サト | 1面 | 3時間 | ☆☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
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(コアユニットについて) ビルドポイントは1700。内訳は以下の通りであります。 ・SMG中隊(中隊長分隊および4個分隊編成の小隊が3個 合計13個分隊) ・工兵小隊(4個分隊) ※以前「A Long Long Road To Victory」をプレイしたとき歩兵が多すぎて失敗しましたが、また多すぎましたか。足りなくなると困るのでどうしても・・・。 ・前線観測員 ・82ミリ迫撃砲×3 ・76.2ミリATG×2 ・47ミリATG×2 ・37ミリAA×4 ※ドイツ軍を持ってシナリオなどをプレイすると泣かされるこの兵器。どうしてもコアにほしかったです。将来、カチューシャに変更との構想もあります。 ・75ミリ歩兵砲×2 ※75ミリFHをと思いましたが、赤字暗転のためこちらに。「True Troop Rality On」の設定の弊害でしょうか。おいおい口径の大きい榴弾砲に変更予定です。 ・BT-5×10(5個セクション) ・T-26×2(1セクション) ・T-34×2(1セクション) ※戦車部隊に関しては、ひとまず数をそろえることに重点を置きました。戦力になるかどうか不安ではありますが、T-34、2輌で初回をなんとかしのぎ随時T-34主体の戦車旅団にしたいと思っています。 ・スカウトチーム×6 ・Komsomolets×3 ※これはスカウトチームに付属の輸送手段としてついてきたもので、将来戦車へ変更したいです。 ・スナイパー×2 (サポートポイント) 輸送用トラック10台(5セクション)。107ミリ迫撃砲。 (AUX部隊) 徴集兵とライフル歩兵多数。ワゴン乗車の対戦車砲部隊。T35×3 KV2×2 107ミリ迫撃砲×3 弾薬集積所 76.2ミリAA×2 |
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ダウンロード先はこちら 独ソ戦をソビエト軍からの視点でとらえたロングキャンペーン。1941年6月から終戦までを扱うという壮大な構想のようであります。現在のバージョンは1.4。詳しくは上記のページに解説その他各ステージの背景説明などもございます。お手数ですが、ご参照ください。 (作戦) 第1次防衛線にはこだわらず第2次防衛線をまもること。Dubnoの徴集兵は防衛陣地まで早々に撤退。Brodyのライフル兵は敵を足止めし時間を稼ぐ。 第2次防衛線のマップ中央の高台に対戦車砲、高射砲を集め、撤退するDubnoの徴集兵を吸収し、工兵の支援のもと防衛陣地とする。LutskとRovnoはすでにドイツ軍の手中にあるが、敵の攻撃が収まったら反撃に転じ、コア部隊により丘から南下しRovno〜Dubnoを制圧する。 (経過) 中央高地の防衛陣地。対戦車砲、高射砲を並べて体勢Defend。工兵も隣接させる。期待は、76.2ミリAA×2。Range Finder、Fire Control ともに5と優れもの。徹甲弾は少ないが練度の低い我が赤軍ソビエトにとり命中率の高い砲はたのもしい。 が、順調だったのは3ターンまで。コア戦車部隊およびSMG中隊は集結地点で激しく砲爆撃をあびてしまう。急降下爆撃機により1個小隊ほとんど壊滅。防衛陣地の対戦車砲、高射砲も軒並みやられる。37ミリが1機撃墜したぐらい。敵と接触する前に戦闘力がどんどん奪われてしまう。砲爆撃は集中し連続することで効果は高まる。セオリー通りの攻撃でSMG中隊はしばらく身動き取れず。輸送車両はぼろぼろでもう使えない。 めげずに戦車部隊は反撃開始点である丘をめざす。迫撃砲の煙幕で身を隠しながらゆっくりと。しかし、有効視界が大きいので見通しがよく、フォローするスカウトは低い経験値で索敵できない。ATライフルにより損害が出る。見つかっているので砲撃も浴びる。 オートバイ兵につづき装甲車そして戦車の突破。ハーフトラックもいる。対応できるのは徴集兵と砲爆撃に耐えた対戦車砲。タイミングよく増援のT28もあらわれる。これでコア戦車隊は対応に回らなくて済む。 しかし、SPWAWは経験値が戦いを左右する。命中しない射撃。これでは待ち伏せも意味がない。「まちぶせ」って石川ひとみ?ってぐらいあさってに撃ってる。 一方、ドイツ兵はさすが。初弾の命中率が全然違う。ポーランド、フランス、バルカンと歴戦の猛者のようだ。各個撃破され増援戦車隊全滅。対戦車砲もタコ殴りに遭い放棄される。期待した76ミリAAも命中しない・・・。KVもこう敵が多くては装填速度の遅さが災いし有効に対応できない。 コア戦車隊にも突撃砲が多数接近している。ここでも、経験値の優劣が勝敗を決してしまうのか。待ち伏せの返り討ちがきつい。こっちがどんどんやられる。ゆっくり前進しているようで命中率も下がらないようだ。敵ながらアッパレ。また、1〜2へクスに大量の車両を投入されると臨機射撃もおっつかない。砲爆撃ののち弱点に兵力の集中。教科書どおりの攻撃。すばらしい。 もう、戦線はない。組織的に反抗する兵力はなくなった・・・。あとは個々の兵士の生きるための戦いとなった。 一部のSMG部隊はRovnoまで進出。Brodyでは包囲されているもののVHを死守している。しかし、防衛陣地はもう何もない。司令部は木陰に潜むが捕捉され消散。FOは囲まれてじっとするしかない。周囲をハーフトラックが走り回る。見つからないでくれ!弾薬集積所は砲撃でぼろぼろ。あ〜そんなことまで・・・。 結果 Draw ソビエト:ドイツ 7331:7349 兵員692:358 砲22:3 SOFT29:0 APC3:4 AFV25:19 AIR0:1 コア損失 HQ SMG分隊×4 76.2ミリATG×2 37ミリAA×4 BT-5×9 T-26×2 T-34×2 スカウトチーム×6 Komsomolets×3 スナイパー×2 こんな結果でもゲームとしては継続できるようです。 |
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サト | 2面 | 3時間 | ☆☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
(ビルドポイント) 300ポイント。けっこうあります。しかし、前回の損害が響き全然足りません(^^ゞ 修復は以下の通りです。 HQ 76.2ミリATG×2 BT-5×3 T-34×2 スカウト×1 修復し切れなかった部隊は・・・ SMG1個小隊 37ミリAA×4 76.2ミリ歩兵砲×2 スカウト×5 Komsomolets×3 BT-5×6 T-26×2 ひとまず、歩兵工兵3個小隊、戦車6輌の戦力にはなりました。しかし、新任のHQ指揮官は階級が中尉。命令ポイントが心配です。 (サポートポイント) 105ポイント。輸送用トラック4台。76.2ミリ榴弾砲中隊1個。 (AUX部隊) ライフル歩兵中隊1個(3個小隊編成)。 (増援要請) 今回は戦力が足りないとの判断と、積極的に増援を使い引き分けでもいいから負けないようにと考えました。400ポイント目いっぱい使って・・・ SMG小隊1個 T-26×2 OT-130×3(火炎放射戦車!しかし射程が1!) 輸送用トラック4台 オートバイ分隊3個 スナイパー×2を購入。出来るだけ早く到着してほしいのでDeployment画面で要請。 |
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1941年6月26日 0500 有効視界8 標準ターン19 (作戦) 今回の指令は「Slutskの敵橋頭堡を大きくなる前に潰す」ということである。橋頭堡に続く道と森を抜ける部隊と2方面で作戦する。まずは、建物を潰してから・・・コア部隊は森を抜けて橋頭堡の側面を衝く。 (配置) AUX部隊は建物正面に展開している。コア部隊は森に。増援部隊は橋頭堡中心部へ向かう道沿いに。 (経過) 予定通り建物の制圧を目指す。榴弾砲、迫撃砲の砲撃を集中。煙幕を張りAUXライフル歩兵の接近を援護。BT-5も2輌支援につける。接近するが、敵はウジャウジャいる。なかなか進めない。進んでも押し戻されてしまう。続々集結しているようだ。 コア部隊は建物南側で接敵。戦車砲も対戦車砲も命中率が悪く手間取る。本格的な戦闘は徒歩移動のコアSMG歩兵および工兵が到着してからだ。 増援部隊は1ターンで到着。早速オートバイ兵に偵察してもらい、VHに接近する。しかし、そこまで。正面からでは抵抗が激しい。火炎放射も射程が1ではうまく使えない。オートバイ兵が森をぬけて背後を探ると道路上を機械化部隊が移動中。VHを奪うどころか増援部隊の危機。急遽待ち伏せの体制をとるが、やはり命中しない。各個撃破され、もう後退。数えると敵は車両18台。これではダメだ。 建物でも、苦戦がつづく。敵は建物にどんどん兵を送り込み、われわれには砲弾の雨。皆固まってしまい、部隊の数字が消えている。 作戦変更。コア部隊は裏に回り建物を包囲することに。どんどん建物に集結する敵を抑えないとVHは奪えない。が、徒歩移動のため時間がかかる。 道路上の増援部隊は壊滅状態。すでに「ソビエト軍 士気崩壊」のメッセージが出ており危険だ。右端のVHが奪われた。そうか。こちらが維持するVHがなくなってしまった!12ターンで途中終了! 結果 Draw ソビエト:ドイツ 1648:2710 兵員195:234 砲1:3 SOFT5:0 APC0:8 AFV6:4 コア損失 BT-5×1 スカウト×1 正直驚きました。この結果で引き分けとは?やはり価値のハンデがあるのかもしれません。また、こっちが士気崩壊で途中終了っていうのは初めての経験ですが、参ります(T_T) 用兵のミスと戦術の稚拙さで散々な結果でありましたが、まだ続けられるようです(^^ゞ。コアの損害が少なかったのがまだ期待できるところでしょうか。 |
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サト | 3面 | 4時間 | ☆☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
(ビルドポイント) 前回と同じ、300ポイント。そうか。1面目でそこそこコアユニットが残っていれば充分な戦力を整えることが出来たようです。やはり悔やまれます。 修復は以下の通りです。 SMG1個小隊 BT-5×1 スカウト×2 BT-5×3をT-34(40年型)にアップ。41年型にすればよかったか。性能の微妙な違いは大きいかも。 (サポートポイント) 70ポイント。輸送用トラックを10台。 |
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1面目、2面目と苦戦が続きました。前回はさすがに「ジ・エンド」を覚悟しましたが、続けろ!ということでした。正味な話、中途半端に続けられるのも少々苦痛であります(^^ゞだったらやめれば?と突っ込まれそうですが、そうもいかないのが「SPWAWにはまった」アカシでしょうか。 (作戦) ブリーフィングを要約します。「生き残るために敵の戦線を破り、河を渡らねばならない。戦線は至るところで崩壊しており貴官の部隊のように移動可能なものは新戦線形成のために重要である。いかなる敵をも排除し、南にある唯一の渡渉点へ急ぐのだ!」 渡渉点は南側に2箇所。その向こうに脱出へクスがある。出来るだけ多くの部隊を脱出させなければならない。他にVHはなく、ポイントは脱出によるものと敵部隊の撃破のみ。渡渉点へ通じる道路を確保し輸送部隊の安全を確保する。 (増援要請) 今回は砲兵が足りないのではとの不安から、榴弾砲と120ミリ迫撃砲を要請。増援へクスはマップ左端。 (AUX部隊) 輸送用のトラック多数。徴集兵、ライフル歩兵も多数。T-26が17輌。マップ真ん中の街並みを中心に散在する。 (配置) 輸送用のトラックがすでに配置してあったので無駄なサポートの準備かと思ったものの、増援の砲兵を運ぶ車両としてキープすることにする。AUX部隊は連絡が切れている部隊がほとんどなので序盤はその回復に当たらせる。小隊ごとに確認しフラッグを立てていくのに時間がかかる。コアユニットは南側の渡渉点を確保すべくそれぞれ目標設定。 (経過) コア部隊主力は街を抜けて南下し南防衛線を形勢。道路に沿って南下し「渡渉点1」から渡河する。コア部隊の一部はその主力を援護するため西側から道路に沿って「渡渉点1」をめざす。中央街並みに散在するAUX部隊は連絡が取れ次第北防衛線に参加し、街への敵の侵入を阻止する。戦線を南下させ最終的に渡河する。このようにうまくいけばいいのだが・・・。 早速北戦線に砲爆撃。コアの対戦車砲が吹っ飛ぶ。慎重にLOSを確認し待ち伏せ準備完了だったのに。また一からやり直しだ。ドイツ兵も押し寄せてくるがなんとか戦線は維持されている。 南戦線。強力な敵と遭遇するも道路は維持されている。コア別働隊も道路の安全を確認し、西側からの敵の侵入を警戒しつつ「渡渉点1」をうかがう。 南戦線が安定しているうちに北防衛線部隊を徐々に南へ輸送する。そううまくはいかないのが戦争。偵察部隊から南防衛線に機械化部隊が接近の報告あり。対戦車砲と戦車で待ち受けるが2へクスの幅に十数台の戦車が突っ込んでくるとどうしようもない。工兵部隊の活躍むなしく支えきれない。 コア別働隊も「渡渉点1」に接近するがドイツ兵が川を越えてこちらにどんどんやってくる。それも工兵と特殊部隊。ボートに乗ってウジャウジャ。砲兵が釘付けにするものの、こちらの歩兵も砲弾を浴びるのでおあいこだ。 道路を南下し「渡渉点1」に向かうルートは使えないが、南防衛線の東側に「渡渉点2」に通じる隙間を発見。再び前進開始。「渡渉点2」をめざして全軍躍動。 増援部隊がやっと到着。と思ったら敵さんにも増援。至近距離で同時に到着とはツキがない。輸送用に準備していたトラックがどんどん燃え上がる。こいつらが街に入ると北防衛線の部隊が孤立してしまうのでなんとか止めたい。対戦車砲が木立の向こう側至近距離で待ち伏せるが、簡単に蹂躙される。 「渡渉点2」では煙幕の回廊をつくり渡河開始。が、敵も本気だ。絶対逃がさないつもりらしい。砲撃の集中と戦車が道をふさぐ。 北防衛線撤退部隊のシンガリを務めるT-26戦車部隊。中央の街並みでドイツ戦車部隊を待ち受ける。しかし、またまた命中しない。V号とチェコ製相手にボッコボコだ。戦果なく全滅。 「渡渉点2」ではT-34が先導して前進するもののここまでか。目の前のV号h型を黙らせない限りもう進めない。命中弾なし。あ〜時間切れ。 結果 CD ソビエト:ドイツ 445:5936 兵員464:564 砲10:0 SOFT20:2 AFV20:4 なんともお粗末なプレイになってしまいました。もっと急ぐべきでしたか・・・。 これで戦いは終了いたしました。War is Over! のメッセージがとうとう出てしまい・・・。応援してくださいました皆様、ありがとうございました。m(__)m 以上のAARは設定不具合("Tank Toughness"が1600%になっていた)ことが原因だったようです。これはSPWAW側の不具合により発生するもので、C:\MatrixGames\Steel Panthers World at War\save フォルダから"steel.prf"ファイルを削除することで修復可能です。 By 管理人 |
サト | 1面 | 3時間 | ☆☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
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(コアユニット) 反省がないようですが、前回と同様です。 ・SMG中隊(中隊長分隊および4個分隊編成の小隊が3個 合計13個分隊) ・工兵小隊(4個分隊) ・前線観測員 ・82ミリ迫撃砲×3 ・76.2ミリATG×2 ・47ミリATG×2 ・37ミリAA×4 ・76.2ミリ歩兵砲×2 ・BT-5×10(5個セクション) ・T-26×2(1セクション) ・T-34×2(1セクション) ・スカウトチーム×6 ・Komsomolets×3 ・スナイパー×2 戦車戦力が弱小ではありますが、今後の発展が楽しみな部隊編成ではないかと思います。 (サポートポイント) 前回同様です。輸送用トラック10台(5セクション)。107ミリ迫撃砲。 (AUX部隊) 徴集兵とライフル歩兵多数。ワゴン乗車の対戦車砲部隊。T35×3 KV2×2 107ミリ迫撃砲×3 弾薬集積所 76.2ミリAA×2 |
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(前回トライの経緯) 3面目まで進行したところでCD負け、”War is over!!!”のメッセージがでてしまい途中終了となりました。"SPWAW"の動作が思わしくなかった可能性も考えられるのですが、どちらにしても心機一転巻き返し再度挑戦とあいなりました。 1941年6月25日 Dubno 標準ターン22 有効視界35 (作戦) 前回のトライでは積極的に反撃を企み、集結したところを大規模かつ連続した砲爆撃を受け、2度と立ち上がれないほどの壊滅的損害を被りました。今回は、コアユニットの兵力温存が第一目標です。それ以外の目標はないってぐらいです。ダウンロードしたページの解説にも“preserve core force”って書いてありました。 (経過) コア部隊は第2防衛ラインの後方に展開する。敵との接触を避け砲爆撃からも逃れるため2へクス間隔をあけ散開、態勢Defendで待機。砲弾痕など地形も積極的に利用する。 コアユニットの工兵は経験を積むためAUXライフル歩兵とともにDubnoに向かう。これを狙ってか敵の砲撃と爆撃。Dubnoのワゴンチームが狙われた。ライフル歩兵などは輸送が終了していたのが救いだ。 敵は砲爆撃を集中してくる。一度狙われて目を回しているともう逃れられない。対戦車砲部隊がほとんど壊滅した。また、このAUX部隊が犠牲になってくれたおかげで、コアの戦車隊、SMG中隊、対戦車砲、対空砲などが生き残る可能性が出てきた。あらかた爆弾を落としてくれただろう。T35乗車の工兵隊は砲爆撃の照準を避け南側からDubnoに入る。 Brodyでは攻勢圧力強まり後退開始。集落中心に立てこもる予定。きたきた。オートバイ兵につづいて4輪装甲車。下手に動くとやられるので様子を見る。対戦車砲、対空砲が遮蔽物ありになるまでじっと我慢。煙幕を張り見つからないようにする。見つかったら砲爆撃で何もかもおしまいだ。 しかし、命中しないなあ。煙幕のスクリーンから顔を出したところ7,8へクスの距離で発砲しているが命中しない。ACC以下の交戦距離でも経験値が60台では戦いにならない。 増援のT28は反撃で各個撃破され全滅。“In Cover“状態の対戦車砲、対空砲は見つからないためなんとか戦える。3発目でやっと命中、乗員を脱出させ進撃を食い止める。ハーフトラックが現れ、歩兵も連れて来ると砲だけではダメで歩兵の出番。コアのSMG部隊が接近戦で押し返す。 BrodyではVHをなんとか保持しているが危険。2号戦車を止められない。対戦車砲を人力で運んで応戦するものの1輌破壊するのが精一杯。 弾薬集積所が爆撃で破壊された。加えて特殊部隊の潜入。AUX歩兵を1個小隊待機させておいたので司令部とFOは無事だったが、ドイツ軍は本気だ。 Dubnoでの戦闘が激しくなる。火炎放射戦車が暴れまわり、砲撃にたびたびの機銃掃射。工兵部隊にとっては経験を積む戦いなんかではなく生き残るための戦いになってしまった。とどめで突撃砲まで現れた。4号E型までいる。混乱で指揮官とも連絡がつかずそれぞれ奮戦するが、残ったのはミロスラホビッチの分隊だけ。 第2次防衛線は保持されている。コアユニットも工兵以外は元気だ。なんとかなったか。 結果 MV ソビエト:ドイツ 10669:3432 兵員596:686 砲6:0 SOFT6:0 APC0:9 AFV7:31 コア損失 工兵分隊×3 BT-5×1 前回の経験があったのでなんとかなりました。また、優秀なドイツ軍とまともに撃ち合うのは勝ち目がないということがあらためてわかりました。経験値が上がるまでは優勢な状況にある場合を除き極力戦闘を避けるべきかもしれません。 |
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サト | 2面 | 3時間 | ☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
(ビルドポイント) 300ポイント。工兵分隊3個を修復。75ミリ歩兵砲2門を76.2oFHに。破壊されたBT5をT34に。BT5もう一台をKV1に。 (サポートポイント) 輸送用トラックを12台。 |
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1941年6月26日 Slutzk Bridgehead 標準ターン19 有効視界8 (任務) Slutskの敵橋頭堡を大きくなる前に潰す。 (作戦) 前回は、マップ右上のVHを奪われて保持するVHがなくなり、「ソビエト軍士気崩壊」のメッセージがでてしまい途中終了という屈辱を味わいました。よって、このマップ右上のVHは死守することが第1目標です。 第2に、コア主力部隊はマップ南側から森をぬけて橋頭堡に迫り制圧。建物にあるVHはAUX部隊に任せることにします。 (経過) 南側から迂回する主力部隊。兵力は、SMG小隊2個、工兵小隊1個、45oAT×2、戦車10輌。橋頭堡に到着するには7〜8ターンかかると予想。森を全速で移動するので故障が続出するのではと不安があったが、案の定トラックが1台故障。予備で2台用意しておいてよかった。 建物を制圧するAUX歩兵部隊はBT5 2輌の援護のもと前進。東側南側を囲むように展開し、その後迫撃砲の援護のもと一斉に突入する。 右端のVHを死守する部隊(最終防衛線)は、SMG小隊1個、37mmAA×4、76,2mmAT×2、T26E×2。前線にSMG小隊が並び背後に対戦車砲と対空砲。そして正面装甲の厚いT26E。最後尾にHQ。臨機射撃距離を微妙に調整し、砲撃事前照準も1個配置しておいた。すべて体勢Defendで敵が現れるのを待つ。 ここをとられると即負けてしまうのでこちらも必死である。ひとまず主力部隊が橋頭堡のVHを1つでも奪うまでは死守しなければならない。 来た!右端のVH方面に装甲車、3号戦車、ハーフトラックが押し寄せる。偽装した対空砲と対戦車砲が煙幕のカーテンから飛び出してきたところを各個撃破。命中弾は少ないものの当たればそれなりに仕事をしてくれる。脱出した乗員はタコツボからSMG部隊がとどめを刺す。VHにあと4へクスまで接近されるが「モロトフ」でしのぐ。 建物周辺は苦戦。ロケット砲を浴び1個小隊が吹っ飛んだ。なんとかVHに隣接するもののもう一歩が出ない。ドイツ兵がどんどん突っ込んでくるのでタイミングを計る。彼らの任務はこの建物の制圧だけ。焦らないで。最終ターンに踏めばいいのだから。 主力部隊は9ターンに橋頭堡に南側から侵入。15ターンには制圧完了。建物のVHも奪い反撃も退ける。 結果 DV ソビエト:ドイツ 6307:543 兵員131:514 砲0:11 SOFT3:7 APC0:14 AFV0:14 コア損害 スカウト×1 スナイパー×1 最終防衛線が功を奏したようです。ドイツ戦車部隊を食い止めるには”In Cover”状態のATAAが効果的との印象を持ちました。T34でも命中率が悪いのでかなり不安です。タコ殴りに遭い乗員が脱出・・という結果が想像され恐ろしいです。 |
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サト | 3面 | 4時間 | ☆☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
(ビルドポイント) BT5×4をKV1(40年型)×1、T34(41年型)×3にアップ。これで、junkersさまからアイデアを拝借したBT戦車部隊も半数がKV,T34になりました。 前回、偵察部隊の移動力不足から機械化部隊の進撃が遅れました。足の速い偵察部隊として狙撃兵×2をsniper伍長殿ご推薦のオートバイ兵×2へアップ。 (サポートポイント) 輸送用トラックGAZ(足の速いほう)を10台。 |
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1941年7月3日 Slonim 標準ターン22 有効視界20 (任務) 多くの部隊を川の渡渉点を越えて脱出させる。 (作戦) 北からの圧力をAUX歩兵にある程度防いでもらいその間にコア部隊及び手の空いているAUX部隊は河を越えて脱出する。 (経過) コア部隊は迅速に移動、南戦線に兵力を展開する。戦車、対戦車砲、対空砲は敵戦車部隊の進出に備え街から南へ伸びる街道沿いに体勢Defendで待機。 SMG歩兵及び工兵部隊は「渡渉点2」を確保すべく南下、ルートの安全を確保する。「渡渉点1」は道路上にあり、敵の抵抗が予想されるので今回は考えない。 街に散開するAUX歩兵部隊は北戦線に集結、南への街道の安全を確保する。タコツボ掘りをはじめたところ敵機来襲。1個小隊戦力半減。混乱しているところへ敵歩兵と戦車の侵入。ここはいつまでもつのか?と不安を覚え始めた矢先、東側、西側と敵の進撃を確認。ここを保持することよりも脱出を急ぐことを考えたほうがよさそうだ。 南戦線は敵戦車部隊があらわれない。オートバイ偵察の結果では散発的に歩兵の抵抗があるだけで車両は見当らない。 「前進!」 ここ南戦線で敵戦車部隊をある程度たたいてから渡渉点に移動という予定であったが、北戦線が危険なこともあり渡河を急ぐことに方針変更。オートバイを走らせる。しかし、輸送車両はAUX歩兵を迎えに街に行っているので徒歩移動。オートバイのすばやい偵察もこれでは生かせない。 一方、街の輸送部隊は砲爆撃、敵の集中射撃などでやられていく。煙幕を炊きたいが、砲兵部隊は移動に忙しくそれどころではない。2ターンとどまっていると確実に迫撃砲が落ちてきて混乱する。一度つかまるともう逃れられない。さっきも5分前にいた地点に砲撃があり胸をなでおろしたところだ。 「これが南行きの最終バスだ!次のターンに出発する。」 北戦線の各部隊に連絡。4台。1個小隊分の座席数。北戦線部隊の4分の1しか乗れない。まあ、バスに乗るどころか接近する敵への対応でそれどころではない。またやられた。最終バスは2台になってしまった。生き残りの戦車にも機関銃兵が乗り南へいそぐ。その背後ではドイツ軍戦車に踏み潰される友軍・・・。 オートバイ兵が渡河し、脱出地点を偵察。若干の特殊部隊がいるだけだ。急ぎ煙幕の回廊をつくりいよいよ渡河開始だ。渡渉点手前の丘に集結する。3列縦隊で行軍。砲爆撃を浴びなければいいが。幸い見つかっていないようだが・・・。念のため37mm対空砲を準備。 13ターンから脱出開始。ポイントは歩兵60〜90ポイント。戦闘車両140〜。脱出へクス周囲に待機する部隊のかたまりが出来てしまう。ここを砲撃されたら終わりだな。 渡河中の渋滞する部隊に爆撃。37mmが1機撃墜するが迫撃砲2門と野戦榴弾砲2門が輸送車両もろとも吹っ飛ぶ。 街を蹂躙したドイツ軍はわれわれを追って南下している。対応できるのは後退中の37mm対空砲1門と動けなくなったT34が1輌。数を数えるが両手でも足りない。対空砲はダンマリで敵が過ぎるのを待つ。見つからないことを神に祈りつつ。共産主義に神はいなくとも戦場にはいるのだ! 1ターンに壊れたT34は修理をぎりぎりまで待っていたが間に合わなかった。戦っても勝ち目はないので、脱出用に控えていたコムソモレッツで戦車兵サポツニコフ中尉だけでも助ける。 脱出へクスに接近する敵戦車あり。撃ちあいとなる。KV1Aと3号H型。命中率が全然違う。敵はボンボン当てて来るがこちらは全然。結局1台も破壊できず。7へクスの距離では停止状態でも命中率が5割そこそこ。敵弾を跳ね返せるのでなんとか勝負にはなるが・・・。 よく考えると、戦わずに脱出を優先させポイントを取るほうが得策かもしれなかった。 結果 Draw ソビエト:ドイツ 5973:4871 兵員420:455 砲10:0 SOFT21:0 APC1:0 AFV8:3 Air0:1 コア損失 82ミリ迫撃砲×2 76.2ミリFH×2 37mmAA×1 T34(41年型)×1 スカウト×2 コムソモレッツ×1 前回経験のあるシナリオだったにもかかわらず苦戦いたしました。前回とは出現パターンを変えてきたドイツ軍に対応できず後手に回ったのが敗因でしょうか。 くわえて、後退戦闘の部隊運用の難しさを痛感いたしました。輸送計画を念入りに立てる必要があるようです。一方、計画通りにいかずに戸惑うのも一興との印象も受けました。 結果がDrawということによるのでしょうか、「9」キーで脱出させたユニットが破壊扱いになったのが痛いです。まあ、乗員もろとも撃破されるよりはマシですね。 ゲーム上のマップには存在しないVHが、「MapThing」で取り出したマップに現れています。ドイツ軍のみポイントになるのか、もしくはポイントに関係なくドイツ軍の行動目標としてのVHなのか。勉強不足ですいません。わかりませんでした。ともかく、次に進めることができ「ほっ」としています。 |
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サト | 4面 | 4時間 | ☆☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
(ビルドポイント) 500ポイント。前回破壊された82ミリ迫撃砲と76.2ミリFH、37mmAA、T34、コムソモレッツを修復。 45oATG×1を76.2mmATGにアップ。BT5×3をT34(41年型)にアップ。防衛戦闘に際し機関銃部隊がいない不安から、壊滅したスカウト×2を7.62mmMaximHMGに変更。 (サポートポイント) 7.62mmMaximHMG×2 地雷10ポイント (AUX部隊) ブリーフィングには「包囲を脱出してきた歩兵と戦車」との記述がありました。これはロスラヴリ及びクリシェフ、ゴメリ地区のティモシェンコ軍の残余でしょうか。その他、砲撃画面を開くとカチューシャとR-5爆撃機あり。 |
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1941年8月16日 Roslavl南西 標準ターン20 有効視界10 (任務) マップ南端を東西に走るGomel-Briansk 街道を確保せよ。 (配置と作戦) 考えられるドイツ軍の進撃ルートは街道上をまっすぐ東へ進むルート。そして、街道北の森林を抜けて突破を図るルートの2つか。もうひとつ考えられるとすれば“労働者”“報復”への特殊部隊による潜入。 ドイツ軍はグデーリアンの装甲集団らしいのでハデにやってくるに違いない。彼らはキエフ戦のため南へ転進するという“ウワサ”もありイライラしている可能性もある。注意が必要だ。 基本作戦は“防衛ライン”の死守。3つの拠点で敵を迎え撃つ。 拠点“革命”は終了時ポイント600のVH。重点防衛拠点ではあるが持ちこらえられない場合拠点“労働者”への撤退もよしとする。守備兵力はSMG小隊1個、機関銃2個分隊、対戦車砲2門、T34×4、T26×2。砲撃事前照準1個。 拠点“労働者”は終了時750ポイントのVH。“革命”が突破された場合の第2戦線として、また森林を突破した敵部隊がこの交差点を奪いに来た場合の防衛戦力である。守備兵力はSMG小隊1個、機関銃1分隊、対空砲4門、対戦車砲2門。砲撃事前照準1個。 拠点“団結1”は終了時40ポイントのVHではあるが、森林を突破されると“団結2”“報復”が脅かされるので、この南北に走る道路から東への突破を防ぐのが重要である。兵力は、SMG小隊1個、工兵小隊1個、KV×2、T34×4。砲撃事前照準1個。 また、“報復”への潜入作戦に対する守備としてBT5×2及びスカウト1個チームを配置する。 (経過) 1ターン終了後、すでに「防衛計画」が誤りであることに気づく。オートバイ兵の偵察報告によると、ドイツ軍は北から全域にわたってゴメリ−ブリヤンスク街道を目指すようだ。防衛ラインの背後、拠点“報復”が非常に危険である。ゲルマンスキーめ!潜入作戦なんかではなく堂々と真正面からやってきた。 増援へクスから包囲を逃れてきた友軍が続々登場。しかし、それを追うドイツ兵も続々登場。散発的な戦闘が各地で発生。 マップを南北に走るクリシェフ方面からの道路でも早速戦闘発生。オペルトラックで乗りつけた歩兵、続いて戦車が狭い正面に殺到する。ここ、拠点“団結1”のSMG“D”小隊とT34が至近距離で応戦。 ドイツ軍の105ミリ砲弾が両軍入り乱れているところに降り注ぐ。D小隊は釘付けだがKVが敵弾を受け止め食い止めている。こちらも迫撃砲を集中させる。スツーカの爆撃も加わり“団結1”の工兵小隊ほぼ壊滅。生存8名のみ。もう戦力にはならない。KVのそばにいたのが悪かったか。この小隊がダメになったせいで将来“報復”を援護する部隊がなくなった。KVに載せて運ぼうと思っていたのだが・・。 “団結2” “報復”は簡単に奪われてしまった。十数両のドイツ戦車部隊の進出。“In Cover”状態のBT2両は発砲のタイミングを計りじっと待つ。通り過ぎたところを背後から狙い撃ちのつもり。しかし、先行する歩兵に見つかり3号J型の集中射撃に遭い発砲する間もなく炎上。 “報復”を奪われたことで、以後これをどうやって取り返すかが焦点となった。このVHは終了時750ポイントと大きく無視できない。しかし、各所でVHが随時出現している。ポイントは40と少ないのがほとんどだが、200や440など勝敗を決しかねないものもある。下手に部隊を動かすのも危険のような気がしてならない。 まずは“報復”を奪った戦車部隊を止めるため、“革命”のT34×4を拠点“労働者”方面へ移動させる。この交差点右手で迎え撃ち、撃破したのちに“報復”へ向けて突進するという段取りである。 各所で出現したVHの守備には「包囲を脱出してきた」という設定のAUX部隊をあてている。脱出部隊という設定どおり、戦車と歩兵が同じ小隊だったりと編成はバラバラでまとめにくい。民兵や敗残兵(Straggler)などもいる。 道路わきの森に隠れゲリラ戦を展開するのが精一杯か。ドイツ国旗にかわったVHを踏んでは隠れるの繰り返し。がっちり守ろうと部隊を集中させると、105ミリ、150ミリ砲弾が飛んできていたずらに損害を増やすだけになってしまった。 唯一活躍したのは、ゴメリ−ブリヤンスク街道西端のVHを受け持ったKVをもつ小隊で、砲兵の支援を受けつつ終始ドイツ軍の攻撃を退けた。 偵察報告によるとドイツ軍は続々南下している模様だが、クリシェフ街道はD小隊の活躍でなんとか阻止できそうだ。“労働者”交差点右手では待ち伏せ待機中の“革命”戦車隊とドイツ軍戦車部隊の撃ちあい。命中率は悪いものの3号J型を撃破。乗員の掃討中、マキシム機関銃が故障。”E”SMG小隊をそれに向かわせる。 12ターンに始まったここでの戦闘も16ターンになっても決着がつかない。オートバイ兵の報告ではまだまだ敵戦車は進撃中とのこと。だが、もう前進しなければ“報復”を取り返す時間がなくなる。 カチューシャなど砲撃を集中させ、KVを先頭に前進開始。”E”SMG小隊が側面を援護。しかし、105ミリ、150ミリの砲撃で、混乱。KVがトップヒットで炎上。E小隊も釘付け。“報復”への道のりが遠い。なんとか動ける戦車が前進、備品倉庫を占領するが歩兵の援護なくそこまで。 “革命”で敵戦車の突撃。相変わらず4へクス(200メートル)でも命中率が悪い。外した隙にT26×2を失う。が、当たれば何とかなるハリコフ工場謹製?76.2mmか。最後の頼みは歩兵の近接強襲。 最終ターンに敵の猛攻。こちらの戦車部隊が前進した間隙をぬい“労働者”交差点に敵戦車殺到する。VH上で死守するT34が一斉射撃を浴びる。とどめのsIG33、15cm砲の命中弾で乗員が離脱してしまう。そこへチェコ製38(t)が滑り込み・・・。 結果 Draw ソビエト:ドイツ 7665:4398 兵員340:564 砲1:0 SOFT4:1 AFV17:35 コア損失 工兵分隊×1 KV×2 T34×3 T26×2 BT5×2 スカウト×2 マキシム機関銃×1 非常にくやしい戦いでありました。作戦のミスから後手に回ったのも残念ですが、最後「ヘッドスライディング」的にVHを奪われたのが痛いです。地雷をゴメリ−ブリヤンスク街道西側に配置しましたが、味方の移動の妨げになるだけで意味がありませんでした。 “報復”を無理やり奪いにいったことで損害を増やし、“労働者”のVHを奪われる隙をつくってしまったことが悔やまれます。テキトーにつけた名前ではありましたが、奇しくも“報復”が戦いの焦点になってしまいました。もとはといえばここに戦力を置かなかったことで苦戦を招いています。 次回こそ“報復”をと心に誓いました。 |
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サト | 5面 | 4時間 | ☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
(ビルドポイント) 300ポイント。前回壊滅したものを修復。工兵分隊1個は火炎放射器装備のものにアップ。修復できなかったものは、BT5×2、T26E×1、スカウト×2。 前回の損害が大きく戦車のバージョンアップが出来ず残念。自走式対空機銃の未配備も気になる。 (サポートポイント) なし・・。 (AUX部隊) T34 1個中隊。それに乗車する“Tankodesantniki”1個中隊。火炎放射戦車。歩兵、工兵、パルチザンなど広く展開している。ワゴン、トラックなど輸送車両が多数“潜入中”。そして、マップ右側の“収容所”に捕虜の将校集団が6ユニット。傷を負って移動力が「2」のものもある。 |
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B37 Bryansk Raid Designer William Rusco 1941年9月20日 West of Bryansk 標準ターン24 有効視界15 (任務) パルチザンの情報によるとドイツ軍輸送部隊がここブリヤンスクに向かっているとのこと。見つけ次第破壊せよ。またこの地で散在している部隊を集め指揮すること。我々の諜報員によると、ゲシュタポはロスラヴリで捕らえた上級将校を尋問のため集めているらしい。 貴官はこれらの同志たちを解放しなければならない。モスクワ防衛のため第13軍再編に必要なのだ!(デザイナーズ・ノートによると、常に移動経路の安全を保つ必要があるとのこと。) (配置と作戦) マップ中央を東西に走る道路に中立VHが4箇所。いづれも終了時30ポイント。ひとまずはこのVHと街道の確保が主要な作戦目標となるであろう。砲撃事前照準はそのVH周辺に5個すべて配置する。 増援へクスの「2」及び「3」がマップ中央、収容所の近くにある。「1」と「4」はマップ左端中央に。“潜入中”のAUX部隊は現れてから把握するしかないか。 コアユニット配置場所がマップ左の一角に限定されている。AUXで準備されているトラックは1台のみ。コア歩兵を運ぶ手段がないので、SMG中隊は徒歩で脱出へクス周辺と「報復」交差点に展開する。工兵小隊は定員10名と運びやすいのでKV、T34に乗せて「報復」交差点へ。コア戦車部隊は前線から脱出することを考慮し進出最前線を「ポイント2」までとする。 (経過) 「街道を確保せよ!」序盤の方針は2つ。 1 捕虜収容所までの街道を確保する。 2 ドイツ軍輸送部隊を発見、撃破する。 AUX戦車部隊が「報復」交差点に突入、確保。前回の屈辱を晴らそうとT34が突っ込み、たまらずドイツ兵が逃げ出す。攻勢時のT34のスピードは魅力的。命中精度や装填速度など関係ない。かまわず踏みつけ“Alt-O”!junkersさまご推薦のTankodesantnikiも活躍。すばやく展開できる兵力は圧倒的だ。 「ポイント1」でAUX戦車部隊先鋒はドイツ軍輸送部隊を捕捉。一撃を加える。しかし、かすりもしない戦車砲弾はこちらの体をさらすのみ。ドイツ軍砲兵への丁重なご挨拶となり激しく砲撃を浴びてしまう。乗車中のTankodesantnikiは飛び降りて目を回す。 数に勝る我々は後続が突入し、輸送部隊の全貌を確認。こちらも砲撃を集中し釘付けにする。掃討はコアの戦車部隊およびAUX火炎放射戦車に任せ、AUX戦車部隊は「ポイント2」「ポイント3」へ急ぐ。Tankodesantnikiが回復するのを待つ時間はないので戦車のみ前進。 「ポイント2」ではパルチザンが道路を確保。「ポイント4」にはAUX“AE”小隊が向かう。捕虜収容所はAUX“AF”小隊が守備兵を排除する。 「ポイント3」にむかったAUX“AD”小隊はやや遅れたためAUX戦車部隊先鋒が確保。これで捕虜収容所の将校団を輸送するルートが確保された。 4ターンに到着したシビリアンバスで輸送開始。順調には行かない。「ポイント4」から捕虜収容所までのルートの確認を怠ったためバスが1台破壊された。収容所にもドイツ軍の砲撃。負傷している将校グループはますます動けない。動けるものからバスに収容し輸送を始める。のこりもトラックが到着次第街道を西へ。そのトラックがクセモノで足の遅いYaGが指揮官ユニット。なので移動目標の変更が伝わらない。せっかく街道を飛ばしてもYaGが来ない限り立ち往生。”What is radio?”のソ連軍らしい。 「急げ!脱出だ!」作戦は第2段階へと進む。方針は2つ。 1 街道の安全を確保し救出された将校団の通過を援護する。 2 手の空いている部隊から随時脱出する。 偵察報告によると各所でドイツ軍装甲部隊が確認されている。急がねばならない。「ポイント3」がドイツ軍先鋒のLOSに入ってしまった。将校団はまだ通過していないのに・・。 迫撃砲による煙幕は遅延時間が0.4なのでタイミングが微妙に遅い。将校団に随伴するAUX歩兵部隊がトラックから降りて煙幕の壁を作る。結果、彼らは自らも壁となり、脱出して助かる見込みはなくなった。 脱出へクスでは部隊がぞくぞく集結。今まであまり活躍できなかったKomsomoletsが走り回り対戦車砲、対空砲を運ぶ。輸送手段が間に合わない迫撃砲は自力で。移動力「1」のありがたみを実感。 各兵士の献身的努力により将校団は「ポイント1」を通過。脱出へクスが間もなく視界に入りそうなところでバスが20mmFLAKによりやられた。混乱しているので後続のトラックも乗せられない。1ターン計画が遅れる。1ターン遅れると、将校団の背後でドイツ軍の猛攻をしのいでいる各部隊に負担がかかる。 押寄せる装甲部隊の波に飲まれる歩兵と戦車兵。ここでT34の被弾性能の良さに驚いた。戦車、突撃砲、装甲車計28輌の猛射に耐え、最後の壁になってくれた。救われたのは将校団だけではなく、乗り物のない歩兵たちも。後退する戦車に間に合って、定員オーバーでもかまわず乗せる。 17ターンですべての将校団は無事脱出成功。20ターンでコアユニットもすべて脱出に成功した。しかし、AUX部隊の一部はたどり着けずドイツ装甲部隊に踏み潰されてしまった。 結果 MV ソビエト:ドイツ 20918:5473 兵員268:367 砲0:1 SOFT3:9 APC3:9 AFV5:26 コア損失 Komsomolets×1(「報復」交差点からの後退戦闘で損傷) (感想) 移動ルートの確保と迅速な脱出作戦。スピードの要求されるステージでした。ドイツ軍がどこから現れるのか悩みながら必要のないものから脱出させたのですが、タイミングを図るのが難しかったです。 輸送手段が限られているので足の遅い歩兵、砲はぐずぐずしている暇はありません。途中出現するVHがおおまかにドイツ軍の進路を暗示してくれます。すでにドイツ国旗になっているところにはやってこないので、「次はここだ」という具合です。 しかし、ドイツ軍の進撃速度を読みきれず多くの部隊が蹂躙されてしまいました。本官の稚拙な部隊運用が悔やまれます。 |
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サト | 6面 | 4時間 | ☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
(ビルドポイント) 300ポイント。BT5×2をT34imp×2にアップ。工兵分隊1個を火炎放射器装備のものに。スカウト×1をGAZ-4M-AAにアップ。45oATGを76.2mmATGにアップ。スカウト×1、Komsomolets×1を修復。壊れたままの物はT26E×1。 (サポートポイント) 105ポイント。トラックGAZ×4、120ミリ迫撃砲×2。 (AUX部隊) オカ川左岸に爆破班2チーム。右岸に歩兵、降下兵、対空砲、砲兵。その後方道路上に輸送用トラック部隊3班。それを先導する偵察車両とオートバイ兵。 |
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B5 Orel Meeting Designer Darroch & Adantas 1941年10月1日 East bank of Oka River at Orel 標準ターン20 有効視界18 (事前説明) 同志!ドイツ軍は中央軍集団戦区で攻撃を開始した。それはモスクワを目指しているようだ。彼らはブリアンスク戦線を奇襲攻撃し突破した。敵はオリョールでオカ川に橋頭堡を築く。彼らは爆破班、対空砲や砲兵など未組織の抵抗に遭遇した。ソビエト統合参謀本部(STAVKA)はカトゥコフ指揮下の第4戦車旅団を急ぎ向かわせたが、時間がかかる。その予備兵力の先鋒、オートバイ兵、降下兵、民兵はオリョール東方で貴官に合流するであろう。貴官は第1親衛軍が到着するまで橋頭堡を封じ込めなければならない。第328シベリア・ライフル旅団の先鋒の到着まで数時間かかる。それまで橋頭堡を押さえ込め。塹壕を掘るのだ。 (任務) 戦車を出来るだけ小さい橋頭堡に押さえ込むことと橋の爆破。 (配置) VHは右岸市街地に終了時得点のもの多数。その後方にPPTのもの多数。オカ川にかかる橋は鉄道橋、道路橋合わせて4つ。いづれもマップ南半分オリョール市街地に架かっている。 市街地”Olkhovetes”地区にドイツ軍部隊の影。ここが橋頭堡か。右岸北半分には何もない。南北に流れるオカ川のいちばん北側に10へクスほどの幅で“Shallow Water”がある。何か怪しい。橋以外で渡河出来るのはここだけなのでここから我々の裏に回りこむことは可能だ。 (作戦) 右岸市街地外縁を「防衛ライン」とし橋頭堡の拡大を防ぐ。コア部隊主力を展開させる。北からの突破に対する備えとして“Startsevo”地区〜“Kofanovo”のラインを防衛線とし対空砲を配置する。マップ北半分にスカウトを派遣し監視させる。 砲撃事前照準は“Olkhovetes”地区を中心に10個すべて配置する。事前砲撃は“Olkhovetes”地区および橋の周囲に。爆破班の進むルートに煙幕弾。 (経過) 作戦重点は2つ。 1 オカ川右岸市街地の「防衛ライン」でドイツ軍の突破を阻止する。 2 4つの橋を爆破する。 コア部隊を先導する偵察車両とオートバイ兵は迅速に移動しPPTのVHを踏む。その後、トラック乗車のSMG歩兵と工兵が市街地外縁に急行。しかし、ドイツ軍先鋒の進出が早く市街地外縁を南北に走る街道まで圧迫される。ここを抜かれると後方のPPTのVHはおろか砲兵陣地まで蹂躙されてしまう。 くわえてこのドイツ軍部隊は鹵獲T34。さすが防御力に優れ簡単には撃ちぬけない。装填速度はドイツ軍に渡っても相変わらず遅いので、戦車4両で突っ込み臨機射撃が切れたところを後続が接近し側面から撃破。続く敵の突破に備え対戦車砲を据え付ける。 なんとか南北街道の安全を確保し歩兵部隊が展開。作戦に従い「防衛ライン」を構築する。連絡が取れるAUX歩兵部隊をかき集めるが、兵力は手薄なため奪われているVHを取り返すのはまだ先。以後、激しい砲爆撃にさらされながら一進一退の攻防が続く。 左岸の爆破班は砲兵による煙幕により護られ道路橋に接近するが、橋のたもとでは戦車数両と歩兵が待ち構えており苦戦。砲兵の支援があるもののあと1へクスのところで爆破を断念。 北の鉄道橋は1ターンで爆破に成功。しかし、1へクス分の橋げたを破壊しただけなので敵歩兵によじ登られ右岸に接近される。右岸を護る3個のピルボックスはウジャウジャ寄せてくる敵歩兵に撃ちまくられ沈黙。 4,5ターン砲撃を集中させ敵歩兵を釘付けにする。運良く橋桁がもう1へクス分崩れてくれたので、ここ“Startsevo”地区の北で渡河される危険は去った。 鉄道橋に砲撃を集中させたことで、市街地への砲撃がおろそかになり道路橋をこえてドイツ軍歩兵がなだれ込む。「防衛ライン」部隊に損害が出た。“Startsevo”地区では北から投入した降下兵が押し返され、コアSMG1個分隊が火炎放射器により蒸発。“Olkhovetes”地区では工兵1個分隊がSS歩兵の猛攻で消散。 のこり6ターンで、外縁部にあるVHを奪取するため前進開始。砲兵も残り少ない砲弾を投入し援護。終了時得点のVHを2つを除き押し返すことができた。 結果 MV ソビエト:ドイツ 18493:5805 兵員513:976 砲13:0 APC0:5 AFV6:59 Air0:1 コア損害 SMG×1 工兵×1 76.2mmATG×1(ストゥーカによる爆撃で破壊) T34×1(“Olkhovetes”地区南部の戦闘で大破) T26E×1(同上) (反省と感想) 道路橋3本が無傷で残ったことで市街地への敵の進入を阻止できず苦労いたしました。大口径の砲がAUXで用意されていますが、橋の破壊のため集中運用したほうがよかったかも知れません。 ここにきて、戦車、対戦車砲の経験値が80前後になり、命中率が上がったような気がします。命中率がアップすると装填速度の遅さもあまり気にならなくなり、SPWAWは経験値が支配するシステムかなとあらためて実感いたしました。 いちばん悔やまれるのは、中盤で敵ターンの臨機射撃中に郵便屋さんの訪問があったことです。「書留です。ハンコください。」「ええっと。どこにしまったかなあ。」なんてやっているうちに工兵分隊1個が消えていました。敵はドイツ軍だけではなかった・・・(^^ゞ |
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サト | 7面 | 7時間 | ☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
(ビルドポイント) 300ポイント。前回損害を受けたSMG×1、工兵×1、76.2mmATG×1、T34×1を修復。T26E×2をT34imp×2にアップ。これでKV×2、T34×12の戦車部隊となった。 (サポートポイント) なし。 (AUX部隊) シベリア兵、降下兵、機関銃、対戦車砲、BT7×5、T26E×4。 |
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B6 Tula Delay Designer Darroch, Map by Adantas 1941年10月1日 Orel-Tula Highway 標準ターン22 有効視界9 前回に引き続きオリョル近郊のマップ。時刻も前回から数時間後という設定。 (事前説明) われわれは両側面で深刻な突破をされ押し込まれた。本日の貴官の防御戦闘により、第328シベリアライフル連隊の先遣大隊が塹壕化するための貴重な時を稼ぐことができた。敵の攻撃は有効視界が小さい夜間になっても継続されている。予備として部隊を配置し敵突破地区のシベリア兵を援護せよ。 敵は爆撃機と戦車を大量に投入しているが砲兵は弾薬が枯渇しているようだ。この攻撃はわれわれが塹壕化する前にTulaを奪おうという敵の大攻勢である。わたしは貴官が十分な時間を稼いでくれるかどうか不安に思っている。統合参謀本部からは時間をかけて後退するよう命令されているのだ。貴官が敗走しないようNKVDが配置されている。もっとも安全な場所は最前線であることを部下に伝えたまえ。臆病者には警告なしに発砲する。 (任務) ドイツ装甲部隊の進撃を遅らせること。敵に最大限の損害を与え、コアユニットを温存する。 (配置と作戦) AUX部隊は、Dobraya Voda〜中央高地〜Yermolaievo〜Krutaya Goraの北を結ぶラインに展開している。シベリア兵、降下兵はRecon能力をもっているものもいる。そのシベリア兵は経験値が80台後半の優秀な部隊。すでに塹壕化している。ここを第1次防衛線とする。 コアユニット輸送用のトラックがSenozhatおよびMedvedevaにある。VHはマップを南北に走るオリョル〜ツーラ街道の北端に1箇所(終了時750)、そして北部高地の南の交差点から分かれた道路が東に伸びMedvedevaを越えたところにもう1つ(終了時500)。 事前説明によると「途中出現のVHが後退する部隊の進路を示してくれる」ようなのでPPTのVHにも気を配らねばならないようだ。第2次防衛線は北部高地南の交差点〜Senozhat〜Karpovoを結ぶラインとしコアユニットを配置。 第1次防衛線が時間を稼ぐあいだに"InCover"状態獲得を目指す。そして順次後退するシベリア兵を収容する。しかし、強烈な砲爆撃が予想されるので密集して強固な防衛体制をとるのは逆に危険かも知れない・・。 交差点を守りきれば街道を北に突破されるはずは無いが、オカ川は"Shallow Water"なので渡河される危険もあり若干不安。スカウトを派遣し監視させることにする。事前砲撃はすでに発見しているドイツ軍先鋒に集中。 (経過) 第1次防衛線は各所で突破された。補助火器をオフにした機関銃ががんばるが、多勢に無勢、持ちこたえられない。PPTのVHが随時出現する。最前線から順をおって。 ここで当初の作戦が誤りだったことに気づく。VHは第2次防衛線のはるか向こうに出現しており、ここにコア部隊を貼り付けておいてはほとんどがドイツ軍のポイントになってしまうだろう。 しかし、水平爆撃機による爆撃で被害が出ており動き出すタイミングがつかめない。道路を外れるとところどころに泥濘があり移動中はある程度密集してしまうので砲爆撃を恐れ尻込みしてしまう。 数ターン様子を見ていると、Dobraya Vodaの空挺兵が全滅。中央高地南斜面では生き残りのシベリア兵がVH上にこもり猛攻をしのいでいる。Yermolaievo南ではシベリア兵が森に逃げ込み体勢DefendでVHを守る。が、そのまた南から現れたドイツ軍装甲部隊を足止めする手段がない。このままでは後退する間もなく第1次防衛線は崩壊してしまうだろう。 7ターンに作戦変更。方針は3つ。 1 中央高地北側で拠点をつくり、ドイツ軍がオリョル〜ツーラ街道を北上するのを阻む。 2 Yermolaievoでドイツ軍装甲部隊を叩く。 3 Karpovo前面でまだ頑張っているシベリア兵を支援し時間を稼ぐ。 中央高地北側ではシベリア兵3個分隊と工兵1個小隊がタコツボを掘り、コア戦車6輌とAUX戦車部隊がその背後で待ち構える。ここではシベリア兵の優秀性が際立ち頑強に抵抗してくれた。戦車部隊も随時命中弾を叩き込み中央高地はドイツ戦車の残骸でいっぱいになった。 Yermolaievoでは戦車6輌とSMG小隊1個が待ち伏せ。しかし、敵装甲部隊の先鋒は鹵獲T34とKV。命中しても貫通しない。次第に敵は増え、こちらも命中弾を跳ね返すものの押されていく。Karpovo前面でも突破されKarpovoまで進出されるとここYermolaievoの部隊は孤立し包囲されてしまう。 「後退!」14ターンに後退命令。SMG小隊を乗せている時間はないので戦車のみKarpovoへ後退。彼らが生き残ることを期待して・・。 Karpovoでは対戦車砲、”InCover”状態のSMG小隊、Yermolaievoから後退した戦車が敵装甲部隊を足止め、撃破した。破壊されたり動けなくなった戦車の乗員は僚車に乗り込みKarpovoまで辿り着くことができた。 Yermolaievoの置き去りにされたSMG小隊は近接強襲で敵戦車を撃破、なんとか半数が生き残ることができた。 (結果)MV ソビエト:ドイツ 16845:3633 兵員364:971 砲8:0 APC0:11 AFV3:72 (コア損害) SMG2個分隊(Yermolaievoの戦闘で消散) 76.2mmATG(水平爆撃機の爆撃で破壊) KV1m39(Yermolaievoの戦闘で撃破) T34(Karpovo前面の戦闘で撃破) 7.62oMaximHMG(Karpovo前面の戦闘で消散) (感想) 途中出現のVHに焦ってしまいました。作戦の建て直しを迫られましたが砲爆撃を恐れ部隊の展開を先延ばしにした分だけスコアが伸びませんでした。 戦線後方で中立のVHが出現しましたがオートバイ兵が走り回り踏んでくれました。彼らは役に立ちます。 |
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サト | 8面 | 5時間 | ☆☆☆ | 全設定オン | MAP |
<ビルドポイント> 400ポイント。前回損害を受けたのは次の通りです。 SMG2個分隊(Yermolaievoの戦闘で消散) 76,2mmATG(水平爆撃機の爆撃で破壊) KV1m39(Yermolaievoの戦闘で撃破) T34(Karpovo前面の戦闘で撃破) 7,62oMaximHMG(Karpovo前面の戦闘で消散) 修復はSMG2個分隊、76,2mmATG、7,62oMaximHMG。KV1m39はKV1m41(1B)にアップ。T34はT34impにアップ。そして、砲兵の威力アップということで76,2mmFH×2を120o迫撃砲に変更。 <サポートポイント> 105ポイント。ミッションが”Advance”ということでコアのSMG中隊と工兵小隊、および対戦車対空砲部隊を運ばなければならなくなりました。 そこでGAZ-AAを2セクション、4台購入。ここで”True Troop Rality On”の設定のためか赤字反転してしまいこれ以上そろえることが出来なくなりました。他のトラックも購入出来るようですが足が遅いことを考慮し見送りました。ひとまずはT34impも含め3個小隊分の輸送手段が出来たのでよしとします。 また、砲兵部隊の活躍に期待を込め弾薬輸送車を1台購入しました。AUX部隊でカチューシャが与えられているので、すぐ弾薬が切れてしまうこの兵器の性格からも弾薬補給車は必須かと判断いたしました。 しかしながら、輸送車両が少なくなってしまい、不安を抱えたままでの進撃開始です。 <AUX部隊> 破壊工作員部隊2個小隊。コサック1個小隊。LaGG-3 2機。カチューシャ 3輌。 |
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B07 Kolotchky Station 1941年10月23日 10:00 有効視界15 標準ターン18 <事前説明> 帰還おめでとう。同志! 貴官の兵力は非常に重要な特別任務のための高度な作戦に選ばれた。敵はこの戦区で攻勢を準備しており、Kolotchky Station付近に物資の山を築いている。破壊工作員と騎兵部隊が派遣されている。貴官の兵力を目標へと案内し、視界にはいるものを全て破壊するのを支援してくれるだろう。 駅の付近にドイツ軍は戦車修理工場を立ち上げている。冬の寒さと長い戦いで彼らの戦車は損害を受けているのだ。可能な限りその工場と作業場およびその戦車修理工を排除して、攻勢が開始されるその時までにドイツ軍戦車部隊を弱体化させなければならない。中隊規模の反撃があるであろう。注意せよ。幸運を祈る! <作戦と配置> 作戦目標は戦車修理工場の無力化。マップ右手にあるそこには終了時得点のVHがいくつか見られる。 しかしその手前にある中央交差点付近にはPPTのVHがいくつかあり開始時中立状態。まずはここが戦いの焦点になるであろう。もうひとつの焦点はマップ南側にある道路上のPPTVH。作戦目標の戦車修理工場からは遠いがここに敵が現れることは間違いないであろう。 部隊を2つに組織して前進することにする。 1 「革命」戦闘団 作戦目標:中央を東西に走る道路を東進し中央交差点を越え戦車修理工場を占領する。 戦力:SMG2個小隊、T34×8、スカウト×2、機関銃×1、対空自走砲×1、対戦車砲×2、Komsomolets×1、トラック×2。 2 「報復」戦闘団 作戦目標:マップ南側を東西に走る道路を進み道路上のPPTVHを確保、その後「革命」戦闘団を側面から支援し奥地のKolotschky郊外を占領する。 戦力:SMG1個小隊、工兵1個小隊、T34×4、KV×2、スカウト×1、機関銃×1、対戦車砲×2、Komsomolets×2、トラック×2。 輸送手段が乏しく、戦車に乗せられない歩兵はトラックによるピストン輸送となってしまった。 砲兵はマップ西端に配置し弾薬輸送車を取り囲む。その3へクスの距離にFOとHQ。ここを前線指揮所とする。空からの脅威に備え37mm対空砲を2門配置。 82mm迫撃砲は射程距離の問題があるのでギリギリまで前線に近づけて配置。この位置でも戦車修理工場が射程外になってしまうが、輸送手段が無いので仕方が無い。ここにも37mm対空砲2門を置く。 <経過> 「前進!」 各戦闘団は砲兵の事前砲撃ののち前進開始。 しかし、いたるところに地雷があるようで先導するオートバイ兵が損害を受け釘付けになり動けない。どうやら一気に進出するのは難しい模様。中央突破という作戦がやはり稚拙だったかとはやくも反省を始める。 南の「報復」戦闘団は塹壕化している対戦車砲と歩兵に攻撃され進撃が滞る。加えてスツーカの爆音・・。機関銃部隊が吹っ飛び周囲の歩兵もあおりを食った。 妨害する敵を排除しようと、砲撃ののち工兵を乗せた戦車が敵陣に肉薄するが地雷による損害を出し戦力が削られていく。 「革命」戦闘団はコサックの先導で巧みに地雷を避け前進、カチューシャが燃やした中央交差点手前のVHに突入。敵歩兵を蹂躙し確保。 しかし、中央交差点で戦闘団の到着を待っていた破壊工作員の報告によると、ドイツ軍戦車部隊が接近しているとのこと。 これ以上の前進はひとまずあきらめてSMG部隊を展開させ、体勢”Defend”。戦車もそれにスタックして待ち伏せ準備。 ここでドイツ戦車部隊を押さえ込めることが出来た。が、主力戦車部隊と歩兵が終盤までこのVH周辺で釘付けになってしまい、戦車修理工場への進出が遅れてしまった。 中央交差点を越えたのが15ターン。もう時間が無い。 「報復」戦闘団は12ターンに目標のVHを確保。しかし、損害も大きく歩兵戦力は半分に減り、戦車も半数が破壊されるか動けなくなっている。 また、VH確保と同時に強力な敵と遭遇。これ以上の前進は損害が増えるだけと判断しここの維持に作戦変更。航空支援と砲撃により敵の進撃を食い止める。こちらの生き残りの戦車もこれまでの戦闘で経験値が上がっており、敵戦車に命中弾を叩き込む。 最大の作戦目標であった戦車修理工場には結局たどり着けず。確保しているVHも半数と負けを覚悟したが・・。 <結果> MV ソビエト:ドイツ 6331:2106 兵員127:387 砲0:4 SV1:2 APC0:2 AFV3:23 <コア損害> T34×2 T34imp×1 7,92mmMaximHMG×1 オートバイ兵×2 <感想> 中央突破という単純な作戦のためか盛り上がりに欠けた戦いになってしまいました。結果MVということではありますが、敵戦車の撃破でポイントを稼いだことでありますし、全体的には「作戦失敗」という印象です。 また、歩兵の輸送手段不足から部隊の前進が遅れたことも単調な戦いになった原因かもしれません。 現状では2個小隊しか戦車に乗せられませんので、T34impへのアップグレードを急がなければなりません。加えて、部隊の頭数がやはり少ないかとの思いが強くなってまいりました。 これからモスクワ前面での防衛戦が始まりますが、砲兵、歩兵の不足が気になります。ここまで育ててきた少数精鋭?部隊でどこまでやれるのか・・・。少々不安を抱えたままグデーリアンを待ちうけることになりそうです。 |
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サト | 9面 | 6時間 | ☆☆ | すべてON(ReduceAmmo ON) | MAP |
<ビルドポイント> 250ポイント。前回損害を受けた部隊は次の通りです。 T34×2、T34imp×1、7,92mmMaximHMG×1、オートバイ兵×2 上記の部隊を全て修復し、Komsomolets×1をT34impにアップグレード。これで戦車部隊は15輌になりました。 <サポートポイント> 70ポイント。全てMineに使いました。junkersさまの得意ワザを拝借いたしましてドラゴンティース大作戦です。 <AUX部隊> ライフル中隊相当のもの。45oATG。など。 |
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B8 Taifun Defend Designer LuPham 1941年11月16日 Moscow Highway on the Tula Axis 有効視界15 標準ターン31 <事前説明> 前線への備えをせよ。同志! 貴官の部隊は敵の攻勢準備に打撃を与えたが、依然として前進しており、モスクワへの突破を執拗に試みている。貴官は防衛部隊を増援し、戦車部隊の攻勢を鈍化させ、この重要な交差路を維持しなければならない。上官は退却する余地が無いと明言しており、生きぬくために全ての部隊は現在地を保持しなければならない。貴官の部隊は損害を受けてはならず、貴殿のように経験のある戦車兵が必要なのだ。敵は血気盛んであり、モスクワへの前進に燃えている。幸運を祈る! <任務> ドイツ軍戦車部隊の前進を遅らせ、最大限損害を与えること。 <配置と作戦> 最前線にAUX部隊が展開しています。ライフル歩兵、偵察兵と機関銃。対戦車砲と歩兵砲。そして82mm迫撃砲。階級が大尉の迫撃砲部隊を除いて経験値が低い部隊ばかりであまり頼りにはならなさそうです。 VHはマップ左の最前線から右に向かってポイントが大きくなるように配置されています。すべて終了時得点です。 コア部隊の配置エリアが最前線のやや後方まで広がっています。作戦はマップ北と南にドラゴンティースを配し敵の迂回行動を阻止します。部隊数の少なさから、狭いエリアでの戦いにするしかドイツ軍の攻撃を受け止める方法がないような気がします。ゆえに、中央東西に走る街道を中心とする「防衛ライン」をコア部隊でつくり敵を迎え撃ちます。 SMGおよび工兵部隊の背後に機関銃、対戦車砲、37mm対空砲。そして戦車部隊。「E」キーで塹壕化させたいのですが、その「E」キーが使えません。すでに塹壕化しているAUX部隊の塹壕が消えてしまいます。このキャンペーンを通じてこの「E」キーは使えないようです。 司令部と前線観測員、そして砲兵部隊は交差点付近に配置しました。おそらくここまで敵に進出されることはないと思われますが・・。 <経過> 最前線のAUX部隊はドイツ軍の攻撃を全く受け止められません。塹壕化しているにもかかわらずすぐ見つかりタコ殴りにされてしまいます。予想通りだったとはいえ全く無力です。 上層部の命令に反し、配置段階で体勢を”Advance”に変更しオブジェクトフラッグもマップ右側に変更してすぐにでも後退できるようにしていましたが、ガンガン進撃するドイツ軍装甲部隊に飲み込まれてしまいました。 加えて、スツーカとBf110による爆撃が彼らを襲います。組織的な抵抗どころか煙幕を焚いて「個々の生きるための戦い」が展開されました。コア部隊の「防衛ライン」にたどり着いたのは偵察兵1個分隊など10名ほど。 しかしながら、彼らが爆撃の照準になったおかげで、その後方で待機するコア部隊が爆撃を受けることはありませんでした。狙われた戦車もおりましたが、”In Cover”状態の37mm対空砲が2機撃墜してくれました。 10ターンを過ぎるころから「防衛ライン」にもドイツ軍の攻撃が始まりました。が、37mm対空砲が抑圧を与え、タコツボにいる歩兵たちが近接強襲で敵を押し返します。砲兵は敵が後退したヘクスに遠慮なく迫撃砲弾を撃ち込み、キルマークを増やしていました。 22ターンを過ぎたころから砲兵の弾薬がなくなり敵の攻勢圧力が強まってしまいました。防衛ラインのもっとも南側に配置した工兵部隊がその圧力をモロに受けてしまい、損害を出し後退。 予備でとっておいた戦車が応援に駆けつけなんとか前進を食い止めます。T34impおよびKVの搭載する煙幕弾が効果的でした。複数の敵からLOSをさえぎり瀕死の工兵を救ってくれています。 どうやら最終ターンまで「防衛ライン」は維持されている模様。最前線のAUX部隊は救うことが出来なかったがドイツ軍の突破は防げたようです。 <結果> DV ソビエト:ドイツ 14859:1552 兵員273:476 砲2:2 APC0:22 AFV2:39 Air0:2 <コア損害> 工兵1個分隊 T34imp×1 7,92mmMaximHMG×1 GAZ-4M-AA×1 <感想> ドラゴンティース大作戦が功を奏したようです。junkersさま、ありがとうございます。しかしながら、部隊数が少ないので障害物を用いなければ、ドイツ軍装甲部隊のすばやい動きに翻弄されていたでしょう。今回はDVを取れましたが、今後の戦いに不安をおぼえます・・。 次回はワイルド・ビル・ワイルダー氏の作によるモスクワ防衛戦のようです。どんな仕掛けがあるのか楽しみな反面、ボコボコにされるのではとの不安でいっぱいです。 |
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サト | 10面 | 6時間 | ☆☆☆ | すべてON(ReduceAmmo ON) | MAP |
<ビルドポイント> 350ポイント。 前回破壊されたユニット、工兵1個分隊 T34imp×1 7,92mmMaximHMG×1 GAZ-4M-AA×1これらをすべて修復。 加えて、工兵小隊長を火炎放射装備のものにアップ。Komsomolets×2をT34imp×1、KV1m41(1B)×1にアップ。 これでコアユニット編成は下記の通りとなりました。 SMG中隊(中隊長、4個分隊編成の小隊3個 計13分隊) 工兵小隊(4個分隊編成、火炎放射器装備) FO×1 37mm対空砲×4 76.2mm対戦車砲×4 82mm迫撃砲×3 120o迫撃砲×2 KV1m41(1B)×2 KV1m40(1A)×1 T34m41×7 T34m41imp×7 スカウト×3 7.92mmMaximHMG×2 GAZ-4M-AA×1 オートバイ兵×2 戦車部隊は17輌となりましたが、現在の編成では数量的に限界の部隊数です。しかし、主力のSMG中隊が1個分隊12名編成ということでT34には定員オーバーで乗せられません。歩兵を伴わない戦車部隊はその脆さを露呈してしまうでしょう。 T34impへの切り替えが早急に必要です。そうすれば工兵を含めすべての歩兵を乗車させることが出来るのですが・・。いつのことになるのやら。 <サポートポイント> 70ポイント。 輸送用トラックとしてGAZ-AAを5セクション、10輌購入。これでも運べない歩兵部隊が発生しそうです。 <AUX部隊> バンカー、民兵、種々雑多な歩兵部隊。心強い攻撃機の支援あり。 |
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B9 Moscow Defend 1941年12月5日 Southwest Moscow suburbs 標準ターン30 有効視界15 <事前説明> 同志。我々の周囲ではモスクワをめぐる戦いのクライマックスがおこなわれている。貴官が現在地を保持できれば、その周囲の崩壊した師団を立て直すことが出来るだろう。 彼らもまたこの戦区を守備し戦線を支えている。この戦区が保持されるならば、スタウカは敵突破地点に予備兵力を送り込み、モスクワの入り口で敵を立ち止まらせることが出来る。ここはすべてが始まりすべてが終わる場所なのだ。 同志!貴官とその兵力は任務を果たさねばならない。人民労働者は大規模な防御設備を構築し、銃火器のために田畑に火を放ち一掃した。 しかしながら、ドイツ軍は突破のために信じられないほど死に物狂いで戦っている。貴官は彼らがしくじるようにしなければならない。 貴官に与えられる物資はほとんどないが、発見した物はすべて貴官の物に出来る。命令ではこの戦区の防衛に必要と思われるいかなる行動も認められている。冬の悪天候はまもなくやってくる。それが何を意味するかはロシア人しかわからない・・。侵略者たちは身を持って知ることになるであろう。 幸運を祈る! <任務> ドイツ軍戦車部隊の攻撃に対し防衛ラインを維持せよ。 <配置と作戦> 最前線にPPTのVHが並び、AUX部隊が塹壕化して防衛線を形成しています。その後方に終了時得点のVHがいくつかあります。そのまた後方にコアユニットの配置エリアがあります。どうやら最前線に急行しAUX部隊を援護するという展開でしょうか。 「防衛ライン」は終了時得点のVHがあるマップ右側の市街地外縁とします。最前線やや後方にある終了時500ポイントのVHが気になりますがMV狙いの作戦といたします(^^ゞ コア部隊はドイツ空軍の爆撃を避けるため散開してその「防衛ライン」に向かいます。速度も落としてゆっくり。敵の動向を探りつつ移動する予定です。 最前線のAUX部隊の任務は遅延行動です。そして敵が強力な場合「防衛ライン」まで速やかに後退するようにオブジェクトフラッグはマップ右側に設定しました。 <経過> SMG中隊第1小隊第3分隊長Moskvin軍曹の日記より・・ 「ここまで我々はよくやってきた。しかし、ゲルマンスキーめ。決して諦めようとはしない・・。我が分隊はキルマークを29まで伸ばしてきたが、あいつらはまだやってくるようだ。レニングラードに残してきた妻のためにもここでゲルマンスキーを食い止めなければならない。そうだ!ソビエトのためでもスターリンのためでもない。家族と友人の住むこのロシアの地からあいつらを追い出すのだ!そして、このくそ忌々しい戦争を終わらせるのだ。」 開始早々SMG小隊長のVorobiev少尉が抑圧も高くないのに”Retreating”状態で退却してしまった。ちょうど「Retreating Hex」がありマップからも消えてしまった・・。これでこの小隊は小隊長なしで戦うことになった。 本部との無線連絡が途絶えていたためであろうか。そういえば命令ポイントも最初からゼロだった。経験値も士気値も90を越えていたのに? 不運は重なるもので快調に飛ばしていたオートバイ兵が「Vehicle Breakdown」で移動不能に・・。「冬将軍」の仕業か。まだ重なる。対戦車砲を運んでいたトラックが移動不能に・・。 ここまで、塹壕化したAUX部隊やバンカー、ピルボックスが頑張ってきたが、5ターンに最前線の北と南で突破された。とくに北ではコアユニットの対空砲が設置中に不意をつかれ壊滅。この周囲を偵察する予定だったオートバイ兵が早々故障したのが痛かった。 9ターンにとうとう爆撃を受ける。北の交差点、Moskvin軍曹のいる第1小隊の受け持ち地区。対空砲1門、戦車2輌、機関銃と人命多数の被害。スツーカの250`爆弾は恐ろしい。 最前線のAUX部隊は完全にドイツ装甲部隊に飲み込まれた。「防衛ライン」まで撤退する余裕はなく森に逃げ込みなんとか生き残るすべを探すので手いっぱい。 コア部隊は「防衛ライン」で”In Cover”状態となり敵が接近するのを待つ。しかし、ドイツ軍装甲部隊は前線のピルボックスに手間取っている様子。 突破された北では必死の防衛戦。装甲部隊の突入を対戦車砲が蹴散らした後も歩兵、工兵がじわじわ寄せてくる。迫撃砲弾で抑圧を与え、戦車砲が前進を阻止、Moskvin軍曹の分隊がVH手前で止めを刺す。 砲兵の弾薬が切れた19ターン以降もVHに接近されるがGAZ-4M-AAの支援もあり、なんとか突破を防げた。 その南のVHにも敵が接近するが対空砲や戦車により「防衛ライン」は維持されている。 <結果> MV ソビエト:ドイツ 14291:3565 兵員313:738 砲8:0 APC0:29 AFV2:46 <コア損害> SMG1個分隊、37mmAA×2、T34m41imp×2、7.92mmMaximHMG×1 <感想> ホッとしました。開始早々、逃げ出す小隊長や部隊の移動不能に見舞われ苦戦を覚悟しましたが、MVを取れて満足しています。DVを取るとシナリオ分岐で行き止まりになってしまうので、その意味でもほっとしています。(キャンペーンエディタでも次ぎに進むシナリオは変更出来ませんでした。)まあ、わたくしレベルではかなりの運がないとDVは難しいですが(^^ゞ 敵の突破を防ぐことよりも、コア部隊の損害を少なくする少々腰が引けた作戦でありました。本来であればもっと最前線で敵を迎え撃つ必要があったのかもしれません。 しかしながら、ドイツ空軍の爆撃にはすさまじいものがありました。コア部隊を前線から遠ざけて展開させたのも爆撃を恐れてのことでしたが、見つかってしまえば確実にやられるようですね。 こちらも攻撃機を飛ばしましたが、効果はかなりあったように思われます。とくに歩兵部隊に対しての効果は大きかったようです。 SuffyさまのAARにもございましたが弾薬補給車、弾薬集積所の必要性を感じました。砲兵の弾薬が切れたのちの敵の進撃を鈍らせることができずひやひやしました。今後、カチューシャを部隊に加えるとなるとますますその必要があるように思いました。 くわえて、当たり前のようですが、”In Cover”状態による防御の重要性を痛感しました。経験値にもよりますが、その獲得までの時間と「防衛ライン」の設置位置のバランスは難しいです。 前線に近すぎると敵との接触までに防衛体制が取れず、あまり後方だとポイント的に勝利が難しくなる・・。そのバランスはSPWAWプレイヤーの永遠の課題でしょうか。 |
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サト | 11面 | 6時間 | ☆☆☆ | すべてON | MAP |
<ビルドポイント> 350ポイント。前回破壊されたユニットは以下の通り。 SMG1個分隊 37mmAA×2 T34m41imp×2 7.92mmMaximHMG×1 SMG1個分隊、T34m41imp×2、7.92mmMaximHMG×1を修復。 37mmAA×2をGAZ-4M-AAに変更。 T34m41×2をT34m41impに変更。 これでコアユニット編成は以下の通りとなった。 SMG中隊(中隊長、4個分隊編成の小隊3個 計13分隊) 工兵小隊(4個分隊編成、火炎放射器装備) FO×1 37mm対空砲×2 76,2mm対戦車砲×4 82mm迫撃砲×3 120o迫撃砲×2 KV1m41(1B)×2 KV1m40(1A)×1 T34m41×5 T34m41imp×9 スカウト×3 7.92mmMaximHMG×2 GAZ-4M-AA×3 オートバイ兵×2 <サポートポイント> 105ポイント。輸送用トラックGAZを5セクション、10輌購入。そして煙幕張り用に107mm迫撃砲1門購入。 現在のコアユニット編成では、歩兵、砲兵を輸送する手段に欠けているのでこれでも足りない。射程の短い82mm迫撃砲はAUXの戦車小隊が運ぶことになってしまった。 <AUX部隊> Elite Ski Battalion, Aerosleds, Behemoth KV-based Land Battleship |
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B10 Moscow Counter Designer Penetrator 1941年12月13日 West of Moscow on the road to Kalinin 標準ターン23 有効視界35 <事前説明> 同志。輝ける時が来た! ドイツ軍の攻勢はわれわれの防衛線で向きを変え、同志スターリンが大事に残していた予備のシベリア兵が形勢を変えていく。上層部は侵略者たちが春にはワルシャワまで追い払われるだろうと断言している。今こそ攻撃の時である!! 貴官の部隊同様多くの部隊が絶え間ない戦いで疲弊しているが、われわれには立ち止まり態勢を整えている時間はない。敵が寒さにより麻痺している間に増援を受け攻撃の準備をせよ。われわれはドイツ軍の戦線を後方深く攻撃するために装備を結集し、貴官は最大限の損害を与え、そして、部隊の戦力を保持しなければならない。貴官の戦績から鑑み、前線指揮官は貴官がこの攻勢の先頭に立つことを期待している。ここで、これらの命令を検討し準備せよ。貴官を支援する部隊が到着している。 「貴官は敵陣後方に向け攻撃することを命令されている。我が軍の大胆な一撃を迎え撃つためファシストは躍起になって部隊を配置している。彼らは混乱しているに違いない。敵輸送部隊は貴官の戦区を通る道路を使用することが多い。迅速に移動し貴官が接する敵すべてを撃滅せよ。われわれを脅かす敵の砲爆撃や増援部隊が現れる前に任務を遂行するためには速度が重要である。 貴官の部隊は優秀なスキー大隊により援護されている。また、この地域ではわれらが偉大な指導者より託された実験的な戦車が作戦中である。」 予備のシベリア兵の到着とともに、疲れ切って凍りついたドイツ軍部隊に対しソビエト軍冬季攻勢は始まった。天候は双方にとりひどいものであったが、少なくともロシア人はそれがどんなものかわかっており、信頼できる補給基地に支えられて作戦がおこなわれている。 この戦いの主役のひとつは“Aerosled”だ。それは凍りついた大地を高速で移動するためにスキーにのったプロペラ推進の車両である。輸送用戦闘用双方がAUX部隊として与えられている。 また、KV戦車の車体をベースにした実験的な戦車、「the Behemoth」が貴官の攻勢を支援すべく与えられている。 この戦いを成功させるには速度と積極果敢な攻撃が必要であろう。道路からまとまりのない後退するドイツ軍を排除し、マップ上の集落すべてを確保せよ。 幸運を祈る! <配置と作戦> 1941年〜42年シーズンのソビエト冬季攻勢は始まった。われわれカリーニン軍集団はドイツ軍中央軍集団北翼第9軍に攻撃をかける。中央軍集団を南北から挟撃し包囲するという大いなる野望の一翼を担う重要な作戦である。 ここカリーニンの先にはルジェフ、ヴィヤジマがありそのドイツ軍補給線を分断してしまえば中央軍集団は崩壊してしまうだろう。 マップ北側の戦区をコア部隊が、南側の戦区をAUXのスキー大隊が担当する。そのスキー大隊の支援にコアユニット戦車6輌とSMG小隊1個を付ける。 問題は砲兵の威力不足。面制圧のための砲兵が足りない。120ミリ2門では如何ともし難いか。そのしわ寄せを最前線の歩兵と戦車部隊が負担することになるがどうなることやら。 <経過> 南部を担当するスキー大隊は小競り合いがあったが3ターンに土手に到着。迫撃砲による煙幕弾の着弾を合図に、支援のコア戦車6輌とともに横一線で土手を越える。移動中のドイツ軍輸送部隊を発見。戦車隊が護衛の敵戦車、装甲車をかたづけ、スキー部隊が輸送車両に殺到。逃げ出した歩兵は戦車が踏み潰す。 スキー大隊の一部はマップ中央の「農場」を救うという任務も負っている。そこでは何の武器も持たない農夫(ユニットとしてマップに存在しています)がドイツ軍部隊に蹂躙されようとしている。「the Behemoth」による大口径砲の支援によりスキー部隊が農場に接近。戦闘用Aerosledsが機銃を撃ちながら走り回りドイツ軍を「農場」から追い出す。 しかし、順調な前進もドイツ軍の爆撃が開始されると状況は一変する。ここまで効果的に支援していたAUX迫撃砲部隊がその照準となった。続いて重砲の砲撃。2個分隊が消散し、指揮官も死亡した。代わりに指揮をとる部隊は無線機を持っておらず砲撃命令が出せない。 有効視界が大きいため砲兵の煙幕弾による支援がないと前進がままならない。くわえてスキー部隊は煙幕弾を持っておらず、支援する戦車隊も弾数は微々たるもの。急遽、後方に配置した司令部とFOを迎えにトラックを走らせる。なんとか連絡が取れるようにと期待して。以後、「ポイント3」への攻撃に備えスキー部隊は慎重に前進する。 北戦区では先行するオートバイ兵がドイツ軍輸送部隊を確認。戦車とそれに乗り込むSMG部隊が蹴散らす。向きを変え逃亡する輸送車両を追うコア戦車隊は勢いに乗り「ポイント1」に突入。砲兵は市街地と「ポイント3」への攻撃に備え砲弾を節約。ここでは使用しなかった。代わりに戦車砲のZ射撃で建物をしらみつぶしに砲撃。歩兵が接近し敵を発見、建物から追い出し、戦車がAlt-O。 市街地への攻撃の先鋒を務めるはずだったKV装備の重戦車小隊とそれに乗り込む工兵小隊は速度が遅くまだ後方にいる。足の速いトラック乗車のSMG小隊が追い抜き、砲兵の煙幕に守られながら市街地に接近。8ターンに市街戦が始まる。 ドイツ軍の砲爆撃はまだ続いている。スキー大隊の増援として派遣したコアSMG小隊をのせたAerosledsがやられた。そして対戦車砲を運んでいたトラックも。これで「ポイント3」への攻撃がまた遅れてしまった。 ここで、戦車に乗せて運んでいたコア迫撃砲部隊を途中置き忘れて来たことに気づく。そこではまだ市街地は射程外・・。迎えにトラックを走らせる。プレイヤーのわたしも砲爆撃で目を回してしまった模様(^^ゞ。 「ポイント1」を制圧した戦車隊は激しい戦闘で命令ポイントを浪費してしまったため移動目標の変更に時間がかかったが市街地まで到達。一部はスキー部隊を支援するため「ポイント2」に向かう。 市街地では支配地域をじわじわ広げている。ドイツ軍にはフランス製の戦車や寝返ったソ連兵もいる。 「ポイント3」への攻撃準備は整った。スキー部隊は集落を囲む森の中で待機している。しかし、AUX迫撃砲部隊とはまだ連絡が取れない。これ以上待つ余裕はないので、107mm、120oの迫撃砲の着弾を合図に突入を開始。 ここで、ドイツ軍の反撃が始まった。重低音サウンドの走行音に続き数え切れないほどの戦車、ハーフトラックが現れる。 「ポイント2」では損害を恐れて市街地への侵入を控え待機していた戦車隊が応戦。森に隠しておいた対戦車砲とともに前進を阻む。 「ポイント3」ではここまで損害のなかったスキー部隊がバタバタと倒れていく。突入した戦車は直撃弾を浴び乗員が逃げ出してしまう。集落の抵抗も激しく一角に食いつくのが精一杯か。 AUX迫撃砲とやっと連絡がついたが時すでに遅し。スキー部隊はすでに戦闘力を失い抑圧除去に失敗するもの多数。砲撃も集中され釘付け状態。 市街地では歩兵の近接強襲により反撃を退け制圧完了。しかし、「ポイント3」はドイツ軍の手中にありわれわれにはあと一歩届かなかった。 <結果> ソビエト:ドイツ 13853:2040 ソビエト損害 兵員289 砲3 SV9 ドイツ損害 兵員848 砲6 SV33 APC16 AFV37 <コア損害> 76,2mm対戦車砲 オートバイ兵 <感想> イベント、サプライズ満載のステージでした。結果に関してはラッキーな状況が多々ありましたのでほとんど偶然という実感です。コア部隊の損害がほとんどなかったことがよかったのかもしれません。 このステージは開始当初VHがマップ上にありません。随時出現する再奪取不可能のVHが焦らせてくれました。そしてこれまた随時出現の終了時得点のVHをどう奪いどう守るかが勝負なのでしょう。 次回は西軍集団第50軍に参加しカルーガを攻撃します。 |
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サト | 12面 | 8時間 | ☆☆☆ | すべてON | MAP |
