第7回公式戦の結果
Posted: 2009.Aug.22(Sat) 02:43
あまりにもい~加減な準備と、このところ一段と悪化した過疎化によって開催が危ぶまれた公式戦ですが、結果的には新規参入者を交えるという理想的なカタチで開催できました!
とはいえ3人しか集まらなかったので1vs2の変則マッチを考えましたが、諸般の都合から(ええ、私のミスですとも)AIを入れて2vs2でやることになりました。
3人ともボイチャを準備して作戦もへったくれもなくワイワイ騒ぎながらの楽しい戦いができてよかった。参加者お二人に感謝です!
【使用シナリオ】
viewtopic.php?f=13&t=803
【参加指揮官】
<先攻アメリカ>
こんぴゅーたあ(P1)、Nor(P3)
<後攻ドイツ>
Weide(P2)、Pioneer(P4)
【指揮戦力】
米軍AI : HQ x 1、M18 Hellcat x 2個小隊(計8両)
米軍Nor : M4A3 Sherman x 3個小隊(計15両)
独軍Weide : HQ x 1、Las 762 x 2個小隊(計8両)
独軍Pioneer : Pzkpfw-IVg+ x 3個小隊(計15両) ただし各小隊1両は StuG40 ausf F/8
【設定概要】
・C&Cオフ
・各プレイヤーの持ち時間 120秒
・タイム/時間倍増なし
・臨機射撃判断時間 3秒
・索敵率 70%
・臨機発動可能性 80%
【最終結果】
先攻:後攻
スコア 3050:522(先攻 DV)
損害 Men 23:134、AFV 3:18
【MVP・敢闘賞・名誉称号】
いちおう勝利チームということでMVPの可能性があるのは私ということになりますが、またしても私は主催者で、マップを含めた対戦仕様を全て決めていたし、他の参加者より多くを知る立場にあったことを考慮して、今回も辞退を決定しました。よって、今回のMVPは該当者ナシとします。
でもまあ、せっかくやったのに何もナシというのもアレなので、自称初心者ながら臆せず積極的に参加してくれた Pioneer さんに、主催者の独断で敢闘賞を差し上げることにします。オメデト〜!
もひとつ異例ではありますが、敢闘賞 Pioneer さんの名誉称号として、「突撃一番」を奉りま〜す。この称号は独軍四号戦車を駆って果敢にヘルキャットに立ち向かった戦闘姿勢に由来します。あ、本来の「突撃一番」の意味はググってください。
【アメリカ側からみた展開】
米軍はAIと共闘することになる。最初の決断は、操作ユニットとしてシャーマン15両をとるかヘルキャット8両を取るかだか、やっぱり動かし方が難しく決定力のあるヘルキャットを操作すべきだろうと思ってP3を選ぶ。ところが実はP3がシャーマン担当だった・・・しかし何が幸いするかわかりませんな。結果的にはこの間違いが良い方に転んだ。
序盤は静かな出だし。あまり前には出ずヘルキャットを中心に上下(左右)に広がる形をとる。なんせ共闘プレイヤーがAIなので、AIの動き方をみながらシャーマンの動かし方を決めなければならない。ところが2ターンになってもヘルキャットは一歩も動かないではないか!!
これはもしかして・・・シャーマンだけで戦わなければならないのか?!正直焦りまくる
3ターンになってもヘルキャットは一歩も動かない。しかたなくマップ上下にシャーマン小隊を1個ずつ展開させ、中央のもう一個小隊は下がり気味に受け止めるカタチにする。おそらくシャーマンが敵主力の4号を抜くには25HEX以下まで引きつけなければならない。しかしマップは広くコマが少なすぎる。どうするオレ?
