【対戦における増援】
<マニュアル記載>
初期部隊購入コストの20%を上限として増援部隊を購入できます。購入した増援は1〜4ターン後に増援HEXに出現します。購入した増援コストの25%が、自動的に相手側の勝利ポイントに加算されます。増援要請は初期部隊購入コストの20%に達するまでなら何度でも可能です。オンラインでは、タイムアウトが使える状態でなければ増援要請できません。
<シナリオとバトル>
シナリオの場合、作者が指定したターンに指定したユニットが増援として登場します。当然、増援ターンも開始直後から終了間際まで様々です。そして、プレイヤーが増援を購入することはできません。一方、バトルの場合はプレイヤーが任意のターンに増援購入を行うことができます。
<オンラインとPBEM>
マニュアルには明らかにオンラインでも増援可能と書いてありますが、経験から言えば、オンラインでプレイヤーが増援要請を行うと確実にゲームが落ちてしまいます。したがって、実質的にオンラインでプレイヤーが増援要請するのは不可能です。一方、PBEMでは増援要請が可能です。
<増援が問題になるケース>
以上に加えてもう一点。今回の反省から、次回以降のPBEM公式戦ではシナリオは使用しません。オンラインでのバトルはちょっと時間がかかりすぎるという不安も残るので、オンラインでもバトルだけにするかは未定です。これらをまとめると、増援が使用可能になるケースは実質的に以下の2つしかありません。
・オンラインで増援の登場するシナリオをプレイする場合
・PBEMでバトルをプレイする場合
<増援開始ターン>
ここまで読めば明らかな通り、プレイヤーが増援要請を行えるバトルでは、要請開始ターンが問題になります。いくら「ペナルティとして購入コストの25%が敵の勝利ポイントに即時加算される」というシステムになっていても、第1ターンで要請して第2ターンから利用するというやり方は、これまた対人戦におけるエチケットに反するとみなされるべきでしょう。
海外の対戦シーンでは、あらかじめ増援要請の使用に関して交渉を行い、「可能・不可能および、可能な場合は総ターン数の何分の何から」という合意を取り付けておくことが推奨されています。おそらく最も多い例は、「増援不可」と「可能な場合は総ターンの1/2」というものだと思います。
<当サイトの増援ルール>
以上を踏まえて、まずは当サイトでの増援ルールを決めておく必要があるでしょう。撤退問題と並行して議論するのは面倒なので、ここは私の独断で決めておきます。
Code: Select all
・特別に事前指示があった場合を除いて、常に増援要請可能とする
・増援購入を行ったプレイヤーが、購入ユニットの操作を担当する
・増援要請開始ターンは、総ターンの1/2以降とする
というわけで、ようやく撤退問題です。
まず、「増援後3ターン」という区切りの妥当性ですが・・・私は問題ないと思います。多くの対戦で使われる総ターンは、10〜30ターンくらいであり、だいたい15〜20ターンでの対戦が一般的ではないかと思われます。これくらいの長さのゲームでは、3ターンというのは十分な重みを持つ長さでしょう。
「総ターンの1/2、または最終増援+3ターンの、いずれか遅い方」 というdugong案を採用すると、撤退できるのは早くても全体の1/2経過後、つまり常にゲーム後半でしか撤退できないということですね。言い換えれば、1/2〜撤退ナシまでと。この選択肢を追加することについては全く問題ありませんが、撤退賛成派からみると、これは撤退禁止派の選択肢を増やしただけだと言えるかもしれません。そこで大岡裁きを目標とする 管理人の立場としては、撤退賛成派の選択肢も増やしたいと思います。
つまり、「最終増援+3ターン」という選択肢です。増援が全く行われない場合は、最終増援ターンは0とみなします。つまり、最も早い場合は第3ターンから撤退可能になり、最も遅ければ撤退ナシになります。
というわけで、現時点での撤退開始時期に関する選択肢は次の5つになります。
・総ターンの1/3
・総ターンの1/2
・総ターンの2/3
・最終増援+3ターン
・総ターンの1/2、または最終増援+3ターンのいずれか遅い方
というわけで、引き続きこの点についてのご意見お願いします。ただし、あまり票が割れるようならば、一番簡単かつ一番中立性の高い「総ターンの1/2」案を採用します。