<ビルドポイント> 350ポイント。前回破壊されたユニットは以下の通り。 76,2mm対戦車砲 オートバイ兵 現在われわれが抱える問題のひとつは砲兵の威力不足。これを解消するため76,2mm対戦車砲×2をBM-8Katyusha×2に変更。そしてスカウト×1をAmmo Carrier×1に。 もうひとつの課題が歩兵の輸送手段。そもそも12名編成のSMG部隊を中隊で購入したのが間違いの始まりだったか。これでは収容能力8名のT34をそろえてもサポートでトラックを購入しない限り歩兵を運び機動力を活かすことは不可能。そのトラックは軟体標的ゆえ最前線で運用するには危険極まりない。12名収容可能なT34impに随時アップグレードしてきたが、将来的にSUシリーズを除く新型戦車は8名収容のものであるため、歩兵の定員を減らす方針とする。ゆえにSMG分隊2個をGuard Inf×2に変更。タンクデサントに変更との考えもあるが、なんとなく機関銃を持っていないので防御戦闘時に脆いような気がして見送った。そして、対空防御力の強化ということでGAZ-4M-AA×1をGAZ-AA-25×1に変更。 これでコアユニット編成は以下の通りとなった。 SMG中隊(中隊長、4個分隊編成の小隊3個 計13分隊 うち2個分隊がGuard Inf) 工兵小隊(4個分隊編成、火炎放射器装備) FO×1 37mm対空砲×2 76,2mm対戦車砲×2 82mm迫撃砲×3 120o迫撃砲×2 BM-8Katyusha×2 KV1m41(1B)×2 KV1m40(1A)×1 T34m41×5 T34m41imp×9 スカウト×2 7.92mmMaximHMG×2 GAZ-4M-AA×2 GAZ-AA-25×1 オートバイ兵×2 <サポートポイント> 105ポイント。輸送用トラックGAZ-AAを5セクション、10両購入。そして、煙幕張り用に107mm迫撃砲×1を購入。 <AUX部隊> カルーガ市街地東部に歩兵、戦車多数。NKVDもいる。そして、われわれを援護するためスキー部隊がカルーガ南部に展開している。 |
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B11 Kaluga Attack 1941年12月25日0900 有効視界18 標準ターン27 <事前説明> 増援の第50軍はカルーガへの攻撃を開始した。そこはオリョルとモスクワを結ぶ重要な交通路にあたる。 戦いは熾烈をきわめ、堅固な防衛線をしくドイツ軍は生き延びるために戦い、要塞化された市街の区画ごとに争いを演じた。コーネフの前線の部隊は、貴官のコア部隊を含めて、市街での戦いを援護するため南東部を一掃する。 冬の厳しさにおいては、過酷な冬の夜を生き延びるため、防御施設や住居の周囲で戦いが行われることがほとんどであった。 貴官のコア部隊はスキー部隊の援護を受けてカルーガ南部の郊外を一掃し、マップ西端へ到達しなければならない。 貴官の部隊のような機動兵力は、極力防御拠点を迂回することが必要だ。そして、ドイツ軍防衛線を崩壊させるために西に向かって浸透するのだ。 注:VHの価値が隠されているものがあります。そのVHを奪取することでVHのポイントが分かるでしょう。 <配置と作戦> コア部隊はマップ右下に配置。今回は制圧しなければならない地域が広いため部隊を2つの戦闘団に分ける。 1 Mishin戦闘団(SMG部隊中隊長Mishin大尉が指揮) 戦力:T34×10、SMG小隊×2個、自走対空砲×2、対戦車砲×2 作戦目標:Andrejewskoje、およびポイント1〜4、そしてポイント9のオカ川にかかる橋を目指す。 2 Protokopov戦闘団(T34戦車小隊長Protokopov中尉が指揮) 戦力:KV×3、T34×4、SMG小隊×1個、工兵小隊1個、自走対空砲×1、37mm対空砲×2 作戦目標:ポイント5〜8、そしてポイント9 支援戦力として82mm迫撃砲×3をトラックに乗せProtokopov戦闘団後方を進む。砲兵陣地をマップ右端に配置、付近にHQとFO。そして足の速いスキー部隊がわれわれの前進を援護してくれるようAUXとして配置されている。 カルーガ市街地の制圧はAUX部隊が担当。大口径の砲兵大隊が支援しているようだ。 <経過> Mishin戦闘団は部隊をまた二つに分ける。主力はT34×5、SMG歩兵1個小隊の戦力で一直線にポイント1をめざす。そして、別働隊Fyodorovich中尉の部隊はT34×5、SMG歩兵1個小隊の戦力でポイント2を制圧する予定。 そのFyodorovich隊は砲兵の支援を得てポイント2を予定通り確保。順調な滑り出し。しかし、部隊を細かく分けすぎたのか打撃力に欠け時間がかかった。ここで、コサックが増援として到着しFyodorovich隊と合流。ともにポイント3を目指し前進を開始する。 Protokopov戦闘団は道路に沿って北上。その道路はスキー部隊が安全を確認してくれている。途中、先行するオートバイ兵に「被発見*マーク」が点灯し直後対戦車砲の発砲音。部隊に緊張が走る。 Protokopov戦闘団の弱点はGladkov少尉のSMG第2小隊がトラック輸送という点。軟体標的ゆえライフルの一撃でさえ前進が頓挫してしまう可能性がある。急遽、スキー部隊を展開させ威力偵察。敵の位置を確認し迫撃砲の照準点を伝える。着弾後Oistrakh少尉の戦車小隊が踏み潰し、とどめはDubrovin軍曹の工兵分隊が火炎放射。これで道路の安全は確保された。戦闘団はポイント5をめざし再び前進。つづくトラック乗車の迫撃砲部隊は追随しこれでポイント1も射程内となる。 主力のMishin隊はスキー部隊が進路を切り開きなんとかポイント1の前面まで来た。砲撃を集中、カチューシャも使用したものの効果的な着弾はなかったようでドイツ軍はピンピンしている。迂回しようにも右側面から対戦車砲の発砲音があった。左側面に回りこもうとしたSchemelev軍曹のT34が側面に被弾、大破。脱出に成功したもののこの損害は痛い。戦車1輌やられるとそれに乗車する歩兵の移動手段がなくなってしまう。 正面からAntonov少尉のSMG第1小隊が横一列で前進。撃たれながら敵の位置を確認し攻撃。ドイツ兵がおとなしくなったら戦車が突っ込み決着をつける。 ポイント5をスキー部隊とともに制圧したProtokopov戦闘団は部隊を2つに分け前進を続行。主力Protokopov中尉の部隊はT34×2、KV×3、工兵1個小隊でポイント6へ。AUXの122ミリ榴弾砲の支援を受け突入。さすが破壊力の大きい砲兵の支援だけあって、塹壕化していた敵は朦朧とうずくまったままで、戦車部隊の仕事はドイツ兵を踏み潰すことのみであった。 しかし、ポイント7に向かったProtokopov戦闘団支隊Oistrakh少尉の部隊は強力な抵抗に遭い苦しんでいる。スキー部隊が援護するものの、T34×2、トラック乗車のGladkov少尉の第2小隊のみという弱小戦力ということも起因しているのか。そのトラック1台は森の中ですでに動かなくなっている・・。 そして、経験値102のTebyakin軍曹のT34がバンカーを迂回しようとした時微妙に射線が通ってしまい、側面から5cmPakに食われ大破・・。軍曹はなんとか脱出したもののこの損害は痛い。 砲兵がドイツ兵を沈黙させ、Oistrakh少尉が榴弾で火点を黙らせる。第2小隊が近接強襲でバンカーを破壊。対戦車砲と建物に潜んだ機関銃に接近、短機関銃の猛射撃。ここの制圧はもう間もなくだ。 ポイント1をおさえたMishin戦闘団主力は、ここから右に向きを変えFyodorovich中尉の部隊と合流したい。それには、VHはないがAndrejewskojeの集落を通らなければならない。斥候に出た部隊は「被発見*マーク」が点灯しており、どの建物から見られているか見当もつかない。厄介な仕事となってしまうのか。 コサックとともにポイント3を確保したFyodorovich隊はポイント4へ。正面からコサックが突っ込みバンカーの位置を確認。裏側からスキー部隊が接近し撃たれながら機関銃の隠蔽場所を見当つける。左翼森の中からFyodorovich中尉の戦車隊が突入。しかし、見えない敵はまだいた!あ〜そんなとこにドイツ兵が! Mishin隊はやっと敵が見つかった。建物に隠されたバンカーであった。ここで、2ターンかかってしまったが、安全を考えればやむをえないか。Andrejewskojeでは警戒しながらゆっくり進む。安全のため集落内部には入らず、こちら側の外縁を迂回し索敵することに。突如、オートバイ兵が敵戦車を発見!戦車隊は散開し攻撃に備え、歩兵は木立の影でモロトフを握り締める。 なんとかなったと思っていたポイント7での戦闘は木立に隠れるドイツ軍工兵の排除に手間取っている。硝煙がもやもやで視界が通らない。砲撃にも耐えたようで突っ込んだスキー部隊が消散・・。ポイント8で作戦を行っているProtokopov隊は歩兵砲の破壊にてこずる。もう一度砲兵に援護を頼まねばならない。82mm迫撃砲の弾薬残数が気になる。 Andrejewskojeにつづき各所でドイツ軍が確認される!ポイント7、ポイント8の掃討完了の朗報もポイント5がドイツ国旗に変わってしまったことで、それどころではなくなってしまった。ポイント7でもドイツ軍戦車。あ〜Protokopov戦闘団は半ば包囲されているではないか! ポイント7のOistrakh少尉の部隊は撤退。ここの戦車戦力は1両のみ。Gladkov少尉の第2小隊は制圧直後で体制が整っていないので止むを得ない。 しかし、逃げ遅れたPlotnikov軍曹を救うためOistrakh少尉は反撃を決意。砲故障をおこしながらも車載機銃で敵を釘付け。第2小隊はsIG33 auf Pz-1を近接強襲で撃破。Plotnikovは助かった・・。 ポイント8からProtokopov以下2両の戦車と工兵1個分隊でポイント5へ急ぐ。オートバイ兵が先導し対空自走砲が後を追う。そして、ポイント4からMishin戦闘団別働隊Fyodorovich中尉の戦車隊が同じくポイント5へ。37mm対空砲がこれ以上のドイツ軍の進出を食い止めているが間に合うか。 突っ込んだオートバイ兵がドイツ兵の位置を確認。対空自走砲が撃ちまくり釘付けにし、ProtokopovのT34が踏みつける。37mm対空砲はクルーが1名となっていた。 遅れて到着したFyodorovich隊はドイツ兵を蹴散らしながらポイント5へ突入。再びわれわれのものとなる。 Andrejewskojeで敵戦車の攻撃を退けたMishin戦闘団主力はポイント4に現れたドイツ軍戦車部隊を追う。スキー部隊とともに取り囲み命中弾を叩き込むが、鹵獲T34が相手ではなかなか決着がつかない。 各戦闘団が反撃して来たドイツ軍相手に苦戦を強いられている間、砲兵は独自に作戦を進めている。最大の目標であるポイント9への砲撃だ。 スキー部隊が斥候として接近。小競り合いを繰り返しながら敵の位置を確認。逐次砲兵へ連絡。その砲兵は絶え間なく砲撃を繰り返す。残弾わずかとなっていた82mm迫撃砲部隊は砲兵陣地で補給後前線へ、ポイント9を射程にいれる。 あらかた浸透したドイツ軍を片付けた各戦闘団はポイント9へ殺到。砲撃でうずくまったドイツ兵を蹂躙。しかし、ここまで。ドイツ軍の反撃を押さえるのに手間取り貴重な時間を失ってしまった・・。 カルーガ市街地では多大な損害を被りながらVHを奪取。ドイツ軍の反撃も退け維持されている。 <結果> ソビエト:ドイツ 9554:2477 MV ソビエト損害 兵員555 SV1 AFV8 ドイツ損害 兵員993 砲43 AFV16 <コア損害> T34imp×1 T34m41×1 <感想> 南部における戦車部隊中心の機動作戦と北部市街地での地味な市街戦。2種類の戦いを同時に楽しめるステージでした。ただ、コア部隊の動きに集中するあまり市街での戦闘が疎かになったようで損害が多すぎました(^^ゞ また、コア部隊は損害を恐れ慎重になりすぎたのか前進が遅れオカ川に到達出来なかったのも悔やまれます。 しかしながら、T34の速度はすばらしいものがありますね。装填速度、砲の命中率はドイツ軍のそれに劣るかもしれませんが、その速度は圧倒的です。「Alt-O」連発のステージでありました。 次回は再びカルーガにて戦います。市街残り半分の制圧と郊外でのドイツ軍装甲部隊との戦闘です。 |
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サト | 13面 | 8時間 | ☆☆☆ | すべてON | MAP |
<ビルドポイント>
350ポイント。前回損害を受けたのは・・ T34imp×1 T34m41×1 ・・これをまずは修復。 そして、SMG2個分隊をGuard Inf×2に変更。これで狙撃兵第3小隊は親衛歩兵小隊となる。加えて、BM-8Katyusha×2をBM-13Katyusha×2に変更。(ご指摘の通り火力重視ということで変更いたしました。ポイントに余裕があったということもあります。戦車部隊のバージョンアップということも考えましたが、装甲防御力強化型のT34Eが受領できる42年2月までお預けといたします。) これでコアユニット編成は下記の通りとなった。 SMG中隊(中隊長、4個分隊編成の小隊3個 計13分隊 うち4個分隊がGuard Inf) 工兵小隊(4個分隊編成、火炎放射器装備) FO×1 37mm対空砲×2 76,2mm対戦車砲×2 82mm迫撃砲×3 120o迫撃砲×2 BM-13Katyusha×2 KV1m41(1B)×2 KV1m40(1A)×1 T34m41×5 T34m41imp×9 スカウト×2 7.92mmMaximHMG×2 GAZ-4M-AA×2 GAZ-AA-25×1 オートバイ兵×2 歩兵部隊の定員を減らしたことで、すべての部隊を戦車に乗せて移動させることが可能になった。一部は無理やり乗せることで損害が発生するが、ソ連軍らしく豪快に無視することとする。 <サポートポイント> 105ポイント。122mm榴弾砲中隊を購入。今回、AUXで重砲が与えられていないことと、面制圧強化ということで。移動力のないAT、AAは防御拠点でじっと待機する方針ゆえ、また、歩兵の輸送手段が必要なくなったことで輸送車両の購入は見送る。 <AUX部隊> カルーガ市街地に弱体化した第50軍の一部。そして、前回同様オカ川から南、コア部隊の支援用としてスキー部隊が展開している。 |
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B12 Kaluga Defend 1941年12月26日0500 Kaluga 標準ターン22 有効視界9 (Nor@司令官さまのご厚意によりバージョンが1,5となりました。今回のAARよりRS1,5のプレイ報告となります。) <事前説明> 第50軍はカルーガの一掃作戦を継続中である。貴官の部隊は山野を横断してよく前進を果たし、西方への突破を図る態勢にある。戦車部隊により機械化されたドイツ軍の反撃戦力は、カルーガ守備隊を救い出しソビエト軍の突破を切り取ろうと、南方から貴官の進路に向かっている。貴官はこの局面の全般的指揮を執るのだ。 貴官には複数の目標が与えられている。弱体化した第50軍でカルーガの一掃作戦を継続する。ドイツ軍戦車部隊による反撃を遅滞させ撃破せよ。そして、西方への突破口を広げよ。現在ソビエト軍は弱体化しており、貴官にはほとんど援護はない。この戦区ですでに戦っている部隊だけである。 <配置と作戦> マップ中央にコアユニット配置エリアがあり、突出部を形成している。作戦方針は、その突出部北方では積極的な攻勢。南方では予想されるドイツ軍の反撃を食い止める。 1 北方での攻勢を担当する部隊: Fyodorovich戦闘団(T34戦車小隊長Fyodorovich中尉指揮) 戦力:T34×13、SMG小隊1個、工兵小隊1個、オートバイ兵×2、GAZ-4M-AA×1。 作戦目標:ポイント9〜15。優先順位としてはドイツ軍の背後を襲い、のちにポイント9左側面から突入を図る方針。付加的な目標として工兵小隊にはオカ川を渡りカルーガ市街地へ突入する任務も負っている。 2 南方での防衛を担当する部隊: Chemir-Agly戦闘団(重戦車小隊長Chemir-Agly少尉指揮) 戦力:KV×3、T34×1、SMG小隊1個、親衛歩兵小隊1個、76,2mm対戦車砲×2、37mm対空砲×2、7.92mmMaximHMG×2、GAZ-4M-AA×1、GAZ-AA-25×1。 作戦目標:南北道路上にある拠点ポイント17の防衛。ここに対戦車砲陣地を形勢しキルゾーンを想定することでドイツ軍勢力を撃退する。その撃退後反撃しポイント18〜19の奪取。 北方での攻勢を強化するため、T34×4をFyodorovich戦闘団へ一時的に貸し出している。反撃の再には戻ってくるはずであるが・・。 3 支援戦力 砲兵陣地をポイント10後方の森に配置。前線に近く危険であるが、これで射程の短い82mm迫撃砲もポイント15を除き要所を射程内とすることが出来た。今回カルーガ市内を掃討する第50軍には砲兵の援護がないので、その支援も作戦のひとつである。 AUXのスキー部隊とコサック騎兵は各戦闘団とともに前線へ。体を張ってわれわれの「眼」となってくれることを期待する。 カルーガ市街を制圧する第50軍は市街東半分に展開している。オカ川の橋を渡って可能な限り援護したいところだが、あまり期待せず単独で頑張ってもらいたい。砲兵の援護は約束する。 <経過> 突出部北方での攻勢を担当するFyodorovich戦闘団は早速前進開始。スキー部隊が威力偵察を試みるが、森に隠れたドイツ兵にことごとく押し返される。「ロシアの森はわれわれのものではなかったのか!」今後の展開を悲観する思いを振り払うようにオートバイ兵が前進し撃たれながら敵の位置を把握。 ピンポイントの迫撃砲の支援を受けながら戦車隊、SMG歩兵がドイツ軍防衛線を突破する。するとここはドイツ軍の砲兵陣地。われわれ自身の安全のためにも早急に叩く必要がある。 われわれの「眼」となるはずであったスキー部隊は攻撃を受け目を回しているが、その回復を待っている時間はない。オートバイ兵とSMG歩兵を乗せた一部の戦車部隊が先行し小競り合いを繰り返しながら、敵を発見しては潰していく。 ポイント13〜15を確保し右に向きを変え前回から引き続きの目標ポイント9を目指す。そこはカルーガ市街と南部郊外を結ぶ橋の南側のたもとで重要地点である。ドイツ軍も兵力を集中しているに違いない。 気がかりなのは、スキー偵察兵の報告ではここポイント13〜15の森の中にドイツ兵が潜んでいる可能性があること。しかし、その掃討をしている余裕はない。ポイント9右側面から攻撃を開始したAUX部隊が苦戦しているのだ。 そのポイント9右側面はAUXのスキー部隊2個小隊とコサック2個小隊が主戦力。コアの戦車戦力のほとんどは突出部北方への攻勢に使っているため貧弱な戦力である。その彼らは見えないドイツ兵にむかって果敢に前進。損害と引き換えに敵を発見。砲兵が迫撃砲弾を叩き込み、再び前進。 しかし、戦車を発見すると状況は変わる。スキー部隊は近接強襲が出来ないのだ。「なるほど、スキーを履いていれば戦車にはよじ登れないな・・」などと感心している場合ではない。が、コサックがこの危機を救う。 砲撃で目を回した戦車に対し近接強襲を試み破壊する。とはいえ、ライフルと手榴弾のみの武装でこの幸運はなかなか続かない。砲兵の支援があっても彼らだけではこのポイント9右からの攻撃は維持出来ないだろう。そして、砲兵も照準地点はここだけではないのだ。 カルーガ市街の制圧が任務の第50軍は、その市街地南部の一本の道路を主目標とし前進。カチューシャも含め砲撃を集中させる。砲兵は忙しい。この戦区各所から砲撃要請があり、優先順位を付けるのに一苦労である。 ポイント9のスキー部隊を支援したいが、カルーガ市街の機関銃を沈黙させるのにも必要だ。そして、Fyodorovich戦闘団は、対空機関砲の射線を遮るのに煙幕弾が欲しいと言ってきている・・。 加えて、サポートの122mm榴弾砲中隊とはたびたび無線連絡が途絶える・・。ここで、カルーガ市街の南部を突破したとの朗報が入る。第50軍は一気に突入。オカ川に架かる橋の北側を占拠する勢いのようだ。これで、ポイント9へ砲撃を集中することが出来る。 カチューシャの砲撃を合図にFyodorovich戦闘団はポイント9左側面へ攻撃開始。先行するスキー部隊がドイツ兵を視認、戦車隊が決着をつける。 ここポイント9での戦闘が佳境にはいった時、南方で敵戦車発見の報告がある。南方の防衛を担当するChemir-Agly戦闘団から借りてきたMilyutin少尉の戦車小隊は本隊へ戻らなければならない。しかし、移動途中で1輌移動不能に・・。序盤の戦闘で砲故障をおこしたものを含め、戦闘力のあるものは2輌となってしまった・・。 不運は重なる。ポイント9右側面と連絡を取ろうと焦るFyodorovich戦闘団。カルーガ市街では一点突破の作戦が功を奏したのか市内のVH奪取は目前。われわれが援護しなくとも第50軍単独で市内の制圧は問題ないであろう。しかし、オカ川以南の状況は緊迫している。 制圧したはずの西側ポイント12〜15は隠れていたドイツ兵が動き出したようで危険である。そして、南方のChemir-Agly戦闘団戦区でもドイツ軍の反撃が始まっている。ここポイント9での戦いを早急に決着をつけ危険地域に戦力を振り分けねばならない。Fyodorovich戦闘団には焦る理由があった。 先導するはずが疲弊し釘付けとなっているオートバイ兵を追い越し突っ込んだ経験値102のTebyakin軍曹の戦車がsIG33の側面一発で大破。離脱した乗員はそのsIG33に隣接しており消散の危機。どうしても助けたい彼を救おうとするProtokopov中尉のT34も初弾命中で撃破される・・。我にかえり、工兵を展開させ、迫撃砲の照準を0.2の遅延時間で合わせ次ターンでの救出に望みを託す。 次ぎのターンで、Tebyakin、Protokopov両名は生き残ったが、ここはまだドイツ兵がうろうろしており危険と判断。両名を戦車に乗せてポイント9からの離脱を試みるが、途中ドイツ兵の強襲を受けProtokopov中尉が息絶えた。これで1面目からの古参指揮官がまたひとり消えた・・。 ここポイント9ではコア工兵2個分隊が消散するなど損害が多かったが砲兵の支援もありなんとか確保。右側面から来たAUXスキー部隊と手を握る。「同志!よくやった!」 南方でのドイツ軍の反撃に対し、Chemir-Agly戦闘団はポイント17で待ちうける。対戦車砲と機関銃が道路上に十字砲火の射線をとる。その背後に37mmAA。右側面はGladkov少尉のSMG第2小隊、左側面はVorobiev少尉の親衛歩兵小隊が布陣。反撃戦力としてChemir-Agly少尉の重戦車小隊が機会をうかがい森の中で待機。そしてMilyutin少尉のT34小隊が間もなく到着予定である。ドイツ軍戦車先鋒を対空砲が足止めし対戦車砲が各個撃破。離脱した乗員めがけて機関銃が唸る。 しかし、マキシム機関銃ではつづくドイツ軍スキー部隊の前進を止めるには力不足か。対戦車砲が彼らに接近され猛射を浴びてしまう。GAZ-4M-AAとGAZ-AA-25が撃ちまくる。が、ここでC&Cオンの弊害が発生。GAZ-AA-25が射撃の後再び隠れようとするが命令ポイント不足で動けない。指揮官ユニットと3へクスを越えて離れていると移動目標以外への移動には命令ポイントが2必要なんだった。あ〜手痛いミス! 案の定ドイツ兵の攻撃目標にされボコボコ。破壊は逃れたが移動不能の上砲故障・・。盤外砲兵との連絡がここ6ターン切れており支援は期待出来ないので歩兵部隊が前進を開始。対戦車砲と自走対空砲を守るためという消極的な動機であるがここは仕方が無い。重戦車小隊もこの危機に合わせて前進。 ここで、やっと盤外砲兵との連絡が回復した。ポイント9およびカルーガ市街が比較的平穏ということもあり、迫撃砲もここポイント17に砲撃を集中する。 やっとこの時が来た!ドイツ軍装甲部隊をこっちが蹂躙するチャンスが!Dubnoで散々な目にあって以来ここまで煮え湯を飲まされてきた。やはり、冬はソ連軍の季節である!こちらの砲撃で目を回しているドイツ軍戦車に次々に命中弾を叩きこむ。逃げ出した乗員は戦車が踏み潰し、親衛歩兵がPPShの猛射撃で押し返す。もう容赦はしない! 残念なことにポイント18を奪取したところで時間切れ。ポイント19にむかったAUXスキー部隊は戦車の支援を結局得られずVHには届かなかった。しかし、カルーガ市街は制圧し、ドイツ軍の反撃も退けた。西部のポイント13〜15もわれわれのものだ。 <結果> ソビエト:ドイツ 16552:1750 DV ソビエト損害 兵員:390 AFV:3 ドイツ損害 兵員:1130 砲:23 APC:5 AFV:50 <コア損害> 工兵分隊×2 T34m41×2 <感想> 前回同様、カルーガでの市街戦と南部郊外での機動作戦という展開でした。作戦に関しては私のレベルではまあまあうまくいったのではないかと思います。とくに、ポイント17における防御戦闘は手に汗握る感がありました。AT、AAがドイツ軍先鋒を叩き、砲兵とギリギリのタイミングで連絡がつき、その着弾を合図に反撃開始。これまでのもやもやが一気に吹っ飛んだ感じがいたします。 残念なのはまたしてもsIG33に戦車2輌が吹っ飛ばされたことです。3号、4号に対しての恐怖感はありませんが、15cm砲にはびびってしまいます。それもこれも盤外砲兵との連絡がなかなか取れず、きっちり面制圧が出来なかったのが原因なのですが、ソ連軍の通信事情を考えると、それを含めての部隊運用が必要のようです。 期待を込めてコアに導入したBM-13Katyushaですが、活躍したかというと「?」であります。本官の運用に問題があるのでしょうが、補給速度が遅いという点であまり活かせませんでした。 弾薬補給車からの補給は1発/Tです。BM-13の場合は2発/Tでありました。補給十分での砲撃のチャンスはシナリオ中2回でしょうか。少量の弾薬で砲撃しても効果が薄いのではと思ってしまいます。 そう考えると、面制圧はサポートの盤外砲兵に頼み、コアの砲兵は迫撃砲中心で発見した敵を随時潰していくのと、煙幕弾による局地戦闘支援というのがいいのでしょうか。弾薬補給車を数多くそろえる余裕があれば作戦の幅も広がるのでしょうが、現状の編成では難しいと思われます。 次回はJuhnovでの攻勢です。なにやら歴史的にはヒトラーの死守命令が功を奏しソ連軍は撃退されたとかしないとか・・。激戦の予感がいたします。 |
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サト | 14面 | 8時間 | ☆☆☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Juhnov Assault battle 13 Designer:General Mike 1942年1月5日1600 Juhnov 標準ターン30 有効視界35 <事前説明> STAVKAは攻勢の継続と決定的な突破を図るため、中央戦線のすべてに対し多大な圧力をかけている。一方、ドイツ軍ははじめの衝撃から立ち直りつつあり、ヒトラーの死守命令が個々の戦闘において効果を上げ始めている。貴官はこの戦区の村落をドイツ軍から奪取し、莫大な損害を与えねばならない。しかし、彼らは命令による後退を避けて強力な試みを実施している。ふたつの村落中央にハリネズミ陣を構築中だ。偵察兵の報告では、掩蔽壕はまだ完成しておらず、村落側背面の地雷原はまだ不完全であるようだ。 命令は迅速な攻撃である。パルチザンが防衛陣地を偵察している。この戦区は一掃しなければならない。さもなくばスモレンスクへの前進が頓挫してしまうであろう。 <ビルドポイント> 400ポイント。前回損害を受けた部隊は・・工兵×2、T34m41×2・・まず、これを修復。 変更は、76,2mmATG×2をNor司令官殿ご推薦の76.2mm ZiS-3 ATG×2に変更。残念ながら、当方「reduce ammo ON」の設定のため2門のうち1門はAPCRを1発しか持っていない・・。 ここまであまり目立った活躍をしてこなかったスカウト×2をオートバイ兵×2に。防御戦時には前哨として敵の動向を探ることや、進撃戦時には戦車部隊の眼になるなど地味な活躍が多かった彼らであるが、今後は足の速さを活かしたその偵察能力に期待したい。 そして、KV1m40(1A)をKV1m41(1B)にアップ。 これでコアユニット編成は以下の通りとなった。 HQ(Petrov大佐) SMG中隊(中隊長、4個分隊編成の小隊3個 計13分隊 うち4個分隊がGuard Inf) 工兵小隊(4個分隊編成、火炎放射器装備) FO×1 37mmAAm39×2 76.2mmZiS-3ATG×2 82mm迫撃砲×3 120o迫撃砲×2 弾薬輸送車×1 BM-13Katyusha×2 KV1m41(1B)×3 T34m41×5 T34m41imp×9 7.92mmMaximHMG×2 GAZ-4M-AA×2 GAZ-AA-25×1 Motorcycles×4 <サポートポイント> 105ポイント。76.2mmFH中隊。輸送車両としてGAZ-AAを2セクション、4台。前回のアップで歩兵の輸送を戦車部隊に乗せて行うことが可能となった。砲兵の援護を頼む余裕ができて、なんとなく心強い。 <AUX> LaGG-3×4(Infiltrating)、BM-8Katyusha×4(Infiltrating)、Partisans |
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<配置と作戦> コアユニット配置エリアはマップ右端Ugra川以南にある。AUXのパルチザンがポイント6の向こう側に展開。そして、パルチザン偵察隊がMeshevskoj周囲で監視している。 作戦の主眼はKurovskojを突破し、遠くJuhnovへの進出。Meshevskojの制圧は別働隊を組織して対処する。進撃ルートから外れたVHは押さえるのが難しくなるが、やむをえないか・・。 部隊編成 1.0 主力(T34戦車小隊長Fyodorovich中尉指揮) 1.1 戦力 KV×3 T34×9 工兵1個小隊 SMG歩兵1個小隊 親衛歩兵1個小隊 GAZ-4M-AA×1 GAZ-AA-25×1 オートバイ兵×2 1.2 作戦目標 迅速にポイント7を通過しKurovskojを奪取。その後道路沿いに進みJuhnovを制圧する。尖兵中隊として、オートバイ兵、および工兵を乗せた重戦車小隊が先行する。予想される障害物の発見と、接敵時の損害を抑えつつ後続の進路を啓開するのが彼らの任務である。 2.0 別働隊(SMG中隊長Mishin大尉指揮) 2.1 戦力 T34×5 SMG歩兵小隊1個+中隊長分隊 オートバイ兵×2 76.2mmZiS-3ATG×2 7.92mmMaximHMG×2 GAZ-AA×2 GAZ-4M-AA×1 2.2 作戦目標 マップ南端を迂回しMeshevskojを制圧する。その後ポイント5の高地を奪取する。 3.0 支援戦力 AUXのカチューシャ部隊が増援へクスから到着することを考慮し、マップ右の道路付近を砲兵陣地とする。対空防御として37mmAA×2、そして前線の移動に際し、射程が短い82mm迫撃砲を運ぶ手段としてGAZ-AA×2を配置。 4.0 パルチザンの潜入 主力の前進を支援するため、ポイント6の向こう側に展開しているパルチザンをJuhnov南側の交差点付近に潜入させる。彼らの任務は付近の敵の位置の把握と、可能であれば交差点の確保である。 <経過> 別働隊 SMG第1小隊第3分隊長Moskvin軍曹の手記より 「我が分隊のキルマークは56。ここまで戦ってきても戦争は悪くなるばかりだ。夕方、再び気温が下がり始めたころ、我々は前進を開始した。目標はMeshevskojの制圧。 進路は盤外砲兵の煙幕弾により守られているはずであったが、「被発見*マーク」がついたままだ。乗り込んでいる戦車のKuropatkin軍曹は、地雷を踏まないようにオートバイ兵の後ろを慎重に追随している。隊長のMishin大尉は、上から迅速な前進を厳しく命じられているらしく、我々を煽らざるをえないようだ。 不安は的中し、後続のトラックが砲撃で狙われた。つづく発砲音。2輌とも燃え上がってしまった。受領したばかりの頼もしい味方、ZiS-3ATGとはここで別れなければならなくなった。砲兵の支援を受け、Meshevskojの南側から侵入開始。火点を潰すのに手間取っていると、また違うところから撃たれる。空からは耳慣れた飛行機の爆音だ。GAZ-4Mはもうすでにライフルの発砲を受けオシャカになってしまった。追い討ちをかけるように、大尉が警報を発する。ドイツ軍戦車が現れたらしい。我が分隊は迂回することになったが地雷を踏んでしまい、大破した戦車から飛び降りる。 そんなに煽らないでくれ。大尉。焦るとろくなことはないんだから。Antonov小隊長とともに、目の前のドイツ兵を蹴散らし、集落へ接近。しかし、勢いはない。動く戦車は3輌に減り、そのうち1輌は主砲が故障してしまっている。そう悲観することもないようだ。あてにしていなかったZiS-3ATGが敵装甲部隊を一掃してくれた。これで、安心して集落の掃討に入れる。我が小隊の損害は少なく、戦意充分であるが、戦車戦力が少ないことからポイント5の高地への前進は見送られた。」 T34戦車小隊長Milyutin少尉の手記より 「尖兵中隊を追随する我が小隊は、Kurovskojの集落に中央から突入。同行するGladkov少尉のSMG第2小隊が先行し、ドイツ兵を見つけては排除していく。 集落右側が安全になったようで、尖兵中隊は一足先にJuhnov方面へ前進を開始した。一方、我々の左側面を進むFyodorovich中尉の部隊は苦戦している。なかなか敵が発見できず、十字砲火を浴びている。有効視界が大きいのにもかかわらず、何発か発砲を受けてからやっと敵の位置が確認できるという有様だ。そうこうしているうちにOistrahk少尉のT34が側面を食われた。 ぐずぐずしているヒマはない。怪しい建物に榴弾を撃ち込み歩兵が接近し掃討する。故障を恐れず建物も踏み潰し、隠れたドイツ兵もろとも瓦礫の下敷きにしてしまえ!我々が集落中央を押さえたことで、Fyodorovich隊も動きが楽になったようだ。集落全体の制圧は彼らに任せ、尖兵中隊の後を追う。 ここで、嫌な知らせ。先行するKVが地雷を踏んで大破した。さっき砲兵陣地の対空砲が砲故障を起こしたと聞いたが、こういうことは重なるものだ。一瞬不安がよぎる。そして、パルチザンの報告によると移動中の敵戦車部隊を発見したそうだ。Kurovskoj防衛のため、Fyodorovich隊の親衛歩兵1個小隊とTebyakinの戦車はここに残ることになった。Fyodorovich中尉以下2輌の戦車は、ともに前進することに。 どうしたのか、先行したはずの尖兵中隊に追いついてしまった。彼らは停止して発砲している。こんなところで敵戦車と遭遇か?隠れるところはどこにもないではないか!そもそも、こんな開豁地を進撃ルートに選ぶ司令部が間違っている!「パンツァータクティク」にも『距離を短縮するために開豁地を越えることは誤りで、掩蔽物に隠れながら移動する』と図入りで書いてあるではないか! 煙幕弾で視界を遮ろうということになったが、砲兵は、1門砲故障を起こし手が回らない・・といっている。盤外砲兵にいたっては、南側のMishin隊の支援でほとんど使ってしまいあまり残ってないというではないか!戦車搭載の貴重な煙幕弾を仕方なく使うが、有効視界が大きいのですぐ薄まってしまう。航空支援を頼んでも、あいつらはどこに爆弾を落としているのか・・。目の前でFyodorovich中尉の戦車が燃え上がった!このままでは埒が明かない。 「前進だ!」 重戦車小隊には制圧射撃を頼み、我々は散開して前進。オートバイ兵が地雷を探しながら先行する。しかし、あちこちから撃たれる。おまけに見えないときている。砲兵が煙幕弾をやっとまわしてくれたが、きりがない。Schemelevの戦車も砲塔が吹っ飛んだ。被弾により移動不能になるもの、砲故障を起こしたものもでている。危機を乗り越えたKVが追いついてきたが、すぐに2輌とも地雷で大破してしまった。 Meshevskoj守備隊からTebyakinの戦車をまわしてもらうことになった。全速で走る姿はここからもよく見えている。ということは、薄まった煙幕の隙間からドイツ兵にも見えているのか、集中砲火を浴びている。ここまでくれば何とかなるはずだが無謀だった。砲故障を起こし、無線機も壊れた。最後の通信は、「あわれなマカルの上に松かさがすべて落ちる!」Meshevskojに残ったOistrahk少尉と移動目標変更の連絡が取れなくなり、我々とははぐれてしまうことに・・。 砲撃を集中してもらい、なんとかJuhnov南部の集落に入ることができた。ここで、潜入したパルチザンと落ち合うはずであったが、彼らの姿はもうない。それもこれも、戦闘団主力の前進が遅れたため。しかしながら、彼らが身をもって偵察し、砲撃の照準を伝えてくれたことで、橋までは一直線に進む。とはいっても、戦闘団主力の稼動戦車はわたしの1輌のみ。救いは、Dubnoからの生き残りMiloslavovichの工兵が橋のVHを奪ったことだ。」 <結果>5739:4865 Draw ソビエト損害 兵員:191 SV:2 AFV:11 Air:1 ドイツ損害 兵員:456 砲:17 APC:8 AFV:13 <コア損害> 工兵×1、GAZ-AA-25×1、GAZ-4M-AA×1、KV1m41(1B)×3、T34m41×3、T34m41imp×3、オートバイ兵×2 <感想> 4面目、ゴメリ−ブリヤンスク街道での防衛戦以来の大損害を出してしまいました。作戦がまずかったことにくわえ、用兵の拙さもあり、いやあ、ひどいです(^^ゞ 用兵のまずさのひとつに、砲兵陣地を途中で移動させようとしたことがあります。82mm迫の射程を最前線まで届かせようと、Meshevskojまで移動させました。欲張って砲兵陣地ごと移動させ、82mm迫も弾薬補給を受けさせようとしたのが間違いでした。 弾薬補給車の速度が遅く、Meshevskojまでたどり着くのにかなり時間がかかることに動かしてから気がつきました。そして、移動途中では弾薬の補給が受けられない・・というルールをすっかり忘れておりました。トラックに載せた120o迫を弾薬輸送車に常に隣接させていましたが、全く意味がありません。 この結果、7〜8ターン120mm迫の砲撃が途絶え、最前線の部隊にしわ寄せが来ました。カチューシャの弾薬補給が遅れることにもなり、砲撃のチャンスが失われたことも痛かったです。 これ以外にも失敗は多々あると思われますが、作戦が失敗したときの損害は大きい・・と、あらためて痛感したシナリオでした。 まあ、ホッとしているのは、破壊された9輌の戦車のうち、クルー8チームが生き残ったことです。次回は修復できない部隊が出そうですが・・。 そんな中で、ZiS-3ATGの活躍は唯一の収穫でした。20へクスほどの距離できっちり命中させる性能は、今後頼もしいばかりです。 |
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サト | 15面 | 9時間 | ☆☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Borodino Hedgehog battle 14 Designer: Kordolius 1942年1月15日0900 Borodino 標準ターン20 有効視界24 <事前説明> 同志、貴官の任務は細心の注意を要する。増援もなく厳しい戦いの結果、貴官の指揮能力にやや脆いところがあると、事実上認めざるを得ない。そういうわけで、貴官の部隊は第一線の配置にはつかないことになった。しかしながら、ロシアの中心であるモスクワから、可能な限り遠くへ敵を押し返さねばならない状況は続いている。そして、より重要なことには、我々の前進を維持するため、補給線を安全なものにする必要がある。ゆえに、ボロディノの包囲およびスモレンスク街道の安全はいかなる抵抗からも守らねばならない。 貴官の第一の任務はボロディノの守備隊の組織を崩壊させることだ。だが、注意して欲しいのは、ドイツ軍守備隊に関する報告は未確認な物が多い。多かれ少なかれ、士気が低下した半個大隊規模の抵抗が予想されることに留意して欲しい。したがって、作戦立案は最悪のケースを想定することだ。 しかし、同志。忘れてはならないのは、我々の主目標は補給と増援のための道を啓開することである。それゆえ、Kalotcha川に架かる橋を保持し、守備兵力がスモレンスクへと後退するのを阻止しなければならない。 作戦が成功した場合、すでに地域のほとんどを制圧しているパルチザンが貴官の部隊を迎えてくれるだろう。そうすれば、貴官の兵力は予備兵力の先鋒として前進を継続することが可能だ。 大佐。君は偉大な先祖と同様に立派であると期待している。そして、1世紀前の、ナポレオンに対するクトゥーゾフ以上の活躍をするのだ。同志・・幸運を祈る。期待しているぞ! <ビルドポイント> 400ポイント。前回の損害が多いためアップグレードも何もない・・。修復のポイントが足りるかどうか祈る。 KV1m41(1B)×3 T34m41×3 T34m41imp×2 オートバイ兵×2 結局、以上の部隊しか修復できなかった。 工兵×1、GAZ-AA-25×1、GAZ-4M-AA×1、T34m41imp×1 以上の部隊が修復できなかったもの。かろうじて、歩兵部隊の輸送に必要な戦車と偵察任務のオートバイ兵の頭数は確保できた。 コアユニット編成は以下の通りとなった。 HQ(Petrov大佐) SMG中隊(中隊長、4個分隊編成の小隊3個 計13分隊 うち4個分隊がGuard Inf) 工兵小隊(3個分隊編成、火炎放射器装備) FO×1 37mmAAm39×2 76.2mmZiS-3ATG×2 82mm迫撃砲×3 120o迫撃砲×2 弾薬輸送車×1 BM-13Katyusha×2 KV1m41(1B)×3 T34m41×5 T34m41imp×8 7.92mmMaximHMG×2 GAZ-4M-AA×1 Motorcycles×4 (修復できなかった部隊は除く) <サポートポイント> 105ポイント。76.2mmFH中隊。輸送車両としてGAZ-AAを2セクション、4台。余ったポイントで、GAZ-M1Emka×1。 <AUX> ライフル歩兵1個中隊、親衛歩兵1個中隊、雑多な戦車小隊1個、パルチザン2個中隊、122mmFH中隊、120mm迫撃砲中隊 |
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<配置と作戦>
コアユニット配置エリアがマップ右側と下側右半分にある。AUXはマップ左側上と下に配置されている。モスクワ・スモレンスク街道が、マップ東端からボロディノを通りマップ西端へつづいている。 作戦の第一目標はボロディノの制圧。第二はボロディノからスモレンスクへつづく街道の確保。ポイントの高い堡塁(ラエフスキー角面堡の名残か?)を奪取するかどうかは様子をみることにする。地味な陣地戦は、我々のような機械化された部隊の仕事ではないであろう。 部隊編成 1.0 第1班(T34戦車小隊長Milytin少尉) 1.1 戦力 SMG第1小隊 T34×4 オートバイ兵×1 1.2 作戦目標 「Kholkoze Farm」を制圧し、のちにボロディノ攻撃に参加する。 2.0 第2班(SMG中隊長Mishin大尉) 2.1 戦力 SMG第2小隊+中隊長 T34×5 オートバイ兵×1 2.2 作戦目標 ポイント1の橋を奪取し、ボロディノ南部を制圧。そしてKalotcha川北岸に進出する。 3.0 第3班(重戦車小隊長Chemir-Agly少尉) 3.1 戦力 親衛歩兵小隊 工兵小隊 T34×4 KV1×3 オートバイ兵×2 GAZ-4M-AA×1 76.2mmZiS-3ATG×2 7.92mmMaximHMG×2 37mmAA×1 GAZ-AA×2 GAZ-M1Emka×1 3.2 作戦目標 Semyonovskaiaの制圧。一部はSchevardinoを経由しKalotcha川南岸へ進出、スモレンスク街道を支配下に置く。 4.0 砲兵 陣地は、スモレンスク街道の南、ラエフスキー角面堡の東約1.5km。ボロディノおよびポイント3まで射程に入るため、今回は中迫撃砲の輸送を行わないこととする。対空防御として37mmAA×1を配置。 5.0 第4班(AUX) 5.1 戦力 親衛歩兵1個中隊 パルチザン1個中隊 5.2 作戦目標 ボロディノを北側から攻撃。パルチザンはスモレンスク街道に北側から接近し、ポイント4〜5を確保する。 6.0 第5班(AUX) 6.1 戦力 ライフル歩兵1個中隊 パルチザン1個中隊 雑多な戦車部隊(T60、鹵獲3号、レンドリースValentine、Matilda など) 6.2 作戦目標 Semyonovskaia、ラエフスキー角面堡の西側面の攻撃。一部はKalotcha川を渡り、スモレンスク街道の確保。 <経過> 【ボロディノ市街地方面】 頑強に抵抗するドイツ兵に苦戦。76mm榴弾砲や重迫撃砲の絶え間ない砲撃にもかかわらず彼らは冷静に我々を待ち受けていた。 第1班、T34戦車小隊長Milytin少尉の報告 「今日はツキがない。先行するオートバイ兵が故障で動けなくなった。砲兵が展開した煙幕に守られてKholkoze Farmの手前500メートルまで来たというのに。カチューシャの着弾を合図に土手を登り突撃。しかし、敵の抵抗激しく、Kholkoze Farmの制圧には時間がかかった。おまけにオートバイ兵がいないので偵察がままならない。市街地をゆっくり進み、ボロディノ市庁舎へ。ここで、第4班、第2班と合流する。悔やまれるのは、残敵掃討中にKholkoze Farmを奪われ、再度部隊を向かわせなければならなかったこと。完璧な仕事が求められているというのに。」 第2班、SMG第2小隊長Gladkov少尉の報告 「指揮官のMishin大尉は定員オーバーで戦車に乗れなかった。トラックに乗るのも経路が危険であることから見合わせたようだ。徒歩移動。間に合うのか・・。背後でFyodorovich中尉の戦車が燃え上がった。被弾で砲故障した戦車も発生。大尉の判断は正しかったのかもしれない。ここは非常に危険だ。煙幕を張りなおす。被発見*マークが消えた。前進!ボロディノ市街地へ。我々のルートは76mm榴弾砲が叩いてくれていたが、敵の抵抗は激しい。建物一軒ずつ確認しなければならない。これまで、戦車隊に救われることが多かったが、ここでは我々歩兵の番だ。82mm迫撃砲の支援もあり市庁舎で第1班と合流する。」 【Semyonovskaia及びラエフスキー角面堡】 122mmFH中隊と120mm迫撃砲中隊の照準を優先的にこの地区に合わせていたものの、ボロディノ市街地同様、ドイツ兵は徹底抗戦の構えを見せる。 第3班、親衛歩兵小隊第3分隊長Samarin軍曹の報告 「我々の左側面を進む、第5班は遅れている。我々を援護してくれる3輌のT34は彼らの支援もしなければならず忙しい。右側面の工兵小隊は順調に敵を排除しつつ集落を慎重に進んでいる。10ターンにSemyonovskaia制圧。この先は堅固な防御陣地のため、戦車は侵入不可能。よって、我々だけでこの堡塁に登ることになった。砲撃を集中してもらっているが、あいつらはびくともしない。左側面の第5班も追いついてきて頂上付近に迫るが、反撃を受け小隊長Vorobiev少尉が倒れた。Dubnoからの生き残りがまたひとり減った。この小隊ではわたしだけ。18ターンに占領したものの、頂上はPPTVHゆえ、小隊長の死は報われない。」 【スモレンスク街道】 北からは第4班、南からは第5班のパルチザンが迫り、ドイツ軍守備隊を追い出した。VHはオートバイ兵が踏む。ボロディノ包囲の輪は完全に閉じられた。Kalotcha川南岸には第3班の重戦車小隊、対戦車砲、37mmAAが待機し、解囲攻撃に対する備えをしている。 第3班、重戦車小隊長Chemir-Agly少尉の報告 「この戦争がはじまってから、こんなに楽な仕事は初めてだ。熟練した砲手は狙いを外さない。心配なのは駆動系のトラブルや砲故障だけだった。しかし、残念なのはあんなサプライズが待っていたとは・・。」 <結果> ソビエト:ドイツ 6891:3494 (Draw) ソビエト損害 兵員221 AFV9 ドイツ損害 兵員614 砲10 AFV16 <コア損害> SMG歩兵×1 親衛歩兵×1 T34m41imp×2 T34m41×1 Motorcycles×1 <感想> 漠然と「MVは取れたかな」なんて思ってましたが、結果は厳しくDraw。ボロディノ市庁舎と堡塁のPPTVHを奪うのに時間がかかったことが痛かったのでしょう。作戦のミスもそうですが、個々の戦闘における稚拙さがじわじわきいてきた気がします。 Dubnoからの古参指揮官が2名戦死したことも残念です。それなり経験値を持った指揮官が配属されるのでしょうが、ゲーム的には問題なくとも少々悔しいです。 「ええっ!」というサプライズがあったのですが、それはプレイしてからのお楽しみということでよろしいでしょうか?まあ、そんなにたいしたこともないといえばないのですが(^_^;) 次回は、ヴィヤジマでの騎兵と降下兵を救出する作戦です。 |
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サト | 16面 | 9時間 | ☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Vyasma Rescue Battle 16 Designer: Daroach 1942年2月25日1000 East of Vyasma 標準ターン25 有効視界18 <事前説明> 同志。冬のドイツ軍防衛線を粉砕しようと必死になっているなかで、STAVKAは失敗に終わることになる空挺作戦を開始した。それは親衛騎兵軍団をドイツ軍戦線後方へ突破させるという地上攻撃と組み合わせて行われた。散り散りになり、重火器も皆無という状況にもかかわらず、空挺部隊はドイツ軍戦線後方の広い範囲を一掃、突破してきた騎兵軍団と合流するという成果を挙げた。だが、ドイツ軍の抵抗は次第に強まり増援もわずかであったことから、長期間の成功は不可能と判明した。空挺部隊と騎兵軍団は、戦いと冬の寒さにより着実に損害を増やしていたのである。 ついに、STAVKAは更なる攻勢は無益であると認め、戦線後方で閉じ込められた価値あるベテラン降下兵を救い出す計画をはじめた。貴官の部隊は、戦線突破後、指定された攻撃地区へ向けて行軍する大隊規模の戦闘団を救出せよと命令されている。 選ばれた地区はここ数週間平穏で、ドイツ軍は他の危険箇所の防御を強化するため、守りは手薄である。しかし、ここから1時間ほどのところに、強力な反撃戦力がある。貴官は迅速な行動が必要であろう。進路を切り開き、友軍陣地まで戦闘団をつれて戻るのだ。 任務成功のカギは、どれだけ多くの、降下兵と騎兵部隊を救い出せるかということである。負傷兵や愛馬を失った騎兵をできるだけ多く連れ出し、安全を確保する必要がある。 偵察兵の報告では、ドイツ軍が鉄道線路に沿って対戦車陣地を構築しているようだ。線路沿いの正面攻撃は多大な損害を強いられるだろう。一方、歩兵が防衛線を張る森の中では、1枚の壁のみである。森の中から突破を開始し、撤退する部隊の後衛となるべくT34戦車隊を位置につけよ。対戦車陣地に対する攻撃は、側面から足の遅いKVや、追随する部隊が行うようにせよ。幸運を祈る。 注記) スピードは最も重要なものである。少なくとも1個中隊のT34が歩兵陣地を突破し、騎兵と降下兵の隊列を守るため全速で走らなければならない。戦車の支援がなければ、追撃するドイツ装甲部隊に対して彼らは無力である。 このシナリオは脱出作戦であるため、コンピューターはあなたの部隊の価値の33パーセントを得てスタートしています。勝利脱出へクス(退却へクスではありません)から脱出した部隊は3倍にカウントします。ゆえに、勝利を得るためには、空挺隊員や騎兵部隊も含めて、ほとんどの部隊を安全に脱出させなければなりません。 <ビルドポイント> 400ポイント。前回の損害は少なくなかった。そして、修復できていない部隊も借金として残っている。ひとまずは、今必要な部隊をそろえることはできたようだ。下記の部隊を修復する。 工兵×1 親衛歩兵×1 T34m41×1 T34m41imp×3 GAZ-4M-AA×1 Motorcycles×1 変更の内容は下記の通り。歩兵第2小隊のSMG×1を親衛歩兵に。第2小隊は今後親衛歩兵小隊とする予定。いまひとつ活躍の機会がなかったGAZ-AA-25を弾薬補給車に。RS組同志のAARを拝見するとカチューシャを有効に使うには補給車が複数必要の印象大ゆえ、この部分を強化。対空防御力が若干低下するが、狙われてしまえば無傷ではいられない急降下爆撃機の威力を考え、抵抗しても効果はいかがなものかと判断。善し悪しは別として、砲兵の威力増大を優先した。 試験運用も兼ねて82mm迫撃砲×1を107mm迫撃砲に変更。煙幕弾再補充が可能かどうか気になるところではあるが、今回は煙幕弾発射可能な長射程の砲が必要と考えコアに編入する。これで、コア編成は下記の通りとなった。 HQ(Petrov大佐) SMG中隊(中隊長、4個分隊編成の小隊3個 計13分隊 うち5個分隊がGuard Inf) 工兵小隊(4個分隊編成、火炎放射器装備) FO×1 37mmAAm39×2 76.2mmZiS-3ATG×2 82mm迫撃砲×2 107mm迫撃砲×1 120mm迫撃砲×2 弾薬輸送車×2 BM-13Katyusha×2 KV1m41(1B)×3 T34m41×5 T34m41imp×9 7.92mmMaximHMG×2 GAZ-4M-AA×2 Motorcycles×4 <サポートポイント> 105ポイント。76.2mmFH中隊。輸送車両としてGAZ-AAを2セクション、4台。余ったポイントで、GAZ-M1Emka×1。 <AUX> 空挺隊員、騎兵部隊の馬車隊列多数。なかには、Value150を越える負傷兵も多数。パルチザン1個小隊 |
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<配置と作戦> マップ東西に鉄道線路が走っている。その右端に脱出へクス。そして、その左端に脱出部隊の大集団。コア配置エリアはマップ右端。鉄道線路の南北は深い森の丘陵地。小道が縦横に走る。 ブリーフィングに従い森を突破地区と考えるが、鉄道の南北どちらの森を選ぶか迷う。南北に部隊を分散させる余裕はないし、集中した戦力による一点突破が正しいような気がする。ただ、南北どちらに集中するか・・・。 北側は東西に小道が通っており移動には問題ない。南側は小道が入組んでおり、小さな谷を越えなければならず、その先には道がない。通行が容易な地域では抵抗が大きいはず。一方、障害が多い地区では防衛戦力は少ないのではないか? 1.0 作戦方針 前進班は、鉄道線路南側の森を突破し、脱出部隊と連絡。その後衛として脱出を支援。脱出経路は偵察活動の報告を待ち決定することになるが、鉄道線路に並行する小道を予定している。その安全確保は援護班が担当する。収容班は脱出へクス周囲を維持し、脱出部隊を収容する。 2.0 部隊編成 2.1 前進第1班(歩兵中隊長Mishin大尉指揮) T34m41imp×5 歩兵第1小隊(SMG)+中隊長 2.2 前進第2班(T34戦車小隊長Milyutin少尉指揮) T34m41imp×4 歩兵第3小隊(親衛歩兵) Motorcycles×2 2.3 前進第3班(T34戦車小隊長Fyodorovich中尉指揮) T34m41×4 2.4 援護班(重戦車小隊長Chemir-Agly少尉指揮) KV1m41(1B)×3 T34m41×1 歩兵第2小隊 工兵小隊 Motorcycles×2 2.5 収容班(対戦車砲班Kulik少尉指揮) 7.92mmMaximHMG×2 GAZ-4M-AA×2 76.2mmZiS-3ATG×2 37mmAAm39×2 GAZ-AA×4 GAZ-M1Emka×1 2.6 砲兵 脱出へクス南側に陣地。事前砲撃は突破正面に全火砲を集中する。 <経過> 【南部森林地帯での突破】 前進第2班、T34戦車小隊長Milyutin少尉の報告 「我々の部隊は作戦の先鋒を任された。気がかりなのは、ここしばらく戦いの結果が芳しくないので士気が低下していること。このタフな任務に耐えられるかどうか・・。不吉な予感ははずれることはない。第3小隊Samarin軍曹の分隊が火災から逃げ出してしまう。彼らが落ちつくまで第2班は一時停止。前進班の先頭は第1班が代わることになってしまった。おまけに、援護班が苦戦していることで、我々第2班は鉄道線路へと向かうことになった。大事な任務をだったのに。左遷された気分だ。」 前進班第1班、歩兵中隊長Mishin大尉の報告 「最初の戦闘で疲弊した第2班に代わり先行することになった我が隊は、オートバイ兵に続き森を全速で駆け抜ける。合流地点で脱出部隊と接触。最後尾へ向かう。すでにドイツ軍追撃部隊が迫っており損害が出ているようだ。砲撃を浴び混乱も生じている。壊れた馬車から友軍兵士を助け出し戦車に乗せる。動けなくなった馬車の乗員や案内役のパルチザンも戦車に乗せる。追撃部隊との戦闘は避け、砲兵に制圧してもらう。我々に続いてきた前進第3班が戦闘位置についているので、その後方へ後退。戦闘隊形で待機。脱出部隊最後尾の移動とともに、第3班も後退。我々の後ろで戦闘隊形をとる。」 【鉄道線路沿いの戦闘】 援護班、歩兵第2小隊Gladkov少尉の報告 「俺たちの目の前でオートバイ兵が撃たれている。敵は見えない。それでもって雪が深く動きが鈍る。工兵を乗せた重戦車もますます重たそうだ。幸い、前進第2班が駆けつけてくれた。82mm迫撃砲の援護のもと、拠点をひとつひとつ潰していく。しかし、初めて聞いた88mmの発砲音はすさまじいな。寒さなんかどっかいっちまったよ。線路沿いが安全になったので収容班からお迎えのトラックが来た。脱出部隊の隊列に混じり後退だ。」 前進第2班、Milyutin少尉の報告 「ゲルマンスキーの砲撃はすごい。線路脇の道はほとんど掘り返されてしまった。馬車には辛い行軍だ。前進班第1班と第3班が追撃部隊と一緒に後退してきた。脱出部隊の援護のあとは彼らの支援が仕事だ。煙幕を張りなおし、彼らが通り過ぎるまで我慢。今度は我々が下がる番だ。」 前進第3班、T34戦車小隊長Fyodorovich中尉の報告 「煙幕弾により遠距離から狙われるのは避けられているが、ドイツ軍戦車はもうそこまで迫っている。Ivanovichの戦車が燃え上がった。側面からの一発だ。撃ち合うな。第2班にまかせろ。煙幕を張れ!彼を戦車に乗せ、第2班後方まで後退する。速度制限はなし。故障を恐れるな。そうなったら俺が乗せて運んでやる!」 <結果> ソビエト:ドイツ 21922:4864 MV ソビエト損害 兵員:126 SV:2 AFV:2 ドイツ損害 兵員:367 砲:10 APC:1 AFV:7 <コア損害> KV1m41(1B)×1 T34m41×1 Motorcycles×2 <感想> 「あともう1ターンあれば・・」プレイ終了後何度も口にしてきた言葉ですが、このシナリオでもつぶやいてしまいました。脱出へクス周囲に脱出部隊の一部と前進班の戦車が残ってしまい、結果MVとなりました。 Wagon主体の脱出部隊は砲弾痕に足をとられ、移動速度がかなり低下しました。砲撃による混乱もさることながら、着弾後の路面状況の悪化に苦しみました。このような状況の中で、活躍したのは砲兵部隊です。弾薬補給車が2台になって弾薬の枯渇に悩むこともなくなり、終始砲撃を続けました。120mm迫、カチューシャはキルマークを稼いでいます。 期待の107mm迫は序盤で砲故障を起こしたこともあり、使えるかどうかという点ではまだよく分かりません。 次回は、オカ河東岸を守るハンガリー軍に対し攻撃をかけます。前線にずらりと徴集兵が並び、砲撃要請画面は2ページにわたります。「ウラー!」という雄叫びが聞こえてきそうです。 |
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サト | 17面 | 8時間 | ☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Oka Bend Assault battle 17 Designer: Daroach Map by A_B 1942年4月3日0900 Oka River Bend 標準ターン23 有効視界9 <事前説明> ドイツ軍は重要な地域を維持している。夏に行われるであろう更なる攻勢に使用される可能性があるところだ。オリョル北東部にあるそのひとつが、STAVKAの排除対象となっている。この戦区での有益なパルチザン活動により作戦に関する多くの情報がまとめられた。 ドイツの傀儡のひとつであるハンガリーはロシアに兵を送った。そして、正しい社会主義者はその歓迎の宴を催す。貴官の戦闘団は攻撃部隊となり、ドイツ軍の戦線後方へ突破、侵入するのだ。そして、オリョル奪回のための次なる作戦の橋頭堡を築くのだ。それは間もなく始まるハリコフ攻勢への側面支援となるであろう。 ドイツ軍は数週間かけて現地を調査し、地雷原を含めた防御設備を整えている。とはいえ冬の悪天候のせいで、作られた掩蔽壕は丸太製のみである。最近になって塹壕の守りが最前線に慣れるためドイツ兵から第108ハンガリー師団の一部に交代された。橋とそれに続く進入路は地雷原や非常に強化された塹壕地帯で強固に要塞化されている。橋のはるか北側では守りは薄い。この地区のわずかな予備兵力は橋の防衛に集中されている。 貴官の任務はオカ川に架かる橋の北でハンガリー軍の戦線を突破し、渡河地点(VHが記されている)を占拠し、迅速な架橋作業を支援することである。橋を奪取してはいけない。突破部隊の側面防御のため古い壁で囲まれた村を確保せよ。そして、403高地を確保し徹底した防御陣地を築け。要塞化した橋の地域からの反撃行動を阻止するのだ。 貴官は、橋、塹壕、地雷原を迂回するよう命令されている。西への渡河は勝利の公算をより大きくするとSTAVKAは確信しているのだ。 注記) このシナリオでは、プレイヤーが喜ぶほどの膨大なロシア軍砲兵が与えられています。楽しんでください。 <ビルドポイント> 300ポイント。前回の損害は・・ KV1m41(1B)×1 T34m41×1 Motorcycles×2 KV1m41(1B)×1、Motorcycles×2を修復。T34m41×2をT34Em41(APCR装備!)×2に変更。歩兵第2小隊のSMG×1をGuard Infに。第2小隊親衛化計画は今後も継続。 これで、コア編成は下記の通りとなった。 HQ(Petrov大佐) SMG中隊(中隊長、4個分隊編成の小隊3個 計13分隊 うち6個分隊がGuard Inf) 工兵小隊(4個分隊編成、火炎放射器装備) FO×1 37mmAAm39×2 76.2mmZiS-3ATG×2 82mm迫撃砲×2 107mm迫撃砲×1 120mm迫撃砲×2 弾薬輸送車×2 BM-13Katyusha×2 KV1m41(1B)×3 T34m41×3 T34Em41×2 T34m41imp×9 7.92mmMaximHMG×2 GAZ-4M-AA×2 Motorcycles×4 <サポートポイント> 105ポイント。輸送車両としてGAZ-AA×6、ZiS-5×8。余ったポイントでGAZ-M1Emka×1 <AUX> FO、AUX司令部。徴集兵1個大隊(3個中隊編成)。ライフル歩兵4個小隊。雑多なレンドリース戦車部隊。鹵獲3号の小隊もある。 そして、潤沢な砲兵。152mmFH 4個中隊、122mmFH 4個中隊、120mm迫撃砲 4個中隊、BM-13Katyushaにいたっては16ユニット! |
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<配置と作戦> 最前線に徴集兵、それを支援する形でレンドリース戦車とライフル歩兵が配置されている。VHのポイントは、渡河地点2箇所に100P/Tが計4個。その他は200〜250Pの終了時得点。 重点地区は2箇所の渡河地点、403高地、石壁の村の三つ。石壁の村は歩兵戦力中心での戦いになるであろうから、じわじわ攻撃するしか方法がないと思われる。 問題は、渡河地点と403高地の制圧。横一列の前進では損害も多く時間もかかる。ここは、狭い攻勢正面に戦力を集中して迅速に突破を図り、戦線後方に戦力を送り込む・・というのが妥当ではないか? 作戦決定!攻勢正面、突破地区のコードネームは「Saliut(祝砲)」とする。ここに戦力を集中し一点突破を図る。AUX歩兵部隊もサポートでそろえた輸送車両で随時送り込む。突破部隊は迅速に前進し渡河地点Aを奪取。そして403高地北西より高地の制圧作戦を開始する。石壁の村は正面と北側から突入せよ。将来予想される反撃に際し交差点の占拠も重要である。 南部地区にある4つのVHは奪えるかどうか難しいような気がする。そこまで余裕があるかどうか・・。渡河地点Bの制圧後に考えることにしよう。 (部隊編成) 1.0 Berkut(イヌワシ)1班(T34戦車小隊長Fyodorovich中尉指揮) 1.1 戦力 工兵小隊 T34m41×2 T34Em41×2 Motorcycles×4 2.0 Berkut2班(歩兵中隊長Mishin大尉指揮) 2.1 戦力 歩兵第2小隊+中隊長 T34m41imp×5 3.0 Berkut3班(T34戦車小隊長Milyutin少尉指揮) 3.1 戦力 歩兵第3小隊 T34m41imp×4 GAZ-4M-AA×2 4.0 Storozhevoi pes(番犬)班 4.1 戦力 徴集兵中隊 ライフル歩兵3個小隊 MatildaU×3 Capt PzV×3 ValentineW×3 M3 Lee×6 GAZ-AA×6 ZiS-5×6 4.2 任務 「Saliut」においてBerkut隊の進路啓開。突破後Berkut隊に続き戦線後方への浸透を図る。制圧したVHの防衛も任務のひとつ。 5.0 Medvedj(熊)班(第1歩兵小隊長Antonov少尉指揮) 5.1 戦力 歩兵第1小隊 KV1m41(1B)×3 T34m41×1 7.92mmMaximHMG×2 76.2mmZiS-3ATG×2 37mmAAm39×2 ZiS-5×2 GAZ-M1Emka×1 5.2 任務 交差点の確保と「石壁の村」の占拠。予想されるドイツ軍の反撃に備える。 6.0 Rodina(祖国)班 6.1 戦力 徴集兵2個中隊 ライフル歩兵1個小隊 KV-8×3 6.2 任務 「石壁の村」の占拠。 7.0 砲兵 「Saliut」の東900mに陣地を置く。事前砲撃は「Saliut」と「石壁の村」に集中。「Saliut」の南北と403高地の正面に煙幕弾の照準を指定。「Saliut」への部隊集中を隠蔽するため。 <経過> (〜7ターン) 「Saliut」では徴集兵が体を張って地雷原を探知。見つけた穴をオートバイ兵、続いてBerkut隊がなだれ込む。砲兵が進路に集中して砲撃していたため抵抗は少ない。戦車隊とそれに乗車する歩兵部隊が蹂躙しながら前進する。7ターンには渡河地点Aを確保。Berkut本隊と別れた1班は渡河地点Bに向けて前進中。あと500m。 先行するBerkut隊は順調だが、それに続くStorozhevoi pes班の前進は遅々として進まない。レンドリース戦車は足が遅い。トラック隊は砲撃後の路面状況の悪化に手間取り動けなくなる車両も出る。そもそも、地雷原に1へクスの幅でしかルートを啓開していないことで渋滞が生じているのが問題だ。突破が遅れれば周囲に張り巡らせた煙幕の壁も薄まり、砲撃の混乱から立ち直ったハンガリー兵が我々の輸送部隊を攻撃し始める。 「石壁の森」では苦戦している。巧妙な掩蔽壕と地雷、そして迫撃砲弾が降り注ぎ損害が増える。Rodina隊は対戦車壕を避けて交差点方面へ移動したがその集落への入り口で前進が頓挫。先行する歩兵部隊が砲撃で疲弊しているため先導できない。歴戦の歩兵第1小隊がやっと到着し外縁に取り付いた。 (〜17ターン) 「石壁の村」ではRodina隊の戦車が集落へ突入すると進撃速度は急速に高まる。KV-8の火炎放射は強力だ。続いてMedvedj班のKVが侵入。戦車単独では危険との判断から徴集兵を乗せてゆっくり進むが、ハンガリー兵もしっかり近接強襲で出迎える。コア砲兵の120mm迫撃砲が2門とも故障したことで充分に近接支援が出来なかったせいであろうか。 12ターンに村全体を確保。歩兵第1小隊を中心に村の南端に部隊を並べ防御体勢。Medvedj隊の対戦車砲、機関銃も集落内に持ち込み守りを固める。戦車は403高地南へ前進。 ここまで休むことなく進撃を続けてきたBerkut隊は進路を南にとり、作戦を継続する。8ターンに渡河地点B、13ターンに南部地区を確保。のこるは403高地の制圧だ。高地の北西からStorozhevoi pes班のライフル兵が登る。そして西側からも鹵獲3号の援護のもとライフル歩兵が前進。南側からはBerkut2班の歩兵第2小隊が頂上を目指す。潤沢な砲撃を集中し、地味な小競り合いを繰り返しながら高地にソビエト国旗が翻るものの、動き出した敵を発見し部隊に緊張が走る。動かなくなった戦車や機動力のないトラックなどが危険にさらされている。 (〜終了まで) Berkut3班、T34戦車長Doubice軍曹の報告 「自分の戦車はSaliutから500m進んだところで止まってしまいました。命令では車両を放棄することは許されず、修理に全力を尽くせとのことでありました。同行する歩兵第3小隊Samarin軍曹の分隊とともに足回りの回復を待ちました。無線が何度も途切れ状況はよく分かりませんでしたが、403高地奪取の通信があったころでしょうか。 ハンガリー騎兵が目の前を横切って行きます。気づかれないようにジッとしていましたが、見つかって戦闘になりました。Samarin軍曹はDubnoからの生き残りのベテランです。ここでもヤツらを蹴散らしてくれました。深追いせず煙幕を焚いて自分の戦車も隠してくれました。 悲劇が起こったのはその直後です。迫撃砲の雨でした。わたしはハッチを閉めて車内でうずくまっていました。随分と長い時間だったと思います。あたりが静まったころ、バイザーをのぞくとSamarin軍曹の分隊はもう消えていました。見えたのは持ち主を失った軍曹のヘルメットだけでした。」 渡河地点は維持されている。403高地でもハンガリー兵を押し返した。村の南に防衛線を張る歩兵第1小隊も無事だ。 <結果> ソビエト:ハンガリー 15171:784 (DV) ソビエト損害 兵員:154 SV:3 AFV:1 ハンガリー損害 兵員:556 砲:12 AFV:12 <コア損害> Guard Inf×1 KV1m41(1B)×1 <感想> AUX砲兵の充実はすごいです。事前砲撃の設定がめんどくさくなるほどでありました。FOも与えられており、命令ポイントが不足することもありません。 結果はどうあれ、残念なのは古参指揮官がまたひとり消えてしまったこと。戦争とは無常なものとあらためて思うとともに、自分の部隊運用の稚拙さを反省いたしました。 次回は、今回確保した渡河地点から、いよいよオカ川西岸へ渡ります。空挺部隊も登場します。 |
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サト | 18面 | 7時間 | ☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Oka Bridgehead Battle 18 Designer: Daroach Map by A_B 1942年4月4日0200 Oka River Bend 標準ターン:34 有効視界:4 <ビルドポイント> 400ポイント。前回損害を受けた・・ Guard Inf×1 KV1m41(1B)×1 ・・これらを修復。 アップグレードは下記の通り。T34m41×3を待望のT34Em42に変更。歩兵第2小隊の親衛化計画の継続でSMG×1をGuard Infに。これでコアユニット編成は下記の通りとなった。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊司令部(Mishin大尉) 1×SMG 第1小隊(Antonov少尉) 4×SMG 第2小隊(Gladkov少尉) 3×Guard Inf 1×SMG 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(7個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 2×T34Em42 2×T34Em41 第2小隊(Milytin少尉) 4×T34m41imp 第3小隊(Roshdestvensky少尉) 5×T34m41imp 重戦車小隊(Chemir-Agly少尉) 3×KV1m41(1B) 1×T34Em42 Y 砲兵中隊 迫撃砲班 2×82mm迫撃砲 1×107mm迫撃砲 2×120mm迫撃砲 ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×弾薬輸送車 対空砲班 2×37mmAAm39 2×GAZ-4M-AA 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×7.92mmMaximHMG <サポートポイント> 105ポイント。2×GAZ-AA、3×GAZ-M1 Emka、2×120mm迫撃砲 攻撃機が購入可能であったが、有効視界が4と小さいため誤爆の危険があるのでは?と判断し見送る。AA、AT運搬用の輸送車両と、空挺隊員の支援のため長射程の煙幕弾発射可能な砲を購入。 <AUX> STAVKA Observer、第213空挺大隊の一部、ライフル歩兵2個小隊、雑多な戦車部隊(レンドリース戦車他)、5×GAZ-AA、5×YaG-6、BM-13Katyusha 4個中隊、120mm迫撃砲 4個中隊(与えられた砲兵には照準が設定されている。7ターンに着弾予定。) |
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<配置と作戦> コアユニット配置エリアはオカ川西岸、縦深350mの橋頭堡にまで広がっている。VHのポイントはほとんどが30〜80P/T。Lechevkoにある2つだけが250Pの終了時得点。 ブリーフィングに従い、作戦重点は次の3つとする。 1 北側面の防御と橋頭堡の拡張 「Crossing Site A」からLechevkoの北へ延びる道路まで橋頭堡を拡張し防衛線を築く。 2 Levchenkoへの進撃 Fordを早期に確保し、Lechevkoへの砲撃後前進を開始。すみやかに制圧する。 3 第213空挺大隊の支援 砲兵により空挺隊員の活動を支援する。Lechevko制圧後部隊を南部に派遣し彼らを直接支援する。 部隊編成 1.0 Berkut(イヌワシ)隊 第1班 1.1 戦力 重戦車小隊 対戦車砲班 1×Mtilda 2×M3 Lee 1×T26E ライフル歩兵小隊 1.2 作戦目標 橋頭堡の拡張とその防衛。北部を担当。 2.0 Berkut隊 第2班 2.1 戦力 工兵小隊 ライフル歩兵小隊 1×Capt Pz V 2×M3 Lee 1×T60 2.2 作戦目標 橋頭堡中央部の拡張とその防衛。 3.0 Medvedj(熊)隊 3.1 戦力 歩兵中隊司令部 歩兵第1小隊 歩兵第2小隊 戦車第2小隊 戦車第3小隊 2×Motorcycles 3.2 作戦目標 Lechevkoの制圧。そののち一部は南へ進路をとり第213空挺大隊と連絡する。 4.0 Serp i molot(鎌とハンマー)隊 4.1 戦力 歩兵第3小隊 戦車第1小隊 2×Motorcycles 4.2 作戦目標 橋頭堡を南側に拡張。そののちGrevichyへ進出。空挺隊員とともに拠点をつくる。このGrevichyを拠点とすることで、予想される南部からの攻撃を緩和したい。 5.0 砲兵 オカ川東岸に陣地。作者の意図に従い7ターンに実施される一斉砲撃の設定は変更しないことにする。事前砲撃は橋頭堡前面に集中。煙幕を南部の降下地点に展開。 6.0 第213空挺大隊 各降下地点で集合し拠点確保。極力長期間維持すること。 <経過> 【橋頭堡の拡張とLechevkoへの進撃】 橋頭堡ではBerkut隊が前進しVHを確保。敵の攻勢圧力が強いので、道路まで前進するのはためらわれる。現在地で防衛体勢に入る。 Medvedj隊はオートバイ兵の先導でFordに向かう。5ターンまでに敵の抵抗を鎮める。一部は迂回しLevchenko西側へ移動。7ターンの一斉砲撃後にLechevko北側からの攻撃に加えて西側からも圧力をかけようという作戦。進路が険しいため迅速な行動が心配されていたSerp i molot隊は橋頭堡南部を確保し南へ進む。 Lechevkoへの一斉射撃が始まった。激しい砲撃。指令書に従いある程度の距離を置いていて正解だった。もっと接近していればこちらも相当あおりを食ったに違いない。 パルチザン騎兵の先導で北側からの攻撃が開始される。同時に、迂回したMedvedj隊の一部、Milytin少尉の戦車隊が西側からも攻撃。 Medvedj隊、戦車第2小隊長Milytin少尉の報告 「Lechevkoでの抵抗は激しかった。砲兵はどうなっているんだ。こうも着弾がばらばらでは効果がないではないか。こんな砲撃だから我々のような前線部隊が苦労するんだ。ゲルマニスキーを教育する前にシロウトの砲兵を教育しなきゃいかん。おかげで残敵掃討に時間を割かれ終始この集落で戦うことになってしまった。」 【空挺隊員との連絡】 Serp i molot隊がGrevichyで空挺隊員と合流するころ、Lechevkoから南下したMedvedj隊の一部は第213空挺大隊第1中隊と連絡する。簡単な打ち合わせでは、この地区では散発的な戦闘がすでに始まっているという。それぞれ防御体勢ができているので持ちこたえているが、ファシストの攻勢重点がはっきりしないため身動きできないらしい。 一方、橋頭堡正面でも小競り合いはずっと続いている。南部同様焦点が明らかでないため、部隊の再配置をためらってしまう。 【ドイツ軍の反撃】 戦線のいたるところで発生していたドイツ軍の攻撃は活発化し、重点も見えてきた。南部ではMedvedj隊の一部、Mishin大尉の部隊がドイツ軍の攻勢正面に投入された。 Medvedj隊、歩兵中隊長Mishin大尉の報告 「わたしはこのような結果になり、政治将校殿の前に立たされることになりました。空挺第1中隊の援護要請で中戦車4輌と歩兵第1小隊に突撃命令を出しました。そこを守る空挺隊員はよく戦っていました。しかし、手榴弾がなくなったり、軽機関銃が突っ込みを起こした部隊が出てくるとじわじわ圧迫され重要地点を奪われました。そこへ部隊を向かわせたのですが、時期尚早というご批判を受けても仕方ありません。こちらの砲撃でうろたえているだろうという判断が甘かったことは確かであります。戦車3輌が近接強襲で破壊され、随伴の歩兵部隊も飛び降りて目を回すのみでありました。決着を急いだわたしは砲撃の着弾地点をより近いところにするよう伝えたことで、味方の上にも砲弾が降ることになりました。しかし、言い訳が許されれば、この点に関しては間違っていなかったと思っております。Serp i molot隊が援護のため到着するまで、ファシストを釘付にするには仕方が無かったと思っています。事実、これで我が歩兵第1小隊は消散をまぬがれたではないですか。確かに中戦車3輌の損害はわたしの責任であります。政治将校殿の如何なるご判断をも受ける覚悟でおります。」 橋頭堡前面でもドイツ軍の攻勢は強まる。砲撃の影響で視界がより狭まり対戦車砲も機関銃も使えない。歩兵と戦車による接近戦となった。砲身が触れ合うような距離、ゲルマニスキーの苦痛でゆがんだ顔が見える間合いでの撃ちあいだ。 <結果> ソビエト:ドイツ 47194:1761 (DV) ソビエト損害 兵員:114 AFV:4 ドイツ損害 兵員:1036 砲:10 SV:1 AFV:61 <コア損害> 3×T34m41imp <感想> 前回DVを取れたことで部隊全体の士気が戻ってきたように感じました。そのせいかどうか分かりませんが、よりタフに戦えたように思えます。しかしながら、1へクスを争う戦いはひやひやしますね。胃に悪そうです(^^ゞ T34の新型を受領しましたが、乗員の経験値が下がってしまいました。SMGから親衛歩兵に変更した部隊も同様です。新型に慣れるまで準備が必要ということなのでしょうか。こまめに兵装を換えるのも良し悪しかもしれません。 次回は、今回せっかく確保した橋頭堡を放棄してオカ川東岸に逃げ帰るシチュエーションのようです。 |
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サト | 19面 | 8時間 | ☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Fighting Withdrawal Battle 19 Designer: Daroach Map by A_B 1942年4月4日1000 Oka River Bend 標準ターン:26 有効視界:13 <ビルドポイント> 400ポイント。前回の損害の・・3×T34m41imp これを2×T34Em42、1×KV-8に変更。煙幕弾をもっていない107mm迫撃砲を最近評判のいい76.2mmFGに。これでコアユニット編成は下記の通りとなった。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×SMG 第1小隊(Antonov少尉) 4×SMG 第2小隊(Gladkov少尉) 3×Guard Inf 1×SMG 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(7個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 3×T34Em42 2×T34Em41 第2小隊(Milytin少尉) 4×T34m41imp 第3小隊(Roshdestvensky少尉) 2×T34Em42 2×T34m41imp 重戦車小隊(Chemir-Agly少尉) 3×KV1m41(1B) 1×KV-8 Y 砲兵中隊 迫撃砲班 2×82mm迫撃砲 2×120mm迫撃砲 1×76.2mmFG ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×弾薬輸送車 対空砲班 2×37mmAAm39 2×GAZ-4M-AA 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×7.92mmMaximHMG <サポートポイント> 105ポイント。1×76.2mmFG、9×GAZ-AA(3個Formation) <AUX> 弱体化した第213空挺大隊。第4327懲罰大隊の一部。若干の対戦車砲、機関銃班、歩兵砲、迫撃砲。地上攻撃機。 |
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<配置と作戦> 北側の浮橋はすでにドイツ軍の手中にある。オカ川西岸の空挺隊は極端に弱体化している。そして、南からはSS部隊がやってくるという。まさに我々はドイツ軍に包囲されようとしているのか。 コアユニットの配置は、まだ残っている橋頭堡からマップ東端までの細長いエリア。403高地と石壁の村を守るにはどう考えても歩兵戦力が足りない。南側に残っている浮橋の根元は空挺隊員が渡るまで維持しなければならないし・・。北側の懲罰大隊の戦区も貧弱な戦力だ。我が大隊の戦力だけではどうしようもないような気がする・・。 ここで、ある名セリフを思い出した。・・「AUXとともに戦おう」・・よし、これでいこう! ブリーフィングに従い403高地以東をどう守るかだが、要所に我が大隊戦力を配し、AUX兵力とともに戦線の維持を目指す。不足している歩兵戦力は橋頭堡から空挺隊を迅速に撤退させることでこれを補うことができるのではないだろうか。 ポイントは、オカ川西岸にいる空挺隊を安全に撤退させること。そして、コア戦力が展開する余裕を得るためドイツ軍先鋒を叩き時間を稼ぐこと。この2つか。 部隊編成と作戦詳細は下記の通り。 1.0 ビェールクト(イヌワシ)隊 1.1 戦力 戦車第2小隊 歩兵第1小隊 2×Motorcycles 1.2 作戦目標 空挺隊の退路を確保し、浮橋の東端を維持する。 2.0 ミェドヴィェーヂ(熊)隊 2.1 戦力 重戦車小隊 工兵小隊 対戦車砲班 第4327懲罰大隊の一部 他 2.2 作戦目標 「石壁の村」の防御とその東側道路の封鎖 3.0 ヴォールク(オオカミ)隊 3.1 戦力 戦車第3小隊 対空砲班 歩兵中隊本部 歩兵第2小隊 歩兵第3小隊 3.2 作戦目標 403高地の確保とその維持。後退してきた空挺隊も吸収し高地の防衛にあたる予定 4.0 ローディナ(祖国)隊 4.1 戦力 AUX歩兵部隊 対戦車砲、機関銃、歩兵砲 他 4.2 作戦目標 403高地北側面の防衛 5.0 セールプ・イ・モールト(鎌とハンマー)隊 5.1 戦力 戦車第1小隊 2×Motorcycles 5.2 作戦目標 唯一の機動予備戦力として403高地後方に配備。ミェドヴィェーヂ隊とローディナ隊の支援 6.0 回収班 7×GAZ-AA。オカ川西岸に残った空挺隊を迅速に東岸へ輸送する。 7.0 砲兵 石壁の村から東へ500mに陣地 8.0 航空戦力 奪われた北側の浮橋の破壊とドイツ軍戦力先鋒への遅延行動。 <経過> 【空挺隊員の撤退】 オカ川左岸に取り残された第213空挺大隊の残余は用意されたトラックで煙幕に守られている橋を渡る。続いて爆破班が橋を爆破。しかし、脱出した彼らは休む暇などない。役に立ちそうな歩兵兵力は彼らしかいないのだ。北側の奪われた橋からやってくるであろうドイツ軍に備え、橋のこちら側のたもとと403高地に振り分けられる。ビェールクト隊、ヴォールク隊とともに防衛線を形成する。 その北側の橋は空軍により破壊される予定であったが、失敗したようだ。橋げたを一つしか破壊できていない。 【ドイツ軍の攻撃が本格化】 各地でドイツ軍の砲撃が始まった。それは容赦のないものであった。タコツボに伏せていても死傷者続出。戦車もトップヒットで吹っ飛んでしまう。 ビェールクト隊は猛攻を浴び、我が大隊のエースMoskvin軍曹の分隊を失うものの、空挺隊の一部とともに耐えている。ミェドヴィェーヂ隊は、戦線を縮小し工兵小隊を中心に防衛線を形成。敵を押し返す。 だが、困ったことに砲兵陣地がドイツ兵に発見されてしまう。機関銃がなんとか前進を食い止めているが、陣地は以後たいへんなことに。司令部要員にも戦死者が発生、カチューシャの乗員も逃げ出す始末。北部のローディナ隊でも警報が出た。 【ローディナ隊を救え!】 セールプ・イ・モールト隊、Fyodorovich中尉の報告 「我が隊はドイツ軍の突破があった地区に急行しました。新型戦車の性能を信じ、全速力です。しかしながら、数にはかないません。Oistrahk少尉の戦車が被弾炎上し、劣勢は明らかでありました。いったん茂みに引き上げ、作戦の練り直しです。 ミェドヴィェーヂ隊から対戦車砲を分けてもらい、砲兵には砲撃の集中を依頼。空からはシュトルモビクによる機銃掃射が支援してくれます。我々は茂みから顔を出して発砲してはまた隠れるという「ヒット・エンド・ラン」での各個撃破を狙いました。ドイツ軍の砲撃の照準に入ると位置を変えて、またそれを繰り返します。対戦車砲の再配置が間に合うと形勢がこちらに傾き始めました。 この戦いで新型戦車の弱点がはっきりしました。煙幕弾が搭載されていないのです。複数の敵を相手にする場合には有利に戦えない状況が多々ありました。これは大隊長に報告しなければなりません。」 <結果> ソビエト:ドイツ 19056:3033 (DV) ソビエト損害 兵員:152 砲:1 SV:1 AFV:2 ドイツ損害 兵員:1143 SV:4 AFV:39 Air:1 <コア損害> 1×SMG、1×T34m41imp、1×T34Em42 <感想> 砲兵の活躍なくしては負けていただろうという印象です。とくにカチューシャは大活躍でありました。Junkers特務曹長殿がよく書かれている「戦車と歩兵を分離する」という意味でも十分な働きをしてくれました。 そして、”In Cover”状態の機関銃がよく敵を押さえ込んでくれました。これまで役に立つことが少なく変更も考えていましたが、いまでは「今後もよろしく」という気持ちです。 1941〜42年のソビエト冬季攻勢はこれにて終了しました。このシナリオでは攻勢末期の悲惨な状況がよく表れていると思います。深夜にオカ川に築いた橋頭堡を拡張したのにもかかわらず、昼前にはその橋頭堡からわらわらと逃げ出すシチュエーションは、ドイツ軍の抵抗力を甘く見た最高司令部の誤算を表現したかったのでしょう。 このシナリオ終了後のビルドポイントは750もありました。かなりの損害が予想されるのでしょう。へタレなわたくしは腰が引けた作戦のため何とか少ないもので済みましたが、途中何度も冷静さを失いかけました。勝利した嬉しさよりも、何とかなったかとホッとしたというのが正直な気持ちです。 次回はもう夏です。また厳しい戦いが待っているのでしょうか・・。 |
