<おしらせ1>
またまた、いつの間にか掲示板がダウンしていたようですね。ログを見ると、およそ2年半ぶりの改修です。
この間、何度かメールでご要望があったようですが、この度ようやく重い腰を上げて掲示板を修復いたしました。
管理不行き届きで申し訳ありません。

<おしらせ2>
サイト管理を楽にするために体裁を変更しています。
本サイトのメインコンテンツであったSPWAWの解説記事は以下からアクセス可能です。
SPWAW解説記事一覧


<5分で調べたSPWAW界の近況>

びっくりしたことーその1「Depot リニューアル」
SPWAW界を長年牽引してきた世界最大のファンサイトSPWAW DEPOTが、昨年の4月に閉鎖、13年の歴史に幕を下ろしたようです。
と同時にDepotメンバーの一人 Falconさんが新たなサイトSPWAW DEPOTを立ち上げたようですね(笑)。
まあ、中心メンバーが入れ替わって、こじんまりした感はありますが、実質的にはリニューアルって感じですかね。
旧DEPOTの遺産は相続されているようで、今後ともがんばって欲しいところです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawdepot/

びっくりしたことーその2「砲撃要請画面ラグ解消」
マルチコアCPUが普及した頃でしょうか、ある程度以上のスペックのPCでは、砲撃要請画面で挙動がおかしくなる不具合がありましたね。
それが原因でSPWAWを離れた・・という方もおられたような記憶がありますが、どうやらこの不具合、ついに修正されたようです。
これもDEPOTメンバーのおかげみたいですね。Matrix Games 公認(というか黙認ですね)のもと 、本体ファイル MECH.EXE をいじることに成功したようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... -t277.html


というわけで、この機会にもう一度SPWAWをやってみようかな、と思われた方は次のリンクからダウンロードをどうぞ。
DEPOTで全てのファイルのホスティングも始めたようです。
https://www.tapatalk.com/groups/spwawde ... es-t6.html

<Nor vs STRAND 公開PBEM戦> Nor専用DAR

A軍の作戦会議、DARなど
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<Nor vs STRAND 公開PBEM戦> Nor専用DAR

Post by 管理将校 » 2008.Dec.18(Thu) 23:47

↓以降、Nor 専用DARです。

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まずは編成

Post by Nor » 2008.Dec.19(Fri) 02:40

さて、先攻プレイヤーとして最初にやることは各種設定と編成!
ちなみに先攻プレイヤーの配置は、二回目のメール交換後になります。

Code: Select all

先攻の購入−後攻の購入・配置−先攻の配置・第一ターン開始
という流れです。まずは私が買い物を済ませないと話は進まないので、急いで購入した結果が次の通り。

Code: Select all

********** My OOB <70> **********

***** SETTINGS *****

Version : Enhanced
TrueTroop : ON
HistricRatings : ON

***** Overall *****

Spent Point : 3000
Indirect Artillery :  289 ( 10%)

HQ   :  189 (  6%)
Arm  :  698 ( 23%)
Art  :  679 ( 23%)
Inf  : 1285 ( 43%)
Misc :  149 (  5%)

***** Breakdown of Artillery *****

<Mortar>   84 ( 29%)
Light  :    0 (  0%)
Medium :   84 (100%)
Heavy  :    0 (  0%)
SP     :    0 (  0%)

<Artillery>  205 ( 71%)
How    :    0 (  0%)
OBA    :  205 (100%)
SPA    :    0 (  0%)

***** Order of Battle *****

(BHQ) SPWAW ENH DVRN (189)     戦闘団長
	GE Kommandant x 1 (189)
(Art) Artillery Bty (73)**     −−−−−−
	150mm FH Bty x 1 (73)
(Art) Artillery Bty (66)**
	105mm FH Bty x 1 (66)    盤外砲兵
(Art) Artillery Bty (66)**
	105mm FH Bty x 1 (66)    −−−−−−
(Art) Mortar Sec (42)**
	Moerser Grp x 1 (21)
	Moerser Grp x 1 (21)    盤内砲兵
(Art) Mortar Sec (42)**
	Moerser Grp x 1 (21)
	Moerser Grp x 1 (21)    −−−−−−
(Mis) Prime Mover Sec (10)
	Kettenkraftrad x 1 (5)
	Kettenkraftrad x 1 (5)   砲兵段列
(Mis) Ammuntion Sec (68)
	Ammo Carrier x 1 (34)
	Ammo Carrier x 1 (34)    −−−−−−
(Art) Forward Obs (21)
	Obs Team x 1 (21)      砲兵観測隊
(Art) Forward Obs (21)
	Obs Team x 1 (21)      −−−−−−
(Art) Heavy Flak Sec (156)
	88mm FlaK Gun x 1 (78)
	88mm FlaK Gun x 1 (78)   秘密兵器
(Mis) Prime Mover Sec (24)
	SdKfz 6 x 1 (12)
	SdKfz 6 x 1 (12)      −−−−−−
(Art) AT-Gun Sec (72)
	50mm AT Gun x 1 (36)
	50mm AT Gun x 1 (36)
(Art) AT-Gun Sec (72)
	50mm AT Gun x 1 (36)
	50mm AT Gun x 1 (36)
(Art) Flak AA Sec (24)
	20mm FlaK Gun x 1 (12)
	20mm FlaK Gun x 1 (12)   AT/AA混成部隊
(Art) Flak AA Sec (24)
	20mm FlaK Gun x 1 (12)
	20mm FlaK Gun x 1 (12)
(Mis) Gun Teams (16)
	Gun Team x 1 (8)
	Gun Team x 1 (8)
(Mis) Gun Teams (16)
	Gun Team x 1 (8)
	Gun Team x 1 (8)      −−−−−−
(Inf) Rifle Kp (374)           −−−−−−
	Kompanie HQ x 1 (14)
	(Rifle Plt x 1)
		ZugFuhrer x 1 (10)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
	(Rifle Plt x 1)
		ZugFuhrer x 1 (10)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
	(Rifle Plt x 1)
		ZugFuhrer x 1 (10)    第一歩兵中隊
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
	(MMG Sec x 1)
		MMG Truppe x 1 (16)
		MMG Truppe x 1 (16)
	(Inf-AT Sec x 1)
		Pzrbuchse Trp x 1 (12)
		Pzrbuchse Trp x 1 (12)
		Pzrbuchse Trp x 1 (12)
	(Lt Mortar Plt x 1)
		ZugFuhrer x 1 (10)
		Lt Moerser Grp x 1 (12)
		Lt Moerser Grp x 1 (12)
		Lt Moerser Grp x 1 (12)
(Inf) Rifle Kp (374)           −−−−−−
	Kompanie HQ x 1 (14)
	(Rifle Plt x 1)
		ZugFuhrer x 1 (10)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
	(Rifle Plt x 1)
		ZugFuhrer x 1 (10)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
	(Rifle Plt x 1)
		ZugFuhrer x 1 (10)     第二歩兵中隊
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
		Schuetzen Grp x 1 (18)
	(MMG Sec x 1)
		MMG Truppe x 1 (16)
		MMG Truppe x 1 (16)
	(Inf-AT Sec x 1)
		Pzrbuchse Trp x 1 (12)
		Pzrbuchse Trp x 1 (12)
		Pzrbuchse Trp x 1 (12)
	(Lt Mortar Plt x 1)
		ZugFuhrer x 1 (10)
		Lt Moerser Grp x 1 (12)
		Lt Moerser Grp x 1 (12)
		Lt Moerser Grp x 1 (12)
(Inf) Engineer Kp (327)          −−−−−−
	Kompanie HQ x 1 (14)
	(Engineer Plt x 1)
		Sturmpionieres x 1 (27)
		Sturmpionieres x 1 (24)
		Sturmpionieres x 1 (24)
		Sturmpionieres x 1 (24)
	(Engineer Plt x 1)
		Sturmpionieres x 1 (27)   工兵中隊
		Sturmpionieres x 1 (24)
		Sturmpionieres x 1 (24)
		Sturmpionieres x 1 (24)
	(Engineer Plt x 1)
		Sturmpionieres x 1 (27)
		Sturmpionieres x 1 (24)
		Sturmpionieres x 1 (24)
		Sturmpionieres x 1 (24)
	MMG Truppe x 1 (16)
(Inf) Skijaeger Kp (210)          −−−−−−
	Skijaegers x 1 (21)
	(Skijaeger Plt x 1)
		Skijaegers x 1 (21)
		Skijaegers x 1 (21)
		Skijaegers x 1 (21)
	(Skijaeger Plt x 1)
		Skijaegers x 1 (21)     スキー中隊
		Skijaegers x 1 (21)
		Skijaegers x 1 (21)
	(Skijaeger Plt x 1)
		Skijaegers x 1 (21)
		Skijaegers x 1 (21)
		Skijaegers x 1 (21)     −−−−−−
(Arm) Lt Armor Car Sc (58)
	SdKfz 222 x 1 (29)
	SdKfz 222 x 1 (29)
(Arm) Lt Panzer Sec (108)
	PzKpfw II F x 1 (36)
	PzKpfw II F x 1 (36)
	PzKpfw II F x 1 (36)
(Arm) Med Panzer Sec (100)
	PzKpfw 38(t)E x 1 (50)
	PzKpfw 38(t)E x 1 (50)
(Arm) Support Pz Sec (100)
	PzKpfw IV D x 1 (50)
	PzKpfw IV D x 1 (50)        寄鍋的装甲部隊
(Arm) JPz Sec (98)
	PzJg 1 B x 1 (49)
	PzJg 1 B x 1 (49)
(Arm) SP Gun Sec (50)
	sIG33 auf Pz-II x 1 (25)
	sIG33 auf Pz-II x 1 (25)
(Arm) SP Gun Sec (50)
	sIG33 auf Pz-II x 1 (25)
	sIG33 auf Pz-II x 1 (25)
(Arm) Flammpanzer Sec (134)
	Flm Pz II x 1 (67)
	Flm Pz II x 1 (67)
(Mis) Utility Vehicle (4)          −−−−−−
	Opel Kommand x 1 (4)
(Mis) Utility Vehicle (5)
	Sdkfz 4 Stoewer x 1 (5)       司令部段列
(Mis) Scout Vehicle (6)
	Kuebelwagen MG x 1 (6)        −−−−−−

