
【使用シナリオ】
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【参加指揮官】
<英軍>
まんだりん(P1)、junkers(P3)、Nor(P5)
<独・伊軍>
Sufiy(P2)、Apricot(P4)、濱(P6)
【最終結果】
英:独伊
スコア 3798:1409(英軍MV)
損害 Men 121:143、Art 0:2、AFV 0:1
【MVP・敢闘賞・特別賞】
今回のMVPは、憎らしい伊軍装甲車AB41を最後に撃破したjunlersさんに決定。さらにこの栄誉を讃える名誉称号は「赤いキョーカン」とすることに決定。英軍空挺部隊の異名「赤い悪魔」+「指導教官」に由来します。
敗戦陣営から選ばれる敢闘賞は、見事Sufiyさんが受賞。このシナリオでは優遇されているとはいえ、決して強くないはずのイタリア軍部隊を率いて、序盤の英軍包囲部隊を壊滅の危機に追い込んだのはお見事でした。お二人とも、おめでとうございます。 cheers
そして今回はさらに特別賞にシナリオ作成者のサトさんが選ばれました。もともとバランスの良いことで有名な名作シナリオとはいえ、3vs3のオンライン戦用にかなりの時間をかけて調整してくれたサトさんに感謝します。今回の盛り上がりは絶妙なバランス調整の上に成り立つものでした。
【展開】
このシナリオはランダムに決まる両軍空挺部隊の降下地点が最大の問題。どこに降りるか・・だいたいの位置はわかっていても、実際にどこに降下するかはフタをあけてみないとわからない。
緊張の第一ターン。互いに敵のまっただ中に降下した部隊はいない。ほっと一息。最初の仕事は抑圧回復だ。しかしこれに手間取る。運悪く小隊司令部が回復できなかったりして、移動目標も変更できない。これは英軍だけに限らず独軍も同じだったはずだ。
その序盤の混乱状態を利用して活躍したのがイタリア軍。偵察能力はあるがライフルしか持ってないイタリア兵で英軍空挺部隊を捜索し、AB41装甲車が距離を取って撃ちまくる。この怒濤のイタリア・ラッシュが4ターンほど続いた。橋の南岸(右側)に降下した英空挺部隊2個小隊は、あっという間に戦力半減。上下左右から独伊軍に包囲され絶体絶命のピンチに!
橋の北岸(左側)に降下した英軍部隊を指揮するのはjunkersさん。南岸の包囲部隊を救出するには一刻も早く橋を渡ってきてもらわないといけない。意外と簡単にMG42を撃破したものの、両英軍部隊の間にはイタリア軍が居座っている。早く合流しないと英軍司令部も壊滅してしまう・・。
英軍両部隊がようやく手を繋げたのは7ターンあたり。ここまで持ちこたえたのは、まんだりんさんの指揮する虎の子の重機関銃のおかげと言える。迫り来る敵歩兵を次々と撃退し、装甲車の突入も許さなかった。しかし、合流時点で南岸の部隊は、5ユニットにまで消耗していた。
戦闘はいよいよ終盤の佳境に入る。合流を果たした英軍には増援の空挺部隊も登場し、俄然勢いづく。砲撃支援も本格的に開始し、南北のVHを一気に確保。装甲車対策としてVH周辺の部隊を煙幕で囲い、防衛体勢に移行。北岸から橋を渡ってやってきた部隊も、道路周辺に展開する。
瀕死の英軍孤立部隊を全滅させられなかった独伊軍は、期待のAB41もついに歩兵支援を失って孤立。最後はVHを奪還しようと各所で決死の突撃を敢行したが、いずれも不発に終わった・・・。
【感想】
当初予定した英軍の作戦は、HMGを中心に円陣を組んで降下地点をとにかく死守し、北岸部隊との合流を待つというものでした。予定通りHMGは固定したものの、その周りを囲むはずの歩兵は抑圧回復に手間取り、やっと回復できても移動目標を変更できず、まともな円陣を組みあげるまでに伊軍に好き放題やられてしまいました。
孤立部隊が完全に包囲されじわじわと削られていく前半は、全く勝機が見いだせず、北岸部隊の到着を待つ時間は何と長く感じられたことでしょう。独伊軍としても、この機を逃さず司令部を含めた孤立部隊を完全に掃討するのが至上命題だったでしょうが、ここを踏ん張りきれたことで英軍の形勢逆転に繋がりました。振り返ってみると、この6〜8ターンくらいの攻防が最大の山場だったと思います。
個人的には、今回「も」、ほとんど活躍できませんでした。最後に残った手持ち部隊は、砲兵を別にするとわずか2ユニットという惨憺たるやられぶり!友軍として戦ったお二人はさぞ冷や冷やしていたと思いますが、ま、私がやられ役を担当したということで・・・
今年最後の公式戦ということで、人も期待以上に集まり、久々登場の濱さんや最近対戦をはじめたApricot・まんだりん両氏も参戦でき、非常に盛り上がったと思います。やや残念だったのは、開始時間に遅れて参加できなかった方が結構いたことですね。あともう少し人が集まれば、二戦同時開催も可能なので、来年1月の新春公式戦ではぜひ実現させたいと思います。