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サト | 20面 | 8時間 | ☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Millerovo Delay Battle 20 Designer: Penetrater 1942年7月29日1000 Millerovo 標準ターン:30 有効視界:40 <ビルドポイント> 750ポイント。随分と大盤振る舞いなポイントだ。アップグレードは下記の通り。 1×SMG→1×Guard Inf 2×T34Em41→2×T34Em42 1×T34m41imp→1×T34Em42 2×7.92mmMaximHMG→2×12.7mmDShkHMG 修復も含めてコアユニット編成は下記の通りとなった。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×SMG 第1小隊(Antonov少尉) 4×SMG 第2小隊(Gladkov中尉) 4×Guard Inf 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(7個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 4×T34Em42 第2小隊(Milytin少尉) 5×T34m41imp 第3小隊(Potapov少尉) 4×T34Em42 重戦車小隊(Chemir-Agly少尉) 3×KV1m41(1B) 1×KV-8 Y 砲兵中隊 迫撃砲班 2×82mm迫撃砲 2×120mm迫撃砲 1×76.2mmFG ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×弾薬輸送車 対空砲班 2×37mmAAm39 2×GAZ-4M-AA 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG <サポートポイント> 105ポイント。122mm FH Bty <AUX> 第1346対戦車大隊。若干の歩兵部隊、機関銃中隊、ATライフル中隊、対空砲、迫撃砲などで構成されている。多数の輸送車両。 |
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<配置と作戦> マップ右にコアユニット配置エリア。そこには多数のトラックが用意されている。コアの歩兵部隊を運べということか、前線の歩兵部隊の退却用か。作者の真意が測りかねる。 前線にあるVHはPPTゆえできるだけ長く保持する必要があるだろう。その前線から1.5kmほど後方にあるVHは終了時得点。ここを突破されてはいかんということか。 <経過> 機関銃中隊長Protokopov大尉の報告 「至急救援を請う・・と何度も連絡したのにもかかわらず、援軍は来なかった。前線の拠点で我々は必死に堪え、耐えていたというのに。我々だけでは殺到するドイツ兵と戦車に対しては無力だ。砲爆撃を浴び、戦車が集団でやってきてはどうしようもない。」 第1346対戦車大隊Gapon大佐の報告 「前線からの報告は悲惨であった。各拠点では砲撃をかいくぐったドイツ兵ににじり寄られ、我が南ロシアの森は力尽きて倒れた兵士で溢れている。我々を支えてくれるはずのPetrov大隊は一向に動く気配がない。いつもながら我々のような前線部隊は捨石にされてしまうのか。催促の無電には「もうまもなく。」という反応だけ。これでは「そば屋の出前」、「バージョンアップの告知」と同じではないか!」 Petrov大隊司令部の報告 「我が大隊の作戦は直前に変更されました。強力なドイツ空軍の攻撃が予想されたため待機命令が出されました。砲兵による阻止射撃である程度ファシストを抑えられるだろうと楽観していたこともあるでしょう。しかし、前線からの芳しくない報告を受けるとPetrov大佐の顔は青ざめ、その待機命令をくやみ、一転至急前進の訓示を行いました。」 戦車第2小隊Milytin少尉の報告 「私の小隊が受けた命令は、突破したドイツ軍戦車部隊を村の正面で迎撃するというものだった。移動には慎重を期したものの煙幕の隙間から遠距離で発砲を受ける。煙幕を張りなおして視界を限定し、突出したドイツ軍戦車を側面から各個撃破する。しかし、やつらの新型突撃砲F型には手を焼いた。あそこにいる1両には同行する第3小隊を含めてすでに3両も食われている。側面を取ろうとしても遠距離で狙われてしまう。」 重戦車小隊Chemir-Agly少尉の報告 「機動作戦が苦手なわれわれも終始動き回ることを余儀なくされました。交差点正面で敵を食い止めた後、鉄道駅に殺到した戦車部隊を排除するためまた移動。Gladkov中尉の小隊を救援し、この方面の敵を一掃することができました。」 戦車第1小隊Tebyakin少尉の報告 「当初鉄道駅の南側で敵を迎え撃つ予定であったが、正面からの撃ちあいは不利と判断。南側へ移動し側面から敵を攻撃することに変更された。オートバイ兵の先導のもと、生き残りの対戦車ライフル兵とともに敵を圧迫。逃げ遅れたドイツ兵は遠慮なく踏み潰す。この勢いを維持し鉄道線路まで進出し、攻勢前の前線を回復した。」 <結果> ソビエト:ドイツ 20438:5614 MV ソビエト損害 兵員:335 SV:1 AFV:6 ドイツ損害 兵員:1085 APC:19 AFV:57 Air:1 <コア損害> 1×GAZ-4M-AA 2×T34Em42 3×T34m41imp <感想> 前線のAUX部隊をまた見殺しにしてしまいました。そもそも具体的な作戦が思いつかず、様子見の消極的プレイが彼らの運命を決めてしまいました。有効視界が大きいと攻めるも守るもむずかしいです。というより苦手意識が先に立ってしまいました。 今回の活躍はカチューシャをはじめとする砲兵部隊です。彼らのおかげで前線を中盤まで維持できました。 |
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サト | 21面 | 8時間 | ☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Morozovsk Delay Battle 21 Designer: Penetrater 1942年7月29日1100 Morozovsk, Donets Ba 標準ターン:27 有効視界:45 <ビルドポイント> 450ポイント。前回の損害を修復。 アップグレードはこれだけ。 2×SMG→2×Guard Inf 歩兵中隊長と第1小隊長を親衛歩兵に。 コアユニット編成は下記の通りとなった。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov少尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Gladkov中尉) 4×Guard Inf 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(7個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 4×T34Em42 第2小隊(Milytin少尉) 5×T34m41imp 第3小隊(Potapov少尉) 4×T34Em42 重戦車小隊(Chemir-Agly少尉) 3×KV1m41(1B) 1×KV-8 Y 砲兵中隊 迫撃砲班 2×82mm迫撃砲 2×120mm迫撃砲 1×76.2mmFG ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×弾薬輸送車 対空砲班 2×37mmAAm39 2×GAZ-4M-AA 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG <サポートポイント> 200ポイント。 152mm FH Bty 8×GAZ-AA 1×GAZ-M1 Emka 1×Jeep 3×Scout Team <AUX> 第442狙撃師団の一部。ライフル歩兵、45mmATG、76.2mmIG、12.7mmAAMG、各種の砲兵などで構成されている。6×M3 Lee |
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<配置と作戦> マップ右上にコア配置エリア。VHは前線にPPT、自陣後方は終了時得点。 拠点は3つの集落。東西を貫く街道上にある集落ターニャ(Tania)とその南にあるサーシャ(Sasha)、そして砲兵陣地があるイーラ(Ira)の3ヵ所である。 ターニャとサーシャにはすでに第442狙撃師団の一部が防衛線を構築している。我々はその防衛線に加わり、何としてもこのターニャ〜サーシャ軸心を守るのだ。一兵たりとも「ネーメツ」を通してはならん! 部隊編成 1.0 リシーツァ(キツネ)隊 歩兵中隊本部 歩兵第1小隊 工兵小隊 戦車第2小隊 2.0 ミェドヴィェーヂ隊 重戦車小隊 3.0 カバーン(イノシシ)隊 歩兵第2小隊 歩兵第3小隊 戦車第1小隊 戦車第3小隊 <経過> カバーン隊、戦車第1小隊長Fyodorovich中尉の日記より 「1942年7月29日 晴天。今日もこの日記を書くことができる幸運に感謝する。 夕方、サーシャの集落を歩いた。集落といってもまともな建物はない。燃えているか崩れているかのどちらかだ。屋根が残っているものは応急の救護所になっている。救護所とは名ばかりで死にかけている兵を集め口に水を含ませてやるのが精一杯のようだ。 ここでPlotnikov軍曹を見つけた。もう息をしていない。そっと彼の右手を握るとまだぬくもりがあった。ついさっきまで生きていたのか、それとも夏の暑さのせいなのかはわからない。 Petrov大佐の命令では我が小隊はカバーン隊にまとめられサーシャに向かうことになった。ターニャに向かう道路上の交差点でリシーツァ隊、ミェドヴィェーヂ隊とわかれ進路を南にとる。先導しているオートバイ兵が危険を察知したようだ。小隊に散開命令を出す。そして全速前進。こんな開豁地でドイツ人に爆弾を落とされてはたまらない。一気に抜けてしまおう。 森の影を通りサーシャの後方1500mに出た。我々の右手をアメリカ製戦車が進む。まだあどけない顔をした戦車長がこちらに手を振っている。Ulianovsk戦車学校を出たばかりであろうか。こちらも挨拶を送る。またあとで会えることを期待して。 サーシャ左の高地の影で随伴する歩兵を降ろし、突入の準備。すでにサーシャの守備隊は散りじりになっておりドイツ軍に押されている。歩兵部隊は左翼から突入し、我々戦車隊は右手の沼沢地と高地の間150mを前進する。先頭のSchemelevがドイツの長っ鼻を撃破。1両。2両。つづいてPotapov少尉が見慣れた3号を炎上させる。順調だ。このまま進め! 我々の後方にいた対空車両が撃ちだした。ドイツ軍機だ。Pleveの戦車が燃え上がり、そばにいたオートバイ兵が爆風で皆吹っ飛んだ。わたしも朦朧として状況がつかめない。もう一機。Prokopenkoの戦車がやられた。無線で呼んでも皆応答がない。動けないままでいるとまたやってきた。Potapovの戦車が大破し脱出した彼は250kg爆弾で消えた。 闇雲に走り出したTebyakinの戦車は遠距離から撃ちぬかれ、対空トラック1両も機銃掃射でオシャカになった。 一方、歩兵部隊はじわじわ前進し、敵戦車の位置を確認。我々も前を向く。 やつらの狙いは正確だ。Schemelevの戦車が側面一発で大破。わたしが突っ込んで2発めでそいつを止めた。Plotnikovがモロトフで破壊する。 我がカバーン隊は稼動戦車が3両に減ってしまったが、歩兵部隊がまだ元気なのが救い。そして高地にかけあがったオートバイ兵が砲兵に正確な照準を伝えドイツ兵の前進を押さえ込んでいる。 左側面をHohlovの歩兵第3小隊が前進、中央をわたしが支援しGladkov中尉の第2小隊が進む。第442狙撃師団の生き残りを集めて慎重に進むものの、敵の抵抗激しくひとりふたりと倒れていく。 砲兵の着弾を合図に左側面を進んでいたFyodorovichとDubrovinの戦車が突っ込み、うずくまるドイツ兵を蹂躙。オートバイ兵が残党を見つけては戦車が榴弾を撃ち込む。サーシャ南側は静かになった。北半分は第2小隊が制圧。頓挫していた4号も回り込んだDubrovinが仕留める。 残りは森の中にある拠点だ。第2小隊からFedrov軍曹の分隊を借りてわたしの戦車で突入する。迫撃砲の着弾で動きが鈍いドイツ兵をFedrovが黙らせわたしが踏みつける。3個分隊もろとも下敷きとなった。 ここサーシャでのドイツ軍の突破は失敗した。カバーン隊は掩体に隠れ、ドイツ軍の散発的な抵抗を退けている。しかし、ドイツ軍は砲撃を集中してきた。タコツボがまだできていなかった第2小隊が直撃を受け、Gladkov中尉と連絡が取れなくなってしまった。 わたしはPlotnikov軍曹の胸ポケットからタバコを取り出し、火をつけた。一服吸うと彼の口にくわえさせる。振り返ると、後退の命令書を持った大隊本部からの伝令が待っていた。」 <結果> ソビエト:ドイツ 17135:4704 MV ソビエト損害 兵員:426 砲:6 SV:1 AFV:10 ドイツ損害 兵員:952 APC:29 AFV:63 Air:2 <コア損害> 3×Guard Inf、1×GAZ-4M-AA、1×KV1m41(1B)、5×T34Em42、1×Motorcycles <感想> またしても損害が多いです。とくに砲爆撃による被害が顕著です。コアの損害11ユニットのうち、8つがそれによるものです。 また、AUX歩兵の損害も多すぎます。サーシャの守備隊は生き残りがたった8名でした。ドイツ軍の攻撃力のせいではなく本官の防御戦術に問題があるような気がします。 前線の部隊は体勢を”advance”に変更し移動目標も自陣後方に設定して、いつでも後退できるようにしていました。が、その甲斐なくドイツ軍の攻勢の波に飲まれてしまいました。砲兵の煙幕展開のタイミングや砲撃事前照準の位置などまだまだ検討しなければならないことがあるようです。 このステージからジープが受領できるようになりました。偵察部隊として使用してみましたが、なかなかいい印象を持ちました。ドイツ軍の進路を探ることができ、若干ですが、対処する余裕があった気がします。そして、着弾観測でも活躍しました。 このような偵察部隊はとてもありがたい存在ですね。偵察部隊としてコアにオートバイ兵しか持っていない我が大隊にとって課題がひとつ解消されたような気がしています。 次回はドン屈曲部での包囲網突破が任務です。 |
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サト | 22面 | 9時間 | ☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Don Cauldron Battle 22 Designer: COLOR 1942年8月2日0200 Donets River ford 標準ターン:24 有効視界:9 <ビルドポイント> 400ポイント。前回の損害を修復したらほとんど残らない・・。コアユニット編成は下記の通りとなった。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov少尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Schevchuk少尉) 4×Guard Inf 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(7個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 4×T34Em42 第2小隊(Milytin少尉) 5×T34m41imp 第3小隊(Schemelev少尉) 4×T34Em42 重戦車小隊(Petrenko少尉) 3×KV1m41(1B) 1×KV-8 Y 砲兵中隊 迫撃砲班 2×82mm迫撃砲 2×120mm迫撃砲 1×76.2mmFG ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×弾薬輸送車 対空砲班 2×37mmAAm39 2×GAZ-4M-AA 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG <サポートポイント> 200ポイント。8×GAZ-AA、4×Jeep、2×Recon Patrol、2×Il-2 Shturmovik <AUX> ドン西岸にライフル歩兵2個中隊。対戦車砲により増強されている。ドン東岸には孤立した大隊司令部とすでに到着した偵察部隊の一部。増援として偵察部隊の第2陣が到着するようだ。盤内、盤外砲兵各種。 |
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<配置と作戦>
地図上の重要拠点は3つ。ドン川西岸にあるPPTVH。そして北部村落のPPTVH。ドン東岸には250P.EoBが点在している。勝利を得るためにはドン西岸のPPTVHを維持し、かつ、ドン東岸のVHをドイツ軍から奪い返さねばならない。 ブリーフィングに従い南西部の村落に我が大隊戦力を配置する。この村落にもVHはあるが、おそらく持ちこたえられないだろう。「迅速に行動しなければ貴官は包囲されてしまうだろう。」と事前説明にあった。この村落にこだわっているとホントに包囲はまぬがれないかもしれない。ということは、移動に不向きな砲兵戦力ともども動かさなければならないのか。ドイツ空軍の活動もこのところ活発化しており、その攻撃にさらされることも考慮しなければならない。非常に危険な作戦になるであろう。 Petrov大佐の訓示 「南西部村落から交差点を通過しドン川の浅瀬へ向かう。進路のドイツ軍を排除しつつドン川西岸に達し、拠点を築くのだ。進路以外のドイツ兵は相手をするな。進撃速度を落としてはならん。部隊の前進を最優先にすべし。その後、ドンを強行渡河する。その手順は以下の通り。 @煙幕展開 A砲撃による支援 B歩兵部隊による橋頭堡確立 C戦車戦力の渡河 ドン東岸にいると思われるドイツ軍装甲戦力は空軍によって排除されることになっている。救援を求める狙撃師団は我々に期待し、我々は赤色空軍に頼っている。皆自分らの戦力ではどうしようもないのだ。この危機的状況をよく認識するように。 もうひとつ重要なのは砲兵戦力の保全である。我が先遣部隊により確保されたドン川西岸地区に迅速に移動するのだ。ドイツ兵に接近されてはならない。強力な戦車戦力によりやつらを寄せ付けるな。一兵たりともだ。 ドイツ空軍対策として、常に散開し対空火器の支援を受けること。そして、煙幕展開によりドイツ軍から視認されることを避けよ。ひとたび見つかれば、損害は必至。砲兵がいてこそ前線部隊は強く戦えるのだ。このことを肝に命じて置くように。」 <経過> 前進観測員Bunin少尉の日記より 午前2時。僕はトラックの中にいた。隣の車両には司令部も乗り込んでいる。こんな作戦ははじめてだ。いや、長い距離を逃げるのは去年の夏以来かもしれない。Slonimでの後退戦だ。あの時の二の舞いはこりごりだ。僕らはどうすべきかドイツ兵から学んできたはずだ。今度はやつらに教えてやる番だ。 僕らの周囲にはすでにドイツ軍の姿があった。「包囲されるだろう」というよりも「すでに包囲されている」というのが正しい。ドン川西岸までの逃避行。眠る暇はない。 進路を切り開くのは重戦車小隊と工兵。右側面を戦車第1小隊ががっちり守る。僕らの後ろには第2小隊の戦車がゆっくりとついて来てくれる。煙幕に遮られ戦闘の様子はわからない。きっとドイツ兵にも僕らは見えないはずだ。 進路は変更された。交差点を通過するのは危険と判断されたようだ。ドイツ兵の接近と道路上の砲弾痕がその理由だが、変更された進路には幅50mの枯れ谷がある。装輪車両には難所だ。迫撃砲を乗せていたトラックがはまり込んだ。皆で手分けして積みなおす。乗員も僕のトラックに乗り込んだ。 ここで時間を食っていると砲弾の雨。各所から砲撃支援の要請があるが、その余裕は僕らにはない。じっとしているとたっぷり砲弾を浴びてしまうに違いない。みんなもたいへんだが、ぼやぼやしてられないんだ。先を急がなければ。 ドン東岸は空軍の努力で順調にやつらの戦闘力を奪っている。増援の偵察部隊が到着したという報告もあった。あとは僕らの大隊の仕事次第だ。 重戦車小隊が制圧したドン西岸地区に入る。急ぎ砲兵陣地を構築。そして、如何なる攻撃からもここを守らねばならない。左側面に対戦車砲班。正面には工兵が塹壕を掘り地雷を埋める。そのかたわらに37mm対空砲。戦車第3小隊は危険な北部村落へ向かった。その側面を重戦車小隊が援護。 浅瀬の制圧には戦車第2小隊と歴戦の歩兵第1小隊。当初第3小隊が担当するはずであったが、ここに来るまでに消耗してしまったため交代した。 ここからは僕の仕事だ。浅瀬の制圧のため中洲に迫撃砲を撃ち込む。対岸には煙幕と大口径榴弾の照準を指定。北部村落と交差点方面にカチューシャを割り振る。 ドン東岸は増援の偵察隊により制圧された。渡河途中の戦車は呼び戻され、ドン西岸地区正面に投入されることになる。ドイツ軍は僕らのすぐそこまで迫っていたからだ。その距離600m。 Petrov大佐は重戦車小隊も引き上げさせこの突破したドイツ兵に対応させる。何としてもこの砲兵機材は損害を受けてはならない。 ドイツ軍の攻撃は静かになり、Petrov大佐は反撃の命令を出す。僕はまた忙しくなった。前進する各戦車部隊の進路にあらゆる砲弾をばら撒く。僕がしっかりやれば戦車兵もぬかりない。彼らは発砲しない。逃げ惑うドイツ兵には踏みつけてやるだけでいいからだ。 ドイツ軍の抵抗がおさまっても、僕らは休む暇はなかった。また後退だ。目的地はグムラク。スターリングラードはもう目の前である。 <結果> ソビエト:ドイツ 20413:2730 DV ソビエト損害 兵員:330 砲:6 SV:5 AFV:7 ドイツ損害 兵員:1098 SV:2 AFV:67 <コア損害> 1×KV1m41(1B)、1×T34Em42 <感想> 緊張感のあるシナリオでした。シチュエーションのおもしろさも雰囲気を盛り上げてくれます。それにしても、弾薬輸送車は足が遅い!前進速度は彼らが基準となってしまうのでヒヤヒヤし通しでした。 うっかりしていましたがOT-34が受領できるようになったようです。対戦車戦闘も可能な火炎放射戦車は非常に魅力的ですね。ドイツ軍側から見ればずるい代物とも思えますが。 次回はグムラクからの後退戦です。 |
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サト | 23面 | 6時間 | ☆☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Gumrak Escape Battle 23 Designer: Craig O'Niel 1942年8月22日1400 Gumrak Airfield 標準ターン:20 有効視界:17 <事前説明> ドン流域におけるソ連軍防衛組織はほとんど壊滅し、多くの部隊が包囲された。第62及び第64軍の残余はヴォルガに後退中である。 グムラクの補給物資集積所は、使用可能なあらゆる輸送手段を用いて迅速に退避させる作業に入っている。この物資を敵の手に渡すことは許されない。我々には最も重要な燃料輸送部隊がわずかな護衛のもとドイツ軍の進撃から逃れようとしている。貴官は至急前進し、西方からやってくるこの輸送部隊を守り、弾薬を運ぶ馬車隊列をグムラクから護衛しなければならない。 貴官が後退する前に、後方に残るすべてを破壊せよ。何も残してはならない。 撤退する部隊が脱出したら、貴官の戦闘団を防衛部隊としてまとめ、その脱出部隊がスターリングラードにたどり着けるようにドイツ軍の前進を遅滞させるのだ。 (注記) 増援として到着する燃料輸送車は非常に高価です。勝利を得るためには、それらを護り、勝利脱出へクスから脱出させなければなりません。 <ビルドポイント> 350ポイント。 前回破壊された1×KV1m41(1B)を修復 アップグレードは・・ 2×T34Em42→2×OT-34 これでコアユニット編成は下記の通りとなった。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov少尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Schevchuk少尉) 4×Guard Inf 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(7個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 3×T34Em42 1×OT-34 第2小隊(Milytin少尉) 5×T34m41imp 第3小隊(Schemelev少尉) 3×T34Em42 1×OT-34 重戦車小隊(Petrenko少尉) 3×KV1m41(1B) 1×KV-8 Y 砲兵中隊 迫撃砲班 2×82mm迫撃砲 2×120mm迫撃砲 1×76.2mmFG ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×弾薬輸送車 対空砲班 2×37mmAAm39 2×GAZ-4M-AA 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG <サポートポイント> 125ポイント。8×GAZ-AA、3×Recon Patrol、4×Jeep、1×GAZ-M1 Emka <AUX> ライフル歩兵1個中隊。対戦車砲、対空砲などで増強されている。76.2mm榴弾砲1個中隊。増援として「燃料及び弾薬輸送部隊」が登場する予定。 |
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<配置と作戦> マップに見覚えがある。これは「スターリングラード〜4面め」とよく似ているではないではないか!しかしながら、37mm対空砲はどこにも見当らない・・。 マップ右端に脱出へクス3個。中央のグムラク飛行場のVHは終了時得点で合計2700P。そのほか前線の向こうに中立の終了時得点のVHが500P分ある。 ここは迷うところ。高価な「燃料及び弾薬輸送部隊」は安全に脱出させるとして、コアユニットや前線のAUX部隊は脱出させるべきか・・。戦闘力のある部隊を脱出させてしまえばグムラク飛行場のポイントは敵に渡ってしまうし・・。「燃料及び弾薬輸送部隊」は脱出に成功すると、8000P以上が得られる。そして、コア部隊を脱出させると、約12000Pが我々のものになる。部隊の脱出を優先させることで勝利は得られるはずであるが、ブリーフィングには「コア戦力の脱出」に関しては触れられていない。というよりも「防衛部隊としてまとめ、ドイツ軍の前進を遅らせよ。」と書いてある。まあ、このブリーフィングに従い基本的にグムラク飛行場は維持する方向で考えてみよう。 Petrov大佐の訓示 状況は次第に悪化している。善戦しても後退しなければならない日々が続いている。今回の任務も、後退する物資輸送部隊を安全にスターリングラードに届けるというものだ。 全戦力をもって、グムラク飛行場に向かい、その守備隊を支援する。後退してくる輸送部隊を受け入れる「安全地帯」を構築するのだ。その脱出ルートは基本的に東へ向かう鉄道沿いとする。そのルートの安全を維持せよ。 そして、我々自身の後退よりもグムラク飛行場の維持を優先するように。ここにはネーメツを一兵たりとも寄せ付けるな。経験の少ない守備隊の後送を優先することも付け加える。戦闘では役に立たない彼らは安全に後退させたほうがよいであろう。 砲兵部隊はグムラク飛行場後方にて陣地を形勢し、常に前線部隊を支援すべし。ただし、今日は天気がいい。ドイツ空軍の動向に注意するように。 もうひとつ。この地域は地形の高低差が複雑である。待ち伏せや移動時の射線の通り具合を常に確認するように。 部隊編成 1.0 ビェールクト隊 歩兵中隊本部 歩兵第1小隊 戦車第2小隊 1.1 任務 西から現れるであろう物資輸送隊の護衛主戦力。グムラク飛行場正面の防衛。 2.0 ヴォールク隊 歩兵第2小隊 戦車第3小隊 対戦車砲班 対空砲班 2.1 任務 物資輸送隊の側面防衛。グムラク飛行場南側面の防衛。 3.0 リシーツァ隊 歩兵第3小隊 戦車第1小隊 3.1 任務 グムラク飛行場正面及び右側面の防衛。 4.0 ミェドヴィェーヂ隊 重戦車小隊 工兵小隊 4.1 任務 グムラク飛行場右側面の防衛 <経過> ビェールクト隊、Mishin大尉の報告 「我々はグムラク飛行場方面に急行しました。しかし、ドイツ空軍の攻撃を恐れ、鉄道線路ではなく平原を散開して進んだため、輸送部隊との合流が遅れてしまいました。合流地点は砲兵が展開した煙幕に守られていましたが、ドイツ軍偵察隊に追いつかれている状況でした。至急展開しドイツ兵を排除、輸送部隊の進路を警戒します。オートバイ兵が周囲を走り回り索敵してくれましたが、一部を把握できずに接近を許してしまい、トラック1台が移動不能になってしまいました。足回りの回復を待つことも考えましたが、ここで待機することは危険と判断し、トラックの乗員を車両から降ろし、後退することにしました。その後は問題なく護衛することができましたが、1両破損してしまったことが悔やまれます。これで、わたしの党員候補の推薦は延期されてしまうでしょう。」 リシーツァ隊、Fyodorovich中尉の報告 「ドイツ軍の攻撃はすさまじいものだった。我が隊は飛行場正面の森を防御陣地とする予定であったが、すでにドイツ兵に接近されており、不本意ながら飛行場のすぐそばで敵を待ち受けることになった。ドイツ軍はどんどん突っ込んでくる。やつらとの距離は200メートルほど。射撃を外せば簡単に撃ち抜かれてしまうだろう。右隣のミェドヴィェーヂ隊はすでに2輌正面から食われている。我が隊もあっという間に2輌大破してしまった。 作戦の主目的である輸送部隊の護衛は成功し、すでに安全地帯を移動中だ。そろそろわが隊も後退かと司令部に打診したが、応答は「これから撤退しても脱出には間に合わないから、現在地を保持せよ」とのことであった。消耗している我々でどうしろというのか。撃破された戦車の乗員を救うことで精一杯だ。かろうじて左側面からビェールクト隊の援護を受けて、ここ飛行場の北側は維持することができた。」 ヴォールク隊、対戦車砲班Kulik中尉の報告 「自分たちが配置についた右側を輸送部隊が通過した。これで我々も後退かと思われたが司令部の判断はまだ。そうこうしているうちに敵が現れてしまった。視界が通っているところで牽引作業をするのはもっとも危険だ。後退を支援する戦車隊もくぼみに隠れ身動きが取れない。砲兵の煙幕弾は輸送部隊の支援でもう残っていないそうだ。仕方ない。照準しろ。外すな。撃て!いくら撃破しても敵は現れる。もう後退どころの話ではない。生き残りをかけた戦いだ。」 <結果> ソビエト:ドイツ 22670:6352 MV ソビエト損害 兵員:53 SV:1 AFV:4 ドイツ損害 兵員:498 SV:1 APC:13 AFV:40 Air:1 <コア損害> 1×KV1m41(1B) 1×KV-8 1×OT-34 1×T34Em42 <感想> 司令官殿のAARにありました「物量及び戦車性能を考慮すると、防戦に徹しても損害は免れないだろう・・。」との予想通りの展開になってしまいました。 グムラク飛行場の防衛にこだわりすぎた結果、激しい戦闘に巻き込まれ、大隊の脱出のタイミングを失ってしまいました。コア戦力では砲兵部隊しか脱出できずポイントが足りません。かといって敵戦力の撃破はそれほどの数ではなく、こちらの損害も少なくない状況では、どっちつかずの作戦となっています。 広い範囲に歩兵部隊や砲を展開させたことで、撤退作業が困難なものになってしまったのが失敗の原因でしょう。彼らが十分壁になってくれましたが、敵の観測下でその彼らを回収し撤退する余裕はありませんでした。一部でも撤退させることも考えられますが、その分他の部隊にしわ寄せがいくことは目に見えており、損害を少なくすることを優先しました。徹底抗戦か速やかな退却か・・でしょうか。中途半端はいけません。 |
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サト | 24面 | 5時間 | ☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Spartanovka Raid Battle 24 Designer: Penetrator 1942年9月2日1900 NW of Stalingrad 標準ターン:26 有効視界:12 <事前説明> ドイツ軍の補給線はその限界を超え、作戦の進捗状況は勢いをなくした。貴官は破壊的な襲撃作戦の指揮をとることになった。ドイツ軍の砲兵陣地を襲い、その平静さを破り、この地区での戦闘力を無力化するのだ。我々の後方潜入組織により、貴官が探知せずとも利用できる進路は特定されている。しかし、大まかな位置はつかめているが、敵砲兵の正確な配置はほとんどわかっていない。 貴官は未確認の敵の位置まで突破し、奇襲作戦の原則で砲兵陣地を制圧するのだ。 局地的な抵抗が弱まれば、視界に入るものすべてを即座に破壊し、反撃戦力が到着する前に可及的速やかに撤退するように。情報筋は1時間以内のところに装甲擲弾兵1個大隊がいると報告している。 損害を最小にし、敵に与える破壊と混乱を最大のものにするのだ。 幸運を祈る。 (注記) 迅速に前進し勝利脱出へクスから逃れなさい。夜間の低視界を活用するように。 <ビルドポイント> 350ポイント。前回の損害を修復する。かなりポイントはあまったがアップグレードはなし。コアユニット編成は下記の通り。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov少尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Schevchuk少尉) 4×Guard Inf 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(7個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 3×T34Em42 1×OT-34 第2小隊(Milytin少尉) 5×T34m41imp 第3小隊(Schemelev少尉) 3×T34Em42 1×OT-34 重戦車小隊(Petrenko少尉) 3×KV1m41(1B) 1×KV-8 Y 砲兵中隊 迫撃砲班 2×82mm迫撃砲 2×120mm迫撃砲 1×76.2mmFG ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×Ammo Carrier 対空砲班 2×37mmAAm39 2×GAZ-4M-AA 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG <サポートポイント> 250ポイント。 1×Ammo Carrier 6×GAZ-AA 1×GAZ-M1 Emka 1×107mm迫撃砲 122mmFH1個中隊 <AUX> コサックを中心とした騎馬部隊、軽戦車主体の戦車部隊 |
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<配置と作戦> VHはマップ右端に脱出へクスが2つ。それのみ。中央やや西に集団農場がある。砲兵陣地はこの周囲であろうか。マップ中央を南北に街道が走っている。ドイツ軍の反撃はどうもこの街道が軸になりそうな気がする。 我々の前進を援護するAUX部隊は前線に広く展開している。速度では我々のほうが早いであろうから前方の哨戒というより側面支援を任務とする。 Petrov大佐の訓示 ドイツ軍がスターリングラードに突入せんとしているいま、我々は彼らの支援戦力を叩かねばならない。市街戦向きではない我が大隊の出来ることはこのような機動作戦である。これまでの戦いぶりが試されているのだ。十分にその任務を全うして欲しい。 作戦重点は南部からの前進である。後方深く浸透し敵の混乱を利用するように。 10ターンを目途に退却行動に移る。それまで可能な限り破壊せよ。 脱出は北部からとする。開けている南部はドイツ軍の反撃の焦点であるに違いない。迅速に行動するように。 今回の作戦には歩兵戦力も必要であろう。より多く破壊活動を行うには手数が必要だ。しかし、我が大隊の戦車と歩兵は同数である。戦車の損害が常に懸念される現在、歩兵を確実に後退させるには危険が伴う。よって、今回の作戦は選抜された精鋭によって行うこととする。各歩兵小隊は1個分隊を後方に残すように。これで撃破された戦車の乗員も連れ出すことが可能になるであろう。健闘を祈る。 部隊編成 1.0 ビェールクト隊 歩兵第3小隊 戦車第1小隊 1×Motorcycles 2.0 ヴォールク隊 工兵小隊 戦車第3小隊 2×Motorcycles 3.0 リシーツァ隊 歩兵中隊本部 歩兵第1小隊 戦車第2小隊 1×Motorcycles 4.0 ミェドヴィェーヂ隊 歩兵第2小隊 重戦車小隊 <経過> ビェールクト隊、Fyodorovich中尉の報告 「我が隊は北側からの攻撃を命じられた。前線の友軍は足が遅いため我々が追い越し、索敵も兼ねながら前進する。ほとんど抵抗はない。しかし、敵の前哨は我々の位置を砲兵に連絡しているようで、時々榴弾が降ってきた。 それがヒントになった。砲撃時の硝煙を頼りにドイツ軍砲兵陣地を特定し、再び前進。決して急がない。オートバイの先導で正面は迂回し右側面から接近する。追いついてきたコサックとともに抵抗するドイツ兵を排除し、目的の砲兵陣地へ。わたしの戦車の榴弾で黙らせ、僚車が接近。随伴歩兵が決着をつける。新型のOT-34も効果的だった。燃え上がった陣地は初秋の南ロシアの大地を赤く染めている。集団農場北側の陣地は一掃した。もう時間だ。わたしは無線で後退の指示を出した。」 ヴォールク隊、Schemelev少尉の報告 「ドイツ軍の砲撃をかいくぐった私の部隊は、まっすぐ集団農場の集落を目指しました。すでに我が軍の砲撃により燃え上がっており、予想通り抵抗は少ないものでした。砲兵陣地も蹂躙し作戦は順調なものでした。Dubrovin軍曹の戦車が通り過ぎるトラックを追いかけようとしたとき、わたしはそれを止めました。深追いはいけない。次のターンには命令ポイントが貯まり、移動目標が変更できる。もう後退の時間が迫っていましたから。」 リシーツァ隊、Mishin大尉の報告 「集団農場にまっすぐ進んでいると、その南でも砲兵陣地を確認したと報告がありました。慎重に枯れ谷をわたり、接近。砲撃の援護も受けて制圧しました。もっと南にもドイツ軍の陣地が発見されましたが、もう後退の時間です。攻撃の命令を求める部下をなだめ、迅速に後退するよう指示しました。 その直後、Belinskyの戦車が故障し立ち往生してしまいました。乗っていたArekcheyevの分隊はだれも乗っていないSchemelevの戦車に乗せ、Belinskyたちはわたしが乗り込んでいる車両に同乗させました。こんなところでだれも置き去りにされたくはありません。ファシストに捕まればどうなってしまうのか。故障はこの1台だけで済み、皆胸をなでおろしたものでした。もうどこにも乗れる余裕はなかったのですから。 オートバイ兵の警戒のもとでミェドヴィェーヂ隊と合流しました。彼らは作戦開始直後の砲撃をまともに受け、遅れてしまったようです。部隊がまとまったころには陣地の制圧はほとんど完了しており、やむを得ず南北の街道で監視活動をしていたようです。 ドイツ軍の接近を伝える警報があったのはこのころでしょうか。コサックの1個小隊が出会い頭の戦闘で壊滅しわたしたちに緊張が走りました。先を急がねばなりません。近くにいた中迫撃砲をトラックに載せ先行させます。足の遅い重戦車小隊を続かせて、わたしたたちは後ろのコサック小隊の後退を待ちました。脱出地点が見えてくると、そこにはまだ砲兵部隊が頑張っていました。彼らとともに脱出です。」 <結果> ソビエト:ドイツ 36532:3509 DV ソビエト損害 兵員:50 AFV:5 ドイツ損害 兵員:615 砲:24 SV:18 APC:4 AFV:4 <コア損害> 1×T34m41imp <感想> 部隊を早めに撤退させたことで、ドイツ軍の反撃戦力との接触は少ないものでした。戦車部隊とはほとんど戦闘がありません。ドイツ軍出現ポイントの一部を特定することができ、砲撃を集中させて増援の抑え込みに成功したようです。それが功を奏したのか、部隊の脱出に成功しました。移動不能になった戦車はさっさと乗員を離脱させスペースが空いている車両に乗せて後退させましたが、破壊扱いになっています。乗員が戦死するよりはまだマシですね。歩兵小隊を1個分隊少なく連れて行ったことが幸いしたようです。 終了時のマップを見て、ぞっとしています。後退がもうちょっとでも遅れていたら大変になったことでしょう。数に任せて突っ込んでくるドイツ軍と後退しながら戦うというのは至難の業ではないでしょうか。きっと司令官殿にしか出来ない荒業と思われます(^^ゞ 次回は、もう11月19日。新たな赤軍ソビエトの歴史が始まります。 |
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サト | 25面 | 8時間 | ☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
Serafimovich Assault Battle 27 Designer: Daroach 1942年11月19日1200 Serafimovich Bridgehead 標準ターン:24 有効視界:4 <事前説明> 同志。前回会ったときより調子がよさそうだな。貴官の部隊は間違いなく残忍な顔をしている。それはいいことだ。敵は重大な間違いを犯した。戦力のすべてをスターリングラードの攻撃にあてているのだ。側面の備えとしてルーマニア軍をここに放置し、セラフィモビッチの我々の橋頭堡を一掃しようともしない。 この間違いの代償を今朝知り始めている。一斉砲撃の1時間後、歩兵の攻撃が始まった。突破に成功したところもあるが、ここのように、ルーマニア陣地からの猛射撃のなかで鉄条網と塹壕に阻まれ、歩兵の攻撃が難航しているところもある。 我々はいま命令を受け取った。啓開部隊の困難を排除し、敵の抵抗拠点奥深く浸透しなくてはならない。これにより、貴官の部隊は突撃を敢行、敵防衛線を破り、敵砲兵や予備兵力を蹂躙するのだ。一掃して深い突破を実現すべく徹底的に攻撃するのだ。 貴官により深い突破がなれば、計画に従い部隊を東に向け、隣接する地区の守備隊を背後から叩くのだ。我々は、混乱と敗走を作り出すこの戦術をずっと見てきた。正しく実施すれば、少なくとも完全な2個連隊を撃滅するという効果的なものになるであろう。そして、後続部隊のために、数キロに渡り前線に穴を開けることになる。我々が耐え、戦うときは今である。同志。行ってくれ! <ビルドポイント> 800ポイント。予算は多いがアップグレードは見送る。43年型のT34が受領できるのを待つことにする。旧型T34impも12人乗りのSU122の配備を待ってからという方針。前回の損害を修復するだけ。コアユニット編成は下記の通り。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov少尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Schevchuk少尉) 4×Guard Inf 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(7個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 3×T34Em42 1×OT-34 第2小隊(Milytin少尉) 5×T34m41imp 第3小隊(Schemelev少尉) 3×T34Em42 1×OT-34 重戦車小隊(Petrenko少尉) 3×KV1m41(1B) 1×KV-8 Y 砲兵中隊 迫撃砲班 2×82mm迫撃砲 2×120mm迫撃砲 1×76.2mmFG ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×Ammo Carrier 対空砲班 2×37mmAAm39 2×GAZ-4M-AA 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG <サポートポイント> 200ポイント。砲撃力の強化と快速(?)偵察部隊を編成。 1×Ammo Dump 2×GAZ-AA 6×Scout Team 1×Jeep 5×GAZ-M1 Emka <AUX> 第1423狙撃兵連隊第2大隊。ライフル兵と徴集兵の混成部隊。雑多な戦車3個小隊で増強されている。2個迫撃砲中隊と4個重榴弾砲中隊。 |
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<配置と作戦> VHは戦線の後方に終了時得点のものが多数。前線にずらりと並んだAUX歩兵は圧巻。「ウラー」と雄たけびが聞こえてきそう。Nor司令官殿の報告によると地雷が多数あり、正面攻撃は多大な出血を強いられる可能性があるようだ。 Petrov大佐の訓示 9月初旬にスターリングラード北部から引き上げられた我々は長い休養をとることができた。同志諸君。今こそ反撃の時である。「天王星作戦」が発動された。我々は、ブリヤンスク方面軍から転進したロマネンコ中将指揮の第5戦車軍に編入され、独立機械化大隊として、ここセラフィモビッチ橋頭堡から出撃する。目標はカラーチ。そこでエリョーメンコ上級大将指揮のスターリングラード方面軍と手を結ぶことになっている。スターリングラードのドイツ第6軍を包囲するのだ。 そのためにはまず我々の正面にいるルーマニア第3軍を撃破せねばならない。南西部正面軍司令官ヴァトゥーチン大将も我々に期待しておられる。ドイツ軍第48装甲軍団が予備として配置されたという情報もあり、指揮官各位は注意して任務に当たって欲しい。 主要突破地区は前線の右翼。コードネームを「サリュート」とする。ここに戦力を集中し迅速に突破すること。その後、拠点を確保しつつ、戦線後方まで浸透せよ。快速偵察部隊が常に先行し警戒に当たるように。霧による視界不良のなかでは、敵の待ち伏せは即、死を意味する。無駄な損害を受けてはいかん。ルーマニア軍陣地を背後から襲い、第1423狙撃兵連隊第2大隊の前進を援護することも忘れてはならない。この地でルーマニア軍の息の根を止めるのだ。 部隊編成 1.0 ビェールクト隊 歩兵第3小隊 戦車第1小隊 2.0 ヴォールク隊 歩兵第2小隊 戦車第3小隊 3.0 リシーツァ隊 歩兵中隊本部 歩兵第1小隊 戦車第2小隊 4.0 ミェドヴィェーヂ隊 工兵小隊 重戦車小隊 <経過> ミェドヴィェーヂ隊、工兵小隊長Miloslavovich中尉の報告 「サリュートでは全火砲が集中されて砲撃が行われた。敵は混乱している。抵抗も少ない。先頭を行く我が隊のKVには、砲弾痕に阻まれて思うように前進できないのが問題だった。他の隊でも同様で、動けなくなるオートバイ兵や、壕にはまり込む戦車が前進速度を鈍らせる。つづくドイツ軍の砲撃。壕を越えるため一時停止した戦車の隊列が直撃を受け、動けなくなる戦車も発生する。 戦線後方へと向かう主力と別れて、我々は進路を左にとり、ルーマニア軍最前線背後を襲う。士気の低いルーマニア軍といえども、塹壕化した陣地を正面から攻撃するのは多大な損害が予想される。サリュートを突破した我々が友軍同志の進路を切り開かねばならない。迫撃砲の着弾後、偵察兵が接近し敵の位置を確認。戦車が動き出し、われわれ工兵が降車戦闘を行う。バンカーには火炎放射による近接強襲。こうしてルーマニア兵を排除したら、第1423狙撃兵連隊の兵士が前進してくる。我々も迫撃砲の着弾地点を伝えながら次の陣地へと進む。地味な作業が縁延と続いた。」 リシーツァ隊、Mishin大尉の報告 「われわれは、ルーマニア軍陣地第2列目を攻撃することになっていました。サリュートを突破してから、一気に南下し敵陣の背後に出ました。厄介だったのは最初のバンカーでした。戦車砲でも破壊できず、われわれの近接強襲でもダメ。ここでじっくり時間をかけている暇はありません。もうすでに戦車1両がサリュートで動けなくなっていて戦力が低下しているのですから。わたしが乗っている1両だけ残し、戦車隊は前進しました。かわりに、追いついてきた対戦車砲班が展開しバンカーにAP弾を撃ち込むことにしました。しかし、タイミング悪くルーマニア軍の砲撃が始まり、いま据え付けたばかりの対戦車砲が直撃を受けクルーが逃げ出す始末。皆混乱して身動きが取れないところに、追い討ちをかける榴弾の雨。機関銃部隊が吹き飛ばされてしまいました。対戦車砲を運んでいたトラックが無傷なのを安堵しながらも、その対戦車砲班はひどく混乱して戦力にはなりません。私の分隊とT34、1両で破壊しなければならなくなりました。近接強襲と戦車砲の射撃を繰り返し、なんとか無力化しましたが、ここでの遅れは非常に気がかりでした。混乱は連続してやってくるもので、オートバイ兵は砲弾痕にはまりこみ、中迫撃砲を運んでいたEmkaも動けなくなりました。ルーマニア軍の抵抗はそれほどではないのですが、掩蔽壕を破壊するのに手間がかかります。結局いくつかはそのまま放置し、前進を優先しました。」 ビェールクト隊、Fyodorovich中尉の報告 「サリュートを突破中に砲撃を受け、戦車1両が移動不能になってしまった私の部隊は、その後順調に南下していたが、右翼警戒中の偵察隊から警報を受け、急遽決断を強いられることになった。敵戦車接近中。その数不明。時々襲ってくるルーマニア軍の砲撃は戦線後方から行われているようで、わたしらはその陣地の発見・無力化を急がねばならない。敵増援への対応のため引き返している余裕はない。ちょうど対戦車砲班が混乱から立ち直り前進を開始したとの連絡を受け、彼らに任せることにした。サリュートから突破してきたAUX戦車隊も続いていることでもあり、わたしらが駆けつけなくとも収拾できるであろう。突破部隊は後ろを向いてはいけない。前進速度を鈍らせては敵の思う壺だ。 ルーマニア軍陣地を攻撃中に対戦車砲班から、敵戦車隊を駆逐したとの連絡が入る。ZiS3が6両撃破し機関銃が逃げ出した戦車兵を蹴散らした。安心したのもつかの間、今度は私の背後で敵が現れた。先行していたヴォールク隊はドイツ軍突撃砲との戦闘で身動きが取れないでいる。僚車は命令ポイントが足りず引き返せない。私の戦車1両で奴らに接近する。警戒していた偵察兵が位置を確認。速度を落とし接近する。撃て!命中。前進。左だ。発砲。命中。もう1両、右。命中!同行していたHohlov少尉の分隊がPPShの斉射で逃げ出したクルーを仕留める。 右側面での追撃で忙しいヴォールク隊に代わり、敵陣最深部へ向かうことになった。僚車と合流し南下。重砲の着弾を合図に突っ込む。 左側面はEmkaに乗った偵察兵が警戒中。安全のようだ。司令部から連絡。部隊をまとめ、前進せよ。目標はカラーチ。私は急いでタバコを消すと、僚車にエンジン始動の合図を出した。」 <結果> ソビエト:ドイツ 11456:932 DV ソビエト損害 兵員:93 SV:2 AFV:3 ドイツ損害 兵員:1014 砲:45 AFV:28 <コア損害> 1×12.7mmDShkHMG(ドイツ軍の砲撃で消散) 1×KV1m41(1B)(地雷により大破) 1×OT-34(ドイツ軍突撃砲との戦闘で正面から撃ち抜かれる) <感想> 地味な陣地戦です。バンカーの破壊に手間取りました。落ち着いて1ターン待ち、近接強襲に期待しましたが、なかなか思うようには行きません。戦車砲による攻撃も角度が問題になるのかもしれませんね。つい無駄弾を使ってしまいます。junkers中尉殿がカルーガ戦でやってらした対戦車砲によるバンカー攻撃を試みましたが、砲撃にさらされヒヤリとしました。ルーマニア軍といえども侮れません。見つかって2ターン後にはちゃんと砲弾が降ってきます。日頃の行いが悪いのかもしれませんが(^^ゞ 次のステージからv.8.0でのプレイとなります。OOBの変更を詳しく把握していませんが、いったいどうなるのでしょうか。また、エディタで損害を受けたユニットの経験・士気値の修正も行う予定です。今回は損害が少ないもので済みましたので、それほど問題はないと思いますが、今後ますますコア温存の方針でプレイしないと大変なことになるかもしれません。 |
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サト | 26面 | 6時間 | ☆☆☆ | 標準設定 | MAP |
このステージからv.8.0でのプレイとなります。 KalachH Battle 28 Designer: Penetrator 1942年11月22日1500 Don Bridge at Kalach 標準ターン18 有効視界12 <ビルドポイント> 400ポイント。 (修復) 1×OT-34 1×12.7mmDShkHMG (アップグレード) 1×KV-1m41(1B)→1×KV-1s 2×82mm迫撃砲→2×122mmFH 1×76.2mmFG→1×152mmFH v.8.0の利点を生かし、中迫撃砲と軽榴弾砲を重榴弾砲に変更。これで、射程距離に悩むこともなくなり、煙幕弾の補充も気にしなくてよくなるはず。 予算の都合から新型T34への変更はひとまず見送る。42年型T34の搭載容量が10名となり歩兵部隊の輸送問題も解決されたこともある。KVが12名乗せられることも嬉しい変更。しかし、T34impが8名しか乗せられないので、これの変更は急がねばならないが、煙幕弾を搭載している戦車はこれとKV以外にない。中程度以下の有効視界のもとでは危険を回避する手段としては有効だ。少々悩むところ。コアユニット編成は下記の通り。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov中尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Schevchuk少尉) 4×Guard Inf 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(7個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 3×T34Em42 1×OT-34 第2小隊(Milytin中尉) 5×T34m41imp 第3小隊(Schemelev少尉) 3×T34Em42 1×OT-34 重戦車小隊(Petrenko少尉) 2×KV-1m41(1B) 1×KV-1s 1×KV-8 Y 砲兵中隊 榴弾砲班 2×122mmFH 1×152mmFH 迫撃砲班 2×120mm迫撃砲 ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×Ammo Carrier 対空砲班 2×37mmAAm39 2×GAZ-4M-AA 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG <サポートポイント> 200ポイント。 2×Barge Carrier 4×GAZ-AA 3×Scout Team 3×GAZ-A 1×120mm Mort <AUX> M3Lee×7、T-34 m42×7、バレンタイン×3、タンクデサント×6。自動車化歩兵1個中隊。増援として76.2mmFG×6、120mm迫撃砲×2。 |
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<配置と作戦> マップ北西部の一角にコア配置エリア。AUX部隊は南東方面からカラーチに向かっている。VHは橋にある3箇所が60PPT。カラーチ市街に多数の30EoBがある。 Petrov大佐の訓示 前回に引き続き攻勢の継続である。前進速度を維持するのだ。 ビエールクト隊は迅速に渡河しカラーチ北部から接近して、市街の東側の入り口、スターリングラードとの接点を封鎖せよ。ヴォールク隊は果敢に市街に突入しドンにかかる橋を奪うこと。リシーツァ隊はカラーチ市街西部を制圧し、南西から予想される敵の解囲攻撃に備え陣地を構築せよ。ミェドヴィェーヂ隊は尖兵中隊として突破し、ヴォールク隊とリシーツァ隊の進路を切り開く。のちにヴォールク隊に続き市街に突入し守備兵力を排除せよ。 我が軍の予備兵力はわずかである。優秀な人材は枯渇しているのだ。これまで優先的に補充を受けてきたが、もうそれは期待できない。今日到着した補充兵は経験値65の何も知らない若者だ。この現実をよく理解するように。ベテランの同志諸君には、彼らを教育しわが祖国の将来を担う戦士に育ててもらいたい。 部隊編成 1.0 ビエールクト隊 歩兵中隊本部 歩兵第2小隊 戦車第2小隊 2.0 ヴォールク隊 工兵小隊 戦車第3小隊 3.0 リシーツァ隊 歩兵第3小隊 戦車第1小隊 対戦車砲班 4.0 ミェドヴィェーヂ隊 歩兵第1小隊 重戦車小隊 <経過> ビエールクト隊、Mishin大尉の報告 「バルジキャリアが浅瀬にはまり込みました。それも艀を下ろす前に。当初司令部は1台のバルジキャリアで十分と判断していたようですが、予備でもう1台用意しておいて助かりました。戦争は何が起こるかわからないですから。 予定より若干遅くなりましたが、カルーガ市街の北で渡河に成功。北側の丘を確保し、市街へ入ります。すでに南側からやってきた友軍同志が市街へ突入していて、小競り合いののち手を握りました。残敵掃討を行いながら、ドイツ軍の反撃に備えるべく丘に展開し、友軍の76.2mmFGの砲列の背後で待機します。」 ヴォールク隊、Schemelev少尉の報告 「先行するミェドヴィェーヂ隊はいたるところから撃たれている。オートバイ兵も前進をやめ地面に伏せてしまった。敵は見えないようだ。ドンのこちら側にも対岸にも敵が隠れているのがわかる。激しい抵抗。準備砲撃がずさんだったか。が、待機している余裕はない。一刻も早くドンにかかる橋を手に入れなければならない。前進命令を出す。KVの脇をすり抜けながら進み、建物に榴弾を撃ち込む。怪しい曲がり角にはKVに煙幕弾を撃ちこんでもらい、視野を限定する。ひとまずは橋の確保が優先だ。」 リシーツァ隊、Fyodorovich中尉の報告 「我々はヴォールク隊の右側を進む。段丘をひとつ登りヴォールク隊を側面から援護しながらカラーチ西端に到着。右側面はGAZ-Aに乗った偵察隊が警戒、対戦車砲を運んでいるトラックを呼び寄せる。ここで待ち伏せだ。Hohlovの小隊も森の中で掩体に隠れる。こっち側の準備はいいが、橋の南側の敵がうるさい。わたしの戦車でミェドヴィェーヂ隊を援護。砲兵の弾着も正確になってきた。最後まで抵抗していた20mm機関砲を破壊。Antonovの小隊も機関銃陣地を潰し、やっと静かになった。」 Petrov大佐の報告 「3ターンに橋を無事確保。5ターンには市街全域も制圧した。もう銃声も止んでいる。 私は、反撃に対する備えを命じた。東側は76.2mmFGとAUX歩兵中隊が防衛線を構築。ドン西岸南部はミェドヴィェーヂ隊が展開し37mm対空砲を設置。西側は対戦車砲班とHohlovの小隊がスクリーンを作る。輸送が終わったトラックは安全な砲兵陣地方面へと急がせる。 準備が終わったとの連絡があった直後反撃が始まった。激しいものであったがこちらの備えも十分。対戦車砲班の活躍は見事であった。狙いは外さない。新たに配備された重砲も効果的な着弾でドイツ兵を抑え込んでくれた。しかし、疲弊しているとはいえドイツ軍はこんなものではないであろう。今後の作戦を思いながら不安を禁じえない。」 <結果> ソビエト:ドイツ 10486:1514 DV ソビエト損害 兵員:82 SV:1 AFV:4 ドイツ損害 兵員:523 砲:9 SV:4 APC:4 AFV:28 <コア損害> ユニットの消散はなし。しかし、オートバイ兵の損害が大きい。4個分隊37名中18名死傷。次のステージでの経験値の減少が心配される。 <感想> 作者は士気崩壊を防ぐ微妙な工夫をされているようですね。確かに何かあると思わせながらエンディングを引っ張るというのは効果的かもしれません。 損害を受けた部隊の経験・士気値を修正する方法は以下の通りで行いました。もっといい方法があると思いますが、皆様のご批判を賜りたいと思います。 1.0 エクセルにて経験・士気値の換算表を作成。計算式は下記の通り。 N = (O*S+B*(F-S))/F N:修正値 O:修正前の値 S:損害を受けたユニットの生存者 B:その時期の基準値 F:ユニットの定員 注) S:シナリオ終了時のユニットの生存者 F:シナリオ開始時のユニットの兵員数 “Reduce Squads On”の設定による兵員数の減少を考慮することにしました。定員を基準に修正すると歩兵科のユニットは常に値が減少することになります。 2.0 シナリオ終了時のデータをもとに換算表で値を修正。 次のシナリオ開始時のデータを修正すると、値は低下するいっぽうで、生き残った兵士の経験・士気値の上昇が得られないことになります。たとえば、10名の定員中5名生き残れば、その5名は確実に練度が増しているはずと思ったからです。ゆえに、終了時のデータを修正することで、生存している兵士の値の上昇が期待でき、そのほうが「リアル」かなと考えました。士気値の場合、シナリオの戦闘結果による加減も加味されると判断しました。 3.0 WAWEDにてセーブデータを修正。損害を受けたユニットの経験・士気値を修正する。 4.0 WAWEDにて修正したセーブデータからユニットの修復・変更など通常の配置画面へ進む。 修正してみた感想は、消散したユニットはほとんど役に立たないということです。加えて過度に損害を受けた部隊も経験値が急降下し、とくに偵察系のオートバイ兵の弱体化が厳しいとの印象を持ちました。 部隊のアップグレードにより定員が増加した部隊も修正が必要かどうか迷いましたが、次のシナリオに進むと自動的に経験・士気値が低下しているので、修正の必要はないと判断しました。 v.8.0でプレイした感想ですが、戦車砲を含め各種の砲の命中率が上がっている気がします。OOBの修正によりACCが増加しているのが原因と考えられます。また、こちらの命中率が上がっているということは当然ドイツ軍の砲も命中しやすくなっているということですね。今後ますます塹壕化した対戦車砲には要注意ということでしょう。初弾命中による損害が増え、敵を発見する前にやられてしまうというケースが増えると思われます。 |
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サト | 27面 | 8時間 | ☆☆☆☆ | 標準設定・経験・士気ペナルティ | MAP |
Tsjir Bridgehead Battle 30 Designer:Penetrator 1942年12月13日0900 Tsjir River, Don Bas 標準ターン24 有効視界14 <ビルドポイント> 500ポイント。 (アップグレード) 2×GAZ-4M-AA→2×M10 Wolverine 1×KV-1m41(1B)→1×KV-1s 1×T34m41imp→1×T34m43 そこそこ活躍してきた自走対空砲をあきらめ、対戦車戦闘能力を強化。爆撃に対する不安は増すものの仕方が無いと判断しました。 T34m43の性能はv.7.1よりもアップしているようです。攻撃力はすばらしいのですが、装甲が薄くなったのがどう影響するのでしょうか。 経験・士気ペナルティによりオートバイ兵の練度低下が著しいです。前回大損害を受けた分隊は経験値が71まで下がりました。1名損害が出ると経験値で3〜5低下します。生き残った兵の経験値上昇があっても確実に練度は下がることになってしまいます。じわじわ戦力が削がれる歩兵科のユニットにはつらいシステムです。コアユニット編成は下記の通り。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov中尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Schevchuk少尉) 4×Guard Inf 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(8個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 3×T34Em42 1×OT-34 第2小隊(Milytin中尉) 1×T34m43 4×T34m41imp 第3小隊(Schemelev少尉) 3×T34Em42 1×OT-34 重戦車小隊(Petrenko少尉) 1×KV-1m41(1B) 2×KV-1s 1×KV-8 駆逐戦車小隊(Hohlov少尉) 2×M10 Wolverine Y 砲兵中隊 榴弾砲班 2×122mmFH 1×152mmFH 迫撃砲班 2×120mm迫撃砲 ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×Ammo Carrier 対空砲班 2×37mmAAm39 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG <サポートポイント> 105ポイント。これまで潤沢だったポイントが減っています。補給線が延びきっていることや、予備兵力の限界が近づきつつあることの現われでしょうか。Medium Truckが赤字反転で準備できず。仕方なく重トラックと軽車両に期待します。 3×Scout Team 3×GAZ-A 2×Ford G8T 3×GAZ-M1 Emka 1×152mmFH <AUX> Nishne-Kalinovskaの守備隊 M3L(Stuart)×6 T-70×2 T-60(E)×2 76.2mmFG×4 45mmATG×4 雑多な歩兵1個中隊 南橋頭堡の救援部隊 T-60×16 歩兵1個中隊 120mm迫撃砲×2 盤外120mm迫撃砲1個中隊 122mm榴弾砲1個中隊 |
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<配置と作戦> Nishne-Kalinovskaの橋頭堡にPPTVHが4箇所。他は終了時得点。コア配置エリアは南橋頭堡までチル河を越えて広がっている。 Petrov大佐の訓示 司令官殿のAARによると、ここNishne-Kalinovskaの橋頭堡を圧迫するドイツ軍戦力は相当なものと思われる。救援を急がねばチル北岸へと追いやられることになるであろう。各指揮官同志はこの状況をよく認識するように。 作戦の主眼は南橋頭堡から西へ攻撃を開始し、Nishne-Kalinovska橋頭堡とチル南岸で連絡することである。そして、南部高地を制圧しドイツ軍を背後から圧迫、ドイツ軍を後方と分断する必要もあるであろう。また、Nishne-Kalinovska橋頭堡を内側から強化することも忘れてはならない。一部はチル河沿いにSurovikino方面へ移動し橋頭堡に入るように。健闘を祈る。 部隊編成 1.0 ビエールクト隊 工兵小隊 戦車第1小隊(南から迂回し南東高地方面へ進出) 2.0 ヴォールク隊 歩兵中隊本部 歩兵第2小隊 戦車第2小隊 駆逐戦車小隊(ビエールクト隊の支援) 3.0 リシーツァ隊 歩兵第3小隊 戦車第3小隊(Nishne-Kalinovska橋頭堡内側への救援) 4.0 ミェドヴィェーヂ隊 歩兵第1小隊 重戦車小隊(Nishne-Kalinovska橋頭堡南東部への進出) <経過> ビエールクト隊、Fyodorovich中尉の報告 「当初南橋頭堡南部の集落は救援部隊の軽戦車が制圧する予定であったが、損害続出で我々が向かうことになった。砲兵の煙幕展開と迂回行動で接近し、すべてはOT34が決着を付けてくれた。火炎放射戦車に同乗する火炎放射器装備の戦闘工兵。この組み合わせはこの世のものすべてを焼き尽くすかのようだ。銃声はほとんど聞こえない。ただ建物が燃え上がっていくのみ。 先行していたヴォールク隊を追い、南西高地へ。ヴォールク隊の歩兵がすでに取り付いているが、随所から射線が通り、戦車は登れない。ここは彼らに任せ、高地西側へと迂回することにした。急がねばならない。Nishne-Kalinovska橋頭堡が大変なことになっているからだ。」 ミェドヴィェーヂ隊、Petrenko少尉の報告 「南橋頭堡から出撃した我が隊はチル川に沿って北上。だが、編成に問題があった。新型のKV-1sが先行しても、わたしの戦車はまだ旧式のため追いつけない。協調攻撃ができず、回復作業も疎かになり、分散した我が隊同様歩兵部隊も抑圧の除去に苦労している。チェックポイント1で集合し部隊の建て直しを図ることにする。 そこへ、砲撃が始まった。オートバイ兵が吹き飛ばされ、回復待ちの部隊はますます身動きが取れなくなった。 散発的な抵抗を退けながら南西高地東斜面へ前進を開始。Nishne-Kalinovska橋頭堡への支援で忙しい砲兵から若干の援護をもらい、AUX救援部隊との合流に成功。向きを変えたドイツ軍を待ち受けようと展開する。しかし、ドイツ軍の砲撃も激しさを増し、じっとしているのは不利と判断。到着した対戦車砲班にここは任せ、橋頭堡への前進を再び試みる。」 リシーツァ隊、Schemelev少尉の報告 「我々が到着するころには、Nishne-Kalinovska橋頭堡はひどいことになっていた。守備隊は散りじりになって岸にしがみついているだけ。チルに架かる橋もドイツ軍に奪われている。我々は散開し、ドイツ軍車両を1両ずつ破壊して進み、砲撃の諸元を伝えた。橋を渡ると早くもドイツ軍の出迎えがあった。こちらも火炎放射戦車で挨拶を送る。」 大隊司令部の報告 「司令部内では大騒ぎでした。Nishne-Kalinovska橋頭堡はほとんど陥落寸前でしたから。砲兵中隊から重迫撃砲が故障したという報告があったことも拍車をかけました。市街地での戦闘では迫撃砲ほど頼りになるものはありません。仕方なく122mmFHを近接支援にまわしましたが、味方にも砲弾が降ることになってしまいました。 効率の悪い支援砲撃のなか、リシーツァ隊はよくやってくれました。橋頭堡内側からドイツ兵を追い出し、西側から迂回したビエールクト隊まで血路を開きました。南西高地北部で釘付になっていたヴォールク隊にかわり突入したミェドヴィェーヂ隊にも触れなければなりません。橋頭堡東側から侵入し、ビエールクト隊と包囲網を形勢。KV-8の火炎放射が威力を発揮してくれたことが我々に勝利をもたらしたと言えるでしょう。」 ヴォールク隊、Mishin大尉の報告 「南西高地をめぐる戦闘で大損害を受けてしまいました。戦車2両を撃破されて戦闘力は激減。南橋頭堡出撃直後に受領したばかりの43年型ロッジーナは足回りの故障で動けなくなっていましたから、それはもうひどいものでした。敵を発見するのに歩兵第2小隊は消耗し、偵察に出たオートバイ兵は動き出したドイツ軍戦車に蹴散らされ、それでも前進しなければなりません。何とかなったのはレンドリースのM10の働きでしょう。高地に据え付けた37mmAAの背後でよく突破を防いでくれました。この2両がなければ他の隊が橋頭堡に接近することも出来なかったかもしれません。」 <結果> ソビエト:ドイツ 25697:6393 MV ソビエト損害 兵員:333 SV:1 AFV:17 ドイツ損害 兵員:1650 砲:16 SV:6 APC:21 AFV:67 <コア損害> 2×T34m41imp 1×T34Em42 2×Motorcycles <感想> ドイツ軍が保持するVHを一つだけ残し、23ターンまで引っ張りましたが、結果は厳しくMVでありました。 Nishne-Kalinovska橋頭堡のPPTVHを奪うのが遅れてしまったためでしょう。ドイツ軍攻撃部隊を包囲する形にはなったのですが、PPTVH上に追い込むようになってしまい、ポイント的には効率の悪い中途半端な包囲殲滅戦となってしまいました。ですが、一時は「引き分けでもよしとしよう」などと戦況を悲観的に見ておりましたので、まあまあ満足な結果です。 それにつけても司令官殿の結果には驚かされます。ドイツ軍を全滅させながらも、ターンを大幅にあまらせて、コアの損害は皆無。このシナリオのように急がなければならない進撃戦では、戦闘技術と作戦の構想の善し悪しがはっきり現れますね。 コアの損害のうち、歩兵部隊の消耗が痛いです。歩兵第2小隊は定員の半分以下になり、次回から使い物にならないかもしれません。オートバイ兵の消耗も激しく偵察能力の低下が今後どう影響するか不安です。 |
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サト | 28面 | 8時間 | ☆☆☆☆ | 標準設定・経験・士気ペナルティ | MAP |
Myshkovka Defend Battle 31 Designer: Penetrator 1942年12月24日1300 Myshkova, Don Basin 標準ターン26 有効視界22 <ビルドポイント> 600ポイント。 (修復) 1×T34Em42 2×Motorcycles (アップグレード) 4×T34m41imp→4×T34m43 1×KV-1m41(1B)→1×KV-1s 旧型T34impは姿を消し、T34はすべてAPCR弾を装備するようになりました。歩兵の輸送力も大幅に増加し、無理やり歩兵を乗せることで開始早々分隊戦力を減らすこともなくなりました。コアユニット編成は下記の通り。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 歩兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov中尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Schevchuk少尉 ) 4×Guard Inf 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(8個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 3×T34Em42 1×OT-34 第2小隊(Milytin中尉) 5×T34m43 第3小隊(Schemelev少尉) 3×T34Em42 1×OT-34 重戦車小隊(Petrenko少尉) 3×KV-1s 1×KV-8 駆逐戦車小隊(Hohlov少尉) 2×M10 Wolverine Y 砲兵中隊 榴弾砲班 2×122mmFH 1×152mmFH 迫撃砲班 2×120mm迫撃砲 ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×Ammo Carrier 対空砲班 2×37mmAAm39 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG 経験値ペナルティにより歩兵部隊の能力低下が著しいです。特に第2小隊は経験値70台になり、一部のAUX部隊よりも未経験です。 <サポートポイント> 200ポイント。 1×Ammo Dump 4×GAZ-AA 3×Scout Team 3×GAZ-A 1×Ski Inf <AUX> 守備隊は、45mmATG×12、76.2mmFG×4、雑多な歩兵が約一個大隊。救援部隊はKV-1s×5とシャーマン×7。盤外砲として122mm榴弾砲中隊×4。 |
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<配置と作戦> コア配置エリアはムイシコワ川東岸、Svichi Krepから北側、浅瀬付近まで広がる。VHはすべて終了時得点。AUX部隊はSjebalinski〜中央高地〜Ilmen-Tsjirskiの戦線に薄く展開。対戦車砲が隙間を埋めている。 Petrov大佐の訓示 スターリングラードをめぐるドラマは最高潮に達している。ドイツ軍は包囲された第6軍を救出しようとコテルニコウォから攻撃を開始しここムイシコワ川に至った。 戦況は逼迫している。イェレメンコ上級大将はスターリングラード包囲網から第13戦車軍団を引き抜いたばかりか、我が大隊をも投入した。スターリン閣下からの援軍の第2親衛軍が到着するまで、この戦線は守りぬかねばならない。 Nor司令官殿のAARからも推察されるように、ドイツ軍は非常に強力な装甲戦力で攻撃してくると思われる。正面から真っ向撃ち合うのは非常に危険だ。 作戦のポイントは、危険を覚悟で敵を引き寄せて抱き合い、我が軍の有利な距離で戦うこと。距離をとった撃ち合いはドイツ軍の思う壺だ。もうひとつは殺到する敵の背後を突き、混乱を利用することだ。 我が大隊主力はIlmen-Tsjirskiに集結し鉄道線路を越えて南下、森を出発地点としてドイツ軍背後を攻撃する。そして、Sjebalinskiと中央高地では、敵を引き寄せAUX歩兵部隊とともに接近戦で防衛する。一時的に拠点が奪われてもかまわない。とにかくドイツ軍攻撃戦力を疲弊させ、大隊主力が集結する時間を稼ぎ、反撃に期待するのだ。 そのためには、Sjebalinski〜中央高地〜Ilmen-Tsjirskiのルートの安全を確保しなければならない。このルートが敵の監視下にあっては大隊主力の迅速な行軍が期待できないのだ。 部隊編成 1.0 Sjebalinski方面 重戦車小隊 工兵小隊 歩兵中隊本部 歩兵第1小隊 AUX歩兵部隊 2.0中央高地方面 駆逐戦車小隊 対戦車砲班 対空砲班 AUX歩兵部隊 3.0 Ilmen-Tsjirski方面・大隊主力 戦車第1小隊 戦車第2小隊 戦車第3小隊 歩兵第2小隊 歩兵第3小隊 偵察小隊 AUX戦車部隊 <経過> 工兵小隊長Miloslavovich中尉の報告 「ムイシコワ川にかかる橋を渡りSjebalinskiに入ると、そこは蜂の巣をつついたようなざわめきだった。防衛線を後退させ、集落内を拠点にする命令が出たため、部隊の配置換えが行われていた。煙幕にまぎれて最前線から部隊が急いで戻ってくる。動かせる対戦車砲も引きずってきた。 私たちは中央部、橋に通じる道路を守ることになった。橋にドイツ兵を近づけてはいけないとの命令が厳しく言い渡されていた。後退した部隊とともに掩体を作り、地雷を埋め、煙幕を展開して視界を遮る。背後では重戦車小隊が車体のカモフラージュに忙しい。 北側の入り口に展開した歩兵第1小隊から準備完了の連絡があったころであろうか。ドイツ軍の攻撃が始まった。戦車の突撃と重砲の着弾。戦線は揺らぎ、友軍同志はバタバタと倒れる。逃げ出すものもいる。突っ伏しているとドイツ兵がそばにいるのも気がつかないほど。重戦車小隊が何とか押し返してくれるがそれ以上は無理だ。 助かったのは、ドイツ軍が味方にも砲弾を落とすことになってしまったことだ。わたしたちの陣地とムイシコワ川との間は200mほど。この狭い幅に砲撃してきたため、敵味方入り乱れているところに着弾があった。私たちもひどかったがやつらも吹き飛ばされた。 反撃が開始されたとの連絡はまだない。ドイツ軍の攻撃はだいぶ静かになったがこちらから打って出るほどの戦力はないし、皆砲撃で疲れ果て、現在地を保持することで精一杯だ。」 駆逐戦車小隊、Hohlov少尉の報告 「ムイシコワ川の浅瀬を渡りきったころには、命令どおり、防衛線の後退が完了していました。中央高地上に展開していた歩兵部隊は、みなこちら側の斜面で掩体を構築中です。対戦車砲も無理やり運んだようです。しかし、我が大隊の展開は渡河を慎重に行ったため遅れてしまい、対戦車砲班や対空砲は設置の途中でした。わたしの部隊も対戦車砲と対空砲の中間で川岸の木立に隠れ待ち伏せの準備を始めました。 すでにドイツ軍の攻撃は始まっており、ここ、中央高地が攻勢の焦点のひとつであることは明らかでありましたが、準備もままならないまま戦闘が始まり、掩体が出来上がった砲はひとつもありません。高地を駆け上がるドイツ軍に対し歩兵部隊は抵抗を試みますが、それもむなしく押し返されます。我々がなんとか命中弾を叩き込み、それ以上の前進を食い止めるのがやっとでした。 ドイツ軍も必死ですが、我々もまさに背水の陣です。主力の戦車部隊はIlmen-Tsjirskiでの集結を急ぎ、この中央高地への援護は期待できません。ドイツ軍の砲撃は最前線の友軍同志を吹き飛ばし、我が大隊の対戦車砲兵にも容赦なく砲弾が降り注ぎます。逃げ惑う兵士には戦車の突撃が襲いかかりますが、我々には落ち着いて照準を合わせるしか生きのびる手段はありません。」 戦車第2小隊長、Milytin中尉の報告 「Sjebalinskiで歩兵第1小隊を降ろすと、中央高地方面へ急ぐ。先行するオートバイ兵は、砲兵が展開した煙幕の隙間を埋めるべく携帯煙幕を張る。中央高地を過ぎると危険だった。アメリカ製戦車がすでに燃え上がっている。AUXの重戦車隊が煙幕弾を発射し我々の進路を確保してくれた。 Ilmen-Tsjirskiで集合したときには戦車が2両減っていた。1両は渡河に失敗してムイシコワ川に沈み、もう1両は砲弾痕にはまり込み動けなくなっていた。 鉄道線路を越え、森に入る。司令部からの命令は『直ちに攻撃を開始せよ』というものだった。ムイシコワ戦線が非常に緊迫しているらしい。準備は整った。オートバイ兵と自動車化偵察隊がすでに敵の位置を確認している。急速前進。目標は再びムイシコワ川へ。 榴弾を撃ち、キャタピラで踏み潰す。残りは火炎放射が焼き払う。止まるな。速度を維持せよ。中央高地の歩兵が前進を開始したのが見えた。ゴールは間もなく。わたしが操縦手に速度を抑えるように伝えたのは今日初めてだった。」 歩兵中隊長、Mishin大尉の報告 「オートバイの近づく音が聞こえたのはいつごろでしたでしょうか。ドイツ軍の砲撃はまだ続いていましたが、私たちは掩体から出て前へ進みました。奪われた拠点をもう一度取り返さなければなりません。Schemelev少尉の戦車も見えました。こちらの砲撃でうろたえているドイツ兵の位置を伝え、動けなくなっている戦車の場所も示しました。 Sjebalinskiの南側でも友軍同士が動き出し、歓声を上げています。終わったのです。ここムイシコワ川は守られました。わたしはそばに横たわった兵士に声をかけました。『もう大丈夫だ』。返事があったかどうかわかりません。砲撃にかき消されたのか、もう息がなかったのか。」 <結果> 終了23ターン ソビエト:ドイツ 30648:1906 DV ソビエト損害 兵員:330 砲:5 AFV:3 ドイツ損害 兵員:1331 砲:4 APC:16 AFV:104 <コア損害> 1×KV-1s(乗員2名生存) 1×T34m43 (上記以外で経験値ペナルティを受ける可能性のあるユニット) 1×Engineer 1×37mmAAm39 1×Motorcycles <感想> 非常に厳しい戦いでした。一時はどうなるかと思いましたが、ムイシコワ戦線の歩兵部隊と対戦車砲の頑張りが勝利をもたらしてくれました。対戦車砲がキルスコア29、M10が16、37mmAAが11でした。優秀なかれらのおかげです。ですが、安心はできません。司令官殿のAARによると今後も厳しい戦いが待っているようです。 経験・士気ペナルティによる困難はそれほど感じませんでした。疲弊した第2小隊は残敵掃討が主な戦いだったため、練度の善し悪しはあまり関係なかったと思われます。オートバイ兵の索敵能力は幾分下がった気がしましたが、複数で監視させたためそれほど気になりませんでした。故障がなかった運が味方してくれたような気がします。 次回はタチンスカヤの飛行場攻撃です。チルを越えて進むバダーノフの第24戦車軍団に参加するのでしょうか。忙しいですね。 |
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サト | 29面 | 5時間 | ☆☆☆☆ | 標準設定・経験・士気ペナルティ | MAP |
Tatsinskaya Raid Battle 32 Designer: Craig O'Niel 1942年12月24日1500 Tatsinskaya Airfield 標準ターン20 有効視界6 <ビルドポイント> 600ポイント。 (修復) 1×KV-1s 1×T34m43 (アップグレード) 4×T34Em42→4×T34m43 2×Guard Inf(定員9名)→2×Guard Inf(定員12名) 主力戦車部隊の新型への移行を継続。そして、歩兵部隊の輸送能力が上がったことを受けて、親衛歩兵の定員を増やすことにしました。歩兵第2小隊が経験値の低下で弱体化しているため、いい機会と考えました。武装はモシン・ナガン装備と若干劣りますが・・。 皆様もご案内の通り、v.8.0のOOBの変更により赤軍ソビエトは大幅な変化がありました。歩兵部隊の武装の変更もそのひとつです。でありますが、RSにおいてはv.8.0への変更でもコア歩兵部隊の武装(wepon1〜4)は変わっていませんでした。OOBの変更を読み込んでいないようです。ただ、携帯弾薬数のみ新OOBになっているようです。キャンペーンの途中でバージョンアップしたため不具合が生じたということでしょうか。結果、とんでもない部隊ができてしまいました。手榴弾を50発もった親衛歩兵や、火炎放射を50回発射できる燃料を持った工兵などです。これではバランスが悪いと思い、今回修正することにしました。ひとまず携帯弾数を従来の弾数にもどしましたが、武装の変更はWAWEd上ではできないのかもしれません。研究不足です。まあ、PPSh装備の親衛歩兵は武装変更したくないというのが本音ではありますが・・(^_^;) T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 狙撃兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov中尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Schevchuk少尉) 2×Guard Inf 2×Guard Inf(定員12名) 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(8個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 3×T34m43 1×OT-34 第2小隊(Milytin中尉) 5×T34m43 第3小隊(Schemelev少尉) 1×T34m43 2×T34Em42 1×OT-34 重戦車小隊(Petrenko少尉) 3×KV-1s 1×KV-8 駆逐戦車小隊(Hohlov少尉) 2×M10 Wolverine Y 砲兵中隊 榴弾砲班 2×122mmFH 1×152mmFH 迫撃砲班 2×120mm迫撃砲 ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×Ammo Carrier 対空砲班 2×37mmAAm39 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG <サポートポイント> 200ポイント。 1×Ammo Carrier 3×Scout Team 3×GAZ-A 2×GAZ-AA 2×12.7mmAAMG 4×GAZ-M1 Emka 2×Motorcycles 偵察部隊と輸送車両、そして防空部隊を準備。 <AUX> BA-20×5。盤外砲として76.2mmFH中隊×1、122mmFH中隊×1。 |
