グライムズさん>
Dugongと申します。
検証、ご苦労さまです
グライムズ wrote:検証などといってもまだたいしたことはしてませんが
パンターは視界をさえぎるものが無ければ3HEXまで見通せましたが、煙幕を張るとまったく見えませんでした。しかしSPW-251/20はスモークデスチャージャーを張っても10HEX見渡すことができました。
私はまだ経験も浅いので、Uhuを積載した車輌によるシナリオやキャンペーンをこなしたことがないので、SPWAW上でのその使用感について感想を述べることはできないのですが、私の手元にある書籍にあるUhuシステムの内容や、そのシステムの部隊運用によるバンパイアシステムの内容から察した場合、検証実験に多少の貢献が出来るのではないかと思いレスしましたm(__)m。
そもそもUhuシステムによる赤外線暗視は、2つの過程から成り立っています。
1.赤外線照射装置により対象を照射⇒赤外線反射
2.暗視スコープによりその赤外線反射光を視認
で、通常車載の赤外線照射装置というのは、20cm径の赤外線ライトであり、これで夜間は600mを照射できたようです。つまり、通常車載のUhuシステムの場合、600m先までの敵を夜間でも視認で来たようです。
次に、このUhuシステムを複数組み合わせたバンパイアシステムになると、SPW-251/20に60cm径の特大赤外線ライトで対象を照射し、この反射光を部隊個々の車輌や歩兵の暗視スコープで視認するという連携をとっていたようです。
当然先ほどのUhu単体の照射力よりも強力な赤外線ライトを使用するので、その視距離は1500mに達したということです。
本実験でも、パンター単体のUhuで3HEX、SPW-251/20単体のUhuで10HEXというのは、600m&1500mの距離換算上の疑義があるとはいえ、この車載する赤外線ライトの照射力の差をシミュレートしているのではないかと思います。
そう考えて、Uhu単体ではなく、これを複数組み合わせたバンパイアシステムという事になると、パンター単体のUhuでは3HEXの視距離であってもSPW-251/20の10HEXの視認範囲内(60cm赤外線ライトの照射範囲内)に入れば、パンターの視認距離が伸びるということも十分シミュレートされているのではないか?という仮説が設定できるものと考えます。
実験としては多分SPW-251/20Uhuの射界上にパンターUhuを配置して視界がどのように変わるのかを確認すればよいのではないかと思います。
もし、この実験により視距離が伸びるようならUhuシステムをもつ部隊の、部隊運用に重大な方向性を示唆する実験結果になると思います。
いずれにせよ、SPWAW上で、Uhuシステムを使ったことがないので、実際の戦闘における使用感(使えるものなのかどうか)については、私の経験ではレポートできませんm(__)m。ただ、視認距離が3HEXから10HEXになるとかなり戦術が変わるような気はします。そうではないのなら、Weideさんのいうように、やはりつかえないという結論になるのかなぁ〜という気はします。
ところで、煙幕を赤外線照射装置で見通せるのかどうかについては、先に示したUhuのシステムの内容を考慮した場合、照射の乱反射が起こり視認はかなり厳しいのではないかと思います。先にあげた書籍でも雨の場合は使用できないとあります。コレも同様に乱反射のためと思われます。
しかし、乱反射までさすがにシミュレートする事はできないように思うので、本実験でパンターが煙幕を見通せず、SPW-251/20でスモークディスチャージャーを見通せたというのは、あくまで、通常の煙幕の視認阻害効果と同様に、視認阻害をチェックする際の視認対象の初期条件(あらかじめ視認していた対象が、煙幕の向こうに行ったのか、そうでないのか)が実験結果に影響を与えているのではないかと思われます。煙幕の向こうに消えさせる敵(この場合BT-7)の初期条件(視認常態か、未視認常態か)を違えた対照実験で確認できると思います。
いずれにせよ、グライムズさんが本検証実験を実施されたことについて敬意を表します。 :salut
私も、現在、影でコソコソと「in-Cover」獲得実験をとりおこなっておる最中です(笑)。いつか報告したいと思いながら大量の実験をチクチクとやっています。どうですか?日本鋼豹司令部付実験小隊を一緒に編成しませんか??(爆笑) :salut