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俺のケツを舐めろ!!domo's映画批評

Posted: 2008.Sep.11(Thu) 22:14
by domo
戦争映画について語りましょう。

SPWAWをおやりになっている方である以上、これまでにいくつかの戦争映画は見てこられたことだと思います。

かくいう私もずいぶん観て来たと思っているんですが、いかんせん10年前に観たとか20年前、30年前に観たという物については、もう記憶があやふやになってしまっています。

それで皆さんで手分けして観てきた映画を書き上げていこうではありませんか!



WW2ものの映画は古いものが多く、映像的にも白黒であったりとなかなかとっつきにくく、今の若い方には敬遠されがちでもありますので、これを読んで「観てやろうか」と思っていただければよろしいかと思います。


また映画はSPWAWをやる上でもモチベーションをあげるのに重要な道具の一つでもあります。


ですのでお薦めの映画やお薦めではない映画(お薦めだけだと数本しかないので)、
どんな映画でもよろしいかと思います。
記憶に残っているシーンがあれば、ゲームをするのに役立つといった内容があれば、AARを書くのに役に立つというのがあればどんどんあげていきましょう。

堅いことはいいません、映画ではなく、DVD化された実録ものでも結構です。


あと、ツタヤでレンタル可能とか、DVDで購入可能とか、購入不可といったその辺の情報もあったらうれしいなあ

それじゃあ皆さん、どうか宜しく!!

Posted: 2008.Sep.12(Fri) 01:10
by domo
まずは

「戦略大作戦」(1970年、米)

先日、テレ東でお昼のロードショーとしてやってました。
まず題名からしてお馬鹿映画の臭いがプンプンの題名です。
戦略の大作戦というのはどういう意味なのでしょう。

そして原題が「Kelly's Heroes」というのに全く原題にかすりもしてない。

さらにすごいのは、前線でアメリカ軍のある部隊が上官に内緒で勝手に敵陣を突破して金塊を強奪しに行くというこれまた完璧なお馬鹿映画な内容なところです。


だが!!
これが面白い!


主演の若々しいクリントイーストウッドもいいけど、テリーサバラスはいい味だしてます。
そしてこれだけハチャメチャなストーリーにも拘らず、登場する戦車は結構見られます。
M4A3シャーマンは大活躍するし、T34/85の改造タイガー戦車もバレバレなんだけど惜しげなく出てきます。

あと面白いのは全然戦争に関心のない大隊長や、すぐカーと熱くなる将軍やら、僕的には今回のdomo戦記のように米軍でAAR書くときに、登場する人物設定に役に立っています。


史実ものではないですが、こういうアメリカ的な映画ってやはり昼間に観るものなんだろうなあという気もしますが、皆さんも暇があったらどうぞ。

個人的には期待以上に面白かった!!

お薦め度:★★★☆☆

ツタヤにありました。
DVDでは2008年8月に発売してます

Posted: 2008.Sep.15(Mon) 03:17
by domo
ツタヤに行って会員になってきました。

水野春朗先生が亡くなった今、水野先生に代わってわたくしが映画解説をしていくことを決意しました。

今後は週1本の予定で更新予定です。

Posted: 2008.Sep.17(Wed) 15:59
by domo
「ロンメル軍団を叩け」(1971年、米)

あるイギリス軍の大尉がものすごい活躍を見せるくそ映画。
見終わった後、なぜにこんな映画を作ろうと思ったのかを考えてしまった。

トブルクに駐留中のドイツ戦車がM48パットンであったり、また意図も簡単に潜入作戦が成功してロンメル軍団に大打撃を与えたり、見ていてロンメル軍団を叩く前に、この映画を叩きたくなることが何度もありましたが、なんとかAVを見るときのように早送りせずに見ることができました。

誤訳あり同じ場面を2度使ったり、他の映画からの流用と突っ込みどころも満載だが、なぜだか突っ込む気になれないのは、それはイギリス軍が主役だからかもしれない。

イギリスはアフリカでドイツ軍相手に多くの犠牲を払ったということで、こんなくそ映画でも内心どこか許せてしまうのは百歩譲るとしよう。

だが、


これだけはどうしても府に落ちない。

「おい!ドイツ兵やる気なさすぎだろ!しっかりしろぅい!」


ここにもドイツ兵のやる気のなさが蔓延しております。
とても兵士とは思えないほどすぐやられます。
(「やる気のないドイツ兵映画特集」にするか!)


