【ドイツ軍の5ターン】
ドイツ軍が反撃にでてきた。
2台のパンター戦車が獲物を探している。
一応見つけられないように林の中にいたのだが、敵歩兵によってあっさりと見つけられてしまったようだ。
2匹の豹に狙われる3匹のうさぎ
絶対絶命だ。
1台のパンターが悠然と前進してきた。
まるで恐れるものは何もないというかのように。
静まり返る車内。
だがナバーロ戦車長以下全ての乗員はそのときを待っていた。
最後の一発を撃つ瞬間を―
敵戦車が移動して視界に入ってきたら、一発はこちらが先に撃てるチャンスがある。
「だめでもいい。やれるだけのことをやるだけだ」
「砲手、全てまかせるぞ」
どうせスチュアートの37mm砲弾がパンターに命中したところで、やつはびくともしないだろう。
ならば好きに撃たせるほかない。
全てを一任された砲手のアンドリューは今日が誕生日だった。
ガムを口にほうばった。
そして少しだけ噛んだあと、そのガムを取り出し照準器の上にくっつけた。
これが彼のおまじないだった。
「来やがった bitch!!」
照準器の中にいきなりパンターの車体が入ってきた。
「でかい・・」
4へクスの距離で見るパンターはでかかった。
パンターはゆっくりと側面を見せて移動してきた。
そして獲物に向かって車体の向きを正面に旋回しようとしている。
「!!!」
時が止まった。
いや正確にいえば、照準器からパンターを見ていた砲手アンドリューだけの時間が止まったというべきだろうか。
とにかく一瞬・・ほんの一瞬、パンターは側面を見せたのだ。
アンドリューはパンター戦車の側面装甲は55mm(砲塔45mm)と薄いことを知っていた。
アンドリューは砲塔側面に照準を定めた。
汗が目に入る。
「FIRE !!」
「DOOOOOM」
パンターが爆発した。
スチュアートの放った37mm砲弾がパンターの砲塔側面を貫き、搭載してあった砲弾に引火したのだ。
奇跡が起こった。
(これまじです。ほんとに飛び上がりました。シンジラレナーイ)
「おい、アンドリュー!借りができちまったな」
ウサギが豹を倒したのである。
その一方、イーストウッド中尉の率いる2台のスチュアート戦車の方も敵に見つかった。
たった今、仲間がやられたのを見ていたもう1台のパンターが憎悪を燃やしながら、この2台に近づいてきている。
まさかスチュアートに撃破されては、おめおめと引き下がることもできない。
理性を失った豹は当然、報復しにくるだろう。
「来たぞ!FIRE !」
だが今度は当たりもしなかった。
「BOOOM」
パンターの75mm砲が正確にスチュアートを貫いた。
だがパンターの怒りはスチュアートを1台撃破したぐらいでは収まらないのか、今度はイーストウッドにも狙いをつけてきた。
「FIRE!!」
スチュアートの37mm砲がパンターに命中する。
だが今度は期待空しく砲弾は弾かれてしまった。
「脱出しろ!!」
イーストウッドがそう言うが早いかパンターから砲弾が撃ち込まれる。
「DOGAAAAN」
イーストウッドのスチュアートも撃破されてしまった。
全米が泣いた。窮鼠猫をかんだ映像がこれだ。1、2、3、
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http://jp.youtube.com/watch?v=8qb3EEqLrRI
スチュアートが撃破されたあとのアイコンが弾薬に変わるんですが、これはリプレイだけの出来事です。