<おしらせ1>
またまた、いつの間にか掲示板がダウンしていたようですね。ログを見ると、およそ2年半ぶりの改修です。
この間、何度かメールでご要望があったようですが、この度ようやく重い腰を上げて掲示板を修復いたしました。
管理不行き届きで申し訳ありません。

<おしらせ2>
サイト管理を楽にするために体裁を変更しています。
本サイトのメインコンテンツであったSPWAWの解説記事は以下からアクセス可能です。
SPWAW解説記事一覧


<5分で調べたSPWAW界の近況>

びっくりしたことーその1「Depot リニューアル」
SPWAW界を長年牽引してきた世界最大のファンサイトSPWAW DEPOTが、昨年の4月に閉鎖、13年の歴史に幕を下ろしたようです。
と同時にDepotメンバーの一人 Falconさんが新たなサイトSPWAW DEPOTを立ち上げたようですね(笑)。
まあ、中心メンバーが入れ替わって、こじんまりした感はありますが、実質的にはリニューアルって感じですかね。
旧DEPOTの遺産は相続されているようで、今後ともがんばって欲しいところです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawdepot/

びっくりしたことーその2「砲撃要請画面ラグ解消」
マルチコアCPUが普及した頃でしょうか、ある程度以上のスペックのPCでは、砲撃要請画面で挙動がおかしくなる不具合がありましたね。
それが原因でSPWAWを離れた・・という方もおられたような記憶がありますが、どうやらこの不具合、ついに修正されたようです。
これもDEPOTメンバーのおかげみたいですね。Matrix Games 公認(というか黙認ですね)のもと 、本体ファイル MECH.EXE をいじることに成功したようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... -t277.html


というわけで、この機会にもう一度SPWAWをやってみようかな、と思われた方は次のリンクからダウンロードをどうぞ。
DEPOTで全てのファイルのホスティングも始めたようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... es-t6.html

Spearhead at Prohkorovha     ~domo戦記7.0

シナリオAARの投稿
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晴れ時々曇りはspwawと似ている

Post by domo » 2007.Jul.20(Fri) 09:58

〜ちょっと一息〜

domo戦記をお読みくださりありがとうございます。
基本的に毎日更新のdomo戦記でありますが、毎ターン毎ターンよくもそんなに書くネタがあるなと半ばあきれ返ってふんぞりかえってお読みの方々から、

「もうネタが尽きるころではないのですか」

というお便りをいただきます。
ご心配くださり誠にありがとうございます。

はい。
でもネタなんぞ考えて書いているわけじゃあないんですよ。
というよりこれを書こうとあらかじめ考えて書いたことなど一度もなく、いつもパパーと思いつくままに書いちゃって「ハイおしまい」って感じです。
(だから誤字が多いのか!)
それも毎回A4用紙で一枚までと決めておりますので、そんなに苦になりません。

まあ実際はゲームをしている時間よりも、画面上で「うう〜ん、どうしようか」とか「どこにいるんだ〜」とか、
とかく一般生活に何の役にもたたないような「神経を消耗」させる楽しみで楽しんでいる時間の方が長いような気がします。
ですからよく飛び出す擬音というか、汚い言葉は普通にそのときの感情が出たものと解釈して結構です。
はい。
その通りのことをゲームしながら言っておりますから。



そろそろ梅雨明けです。
もう明けているところもありますが、ここ関東(神奈川)はまだです(よね?)
梅雨が明ければ、多分また「ぶらり旅」に出てしまうと思われます。
(数年前まで夏休みがある職業でしたので、その癖が抜けない)
それまでにはdomo戦記7.0を終わらせなければ・・自信はないなあ。

どうなるんだろう。

〜息抜き終わり〜

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SPWAWをやめて旅に出よう

Post by domo » 2007.Jul.22(Sun) 13:09

【6ターン(その3)】
「テルナール軍曹、よくやった。引き続き貴隊は丘の左翼を制圧してくれ」
中隊長はテルナールにそう伝えた。
「軍曹、我々はVHに向かわなくてもいいということですかね」
砲手がテルナールに尋ねた。
「どうやらそのようだな」
残り2つのVHはドーラ小隊とワグナー小隊で行うということであろう。