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<配置と作戦> マップ中央から右半分ほどまでコア配置エリア。VHは10ポイントのPPTがすべて。マップ左側にある飛行場には鉄条網や対戦車障害で警戒線が引かれている。 Petrov大佐の訓示 ムイシコワ戦線からの転進ご苦労であった。 我が大隊はバダーノフ少将の第24戦車軍団の主力としてここタチンスカヤの飛行場を制圧する命令を受けた。敵の戦力は少ないものと予想されるが、十分注意して欲しい。Nor司令官殿のAARによると、対空砲と攻撃機は極悪のようだ。 南北から侵入するのは効率がよい最良の作戦と考えられるが、未熟な補充兵を抱えている我が大隊戦力を考慮すると、集中した戦力による一点突破での作戦としたほうがよいであろう。戦線後方へ侵入し、背後から敵を叩く。速度を維持し、速やかに制圧するように。 部隊編成 1.0 第1班 狙撃兵中隊本部 狙撃兵第1小隊 戦車第2小隊 2.0 第2班 狙撃兵第3小隊 戦車第3小隊 3.0 第3班 工兵小隊 戦車第1小隊 4.0 第4班 狙撃兵第2小隊 重戦車小隊 <経過> 第3班、戦車第1小隊長Fyodorovich中尉の日記より 「森の小道を抜けドイツ軍警戒線に接近すると、すでに砲兵により煙幕が張られてあった。オートバイ兵はもう鉄条網を越えて進んでおり、先行していた第1班と第2班が幅200mの突破口を開いている。わたしの部隊はそのあとに続くだけでよかった。 昨夜は暖かい食事が配られた。それにいつもより多いタバコと少しのウォッカ。嫌な予感。暖かいものが出るときには決まって厳しい戦いが待っている。 その予感は当たった。ゲルマンスキーがそう安々と我々を歓迎してくれるわけがない。クリスマスの祝いは空からやってきた。対空機関砲が吹っ飛び、戦車も1両燃え上がった。散開命令。固まっていては皆やられてしまう。 ツキがないとき、それは連続してやってくる。 Tebyakinの戦車が砲弾痕にはまり動けなくなった。PetrenkoのOT-34は正面から撃ち抜かれた。クソッ!きっと次はわたしの番だろう。 遅れていた装甲偵察車がやっと追いついてきてくれて前方の警戒にあたってくれる。再び前進。左側面では第1班が滑走路に突入し順調だ。先行する第2班は管理塔方面へ前進中。第4班が遅れているためわたしは右側を進む。戦車たった2両で。 断続的にやってくる空からの脅威は37mm対空砲が片付けてくれた。墜落したドイツ軍機を脇に見ながら点在する陣地に接近する。オートバイ兵は身を挺して敵を確認し、砲兵へ砲撃の諸元を送る。着弾を合図に皆でいっせいに突撃。わたしがそばまで近づきMiloslavovich中尉の工兵が降車戦闘。火炎放射器が決着をつける。こんなゆっくるやったのはまれだった。もっと急いで派手にやるしかなかった。皆で突っ込み撃たれながら敵を見つける。撃ち返せるものは何でも撃った。小銃も戦車砲も。黙らせたら動けるものが這ってでも近づきけりをつける。だが、これでは多くが倒れてしまう。弾に当たらない運には限りがあるものだ。 Tebyakinが故障を直して追いかけてきたときにはもう終わっていた。まあ、やつが助かっただけでもいい。熟練した兵士が我々には必要なのだ。」 <結果> 終了19ターン ソビエト:ドイツ 7592:2908 Draw ソビエト損害 兵員:72 砲:1 SV:3 AFV:5 ドイツ損害 兵員:420 砲:21 SV:10 AFV:3 Air:2 <コア損害> 2×OT-34(うち1両は乗員2名生存) (上記以外で経験値ペナルティを受ける可能性のあるユニット) 1×Guard Inf 1×37mmAAm39 3×Motorcycles <感想> 作戦失敗です。突破地点を1箇所に限定したせいで飛行場全域の制圧に時間がかかってしまいました。 1点突破の作戦はそれなりのメリットがあるような気がします。砲撃を集中することができ、限りある煙幕弾も効率よく展開できます。砲撃の着弾点をひとつに限定することで、盤外砲兵との連絡が切れるリスクを回避することも出来るでしょう。1個小隊しかない工兵を重点投下し障害物に迅速に対応することも出来ます。 ですが、このシナリオのようにPPTVHが広範囲に点在する場合、侵入するスタート地点が2箇所あったほうが効率がよいですね。両側面から攻め込み、真ん中で握手する。戦力が分散することで打撃力は弱まりますが、時間的には早かったかもしれません。何れにせよ、戦術の未熟さもあって損害は必至なのですから(^^ゞ マップに現れていない建物にはまいりました。戦車でうっかり踏み潰してしまい、中にいた優秀な親衛歩兵5名が建物の下敷きです。次回の経験値ペナルティを受けることになってしまいました。 |
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サト | 30面 | 11時間 | ☆☆☆☆ | 標準設定・経験・士気ペナルティ | MAP |
Donets Crossing Battle 33 Designer:unkown 1942年12月31日1000 標準ターン30 有効視界8 <ビルドポイント> 400ポイント。 (修復) 2×OT-34 (アップグレード) 1×KV-8→1×OT-34 1×T34Em42→1×T34m43 2×Guard Inf(定員9名)→2×Guard Inf(定員12名) 速度が遅いKV-8をOT-34に変更。装甲防御力よりも速度を重視しました。狙撃兵第2小隊の定員増を継続。これで第2小隊はすべて12名編成となりました。コアユニット編成は下記の通り。 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 狙撃兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov中尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Schevchuk少尉) 4×Guard Inf(定員12名) 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(8個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 3×T34m43 1×OT-34 第2小隊(Milytin中尉) 5×T34m43 第3小隊(Schemelev少尉) 2×T34m43 1×T34Em42 1×OT-34 重戦車小隊(Petrenko少尉) 3×KV-1s 1×OT-34 駆逐戦車小隊(Hohlov少尉) 2×M10 Wolverine Y 砲兵中隊 榴弾砲班 2×122mmFH 1×152mmFH 迫撃砲班 2×120mm迫撃砲 ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×Ammo Carrier 対空砲班 2×37mmAAm39 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG 前回の損害により練度低下が心配されたオートバイ兵ですが、配置時に定員割れを起こしていたため、経験値ペナルティの適用が免れました。 42年9月と経験値を比較してみますと、平均で96.7から94.1へと2.6ポイント低下しています。ペナルティを課すことで、じわじわ練度低下が進行しているということでしょうか。この結果がどう影響するのか・・。 <サポートポイント> 200ポイント。 2×Barge Carrier 5×Scout Team 3×GAZ-A 2×Motorcycles 2×GAZ-AA 2×GAZ-M1 Emka 渡河を支援するため独自に艀を準備。そして、接敵時の損害を吸収してもらうための偵察部隊を編成。 <AUX> 1個大隊強の雑多な歩兵。3個騎兵小隊。盤内砲は82mm迫×3、45mmATG×4、76.2mmFGおよびIGが各4門。輸送手段としてジープ×8、GAZ-AA×4、スチュードベーカー×4。渡河手段はRaft×4、Barge×4(うち3は増援)。盤外砲は76.2mmFH中隊×1、120mm迫中隊×1、122mmFH中隊×1、および弾薬集積所。 |
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<配置と作戦> VHはすべて終了時得点。奥地に行くほど得点が高くなっている。コア配置エリアはマップ右下、ドネツ東岸にある。ドネツには4隻の筏がすでに浮かんでおり、岸ではAUX歩兵部隊が渡河の命令を待っている。 Petrov大佐の訓示 我々は、再び転進命令を受け、コンスタンティノフスクの西15キロの地点でドネツを渡ることになった。ドイツ軍の守りは手薄との情報もあるが、奇襲の利を生かし迅速に作戦を遂行して欲しい。 ドネツ西岸を左側から、「スミェールチSmerch(竜巻)」「グロームGrom(雷鳴)」「パルナルーニエPolnolunie(満月)」の3つの地区に分ける。煙幕展開と事前砲撃ののち、各地区の歩兵部隊はボートで渡河を開始し、ドネツ西岸を確保せよ。筏は無線機を持っていないことから、中央のグローム地区で集中運用し、砲、その他の機材を運搬すること。大隊で独自に準備した艀は、同じくグローム地区で戦車の渡河を行う。ドンを下っている艀は到着次第スミェールチ地区に集め、戦車の渡河を優先的に行う。砲兵部隊は弾薬集積所へ集結し至急陣地を構築すること。 部隊編成と作戦目標 1.0 ビエールクト隊 狙撃兵中隊本部 狙撃兵第2小隊 戦車第2小隊 1.1作戦目標 尖兵中隊としてグローム地区で渡河し、拠点確保の支援を行う。のちにパルナルーニエ地区から北に移動し内陸部へ侵入する。 2.0 ミェドヴィェージ隊 狙撃兵第1小隊 重戦車小隊 2.1 作戦目標 グローム地区で渡河。スミェールチ地区へ移動し拠点拡張の支援。 3.0 ヴォールク隊 狙撃兵第3小隊 戦車第1小隊 3.1 作戦目標 増援の艀が到着次第スミェールチ地区でドネツを渡り、南西高地方面への攻撃を行う。 4.0 リシーツァ隊 工兵小隊 戦車第3小隊 4.1 作戦目標 工兵小隊は戦車部隊に先んじてスミェールチ地区で渡河し、拠点拡張を支援する。のちに続いて渡河した戦車第3小隊と合流し、南西高地方面への攻撃に参加する。 <経過> 大隊司令部要員の報告 「司令部は大騒ぎだった。前線からの報告には良い知らせがひとつもなかったためだ。大隊で独自に用意した艀のひとつは、キャリアが浅瀬ではまり込み、何より大事な艀をドネツに浮かべることすらできなかった。あらかじめ用意されていた筏はまったく使えない。無線機を搭載していないため指示が伝わらないのだ。命令伝達のため作業が中断すること暫し。時間だけが過ぎていく。 我が大隊の部隊として最初に渡河したビエールクト隊はいちばんひどかった。艀から戦車を降ろす際に2両が浅瀬で沈む。もう1両は被弾で砲故障。もう単独で行動するほどの戦力はなくなった。 これまで、静かだったドネツ西岸はドイツ軍の砲弾が降りはじめると、とたんにあわただしくなった。小規模の反撃もやって来て、順調だった正面高地での前進は揺らいだ。兵はうずくまり、逃げ出すものもいる。筏で運んだ対戦車砲が間に合い、なんとか戦線を支える。ビエールクト隊の動けるものは中央高地での防戦で手一杯。ミェドヴィェージ隊は渡河して間もなく射撃を始め、グローム地区で釘付になっている。スミェールチ地区へ移動する余裕はない。 渡河作業は著しく遅れており、ドイツ軍の反撃も開始された現在、機動戦力による突破・浸透作戦がより緊急に必要となってきた。パルナルーニエ地区北側から突破する予定だったビエールクト隊が弱体化したことで作戦は根本から変更されることになる。ヴォールク隊とリシーツァ隊はスミェールチ地区で渡河完了次第右に転じ、パルナルーニエ地区方面へ移動する。先行した歩兵部隊からの報告により、パルナルーニエ地区北部の防御が比較的薄いと判断された。当初の予定通り起伏の激しい南西高地方面を攻撃するよりは、パルナルーニエ地区北部の森を突破の起点とするほうが、結果早いのではないかと考えられた。そして、歩兵部隊の前進を支援していた騎兵2個小隊が引き抜かれ、南西高地方面へ向かうことになった。正面高地での遅々として進まない状況から解放し、側面からの打開が期待された。」 ヴォールク隊、戦車第1小隊Tebyakin少尉の報告 「僕らは突然の命令変更に驚いた。180度向きを変え、砲撃で形を変えた正面高地を左に見ながら集結地、パルナルーニエ地区北部の森へ向かう。ここで、リシーツァ隊と合流。ビエールクト隊の一部も間もなく到着する。 準備は整った。チェックポイント1までの進路は砲兵の煙幕で守られている。砲弾の着弾点も前方へ延伸された。側面は騎兵1個小隊が確保している。しかし、前進の合図と同時に、ドイツ軍の反撃も本格化した。上陸地点全域にわたって。ここの森は安全ではなかったのか。 故障車両が続出し、さらに追い討ちをかける。戦車がストップすると随伴歩兵も前進が止まる。狙撃兵第2小隊をグローム地区においてきたビエールクト隊がそれを拾い上げ、前進を継続するが、もう部隊はバラバラだ。 動けなくなったオートバイ兵にかわり、ジープが先行して前方を確認する。その前には榴弾の着弾地点。チェックポイント1に着くと、Ust´-Donetskiyに向かう部隊とわかれ、僕らは進路を左にとりチェックポイント2に進む。そこでミェドヴィェージ隊と手を結ぶ手はずになっている。 KVの姿が見えてゴールは間もなくと思われた瞬間、側面から撃たれた。乗員離脱。続いて短機関銃の猛射を受ける。伏せろ。ミェドヴィェージ隊のOT-34が火を噴いた。 これで終わった。僕はまた命拾いをした。Dubnoからずっと戦ってきたが、僕にはまだ先があった。」 ミェドヴィェージ隊、Petrenko少尉の報告 「我々は、グローム地区で渡河すると、中央高地で防戦に加わり、その後スミェールチ地区に移動。砲撃が激しくその行動は常に妨害され、しばしば停滞した。対戦車砲班、対空砲班、駆逐戦車小隊が中央高地に展開するのを確認し、チェックポイント3へ前進を始める。激しさを増したドイツ軍の反撃をかわし、側面へ突っ込む。高地は対戦車砲が何とかしてくれるだろう。 我が重戦車小隊は、新型車両を受領して動きやすくなり、行動の自由を得た。その利を生かし最後の仕上げに入る。チェックポイント2で北から回り込んだ部隊と合流する。そこで、Tebyakin少尉を助けた。彼はまたやられたようだ。いったい何両壊せば気が済むのか。私がこの大隊にきてから、もう4両めだ。」 <結果> 終了 29ターン ソビエト:ドイツ 14205:1498 DV ソビエト損害 兵員:304 SV:1 APC:3 AFV:1 ドイツ損害 兵員:854 砲:17 APC:10 AFV:44 <コア損害> 1×KV-1s(乗員3名生存) 2×Motorcycles (上記以外で経験値ペナルティを受ける可能性のあるユニット) 1×T34m43(被弾により乗員離脱 2名生存) <感想> 大規模な渡河作戦はやはり難しいですね。司令官殿のAARを参考にさせていただき、なんとかDVを取れましたが、全然勝った気がしない戦いでした。そういう意味では、非常に勉強になった戦いだったでしょうか。 誤りがあるかもしれませんが、具体的に書いてみます。 ・Bargeは1ユニットずつしか運べない。 ・輸送中の車両はBargeに載せられない。 例えば砲を牽引しているトラックは、砲とトラック別々にBargeに載せなければならない。 ・連絡切れを起こすことがあり、移動目標以外への移動ができなくなることがある。 ・移動力がゼロになると、輸送中のユニットを降ろすこともできなくなる。 それから、Emkaが以外に重量があることに気がつきました。軽車両と思い込んでいましたが、Wgt224なので筏には乗せられないようですね。 経験値ペナルティがじわじわ利いてきたような気がします。オーバーランに失敗した戦車が逃げ出したところを側面から撃ち抜かれてしまいました。独ソ戦開始早々によく失敗していましたが、その悪夢がよみがえりつつあります。今後注意しなければなりません。 次回はロストフ攻略に向かいます。今年度の冬期攻勢の山場ですね。司令官殿のご指摘にもありましたが、時期が史実とかなり違うことから、「第1装甲軍を罠にかけられるかどうか、やってみろ!」というような作者の意気込みを感じます。 |
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サト | 31面 | 10時間 | ☆☆☆☆ | 標準設定・経験・士気ペナルティ | MAP |
Rostov 1 Battle 34 Designer : Sveinn Ernstsson 1943年1月1日0900 Rostov 標準ターン28 有効視界20 <ビルドポイント> 800ポイント。 (修復) 1×KV-1s 2×Motorcycles (アップグレード) 1×T34Em42→1×T34m43 T 大隊本部 1×HQ(Petrov大佐) 1×FO(Bunin少尉) U 偵察小隊(3個Formation) 4×Motorcycles V 狙撃兵中隊(4個Formation) 中隊本部(Mishin大尉) 1×Guard Inf 第1小隊(Antonov中尉) 1×Guard Inf 3×SMG 第2小隊(Schevchuk少尉) 4×Guard Inf(定員12名) 第3小隊(Hohlov少尉) 4×Guard Inf W 工兵小隊(Miloslavovich中尉) 4×Engineer(火炎放射器装備) X 戦車中隊(8個Formation) 第1小隊(Fyodorovich中尉) 3×T34m43 1×OT-34 第2小隊(Milytin中尉) 5×T34m43 第3小隊(Schemelev少尉) 3×T34m43 1×OT-34 重戦車小隊(Petrenko少尉) 3×KV-1s 1×OT-34 駆逐戦車小隊(Hohlov中尉) 2×M10 Wolverine Y 砲兵中隊 榴弾砲班 2×122mmFH 1×152mmFH 迫撃砲班 2×120mm迫撃砲 ロケット砲班 2×BM-13Katyusha 2×Ammo Carrier 対空砲班 2×37mmAAm39 対戦車砲班 2×76.2mmZiS-3ATG 2×12.7mmDShkHMG 経験値の平均が前回に比べて、94.1から94.0へとほぼ横ばいとなっています。これは、運良く損害が少なかったこともありますが、1943年になり基準経験値が65から70へと上昇したことが影響していると思われます。「独ソ戦全史」にも書かれているように、赤軍ソビエトの軍事的成長の現われということでしょうか。 <サポートポイント> 500ポイント。 7×Paratroops 4×Tupolev G-2 4×M3 Halftrack 3×Scout Team 3×Motorcycles 2×GAZ-AA 6×Dodge 3/4t 空挺部隊とその輸送機。偵察部隊と各種輸送車両。砲兵戦力を充実させなかった点が非常に気がかりです。 <AUX> T-34×1、T-70×5、騎兵×8、GAZ-25-AA×4。スチュードベーカー自動車化歩兵×約1個中隊。盤内砲は82mm迫×4。 |
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<配置と作戦> VHは、ドン北岸のロストフ市街とアクサイに終了時得点のもの。南岸にはロストフ市街にのみ配置されている。ドンを渡る橋は、アクサイ南部にひとつと、ロストフ市内に3つ。コア配置エリアは、マップ右側アクサイの手前まで。アクサイ北側に奥行き1kmの突出部がある。 Petrov大佐の訓示 我々はロストフの手前まで来た。ゴールは間もなくである。激しい抵抗が予想されるが、同志各指揮官は慎重かつ大胆に行動してもらいたい。 ロストフへの攻撃は2本の腕で行う。ひとつはアクサイ北部の突出部から出撃し、ロストフ北部へ到達。市街地へ入る。もうひとつはアクサイ南のドンを渡る橋「モースト・アンナ」を起点とする。ドン南岸へ渡り、ロストフ南部へと向かうのだ。 部隊編成 1.0 ミェドヴィェーヂ隊 狙撃兵第1小隊 重戦車小隊 オートバイ兵 自動車化偵察隊 アクサイ北部の突出部から出撃し、尖兵中隊として進路を切り開く。 2.0 リシーツァ隊 工兵小隊 戦車第3小隊 ミェドヴィェーヂ隊に続き突出部からロストフ北部へ前進。 3.0 ヴォールク隊 狙撃兵第3小隊 戦車第1小隊 アクサイ市内を制圧後、突出部へ移動し、ロストフへ。 4.0 ビエールクト隊 狙撃兵中隊本部 狙撃兵第2小隊 戦車第2小隊 駆逐戦車小隊 オートバイ兵 自動車化偵察隊 アクサイ南部を制圧後、ドンにかかる橋「モースト・アンナ」へ向かう。空挺部隊と合流後ロストフ南部へ進撃。 5.0 空挺部隊 規模を縮小した空挺1個中隊 「モースト・アンナ」南端を確保し、ビエールクト隊の前進を支援する。その後、渡河してきたハーフトラックに乗り込み、ビエールクト隊とともにロストフ南部を目指す。 (空挺作戦スケジュール) 0900 降下地点に煙幕展開 0905 「モースト・アンナ」南側にカチューシャによる一斉砲撃 0910 空挺隊降下 0925 「モースト・アンナ」南端の確保 <経過> 司令部戦闘詳報 0925 アクサイ北部の突出部から出撃したミェドヴィェーヂ隊及びリシーツァ隊は、損害を受けながらも前進を続け、ロストフ北部へ近づきつつある。一方で、アクサイ市内での戦闘は思うように進まない。爆撃による損害が多くビエールクト隊はじわじわ戦力をそがれている。大佐は煙幕展開を約束し前進を促した。 気がかりであったモースト・アンナ南側は空挺隊の降下により確保された。煙幕展開が間に合えば、ドンを間もなく渡ることができるであろう。空挺隊を輸送する予定のハーフトラック、及び対戦車砲班が移動を始めた。対空砲1門は高台に設置完了。しかし、もう1門は砲故障。損害はいたるところで発生している。 ビエールクト隊が稼動戦車3両となり戦力が減退したことで、ヴォールク隊はモースト・アンナへ転進することになった。南側からの攻撃の強化が図られる。 1000 ミェドヴィェーヂ隊とリシーツァ隊はロストフ市内に入り、レーニン広場を巡り激しい戦いが続いている。ドンに到達するのも間もなくだ。トラック乗車の歩兵部隊は途中損害を受けつつも一部はロストフ北部に到着した。 一方、「モースト・アンナ」を渡った部隊は非常に苦戦している。ドイツ軍の射線に入り前進がままならない。砲兵の煙幕弾はもうすでになくなり、支援は皆無。激しい抵抗を受け、防戦に終始している。空挺隊の一部で確保する予定の交差点まで前進することは現状では不可能。射すくめられた騎兵1個小隊は残存2名。空挺部隊を輸送するはずだったハーフトラックもことごとく破壊された。駆逐戦車小隊は2両とも大破。 1035 ロストフ市内ではドンを渡り南側の人民広場を制圧した。ドンにかかる橋も3本とも確保。残敵掃討の命令が出される。 苦戦が続いていたビエールクト隊及びヴォールク隊は、対戦車砲班の努力と空挺隊が正確な砲撃の諸元を送ることで、モースト・アンナ南部での膠着状態から抜け出した。ロストフ南部までもう少しのところまで来ている。 1100 ロストフ南部でヴォールク隊はミェドヴィェーヂ隊との合流に成功する。同時に、ロストフ市内で掃討作戦中のリシーツァ隊が地雷により損害を受けたという報告があった。これ以上損害を出しては次回の作戦に支障をきたすとの判断から、大佐は大隊全部隊に移動停止の命令を出す。ロストフ東側入り口の作戦目標は歩兵部隊のみで攻撃することになった。 <結果> 終了 28ターン ソビエト:ドイツ 11840:2969 MV ソビエト損害 兵員:277 SV:7 APC:3 AFV:10 ドイツ損害 兵員:587 砲:22 AFV:25 <コア損害> 2×M10 Wolverine(乗員合計3名生存) 3×T34m43(乗員合計2名生存) 2×Motorcycles (上記以外で経験値ペナルティを受ける可能性のあるユニット) 1×Engineer 1×37mmAAm39 1×76.2mmZiS-3ATG <感想> Nor司令官殿のコメント通り「作者は本気」でありました。正面を迂回し接敵せずにロストフに入るというセコイ作戦をとったにもかかわらず、損害が多く、また結果も厳しくMVでした。 ドイツ軍の守りは完璧で、とくに砲とセットになったMG42に対し、非常に苦戦いたしました。そういう意味ではとてもよく練られたシナリオですね。サプライズも適度に盛り込まれており、プレイヤーを悩ます仕掛けが満載ですね。サポートポイントがふんだんに用意されていることから、作戦の自由度も高いといえるのではないでしょうか。 |
junkers | 1面 | 6時間 | ☆☆☆☆☆ | C&Cオフ | − |
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コアユニット 長期キャンペーンの先を見越し、数量重視でいきます。 HQ,コサック×19(中隊長分隊x3,4ヶ小隊),7.62mmHMG×4(2セクション),50mmMortar×3,sniper×2,FO×1,徴集兵×1(中隊長分隊),スカウト×12(4ヶ分隊),Assault Gun Btn×1(15ユニット),12.7mmAAMG×4(2セクション),76.2mm Inf Gun×12(4セクション,1小隊),Mule Pack×24(12セクション) コサックのいいところは1ヶ小隊が4分隊でライフル分隊と同じ、かつReconユニットであり、かつライフル歩兵より安価であり、それでもエリート扱いのところです。また、スカウトは1小隊が3分隊でタンクデサントと一緒のところが買いです。Assault Gun Btnは1ヶ小隊が3ユニットで中戦車と一緒、かつ無茶苦茶安いところがお奨めの理由です。中隊長を増やすために(コマンドコントロールはオフですが)、一度コサック中隊を購入したのち中隊長部隊以外を売却、を繰り返して中隊長分隊を3ヶ作りました。徴集兵も同様にして中隊長部隊だけを確保しました。コサックは将来的に親衛赤軍に、徴集兵以下スカウトはタンクデサント部隊へのアップグレードをねらいます。砲で一番安いのは歩兵砲ですので、これも将来は対戦車砲、ロケット砲へのアップグレードをねらいます。計98部隊。 |
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だが、困ったことに「今」使える部隊がありません。機関銃ぐらいでしょうか。装甲ユニットはBA20とかSU12とかの、紙のような装甲のものだけです。 よって、初戦は引き分け狙いと割り切り、弾薬集積所、集団農場にコアユニットを集結、周囲をドラゴンティースと地雷原で覆う作戦にでました。例によってAUX部隊は遅滞戦闘です。航空機からの攻撃を避けるため、弾薬集積所付近は常に煙幕で覆っていました。 先端が開かれると、独軍部隊の数量が半端でなく、防衛線はすぐに突破されました。残り4ターンで独戦車部隊は弾薬集積所の周囲の石垣まで迫ります。が、コンピューターは戦車で石垣を破壊して進むことはしないようで、そこから中には進入してきません。一時は司令部全滅も覚悟しましたが、なんとかDrawでした。 コアユニットの損害は独コマンドにやられたPack Mule2部隊のみ。対装甲火力がないと悲惨な戦闘になりますね。歩兵の待ち伏せ→Assaultで撃破した独軍戦車がほとんどでした。これだと、すぐたこ殴りにあうので同じ部隊が次の戦車をしとめるチャンスがないんですよね。 |
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junkers | 2面 | 5時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | − |
アップグレードはT-34を1両、120mm迫撃砲を3門、タンクデサントを1分隊、中トラックを3台にしました。 サポートポイントはあれこれ悩みなしたが、結局自分の得意な戦法をということで、Minesに全ポイント!得意のドラゴンティース作戦です。 |
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サト殿の戦法を参考に、やはり最重要なのはマップ北東のVHと考え、最終防衛線を張ります。大量の地雷ポイントがありますので、地雷帯を5重に連ね、その先にドラゴンティースを配置、ドラゴンティースの陣地内に12.7mmAA(4門)や75mm歩兵砲(12門)を配置しました。 幸いにもこちらの主力歩兵はコサックですので迂回作戦には全然支障がありません。19ユニットのコサックと1両のT-34、12両のSU12とで迂回作戦を行います。AUX部隊は全力で建物を奪取、ほぼサト殿の作戦と同じです。 厚く引いた地雷原のおかげで独軍の戦車は視界に入ることすらかないません。唯一、II号火炎放射戦車が大胆にも森林を突破してドラゴンティースに張り付きましたが、75mm歩兵砲の集中射を受けてあえなく炎上。終盤に接近してきた歩兵、工兵も12.7mmAAとスナイパーが排除、最終防衛線は簡単に保持できました。 建物付近はネーベルベルファーの直撃を食らったり、火炎放射戦車に燃やされたりと、甚大な損害を被りましたが、AUX部隊なので深く考えずにウラーの声とともに突撃し、人海戦術で占領できました。 主力の迂回部隊は使える戦車が1台しかないという厳しい状況でした。SU12に対しては独軍歩兵も積極的に射撃してくるため、基本的には戦車の後ろにいるコサックのさらに後方に配置しました。コサックの足の長さは非常に便利で、発射炎をたよりにネーベルベルファーを1回しか撃たせずに殲滅できました。これが大きかったと思います。VH攻略にあたってはコサック1ヶ中隊、19ユニットの「数」にものを言わせます。全滅しそうな分隊を後方に下げる余裕すらありました。 タンクデサントはこの時期のソ連軍の唯一の使える対戦車火器、モロトフのカクテルを装備しています。待ち伏せで2台のIII号戦車をしとめました。えらい! 結果はDVでこちらのコアの損害はBA20が1両のみでした。ただ、次のシナリオは厳しそうなんですが… |
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junkers | 3面 | 6時間 | ☆☆☆☆ | C&Cオフ | − |
アップグレードは12.7mmAAを37mmAA×4に、このシナリオは足が命ですので、PackMuleをGAZ-AA×13に増やします。これでトラックは計16両になりました。とはいえ対空砲と歩兵砲とで16門になるんですが。 戦車は頼りになるのはコアのT-34が1両のみ。今回は逃げシナリオなので、まあ大丈夫でしょう。サポートポイントは煙幕展開用82mmMortarを3門。どうやら120mmMortarには煙幕弾がないようです。それは今後も不便だな… |
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最初に白状しておきますが、少々「ズルイ」技を使っております。読者諸兄にはご了承のほどを… 配置でズルをします。Human Deployを選択すると、画面西端にずらーっと自軍コアが配置されますが、よく見ると川の南側の西端にもコアのトラックが配置されているではありませんか!これ幸いと乗車→降車を繰り返し、歩兵砲、対空砲、迫撃砲、スカウトなどをあらかた川の南に配置します。(つまりこのAARは皆様の攻略の参考にはあまりなりません…) 作戦としては、徴集兵に時間稼ぎをさせ、自軍コアと歩兵、工兵は南へ脱出させる作戦とします。道路沿いは危険でしょうから、サト殿同様に途渉点2を進軍目標にします。 序盤、コア部隊および歩兵、工兵を乗せた南下部隊は一目散に「転進」します。いきなり独軍81mm迫撃砲をくらいますが、マップをよく見ると独軍支配下の村落に発射煙が見えます。 「Counter battery, Fire!」 120mm、82mm迫撃砲を発射煙めがけたたき込みます。これが功を奏したのか、シナリオ中盤まで独軍の砲撃はありませんでした。問題はシュトューカで、のこのこ道路を移動しているトラックは良い的になっています。AUX部隊だからいいや…とある程度の損害はあきらめ、コア部隊はは先頭に立って「転進」します。 最初から渡河してしまっているズルっこ部隊はマップ南端を「進撃」、6ターンには最初の脱出が始まります。 一方、町の「死守」を命じられた徴集兵部隊ですが、絶望的な状況で、数も質もかないません。初期配置から1ヘクス後退し、遮蔽物に隠れるのではなく(In Cover状態でも2〜3ヘクスで見つかってしまう)、障害物の背後に配置することにしました。こうすると、1ヘクスの距離での撃ち合いになるので火力に勝る独軍に対抗できます。 中盤、南進部隊はT-34など、足の速い部隊から次々に渡河していきます。独軍特殊部隊が現れますが、SU12とT-34とで排除します。問題は南進部隊のなかのPack Muleで、足が遅くてなかなか進めません。そうこうしているうちに東からの独軍が町の南側にせまります。コサックと軽戦車、トラックを破壊されたAUX歩兵とが煙幕を展開し、退路を作ります。それでも11ターンには町の南側で東西からの独軍が手をつなぎ、袋の口は閉ざされました。町の徴集兵は完全に脱出の望みを絶たれます。 終盤、部隊はどんどんと脱出していきます。1回目のプレイでは渡河した全部隊を脱出させたところ、川の南側の東から現れた独軍戦車にVHを奪われてDD→ゲームオーバーになってしまったので、今回はT-34や37mmAAなどはギリギリまで脱出を遅らせます。 町の徴集兵ですが、障害物の背後に隠れる作戦をとったためか、4〜5ユニットは見つからないままに独軍が通り過ぎて行ったりしてました。彼らにはパルチザンとして今後はがんばってもらうことにしましょう。 結局コアの損害はPack Muleが1ユニットだけでしたが… 776:3615でMarginal Defeatでした。あっれー?脱出ポイントってそんなに低いのかな…?ま、次のシナリオに進めるからいいか。 |
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junkers | 4面 | − | − | C&Cオフ | MAP |
アップグレードですが、大量のスカウトを一気に全部タンクデサントにしました。その数、計13ユニット。これでタンクデサント中隊の完成です。これらは拠点防御、あるいは戦車に随伴させて今後もこき使うこととします(肝心の戦車がまだT-34 1両しかありませんが…)。余ったポイントで76.2mmATGを4門購入しました。 サポートポイントは、まあ、私の趣味みたいなものでMINEに全ポイントとします。得意のドラゴンティース作戦です。 |
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今回の任務はロスラウリ南西部でのゴメリ−ブリヤンスク街道の確保が目的です。 さて、マップ上で何が何でも防衛したい地点は南西部の2ヶ所のVHです。そのうち西側のVH付近には弾薬集積所があるため、カチューシャを効果的に運用するには絶対に確保し続けなければなりません。東側のVHもポイントが高い上に、独軍にとられると西VHが三方向から圧迫されるため奪取は避けたいところです。そこで図のように対戦車障害物をずらりと並べました。ここで森林との距離を上手くとり、独軍が対戦車障害物と同ヘクスに入ったらこちらの射界にはいるようにしました。もちろん、工兵による障害物除去の妨害が目的ですが、こうすることで障害物の向こうにいるはずの独戦車からの射撃を防ぐことができます。もちろん自軍の移動路が必要ですので、障害物ライン西端に1ヘクスの隙間を作りました。 配置ですが、コア部隊のうち移動力のない対戦車砲や対空砲、タンクデサントは拠点付近に配置、足のあるコサックと戦車、自走砲は森林地帯に分散配置し、独軍の浸透を防ぐ作戦としました。 序盤から独軍は全戦線に圧迫を加えます。偵察がてら早々に投入したR-5爆撃機がマップ東沿いを南下する独軍の大部隊を発見しますが、一瞬見えたその光景に思わず背筋が寒くなります。しかしAUX部隊のカチューシャはまだ移動中で、効果的な一撃を加えることができません。視界に入った独軍部隊に対してはコア部隊の120mm迫撃砲が休みなく砲撃を続けて独軍歩兵の足を止めます。マップ西側の森林地帯でも散発的な戦闘が始まります。 中盤にさしかかる頃に独軍戦車が視界に入りはじめます。東端のVHに現れたIV号戦車を1両撃破時点でふと「独軍が超えられない対戦車障害物の後方に対戦車砲を配置するのはかなり無意味」であることに気が付きました。そう、独軍は対戦車障害物の穴を探して西に迂回するでしょうから、対戦車砲もそこに集中すべきだったのです。あわてて移動を開始したところにシュトゥーカと105mm、150mmの集中射をくらいます。Pack MuleとBA-20が消し飛びましたが、幸いなことに視界のとれない独軍はこちらが戦力をシフトさせた後も同じ場所を砲撃し続け、貴重な時間と弾薬とを無駄にしたのでした。 終盤に入り、ようやくAUX部隊のカチューシャが弾薬集積所に集結し、その恐るべき砲撃力を発揮します。1回の砲撃で独軍歩兵数ユニットを壊滅させ、歩兵の支援のなくなった独軍戦車を再展開を終えた対戦車砲が刈り取っていき… 結果 DV 9643:1182 コア損失 Pack Mulex2、BA20x1 戦車と自走砲とは森林地帯で騎兵の支援に忙殺されていました。こういう地勢ではコサックは非常に使えます。対装甲火力がないのが難点ですが、それを戦車と自走砲でカバーしました。 |
junkers | 3面 | 3時間 | ☆☆ | C&Cオフ | − |
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さて、歴史にやり直しはありませんが、やり直しができるのがゲームのいいところです。前回シナリオ5まで進んだところでいくつかの過ちに気が付きました。 1.偵察部隊がいない いや、スカウトやコサックはいっぱいいるのですが、強行偵察を行える部隊がないのです。今はまだT-34にタンクデサント乗っけて進んでも、敵が88mmでない限りT-34は初弾に耐えますが、対戦後半には独軍も強力な火砲がうじゃうじゃ現れます。接敵の段階での損害を主力戦車に担当させるのは愚の骨頂、それを吸収する安価な偵察部隊がぜひとも欲しいところです。 2.煙幕を張れる部隊がいない 戦車にスモークディスチャージャーがないので、煙幕はもっぱら迫撃砲が頼りです。が、120mmMortarには煙幕弾がない(最初はあるが、撃ち尽くすと次のシナリオに行っても補充されない)のです。歩兵中隊直属の迫撃砲は82mmMortarにするべきでした。 3.アップグレードが基本的に無駄ムダァ! T-34imp(12人跨乗可能)がでるまで主力戦車のアップグレードを控えたのですが、よくよく考えるとT-34に乗せるのは常にタンクデサント(定員8人)、それならT-34 m.41(8人跨乗可能)で充分じゃないですか。大戦初期のT-34はほぼ無敵の兵器、トラックなんかの購入は後回しでよかった。そもそもトラックなどの安価なユニットは、戦車などの高価なユニットのアップグレード後の余ったポイントで揃えるべきです。最初に安価なユニットをあらかたアップグレードしてしまうと、今後は多量の余りポイントがでる羽目になりそうです。 …まだまだほかにもありますが、どうやら部隊編成が基本的に駄目だったようで、これまでの戦訓を元にあらたに部隊編成をはじめてみました。もちろんユニット選択の基準は「安価なこと」です。 I.大隊本部 1xHQ 1xFO 1xSniper 評価が難しいのがスナイパーです。大規模な戦いになればなるほどスナイパーの価値は下がる(気がする)し、定員1名のユニットでコスト10というのはコストパフォーマンス悪いです。が、映画「スターリングラード」を見たjunkersとしては外せません。今回は1ユニットだけ購入しました。 II.偵察中隊 4xMotorcycles 4xBA-20 ソ連のMotorcyclesは独軍に比べ明らかに火力で劣ります。なにせ装備がライフルと手榴弾だけで軽機関銃がないのです。この足の速さは大きな魅力ですが大戦後半では厳しいかもしれません。BA-20は将来的にはRecon Tankへのアップグレードを図ります。 III.騎兵中隊 17xCossack 3x82mm Mortar コサックがいかに「使える」部隊かは以前も書き込みました。使ってみると軽機関銃がないので火力がやはり不足がちですが、投入する場所さえ間違わなければ気になりません。基本的には森林や建物などの射界の開けないところで威力を発揮します。足が長いので退却する独軍歩兵をおいつめて確実にdisperseさせられます。大戦後半は火力不足でしょうから、将来的に親衛赤軍中隊にしたい(Guardx10,HMGx3,Engineerx4,82mmMortarx3)ところです。迫撃砲は最初は安い50mmMortarにして、アップグレードで82mmに…と悩みましたが、よくよく見ると50mmMortarのコストは28、82mmMortarのコストは30、あまり悩む必要がなかった… IV.機械化歩兵中隊 1xMotorcycles 9xScout 機械化歩兵と行ってもSAFSとかPKAとかではありません。何のことはないタンクデサント部隊(になる予定の部隊)です。タンクデサントも軽機関銃を装備していないので火力不足ですが、そもそもこの部隊は戦車に随伴することが使命です。損耗も激しいでしょうから(戦車はとかく敵の砲火を引きつけます。タンクデサント兵士の平均寿命は2週間と言われていました)、コスト25の安さが魅力です。将来は全分隊をタンクデサントにします。 V.戦車中隊 10xSU-12 2xBA-20 これも以前紹介したようにAssault Gun Btnをそのまま購入したものです。SU-12を最優先でT-34にアップグレードしていきます。SU-12は短砲身76.2mm砲装備で、歩兵相手にはそこそこ使えますが、側面、後面に装甲がないので反撃でやられます。BA-20はKV-1などにアップグレードして重戦車小隊にする予定。 VI.砲兵中隊 4x12.7mmAAMG 16x76.2mm Inf Gun 対空砲小隊、対戦車砲小隊、重迫撃砲小隊、ロケット砲中隊になる予定のやつらです。12.7mmAAと37mmAAを比べると歩兵相手には12.7mmAAの砲が効果的なのですが、射程や対装甲火力を考えると37mmAAの方が優れていると思いますので、将来的には37mmAAにアップグレードです。対戦車砲は76.2mmATGで決まりですが、41年8月からは76.1mmZIS3 ATGが登場します。こいつは貫通力でやや劣る(84:78)ものの命中率が高い(ACC 9:14)という悩ましいやつで、どちらを選択したものやら… V.支援大隊 38xPack Mule …もはや何も言うことありません。今のところはお荷物部隊です。将来はトラックとか、ハーフトラックとか、戦車が不足するようなら突撃砲とかになるでしょう、指揮官能力はArm属性なので、戦車などにアップグレードしても困りません。 計111部隊、今は使えないユニットばかりです。困ったことに機関銃が車載のものしか配備されていません。さて、これでRS 3面をクリアできるのかどうか… |
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1941年7月3日 Slonim 標準ターン:22 さて、今回はズルはなし! まともに退却作戦を施行します。全ユニットは全力で南下し、前回同様、道路から丘陵地帯に抜け、渡河します。 「前回はVHの脇のRetreat HEXから退却していたため、退却ポイントが入っていなかった」ことが判明、赤面の至り。VHにスタックしているとターン終了時に退却し、ポイントが入るんですね…。 なにしろ足の遅いPackMule(5HEX/ターンしか動けない)が大量にいます、同じヘクスにスタックするのに追加移動力を使うシステム上、最短経路を通っても徐々に隊列が長くなってしまいます。丘陵地帯に到達する頃には3×10ヘクスぐらいの大渋滞になってしまいました。唯一の助けは森林も普通に通過できることと河でもスタックしないことでしょうか。 途中経過は前回と同様の流れで、結局徴集兵と工兵が計3個小隊ほど独軍の包囲に捕まってしまいましたが、ほかの部隊は無事脱出、1万点くらいのポイントを確保しMVとなりました。 今回の反省 VHから脱出しましょう。でも、VHの2ヘクス隣に退却ヘクスがあるのは…ひっかけ? |
junkers | 1面 | 8時間 | ☆☆☆★(3.5) | C&C以外オン | − |
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このマップを見るのもいやになるくらいプレイを繰り返した記憶があるRS第1面。ver1.4では第一防衛線の戦力がまるで役に立たなかったためにかなりつらい思いをしました。今回はどうなることやら。 さて、なんだか注目されている(笑)コア部隊の編成です。今回も「なんだか史実っぽい部隊編成」をテーマにして編成してみました。 【編成】 I. 大隊本部 1×HQ (大隊司令部 Pashkov大佐) 1×SMG小隊 (司令部スタッフ Chemir-Agly大尉) 1×FO (大隊通信班) 1×sniper (Zaitsev少尉・趣味(笑)) 2×Mule Pack 2×Ammo Carrier II. 偵察中隊 1×BA20 (中隊司令部 Stolypin大尉) 5×BA20 (1ヶ装甲車小隊) 3×Motorcycles (1ヶオートバイ小隊) 4×Cossack (1ヶ騎兵小隊) III. 戦車中隊 1×SU12 (中隊司令部 Bunin大尉) 2×BA20 (1ヶ装甲車分隊) 9×SU12 (3ヶ戦車小隊) IV. 機械化歩兵中隊 1×Motorcycles (中隊司令部 Plotnikov大尉) 2×Motorcycles MG (1ヶ中機関銃小隊) 9×Scout Team V. 騎兵中隊 1×Cossack (中隊司令部 Petrov大尉) 16×Cossack (4ヶ騎兵小隊) 3×82mm Mort Sqd (1ヶ迫撃砲小隊) 18×Mule Pack VI. 砲兵中隊 12×76.2mm Inf Gun 6×Mule Pack 4×37mm AA (対空小隊) 4×Mule Pack …計109ユニットですね。多すぎですね。推奨ユニット数を遙かに超えています。はは。 とはいえ、戦闘ユニットは装甲系 18、歩兵系 37、砲兵系 19で計74ユニット、残りは輸送部隊です。今回の編成の特徴は歩兵主体の軍であること、十分な輸送力が備わっていること、最初からAmmo Carrierを配備したことでしょうか。マニュアルには輸送部隊はいらないと書いていましたが、なにしろLong Long road to the victoryキャンペーンで輸送力のなさに苦しんだ記憶があるもので… 【サポート】 LaGG-3×2 76.2mmATG×1 |
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【作戦】 前回verではなすすべもなく防衛線が蹂躙され、HQエリアまで敵が迫ってきた記憶がありましたが、今回は意外と大丈夫そうな印象なので、ドラゴンティースは購入せず、第1防衛ラインではゆっくりと後退、増援のAUX歩兵2ヶ小隊をDubnoに投入しここを防衛拠点とします。コア部隊は第2防衛ラインを形成しつつ後方からDubnoを支援することにします。コア部隊の貧弱な装甲戦力はHQエリアの防衛に使用します。 【1〜5T】 前回verでは、敵はBrody南西の集落から迂回して突破してきたが、今回はBrody正面から攻撃を図る模様。Brody南西の集落からは道路を縦射できる中機関銃を残して撤収し、Brodyに2ヶ歩兵小隊を集中する。基本的には村落の外殻には兵をおかず、その内側の建物に2スタックで兵を配置、建物にとりついた敵は2ヘクスの距離から2分隊で臨機射撃するようにする。 Dubnoには初期展開兵力が徴集兵なので撃ちあいが苦しい、しかも砲撃でどんどん建物がshell holeになっていく。ここもゆっくりと下がりつつ敵の偵察部隊を中心に出血させていく方針とする。 前線で苦しい戦いが続いている間に高地1にコアの37mm対空砲や虎の子の76.2mmATGを展開する。もちろんDefend体勢にし、In Cover獲得を最優先する。 【6〜10T】 こちらの対装甲火力が全然ないので、戦車を投入されると苦しい…。Brodyでは偵察部隊を排除したところでIV号戦車の突入を受け、歩兵が後退。しかしBrody南西の集落から250mもの距離をを押しがけしてBrody市内に移動していた45mmATGがこのIV号を側面から撃破! Dubno-Brody間で潜んでいた45mmATGも35(t)式戦車とIV号戦車を食う。LaGG-3も運良く毎ターン飛来してはIV号戦車を集中的に攻撃してくれる。 Dubno防衛は苦戦中。敵戦車は単独で進出してきていて、一見カモなのだが、対装甲火力が全然ないのでなすすべがない。徴集兵がウラーの声とともに近接強襲を繰り返し、なんとか38(t)式戦車を撃破するも、こちらの抑圧は上がりまくりで全然割に合わない。そんななか76.2mmInf Gunが250mの距離でIV号C型を側面撃破し、全軍の士気を鼓舞する。 【11〜15T】 Brodyにはもう戦車が来ないようだ。何とか守りきれるか。Dubnoにはさらに大量の戦車が出現。中心部を奪われてしまった。件の76.2mmInf GunはさらにIII突B型を1両撃破したところで力尽きたが、別の76.2mmInf GunがIII突B型をもう一両撃破。Dubnoを蹂躙した戦車部隊がBrodyにくるときわめてまずいのだが…、やはり独軍は装甲戦力をBrodyにシフトしてきた! Brodyには対戦車砲が1門しかない、どこまで保つか。 高地2をめぐる激戦は続く。北からの独軍増援が瞬く間にこちらのT-28を撃破していく。T-28が弱すぎて思わず涙が出る。ようやっとのことで高地1に陣取った赤軍唯一の76.2mmATGがin Cover状態になり、早速高地2に進出してきたIV号戦車を撃破。これで高地2に一時的にしろ敵戦車はいなくなり、互角の戦いになるだろう。これに対し、独軍は高地2方面に北からの戦車兵力を差し向けるようだ。高地1に対処するために随伴歩兵も降ろしだしている。高地1の北端に張っているコアの37mmAAは撃破数6になったがもう撤甲弾がない。じり貧だ。 【16T〜】 敵も味方も歩兵の損耗が激しくてまとまった戦線が形成できない。ある意味東部戦線的である。Brodyは突入してきた敵戦車がVHを確保すると、さっさと東進してしまったので、ここでも歩兵同士の互角の戦い。Dubnoは中心部のVHに隣接して赤軍Rifle兵の4スタックがいるのだが、次の1歩が出せない。煙幕を張ろうにも82mm迫撃砲は1ヶ小隊全部故障しているのだった。 終了直前の状況をみるに、Brodyは総兵力が1ヶ小隊程度に損耗したもののVHをしっかりと確保。Dubnoは東端のVHのみをかろうじて確保、戦力も2ヶ小隊程度になってしまった。Lutsk-Rovnoにはとても手がだせない。高地2は正面(西)に敵歩兵、後背に敵戦車だが、かろうじてVHは確保。高地1には敵は侵入できていない。もちろんHQも無事である。 まぁ、緒戦はこんな所か、大祖国戦争はまだまだ続くのである。 【結果】 スコア 10273:2877(MV) 赤軍損害:Men481、Art6、AFV7。 独軍損害:Men678、APC6、AFV35。 コア損害:Cossack×4(高地2をめぐる戦いで壊滅) 【感想】 まあ、我ながらよくも飽きずにこの面をやっていますなぁ。たぶん5回目。今回も土曜日が完全につぶれてしまいました。強力な独軍もさることながら、最大の敵は自分が集中力を切らすことでしょう。後半は体勢Defendにするのを忘れていました。 気が付くと82mm迫が3門とも故障していたのが予想外の展開で、結局Dubno中心部のVHをとれなかったのは煙幕がなかったせいにしておきます。LaGG-3はそこそこ活躍、戦車5台くらいを撃破しました。あとは対戦車砲、対空砲の活躍が大です。っていうか戦車が活躍しなさ過ぎ。T-28は全滅と引き替えにII号と装甲車をあわせて3台くらい倒したのかな?やはりT-34がないと戦車を有機的に使うのは難しそうです。対空砲と中〜重機関銃は射程を14くらいに設定してみましたが、もう少し長めでもよかったかな? 皆さんは各ユニットのRange設定をどうしてるのですかね。小生は歩兵は2〜4、対戦車砲は6〜8くらいに設定しています。 ver1.4に比べると明らかに戦力に余裕があったので、冷や汗をかきながら戦闘…という雰囲気ではなかったです。HQエリアにはT-35もKV-IIもいましたし、コア戦車部隊(張り子の虎だが…)も控えていました。高地1に対戦車砲、機関銃で縦深陣をひいたので、HQに敵が到達するまでに敵を消耗させることもできたでしょう。 次シナリオでは兎に角T-34が必要でしょうね、やはし。 |
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junkers | 2面 | 5時間 | ☆☆★(2.5) | C&C以外オン | − |
1941年6月26日0500時 有効視界8 標準ターン19 独軍の橋頭堡をつぶし、かつ本拠地のVHを死守するという任務。前回はドラゴンティースで進撃路を限定し、5重の地雷原で独軍を寄せ付けなかった記憶があります。ver1.5になってどのように内容が変化したのでしょうか… 【アップグレード】 T-34に全部(SU12→T-34)×3、あまりでタンクデサント×2とトラック×1を購入。 【サポート】 前回活躍のLaGG-3×2、残りは地雷を購入。 |
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【作戦】 Nor司令官閣下の戦闘記録を見るに、今回の独軍は後方の橋頭堡が蹂躙されても無視して進撃するようなことはないようですので、厚い地雷原の後方には司令部、迫撃砲、対空砲、歩兵砲をずらりと並べ、側面からメイン部隊、コアの機械化歩兵、騎兵、戦車が独軍を強襲し橋頭堡を奪取、AUXは陽動目的に戦線中央の村落を攻略する作戦とします。そういえば、前回も後方のHQ付近に迫撃砲を配置したために敵橋頭堡に砲撃が届かないという事態が発生していたのですが、この記録を書くまですっかり忘れていました。駄目駄目ですな、わし。 【1T〜6T】 前回同様に高地付近で村落への増援部隊と思われる、1ヶ歩兵小隊と2両のIV号戦車からなる敵部隊と遭遇、AUX部隊の村落攻略を助けるためにもきっちりと殲滅する。撃ち漏らしたIV号戦車はLaGG-3が撃破した。コア部隊はそのまま敵橋頭堡に突入。至近距離から75mm歩兵砲の直射を受けてBA20が炎上するもオートバイ兵がこれを撃破する。 村落は1ヶ中隊分のAUX歩兵がスクラムを組んで突撃、きちんと煙幕を張っていたので大した損害もなく攻略。ひとまずは防衛線を築く。 【7T〜12T】 橋頭堡をあっさり攻略できるかと思ったら、橋頭堡にはIII号戦車の1ヶ小隊が!。先行していたオートバイ兵を蹴散らしながらIII号G型が顔を出す。T-34の射撃…外れ!、III号の射撃、はじいた!、なぜかSU12が臨機射撃…撃破!。続いて出現したIII号もSU12が撃破!…強いじゃん、コイツ。 腰を落ち着けて撃ち合えばIII号ごときはT-34の敵ではない。12ターンまでには橋頭堡を制圧。ついでに見つけた独軍のHQも破壊しておく。 村落は防衛体制を整えるまでもなくネーベルベルファーの凶悪な砲撃をくらい、混乱したところにII号戦車とII号火炎放射戦車の突撃をうけ、あっさりと叩き出されてしまう。しつこく迫撃砲を撃ち込み、II号火炎放射戦車はLaGG-3に撃破してもらい、再突撃。しかし、絶妙なタイミングでのネーベルベルファーの砲撃でまたも攻撃失敗。いったん下がることにする。 赤軍HQ正面は、まだ平和。 【13T〜】 橋頭堡を保持すべく部隊を再展開している最中に独軍の反撃。橋頭堡北方の森伝いに工兵とハーフトラックが展開させているようだ。森林内で工兵相手だと戦車はいいカモになるので、ここはコサックが頑張る番である。2スタックによる臨機射撃で敵を消耗させる。が、赤軍にはハーフトラック程度の装甲ですら有効な兵器がない。ハーフトラックへの射撃の巻き添えで同ヘクスにいたコサックを吹き飛ばしてしまった、まぁ、事故だ。 村落からII号戦車が消えたと思ったら橋頭堡に引き返してきた。SU12がまたも1両撃破するが、こちらも1両やられた。やっぱり弱いじゃん。 赤軍HQ正面には歩兵しかやって来ず。12門の歩兵砲と4門の対空砲で簡単に制圧。北端から回り込もうとした敵も敵ではない。お返しにネーベルベルファーの砲撃が来たが、祈りが通じたのか、大した損害はナシ。なんとかなったな… 【結果】 スコア 6627:850(DV) 赤軍損害:Men171、AFV2、Air2。 独軍損害:Men660、Art9、SV18、APC16、AFV13。 コア損害:BA20×1、Cossack×1、SU12×1、MotorcycleMG×1。 【感想】 前回verでは対岸に敵対空砲部隊がいたのかどうか…。Nor司令官閣下のように逆渡河はしなかったのでわかりません。敵の思考パターンは、VH優先で移動するようで、村落のVHを取った後は戦車は橋頭堡に引き返していきました。橋頭堡のVHをギリギリまで取らなければHQ正面に殺到していたのかもしれません(その場合、HQ付近にはまともな対戦車砲がないので大変だったでしょうが)。 MotorcycleMGはタチャンカと同じような使い方ができますが、火力が弱い(7.62mm DP軽機関銃:7.62mm Maxim重機関銃)のが欠点です。兵員が少ない(3人)のもタチャンカと一緒ですが、射程が短いので射撃戦に巻き込まれてすぐに壊滅してしまいます。。唯一、足はこっちの方が速いですが、火力はタチャンカ、コストもタチャンカの方が安いですね。 |
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junkers | 3面 | 6時間 | ☆☆☆ | C&C以外オン | − |
1941年6月27日1300時 有効視界12 標準ターン22 【アップグレード】 BA20とコサックを修理。アップグレードはとにかくT-34を!ということでSU-12→T-34×3とします。余ったポイントでMotorcycleMG→タンクデサント、MotorcycleMGは兵員数が少なすぎ(3〜4人)て、全然撃ちあえません。 【サポート】 ver1.5になってからどのシナリオでも航空支援が使えるので、今回もLaGG-3を購入。ルフトバッフェは何をしてるのやら…。あまりでトラックを購入。 |
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【作戦】 この面はver1.4で一度経験しているので要領はわかっている、はず。キモは大量のドナドナ…もといコアのMule Pack(歩兵砲、対空砲計16門を満載)を無事に脱出させることにつきます。Mule Packのポイントは 1.足が遅い。 2.不整地走行もらくらく。 3.浅瀬でない川でも渡れる。川でもほとんど移動速度が落ちない。 4.走行不能になることがない(未確認)。 といったところです。不整地でも移動力が落ちないので、このマップではいかに早く南の丘陵地帯に入るかがポイントです。さらにもう一点、足が遅い割にやたらと高価なAmmo Carrierを最優先で移動させることでと、これを失うことは勝利得点の面からも修理費用の面からも避けたいところです。 基本的には前回と同じ作戦、すなわち全力で南下し東渡渉点より速やかに渡河、脱出するというシンプルな作戦です。開始時砲撃は気前よくルートの左右に煙幕をばらまきます。 【1T〜5T】 コア部隊は自前で輸送手段を確保しているのでトラックにはゆとりがある。よって、工兵、ライフル歩兵は全部トラックで脱出させることとし、徴集兵は輸送力にゆとりがあれば乗車、他は徒歩で南下することとする。まずはオートバイ・BA20が進路のつゆ払い。丘陵地帯に少数の敵がいるようだ。T-34およびSU12でいぶりだし、オートバイがとどめをさす。反撃でSU12を1両失う。本当にSU12は撃たれ弱い、ライフル弾でやられるとは…。 AUX部隊の中〜重機関銃はT-26に搭載可能なので、極力T-26にて輸送する。一部の徴集兵は敵の足止め用に現戦線を維持・残りは後退しつつ本隊を支援する。 【6T〜11T】 輸送力的には徴集兵の一部も乗せられるはずだが…早速トラックが故障しはじめる。直るのを待ちたいがそんな悠長なこともいってられないだろう。とりあえず車両を放棄、と、クルーがいない…もしや!。…やはりTank Toughnessが1636%になっていた。セーブして、prfファイルを削除する。無事再開。 Pack Mule部隊はやっと丘陵地帯に入る。なんとかなりそうだ。もちろんAUXの82mm迫もトラックに乗せている。こいつは後で煙幕を張る大事な役目があるのだ。 【12T〜】 Pack Muleが渡渉点に到達したのが14ターン前後。トラック部隊は遥か前に渡河しているし、前述のように河はPack Muleにとっては障害物ではない。ので渋滞もなくスムーズに渡河。脱出ヘクス周辺に特殊部隊が出現しこちらのスナイパーがやられた(ザイチェフが〜!)が、T-34とタンクデサントで制圧する。敵戦車が東に出現する頃にはPack MuleもAmmo Carrierも脱出に成功。II号戦車を1両撃破して全部隊撤収! とはいえ村落付近では徴集兵が独軍の大群に飲み込まれてしまっていたのだった。安いからしょうがないよな…。しかし独軍多すぎ、こんなだからTank Toughnessバグが発生するんだよな。 【結果】 スコア 14651:3207 (MV) 赤軍損害:Men223、SV1、AFV4。 独軍損害:Men212、AFV5。 コア損害:SU12×1、sniper×1。 【感想】 もう少し緻密に計算していたら徴集兵も大部分が撤収できた気がします。よく考えるとコアのPack Mule(歩兵中隊の輸送用)はかなり余っていたので、それらも徴集兵の輸送に使えたかもしれないです。(ただし、乗車させるときに余剰人員を切り捨てねばならないハズ)。今回のコアはほとんどが騎馬だったので丘陵地帯に入ってからの移動はかなり楽でした。ちなみにコサックも渡渉地点を選びません。ただのwaterなら入れます。 |
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junkers | 4面 | 3時間 | ☆☆☆★(3.5) | C&C以外オン | − |
1941年8月16日1300時 有効視界10 標準ターン20 【アップグレード】 予算は500円。前回惜しくも戦死された伝説のsniperザイチェフの替わりを補充、Bagranyan少尉。撃破されたSU12はT-34にアップグレード。 SU12→T-34 m41 ×4 76.2mm Inf Gun→120mmMortar ×3 我が大隊のモットーは「輸送手段のないものアップグレードすべからず」なので、120mm迫にあわせて Mule Pack→トラック(GAZ-AA)×1 も追加。500ポイントきっちり。 【サポート】 前回ver同様にドラゴンティースで敵の進行方向を制限する作戦にします。ので、Mineに全部。 |
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【作戦】 コアは東側戦区を、AUXが西側戦区を受け持つのは配置的にもVHの配分的にも仕方ないでしょう。基本的にはZone1-2正面にとぎれなくドラゴンティースはり、敵が中央(Zone3)のCommand Post正面に迂回してくるように仕向けます。こうすることで 1. マップ東端(Zone1)を南下する敵装甲戦力は森を横切って中央(Zone3)に戦力をシフトしなければならない。 2. 上記によりマップ中央を南下する戦力とのタイムラグを生み出し、戦力の逐次投入を強いる。 2.5 もしかしたら森の中で走行不能になる戦車もでるだろう。 という、なんだか巧妙な作戦のように見えてやたら消極的な作戦をとります。いや、DVは無理に狙わないということです。 【1T?5T】 前回ver同様、戦端はZone4で開かれる。小径を挟んで独軍との激しい小競り合い。基本的に射撃戦は不利(ライフル歩兵分隊は軽機関銃火力で独軍のMG34に劣るし、コサックに至っては軽機関銃を装備してない)なので、森林の最外殻には兵を配置しない。1ヘクス内側に2ヘクス間隔で2スタックでコサックを配置、いわゆる「ZOCを張る」というやつである。こうすることで森林に進入してきた独軍は1ヘクスの距離からコサックの最大火力(ライフル+SMG+手榴弾)による臨機射撃を受け、退却するか動けなくなるかする。退却した独軍は射線の通る小径上で目を回しているので、自軍ターンにタチャンカや軽戦車で追加ダメージを与えられる。これでZone4は敵を寄せ付けない。この辺りは退却してきたAUX部隊が第1ターンからマップ上にいる今回verの方が展開しやすくて楽だな。 Zone1、Zone3はドラゴンティース付近に引き気味の戦線を張る。突出しすぎている対戦車砲は全力で後退させる…が、逃げ切れなかった!。Zone1に独軍の大機械化部隊が出現。まあ、マップを見ればZone1が一番開けていて戦車向きか。 【6T?10T】 Zone4に独軍怒りの反撃。スツーカがAUXのSU12を撃破!…全然悔しくないな、むしろラッキー。これにヒントを得て、対戦車砲を展開し終えたWagonは街道上の見晴らしのいい所に置いておき、あわよくば損害担当艦になってもらうことにする。続いて105榴・150榴の全力射撃が来る。さすがに150榴は威力がある、よく見ると小径上の独軍歩兵もどんどん巻き込まれて消散していく、ひー。少し戦線を下げようとするが前線のコサックは目を回し、後方の機械化部隊は浸透してきた偵察部隊の強襲を受けて虎の子のKV1すら失う始末。これを避けるために先行させるべき歩兵が足りない! Zone4-3間の小径にもII号戦車が出現、小径両脇に隠蔽していたコサックが近接強襲で撃破、しかし敵も小径周囲を歩兵が迂回してきている。小径脇に展開中の対戦車砲がIn Cover状態になる前に背後からの独軍歩兵によって損害を受けだす。今度は俄然ここが戦闘の焦点になってきた。小径を進撃してきたII号戦車の1ヶ小隊は至近距離からの対戦車砲の十字砲火で壊滅させたが、38(t)とIV号戦車も出現し始めた。急遽T-34の1ヶ中隊を派遣する。 独軍歩兵は森林より浸透戦を展開しているようなので後方に回り込まれると厄介だ。コアのコサックを途切れないよう配置し警戒戦線をはる(いわゆるZOCのラインを作るというやつだ)。 Zone3を南下してきた敵歩兵はカチューシャの砲撃で吹き飛ばす。ここは全然突破される気がしない。とはいえカチューシャも無限ではないし戦車にはあまり効かないので、T-34を2ヶ小隊・6両展開させたところ、早速IV号戦車の1ヶ小隊を撃破。 Zone1は色気を出してドラゴンティース北側にコサックを展開させたが、これが失敗。尋常でない戦車の大群に叩き出される。支援すべき76.2mm歩兵砲群も貫徹力がなさすぎて逆に戦車にいいように撃たれてしまう。歩兵砲は高価なので壊滅は絶対に避けたい、In Cover状態なのをいいことに臨機射撃は禁止、射撃も1ターン1回に制限する。どうせ当たっても効かないんだし。 【11T?15T】 11Tの時点でZone1を南下してきた独軍戦車部隊はまだZone1とZone2の間の小川を渡河している段階。Zone3正面に到達するのは最終ターン頃だろう。本来ならばZone1-2の小川を渡河する独軍戦車は無防備に横腹をさらしており、絶好のカモなのだが、76.2mm歩兵砲の貫徹力ではIII号J型はおろかIV号D型の側面装甲すら貫通できない、37mmAAも然り。頼みのT-34はZone3正面の死守ラインに2ヶ小隊が、Zone4-3での独軍機械化部隊をくい止めるのに1ヶ小隊が展開しており、あと1ヶ小隊があれば…、いや、76.2mm対戦車砲さえあれば…。 12T開始時にスツーカの襲来。どう考えてもZone3のT-34をねらっている。イヤ、やめてー! その願いが通じたのか37mmAAの全力射撃でスツーカは撃墜されたのだった。 徐々に敵の主力戦車部隊はZone2-3へと西進する。東西に走るドラゴンティース上には赤軍随一の対戦車兵器「モロトフ・カクテル」を装備したタンクデサントが2スタックで待ちかまえる。臨機近接強襲が駄目でも自軍ターンに1ヘクス西に移動すると独軍戦車はノコノコと向こうから来てくれるのでいつかは撃破されるのだった。 【16T?】 独軍の浸透が進みこのシナリオも戦線がぐちゃぐちゃになってきた。「現況ではあらゆる所に敵がいる」との大隊長Pashkov大佐の訓辞。Zone4のVHを守るコアBA20が敵の偵察兵に近接強襲を受けて撃破される。できるだけコア部隊は安全圏にいるようにしてきたのだが、今回は隣接されるまで発見できなかった。 Zone1もコサックの損耗が激しいためドラゴンティースを越える独歩兵に押され気味。煙幕を展開しVHを死守する作戦に変更。 Zone3正面には結局敵戦車は殆ど間に合わず。タンクデサントは4両ほどの敵戦車を食った。結構な損害も受けたがドラゴンティースという絶対安全圏に退却できるので壊滅した部隊はナシ。途中でカチューシャの1台が故障するというハプニングもあったが、最終的にはマップ南側のVHは大部分を保持、今回もなんとかなった。 【結果】 赤軍:独軍 9935:2220 MV 赤軍損害:Men 356、Art 4、AFV14。 独軍損害:Men 726、SV 2、AFV 37、Aircraft 1。 コア損害:BA20×1、Cossack×2。 【感想】 マップ西側で不注意な移動から戦車部隊が大損害を受けてしまったのが失敗でした。基本的にこういうマップは歩兵・騎兵向きで走行車両は歩兵とスタックしていないと厳しいですね。1両+1ヶ歩兵分隊のスタックが一番効率よいのかな? 結局コアの損害は3ユニットのみでしたが、AUX部隊は40%以上が壊滅してしまいました。コアをひいきしすぎかも。 |
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junkers | 5面 | 4時間 | ☆☆☆ | C&C以外オン | − |
1941年9月20日1800時 有効視界15 標準ターン24 【アップグレード】 BA20×1、Cossack×1を修理。アップグレードは消散したCossackを12.7mmDShK HMGにしたほか、 76.2mmInf Gun×2 → BM-13 Katyusha×2 76.2mmInf Gun×1 → 120mm Mort Sqd Mule Pack → GAZ-AA としました。「着弾の散らばらない迫撃砲、散らばるが威力のない76.2mmFH」に対する私なりの回答がカチューシャです。一回の斉射で弾薬を打ちつくすのが弱点ですが、そのためのAmmo Carrierです。 【現編成】 I. 大隊本部 1×HQ (大隊司令部 Pashkov大佐) 1×SMG小隊 (司令部スタッフ Chemir-Agly大尉) 1×FO (大隊通信班) 1×sniper (Bagranyan少尉・まだ一度も発砲していない(涙)) 2×GAZ-AA 2×Ammo Carrier II. 偵察中隊 1×BA20 (中隊司令部 Stolypin大尉) 5×BA20 (1ヶ装甲車小隊) 3×Motorcycles (1ヶオートバイ小隊) 4×Cossack (1ヶ騎兵小隊) III. 戦車中隊 1×T-34 m.41 (中隊司令部 Bunin大尉) 2×BA-20 9×T-34 m.41 (3ヶ戦車小隊) IV. 機械化歩兵中隊 1×Motorcycles (中隊司令部 Plotnikov大尉) 1×Motorcycles MG 5×Tankodesantniki 5×Scout Team V. 騎兵中隊 1×Cossack (中隊司令部 Petrov大尉) 15×Cossack (4ヶ騎兵小隊) 1×12.7mmDShK HMG 3×82mm Mort Sqd (1ヶ迫撃砲小隊) 18×Mule Pack VI. 砲兵中隊 2×BM-13 Katyusha(ロケット砲小隊) 6×76.2mm Inf Gun 4×120mm Mort Sqd(重迫撃砲小隊) 2×GAZ-AA 4×Mule Pack 4×37mm AA (対空小隊) 4×Mule Pack おお、なんか頼もしいぞ。本当なら歩兵中隊は3ヶくらいないと大隊の兵力配分が偏ってしまう(異様に砲兵・装甲戦力の充実した大隊になる)のですが、ゲームだし仕方ないかな。大隊本部と戦車中隊が完成したので、今後は機械化歩兵中隊をタンクデサント化することと砲兵中隊を補充していくことが急務となりそうです。しかし、機関銃の少ない大隊だなぁ。 【サポート】 今回はポイントなし |
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【作戦】 前回同様にコアは脱出ポイント付近の制圧・維持を、AUX部隊は収容所−村落付近の確保を任務とします。捕虜を救出した後は速やかに撤収です。 【1T〜6T】 北からの2本の道路が前回ver同様に独軍の進撃路になると予想されるので事前砲撃を行う。交差点付近も前回は敵がいたような気がするので砲撃。続いてオートバイ兵が強行偵察、やはり交差点付近には敵がいたが、皆目を回している。T-34が突進し、タンクデサントが至近距離から射撃、50mm対戦車砲も一発も撃たせずに交差点は確保した。北からの独軍に備え、37mmAA、SMG小隊、機関銃を配備する。 村落に続く道路を南下してきた独軍ゲシュタポ及び護衛部隊とコアの戦車隊が遭遇。装甲車ごときはT-34の敵ではない。大量の歩兵にはここぞとばかりにカチューシャを使う。爽快感あふれる砲撃にて敵は大打撃。こういう場面でとどめに火炎放射戦車を使うのが正しい兵法なんだろうなぁ>火炎放射戦車は移動力が足りずにまだ前線に到着しておらず。 【7T〜12T】 AUX空挺小隊と120mm迫の砲撃支援で収容所付近の監視兵を排除。将兵団をバスに乗せる。道路の両側面はAUXのT-34とタンクデサントが確保しており通行に障害はない。足の遅いYAG-6が遅れがちで、それを待つT-34部隊も気が気でない。たぶん独軍はすぐそこまでせまっているはず。と思ったら独軍出現。オートバイ、装甲敵弾兵、偵察車に戦車。しかもなんだか四方八方から迫ってくる。 ここぞとばかりに弾薬を貯めていたカチューシャを再び使う。足止めの射撃で密集していた独軍歩兵小隊が次々と消散していく、実に気分爽快である。 ありがたいことに戦闘序盤で移動不能になっていたコアのオートバイ分隊(機械化歩兵中隊長ユニット!)がやっと移動可能になる。たぶん仕様ミスだと思うがオートバイは移動不能になっても乗員が脱出できないし、オートバイを輸送できるトラックもない(輸送コスト255)ので、移動不能になったオートバイは死を待つのみ、なのだ。 【13T〜】 早くも独軍が士気崩壊を起こしてしまった。別にDVにならなくてもいいので容赦なく砲撃を続ける。同時に撤収を続ける。18Tには全部隊が撤収し、無事にクリア。おちついてやれば何とかなるってことで。 【結果】 赤軍:独軍 26984:4751 (DV) 赤軍損害:Men 58、AFV 5。 独軍損害:Men 460、Art 2、SV 15、APC 3、AFV 28。 コア損害:なし 【感想】 序盤の強行偵察で予想以上にオートバイ兵が消耗してしまいましたが、全滅した部隊はありませんでした。移送路側面さえ確保してしまえば撤収には問題のないマップといえます。独軍増援部隊の出現位置も、「いかにも」っていう場所からなので問題なし。 Hero of the Motherlandキャンペーンでもそうでしたが、カチューシャの威力は抜群です。撃ちどころを間違えなければ戦況をひっくり返せます。対AFVは期待しない方向で。 |
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junkers | 6面 | 5時間 | ☆☆☆ | C&C以外オン | − |
1941年10月1日0700時 有効視界18 標準ターン20 【アップグレード】 予算は350円。前回はコアの損害が無かったので、 76.2mm Inf Gun → BM-13 Katyusha ×2 Cossack → Engineer Sqd×4 Mule Pack → GAZ-AA ×1 としました。ギリギリ工兵の移動手段が確保できましたが、そろそろトラックを増やさないと「移動手段のないアップグレードをするべからず」の我が大隊のモットーに反するかも。工兵の編成ですが、対戦中期〜後期の赤軍工兵小隊をみると第一・第二分隊は爆薬装備、第三・第四分隊は火炎放射器装備というのが定数のようですので、「史実に即した部隊編成」を目標とする我が大隊もそれに従います。その結果、我が大隊の戦闘序列は I. 大隊本部 1×HQ (大隊司令部 Pashkov大佐) 1×SMG小隊 (司令部スタッフ Chemir-Agly大尉) 1×FO (大隊通信班) 1×sniper (Bagranyan少尉・まだ発砲せず。偵察兵か君は) 2×GAZ-AA 2×Ammo Carrier II. 偵察中隊 1×BA20 (中隊司令部 Stolypin大尉) 5×BA20 (1ヶ装甲車小隊) 3×Motorcycles (1ヶオートバイ小隊) 4×Cossack (1ヶ騎兵小隊) III. 戦車中隊 1×T-34 m.41 (中隊司令部 Bunin大尉) 2×BA-20 9×T-34 m.41 (3ヶ戦車小隊) IV. 機械化歩兵中隊 1×Motorcycles (中隊司令部 Plotnikov大尉) 1×Motorcycles MG 5×Tankodesantniki 5×Scout Team V. 騎兵中隊 1×Cossack (中隊司令部 Petrov大尉) 11×Cossack (3ヶ騎兵小隊) 1×12.7mmDShK HMG 4×Engineer Sqd (1ヶ工兵小隊) 3×82mm Mort Sqd (1ヶ迫撃砲小隊) 17×Mule Pack 1×GAZ-AA VI. 砲兵中隊 4×BM-13 Katyusha(ロケット砲中隊) 4×76.2mm Inf Gun 4×120mm Mort Sqd(重迫撃砲小隊) 2×GAZ-AA 4×Mule Pack 4×37mm AA (対空小隊) 4×Mule Pack 独軍歩兵大隊の序列をみると、工兵の1ヶ小隊を大隊本部に配備するようになっています。我が大隊では工兵小隊を歩兵中隊附属にしていますが、赤軍の場合はどうだったのかな? 今後は残る4門の歩兵砲を対戦車砲にアップグレードするのが目標ですが、そうなると戦力的には砲兵「大隊」になりそうです。機械化歩兵のアップグレードも遅れがちなので、今後多くなると思われる市街戦対策として、早くタンクデサントの定数をそろえたいところです。 【サポート】 今回の作戦のキモ、Sappers×3、ツポレフG-2×3を購入。 |
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【作戦】 楽して勝つのがモットーの我が大隊ですから、当然橋を全部爆破することが目標です。独軍増援に川を渡らせないためにも2ターン以内に橋梁全部の破壊を狙います。そこで今回は "MarketGarden, Red"作戦 即ち橋梁4は爆破班の肉迫で爆破し、橋梁2および橋梁3は砲撃で爆破、橋梁1には橋梁に直接空挺降下したSapperが橋を爆破する!、という、なんだか英国第一空挺師団を小馬鹿にしているような作戦です。もちろんBGMはBand of Brothersのメインテーマで決まりです。 【1T〜3T】 準備砲撃として、橋梁4(鉄道橋)付近に煙幕を展開し爆破班の肉迫を支援、橋梁2・3にはそれぞれカチューシャ2門ずつ砲撃させる。これが上手くいき、橋梁2・3は1ヘクスを残し消散した。さあ、次だ。 チャララララーララー♪(鼻歌ソング・バンドオブブラザーズ主題歌) 3機のツポレフが3ヶ小隊のSapperを見事橋梁上に降下させる。Sapperが空挺降下の訓練を受けているとも思えないのだが、無事降下に成功、抑圧値は9〜15程度で第3武器(爆薬)は使用可能、あらかじめ橋の両脇には煙幕を展開してある。そして"Z"キー! BUGOOM! BUGOOM! こうして橋梁1の爆破に成功…。あれ?、向こう岸にSapperと爆破班が取り残されてしまった。ま、いいか。 3T開始までには全橋梁の爆破に成功。あとはこちら岸の独軍を排除するだけだ。 【4T〜8T】 ルフトバッフェが、きた。虎の子のコアT-34が撃破される。スツーカの急降下爆撃は本当に凶悪だ。周辺に展開していたAUX空挺部隊やコアタンクデサントも大損害を受ける。こっちにもスツルモヴクがあればなぁ。…空挺部隊あるならこっちが降下すべきだったのでは? でも爆薬ないか。 橋梁1付近以外では我が軍が優位に展開。ありあまる砲撃支援があるので対歩兵では優勢。ただし独軍のSS歩兵の火力は強力だ。こちらの偵察部隊が近接強襲で損害を受ける。偵察部隊の盾となるべきBA-20は明らかに装甲・火力とも不足で、装甲車を支援するべきオートバイは建物内に入れない。建物に入れるコサックは足が遅いので装甲車に付いていけない、でもって装甲車が近接強襲を受けてしまうのだ。うーん。 橋梁1では独軍戦車部隊はT-34(r)が先頭で、こちらの対戦車砲の歯が立たない。市街地を突破され、後方から展開してきたコアのコサックが近接強襲で足止めし、市街地から追っかけてきたコアT-34が後面から撃破する。そのコアT-34を市街地からIV号戦車が追いかけてきて…。なんだかトムとジェリーみたい。って、いや、違うだろ…。 【9T〜14T】 橋梁1を爆破したのに独軍増援がZone Aに散発的に出現する。これは明らかにズルである。よしんばIII号潜水戦車が川を越えてきたのだと無理に納得したとしても、I号重自走砲sIG33が川を越えてこれるわけがない。 砲撃支援のおかげで橋梁1付近にワープしてくる敵以外をほぼ駆逐したところで、盤内砲兵の弾薬が切れてきてしまった。あわててAmmo Carrierを移動、併せてHQ、FOも盤内砲兵付近に集結。しかし、122FHや155mmFHを移動できるトラックがないので、全部隊に弾薬を補給できない。しまったなぁ。 【15T〜】 中盤から終盤の主役はなんといってもPillBox。3基の砲台が10部隊以上を撃破。戦果のなかには独軍HQも含まれ、独軍は16Tには士気崩壊。士気崩壊対策に、VHを1個だけわざと独軍のものにしておいたのだ。19Tにその最後のVHを踏んで、さあ結果は… 【結果】 スコア 15381:4289(MV) 赤軍損害:Men 208、Art 4、AFV 4。 独軍損害:Men 713、Art 4、APC 2、AFV 30、Air 1。 コア損害:1×BA20、1×T-34。 【感想】 うーん、コア損害をできるだけ押さえつつ専守防衛に徹するという当初の作戦は達成できましたが、やはりDVにするには得点が足りないようですね。このマップで打ってでるとなると、橋梁1を越えつつ橋の向こうの爆破班と合流して下から突き上げる。可能なら鉄道橋から別働隊が南下して独軍を大包囲…、そんな戦力はないか。AUXに装甲戦力があれば可能かも。 いや、AUX部隊をツポレフに搭載できれば(実際は無理)、戦線後方に空挺1ヶ中隊を降下させて橋梁1を突破したコア戦車部隊とで独軍を包囲できるか?。…その場合川のこちら岸の防衛が手薄になるか。うーん、T-34がもう1ヶ中隊、いや2ヶ小隊あればなぁ。 そうそう、橋梁の中央部だけを破壊しておくと、独軍戦車が残された橋の上にスタックすることがあります。それを狙って砲撃で橋を破壊すると一気に1ヶ小隊を沈没撃破できますよ。 次のマップは防衛戦、そろそろ対戦車砲を購入しないと。 |
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junkers | 7面 | 5時間 | ☆☆☆☆☆ | C&C以外オン | MAP |
1941年10月1日1600時 有効視界8 標準ターン22 【背景】 結局わが軍の善戦もむなしくオリョル郊外で独軍は突破を果たした様子。シベリア兵連隊が郊外に展開したが、独軍は夕刻になっても攻勢をゆるめていないため、前回の戦闘から半日しかたっていませんがそのまま防御戦闘になります。…半日でアップグレードができて、いいのか? 今回の任務はDelay、得意の地雷原作戦を使いたいのですが、いかんせんサポートポイントがありません。 【アップグレード】 予算は300円。コア損害のT-34 1両と、BA-20 1両を修理、残りポイントで 76.2mm Inf Gun ×4→ 76.2mm ZIS3 ATG ×4 Cossack ×3→ Guard Inf×3 Mule Pack ×4→ GAZ-AA ×4 としました。今回は防御戦闘なので76.2mm ZIS3対戦車砲に期待です。また、コサックの1ヶ小隊を親衛赤軍歩兵小隊(Guard Inf×3、12.7mm DShK HMG×1)に変えて、かつ輸送手段も確保してみました。 それによって、以下のような編成になります。 【Pashkov麾下赤軍独立大隊序列】 I. 大隊本部 1×HQ (大隊司令部 Pashkov大佐) 1×SMG小隊 (司令部スタッフ Chemir-Agly大尉) 1×FO (大隊通信班) 1×sniper (Bagranyan少尉、実戦未経験) 2×GAZ-AA 2×Ammo Carrier II. 偵察中隊 1×BA20 (中隊司令部 Stolypin大尉) 5×BA20 (1ヶ装甲車小隊) 3×Motorcycles (1ヶオートバイ小隊) 4×Cossack (1ヶ騎兵小隊) III. 戦車中隊 1×T-34 m.41 (中隊司令部 Bunin大尉) 2×BA-20 9×T-34 m.41 (3ヶ戦車小隊) IV. 機械化歩兵中隊 1×Motorcycles (中隊司令部 Plotnikov大尉) 1×Motorcycles MG 5×Tankodesantniki 5×Scout Team V. 歩兵中隊 1×Cossack (中隊司令部 Petrov大尉) 3×Guard Inf、1×12.7mm DShk HMG(1ヶ親衛赤軍歩兵小隊) 8×Cossack (2ヶ騎兵小隊) 4×Engineer Sqd (1ヶ工兵小隊) 3×82mm Mort Sqd (1ヶ迫撃砲小隊) 13×Mule Pack 5×GAZ-AA VI. 砲兵中隊 4×BM-13 Katyusha(ロケット砲中隊) 4×120mm Mort Sqd(重迫撃砲小隊) 2×GAZ-AA 4×76.2mm ZIS3 ATG (対戦車砲小隊) 4×Mule Pack 4×37mm AA (対空砲小隊) 4×Mule Pack 大隊本部、砲兵中隊がほぼ完成しました。砲兵中隊は輸送手段がロバのままですが、まあ赤軍らしいということでいいでしょう。足が遅いのでコアの対戦車部隊が展開したラインは絶対防衛ラインにしないと、撤退するだけの機動力はありません。 機械化歩兵中隊のアップグレードが遅いですが、今回は防御戦闘ということでタンクデサントよりも親衛赤軍歩兵へのアップグレードを優先しました。 |