今回はあまり史実志向ではないので、実にいい加減に素早く購入できました。
特に砲兵関係は悩みどころがほとんどなし。10%制限の上限ギリギリまでは買えませんでしたが、盤外中隊3個に盤内迫撃砲4+補給車2という最低ラインが揃えられたのでヨシとします。今回はC&Cオンなので、FOも2個揃えて万全の構え。

そして、88を筆頭とするAT・AA部隊ですが、ここはちょっと悩みました。
この時期、ドイツ軍の装甲戦力はソ連軍に負けています。ソ連軍にはT-34とKVというこの時期最強の戦車があり、ドイツ軍指揮官としてはコイツらが出てくることを想定しないわけにはいきません。88を揃えれば充分対応可能ですが、だからといって88を6門とか買うのも大人気ないので、敢えて2門にとどめました。したがってATGの主力は4門の50mmになるのですが、ちょっと非力かなあという不安は残ります。最終的には歩兵に頑張ってもらうしかないかなと。

で、装甲戦力の不利を補うためにも、歩兵は数で勝負です。今回は、ドイツご自慢の高いエリート部隊は一切買わない方針でいきます。物量戦はソ連の専売特許というイメージがありますが、少なくともEnhancedでは、各国の基準経験値にほとんど差が無いので、ユニットの値段、特に歩兵ではあまり差がでません。というわけで、主力として歩兵中隊2つを購入。さらに、地雷探知用に工兵中隊、偵察用にスキー中隊まで買いました。中隊数だけでみると実に4個中隊!ホントは騎兵も欲しかったけど・・・。

残るは装甲部隊です。どうせソ連の主力戦車に比べれば弱いんだから、少々装甲が厚かろうが貫通力が高かろうがあまり関係ない気がします。主力は歩兵。戦車の主任務はあくまで歩兵支援。というわけで、各カテゴリーからまんべんなく2両ずつ購入していきました。私的には、この時期のドイツ戦車では"チェコ製38(t)E"と"4号D型"は絶対外せません。コストパフォーマンス的にはもっと良い戦車があるのですが、ここはコダワリます。ええ。 :porc

戦車なんて何でもいいや!と思いながらも、何回か購入を試しているうちに、ふと魔がさして、この時期の優秀車両「三突」を捨ててみようと思い立ちました。確かに硬いけど歩兵支援と言う割にはイマイチ使えない気がするんです。代わりに買ったのが「自走歩兵砲 sIG33 auf Pz-II」。オープントップだけど微妙に安心できる装甲があるし、どうも150mm砲の魅力は捨てがたいんですよね。KV-1でも当たれば何かが起こりそうな気がするし。問題は弾数が少ないことですが、補給車2台あるからいいだろ!えいっ!と買ってしまいました。 :porc

しかし、今になってよくよく考えると、150mm砲弾の補給ってエライ時間かかるだろうな、と青くなっております。もしかすると、この戦いのキモは図らずもこの自走歩兵砲が握ることになってしまいそうです。 :pale

さてさて、最後に残ったお金では、まさかの場合の司令部・FO輸送車と、警備用キュベルMGを買っておきました。オペル・コマンドなんて、足は遅いし人数も乗れないしで別に良いとこなんてないんですが、なんつってもコマンド!ですから。HQはやっぱこれに乗せないといけない気がします。 :cool:


という具合に、かなり適当にできあがった編成ですが、そういえば・・・・歩兵は輸送車両なしで前線に辿りつけるのだろうか?なんていう素朴な疑問が今になって浮かんできました。ああ、編成する前に作戦考えなくちゃいけなかったんだ! :shock:
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配置および第一ターン

Post by Nor » 2008.Dec.20(Sat) 10:11

昨晩、STRANDさんから送られてきたファイルは、案の定(?)ロードできず。 :mad:
原因は、プレイ後すぐにSPWAWを落としたことで、必要ファイルのタイムスタンプが同一でないことでした。やっぱりPBEMではこの問題がしょっちゅう付きまといますね。
この問題を防ぐには、ターン終了ボタンを押した後、しばらく(少なくとも30秒から1分は)SPWAWに触らないことだと思います。