やはり対人戦だから敵も慎重に前進しているようだ。最初の戦闘はマップ北側の高地で始まる。いわゆる「端攻め」で、お互いに側面を取ろうとしているのは間違いない。幸先よく1両撃破するが、すぐにシャーマンも1両やられる。あかん・・・こんな感じですすむとコマの数でこちらが圧倒的に不利になる。しか~し、4ターンくらいから突如としてヘルキャットが猛然と動き出す。ただただ前へ開豁地をぶっちぎって一目散に敵に突撃するつもりだ。・・・あんた自走対戦車砲でっしゃろ。
しかしこのAIお得意のがむしゃら突撃が敵の虚を突くカタチになった。中央を突き進んだヘルキャット8両は、損害をものともせず中央に展開していた4号戦車群と激しく撃ちあう。幸運にも助けられてヘルキャットの損害は2両、敵の損害は3両以上。この突然の大損害でひるんだ敵は、マルダーはやや下がって待伏せに転じ、4号も移動距離を減らして慎重に姿を隠さざるを得なくなったようだ。
ここだ!このタイミングを逃してはならない。唐突なヘルキャットの突撃で中央部を制圧した今こそ、両端のシャーマンが攻勢に転じなければならない。きっとアホなAIは無意味なVH(10個あるけど全部でたった200点)を全制覇すべくヘルキャットを前進させ続けるだろう。ヘルキャットが敵の待伏せているキルゾーンに踏み込む前にシャーマンでかたをつけなければならない。
こうして南方のシャーマン小隊が動き出す。小隊長以外を2両一組で行動させ、敵を発見したら最低2方向から攻撃できるように展開してドイツ軍の精密射撃をかわしていく。移動担当部隊(2両)が敵の臨機射撃をひきつけたら、高地に静止している射撃部隊(たぶんハルダウン完成している)が狙い済まして射撃。ここでも運が味方して優勢に進める。結果、南部から中央部にかけては我がほうの制圧下にはいる。
北方では少なからぬ敵が潜んでいることを察知していたので、こちらのシャーマン小隊は序盤から動かず、というより動けず。2両一組で森に潜んでじっと敵の動きを待つ。C&Cはオフだが、おまじないの態勢Defend変更も忘れない。終盤にはいってついに敵が焦れた。4号小隊が10HEX以内で次々に射程に入ってくる。臨機を外してもこちらの姿は見つからず一方的に攻撃できる。こうして北部のシャーマン小隊も自らの任務を果たした。
敵戦車の移動音はターンを重ねるごとに減っていき、迎えた最終ターン。最後の攻撃。危ないとは知りつつ下がり気味の敵を追ってついでにVHも全部踏んじゃろと思ったら、やっぱりそうはいかなかった。敵もさるもの。きっちりマルダー小隊が北東VHを射程に収めて待伏せしている。今度は形勢逆転。見えない敵からの攻撃を受けつつ反転。VH制圧をあきらめて後退してターン終了。
しかし敵も最終ターンなので、待伏せマルダーといえども前進しなければ戦闘にならない。覚悟を決めた敵は最後の突撃を敢行するが、動いたマルダーはほとんど当たらない。幸運にも損害を増やさないままゲーム終了。
【感想】
アメリカ軍勝利の遠因としては、1vs2の変則マッチは寂しくていや~ん!という私のわがままを受け入れてもらえたこと、指揮部隊の選択を偶然間違えたこと、AIのがむしゃら突撃が敵をびびらせたこと、などが挙げられるでしょう。直接的な勝因は、AIのヘルキャットがガンガン敵をやっつけてくれたことに尽きますね。私のシャーマン部隊も最低限の役割は果たしたとは思いますが、一番難しい局面を打開してくれたのはヘルキャットだったことは間違いありません。
また、ある程度チマチマとした小技を使った影響はあると思いますが、このシナリオは純粋な戦車戦で戦力も互角なので最終的には米軍は運がよかったのだと思います。
勝敗はともかく、ゲーム自体も私にとって久々のオンライン対戦だったこともあって非常に楽しめました。敵味方でボイチャのチャンネルを分けなかったので、互いに「食らえ!」「やめて~!」「アアアアアアアア!」と叫びながらプレイできたことが私にとっては有難かったです。一人で黙々とやってもつまんないですもんね。
そのせいで独軍のお二人はローマ字チャットでしか作戦を相談できなくなったので、ご迷惑をおかけしたのですが・・・
ともかく、これで3人+AIでも充分面白い戦いができることが実証されました。次回からオンライン戦の最低人数は3人でもOKですね。人数が少ないことの最大のメリットは所要時間が短くてすむことで、今回は一人当たりの持ち時間2分でゲーム開始から10ターン終了まで、途中で一回落ちてやり直したにも関わらず、2時間弱しかかかりませんでした。ちなみに、たった5分で適当に(!)選んだシナリオでしたが、バランス・指揮部隊の数・戦闘条件など全ての面でオンラインに最適なものでした。
最後に、公式戦初参加にも関わらず、速やかにボイチャを導入し、積極的にプレイしてくれたPioneerさんに改めて感謝します。今回は不運にも勝利には恵まれませんでしたが、あとちょっと知識と経験を備えればベテラン指揮官として名を馳せる日も近いでしょう。勝負は時の運なので、これに懲りずまたよろしくお願いします。また、前回の長期PBEM戦を経ても指揮崩壊せず、毎回公式戦に参加してくださるWeideさんにも大感謝です。次回以降の公式戦もぜひ。
では参加者のお二人は、以下に感想などお願いします。
とはいえ3人しか集まらなかったので1vs2の変則マッチを考えましたが、諸般の都合から(ええ、私のミスですとも)AIを入れて2vs2でやることになりました。
3人ともボイチャを準備して作戦もへったくれもなくワイワイ騒ぎながらの楽しい戦いができてよかった。参加者お二人に感謝です!
