POSELOK NO.5 (#605)
Posted: 2005.Nov.16(Wed) 10:46
SPWaWのバージョン : v.8.4
シナリオ名:POSELOK NO.5 (#605)
作者:Sato
使用陣営(国籍):German
所要時間 :21ターン 4時間
難易度:☆☆★★★
Preference設定 デフォルト C&C on
われ等が同志コムラート・サトのプレーステーション「パンツァーフロントbis」からの
移植物である。
お題は「第五パショーロク」の裏、ドイツ側のプレーだ。
時は1943年1月12日。スターリングラードの方でもドイツはけちょんけちょんにやっつけ
られ、レニングラードもラドガやネバが冬季で凍りついた為、赤軍ソビエトはせっせと
武器弾薬を運びこんで、ドイツの攻撃を跳ね返す力を蓄えた。
先日DVDレンタルショップに行ったが、ロシアの戦争物が沢山並ぶようになった。
以前は「こんなにドイツにいじめられました!でもソ連人民は共産党の指導の下こんなに
がんばったのよっ!」というプロパガンダ物が多かったが、最近はどうも違うようだ。
堂々と当時のスターリン独裁体制を批判している。
「捕虜大隊」「レニングラード攻防戦」「PQ-17対Uボート作戦」などだ。
もちろんハリウッド映画を見すぎた我々には、表現の稚拙さや、強引な筋の展開に萎える
所もあるが最近のロシアのは言論、表現の自由が浸透してきたことが伺える。
稚拙と言えば、邦題の翻訳もいただけない。「捕虜大隊」は正しくは「懲罰大隊」と
すべきである。「レニングラード攻防戦」と言っても、別にIV号戦車やT-34が走りまわる
訳でもなく、弾薬が底をついたので、工場で火薬の担当をしている党員が、対岸まで海軍
の火薬を取りに行って戻る話しで、それに昔別れて出て行った妻との葛藤がからむ人間ドラマで、
邦題につられて借りるとちゃぶ台返しになる。
閑話休題。
大マップに雪景色。中央に第五パショーロク。右手にあたるラドガ湖の方から撤退して
きたであろう歩兵部隊が見られる。(インカバーになってないので、雪原を必死こいて
逃げてきた所か) 守備隊はインカバーになっているが、使える(?)ユニットが居ない。
C&Cオンでプレーしたので、動かせる駒は先ほどの歩兵部隊と、シンヤビノに続く街道に
居るタイガー戦車と、III号h型ぐらいか。
VHは第五パショーロクの主要地点に「ターン制VH」が数箇所とシンヤビノへの街道に
「最終VH」が2箇所。この点数配分が大いに違うことから、プレーヤーに
「できるだけ第五パショーロクを維持して、後半から終盤にかけて最終VHを死守する」
事を、暗に指示しているようだ。
ラドガ湖方面から逃げてくる(?)・・・・勝手にそう決め付けているんだが・・・・
歩兵の采配に悩む。そのまま全力でシンヤビノに「猫まっしぐら」で進めて、良いものか
撤退しながら攻撃するマインシュタインばりの機動防御を展開すべきか?