で、再送してもらって、ようやく私の配置フェイズ開始!
しっかし3000点分のユニットを配置するのは、SPWAWリハビリ段階にある私にはかなりツライ作業になりました。配置するには、まず何よりも作戦計画を練らなければいけません。



作戦立案にあたっては、次の3種類のマップを用意しました。
・Mapthingで出力したマップ
・画面キャプチャしたマップ
・WaWMapで出力したマップ

どのマップにも一長一短がありますが、簡単に整理すると、
・Mapthing−等高線による高低差表示が分かりやすい。地形表示は実は結構いい加減。
・キャプチャ−見た目最高。配置ターンでキャプチャすれば彼我の開始ラインを完全に把握できる。
・WaWMap−一昔前のPCウォーゲームのようなマップ。雰囲気は最悪だが高低差・地形とも結構わかりやすい。


WaWMapはSPWAWに同梱されているFred Chlandaさんのマップツールなので誰でも使えますが、あまり有名じゃないと思うので、どんな感じのものか添付しておきます。



さて、実はこの文章を書いてる時点ですでに独軍3ターンが終了しているので、進行状況に追いつくためにサクっと計画を書きます。


<地形分析>
・積雪平原に森林多数が基本
・結構地味な凹凸がある(+5とか-2とか)
・湿地(marsh)がかなりある
・敵陣には小規模な開豁地がちょこちょこある
・敵陣奥地には3つの大高地がある
・VH群は4箇所。独軍から見れば、手前に3箇所と奥に1箇所。
・配置時点で有刺鉄線・ドラゴンティース150個程度を確認


<懸念材料>
・ホントに歩兵は間に合うのか?
・地雷はどうよ?(一本だけの道路は掃除する必要があるのか?)
・よく考えるとATG・AAの輸送手段が足りなかった(編成ミス)
・雪だけでもイヤなのに、沼とかいっぱいある〜


<とりあえずの方針>
・大目標は手前3箇所のVH群とする(奥のヤツは捨てる方針)。
・それでも歩兵は40HEX程度を徒歩前進する必要があるので頑張る(泣)。
・歩兵はなるべく湿地には踏み込まず、森と開豁地を歩く
・道路清掃は大変そうなので諦める
・戦車は中央付近の開豁地を抜けてVH群に突入する



と、たったこれだけの方針に基づいて配置していく。でもやっぱり何も決まってないに等しいので、あ〜でもないこ〜でもないと悩んで時間が過ぎていく。

最初に配置するのは工兵中隊。どこの地雷を探知できれば嬉しいか?を考える。普通は道路が重点目標になるが、道路付近から北端にかけてはドラゴンティースや有刺鉄線が配置されている。敵はやはりこの方面を重視しているようだ。そこに突っ込んでいくのは得策なのか?裏ヨミすれば、障害物を配置して牽制するだけで大した守備隊を置かないことも考えられるが、セオリーとしては重要だと思うからこそ障害物+強力守備隊を置いているはずだ。STRANDさんにセオリーが通じるのか・・?

今回は中央付近の開豁地とVH群のある村落周辺を重視したい。こうして何となく工兵の位置が決まれば、歩兵中隊はやや重なりながらその両脇を固めることになる。問題はスキー中隊だ。スキー兵だけは雪原でサクサク動けるので、今回の戦いの鍵を握るユニットと言えるだろう。偵察部隊としても使えるが、あまり先行させても後続歩兵がついてこれないのでは意味がない。南端!ここは一発南端に配置して、険阻な南回りコースを取ることにしよう。

こうして、だいたい添付図のような配置になった。戦車はほとんど中央部にまとめておく。迫撃砲とHQもそのへんに。いい加減だなあ・・・。歩兵を横一線に散開させて前進すると、必然的に砲兵支援が不足するのだが、なんせみんな徒歩なんだから梯隊を組むわけにもいかない。出遅れれば前線に到達できない可能性さえあるのだ。ああ、編成に失敗したかな(泣)


配置を終えたら、そのまま続けて第一ターン開始。0ターン砲撃は北端に煙幕だけ。これは陽動目的。全歩兵が一斉に全速前進!それでも2〜3HEXしか移動できない。このペースでいくと2HEXx20ターンで40HEX。目標VH群に接近するだけでやっとかもしれない。
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wawmapで出力したマップ
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実にいい加減な配置と作戦
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T2〜T5

Post by Nor » 2008.Dec.20(Sat) 11:14

さて、2〜5ターンまでの経過をまとめてお伝えします。

まず、この間のSTRANDさんの失態ですが、
・ターン終了ボタンを押さずにファイルを送ってきた
・添付ファイルを忘れてメールだけ送ってきた

と、どちらもPBEMでは結構ありがちなミスです。皆さんの参考にするため!という意識があるのかどうかわかりませんが、もしかすると彼はPBEMで起こりがちなエラーを完全制覇するつもりかもしれません。 :cool:




で、戦況ですが第1ターンから第4ターンまで特に目だった進展はありませんでした。

序盤のドイツ軍の方針は、
・できるだけ盤外砲で煙幕を張る
・歩兵は全速前進

だけなのです。ところがやっぱり盤外砲は連絡不能が多く、0ターンで3個中隊全てが煙幕を撃った以外は、3ターンまで毎回一個中隊しか砲撃命令が出せず、4ターンでは全て連絡不能になってしまいました。

歩兵はここまで常に全速前進で、ようやく敵の配置ラインに到達した感じです。おそらく何箇所かで敵の監視兵に発見されたと思いますが、戦闘はいまだ発生せず。戦車は、南端スキー中隊の支援にまわしたSdkfz.222装甲車以外は動き無し。盤内迫撃砲はまだ一発も撃ってませんが、4ターンで地味に前進を開始しました。マップが大きいので81mmでも前進しないと敵の拠点すべてを射程に収められないのです。



そして迎えた第5ターン。
記念すべき最初の戦闘は、意外なことにスキー中隊で発生した。最南端を進むスキー兵がソ連軍開始線にさしかかった時、森の中で塹壕化していたソ連SMG兵と鉢合せして撃退される!他のスキー兵で付近を偵察した結果、確認できたSMG兵の数は5。敵はどうやらこの南端方面を封鎖するために、1個小隊のSMG兵を配置しているようだ。果たしてこれは独立小隊なのか?それとも中隊の一部なのか?

