日本鋼豹司令部

1. v8.3
2. 332 Streets of Stalingrad（スターリングラード街路）
3. 1時間
4. ソ連
5. 難易度　4/5
6. 司令部標準
1942年10月6日1000時　スターリングラード 有効視界20　ターン8　遭遇戦

【任務と作戦】
　ボードゲームASLの同名シナリオを移植したもの。トラクター工場第三戦。今度は互いに平等な遭遇戦でソ連先攻。マップはこのスターリングラード三部作の中では一番大きいが、極極小マップが縦に二つつながっただけ。相変わらずEOB100点のVHはこれまでの倍の18個。両軍入り乱れているので、どっちが包囲しているのかよくわからない。トラクター工場には赤軍が立てこもり、南側にはドイツ軍が群れている。

【戦闘経過】
　赤軍期待の親衛歩兵は北側にいるので、北部のドイツ軍を一掃しながら南下することになる。2ターン目でT-34の増援が登場。おおっ、今回は歩戦協同作戦か。戦力30以上の親衛歩兵にロジーナがあればもう無敵。あとはどれだけ早く南に向かえるかだ。トラクター工場に籠もる赤軍歩兵は第二戦の仕返しのようにドイツ工兵の猛攻を受ける。果敢な敵工兵は火炎放射をまき散らし、我が守備隊はピヨりまくって袋だたきにあうばかり。待ってろよ。ロジーナが今いくぞ。

　ロジーナがあと少しで工場を視界に入れる、という時に敵装甲部隊登場！やっぱりそうか。敵は三突F8と105mm突撃榴弾砲。AI戦車はがむしゃらに突っ込んでくるが、いまだ戦車に慣れてない赤軍歩兵は火炎瓶を投げられない。先頭ロジーナも乗員離脱に追い込まれた。一気に戦線を突破されあっという間にピンチに。次のターンに備えて全部隊建物に潜んで待ち伏せる。

　しかし近接強襲が全く当たらない。もういい！いつか止められるだろう。その間にわずかな歩兵が左右から迂回して完全に奪われたトラクター工場を襲う。ドイツ工兵と機関銃が頑強に抵抗して歩兵だけでは奪還不能。ロジーナが必要だ。それにはまず敵戦車を片づける必要がある。次から次に歩兵を突っ込ませて敵戦車はようやく停止したが、近接強襲はなかなか当たらない。あと2ターンでようやく破壊。最後のターンでロジーナが工場をバリバリ踏みつぶしてなんとかVHを全て奪還。

【結果】
スコア　3614：267（DV）
ソ損害：Men267
独損害：Men355、AFV5

【感想】
　第二戦よりは簡単ですが、それなりに難しい。ドイツ工兵と機関銃は強烈で、それに加えて装甲部隊をいかに止めるかが大問題です。ただ赤軍歩兵の数に任せて突っ込むだけでは勝てません。T-34も射撃回数が制限されているようで、縦横無尽の活躍とはいかないのがミソです。

　このスターリングラード三部作は全て両陣営プレイ可能です。単発シナリオですがスターリングラードの激戦のおいしいところだけ味わえるという意味では、お得な感じがするシナリオです。キャンペーンにはなかなか手が出ないけど・・という方は是非お試しを。