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【作戦】 じっとマップを眺めてみます。AUX部隊はDobraya Voda〜高地2南側の交差路〜Yermolaievo〜Krutaya Goraに展開しています。歩兵と軽対戦車砲に比べて機関銃の比率が少ないようです。コア部隊および予備のAUX軽戦車兵力はSenozhat付近に展開していますので、第2防衛ラインをDobraya Voda〜高地2南側の交差路〜Karpovoのラインとします。Dobraya Vodaは保持できなければ高地2を死守する方向で。 【1T〜4T】 なんといってもコア部隊を展開させなければならない。Karpovo方面にT-34の1ヶ小隊、対戦車砲2門、工兵1ヶ小隊を送る。高地2南面には残る全戦車兵力と親衛赤軍歩兵小隊、2ヶ騎兵小隊、対戦車砲2門と対空砲2門を投入する。 2Tから独軍が視界に入り始める。おおまかにDobraya Vodaと高地2、それにYermolaievoが攻撃目標のようだ。Dobraya Vodaと高地2はあまり下がりたくないので早くもカチューシャを投入。効果的なカチューシャの砲撃のおかげで高地2に対する独軍の圧力は相当に弱まった。 しかしDobraya Voda南面からはやたらと多量の独軍戦車が出現、T-34 2ヶ小隊との激しい撃ちあい。空挺歩兵も近接強襲で38(t)戦車を撃破してくれる。しかしDobraya Voda西面から独歩兵が浸透してきて、じりじりと後退する。対歩兵用にKV-IIか火炎放射戦車がほしいなぁ。 Krutaya Gora南面から独軍の2ヶ戦車小隊が北上、なぜかこの付近には軽対戦車砲が4門も配置されている。臨機射撃でたちまち38(t)式戦車4両が炎上、しかしIII号G型は硬くて軽対戦車砲では対応できない。 【5T〜9T】 Dobraya Voda南面にさらなる増援の独戦車が出現、海の中の孤島のように塹壕化した空挺兵が居座り、その隣接ヘクスにはT-34が6スタック(!)し、次から次に独戦車・装甲車を屠っていく。周囲には総計17両もの独軍戦車の残骸が散らばる。もちろん赤軍とて無傷ではなく、コアT-34が1両放棄され、空挺兵も大損害を受けた。なおこの戦闘には76.2mm ZIS3 ATも初の実戦参加をし、見事装甲車2両を撃破している(1門は1発も撃たずに故障したが…)。 投入しどころが悩ましかったAUXの軽戦車2ヶ小隊はYermolaievo正面に投入する。ここを抜かれると件のKrutaya Goraからの撤退部隊の退路を断たれてしまう。投入したら投入したで予備兵力がなくなってしまうのだが。 Krutaya Goraの軽対戦車砲小隊は独軍戦車5両の戦果と引き替えに全滅、損害に見合う戦果を挙げたと判断し、周囲に展開していたシベリア歩兵は北上させYermolaievoの防御にあてる。ところがKrutaya Goraを北上する独軍大部隊を発見!これに追撃され、壊滅。俄然こちらが戦闘の焦点になってきた。この地区を北上する独軍には捕獲KV-IやT-34もいる。8T開始時点でDobraya Voda〜高地2ラインは確保できると判断し、戦車部隊をYermolaievoに向けるが、道路がないので装甲車は大きく迂回しないといけない。高地2南面の交差点付近の防衛戦力が足りないので最後の予備、高地2にいたシベリア兵を配置する。機動力のあるコサック、オートバイはYermolaievoに送る。防衛体制はまだ整っていない。戦闘序盤で工兵をKarpovoでなくその先のYermolaievoに送れば良かったか…。 【10T〜14T】 Dobraya Voda方面は確保できると思ったが、全然甘かった!さらにII号戦車、つづいて装甲車の突撃。50〜100mの距離で2両のT-34が撃ちまくる。これらのキルスコアは30台に到達。しかしさらに38(t)式戦車も出現、どうしてこんなに戦車がいるのだ?シベリア歩兵に比べると撃たれ弱い空挺兵がどんどん消耗していく。コアのタンクデサントが代わりに建物にこもる、本来ならば攻勢時に使うべき兵なのだが…。タンクデサントは火力が弱いが、どうせ猛砲撃の爆煙で隣接するまで敵もこちらも見えない、隣接すれば短機関銃+手榴弾のタンクデサントでも十分な威力だ。おまけに近接強襲時にモロトフカクテルが威力を発揮、1ターンに3両連続で隣接してきた独軍戦車を撃破した時には思わず拍手。 Krutaya Gora方面に急遽派遣したT-34の1ヶ小隊は進撃する独軍を側面から待ち伏せ。独軍ターンの臨機射撃だけで5両の独戦車を撃破、うち1両は後方に取り残されていたシベリア兵が捕獲T-34を近接強襲したものである、よくやった。しかし… 「うそだろ」 思わずこちらが呆然とするくらい全戦線にわたり独軍機械化部隊が出現。もはやT-34を集中投入している場合ではない。1ヶ小隊ずつをDobraya Vodaおよび高地2南面に派遣する。Krutaya GoraではさらにコアT-34が1両破壊され、しかも南と西から圧迫を受けている。 カチューシャは1Tおきに火をふき、おかげで独軍歩兵がついてこない。T-34が撃破するのと同じくらいのペースでシベリア兵・タンクデサントが独戦車を近接強襲で撃破する。が、モロトフカクテルが足りない。損害を押さえるには戦線を後退するべきなのだろうが、第2戦線につくべき予備の歩兵がいない。根性で全VHを確保しているが、まだ独軍の士気崩壊がおこらない。 T-34が分散配置された結果、まったく戦線を押し戻すことができなくなってしまった。 「全戦線を死守せよ」との大隊長の訓辞。逃げようにも、どこに逃げれるのか。 【15T〜】 ようやく独軍の攻撃も勢いが落ちてきた。無限に出現するかと思われた独戦車が一息ついたところか。一時は高地南からKarpovoに大きく横腹をえぐられかけたが高地2からの37mAAの猛射撃でくいとめた。Dobraya Voda南面とYermolaievo南面は燃えさかる戦車の残骸だらけになっている。Krutaya Gora付近のVHを奪われはしたが、残りのVHは維持している。 気を抜くと独軍が来るので砲撃だけは欠かさない。気がつくとカチューシャのキルスコアが10台に到達していた。 最後まで活躍してくれたカチューシャと120mm迫撃砲、T-34に感謝。 【結果】 スコア 21319:1496(DV) 赤軍損害:Men 240、AFV 4。 独軍損害:Men 1201、APC 17、AFV 85。 コア損害:T-34×2、BA-20×1、tankodesantniki×1 【感想】 撃ちも撃ったりで85台撃破ですか。T-34が1ヶ中隊でねぇ。まあ半数近くが歩兵の戦果ですけれども。ちなみに捕獲KV-1もT-34も歩兵の近接強襲でしとめましたとも。それにしても、まともに戦うにはまだ赤軍は弱いですね。唯一戦車の強さだけが光ります。今回のマップではコサックが縦横無尽に活躍しましたが、独Wepons Squad(MG34を2丁装備)のような強力な火力を持つ部隊との撃ちあいは厳しいですね。 …Nor司令官閣下のAARを見て絶句。こちらから打ってでるとは…。 |
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junkers | 8面 | 5時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ、Reduced Ammoオン | − |
1941年10月23日1000時 有効視界15 標準ターン18 【背景】 ようやくロシアに冬がやってきました。10月6日にロシアに初雪が降り、ついで泥濘がやってきます。そう、これからが赤軍の季節です(史実では'41年の冬季反攻は散々な結果になりますが…)。今回は久しぶりの反撃ミッション、もちろん独軍はタイフーン作戦を発動し先鋒がモスクワ前面に迫っており、大祖国戦争の天王山。反撃といっても攻勢準備中の独軍の機先を制する為に、Kolotschky Staionの独軍補給施設の破壊を行うという小規模攻勢任務です。 【アップグレード】 400ポイント、前回壊滅したT-34×2、BA-20×1を補充。残りポイントで、 Motorcycle → Guard Inf Scout Team×5 → Guard Inf×5 Motorcycle MG → GUard Inf Tankodesantniki×2 → Guard Inf×2 Mule Pack×5 → GAZ-AA×5 としました。サト殿の考察された通り、Guard Infはタンクデサントとそんなにコストが変わらない(29:25)上に、軽機関銃装備で長距離でも独軍歩兵と撃ちあえる優れものです。定員9人なのでT-34に跨乗する際には余剰人員を切り捨てなければなりませんが、赤軍らしく豪快に無視することにします。こうするとScout Teamからタンクデサントにアップグレードするのに使った125ポイントが無駄使いだった…。 このシナリオでは砲兵隊の早期展開がキモなので、砲兵中隊にトラックを4両配備します。 【サポート】 カチューシャが頼みの綱なので、Ammo Carrierをもう1両配備、さらに残りポイントで120mm迫撃砲の輸送用に重トラックを配備します。 【Pashkov麾下赤軍独立大隊序列】 I. 大隊本部 1×HQ (大隊司令部 Pashkov大佐) 1×SMG小隊 (司令部スタッフ Chemir-Agly大尉) 1×FO (大隊通信班) 1×Sniper (Bagranyan少尉・今度こそ戦闘に参加してくれ) 2×GAZ-AA 2×Ammo Carrier II. 偵察中隊 1×BA20 (中隊司令部 Stolypin大尉) 5×BA20 (1ヶ装甲車小隊) 3×Motorcycles (1ヶオートバイ小隊) 4×Cossack (1ヶ騎兵小隊) III. 戦車中隊 1×T-34 m.41 (中隊司令部 Bunin大尉) 2×BA-20 9×T-34 m.41 (3ヶ戦車小隊) IV. 機械化歩兵中隊 1×Guard Inf (中隊司令部 Plotnikov大尉) 8×Guard Inf 3×Tankodesantniki V. 歩兵中隊 1×Cossack (中隊司令部 Petrov大尉) 3×Guard Inf、1×12.7mm DShk HMG(1ヶ親衛赤軍歩兵小隊) 8×Cossack (2ヶ騎兵小隊) 4×Engineer Sqd (1ヶ工兵小隊) 3×82mm Mort Sqd (1ヶ迫撃砲小隊) 12×Mule Pack 6×GAZ-AA VI. 砲兵中隊 4×BM-13 Katyusha(ロケット砲中隊) 4×120mm Mort Sqd(重迫撃砲小隊) 2×GAZ-AA 4×76.2mm ZIS3 ATG (対戦車砲小隊) 4×GAZ-AA 4×37mm AA (対空砲小隊) 4×Mule Pack 14両のトラックと16両のMule Packで輸送力は十分と言ったところでしょうか。更新が滞っている偵察中隊の主力は未だBA-20、補充に7ポイントしか使わないのが利点(?)ですが、そろそろもう少し強力な兵器にアップグレードしたいところです。とはいえ余り高価な兵器にするのは部隊の任務上、意味がないですね。T-50なんかは十分な性能を誇りますが、史実同様あまりに高価すぎて配備するのにためらわれます。他の赤軍の装甲車/軽戦車はどれも性能が中途半端で、悩みどころです。意外に12.7mm機関銃装備のT-40が使い勝手が良いのではないかと期待しているのですが、誰か使用経験はないでしょうか。 |
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【作戦】 じっとマップを眺めます。ゲリラ部隊の配置を見ても、鉄道交差点がどうしても確保したい拠点といえます。南側の道路上にもVHがありますが、あまりにも離れていて連絡が取れそうにありません。ここのVHは少数の部隊のみを送り、無理に確保は狙わないことにします。 主戦力の進行方向はマップをまっすぐ東進して鉄道分岐点を確保、さらに戦車・機械化歩兵中隊は修理工場に進撃する、という、誰もが考えそうな作戦で行きます。 AUX部隊は豊富な戦力があり、爆撃機の2ヶスコードロン、BM-8カチューシャの1ヶ小隊、コサックの1ヶ中隊があります。コア及びAUXのコサックは進撃路側面の確保を主任務とさせましょう。きっと独軍はマップ南側から鉄道線路沿いに北上してくるでしょうし、鉄道交差点には対戦車、対空砲で頑強な陣地をつくります。 【1T〜4T】 やたらと時間のかかる盛大な攻勢準備砲撃、まさに赤軍の王道である。砲撃に続いて偵察部隊に先導された戦車部隊の突進、経験値もモラルもキャンペーン序盤とは比べものにならないので、敵を見つけさえすれば簡単に排除できる。天候がWindstormのためか、積雪のためか、思ったように進めないが、4Tには鉄道交差点を確保。ここからがきっと大変なんだろうな、このキャンペーンのシナリオはどれもそうだったし。 南のVHはオートバイが雪原を横切って確保、付近に潜伏させて敵が見えたら一目散に撤収することにした。 【5T〜10T】 いきなりスツーカ来襲で鉄道交差点は大混乱、ゲリラ部隊が2部隊ほど消滅。次ターンのスツーカはGAZ-AAを撃破していく。とはいえ戦車が狙われなくて、良かった。鉄道交差点に対空・対戦車砲を展開し、周囲からの独軍の突進に備える。 独軍の増援がきたが、ほぼ予想通りの位置に出現、120mm迫とカチューシャをお見舞いすると、増援第一波はあっさり撃退。側面の安全を確保するため鉄道交差点より西側の独軍の掃討を急ぐ。 9Tには鉄道交差点より北西側を制圧、南側もおおむね安全を確保し、西への進行を開始する。鉄道沿いには路外性能の低い装甲車や工兵を積載したトラックを西進させ、戦車および親衛赤軍歩兵は北東の平地を進撃させ、そのまま修理工場になだれ込む。 南VHを確保するオートバイ部隊(1ヶ分隊!)は戦車・歩兵からなる独軍増援第2波を発見、ただちにカチューシャに砲撃支援を要請し撤収する。 【11T〜】 独軍の増援がさらに出現するが、同時に多方面に出現しないので 1.戦車砲などで足止め → 2. カチューシャと120mm迫の大砲撃。でほとんど壊滅してしまう。カチューシャはBM-8とBM-13では全然火力のレベルが違うことも判明。 むしろ修理工場に立てこもった独軍部隊を追い出すのに苦労。毎ターン75mm野砲が砲撃してきているのだが、たいていの砲撃ではびくともしない。親衛赤軍歩兵とT-34でしらみつぶしに建物を奪取していく。 修理工場を制圧したところでちょうどゲーム終了。前回の任務に比べるとかなり楽だった…。 【結果】 スコア 11284:619 (DV) 赤軍損害:Men 71、SV 1。 独軍損害:Men 718、Art 9、SV 14、APC 3、AFV 32 コア損害:GAZ-AA×2 (スツーカの250kg爆弾の直撃) 【感想】 独軍が戦力を逐次投入したのが失敗でしょう。数方向からいっぺんに攻められていたらかなり苦戦したと思いますが、こちらは中央を制圧しているので、最小限の移動で攻勢正面に戦力を展開できました。地雷による損害が大きかったですが、とにかくコサック、オートバイを先行させたことで戦車の損害を押さえることが出来ました。 後半独軍が75mm対戦車砲を展開してきたときはさすがに焦りましたが、よく考えると対戦車砲は展開する様子を見られた時点で「そいつはすでに死んでいる」状態ですな。 |
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junkers | 9面 | 8時間 | ☆☆☆☆ | C&Cオフ | − |
1941年11月16日1100時 有効視界15 標準ターン31 【背景】 独軍のタイフーン作戦も佳境に入ります。11月に入り、ぬかるんだ地面は固く凍結、グデーリアンの第2機甲軍はトゥーラに、ラインハルトの第3機甲軍が北からモスクワに迫ります。赤軍全軍が危機的状況のなか、スターリンは全軍に死守命令を出し、モスクワ市内も厳戒態勢になります。 今回の任務はツーラ近郊での防衛任務、純粋なDelay任務でしかもサポートポイントもある!、ということは…。 【アップグレード】 そろそろ使いどころが悩ましくなってきました。Ammo Carrierがもう2両あるとずいぶん戦闘が楽になるのは確かですが、あんまり現実的な編成じゃないような気もします。 結局、前回撃破されたGAZ-AAを修理したほか T-34 m.41 → KV-IB BA-20 ×2 → KV-II Tankodesantniki ×3 → Guard Inf ×3 にしました。タンクデサントに比べると親衛赤軍歩兵は長距離射撃にかなり威力があるので、1.5倍くらい(当社比)役にたちます。KV-IIは移動力がとにかくないのでどれだけ活躍できるかわかりませんが、装甲の厚い火炎放射戦車が出るまでのつなぎにします。また、中隊長車がやられるのはまずかろうと中隊長車をKV-Iにしてみました。 【Pashkov麾下赤軍独立大隊序列】 I. 大隊本部 1×HQ (大隊司令部 Pashkov大佐) 1×SMG分隊 (司令部スタッフ Chemir-Agly大尉) 1×FO (大隊通信班) 1×Sniper (Bagranyan少尉・前回ついに1人狙撃、killはゼロ) 2×GAZ-AA 2×Ammo Carrier II. 偵察中隊 1×BA20 (中隊司令部 Stolypin大尉) 5×BA20 (装甲車小隊) 3×Motorcycles (1ヶオートバイ小隊) 4×Cossack (騎兵小隊) III. 戦車中隊 1×KV-IB (中隊司令部 Bunin大尉) 2×KV-II (重戦車小隊) 9×T-34 m.41 (3ヶ戦車小隊) IV. 機械化歩兵中隊 1×Guard Inf (中隊司令部 Plotnikov大尉) 11×Guard Inf (4ヶ親衛赤軍歩兵小隊) V. 歩兵中隊 1×Cossack (中隊司令部 Petrov大尉) 3×Guard Inf、1×12.7mm DShk HMG(1ヶ親衛赤軍歩兵小隊) 8×Cossack (2ヶ騎兵小隊) 4×Engineer Sqd (工兵小隊) 3×82mm Mort Sqd (迫撃砲小隊) 12×Mule Pack 6×GAZ-AA VI. 砲兵中隊 4×BM-13 Katyusha(ロケット砲中隊) 4×120mm Mort Sqd(重迫撃砲小隊) 2×GAZ-AA 4×76.2mm ZIS3 ATG (対戦車砲小隊) 4×GAZ-AA 4×37mm AA (対空砲小隊) 4×Mule Pack 装甲車・軽戦車ですが、まだ悩んでいます。私の考える装甲車の基本は「移動力があること」ついで「安価であること」と考えています。さらには「ある程度の防御力があること」「火力があること」が続きます。どう考えてもT-34より足の遅い偵察車両は使いづらそうです。そういう目でみると、移動力30以上の装甲車(ただし路外性能は極端に悪い)で安価なのはBA-20ということになるし、軽戦車だとT-50(けっこう高価)あるいはBT-7系列ということになります。T-50の製造コストはT-34並みだったとのことですが、それを考えるとこのゲームでのT-50の価格はお買い得なのかもしれません。 【サポート】 当然のように、地雷に全部。得意のドラゴンティース作戦にTryしてみます。思うにドラゴンティースは「車両が進入不能」ではなくて、「車両は追加移動力を払う」ようにする方が1ヘクス50mスケールのゲームでは現実的ではないでしょうか。 |
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【作戦】 コア部隊の配置可能な高地1を拠点とすると、北部は山がち、南部は平地+湿地です。南部にドラゴンティースを配置し、街道付近で敵を殲滅する作戦が考えられそうです。北部は車両向きの地形でないのでコサックの独壇場でしょうか。 その想定の元、ドラゴンティースは配置可能ラインの西端ギリギリに、南端から街道まで隙間なく配置、街道北側にも配置します。ドラゴンティースの北端には工兵を配置して地雷を設置させ、防衛ラインの切れ目をできるだけなくします。街道付近をキルゾーンに設定してコア76.2mmATや37mmAAを配置、ドラゴンティースを越えて浸透する独歩兵対策にドラゴンティースからやや引いた形で親衛赤軍歩兵を配置します。 前線のAUX部隊は足止め用の部隊を除いて全力で後退し、絶対防衛ラインの内側で再展開する方針にします。幸いコア部隊の輸送力があり余っているので歩兵砲、対戦車砲、機関銃くらいなら防衛ラインの内側に再配置できそうです。なんだかNor司令官閣下の作戦とは全然ちがいますが…。 【1T〜7T】 よくみるとAUX部隊はモラルも経験値も低く、まるでキャンペーン1面目のコア部隊のよう。とうぜん先制射撃を一方的にくらうので、まるで足止めが出来ない。偵察兵は足止め用に現位置で死守させ、その間にライフル兵、砲兵らを撤収させる。AUXの82mm迫は、よく見ると1部隊は3門装備だが弾薬があるのは1門だけ、しかもCarry Costが15もあるのでGAZ-AAには載せられない。もう1部隊は3門装備で同様に弾薬があるのが1門、しかしCarry Costは5しかなく、GAZ-AAに載せられる。謎だ。 7TまでにはAUXの全重機関銃、全対戦車砲、全歩兵砲を防衛ラインの内側に再配置してさらにIn Cover状態を獲得することに成功。さあ、独軍よ、いつでも来い。ちなみにAUXのRifle Sqd 42という強そうな名前の弱い部隊もキルゾーン付近に潜伏する。 【8T〜15T】 最前線のAUX対戦車ライフル部隊、Recon Team部隊が壊滅、独軍がぼちぼち視界に入り始める。敵のRecon部隊も優秀でなかなかこちらの視界に入らない。もちろんこいつらを最優先で撃破しないとこちらに勝利はない。 敵の81mm迫が、やたらと即応砲撃してくるのが鬱陶しいのでコサックの1ヶ小隊を北回りに迂回させて後方の迫撃砲陣地を襲撃させることにした。本来の騎兵の用兵だな。 ついに14Tあたりから独軍と本格的な戦闘。手始めにウーフとシュトゥーカの猛爆撃。コアのFOとT-34が壊滅。こちらもお返しとばかりカチューシャの一斉砲撃。ドラゴンティースの防衛ラインは街道付近で250mの隙間があり、敵はそこに殺到してくる。もちろんこちらもそこをキルゾーンに設定し、コア37mmAA4門や8門のAUX重機関銃、対戦車砲8門の濃密な火線が引いてある。独軍第一派は防衛ラインの隙間に到達する前に壊滅させることに成功。 【16T〜24T】 順調な作戦もここまで、思わずこちらも焦るくらいの敵の大集団。敵が多すぎて雪原が見えない、敵が七分に雪原が三分だ。後方のコア戦車部隊も防衛ラインがギリギリ射程に入る程度に前進する。ハーフトラック程度の装甲部隊は37mmAAにまかせて敵戦車を攻撃、37mmAAの撤甲弾はすぐなくなるな。 恐怖の捕獲T-34はIn cover状態の76.2mm ZIS3が1両を側面から撃破、もう1両はAPCR弾で正面から撃破。APCR弾は敵の堅さにあわせて自動的に射撃してくれるみたいだ。 毎ターン、カチューシャ2門・120mm迫4門・82mm迫4門で敵の進撃路をくまなく砲撃しているので敵が全然前進してこない。敵装甲車両にも4門の37mmAA、8門の対戦車砲が十字射撃を加える。キルゾーンを中心に扇形に展開しているので、どれかの砲が敵を側面から射撃できる。 戦線後方に進入したコサックの1ヶ小隊は、24Tに発射炎を頼りに独軍の81mm迫撃砲陣地を発見、これを壊滅させることに成功、おまけにAmmo DumpとCommand Postも破壊する。やはり騎兵はこういう風に使わなきゃ。 【25T〜】 敵の攻勢が一息ついたところで、反撃に出たい、が…、南部に88mm砲が展開されるところを発見、1門は猛砲撃で破壊したが、もう1門が隠蔽されてしまったので怖くて戦車を送れない。また、PzJg35(r)が意外と優秀な砲らしく、T-34が一両破壊されてしまった。無理にコア損害を増やすこともあるまいと、以後は砲撃に終始。 【結果】 スコア 15456:1240 (DV) 赤軍損害:Men 184、AFV 2。 独軍損害:Men 570、Art 5、APC 23、AFV 35、Air 2。 コア損害:1×FO、2×T-34。 【感想】 練度の高い敵とはこうも戦いづらいのかと感嘆しました。なにしろ、Recon Unitでも全然敵のRecon Patrolが見えず、撃ちあいでもこちらが大損害を受けました。対策としては、Roughか林に入り、かつIn Cover状態を獲得すること、これを忠実に守ることでAUXの重機関銃や対戦車砲の損害を最小限に抑えました。 ルフトバッフェの凶悪なところは相変わらずですね。今回はコアの37mmAAが2機撃墜する戦果を上げましたが、コア戦車とFOを失う方がずっと痛い…。 |
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junkers | 10面 | 6時間 | ☆☆☆★ | C&Cオフ | − |
1941年12月5日1200時 有効視界15 標準ターン30 【アップグレード】 前回戦死したFOを補充、結局Art Commandは43しかない…。事前砲撃照準をミスると痛い目にあうでしょうなぁ。その他前回撃破されたT-34、および小隊長車のT-34をT-34impにアップグレード。 中隊長が失われても、後任には大尉階級が補充されないような気がする(未確認)ので、中隊長は撃破されないようにしてやりたいものです。ので偵察中隊長のBA-20をT-50にアップグレードし、余りでトラックを補充。 【Pashkov麾下赤軍独立大隊序列】 I. 大隊本部 1×HQ (大隊司令部 Pashkov大佐) 1×SMG分隊 (司令部スタッフ Chemir-Agly大尉) 1×FO (大隊通信班) 1×Sniper 2×GAZ-AA 2×Ammo Carrier II. 偵察中隊 1×T-50 (中隊司令部 Stolypin大尉) 5×BA20 (1ヶ装甲車小隊) 3×Motorcycles (1ヶオートバイ小隊) 4×Cossack (1ヶ騎兵小隊) III. 戦車中隊 1×KV-Ib (中隊司令部 Bunin大尉) 2×KV-II (重戦車小隊) 4×T-34m.41imp 5×T-34 m.41 (3ヶ戦車小隊) IV. 機械化歩兵中隊 1×Guard Inf (中隊司令部 Plotnikov大尉) 11×Guard Inf (4ヶ親衛赤軍歩兵小隊) V. 歩兵中隊 1×Cossack (中隊司令部 Petrov大尉) 3×Guard Inf、1×12.7mm DShk HMG(1ヶ親衛赤軍歩兵小隊) 8×Cossack (2ヶ騎兵小隊) 4×Engineer Sqd (1ヶ工兵小隊) 3×82mm Mort Sqd (1ヶ迫撃砲小隊) 12×Mule Pack 6×GAZ-AA VI. 砲兵中隊 4×BM-13 Katyusha(ロケット砲中隊) 4×120mm Mort Sqd(重迫撃砲小隊) 2×GAZ-AA 4×76.2mm ZIS3 ATG (対戦車砲小隊) 4×GAZ-AA 4×37mm AA (対空砲小隊) 1×GAZ-AA 3×Mule Pack 困ったことにKV-IIは充分な装甲貫徹力を有するのですが、AP弾が1発も配備されていません。市街戦では歩兵の掃討に使えるでしょうが、今回のような防衛任務では厳しいかも。KV-IやT-34に比べると装甲は薄いですし。 |
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【作戦】 例によってマップをよく見ます。なんだか密度の薄い障害ラインの背後に、貧弱な防衛部隊が展開しています。トーチカ群は戦力として期待しても良さそうですね。トーチカで歩兵を足止めしつつ、突出してきた独軍装甲部隊をこちらの装甲戦力で撃破、つづいて残存する歩兵を掃討する作戦とします。 というわけで、AUX防衛部隊は索敵及び敵歩兵戦力の誘引を目的とし、コア部隊は後方から速やかに前線に展開し、まず装甲部隊を引き気味に殲滅、さらに歩兵部隊を押し気味に掃討できればいいでしょう。82mm迫撃砲を有効利用するためにも砲兵陣地は中央のVH付近に作ることにします。 【1T〜6T】 またもルフトバッフェの攻撃、トーチカ群はなんとか耐えてくれた、しかし煙幕を展開されてこちらのトーチカ1基が完全に無効化されてしまった。 4Tあたりから独軍が視界に入り始める。歩兵の集団にはカチューシャをぶつけ、III突と歩兵の混成部隊にはPe-2をあてる。Pe-2はIII突めがけて爆弾を投下し、期待通り周りの歩兵をことごとく消散させてくれた。III突はあとでT-34の餌にすればよい。5T開始時には独軍の最初の攻勢を阻止することに成功。 【7T〜13T】 Pe-2は非常に効率よく独軍歩兵を排除してくれた。ので、歩兵があまり浸透してこない。中央戦線から北部戦線に機械化歩兵の集団が出現したが、カチューシャで黙らせることに成功。 これに気を良くし、北部戦線に重戦車小隊とT-34の1ヶ小隊を展開させたら、割とあっさり戦線を突破することに成功。北から兵力をスイングさせて独軍を北から圧迫することにする。 南部は泥沼。トーチカ2基が休みなく射撃を続けるが、独軍兵力が多すぎる。コサック1ヶ小隊と精鋭の親衛赤軍歩兵1ヶ小隊、T-34の1ヶ小隊が展開するが、T-34が早々に撃破され、俄然劣勢に。 中部戦線と南部戦線のあいだに比較的戦力が薄いゾーンができてしまうが、コサックとT-50を送って警戒線を作る。 【14T〜】 中央戦線は正面からトーチカ群とコア工兵小隊が敵戦車をくい止め、北からコサックと混成戦車2ヶ小隊が側面攻撃を加え、これを粉砕。独軍は生き残る歩兵が少なすぎて、あまりこちらが見えていない。ハーフトラックが歩兵を乗せたまま移動不能で森の中にいたのを発見し、思わず笑う。降りろよ。 南部戦線はトーチカがやられ、残るT-34の1両も主砲が故障、76.2mmATと休みない砲撃、歩兵の近接戦闘でなんとか突破を防ぐ。2両ほどIII突が北上を開始したが、コサックでおとり射撃し主砲を撃ち尽くさせた後でT-50が側面から射撃し2両とも撃破、やはり随伴歩兵がいない突撃砲はカモである。 最後は独軍のユニットが殆どいなくなる。おもむろに独軍陣地奥に出現したVHをT-50が踏みに行き、独軍士気崩壊で24Tで終了。あ、T-50は道すがら迫撃砲搭載ハーフトラックも2両撃破してくれました。使えるな、コイツ。 【結果】 スコア 18701:1011 (DV) 赤軍損害:Men 165、Art 2、AFV 2。 独軍損害:Men 944、Art 5、APC 33、AFV 59 コア損害:1×sniper(KV-IIの砲撃に巻き込まれる)、1×BA20、1×T-34 m.41 【感想】 航空戦力を有効に活用できた気がします。期待のスツルモヴクは1回爆弾を落としたきり帰ってきませんでしたが、Pe-2は4回の爆撃で大量の独軍歩兵を消散させてくれました。今回は接敵するまでの2〜3Tの間にHQとAmmo Carrierをできるだけ前進させたので最後まで82mm迫が砲撃を続けてくれました。4門のロケット砲と7門の迫撃砲が小生の大隊の生命線ですね。 後半は北から機械化部隊が回り込むように独軍の側面を圧迫し、これって模範的な機動防御じゃないかしら、と自画自賛(笑)。 |
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junkers | 11面 | 4時間 | ☆☆ | C&Cオフ | − |
1942年2月25日1200時 有効視界35 標準ターン23 【アップグレード】 またもsniperが戦死し、補充兵が到着。BA-20も修理。撃破されたT-34はT-34impにアップグレードする。あまりでT-34をT-34impにアップグレードし、残る72ポイントでMule PackをGAZ-AAに。 【Pashkov麾下赤軍独立大隊序列】 I. 大隊本部 1×HQ (大隊司令部 Pashkov大佐) 1×SMG分隊 (司令部スタッフ Chemir-Agly大尉) 1×FO (大隊通信班) 1×Sniper(Zoshchenko少尉) 2×GAZ-AA 2×Ammo Carrier II. 偵察中隊 1×T-50 (中隊司令部 Stolypin大尉) 5×BA20 (1ヶ装甲車小隊) 3×Motorcycles (1ヶオートバイ小隊) 4×Cossack (1ヶ騎兵小隊) III. 戦車中隊 1×KV-Ib (中隊司令部 Bunin大尉) 2×KV-II (重戦車小隊) 7×T-34m.41imp 2×T-34 m.41 (3ヶ戦車小隊) IV. 機械化歩兵中隊 1×Guard Inf (中隊司令部 Plotnikov大尉) 11×Guard Inf (4ヶ親衛赤軍歩兵小隊) V. 歩兵中隊 1×Cossack (中隊司令部 Petrov大尉) 3×Guard Inf、1×12.7mm DShk HMG(1ヶ親衛赤軍歩兵小隊) 8×Cossack (2ヶ騎兵小隊) 4×Engineer Sqd (1ヶ工兵小隊) 3×82mm Mort Sqd (1ヶ迫撃砲小隊) 8×Mule Pack 10×GAZ-AA VI. 砲兵中隊 4×BM-13 Katyusha(ロケット砲中隊) 4×120mm Mort Sqd(重迫撃砲小隊) 4×76.2mm ZIS3 ATG (対戦車砲小隊) 4×37mm AA (対空砲小隊) 10×GAZ-AA あと数シナリオでMule Packは姿を消しそうです。本当は歩兵中隊にはハーフトラックが欲しいのですが、赤軍にハーフトラックが来る'43年まで待たなければ。 |
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【作戦】 なぜかこのシナリオの後は'41年に戻ってしまうんですね。つまりこのシナリオ後のアップグレードは'42年の装備を受領できるが、次のシナリオ後では受領できないハズ。よって損害を極力減らしてアップグレード費用を可能な限り稼がなければいけません。 今回は前線までが遠いAdvanceシナリオ。頼もしいのはマップ南半分を埋め尽くす赤軍スキー歩兵の1ヶ大隊。南半分はこいつらに任せましょう。視界がやたらといいのでマップ中央を押さえてしまえばなんとかなりそうですね。HQおよび砲兵陣地をどこに敷くかが悩みどころ。マップ中央にしたいがAmmo Carrierが付いていけないだろうし。AUXの迫撃砲は12.7mmHMGも装備していて近接支援仕様なので、これはスキー歩兵に付いていかせることにします。AUX迫撃砲は直射で使うことになりそう。 【1T〜6T】 湿地、森林を避けるとなると、自然とコア部隊は北の街道沿いを進むことになる。独軍輸送部隊は瞬殺し、部隊は西を目指す。足が速く、主砲の命中率もあるT-50が意外に役立つことがまたも証明される。 AUXの大部隊は正面の丘(Hill#2)に殺到。独軍の小規模な反撃があるが手数で黙らせる。AUXのCombat Aerosledの使い方が難しい。装甲車なのでRetreatする歩兵を追いかけて至近距離からの射撃で追いつめたいのだが、装甲は紙の様だし、機関銃の射程は10しかないしでかなり弱い。幸い歩兵は大量にいるので敵が反撃できないくらい抑圧を与えまくってから突撃させることにする。 【7T〜11T】 コア部隊の先鋒は市街地(City Area)に突入。市街地をよく見るとわずかに高さの高い(Height 12)建物と丘がある。あからさまに怪しいので工兵1ヶ小隊を展開。T-34と随伴親衛赤軍歩兵は周囲を警戒。あからさまに怪しい建物の前は2車線の大通りになっていて、ますます怪しい。念のため76.2mmATGを展開する。が…間に合わなかった!独軍の増援が思った通りの位置に出現。しかしIn Coverを獲得していないので対戦車砲が撃たれまくる。幸いにも事前砲撃設定地点の近くだったので温存していたカチューシャ2門で砲撃、あいかわらずカチューシャ様の威力はすばらしく、歩兵はほぼ壊滅、やたらと固いシャールB-2は親衛赤軍歩兵の近接強襲で撃破。 一方南方では独軍の増援がくるが、象に群がる蟻のようにわらわらと囲み、ATRで戦車すら撃破。Hill#2に展開したAUXの対戦車砲部隊は一度も撃つ機会がなかった。そのままの勢いでさらに西の村落(Village#3)を目指す。地獄の四連装こと20mm対空機関砲を発見、どうりでLaGG-3が撃墜されたわけだ。どうやってこの村落を攻略しようかと考えていると、なぜか士気崩壊で11T開始時で終了。 【結果】 スコア 8201:423 (DV) 赤軍損害:Men 91、SV 3、Air 1。 独軍損害:Men 549、Art 5、SV 36、APC 9、AFV 13 コア損害:なし 【感想】 司令官閣下のAARを参考に「損害にかまわず前進せよ」で前進しました。とはいえ、視界がとても良いためか、独軍が当たりもしない距離から無駄弾を撃ってくれてかなり助けられました。臨機射撃はよく考えて撃つべし、ですね。 私の場合はIl-2が赤字反転して使えなかったのでLaGG-3を購入しました。が、比較的独軍の装甲戦力が少なかったので航空支援は偵察にしか役に立ちませんでした。…もっと戦闘が長引けば鬼のような独軍増援(戦車5ヶ小隊!→2ヶ中隊弱!)が来て、市街地から叩き出されるというストーリー展開なのでしょうね。 |
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junkers | 12面 | 8時間 | ☆☆☆☆ | C&Cオフ | − |
1941年12月25日0900時 有効視界18 標準ターン27 冬季反攻も佳境に入ったかと思ったら再びタイフーン作戦直後に逆戻り。だけど攻勢をとらなきゃいけないのですね。マップの広いシナリオは苦手なんだよなぁ… 【アップグレード】 今回も悩むことしばし。76.2mmFGを導入するのは上層部の決定事項なのですが、76.2mmATGから換えるのか、82mm迫から換えるか…。使用目的が近い82mm迫を換えることに決定。ただし、76mmクラスの砲が展開する煙幕は「薄い」気がするのですが、皆さんいかがでしょうか? 残りでT-34をT-34impにアップグレード。 【Pashkov麾下赤軍独立大隊序列】 I. 大隊本部 1×HQ (大隊司令部 Pashkov大佐) 1×SMG分隊 (司令部スタッフ Chemir-Agly大尉) 1×FO (大隊通信班) 1×Sniper(Zoshchenko少尉) 2×GAZ-AA 2×Ammo Carrier II. 偵察中隊 1×T-50 (中隊司令部 Stolypin大尉) 5×BA20 (1ヶ装甲車小隊) 3×Motorcycles (1ヶオートバイ小隊) 4×Cossack (1ヶ騎兵小隊) III. 戦車中隊 1×KV-Ib (中隊司令部 Bunin大尉) 2×KV-II (重戦車小隊) 9×T-34m.41imp (3ヶ戦車小隊) IV. 機械化歩兵中隊 1×Guard Inf (中隊司令部 Plotnikov大尉) 11×Guard Inf (4ヶ親衛赤軍歩兵小隊) V. 歩兵中隊 1×Cossack (中隊司令部 Petrov大尉) 3×Guard Inf、1×12.7mm DShk HMG(1ヶ親衛赤軍歩兵小隊) 8×Cossack (2ヶ騎兵小隊) 4×Engineer Sqd (1ヶ工兵小隊) 3×76.2mm FG (歩兵中隊付野砲小隊) 8×Mule Pack 10×GAZ-AA VI. 砲兵中隊 4×BM-13 Katyusha(ロケット砲中隊) 4×120mm Mort Sqd(重迫撃砲小隊) 4×76.2mm ZIS3 ATG (対戦車砲小隊) 4×37mm AA (対空砲小隊) 10×GAZ-AA 司令部(イコール砲兵陣地)の守備隊としても使える76.2mmFGに期待。 【サポート】 AmmoCarrierを一両、余りでスキー歩兵1分隊、スキー狙撃兵1人。 |
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【作戦】 大きいマップは嫌いですが、仕方ありません。東西の二本の道路を北上するのが基本的な進撃路になると予想しますが、はたして戦車が12両、これを分割していいのかどうか。 …やはり戦車は集中運用したいので、「西側VHを無視」するという大胆な作戦にします。コア戦車部隊は東側道路を北上し橋に殺到、コア騎兵およびAUXスキー歩兵は側面の確保を主目的とします。道路を保持する戦力はないので占拠したVHをハリネズミ陣で維持(おお、なんか東部戦線っぽい)し、主力はとにかく北へ。砲兵陣地も最寄りのVHまで前進し守備要員とします←これで毎回失敗している気も。 【1T〜7T】 東側道路南端のVHの攻略に始まる。AUXスキー、コア親衛赤軍歩兵のあわせて2ヶ小隊だけで攻略しろとの厳しい命令。砲撃支援もなし。煙幕も展開できずにどうやって…。しかし37mmAAと76.2mmATGがそれぞれ2門ずつ、VH守備用に充てられていたので、それを近接支援にしてこれを確保。76.2mmATGの直射でトーチカを破壊し、100点VHを確保。マップ南半分のVHで攻略したのはここだけ! 主力は北上、T-34の2ヶ小隊で道路沿いの300点VHに攻勢をかける。道路東側の100点VHは砲撃陣地にしたいのでこれはKV-1およびKV-IIで攻略し、その北の350点VHは森を進む工兵に担当させることに。 市街地は嫌になるくらいのトーチカ、防衛拠点、地雷。徴集兵を一列に並べて地雷発見係にさせる、なんというか、赤軍である。AUXの82mm迫は1ユニットに4門装備されていて火力が大きいので、トーチカ相手に無駄弾を撃つのは避け、歩兵相手に運用することにしたい。 【8T〜14T】 300点、350点VHの守備はさすがに固かったが、マップ北半分の東道路沿いのVH3つをなんとか攻略、戦車部隊は合流して橋付近の点数不明VHの攻略に向かう。歩兵の損耗が激しく、先行偵察するオートバイ小隊は全滅してしまった。火炎放射器装備工兵の待ち伏せは、凶悪だ。もともとオートバイは撃たれ弱いのだが、そろそろつらくなってきた。 12Tには橋付近の2つのVHも攻略。発射煙の見えた砲兵陣地に殺到する。捕獲122mm野砲で市街地の歩兵達が大損害を受けているので、真っ先にこいつを排除。 市街地は多大な損害を受けながらも防衛ラインに穴をあけ、そこから浸透をはかる。が、密集した歩兵に容赦なく砲撃が降りそそぎ、上述の如く大損害。CCオンだったらもう戦線が崩壊していただろうな。 【15T〜】 コア部隊は橋を制圧。そこからどうするかを考えていなかった…。方針としては二つある。ひとつは橋を越えてカルーガ市内に突入。独軍を東西から圧迫するというもの。市街戦なので相応の損害が見込まれるが、すでにかなりの損耗を見せているAUXは相当楽になるだろう。もうひとつは橋を南下して残るVHを攻略していくというもの。独軍トーチカ群も、北からの攻撃は想定していないだろうから、比較的攻略は楽だろう。 あれこれ迷った末、南下する策を採る。残り10T程度ではギリギリかもしれないが、最悪MVは取れるだろう。 そうこうしているうちに独軍の南方からの反撃。スキー歩兵は近接強襲出来ないことをすっかり失念していたために、捕獲T-34に蹂躙されかけるが、こうなることを見越して配置していた37mmAAと76.2mmZIS3がIn Cover状態で撃ちまくり、硬いT-34は騎兵の近接強襲で撃破。結局西道路沿いの南側のVH3つは確保できなかった。 【結果】 スコア 11722:1869 (DV) 赤軍損害:Men 383、SV 1、AFV 6。 独軍損害:Men 1045、Art 53、AFV 22 コア損害:BA-20×1、Motorcycle×3、GAZ-AA×1 【感想】 やはり市街戦は難しい。気が付くと小隊がバラバラになるなんていうのはザラ。トーチカは硬いし、工兵は足が遅い、戦車の視界は効かないし、独軍は隠蔽していて見えない。コアをカルーガ市街地に突入させなかったのは正解かも。まさに魔女の大鍋。 川の南側は比較的小規模な小競り合いがメインでしたが、それでも攻略地域が広大だったために偵察部隊の消耗が大きかったです。 76.2mmFGは、82mm迫よりは…使えるかな?やはり煙幕が薄い気がします。1Tに6発の砲撃は、まあ合格でしょうか。これからもう少し使ってみて評価します。射程が長いのが本当にありがたいですね。 |
Nor司令官 | 1面 | 8時間 | ☆☆☆☆★(4.5) | C&Cオフ | MAP |
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一回目のプレイでは惜しくもMV。しかしコア損害が多すぎて心理的に(!)続行不能と判断しました。敗因としては何より作戦上の失敗が大きかったのですが、編成上にもかなり不満があったので、心機一転再挑戦です。 I 戦闘団司令部 1×HQ II 偵察中隊 1×BA-20 5×BA-3 3×Motorcycles 4×Cossack BA-3はそこそこ対装甲能力があり、一撃離脱の威力偵察用です。建物に入れないという装甲車とオートバイの欠点を補うためコサックを配備。BA-20は余りポイント10円で買いました。 III 歩兵大隊 10×Conscripts(Co) 4×Marine 4×Engineer 徴集兵は数合わせ。将来はSMGや親衛歩兵に変更予定です。工兵もお約束ですが、ミソは装備も良好なエリート部隊の海兵。初めて使います。 IV 機関銃中隊 2×Maxim HMG 3×Tachanka 本当はDShKが欲しかったのですが、まずはMaximで我慢。そしてロシアといえばタチャンカ!分類は"Wheeled ATG"になってますが、本当は馬車の台車にMaximを載せただけの機関銃車。高速で移動でき、移動後にも射撃できるスグレモノです。 V 戦車中隊 5×BT-5 3×OT-134 3×T-34 m41 軽・中・火炎放射とバラエティに富んでいます。この時点では無敵のT-34も外せません。いずれもT-34/85かKVへの道をたどるはず。 VI 突撃砲中隊 3×SU-37 3×SU-12 後者は76.2mm砲を持っていますがトラック車台。前車は37mmだけど装甲アリ。どちらが役にたつのか見極めが難しいところ。 VII 対戦車砲小隊 2×76.2mm ATG 2×Mule Pack 45mmを4門にして育てていくか、即戦力の76mmにするか最後まで悩んで結局この通り。吉とでるか凶とでるか。駄馬輸送は遅すぎるのでGAZトラックに変更予定。 VIII 迫撃砲小隊 3×82mm Mortar IX 高射砲小隊 4×GAZ-4M(2sec) 以上、合計64ユニットで、推奨ユニット数を超えていますが、歩兵が多いのでまあ大丈夫でしょう。兵科別の内訳は、装甲系32・歩兵系27・砲系5となりました。他人の編成を批判しておきながらめちゃめちゃバランス悪し!!サトさんごめん(-_-;) しかし大戦初期のロシア軍は、どの兵科の指揮官も兵科別能力が等しく低いので(^_^;)、途中で他兵科へコンバートしてもあまり問題にならないと判断しました。 それ以上に問題なのはFOを購入しなかったこと。これは致命傷につながる可能性大ですが・・C&Cはオフでやる上コアには迫撃砲しかないので、必要ナシと判断しました。きっとAUXで砲兵が提供される面はFOも提供されるだろうし、FO不在により砲撃遅延時間が少々延びるくらいのハンデは赤軍にとって痛くもかゆくもなし!? 【サポート】 4×122mmFH。盤外砲なので砲撃命令はHQが下す。 【AUX】 馬車に乗ったライフル歩兵と徴集兵が多数。そのほか特筆すべきは、 1×37mm ATG、6×45mm ATG、1×76.2mm IG、2×76.2mm AA、3×T-35、2×KV-2など。そのほか増援としてT-28×7が登場する。 |
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【任務】 LutskとRovnoは既にドイツ軍の手に落ちた。孤立したDubno−Brody守備隊と連絡を回復し、第二防衛ラインは何としてでも維持せよというお達し。 こんなヌルい命令は聞いちゃいられない。敵の圧倒的な攻勢を撃退し、第一防衛ラインまで押し返してやろうじゃないですか!! 【作戦】 作戦のキモは、コア主力が高地2(マップ参照)を速やかに確保して、序盤で敵戦車隊に損害を与えるというもの。ここでできるだけ多くの敵を破壊(少なくとも足止め)すれば、Dubnoの守備隊も楽になるはず。 前半の目標は敵の大攻勢を市街戦に持ち込んで何とか耐えること。Dubno守備隊の優先目標は敵の偵察兵とし、対装甲戦力のみ全力で敵装甲部隊を攻撃する。 中盤では、高地展開部隊がさらに西進し、敵戦車を南北から挟撃・一掃する。その後、Dubno−Rovnoの線から徐々に歩兵が攻勢に移り、中間地点の駅舎を確保する。 終盤は、敵のサプライズをいかに撃退するかにかかっている。高地展開部隊の一部は中盤以降高地東側に待ち伏せ、増援のT-28と合わせて東西から挟撃する。南側の防衛は高地#1に陣取った対空砲とコアのATG他に期待。 Dubno方面では南側から戦線を押し上げていき、最終的にはLutskを奪還、余力があれば敵迫撃砲陣地まで襲撃する。 【配置】 展開済みのAUX部隊は全て持ち場を死守させ、移動中部隊は速やかにDubno−Brodyを結ぶラインを守らせる。砲撃の事前照準も5ヶ所を指定。 コアの展開は以下の通り。 <Area HQ方面> 1×HQ 3×迫撃砲 <Brody方面> 3×オートバイ 2×GAZ-AA 1×BA-20 <Dubno方面> 3×OT-134火炎放射戦車 4×工兵 <Rovno方面> 4×海兵 6×徴集兵 2×Maxim <高地#2方面> その他全て 【戦闘経過】 やはり予定通りにはいかない。1ターン目でいきなりオートバイとBA-20装甲車が移動不能に!その後もちょくちょく移動不能になる部隊が出た。 何より大きな誤算は、コアATGを積んだ馬車が遅すぎること。結局、予定の高地に展開できず、道路上からちまちま砲撃する羽目になった。おかげで後半のサプライズにはかなり活躍できましたが。 前半のポイントは高地からの側面攻撃。予定通りとはいかなかったものの、ここにコアのほとんどを集めたおかげで、Dubnoを北から狙う敵の進軍速度はかなり落ちたはず。敵戦車撃破に活躍したのはやはりT-34。この時期のT-34はまさに無敵に近い。弾が当たっても「ガキョーン!」と跳ね返しまくり。 何とか撃破できる力はあるが反撃が恐ろしい装甲車・軽戦車・突撃砲は、遠く離れて抑圧射撃を加えるか、高地斜面を利用して一撃離脱戦法を採用。しかし偵察も兼ねていたBA-3装甲車にはかなりの損害がでてしまった。 この方面には敵歩兵や対戦車砲も多数おり、この発見にはコサック騎兵が活躍。発見後はGAZ-AAとタチャンカが「ダダダダ・・」と気持ちよく掃討。 Dubno防衛のキモはAUX部隊をすばやく市内に展開させること。対戦車砲や歩兵砲は見通しの良い道路端の建物に潜ませ、KV戦車と火炎放射戦車がその隙間を埋める。敵がどの道路を通って市街地に入ってきても、交差射撃ができる配置を取る。 歩兵は砲撃被害を減らすために最低1HEXの間隔を空け、絶対に建物に潜ませる。特に大事なコア歩兵は石造建物に(^_^;)。戦車の近接強襲も考慮して、隙間が空かないよう道路の両側に配置。外殻にいる歩兵の交戦開始距離は6HEXと規定。例外は機関銃のみ。まずは敵の目を奪うため、偵察部隊を優先的に攻撃していく。AUX歩兵を運び終わった馬車はすぐに反転して残ったコア歩兵を運び込み、任務終了後は安全な経路を通って退避。ただし砲の移動用に若干は残しておく。 この結果、Dubnoの北西VHが一時的に奪取された以外、ほとんど敵を市街に入れなかった。 最初に反攻を開始したのは南端のBrody。敵戦車が地雷・ATG・近接強襲で全滅した後、オートバイとGAZ-AAが中心に反撃開始。オートバイが敵歩兵を発見すると、GAZ-AAが路地から顔を出して集中射撃し、またすぐに退避。この方法で敵歩兵はあっさり壊滅したかに見えたが、敵もきっちりとATGを配置しているのでこの攻略に苦労した。 中盤では高地のコア部隊(戦車・コサック・装甲車・タチャンカ)が西進を開始。しつこい敵歩兵を掃討し、予定通りT-34はDubno北方の敵装甲部隊を背後から狙い撃ち。しかしまたも敵のATGが猛烈に邪魔をしてさすがのT-34も前進をストップ。この時点で敵戦車は残り2輌になり、ちょうど敵のサプライズも始まったので後はDubno守備隊に任せて東に向かう。 ここまでに、Rovno方面部隊がAUXのT-35超重戦車と協力してDubno−Rovno間を東から圧迫。やはり海兵は強かった!徴集兵・ライフル兵とは明らかに違う強さ。この時期のエリートボーナスの存在は大きい。戦闘の焦点は駅舎の争奪。何回か取ったり取られたりした挙げ句、Dubno守備隊と協力してなんとか制圧。 問題のサプライズは、高地#1の対空砲とコアATGの遠距離砲撃でできるだけ敵の南下を遅らせ、あるラインを越えると東西に待ち伏せたAUXのT-28とコア部隊が挟撃するという作戦。わかってはいましたが、対空砲は全然当たらない。その一方、コアATGは"In-cover"状態で近いこともあってそこそこは当ててくれる。 いよいよ敵が迫ってくると、待ち伏せ部隊が東西から射撃。しかし・・おそるべし2号戦車。BT軽戦車や突撃砲がびしびしやられていく。破壊されないまでもほとんどが戦闘不能になってしまった。ようやく戻ってきたT-34がその借りを返そうとするが、数の多さになかなか追いつかない。Dubno方面は完全に攻勢モードになったので、全砲撃をこちらに回して劣勢を挽回。 Dubno方面では、Brodyから押し上げてきた部隊と一緒になって慎重に敵を押し戻していく。残存敵兵の捜索はオートバイの仕事。それを掃討するのはGAZ-AA。最後はLutskの敵を一掃して森の中の迫撃砲陣地を掃討中に22ターンでゲーム終了。 【結果】 スコア 15783:2153(DV) ソ損害:Men372、SV1、AFV20。 独損害:Men1192、Art19、APC9、AFV46。 コア損害:3×BA-3、1×SU-37、2×SU-12、4×BT-5、1×OT-134、2×GAZ-4M-AA、1×Tachanka、1×Cossack、1×Conscript 【感想】 終了直後の感想は一言「疲れた」。しかしこの面は二回目ですが、噛めば噛むほど評判通り面白くなりそうです。この先何十面もRSをやり続けると、現実の戦闘活動に様々な支障がでそうな気がして怖いです(^_^;)。 C&Cオフにも関わらず、めちゃめちゃ時間がかかりました。終盤は完全に集中力が切れたため、無駄な被害を出してしまったのが悔やまれます。しかしシナリオ作成の経験から言うと、このレベルのシナリオを作るにはプレイ時間の何倍もの時間がかかっていると思われます。 采配上のミスは、わかってはいたものの結局サプライズに有効に対処できなかった点でしょうか。最後は砲撃に救ってもらいましたが、このシナリオで最も活躍したのは実は砲兵たちでしょう。迫撃砲は全て弾薬庫に隣接させていたので弾切れに陥ることなく、毎ターン絶え間なく砲撃して窮地を救ってくれました。サポートで買った122榴中隊も効果的だったと思います。 いきなり高地#2を確保して敵部隊の進撃を邪魔するという作戦は、ぼちぼち効果はあったと思います。戦車は思うように撃破できなかったものの、大量の歩兵部隊をDubnoに入らせなかったのが最大の成果でした。 最もやっかいな敵は、2号戦車群、Weapon Team、対戦車砲の3つでした。2号戦車はこちらの射撃が当たらないとひたすら撃ちまくってくるし、Weapon Teamは歩兵だと思ってなめていると結構な距離で対戦車ライフルや迫撃砲を当ててくるので、軽装甲の車輌に被害が続出しました。対戦車砲は各方面の要所要所にきっちり配置されており、全然見えないのがやっかいで、「ここまで来るとはなかなかやるが、この程度はお見通し」という作者の意図が感じられました。(^_^;) 味方で役立ったと感じた部隊は、T-34、76.2mm ATG、オートバイ、コサック、海兵、GAZ-4M-AA、タチャンカ、それとAUXのDShKとKV-2でした。また広大な平原の戦いでは、コサックやオートバイの歩兵系の偵察部隊が敵歩兵を威力偵察で発見し、GAZ-4M-AAやタチャンカが安全な遠距離からなぎ倒す、という戦法が有効でした。 逆に要らなかったかな・・という部隊は、「紙のような装甲の」突撃砲、「一発も炎を噴かなかった」火炎放射戦車、「一発うたれると射撃数ゼロになる」徴集兵、といったところでしょうか。しかしいずれも頭数揃え部隊なので、今後の発展に期待しましょう。 シナリオに関しては、ドイツ軍は突撃前にちゃんとスモーク・スクリーンを張るし、部隊配置もよく考えられています。ただし、このVer1.5から、ルフトバッフェの猛爆撃や特殊部隊の後方潜入はなくなり、だいぶ簡単になったようです。前バージョンで泣きをみた方は、再挑戦してみては・・(悪魔の誘い(^^ゞ)。 しかし他のキャンペーンと比べると難易度はかなり高いのも事実。今回は再挑戦なので大勝利できましたが、一発で勝つのは相当難しいと思います。ましてC&Cをオンにすると絶対無理な気が・・。我こそは祖国防衛に立ち上がらんという方は、ぜひ挑戦してみてください。 |
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Nor司令官 | 2面 | 4時間 | ☆☆☆ | C&C以外オン | MAP |
1941年6月26日0500時 有効視界8 標準ターン19 【アップグレード】 予算は350円也。本バージョンでは修復ポイントも増加したようですが、前回の損害が多いためロクな変更はできません。変更候補は壊滅数が多いBA-3、BT-5、SU-12ですが、悩んだ果てに、装甲が薄くて使えないSU-12突撃砲を変更することに。 <修理> 3×BA-3、1×SU-37、4×BT-5、1×OT-134、2×GAZ-4M-AA、1×Cossack、1×Tachanka、1×Conscripts <変更> SU-12→KV-2 SU-12→120mm Mort ごらんのように1輌を「移動要塞」KV-2に、もう1輌は砲撃力を増すために120迫にしてみました。もう1輌生き延びたSU-12はそのままで、実に変な小隊ができてしまいましたが、バラバラに運用できるのはC&Cオフの特典です(^_^;)。 【サポート】 先人のAARを研究すると、この面はラッシュをかけてくる敵機械化部隊を撃退するのがポイントになる模様。せっかく航空支援ポイントもあることなので、ソ連版「空飛ぶ棺桶」の異名を持つ(?)木造戦闘機LaGG-3×2を購入。余りポイントで地雷を購入。 【AUX】 ライフル歩兵1個中隊 |
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【任務】 ドイツ軍の橋頭堡を潰せというお達し。敵はすでに道路沿いの偵察活動を始めているらしい。遭遇戦になりそうな感じ。 【作戦】 地図を眺めるに要所は4ヶ所と見た。まずは北東端のVH。先人はいずれもここをきっちり守ることに主眼を置いているようである。この点は見習わねばなるまい。 二点目は前線近くの建物。ここの争奪戦が前半の焦点になるだろう。AUXのライフル兵はなかなか頼もしそうなので、コア海兵とあわせて速攻でとってしまいたいところ。 三点目はその建物南側の高地。主力がまずこの地点を押さえることで、建物攻略部隊も楽になるだろう。 最後に橋頭堡付近の市街地。これはコア主力が高地を押さえた後に南側から奇襲するのが常套手段だろう。 【配置】 以上の観点からコアを配置(マップ参照)。事前照準を5つ指定。 <防衛部隊> 足が遅い・装甲が薄いものを優先して配置。体勢は全てDefend。まずドラゴンティースで道路封鎖し、その後ろと両側面の森に地雷を埋設。地雷の数は少ないので効果は薄いだろうが、偵察部隊が不在のため、運がよければ爆発音が警報になるはず。 この障害物線を基準として部隊を配置。道路上にはATGとそれを守るMGと徴集兵。このATGとMGの射程はドラゴンティースの1HEX南側。その後ろにHQと迫撃砲。地雷原が回避された場合に備えて、両側面の森の中には徴集兵と工兵。挟撃できるように突撃砲や機関砲も配置する。 障害物の向こう側を積極的に攻撃するのは森の南端に鎮座するKV-2のみ。監視役として徴集兵が寄り添う。この要塞を突破できるヤツはいないだろう。 <警戒部隊> コサックのみ。中央道路北側全域の警戒をわずか4分隊で行ってもらう。道路を監視しつつ、北側から防衛網をかいくぐろうとする敵を発見するのが任務。 <攻撃部隊1> 守備隊南側の森に配置。目的は、高地を占拠して建物攻略を援護し、周辺の敵を掃討後、橋頭堡市街を南から奇襲するという大変なもの。オートバイ、BA-3装甲車、BT-5軽戦車、T-34、タチャンカ、GAZ-4M-AAが参加。 <攻撃部隊2> 建物を速攻占領・維持する部隊。AUXの歩兵中隊とコア海兵、火炎放射戦車が参加。前半の砲撃は全てこの建物奇襲作戦に使う。 【戦闘経過】 そういえばBA-20は配置するのを忘れて森の中に佇んでいた。急いで動かすと、いきなり故障してまた移動不能に。このボロ装甲車は前回に引き続き、この面でも何もできないまま終わってしまった。(-_-;) 最初の戦闘は高地方面で発生。オートバイが高地目指して森をでると、小道上に敵の偵察車を発見。BTが撃破してオートバイが高地に登ると、すでに敵歩兵がいる。やはりここは要衝だと敵(作者)も察知していたようだ。BAとBTがわらわらと駆けつけ敵を撃退。T-34が駆けつけると敵は完全に撤退。 しかしその後も南と西から敵の増援が登場。歩兵と4号戦車が相手だが、こっちもT-34を先頭に十分な戦力があるので、数ターンで一掃。森を突っ切って真西に抜けるか南の小道を通るか迷うが、敵がいそうな南を通って進出。 一方、建物を巡る争奪戦は、3ターン付近であっさり片が付いた。予想通り建物内には敵歩兵が待っていたが、絶え間ない砲撃でグロッキー。AUXのライフル兵が速やかに占拠。と思ったら、突然西側から敵の火炎放射戦車が出現。こちらの火炎放射戦車が焼き払われる(^_^;)。だって向こうは2HEXで撃てるし・・。 ここは歩兵のみで充分と思ったが、中央道路からも2号戦車が登場。急遽、高地方面のBT軽戦車をこちらに回し、火炎放射戦車と交代させる。 その頃、道路北側を警戒していたコサックが道路を北上する2号戦車を発見。見つかっていないのでじっと監視。しかしいつまで待っても敵は障害物ラインに現れない。障害物の南側に視線が通っているのは徴集兵とKVだけなので、敵歩兵が見えない可能性はあるが、さすがに戦車が来たら見えるはず。しかし敵影ナシ。どうやら敵は建物方面に全力を投入しつつあるようだ。 攻撃部隊1はオートバイを先頭に市街地南側に進出。この面でもいやらしく見えない盤内砲が配置されているが、我が戦車隊が蹴散らしつつ驀進。中央道路に輸送車両の長い縦隊を発見。こいつらの多くは荷物を積んでいないので、すでに建物付近で荷下ろしして帰ってきた途中のようだ。戦車隊が気持ちよく破壊していく。奇襲は成功だ。 建物方面では厳しい防衛戦が開始。降り注ぐ砲撃で歩兵がどんどん目を回していく。もはや建物内は安全ではないと判断し、散開して対処。そして前回に引き続き、BT-5と2号戦車の軽戦車対決が再発。1輌を失ったが、今回はかなり優勢。それもそのはず、とっておきのLaGG-3が3輌も片づけてくれたから。2号があらかた片づくと、歩兵が前進を開始。建物と中央道路の間の森の中に敗走した敵歩兵が集結している模様。迫撃砲・BT・タチャンカが支援しつつ、追い込みをかける。 ここまで待ってようやく中央道路の障害物の辺りに敵の斥候と機関銃が出てきた。すぐさまKV-2の152mm砲で粉砕。さらに待ってもそれ以上の敵は来ない。コサックの偵察によるとどうやら敵主力は本当に建物方面に向かっているようだが。・・・おかしい。我が軍主力の奇襲により、敵の作戦計画が狂ったのか?ならば、今こそ攻勢に転じる時ではないのか。いや、まて。きっとまだサプライズがあるはずだ。進撃したい気持ちを抑えてもう少し様子を見ることに決定。 すると、敵ターンで防御陣地北側のマップ最北端に敵装甲車を発見。SU-12が砲撃するが当たらない。そしてすぐに敵影は消えた。自ターンでも見えない。今見えたのは幻だったのか?いや、敵はもしかして最北端のラインに沿って防御陣地を迂回しているのではないか? 次のターン。やはり敵はいた。装甲偵察車が3輌。SU-12が臨機射撃で1輌潰した。しかし残り2輌の敵を射程に入れているのは、3門の82mm迫撃砲だけ。そしてこれまでの連続砲撃の結果、弾が残っているのは1門だけ! ここはもはや耐える時ではない。3輌のSU-37が偽装を振り払って飛び出す。迫撃砲の直射とあわせてどうにか全滅させた。 俄然ヤバそうな感じがしてきた。コサック部隊が全速で引き返し、陣地北側の森林地帯をしらみつぶしに捜索開始。いた!敵の斥候とWeapon Team。数ターンかけて壊滅させたが、それ以上の敵は見つからない。どうやら一部斥候だけが迂回していたようだ。 その頃、主力機動部隊は潰走する敵輸送車両群を追って、市街地に突入。しかしオートバイが3分隊しかいないので、偵察がままならない。そのオートバイも建物に潜む敵歩兵の強襲にあって徐々に戦力を減らし、これ以上の威力偵察は不可能に。 主力戦車隊は建物に隣接せず様子を伺う。すると市街北方から4号戦車!T-34がショックを与えた後、BA装甲車があらゆる方向からタコ殴りにして乗員を引きずり出していく。どうにか敵戦車は一掃したようだが、市街地とその周辺の森にはまだまだ歩兵がいるようだ。だが肝心の偵察戦力が足りない! 余裕があれば橋頭堡攻撃に加えようと思っていた移動力11の海兵は、建物方面から抜けられない。コサックは陣地付近の警戒に必要だ。こうなれば戦車隊のみで市街地に突っ込むしかない。横一線に並んで突入。発見マークが付いたら怪しい建物や森をZ射撃。抑圧を与えて火炎放射戦車が焼き払う。時間はかかるが今はこれしかない。 陣地付近の偵察を完了したコサックからの報告で、もはや敵はいないと判明。徴集兵・KV-2・突撃砲・GAZ-4Mが陣地を飛び出し中央道路を南下開始。建物方面もほぼ一掃を完了。潰走した敵の車輌乗員を掃討しながら橋頭堡方面に進撃。 こうして書くと長いようだが、全VH制圧まで10ターン。川の東側橋頭堡の敵全滅は13ターン。敵のHQも消滅させたし、士気崩壊も起こっている。しかしゲームは終わらない。仕方なく川を渡ろうと決意する。向こう岸にはVHなんかないのに!おまけにLaGGを飛ばした時に、向こう岸には無数の対空砲がいることも判明している。文字通り「危険な橋」を何のために渡る必要があるのだ!と思いつつ、T-34が突入。 結局、18ターンで終了。37mm AAの激しい弾幕をかいくぐって3輌のT-34は無事対岸に突入成功。しかし他の部隊は怖くて渡れなかった。(^^ゞ 終わってマップを見るとビックリ!37mmしか撃ってこなかったけど、AP弾を持っていない20mmが何十門とありました(^_^;)。 【結果】 スコア 7279:620(DV) ソ損害:Men108、AFV4。 独損害:Men711、Art19、SV17、APC16、AFV13。 コア損害:1×BT-5、1×OT-134、2×GAZ-4M-AA、1×Tachanka、1×Motorcycles 【感想】 今回は作戦勝ちの感が強いです。ドラゴンティース作戦はちょっとインチキっぽいですが、主力に速攻で高地を取らせたのが大きかったと思います。サポートで買ったLaGGも予想外の活躍をしてくれましたが、なぜか2機中1機は最後まで連絡不能で使えませんでした。 なぜ北東端のVHに敵がほとんどこなかったかのかは謎ですが、やはりドラゴンティースを道路上に配置していたのが原因かもしれません。斥候が見つけて後続の車輌部隊は迂回することにしたのかな?建物VHをこちらが押さえていたというのも一因でしょうか。 また、敵主力戦車がこなかったのは、こちらの主力の橋頭堡襲撃が早かったためのようです。終了後マップをみると、敵の増援出現地点を見てなるほどとうなずきました。防戦メインでいくと、やがては進出してきたはずです。 一面目と比べるとぐっと簡単ですが、今回は「まあ休んどけ!」って感じでしょうか。前回は損害が多かったので、今回は弱そうなヤツは防衛部隊に回したのですが、やはり「柔らかい」GAZ-4Mなんかはまた2輌もやられてしまいました。 今回の殊勲賞はやはりT-34です。隊長車はすでにキルスコア24をマーク。経験・士気とも90以上で英雄コースを突っ走っています。ただ、指揮官の装甲指揮値が50代というのはいただけません。うまい具合に指揮官だけ死んでもらえないだろうか・・なんて。 さらにBT-5軽戦車の活躍も見逃せません。前回は2号戦車相手に小隊全滅の危機に追い込まれましたが、今回は見事に復讐を果たしました。正直、意外です(^_^;)。 |
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Nor司令官 | 3面 | 6時間 | ☆☆☆☆☆ | C&C以外オン | MAP |
1941年6月27日1300時 有効視界12 標準ターン22 【アップグレード】 予算は350円。退却戦であることを考慮して速度と防御力の向上を目指す。 <修理> 1×BT-5、1×OT-134、2×GAZ-4M-AA、1×Tachanka、1×Motorcycles <変更> SU-12→KV-2 BA-20→KV-1 Mule Pack→Komsomolets Conscripts(3)→Tankodesantniki(3) 残ったSU-12を「移動要塞」KV-2へ。これでKV-2小隊完成。今まで何もしなかったBA-20は対戦車用の重戦車KV-1へ。これを機に英雄路線を進んで欲しい。対戦車砲を逃がすため駄馬隊をコムソモーレッツへ。足の速いトラックにするか悩んだが、先々のことを考えてATGを待ち伏せ地点に運ぶには不整地移動力のある方が良いだろうと判断。徴収兵1個小隊はT-34に載せる用にタンクデサントへ。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 5×BA-3 3×Motorcycles 4×Cossack III.歩兵中隊 7×Conscripts 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃中隊 2×Maxim HMG 3×Tachanka V.軽戦車小隊 5×BT-5 VI.中戦車小隊 3×T-34 m41 3×Tankodesantniki VII.火炎放射戦車小隊 3×OT-134 VIII.重戦車小隊 2×KV-2 1×KV-1 IX.突撃砲小隊 3×SU-37 X.対戦車砲小隊 2×76.2mm ATG 2×Komsomolets XI.迫撃砲小隊 3×82mm Mortar 1×120mm Mortar XII.高射砲小隊 4×GAZ-4M(2sec) 【サポート】 前回で味をしめたので再びLaGG-3×2を購入。余りポイントで快速中型トラックGAZ-AA×2。 【AUX】 村落を中心に無数の徴集兵、ライフル歩兵小隊、工兵小隊。その他、2×45mm ATG、1×82mm Mortar、17×T-26 m40。さらに輸送中・大型トラック多数。脱出ヘックス付近には6×107mm Mortar。 |
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【任務】 敵の追撃をかわしつつ川を渡って脱出せよとのお達し。また、連れて行けないモノはしかるべく処分せよとのこと。非情だ。 【作戦】 退却戦こそ指揮官の腕の見せどころ。退却戦シナリオでは、自動的に退却側戦力ポイントの33%が敵の勝利ポイントになり、退却できたユニットのValue値の3倍が退却側の勝利ポイントに加算されていく。つまり、できるだけ高価なユニットを多く退却させる必要がある。 マップをにらみ幕僚(計算機)を総動員してしばし計算。よし、いけそうだ!次のような方針を全部隊に発表。 A. 交戦よりも脱出を優先する。 B. AUXを含む全部隊の脱出を目指す。 ただし士気の低下を恐れて次の秘密命令は告知せず。(^_^;) C. 村落南部にいる82mm迫だけは連れて行けない。 D. 移動不能に陥った車輌部隊は自動的に貼り付け部隊とする。 具体的な退却計画は次の通り。 @作戦段階 作戦は次のような段階を踏んで実施する。 段階1. 東渡渉点の安全確保。 段階2. 西渡渉点の安全確保。AUX歩兵の村落放棄。南岸防衛体制確立。 段階3. ピストン輸送開始。西側の敵勢力村落に続く道路以北の放棄。 段階4. 渡渉点以北の放棄 A経路 渡渉点は2ヶ所。西側のものは舗装道路から続き、東側のものは小道(Trail)から続いている。安全面から言えば東側の方が確実だが、全部隊が狭い範囲にかたまると砲撃損害やスタック過多による車輌故障が脅威になり、渋滞を避けるためにも西側渡渉点も確保する方向で検討する。 B隊形 コアの偵察部隊が退却路を先行し充分な策敵を行う。同時にコア軽戦車が一帯の敵を掃討し安全を確保。その後、コア装甲主力が退却路の西側を防衛、しかるべき時点まで維持する。退却路東側の防衛はAUX戦車と機関銃に任せる。 トラック隊を含めた非装甲部隊は安全な回廊を一路南進。優先的に退却ヘックスに向かう。AUX歩兵は高価なものだけAUXトラックに載せ、徴集兵は徒歩で退却。(^_^;) C優先順位 退却優先順位は、コア部隊→Value値の高いAUX部隊。つまりAUXの優先順位は、戦車と砲→機関銃→トラックおよび一部歩兵(工兵・ライフル)→徴集兵となる。この点から言えばAUXの82mm迫はぜひとも退却させたいが、輸送手段が確保できなかった。許せ。(^_^;) Dその他 故障による移動不能を避けるため、最終ライン以外での車輌ユニットのスタックは極力避け、追撃の危険が明確でない場合は全速移動も控える。装輪車輌はなるべく舗装道路を通り、装軌車輌は小道(Trail)の通行を優先する。 先人のAARから敵砲兵陣地は南西村落内にあると想定。安全な退却を援護するため、序盤は全砲撃を村落内に対して行う。 【配置】 第一段階作戦で必要なコアの偵察・装甲部隊は最前線へ。タンクデサントはT-34、120mm迫はKV-2、Maximおよび工兵の一部はBT-5、HQはKV-1に載せる。 人数が多くて装甲車輌に乗れない部隊はAUXで用意されているトラックへ。トラックは3種類。輸送量が大きいものから、YaG-6(33人)→ZiS-5(14人)→GAZ-AA(12人)。コア歩兵は一歩でも早く南進させたいので、トラック隊先頭のYaGからきっちり33人ずつ詰め込んでいく。これは最も効率的な輸送方法だが、途中でトラックが破壊or故障した場合を考えると・・。しかし、この危険を冒すことで、ZiS-5とGAZ-AAは全てAUX歩兵の輸送に回せる。サポートで買ったGAZ-AAは西端に捨てられている(?)AUXの45mm ATGを運ぶ。 最後に砲撃マーカーを6ヶ所指定。 【戦闘経過】 時間をかけてきっちり計画を立てたので、序盤はスムーズな出だし。予想通り退却経路上には敵歩兵が待ち伏せていたが、偵察隊とBT軽戦車が2ターン目で早くも東側渡渉点#1の安全を確保。3ターン目で西側渡渉点#2も確保した。BT部隊は川を渡って先に積み荷を脱出させ、そのまま脱出ヘックス東側の警戒に当たる。これで作戦段階2の一部を達成。 回廊西側を押さえてほっとしたのもつかの間、殲滅した敵歩兵が最期に連絡したのだろうか、退却路上のトラックめがけて激しい砲撃が降り注ぐ。幸いにも破壊された部隊はなかったが、抑圧急上昇で一時移動不能に。ここまで敵の砲撃が無かったので、こちらの先制カウンターが効いているのかと思っていたが・・。 同時に、渡渉点#2の南方にドイツ軍特殊部隊が登場。オートバイが発見し、渡渉点#1付近の全部隊が一斉射撃。しかしさすが特殊部隊はなかなか全滅しない。最後にはT-34が一掃。これで南岸の安全はしばらく確保されたはずだ。 問題のAUX歩兵も何とかうまく退却している。移動力ロスを避けるため、敵に発見されている場合は最初に煙幕を張って移動。移動中に見つかった場合はその場で煙幕を張る。こうして次第にスモークスクリーンを作り上げ、全速移動を可能にしていく。 AUX戦車隊は、最前線のMaxim機関銃部隊を救出しつつ後退。機関銃がなければ取り残された歩兵達の防御力は著しく低下するが、徴集兵よりMaximの方が高価なのだ。徴集兵が数部隊壊滅したところで充分モトはとれる。後退した戦車隊はそのまま回廊東側面の防御に回る。Maximを同伴することで、策敵能力もややマシになるはずだ。 一部戦車隊は退却線の最後方に展開。もちろん、歩兵を守ってやろうという優しい配慮ではなく(^_^;)、足の速い敵偵察兵を多少なりとも撃退して追撃を遅らせるのが目的。やばくなったら徴集兵なんぞ見捨ててさっさと後退する腹だ。 村落放棄が完了したのは5ターン目。これでようやく作戦段階2が完了。しかし敵ターンで初の敵装甲車輌が登場。放棄したばかりの村落から4号戦車だ。彼我の距離は500m程度。早速AUXT-26が1輌やられる。 迫撃砲の煙幕射撃をこの方面に回し、とっておきのLaGGも飛ばす。うおっ!村落北側には敵歩兵の群れ、東側には大装甲部隊が迫っている。この退却ペースでは確実に追いつかれてしまう!以後、LaGGを毎ターン飛ばし続けて少しでも邪魔をしておく。 ここで作戦段階3を発動。ピストン輸送を開始する。まずAUX歩兵が最初に下がれるところまで徒歩で後退。この時道路上では停止しない。次にトラック部隊が道路を北上し、最後尾の歩兵から順に拾い上げて道路を南下していく。こうすることで、退却スピードは一気に上昇。9ターン目には「西側の敵勢力村落に続く道路以北の放棄」という作戦段階3が完了した。 しかし村落周辺に取り残された部隊もいた。高い工兵を助けようと畑に入って移動不能になったトラックや、故障したT-26、最初から死ぬことが決まっていた82mm迫撃砲だ。彼らには脱出できた部隊を無事逃がすために徹底抗戦を命じた。 もちろん、効果的な抵抗ができるはずもなく、アリが砂糖にたかるがごとく圧倒的な敵歩兵の群れに蝕まれていく。すまん。m(_ _)m 一方、回廊の東西戦線は、弱小な敵歩兵が散発的に出現するだけでしばらく平穏だったが、7ターン目になると西側戦線に敵戦車登場。しかし1号戦車と38(t)戦車が1輌ずつ。ふんっ、笑っちゃうね。こちら側にはKV重戦車隊がいるのだ。しかーし、KVの弾は「まっすぐ」飛ばず一向に命中しない。やられる心配はないものの、このままでは落ち着かない。急遽、川の南側からT-34小隊を戻すが、これまで見せたあの雄姿は何だったのか・・と思わせるほど全然ダメ。 さらにようやく命中しても、この1号と38(t)は全然壊れない。それどころかがむしゃらにT-34に突っ込んできた挙げ句、スタックまでして機銃をバリバリ撃ち出す始末。この驚異の突進でT-34隊長車は主砲が壊され、抑圧急上昇。イカン!! この時点ではトラック隊はまだ危険域にいたので、完全撤退するわけにもいかず、結局、遠巻きにして敵戦車の前進を妨げる作戦に変更。砲撃もこの方面に変更。しかし、敵も砲撃を集中しており、自軍戦車が前ターンにいた場所には次のターンに必ず砲撃されるという展開。さらに敵はどんどん増援を注入し、ついに3号J型まで出現。我がソ連戦車に比べると圧倒的に正確な射撃を次々に命中させてくる。 KVとT-34が揃っていても、もはや持ちこたえられず。東側退路を南下するトラック隊にあわせてじりじりと後退するしかない。 全部隊の渡河が完了したのは18ターン。やはり東側渡渉点#1では激しい渋滞が発生。終盤に入るともはや「スタック禁止」命令は守られず、移動不能になったトラックがさらに渡河を遅らせていく。 退却路沿いには移動不能のトラックや戦車が点々としているが、敵の追撃ぎりぎりになって故障が直ることもある。このわずかな可能性にかけて、最終ラインにコア戦車隊とAUXT-26が残り、敵戦車の追撃を遅らせながら、何とかトラック隊が渡りきるのを待つ。その後、川越しに撃たれないように残った迫撃砲が川沿いにスモークスクリーンを展開。 最終段階も完了しやれやれと思うと同時に、脱出地点東側から敵戦車来襲!道路沿いには最初に警戒していたBT-5と交代したAUXのT-26小隊が待ち伏せているが、ここでも敵は3号戦車J型。 この時、脱出ヘックスの右隣にはAUXの45mm ATGが、左隣にはコアの76.2mm ATGが2門ずつ"In-cover"状態で待ち伏せており、道路の南北ではT-26が100mの距離で挟撃できるように配置しているが・・。結局、ダメ。T-26が1輌返り討ちに遭い、頼みの対戦車砲も当たらないか当たっても効果ナシ。 西防衛線から撤退してきたコア戦車隊も一応撃ってみるが、結果は同じ。KVといえどもあまりなめてると返り討ちに遭いそうな予感。最後は視線が通っている迫撃砲が煙幕を直射しまくり、脱出ヘックスを囲い込む。 パズルのように残った部隊の移動力を計算しつつ、20ターンで全部隊退却完了。自ターンが終わった時点で脱出してくれるが、次の敵ターンの様子も見える・・脱出ヘックスから150mの距離に迫っていた敵戦車隊は脱出ヘックス付近を一気に蹂躙。ギリギリの退却でした。(゚_゚;) 【結果】 スコア 15410:3154(MV) ソ損害:Men60、Art3、SV3、AFV3。 独損害:Men341、Art1、AFV1。 コア損害:ナシ 【感想】 最後はちょっと予想外の展開になったものの、退却作戦全般はうまくいったと思ったのに結果はMV。絶対DV取れたと確信していたのでこの結果には驚きました。 イマイチ得点計算に納得がいかず、最終ターンをロードし直し、移動不能のまま放置していたトラックの乗員を離脱(Bailout)させてみると、敵のポイントが低下し、自軍歩兵損害数も減っていました。なるほど、落後した車輌の乗員なんかは、徹底抗戦させずに離脱させればよかったのですね。実は前半、村落で故障したトラック乗員を離脱させたら、そのまま乗員がいなくなったので(トラックは放棄状態)、どういう意味かわからず以後離脱はしなかったのです。有利になるとわかっていれば、砲手が30名くらいいたAUX迫撃砲も離脱させればよかった! しかし仮に脱落部隊の乗員を全て離脱させていたとしても、得点差6倍にはまだ足りません。普通の退却シナリオは、交戦するよりも脱出させることに重点を置いた方が圧倒的に有利なのですが、さすがRS。ほとんどの部隊を脱出させつつ、敵にもかなりの出血を強いないとDVは取れないようになっているようです。そりゃ難易度高いわ。 それでも退却作戦的にはイイ感じに進んだと思うのですが、大きな誤算はコア装甲部隊の役立たずぶり。敵に与えたAFV撃破1というのはLaGGがやってくれたもので、結局このシナリオでは、敵戦車は全く(!)撃破できなかったのです。 西防衛線に現れた1号戦車と38(t)戦車の異常な頑丈さも不思議ですが、何にせよ期待のT-34小隊長までがタコにされたというのは不面目この上なし。やはりまだまだ鍛える必要があるようです。 ただ何と言ってもコア損害ナシというのは素直に嬉しい。次回こそは大幅にアップグレードして・・見てろよ!! 【追記】戦闘後、風呂に入ってしみじみと戦闘経過を回顧。「しかしあの1号と38(t)戦車はやけに無敵だったなー・・KV-2の152mm砲がガンガン跳ね返されたもんなー。あいつらは超幸運部隊だな。」・・ん?もしかしてこれは・・ 急いでSPWAWを起動しPreferenceを確認!・・やはり。ドイツ側の"Tank Toughness"が1636%になっている!! サトさんの一回目挑戦時と全く同じ症状。あのときは他人事だと思って深く考えなかったが(ゴメン)・・よく考えればこの設定の上限値は250%のはず。こりゃバグだ。 原因究明のためあちらの掲示板を覗くと、実にタイムリーなスレッド"preferences and 1636% tank toughness" が立っている。早速中身を読むと・・ふむふむ。何となく了解。 どうやら、ユニットの多い大シナリオでよく起こる現象らしい。原因は、砲や車輌の乗員を離脱させることによる。盤上のユニット数が多すぎると、離脱したはずの乗員が消えてしまうとのこと。ふむふむ、全く当てはまる。そしてその直後、プレイヤー2の"Tank Toughness"設定が1636%に変更されてしまうらしい。 さっそく確認。まず異常な設定値をもとの100%に戻す。終了直前の19ターンのセーブデータをロード。・・あらあら、45mm ATGでも3号J型の正面を貫けるじゃあーりませんか!!もちろんT-34やKV-2でも可能。最後に東から押し寄せてきた敵戦車群を蹴散らせるっ!!・・まあいいや。 そして移動不能のまま放置されていたトラックの乗員を"9"キーで離脱。確かに乗員は消える。設定を確認するとやはり1636%になっている! 原因究明完了。作者の推奨ユニット数を守らなかったのが原因とはいえ・・。くそー、通常設定だったら敵戦車の10輌は破壊できて、そしたらDV取れたかも・・。しかしやり直すのも面倒だし、このまま次のシナリオを続けることにします。 というわけで、皆様も大シナリオで(例では"Steel Shield"が挙がっていました)離脱させたはずの乗員が消えたら注意して設定を確認してください。m(_ _)m 以上、人柱バグ報告でした。 |
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Nor司令官 | #4 Pripet Marshes | 3時間 | ☆☆☆★(3.5) | C&C以外オン | MAP |
1941年8月16日1300時 有効視界10 標準ターン20 【アップグレード】 予算は500円。前回の損害ナシなので、一気に戦車隊を充実させる。 <変更> SU-37→76.2mm FH (2) BT-5→T-34 m41 (5) 砲撃力不足を補うため、使いにくいSU-37×2を盤内榴弾砲へ。これまで結構活躍してくれたBT軽戦車隊5輌を全てT-34 m41へ。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 5×BA-3 3×Motorcycles 4×Cossack III.歩兵中隊 7×Conscripts 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃中隊 2×Maxim HMG 3×Tachanka V.中戦車中隊 8×T-34 m41(2plt) 3×Tankodesantniki VI.火炎放射戦車小隊 3×OT-134 VII.重戦車小隊 2×KV-2 1×KV-1 VIII.突撃砲分隊 1×SU-37 IX.対戦車砲小隊 2×76.2mm ATG 2×Komsomolets X.迫撃砲小隊 3×82mm Mortar 1×120mm Mortar XI.榴弾砲小隊 2×76.2mm FH XII.高射砲小隊 4×GAZ-4M(2sec) 【サポート】 70円。junkers戦法を見習って全て地雷に。 【AUX】 マップ西側に「包囲網から脱出してきた」という設定のAUX部隊が登場。敗走部隊らしく編成はバラバラだが、使えそうなものとしては・・ 1×弾薬庫、2×R-5爆撃機、4×BM-13カチューシャ、3×45mm ATG、1×KV-1など。歩兵はコサック騎兵を中心にそれなり。 |