ここは「ターン制VH」も有るので、なるだけ敵に踏ませるのを遅らせる作戦に出ようと
思う。(まあ、これは後ほど圧倒的な赤軍ソビエトの物量に飲み込まれてしまうので、
たかだか1ヘックス動こうが、3ヘックス動こうが大勢に影響無かったようだが)
オペル輸送車やワーゲンなどがC&Cオンでも動けるので、司令部など主だったユニットを
シンヤビノに撤収させようかと思ったが、開始早々司令部がとんずらこいたら、やはり
プレーヤーの性格丸出しになるし、士気にも影響有るので、ここは死守してもらう。
タイガー戦車とIII号h型を第五パショーロクの中央に移動。
ゲームの進行は、この時期の赤軍ソビエトとドイツの戦いの「お約束」どおり。
やたらとわらわら歩兵が雪原を渡って無謀とも言える突撃を繰り返してくる。
そして「お約束」どおりドイツの機関銃になぎ倒される。
「雪原は真っ赤な血で染まった」というヤツだ。
そして、また無謀にも同じルートを、おなじ突撃を繰り返す。またなぎ倒す。
これが延々と続く。 しかし、確実に毎ターンごとに血の海と守備隊との距離は近づいて
いく。
そしてコトコトコトとT-60快速戦車が突っ込んでくると状況が変わってくる。
もちろんドイツの対戦車砲でぶっとばされるのだが、それでも歩兵陣地にとっては脅威だ
そして真打救国のレジーナ嬢こと「T-34」や「KV-1」が登場して決定的になる。
ここで、プレーヤーとして悩ましいのは、いつのタイミングで戦線を縮小し崩壊を防ぐか、
である。
レニングラード方面(上)、ラドガ湖方面(右)、第八パショーロク(下)からの攻撃
ルートは、必ず中央から左に向かうはずであり、作者がシンヤビノに一番近い左はしの
VHに特殊潜入部隊を少数配置しているかも知れない。
プレーヤーとしては、中盤以降第五パショーロクの中のターン制VHは諦めて、左の最終
VHの死守をめざす。
と、言っても機動を活かせるラドガからの撤退中の歩兵部隊は完全に挟み撃ちになって
動きようが無いし、また敵の盤外砲撃が執拗に落ちてきて使い物にならない。
唯一はタイガー戦車とIII号h型である。これの移動教導旗を今度はシンヤビノに立てて
高得点のVHの死守に向かわせる。 司令部等は・・・まあ、自助努力を期待する・・・
といった所か。
タイガーを高台に置き、インカバー体勢をとらせ、左右にIII号h型を配置する。
案の定、終盤は高得点のVHに敵が殺到してきたが、タイガーが奮戦、高射砲が健闘し終了。
司令部は・・・ちいさくなって隠れていたのか、見つからずに生き延びました。
感想
もっとうまくやれば、第五パショーロクの内側まで敵に侵食されずに持ちこたえられるか
どうか?というギリギリの線でした。
歩兵を輸送車に満載にして、とっとと逃げ出して被害を少なくしたら点数はどうなるだろう?
などと、「もう一度トライするかな〜〜」と思わせるシナリオです
Germany / Soviet = 6634 / 1148
Men : 294 / 1235
Soft Vehicles : 4 / 0
APCS : 2 / 0
AFVS : 2 / 48
シナリオ名:POSELOK NO.5 (#605)
作者:Sato
使用陣営(国籍):German
所要時間 :21ターン 4時間
難易度:☆☆★★★
Preference設定 デフォルト C&C on
われ等が同志コムラート・サトのプレーステーション「パンツァーフロントbis」からの
移植物である。
お題は「第五パショーロク」の裏、ドイツ側のプレーだ。
時は1943年1月12日。スターリングラードの方でもドイツはけちょんけちょんにやっつけ
られ、レニングラードもラドガやネバが冬季で凍りついた為、赤軍ソビエトはせっせと
武器弾薬を運びこんで、ドイツの攻撃を跳ね返す力を蓄えた。
先日DVDレンタルショップに行ったが、ロシアの戦争物が沢山並ぶようになった。
以前は「こんなにドイツにいじめられました!でもソ連人民は共産党の指導の下こんなに
がんばったのよっ!」というプロパガンダ物が多かったが、最近はどうも違うようだ。
堂々と当時のスターリン独裁体制を批判している。
「捕虜大隊」「レニングラード攻防戦」「PQ-17対Uボート作戦」などだ。
もちろんハリウッド映画を見すぎた我々には、表現の稚拙さや、強引な筋の展開に萎える
所もあるが最近のロシアのは言論、表現の自由が浸透してきたことが伺える。
稚拙と言えば、邦題の翻訳もいただけない。「捕虜大隊」は正しくは「懲罰大隊」と
すべきである。「レニングラード攻防戦」と言っても、別にIV号戦車やT-34が走りまわる
訳でもなく、弾薬が底をついたので、工場で火薬の担当をしている党員が、対岸まで海軍
の火薬を取りに行って戻る話しで、それに昔別れて出て行った妻との葛藤がからむ人間ドラマで、
邦題につられて借りるとちゃぶ台返しになる。
閑話休題。
大マップに雪景色。中央に第五パショーロク。右手にあたるラドガ湖の方から撤退して
きたであろう歩兵部隊が見られる。(インカバーになってないので、雪原を必死こいて
逃げてきた所か) 守備隊はインカバーになっているが、使える(?)ユニットが居ない。
C&Cオンでプレーしたので、動かせる駒は先ほどの歩兵部隊と、シンヤビノに続く街道に
居るタイガー戦車と、III号h型ぐらいか。
VHは第五パショーロクの主要地点に「ターン制VH」が数箇所とシンヤビノへの街道に
「最終VH」が2箇所。この点数配分が大いに違うことから、プレーヤーに
「できるだけ第五パショーロクを維持して、後半から終盤にかけて最終VHを死守する」
事を、暗に指示しているようだ。
ラドガ湖方面から逃げてくる(?)・・・・勝手にそう決め付けているんだが・・・・
歩兵の采配に悩む。そのまま全力でシンヤビノに「猫まっしぐら」で進めて、良いものか
撤退しながら攻撃するマインシュタインばりの機動防御を展開すべきか?
