Clash of steel

[Nor]

1. v8.3
2. 243 Clash of steel（鋼鉄の激突）
3. 30分
4. ポーランド
5. 難易度　4/5
6. 司令部標準
1939年9月5日0700時　ピョトルク近郊 有効視界13　ターン10　遭遇戦

【任務と作戦】
　第二次大戦初の戦車戦はポーランドで発生しました。ポーランドが誇る7-TP戦車でドイツ軍装甲部隊を撃滅せよ。15輌の7-TPと2輌のWZ.34装甲車は強力な（！）37mm砲を備えている。残り6輌の7-TP dwは機銃しか持ってない。VHはEOBが5個で合計3000点ほど。マップに散らばるVHを確保するのが勝利の大前提。敵装甲部隊を破壊するのは・・・難しそうだ。

【戦闘経過】
　地形を利用して・・といってもなかなか難しい。平原に村や森はあるが、高地はそんなにない。地形利用よりもいかに機動するかが勝負の別れ目か。両翼に展開しつつ中央は地形を利用して視界を制限して戦うことにする。さて、ドイツ軍装甲部隊が登場。まずは8輪装甲車を先頭に2号戦車か。これなら7TPと互角の勝負ができそうだ。

　しかし当たらない。お互いに。この時期の戦車戦はいかに停止して撃てる体勢を取るかが肝心。そのうえ側背を狙わないと厳しい。さすがに遠距離戦では分が悪い。敵の20mm機関砲は命中率も良くかなり強力だ。巧みに動き回って互角の勝負。しかし敵の第二波が登場。チェコ製38(t)。こりゃ硬い。撃ち抜くのは至難の業。当てることに集中して停止していると、射撃精度の高い独軍が圧倒的有利な展開になっていく。マズイ。

　ただ遠距離で撃ち合うだけではこっちがどんどんやられていくが、戦力を集中して2対1、3対1で勝負すれば勝ち目はある。撃ち抜けなくてもタコ殴りにして機銃装備の7-TP dwが乗員を掃討。損害は大きいが次第に有利に。ここで凄いヤツが現れた。3号戦車！！強烈に硬い。アイコンも大きくて圧倒的に強そうだ。己の硬さを知ってか臨機射撃など目もくれずに中央突破を図る。視界1HEXの果樹園に引き込んで勝負するしかない。最後は村落内の複雑な視界を利用して四方から待ち伏せ。見事撃破したが損害が多いなあ。

【結果】
スコア　5497：1062（DV）
独損害：Men68、AFV12
ソ損害：Men79、AFV18

【感想】
　得点の半分以上はVH分なので、最終的にVHを確保しさえすれば勝てるとは思いますが、やはりそのためには敵戦車をあらかた片づけておく必要があります。シナリオ180番"Tank-o-Rama"と同じく本シナリオも戦車だけの戦いですが、やはり大戦初期の戦車戦は趣が異なります。ユニットの性能が信用できない分、指揮官の技量、特に作戦面がものをいうでしょう。

　史実ではポーランド軍は2輌しか損害がなかったとか。もっとディフェンシブに戦えばもう少し損害を抑えられたと思いますが、2輌はちょっと難しそうです。7TPは敵に回すとなかなか嫌なヤツだと思ってましたが、味方にしても結構使えました。ドイツ軍装甲部隊は、8輪装甲車・1号・2号・38(t)・3号戦車という陣容です。ポーランド軍にとっては38(t)でも充分手強く、3号はティーガーかと思うくらい強いです。これはポーランド側プレイの方が圧倒的に面白いでしょう。