とりあえず、お返しとしてSdkfz222を突っ込ませてSMGを撃ちすくめる。敵は果敢にもSMGとLMGで反撃してくるが、1分隊の撃退に成功。次ターンに備えて、迫撃砲2門で別のSMG陣地に砲撃命令を出しておく。



さてさて、ようやく戦いがはじまったところで本日のメール交換は終了。この日はおよそ6時間の間に、独軍の配置から5ターンまで一気に進みました。Assalut−Defend 戦では、Defend側が序盤で積極的に動くことは少ないので、Assault側さえサクサク進めればどんどんターンが進んでいきます。時間短縮という点から言えば、通常の遭遇戦より良いですね。
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第5ターンの戦況
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Turn6

Post by Nor » 2008.Dec.21(Sun) 11:02

独軍第6ターン

これまでリプレイしても何にも起こらないのでつまらないことこの上なかったが、ついにリプレイで動きがあった。BM-13カチューシャの大砲撃!工兵が担当する戦線中央部に降ってきた。が、当たってるような当たってないような・・・損害は工兵1分隊3名程度だろうか。

おそらく、敵は我が軍の一部を視認しただけで、やや盲撃ち気味にしかけてきたようだ。あまりにやることがなくこらえ切れなかったか、とりあえず先制パンチを撃ってみただけか。リプレイの最後に、5ターン目で我が装甲車に撃ちすくめられて退却した敵SMGがさらに逃げ出した。AutoRallyオフにすると、こういう自動撤退が増え、結果的に無駄な損害が減るのだろう。


さて、南端では敵の最前線部隊と接触がはじまったが、それ以外の戦線は相変わらず全速前進。といってもほとんどが2HEX移動しかできない。その結果、南方から中央にかけて敵最前線部隊を発見。その数10ユニット。その全てがSMGであることから、敵は最低1個中隊のSMGを買っていると判断できる。

SMGは全て臨機射撃距離を1にしているようで、隣接しない限り撃ってこない。視界の閉ざされた森の中に潜んでいるなら納得できるが、前方視界がわずかに確保できる森の前縁に出ているSMGまで撃ってこないのは、わざわざ敵に先手をくれてやるようでちょっと勿体無い感じがする。どうせ3HEXくらいの距離まで近寄らないと見えないし、この距離ならSMGが有利だろうから。でもまあ、気づかずに隣接してくれれば御の字の考えているのか。実際、このターンで不意に隣接した工兵1分隊が一瞬で消滅した。恐るべしSMG!!

我々としてはSMGを見つけてもどうするか悩むところではある。まともに1vs1で撃ち合うと、ライフル歩兵では撃ち負ける気がする。南端では装甲車が撃ちすくめて敵2分隊を撃退。中央でも4号D型が姿を見せて歩兵を支援する。それ以外の戦車支援がないところでは、数を頼みに撃ちあって、このターンではやや有利な展開になった。やっぱり、敵に主導権を渡してしまうと不利な気がするので、視界が確保できるユニットの臨機距離を1に固定するのは考え物だろう。防衛側は臨機距離で展開を操作しないといけないから難しいね。


さて、細かな戦闘ではやや有利な展開に終始したものの、常にもっと大きな視点からも作戦を考えておかなければならない。例えば、最南端のSMG小隊は5個分隊のうち3個を撤退に追い込んだが、あと2つはEntrenchedのままである。距離をとって撃ちあえない森の中にある陣地なんかは砲撃支援がなければどうにもならない。

ここで悩むのは、迫撃砲の支援を得てスキー兵で完全掃討しながら進むべきか。それともフィンランド軍よろしくスキー兵は浸透戦術に徹するべきか。この方面はもともと地形も悪いし、後方に大事なものがあるわけでもないので(ただし馬車牽引の50mm対戦車砲が後続している)、浸透しても構わないっつうか、むしろそっちの方が敵の脅威を煽るという意味では優れた戦術と言えるに違いない。

でもなあ・・・・後ろに敵を残していくってのが何となく心情的に許せない :porc
いや、敵にとってもイヤな戦術であることはわかってるし、特にC&Cオンでは敵の対応はかなり難しくなるだろう。う〜ん、それでもなあ・・・我々に後続部隊が無い以上、挟み撃ちになる可能性があるのはこちらだけだし、50mmATGも安全に連れていきたいしなあ・・・という実に弱気な発想から、迫撃砲の砲撃を要請したのであった。ダメじゃん、俺。 :oops:


というわけで、今回も特に目新しいことはせず。盤外砲は前ターンから予約しておいた煙幕撒布に忙しく、砲撃はできない。前ターンで砲撃した迫撃砲は、いちおうカウンターを避けて1HEXだけ逃げておく。まさかカチューシャでカウンターなんてしないだろう?そういえば、今回の砲兵陣地は地形が悪いので移動がままならない。いや、地形のせいもあるけど、それ以上に輸送手段をケチったのが悪いんだけど。

いちおう敵カチューシャの位置は判明したので、カウンターも狙いたいところだけど、敵は第一弾幕で撃ってきたので、逃げられる可能性は大だし、そもそもこっちには撃てる砲兵がいないのでスルーする。勝手に逃げ回ってくれたらラッキーだ。 :cool:
Attachments
T6_1.jpg
BM-13カチューシャはココ!
でもカウンターを撃てる砲は無し。じっと手を見る。
T6_1.jpg (24.51 KiB) Viewed 4226 times
T6_2.jpg
一撃で消滅した工兵分隊の仇を討つべく姿を見せた4号D型。T-34はでてきちゃやーよ。
T6_2.jpg (32.21 KiB) Viewed 4226 times
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Turn7

Post by Nor » 2008.Dec.21(Sun) 20:59

独軍第7ターン

「そりゃあ」という気合が入ってるのかどうかよくわからない雄叫びとともにメールが送られてきた。ちょっと嫌な予感。


リプレイでは再びカチューシャの砲撃。今回もどこを狙ってるのだかよくわからないほど当たらない。しかし、この調子で好き勝手に砲撃させるのは得策ではない。やはり、そろそろカウンター狙いにいかなければなるまい。

砲撃の他には目立った動きは少ないが、前回最南端で逃げ出したSMGが戻ってきてスキー兵の待伏せに遭うも、接近戦でスキー兵が撃ち負けて後退。さすがにSMGは強い。敵には死守命令が出ているらしい。整然と後退して遅滞戦を展開するつもりはないようだ。



さて、今回も進める歩兵は全速前進した結果、敵前線部隊を把握した範囲がさらに広がった。道路以南には大きな隙間なくSMG陣地が並んでいるようだ。今回も4号D型と装甲車だけが直接支援し、後はなんとか数で押し切る。およそ10ユニット程度を退却に追い込んだが、こんな調子で進んでいくと、いずれ1ターン2HEXの前進ノルマさえこなせなくなりそうだ。

しかし驚くのは、ここまでに遭遇した敵は全てSMG歩兵だということだ。今回、中隊長らしきユニットに初めて遭遇したが、現状では2個中隊を前線に置いている感じか。分かっている敵戦力は、SMG2個中隊とカチューシャのみ。装甲部隊はいつ現れるのか?


今回は開始後初めて全砲門と連絡がついた。そろそろ最初に張った煙幕が薄れているし、その地点にたどり着きつつあるので、より東側に新たな煙幕の壁を作る必要がある。盤外砲2門は煙幕展開に。煙幕弾の切れた残る105mmは道路脇の森に向けて浮動照準を作っておく。道路方面を優先目標にみせかけることで、何かしら良いことがあるに違いない(笑)。

迫撃砲は2門をカチューシャに向けて0.2で落とす。残る2門は南端で苦戦するスキー兵の支援に回す。
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Turn8

Post by Nor » 2008.Dec.21(Sun) 22:10

独軍第8ターン

今度は「ふふふw」という不敵な笑いとともにメールが着く。またもや嫌な予感。 :pale


リプレイでカチューシャは砲撃しなかった模様。カウンターにひるんで移動したと見るべきか?それともそう見せかけるワナか?その代わりに、軽迫が撃ってきた!さすがに軽迫はよく当たる。が、ちょいと距離があるようで被害はほとんどない。う〜ん、先に軽迫を撃ってくるとはこしゃくなヤツ!



