そして、SPWAWもまた例外ではありません(笑)。ちょっと強引ですが、将来的な海外対戦の普及を考慮して、本司令部の公式戦ルールを、海外におけるSPWAW対戦の一大拠点"Spwaw Depot"の推奨ルールと同じにしようと思います。早い話がルール決めるの面倒だから、パクっちゃおうというわけです。

早速本題に入りますと、Depotでは具体的なルール(C&Cの有無や何ポイント使って何を買うとか)は、対戦者間の合意次第でどうにでもなるようです。しかしその一方で、"code of honour"(対戦儀礼)という事項が決められていて、これが重要なんですな。この"code of honour"は対戦に参加する人は誰しも尊重すべき倫理規定みたいな位置づけです。
具体的には、
・Cannon Fodder Code
・DAR Code
という二つがあります。そう、現時点ではたった二つしかないんです。ルールは少ない方が良いということもあるでしょうが、その裏には、皆が納得できるルールを作るのは難しいという現実も垣間見えます。
ではそれぞれのルールを説明しましょう。元ネタは↓です
http://spwaw.com/phpBB2/viewtopic.php?t=9271
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Cannon Fodder Code(砲弾の餌食コード)
安いユニットや戦闘力のほとんどないユニットを使って、敵の位置を暴いたり、臨機射撃を消耗させるような戦い方は推奨できません。この一例を示すと、ジープを使って、隠れている敵の装甲ユニットに発砲を強いその位置を暴くこと、またそれによって、友軍の装甲・対戦車部隊に対して敵装甲ユニットを脆弱にすることが挙げられます。
ただし、このコードには以下のような戦い方は含まれません。すなわち、偵察部隊が敵の位置や戦力を把握するために突入すること、歩兵用兵器で装甲ユニットを射撃すること、移動力の少ないユニットが高速で移動すること、大量の歩兵が突撃する人海戦術などです。
DAR Code(戦闘経過報告コード)
対戦中のプレイヤーは、敵のDARを読まないことを期待されます。対戦してない方は、DARについて議論することや対戦参加者にDARから得た情報を暴露するようなことは慎むべきです。
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まず、Cannon Fodder Code ですが、これはどのような行為が該当するか厳密に定義するのは難しいルールです。「安いユニットや戦闘力のほとんどないユニット」による臨機吸いや位置暴露ということですが、どれくらいが「安」く、どれくらいが「戦闘力がほとんどない」のかは、人によって状況によって様々かもしれません。
一方、DARコードは、対戦中に敵プレイヤーが書くDARを読んじゃいけないよという至極簡単なルールです。第三者もどちらかの対戦者に情報を漏らしてはいけないと。
いや、正確に原文に当たれば、「禁止する」とか「〜してはならない」という表現は使われていません。その代わりに、「推奨されない」とか「期待される」とか「慎む」などという非常に婉曲的な言い回しが多用されています。
そもそも、ここでいうcodeとは、容認される行動基準くらいの意味で、「だいたいこんな感じでやってね」「こういうやり方はあんまりウケがよくないよ」という目安だと考えるべきでしょう。大事なのは字句の厳密な定義ではなく、背後にある精神です。どちらのコードも、その背後にある理念は、なるべく実際の戦闘で起こったような「リアル」なやり方で、敢えていろいろな制限を自らに課して、盛り上がる対戦をしましょう、ということでしょう。だから、50 calとバズーカを持ってるジープは弱く無いだろ?とか、ハーフトラックが突っ込むのはいいのか?とかいうのはヤボな質問です。

というわけで、この2つのコードを本司令部における対戦でも採用します。実は、Depotではほかにもコードとして認められてはいないものの、暗黙の了解とされているようなルールもあります。それらはおいおい紹介していくことにします。