷率は93%!!である。
ものすごい数の死傷者に我々は唖然とした。と同時に我々はこんなに多くの敵と戦ったのかと思うと全身が震えた。しかもソ連軍は生き残った兵士の数が78名のみである。
このうちで砲兵部隊を除けば、前線で生き残った兵士は58名であるという)


ブダペスト攻防戦 ―
だが我々の善戦むなしく陶器工場のあるブダ地区はソ連軍に占領されてしまう。
そしてペスト地区も2月14日にソ連軍に占領されブダペストは陥落するのである。

占領されたブダペストではソ連兵による報復行為として徹底的に殺戮、強姦が行われたという。
Last edited by domo on 2009.Aug.13(Thu) 23:40, edited 1 time in total.

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ハァハァ…忙しーーーーー(´д`;

Post by JMA » 2008.Jun.12(Thu) 17:13

どーもー、なんやかんやと厄介事抱えてオタオタしているJMAであります。

374VS1090ですか!しかもソ連は戦死率がえらく高い…というかこの戦死率なら全滅ではなかろうか^^;
味方の戦死者が59%なら総数的に大勝利かと。しかもVHは確保してるし完膚なきまでの圧勝ですよ。 :wink:

見てたの自分だけではないと思いますよ^^
表示数が3800超してますが自分が見たのは確実に2桁w
きっと隠れ指揮官が見ていたのだと思う^^

いやいやいや…5cm砲なんてもう何のためにあるのかと悶々と悩んでますよorz
敵がディフェンスならともかく動かれると打ち込んだってたいして変わんない :roll: (特にソ連)
蟻の大群に針を刺してる気分になる :porc
対ソ連のディフェンスならロケット砲30門くらい配備して一掃してしまえと思う今日この頃(特にヴェルフラーメンで赤壁を再現)

5cmの硝煙の匂いがどんなかは知りませんが、音は確かに小さいw
ソ連に好かれているのかな

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カントリーマアムとspwaw

Post by domo » 2008.Jun.13(Fri) 15:02

― 後記2 ―
ブダペストの陥落まで戦い続けたdomo氏がその後どうなったのかを少し述べておこう。

陶器工場を退却した我々はドナウ川にかかる橋をドイツ軍が爆破する前に渡り、ペスト地区へと移った。
そのあと戦況が絶望的になったことを見て首都陥落の一足前に俺たちの生き残った部隊はブダペストを脱出した。
もちろんハンガリー兵士の中には市民を見捨てることはできないといい、残って戦うやつもいたため、脱出は志願するものだけで行われた。

すでにソ連軍に先回りされているかもしれない。
いつ追っ手が来るかもわからない。
何とかハンガリー西にあるドイツ軍陣地までたどり着けるか誰もが不安であった。

俺たちは西へと急いだ。
(首都を失ったハンガリー軍はその後もハンガリーの西にて終戦まで抵抗し続けた)


途中、小さな村に立ち寄った。
珍しくもそこで弁当屋を見つけた。
「ちょっと弁当でも買おう」
俺はそういって弁当屋に入った。

「こんちわ」
挨拶代わりに店の主人に声をかける。

だが主人からは何の返事もない。

「鮭弁当を2つください」
俺はそう言って金を払った。
そのとき主人の顔が目に入った。

白髪混じりの顔、以前どこかで会ったような気がした。
だがどこで会ったか思い出せない。

「どこかで会ったような・・・」
俺は小さくつぶやきながら、弁当を作っている主人を見た。
黙って弁当を作る主人の横には酒瓶が置かれている。

俺はその間、店内を見渡した。
店内の壁にはいくつかの写真が飾られていた。

俺はぼんやりとその写真を見つめた。
そこには「La Volpe師団」と書かれた勲章を付けた男たちが写っていた。
戦場の写真だ、その中でイタリアのおんぼろ戦車に乗っている真ん中の男はべろべろ酔っ酔っ払いながらもうれしそうにポーズをとっていた。

これは・・・主人なのか・・
べろべろに酔った男はこの店の主人のような気がした。
もしそうならば彼は元軍人でしかも相当戦場で名をはせたかのようだ。

「主人、これは主人ですか?」
俺は主人に尋ねた。
「昔のことだよ。今はこのようなただの飲んだくれさ」

そういってできた弁当を差し出した。
俺はお礼をいい店をでた。

「確かにどこかで会ったような気がするんだが・・」
気にはなったがなぜか聞けずじまいになった。

「誰だったか・・」

買ってきた弁当を川の土手で食べることにした。

「domo隊長、これをどうぞ」
若い兵士が俺に「おーいお茶」を差し出した。

「サンキュー」
俺はやつにもう一つの弁当を渡した。

鮭弁当は美味かった。
そしてやはり弁当は鮭弁に限ると思った。

弁当を食べ終えた俺たちは一服した。
時間がゆったりと過ぎていく。
つい昨日まで生死をかけて戦ったことを忘れさせてくれた。

「domo隊長、人の一生というのは何なんですかね」
若い兵士がぽつんとつぶやくように尋ねた。

二人ともぼんやりと川を見つめている。

「そうだなあ」

そういいながら俺たちの吐いたタバコの煙が気持ちよさそうに空に舞い上がっていった。


「この川の流れさ」

それを聞いた若い兵士はキツネに包まれたような表情をしている。

俺はそれが可笑しかった。

「それってどういうことですか?」

そう訊いてきたが
「さ、いくぞ。出発だ」
といい俺は立ち上がった。

そして俺たちは再び歩き続けた。

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