【使用シナリオ】
viewtopic.php?f=13&t=803
【参加指揮官】
<先攻アメリカ>
こんぴゅーたあ(P1)、Nor(P3)
<後攻ドイツ>
Weide(P2)、Pioneer(P4)
【指揮戦力】
米軍AI : HQ x 1、M18 Hellcat x 2個小隊(計8両)
米軍Nor : M4A3 Sherman x 3個小隊(計15両)
独軍Weide : HQ x 1、Las 762 x 2個小隊(計8両)
独軍Pioneer : Pzkpfw-IVg+ x 3個小隊(計15両) ただし各小隊1両は StuG40 ausf F/8
【設定概要】
・C&Cオフ
・各プレイヤーの持ち時間 120秒
・タイム/時間倍増なし
・臨機射撃判断時間 3秒
・索敵率 70%
・臨機発動可能性 80%
【最終結果】
先攻:後攻
スコア 3050:522(先攻 DV)
損害 Men 23:134、AFV 3:18
【MVP・敢闘賞・名誉称号】
いちおう勝利チームということでMVPの可能性があるのは私ということになりますが、またしても私は主催者で、マップを含めた対戦仕様を全て決めていたし、他の参加者より多くを知る立場にあったことを考慮して、今回も辞退を決定しました。よって、今回のMVPは該当者ナシとします。
でもまあ、せっかくやったのに何もナシというのもアレなので、自称初心者ながら臆せず積極的に参加してくれた Pioneer さんに、主催者の独断で敢闘賞を差し上げることにします。オメデト〜!
もひとつ異例ではありますが、敢闘賞 Pioneer さんの名誉称号として、「突撃一番」を奉りま〜す。この称号は独軍四号戦車を駆って果敢にヘルキャットに立ち向かった戦闘姿勢に由来します。あ、本来の「突撃一番」の意味はググってください。
【アメリカ側からみた展開】
米軍はAIと共闘することになる。最初の決断は、操作ユニットとしてシャーマン15両をとるかヘルキャット8両を取るかだか、やっぱり動かし方が難しく決定力のあるヘルキャットを操作すべきだろうと思ってP3を選ぶ。ところが実はP3がシャーマン担当だった・・・しかし何が幸いするかわかりませんな。結果的にはこの間違いが良い方に転んだ。
序盤は静かな出だし。あまり前には出ずヘルキャットを中心に上下(左右)に広がる形をとる。なんせ共闘プレイヤーがAIなので、AIの動き方をみながらシャーマンの動かし方を決めなければならない。ところが2ターンになってもヘルキャットは一歩も動かないではないか!!
これはもしかして・・・シャーマンだけで戦わなければならないのか?!正直焦りまくる
3ターンになってもヘルキャットは一歩も動かない。しかたなくマップ上下にシャーマン小隊を1個ずつ展開させ、中央のもう一個小隊は下がり気味に受け止めるカタチにする。おそらくシャーマンが敵主力の4号を抜くには25HEX以下まで引きつけなければならない。しかしマップは広くコマが少なすぎる。どうするオレ?
