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Posted: 2007.Oct.30(Tue) 14:20
by domo
【10ターン】
ようやく10ターンだ。
気がつけば今回も長丁場の戦いになってしまっている。
早くジャングルから抜け出したい。

ただその一念でこのターンが始まる。
「はあ?・・・・」
部隊一覧表で見ると壊滅した歩兵部隊が3部隊増えていた。
「何が起こったんだ」
これまで壊滅した部隊はレコン部隊とバズーカ部隊の2部隊のみであったが、
ここにきて初めて歩兵部隊の損害を出してしまった。

これぐらいのことでと毎日spwawをやっている方は思われるかもしれないが、
米軍でプレイしている今回は人命尊重プレイでやっているため、これは痛すぎるダメージである。


怒りに震える手でリプレイボタンを押す。
「うう・・・ええ・・はぁぁぁぁ」
そこでこの戦い始まって最大の悲劇を目の当たりにする。


信じられないことに爆撃機が一度に2機も撃墜されたではないか。
老兵機のブンカー撃破のあと続けて3機が撃墜されたことになる。
これで空軍は全12機中3機を失い、そのほかにもダメージを受けた機があるため、もう飛べる機はあまり残っていないだろう。
空軍大佐に申し訳ない

そしてE小隊が日本軍の執拗な攻撃によりE0、E1分隊が壊滅した。
左に右に逃げ惑う兵士を敵の機関銃が追い討ちをかける。
兵士たちの悲鳴が聞こえてきそうだ。
かろうじて生き残ったE2分隊も6名となり、E小隊は壊滅といっていい。

これはどういうことか。
爆撃機に関して侵入ルートに問題があると判断した。
3機が撃ち落されたルートは対空砲火の激しいルートを通るからだ。

E小隊の方はゲーム終盤になると、部隊の人員数が減ったり、抑圧があがったり、後退するだけで一気に蒸発してしまうことがあるためそうなったのだろうか。

だがそんなことよりさらに深刻な事態が待ち受けていた。

日本軍が我々の後方から襲撃してきたのである。

続く

あなたと合体したい

Posted: 2007.Oct.31(Wed) 19:04
by domo
「少尉!敵歩兵です!!」
D小隊のD2分隊が臨戦態勢に入る。
「敵の数は?」
D小隊小隊長フランクリン少尉が叫ぶ。

「敵数約50名、1個小隊はいます!」
「な、なに!」

手薄になった右の飛行場のVHを狙って日本軍歩兵が攻めてきた。
恐れていた事態が起こった。
皆さんもご存知のように右の飛行場は既に全てのVHを確保していた。
主力のB0中隊長とC分隊は前方のVHを確保したあと進路を左にとっていた。
E小隊はほぼ壊滅。
したがって滑走路上にあるVHを守るのはD小隊のみである。
万が一のことを考えてD小隊をここに残したのはよかったが、D小隊ですら10名ほどの死傷者を出している。

「少尉、どうします?」
D2分隊のゲリナス軍曹が一応聞きに来た
「こまったのう」
禿げた頭をヘルメットの上からなでながらフランクリン少尉は困っている。
フランクリン少尉の悩みは自分のD小隊だけでここを死守しなければいけないこともあるが、海岸沿いにある日本軍のトーチカがまだ生きており、数ターン前にも砲煙の切れ目から射撃されている。
そのためD小隊はこのトーチカの視界に入らないように陣取ってはいたが、トーチカの脅威は依然として大きかった。

「こまったのう」
グリナス軍曹は全くしゃきっとしないこの小隊長がおかしくてならなかった。
「まあ適当にやりますか」
「そうだな、いつものように適当にやってくれ」

山井に代わって岩瀬

Posted: 2007.Nov.03(Sat) 19:26
by domo
【11〜12ターン】
涙、涙の中日ドラゴンズ53年ぶりの日本一で一人ビールかけをしたら風邪を引いてしまう。

その隙をついて日本軍も反撃にでる。
D2分隊の100m前方に日本兵が現れた。
グリナス軍曹には銃剣をかざし死をも恐れず突撃してくる日本兵の顔がはっきりと見えた。
「これがSAMURAIというやつか・・」