そのドーラ小隊とワグナー小隊を見てみよう。
6ターン始めのリプレイでもすでに敵が我々を待ち伏せしていることがわかる。
我々が丘を登りVHを確保し、さらに前進しようとするところを狙い撃ちしようというのだ。

昨日の「ちょっと一息」の間、中隊長と俺とセイベルト(ワグナー小隊長の後釜)は集まり、打ち合わせをしたのだ。
ええ?何を話しあったか知りたいだと!
贅沢な!読者のくせに。
ええ?教えてくれないと仕事もゲームもできないだと!
ええい。どうしようもない奴らだ。

こういうことだ。
「敵ならばどこで待ち伏せをするか」ということだ。
我々のいる丘から敵がいる丘まで凹のようになっており、真ん中の低地には待ち伏せをするいい地形がなく、やはり隠れるには広い視野が確保できるところがいい。
と、すれば必然的に対峙する丘にいるのだろう。
だがここからその丘まではかなりの距離がある。
当然、敵は大口径の砲を持つ戦車だろう。
T34では20へクスを超える距離では当てることさえも難しい。
(ワグナー小隊長を狙ったのも85mm以上の砲であった)

そこで、
①VHをワグナー隊に任せ、ティーゲルとパンテルは後方から支援する。
②ティーゲルのみを後方支援にし、パンテルとワグナー隊でVHを確保する。
③後方支援などせず、潔く全軍がVHに突進する。
④ゲームなど辞めて、旅にでる。

(どう考えても④でしょう。それしかない。ねえ、そう思うでしょ♪)
だが俺のそんな妄想を、中隊長は完全に無視した。
① か②か。

どうする!
意見がまとまらなかった。

こんなときは・・・そうだ!!
あれしかない!!
俺は引き出しからゴソゴソとサイコロを取り出した。
そう。かつてのボードゲームは全てこのサイコロのでる目によって行われた。
懐かしい対面。
そしてなんとなく嫌な思い出。
ASLでは確か「6」で機関銃が故障したような・・士気チェックに失敗したとか・・・赤軍が熱狂・・うわあああ
(今思えば、よくあんなめんどくさいことしてたよなぁ)

あれ?また雑談で終わってちゃった。
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ゲームをやめて選挙に行こうSPWAW

Post by domo » 2007.Jul.23(Mon) 11:07

【6ターン(その4)】
道草ばかりくっていたら、ドーラ小隊とワグナー小隊が前進を始めていた。
どうやら②を採択したようだ。
すなわちティーゲルのみを後方支援に回し、パンテル隊とワグナー隊はVHに突っ込ませるというわけだ。

まず擲弾兵の分隊が前方を視察するために前進。
そしてドーラ1の中隊長車が見渡しのいいところに陣を構える。
だが敵は全く撃ってこない。
ドーラ2の俺のティーゲルも前進した。
中隊長車が左に9へクスほど離れたところに見える。
ティーゲルが無事に前進したのを見て、今度はパンテルが前進する。
最後にⅣ号戦車を前進させる。

このターンでは無理な前進をさせるのは極力避けることにした。
パンテルとⅣ号の移動力ならば、敵に撃たれなければ、VH手前まで一気にいけそうな気もしたんだが、我が軍にそんなゲーム気分で戦車に乗る戦車長はいない。

おかしい。
確実に敵の視界に入っているはずなのに、まるで反応がない。
臨機の射程を短くしているのであろうか。
いや、そんなはずはない。
「中隊長、敵の出方が気に入りませんね」
俺は中隊長に無線を入れた。
「まあな。敵に考えさせる時間を与えるのが優秀な指揮官でもあるのさ。ということはソ連軍には優秀な指揮官がいるのだろうよ」


対戦で第3者として観戦していると、両陣営が慎重になりすぎるということがよくある。
両者ともベテラン指揮官の場合などが特にそうなることが多い。
何かあるにちがいないなどと考えすぎたりするのだろう。
遠い昔、SPWAWも公式戦というものが開かれたことがあったということが伝説として残っている。
もうその当時の指揮官は今では誰も存在しておらず、唯一DARが保管されているだけである。
嗚呼、懐かしい。
中期SPWAWのルネッサンス時代を築いたともいうべき名指揮官たち。
一体、どこへ行ってしまったのだろう。
ゲームもしない指揮官どもがたむろする時代になってしまった今では、あの頃が懐かしい。
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暑い夏にはSPWAW