ところで映画の中でロンメルのことを英語で「ロモ」と発音していました。


ツタヤでレンタル可能
DVDで購入可能

お薦め度:★☆☆☆☆

Posted: 2008.Sep.17(Wed) 16:13
by junkers
>やる気のないドイツ兵

独兵に扮したイタリア兵だったんですね、わかります。

Posted: 2008.Sep.20(Sat) 00:04
by domo
「ラストフロント −1944年英米連合軍マーケットガーデン作戦」(2005年、英)

正直に申しますとこの映画のことは全く知りませんでした。
DVDパッケージの写真を見てみても、なんだかなあ、期待していいのかどうなのか全くわからない。
だけど制作が2005年となっている。あれ?

つい最近の映画だったのか・・


副題にマーケットガーデン作戦とありますが、その作戦と映画は関係ありません。
そして原題は「The Last Drop」といいます。
「ラストドロップ」が「ラストフロント」になった理由など知りたくもありませんが、映画配給会社のつけるセンスなどはこんなものなんでしょう。
(「ラストフロント」ってねえ・・最後の最前線という意味とはなーんの関係もない)

あらすじはマーケットガーデン作戦の裏側で秘密裏に行われたマッチボックス作戦という作戦、これはオランダのある農家に隠されているナチスが強奪した財宝を奪い返すというものだが、この財宝を巡って英米独がドタバタ劇を繰り広げるというもの。(また泥棒物じゃないか!!)

ええ、そんな作戦あったっけ?と思われる方もいるでしょう。
ありません。
全てノンフィクションです。

始めはまたくそ映画かと思いましたが、序盤でのドイツ軍との戦闘シーンで最後まで見れるかもしれないという気にさせてくれます。

車両関係は登場しませんが、イギリス映画ということもありイギリス軍の武器類、ブレン機関銃や短機関銃、PIAT、それにドイツ軍のMG42などはなかなかいい仕事をしています。

それに!

なんと言っても今回はドイツ兵が少しやる気を出している!!(と言っても序盤のみ)


そしてこの映画でわかったことはドイツ兵がやる気を出すと映画自体がビシッと引き締まるという法則があるということだ。

映画がグダグダでもドイツ兵がしっかりと戦えば見れるんですねえ。


ただマイナー映画だけに見る人によって意見が分かれる映画でもあるでしょう。

ツタヤでレンタル可能
DVD購入可能

お薦め度;★★☆☆☆

Posted: 2008.Sep.21(Sun) 17:06
by JMA
ユンカース氏のレスで爆笑…w

多分ラストフロントとやらの変装イタリア兵は、序盤はパスタとかいろいろ美味しいイタリア料理を配給されてて、ついでに美人の女性が戦場視察をやっていたんでしょう :wink:

2つとも見てみようかな…

Posted: 2008.Sep.22(Mon) 06:06
by domo
確かに「ロンメル軍団を叩け」には将軍の女とかでイタリア女がでてきました。
で、この美女というのが何のために出てきたのかよくわからんとです。

ホラー映画に美女はつき物ですが戦争映画にも出しとこうかみたいなノリなんでしょう。

それからマジで観るんですか。
知りませんよ

責任持ちませんから

Posted: 2008.Sep.25(Thu) 01:28
by domo
「ソビエト侵攻〜バルバロッサ作戦1941」(2003.ロシア)

借りてきてから気がつきました。
この映画がロシア映画だってことを
かといってロシア映画に偏見があるわけでもないし、昔のロシア映画ならプロパガンダ的なイメージもあるけど21世紀の映画なので大丈夫かと観るまでは不安を感じませんでした。

はい。観るまでは・・・



観ました。
感想、

「こりゃひどい」

AVよりも早送りで観たかもしれません。しかも4倍速で

「なんじゃこりゃ」

ばかばかしくなるほど退屈なストーリー
ドイツ兵のみならず、ソ連兵もが全くやる気のない戦闘シーン
そして不細工な女主人公。
こうも全てが重なりあっては、もう非の打ちどころがありません。

そして極めつけは全て英語。
ロシア兵もロシアの農民もドイツ兵も(少しだけドイツ語がでてくる)全て英語です。

「いかがなものでしょう英語をしゃべるロシア兵は」

しかも流暢な英語ではない。

ドイツ軍に戦車が登場しますが、ロシアの自走砲2S3アカーツィアとかいうものだそうです。(しらねーよ)

「ロンメル軍団を叩け」をクソ映画だといいましたが、この映画に比べればまだ良心のかけらが残っている感じがしてきました。


DVD購入可能
ツタヤレンタル可能

お薦め度:☆☆☆☆☆  ←絶対薦めない


次回こそリベンジを誓う

乞うご期待を!