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【任務】 同志よ、多くの者が戦死したが、君とはまた会えたな。 君には直ちに部隊を移動してもらう。敵の先鋒がスモレンスク・ハイウェイから南下しているとの報告が入ったのだ。敵将グデーリアンは、非常に危険かつ予測不可能な男だ。充分に注意せよ。 君の任務は、この地区のゴメリ−ブリヤンスク街道を維持することだ。敵影が見えるかどうかは不明だが、敵装甲師団はこの地区におり、南に向かっているのは確かだ。塹壕を用意していた方が良いだろう。 ここの北西では第13軍が包囲され分断されようとしている。すでに数個部隊が壊滅したとの断片的な情報も入っている。包囲を脱出した第13軍部隊は、敵の追撃を受けながら林道を南下してくるだろう。しかし最新の報告では、脱出部隊は君の左翼を支えるに充分な戦力を擁しているようだ。 従って、君は右翼を中心に部隊を配置し、街道を守り抜くのだ!幸運を祈る。 【作戦】 というわけで、北部一帯に広がるプリピャチ湿原を抜けて南下してくるドイツ軍装甲部隊から街道を守り抜かなければならない。グデーリアン何する者ぞ!ウラー! 説明にもある通りこの作戦のポイントは、コア主力を配置するマップ右翼での戦いを制することにある。ここでの作戦はjunkers殿直伝のドラゴンティース戦法の応用。わざとドラゴンティースに隙間を3ヶ所だけ空け、そこから湧いてくる敵装甲部隊を狙い撃ちしようというもの。敵装甲部隊が壊滅したら、狙撃地点を通過して反撃に移る。 【配置】 まずマップを東西方向に5分割し(マップ参照)、東からそれぞれ"Zone 1"・・と命名する。コアは右翼のZone1〜3に配置し、Zone4と5はAUX戦力に一任する。 次に、最前線に右翼からずらっとドラゴンティースを敷き詰める。で、東端のHex、Zone1〜2間の小川Hex、Zone2〜3間の中央を南北に走る道路上のみドラゴンティースを外す。この3ヘックスをそれぞれ、狙撃地点(Snipe Point;SP)1〜3と命名。ATG・T-34・KV戦車などの狙撃部隊は各狙撃地点を射線に入れるように配置。最後に事前照準を狙撃地点付近に3ヶ所指定。 各方面の配置部隊は次の通り。 <第一方面> 2×76.2mm ATG(1門は狙撃地点1に照準) 3×T-34(1輌は狙撃地点1に照準) 3×オートバイ(前線監視) 3×タンクデサント(前線監視) 4×海兵(伐採地VH監視) 2×コムソモーレッツ(後方待機) 1×GAZ-4M-AA(ATG防御) <第二方面> 1×KV-2(狙撃地点2に照準) 1×KV-1(狙撃地点手前に照準) 1×GAZ-4M-AA(狙撃地点手前に照準) 7×徴集兵(森林前線監視) 3×火炎放射戦車(森林前線監視) <第二〜第三方面、中央道路> 2×T-34(狙撃地点3に照準) 1×KV-2(狙撃地点3に照準) 2×マキシム 2×GAZ-4M-AA <第三方面> 3×T-34(伐採地) 3×工兵(森林前線監視、地雷配置モード) 5×BA-6(伐採地VH監視) 3×コサック(林道警戒) 3×タチャンカ(林道警戒) <HQ> 司令部および砲兵、SU-37が警戒 【戦闘経過】 いきなりのスツーカ爆撃で、AUXの貴重なカチューシャと45mm ATGが各1破壊される。無事だったカチューシャ3輌を最優先で弾薬庫まで移動し、4ターン目には設置完了。残りAUXもしかるべく後退しつつ、戦線を形成。 第一〜第三方面で突出している対戦車砲とライフル兵を防衛ラインまで後退させる。 弾薬庫があるので遠慮はいらない。全火砲がまだ敵影の見えない最初から撃ちまくる。以後、ほとんど休みなく各方面に砲弾をばらまき続けた。 3ターン目に中央道路北端を襲ったR-5がドイツ軍装甲部隊を発見。恐ろしい数だ。 4ターン。第三〜第四方面間の林道に2号戦車と38(t)戦車が出現。敗残兵は蹂躙されるが、道路沿いに待ち伏せていたライフル兵とコサックが破壊。その後もかなりの数の戦車がやってきたが、近接強襲と装甲車・ATGの活躍でことごとく破壊。 5ターン。全方面で戦闘開始。第一方面の前線VHに敵歩兵のラッシュが始まる。海兵とオートバイ、1輌だけ伐採地に配置したT-34がことごとく撃退する。 第三方面の伐採地でも4号戦車が出現するが、T-34は射界に入るまでじっと我慢。 6ターン。狙撃地点2に敵戦車4輌が入った。狙い澄ましたKV-2の152mm砲が炸裂。着実に撃破していく。しかしその後、このKVはスツーカに襲われて、守っていた橋ごと消えてしまった・・。 7ターン。第一方面を南下してきた敵戦車隊が狙撃地点1まであと一歩。この頃から敵の105mm・150mm砲の砲撃が激しく降り注ぐ。特に第三方面が厳しい展開。コアのコサックが一気に2名まで戦力低下。堪らず後退。 9ターン。各方面で敵の大攻勢始まる。第三方面の伐採地で待ち伏せていたT-34が撃破される。中央道路でも2輌の4号戦車が狙撃地点を突破。ちゃんと大砲撃の直後に一斉突破を図るところがさすがグデーリアン!しかし赤軍をなめるなよ! 中央道路では後方のMGが敵戦車を猛射して載っていた特殊部隊を降ろす。敵戦車の多くはちゃんと監視歩兵を載せている。そして"In-cover"のKVとT-34が交差射撃で破壊。残った乗員はGAZ-4Mが掃討。 10ターン。戦闘はいよいよ佳境に。狙撃地点1では76.2mm ATGとT-34が予定通り敵戦車を破壊していく。しかし敵は数に頼んで一気に突破。VH上のATGに突進してくる。こんな時に限って、ATG1門が故障!痛い!このピンチを救おうと無理をしたT-34も猛射を受けて主砲が故障!ますますピーンチ!急遽、狙撃地点2を狙っていたKV-1を派遣。あと1輌のT-34と協力してようやく撃破。 この感じでいけば、コアの守っている第一〜第三方面は何とかなりそうだが、問題はAUXのみの第四・第五方面。序盤は敵の攻勢が弱かったため、防衛ラインをかなり北側に設定していたが、繰り返し撃退されるドイツ兵にグデーリアンも業を煮やしたか、突然猛砲撃が始まった。歩兵部隊は一気に戦力激減。続く歩兵の猛攻で消滅部隊多数。おまけに第四方面では火炎放射戦車が出現し、虎の子のKV-1・T-26など装甲戦力を次々と焼き払っていく。イカン! 第三方面からコサックと装甲車を派遣し、防衛線を一気に後退させて立て直しを図る。砲撃も大部分を集中。これでようやく戦線が安定した。 16ターン。ついにドイツ軍の士気崩壊メッセージが表示される。第一方面の敵戦車隊は壊滅した。一気に反攻開始。前線の歩兵部隊が前進してVHを取り返し、戦車隊も防衛線を越える。敵は伐採地の中の見えにくい地点に相変わらずATGやIGを配置しているが、精鋭の海兵とT-34で掃討。 19ターンには、狙撃地点2周辺で移動不能になっている敵戦車4輌を包囲。第二方面隊も前線を押し上げて反攻開始。あれ?ほとんど敵がいない。結局、20ターンでゲーム終了。そういえば制限ターンは20だったことを忘れていた。 【結果】 スコア 12436:1621(DV) ソ損害:Men253、Art1、AFV8。 独損害:Men888、Art4、SV1、AFV48。 コア損害:1×KV-2、1×T-34 【感想】 始めるまでにかなり悩みましたが、ドラゴンティースを利用した狙撃作戦はそこそこ成功だったと思います。この狙撃作戦の欠点は、狙撃地点上できっちり敵をしとめないと以後の狙撃ができなくなること。敵が狙撃地点の手前に進出してから破壊すると、運悪く生き残った乗員が煙幕をたいて後退することがあり、そうするとせっかく計算した視界が狂ってしまうことがありました。でもまあ、成功失敗は別としても、こういう狙撃地点とか考えるのは楽しかったです。(^_^;) 反省点は、反攻時期が遅すぎたこと。制限ターンを忘れていた上、安全策を取りすぎたようです。また、第二方面の森の中へ配置した徴集兵の大部分と火炎放射戦車は一発も撃つことなく終わってしまった点も残念です。この方面に敵はいなかったとは・・。結果的には、手薄になった第三方面の伐採地に回した方がよかったようです。 今回の殊勲賞は、目立たない存在ですが2門の76.2mm FHをはじめとする砲兵部隊でしょう。ATGや戦車隊は敵戦車の撃破に大活躍しましたが、砲兵がもっと少なければ敵歩兵浸透の脅威はもっと大きかったと思います。特に弱小なAUX戦線を支えるのにかなり役立ったと思います。 とはいえ、AUX部隊も中盤まではなかなかの活躍を見せてくれました。弱い部隊を巧みに配置して敵を撃退していくのも楽しいです。最初は「左翼は充分な戦力があるので、コア部隊は主に右翼に配置せよ」というブリーフィングを言葉通り信じてよいものかどうか迷いましたが、STAVKA上層部の説明にウソはなかったようです。(^^ゞ このシナリオで、設定互角なら3号・4号戦車も恐れるに足らず!という自信がもてましたが、相変わらずドイツ軍の戦術はなかなか巧みです。それに加えて本シナリオではRS1.5初のスツーカ隊が登場しました。最初のターンでAUXが爆撃されるのは仕様なので仕方ないですが、KV-2を橋梁ごと消滅させられた時には呆然としました。 しかし幸いにも4輌のGAZ-4M-AAの付近を飛んでくれたので、ある程度ダメージを与えることができ、結果3回しか飛んできませんでした。今後さらに爆撃損害が増えるようなら、本格的なスツーカ対策が必要になるかもしれません。 |
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Nor司令官 | #5 "Bryansk Raid" | 4時間 | ☆☆☆ | C&C以外オン | MAP |
1941年9月20日1800時 有効視界15 標準ターン24 【アップグレード】 予算は300円。修理すると200円少々。中途半端な額だ。 <修理> 1×KV-2、1×T-34 <変更> 1×SU-37→Ammo Carrier 2×7.62mm Maxim HMG→12.7mm DShK HMG 1×Engineer→Engineer(火炎放射器装備) 砲兵強化計画の一環として、76.2mm FH小隊に弾薬輸送車を装備。徴集兵をタンクデサントにすべきか悩んだが、地味に機関銃小隊を強化し、余りで工兵1分隊を火炎放射器装備のものに変更。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 5×BA-3 3×Motorcycles 4×Cossack III.歩兵中隊 7×Conscripts 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃中隊 2×12.7mm DShK HMG 3×Tachanka V.中戦車中隊 8×T-34 m41(2plt) 3×Tankodesantniki VI.火炎放射戦車小隊 3×OT-134 VII.重戦車小隊 2×KV-2 1×KV-1 VIII.対戦車砲小隊 2×76.2mm ATG 2×Komsomolets IX.迫撃砲小隊 3×82mm Mortar 1×120mm Mortar X.榴弾砲小隊 2×76.2mm FH 1×Ammo Carrier XI.高射砲小隊 4×GAZ-4M(2sec) 【サポート】 予算計上ナシ。おいおい。(^_^;) 【AUX】 指揮系統を失った各種歩兵やパルチザンがマップ各所に多数点在。収容所には捕虜の将校集団が6ユニット。傷を負って移動力が2のものもある。作戦基地付近のめぼしい戦力は、3×82mm Mortar、1×FO、13×T-34 m41(うち10輌はタンクデサント搭乗)、3×SU-37、3×OT-134など。 増援として、ライフル歩兵小隊、3×120mm Mortar、2×45mm ATG、2×76.2mm IGなどが基地付近に、その他パルチザンや輸送トラック隊が収容所付近に登場。 |
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【任務】Battle 37 ブリヤンスク襲撃 同志よ、事態は非常に流動的だ。現在君の戦闘団は森林の安全地帯にいるが、上層部は君に新たな作戦を命じた。部隊を連れて東のブリヤンスク地区へ向かえ。我が党に忠誠を誓うパルチザンの報告によれば、ドイツ軍の輸送部隊がそこに向かっている。君は輸送部隊を見つけ出し、全て破壊するのだ。また、その地区には散り散りになった赤軍部隊もいるはずだ。彼らと合流次第、君が指揮を執れ。 さらに、その地区にはドイツ軍の捕虜収容所が存在すると報告されている。我々の諜報員によると、ゲシュタポはロスラヴリで捕らえた上級将校を尋問するためその収容所に集めているようだ。君は収容された同志全員を解放し東方へ脱出させるため、森林の安全地帯に連れ帰るのだ。モスクワを防衛する第13軍を再編するにはこの幹部将校が必要なのだ。 パルチザンはすでにドイツ軍輸送車両を捕獲しており、現場で君と落ち合うことになるだろう。ただし彼らは重火器を装備していない。ドイツ軍装甲部隊に対処できるのは君の部隊だけだ。 デザイナーノート 本シナリオには脱出勝利ヘックスがあります。脱出ヘックス(Exit Hex)から脱出させたユニットに応じて勝利ポイントが与えられ、マップ左端の退却旗(Retreat Flag)から退却してもポイントは入りません。 また、作戦基地を無防備にせず、移動経路は常に防御しておいて下さい。これは襲撃作戦なので、収容所に押し入り、ドイツ軍と交戦したら、速やかに撤退して下さい。 【作戦と配置】 というわけで、再び脱出シナリオ。3面目と違うのは、「将校団」というお荷物を必ず脱出させなければならず、各所にVHがあること。このVHの確保に色気を出すとまず間違いなく負けるだろう。ここは退却戦のセオリー通りVHは無視して全部隊脱出を最優先目標にする。前回の反省から、終盤はギリギリまで遅滞戦術をとり、できる限り多くの敵を撃破することを第二目標とする。 配置画面ですでに敵の輸送部隊の一部が見えている。しかし最も知りたいのは、後半の敵追撃部隊がどこから現れるかだ。先人のAARでは、このサプライズの詳細は注意深く書いていない。もっともだけど・・知りたい!(^_^;) マップを睨むことしばし。見れば見るほどあらゆる地形が怪しい。結局、敵出現地点をA〜Iまで(マップ参照)想定する。 A〜Dは道路端なので最も怪しいといえる。Cの道路上には敵輸送部隊がいることが分かっている。その他、Eの高地越しに出現というのも大いに考えられる。同様にFも怪しい。また、森の中のGから騎兵やオートバイが湧いてくるというのもあり得る。 最も脅威なのは、作戦基地の南部は高台Hに囲まれており、奇襲する側にとっては絶好の地形になっていること。いきなりIに特殊部隊が潜入というのも考えられる。 ・・ダメだ。疑心暗鬼になりすぎている。しかしそれというのも、AUX部隊が多すぎるのがひっかかるからだ。T-34の中隊に加えて、増援でATGやIGや迫撃砲など、支援火砲もやけに気前よく登場する。よほど敵の追撃部隊は大規模なのか? さらにマップの要所要所にAUXパルチザンが配置されているのも気になる。まるで「ここからちゃんと監視すべし」と作者に言われているような・・。 決めた!怪しい地点は全て監視下に置き、常に反撃体勢をとれるようにするのだ。まず次のような作戦段階を設定。 <段階1> 脱出地点から収容所までの連絡路確保 <段階2> 敵輸送部隊の全滅 <段階3> 将校団退却 <段階4> 敵追撃部隊の先制撃退 <段階5> 遅滞作戦 次に予想した敵出現地点に応じて、1〜7までの作戦地点(Operation Point)を設定。ここは攻略目標地点(Objective Point)であると同時に、敵出現の監視地点(Observing Point)でもある。周辺に事前照準を5ヶ所指定。事前砲撃をOP1に集中。 各方面を担当する部隊は次の通り。 <OP1・OP2> 1×オートバイ、5×T-34、2×KV-2 <OP3・中央村落> 2×オートバイ、2×GAZ-4M-AA、3×火炎放射戦車、10×AUXのT-34 <OP4・OP5・OP6> 4×コサック、5×BA-3、3×T-34 with タンクデサント <OP7> 2×GAZ-4M-AA、3×タチャンカ、1×KV-1、3×AUXのT-34 <基地> 4×海兵、2×DShK <脱出地点周辺> HQ、全火砲、徴集兵、ATG、残りAUX全て 【戦闘経過】 事前砲撃が効いて、1ターンでOP1を確保。OP1の監視用にKV-2を残し、コアのT-34戦車隊はOP2の攻略に向かう。OP2を監視しているパルチザンがここにも敵輸送部隊を発見。砲撃を集中してすぐにこの方面の敵は全滅した。120迫の砲撃で橋を落とし、橋の手前でOP2の監視を開始。 1ターンでOP1を右折し、中央村落の攻略に向かったAUX中心の主力は、3ターンで敵輸送部隊の護衛装甲戦力を全滅させ、砲撃支援をうけつつ掃討開始。しかし、この輸送部隊の殲滅は予想以上に困難だった。潰走したゲシュタポは複雑な地形に隠れてしまい、巧妙に偽装して待ちかまえる工兵の近接強襲で思わぬ損害が続発。火炎放射戦車が大破。オートバイも壊滅し、移動不能になる戦車多数。 湖の南回りでOP6を確保した2×コサックを残して、残りコサックは中央村落に、BA装甲車とT-34はそれぞれOP4とOP5に向かう。この方面は路面が悪いので、全速移動せずスタックも禁止。それでも3ターンにはT-34がOP5を確保。収容所前道路を視界に入れる。 4ターンで「パルチザンが用意した」民間バスが増援到着。収容所警備兵をAUX歩兵とT-34で蹴散らし、将校団をバスに乗せて出発。OP5監視用のBAを残して、バスの前後側面をBA装甲車が護衛する。入れ替わりにT-34はOP4の監視に入る。 5ターンで中央村落の敵を一掃。西から来たAUX戦車と南からのコサック、東からのBA装甲車が手を繋ぐ。護送経路確保。作戦段階1を達成。続々到着する「ごちゃまぜ輸送トラック隊」にAUX歩兵を詰め込んで将校団を追わせる。 この段階でようやく砲兵が一息つく。充分な守備隊を置いているが、いつ司令部を急襲されても良いように、HQと火砲は全て脱出ヘックスに隣接させる。 そして・・・。以降のサプライズ詳細は省略。(^_^;) 11ターン。将校団を乗せた民間バスは道路をひた走りすでに脱出済み。AUX歩兵を乗せた鈍足YaG大型トラックは、中央村落を抜けてOP1を左折する手前。すでに作戦段階3までは完了し、作戦段階4の「敵追撃部隊の先制撃退」という目的もほぼ満足に進んでいる。 しかし、ここで予期せぬ問題が発生した。ドイツ軍の士気崩壊メッセージがでてしまったのだ。おそらく、敵増援部隊はまだ出現の真っ最中で全て登場しきっていない。そこへ我が的確な監視地点からの狙撃と激しい砲撃で、一気に現有戦力の半数以上が退却・潰走状態になってしまったのだろう。 ここでゲームが終わるのは非常にマズイ。まだ戦闘部隊はほとんど脱出していないのだ。すでに敵の出現地点は把握したので、完全に要らない部隊は脱出させたが、高価な戦車は全て残っている。今終われば、良くてMV、下手をすると引き分けかもしれない。・・ こうして「ドイツ軍を負けさせない」ための奇妙な戦いが始まった。 一気に戦線縮小。各戦車は現地点から見える敵を主砲のみで攻撃し、すぐさま後退していく。基地や脱出ポイント周辺の部隊は一斉に脱出を始める。そもそも「効果的すぎる大砲撃」がよくなかったのだ。この際、砲兵部隊も全て脱出。しかし・・・。 砲撃がなくなると、敵装甲部隊の進撃速度は5割増しになった。次々にVHの国旗が変わっていく。おまけに今頃になって新たな場所から出現してくる敵もいる!これまで数の上でも我が装甲部隊は有利だったが、俄然形勢は逆転。移動不能になっている戦車に刻々と敵が迫る。「早く修理してくれ!」と祈りつつ、無事な部隊が後退を続ける。もはや「ドイツ軍を負けさせない」などと悠長なことは言えなくなった。 終盤は、OP1で北部戦線を支え、OP6で南部戦線を維持。さらに東部は湖を挟んで戦車戦を展開。その間に戦車以外の全部隊が脱出を完了。それでもしばらくは、装甲車や3号戦車相手に有利な戦いができたが、「こりゃいい経験稼ぎだ!」と調子に乗っていると、敵は次第に数を増し、StuGまで出てくると本当にヤバくなってきた。 最後はハリネズミ陣を徐々に縮小していき、22ターンで全部隊脱出。 【結果】 スコア 27086:4804(DV) ソ損害:Men65、SV1、AFV4。 独損害:Men546、Art4、SV17、APC11、AFV30。 コア損害:1×OT-134、1×Motorcycles 【感想】 作戦立案に時間をかけたため、中盤まではかなりスムーズにいきました。将校団の輸送に至ってはあまりに問題なく進んだため、何か重大なことを忘れているんではないだろうかと不安になったほどです。(^_^;) しかし驕りすぎて砲兵を脱出させた頃から形勢逆転。この面ではAUXの砲兵戦力が充実している上、全火砲をコアに加えたばかりの弾薬補給車に隣接させていたので、砲撃力は圧倒的でした。中盤までの快進撃は、ほとんどこの砲兵のおかげといっても過言ではありません。今回も殊勲賞は間違いなく砲兵です。それが一気になくなると・・ドイツ軍の本領発揮です。 もしもコア戦力に今回くらいの砲兵力(6×82迫、4×120迫、2×76榴)があれば、かなり楽でしょうね。ちなみに砲兵の活躍の影には、AUXで支給されたFOの存在があります。事前照準はかなり的確な場所に指定できていたのですが、それでもやはり急な転換を迫られた時にはFOの存在は有り難いですね。HQだと標準遅延時間が1.1なのに、しょぼくてもFOなら0.4です。 ピンポイントで狙いたい迫撃砲を使うにはFOの方がよいのですが、この「FOだと弾着が正確になる」という特徴を逆手にとって、「もともとばらつきの多い榴弾砲をさらに広範囲にばらまく」には、FO以外の方が適しています。敵がいるかどうかわからない、あるいは散開している一帯を砲撃するには、この不正確な弾着の散らばりが意外に効果的なようです。まあ負け惜しみの屁理屈ですが(^_^;)。 最後にサプライズについて。このシナリオではどこから敵が出てくるかが最大の問題なので、あえて割愛しました。そんなに奇抜な場所からは出てきませんが、さすがこの作者は出現タイミングをよく計算しています。3面目もそうでしたが、RSではドイツ軍が得意とした「迂回して包囲」という作戦をよく再現しています。対となる方向から出てくる装甲部隊に袋の口を閉じられると終わり、です。(^^ゞ |
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Nor司令官 | #6 "Oka Eastern Bank" | 5時間 | ☆☆☆☆☆ | C&C以外オン | MAP |
1941年10月1日0700時 有効視界18 標準ターン20 【アップグレード】 予算は350円。そろそろ徴集兵をどうにかしなければ。 <修理> 1×OT-134、1×Motorcycles <変更> 76.2mm ATG→76.2mm ZiS-3 ATG (2) Conscripts→Tankodesantniki (3) Conscripts→SMG Squad (4) ついに登場したZiS-3をさっそく採用。貫通力130のAPCRを3発もっているし、AP弾の貫通力は36年式ラッチェバムにわずかに劣るが命中率(ACC)は段違い。 そしてお荷物だった徴集兵をタンクデサントとSMGに変更。来月にはT-34impもでるし防御戦が続きそうなので重装歩兵を多めに。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 5×BA-3 3×Motorcycles 4×Cossack III.歩兵中隊 4×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃中隊 2×12.7mm DShK HMG 3×Tachanka V.中戦車中隊 8×T-34 m41(2plt) 6×Tankodesantniki(2plt) VI.火炎放射戦車小隊 3×OT-134 VII.重戦車小隊 2×KV-2 1×KV-1 VIII.対戦車砲小隊 2×76.2mm ZiS-3 ATG 2×Komsomolets IX.迫撃砲小隊 3×82mm Mortar 1×120mm Mortar X.榴弾砲小隊 2×76.2mm FH 1×Ammo Carrier XI.高射砲小隊 4×GAZ-4M(2sec) 【サポート】 105円。122mm FH 中隊(4門編成)。 【AUX】 再び砲兵が充実。76.2mm・122mm・152mm・203mmの榴弾砲。めぼしい戦力は、7×76.2mm砲、3×トーチカ、3×T-26 m40など。歩兵は10×爆破班、10×パラシュート兵の他多数。大量の対空機関砲も用意されている。さらにコア輸送用のGAZ-AAが20輌! |
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【任務】 同志よ!ドイツ軍がついに中央戦線で大攻勢を開始した。どうやらモスクワを目指しているようだ。敵はブリヤンスク戦線を奇襲突破し、オカ川を渡ってオリョルに橋頭堡を築いた。その方面に我が軍の戦力はなく、わずかに爆破班・対空砲・野砲が散発的に抵抗を試みただけだ。赤軍最高司令部(STAVKA)は、カツコフ将軍の第1親衛戦車旅団を含む増援をすでにこの地域に派遣しているが、到着にはまだ時間がかかるだろう。 オートバイ兵、空挺兵、民兵からなる増援の先遣隊が、オリョル東部で君と合流する。君は第1親衛戦車旅団が到着するまで橋頭堡を封鎖するのだ。第328シベリア狙撃連隊の先遣隊が君のすぐ後を追っている。彼らが戦場に到着し陣地を構築するまで敵の橋頭堡を封じ込めるのだ。幸運を祈る! 【作戦と配置】 マップが広い!しかし肝心の橋頭堡部分はマップの南半分だけ。なぜ?サト大佐の指摘したオカ川北部に浅瀬があるのも気になる。 あまりに広く整理がつかないので、まず4本の橋に南から番号を振ることにする(マップ参照)。橋の間の橋頭堡地区をそれぞれ A〜Dとする。A地区には配置時点ですでに敵がいるのが見える。 さて、どうすべきか。サト戦闘団は橋を落とさなかったため苦戦したようだ。ならば橋を落とすか。しかしそうするとこちらも攻め込めなくなる。これまでの経験から、どんなシナリオでもある程度敵を倒さないとDVは取れない可能性が高いので、やはり全部の橋を落とすのはマズイだろう。 とりあえず鉄道橋(橋梁4)は簡単に落とせそうなので落とすことにしよう。そうすれば橋頭堡A〜Cの市街地に戦力を集中できる。それ以外の橋は経過をみながら考えることにしよう。PPTのVHが多いのも特徴だ。まずは早めに東岸の敵を一掃して、VHの維持を目標としよう。部隊編成は次の通り。 <A地区攻略隊> 3×オートバイ、2×DShK、3×T-34 with タンクデサント、2×KV-2 <B地区攻略隊> 2×GAZ-4M-AA、4×SMG、3×工兵、5×T-34(3×タンクデサント) <C地区攻略隊> 5×BA-3、2×GAZ-4M-AA、4×海兵、3×ATG、3×火炎放射戦車、1×KV-1 <北部分遣隊> 4×コサック、3×タチャンカ <司令部> HQおよび全火砲、弾薬輸送車 北半分ががら空きなのがやはり気になるので、別働隊を編成して浅瀬を渡らせる作戦。対岸は荒れ地だらけなので車輌だと間違いなく移動不能になるだろうから、全て騎馬部隊。戦車がでてきたらどうするか・・。(^_^;) 最後に各橋梁中央に事前照準を4つ配置し、残りは東西両岸に分散。計10ヶ所。見えている敵を中心に、全火砲で橋梁および東岸を事前砲撃。 【戦闘経過】 事前砲撃でいきなり橋梁2が落ちた。といっても東岸際HEXだけ破壊されたので、まだ渡ろうと思えば渡れる。どうやら203mm砲が命中すれば破壊できるようだ。 かなり離れたところに配置しなければならなかったコア部隊は全速前進。AUXのオートバイを走らせて後背地のPPTVHを踏ませる。2ターンで全てのPPTVHを確保。 まずは橋頭堡最前線に配置されているAUX部隊を慎重に検討。なんだこの腰が引けた配置は!AAやATGの射界が狭すぎるので位置修正。多少の犠牲はでるだろうが、積極攻撃でコア部隊がくる次のターンまで耐えるのだ。 橋梁4の鉄道橋は1ターン目で西岸際を破壊。爆破班はトーチカと空挺兵の援護をうけつつ橋梁を渡り、結局5ターンで全鉄道橋ヘックスを爆破完了。その後は川越しに無意味な銃撃戦を展開。 2ターン目で橋梁1の中央を砲撃破壊。命中すると嬉しい(^^ゞ。これでここは渡れなくなった。嬉しさのあまりどんどん橋梁を砲撃破壊する。3ターン目で橋梁2の中央を破壊してここも分断。早くも残された橋梁は1ヶ所だけになってしまった。しかしこのアバウトな砲撃計画の影響が後に判明する・・。 橋頭堡掃討作戦もコア部隊が到着しはじめると順調に進展。コア砲兵も2ターン目で砲兵陣地に展開完了して砲撃開始。これだけ砲兵が揃うと多少の敵攻撃は寄せ付けない。3ターン目には終了時ポイントを含む全VHを奪還。以降、VHを奪われることはなかった。 しかし4ターン目。市街を一掃したばかりのC地区を4機のルフトバッフェが襲う。半径3ヘックスが大混乱に陥り、コアのGAZ-4Mと展開完了したばかりのAUX空挺小隊がほぼ壊滅。凶悪すぎる!(゚_゚;) A地区ではAUXのATGやT-26が三突に蹂躙される。もはや橋は落ちているのにやけに三突が多いぞ。精鋭T-34×3は、路地を活用した待ち伏せ作戦に変更。B地区ではT-34×3の支援を受けてSMGと工兵が展開して市街戦を開始。5ターンで逃げ道の無い敵歩兵をオカ川に追い落とした。 その後、A地区では7ターンまでかかって橋頭堡を一掃した・・はずが、突然3号戦車が湧き出す。もしかして、東岸に増援ヘックスがあるの?すでに戦車隊主力はC地区への転進を開始しており、以後何度かかなりのピンチがあったがKV-2とT-34各1輌で最後まで何とか守り通す。 橋頭堡掃討に目途がつきだした5ターン辺りから、作戦の不備に気づき始める。残る橋梁は一つ。反攻を開始するとすれば、その橋梁3がつながるC地区に戦力を集中しなければならない。しかしC地区にはわずかに海兵と、火炎放射戦車小隊とKV-1が1輌、T-34が2輌しかいない。T-34の主力6輌はA地区、歩兵の主力はB地区におり、B地区とC地区の間は小川と湿地があるので、後背道路を遠回りしなければいけない・・・。 時間がかかる!橋頭堡掃討が終わるや否やB地区に歩兵輸送用のトラックを回すが、展開完了まで3ターンかかる。A地区のT-34は移動に専念するのはもったいないので、対岸を狙撃しながら川岸を進むが、6ターン以降毎回敵も川岸に大砲撃を集中させるので、なかなか進まない。 終盤はC地区に残る橋梁3を挟んで砲撃・狙撃合戦。敵はATGと戦車の狙撃網を突破して何とか橋梁を渡ろうとするが、東岸入口には火炎放射戦車と海兵が待ち伏せて大活躍。三突だろうがなんだろうが燃やしまくる。戦況は優勢に進むが、こちらから大攻勢に出る余裕はない。相次ぐ砲撃で歩兵の死傷者が続出。さすがの戦車隊も目を回す。 ダメだ。これは完全に作戦失敗だと確信した12ターン。突如ドイツ軍の士気崩壊で終了。制限ターンは20ターンなのに・・。 【結果】 スコア 17788:4454(MV) ソ損害:Men240、Art2、SV1、AFV9。 独損害:Men750、Art3、APC5、AFV55。 コア損害:3×BA-3、1×T-34、1×GAZ-4M-AA 【感想】 完全な作戦ミス。結果はいちおうMVですが、気分は敗北です。今考えれば当たり前ですが、最初から残す橋梁を決定しておき、そこに主力を展開させるべきでした。まあ初期赤軍らしいミスかも。(^_^;) こちらの砲撃と狙撃が効果的だったためか、8ターンも早く終了してしまいましたが、どうすればDVが取れたのでしょうか?今回は3ターンで全VHを確保したのにこのスコア。PPTVHを維持するだけでなく、やはりかなりの敵を撃破しなければDVは難しそうです。それも一気にやってしまっては今回のように早期終了してしまうので、じわじわとやる必要もありそう・・などと考えるとかなり難しそうです。 橋梁を一ヶ所だけ残せば戦力を集中できますが、それは敵も同じ事。今回のような大砲撃の応酬で消耗戦に引きずり込まれそうです。かといって全部橋を残せば戦力が分散しすぎて、もともと数の多い敵の方が有利になりそうです。 ならば、南北両端の橋を残す作戦。鉄橋は故障が多くなりそうなので道路橋の両端だけを残すことにし、最初から戦力を二分させておけば敵はこの展開についてこれないのではないでしょうか? しかしもしかすると、最初は橋なんか落とさず、サト戦闘団がやったように市街地外縁で損害の少ない防御戦を展開するべきなのかもしれませんね。それなら爆破班は何のために・・と思いますが、十分に敵を橋頭堡に呼び込んだ時点で退路を遮断!というのが最も美しい作戦かもしれません。 さて本編には書いていない騎馬別働隊の活躍ですが・・全く活躍してません。最終12ターンでようやく鉄道橋付近まで迫り、被発見マークがついたところで終了してしまいました。いったいこの広大な北部地区は何だったんだ!と思ったのですが、どうやら次のシナリオにつながるようですね。だったらそう言ってよ・・って、そういえば今回は「橋頭堡を封じろ」という命令だったですね。(-_-;) 今回の殊勲賞はOT-134火炎放射戦車。これまでほとんど活躍しておらず、もう要らないかなと思っていたのですが、今回は本当に大活躍してくれました。小隊3輌合計のキルスコアは今回で19も伸び、餌食の多くが三突というのも頼もしい限りです。 次点は、ほぼ一人でA地区を防衛したKV-2です。三突や三号戦車からさんざん命中弾をうけた上、歩兵の近接強襲を3回連続でくらっても壊れなかった装甲は賞賛に値しますが、それ以上に逃げ出さなかった乗員が偉い! |
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Nor司令官 | #7 "Tula-Moscow Highway" | 3時間 | ☆☆☆ | C&C以外オン | MAP |
1941年10月1日1600時 有効視界9 標準ターン22 【アップグレード】 予算は350円。前回の損害を修理すると思い切った変更は無理っぽいが。 <修理> 1×T-34、1×GAZ-4M-AA <変更> 3×BA-3→T-34 m41imp 1×Cossack→Cavalry BAとT-34は修理せず期待のT-34改良型にしたかったが1円足りない(泣)。仕方なくT-34はそのまま修理し、BA-3だけを変更。前回コサックの対戦車攻撃力が気になったので、隊長だけモロトフを持っている騎兵に変更。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 2×BA-3 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃中隊 2×12.7mm DShK HMG 3×Tachanka V.中戦車中隊 3×T-34 m41 imp 8×T-34 m41(2plt) 6×Tankodesantniki(2plt) VI.火炎放射戦車小隊 3×OT-134 VII.重戦車小隊 2×KV-2 1×KV-1 VIII.対戦車砲小隊 2×76.2mm ZiS-3 ATG 2×Komsomolets IX.迫撃砲小隊 3×82mm Mortar 1×120mm Mortar X.榴弾砲小隊 2×76.2mm FH 1×Ammo Carrier XI.高射砲小隊 4×GAZ-4M(2sec) 【サポート】 予算無し。 【AUX】 盤外砲の76.2mm FHが4個中隊。装甲戦力は、4×T-26E m39と5×BT-7。歩兵はシベリア兵(ライフル兵)と降下兵がそこそこ。シベリア兵はかなり精鋭扱いになっている。37mmと45mmのATGが2門ずつ。その他、コア輸送用としてZiS-5とYaG-6が5輌ずつ。 |
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【任務】 同志よ、敵は我が軍の両翼を突破しようとしているとの報告が入った。我が軍はこの数時間で防衛線を後退させている。君が今日時間を稼いでくれたおかげで、第328シベリア狙撃連隊の先遣大隊は陣地を構築して戦闘準備を整えることができた。敵の攻撃は夜間に入って視界が悪化しても続いている。君の部隊は予備戦力として配置し、突破された地区のシベリア連隊を援護するのだ。 敵はますます大規模な爆撃を実施しているが、どうやら砲弾が不足しているようだ。この攻撃は、我々が陣地を構築する前にツーラ奪取を意図する大攻勢である。君の部隊にさらに時間を稼げというのは酷な命令だろうが、STAVKAは漸次撤退することを許可している。しかし遅滞作戦が潰走になってしまわないようにNKVDが配置されている。最も安全な場所は最前線だということを部下に伝えたまえ。やつらは臆病者には警告なしに発砲するだろう!では幸運を祈る! 注:コア部隊は予備機動戦力として前線後方に配置して下さい。 【作戦と配置】 マップを確認。オカ川が・・全部浅瀬になってる!もしかして前回のマップはこの浅瀬を消し忘れただけでは・・。きっと今回こそ、この浅瀬が意味を持つに違いない。 作戦は簡単。「攻撃は最大の防御」コレ!このマップの要所は高地1と高地2に違いない(マップ参照)。特に序盤で高地1の南側をきっちり封鎖して敵の北上を阻止すれば、攻勢に転じる機会が生まれるだろう。 高地1の南側を制圧すれば他のAUXの初期防御陣地と防御線がつながる。AUX陣地で手に余る敵の攻勢があれば、その方面に戦車隊を回していけばよい。 配置時点で敵戦車と歩兵が数部隊見える。どうも本当に大攻勢のようだ。敵戦車を目安にして、次のように部隊を編成。 <戦力1> 高地2・陣地B方面 3×オートバイ 3×T-34 with タンクデサント 1×KV-1 with 海兵 <戦力2> 陣地A・Bを補強 3×火炎放射戦車 2×GAZ-4M-AA 1×海兵 <戦力3> 高地1南側封鎖 2×BA-3 3×T-34imp with SMG 5×T-34(3輌はタンクデサント、2輌はDShK) 2×KV-2 with 海兵 2×GAZ-4M-AA 2×76.2mm ZIS3 ATG with コムソモレッツ 4×工兵(AUXのGAZ-AAに搭乗) 1×SMG(AUXのGAZ-AAに搭乗) <戦力4> 陣地C方面・北部警戒 4×コサック(隊長は騎兵) 3×タチャンカ HQは砲兵隊とともに森に配置。事前照準を8個指定。全火砲で見えている敵部隊周辺を事前砲撃。 【戦闘経過】 事前砲撃が豪快に決まったようだ。しかし猛烈すぎて煙幕が立ちこめて配置画面で見えていた敵のほとんが見えなくなった。とりあえず戦力3のT-34戦車隊が高地1の南際に展開する。実に迅速!戦力1も高地2の東側道路に進出。見えている敵兵をなぎ倒していく。高地1の東に陣地を構えているAUX戦車隊も南下。 順調な滑り出しに気をよくしていた矢先、水平爆撃の連発!高地1に展開したばかりのT-34に直撃!1×DShKが消滅。全てのT-34と積荷はその後しばらく使えなかった。くっ、作者め!きっちり罠にはまってやったぜ。(-_-;) 陣地Cを援護するため、やや西よりに展開していたT-34impは影響を受けず、そのまま川沿いを回り込む。敵が南から突き上げてきたら・・すかさず側面を衝いてやる。 3ターン。砲撃していなかった陣地Cを中心に敵の猛攻が始まる。T-34impとともにいたSMGが壊滅。全然待ち伏せの効果ナシ。敵装甲部隊は見えるだけで10輌以上と圧倒的で、率直な感想は「勝てそうにない(;_;)」。こりゃ攻撃するなんて言ってる場合じゃないかも。また作戦ミスかなと弱気になるのをこらえて戦力3の戦車隊を陣地Cに回していく。 4ターン。引き続き陣地Cにラッシュ。僚車を救おうと回り込んだT-34impが大破。SMGも壊滅。思わず「うおっ!」と叫んでしまった。買ったばかりなのに・・。他の2輌も運と避弾性能に救われただけで、敵のさなかで滅多打ちに。高地1では空爆にあった部隊がようやく動けるようになった。 5ターン。オーマイガッ!!今まではほんの前哨戦に過ぎなかったことが発覚。今度こそ本格的に敵が陣地Cに殺到。無数のオートバイ、歩兵、3号、4号・・・。敵に囲まれたT-34impは、タコ殴りの抑圧を低下できるかどうかが運命の分かれ目。右クリックする指にも力が入る。 一方、南東方面ではこれまで優勢に進行していたが、陣地A付近でついに敵装甲部隊が出現。その数10輌以上。高地2付近で敵を掃討していた3輌のT-34とKV-1が救援に向かう。KV-1は道路をまっすぐ南下。すると別の敵装甲部隊とはち合わせ!しかし敵は撃ってこない。???じゃこっちから撃たせてもらいます、ということで戦車2輌撃破して後退。 道路は封鎖されているので、T-34が陣地Bのシベリア兵とともに畑を南下。すぐ傍に敵歩兵の群れがいるが、GAZ-4Mの力を借りて掃討。何とか陣地Aへの通路が開いた。 6ターン。嗚呼神様、再び陣地Cにすごいラッシュです。今度はSdkfz222と8輪装甲車が一斉に突っ込んでくる。AUXの空挺兵が次々に壊滅し、T-26もずばずば撃ち抜かれる。 陣地Aは37mmと45mmのATG陣地が中心。多少なら装甲部隊とも渡り合えるが、何と言っても多勢に無勢。一瞬で陣地を蹂躙され砲手は逃げ出す。わずかに残ったシベリア兵が近接強襲で勝負強さをみせてくれるのが頼り。救援に向かったT-34が1輌到着。とりあえず敵戦車1輌撃破。 街道上のKV-1は再び前進。やはり敵は撃ってこない。もしかして、これって設定された行動開始ターンになってないからでは・・。まあいいや、無抵抗の敵縦隊を次々と撃破。気分はまさに街道上の怪物。(^_^;) 7ターン。相変わらず陣地Cは苦戦。T-34impは殴られすぎておかしくなったのか、抑圧を下げても弾がまっすぐ飛ばない。装甲車にまでスタックされて機関砲を撃ちまくられる始末。それを後方のBA-3が撃破する。BA-3の方がよっぽど役に立っている。 しかし2輌のKV-2は信頼に足る存在。脅威の152mm砲で近づく敵をばったばったとなぎ倒す。一発撃てば周囲の敵兵までことごとく被害を受けるので非常に重宝。 陣地Aでは戦車の他にAPCに乗った装甲擲弾兵まで登場。しかしこちらもT-34が4輌揃ったので包囲にかかる。正面はシベリア兵が大奮闘。めちゃめちゃ使えます。 8ターン。敵ターンが短くなっていく。高地1方面はほぼ安全が確認されたので、戦力3のほとんどを西側に進出させ、陣地Cではついに敵を押し戻すことに成功。 しかし一方が安定すれば、もう一方は危機に。陣地Aではろ獲T-34とKV-1が出現。こりゃシベリア兵に頑張ってもらうしかないかな・・。 全体的にはかなり優勢になってきたぞ!とニンマリしたところで、突然終了。まだ8ターンが終わったばかり。制限ターンは22・・。 【結果】 スコア 13467:926(DV) ソ損害:Men130、SV1、AFV4。 独損害:Men994、APC4、AFV64。 コア損害:1×T-34imp、1×OT-134、2×SMG、1×DShK 【感想】 ブリーフィングにある通り、コアは予備戦力として後方で待機させ、突破された陣地を救援しつつ後退させていく、というのが作者の思惑だったのでしょうか。確かに注もついていますが・・。 おそらく、陣地B付近でKV-1が遭遇した敵装甲部隊には反応ターン(Reaction Turn)が設定されていて、あるターンになると行動を開始するようになっているのだと思われます。しかし、我が部隊の進出が早すぎたので(あるいは進出自体を想定していないので)、反応ターン以前に遭遇してしまい、一方的に壊滅できたということでしょう。 もちろん反応ターン以前でも敵を見ればAIは攻撃するのですが、退却以外の移動ができないというのが問題です。おまけに出くわしたのがKV-1だったので、1号重歩兵砲が多少反撃した以外は、ほとんど沈黙したままでした。 スコアはDVですが・・なんというか、面白くなってきたところで終わったので非常に残念です。終了後マップを見ると、まだ移動していない敵装甲部隊もいたようです。どうせなら反応ターンなんか設定せず、ターン指定の増援として出してくれれば機動防御作戦も可能になったのに。とはいえ、やはり作者の指示には従うべきですね。(^_^;) 今回の殊勲賞はKV-2。これがいなければ陣地Cは完全に突破されていたでしょう。装甲が厚すぎるので敵の弱い戦車はほとんど攻撃してこない上、一発撃てば周囲6ヘックスの歩兵が皆ふっとぶ152mm砲の攻撃力は、防御戦時には最強です。 |
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Nor司令官 | #8 "Kolotschky Station" | 3時間 | ☆☆☆☆ | C&C以外オン | MAP |
1941年10月23日1000時 有効視界15 標準ターン18 【アップグレード】 予算は400円。予算は多いが損害も多い。(^_^;) <修理> 1×T-34imp、1×OT-134、2×SMG、1×DShK <変更> 2×BA-3→T-34 m41imp 1×Engineer→Engineer(火炎放射器装備) 残ったBA-3をT34 m41改良型に。これでBA装甲車隊が戦車に移行完了。余りで工兵を火炎放射器装備のものに強化。工兵小隊は全て火炎放射器装備になった。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃中隊 2×12.7mm DShK HMG 3×Tachanka V.中戦車中隊 5×T-34 m41 imp 8×T-34 m41(2plt) 6×Tankodesantniki(2plt) VI.火炎放射戦車小隊 3×OT-134 VII.重戦車小隊 2×KV-2 1×KV-1 VIII.対戦車砲小隊 2×76.2mm ZiS-3 ATG 2×Komsomolets IX.迫撃砲小隊 3×82mm Mortar 1×120mm Mortar X.榴弾砲小隊 2×76.2mm FH 1×Ammo Carrier XI.高射砲小隊 4×GAZ-4M(2sec) 【サポート】 予算105円。盤外122mmFH中隊を購入。 【AUX】 盤外砲の76.2mm FHが5個中隊と2×LaGG-3、6×2機編成爆撃隊。盤内砲は3×120mm迫撃砲、3×BM-8カチューシャおよびFO。大盤振る舞いですな。 残りは案内役兼地雷踏み役のコサック中隊と7×爆破工作隊。 |
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【任務】 よく戻ってきた、同志よ!最高司令部の命により、君の部隊は非常に重要な特殊任務に従事することが決まった。敵はこの地区での攻勢準備を整えつつあり、Kolotschky駅付近に大量の物資を集積させている。君の部隊を目標に案内するため、破壊工作班と騎兵部隊が派遣されている。彼らは破壊任務において君を支援してくれるだろう。 ドイツ軍は駅付近に戦車修理施設を設置している。この冬の寒気と長い戦いでやつらの車輌は消耗している。敵は必死になって自前の戦車とろ獲装備を修理しようとしているのだ。可能であれば、この施設および工場を破壊し、整備兵を皆殺しにするのだ。この目標を達成することが、来るべき攻勢における奴らの装甲部隊を弱体化させることになるのだ。ただし、工場付近には中隊規模の敵戦力が用意されている。友よ、充分注意してくれたまえ。では幸運を祈る。 【作戦と配置】 今までとはがらっと趣が変わって進撃シナリオ。マップを見ると縦横に幅3ヘックス分の線路が走り、見通しは非常によさそう。サト戦闘団の戦いぶりからも分かるように、一番の問題は地雷だ。地雷をしかけるのは好きだけど、仕掛けられるのは大嫌い。(^_^;) 地雷踏み係はAUXのコサックに任せるしかないが、北部にしか配置されていないので数が足らない。コアにもコサック小隊はあるが・・歩兵系の偵察ユニットが他にいないのが痛い。おまけに歩兵の輸送手段がないのも痛いが、まあ地雷を踏みながら地道に歩いていくしかないか。厳しい戦いが予想されます。 計画としては、マップを縦方向に上中下に分け、三方面から進攻する。北部は線路北側の森を抜けて前進。中部は線路上を中央突破。南部は南側道路を進攻する。各方面の編成は次の通り。 <北部方面隊> 4×コサック 3×T-34 with タンクデサント 4×海兵 <中部方面隊> 5×T-34imp with 工兵4・SMG1 3×火炎放射戦車 2×KV-2 2×GAZ-4M-AA 3×SMG <南部方面隊> 3×オートバイ 3×タチャンカ 1×KV-1 with DShK2 5×T-34 with タンクデサント3 2×GAZ-4M-AA <司令部> HQ、火砲、ATG 事前照準は4ヶ所。AUX砲兵はあらかじめ修理工場付近に砲撃指定されている。爆撃機まで繰り出すとはこりゃ期待できそうだ。 【戦闘経過】 爆撃機隊の活躍でいきなり敵の弾薬集積所が炎上した模様。死傷者多数。気をよくして中部方面隊が前進開始・・「ちゅどーん!」。やはり中央線路上には地雷が待ちかまえている模様。前進速度は著しく落ちるが、AUXコサックの後をついて行くしかないな。 南部方面隊も最初から苦戦。待ち伏せATGとスキー兵に悩まされる。当然地雷にも。頼みのオートバイは足止めをくらい、さっそく1×T-34が地雷で大破。50mmPaKで集中射撃が命中しまくり、KV-1も移動不能に。先が思いやられる・・。 3ターンでAUXカチューシャをコア砲兵陣地の弾薬補給車に隣接完了。序盤から見えない敵めがけて全火砲がフル稼働。これだけ砲兵がいればイケイケでしょ。 南部方面隊に第二の危機。Stuka2機が移動不能になったKV-1を襲う。自力で前進を開始した2×DShKが一瞬で消滅。地雷で大破したT-34の乗員も巻き添え。さらに1×T-34が地雷で移動不能に。続く5ターンでもう1輌移動不能。残りT-34はわずかに2輌。南部方面隊はもうダメだ! 最も順調に進んだのは北部方面隊。4ターンで塹壕化したPzJg35R(f)を発見・破壊。AUXとコアのコサックを楯にして精鋭T-34小隊が前進。コサック隊は歩兵陣地に被害をうけながらも、戦車と砲兵の支援をうけて何とか前進。 中部方面隊が中央交差点まで進出したのは8ターン。工兵を積んだT-34impは森の中の陣地を焼き払いつつ前進し、北方面を支援。最前線線路沿いで偵察していたAUXサボタージュ部隊の先導でようやく交差点を越える。 一方、南部方面隊は乏しい戦力で敵陣地3つを何とか突破した矢先、最南端に敵機械化部隊を発見。こりゃあかん。急遽司令部からATG小隊と中部方面からSMG小隊を支援に回す。といってもどちらも足が遅い。砲撃支援で耐えるしかないか。 交差点を越えた中部方面隊にまた難関。敵戦車が突進してきたり、見えない敵陣地・ATGから狙撃される。砲撃支援は南部中心のため苦戦。それもこれも頼みのKV-2の足が遅すぎるからだ。 後半も一番順調なのは北部方面隊。地雷でT-34一輌が止まったものの、11ターンにはほとんどが線路を越える。工場に向かって東進しつつ、中央方面に出ようとする敵戦車を側面から狙撃。しかし工場周辺には結構な数の敵戦車がいてなかなか突っ込めない。 南部方面隊は砲撃支援だけで敵部隊を足止め。2輌のT-34もなかなかの活躍をみせ何とか敵戦車を倒していく。しかしこの戦力では前進は望めない。と諦めてかけていたところ、12ターンでKV-1、14ターンでT-34の故障が直った! しかし気がつけばもはや終盤。マップ東側のVHは上中下どの方面でも確保できていない。それどころか最大の目標である敵戦車修理工場にさえも到達していない。えーい、このままでは負けてしまう。 全方面で怒濤の前進開始。地雷など恐れるな!AUX部隊は全て壊滅しても良い!サボタージュ部隊は強襲・強襲・また強襲。火炎放射戦車も突撃して弾薬庫・列車・兵器庫などを焼き尽くす。南部方面隊もT-34が単機で突撃。北部方面隊も一斉に修理工場に雪崩れ込む。しかし移動不能状態の修理中とおぼしき敵戦車群が待ちかまえている。構わん、突っ込め!! 結局、勇戦むなしく終了時得点のVHはほとんど確保できず17ターンで終了。あと1ターンあればほとんど取れたのにー!!悔しい、負けた。と思ったら・・ 【結果】 スコア 8675:1643(DV) ソ損害:Men136、AFV3。 独損害:Men593、Art11、SV2、APC3、AFV26。 コア損害:1×T-34imp、1×T-34、1×GAZ-4M、1×Cossack、1×Engineer、2×DShK 【感想】 スコア6倍差ついていませんが結果は意外にもDV。でも気分的には負けです。そもそも作戦と呼べるほどの作戦もなく、単に地雷の被害を極力抑えようと消極的な前進をしたのがいけなかった。もっと序盤から大胆にいけば面白く戦えたはず。 SMGと海兵の輸送手段がなかったのも非常に痛い。徒歩では最前線に到達できず、結局ほとんど歩兵なしで戦うことになった。それもこれも毎回損害が多すぎ、当初予定していたT-34imp増産計画が大きく遅れているから。しかし今回もコア損害が多過ぎ。高いばかりで活躍する機会がほとんどないDShKが憎くなってきました。(^_^;) 終わってみれば地雷は線路と線路の間にしかないことが判明。ちゅうか、線路の上にあったら敵列車が通れなくなるので当たり前ですね。しかし線路は移動コストが大きいので、KV-2なんて1ターンに4hexしか移動できないのも痛かった。 今回活躍した部隊はナシ。強いて言えば、南戦線の敵増援歩兵をヒット&アウェイ戦法で掃討したGAZ-4M-AAか、地道に戦車戦を生き延びたT-34か。砲兵隊の82mm迫は後半射程が足らず、最後の大攻勢を支援できなかったのは配置ミスです。その点、AUXカチューシャが一番敵に損害を与えてくれました。 地形の悪い攻勢シナリオでは輸送手段の確保が不可欠、あまりに当たり前ですがコレが今回の教訓です。 |
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Nor司令官 | #9 "Near Tula" | 6時間 | ☆☆☆☆ | C&C以外オン | MAP |
1941年11月16日1100時 有効視界15 標準ターン31 【アップグレード】 予算は350円。前回の激闘でまたも損害多し。 <修理> 1×T-34imp、1×T-34、1×GAZ-4M、1×Cossack、1×Engineer、2×DShK <変更> 2×Tachanka→BM-13 Katyusha T-34改良版とともに導入を先延ばしにしてきたカチューシャを大枚180円払ってようやく2台配備。ぼちぼち活躍してきたタチャンカ隊の役目は終了し機関銃中隊は小隊規模に縮小。ロケット砲小隊を新設。残ったタチャンカは司令部警備隊とする。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ 1×Tachanka II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃小隊 2×12.7mm DShK HMG V.中戦車中隊 5×T-34 m41 imp 8×T-34 m41(2plt) 6×Tankodesantniki(2plt) VI.火炎放射戦車小隊 3×OT-134 VII.重戦車小隊 2×KV-2 1×KV-1 VIII.対戦車砲小隊 2×76.2mm ZiS-3 ATG 2×Komsomolets IX.迫撃砲小隊 3×82mm Mortar 1×120mm Mortar X.榴弾砲小隊 2×76.2mm FH 1×Ammo Carrier XI.ロケット砲小隊 2×BM-13 Katyusha XII.高射砲小隊 4×GAZ-4M(2sec) 【サポート】 予算70円。いかにも地雷を買えという予算だが、ルフトバッフェ対策として12.7mm AAMGを4門(2個班)購入。 【AUX】 3門編成の82mm迫撃砲が2個。使えそうなのは、マキシム×8、45mm ATG×4、76.2mmIG×4。残りは弱小歩兵のみ。偵察兵×12、ライフル歩兵×8、PTRD ATR×4。 |
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【任務】 同志よ、最前線にきたな!君の部隊は敵の攻勢準備に打撃を与えたが、ヤツらは攻撃をあきらめるつもりはないらしい。敵は執拗にモスクワへの進撃路を切り開こうとしている。君は貼り付け部隊を援護して敵装甲部隊の先鋒を叩き、この要衝交差点を守り抜くのだ。同志スターリンは次のような声明を発表した。「もはや退却の余地はどこにもない。生き延びる術は現地点を死守することのみだ。」 さらに部隊の損耗は極力抑えるのだ。我々は君のような経験ある戦車乗りがぜひとも必要なのだ。敵はまだまだ十分な戦力を保持しており、ドイツ兵はモスクワを前にして闘志をみなぎらせている。では幸運を祈る! 【作戦と配置】 またまた苦手な後方からの支援が要求されるDelayシナリオ。これまでは最初から積極的に攻めすぎて不本意な結果を招いてきた。4面目のプリピャチ湿原の戦いのように、初期配置最前線にドラゴンティースを並べて前半は持久、後半は反攻というのが最も穏当だが・・。この面ではAUX部隊のほとんどが最前線に配置されており、輸送手段のないAUX火砲は回収できそうにない。 それに加えて地形が悪い。焦点となりそうな高地は3ヶ所(マップ参照)。高地1は初期配置範囲内なので問題ないが、高地2とそれに続く高地2.5が問題だ。ここを敵に取られると東・北側の低地帯を制圧されるので圧倒的に不利になるだろう。AUX全滅は覚悟しないといけない。マップは東西に長く東側にも多数のVHがあるのでもっと東側で戦えということなのか?「交差点を死守せよ」という指令があるのも気になる。 攻勢をかけるには、南側の高地2および2.5と北側の高地3を占拠しつつ、中央街道を東進するであろう敵装甲部隊を両側面から叩くのが理想的だが。しかし高地2.5と3はこちらの初期配置圏から遠く、敵の進出に間に合わないだろう。 何よりも、あまり攻めすぎるとこれまでの二の舞で途中終了になる恐れがある。かといってあまりに消極的なドラゴンティース作戦も採りたくない。今回の方針は、「有利な地点への敵の進出を抑えつつ、適当に反攻しながら、あまり突出しない」という非常に抽象的な作戦なのだ。(^_^;) 「自分が作者ならどうするか」を考え、敵装甲部隊の出現地点を予想する。これまでのシナリオからみて、間違いなくいやらしいところから、いやらしい時期に増援装甲部隊が登場するはず。マップにはあらかじめ多少の有刺鉄線や地雷が配置されている。装甲部隊の通り道にはそんなに多くの地雷は配置しないはずだ。最も地雷が少ないのは・・高地2と2.5方面だ。なるほど。こちらが序盤で街道上をやってくる敵の先鋒を蹴散らしたところを南側面から襲いかかる!これならサプライズとしてばっちりだ。この一点予想に賭けて編成案をたてる。 主力戦車隊は高地2方面の最高地点を確保するが、敵の増援が出てくるまでは前進しない。また反応ターンを待っている装甲部隊と遭遇するのは面白くないから。AUX歩兵部隊は対戦車砲や歩兵砲の位置まで下げる。少しでも生き延びる確率を上げるとともに、我がコア部隊にとって「有効な」楯とするためだ。具体的な編成は次の通り。 <高地2方面> 4×コサック 5×T-34imp with 海兵4・SMG1 5×T-34 with タンクデサント3 3×OT-134 1×ZiS-3 ATG 2×GAZ-4M-AA <中央街道方面> 3×T-34 with タンクデサント3 1×KV-1 1×KV-2 1×ZiS-3 ATG 4×工兵 <高地1方面> 3×オートバイ 3×SMG 1×KV-2 2×GAZ-4M-AA HQと砲兵は全て弾薬補給車を中心に高地2の背後に配置。ちょっと前線に近すぎる気もするが、82mm迫の射程不足の心配があるのでなるべく前に出しておく。事前照準は4ヶ所指定し、敵陣内に事前砲撃指定しておく。少しでも敵の前進を遅らせるのだ。 全て配置し終わった時点でちょっと不安になる。北部方面ががら空き(^_^;)。この一点予想が外れたらコアも壊滅する危険があるな・・。 【戦闘経過】 序盤は順当な滑り出し。AUX82mm迫をコア砲兵陣に連れ戻り、全火砲でメクラ砲撃を繰り返す。AUX部隊も敵の視線を感じながら後退。高地2.5にいるAUX偵察隊も全力で後退させておく。万が一、中央街道を突破された時に備えて、工兵は地味に地雷を配置する。 まもなく戦闘開始。オートバイや偵察兵に続いて装甲部隊もちらほら現れ始める。ダメすぎるAUX部隊には厳しく発砲距離規制を加え、臨機射撃も極力キャンセルして発見されるのを防ぐ。 ・偵察兵−1Hex(手榴弾のみ!) ・ライフル兵−4Hex ・MG−10Hex(副武装使用禁止) これだけしても見つかるし(泣)。たまらず街道方面のコア重戦車がじりじり前進しはじめたところを、お約束のスツーカ隊が猛爆!!あかん。罠にはまってる。KVに損害はなかったが、周囲のAUX砲兵が巻き込まれて大打撃。 高地2方面では最高地点にT-34とATGを配置。歩兵と火炎放射戦車はその前面の高低差を利用して斜面に隠れる。"In-cover"状態になりいつ敵が来ても万全の備え。しかし敵はやってこない。偵察兵や街道方面からやってきた戦車はいるが、増援装甲部隊らしきものは来ない。高地1でも敵は見えない。我慢できずにオートバイとSMG歩兵がじわりと前進を続ける。 中央街道方面はやや物足りない戦闘が続く。AUX部隊はほとんど役に立たないが、大量の敵歩兵は砲撃でピヨらせ、KV-1とT-34が敵戦車部隊の前進を阻む。スツーカ以外に恐れる敵はいない。が、敵も盤外150mm砲でものすごい砲撃を加えてくる。物量の差に負けて、徐々に敵は前進してくる。 この展開は・・読み違いか?もしかしてスゴイところから敵が出てくるのか?高地2方面の部隊はもう動きたくて仕方がない。作戦ミスだ!指揮官はクビだ!と不穏な空気が漂い始めた頃、やってきました敵増援!この戦い、もらった!しかし・・一点予想はピタリと当たったものの、その数の多さまでは読み切れなかった。(^_^;) 待ち伏せ陣地にはまった敵部隊をここぞとばかりに撃退することしばし。しかしいつまでも敵はやってくる。歩兵だけでは耐えきれない。後方高地に構えるT-34も一部を前進させ戦線を支える。やっと敵戦車がいなくなったか?と思った頃、ろ獲T-34まで登場。火炎放射戦車の一撃二輌破壊という必殺ワザで何とか乗り切り、ついに前進を開始。 高地2方面隊は取り残された戦車兵や偵察兵を踏みつぶしつつ、高地2.5に乗り込む。南側面からの援護で中央街道方面も一気に優勢になった。一部T-34は海兵を積んだまま高地2.5の裏側を回り込み、敵迫撃砲陣地を急襲。これで南側と西側を確保。敵は完全に包囲された。(^^) 終盤は四方から攻勢を強め、高地の合間のキルゾーンに追い込んでいく。しかしこの戦闘が一番困難を極めた。何しろ敵が見えない。敵歩兵は屈強で予想以上にウヨウヨいる。最前線は迫撃砲のピンポイント、後方は慢性砲弾不足のカチューシャが制圧し続け、敵は完全にピヨっているのだが隣接すると近接強襲を食らう。優れた指揮官と高い練度を持つ敵オートバイ隊は毎ターンT-34に突撃してくる。さらに3〜5ターンに1回は150mm砲が降ってくる。 しかしAUX歩兵も総動員して慎重に包囲網を縮めていき、28ターンで敵地上部隊を一掃。盤外砲とルフトバッフェ以外の敵は文字通り「殲滅」するという快挙を達成。 【結果】 スコア 17733:1339(DV) ソ損害:Men206、Art3、AFV3。 独損害:Men969、Art16、APC23、AFV38。 コア損害:1×T-34imp、2×T-34、1×Cossack、2×Tankodesantniki 【感想】 作者との知恵比べに勝った!と感じられた会心の勝利でした。コア損害はT-34が1輌スツーカにやられた以外、全て敵増援装甲部隊との死闘で発生したものです。嬉しさのあまりかなりネタバレAARになりましたが、どこから来るというのが分かっていてもそう簡単には対処できないんじゃないかと思います。 今回の殊勲賞はOT-134。橋頭堡殲滅戦以来しばらく見せ場がなかったのですが、今回はこれぞ火炎放射戦車だ!というところを見せつけてくれました。 敵がある地点に次々に突っ込んでくる場合、最初の敵は臨機射撃でピヨらせて沈黙→次の敵に臨機射撃→外れて最初の敵が復活→全ての敵が一気に逆襲、というのが最悪のパターンですが、火炎放射戦車の場合は残っている敵も焼き払ってくれるので、一撃二輌破壊という荒ワザを見せてくれることがあります。 さて、期待のカチューシャですが・・序盤のまだ敵が出そろってない時から撃ちまくっていたので効果のほどはイマイチ不明です。しかし後半南からT-34が回り込んだ時に、移動不能状態の戦車が3輌くらいいました。勝手に壊れたのかもしれませんが、偶然カチューシャが命中したのかもしれません。中盤以降は2輌のカチューシャを交互に休憩させながら砲撃させたのですが・・やはり2〜3発で撃っても威力不足か。弾薬補給車がもう1輌あったら楽だろうなあ。 |
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Nor司令官 | #10 "Moscow Outskirt" | 4時間 | ☆☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1941年12月5日1200時 有効視界15 標準ターン30 【アップグレード】 予算は450円。今回もDelayシナリオだが前線までが遠い。輸送手段の確保を重視しないといけないが。 <修理> 1×T-34imp、1×Cossack、2×Tankodesantniki <変更> 2×T-34→T-34imp 1×T-34→T-34imp 1×Tachanka→Ammo Carrier 前回大破した2×T-34を改良版にアップグレード。カチューシャ用に弾薬輸送車をもう一台配備する。残りでT-34をもう1輌改良。歩兵まで手が回らなかった。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃小隊 2×12.7mm DShK HMG V.中戦車中隊 8×T-34 m41 imp 5×T-34 m41 6×Tankodesantniki(2plt) VI.火炎放射戦車小隊 3×OT-134 VII.重戦車小隊 2×KV-2 1×KV-1 VIII.対戦車砲小隊 2×76.2mm ZiS-3 ATG 2×Komsomolets IX.対空砲小隊 4×GAZ-4M-AA(2sec) X.砲兵中隊 3×82mm Mortar(中迫) 1×120mm Mortar(重迫) 2×76.2mm FH(榴弾砲) 2×BM-13 Katyusha(ロケット砲) 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算70円。装甲部隊偵察兼攻撃用に2×LaGG-3。歩兵輸送用に2×GAZ-AA 【AUX】 期待できるのは4×Pe-2、4×MG Nest、4×Lt Pillbox、2×Pillbox。最前線で塹壕化している6×Militiaと12×Civilliansはダメだろうな。 |
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【任務】 同志よ、今や至る所でモスクワを巡る戦いは頂点に達している。君がここを守りきることができれば、窮地にたっている他師団の側面を支えることができるだろう。他師団がこの地区を維持できれば戦線は安定するのだ。もしこの地区が維持できるなら、STAVKAは他の独軍突破地域に増援を回すことができ、敵をモスクワの入口で阻止できるのだ。 タワリシチ(同志の意)、全てはここで終わりここから始まるのだ。君たちは絶対に義務を果たさなければいけない。人民から編成された労働旅団はすでに広範囲に陣地を完成させ、火砲の射界を確保するために障害物を焼き払っている。しかしドイツ軍は信じられないほど死にものぐるいで突破を図っている。何としてでもヤツらの企てを阻止するのだ。 君に与えられる物資はほとんどないが、発見したものは全て君のものにして良い。これは君が本地区の防衛に必要と認めたあらゆる行動を承認するという命令書だ。まもなく冬の嵐がやってくる。それが何を意味するかを本当に知っているのは我々ロシア人だけだ。やがて侵略者達はおもいしるだろう。では幸運を祈る。 【作戦と配置】 マップを睨む。配置可能地点から最前線はかなり遠い。到達まで3ターンくらいはかかるだろう。PPTVHを捨てて市街地外縁に防衛線を敷くか、それとも最前線の貧弱な民間人部隊を援護しに行くか・・。やはりAUXとともに前線を支えよう。せっかく各種トーチカが用意されているのだ。これを捨ててしまうのは勿体ない。 再びマップを睨む。絶対に押さえたい要所はどこだ?まず目につくのが北方の高地(マップ参照)。ここからは北と西側一帯を見通せるはずだ。次に最南端の交差点。ちょうどPPTのVHがある。さらにマップ中央を南北にはしる塹壕を利用しない手はない。突出しすぎたAUX部隊は塹壕まで下がらせ、さらに森林外縁とあわせて防御線を敷くことにする。 便宜的にマップ縦方向で3分割。各方面に向かわせる戦力は次の通り。 <北部方面> 4×コサック 5×T-34imp with SMG(4)・タンクデサント(1) 2×GAZ-4M-AA 1×76.2mm ZiS3 ATG with コムソモレッツ <中央方面> 1×T-34imp with 工兵 4×T-34 with タンクデサント 1×KV-1 with DShK(2) 3×OT-134 3×工兵 with GAZ-AA(2) <南部方面> 3×オートバイ 2×T-34imp with 海兵 1×T-34 with タンクデサント 2×KV-2 with 海兵 1×76.2mm ZiS3 ATG with コムソモレッツ 2×GAZ-4M-AA タンクデサントと工兵をバラバラに乗せることになった。C&Cはオフだが回復面でかなり不利になるのは仕方ない。それでも車輌が足らず、中央方面の工兵3部隊はトラック2輌でピストン輸送するハメに。 司令部と弾薬輸送車を中心に砲兵を配置。82mm迫は射程が短いので円周前面に出しておく。事前照準は5ヶ所。敵がどこからくるかわからず、あまりにマップが広いので事前砲撃は行わない。 【戦闘経過】 2ターンで敵部隊を発見。さっそく砲撃。偵察も兼ねてPe-2を飛ばす。3ターンで北部方面隊が高地1を奪取し、うろついていた敵偵察部隊を一掃する。南部方面の交差点でもStuGを発見。まずは序盤の戦いだ。 4ターンで各方面のT-34隊が前線に到着。これでほぼ隙間を埋めることができた。5ターンから敵の攻勢が本格化。6ターンでは中央方面で大攻勢。T-34の1輌がタコ殴りにあって主砲故障。こちらの砲撃も敵の砲撃も命中率はともに高い。練度ではドイツ軍にひけをとらなくなってきたということか。あとは撃ち抜けるかどうかの勝負だが、圧倒的な物量差で押され気味。 7ターン。Pe-2が南部で「マジですか!」というくらいの敵の大装甲部隊を発見。今は何とか交差点突破を抑えているが、あいつらが一斉に来るとどうなることか。少しでも数を減らしておくため、毎ターン飛行機を飛ばす。 8ターン。ついにルフトバッフェが来た。北部と中央のT-34が標的になったが、なんとか破壊は免れる。しかし周囲のAUX部隊に大損害。T-34も抑圧除去に失敗し、逃げ出すことになってしまった。 しかし高地1を中心に周囲の敵を一掃した北部方面隊は、コサック隊を先頭にT-34の1輌が壕を越えて西に向かう。森の中に潜む50mm迫撃砲を掃討しつつ、中央方面の敵背後に回り込む。 南部方面でもついにKV-2とATGが到着。俄然戦況有利になって、序盤でとられていたPPTのVHを踏み返す。隙間が空いていた中央方面と南部方面の間でもKV-1と工兵隊が展開を完了した。 9ターン。全方面で250m前後の撃ち合いが始まる。臨機射撃を外せば、まず間違いなく敵も命中させてくる。手に汗握る展開。南部のKV-2が臨機射撃を外し3号に狙われた。たまらず乗員が離脱してしまうが抑圧は低い。煙幕を張って姿を隠し、他の戦車が布陣を変える。 10ターン。中央北部よりで敵の大攻勢。いつまで出てきやがる!さらに敵の攻勢が激化し、彼我の距離は150mにまで接近。外せばT-34といえども撃ち抜かれてしまう。気合いを入れて臨機射撃を行うが・・あえなくT-34impが大破。まあ仕方ない。背後に回り込んだコサック隊とT-34は敵の自走迫撃砲とFOを発見・殲滅。 13ターンでついにドイツ軍の士気崩壊。敵の装甲車輌は全滅したようだ。AUX歩兵も徐々に前進させ、残敵掃討作戦を開始。最後は奥地に隠されていた敵の撤退ヘックスを奪取し、再び敵地上部隊の殲滅に成功。20ターンで終了。 【結果】 スコア 19332:401(DV) ソ損害:Men71、AFV1。 独損害:Men964、Art6、APC34、AFV60。 コア損害:1×T-34imp 【感想】 よっしゃよっしゃ。大満足の結果。コア損害が少ないのが嬉しい。もっと損害がでてもおかしくないような大激戦でしたが、今回は運が味方してくれたようです。もしも敵が特殊部隊なんかを潜入させていたら、司令部と砲兵全滅を覚悟しなければいけない作戦でした。 前線と初期配置地点が離れているので、どの部隊をどこに配置するかでかなり戦況が左右されるようです。T-34は足が速いので最初から激戦地区に回しましたが、中央方面南部に向かわせたKV-1や火炎放射戦車は実は一発も撃つ機会がありませんでした。このあたりは作戦ミスですね。 今回から弾薬補給車が2輌になり、BM-13カチューシャも2発/ターンで補給できるようになりました。通常は迫撃砲と榴弾砲が毎ターン撃ちまくり、カチューシャはここぞという時だけ、最低8発は弾薬を貯めてから砲撃するようにしました。結果は・・まあまあ良かったかなというところです。 本文にもあるように、我が戦闘団の戦車隊の練度がようやくドイツ軍に追いつきつつあるようです。どちらも命中するが撃ち抜けないので、いかに砲火を集中させるか、側背面をとるかの戦いに変わりつつあります。 今回の殊勲賞はZiS-3 ATGです。南部と北部VHの周辺森林に潜ませて、前面のT-34が危機に陥った時に大活躍を見せてくれました。これほど役にたったのは実は初めてかも。(^_^;) |
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Nor司令官 | #11 "Kalinin Road" | 3時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年2月25日1200時 有効視界35 標準ターン23 【アップグレード】 予算は350円。今回も前線が遠い。 <修理> 1×T-34imp <変更> 3×T-34→T-34imp 1×SMG→Guard Inf(高い方) 歩兵輸送手段を確保するため、引き続きT-34の改良を急ぐ。これでノーマルT-34は2輌になった。あまりで元タンクデサント中隊長のSMGを親衛兵に。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 1×Guard 3×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃小隊 2×12.7mm DShK HMG V.中戦車中隊 11×T-34 m41 imp 2×T-34 m41 6×Tankodesantniki(2plt) VI.火炎放射戦車小隊 3×OT-134 VII.重戦車小隊 2×KV-2 1×KV-1 VIII.対戦車砲小隊 2×76.2mm ZiS-3 ATG 2×Komsomolets IX.対空砲小隊 4×GAZ-4M-AA(2sec) X.砲兵中隊 3×82mm Mortar(中迫) 1×120mm Mortar(重迫) 2×76.2mm FH(榴弾砲) 2×BM-13 Katyusha(ロケット砲) 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105円。2×Il-2 Shturmovik。ついに「空のペスト」ことシュトルモビク登場。20mm砲に8cmロケット、250kg爆弾を搭載した脅威の機体。余りで2×Sniper。 【AUX】 南方にスキー兵中隊とAerosled隊。Aerosledの内訳は輸送用が8、戦闘用が14。輸送用には45mATGが積んである。さらに82mm迫撃砲が4とT-26Eが1輌。コア配置領域の道路上にはT-34E×1と57mm砲装備のT-34/57が3輌。村落1には武器なし農夫が数ユニット。期待の「ベヒーモス」はマップ中央にぽつんと配置されている。 |
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【任務】モスクワ反攻 battle 10 同志よ、いよいよ栄光ある時がきたのだ!!ドイツ軍の攻勢はわれらの抵抗により完全に頓挫した。そして同志スターリンが慎重にとっておいたシベリア連隊が戦況を好転させている!上層部は、春までには侵略者をワルシャワへ追撃できると確信している。今こそ打って出る時だ!君の部隊もそうだが多くの部隊が絶え間ない戦闘により疲弊している。しかし我々には立ち止まって再編する暇はない。敵が寒さに震えている間に、部隊を補充し攻勢準備を整えるのだ。 君の部隊が敵戦線深く突破し、敵に最大限の打撃を与えかつ味方の被害を抑えるために、われわれは特別な装備を用意している。方面軍司令官が君の経歴をみれば、企図している反攻の先鋒をぜひとも君に任せたいと思うだろう。さあ、この命令書を吟味し準備を整えるのだ。支援部隊は到着しつつあるぞ! 『貴官に敵戦線後方地帯への攻撃を命じる。目下ファシストたちは我が軍の大胆な攻勢に対処するため、懸命に部隊の配置転換を図っている。この企ては絶対に阻止しなければならない。敵の輸送部隊は、貴官の防衛担当地域を通るハイウェイを頻繁に利用している。速やかに部隊を展開させ、遭遇した敵部隊を全て壊滅せよ。貴官が任務を遂行するには、スピードが欠かせない要素である。敵の航空機・火砲・増援部隊が登場すれば、作戦失敗の危険も考えられる。貴官指揮下の部隊に加えて、優秀なスキー兵1個大隊が本作戦に投入され、貴官の支援に当たる。また、本地域には我らが偉大なる指導者に託された試製戦車1輌が投入されている。』 シベリア連隊の到着とともに、消耗し凍えたドイツ軍に対してソ連軍の冬季攻勢が再開される。天候は両陣営にとって苛酷なものだが、ソ連軍は少なくとも何が起こるのか知っており、安全な補給基地を持っている。 本戦闘には"Aerosled"が登場します。プロペラ推進のスキーを履いた車輌で、凍結したステップを素早く移動できます。輸送用・戦闘用の両方がAUX部隊として提供されます。また、KV戦車の車体を3つ繋げた試製地上戦艦"Behemoth"も、あなたの攻撃を支援するため提供されます。 本戦闘で勝利できるかどうかは、スピードと積極的な攻撃にかかっています。混乱し退却するドイツ軍を道路から排除し、マップ上の全ての村落および市街を制圧してください。では幸運を! 【作戦と配置】 スピードと積極攻撃が重要とのこと。なら得意だ!(^^ゞ あまり何も考えず道路上にコアのほとんどを配置。道路西側には凍結森林があるためここを越えて西に進むのは時間がかかるだろう。しかし無防備なのもアレなので、申し訳程度にコサックとKV-1を当てる。南半分はAUXだけでいいんじゃないか? 作戦は・・特になし。積極攻撃というだけで充分だ。相手の出方次第で他方面にも戦力を振り分ける必要があるかもしれないが、コア主力は道路を通って北西部の大市街地に突入するのが基本。歩兵の輸送手段もAUXのT-34があったので何とか足りた。 唯一悩んだのは砲兵の配置。配置領域のギリギリ西側に配置しても82mm迫は北西市街地を射程に入れられない。AUXの輸送用Aerosledを使えば移動できるが・・。カチューシャの補給を途絶させたくないので、砲兵陣地はできれば最初に配置したまま移動させたくない。というわけで、北西市街地は82mm迫の支援なしでいこう。(^_^;) 事前照準は村落などを含めて5ヶ所指定。敵影見えずなので事前砲撃なし。 【戦闘経過】 オートバイが道路を偵察。おおー、いきなり立派な敵輸送部隊を発見。コア戦車が殺到して4ターンで全滅させる。この戦いで、KV-2とT-34の1輌ずつが移動不能と主砲故障。いや、敵は何もしておらず勝手に故障しただけですが。 AUXスキー中隊は最初から横一列でガシガシ前進。ドイツ軍残存部隊を飲み込んであっさり高地2を占拠。4ターン以降、高地2の西側道路南端から敵が出現してくるが、まずはじっと見守る。輸送部隊は装甲車と若干の戦車に守られているが、こんなのはスキー中隊の敵ではない・・と思う。45mmATGを積んだAerosledは高地の裏側に待機。スキー兵も沈黙。次のターンでスキー兵が一斉前進&発砲開始。ATGも高地に登る。まるで幌馬車隊を襲うインディアンのようだ・・。 コア部隊はこの時点で大きく二手に分かれ、村落1・2と市街地方面に分割。村落1の農夫達はちまちま東側に逃げていたがドイツ兵に追いつかれつつある。コアからは5輌のT-34とコサック、AUXスキー兵の一部が救出に向かう。KV-1とベヒーモスは足が遅くて役にたたない。(^_^;) 市街地に向かったコア部隊は、オートバイ隊の献身的勇気(!)で外縁に配置された対戦車砲陣地を発見&壊滅。6ターンには市街地に突っ込む。村落1の救出にむかったT-34隊(工兵搭載)も7ターンで村落解放。その勢いで西側の三叉路も押さえる。 ここでやはり問題発生。82mm迫撃砲の射程内に敵がいなくなってしまった。すでにAUXの82mm迫も3ターンでコア砲兵陣地に連れ帰っている。仕方ない。82mm迫だけ配置転換することにしよう。輸送用Aerosledで一気に前進し、砲弾がなくなるまでに勝負を決めることにする。 8ターンで敵の砲撃と爆撃が始まった。しかし幸いにも砲撃は解放済みの村落1付近を狙い、ルフトバッフェもAUXのT-26戦車を狙ってくれた。T-26は全ての攻撃装置が壊れたがそんなことは問題ではない。ナイス楯! AUXスキー中隊はインディアンよろしく幌馬車を降りた敵兵士を追いつめていく。わずかな装甲車や戦車はATGとスキーATRのタコ殴りで無力になった。後は任せてコア部隊は村落3に向かう。意外にもここで激戦が発生。見えない対空砲で工兵が一撃消滅する。 一方北西市街地には多方面からコア戦車隊が突入。敵戦力はフランス製戦車などわずかだ。戦車にのったままだったタンクデサントがここで活躍。巨大建物に潜む敵兵を追い出し、11ターンには市街全域をほぼ一掃した。 市街地ではやることがなくなったので、T-34隊は敵影求めて南方に転進。ところが12ターンの敵ターンで突如増援が出現。残敵捜索中のオートバイと、やっと市街地に到着したばかりの火炎放射戦車が1号戦車(!)にやられた!なぜに1号!恐るべしAPCRというべきか、不甲斐ない装甲というべきか。固く復讐を誓ったが、敵増援が撃ち放題に撃ったところでゲーム終了。(^_^;) 【結果】 スコア 9015:734(DV) ソ損害:Men111、SV2、AFV2。 独損害:Men612、Art7、SV37、APC9、AFV14。 コア損害:1×OT-134、1×Engineer、1×Motorcycle 【感想】 制限ターンのおよそ半分で終わらせましたが一歩遅かったか。最後の損害は完全に余分でした。終了後敵戦力表をみてみると・・まだまだまだまだ増援がでてくる予定だったようですね。すでに市街地からは撤収を始めていたので、この勢いで敵がでてくるとコア損害はずっと増えたと思われます。(^_^;) 同志スターリンが送り込んだ秘密兵器「ベヒーモス」は、最初のターンで移動するのを忘れたので、その後はコア戦車隊の後手後手に回り活躍の機会はほとんどありませんでした。せっかくロケット砲まで積んでたのに。(^_^;) その分、AUXスキー中隊は大活躍してくれました。スキー兵が強いというよりは数の勝利という感じですが、RSではじめてソ連軍らしい戦い方ができたような気がします。 問題の迫撃砲は途中で陣地転換をしたのは良かったのですが、HQと離れてしまったので思うように連絡がとれず、終盤の市街地攻略をほとんど支援できませんでした。最近の進撃戦では82mmの射程不足が目立ってきたので、そろそろ107mmくらいにアップグレードした方がよいのかもしれません。 本文には書いていませんが、この戦いのもう一つの目玉シュトルモビクは存分に活躍してくれました。最初は南方街道の敵輸送部隊密集地を襲い、最後は市街地にかたまっていた敵装甲部隊に大打撃を与えてくれました。投入時期・進入方向・目標・運もばっちりで、コイツがいなければあと数ターンは長引いたと思われます。 今回の殊勲賞はオートバイ。任務の性格上キルスコアは伸びないものの、長生きさせてきたので経験値も徐々に上昇し、市街入口各所に設置された敵対戦車砲陣地を即座に見つけてくれました。縁の下の力持ちって感じの活躍ですが、運悪く最後に1部隊やられてしまったのが非常に悔しいです。 この面は開始当初はVHは全く見えず、ターン進行にしたがって奪還不可能なVHが出現します。最初はいい感じでVHを追いかけていったのですが、途中からVHを追い抜いてしまいました。出現ターンがくる前でも、その地点を踏めばVHが見えるようになります。せっかちな方は動き回っていろいろ踏んでみるのが良いでしょう。(^^ゞ |
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Nor司令官 | #12 "Kaluga Attack" | 8時間 | ☆☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1941年12月25日0900時 有効視界18 標準ターン27 【アップグレード】 予算は350円。前回の損害は全て修復し・・ <修理> 1×OT-134、1×Engineer、1×Motorcycle <変更> 2×T-34→T-34imp 3×Tankodesantniki→Partisans 1×76.2mm ZiS-3 ATG→76.2mm FG ついに、T-34m41を全て改良型にアップグレード完了。その数13輌。重戦車3輌とあわせて歩兵が全て運べるようになったか・・と数えてみると、歩兵は18部隊。ダメだ。 ならば輸送手段の必要ない歩兵を作るべしと考え、人数が少なくイマイチ攻撃力のないタンクデサント小隊をパルチザンに変更。人数が6人というのが非常にスリリングだが、後方潜入ができれば作戦に幅が出るだろう。 ついで威力はあるが使い勝手の悪いATGを榴弾砲に分類される76.2mm FGに変更。そもそもこっちが本物のラッチェ・バムだ。当然AP弾はZiS3より少なくAPCR弾も持っていないが、距離によって威力が変わらないHEAT弾を持ち、何より間接砲撃もできるのだ。普段は砲兵として使い、いざという時には対戦車砲として使えるスグレモノ。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ 3×Partisans II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 1×Guard 3×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃小隊 2×12.7mm DShK HMG V.中戦車中隊 13×T-34 m41 imp 3×Tankodesantniki VI.火炎放射戦車小隊 3×OT-134 VII.重戦車小隊 2×KV-2 1×KV-1 VIII.対戦車砲小隊 1×76.2mm ZiS-3 ATG 1×76.2mm FG 2×Komsomolets IX.対空砲小隊 4×GAZ-4M-AA(2sec) X.砲兵中隊 3×82mm Mortar(中迫) 1×120mm Mortar(重迫) 2×76.2mm FH(榴弾砲) 2×BM-13 Katyusha(ロケット砲) 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105円。122mm盤外榴弾砲中隊を購入。 【AUX】 盤外砲として4×122mmFH中隊。盤内砲は4×82mm迫。カルーガ市街には偵察戦車、火炎放射戦車、歩兵戦車、KV-2が少々。さらに歩兵も徴集兵からNKVDまで幅広く雑多な編成。南方方面にはコアを支援するためのスキー兵が散在。 |
