司令官殿に続けとばかりにやってみました。でわ、早速報告。
1.バージョンv8.2 MMXぺんてぃあむ200 32MBらむ
2.602 Olchowatka
3.所要時間 2時間半(動作環境を満たすPCなら3分の1ぐらい)
4.難易度 4/5
5.設定 C&C オフ
【作戦】
・敵の情勢
オリホワトカ村を狙う敵の規模に関する情報は以下の通り。
戦車が存在している。村を占領する以上歩兵もいる。砲兵が存在しているかどうかは不明。それぞれ規模も不明。
・味方の状況
オリホワトカ守備隊の規模は、損耗した歩兵1個中隊(1個小隊欠)である。対戦車兵器は無い。砲兵は75mm砲が一つ、歩兵中隊迫撃砲班より82mm迫撃砲ニ門。
増援部隊はヒルデガルド隊がIV号g型4両、ナーゲル隊が長砲身三突2両。
・上級部隊の意図
我々の師団の補給事情はかなり怪しくなってきているらしい。スターリングラードが包囲されてから南部方面の状況は悪化するばかりである。
おそらく、師団は最小限の支援でオリホワトカ守備隊を救いたいのだろう。
で、ここまでの妄想を纏めてみると。
師団は最小限の兵力でオリホワトカを守りたいと考えていると思われる。
つまり、師団はオリホワトカを狙っている敵の規模が、味方守備隊と増援部隊でなんとかギリギリ守れる程度であると認識しているのではないか? 師団は兵力を温存したいのだ(或いは赤軍が多すぎて兵力が足りないのだ)
・このシナリオでの作戦目標
第1目標、オリホワトカ村の守備
第2目標、我の兵力温存
第3目標、彼の兵力殲滅
オリホワトカ村の守備ですが、これに関しては任務だししょうがないでしょう。本音を言えば兵力温存を優先したいけど。村を守備するためには村に侵入してきた敵を撃破、或いは撃退しなければならないでしょう。撤退する敵を無理に攻撃はしない、というような方針。
・地形
オリホワトカ村の前面には小川がある。彼の攻撃可能進路を考えてみると、まず村正面の整備された道路からの攻撃があるだろう。
またオリホワトカ村の村壁を眺めてみると、南北にスペースが空いているところがあり、北側には小径が伸びている(途中で途切れているけど)。そして、マップ北東にも途中で途切れている小径がある。途中で途切れているのは、雪で小径が埋まってしまったのか、それとも獣道並に未整備なのか?
マップ南側に小径があるのもいかにも妖しげである。
・敵の可能行動
先ず正面攻撃。砲兵支援を伴う正面からの攻撃。村正面にかかる橋はただ一つであり、我に機関銃などがあることを考えると、極めてブラッディな攻撃方法になる。砲兵支援があればずいぶん楽にはなるが。やはり危険だ。
次ぎに側面攻撃。機動部隊による側面攻撃。機関銃等による射撃を受ける恐れがあるが、正面攻撃よりはマシではある。最低限の小径があるし、マップ内の小川は戦車の移動を完全に阻むほどの川幅が無い。十分可能だろう。
最後。パルチザンや小規模な空挺による後方浸透と、移動阻害。パルチザンによって道路を(地雷や対車輛障害などで)封鎖されていないか? 正面からの攻撃に呼応して後方浸透があると有効だ。
・守備方針。
村の守備隊である歩兵中隊は、接近してくる敵歩兵や戦車を積極的に射撃する。これにより敵の攻撃を足止めし、増援部隊到着までの時間を稼ぐ。また、歩兵に対して射撃することで歩兵の足を止め、歩戦を分離したい。また、戦車に歩兵が乗っかっている場合は、積極的に射撃を行い戦車から歩兵を引き摺り下ろす。
また、各歩兵分隊は現在地の固守に拘泥せず、敵に発見された場合にはすみやかに後退すること。
増援戦車到着前に戦車が突入してきた場合は、近接強襲ができる場合を除いて近距離から戦車への射撃をしないこと。敵戦車および随伴歩兵に位置がバレたらえらいことになる。攻撃をする場合の優先事項は、彼の随伴歩兵の排除である。歩兵支援の無い戦車などただの鉄の棺桶だ。
遠距離から機関銃などで彼の戦車を射撃することは当然考慮すべきである。ただし、彼の歩兵を攻撃することが全ての上位にあたる。
増援戦車部隊はまず敵が側面攻撃をしてこないかどうかを確認せよ。そして側面への監視を行い、敵機動部隊が登場次第、戦車が対応に赴けるように機動余地を確保しておくこと。先ず村の側面および後方の安全を確保し、しかる後に村へ突入すること。
増援戦車到着後は、村に突入してきた戦車を排除する。この時、各歩兵分隊は戦車に対して積極的に射撃せよ。近接強襲ができればそれでもよし。とにかく、歩戦協調して敵戦車にあたること。
また、敵歩兵の後方浸透に付いては、増援戦車隊に任せる。ただし、敵の機動部隊の排除が優先される。それが終わってから排除に向かうこと。また、盤内迫撃砲がパルチザンに見つかった場合は砲を捨てて逃亡してよい。
村への進路に障害物があった場合は、全てを諦めた方が良いかも。シャレになってませんよ…
【戦闘経過】
<序盤>
第1ターン開始早々から、早速赤軍歩兵と軽戦車が村の正面へ迫っているのが見える。早速射撃開始!