さて、そろそろ歩兵の移動がままならなくなってきた。2HEX移動できるユニットは稀で、ほとんどは敵に用心しつつ1HEX移動しかできない。今回も戦車と複数攻撃でじわじわと圧力を加えていく。

これまで、唯一道路北側ではまだ敵の姿が見えていなかったが今回初めて見えた!しかしその敵は・・・Crewmen!何で?砲撃もしてないのになぜクルーが?これはもしかするとSTRANDさんなりの奇襲戦法なのかもしれない。砲か戦車のクルーを離脱させておいて、充分に接近させておいたところに突如クルーが戻って弾丸を撒き散らすつもりだったか?まあ悩んでもわからないので、歩兵で撃ってしまう。ご愁傷様でした。 :lol:

この不謹慎な攻撃を神様はみていたのか、中央部で痛恨の事態発生!歩兵支援に向かった4号D型が1両スタックした!これは痛い!この戦いの本当の敵は地形かもしれない。

さらに南方でも悪夢が!砲撃でピヨっているSMGを南北から囲んでスキー兵が攻撃。一方のスキー兵に退却スタックしてくれたので「シメタ!」とばかり攻撃すると、悪魔のように息を吹き返したSMGが猛然と逆襲!スキー兵は降伏してしまった・・・さすが赤軍。そうか!ソ連兵を追い詰めてはいけなかったのだ。

しかし、このままにはしておけない!悠然とReady状態に戻ったSMGに別のスキー兵が隣接攻撃。しかしこれも撃ち負けてしまう!いったいコイツはどんだけ弾を持っているんだ?もう頭に来た!とばかりに装甲車も隣接!すると近接強襲発動!初弾は外したが、攻撃を仕掛けるたびにモロトフを投げつけてきて遂に移動不能に追い込まれた・・・。 :shock:

こうなりゃヤケだとスキー隊長まで投入したが、結局うまく逃げられて壊滅には追い込めず。そういや、Defend戦のソ連兵っていろいろ凶悪なボーナス持ってたよね。すっかり忘れてました。まさに窮鼠猫をかむ状態。あ〜失敗したぁ!! :mad:



砲撃は前回と変わらず。盤外砲は煙幕主体。迫撃砲2門はカチューシャを狙い、もう2門は歩兵支援。そろそろ陣地転換しないとこっちもヤバそうだ。
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砲撃も銃撃もないのに現れた謎のクルー
新手の奇襲戦術か?
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Turn9

Post by Nor » 2008.Dec.21(Sun) 23:13

独軍第9ターン


リプレイでは、敵の砲撃は一切なし。それはそれで不安が募る。北端の森からスナイパーの狙撃が始まる。損害なし。なるほどね。歩兵が煙幕張れればイチコロなんだけど、スナイパーごときに迫撃砲で煙幕撃つのも勿体ない。打つ手無し。


さてさて、ますます歩兵の前進は厳しくなる一方。そろそろ地図を作ってこれまでの作戦結果を分析・再検討しなければならない。でもねえ・・メンドクサイな(笑)。

作戦といえば、実は数ターン前から微妙に作戦は修正されていた。中央南側を進む歩兵中隊と南端を進むスキー中隊の間には、当初10HEX程度の間隙があった。序盤はなるべくこの間隙を閉じる方向で展開してきたが、ここ数ターンは逆に広げる方向で進めている。そう、以前ちょっと検討した浸透戦術である。この結果、すでに敵SMG陣地2箇所をスルーしている。

そして、今回スキー兵が潰走から態勢を立て直したSMGにガンガンつかまってしまったことにより、「頑強な敵を撃退し続けて出血を続けるよりも、スルーできるものはスルーした方が絶対お得である!」というやっぱり当たり前の結論に辿りついた(ずいぶん遠回りしちゃったけど)。 :oops:

すでにスキー中隊には損害が多く、支援用の装甲車も1両移動不能になっているので、これ以上積極的な戦闘は避けたいところだ。つかまってしまったものは退却後態勢を立て直し、すみやかに迂回・浸透戦術に移行するものとする。まあ、その結果後ろから撃たれたりすることもあろうが、森の中に固まっているSMGの群れに隣接攻撃を企てるよりよっぽど建設的だし勝ち目もあるだろう。 :?


今回も特にこれといった展開はなかったが、敵のSMG中隊長らしきユニットを二つ発見した。どうもユニット名はStrandさんが勝手に書き換えているようだが(ホントはユニット名変更は禁止事項。ただし今回は特に打ち合わせていなかったのでスルーする)、これを見る限りSMG中隊は2個あるとみてよいようだ。もひとつ名前の意味がよくわかんないけど。


今回の砲撃は、連絡が取れた105mmの煙幕のみ。迫撃砲はスキー中隊の苦境を救うため砲撃したいところだが、リプレイで敵の砲撃がなかったことから対砲兵射撃の危険が高いと判断。泣く泣く陣地転換を優先する。許せよ、スキー兵! :cry:
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謎のユニット名。たぶん第二中隊指揮官とか書きたかったんだろうと思う。もうひとつ&quot;2Kp/1Grp Lider&quot;ってのがあった。
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Turn10

Post by Nor » 2008.Dec.22(Mon) 01:43

独軍第10ターン


「あと10ターンです」というそっけない言葉とともにメールが来る。そうだ。20ターンで設定したのに、19ターンになっているのだ。ちなみに視界も20にしたのに21になっている。天候は晴れ(1)にしたのに Hazy だ。敵はこちらの前進速度が鈍っていることを承知しているのだろう。術中にはまったか・・・つうか、そもそも輸送手段買ってないのが悪いんだった。


リプレイでは新たな敵砲兵が登場した。203mm B-4 と Mort Grp。隠し球として中盤まで取っておくとはなかなかやるな!迫撃砲は道路北側の歩兵1個小隊にモロ命中。そして同じ場所でSMG以外の地上部隊も出現した。76.2mm歩兵砲!砲撃に続いてド正面にいる我が歩兵をズバズバ撃ってくる。1個小隊が丸ごとピヨってしまった。この最北部はやはり障害物を置いただけでなく、きっちり強力な守備隊を置いていたのだ。STRANDさんも常識が通じる相手だとわかってちょっとホッとした(笑)。

しかし気になるのは、203mm砲が戦線中央部の開豁地に煙幕を張ったことだ・・。なぜ?我々が目隠ししたい場所にわざわざ煙幕を張ってくれるなんて。これは何かある!いや、間違いないと言っていいだろう。おそらくこの煙幕の裏にT-34かKV-1を待機させるつもりなのだ!ついに来るか!・・・・う〜ん、どうしよ(泣)。



とりあえず南から動かしていく。敵と隣接したまま終わったスキー兵は案の定撃退されたので、より一層南側へ固まるように移動していく。動ける装甲車とスキー兵で南端から迂回するように森の背後に進出。距離をとって退却中のSMGを撃ちまくる。SMGの射程は4HEXなので、5HEXで交戦すればスキー兵がやや有利な感じになる。

その北側にいる歩兵中隊もやや北寄りに固まって、SMGの潜む森を突破する。これでスキー中隊の北側と、この歩兵中隊の南側にはぽっかりと空白地帯ができる。さあ、ここに固まっているSMGおよそ2個小隊弱はじきにスルーされたことに気づくはずだが、その時どう動くか見物だな。