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【任務】Battle 11 Kaluga Attack 現在、増援第50軍はモスクワとオリョルを結ぶ交通の要衝カルーガに攻め込んでいる。戦闘は熾烈を極めている。充分に防御を固めたドイツ軍歩兵は自らの命をかけて、要塞化された市街各ブロックで徹底抗戦している。 君の部隊を含むコーニェフ方面軍の一部は、市街戦を支援するため南東部から掃討作戦を開始する。この厳寒期においては、ほとんどの戦闘が苛酷な夜間の寒気を凌げる兵舎および避難所周辺で発生する傾向にある。 スキー部隊の支援をうけた君の部隊は、カルーガ市街南方地帯を一掃しマップ西端に到達しなければならない。君の部隊のような機動戦力は、避けられる敵拠点は迂回し、ドイツ軍防衛線を崩すために西方へ浸透するのだ。 注1:勝利ヘックスの中には価値が不明なものがあります。その価値を知るには占領しなければいけません。 注2:コア戦力は必ず河川以南に配置してください。難易度を下げたい場合は、市街地に数輌の歩兵支援戦車を配置してもよいでしょう。全戦力を河川南方に配置した場合、最高難易度になります。 【作戦と配置】 サト戦闘団のAARを読みマップを眺めるに、この面のキモは戦力の分散を避けることと見た。何しろマップが広くVHは散在し、いかにも敵がいそうな場所がわんさかある。おまけに中盤以降は敵の増援装甲部隊も登場するようだ。広い地域をカバーするためにコア戦力を分散させすぎると、肝心の戦車戦で役立たなくなりそうだ。 基本的な方針はやはりスピード重視。敵増援が登場するまでに南部のVHは確保し防衛部隊を一掃しておく必要があるだろう。増援がでてきた時は装甲部隊を集中運用できる体勢をとっておくのだ。したがって南部にコアの大部分を集中させることにする。 一方、カルーガ市街の制圧は、作者の挑戦的な指示に従ってAUXだけに任せることにする。見たところAUX部隊の数だけは充分そうなので、適切な砲兵の支援さえあれば何とかなるだろう。具体的な編成は次の通り。配置地点はマップ参照。 <戦力1> 3×オートバイ 5×T-34imp with 海兵4・親衛1 2×GAZ-4M-AA <戦力2> 4×コサック 3×T-34imp with タンクデサント <戦力3> 5×T-34imp with SMG3・工兵2 2×GAZ-4M-AA <戦力4> 2×KV-2 with 工兵 1×KV-1 with DShK 3×OT-134 1×ZiS-3 ATG with コムソモレッツ 司令部と砲兵はなるべく市街地よりに配置。でも82mmの射程はかなり限られそうだ。事前照準は10ヶ所指定。最前線VH付近を全火砲で事前砲撃指定。 そしてお楽しみのパルチザンは、橋の南側に潜入させる。ついでに増援として登場するはずのAUXのSapperも潜入できるようなので、市街地後方に潜入させておく。ま、カタチだけでも挟み撃ちということで。(^_^;) 【戦闘経過】 なるほど。敵第一陣3ヶ所に突入した時点で布陣傾向を把握。トーチカを中心にATGとMGが支援し、外縁を歩兵が固めるというオーソドックスなもの。おそらくどのVH周辺もこういう感じなんだろう。偵察戦力が分散している分、AUXスキー部隊に敵を発見してもらうしかないが、あまり期待できそうにない。指令書の「拠点は迂回せよ」という意味がわかるな。 以後、正面からの偵察はAUXスキー部隊に任せ、コア戦車はなるべく敵の側面や背後を突くように移動する。そのために故障の危険を冒して森を通って西に向かう。運悪く敵トーチカやATGに狙われた場合は、T-34impの煙幕弾を敵陣直前に投射して接近戦に持ち込むことにする。 この戦法が功を奏して7ターンには南方3ヶ所のVHを制圧。最南端の市街地に突入するが誰もいない・・。ここらへんから敵の増援が出てくると思ったが・・西端なのか?不安になりつつもマップ西端目指して無人のステップを走破していく。 一方、カルーガ市街のAUX部隊は・・。事前説明からみて、おそらく市街地には敵がわんさかいるに違いない。こちらも結構な戦力があるが、いかんせんAUX。経験値100超のエリート扱いになっているNKVD部隊は信頼してもよさそうだが、他はイマイチ。さらに地雷の存在も明らかになっている。 市街地攻略の指針は、十分な砲撃に続く1Hex移動の徹底。可能な限りAUX122mm榴弾砲が最前線から3hexの近接支援を行う一方、AUX82mm迫は煙幕張りに徹する。煙幕弾がなくなった時点で榴弾砲が撃ち漏らしたところだけをピンポイント砲撃していく。最初の3ターンをかけて歩兵は横一線に隙間なく並ぶ。AUX戦車隊は地雷対策として、最低1ターンは歩兵がいたHexのみを行軍していく。 コア砲兵も南方支援が手すきの場合のみ市街地を砲撃する。カチューシャは10発たまるまで温存。敵兵力が分散している南方に使うよりは、市街地に使った方が効果的だ。砲撃がかなりうまくいって、市街地を一歩ずつ前進していく。 しかし敵もさるもの。洞窟っぽいトーチカは側面を晒さないよう2個隣接させている。歩兵の近接強襲はことごとく外れるので、ここぞとばかりに戦車隊を突入させて粉砕していく。 ここから後半(マップの青線経路)。10ターン。南方でついに敵増援登場。最南端を担当する戦力1のT-34隊は、敵出現地点の200mに迫っていた。しまった。近すぎる。敵増援はそんなに多くはないが、接近しすぎたこちらの戦車をタコ殴りに。敵が一発撃つたびに冷や冷やしたが、何とか耐えきる。この辺がT-34の偉いところだ! さっそく反撃。最南端に出現した敵増援はあっさり殲滅。こちらの被害は移動不能になったT-34が1輌。その北方にいる戦力2、戦力3も敵を探す。いた!撃ち合いが始まる。敵の数はやはり大したことはない。こちらもT-34が13輌いるのでほぼ互角。T-34の機動力をいかして四方から襲いかかる。14ターンで敵増援装甲部隊は全滅。同時に士気崩壊が発生。ははは、勝ったな(^^ゞ。 しかし、さすがドイツ軍。次のターンでどうやら持ち直したようだ。そうでなくっちゃ張り合いがない。すでにマップ南半分は掃討済み。中央部分のVHはまだ敵の手にあるが、西部に進出している戦力1〜3は西側道路を北上していく。 一方、重戦車を中心に編成された戦力4は、開始以来ずっと苦戦を続けていた。足が遅い、歩兵が足りない、砲撃優先順位も最下位だったので仕方がない。AUXスキー部隊だけが頼りだったが、やはり全然敵が見えない。序盤で不用意に近づいたOT-134がATGに破壊され、以降火炎放射戦車隊は戦況が安定するまで森に隠れていたのだ。(^^ゞ しかし西方制圧が終わって、ようやく砲撃支援が実施される。歩兵が足りないのは何ともしがたいが、重戦車の圧力でどうにか2つのVHを制圧。最後に残された川沿いのVHを目指す。 さて期待の潜入部隊は・・。6ターンでAUXのSapperが最初に潜入完了。後続をまって前進を開始。煙幕の立ち上る地点を目指す。予想通り敵迫撃砲陣地を発見・粉砕。どうやら市街後方には敵歩兵はいない模様。これだけでも潜入作戦成功だ。 しかし橋梁南方に潜入できたコアのパルチザンはわずかに1部隊。敵にみつかったら一瞬で消滅しそうなこともあり、ひたすら監視を続けるのみ。だが突然敵ターンで臨機射撃の機会が。ろ獲KV-1が隣接している!まだ見つかってないが・・撃ったら見つかるだろうな。でも使わないと潜入した意味もないしな・・。やれ!ちゅどーん!見事に破壊。しかし敵増援がこの方面に進出しているとは。 カルーガ市街制圧は順調に進行。歩兵だけではどうしても抜けないATGとMGがスタックした陣地もあったが、砲弾を温存していた迫撃砲が制圧する。東進してきたSapperが視界のよい後方から敗走する敵を監視し、効果的に殲滅していく。20ターン辺りから最南端の部隊が川越しに敵装甲部隊を発見。やはり敵の増援はこの方面に集結しているようだ。 一方、コア戦力1・2は合流して小道の北上を続け、川沿い西端に敵砲兵陣地を発見。T-34が一気に隣接して歩兵が焼き尽くしていく。道路を北上してきた戦力3は一気に橋を目指す。ATG陣地は戦車の煙幕で目隠しして歩兵が強襲。森の中の敵陣地に躍りかかり、東に向かった敵装甲部隊を追いかける。 全VH確保。カルーガ市街では敵部隊も一掃完了。手間取っていた戦力4も川沿いまで進出し、敵装甲部隊を東から攻撃。残った火砲をすべてここに集中させ最後の追い込みをかけようとした24ターンで士気崩壊終了。 【結果】 スコア 13196:878(DV) ソ損害:Men319、AFV2。 独損害:Men1215、Art70、AFV20。 コア損害:1×OT-134、1×Tankodesantniki 【感想】 この戦い、コア戦力の分散運用のしかたとともに、指揮官自身の集中力が勝敗を分けますね。マップがやたら大きいので戦力転換が難しく、まともな道路も少ないので全速移動を繰り返すと移動不能が頻発してしまいます。最終的にはT-34・オートバイあわせて5部隊くらいが動けなくなっていました。 南方ではAUXスキー部隊が多方面に散在しているのも辛かった。小隊ごとにまとめて運用しなければ、はぐれてしまった部隊の移動をずっと忘れてしまいます。 今回の殊勲賞はT-34imp。この大マップでは歩兵を積んで爆走できる機動力が存分にいかせます。それに砲兵として76.2mm FGが参加したのも役立ちました。射程は充分、狙いもまあ正確、煙幕弾も撃てる、いざとなれば対戦車砲にも歩兵砲にもなる。うん、これはイケル!砲撃目標が多いこのマップでは1部隊でも砲兵が多い方が絶対有利です。 新たに配属されたパルチザンは・・不安の多いスタートです。1部隊しか潜入できなかった理由は、潜入地点がちょっと遠かったからだと思いたい。装備だけは優秀なので今回は運良くKV-1を一撃破壊しましたが、やはり6人編成というのはコワイですな。とてもドイツ特殊部隊のようには戦えそうにありません。(^_^;) |
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Nor司令官 | #13 "Kaluga Defend" | 6時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1941年12月26日0500時 有効視界9 標準ターン22 【アップグレード】 予算は350円。さあ76.2mm FGを追加するぞと思ったら・・ <修理> 1×OT-134、1×Tankodesantniki <変更> 3×Tankodesantniki→Guard Inf(安い方) 1×KV-1 m39→KV-1 m41(1B) 3×82mm Mortar→107mm Mortar リストに76.2mm FGがナイ!そういえばシナリオの日付が戻っているじゃないか!どうやらアップグレードに適用されるのは前面のシナリオ日付のようで、2面前のシナリオはなぜか1942年2月だったのだ!まあいいや、コネで試作兵器を一足早くもらったと思おう。(^_^;) 気を取り直してタンクデサントをライフル装備の親衛兵に変更。SMG装備の方が2円高いが人数は少ない。ここは少々攻撃力が落ちても安心感を優先する。さらにずっとほったらかしていたKV-1を新型に変更。ちっとは弾が当たりやすくなるはず。それでもお金が余るので、射程に不安がでてきた82mm迫を107mmに変更。 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ 3×Partisans II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃小隊 2×12.7mm DShK HMG V.戦車中隊 13×T-34 m41 imp 3×OT-134 2×KV-2 1×KV-1B VI.対戦車砲小隊 1×76.2mm ZiS-3 ATG 1×76.2mm FG 2×Komsomolets VII.対空砲小隊 4×GAZ-4M-AA(2sec) VIII.砲兵中隊 3×107mm Mortar 1×120mm Mortar 2×76.2mm FH(榴弾砲) 2×BM-13 Katyusha(ロケット砲) 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105円。122mm盤外榴弾砲中隊を購入。 【AUX】 砲兵支援なし。市街地には前回より弱体化した歩兵多数と戦車若干。南方にはスキー部隊が多数。 |
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【任務】Battle 12 Kaluga Defend 第50軍はカルーガ掃討作戦を継続中である。君の部隊はめざましい前進を果たし、西方突破の準備は整いつつある。しかし、十分な装甲部隊を擁するドイツ軍の反攻戦力が、南方から向かっていることが確認されている。敵はカルーガ守備隊の救出と我が軍の突破力減衰を狙っているのだ。 君にこの地域の総指揮権と次の目標を与える。第一に、弱体化した第50軍でカルーガ掃討作戦を継続すること。第二に、敵装甲部隊の反攻を遅滞・撃破すること。第三に、西方への突破口をさらに拡大することだ。なお、現在我が軍は戦力不足であり、この地域ですでに戦闘中の部隊を除いて一切の支援は行われない。 注:コア部隊は河川南側に配置して下さい。ただし数輌の歩兵支援戦車のみは例外として市街地に配置することを認めます。 【作戦と配置】 前回のカルーガ掃討作戦の続き。マップはほぼ同じだが南方地帯がだいぶ小さくなってターン数も短くなったのが嬉しい。しかしやることは今回も同じだ。まず敵守備隊をやっつけて増援を叩く。いかに早く守備隊を一掃できるかが勝負だ。 分かっているのは敵増援は南から来るということだけ。おそらく目標地点4(マップ参照)あたりだろう。いつ来るのかは不明。だからできるだけ早く川沿いの北部陣地(目標地点1〜3)を掃討しなければいけない。前回と同じく、戦力をあまり分散させるのは危険だ。砲兵の支援を効果的にするためにも、市街地を除いて、同時に攻めるのは2ヶ所くらいにすべきだろう。 初期配置場所は中央部で突出しており、川向こうのカルーガ市街とは分断されている。市街地を前進すべきAUX第50軍の歩兵はかなり消耗しているし、戦車も少ない、砲兵もいなくなってしまった。これはコアからの援助が必要かもしれない。そのためにも最初の攻撃場所は目標地点1だ。この案に基づいて編成する。 <戦力1> 4×コサック 5×T-34imp with 海兵4・親衛1 2×KV-2 with 工兵 3×OT-134 <戦力2> 3×オートバイ 5×T-34imp with SMG3・工兵2 <戦力3> 3×新衛兵 3×T-34imp 1×KV-1B 2×DShK 2×GAZ-4M-AA 1×ZiS3 ATG 具体的な作戦は、戦力1が東から、戦力2が西から目標地点1〜3を攻撃する。うまくいけば中間地点の目標地点2あたりで手をつなぐことができるはずだ。この時点でカルーガ市街が苦戦しているようなら戦力1から重戦車の増援を送る。 そして戦力1は道路を南下して戦力2と合流して敵増援の正面を担当。戦力2は西側の小道を南下して敵増援の側面を狙う。うーん、ばっちり。(^^ゞ お楽しみパルチザンはAUXのSapperとともに目標地点1の川沿いぎりぎりに潜入させる。これなら近いから大丈夫だろう?司令部と砲兵陣地は目標地点1にほど近い森の中。敵に近すぎるのでGAZ-4M-AAを一応置いておく。事前照準は10ヶ所。市街地への支援が必要だろうから市街に4ヶ所割りあてる。事前砲撃は全て目標地点1の東側へ集中。 【戦闘経過】 戦力1と2が一斉に突っ込む。砲撃のおかげで戦力1は非常に順調だが、戦力2は森に潜む敵兵に苦戦。いきなりオートバイが移動不能になり、道路に取り残された工兵が対空砲の直射と迫撃砲の的になり、3ターンで消滅してしまった。まあ砲撃を引きつけてくれたのはエライ。(^_^;) 4ターンで目標地点1を完全制圧。パルチザン2部隊も潜入完了。ちょっと遅いよ!しかし次のターンで対岸の敵迫撃砲陣地を発見してくれた。よーし、君たちは監視とサボタージュが任務なので、見つけたものは自力で破壊してくれたまえ。見つからないように橋は通らず、えっちらおっちらボートで渡河する。 AUXスキー兵の頑張りに助けられ、戦力2も何とか前進を続ける。6ターンで目標地点2と3も一掃。予定通り目標地点2の周辺で合流を果たした。ヨシ、ここまでは非常にうまくいっている。さて、ここからどうするかだ。 市街地のAUX部隊は今回も3ターンかけて横一線に並んでから一歩ずつ前進。しかし砲撃支援が全くないうえ戦車も少ないので、すぐに前進を阻まれる。目標地点1〜3の制圧は終わったので、6ターン以降は市街地に砲撃を集中。南部からやってきたコサック小隊とスキー小隊、コアからもコサック・KV-2・火炎放射戦車を渡河させる。 戦力1のT-34隊も市街地に向かうか予定通り南下するか悩んだが、やはり予定通りに南下を開始。戦力2のT-34隊も西側の林道を南下する。しかしなー、前回の経験ではこの方面から敵の増援がでてきたんだな。今回は大丈夫なのか?念のため、AUXのスキー・スナイパー小隊を要所に配置して監視体制だけはとっておく。 一方、南方東部に配置されていたAUXスキー部隊は、目標地点4を包囲するように前進していた。しかし森の中にはドイツ軍のスキー部隊も展開している。全く砲撃支援なしなので時間をかけてじわじわと押していく。小競り合いだが結構な損害がでている。早く市街地の掃討が終わればこっちに砲撃を回せるのだが。 9ターン目。AUXスキー兵が敵の増援装甲部隊を発見。まずは戦車4輌。北からやってきた戦力1は戦力2とともに道路沿い森の中から狙撃体勢をとる。西側を南下してきた戦力2も森の中のスキー兵を掃討し、側面を衝く準備が整った。11ターン。臨機射撃で敵戦車2を撃破。しかし続々と敵は出現している模様。10発まで貯めたカチューシャの砲撃をお見舞いする。実に思い通りの展開だ。 13ターン。ぎょえっ!!目標地点3に残してきたAUXスキー・スナイパーがろ獲T-34を4輌発見。目標地点4では戦車に続いてAPCも登場してきた。小競り合いを繰り返してきたAUXスキー部隊が機銃掃射で一気にピンチ。 北部を奪還するため、戦力3のT-34隊がせっかく作った塹壕を捨てて急遽北上を開始。しかしたった3輌でたちうちできるのか?間に合わないと思いつつATGもコムソモレッツで北上開始。戦力1のT-34隊はKV-1と一緒に南下を開始。現時点で確認している敵戦車は約10輌。こうなれば南部を先に制圧するのだ。戦力2のT-34隊も側面高地から道路上の敵を攻撃。市街地への砲撃を中止し、大半を南部に回す。 一方、カルーガ市街では砲撃支援と橋を渡ってきた増援のおかげでかなり優勢な展開。残るVHは一番西側のただ一つ。ここでは敵戦車1輌と歩兵の増援を確認しているが、市街一掃は時間の問題だろう。しかし南方では敵はどんな手を使ってくるかわからない。足の速いスキー兵やコサック隊を再び橋の南側の目標地点1に戻しておく。 15ターン。南方で一気に攻勢にでたおかげで敵の士気崩壊が発生。こちらもT-34を1輌失ったが致し方ない。16ターンでさらに悪い知らせが。目標地点3付近で敵の歩兵部隊を発見した。戦車4輌だけなら何とでもなりそうだが、歩兵がわらわら出てくるとなると問題だ。しかし良い知らせも入った。カルーガ市街の一掃が完了したのだ。AUX部隊を残し、コア部隊はすべて目標地点3に向かう。 目標地点4では激戦が続く。こちらのT-34は撃たれ強いが、移動不能や主砲故障が多発していく。しかし砲撃を全て回しているので徐々に優勢に。17ターンで敵装甲部隊を壊滅。18ターンで歩兵戦力も一掃完了。 目標地点3に接近した3輌のT-34は、4輌の敵T-34を相手に奮闘。煙幕弾で敵の射界を塞ぎ数の不利を打ち消す。「きゃーやめてー!」という距離で撃ち合う。こりゃどっちが負けてもおかしくない。がきょん、がきょんとお互い弾きあいながらも何とか2対1で戦い続け、19ターンで一掃。損害なし。よくやった!! 最後は目標地点3付近に残った敵兵を砲撃でピヨらせ、T-34が踏みつぶす。20ターンで敵全滅に成功。 【結果】 スコア 17010:1169(DV) ソ損害:Men325、AFV3。 独損害:Men1201、Art25、APC3、AFV52。 コア損害:1×T-34imp、1×Marine、1×Engineer 【感想】 考え方によっては、自陣が敵に挟まれているというシナリオ。前半すばやく敵陣地を落としておかないと後半はヒドイ目に遭いそうです。しかし、またまたT-34の機動力をフルにいかした作戦で完勝。ほぼ一ヶ所ずつに装甲戦力と砲撃を集中させていったのも正解だったと思います。107mm迫の効果は・・よくわかりませんが、精度は結構良い感じ。やはり81mmのように射程不足にならないのは有り難いです。 サプライズもありましたが、何とか対応できたので結果オーライ。しかし事前説明を完全に信じるのはよくないということが判明しました。(^_^;) 毎回殊勲賞を発表してきましたが、もうネタも尽き気味なので今回は役に立たなかった部隊を。まずはOT-134火炎放射戦車。見通しのよいところでは敵戦車の格好の的になるので、こういう平原の多いマップではほとんど使い道がありません。そこで前半は森を抜けて目標地点1をめざし後半は市街地に向かわせたのですが、足が遅すぎて一発も撃つ機会なく終わりました。ほとんど防御専門の兵器と化しつつあります。(^_^;) 久々にRSを進めてみましたが、手堅い編成と慎重な戦い方(?)を続けてきたためか、ややマンネリ気味です。C&Cもオフなんだし、そろそろ派手なネタ部隊を編成してみようかと画策中です。(^^ゞ |
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Nor司令官 | #14 "Juhnov Assault" | 6時間 | ☆☆☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年1月5日1600時 有効視界35 標準ターン30 【アップグレード】 予算は400円。やっと42年になったが、それがいきるのは次のアップグレードから。新型兵器が登場するまで、もはやアップグレードの必要はないのだが。 <修理> 1×T-34imp、1×Marine、1×Engineer 前回損害を修理しても322円も余る。この額を捨てるのは惜しい。部隊長を集めて編成会議を開く・・。 カレリン大佐「予算消化の必要がある。我が戦闘団に不要な部隊はあるか?」 副官「最近活躍していないという意味なら・・火炎放射戦車隊かと。」 ポポフ中尉「しかし我が隊はキルスコア42という実績が・・。それに今回は市街戦が予想されます。」 副官「いや、今回は視界が良すぎる。市街地に突っ込む前に遠距離射撃でやられる可能性が高い。最近はそのパターンが多いだろう?君の隊は毎回損害が発生しているではないか。それに大佐、ちょうどSTAVKAが兵器貸与法に基づいてカナダから輸入したイギリス製戦車を支給する用意があるそうです。」 カレリン大佐「決まりだ。ポポフ中尉、君をバレンタイン戦車隊長に任命する。噂では英国最高の戦車らしいぞ。ただ榴弾を装備してないので注意せよ。ついでにオイストラハ少尉の対空砲小隊は85mm対空砲に変更だ。輸送車両は1輌だけ用意する。」 ポポフ中尉・オイストラハ少尉「(゚_゚;)」 こうして強引な改編が行われた・・。大丈夫なのか、カレリン戦闘団! <変更> 3×OT-134→Valentine VI 2×GAZ-4M-AA→85mm AA m39 1×Komsomolets→Stalinets S-80 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ 3×Partisans II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃小隊 2×12.7mm DShK HMG V.戦車中隊 13×T-34 m41 imp 3×Valentine VI 2×KV-2 1×KV-1B VI.対戦車砲小隊 1×76.2mm ZiS-3 ATG 1×76.2mm FG 1×Komsomolets VII.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 1×Stalinets S-80 VIII.砲兵中隊 3×107mm Mortar 1×120mm Mortar 2×76.2mm FH 2×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105円。122mm盤外榴弾砲中隊を購入。 【AUX】 偵察用パルチザン×10。AUX用HQも。増援として4×LaGG-3、4×BM-8が登場予定。 |
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【任務】Juhnov Assault battle 13 STAVKAは攻勢の継続と決定的な突破を意図して、中央戦線のすべてに多大な圧力をかけ続ける戦略をとっている。一方、ドイツ軍は当初の衝撃から立ち直りつつあり、ヒトラーの死守命令も功を奏しつつある。 君はこの地区に存在する全ての市街および村落をドイツ軍から解放し大打撃を与えるのだ。ヤツらの整然とした撤退を阻止するには徹底的な攻撃が不可欠だろう。敵は二つの街でハリネズミ陣を構築しつつある。斥候の報告によれば、掩蔽壕の多くは未完成で、市街側背面の地雷原はまだ完成していないということだ。 命令は迅速な攻撃である。現在、パルチザンの斥候が敵陣を偵察している。この地区は絶対に一掃しなければならない。さもなくばスモレンスクへの前進が頓挫してしまうのだ。 【作戦と配置】 地雷とトーチカで構成された「ハリネズミ陣」を突破しつつ前進せよということか。マップは広大で作戦範囲も広い。おまけに有効視界まで大きいので、敵の射線を消すはずの煙幕弾も有効ではないだろう。 しかし作者も鬼ではない。ちゃんと攻略のヒントも用意してくれている。側背面の防御は未完成だということだ。つまり正面攻撃は避けて迂回すべしということだ。この点に注意して部隊編成を行う。 <戦力1> 4×コサック 5×T-34imp with 海兵4・親衛1 <戦力2> 5×T-34imp with 工兵4・DShK <戦力3> 3×オートバイ 3×T-34imp with 親衛 3×Valentine VI with パルチザン 2×KV-2 with SMG 1×KV-1B with SMG 1×ZiS-3 ATG with コムソモレッツ 2×GAZ-4M-AA 1×85mm AA m39 with スターリネッツ 足の速いT-34からなる戦力1と2を両端に配置して迂回攻撃を目指す一方、鈍足戦車中心の戦力3は中央突破を図る。両端では2つの高地を占拠しつつ前進。敵を包囲しつつ側背面に回り込むのが狙い。 司令部と砲兵は最前線に配置。事前照準は10ヶ所指定できるが、目標が多すぎて照準が足らない。事前砲撃は村落1に集中。 【戦闘経過】 序盤はまずまず順調に進んだ。両端戦力は最初の高地を軽々と奪取。村落1も砲撃のおかげでまあ順調に落とせたと言っていいだろう。しかし今思えば、この時点で不吉な前兆が現れていたのだ。陣地周辺だけでなく、主要道路上にもぽつぽつと地雷を発見。すでにオートバイ隊の戦力は半減し、困難な地形のため移動不能に陥ったものも発生。今後一切道路上は通ってはならないと通告を出す。 最大の難関はATバンカーだ。遠距離から絶え間なく撃ってくる。5cmPaK程度ではT-34は撃ち抜けまいとタカをくくっていると、履帯命中による移動不能や主砲故障が続々と発生。この程度の損害なら挽回できるという思いが次第に薄れていく・・。 ハリネズミ陣は後方に迂回しようにも、その名の通りハリネズミなので迂回する最中も絶えず攻撃にさらされてしまう。しかもドイツ軍は有効視界の大きさをいかして、あらゆる高地から撃ってくるのだ。ハリネズミ陣を落とすにはハリの中に入ってしまうことだ。トーチカは全て外向きなので狙われる心配もなくなる。 わかってはいるのだがそれが出来ない。おまけに村落2の攻略に躍起になっている頃、敵増援装甲部隊も登場する。AUXのLaGGをフル活用してなんとか凌ぐが、ハリネズミ陣攻略は遅々として進まない。味方の被害は徐々に増えていく。 村落2を何とか落として敵陣全容が明らかになった時、この陣地を迂回するなど不可能だったことに気づく。作者は鬼だったのだ!!(^_^;) この時点で我が方の損害は戦車2。少ないじゃないか!と思うなかれ。確かに大破した戦車はたったの2輌だが、移動可能で主砲も撃てる戦車は全19輌中10輌以下に低下した。 北方にまわった戦力2はなかなか村落3に突入できない。中央の戦力3は高地3に陣取るトーチカ群に完全に足止めされている。どちらもATGを装備するバンカーのせいだ。射線を塞ぐ煙幕弾も1ターンしか効果が持続しない。 唯一気を吐いたのがAUXのパルチザン隊。わずかな砲撃支援をもらいつつ、村落4の後方に潜入していく。人数の少なさから対歩兵戦は無理だが、砲兵陣地を襲うことはできる。これで前線のコア部隊に降り注ぐ砲撃が弱まるのだ。しかしこの人数では限界がある。敵歩兵に見つかって次々と消滅。もはや背面を脅かすこともできなくなった。 点在する地雷、あらゆる方向から撃ってくるトーチカ、巧妙に隠れたATG。絶望的だが、正攻法で真正面から向かっていくしか手がないのだ。最北端を通って何とか回り込もうとも試みたが、みごとに地雷が配置されている。忘れた頃にルフトバッフェもやってくるし。 暗澹たる気分で爽快さのカケラもない攻撃を地道に続ける。最終的に移動可能・主砲万全の戦車は6輌にまで低下した。歩兵戦力もほぼ半減。あと一撃くらうと壊滅の危機を迎えた部隊ばかりだ。それでも25ターン過ぎから決死の総攻撃を敢行し、29ターンでVH一つを残して終了。 【結果】 スコア 11328:1416(DV) ソ損害:Men150、APC1、AFV2。 独損害:Men1046、Art55、APC8、AFV16。 コア損害:1×KV-2、1×T-34imp、1×Partisan、1×Motorcycle、1×Stalinets 【感想】 よりによってこの面でネタ部隊を編成する必要はなかったなあ・・とちょっと後悔。これまでのなかで最高に苦戦したシナリオ。難易度6を献上してもよいくらい敵ドイツ軍は極悪な配置。おそらく作者は史実にあわせて「ここで一度挫折」を味わわせるつもりなのでしょう。これ見よがしに点在する1hexだけの高地に登ると・・トーチカの集中攻撃にあうところなんてまさに作者の思うツボです。普通は高地に登ると有利になるのですが、このシナリオではただの狙い撃ちスポットです。おまけにわざわざ地雷まで配置しているところもあったりして、クソーという思いは徐々に高まります。 6面目のオカ川橋橋頭堡の戦いは、ゲームの仕様上DV獲得が難しいシナリオでした。このシナリオはそういう意味ではDV獲得は難しくないのかもしれませんが、心理的に大ダメージを食らう戦いでした。最初から慎重にやれば実は勝てるようになっている気もしますが、ほとんどの戦車が何かしら故障に見舞われると厭戦気分が高まります。(^_^;) 敵トーチカが装備しているATGは5cmどまりなので、近づきすぎなければT-34が大破することはないでしょう。ただタコ殴りにあえば間違いなく故障が発生します。煙幕は長持ちしない、前進しなければ勝てない、地雷はてんこ盛り、この状況でどうやって突破するのか・・。一つだけ間違いないことは、ヤケにならないこと。勝つためにはこの点を絶対守る必要があるでしょう。 思うに戦力分散を避け、一ヶ所ずつ砲兵の煙幕弾を利用して攻略していくのが賢明だったのかもしれません。特に高地3の敵は極悪です。最終的にここも何とか攻略はしましたが、南から回り込むのがもっとも手薄でしょう。そのためには村落2をさっさと攻略する必要があるのですが、高地2に登るだけで高地3から撃たれるし・・。 今回の殊勲賞はKV-1B。無類の装甲は集中攻撃をうけても故障さえ起こさず、終盤は敵陣に単機で切り込んでVHを踏みまくりました。これがいなければ最後の総攻撃も村落4への突入も不可能で、DVとれたかどうかも怪しいです。 初導入のバレンタイン6型は、装甲はT-34より厚いので安心できるのですが、2ポンド砲の攻撃力が貧弱すぎます。今回はトーチカが主目標だったのでHE弾を撃てないという欠点はあまり気になりませんでしたが、今後はどうなることか。ネタ部隊として実質ダウングレード導入したとはいえ、早くも他の戦車に変更したくなりました。(^_^;) 同じく初導入の「ロシアの88」こと85mm対空砲は・・破壊力こそ我が戦闘団で最高水準を誇るのですが、いかんせん装甲系に分類されるGAZ-4M-AAからの変更なので砲兵指揮値が50台と低く、全然弾が当たらず戦果はトーチカ破壊1に留まりました。コイツも今後どうするか悩みどころです。 |
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Nor司令官 | #15 "Borodino Hedgehog" | 4時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年1月15日0900時 有効視界24 標準ターン20 【アップグレード】 カレリン大佐「編成会議を開く。予算は400円。副官、意見はあるか。」 副官「前回損傷を受けた戦車及び歩兵を補充した後、砲兵隊の再編に着手すべきです。ようやく76.2mm FGの配備が可能になりました。」 大佐「よし、我が軍も規格の統一を心がけねばならん。迫撃砲以外の火砲をFGに変更!対戦車小隊は廃止する。」 副官「・・大英断です。これで砲兵隊は76.2mm FGと迫撃砲に統一されますな。しかし大佐、迫撃砲は107mmと120mmの混成になりますが・・。」 大佐「120mm分隊はそもそもSU-12小隊の一部だったな。それをいきなり迫撃砲に変更するとは我ながら強引な編成をしたものよ・・。デュガシビリ軍曹、もう一度戦車兵としての能力を生かすつもりはないか?」 軍曹「同志大佐の命とあれば喜んで。正直言って砲兵の指揮は苦手でしたので。」 大佐「うむ、軍曹にはKV-2重戦車隊長を任せる。これで砲兵隊もすっきり、KV-2小隊も完成したわけだ。副官、他に問題は?」 副官「は、前回の戦闘では85mm対空砲の輸送車両が1輌しかなかったので、これを何とかせねば。しかし牽引トラクターを買う予算は残ってませんが。」 大佐「ならば大型トラックでよかろう。どうせ対空砲は最後尾をついていくだけだ。」 こうしてカレリン戦闘団の壊れっぷりに拍車がかかっていく・・。 <修理> 1×KV-2、1×T-34imp、1×Partisan、1×Motorcycle <変更> 2×76.2mm FH→76.2mm FG 1×76.2mm ZiS-3 ATG→76.2mm FG 1×120mm Mortar→KV-2 1×Komsomolets→YaG-6 1×Stalinets S-80→YaG-6 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ 3×Partisans II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.機関銃小隊 2×12.7mm DShK HMG V.戦車中隊 13×T-34 m41 imp 3×Valentine VI 3×KV-2 1×KV-1B VII.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 2×YaG-6 VIII.砲兵中隊 3×107mm Mortar 4×76.2mm FG(2plt) 2×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105円。122mm盤外榴弾砲中隊を購入。 【AUX】 ライフル歩兵1個中隊、親衛歩兵1個中隊、雑多な戦車小隊1個、パルチザン2個中隊、122mmFH中隊、120mm迫撃砲中隊。 |
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【任務】Borodino Hedgehog battle 14 同志よ、今度の任務は慎重を要する。相次ぐ激戦と補充不足のため、君の部隊の戦力が低下していることは充分に承知している。だからこそ、君の部隊を最前線から外したのだ。しかし、我々はまだ母なるロシアの心臓モスクワからできる限り遠くへ敵を押し戻さなければならない。さらに重要なことは、我が軍が攻勢を続けるには補給線を確保せねばならないということだ。つまり、ボロディノとその周辺およびスモレンスク・ハイウェイから、敵を一掃する必要があるのだ。 君の最初の任務は、ボロディノ守備隊の組織的抵抗力を奪うことになる。しかし、ドイツ軍守備隊に関する我が軍の情報は信頼性が低いという点に注意してもらいたい。敵守備隊は半個大隊規模で戦意も低いと予想されるが、もしかするとそれ以上かもそれ以下かもしれないということだ。したがって、最悪の場合に備えて計画を立てておくのだ。 だが同志よ、我々の最終目的は補給・補充のための道路を確保することだということを忘れるな。そのためにはKalotcha川にかかる橋梁を確保し、守備隊がスモレンスクへ逃走するのを防ぐ必要があるのだ。 作戦がうまくいけば、すでに大半の地域を制圧しているパルチザンが君の部隊を支援する予定だ。そうなれば君の部隊は予備戦力として、我が軍の先鋒に引き続き追随できるだろう。 大佐、私は君が100年前ナポレオンに立ち向かったクトゥーゾフ以上の働きを見せ、偉大な先人と比肩されるようになることを期待している。では同志よ・・・幸運を祈る。君の活躍を信じているぞ。 【作戦と配置】 「事前説明の感触では、前回大打撃を受けただろうから今回はちょっと簡単な任務につけてやろう、という意図が読み取れるな。」 「しかし大佐、タイトルは"Borodino Hedgehog"なので・・またハリネズミに悩まされるんじゃないですか?」 「ふむ、一応Good Point!と言っておこう。しかしその読みはまだ素人だな。私の予想を披露しておこう。まず戦闘地域は大きく3つだ。北部市街地の市庁舎、南部の角面堡、西側のスモレンスク街道だ。そしてハリネズミの意味するところは角面堡だけだろう。市庁舎では市街戦、街道では敵増援装甲部隊との戦車戦と見た。」 「おお、サプライズまで見越すとは。しかしどう攻めます?」 「教えても良いがネタバレが多すぎると興ざめだからな。今回は部隊編成も伏せておこう。」 「それって、書くのが面倒になっただけじゃ・・。」 「し・・失礼な。では簡単に教えておく。基本はいつもと同じで3部隊編成。快速T-34部隊は南北から、その他諸々は中央から攻める。この中央部隊は敢えて道路を通らず、谷間を通って前進するのがミソといえばミソだ。高地を通ってハリネズミ陣から狙い撃たれるのは前回で懲りたからな。」 【戦闘経過】 <序盤> 「同志副官、今回はネタバレ防止を徹底するため、戦闘経過の詳細は省略する。」 「やっぱり面倒なんでしょ。」 「うるさい!序盤は南部角面堡の攻略が焦点だ。この狭い地域に敵がぎっしりだ。」 「予想通りハリネズミはここですね。あ、88発見!それもATバージョンです。T-34があっさりやられましたよ。」 「それは大きなネタバレだがまあよい。うーむ、やはりFGの砲撃は正確さに欠けるな。迫撃砲でピヨらせろ。FGは煙幕を展開だ。この調子では進撃が遅れそうだが、PPTに焦ると痛い目に遭うからな。ここは慎重にいこう。」 「なんとか角面堡に辿り着きましたが、外殻は巨礫だらけで歩兵じゃないと要塞に登れませんよ。戦車は役立たずオートバイもダメ、おまけに味方歩兵はわずか5部隊。しかも敵兵はまだまだいるようです。こりゃ作戦失敗ですね。」 「・・我が祖先がナポレオン軍を撃退した要塞だからな。長丁場になりそうだ。先に市街地からおとすことにしよう。」 「北側市街地は順調ですね。AUX歩兵は相変わらず当てになりませんが、こっちの戦車隊は騎兵を連れているので建物の攻略も楽々ですね。」 「予想以上の快進撃で砲撃キャンセルが続出だな。砲兵はもっと先を狙え。近場は移動砲兵KV-2が片づけてくれる。」 「歩兵密集地ではKV-2の威力爆発ですね。3部隊編成にしておいて正解ですね。」 <中盤> 「北部市街地はほぼ一掃しましたが、角面堡は・・敵歩兵との追いかけっこですね。砲撃を止めたから息を吹き返した対戦車砲も出てきましたよ。あーあ、オートバイや歩兵は戦力低下しまくり。T-34は敵FOにまで近接強襲されてますよ。やはり全然敵が見えないのは致命的ですね。」 「もうよい。角面堡攻略部隊はすでにVHを確保したからそのまま警備させておくのだ。壊滅しそうな部隊は撤退だ。それより次の焦点は西側だ。」 「西側に展開していたAUX部隊が南北から挟み撃ちして村落は確保しました。おおー、大佐の予想通り増援が出てきましたよ。」 「ふ。そんなことはお見通しだ。いよいよ中央部を進んできた戦力2の出番だ。」 「しかし大佐、バレンタインの2ポンド砲って全然使えませんね。ホントにイギリス最強戦車なんですか?」 「STAVKAでの評価は高いと聞いたが。しかしよく考えれば、イギリスが大陸を追い出された事実から推して知るべしだな。もともと兵員が乗せられるという点だけで採用した部隊だから文句を言うな。とっておきの85mm対空砲を並べろ。」 「大佐、ダメです。戦車兵出身の指揮官が操作する砲は全く当たりません!」 <終盤> 「結局、市街地攻略部隊のT-34がほとんどの敵増援を片づけましたね。バレンタインと85mm対空砲を配備しておく必要ってあるんですかね?」 「こいつらはネタ部隊としての存在意義があるのだ!いや、正確にはあったのだと過去形にしておくべきだな。もう無くなったとも言えるかもしれない。」 「それはまた考えましょう。しかし大佐、15ターンで敵一掃、マップ西端まで到達したのにまだ終わりませんよ。」 「よくわからんが20ターンまで待つしかないな。再占領不能のドイツ側VHが沢山あるのが不吉だが。」 【結果】 スコア 7995:1749(MV) ソ損害:Men134、AFV4。 独損害:Men633、Art15、AFV16。 コア損害:1×T-34imp 【感想】 「大佐、ほぼ予想通りの展開にもかかわらず結果はMVですね。何が悪かったんでしょう?」 「全くわからん。敵全滅・損害軽微で、PPTのVHもそこそこ早めには押さえたはずだが。」 「計算によるとPPTVHの合計は120点。10ターン敵の手にあれば1200点ですからね。我々はもっと早く押さえたはずですが、やはり遅かったということでしょう。にしても最近のシナリオはやけに厳しいですね。」 「まさに『猫にいつまでもカーニバルが続くとはかぎらない』だな」 「・・意味わかりませんよ。」 |
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Nor司令官 | #16 "Vyasma Rescue" | 4時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年2月25日1000時 East of Vyasma 有効視界18 標準ターン25 【アップグレード】 カレリン大佐「編成会議を開く。予算は400ルーブル。皆の意見を聞く前に、前回の戦闘で107mm迫隊長の同志リュティ少尉が中尉に進級したことを伝えておく。おめでとう。では意見を聞こう。」 副官「は、我が隊の基本戦力はすでに完成しており今回も予算消化に悩みそうなので、この辺でそろそろ編成を整えてはいかがでしょうか。同一編隊に違う兵科が配属されていると見栄えがよくないので。」 大佐「なるほど、我が隊は即戦力の養成を重視してきたが、確かに統一は大事だな。しかし部隊変更すると経験が低下してしまうが・・。」 副官「その点は確かにデメリットですが、砲兵隊に組み込まれた弾薬補給車を砲兵に変更し、使えない重機関銃隊を弾薬補給車にするだけなので重大な影響はないかと。」 ヘルツェン少尉「お待ち下さい!すると我がDShK隊は・・」 大佐「・・廃止だな。残念だが我が隊は防御兵器を攻撃用に使うのが不得意なのだ。同志少尉、処遇が不満ならNKVDを呼んで大好きなDShKの前に立たせてやろうか。」 少尉「同志大佐の命とあれば、喜んで弾薬補給任務に着くであります!!」 こうしてカレリン戦闘団の無駄な再編成が完了した。 <修理> 1×T-34imp <変更> 1×Ammo Carrier→76.2mm FG 1×Ammo Carrier→BM-13 Katyusha 2×12.7mm DShK HMG→Ammo Carrier <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ 3×Partisans II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.戦車中隊 13×T-34 m41 imp 3×Valentine VI 3×KV-2 1×KV-1B V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 2×YaG-6 VII.砲兵中隊 3×107mm Mortar 5×76.2mm FG(2plt) 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105円。救出用にGAZ-AAを15輌。 【AUX】 斥候用のパルチザンおよび弱体化した空挺兵と騎兵が多数。馬を降りた騎兵や負傷兵は大量の馬車に載っている。 |
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【任務】Vyasma Rescue Battle 16 同志よ、STAVKAはドイツ軍の冬季防衛線を何とか撃破しようと無謀な空挺作戦を開始した。この作戦は敵戦線後方へ空挺部隊と親衛騎兵軍団を投入する空陸連携を企図していた。空挺部隊は散り散りになり重火器も皆無だったが、敵後方の広範囲を一掃し、浸透した騎兵部隊と合流することに成功した。しかし、ドイツ軍の抵抗は強化されつつあり、我が軍の予備戦力は不足しているため、長期的な成功は見込めないと判断された。厳寒の戦闘は、空挺部隊と騎兵部隊を着実に消耗させていったのだ。 結局、STAVKAはこれ以上の攻勢は無益であることを認め、ドイツ軍戦線後方に閉じこめられた貴重なベテラン部隊を救出する計画に着手した。君の部隊は、敵戦線を突破し指定された地区に向かっている大隊規模の戦闘団を救出するのだ。 選定された地区はここ数週間平穏で、ドイツ軍は他の危険箇所の防御を強化するため守りは手薄である。しかし、突破地区から1時間ほどのところに強力な反撃戦力が存在しているため、迅速な行動が要求されるだろう。進路を切り開き、戦闘団を友軍陣地までつれ戻るのだ。この任務の成否は、空挺部隊と騎兵部隊をどれだけ連れ帰れるかにかかっている。負傷兵や愛馬を失った騎兵も同様に、安全に連れ帰る必要に迫られるだろう。 斥候の報告によると、ドイツ軍は鉄道線路沿いに対戦車陣地を構築しているようだ。線路への正面攻撃は多大な犠牲を強いられるだろう。一方、森林に張り巡らされた歩兵防衛網は単縦陣である。したがって森林地帯から突破を開始し、撤退部隊の後衛としてT-34戦車隊を配置せよ。対戦車陣地に対しては、足の遅いKV戦車や後続部隊で側面から攻撃するのだ。幸運を祈る。 注:スピードが最も重要です。歩兵陣地を突破し騎兵と空挺兵の隊列を守るためには、少なくとも中隊規模のT-34が必要でしょう。戦車の援護がなければ、追跡してくるドイツ軍戦車に対処できる望みはありません。 本シナリオは脱出戦なので、ドイツ軍側はあなたの部隊の合計コストの33パーセントを得てシナリオを開始します。脱出勝利へクス(退却へクスではありません)から脱出したユニットの価値の3倍があなたの得点になります。従って、勝利を得るには、空挺兵や騎兵も含めて、ほとんどの部隊を安全に脱出させなければなりません。 【作戦と配置】 「・・あまりに細かい事前説明だな。」 「きっと前バージョンでは難しすぎて苦情が多かったんでしょうね。」 「ふむ、良い読みだ。ということは、この指示に従わないとヒドイ目に遭う可能性が高そうだな。」 「なるほど。そうかもしれませんね。で、どう攻めます?」 「とりあえず正面突破は止めておこう。線路沿いの南北から森林を迂回しつつ対戦車陣地を攻略。同時にT-34隊はなるべく前進を心がけると。」 「ほう。ほぼ指示通りですね。」 「たぶん一番大事なのは、できるだけ戦わないということだな。おそらく敵の追撃部隊は凶悪なんだろう。」 「今回の一点読みはソコですね。撤退戦のセオリーを守るべしと。」 【戦闘経過】 <序盤> 「大佐、今回は政治委員殿が観戦に来ているので、以降はお二人でどうぞ。・・では同志カレリン大佐、作戦を説明してもらおうか。」 「まず、線路沿いの対戦車陣地を潰して退却路を確保します。同時に線路南北の森で歩兵陣地を突破してT-34隊が爆走します。ここまでが第一段階ですな。」 「なるほど。しかし戦闘開始5分でT-34が2輌も地雷を踏んでいるのはどういうわけですかな?」 「ははは。さすが細かい点に眼が行き届いておりますな。・・あれは兵士の緊張感を維持するための作戦です。いきなり予定戦力が減少することで残りの部隊にオレがやらねばと思わせるのです。そして移動不能に陥った部隊は終盤ギリギリで故障を直すというわけですな。」 「・・モノは言いようですな。しかしどうやら南北の森は突破できたようだ。対戦車陣地の攻略もほぼ予定通りに進んでいますな。」 「当然です。バンカーの類は側背面に回り込めば恐れることはありません。対戦車砲もオートバイと騎兵が多少の損害で一掃しました。予定通りです。」 <中盤> 「では次の作戦をお聞かせ願おうか。」 「いよいよ救出段階です。すでに線路沿いの敵は一掃したので輸送トラック隊が進発します。ポイントは線路上を通らず線路沿いの小道を通って故障を予防することですな。」 「なるほど。で、肝心の退却部隊の処置は?」 「万全です。すでに馬車隊は全速で退却を進めています・・しかし続々と馬車が出てきますな。・・あ、そろそろ出尽くしたようですな。よし、ここからです。」 「貴官は場当たり的に作戦を考えていないか?すでに敵の第一陣として騎兵が追ってきたぞ。」 「場当たり的ではなく臨機応変と言ってもらいたいですな。まずは監視が重要です。足の速い騎兵部隊が線路交差点付近の民家と高地から四方を見張っているからこそ、敵の出方がわかったのです。」 「まあ良かろう。で、どうするのだ。」 「ご安心を。すでに砲兵隊には交差点に煙幕を張るよう命じました。足の遅いパルチザンはすでに退却を開始しております。さらに騎兵隊は最後尾の馬車を囲むように後退しつつ、西側に煙幕を張りながら後退します。」 「では森を抜けてきたT-34隊は必要ないのでは?」 「いやいや、小官の予想では敵の追撃部隊は西側からだけでなく、南北からも出現するはずです。T-34隊の役割は線路南北の林道各所で待ち伏せし、敵装甲部隊の追撃を遅らせることです。そのために、T-34隊だけでなく後方部隊にも線路へつながる林道交差点を監視させております。」 「ふむ。一理ある。おお、確かに敵戦車が出現したぞ。・・すごい数だ。・・あ、T-34が2輌もやられた。同志大佐、これはどういうことだ?」 「・・確かに敵戦車は予想よりちょっと多めですな。しかし『危険を冒さない者はシャンパンを飲めない』と言いますからな。優秀な乗員は救出できたので、後は逃げる・・もとい遅滞戦術に移行するだけです。」 <終盤> 「線路西側からの追撃は何とかなりそうだが、貴官の予想通りマップ中央の南北からも敵戦車が出現しているぞ。」 「お任せ下さい。あらかじめ要所には待ち伏せ部隊を配置しております。砲兵隊は北・西・南の3方向を間断なく砲撃しております。絶対に敵を線路まで進出させることはありません。」 「脱出地点に近い後方でも敵の偵察部隊が発見されているようだが。・・見つかった部隊にはすごい砲撃が降り注いでいるぞ。」 「・・ですな。しかしゲルマンスキーの砲撃威力はよく承知しておるのでご心配なく。105mmが直撃すると戦車でもどうなるかわかりませんからな。こういう場合は煙幕を張ってすぐ退却、一箇所で戦うのは2ターンまでがセオリーです。」 「ところで肝心の退却部隊はどうなっている?」 「すでに馬車隊に載っていた兵士達は快速トラックGAZ-AAへ移乗を完了しております。トラックのピストン輸送も順調に進み、大半は脱出済みか少なくとも安全圏に入っております。馬車自体は失っても惜しくありませんが、これも全て退却できる予定です。」 「うむ。なかなか見事な退却作戦だな。ところで最初に地雷を踏んだT-34はどうなった?」 「・・ほら!20〜23ターンで修理が完了しましたな。このようにギリギリで敵の追撃をかわすことで、ドラマチックな戦闘を演出するのです!」 「しかし今から移動しても脱出には間に合わんのではないかな?そういえば、退却部隊はほぼ完全に脱出したが、貴官の直属部隊はほとんど脱出してないではないか。」 「砲兵および司令部は23ターンで脱出。残りは戦況を見ながら随時脱出というのが当初の作戦ですから問題ありません。」 「・・そんな作戦は聞かなかったがな。」 【結果】 スコア 32415:4710(DV) ソ損害:Men70、AFV2。 独損害:Men378、Art13、APC4、AFV18。 コア損害:2×T-34imp 【感想】 「大佐、政治委員殿はすでに帰られましたよ。STAVKAへの報告書をちらっと覗いた限りでは、『場当たり的』『まぐれ』という単語が見えました。」 「フン、政治将校にはこの作戦の奥深さがわからんのだ。この圧倒的スコアと損害の少なさを見ろ。馬車隊の損害なんて皆無だぞ。」 「確かに今回は圧勝ですね。一つ質問ですが、トラックをこんなに用意する必要があったのですか?」 「・・無かったな。馬車隊は自力で脱出できたからな。しかしそれは結果論だ。あらゆる可能性に備えておくのが指揮官のつとめだ。」 「もう一つ。なぜコア部隊の大半を脱出させなかったんですか?」 「忘れとったのだ。気がついたらもう間に合わなかったのだ。予想外に敵戦車が多かったのも原因だな。まさか副官、政治将校に密告するつもりじゃあ・・。」 「私は口が堅いのが取り柄ですよ。『きのこ入りピローグを食べてもぺらぺらおしゃべりするな』が信条です。」 「うむ。ロシアのことわざブラザーズになれそうだな。」 |
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Nor司令官 | #17 Oka Bend | 5時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年4月3日0900時 Oka River Bend 有効視界9 標準ターン23 【アップグレード】 カレリン大佐「編成会議を開く。予算は300ルーブル。皆の意見を聞く前に、前回の戦闘で昇進した指揮官を発表する。85mm対空砲部隊長の同志オイストラハと、76.2mmFG隊長の同志ビルノフがともに中尉に進級した。おめでとう。では意見を聞こう。」 ポポフ中尉「大佐、予算があるなら私のバレンタイン隊をどうにかして下さい!卑見ですが、この戦車は兵員が13名乗せられ装甲が多少厚い以外に見るべき点はありません。足は遅いし2ポンド砲は精度・威力とも役立たずです!」 大佐「うむ、その評価は私の観察とも一致する。では変更するとして、どの戦車に乗りたいのか?」 ポポフ中尉「は。祖国製の戦車に乗りたいのはやまやまですが、おそらく大佐はネタ部隊を期待していると推察します。ならば英国製以外のヤツで。」 副官「大佐。STAVKAはゲルマンスキーから捕獲した戦車を提供できるそうです。」 大佐「ではポポフ中尉には鹵獲3号戦車を与える。ただし、再生品なので装甲は若干へたれておる。さらに我が国の戦車兵に扱いよくするため、整備兵が勝手に部品を取り外したそうだ。どうやら管制装置らしいが。まあ気にするな。」 ポポフ中尉「・・・」 こうしてポポフ小隊は再び無駄に経験値を減らしてしまった。 <修理> 2×T-34imp <変更> 3×Valentine VI→Capt Pz III <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ 3×Partisans II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×SMG 4×Marine 4×Engineer IV.戦車中隊 13×T-34 m41 imp 3×Capt Pz III 3×KV-2 1×KV-1B V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 2×YaG-6 VII.砲兵中隊 3×107mm Mortar 5×76.2mm FG(2plt) 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105円。潜入用にSapperを4部隊。 【AUX】 FO、AUX司令部。徴集兵1個大隊(3個中隊編成)。ライフル歩兵4個小隊。雑多なレンドリース戦車部隊。鹵獲3号の小隊もある。そして、潤沢な砲兵。152mmFH×4中隊、122mmFH×4中隊、120mm迫×4中隊、BM-13Katyushaにいたっては16ユニット! |
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【任務】Oka Bend Assault battle 17 ドイツ軍は複数の重要拠点を確保しており、これらの拠点は来るべき夏季攻勢時に利用される恐れがある。その一つがオリョル北東部で、STAVKAはここを排除目標に指定している。すでにこの地域でのパルチザン活動はめざましい成果を上げ、作戦に必要な多くの情報が収集されている。 そしてドイツの傀儡国家の一つハンガリーは、我がロシアに軍隊を送り込んできた。ならば、本物の社会主義者が彼らを歓迎してやろうではないか。君の戦闘団が攻撃部隊となる。戦線を突破してドイツ軍後方地域に突入し、来るべきオリョル奪還作戦のために橋頭堡を構築するのだ。この橋頭堡はやがて開始されるハリコフ攻勢作戦の側面支援になるだろう。 ドイツ軍は数週間かけて現地を調査し、地雷原を含めた防御設備を整えている。だが冬の悪天候のせいで、丸太製の掩蔽壕(log bunker)が設置されているに過ぎない。さらに、最近になって防御陣地の守備隊が、最前線の慣熟訓練を兼ねて第108ハンガリー師団の一部に交代したところだ。橋梁およびその進入路は地雷や塹壕で固められ、相当に堅固な要塞地帯が形成されているが、橋梁から北に離れるほど防衛線は弱くなっている。また、この地区のわずかな予備兵力は橋梁付近に集中されている。 君の任務は、オカ川橋梁の北部でハンガリー軍の防衛線を突破して(VHで示されている)、迅速な架橋作戦を支援するべく渡河点を確保することである。ただし、橋梁は奪取してはいけない。突入部隊の側面を防御するために、古い石壁で囲まれた村を確保せよ。そして要塞化された橋梁地帯からの反攻を防ぐため、403高地を確保し徹底した防御陣地を築くのだ。繰り返すが、橋梁およびその周辺の地雷原や要塞地帯は迂回せよ。これは命令だ。STAVKAはオカ川西岸に渡ることが勝利の鍵だと確信しているのだ。 注:本シナリオでは、大量の砲兵がプレイヤーに惜しみなく提供されています。楽しんでください。 【作戦と配置】 「この説明からいくと、橋梁に突入すると間違いなく全滅しそうですね。また指示に従いますか?」 「その方が無難だろうな。配置前の時点で橋梁付近に敵戦車やバンカーが見えているからな。」 「・・ズルイ観察ですね。で、どう攻めます?」 「作戦はサト戦闘団とほぼ同じだな。主力は北側から回り込むのだ。橋梁付近からの反撃を抑えるために重戦車隊を残しておく。」 「ほう。人と同じでいくとは、作戦の鬼といわれたカレリン大佐らしくないですが。」 「そう言われると思って一つオリジナリティを用意しておいた。温存しておいたパルチザンをサポートで買ったSapperと一緒に村落に潜入させるのだ。」 「・・温存って。使えなかっただけだと思いますが。しかしこの距離ならいい感じで潜入できそうですね。大佐、それに今回はすごい数の砲兵が支援してくれますよ。」 「馬鹿者。作者を信用するなと言っただろうが。事前砲撃指定は全て取り消せ。そして北端から2Hexおきに重榴とコア中砲を交互に砲撃指定するのだ。横軸は敵の配置線の西側2Hexとする。」 「ホントに作者を信用してませんね。しかし盤外カチューシャは一回しか撃てないのに使っていいんですか?」 「いいのだ。これだけの密度で砲弾をばらまいておけば、地雷が発見できるかもしれないからな。ハンガリー軍なんぞ怖くはない。最大の敵は地雷だ。」 【戦闘経過】 <序盤> 「事前砲撃だけで勝てそうですね。」 「いや、思ったより地雷が少ない。油断は禁物だ。コアも含めて歩兵を全て一歩ずつ先行させろ。」 「おお、懲罰部隊なみの扱いですね。しかし進撃は遅れますが。」 「かまわん。序盤でコア戦車が地雷を踏まなければ勝てるに違いない。」 「確かにすごい数の地雷ですね。木製とはいえ掩蔽壕もかなりありますよ。ほとんどは砲撃でピヨってますけどね。北側ほど防御は薄いんじゃなかったですかね。」 「多少は作者のブラフも入っているだろうが、これでもマシなんだろう。橋梁付近の要塞地帯は半端じゃなさそうだな。」 「砲撃はどうします?」 「最初の砲撃地点から2Hexずつ西側に照準を移動していくのだ。盤外砲は弾がなくなるまで撃ち続けろ。」 「どうやら北側の地雷原は突破したようですね。地雷とバンカーが第一線、お次は戦車陣のようですよ。」 「といっても純国産のトルディとトゥランだけのようだな。マニア的にはたまらんが性能としては敵ではないな。」 「あっさり突破して渡河点は押さえました。これで最北部の攻略は終わりです。」 <中盤> 「次は高地の制圧だな。これも問題ないだろう。」 「どうも斜面には砲兵陣があったようですが、すでに重榴の砲撃で砲手が逃げてますね。地形が悪いのが難点でAUX歩兵も頼りないですが、時間をかければ何とでもなりそうです。」 「ではいよいよ石壁に囲まれた村か。潜入部隊はまだか。」 「・・まだですね。村落北側からはAUX歩兵2個小隊とKV-8が接近していますが、内側からの援護がないと厳しそうですね。」 「とりあえず砲撃の重点を移しておけ。今回もパルチザンの潜入が失敗したらヤツらは懲罰部隊送りだな。」 「あ・・聞こえたんでしょうか。続々と潜入完了してますよ。偵察によると、村落の中はかなりの敵がいたようですが、すでに砲撃で弱っているようです。」 「ちっ、3部隊とも潜入できたようだな。まだ役に立つというわけか。すでに村落西部には北から回ってきたT-34隊も迫っている。この村は北側と西側から一掃できそうだな。」 「AUXのKV-8が大活躍してますからね。パルチザンが偵察してKV-8で焼き払う。KV-8はぜひ我が戦力として加えたいところですね。」 「かつて我が隊にも火炎放射戦車がいたな。隊長はポポフ中尉だったか。・・そう言えば新戦力の鹵獲3号戦車隊はどうなった?」 「・・完全にAUXの雑多な戦車隊と一体化してたので、すっかり忘れてましたね。AUXと思って地雷原も突き進んだ割には1輌もやられてませんよ。ただ活躍もしてませんが。」 「・・また火炎放射戦車に戻すっていったら怒るだろうな。」 <終盤> 「そんなことより本題に戻りますよ。すでに川沿いの西側VHは押さえました。残るは橋梁入口のVHと村落南側の要塞地帯だけです。」 「高地の制圧も終わったようだな。よし、川沿いの攻略に移る。砲撃を要塞地帯に回せ。用心のためオカ川と橋梁に続く道路には煙幕を張っておけ。」 「どこまで進出するつもりですか?」 「もちろん危険は冒さない。VHは全て確保するが、要塞地帯の攻略は道路の西側だけだ。」 「とか言いながら、防御用の重戦車隊が道路東側のトーチカと撃ち合ってるじゃないですか。あ、KV-2が地雷を踏んだ。さらにトーチカに撃破されましたよ!」 「うぬぬ。予備戦力のT-34隊を投入しろ!」 「そういえば今回は珍しく3輌編成のT-34を攻撃に使わなかったんですね。でも熱くなりすぎると・・・。」 「うぉっ!大砲撃だ。オレのT-34が・・。この砲撃はいつまで続くんだ?」 「いわんこっちゃない。敵さん今まで砲撃の機会がなかったので、ここぞとばかりに撃ってきたようですね。重戦車隊が標的だったようですが、まんまとT-34が突っ込んだわけですね。」 「・・フン。この局面ではT-34より搭乗歩兵が重要なのだ。歩兵が一歩ずつ移動してこっそり要塞入口のVHを奪取するのだ。」 「あ、続く砲撃でT-34から降りたSMGが壊滅しましたよ。こんな汚れ役はAUXに任すべきでしたね。でも道路西側の攻略はうまくいってる・・あ、T-34が敵の対戦車砲に撃たれてますよ。76.2mm Pak36ですね。」 「ようやくドイツ軍の供与兵器が出てきたな。・・ちゅうかコレは我が軍の鹵獲兵器ではないか。」 「それはお互い様ですよ。最後もKV-8が焼き払って跡形無しです。まだ17ターンですが終了ですね。」 【結果】 スコア 16567:1568(DV) ソ損害:Men198、AFV5。 独損害:Men835、Art44、AFV13。 コア損害:2×KV-2、1×T-34imp、1×SMG 【感想】 「大佐!終了後の敵配置を見てください!」 「スゴイことになってるな。やはり私の迂回作戦は正しかったようだ。」 「大佐のというよりは、同志サトの作戦ですよね。」 「パルチザン潜入作戦もまあまあうまくいったじゃないか。」 「KV-8の活躍が目立ちすぎて、パルチザンは脇役でしたけどね。でもまあ作戦勝ちですね。最後の無駄なコア損害がなければパーフェクトでしたが。」 「やられた3輌の戦車の乗員は生き残っている。同志副官よ、『悲しみは海ではないからすっかり飲み干せる』だ。いつまでもクヨクヨするな。」 「・・ことわざでお茶を濁すのはそろそろ止めませんか?」 |
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Nor司令官 | #18 Oka Bridgehead | 6時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年4月4日0200時 Oka River Bend 有効視界4 標準ターン34 【アップグレード】 カレリン大佐「編成会議を開く。予算は400ルーブル。前回の戦闘でSMG分隊のベリンスキー軍曹が戦死し、コンドラショフ軍曹が着任した。では意見を聞こう。」 副官「大佐、ぜひKV-8を配備したいところですが、前回の戦車損害が多すぎて2輌しか配備できません。」 大佐「今回はSTAVKAからの監督官も来ている。中途半端な配備転換はできんぞ。KV-8は次回に持ち越すとして、他に導入すべきものはないか?」 副官「最近、歩兵部隊に変化がありませんな。SMG小隊に欠員が出たので、この小隊を変更してはいかがでしょう?」 大佐「うむ、良い考えだ。たまには新風を入れねばな。ではこの際、SMG小隊を空挺部隊に、さらにパルチザン小隊を対戦車ライフル部隊に変更する。」 副官「・・普通の歩兵に空挺降下ができるでしょうか?それにパルチザンは前回活躍したので、おとがめ無しではなかったかと・・。」 大佐「なに、飛行機から低空で飛び降りるだけだ。党と祖国への忠誠心があれば大丈夫だろう。今は積雪もあるからな。それとパルチザンは飽きたのだ。対戦車ライフル部隊は歩兵部隊の中で最も高価なんだぞ。文句はないだろう。」 こうしてカレリン大佐の魔の手は歩兵部隊にまで及んでしまった。 <修理> 2×KV-2、1×T-34imp <変更> 3×SMG→Paratroops 3×Partisans→AT Rifle <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×Marine 4×Engineer 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×Paratroops 3×AT Rifle IV.戦車中隊 13×T-34 m41 imp 3×Capt Pz III 3×KV-2 1×KV-1B V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 2×YaG-6 VII.砲兵中隊 3×107mm Mortar 5×76.2mm FG(2plt) 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105円。輸送機 Tupolev G-2×1小隊。残りは地雷。 【AUX】 STAVKA監督官、第213空挺大隊の一部、ライフル歩兵2個小隊、雑多な戦車部隊(レンドリース戦車他)、5×GAZ-AA、5×YaG-6。 砲兵は、BM-13Katyusha×4個中隊、120mm迫撃砲×4個中隊(砲撃指定済み。7ターンに着弾予定。) |
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【任務】Oka Bridgehead Battle 18 架橋作業はことのほかうまくいき、大規模な通行にも耐えうる2つの浮橋が完成した。当地のパルチザン隊長である同志ルロパトキンは、渡河作戦を支援するためオカ川西岸にパルチザン騎兵を集結させている。また君が突破した地区には、敵装甲2個師団が接近中であることが報告されている。パルチザン部隊は、橋梁を爆破し道路に地雷を敷設することで、この装甲部隊の先鋒を押しとどめようとしている。 同志ルロパトキンの情報によれば、ハンガリー軍の連隊司令部はLechevko村にあり、この地区にまとまった戦力は存在しないようだ。しかし、敵は我が軍の渡河作戦を察知しており、橋頭堡の広さを突き止めようとしているらしい。敵の装甲戦闘団は、南北から君の部隊を包囲・殲滅しようとするだろう。まず敵は君の防備の弱点を探り、本格的な攻撃が行われるのはその後になると予想される。 まず、北側面に強固な防衛地帯を構築せよ。これは何より重要だ。次に、Lechevko村の北にある浅瀬(Ford)を可能な限り迅速に確保せよ。だが、カチューシャの斉射(7ターンに実施)が終わるまで、浅瀬を越えて150m先に進んではいけない。斉射が終わり次第、前進して守備隊を一掃し、西側防衛線(マップ西端にVHが示されている)を構築せよ。南側面の防衛は、渡河点Bの南1kmに降下予定の第213空挺大隊の2個中隊が担当する。塹壕を掘り橋頭堡を守るのだ。 STAVKAは、オリョル解放攻勢につなげるため、この橋頭堡を断固として確保するつもりであるが、わずかな装甲戦力を犠牲にするつもりはない。さらにSTAVKAは、この渡河作戦の遂行を監督するため、君の司令部に退却命令の発令権限を与えた監督官を派遣した。できるだけ多くのVHをできるだけ長く確保せよ。だが、包囲されたり大損害を受けてはならない。幸運を祈る! 注:説明をよく読んで下さい。攻撃・退却のいずれにおいても、流動的な戦いになるでしょう。 【作戦と配置】 「STAVKAから派遣された政治委員殿です。・・では同志カレリン大佐、作戦を説明してもらおうか。」 「はっ。賢明なるSTAVKAの指導に従い、空挺部隊と砲兵との協調作戦を予定通り実施します。」 「うむ。具体策を聞こう。序盤の北面の守りはどうする?」 「AUXの戦車・ライフル小隊とコアのコサック・重戦車・工兵隊を当てます。」 「ほう。それ以外は全て南部の攻撃に当てるのか?」 「はっ。主力戦車隊はカチューシャの斉射を待って、Levchenkoを北・西・東の三方から同時に奇襲します。その後南部の空挺部隊を援護します。」 「同志カレリンは作戦の鬼と聞いたが。ありきたりな作戦だな。」 「お許しがいただければ、我が隊の一部も空挺作戦を実施する所存であります。」 「ほう、面白い。具体案は?」 「は、Grevichy東部に降下兵と対戦車兵を降下させ東から攻撃します。西側からはAUXの空挺部隊、さらに北側からコアの鹵獲3号戦車隊を向かわせます。」 「なるほど、この作戦がうまくいけばLevchenko周辺以外の目標は全て序盤で確保できるというわけだな。作戦実行を許可する。」 【戦闘経過】 <序盤> 「大佐、STAVKAの砲撃指示はむちゃくちゃですが・・。」 「滅多なことを言うな。大物政治委員が来ているのだ。変更を要求すれば忠誠心を疑われて収容所行きだ。ここは黙って・・あ、ヤツが来た。」 「同志カレリン、作戦は順調かね。」 「はっ、降下作戦は予定通りに進行中です。北部にドイツ軍精鋭部隊の歩兵陣地を発見しました。直ちに掃討に移ります。」 「なに?SS歩兵だと?敵はハンガリー軍ではなかったか?」 「間違いなくSSです。しかし我が隊の砲撃を全て集中させたので、まもなく一掃できるでしょう。」 「Grevichyの攻略はどうなっている?」 「それが・・鹵獲戦車隊が沼沢地でスタックしており、北部からの支援は期待できませんが、東西からの挟撃でまもなく一掃できます。」 「貴官の部隊では敵の戦車など使っておるのか。同志カレリン・・」 「同志政治委員殿、誤解なさらぬよう。この鹵獲戦車隊はSTAVKAの要請で、性能評価しているまでです!」 <中盤> 「それより、いよいよ砲兵の斉射が始まりました。我が隊が擁する13輌もの『ロジーナ』が前進を開始します。」 「うむ。やはりロジーナに勝る戦車無しだな。あ、やられた。」 「ロシュデストベンスキー軍曹がロジーナもろとも炎上したようですな・・。なに、彼はまだキルスコア25の若輩でしたので問題ありません。」 「不甲斐ない指揮だな。あれだけの支援砲撃がありながらまだ敵はおるのか。」 「同志政治委員、我が隊の砲兵が手すきになったので、ちょっと援護させましょう。」 「なに?STAVKAの砲撃指導に問題があるということか?」 「滅相もない。ただ『きのこと名乗ったからにはかごに入れ』と言いますからな。何事も徹底的にやる同志スターリンの精神に適うかと。」 「・・同志スターリンも『砲兵は戦場の神だ』と言われておるからな。許可する。」 「感謝します。砲兵の支援でLevchenko村も一掃できました。」 「北部と南部はどうなっておる?」 「どうやら北部を偵察中のコサック隊が、敵増援を発見したようですな。」 <終盤> 「ついに包囲に来たか。どうするつもりだ?」 「ご安心を。SS歩兵陣地の位置から敵の出現地点はほぼ目算がついておりました。コサックの偵察でその推測が裏付けられました。」 「敵は大規模な装甲部隊だぞ。具体策はあるのか?」 「まず予測出現地点の100m前面にAUX部隊を配置します。その100m後方の第二線にはコア工兵、さらに200m後方の第三線には重戦車隊を配置します。コサックは反対側に配置し、敵の逃亡を監視します。さらに107mm迫撃砲が出現地点周辺を毎ターン砲撃します。」 「うむ。それなら安心だな。南はどうなっている?」 「散発的な敵歩兵の攻勢は空挺部隊が鎮圧しました。南西部に出現したハンガリー戦車はすでにロジーナ隊が一掃しております。」 「ドイツ軍の装甲部隊はまだ捕捉しておらんのか?」 「大丈夫です。ロジーナ隊は西と北から逆包囲にかかっております。まもなく発見するでしょう。」 「余裕だな。だが最後の詰めを誤ると、ここまでの成功も台無しだぞ。」 「・・捕捉しました。新型戦車4号F2型が含まれてますな。特殊部隊も搭乗しているようです。」 「同志大佐・・やけに敵の情報に詳しいではないか。」 「それは・・・。あ、同志政治委員、まだ22ターンですが、敵の士気が崩壊して戦闘終了です。」 「ふん。やはりSTAVKAの作戦指導に間違いはなかったな。」 【結果】 スコア 40735:1179(DV) ソ損害:Men103、AFV3。 独損害:Men893、Art13、SV1、AFV29。 コア損害:1×T-34imp、1×Motorcycles 【感想】 「大佐!また圧勝ですね。これでSTAVKAの受けもよくなるでしょう。」 「いや、私がドイツ戦車に詳しいのがあの政治委員に睨まれたようだ。」 「だから3号戦車なんか・・バレンタインのままだったらよかったですね。それより、サポートで買った地雷はどうしたんです?」 「・・政治委員を囲むように埋めたんだがな。意味はなかった。」 「まさか政治委員をMIAで処理しようと?大佐はコワイ人ですね。」 「だいたい現場に口を出しすぎだな。『自分のものでないそりに乗るな』という言葉を知らないに違いない。」 「まあまあ、今回は初の空挺作戦もうまくいって楽しかったでしょう。ATライフル歩兵は使えましたか?」 「『はじめてのブリンはだんごにできる』を地でいったな。わざわざ前線に降下させたのだが、戦車に出会わなかったのが失敗だった。次回に期待だ。」 「高価な部隊ですからね。実は無駄な買い物だったのかも・・」 |
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Nor司令官 | #19 Fighting Withdrawal | 8時間 | ☆☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年4月4日1000時 Oka River Bend 有効視界13 標準ターン26 【アップグレード】 「人事報告です。前回の戦闘でT-34隊のロシュデストベンスキー軍曹が戦死し、プレーベ軍曹が着任。さらにオートバイ隊のプロコペンコ軍曹が戦死し、テビャーキン軍曹が着任しました。」 カレリン大佐「では編成会議を開く。予算は400ルーブル。意見を聞こう。」 副官「大佐、この予算では損害がなくてもKV-8は2輌しか配備できません。二回に分けて配備してはいかがでしょう?」 大佐「仕方ないな。しかし予算が中途半端に余るが・・。」 副官「装備の統一という点で問題はありますが、迫撃砲隊に120mm迫撃砲を配備すればちょうど消化できますが。」 大佐「まさに『コペイカがルーブルを蓄える』だ。ドカンと使うよりコツコツいくのが一番だ。」 副官「予算もことわざも使い方を間違えてるような気がしますが・・」 こうしてカレリン大佐はようやく火炎放射戦車を再配備した。 <修理> 1×T-34imp、1×Motorcycles <変更> 2×Capt Pz III→KV-8 1×107mm Mortar→120mm Mortar <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×Marine 4×Engineer 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×Paratroops 3×AT Rifle IV.戦車中隊 13×T-34 m41 imp 3×KV-2 1×KV-1B 1×Capt Pz III 2×KV-8 V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 2×YaG-6 VII.砲兵中隊 1×120mm Mortar 2×107mm Mortar 5×76.2mm FG(2plt) 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105円。沿岸砲台 Gun Casement×1。残りは地雷。 【AUX】 弱体化した第213空挺大隊、第4327懲罰大隊の一部、若干の対戦車砲、機関銃班、歩兵砲、迫撃砲。地上攻撃機。 |
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【任務】Fighting Withdrawal Battle 19 同志よ、ドイツ軍はオカ川北部で強行渡河し、依然として君の部隊を包囲しようとしている。同志ルロパトキン率いるパルチザン部隊は、森や湿地帯に追い払われ崩壊間近だ。空挺部隊の生き残りは、ドイツ軍が橋梁を奪取あるいは爆破する前に南側の渡河点に到達するため、湿地や森を抜けて後退している。唯一利用可能な予備戦力は、再編された第4327懲罰大隊だけだ。 ドイツ軍挟撃戦力の北翼は、北側の浮橋を越えて殺到しており、君の部隊はオカ川で分断される危険に晒されている。また、SS部隊をともなう挟撃戦力の南翼は、主要道路橋を越えて東側を攻撃している。事態は非常に流動的で、敵戦力はすべてこの森林地帯を通過中である。STAVKAは君に後退許可を与えたが、空挺部隊および君の部隊の装備の保全を要求している。ドイツ軍挟撃部隊はすでに損害を受けているが、君の部隊を包囲殲滅しようと嵩にかかって攻撃を続けている。残されたオカ川西岸の掃討は増援のハンガリー軍に任せ、ドイツ軍は全速力で迫っているのだ。 まず空挺部隊の残余にオカ川を渡らせた後、浮橋を二つとも破壊せよ。南側の浮橋には架橋工兵が配置されているが、北側の浮橋は砲爆撃で破壊する必要があるだろう。そして、403高地と石壁の村を中心とする堅固な防御陣地に後退するのだ。もし仮にこれに失敗したとしても、ドイツ軍に攻撃発起線を突破されてはならない。幸運を祈る! 【作戦と配置】 「敵は二手に分かれて南北から包囲してくるようですね。」 「ファシストの常套手段だな。だが戦線が長いのが問題だ。」 「少しでも戦線を縮小するには攻勢が必要ですが、戦力も不足してますね。」 「『村中から糸一本ずつ集めれば裸ん坊にシャツがやれる』というではないか。AUX部隊をフル活用すべしだ。」 「でも懲罰大隊といっても要は徴集兵ですよ。対戦車砲も45mmだし。」 「そこで、だ。今回はサポートとして要塞を用意した。」 「・・そんなものがたった8時間で用意できたのですか!」 「『秀吉の一夜城』を知らんのか。日本人にできることは私にもできる。」 「・・で、それをどこに配置するつもりで?」 「それが問題だ。沿岸砲なので西側渡河点に配置して追撃部隊を撃退するのが最も気持ちいいが、橋を落とした後は必要なくなるかもしれん。」 「確かに。ならば南北から来る装甲部隊用に配置した方が賢明かもしれませんね。」 「うむ。というわけで、南側の防衛に当てることにする。その他の配置はマップを見てくれ給え。」 「さぼってますね・・私の付近に地雷を埋めないで下さいね。」 【戦闘経過】 <AUX救出> 「では査問会を開く。焦点は、オカ川東岸の退却戦における同志カレリン大佐の作戦指揮についてだ。まず戦闘経過を聞こう。」 「作戦はマップに記した通りです。STAVKAの指導に従い、最初に西岸に取り残されたAUX空挺部隊を救出しました。」 「具体的な救出方法は?」 「あらかじめ、T-34×5とYaG-6×2を西岸に配置しておきました。」 「ふむ。T-34impは12名の兵員を搭載可能だ。足も速いし戦闘力もある。しかし大型トラックを配置したのは疑問だな。」 「大型トラックは30名以上搭載できるので救出に持ってこいだと考えておりました。しかし・・」 「路外走破性能は最悪だということを忘れていたのか!」 「・・党と祖国への忠誠心で何とかなると考えたのです。事実、予定より遅れたものの救出作戦自体は成功しました。」 <地雷戦?> 「では南部の防衛について聞こう。」 「正面には要塞とKV-2を配置して道路封鎖し、西側から敵を逆包囲する作戦をとりました。結果もうまくいきました。」 「うむ。その作戦には異存はない。しかしKV-2のうち1輌を、最初から地雷の上に配置した理由を聞こうか。地雷除去が済んでない地域は明示しておったはずだが。」 「・・作戦上、その地点は絶対に必要だと判断したためです。」 「地雷の存在を見落としていたのではないかね?」 「同志政治委員、釈明をお許しください。地雷除去が完了していないことは知っておりましたが、もしかして地雷がない可能性もあるかと・・」 「・・信じられん判断だな。指揮能力欠如が疑われる。」 「では北面の防衛について聞こう。ここでも地雷原が明示してあるにも関わらず、T-34が2輌も序盤で地雷を踏んで大破しているな。」 「それは・・待ち伏せにうってつけの地点だったのです。危険を冒す価値があると判断しました。」 「君は強情だな。ならば率直に言おう。この戦闘で地雷を踏んだ戦車は全部で5輌だ。この戦域の地雷原は全て明示してあるにも関わらずな!」 「・・・」 「同志カレリン、これは重大なミスだぞ。戦闘で失ったならまだわかるが、貴官は貴重な装甲戦力を自滅させたに等しいのだ!!」 「しかし・・戦闘には勝利しました・・」 <北部防衛> 「北部の防衛についてまだ聞きたいことがある。敵装甲部隊の進路正面にT-34陣地を構築したわけを聞こう。」 「5輌のT-34隊を二手にわけました。2輌は正面、3輌は南東の森林です。」 「それは正確ではないな。1輌は地雷を踏んでこの小隊は4輌になっておったはずだ。ともかく正面の撃ち合いで勝てると思ったのかね?」 「はっ。この方面にはAUXの対戦車砲も配置されておりました。この配置を利用して、敵を地雷原の最中で撃滅しようと考えたのです。」 「その結果は、正面に配置した2輌のT-34は大破1、主砲故障1だ。南西の1輌は移動中に地雷を踏んでおる。素直に地雷原を通過させた方が効率的だと考えなかったのか?」 「道路まで進出させると負けると考えておりました。道路の背後には弱小なAUX部隊しかおらず、道路に出れば司令部までは10分の距離です。」 「ではこの損害は必要だったと?」 「その通りです。正面は犠牲を覚悟で敵の前進を押さえ、敵が密集したところを砲撃で叩き、最後に別のT-34隊が側背から一掃するという作戦でした。」 「それは結果論だな。」 <川岸防衛> 「では最後に救出した空挺部隊のことを聞こう。」 「は。救出完了と同時に、川沿い北部に敵歩兵を発見しておりました。この方面には騎兵しかいなかったため、救出した空挺部隊とともにT-34を振り向けました。」 「で、どうなったのかね?」 「最初は歩兵同士の銃撃戦でしたが、やがて敵の戦車も出現し、最後は互いの砲撃戦にまで発展しました。」 「ふむ。敵の150榴の大砲撃で、せっかく救出した空挺部隊に大損害がでたのだな。」 「しかし、この方面の敵は一掃できました。」 「君は重大なことを隠しておるな。・・北側の敵に気をとられている間、敵の追撃部隊にボートでオカ川を渡られてしまったのだな!」 「・・その通りです。しかし、橋を落とせという任務は達していました。」 「もしかして君は、橋させ落とせば敵の渡河はないと判断したのではないかね。その結果、危うく側背を衝かれかけたわけだ。」 「・・しかし敵が渡河していることに気づき、すぐに対処しました。東岸の目標地点は全て確保できたのです。」 「ふん。君は優秀な指揮官だと聞いておった。我々としては西岸のVHも奪還することを期待しておったのだがな。」 「もちろんその可能性も考えました。事実、騎兵1個分隊は逆渡河して敵の迫撃砲陣地を急襲したのです。」 「で、敵の残存装甲戦力に壊滅させられたわけだな。騎兵1分隊で何ができるというのだ。全く愚かだ。査問結果は追って通知する。首を洗って待っておけ!」 【結果】 スコア 24449:3201(DV) ソ損害:Men142、SV1、AFV6。 独損害:Men1761、SV24、AFV55。 コア損害:5×T-34imp、1×KV-8、1×YaG-6、1×Cossack 【感想】 「大佐!査問会の結果はどうでした?」 「お咎め無しだ。何だかんだ言ってもDV勝ちだからな。」 「それは良かった。しかし今回は過去最大の損害ですね。」 「確かに地雷を踏みすぎたな。しかし乗員全滅は1部隊のみだ。」 「ロジーナの高い乗員生存率に救われてますね。ところで『一夜城』はどうでした?」 「・・配置を間違えたな。詳しくは聞くな。」 「だいたい防衛戦でも常に攻めてしまう大佐に、移動不能の要塞が使いこなせるわけなかったですね。」 「しかし南部戦線は嬉しくなるくらいうまくいったが、北部と西部は厳しかったな。大砲爆撃に加えて、出てくる歩兵はSSと特殊部隊がほとんど、装甲部隊は新型が続々だった。」 「北部では128mm砲を搭載した鬼のような試作自走砲もでてきましたね。」 「装甲が薄いから何とかなったが、あれに装甲がついたら堪らんな。」 「ロジーナもそろそろ厳しくなってきましたね。」 「馬鹿者!『恐怖の目は大きい』だ。最初から恐れていては勝てる戦いも逃してしまうぞ。」 「今回はことわざが少ないですね・・まさかネタ切れ?」 |
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Nor司令官 | #20 Millerovo Delay | 6時間 | ☆☆☆☆★ | C&Cオフ | MAP |