アメリカ兵が見た初めての侍であった。
玉砕という言葉はこの頃はまだなかったらしい。
なのでこれは玉砕ではない。

「おいおい、やばいぜ、あいつら目の色がちがうぞ」
D小隊は縦に陣を引いて構えたが、射撃命令はまだでていない。
しかし日本兵が顔の見える距離まで近づいたとき、誰かが発砲してしまった。
それを合図だと思ったのか次々と発砲する。
誰もが見えざる恐怖を感じていた。
するとトーチカからD小隊の位置がばれてしまい、機関銃が撃ち込まれる。
「ええい、もう知らんわ」
それ以降、両軍の激しい撃ち合いになった。

「はあはあ」
「どうなったんだ?」


spwawはゲームが終盤になるにつれて両軍入り乱れての激戦が繰り広げられる。
実際の戦闘ではここまで消耗しきって戦うことはまれであろうが、
ゲームには勝ち負けをかけて戦うものであるため致し方ない。

K2分隊のアンドリュー軍曹からの無線が途絶える。
他にも続々と部隊が壊滅していく。
部隊一覧表が真っ赤になっているではないか・・
これ以上の部隊が壊滅しては逆に敵にポイントを与えることになる。
どうしたらいい。
前進か撤退か・・


次回ついに最終回!!

どうもです

Posted: 2007.Nov.06(Tue) 05:37
by domo
【13〜最終ターン】
ジャングルの戦いもあと一息だ。
兵士の誰もが疲れていた。
戦いには慣れているつもりの俺でさえ、疲労しているのだから、若い兵士はなおさらだろう。

だが物語は最終局面を迎えようとしている。
これまでの戦況を説明しておく。

右の飛行場では前にも述べたとおり7つ全てのVHを確保している。
そして先ほどのターンの日本軍の斬り込み部隊(歩兵1個小隊)の攻撃はD小隊がなんとか退けた状況となっている。
だがD小隊の方も抑圧があがり、現在2分隊が戦闘不能に陥っていた。
これ以上の敵の攻撃がないことを祈るばかりだ。


問題は左の飛行場の方だ。
ここには全9つのVHがあるのだが、7つまでは確保した。
だが残りの2つ(17、36)(34、42)が難航している。

(17、36)のVHを取りにいった数部隊は次々とジャングルの中の敵の対空砲の水平射撃の餌食になった。
どうやら日本軍の対空砲数門はこの最後のVHを狙いにくる我々を待ち伏せしているようだ。
だが我々はその砲の位置すらつかめないでいる。
この滑走路上をあと4,5へクス前進できれば辿りつけるのだが。
果たしてこの滑走路を血で染めなければならないのだろうか。


もう一つのVH(34、42)でも敵の反撃はすさまじかった。
トーチカからの攻撃もさることながら、残存している敵歩兵がしぶとかった。
米軍の歩兵部隊があまりにも粘りなく壊滅していくのに対し、日本兵は最後の一兵まで実にしつこくよく戦ったのである。
日本軍の残り一兵の攻撃によってこちらの部隊が壊滅したりもした。
(実際にアメリカ兵の話ではニューギニアの日本軍は頑強でいくら撃っても抵抗するので鬼かと思ったが、比島では逃げてばかりだったそうだ)
VHの手前の塹壕で身を隠す兵士たちの士気が心配だ。


と、これが最終局面を迎える我々の現状である。

さてと、どうするか。
ゲーム的に考えれば、最後の最後まで動かせる部隊がある限り戦うことが望ましいだろう。

だが果たしてそれがよい選択なのだろうか。

では物量に物をいわせ、犠牲を覚悟の上で残りの2つのVHを確保しにいくとしよう。
しかし粘り強い日本軍の前に屍の山を築きVHを確保することになるだろう。
これは好ましい選択なのだろうか。
言い方を代えれば、VH確保によって得るポイントとVHを確保したことによって失った部隊のポイントに大差があるのだろうかと言うことである。

VHのポイントが500ポイントもあれば話は別だが、わずか150ポイントにすぎない。
これは米軍の歩兵分隊の6つ分である。
なのでVHを確保した代償として歩兵分隊が3つ壊滅したとすれば、得られるポイントは約70ポイントということになる。