さらに北側の工兵中隊の戦域では、PTRDを初めて見かけた。ふむ。こんなものも持ってるのか。SMG中隊付属なんだろうか?そして、その横には・・・あれ?これが中隊長?"1 Kompanii HQ"と書いてある。そうか、前ターンで見つけたのは小隊長だったのか。ま、どっちにしても2個中隊いることは間違いないことはわかった。


さて、道路の南側では見つけた敵兵は全て何とか退却に追い込んだ。問題は道路の北側だ。ここの最前線には1個小隊の歩兵しか配置しておらず、予備小隊として5HEXほど後方を別の歩兵小隊が追随している。この方面はあくまで陽動なので、予備小隊はこっそり道路を南側に渡っておく。

問題は砲撃と歩兵砲で釘付けになった最前線小隊だ。左クリックで一回ずつ回復して、動けるヤツは一歩前進・・・あかん。なんや痛そうな機関銃に撃たれた。やはりここの守りは堅い。正面突破は諦めるにしても、せめて嫌がらせくらいはしておこうと、歩兵砲を撃ってみる。あら、反撃してこない。いとも簡単に全滅させた。ダメだなあ。ちゃんと同じ視界を共有できるところに機関銃をおいとかなくちゃ。

ま、我が軍にとっては幸運だった。歩兵砲の位置からみると、さっき見つけたCrewmanって実はもう一つの歩兵砲のクルーだったのかもしれない。それも我々にはラッキーだったと言えよう。



さてさて、どうにかこうにかここまで来たけど、ゲームはすでに折り返し地点。当初の懸念どおり、歩兵が最寄のVH群までたどり着けるかどうかが勝敗を分ける展開になった。2個中隊のSMG歩兵を撃退しつつ進むのは実に難儀だった。損害の数からみれば、いちおう押しているのはドイツ軍だが、たった2個中隊の歩兵で充分な時間を稼いだことを考えれば、全体的にはソ連軍優勢とみることもできる。

ここで観戦武官の皆様のために、頑張って画面キャプチャした戦況図を添付しておこう。ドイツ軍10ターン終了時の進出状況だ。手前側3つのVH群まではだいたい残り20HEX。あと9ターンしか残されていないので、今後は1ターンあたり2〜3HEXの速度で進まなければならない計算になる・・・・って絶対ムリじゃん! :porc
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これが本当の中隊長!
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ドイツ軍10ターン終了時の戦況図
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Turn11〜13

Post by Nor » 2008.Dec.22(Mon) 21:50

独軍第11〜13ターン


STRANDさんから来るメールの一言が、心なしかおちゃらけてきている気がする。ゲームも半ばを過ぎて我が軍の進出状況からみるに、ソ連軍優勢を確信しているようだ。確かに、このままいくとドイツ軍はほとんどVHを触れずに終わる可能性さえあるが・・・


この3ターンで最も厄介だったのは、間違いなく赤軍砲兵隊だ。203mm盤外、150mmカチューシャ、81mm迫、50mm軽迫が次々と砲弾を降らせてくる。序盤の砲撃こそ盲撃ちで「どこ見て撃ってんの〜(笑)」と気楽に構えていたが、このところかなり的確に大口径砲弾が落ちてきている。もう笑えない。

北部から中央にかけての歩兵は毎ターン砲撃にさらされて、戦力が削られ回復さえままならない状態。おまけに、このターンではカチューシャの直撃弾を受けて、一発も撃っていない2号自走歩兵砲が1両炎上してしまった。いかん!


しかし朗報もある。今ターンで我々はついに!というか予想よりもかなり早くVHの奪取に成功したのだ!場所は最南端VH。功労者はスキー兵である。この方面ではSMGのおよそ半数を壊滅に追い込み、残る半数は華麗にスルーして、南端VH群のある村落に接近したのだ。そして、これは予想しなかったことだが、この村落には敵の気配がないのだ!いったい敵の配備状況はどうなっているのだろう?


試しに、敵戦力の試算をしてみた。現在分かっている敵戦力は、各種砲兵、SMG2個中隊、歩兵砲、HMG、ATG、さらに弾薬輸送車などである。しかし、これだけの戦力では多めに見積もっても1000点少々である。ということは、まだ残る半分のポイント分の戦力はどこかに隠れているのだ。そのなかには、当然戦車戦力もあるだろう。


う〜ん、わからん。敵戦力の半数が把握できないということは、まだ主導権を握れる状況にはないということだ。現在我々が優勢なのは最南端戦線だけで、おそらく敵はこの迂回後方進出に驚いているはずだ。スルーしたSMGのいくつかは全速力で後退を始めている模様である。そうなれば今度は、森から出てくるSMGを村落から距離をとって撃ちまくることができる。ああ、この方面にもっと戦力を置いておくんだった!(泣)


この3ターンの間、ほとんど一歩も前進できないでいた北端戦線は、陽動任務を充分に果たしたとみなして、道路以南に撤退を開始している。敵は1個小隊の歩兵に盤内迫撃砲のほぼ全てを毎ターン撃ってくれたのだ。


ただ、北端での前進を放棄することは、北部にあるVH群の奪取も遠のくということである。まだ迂回して進む可能性は残されているが、我々が勝利を狙いにいくならば、南部と中央のVH群は必ず奪取しなければならない。
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取ったど〜!!
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Turn14

Post by Nor » 2008.Dec.22(Mon) 22:49

シビアな時間が続く。
相変わらず敵の砲撃は厳しい。特に203mm砲は一撃で5〜6人の命を奪っていく凶悪さだ。我が歩兵部隊は縦一列の密集隊形を維持したまま行軍しているので、砲撃の被害をモロに受けやすい。まあ、いまさら言ってもはじまらないが。


我々が勝利を得るためには、何としても南と中央のVH群は押さえなければいけない。それが出来てようやくDrawが狙える程度だろう。この計画に沿って、スキー中隊は北上を開始する。南の集落はほぼ制圧した。といっても敵は皆無なのだが。

西からは苦戦を続ける歩兵中隊がわずかに前進している。そして、スキー中隊と歩兵中隊の間には、取り残されたSMG兵が点在している。うむ。よく考えたらこれは包囲しているともいえるじゃないか!この両中隊が手を握る地点こそ中央集落だ。

そろそろ決断の時だ。装甲部隊はこれまで地味に歩兵支援を行ってきたが、そろそろ単独で飛び出さなければなるまい。敵の対装甲戦力は、これまでのところPTRDと45mm ATGしか確認できていないが、これだけのはずはないだろう。最後の最後で街道上に怪物が出現するのか?
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独軍14ターン終了時の戦況
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Turn15

Post by Nor » 2008.Dec.23(Tue) 00:20

リプレイは相変わらず、203mmの凶悪な砲撃で中央戦線が削られていく。そしてまた、カチューシャのランダム砲撃がみごと自走歩兵砲に命中して炎上した!これで北部戦線の自走砲は一発も撃たないうちに2両ともいなくなった。オープントップの宿命と諦めるか! :mad:

北部道路際ではDshkやATGが邪魔をしてくるが、我々がすでに迂回作戦を取っているのはまだバレてはいないようだ。その証拠に迫撃砲の砲撃がしつこく落ちてくる。ただ、こちらの姿が見えなくなりすぎるといずれ敵は気づくだろう。