Posted: 2008.Sep.25(Thu) 08:37
by weide
お疲れ様です。
domoさんのレビュー、とても面白いです。

手元には頭上の敵機とかメンフィス・ベルとか、名作しかないなあ。
何かネタになるようなものがないだろうか。

また、バトル・フォー・スターリングラードでも借りてこようかしら。

Posted: 2008.Sep.26(Fri) 00:48
by domo
昨日はDVDを観終わったあと、感想書いてから、怒りに身を任せそのまま怒涛の勢いでDVDを返却しに行きました。

で、そのあと一晩寝たあと、今日ふと思ったのですが、「ソビエト侵攻」のやる気のないドイツ兵とソ連兵のことですが、「やる気のないソ連兵」というのはそれもありかもなとふと思ったのです。

1941年6月のバルバロッサ作戦でソ連軍は不意を突かれてドイツ軍に攻め込ませるわけです。

前線は総崩れになっており、指揮官をはじめ兵士たちの戦意は当然低かったと思います。

ということはソ連兵のやる気のない有様というのは見事にその時代を演出しているものであるのではないですか!


深い!深すぎる!この読みは!

でもね、柔道の受身のようにバタッと倒れる演出は・・どうなんすかね

Posted: 2008.Oct.02(Thu) 16:02
by domo
「デッドマンソルジャーズ」(2006.米)

気を取り直して今週もツタヤへGO!
どれどれ?
何にしようかなぁ・・
DVDの裏パッケージを見ながら今回も適当に選ぶ。
だが選ぶ際には一つだけ気をつけることにしている。
監督や主演がロシア人のものは要注意ということだ。
もう地雷は踏むまい。

それで借りてきた。
全く知らない映画だ。
怪しい、怪しすぎる。

借りてきてから前評判を調べてみる。
なんとこれが「最悪」「100%後悔する」ときたもんだ。

またか・・・
こいつも「早送りの刑」か・・

まあいいや、借りてきたんだ、見てみよう。
しかも今日は雲ひとつない快晴だ。
見終わった後のモヤモヤした気分もこの空が忘れさせてくれるだろう。

しかぁし

これが
まあまあ
面白かったんざーます
どうしましょう、奥さん

C級映画としてはだけど


低予算でしかもお馬鹿映画なんだけど、最後まで観てしまったのはなぜだろうか。
内容的には戦争映画というよりはホラー映画のような内容に近く、しかも下手くそなメイクと下手くそな演技と3流製作スタッフの匂いがプンプンするんだけど、実は僕は「B級ホラー映画の大ファン」でしてかなり筋金入りです。

だからかなぁ、こういう映画、許せるんだよねえ
(けだるい団地妻の感じで)

おまけのようにスチュアート戦車やSd.kfz222がでてきます。このSd.kfz222が20㎜砲を撃ったときにはちょっと驚き。
だがもっと驚きはドイツ軍の150㎜歩兵砲がでてきて砲を撃つとこだ。
今、迫撃砲だけじゃなく歩兵砲も見直そうという自分の中で密かなブームが来ているのでこれはいいタイミングでした。

Posted: 2008.Oct.07(Tue) 15:23
by domo
マイナー映画もいいけれど一つだけ文句をつけるならば、借りるときにモチベーションが全然あがらないということです

あがらないどころかどれもこれも地雷に見えてきます

マイナー映画がどういう映画かというと、僕が今まで見たこともない、全く知らなかった映画のことです。

はっきり言ってこの企画きつい、きつすぎる

なのでお許しください
今週はメジャーな戦争映画でいかせていただきます
いかさせていただきますとか言うとavでもいいかと思ってしまいますが、それは辞めときます。

ではでは

Posted: 2008.Oct.10(Fri) 21:04
by domo
「オペレーション ワルキューレ」(2004.独)