それともう一つは、このシナリオを始める前にも書いたが、米軍でプレイするからには人命尊重主義でプレイするというのが前提となっている。
ここまで既に11の部隊を失っており(爆撃機は除く)、人命の損失がこれ以上増えることは決して望ましいものとは言えない。
これ以上の兵士の命を犠牲にして、VHを全て確保したとしてもそれは勝利に値するものなのか・・

「よし!ここは英断しよう!これ以上命を粗末にするな!!」

ということでプレイの方はこのまま米軍は残りの2つのVHを取りにいかずに、その場で戦線を維持という形でターンを進めていくことにする。
日本軍の反撃がなくて正直ホッとしたが、そのままゲームが終了する。



最終結果
米軍3106 : 日本軍970
米軍のMVでした。
てっきりドローだろうと本気で思っていたが、こんなに大差がつくとは思っていませんでした。
ポイント的には米軍が勝つには日本軍の3倍のポイントが必要なのですが、ぎりぎりですね。
やはり英断が功を奏したか。がははは
(いやほんとこういう戦術もあることを学びました)

いやあ、勝ててよかったよかった、うんうん。
あー勝利のコーヒーがまた美味いわ。


ええ?なんすか?

読者の目は誤魔化せないですか?

はい、仰せのとおりでございます。

もう勘弁しておくんなせい

ぐだぐだ人命尊重だとか英断だとかなんとか言ってきましたが、実はこれ以上プレイするのが嫌になっちまったわけなんです

とどのつまり日本軍の食料が底をついたように、あたしのやる気が底をついてしまったわけです。
この数日間、何度となく再開しようと戦闘画面とにらめっこしましたが、どーしてもやる気がでてこないどころか不治の病であるやりたくない病にかかっちまいましてね。


これはプロ野球選手が現役を続行するか否かで、気持ちが切れてしまったことで引退するのと同じほど深刻なものであるかもしれません。


そろそろdomo戦記を引退するときが来たのか・・・

引退

Posted: 2007.Nov.08(Thu) 18:07
by domo
全国全世界の約7人ぐらいの読者の皆様こんにちわ。

今年の1月から書き始めたdomo戦記も今回で8を数えるまでになりまして、この間というか今年一年と言ったほうがいいくらい、ものすごい続いたなあと今感じております。

これだけ毎日毎日続けられたのは、まさしく皆さまのお陰であることは言うまでもありません。

さて皆様からご愛顧いただいたこのdomo戦記なんですが、巷のガソリン・灯油の値上げに便乗しまして今回で完結することになりました。

皆様もうすうすお気付きでいらっしゃるでしょう。
こんなお便りを目にいたします。
「domoさんはお仕事は何をされているんですか」とか
「いつから仕事に戻られるんですか」と

なんともありがたいお言葉ではないでしょうか。
ハッと我に帰りました。
そうか!俺は仕事をするべきだったということに気付きました。

というのは冗談ですが、domo戦記完結というのは本当です。

またいつか復帰することがあるかもしれません。ニヤリ
(多分spwawのバージョンが9.5ぐらいになったら帰ってきましょう)

そのときお会いすることにいたしましょう。

それでは。

Posted: 2007.Nov.14(Wed) 18:53
by domo
怪情報

domo氏が最近なにやら慌ただしい。

というのも「LED ZEPPRIN」が今年一日限りで再結成されるということと関係があるらしい。
domo氏にとってLED ZEPPERINは人生そのものと言っても過言ではないらしく、
おじいちゃんになったジミーペイジやロバートプラントを見るには相当の勇気もいると言っている。

それにもまして中日ドラゴンズの日本一とアジアチャンピオンと、そんなこんなで盛り上がっている今最高潮を迎えているdomo氏の今後の動向に注目せよ。

Posted: 2007.Nov.17(Sat) 22:49
by domo
怪情報その2!!

日本の東北地方のある山中で「domo戦記外伝」が見つかる。

内容については不明

domo戦記の本伝とのつながりも不明

現在、詳しいことを調査中


続報を期待せず待て!!!