今回の朗報は二つある。一つは、SMGのモロトフを受けて故障していた南方の装甲車の修理が完了したことだ。この方面ではお互い激しい消耗戦を展開してきたので、装甲支援は少しでも多いに越したことは無い。

もう一つの朗報は、スキー兵が中央集落に突入できたことだ。それも無傷で。なんと!ここにも敵はいないようなのだ。西側の森から敵兵が大わらわで戻ってきていることから判断しても、この中央VH群もほぼ無人地帯だと判断してよいだろう。

スキー中隊と南側歩兵中隊の距離はさらに縮まり、間に取り残されたSMGを殲滅していく。しかし、この中央集落はさらに東側にカチューシャ部隊のいるVH群と繋がっているので、全然楽観はできない。強力な部隊が東側から押し寄せてくる可能性は充分あるのだ。


しかし、直近の目標であった南部・中央部VH群の確保は時間の問題となりつつある。あとは北側にいかに突入するか、そして確保したVH群を守りきるかだが・・・
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Turn16

Post by Nor » 2008.Dec.23(Tue) 01:54

独軍16ターン


ヤツらは来た!ついに来た!恐れていたこの瞬間がついに訪れた!南と中央でT-34が3両ずつ現れたのだ! :pale

無防備なまま散開中のスキー兵はほぼ半数が撃ちすくめられた上、カチューシャまで降り注いで一分隊消滅。前後をT-34に囲まれたスキー中隊は二つのVH群にまたがる中途半端なカタチで分断されてしまった。 :mad:


しかしまあ、当然このような事態が起こることは予想していたのだ。が、予想していただけで、とりたてて素晴らしい作戦を用意していたわけではない。 :porc


さて、どうしよう・・・・。とりあえずもう戦車部隊を全部前に出すしかないな。そして取っておきの88も前線に送り出す・・・と、ここで88輸送車1両が故障!!!!なんでこんな時に!88は自力移動できないから、もう動けない。こんな辺鄙なところで待ち構えたって意味ないじゃん!! :mad:


しかし、すぐにでもT-34を何とかしないとスキー兵が全滅してしまう。効果はともかく、少なくともこちらの士気が阻喪していないことを敵に示さなければならない。敵はきっとここまで隠しておいたT-34を一気に放出して調子に乗っているはずだから。

ここは意を決して4号D型を突入させる。道路を走って・・・・T-34の側面を後方から3HEXで狙う・・・敵の臨機は当然当たらない!気合があれば弾なんてよけていくのだ!そして横っ腹目がけて・・・発射!命中!そして乗員離脱!おっしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜! :cheers


しかしこれはラッキーショットだから、次のT-34には当たらない。ああ、まあ一矢報いたといえるだろう。これで敵も我が軍の戦車を恐れるはずだ。しかし次のターンにはこの4号D型は消えているだろうこともほぼ間違いないな。 :cry:


さてさて、0.2で撃てる砲兵はT-34を狙っておくか。北部集落の攻略も地味だが着々と進行中。しかしこっちは間に合わない可能性も高いな・・・。ああ、これで本当にどちらが優勢なのかわからなくなった。現時点ではサプライズを見せたという点でソ連に分があると言ってよいだろう。我々の切なる願いとしては、T-34に続いてタンクデサントとか自動車化歩兵とか出てくるのだけは勘弁して欲しい。
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独軍16ターン終了時の戦況
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Turn17

Post by Nor » 2008.Dec.23(Tue) 04:25

独軍17ターン


北部でもT-34が3両登場した。これで各方面に3両ずつ、合計9両のT-34が出てきたわけだ。そして北部では2号戦車1両が被弾炎上。中央でも4号戦車との撃ち合いがあったが、お互いに命中弾は与えられなかった。しかし、中央と南部では再びスキー兵が射撃の的になったうえ、203mmとカチューシャが降り注いでスキー兵がどんどん削られていく。



さて、残すところ3ターン。実はリプレイをみた段階で、STRANDさんに本日はここまでにしようと申し出た。ここが最大の山場なのは間違いないし、ここでどう戦うかで勝敗が決まってしまう。そういう大事なターンを深夜眠い頭でプレイするのはヤバイと思ったからだ。ま、簡単に言えば「ビビった」わけですね。

しかし、ここで中断してしまうと絶対に寝られない(笑)。マップを確認しながらあ〜だこ〜だイヤな汗を流しながら悩んでいるうちに朝が来るという毎度のパターン確定だ。ちょっと明日はいろいろあるので、できることならちゃんと寝たい。え〜い、もう深く悩まずに一気にやってしまおう!というわけで、セーブはやめてそのままプレイする。もう残された時間は少ないので、最強攻策で行くしかないのだ。



まず南部。装甲車がT-34の側面に飛び出す。距離6HEXと9HEXにT-34がいる。臨機射撃は当然外してもらう。さてここからだ。Sdkfz-222の20mm砲はAPCR弾を豊富にもっているので、運が良ければ側面を貫通・・・はムリでもラッキーショットが発生する可能性はある。乗員離脱も狙えるはずだ。でも移動距離が長かったのでお互いに致命弾のないまま終わる。よし。これでいいのだ。機銃が当たったから近場のT-34は"Buttoned"になった。

そして真打登場。スキー中隊長だ。一歩移動でT-34の前に出る・・・臨機無し。"Buttoned"なので、きっとこちらには気づいてないのだ。そしておもむろに対戦車地雷を取り出して武器選択攻撃!いけっ!ドゴ〜ン!一撃命中!殊勲の中隊長は再び森に戻る。これで残る2両のT-34は怖くて近寄れなくなっただろう。



次は中央。こちらは前ターンで1両乗員離脱に追い込んだので、残りは2両。4号戦車は動かずとも1両を撃てるが、北部のT-34の視界に入れられている。距離があるので当たらないとは思うが、背後を取られたまま戦うのは分が悪い。そこで東に3HEX移動して後方からの視界を切り、残る2両のT-34を後方側面から狙い打ってやろう・・・・臨機発動・・・最初は外した。しかしもう1両も撃ってくる・・・ああああああああああああ!!やられた!!

4号戦車はあえなく炎上して第一弾攻撃は失敗。しかしここでめげてはならない。犠牲はつきものなのだ。今度はちょっと離れたところからスキー兵が射撃。もちろん"Buttoned"にすることが狙いだ。そして・・・2号自走歩兵砲が正面から一気に5HEXまで詰め寄る。そして・・・フォイア!!二弾目でどか〜んっ!命中!離脱した乗員はすかさずスキー兵が始末する。

これを見ていた残る1両もButtonedに。別の自走砲が攻撃を開始するが当たらず。今度はスキー兵が隣接して戦車地雷で選択攻撃。命中せず。え〜い、ケリをつけてしまえ。我が軍の隠し球、火炎放射戦車が一気に2HEXまで詰め寄って攻撃!!・・・当たらん!さらにもうひとつスキー兵が隣接して攻撃するがこれもダメ。まあ仕方が無い。これだけ集中攻撃を受けたらコイツはどちらにしろ終わりだろう。抑圧過多で乗員離脱か、一気に退却するかのどちらかだ。