Post by domo » 2007.Jul.24(Tue) 23:59

【7ターン(その1)】
いよいよ地獄の蓋が開けられた。
すさまじい勢いで死神どもは戦場の兵士を連れ去っていく。

先ほどの我々の移動時には一切の臨機射撃がなかった。
だがあの時・・そうだ・・ほんの一瞬の時間の流れが止まった・・
五感を研ぎ澄ましていれば、感じられたのかもしれない。

リプレイ―
人生の一喜一憂を体全体で味わうことの難しくなった現代。
我々はゲームという画面を通じて体験する。
SPWAWゲーマーの諸君、リプレイを見るときの己自身の表情を鏡で見たことがあるだろうか。
生気は失われ絶望に満ちた自分の顔を。


臨機射撃を撃ってこなかったソ連軍が、今度は一転して攻撃してきた。
敵の方が一枚上手だった。
普通は視界に入ってくれば、すかさず臨機射撃をしてしまいたくなるのだが、
命中率の低い臨機射撃よりも、自軍の攻撃のほうがより確実に命中できるというわけだ。

先頭の中隊長と俺の2台のティーゲルにも容赦なく85ミリ砲弾が飛んでくる。
ティーゲルの持つ100ミリの前面装甲ですら、まともに喰らえば危ない。
2発が中隊長車のドーラ1に命中した。
「!」
だが貫通はしていない。
さすが虎だ。
しかし抑圧があがり、行動不能になってしまった。
と、そのときワグナー小隊のⅢ突が砲弾の命中で炎上した。
「狙われているぞ!退避しろ!」
だがどこから砲弾が飛んできたか、見えていない。
「DOGAN」
またしても命中弾。
今度もワグナー小隊のマーダーⅡ自走砲が狙われ撃破された。
自走砲は装甲などないに等しいので当たればおしまいだ。

敵の攻撃とは反対にこちらの臨機射撃が当たらない。
「どうなってるんだ!なぜ当たらない!」

リプレイを見終え俺はコーヒーをもう一度入れなおした。
一気にコーヒーを飲み終えた俺は、抑圧のあがったユニットの回復をする。

2発の命中弾を喰らったドーラ1が気がかりだった。
だがやはり頼れる中隊長だ。
抑圧が1まで戻り被害もなかった。

「中隊長!大丈夫ですか!」
俺は無線を入れてみた。
「ああ、一瞬やられたと思ったがな。なんとか全員無事だ」
「ずいぶん派手にやってくれるじゃねえか」

「さあ、今度はこっちの番だ」
前方の丘には5台の敵戦車が姿を現している。
それも全て85ミリ砲を装備しているSU-85ばかりだった。

中隊長のドーラ1が前方のSU-85に砲撃を始めた。
一発目がかすかに外れ装填手が次の砲弾を装填したそのとき。
ものすごい轟音が響き渡った。
「DOGAAAAM」
中隊長車が爆破したのだ。
「うそだろ・・」
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うそではない。本当に撃破されてしまった中隊長車。どうする俺!!
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左肩がものすごく凝っています。戦記更新不可能かも

Post by domo » 2007.Jul.25(Wed) 20:53

【7ターン(その2)】
一体何が起こったのか。
砲弾の貫通による誘爆だったのか。
この距離でティーゲルの装甲をぶち抜くとは・・
全く見当がつかなかった。

「domo少尉、先ほどの中隊長を狙ったのは85ミリではないですね」
砲手もそう聞こえたらしい。
そうなのだ。ものすごい轟音が俺の耳にも聞こえた。
こうなるとソ連軍の新型兵器であることは間違いなかった。
そういえば今朝の打ち合わせで、中隊長がそんなことを言っていたのを思い出した。