ここは「ターン制VH」も有るので、なるだけ敵に踏ませるのを遅らせる作戦に出ようと
思う。(まあ、これは後ほど圧倒的な赤軍ソビエトの物量に飲み込まれてしまうので、
たかだか1ヘックス動こうが、3ヘックス動こうが大勢に影響無かったようだが)
オペル輸送車やワーゲンなどがC&Cオンでも動けるので、司令部など主だったユニットを
シンヤビノに撤収させようかと思ったが、開始早々司令部がとんずらこいたら、やはり
プレーヤーの性格丸出しになるし、士気にも影響有るので、ここは死守してもらう。
タイガー戦車とIII号h型を第五パショーロクの中央に移動。
ゲームの進行は、この時期の赤軍ソビエトとドイツの戦いの「お約束」どおり。
やたらとわらわら歩兵が雪原を渡って無謀とも言える突撃を繰り返してくる。
そして「お約束」どおりドイツの機関銃になぎ倒される。
「雪原は真っ赤な血で染まった」というヤツだ。
そして、また無謀にも同じルートを、おなじ突撃を繰り返す。またなぎ倒す。
これが延々と続く。 しかし、確実に毎ターンごとに血の海と守備隊との距離は近づいて
いく。
そしてコトコトコトとT-60快速戦車が突っ込んでくると状況が変わってくる。
もちろんドイツの対戦車砲でぶっとばされるのだが、それでも歩兵陣地にとっては脅威だ
そして真打救国のレジーナ嬢こと「T-34」や「KV-1」が登場して決定的になる。
ここで、プレーヤーとして悩ましいのは、いつのタイミングで戦線を縮小し崩壊を防ぐか、
である。
レニングラード方面(上)、ラドガ湖方面(右)、第八パショーロク(下)からの攻撃
ルートは、必ず中央から左に向かうはずであり、作者がシンヤビノに一番近い左はしの
VHに特殊潜入部隊を少数配置しているかも知れない。
プレーヤーとしては、中盤以降第五パショーロクの中のターン制VHは諦めて、左の最終
VHの死守をめざす。
と、言っても機動を活かせるラドガからの撤退中の歩兵部隊は完全に挟み撃ちになって
動きようが無いし、また敵の盤外砲撃が執拗に落ちてきて使い物にならない。
唯一はタイガー戦車とIII号h型である。これの移動教導旗を今度はシンヤビノに立てて
高得点のVHの死守に向かわせる。 司令部等は・・・まあ、自助努力を期待する・・・
といった所か。
タイガーを高台に置き、インカバー体勢をとらせ、左右にIII号h型を配置する。
案の定、終盤は高得点のVHに敵が殺到してきたが、タイガーが奮戦、高射砲が健闘し終了。
司令部は・・・ちいさくなって隠れていたのか、見つからずに生き延びました。
感想
もっとうまくやれば、第五パショーロクの内側まで敵に侵食されずに持ちこたえられるか
どうか?というギリギリの線でした。
歩兵を輸送車に満載にして、とっとと逃げ出して被害を少なくしたら点数はどうなるだろう?
などと、「もう一度トライするかな〜〜」と思わせるシナリオです
Germany / Soviet = 6634 / 1148
Men : 294 / 1235
Soft Vehicles : 4 / 0
APCS : 2 / 0
AFVS : 2 / 48