そして、この状況を利用しない手はない。敵としては何とかこのT-34を助けたいと思うはずだ。南部のT-34は数HEX移動すれば支援できるほど近くにいる。そして目の前には火炎放射戦車なんてオイシイ獲物が見えるのだ。まず間違いなく北上したくなるだろう。もちろん、南部には装甲車という獲物もいるので、西側に移動してくる可能性もある。この両方の可能性を考えてワナを仕掛けておこう。装甲車1、チェコ戦車2、自走対戦車砲2、自走歩兵砲2の配置を整える。T-34に比べれば我々の装甲ユニットは非力だが、数だけはある。四方から滅多打ちにして乗員離脱に追い込みさえすれば良いのだ。



最後は北部を動かす。ここに現れた3両のT-34は脅威だ。この方面の装甲戦力は、頼みの自走歩兵砲がカチューシャのせいで早々と壊滅したので、2号戦車が2両しかない。おまけにここを担当する88は煙幕に閉ざされた地点で動けなくなっている。他にも50mmATGと20mmAAが2門ずつあるといえばあるのだが・・・輸送費をケチったために鈍足馬車が2両しかないので満足に前進できないでいるのだ(泣)。そういえば南端にもATGがいるが、こっちも馬車がまともに動かず孤立している。やっぱトラクター買うべきだったな。

それはともかく、もしも北部の敵に満足な歩兵戦力が無いとすれば、このT-34は西に突っ込んでくることはないだろう。そしておそらく、敵にはもう戦える歩兵はいないはずだ。だからこそ、ここのT-34は素直に北部集落から道路を通るのではなく、わざわざスタックの危険がある森林際を通って現れたのだ。この予測が当たっているなら、このT-34にできることは我が歩兵が北上するのを邪魔することと・・・状況次第では中央部の援護に向かうことを考えているのかもしれない。

こいつ等が中央集落に向かうとなると、我々は側面を衝かれることになるので厄介だ。ただ、中央集落までは森林と湿地が多数あるのでスタックの危険は高くなる。それでもあえて南下するなら、敵の予備戦力は出尽くしたということだろう。念のため、動ける88を中央集落西側の森に配置する。ここからなら北側を狙える。そして、敵の決断を鈍らせるために、2号戦車はT-34を無視して北部集落に接近しておく。歩兵はついてこられないが、こうしておけばT-34が釣られて北側に戻る可能性も出てくるだろう。



あとは砲撃。北部集落にはさきほどから盤外砲をじゃんじゃん降らせている。輸送トラック1両を破壊したし、おそらくここにいる迫撃砲もしばらく沈黙せざるをえないだろう。そして運よく北部T-34の出現地点に浮動照準を置いていたので、照準を微調整してこれも砲撃。南部のT-34も0.2の迫撃砲で狙い続ける。少しでも動かなければ砲弾が降ってくるというプレッシャーを与えるのだ。


さあ、出来ることはやり尽くしたぞ!これで心おきなく寝られる(笑)
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ドイツ軍17ターン終了時の戦況
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Turn18

Post by Nor » 2008.Dec.23(Tue) 23:02

独軍18ターン


「激闘戦車戦!」というタイトルでもつけたいくらいの凄まじいリプレイだった。中央集落に1両残ったT-34はやはり敵ターンで乗員離脱したようで成す術なしだったようだ。敵は非情にもここに203mm砲を雨あられと降らしてくる。味方もろとも土に返さんとするばかりの砲撃!

南部では、T-34が軽々と装甲車1両を炎上させて北上を開始する。これは我々の予測どおりの行動で期待通りにワナにかかってくれた!と思いきや、待伏せしていた2両のチェコ戦車はなかなか戦果をあげられない。数の上では2vs2と互角に戦える予定だったが・・・なんと!T-34がもう一両増えているではないか! :shock:

数でも勝る敵は勝てると踏んだかさらに接近してくる。馬鹿め〜、そこにはちゃんと装甲車が0距離で待伏せているのよ!っと思ったら、装甲車はビビって逃げ出してしまった・・・ :porc
しかし、さらにスキー兵も建物に伏せているのだ〜!といっても、スキー兵は近接強襲できない。が、チェコ戦車と撃ち合いをはじめたT-34を背後から攻撃!これにはさすがにビビったようで、T-34の照準はくるりとスキー兵に向かった。このT-34は、スキー兵、装甲車、チェコ戦車2両の包囲攻撃を受けるカタチになった。

残る2両のT-34はチェコ戦車と激しく撃ちあう。T-34の弾は当たらず、チェコ製の弾は時々当たるが効果なし。まあ、中央集落への進出を食い止めたという点で作戦は成功と言えよう。

北部のT-34は、砲撃で1両足止めに成功。しかし残り2両はスタックを恐れたか南下はせず、やや西側に前進して目前の工兵小隊を撃ちまくる。ちゃんと小隊長を優先的に撃ってくるところなんかはさすがだ。しかし、これで北部のT-34はほとんど遊兵扱いになったことが確定した。目指すVHも守るVHもない。ただ我々の戦力を消耗させることを目的にしたようだ。



さて、これで残りは2ターンとなった。今回新たに南部でT-34が1両追加されたが、おそらくもう新手は登場しないだろう。T-34は中隊で買って、余分な1両は中隊長だったと考えられる。予算的にみれば、敵はまだ戦力を残しているはずだが、それは東奥のVHとその周辺、特に東端にある高地群に置いてあると見るべきだろう。つまり、我々はこれらの敵を無視してよいということだ。目の前にいるT-34を全て排除して、南部と中央のVH群を確保できれば互角のポイントになるはずだ。


南部から開始。Retreat状態のT-34をスキー兵が襲う。ハズレ。装甲車が接近して交戦する。逆に撃退されてしまった!ならばと、1号対戦車自走砲を繰り出す・・・命中!炎上!中央集落から自走歩兵砲が顔を出して正面から勝負!これも勝った!チェコ製が背後に回りこんで攻撃!当たるけどダメ!え〜い、やっぱり150mmに頼るしかない。これで最後の1両も炎上させる!どや〜!!! :cheers


中央では離脱乗員を探して火炎放射戦車でトドメを刺す。これで南部・中央からT-34を一掃したことになる。敵に奪還されていたVHも全部取り返した。これでVH確保数では1つ負けているだけになった。


最後は北部。しかし北部集落の奪取は時間的に不可能に近い。それでも一縷の望みにかけて前進するべきか・・・二号戦車が前進したところ、集落西側の建物から発砲。76mm歩兵砲のようだ。この戦いで敵の歩兵砲はなかなか活躍している。対歩兵にも対戦車にも充分な威力を持っているからだ。ここでも二号戦車が1両やられた。やはりもうダメか。

北部集落の攻略はすっぱりと諦めて、接近してきた2両のT-34を潰す方策を練るべきか。まず正面にいる工兵小隊はさきほどの損害が大きいが、地雷2発を埋設することに成功している。そして、T-34のすぐ南側のところにも別の工兵小隊が接近している。とりあえず使えるのはこの工兵2個小隊だけだ。

もう少し西側には動けなくなった88がいるし、その付近には50mmATGや20mmAAもいる。ただし、これらは煙幕に視界を遮られてT-34を射界に収められない。あと1ターンで煙が晴れてさえくれれば・・・・


砲撃は北部集落と残っているT-34に集中。さあ、泣いても笑ってもあと1ターンだ。
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ドイツ軍18ターン終了時
北部の戦況
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