まず、敵歩兵の頭を下げさせるべく2個あるMMG班が射撃。赤軍歩兵はいくらか死傷者を出しているようだ。さらに、各歩兵分隊はkar98rifleを使用不能とし、MG34のみで敵歩兵へ射撃。これで、ズイブン敵歩兵に銃火を発見されにくくなる。この射撃も敵歩兵にちまちまとダメージを与える。ついでに戦車も撃って抑圧を上げ、適当な所で1歩後退。MMG班も後退。
現在地を固守する必要性などどこにもない。最後に村を確保していれば良いのだ!
正面担当の歩兵は、中隊長のいる位置まで下がらせる予定。これでさらに敵歩兵の到着が遅れ、赤軍戦車は無防備になる!
さらに、赤軍歩兵を確認した場所には、盤外75mmFHに間接砲撃要請を送っておく。
この後の75mmFHの射撃はとても上手く行きました。ゴリゴリ赤軍歩兵にダメージを与えました。ムフフ
この間、赤軍砲兵の砲撃を浴びつつも、歩兵部隊は予定のラインまで後退。機関銃分隊も側面を担当し、側面から突っ込んでくるかもしれない赤軍機動部隊を迎え撃つ態勢を取る。増援戦車部隊はひたすら前進中。
<序盤2>
まずは赤軍軽戦車が突っ込んできた! しかし、赤軍歩兵とは切り離されている。
早速歩兵分隊が軽戦車へ射撃開始。全ての火器を軽戦車へ集中。見事に軽戦車1両を恐慌状態へと落とし入れました。もう1両の軽戦車にはPPTを打痛されてしまったけれども、まぁいいか。敵ターンでのドイツ軍通常歩兵の強襲は成功せず。しかし、これは仕方がない。
一方、増援戦車部隊はなんとか村の近くへ到着。ヒルデガルト隊(4号)は村の北側を警戒する位置へと移行。ナーゲル(三突)隊は村の西側に待機。村の南側とPPTを通って奥のVHを狙ってくる敵を警戒。
砲兵は、村東側から来るであろう赤軍歩兵や戦車を間接砲撃する用意を整えている。
<中盤>
とうとうT-34が登場してきた。守備隊は、地形を上手く利用して村の北側に接近したこのT-34部隊を、村のすぐそばに来るまで発見できず。おかげで、MMGの射撃機会はたったの一回にすぎず、足止めを出来たT-34はたったの1両! 増援部隊は間に合わず
結局2両のT-34がタンクデサントを伴って村の中へと侵入してきました。なんてこった。タンクデサントは全部村の外で脱落させようと思ってたのに……
この状態では、戦車に至近で視界の通っている歩兵はウカツに射撃できない。また、やはり攻撃をするなら戦車よりも歩兵である。まず敵の目を叩かなくては。
そんな感じでかなり苦戦。しかし、どうにかタンクデサントの足を止めることに成功。T-34は歩兵を置いてさらに前進してくる(ニヤリ
さらに、村の東側からも南側からも戦車部隊登場。一気に情勢が変化。三突1両が側面から敵戦車の攻撃を受け撃破され炎上
うぎゃー、作戦をからぶってしまったぁ

とりあえず戦車部隊は位置を転換させることに決定。まず、生き残った三突は一端北側へ後退。現在の位置だと側面や背面を狙われかねない。
一方、ヒルデガルド隊の4号戦車のうち2両は南側から攻撃してくる敵戦車を叩くべく位置転換。1両は村の中に突入してきたT-34をたたくべく、村の北側から村へ突入。もう1両は、村の北側を俯瞰できる位置に前進、北側から攻撃に来る敵部隊を警戒。
済みませんが、ここで以下次号です。しかし、作戦部分が異様に長い報告になってしまった
