日本鋼豹司令部

1. v8.3
2. 203 A ROYAL TIGER（高貴な虎）
3. 1時間
4. 独
5. 難易度　5/5
6. 司令部標準
1944年8月17日1300時　ラトヴィア、Tuccum　有効視界40　ターン12　遭遇戦

【任務と作戦】
　WBW氏の虎シリーズ。"パンツァー・グラーフ（戦車伯爵）"ことシュトラハヴィッツ少将の活躍を描く。ソ連軍大部隊を奇襲するのは、ティーガー4輌と機械化歩兵2個小隊。これ以外は砲兵もなければ増援もなし。VHはEOB500点が2箇所。最初から敵のISU-122とT-34が1輌ずつ見えている。奇襲せよってもな〜。とりあえず撃ってしまうしかないでしょう。

【戦闘経過】
　最初にバラしておくと、5回目くらいの挑戦でようやくDVが取れました。それまでは全て引き分け。試行錯誤の結果、勝利条件は2つのVHを取って敵戦車隊の大半を片づけることと判明。さらに損害は極力抑えること。敵戦車と撃ち合うなら離れておいた方が良いが、作者もそれを見越して他方面から間断なく戦車を出現させてきます。特にISU-122は正面からの遠距離戦でも撃ち抜かれる危険性大。何とか撃ち合いに勝っても、2つのVHを取るには間に合わず。つまり引き気味に戦うだけでは勝てません。

　いったいどうやったら勝てるのか？おそらく運は確実に必要ですが、ティーガー隊が積極的に動いて動いて撃ちまくるのがベストだと思いました。互いに静止状態で撃ち合えば、ティーガーやや有利ですが敵も結構当ててくるので損害は必至。それよりも自らの命中率を犠牲にすることを覚悟で移動射撃した方が、動標的命中率の低いソ連戦車に対抗するにはぐっと有利です。それには4輌のティーガーの連携が不可欠。広く展開してISUの向きを変えさせながら横っ腹を仕留めるのが理想です。

　2個小隊の機械化歩兵の使い道は結構悩みます。MG34機関銃は敵歩兵抑圧に、Sdkfz 251/10の37mm砲は敵HT掃討に役立つのですが、その他はイマイチ使い勝手が悪い。敵歩兵も多く登場するので索敵には役立つのですが、HTは敵戦車の格好の目標になってしまいます。有効視界が大きいので隠れながら戦うというのも難しい。敵戦車を一掃するまで生き残れば、終盤は敵歩兵掃討に役立ちます。ティーガーと機械化歩兵の役割を徹底するのがミソでしょう。

【結果】
スコア　6076：827（DV）
独損害：Men54、APC5、AFV1
ソ損害：Men231、Art1、SV2、APC13、AFV14

【感想】
　柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字章を授与されたという戦いだけあって難しい。砲兵が少しでもあれば楽に戦えそうですが、歩兵と戦車だけの戦闘団というのは非常に使い勝手が悪いです。遮蔽物のいかせない高視界マップという条件も難しさに拍車をかけています。煙幕の効果はほぼ1ターンしか持たないので、これを逆手にとったりする小技も必要でしょう。何度も挑戦してようやくDVが取れましたが、もう一回やってDV取れるかは自信がありません。