だがそのことよりも我が中隊は中隊長を失ってしまった(ここではA0ユニットのこと)
ゲーム的に見ると、もうこれは痛すぎるダメージだ。
だが今の俺には落ち込んでいる暇などなかった。
なぜならこれからの指揮は自動的に俺が指揮を執ることになっていたからだ。
「中隊長車は被弾した。これからはドーラ2が指揮を執る」
俺は無線で各小隊長に告げた。
「了解!!」

そして俺はドーラ3号車に無線をつなぐ。
「クラウセ!戻れるか?」
クラウセ軍曹は中隊長の指示で5ターンから左翼のジグラー小隊の援護に回っていたのだ。
「ええ。こちらの敵は片付きました」
「よし、それでは大至急、本隊に合流しろ」

ドーラ3号車は全速力でドーラ小隊に駆けつけた。
そして到着するや、いきなり前方のSU-85に対して射撃を行った。
移動後の射撃は著しく命中率が落ちるため当たらなかった。
クラウセも熱くなっているのだろう。

「クラウセ、焦るなよ。それより新型戦車に気をつけろ!」
俺がそういった直後、
クラウセのティーゲルに1発の砲弾がぶち込まれた。
ものすごい弾着音。
先ほどの中隊長をやったのと同じ音だ。
それがソ連軍の新型自走砲SU-152であることがようやくわかった。
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実際でもこの152
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さようならSPWAW

Post by domo » 2007.Jul.26(Thu) 20:10

【7ターン(その3)】
パンテル隊が応戦する。
3台のパンテルの長砲身75mm砲が次々と火を噴く。
(なぜだろう。パンテルの75mm砲の発射音はものすごく当たる気がするんだが)
(あ、それから実際ではクルスクでのダスライヒにはパンテルは配備されてませんでしたのであしからず)
瞬く間に2両のSU-85を撃取った。

そして5ターンでT34の砲弾で車両放棄になっていたパンテル04号車は、幸い転輪の破損と機銃の故障のみとわかり、脱出した乗員の懸命の作業により再可動できるようになった。
(いやはやこういう場面での復活はうれしい)

だがそんな喜びも束の間だった。

「今度はなんだ!」と、もう息も絶え絶えか飽き飽きしている読者もおられると思うが、
今度はワグナー小隊を率いるセイベルト車が被弾、撃破。
「何をやっとるんじゃ」とお嘆きの読者もおられると思うが、
「俺だって好きでこうなるんじゃないんすよ」

ほんと勘弁してくださいよ。
自分でも驚くほど話がうまく流れていくのには恐くなってきますが。


ここまでの残り戦力
ドーラ小隊(ティーゲル×2、パンテル×4(1台は退却))
ワグナー小隊(Ⅳ号F2×2、Ⅲ突×2、マーダーⅡ×1)
ジグラー小隊(Ⅳ号F2×3)

戦車損失率:40%
全く予期せぬ展開になってしまった。
特に中隊長(A0ユニット)を失ったことを考えると、このまま残りの2つのVHを取りにいくかどうか戦略的な問題になってくる。
一度、司令部に報告したほうがよさそうだ。
(気分転換に旅にでよう)
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水ギョーザとspwaw

Post by domo » 2007.Jul.28(Sat) 00:43

【8ターン(その1)】
もう二度と会えないかと思っていた方々、そして二度と会いたくないと思っていた方々。
それらを含めたSPWAWを心から愛しておられる皆さん、こんにちは。
お元気ですか?
(旅の方は来週からになりました。ガハハ)


前回の大打撃により、我中隊は当初の作戦目標を遂行すべきなのか、それとも現在確保している5つのVHを維持するべく踏みとどまるのか。
司令部に報告したのち、俺たちはどうするか話し合った。
「どうする?」
俺はクラウセに訊いた。
「行きましょう」
クラウセは答える。


もちろん行くしかない。
だがたとえVHを確保できたとしても、中隊の戦力がぼろぼろになってしまうようでは意味がない。
それでは勝利とは言えないのだよ、諸君。
ゲームとして勝てばいいなんていう戦いは初心者とドンパチ好きがすることである。
優秀な指揮官には被害を最小限に抑えつつ、戦力を十分保持しながら勝つかが求められるのである。

では現戦力でVHを確保しにいくとする。
だがその見返りとして我々のどれだけが無事でいられるであろう。
既に3台の虎のうち、1台を失っている。
残った2台の虎で敵の大群を防ぎきれるのであろうか。
中隊長としての重責が重くのしかかる。
(本当に左の肩こりがひどいんです。このせいだったか!)