さあ今週もやってまいりました。
domoのC級戦争映画解説のお時間です。
先日はついつい愚痴ってしまいまして、今回はメジャーな映画でいかせてくださいなどとほざきましたが、今回手にしたのはこれです。

これがメジャー映画なのかと言われると困ります、この映画のことは全くしりませんでした。
じゃあなぜこの映画にしたかと言いますと、ドイツ映画だったからです。

「それだけ?」
と多分お嘆きでしょう。

「はい、それだけです」

もう毎週毎週ツタヤに入ってdvdを選ぶのが今や完全に苦行となっておりまして、こうなりゃ一度に3つぐらい借りようかとか、別の観たい映画をまず選んでそれから戦争映画をおまけで選ぼうかとか、店内でモチベーションをあげるのに必死こいてます。

ええーと、グダグダいってる場合じゃなくて、映画紹介ですが、これは正式には映画ではないそうです。テレビドラマとして制作されたそうですが、知らなければ全く気付きません。

で、
観終わった感想は、

「面白いんだ、これが!!!」

戦場を舞台にした戦争映画ではなく、ヒトラー暗殺未遂事件を題材をした内容です。
もちろん史実通り未遂に終わるのですが、題名の「ワルキューレ作戦」というのはヒトラーを暗殺したあと軍を掌握する作戦のことで、この作戦の首謀者であるシュタウフェンベルグ大佐を主人公としています。
片目の主人公であるセバスチャン・コッホという俳優がなかなかいけてていいんですが、それと全編ドイツ語というのはやはり背筋がビシッと引きしまります。


実際、そんなに簡単に総統を暗殺ができるような環境ではなかったのでしょうが、それでも一人の軍人が(民間人ではなく)、しかも大佐たるものがヒトラーを暗殺してドイツを降伏させようともくろんだわけです。
東部戦線で、北アフリカで多くの仲間を失いながらも絶望の中で戦った将校の中にはこの大佐に同情するものも多くいたことでしょう。

なのでなんだかゲームをしている我々と共通するところもあるような気がします。
(そんなことを考えてゲームをしていたのか!!)


てな訳でありましてお薦めの一本です。


ツタヤレンタル可能
DVD購入可能

お薦め度:★★★★☆ ←初の4つ星だ


気が向けば次回もあるかも・・・

期待せずに待て!!

Posted: 2008.Oct.18(Sat) 23:15
by domo
「戦革機銃隊1945」(2005.米)

今週も借りてきやしたぜ。
ところでツタヤで借りるときに今まで7泊8日で借りてたんですが、当日返却(次の日の10時までに返す)というのがあることなどこれまで一度も利用したことがなく知りませんでした。

ところが!
この当日返却、料金が安い!
100円!(7泊8日は290円)

いや別にお金がないから当日にしようと思ったのではなく、100円ならどんな糞映画でも許せるかと思ったら急に気持ちが軽くなったからであります

で、いつものように適当に選んできました。

まず題名からして意味不明。
見終わったあともう一度題名を読み返してもやはり意味不明。
なんでしょうね、こういう題名をつけるセンスは。
それとこういう題名がまかり通るという世の中は。

いきなりいちゃもんがつきましたが、映画の方はといいますと、

「・・・・・」

なんと言ったらいいんでしょうか・・・
不思議な映画です。

戦争映画の棚においてあるから戦争映画なのかというとそうでない。
じゃあホラー映画なのかというとホラー映画でもない。

それもそのはず
監督のジェフバーは「悪魔のいけにえ3」を作った人(3は見てないので知らない)でした。
なのでホラー映画っぽい映画になっていることは確かです。

低予算ですが実によく作られていて早送りをしようなどとは一度も思いませんでした。
(もはや早送りするかしないかがお薦めの基準になっている感もある)

前半の30分まではなんだか幻想的な雰囲気をかもしだし、後半ドイツ軍が登場すると一転し戦闘シーンになっていきます。

ドイツ軍の変な戦車がでてきたり、ドイツ兵がバタバタとやられていきますが、これが不思議と見る側のモチベーションを下げることがないということは、前半のホラー映画のような作りで見る側の気持ちを戦闘シーンからうまく切り替えているからなのかな。

一言でお薦めとはいけませんが、見るものがないときには是非ご覧ください。

ツタヤレンタル可能
DVD購入可能

お薦め度:★★★☆☆


次回も期待せず待て!!