やはり対人戦だから敵も慎重に前進しているようだ。最初の戦闘はマップ北側の高地で始まる。いわゆる「端攻め」で、お互いに側面を取ろうとしているのは間違いない。幸先よく1両撃破するが、すぐにシャーマンも1両やられる。あかん・・・こんな感じですすむとコマの数でこちらが圧倒的に不利になる。しか~し、4ターンくらいから突如としてヘルキャットが猛然と動き出す。ただただ前へ開豁地をぶっちぎって一目散に敵に突撃するつもりだ。・・・あんた自走対戦車砲でっしゃろ。
しかしこのAIお得意のがむしゃら突撃が敵の虚を突くカタチになった。中央を突き進んだヘルキャット8両は、損害をものともせず中央に展開していた4号戦車群と激しく撃ちあう。幸運にも助けられてヘルキャットの損害は2両、敵の損害は3両以上。この突然の大損害でひるんだ敵は、マルダーはやや下がって待伏せに転じ、4号も移動距離を減らして慎重に姿を隠さざるを得なくなったようだ。
ここだ!このタイミングを逃してはならない。唐突なヘルキャットの突撃で中央部を制圧した今こそ、両端のシャーマンが攻勢に転じなければならない。きっとアホなAIは無意味なVH(10個あるけど全部でたった200点)を全制覇すべくヘルキャットを前進させ続けるだろう。ヘルキャットが敵の待伏せているキルゾーンに踏み込む前にシャーマンでかたをつけなければならない。
こうして南方のシャーマン小隊が動き出す。小隊長以外を2両一組で行動させ、敵を発見したら最低2方向から攻撃できるように展開してドイツ軍の精密射撃をかわしていく。移動担当部隊(2両)が敵の臨機射撃をひきつけたら、高地に静止している射撃部隊(たぶんハルダウン完成している)が狙い済まして射撃。ここでも運が味方して優勢に進める。結果、南部から中央部にかけては我がほうの制圧下にはいる。
北方では少なからぬ敵が潜んでいることを察知していたので、こちらのシャーマン小隊は序盤から動かず、というより動けず。2両一組で森に潜んでじっと敵の動きを待つ。C&Cはオフだが、おまじないの態勢Defend変更も忘れない。終盤にはいってついに敵が焦れた。4号小隊が10HEX以内で次々に射程に入ってくる。臨機を外してもこちらの姿は見つからず一方的に攻撃できる。こうして北部のシャーマン小隊も自らの任務を果たした。
敵戦車の移動音はターンを重ねるごとに減っていき、迎えた最終ターン。最後の攻撃。危ないとは知りつつ下がり気味の敵を追ってついでにVHも全部踏んじゃろと思ったら、やっぱりそうはいかなかった。敵もさるもの。きっちりマルダー小隊が北東VHを射程に収めて待伏せしている。今度は形勢逆転。見えない敵からの攻撃を受けつつ反転。VH制圧をあきらめて後退してターン終了。
しかし敵も最終ターンなので、待伏せマルダーといえども前進しなければ戦闘にならない。覚悟を決めた敵は最後の突撃を敢行するが、動いたマルダーはほとんど当たらない。幸運にも損害を増やさないままゲーム終了。
【感想】
アメリカ軍勝利の遠因としては、1vs2の変則マッチは寂しくていや~ん!という私のわがままを受け入れてもらえたこと、指揮部隊の選択を偶然間違えたこと、AIのがむしゃら突撃が敵をびびらせたこと、などが挙げられるでしょう。直接的な勝因は、AIのヘルキャットがガンガン敵をやっつけてくれたことに尽きますね。私のシャーマン部隊も最低限の役割は果たしたとは思いますが、一番難しい局面を打開してくれたのはヘルキャットだったことは間違いありません。
また、ある程度チマチマとした小技を使った影響はあると思いますが、このシナリオは純粋な戦車戦で戦力も互角なので最終的には米軍は運がよかったのだと思います。
勝敗はともかく、ゲーム自体も私にとって久々のオンライン対戦だったこともあって非常に楽しめました。敵味方でボイチャのチャンネルを分けなかったので、互いに「食らえ!」「やめて~!」「アアアアアアアア!」と叫びながらプレイできたことが私にとっては有難かったです。一人で黙々とやってもつまんないですもんね。
そのせいで独軍のお二人はローマ字チャットでしか作戦を相談できなくなったので、ご迷惑をおかけしたのですが・・・
ともかく、これで3人+AIでも充分面白い戦いができることが実証されました。次回からオンライン戦の最低人数は3人でもOKですね。人数が少ないことの最大のメリットは所要時間が短くてすむことで、今回は一人当たりの持ち時間2分でゲーム開始から10ターン終了まで、途中で一回落ちてやり直したにも関わらず、2時間弱しかかかりませんでした。ちなみに、たった5分で適当に(!)選んだシナリオでしたが、バランス・指揮部隊の数・戦闘条件など全ての面でオンラインに最適なものでした。
最後に、公式戦初参加にも関わらず、速やかにボイチャを導入し、積極的にプレイしてくれたPioneerさんに改めて感謝します。今回は不運にも勝利には恵まれませんでしたが、あとちょっと知識と経験を備えればベテラン指揮官として名を馳せる日も近いでしょう。勝負は時の運なので、これに懲りずまたよろしくお願いします。また、前回の長期PBEM戦を経ても指揮崩壊せず、毎回公式戦に参加してくださるWeideさんにも大感謝です。次回以降の公式戦もぜひ。
では参加者のお二人は、以下に感想などお願いします。