何らかの手が必要だった。
このままでは士気に影響する。
「domo中隊長」
セイベルト軍曹のあと、ワグナー小隊を率いることになったスペングラ―中尉だった。
スペングラーはⅢ突に乗っており、突撃砲兵のため小隊を指揮することはないのだが、今ではⅣ号戦車の指揮官が2人もやられてはスペングラーに任すほかなかった。
「いい考えがあります」
スペングラーはそう言って、俺に耳打ちをした。
口の軽い読者の方々には言うことはできないが、俺はその案を採用することにした。
「よし!それに決まった。行くぞ!」

今度はこちらが攻勢にでる番である。
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Street Of Dreams

Post by domo » 2007.Jul.28(Sat) 16:49

【8ターン(その2)】

リプレイでパンテル隊がSU-85を3台撃破した。
ざまあみろ!

だが例のSU-152の152㎜砲が俺を狙ってきた。
ものすごい爆音が車内にこだまする。
虎の装甲がいくら厚いといっても車内は鐘の中だと思っていただいたらいいだろう。
鐘の中に頭を突っ込んで鐘を鳴らしてみれば、どれだけ耐えられるだろう。
乗員は意識が飛びそうになる。
「被害状況は?」
「被害なし。いけます」


再び偵察隊、狙撃兵、擲弾兵が前進を開始する。
敵がいないのを確認し右翼のワグナー小隊のスペングラ―中尉も続く。
突撃砲兵は勇敢であった。
Ⅲ突というのはあくまでも砲兵隊のものであった、
なのでⅢ突の乗員も当然、砲兵たちである。
先ほどの舌をかみそうな作戦は、スペングラー中尉のⅢ突が突進し敵の視線をひきつけるというものであった。
いざ戦場でこういうことを言いだせる勇猛な将兵はなかなかいない。
だからであろう、スペングラー中尉のⅢ突の砲身にはキルマークがいくつも描かれていた。
俺はスペングラー中尉に敬意をはらった。

そして左翼からも3台のⅣ号戦車を引き戻した。
左翼では敵歩兵のわずかな抵抗があったが、歩兵と装甲車に任した。

もうこうなったら総力戦だ。
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命知らずの突進をしたスペングラー中尉
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選挙よりもSPWAW

Post by domo » 2007.Jul.29(Sun) 13:40

【9ターン(その1)】
ついにソ連軍の増援部隊が到着したようだ。
機動力を生かしたT34が後方から砂煙を巻き上げながら走ってくるのが見える。
そしてアッという間にパンテルの視界に入ってきた。

横一列に並んだパンテル4台は臨機射撃の対応に追われた。
「何してる!もっと正確に狙え!」
頭では分かっている。
だがこれだけのスピードで移動しているT34に向かって照準を合わすのは困難なことだ。
ようやく1台のT34を撃破した。
だが敵はそんなことお構いなしに近づいてくる。

その隙をついて化け物も時折顔を出す。
そうSU-152だ。
一度の射撃回数は2発しか撃てないが、我々を脅かすにはそれで十分であった。

(読者の方もSU-152ってそんなにすごかったっけと首をかしげる方もおられると思うが、僕自身もそう思っていました。
でもなんかこうなると戦場でドイツ軍の戦車兵が体験したことを擬似体験できてるような悦びに浸っている自分がいまして・・・それもまた一興です)

まだこの化け物が2匹もいるのである。(1台も撃破していないのだ!)
さきほどからこいつを狙って撃っているものの、前面装甲がわずか72mmのくせになぜか弾く弾く。
しかも88㎜でも歯がたたないのだ。
にわかに我が軍の戦車兵にも心の動揺を感じるようになってきた。
こうなるともうなんというか、あの化け物は神がかっているんじゃないか思えてきているのだろう。

クラウセのティーゲルの視界にはもう10台の戦車が見えていた。
「せ、戦車長!ど、どれから狙いますか」
緊張のあまり喉が渇いた。
「あいつだ!いいか一撃で仕留めろよ!」
クラウセは砲手にSU-152を撃つように指示をする。
砲手の額から汗がしたたる。
「(ええい、くそう汗が目にしみる・・)」
88㎜砲弾がSU-152に放たれた。
「命中!!」
砲手はフッと息をついた。
だが、そのとき、
「まだ動いているぞ!!次弾急げ」

俺はクラウセ車から轟音が聞こえるのを耳にして驚いてクラウセ車の方を見渡した。
「SHIT!!」
クラウセ車は大破していた。
俺はそれを呆然と見つめた。
そしてつぶやく。
「魔女の婆さんに呪われたな」


(ずっとSU-152の弾着音がすごいすごいと書いておりましたが、今日ふと8.403のエンハンスドを覗いてみたら(僕はH2Hとエンハンスドと両方インストールしてます)、エンハンスドのSU-152の弾着音は大したことないなあという感じがしています。H2Hの方は音でいえば「バコーン」「ブシャ」という感じで、またこれが文章では説明しにくいんですが、いかにも大砲が炸裂したような圧倒される効果音です。最近なんかエンハンスドにはもう戻れない気がしています)
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戦闘後、撮影されたクラウセのティーゲル。無残にも吹き飛ばされた砲塔
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うなぎの蒲焼とSPWAW

Post by domo » 2007.Jul.30(Mon) 22:57

【9ターン(その2)】
クラウセのドーラ3号車が撃破された。
残骸となり痛ましい姿に変わり果てたを虎を直視できる者は誰もいなかった。
次は自分がそうなると思うからである。
砲弾が砲塔を直撃し、そのまま誘爆したのであろう。
あれでは乗員は誰も脱出できなかったにちがいない。

既に3台のティーゲルのうち2台を失ってしまった。
毎日SPWAWをやらずにああでもないこうでもないと考えてばかりの方ならば、
どの作戦においてもティーゲル1台が果たす役割がどれぐらい大きいものなのかご存知であろう。
攻撃においても守備においても貧困な戦力と劣勢な戦局の中で、虎は絶えず歩兵の盾となり敵の砲弾を一手に引き受けてきたのだった。

そのティーゲルが1台になってしまった。
こうなると現状、作戦の建て直しが急務になってくる。
1台のティーゲルと2台のティーゲルとでは、作戦のたて方が全く違うものになってくるからである。

さあ、どうするか。
と言っても今の我々の戦力では打てる手はあまり残されていない。
勿論切り札など初めからなかった。

そんなことを考えたら急に腹が痛くなってきた。
「うぐぐ」
「(やばい)」
「(やばいって!!)
「プゥ〜」
こらえていたオナラが出てしまった。
見る見るうちに車内が魚の腐った臭いに汚染されていく。
「ゴホゴホ」
「ゲホゲホ」
乗員が咳き込んだ。
「毒ガス攻撃だ!!」
誰か冗談半分にそう叫んだ。
俺は堪えきれずに車外に出てそのままロシアの大地に野糞をした。
いつもながら野糞ってのは爽快だ。
ひまわりの花がこちらを見ている。
気にするこたぁない。
全ては土に帰るのだから。

気分爽快で再び車内に戻ったら、車内もそれまでの悲壮感はどこにもなかった。

いやあ野糞って素晴らしい。

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うなぎパイとSPWAW

Post by domo » 2007.Jul.31(Tue) 10:10

【9ターン(その3)】
「domo中隊長、スペングラー中尉からです」
右翼のワグナー小隊を率いるスペングラーから連絡が入った。
「中隊長、前方の偵察隊がT34の一団を発見しました。
やつら中央ルートに向けて前進しており、我が隊は敵の側面を突くことも可能かと思われます」
「な、何っ!」

もう一度、ゲームもやらずにああでもないこうでもないと考えている方に説明しよう。
ソ連軍はティーゲルとパンテルのいる中央に向けて大量の増援部隊を進めているのである。
これは明らかにティーゲルをすでに2台撃破したことによるものであり、残りの1台とパンテルならば数で何とかなるという計算なのだろう。
恐らく敵はこのまま中央突破をしてくることは間違いない。

と、いうことは中央のドーラ本隊がこのまま敵の増援部隊を引きつけられれば、右側面からスペングラー中尉のワグナー小隊は、敵の側面を奇襲しVHを確保できる。
(だがこれはあくまでも流れでこうなったことであり、当初はスペングラーが敵を引き寄せる役割であった)


人生とは不思議なものだ。
どんな絶望にあっても神は人間にチャンスを与える。
ほんの一瞬、勝機が巡ってきた。
だがそのチャンスはただではない。
ほんの少しの血を流すことが必要なのだ
チャンスを掴むも逃がすもあなたのお好きになさいということか。



さあ、どうする。
今度は俺たちがおとりになる番だ。

「覚悟はできてます、中隊長をお守りします」
「戦争のはらわた」で最後に部下がシュタイナーをかばったごとく、砲手は俺にそう言った。

「よし!!」
俺は涙ながらに決断した。

「各隊に告ぐ。ドーラ本隊はこれより中央を突破しVHに向かう。
各自最善を尽くし敵を撃破せよ。命があればそのときはVHで会おう」


「ヤボール!!」

ついに最後の決戦の火ぶたが切られた。
Attachments
00195-2.jpg
いざ!これから20台以上の敵に突撃を開始するドーラ小隊。(75mm砲pakが2門見えている)
domo戦記もいよいよクライマックスに!!
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8月になってもSPWAW

Post by domo » 2007.Aug.02(Thu) 15:42

【9ターン(その4)】
なんとかして敵の臨機射撃を引きつけておかねばならない。
丘の上の2門の対戦車砲の指揮官はドーラ小隊に集中される敵の砲撃を少しでも少なくしようとできうることを考えた。
(といって装甲車を突っ込ませるようなゲスなことはしねーよ)
まずT34に対して射撃する。
すぐさま敵が反撃してきた。
5回の射撃回数を持つ歴戦の指揮官クレメール少尉のPAKもT34に対して砲撃。
そこに152㎜が一発ぶち込まれた。
わずかこの一発で抑圧が50もあがってしまった。
クレメール隊は1名が戦死、残りも数名が負傷した。
「くそう・・」

これを見ながら残された最後の一匹となった虎がまず1へクス前に前進した。
「DOGAM」
やはりSU-152が主砲をぶっ放してきやがった。
だが命中はしない。
しかしこれだけでものすごいプレッシャーを受ける。

パンテルから75mm砲がこのSU-152に向かって発射される。
「GUAM」
だがまたしても化け物は75mm砲弾をはじいた。
「SHIT」

パンテルの戦車長たちもどうしていいのか少々当惑気味だった。
このままSU-152に対して攻撃するのか、それとも確実にT34を仕留めるのか。
俺は先ほどの射撃を見てこの距離(20へクス)で正面からではパンテルの75mm砲では厳しいのではないかと判断した。
「パンテル各隊はできるだけT34を狙え」
と俺は指示を出した。
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暑い夏だからこそSPWAW

Post by domo » 2007.Aug.05(Sun) 17:14

ミンミンミンミン ―
蝉が鳴いている。
燃えんばかりの西日が部屋に差し込む。
暑い。
暑さでのどが渇く。
頭ももうろうをしてくる。
マウスが汗でべとつく。
脇の汗が独特の臭いをかもし出す。

こんな日にゲームなど誰もしちゃいないだろう。
するほうがおかしい。

だが俺はゲームをする。
そして戦記を書く。
一体何が俺をそうさせるのだろう。
全く・・気が狂っているとしか思えない。
だが俺は書かねばならない。
「ゲームしたくない病」にかかり生きる生気をなくし屍と化した指揮官たちを供養するためにも・・

【10ターン(その1)】

敵の戦車が次々とこちらの臨機射撃をかいくぐり、前進してくる。
前進、停車しては射撃し、また前進してくる
我が軍も臨機射撃を撃つ。
お互い激しい交戦となった。
ティーゲルとパンテルを狙い砲弾がガンガン飛んでくる。
「GUAM」と鈍い音がする。
鉄と鉄がぶつかる音だ。
嫌な音だ。

T34がVH付近に接近していた擲弾兵2個分隊に気付いた。
「やばい!」
丘の下にいたシュルツ伍長の擲弾兵分隊の誰の耳にもキャタピラの音が次第に大きくなってくるのが聞こえた。
突然T34が現れた。
「対戦車地雷だ!急げ!」
「DOGAM !!」
対戦車地雷が炸裂した。
「やったか!」
だがすぐにもう1台のT34が今度は側面から現れた。
「TATATATATA」
T34は機銃を乱射してきた。

「くそう」
擲弾兵2個分隊が攻撃を受け後退する様を俺は車内から見ていた。
リプレイではこちらの臨機射撃で1台も敵戦車を撃破できていなかったことが判明した。
これも珍しいといえばそれまでだが、多分この暑さのせいであろう。

暑さは人から体力を消耗させるばかりか、気力をも奪っていく。

もうさすがにこんな日にゲームをしている方はおられないと思う。

だがそんなへなちょこ指揮官どもに告ぐ。

君は汗を流してゲームをしたことがあるか

温室育ちのゲーマーにはきつい一言かもしれない。

だが戦車の中にいると思えばこの暑さも耐え忍ぶことができるではないか!

また一人また一人と今日も指揮官が戦線を離脱していく。

SPWAWゲーマーにとって最大の正念場がやってきた。

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お茶漬けとspwaw

Post by domo » 2007.Aug.10(Fri) 19:13

domo戦記は夏休みのためお休みさせていただいております。

それにしても暑いですね。
皆様も路上でだらしなくぐったりしている野良猫のようになっていることでしょう。
domo氏は現在ゲームをしておらず、もっぱら江ノ島あたりに時々出没しているとのことです。
(何をしているか存じませんが)

しかしよく考えてみれば、こんな気持ちのいい日にゲームをするなんぞ不健康の始まりかもしれませんね。

皆様もお体にお気をつけくださいまし。

それではまたしばらくしたらお会いしましょう。


                                       domo戦記担当者より
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階段に寝そべるdomo氏。このあと踏んづけられたらしい。
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アイスクリームとSPWAW

Post by domo » 2007.Aug.22(Wed) 13:48

長らくお待たせいたしました!!
待望の再開です。

まだまだ暑いですが、頑張って書いていきたいと思います。

何はともあれ、久しぶりにSPWAWを起動。
う〜ん、困った、前回どこまでやったかよく思い出せない。
こんなときは自分で書いたdomo戦記を読み返そう。

ほうほう、なるほど。
いやあdomo戦記って面白いなあ。

読者の方々もしばらくぶりなので、多分記憶が途切れておられるかと思います。
そうでした。
前回、いいところでお休みしてしまったのでありました。
(この続きを書くのはもうめんどくさいのでいきなり「はいゲーム終わりました」にしようかと暗黒面の心がふつふつと沸き起こるのは暑さのせいだろうか)

しばらく画面をボーと眺める。
確か・・ああ・・そうだった・・・
化け物SU-152を見た瞬間、脳裏に全ての記憶が蘇ってきた。
思い出したくもない記憶だ。
だがこのまま終わるわけにはいかない!
このままでは撃破された中隊長、クラウセの死が無駄になってしまう。

俺の気持ちに再び火がついた。

【10ターン(その2)】
2台のSU-152に対して我が部隊は完全に振り回されていた。
だがこの化け物を何とかしない限り、我々には勝利はありえない。
まず始めにティーゲルの88㎜がSU-152に対して火を噴いた。

命中率56%
「挽きたてBLACKファイヤー!!」
88㎜砲弾はSU-152に命中する。
だが・・またしても砲弾は車体のどこかに当たったが奴は生きている。
ペリスコープから見ていた俺の頭から血の気が引く。
敵戦車の主砲から閃光、そして爆音。
続けさまに2台のSU-152から主砲が撃ち込まれた。
2発とも命中。
一瞬で車内は地獄と化し乗員はパニックした。
(この瞬間に夏休みのことは全て吹っ飛びました)
Last edited by domo on 2009.Aug.14(Fri) 22:46, edited 1 time in total.

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