1942年7月29日1000時 Millerovo 有効視界40 標準ターン30 【アップグレード】 「報告です。前回の戦闘で指揮官を失った部隊は6。これにより失われたキルスコアは267。しかしGAZ-4M、空挺、KV-1の3名の隊長が大尉に進級しました。」 「・・ちょっと地雷を踏んだだけで大損害だな。まあよい。今回の予算は何と750ルーブルだからな。」 「大佐、T-34impのE小隊は5輌中4輌を失っております。この際、小隊ごと新型T-34E m42に変更してはどうでしょう?」 「KV-8小隊を完成させるんじゃなかったのか?」 「今回は戦車戦です。ちょこざいな火炎放射戦車より主力戦車の充実が必要です。」 「ちょこざいって・・。しかしその新型ロジーナは使えるのか?」 「『服装によって迎え、才能によって送る』といいます。まずはカタログデータを信用して迎えましょう。」 「うまいことを言うな。では、E小隊とKV-1をアップグレードだ。」 こうして鹵獲3号戦車は再び放置された。 <修理> 1×KV-8、1×YaG-6、1×Cossack <変更> 5×T-34imp→T-34E m42 1×KV-1B→KV-1C <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×Marine 4×Engineer 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×Paratroops 3×AT Rifle IV.戦車中隊 8×T-34 m41 imp 5×T-34E m42 3×KV-2 1×KV-1C 1×Capt Pz III 2×KV-8 V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 2×YaG-6 VII.砲兵中隊 1×107mm Mortar 2×107mm Mortar 5×76.2mm FG(2plt) 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105ルーブル。La-5×4。 【AUX】 SMG他混成歩兵×11、対戦車ライフル兵2個中隊、機関銃1個中隊、37mm対空砲×10、120mm迫撃砲×3、GAZ-AA×10、YaG-6×5で構成される第1346対戦車大隊。特筆すべきは弾薬集積所。 |
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【任務】Millerovo Delay Battle 20 機械化装甲部隊をともなう有力な敵戦力が、明らかにミレロヴォに接近している。予想される敵進路には、第1346対戦車大隊が待ち受けている。君の任務は、全力でこの防衛陣地を支援することだ。 この地域での敵の攻撃を全て食い止めるのだ。万が一不可能だと判断した場合は、戦力温存を図り退却して良い。STAVKAは今後の戦闘でも君の部隊をあてにしているからな。しかし、どのような展開になってもできるだけ多くの敵を撃破しできるだけ時間を稼ぐのだ。ただし、我が軍に制空権はなく、本地域での敵空軍の活動は非常に活発になっていることを忠告しておく。 幸いにも、君の部隊はティモシェンコ軍の攻勢失敗とそれに続くハリコフ包囲に巻き込まれなかった。今や君の部隊は、我が軍に残った数少ない機動戦力であり、最も戦闘経験を持つ部隊となったのだ。君の部隊は防衛陣地全線を支援し、敵の局地的な突破を防ぐために配備される。敵が大規模な突破を開始すれば、より強固な防衛線を築くため歩兵が退却するのを援護する必要がある。ただし、できる限り戦闘力の消耗は避けるのだ・・・過度の損害は絶対に認められない。ドイツ軍は夏期攻勢に備えて一段と強力な対戦車兵器を配備しており、敵砲の遠距離攻撃により我が軍は深刻な損害を受けつつあるのだ。 注: ドイツ軍の75mm長砲身PAKの到来により、ソ連軍装甲部隊は遠距離でも極度に警戒する必要に迫られます。ドイツ軍の対戦車砲は今後もその威力を増し続けるため、この悩みは終戦時まで続くでしょう。 【作戦と配置】 「だだっ広い地形に良すぎる視界。やっぱ戦車戦ですね。」 「だな。」 「地殻や高低差はありますが、遮蔽物が少なすぎて露骨な迂回はできませんね。」 「・だな。」 「AUXの第1346対戦車大隊もショボすぎますね。」 「・・だな。」 「おまけにほとんどPPTVHですよ。これで勝てるんですか?」 「・・・だな。」 「大佐、こういう時こそ作戦の鬼の本領発揮ですよ。」 「そうだな。よし、AUXとともに戦うのだ。敵の装甲部隊が出てくる前に、最前線にT-34を潜ませておくのだ。」 「・・それだけですか、ではルフトバッフェ対策は?」 「・・ない。毎回反復移動を繰り返し、当たりにくくするくらいだな。」 「そうすると戦車戦で不利になりませんか?ただでさえ命中率で負けてるのに。」 「・・・だな。」 【戦闘経過】 <序盤> 「結局いい作戦もないまま始まりましたね。」 「とりあえずコア砲兵を弾薬集積所に集結させるのだ。」 「弾薬補給車と合わせれば、カチューシャは5発/ターンで補給できますね。」 「よし15分で砲兵陣地が完成だ。前線の様子はどうだ?」 「まずは敵歩兵だけが前進してますね。しかし大量ですよ。」 「T-34と砲兵があれば、この歩兵群はなんとかなるだろう。」 「ほぼ3ターンおきにカチューシャが10発撃てますからね。」 「装甲部隊の出現前にできるだけ歩兵を叩いておくのだ。戦車がでてきたら地形を利用して接近戦に持ち込もう。」 「北部に敵戦車およそ20・・いやそれ以上です!」 「・・しまった。敵の数は予想以上だ。攻撃機を発進させろ。」 「南部でルフトバッフェ襲来!5分おきにT-34が食われていきます!」 「・・最大速度で動き回れ!」 「戦闘開始60分でT-34が3輌炎上。他3輌も大破。歩兵にも損害が出始めています!」 「・・・。」 「大佐、南部および中部でも敵戦車が各20以上出現してますっ!!」 <中盤> 「戦闘開始90分後の報告!戦車4、歩兵4が壊滅。戦車4が大破!部隊充足率は81%に低下しましたっ!」 「・・だな。」 「大佐!『そり遊びが好きならそりを運ぶことも好きになれ』と言うでしょう!この難局を乗り切らないと勝利の爽快感は味わえませんよ!」 「・・よし。後方の対空砲を全て前進させろ。弾薬補給が終わった歩兵砲もだ。手数を増やして少しでも前進を押しとどめるのだ。」 「おお、最初から歩兵砲に補給していたなんて!」 「歩兵砲と対空機銃は遠距離から歩兵だけを狙え。まず目を奪うのだ。」 「了解!」 「さらに前線の戦車は全て隠せ。ターン終了時に見つかった状態にしておくな。」 「了解!」 「敵戦車が400m以内に入ったらATR部隊は攻撃開始。ただし1部隊で連続攻撃するな。必ず複数の部隊で交互に発砲するのだ。」 「了解!」 「ATRが充分に抑圧を上げたらロジーナでとどめをさせ。ただし他の敵戦車に見つかるようならダメだ。一対一の勝負に持ち込めるまで待つのだ。」 「了解!北部はこの作戦で大丈夫ですが、南部はどうします?」 「新型ロジーナ隊は渓谷を南から回り込んで側面を攻撃だ。」 「了解!」 <終盤> 「戦闘開始120分後の報告が入りました。新たな損害は、戦車1大破だけです。」 「どうにかそりを運びきったようだな。」 「しかし北部のPPTVHは一部取られてますよ。」 「いよいよそり滑りだ。一箇所ずつ砲撃を集中し、残存兵力を全て投入して奪還せよ。」 「了解。」 「南部では攻勢に転じる。新型ロジーナは北上!」 「大佐!しかし弾切れが多発してます!ロジーナだけでなく対空部隊も。」 「えーい、一時後退して補給しろ。ロジーナはHE弾だけ補給したら再び前進だ。AP弾の補給は待てない。最後の攻勢をかけろ!」 「大佐、全VHの奪還に成功しました。敵戦車の残りは北部に10輌程度、しかしほぼ移動不能で脅威ではありません。」 【結果】 スコア 21127:3476(DV) ソ損害:Men246、AFV8。 独損害:Men1134、SV2、APC16、AFV42、Air1。 コア損害:5×T-34imp、1×T-34E、1×KV-8、1×Capt PzIII、1×Marine、3×Paratroop 【感想】 「・・ポイント的にはDVですが、大損害ですね。」 「だな。」 「サト戦闘団に比べると、敵AFVの破壊数も少ないですね。」 「・だな。」 「ロジーナも明らかに性能負けしているのが、はっきりわかりましたね。」 「・・だな。」 「元々のハンデに加えて、無為無策が追い打ちをかけましたね。」 「・・・だな。」 「これで勝ったと言えるんでしょうか?」 「・・これはNKVDの誘導尋問か?」 「じゃあ、反論の余地があるんですか?」 「・・序盤の損害はほぼルフトバッフェによるものだ。これは運以外避けようがない。」 「ほぉ。運のせいですか。」 「撃破数が少ないのは、砲撃とATRのタコ殴りを重視したからだ。乗員を離脱させただけでは破壊扱いにならない。」 「ほぉ。作戦のせいですか。」 「しかしロジーナで正面きっての遠距離戦が厳しいことは確かだな。それに適した作戦が立てられなかったという点も認める。」 「おお、珍しく反省の色がみえますね。」 「ただ、新型ロジーナは攻撃力より防御力でややマシになったな。」 「砲塔前面傾斜が増し、各面装甲も微妙に厚くなってスカートもついてますしね。」 「しかし旧型impを全て変更するとなると、時間もかかるし歩兵の移動手段がなくなるな。」 「『愛する人のためなら7ベルスタもまわり道でない』と言うじゃないですか。愛する勝利のためならエンヤコラですよ。」 「今回のことわざは全てお前が言ったな。だがエンヤコラはロシアっぽくないぞ。」 |
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Nor司令官 | #21 Morozovsk Delay | 6時間 | ☆☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年7月29日1100時 Morozovsk, Donets Ba 有効視界45 標準ターン27 【アップグレード】 「報告です。前回の戦闘での損害は・・」 「やめいっ!聞きたくない!」 「今回の予算は450ルーブルですが・・」 「わかっておる!」 「なら話は早いです。残り予算30ルーブルを何に使います?」 「ずばり、スチュードベーカーの大型トラックだ。」 「また渋い選択ですな。ではYaG-6と交換します・・1輌だけ。」 「ふんっ、しかしこの直線的なフォルムは痺れるな・・」 こうしてまともなアップグレードは行われなかった。 <修理> 5×T-34imp、1×T-34E、1×KV-8、1×Capt PzIII、1×Marine、3×Paratroop <変更> 1×YaG-6→Studebaker US-6 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×Marine 4×Engineer 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×Paratroops 3×AT Rifle IV.戦車中隊 8×T-34 m41 imp 5×T-34E m42 3×KV-2 1×KV-1C 1×Capt Pz III 2×KV-8 V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 1×YaG-6 1×Studebaker US-6 VII.砲兵中隊 1×107mm Mortar 2×107mm Mortar 5×76.2mm FG(2plt) 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算200ルーブル。Ammo Dump×1、76.2mm ZIS-3 ATG×2。 【AUX】 敵陣まっただ中に"DieHard"歩兵中隊、2つの村落には雑多な歩兵とMG・IG・ATG。M3 Lee×6。盤内砲兵として203mm B-4×2、122mm A-19×2、76.2mm FG×4、および弾薬補給車×2。盤外砲は122mm榴弾砲中隊×2。 |
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【任務】Morozovsk Delay Battle 21 ドイツ軍の主要攻勢目標は、STAVKAが予測するようにモスクワ正面ではなく、南部であることはもはや疑いない。しかしSTAVKAがドイツ軍先鋒は北に転進すると考えている限り、モスクワ周辺の予備戦力がここ南部にいる我々の救援に派遣される望みはないだろう。君は我々の予想以上に敵の前進を遅らせ時間を稼いでくれたが、ドイツ第6軍とその装甲部隊の圧力により、すでに事態は悪化しつつある。 我々が受けた極秘報告によれば、新規に編成した部隊では士気が低下しており、大規模な一斉投降が増加しているという。今回の任務は重要だぞ。新兵に気合いを入れ最終的な勝利への期待を抱かせるためには、我々は力を誇示しなければならないのだ。このまま士気が低下すれば、全戦域で抵抗力を失いかねない。君は友軍に対するデモンストレーションとして、敵装甲部隊を血祭りに挙げる必要があるのだ。 我々の予備戦力は破滅的なペースで減少しつつあるため、前回と同様、戦力温存を図らねばならない。君の部隊は、砲兵中隊の増強を受けた第442狙撃師団の第2梯団として作戦に参加することになる。敵の突破に対しては全て反撃し、即座に撃退して砲兵を守るのだ。では幸運を祈る。 【作戦と配置】 「またも平地に良すぎる視界。再び戦車戦ですね。」 「だな。」 「ショボいAUX部隊に最前線はPPTVHという点も一緒ですね。」 「だな。」 「当然、前回のような無様な戦いは繰り返しませんよね。」 「・・まあな。」 「自信が感じられませんが、作戦はあるんですよね。」 「今回は遮蔽物になる森林と村落があるからな。これを利用しようと思う。」 「思う?随分弱気ですね。」 「あとは・・あれだ。事前砲撃から砲兵をフル活用だ。」 「弾薬集積所を用意したということは、またカチューシャ5発補給ですね。」 「それにZiS-3も用意したからな。敵の新型戦車でもぶち抜いてやる。」 「そういえばウチのFG部隊は間接砲と対戦車砲兼用とか言ってましたが、対戦車用なんて全然使ってませんね。」 「・・移動手段も無いしな。いまさら砲兵が減ると痛いし。」 「移動手段もないのに対戦車砲だけ買っても意味ないんじゃ・・」 「勝てばいいんだろ勝てば。ああ、勝ってやるともさ!」 【戦闘経過】 <序盤> 「まずはAUX砲兵を弾薬輸送車の周囲に集めろ。」 「おお、これでコアとAUXともに補給可能な砲兵陣地が完成ですね。」 「我ながら完璧だな。北西最前線のAUX奇襲部隊はどうだ?」 「"DieHard"中隊と名乗る割にはあっけなく死んでいきますが・・。」 「この位置じゃ全滅もやむを得んな。時間稼ぎ&偵察が役目だな。」 「でも砲撃支援も集中したので、この方面の敵はかなり損害が出てますよ。」 「敵装甲部隊は道路を通らず森に入っていくな。」 「T-34隊が待ち伏せを完了しました・・コサック隊がさらに機械化歩兵を発見!」 「T-34隊を二手に分けろ。絶対に敵APCは取り逃がすな。」 「ZIS3を後方高地に配置しました。今度は対空砲を前進させます。」 「鈍足トラック2台でピストン輸送か・・痛いな。」 「ATライフル隊はまた徒歩移動ですよ。今回も一発も撃たず終わりそうですね。」 「・・・。」 <中盤> 「南部はどうだ?」 「サーシャ村でもターニャ村でも敵歩兵がすぐそばにいます。」 「砲撃で何とかなるだろ。」 「サーシャ村後方からは続々と装甲部隊がやってきます。」 「砲撃で足止めするのだ。」 「この数では無理です。まもなく戦車戦に突入です。」 「いや・・まずはサーシャ村のAUX部隊の戦いぶりを見よう。」 「まさか見殺し?・・ああっ、新型ロジーナ隊に敵機来襲!1輌炎上!」 「全ロジーナ隊に告ぐ。隠れろ。」 「敵戦車もどんどん撃ってきますよ!KV-2が2輌大破!」 「・・この数では回り込んだところで無駄だな。サーシャ村に引き入れろ!」 「そんなこと言わずとも、敵は勝手に入ってます!」 「AUX諸君に告ぐ。健闘を祈る。」 「サーシャ村のAUX部隊はほぼ全滅しました!」 「よし。この距離なら戦える。ロジーナ隊、交戦開始。」 「おおっ、ターニャ村西側の森とサーシャ村東からロジーナが協調攻撃!」 「どうだっ!一斉砲撃とあわせて確実に敵が減っていくぞ。」 「北部でも森の中で敵装甲部隊とロジーナが接近戦を開始してます。」 「接近戦なら勝てる!この戦い勝ったぞ!」 <終盤> 「大佐、サプライズです!装甲部隊があんなところに!」 「おお、俺のスチュードベーカーが・・」 「大佐、今こそZIS-3と85mmを使う時です。ATライフル隊とKV-1も急行中!」 「ZIS-3が大活躍じゃないか。予想通りだ。」 「超偶然ですよ。ATライフル隊もやっと戦車を破壊できました。」 「北部はどうなった?」 「ロジーナが接近戦を制して、残る敵戦車は移動不能が3輌です。」 「とどめを刺せ。南部は?」 「サーシャ村の敵戦車は全滅。途中増援のマルダーと1号重歩兵砲はKV-8が機銃で倒しました。」 「サーシャ村もまもなく解放できる。我が軍は圧勝じゃないか。」 「全VHを奪還して予定より随分早く18ターンで終了です!」 【結果】 スコア 17877:3677(MV) ソ損害:Men382、Art3、SV2、AFV6。 独損害:Men1015、APC28、AFV67、Air1。 コア損害:2×T-34imp、1×T-34E、2×KV-2、1×Capt PzIII、1×Guard、1×YaG-6、1×Studebaker 【感想】 「大佐、逆ギレして勝つと宣言したのにMVですよ。」 「誰もDVで勝つとは言っとらん。MVのVも勝利のVだぞ。」 「・・こどもみたいな言い訳ですね。」 「『約束したのか、ではそれを守れ。約束しなかったのか、ではそれで押し通せ』が我々ロシア人の合言葉だ。」 「ともかく、最後の残敵掃討で不用意な損失を出したのが痛いですね。」 「動けない敵に戦車が2輌もやられたんだからな。」 「これがなければもしかしたらDVだったかもしれませんね。」 「コア損害も多いし、サーシャ村のAUXがほぼ全滅したのも原因だな。」 「しかし作戦的には特に閃きもなかったのに、何となく敵がいなくなったという感じですね。」 「・・だな。」 「何が良かったんでしょう?」 「やはり接近戦に持ち込んだことだな。砲兵の充実も大きかった。」 「しかし今回も大損害で、勝ちパターンが見えたという気もしませんね。」 「・・だな。」 |
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Nor司令官 | #22 Don Cauldron | 4時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年8月2日0200時 Donets River ford 有効視界9 標準ターン24 【アップグレード】 「吉報です。前回の戦闘で6名の指揮官が戦死。しかしやられ続きの部隊が多く、キルスコア損失は58で済みました。」 「ぜんぜん嬉しくないわ。」 「今回の予算は450ルーブルですが。」 「まずはスチュードベーカーだ。」 「トラックが最優先ですか。では残りは?」 「いい加減、鹵獲3号を変更したいが・・選択肢はKV-8とOT-34だな。」 「変更機会を逸している間に新型OT-34がでたんですね。速さか堅さかですね。」 「編成は崩れるが、やはり機動力と76mm砲を優先してOT-34だな。少々装甲が厚くても敵戦車には通用せんからな。」 「もうちょっと予算が余りますが。」 「なら旧型ロジーナを新型にしておけ。」 「どうもアップグレードの優先順位が間違ってるような気がしますが・・」 こうしてようやく鹵獲3号戦車がカレリン戦闘団から姿を消した。 <修理> 1×T-34imp、1×T-34E、2×KV-2、1×Guard、1×Studebaker <変更> 1×T-34imp→T-34E m42 1×Capt PzIII→OT-34 1×YaG-6→Studebaker US-6 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×Marine 4×Engineer 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×Paratroops 3×AT Rifle IV.戦車中隊 7×T-34 m41 imp 6×T-34E m42 3×KV-2 1×KV-1C 1×OT-34 2×KV-8 V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 2×Studebaker US-6 VII.砲兵中隊 1×120mm Mortar 2×107mm Mortar 5×76.2mm FG(2plt) 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算200ルーブル。Ammo Dump×1、Il-2 Shturmovik×2。 【AUX】 盤内砲は76mm FH×4、82mm迫×3。盤外砲は122mm榴中隊×1、76mm榴中隊×2。開始時にはほぼ大隊規模の雑多な歩兵。増援はBA-3、BA-11、T-60やオートバイなどの偵察部隊。 |
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【作戦と配置】 「これまでの遠距離戦から一転して、視界の悪い夜戦ですね。」 「視界が450mだと安心するな。この距離ならロジーナでも何とかなる。」 「しかし我が隊は辺鄙な村に展開しており、すでに包囲されているようですが・・」 「この状況説明のヒントのちりばめ具合が燃えてくるな。」 「敵戦力も配置も詳細は不明で、そもそも我が隊は何をすればよいのか・・」 「教えてやる。どんな戦闘でも目的は敵の撃破とVHの確保だ。」 「おおっ。そんな当たり前のことを。でも今回はなぜか自信に満ちてますね。」 「おうよ!敵の出方を読んで作戦勝ちを狙うぞ。」 「具体的な作戦をお聞かせ下さい。」 「目的は3つ。村の防御、渡河点への進出、敵装甲部隊の撃滅だ。」 「あれ?東岸の奪還は?」 「それはおまけの目的だ。増援部隊だけで対処できるだろう。」 「ならば包囲網を突破して渡河点を確保せよという命令は?」 「よく読め。『敵が殲滅されない限り』という条件つきだ。」 「・・つまり敵を殲滅するというわけですか?」 「そうともさ!最近の借りを返してやる!」 【戦闘経過】 <カレリン大佐戦闘日誌> 今回の戦闘は満足のいくものだった。我が戦闘団の拠点である南西村落は完璧なハリネズミ陣を構築しており、次々と来襲する敵兵をいとも簡単に撃退した。 もはや村落は安泰だと判断した私は、徐々に警戒範囲を広げていき、次の目的である敵装甲部隊の撃破に取りかかった。想定した敵戦車の進攻ルートに戦力の大半を配置し、敵が前進すればあらゆる方向から襲いかかるという作戦である。 一方、渡河点付近のPPTVHには騎兵隊とロジーナ隊を派遣した。この方面にはすでに敵偵察部隊が待ち伏せしていたが、さしたる損害もなく順調に渡河点西岸に到達した。 予想通りの展開で敵戦車群との決戦を制しかけていた頃、北部にある狙撃大隊陣地に敵戦車が来襲したとの連絡が入った。やむなくロジーナ隊を北部に回し事なきを得たが、この戦力分散により敵戦車主力の掃討がやや遅れたのは遺憾であった。 当初の予定通りドン川東岸の戦闘には我が隊はほとんど参加していないが、増援部隊に対する的確な無線指示によってほぼ完璧に掃討作戦が完了した。 本戦闘を総括すると、優秀な指揮官の卓越した作戦と戦闘遂行能力により、大勝利を得たと言えるであろう。 <副官戦闘詳報> 0200 戦闘開始。砲撃効果不明。 0205 村落陣地に敵兵殺到。工兵とKV-2が何とか食い止める。 0210 渡河点に向かう部隊が敵偵察隊に進路を阻まれる。 0215 予期せず敵戦車隊に遭遇。不意打ちで新型ロジーナ大破。 0220 東部、敵は予想以上に多いことが判明。伏兵に苦戦。 0225 敵戦車に突っ込んだオートバイ隊壊滅。ロジーナ主砲故障。 0230 東部、親衛歩兵壊滅、ロジーナ擱座。前進中止を進言。 0235 東部、コサック壊滅。戦車戦によりKV-2とKV-8が連続大破。 0240 東部、親衛歩兵壊滅。渡河の望み絶たれる。大佐、動揺。 0245 北部、敵戦車隊がAUX陣地を突破。AUX部隊の損害続出。 0250 北部にロジーナ隊派遣。東岸、援軍が本格戦闘開始。 0255 北部・東部、ぎりぎりの攻防。AUX被害甚大。 0300 敵戦車群が逆襲。ロジーナ大破。ATライフル壊滅。 0305 東岸、援軍部隊に損害続出。 0310 東岸、VH奪取のため装甲車に歩兵陣地突撃命令。 0315 全VH確保で戦闘終了。最終充足率86%。 【結果】 スコア 21388:2675(DV) ソ損害:Men269、Art2、SV1、AFV10。 独損害:Men1149、Art6、SV2、AFV68。 コア損害:1×T-34imp、1×T-34E、1×KV-2、1×KV-8、2×Guard、1×Cossack、1×Motorcycle、1×AT Rifle 【感想】 「今回のマップとAARは手抜きですか?」 「サト戦闘団を見習ってネタバレ防止を徹底しただけだ。」 「なるほど。ところで大佐、作戦はうまくいったとお考えですか?」 「DVだぞ、DV。うまくいったからこその結果だ」 「しかしこの損害は?」 「・・まあ敵は今回も強力だったな。多少の戦果の誇張は士気を鼓舞するために必要だろう。」 「むしろ戦果の誇張ではなく、損害を隠蔽する意図が感じられますが。『真実は黄金を塗っても泥を塗っても、必ずすべてが表に出てくる。』と言いますよ。」 「お、厳しい意見だな。」 「それにSTAVKA提出用の私の詳報と大佐の日誌は大きく食い違いますが」 「なに?それを提出するつもりか。」 「当然ですよ。私の座右の銘は『真実を滅ぼせば、自らが滅ぶ』です。」 「貴様、今まで目にかけてやったのに。『フィーリアのところで飲んでフィーリアを殴りもした』と言われるぞ。」 「それが言いたいために引っ張ったんですね。」 「うむ。ことわざを出すための内容の無い感想は止めよう。」 「もうことわざブラザーズも解散ですね・・」 |
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Nor司令官 | #23 Gumrak Escape | 5時間 | ☆☆☆★ | C&Cオフ | MAP |
1942年8月22日1400時 Gumrak Airfield 有効視界17 標準ターン20 Delay 【アップグレード】 「前回の戦闘で6名の指揮官が戦死。工兵隊長の同志クズネツォフが中尉に進級しました。今回の予算は350ルーブルです。」 「損失部隊を補充するとまもとな変更はできんな。」 「そろそろ損害を抑えることに重点をおかないと、ネタ部隊どころではありませんね。」 「やられた旧型ロジーナを新型に。同じくやられたKV-8をOT-34に変更だな。」 「みみっちいアップグレードですね・・。」 「『貧は罪ならず、ただし罪よりまだ悪い 』と言う通りだな。」 「まさか、今回もことわざを?」 「いや、最後のストックだ。」 「では私も最後のヤツを。『金多ければ罪は大きい。しかし金少なければ罪はさらに大きい。』」 「言い得て妙だな。予算過剰の時にネタ部隊をいじくり倒した報いか・・」 <修理> 1×T-34E、1×KV-2、2×Guard、1×Cossack、1×Motorcycle、1×AT Rifle <変更> 1×T-34imp→T-34E m42 1×KV-8→OT-34 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×Marine 4×Engineer 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×Paratroops 3×AT Rifle IV.戦車中隊 6×T-34 m41 imp 7×T-34E m42 3×KV-2 1×KV-1C 2×OT-34 1×KV-8 V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 2×Studebaker US-6 VII.砲兵中隊 1×120mm Mortar 2×107mm Mortar 5×76.2mm FG(2plt) 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算250ルーブル。152mm盤外砲中隊×1。 【AUX】 盤外砲は76mm榴中隊×1。開始時戦力はほぼ1個中隊の徴集兵とATG・IGが数門。増援として弾薬トラックなどの補給部隊。 |
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【作戦】
「ひさびさの撤退戦ですね。」 「もはや我が軍は総崩れらしいからな。しばらく積極的な攻勢はないだろう。」 「まあ大佐は大勢に関係なく常に攻めますけどね。」 「当然だ。今回も積極的に行くぞ。」 「・・前回もそれで大損害ですよ。それに今回は撤退してナンボですよ。」 「確かに。ガソリン補給車を脱出させないと勝てないみたいだな。」 「それでも攻めますか?」 「当然だ。グムラク駅は900P、飛行場は1200Pという要所だぞ。確保したいだろう。」 「しかしガソリン補給車は約500Pなので、脱出させれば1500Pゲットですよ。」 「だから補給部隊は脱出させて、要所も確保すればウハウハじゃないか。」 「ウハウハって・・」 【戦闘経過】 <カレリン大佐戦闘日誌> 我が軍は全面撤退を強いられている。今回の我が隊の任務はドン包囲網から逃れてきた補給部隊を安全に退却させることだ。撤退戦のセオリーは交戦を最小限にとどめ、できるだけ多くの部隊を逃がすことだ。それはわかっている・・。 おそらくグムラク駅および飛行場を敵に奪われても、損害が少なければ退却作戦は成功するだろう。しかし敵は再び強大な装甲部隊で追撃してくるに違いない。視界は1km弱とロジーナでも戦える範囲だが遮蔽物は少ない。物量及び戦車性能を考慮すると、防戦に徹しても損害は免れないだろう・・。そこで私は積極攻勢を指示した。攻勢方面は北部・南部を主とし、中央に弧状に並ぶVHは抵抗線としてロジーナ3輌と重戦車隊を派遣した。 前線部隊がすぐに異変に気づいた。視界は約800mのはずだが、場所によって100mしか見えないところがあるのだ。急いで地図を取り寄せる。司令部要員が手を抜いて地図をあらかじめ用意していなかったのだ。・・なんだこの地形は!!一面の平原だと思っていたが、至る所に高低差があるのだ。 しかし私は動揺する副官をなだめ、この地形を逆に利用するよう指示した。この機転により攻勢作戦はうまくいった。うまくいきすぎて独軍があっさり降伏するかと思ったほどだ。敵の出現地点を突き止めた攻撃隊は周辺を包囲し、続々と到着する敵装甲部隊を殲滅していった・・。 こうして積極攻勢をかける一方、補給部隊は順調に避難する。全ては計画通りだ。しかし我が隊がどれだけ健闘しても、全面的な敗勢は覆すことはできない・・。 <副官戦闘詳報> 1400 作戦開始。敵勢不明のため事前砲撃なし。 1415 交戦開始。補給部隊が西端に到着。 1420 北部、88の水平射撃でロジーナ炎上。 砲撃支援を受け88陣地襲撃。 1430 南部、戦車戦でロジーナ大破。 南部包囲網完成。 1455 中部激戦、KV-2、KV-8が大破。 各所で敵追撃部隊出現。 1510 南部、オートバイ隊壊滅。 1515 中部、ロジーナ炎上。 掃討戦開始、一部サプライズ発生。 1535 砲兵隊戦線離脱開始。 1540 作戦終了。最終充足率90%。 所見:当初、地勢の読み違えによる混乱があったものの、砲撃支援が有効に機能した。無謀な命令に従い、88陣地に突撃するコサック隊に感動。敵増援を封じ込める作戦は結果的に成功したが、敵戦車は膨大に出現する傾向にあり極めてリスク高し。全面攻勢に独軍の士気崩壊が発生するも、あえてVHを取らせる作戦で途中終了には至らず。脱出作戦にも関わらず、脱出できたAUX部隊はほぼ半数。コアは砲兵以外脱出せず。作戦目的をはき違えた感強し。 【結果】 スコア 31306:5788(DV) ソ損害:Men112、AFV5。 独損害:Men1179、Art15、SV3、APC22、AFV71、Air1。 コア損害:1×T-34imp、2×T-34E、1×KV-2、1×KV-8、1×Motorcycle 【感想】 「命令無視の積極攻勢でもギリギリDVですね。」 「危ない結果だな。これでDrawだったら大後悔したところだ。」 「今回もそこそこ損害がでましたね。」 「撃破数を見ればわかるが敵が多いからな。まあ許容範囲だろう。」 「しかし敵の出現地点を包囲する作戦はもう危険ですね。」 「一気に戦車が10輌以上もでてくるとお手上げだな。OT-34に救われたが。」 「反撃でロジーナの乗員脱出とかありましたからね。運がよかっただけですよ。」 「この戦法は次回からは使えないかもな。」 「それにサプライズらしきものもありましたよ。」 「あれはただの増援だろう。命令無視の我が隊にはサプライズだったが。」 「どうも敵の戦法も手が込んできたような気がしますね。」 「物量作戦にも拍車がかかり、出現地点も読みにくくなったのは確かだな。」 「そろそろ積極攻勢を止めて、命令にしたがった方がいいかもしれませんね。」 「確かに。全体を見れば我が軍は敗退を続けてるんだからな。」 「極秘情報によれば、前回から敵の司令官が替わったようですよ。」 「そう言えば前回からワクワク度の高い戦闘になったな。」 「赤軍大佐がウハウハだのワクワクだの・・イメージ崩れますよ。」 |
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Nor司令官 | #24 Spartanovka Raid | 4時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年9月2日1900時 スターリングラード南西 有効視界12 ターン26 Advance 【アップグレード】 「前回の戦死指揮官は6名、キルスコア損失は244。カチューシャ隊長の同志ルナカルスキーが大尉に進級しました。今回の予算は350ルーブルです。」 「今回も大きな変更は無理だな。ちょうど良い、ここらで我が隊の詳細状況を報告せよ。」 「はっ、我が隊の平均経験は98。経験100以上のエリート指揮官は30名。最優秀者はロジーナF小隊長のイェラエフ中尉で125です。」 「65名中30名がエリートか。補充指揮官が著しく足を引っ張っているということだな。」 「次に我が隊の総撃破数は1639。キルスコア100以上はロジーナ隊の4名。最優秀者は経験と同じくイェラエフ中尉で152です。」 「うむ。素晴らしい。同志イェラエフは我が隊の英雄だな。」 「F小隊はロジーナ3輌編成ですが、常に最前線で戦ってきましたからね。」 「うーむ、このまま記録を伸ばして欲しいが・・」 「大佐、もしかしてF小隊を温存しようと思ってませんか?」 「不必要な情報を知ってしまったかもしれんな・・。」 <修理> 2×T-34E、1×KV-2、1×Motorcycle <変更> 1×T-34imp→T-34E m42 1×KV-8→OT-34 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×Marine 4×Engineer 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×Paratroops 3×AT Rifle IV.戦車中隊 5×T-34 m41 imp 8×T-34E m42 3×KV-2 1×KV-1C 3×OT-34 V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×85mm AA m39 2×Studebaker US-6 VII.砲兵中隊 1×120mm Mortar 2×107mm Mortar 5×76.2mm FG(2plt) 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算250ルーブル。盤外122mm榴中隊×1。107mm迫撃砲×3、狙撃兵×3、偵察兵×3 【AUX】 T-60×5、T-60(E)×5、騎兵×4、コサック1個中隊、バレンタインとソ連製戦車の3輌混成部隊×4。 |
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【作戦】 「また撤退戦ですよ。大佐の好きなVHもありません。今度こそ逃げましょう。」 「しかし今回はまず砲兵陣地を襲撃して、その後撤退せよとの命令だ。」 「敵の反攻部隊がいつどこから出てくるかがミソですね。」 「敵は『1時間以内の距離』にいるらしいぞ。心躍るヒントだな。」 「いかに早く砲兵陣地を一掃するかが勝負ですね。」 「一掃の目途がついたら一気に反転して脱出だな。」 「しかし『敵に探知されずに接近できるルート』ってどこですかね?」 「・・わからん。とりあえず真っ直ぐ行けばいいんじゃないか?」 【戦闘経過】 <司令部通信記録> ・1900 A0「作戦第一段階は道路以東の掃討。砲兵隊は煙幕展開。全部隊進撃開始。」 AUX「敵無線車輌(Funkwagen)および通信兵発見。攻撃開始。」 ・1920-1925 E1「大砲撃だ!敵通信兵が砲撃要請した模様。隊長車にロケット弾命中。」 A0「全部隊、敵通信兵を捜索・殲滅せよ。E0隊、応答せよ!」 E1「E0車大破を確認。乗員は脱出成功。ただし跨乗部隊は全滅。」 ・1930−1940 A0「作戦第二段階を開始。敵砲兵陣地を発見次第殲滅せよ。」 U0「南部オートバイ隊、敵砲兵の直射を受けた。前方に砲兵陣地を発見。」 A0「了解。迫撃砲支援とロジーナF小隊を向かわせる。」 F1「F0車が105榴の直射で大破!イェラエフ隊長は脱出成功。跨乗部隊は全滅。」 A0「周辺部隊に告ぐ。最優先でイェラエフ中尉を救出せよ!」 G0「FT戦車隊、集合農場に突入。同乗の偵察兵によると複数の88を発見。」 A0「了解。榴弾砲が支援する。コア部隊は無理に突っ込むな。」 B0「ロジーナ隊、集合農場を突破。敵砲兵多数が馬車で逃走中。追撃する。」 A0「了解。一人も逃がすな。」 ・1950-1955 U0「オートバイ隊、作戦地域の西端に到達。南部方面の敵一掃を確認。」 K0「コサック隊、北部方面の掃討を終了。」 A0「全部隊に告ぐ。作戦第三段階に移行。掃討部隊は反転せよ。」 D0「KV-2隊、反転中後方100mに敵戦車2輌発見・撃破。なぜこんな所に!」 A0「跨乗工兵隊を降車・展開して周辺を警戒せよ。」 ・2000-2010 U0「オートバイ隊、敵部隊発見!戦車4、歩兵3!退路を塞がれた!」 A0「カチューシャが支援する。300mの交戦間隔を維持せよ。」 E1「F小隊とともに敵戦車と交戦開始・・」 A0「どうした!状況を報告せよ!」 F1「現存のロジーナ6輌中、主砲故障2、機関故障1、E1車も履帯破損の模様!」 A0「砲撃を増強する。対策を検討中。それまで現地点で防戦を続けろ。」 E3「E2車がやられた!もう持ちこたえられない!至急救援を求む!」 K0「コサック隊。敵戦車2、自動車化部隊多数を発見!こっちに向かってくる!」 A0「砲撃支援する。全面撤退は一時中止し、待ち伏せ体勢を整えろ。」 B0「ロジーナ隊。現在交戦中!敵がどんどん増えていく!退路も塞がれた!」 副官「南北ともに退路を塞がれました!大佐、救援を!」 大佐「道路以東の予備戦力は鈍足戦車だけだ。とても間に合わん。」 副官「ならば砲兵に煙幕を展開させて逃げますか?」 大佐「無駄だ。敵の進撃速度は速い上、脱出地点まではまだ遠い。砲撃支援で敵の展開を遅らせるしかない。全部隊、退却路を中央よりに変更せよ。」 副官「敵は猛然と突っ込んできます!このままでは大損害が・・あぁぁぁっ!!」 ・2015 副官「大佐!天恵ですっ!突然敵が士気崩壊を起こしました!!」 大佐「大砲撃が命中したな。やはり煙幕弾より実弾だな。」 【結果】 スコア 28808:4084(DV) ソ損害:Men81、AFV4。 独損害:Men763、Art26、SV33、APC4、AFV11。 コア損害:1×T-34imp、2×T-34E、1×Guard Inf、1×Paratroops 【感想】 「この結果は僥倖ですね。」 「だな。今度ばかりはやられたと観念したが。普段の行いが良いからだな。」 「しかし偶然とはいえ、好条件が重なりましたね。」 「鈍足戦車は道路を越えなかったこと、カチューシャが3輌ともフルチャージだったこと、事前照準が敵増援出現地点の近くにあったこと、だな。」 「もしカチューシャの砲撃が敵のど真ん中に落ちなかったら・・」 「・・損害が倍になっても全然不思議じゃなかったな。」 「なんというか、敵の戦法があざとくなってきましたね。」 「事前説明でヒントをちらつかせて安心させたところを・・という手だな。」 「よく考えるとこの戦闘は脱出戦でしたが、誰一人脱出してませんね。」 「それでも勝ったのは、15/26ターンで終わったおかげもあるが・・」 「脱出戦というのは見せかけで、実はガチンコの撃滅戦を狙ってますね。」 「終了後の敵陣容を見ると・・この作者は侮れんな。」 「落とし穴だらけの戦闘が続きますが、この先もこんな調子なんでしょうか?」 「いや、次回の予算は800ルーブルだ。この面で大打撃を与えて次から立て直せ、というところだろう。」 |
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Nor司令官 | #25 Serafimovich Assault | 6時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年11月19日1200時 セラフィモヴィッチ橋頭堡 有効視界4 ターン24 Assault 【アップグレード】 「前回の戦死指揮官は3名、キルスコア損失は205。昇進指揮官は2名ですが、我が隊の英雄イェラエフ中尉が・・死亡しました・・。」 「なにっ?救出は成功したのではなかったか?」 「F0車の乗員は救出しましたが・・その中に中尉は含まれていなかった模様です。」 「一発の砲弾がキルスコア155を奪ったか・・」 「まあ済んだことは忘れて・・今回の予算は800ルーブルの大盤振る舞いです。」 「・・英雄のいない部隊を率いても張り合いがない。」 「大佐、我が隊は英雄の宝庫です。ロジーナE小隊第2分隊のザダノフ軍曹は経験120、キルスコア140です。イェラエフ中尉と大差ありませんよ。」 「なにっ!そんな英雄がまだいたのか。よし、やる気が出てきた。」 「ロジーナを全て新型にしてもまだ300ルーブル近く余りますが・・」 「役に立たん85mm対空砲を変更だ。何が悪いって移動が遅すぎる。」 「移動力がないと戦闘機会も減り、経験も伸びませんからね。」 「37mmに変更してジープで牽引だ。経験を積んだらまた85mmに戻してやる。ついでに迫撃砲を増やせ。」 「また予算消化に命かけてますね。これまでの教訓が全然生かされてないような・・。」 <修理> 2×T-34E、1×Guard Inf、1×Paratroops <変更> 5×T-34imp→T-34E m42 2×85mm AA m39→37mm AA m39 2×76.2mm FG→107mm Mortar 2×Studebaker US-6→Jeep <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×Marine 4×Engineer 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×Paratroops 3×AT Rifle IV.戦車中隊 13×T-34E m42(3plt) 3×KV-2 1×KV-1C 3×OT-34 V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×37mm AA m39 2×Jeep VII.砲兵中隊 1×120mm Mortar 4×107mm Mortar 3×76.2mm FG 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算200ルーブル。ツポレフG-2輸送機×8、ライフル分隊×7 【AUX】 82mm迫×10、盤外122mm榴×4、雑多な戦車小隊×3、雑多な歩兵が2個中隊規模。 |
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【作戦】
「そのサポート部隊はもしかして・・」 「そうだ。空挺作戦だ。」 「輸送機8機も用意して、コア歩兵を全部積むつもりですか?」 「その通り。1個小隊ほど余るが、その他は全て最南端に送り込む。」 「陣地攻略はAUX歩兵とコア戦車で行い、コア歩兵は奥地を確保しておくと。」 「ちまちま陣地攻略などやるのは嫌いだからな。速攻即決、予定時間の半分で終わらせてやる。」 「相手がルーマニア軍とはいえ、そううまく行きますかね?」 「まあ張り合いだな。コア歩兵の救出に向かうと思えばダルイ陣地戦を早く突破しようという気になるだろう。」 【戦闘経過】 <司令部通信記録> ・1200− A0「支援砲撃に続き空挺部隊は降下を開始せよ。」 O0「空挺隊、参加全部隊無事降下完了。敵の反撃皆無。」 A0「付近の状況を報告せよ。」 O0「降下地点に司令部及び指揮所を発見。既に殲滅。これより進撃を開始し、拠点確保に移る。」 F0「東部ロジーナ隊、陣地突破を開始する。」 A0「焦るな。充分な砲撃の後、AUXを先行させろ。」 F0「F1車が地雷を踏んだ。乗員は脱出。」 A0「陣地突破隊に告ぐ。地雷が発見された。注意せよ。」 ・1225− O0「空挺隊、降下部隊を三方に分けて4拠点を確保。抵抗はほとんど無い。」 A0「注意しろ。まだ敵の装甲部隊は未発見だ。」 B0「西部ロジーナ隊、突破部隊の攻略は順調。砲撃支援に感謝する。」 A0「焦るな。ロジーナ隊の単独先行は禁ずる。AUX歩兵を輸送せよ。」 E0「中部ロジーナ隊、E1車が地雷を踏んだ。」 H1「自走対空隊、H0隊長車が地雷を踏んだ!」 A0「全部隊に警告。以後地雷を踏んだ車輌乗員は銃殺とする!」 ・1245− M0「工兵隊。南部2拠点を完全制圧。陣地内の敵はATG、迫撃砲、指揮所のみ。」 A0「全部隊に告ぐ。諸君の猛攻により敵の士気が崩壊した。あと一息だ。とどめを刺せ。」 J0「カチューシャ隊。集中射でとどめの砲撃を行う。」 F0「東部ロジーナ隊。敵陣突破。このまま南に向かう。」 A0「了解。ただしオートバイ隊の先導を待て。」 ・1250− L0「海兵。敵戦車発見!空挺隊と共同で待ち伏せする。」 A0「敵戦車の型式を報告せよ。」 L0「チェコ製R2およびルノーR35を確認。」 A0「了解。大したことはないな。吉報を待つ。」 O0「空挺隊。さらに敵戦車を発見。独軍供与の3号・4号戦車と思われる。」 A0「西部ロジーナ隊の一部は西端から南下して支援に向かえ。」 K0「コサック隊、西部敵陣南で敵戦車と遭遇。1輌撃破。」 A0「了解。ロジーナ隊が支援に向かっている。耐えろ。」 B0「西部ロジーナ隊、敵戦車撃破。このまま南端に向かう。」 ・1305− A0「士気崩壊が続いているのにまだ敵は総崩れにならんのか!」 G1「FT戦車隊。G0車がやられた。陣地内にも敵戦車がいる!3号だ!」 A0「・・士気崩壊は忘れろ!全部隊に告ぐ。攻撃の手を緩めるな!」 ・1315− L0「海兵。敵戦車を全て排除した。もはや南部に敵はいない。」 大佐「いよいよ終わりだな。」 副官「大佐、南部のVHがいつのまにかルーマニア軍に・・」 大佐「なに!東部ロジーナ隊、偵察に向かえ!」 F0「東部ロジーナ隊。VH付近で敵騎兵部隊多数発見。」 大佐「えーい、埒が開かん。全部隊南端まで前進せよ。」 【結果】 スコア 12828:1531(DV) ソ損害:Men189、AFV8。 独損害:Men1229、Art58、SV3、AFV28。 コア損害:2×T-34E、1×OT-34、1×GAZ-4M 【感想】 「結局、23ターンとほぼ制限時間いっぱいまで戦いましたね。」 「ちょっとルーマニア軍をなめすぎたな。」 「最後はドイツ軍まで出てきましたからね。」 「ほとんど読み通りの展開だったのだが意外に損害が出たな。」 「OT以外は全部地雷によるものですけどね。焦りすぎましたかね。」 「空挺作戦でいきなり敵司令部を壊滅させたとこはバッチリだったんだがな。」 「あれですよ。敗因は指令をよく読まなかったことじゃないですか?」 「・・ざっとは読んだけどな。」 「たぶんSTAVKAは一点突破して隣接陣地を背後から奇襲せよと言いたかったんだと思いますよ。東へスライドうんぬんはそういうことでは?」 「でもAUX部隊はずらーっと並んでるしな。それは全体的な作戦のことだと思ったんだが。」 「きっと指示に従えばもっと早く陣地を抜けたんじゃないですかね。」 「・・まあよい。ところで37mmAAは活躍したか?」 「いや全然ダメです。キルスコアも全く変化無し。戦ってないですから。」 「今回は視界が200mだったからな。しかしジープの機動力は驚異的だな。今後に期待できそうだ。」 |
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Nor司令官 | #26 Kalach H | 2時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年11月22日1500時 カラチ、ドン川橋梁 有効視界12 ターン18 Advance 【アップグレード】 「前回の戦死指揮官はゼロ。今回の予算は400ルーブルです。」 「そういえば新型兵器が開発されたと聞いたが。」 「ロジーナとKV-1に新型が出ました。」 「やっと42年改良型が揃ったと思ったらもう43年型か。」 「しかし新型といっても今の42年改良型より装甲は薄いです。」 「装甲が減って速くなり、測距器も改良され、APCRも5発装備か。」 「ハッチも2枚になって乗員生存性も向上しましたよ。車長は楽になるでしょう。」 「ミッキーマウスみたいだが魅力はないな。それよりKV-1はどうだ?」 「新型KV-1sのSは"skorostnoy"の頭文字、すなわちスピード重視の重戦車です。」 「おお、移動力が26だ。ロジーナの34には及ばんが充分なスピードだな。」 「装甲は大幅に犠牲になりましたが、それを補って余りある性能ですよ。」 「やっとSTAVKAも現場の要望を聞き入れたか。前作のKV-1Cは最悪だったからな。」 「130mm装甲も足が遅すぎて役立たずでしたね。知らん間に主砲性能も下がってたし。」 「KV-1Bは結構使えるヤツだったが、これはもっと役立ちそうだな。」 「では早速導入しましょう。」 <修理> 2×T-34E、1×OT-34、1×GAZ-4M-AA <変更> 2×107mm Mortar→120mm Mortar 1×KV-1C→KV-1s <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×Marine 4×Engineer 1×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×Paratroops 3×AT Rifle IV.戦車中隊 13×T-34E m42(3plt) 3×KV-2 1×KV-1s 3×OT-34 V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×37mm AA m39 2×Jeep VII.砲兵中隊 3×120mm Mortar 2×107mm Mortar 3×76.2mm FG 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算200ルーブル。コサック×4、騎兵×4。 【AUX】 装甲部隊は、M3Lee×7、T-34 m42×7、バレンタイン×3、タンクデサント×6。他に自動車化歩兵1個中隊。増援として76.2mmFG×4、120mm迫撃砲×2。 |
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【作戦】 「作戦地域が3×2kmとは、過去最小ですね。」 「配置地域も限られているが、これだけ狭いと簡単だろう。」 「いやいや、絶対落とし穴がありますって。」 「ヤバそうなのは増援だけだろ。その前に全VH確保とカラチ守備隊全滅を狙うのみだ。」 「そううまくいきますかね?」 「これだけ狭いと部隊の移動も簡単だ。どこから敵が出てきても大丈夫。」 「ところでサポートで騎兵ばかり用意したのは何でですか?」 「いきなり渡河できるのは騎兵だけだからな。」 【戦闘経過】 <序盤> 「騎兵隊は渡河開始。その他は全て南進して橋を押さえろ。」 「これだけ狭いと砲撃も効果的ですね。珍しくAUX戦車隊も使えます。」 「一気に制圧してやる。今度こそ予定の半分で終わらせるぞ。」 「敵も大したことはありませんね。この調子なら・・」 「楽勝だ。見ろ。4ターンで敵全滅、全VH確保だ。」 <中盤> 「しかし終わりませんよ。どこかに敵がいるんですかね?」 「おかしい。理由はわからんが何かあるに違いない。反撃に備えろ。」 「といってもどこから反撃が?」 「全てだ。この地区につながる全ての道路を封鎖しろ。」 <終盤> 「来ました!!偵察部隊と新型戦車多数!!」 「今こそ37mm対空部隊は全力で臨機射撃だ。砲撃も集中だ。」 「ほぼ200m四方に全砲撃を集中します!」 「このまま臨機射撃と砲撃のみで様子を見る。他からも来るかもしれん。」 「この砲撃には耐えられないでしょう。すごい密度ですよ。」 「よし、包囲部隊は殲滅を開始だ!」 【結果】 スコア 10479:1390(DV) ソ損害:Men57、AFV2。 独損害:Men536、Art10、SV4、APC4、AFV26。 コア損害:2×T-34E 【感想】 「結局18ターンまで終わりませんでしたね。」 「13ターンで増援も全滅させたんだがな。終わってみるとなるほどだ。」 「前回に続き、まあまあの戦いができましたね。」 「やっと37mm AAを活躍させることができたな。」 「やはり待ち伏せ&臨機射撃ですね。手数の多さで完全に足止めできました。」 「KV-1Sもまあまあだな。」 「ロジーナにはついていけませんが、戦闘に参加することはできますね。」 「その点、KV-2は痛いな。」 「装甲も意味無し。足も遅い。152mm砲も宝の持ち腐れですね。」 「破壊力は驚異的だがな。歩兵密集地に持って行くまでが大変だ。」 「ここは機動力重視で・・」 「・・KV-1Sにするか。」 |
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Nor司令官 | #27 Tsjir Bridgehead | 6時間 | ☆☆☆☆ | C&Cオフ | MAP |
1942年12月13日0900時 ドン流域チル川 有効視界14 ターン24 Meeting 【アップグレード】 「前回の戦死指揮官は2名。損失キルスコアは68。今回の予算は500ルーブルです。」 「予定通りKV-2をKV-1sに変更だ。」 「まだ予算が余りますよ。そろそろアノ部隊を整理する頃では?」 「仕方ないな。コストパフォーマンス悪すぎだからな。」 「では何に変更しましょう?やはり・・」 「親衛歩兵だな。今回は人数より戦闘力を優先してSMG装備の方だ。」 「了解。しかしATライフル部隊はホントにこけおどしでしたね。」 「まあそう責めるな。我が隊の戦闘方針にあわなかっただけだ。」 「対歩兵戦闘力がなさ過ぎですよ。500mでAPCが潰せてもその後の歩兵の攻撃に耐えられませんからね。」 「それより今後の編成計画を立てねばならんな。」 「米製のレンドリース兵器も入ってきてますからね。M10なんかいけそうですよ。」 「しかし我が軍にもZiS-30対戦車自走砲という強者がいるからな。」 「今まで見向きもしなかったクセに。これは明らかにダメでしょ。」 「でも車体はコムソモーレッツだからな。一度は使いたい。」 「では今さらですがサポートで導入してみましょう。」 <修理> 2×T-34E <変更> 3×KV-2→KV-1s 3×AT Rifle→Guard(SMG装備) <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) III.歩兵中隊 4×Marine 4×Engineer 4×Guard(SMG装備) 3×Guard(ライフル装備) 3×Paratroops IV.戦車中隊 13×T-34E m42(3plt) 4×KV-1s 3×OT-34 V.対空砲小隊 2×GAZ-4M-AA 2×37mm AA m39 2×Jeep VII.砲兵中隊 3×120mm Mortar 2×107mm Mortar 3×76.2mm FG 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算105ルーブル。ZIS-30×3、BA-6×1。 【AUX】 守備隊は、M3L(Stuart)×6、T-70×2、T-60(E)×2、76.2mmFG×4、45mmATG×4、および雑多な歩兵一個中隊弱。救援部隊は、T-60×一個中隊(16)および歩兵若干。支援砲兵は120mm迫撃砲×2。盤外砲として120mm迫撃砲中隊×1、122mm榴弾砲中隊×1 |
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【作戦】 「どうもこの指令はおかしいですね。」 「第7装甲師団はフランスにいるはずだな。」 「チル河の戦いというのは間違ってませんよね。すると敵の有能な指揮官とは・・」 「マンシュタインがドン軍集団司令官に着任し『冬の嵐』作戦を発動したとか。」 「これまで実際にチル戦線を支えたのはヴェンクの寄せ集め部隊ですね。」 「で、新たにホリトの第17軍団が合流か。」 「ということは敵は第11装甲師団ですね。」 「幽霊マークで有名なやつだな。」 「そういえば第7装甲師団も『幽霊師団』つながりですね。」 「まあどっちでもよい。橋頭堡南北からの挟撃作戦でいく。」 「北側からはロジーナ3輌+αですか。守備隊とあわせて鉄床を形成ですね。」 「で、残りは東・南・西から鉄槌を下すと。」 【戦闘経過】 <序盤> 「西部担当ロジーナ隊は騎兵の先導で村落2つを掃討しました。」 「すでに敵はATGを配備しているな。砲撃を欠かすな。」 「南部担当ロジーナ隊もAUX歩兵の援護で中央街道を進撃中です。」 「・・多いな。戦力は大したことはないが。」 「東部担当のOTとKV-1隊もじりじりとしか進めませんね。」 「確実に押してるんだがな。全然勝ってる気がしない展開だな。」 <中盤> 「それというのも橋頭堡が危ないからですね。」 「この敵部隊は尋常じゃないな。砲撃を全て集中しないと・・」 「それでも辛うじて敵の前進を遅らせるだけですよ。」 「北部の部隊はどうだ?間に合いそうか?」 「ダメです。ああ、そんなとこからも敵が・・」 <終盤> 「スゴイ数の敵です!AUX守備隊の半数は死亡。橋頭堡内のVHも2個を残して全て敵に奪われました!」 「敵味方入り乱れて橋頭堡はもう何が何だかわからん状態だな。」 「頑強な我が軍歩兵もこの数には耐えられません!それにこの混乱では・・。」 「全力で砲撃だ。AUX守備隊が巻き添えになってかまわん。」 「しかし西部・南部担当の部隊もまだ敵防衛線を突破できてません。」 「砲撃がまわせんと辛いが力押しで行け!それしかない。」 「東部担当部隊が橋頭堡東端に到着。北部ロジーナ隊も橋頭堡に入りました。」 「東と北から押していくのだ・・その前に耐えろ!何としても踏みとどまれ!」 「あああ、敵の重歩兵砲が橋頭堡に突入して15cm砲をぶっ放してます!」 「いかん、コア歩兵まで壊滅するぞ。あいつを止めろ!」 「東部でOT戦車が大破。自走対空砲が2輌とも炎上!」 「南部と西部担当部隊は何をしておる!」 「高地は奪取しましたが、橋頭堡までの500mに敵がびっしりで進めません!」 「これでは鉄床と鉄槌が当初の予定と逆ではないか!」 【結果】 スコア 27268:3665(DV) ソ損害:Men247、AFV11。 独損害:Men1656、Art18、SV9、APC23、AFV68。 コア損害:1×OT-34、2×GAZ-4M-AA 【感想】 「たった14ターンで終わったのですが・・。」 「長い戦いだった。しかし意外にコア損害は少ないな。」 「損害のほとんどはAUXでしたね。それにしても何でこんなに敵がいるのか。」 「建物をぶち抜いて4号F2戦車が突入してくるとは敵も必死だな。」 「ところでサポートのZIS-30はどうでしたか?」 「装弾数が少なすぎる。標準でもAP弾が20発。実際には11発しか持ってないのもあったぞ。」 「ただでさえ管制装置がボロで命中率が低いのに。やはり使い物になりませんね。」 「その点、新編のKV-1s隊は使えたな。」 「オーバーランは無理ですが、着実に前進できる安心感がありますね。」 「しかし今回一番活躍したのは、OT-34火炎放射戦車だな。」 「キルスコアを一気に35ものばしましたからね。歩兵も戦車もまとめて焼却です。」 「橋頭堡に入ってからは主砲と火炎放射器の二本柱で無敵だったな。」 「惜しむらくはGAZ-4Mの損害です。これは完全に采配ミスでしたね。」 |
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Nor司令官 | #28 Myshkovka Defend | 8時間 | ☆☆☆☆★ | C&Cオフ | MAP |
1942年12月24日1300時 ドン流域ムィシコワ川 有効視界22 ターン26 Meeting 【アップグレード】 「吉報です。KV-1s隊の同志パシュコフが少佐に昇進しました。今回の予算は600ルーブルです。」 「また予算消化に悩みそうだな。思い切って・・」 「また思い切るんですか?」 「M10、騎兵、スキーSMG小隊を新設。歩兵は全て9名編成の新衛兵とする。」 「これまで活躍してきた海兵も工兵も空挺兵も全て廃止ですか?」 「そうだ。じゃないと予算が消化できん。」 「思い切りすぎです!」 「それに最近、初期編成で歩兵が多すぎたと反省しているのだ。」 「で、1個小隊を偵察系の騎兵に回すわけですね。」 「最近の戦いでは歩兵の重要性がどんどん薄れている。敵歩兵は見つければ砲撃で破壊できるからな。」 「では、M10は?」 「GA-4Mは対歩兵用に使えるが、戦車戦が多い最近では隠れていることが多くなったからな。」 「なるほどZIS-30は使えないので、レンドリースものに期待ですね。」 <修理> 1×OT-34 <変更> 2×GAZ-4M-AA→M10 Wolverine 4×Marine→Cavalry 4×Engineer→Ski SMG 3×Guard(ライフル装備)→Guard(SMG装備) 3×Paratroops→Guard(SMG装備) <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) 4×Cavalry III.歩兵中隊 4×Ski SMG 8×Guard(SMG装備) 2×Guard(ライフル装備) IV.戦車中隊 13×T-34E m42(3plt) 4×KV-1s 3×OT-34 V.砲兵中隊 2×M10 Wolverine(AT自走砲) 2×37mm AA m39(対空砲) 2×Jeep(輸送部隊) 3×120mm Mortar 2×107mm Mortar 3×76.2mm FG 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算155ルーブル。Ammo Dump×1、T-40×3。 【AUX】 守備隊は、45mmATG×12、76.2mmFG×4、雑多な歩兵が約一個大隊。救援部隊はKV-1s×5とシャーマン×7。盤外砲として122mm榴弾砲中隊×4。 |
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【作戦】 「今度の相手はホトで『過去最大の戦車戦』ですよ。サポートで水陸両用戦車なんて買ってる場合ですか?」 「いや、もしかするとスゲー使えたりするかもと・・」 「絶対そんな可能性はありませんよ。作戦は大丈夫ですか?」 「ま、いつもの通り3方向に分けて戦う。砲兵も充実してるし何とかなるだろう。」 「・・大佐、配置時点ですでに敵が見えてますよ。戦車、APC、88などあわせて20以上ですっ!!」 「こりゃ激戦になりそうだな・・事前砲撃は全てここを狙え。」 「了解!いきなり潰してやりましょう!」 【戦闘経過】 <序盤> 「うむ。事前砲撃は命中したようだな。これで勝てる。」 「大佐!あれは『見せ玉』です!別の場所からも敵が続々と!」 「おおおっ!」 「大佐!!砲撃も効いてません!開始15分にしてすでに敵戦車70以上を発見!」 「ななじゅう!?じゅうななの間違いではないか?」 「実際に見て下さい。」 「おおおおおおおっ!」 「どうするんです?リセット以外の選択肢を見つけて下さい。」 「・・・とりあえず戦車は隠れろ。歩兵とATGも臨機射撃を禁じる。」 「それでどうやって勝つんです?」 「毎回ATGは射撃数の半分だけ撃て。砲兵は全力で阻止砲撃だ。」 「敵の機械化歩兵に接近されると・・陣地がバレて終わりですね。」 「うむ。良い点に気づいた。45mmATGはAPCのみ狙え。76mmは戦車を攻撃だ。」 <中盤> 「AUXだけでは手数が足りません。このままでは遠からず終わりますよ。」 「よし。南北から敵の側面に回り込め。AUX戦車は高地を利用してヒット&アウェイで攻撃だ。」 「敵は刻々と接近中。T-34が2輌大破!」 「煙幕だ。隠れろ。視界外を回り込め!」 「どこも敵だらけです!さらに2輌が大破!」 「ええーい!ATGも離れているものは全弾撃ち尽くせ!」 「ATG陣地がバレましたっ。ああっ、150榴の破壊的な砲撃が・・」 「こっちも砲撃を集中しろ。分散せず各方面に集中運用だ。」 「大佐!敵の進路が変わってきてます!」 「敵はあとどのくらいいる?」 「戦車とAPCあわせて・・あと・・90くらいですか。」 「増えてるじゃないかっ!!」 「敵の南方部隊は橋頭堡に突入です。」 「こっちはAUX歩兵が豊富だ。何とかなる。それより北部が問題だ。」 「北部ロジーナ隊はほぼ壊滅。大破か故障かで戦闘力はありません。」 「AUXのKV-1も壊滅か。側面攻撃は無理だな。」 「しかし高地ではM10部隊が相当の活躍を見せてますよ。」 「おおっ、強烈な命中率と破壊力だ。あとは敵の弾が当たらないことを・・」 「M10が被弾!1輌炎上!」 「ああっ、これまで敵戦車を8輌も食ったのに!乗員ごと消えたな。」 「被弾性能は無いに等しいですからね。」 「砲撃で敵のスピードは低下したが・・これからどう止めるか・・」 <終盤> 「北部の敵は高地に突入しました!」 「高低差を利用してボトムヒットを狙え。」 「敵歩兵も高地に接近中!」 「カチューシャだ!敵でも味方でもかまわん!もろとも吹っ飛ばせ!」 「南部では敵の進撃がようやく止まりました。」 「いよいよ反攻だ!橋頭堡に隠れていたコア戦車よ、出ませいっ!」 「しかし敵は戦車が頓挫しただけで、歩兵はふんばってます。砲撃の煙幕で大混戦ですよ。」 「かまうか!突撃だ!」 「親衛分隊2とオートバイが消滅!敵兵は火炎放射器を装備しています!」 「知るかっ!88陣地まで突撃せよ!」 「さらに親衛歩兵とオートバイが消滅!これ以上の無理押しは・・」 「うむ。そうだな。落ち着こう。形勢はすでに逆転した。慎重に掃討開始だ。」 【結果】 スコア 29470:4035(DV) ソ損害:Men364、AFV15。 独損害:Men1322、Art4、APC17、AFV93。 コア損害:4×T-34E、1×M10 Wolverine、3×Guard、2×Motorcycles 【感想】 「22ターン、およそ2時間の戦いでしたが・・。」 「芯から疲れた。しかし面白い。熱くなれる戦いだった。」 「敵ながらアッパレというところですね。さすがホトです。」 「質と量を兼ね備えたドイツ軍はシャレにならんな。今後も質ではどんどん負けそうだ。」 「しかし今回の収穫はM10ですね。我が国にはない優れた照準器です。」 「うむ。今のところ対戦車能力は我が部隊最高だな。」 「ZIS-30とは大違いですよ。遠距離の撃ち合いで敵戦車正面を抜けるんですからね。」 「ただし敵の弾が一発でも当たれば終わりだからな。遠距離戦でのみ活躍できるとも言える。」 「それは運用法でカバーするべきでしょう。大佐次第でなんとでもなりますよ。」 「次はそろそろ楽な戦いになるかな?」 「今回もいろいろ仕掛けがありましたからね。油断は禁物ですね。」 |
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Nor司令官 | #29 Tatshinkaya Raid | 2時間 | ☆☆☆★ | C&Cオフ | MAP |
1942年12月24日1500時 タチンスカヤ飛行場 有効視界22 ターン20 Advance 【アップグレード】 「毎度損害が多いですね。予算も600円と多いですが。」 「そろそろ43年型ロジーナを試験導入する。親衛歩兵中隊も完成だ。」 「ところでスキー兵はそのままですか?」 「いろいろ不都合もあるが、雪原での足の速さは魅力的だからな。」 「じゃあもうちょっと様子見ということですね。」 <修理> 2×T-34E m42、1×M10 Wolverine、3×Guard、2×Motorcycles <変更> 3×T-34E m42→T-34 m43 2×Guard(ライフル装備)→Guard(SMG装備) <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) 4×Cavalry III.歩兵中隊 4×Ski SMG 10×SMG Guard(1個中隊) IV.戦車中隊 10×T-34E m42(2plt) 3×T-34 m43 4×KV-1s 3×OT-34 V.砲兵中隊 2×M10 Wolverine(AT自走砲) 2×37mm AA m39(対空砲) 2×Jeep(輸送部隊) 3×120mm Mortar 2×107mm Mortar 3×76.2mm FG 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算200ルーブル。Ammo Dump×1、T-70×2。 【AUX】 BA-20×5。盤外砲として76.2mmFH中隊×1、122mmFH中隊×1。 |
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【作戦】 「今度は飛行場急襲任務ですね。」 「飛行場となるとヤツがいるに違いないな。」 「実は私、裏情報を入手しました。敵兵力は、兵120名、88が1門、20mm対空が2門です。」 「スゴイ情報じゃないか。情報源は?信頼できるのか?」 「情報源を明かしては商売になりませんよ・・しかし信用できる情報です。」 「それが事実なら楽な戦いだが。」 「過去2戦連続で大戦車戦ですからね。今回はきっと楽勝モードですよ。」 「よし。部隊を二手に分ける。南北両端から包みこめ。VHは全てPPTだ。敵撃破よりVHの確保を優先しろ。」 【戦闘経過】 <序盤> 「静かな出足だな。」 「敵は一向に見えませんね。やはり戦力が足らないんですよ。」 「これだけ準備砲撃の余裕があると楽だな。」 「そろそろ警戒線に突入です。」 <中盤> 「輸送機は攻撃するなという命令ですが、そうすると常に敵に見られている感じがしますね。」 「輸送機以外の敵がいてもわからんな。」 「南方で88発見!」 「うむ。ピンポイント砲撃で潰せ。副官、これで勝ったな。」 「大佐、北部にも88が・・」 「どういうことだ?88は1門ではなかったのか?」 「大佐、南部にもさらに・・損害が続出です!」 「ええーい!88には突っ込むな!砲撃支援を待て!」 <終盤> 「どうやら88陣地は全て潰したようです。」 「確かに敵は少ないが・・どこからか増援が現れるはずだ。」 「その前にVHを全て確保してしまいましょう。」 「よし。もう大した敵は残っていない。一気に占領だ。」 「・・ルフトバッフェ!!連続攻撃です!」 「うおっ、37mmAAとジープが一瞬で消えたぞ。」 「敵は対空砲を沈黙させてからロジーナを狙っています!」 「これ以上損害を増やす前に終わらせろ!」 【結果】 スコア 8186:2843(MV) ソ損害:Men83、Art1、SV1、AFV6。 独損害:Men440、Art20、SV12、AFV3。 コア損害:3×T-34E、1×KV-1s、2×Motorcycles、1×37mmAA、1×Jeep 【感想】 「わずか10ターン、予定の半分で終わらせたのですが・・」 「完全にワナにはまった感じだな。MV取れただけでも良しとせねばならんな。」 「ほとんど引き分けのスコアですからね。」 「ところで副官、弁解を聞こうか。」 「・・実はあの情報は後世史家パウル・カレルの著作『焦土作戦』から・・」 「ヤツはドイツ人ではないか。欺瞞情報を信じたか!」 「反省しております・・もう二度と・・」 「いや待て。タチンスカヤを抜いた後のことも書いてあったのだろう?」 「実は・・バダーノフ軍団は包囲されて全滅・・らしいです。」 「・・不吉な予言だな。」 |
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Nor司令官 | #30 Donets Crossing | 6時間 | ☆☆☆★ | C&Cオフ | MAP |
1942年12月31日1000時 ドネツ河 有効視界8 ターン30 Assault 【アップグレード】 「予算は400ルーブル。損害修復後は211ルーブル余ります。」 「・・捨てろ。」 「は?予算を余らせちゃうんですか?」 「そうだ。」 「なぜですか?我が隊にはまだ37mmAA&ジープというお荷物部隊がいますよ。」 「私も前回まではそう思っていた。しかしルフトバッフェの脅威を思い出したのだ。やはり対空部隊は必要だ。」 「そうかもしれませんが・・自走対空にすればジープが装甲戦力に回せますよ。」 「だめだ。GAZ-AA系は脆すぎる。それに37mmなら敵戦車も食える時は食える!」 「はいはい。何のために今までドケチを貫き通してきたのか・・」 <修理> 3×T-34E、1×KV-1s、2×Motorcycles、1×37mmAA、1×Jeep <変更> ナシ <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) 4×Cavalry III.歩兵中隊 4×Ski SMG 10×SMG Guard(1個中隊) IV.戦車中隊 10×T-34E m42(2plt) 3×T-34 m43 4×KV-1s 3×OT-34 V.砲兵中隊 2×M10 Wolverine(AT自走砲) 2×37mm AA m39(対空砲) 2×Jeep(輸送部隊) 3×120mm Mortar 2×107mm Mortar 3×76.2mm FG 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算200ルーブル。Ammo Dump×1、T-40×2、SU-12×2。 【AUX】 1個大隊強の雑多な歩兵。盤内砲は82mm迫×3、45mmATG×4、76.2mmFGおよびIGが各4門。輸送手段としてジープ×8、GAZ-AA×4、スチュードベーカー×4。渡河手段はRaft×4、Barge×4(うち3は増援)。盤外砲は76.2mmFH中隊×1、120mm迫中隊×1、122mmFH中隊×1、および弾薬集積所。 |
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【作戦】 「今回は本格的な渡河作戦ですよ。未体験ゾーンです。」 「まかせろ。艀の使い方なら知っている。」 「いやいや。作戦の話ですよ。大規模渡河作戦の経験あります?」 「ニェットだ。しかし大丈夫。今度こそT-40水陸両用戦車が役に立つ。」 「また買ったんですか。それにSU-12まで。無駄遣いが過ぎますよ。」 「うるさい。渡河作戦など簡単だ。川沿いに煙幕展開後、歩兵が渡河だ。」 「それから?」 「歩兵が橋頭堡を確立したら車輌が渡河する。それだけだ。」 【戦闘経過】 <序盤> 「AUX歩兵部隊はゴムボートで渡河開始!」 「どうも一定数以上は同時に渡河できないようですね。」 「ふむ。部隊が多すぎるからな。こりゃC&Cオンだとやっとられんだろうな。」 「AUX砲兵はどうします?」 「45mmATGと76mmIGはRaftで渡河する。82mm迫と76mmFGはAUX弾薬集積所で砲撃支援に専念だ。」 「弾薬集積所は用意されてたんですね。なら買わなくてもよかったのに。」 「・・二つ必要なんだよ二つ。なんつっても大規模渡河作戦だからな。」 「しかし渡河作業は面倒ですね。歩兵は自力で渡れますが、軽車輌と砲はRaft、戦車はBargeじゃないと渡れませんよ。」 「・・ということは我が戦車部隊はたった4隻の艀で1輌ずつ渡河するのか?」 「知らなかったんですか?それに艀はまだドン河を下ってる途中ですよ。」 「・・ということはいつになったら渡河できるのだ?」 「早急に渡河したいならドンとドネツの交差点付近で渡るしかないですね。」 「すると渡河点は南端1ヶ所のみか!北に向かった戦車隊を呼び戻せ!」 「・・全然渡河の仕組みがわかってなかったみたいですね。」 「しかしこの状況ではAUX歩兵の進撃を支援でき・・ここでT-40の出番だ。」 「残念な報告です。T-40は渡河中の砲撃で沈没です。」 「なに?両方か?」 「いえ、1輌だけ。もう1輌は砲撃で動けませんが何とか浮いてます。」 <中盤> 「AUX歩兵部隊は敵第一線陣地を突破。最前線高地を確保しました。」 「AUX歩兵は弱いが敵の抵抗も弱いな。戦車の支援が全くないのが不安だ・・」 「北部と中部で敵装甲偵察部隊が接近してきます!」 「待ち伏せて肉薄攻撃だ。」 「ダメです、突撃砲がいます!最前線歩兵は蹂躙されまくりです!」 「ATGを連れてこい!ジープの機動力をいかせ!」 「砲撃支援もあって何とかなりましたが、T-40はあっさりやられました。」 「無念・・しかしこれ以上敵戦車が出てくると対処できん。我がロジーナ隊は何をしておる。」 「作戦開始70分でようやく我が隊全てが渡河完了です。」 「遅い、遅いぞ。渡河作戦とはかように難しいものか!」 「ここからが本番ですよ。渡河点から戦車をどう展開させるか、どうします?」 「北・中・南に1:2:3で配分だ。さっさと敵の本陣をとって終わらせよう。」 <終盤> 「敵の第二線陣地を突破しかけたところで西から敵戦車!」 「ようやく来たか。戦力は?」 「3号、4号、突撃砲に駆逐戦車、全て新型でその数約20〜30!」 「M10前へ!引き気味に戦え!突出した敵戦車から撃破しろ!」 「おお、やはりM10は無敵です。しかしスキー兵が守る左翼端を4号が突破!」 「くっ、近接強襲できない弱点を突かれたか。後詰めの部隊は?」 「・・37mm対空砲だけです。AUX歩兵をトラックに乗せて回します!」 「頼む・・おおっ、見ろ!37mmで4号を止めたぞ!ロジーナでトドメだ。」 「どうやら敵戦車は壊滅したようです。最後の敵本陣に向かいましょう。」 「・・くー、またしても。88め!」 【結果】 スコア 14595:2034(MV) ソ損害:Men289、APC1、AFV5。 独損害:Men884、Art16、SV9、AFV46。 コア損害:3×T-34E、4×Ski SMG、1×Guard、2×Motorcycles 【感想】 「どうでしたか。本格的な渡河作戦は?」 「歩兵と戦車の協調、速度重視の突破力という我が隊の取り柄が全く発揮できなかったな。」 「コア戦車隊が渡河し終えたのが開始60分後ですからね。遅すぎましたね。」 「まったくもってスマンかった・・。」 「しかしスキー小隊が壊滅というのが痛いですね。再度スキー兵を補充しますか?」 「雪原での移動力と対歩兵戦闘力は捨てがたいが対戦車能力がな・・」 「コサックとかなり似てますが、コサックは敵に寝返ったのでもう新規配備できませんからね・・」 「騎兵だと歩兵戦闘力が劣るからな・・」 「オートバイは移動力と戦闘力の要求はかなり満たしてますが、撃たれ弱いですからね・・」 「難しいところだな。」 |
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Nor司令官 | #31 Rostov | 7時間 | ☆☆☆☆★ | C&Cオフ | MAP |
1943年1月1日0900時 ロストフ 有効視界8 ターン28 Assault 【アップグレード】 「前回の戦死指揮官は11名、キルスコア損失は269です。」 「新年一発目の月報がそれか。もっといい報告はないのか?」 「今回の予算は800ルーブル、支援ポイントも500ルーブルと大盤振る舞いです。」 「それは・・良い知らせなのか?激戦が予想されるということでは?」 「そうでしょうね。なんつっても目標はロストフですから。」 「ここは思い切った強化が必要だな。といっても新型兵器はなし・・」 「この陣容ではダメですね。ここ数戦で戦車戦から陣地戦に移行しつつあります。」 「・・確かに。敵の戦い方が変わっているな。ではどうすべきだ?」 「敵の主力は戦車から砲と歩兵に移っています。陣地突破用の戦力を整えるべきかと。」 「うむ。必要なものは・・偵察兵、歩兵、重戦車、砲・・全部じゃないか!」 「とりあえず無駄なジープをもっと有効な戦力にしませんか?」 「仕方ない。GAZ-4Mを復活させよう。ロジーナ隊も重戦車隊に変更しよう。」 <修理> 4×Ski SMG、1×Guard、2×Motorcycles <変更> 5×T-34Em42→KV-1s 2×Jeep→GAZ-4M-AA <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) 4×Cavalry III.歩兵中隊 4×Ski SMG 10×SMG Guard(1個中隊) IV.戦車中隊 5×T-34E m42 3×T-34 m43 9×KV-1s(2plt) 3×OT-34 V.砲兵中隊 2×M10 Wolverine(AT自走砲) 2×37mm AA m39(対空砲) 2×GAZ-4M-AA(自走対空砲) 3×120mm Mortar 2×107mm Mortar 3×76.2mm FG 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算500ルーブル。Ammo Dump×2、122mm FH中隊×1、GAZ-4M-AA×2、Jeep×2。 【AUX】 T-34×1、T-70×5、騎兵×8、GAZ-25-AA×4。スチュードベーカー自動車化歩兵×約1個中隊。盤内砲は82mm迫×4。 |
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【作戦】 「AUXで自走対空砲がありますよ。嫌な予感がしますね。」 「大丈夫だ。さらに対空砲を追加した。それに今回は弾薬庫を2つも買ったからな。地上部隊は全て砲撃で潰してやる。」 「2ターンでカチューシャがフル装填できますね。それは心強い。」 「しかしこのマップは・・攻め方が問題だな。」 「ドンの北から行くか、南からいくか、両方からいくか・・」 「VHが北にしかないというのがまたクサいな。」 「それに最初からドン川のど真ん中に配置できますね。」 「絶対ワナだな。南には何かあるに違いない。」 「中州の島も怪しいですね。砲兵陣地でもあるんでしょうか?」 「疑い出せばキリがないな。まあ序盤で敵の出方を見て決めよう。」 【戦闘経過】 <序盤> 「砲撃に続いて全部隊アクサイ市街に突入せよ!」 「おや、意外に簡単に敵が退散しますね。」 「ふむ。76mmATGがあるのは問題だが、何とかなりそうだな。」 「敵はほとんどオートバイ兵ですね。戦車パニックを起こすくらいの弱兵ですよ。」 「といって深追いすると・・ほれ。やはりな。」 「なるほど。敵も考えてますね。しかし・・凶悪ですな。」 「高低差と森林には要注意だな。」 「偵察が重要ですね。戦車が先走るとアウトですね。」 「KV-1sにしておいて正解だったかもな。」 <中盤> 「第二の難所ですよ。全く敵が見えません。大体の場所はわかるのですが・・」 「カチューシャは撃ったばかりか・・。とりあえずジャブを打ってみるか。」 「ダメです!あっという間に返り討ちです。戦車5輌が一瞬で大破!」 「痛い!!やはりジワジワいくしかないな。しかし感触は掴んだ。そろそろドンを渡るぞ。」 「こっちもダメです!こっそり渡河していたAUX騎兵が一撃で壊滅です。騎兵小隊が5分で3名になりました!」 「4連対空か・・強烈だな。ならば戦車で強行渡河だ。」 「・・またダメですっ!ヤツです!ヤツが待ちかまえています!」 「ゴリ押しはダメか。なら体勢を整えろ。煙幕を展開し一気に渡るのだ。」 「・・完全にダメですっ!橋の麓に終結したところをルフトバッフェがっ!!」 「ドツボにはまったな・・。完全に読まれている。」 「北側でも再びATGに捕まってます。この状態ではロストフ市街に突っ込むなど・・」 「渡河戦力を減らす。KV-1s×1、M10×2、37mmAA×2、あとは騎兵とAUX歩兵で何とか渡って渡河点を守れ。」 <終盤> 「ドンの北ではようやく市街に突入を開始しました。」 「うぉっ、対戦車砲陣地をようやく突破したと思ったら150mm砲まで・・」 「しかし敵歩兵は少なそうです。これで本格的な市街戦だったら終わってましたね。」 「OT-34の出番だ。焼き尽くせ!」 「大佐!今度はドンの南で敵戦車!増援です!」 「くっ、M10に任せるぞ。煙幕を張って突出した敵を狙撃していくのだ。」 「さすがM10です。狙った獲物はまず外しません!どんどん敵が減っていきます!」 「何とかなりそうだな。しかし前進は不可能か。」 「ロストフに突入した北回り部隊は順調に掃討中。西端でドンを渡りました。」 「そのまま南東に進んで手を繋ぐのだ!」 「しかーし、まだ敵が・・」 【結果】 スコア 13389:4075(MV) ソ損害:Men202、AFV15。 独損害:Men731、Art41、AFV25。 コア損害:3×KV-1s、3×T-34E、1×T-34m43、2×0T-34、1×Cavalry、1×Guard 【感想】 「18ターンの激戦でした。しかし損害が多すぎましたね。」 「予定時間の半分で攻略したが・・速攻は不利だったな。」 「もっとじっくり時間をかけて、慎重に攻めるべきでしたね。」 「この面に限っては拙速より遅巧でいくべきだな。」 「歩兵系の偵察が一発撃たれたら怪しいところを大砲撃、というのが損害を押さえる常套手段ですが・・これでも偵察戦力が足りませんね。」 「それに4連機関砲だと一発撃たれただけで分隊全滅するしな。」 「あれは歩兵系の鬼門ですね。それに装甲系の鬼門も充実してましたね。」 「150mmなんかは何で攻めてもダメだな。」 「トドメはルフトバッフェでしたね。37mm機関砲を積んだ新型は完全に反則です。」 「空飛ぶ対戦車砲だな。悲しいが打つ手なしだ。」 「とりあえずもっと砲撃を、というところですね。せっかく弾薬庫2個も買ったんだからもっと砲兵を活用したかったですね。」 「・・すまんかったな。」 |
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Nor司令官 | #32 Kuma Pursuit | 6時間 | ☆☆☆☆★ | C&Cオフ | MAP |
1943年1月20日1300時 クマ川 有効視界8 ターン22 Advance 【アップグレード】 「今回の予算は1000ルーブル。過去最大です。」 「前回の大損害は作者の予定通りということか・・」 「さらに吉報です。新型兵器の配備が可能です。」 「おお、さっそく説明しろ。」 「76mmと122mm突撃砲です。76mm版は対戦車砲バージョンもあります。」 「対戦車砲ならM10の方が断然よい。となると歩兵支援用だか・・要るのか?」 「さらにKV-1sの車体を利用したKV-8sも出ました。」 「高いな。それに主砲が45mmではまともに戦車戦ができん。」 「では・・RPG歩兵は?」 「2名編成の対戦車チームへの変更は死んでこいという命令に等しいな・・。」 「じゃアップグレードしないんですね。」 「仕方ない。SU-122を試験的に採用しよう。ついでにロジーナは全て新型だ。」 <修理> 3×KV-1s、1×T-34m43、2×0T-34、1×Cavalry、1×Guard <変更> 5×T-34E m42→T-34 m43 2×37mm AA m39→SU-122 <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) 4×Cavalry III.歩兵中隊 4×Ski SMG 10×SMG Guard(1個中隊) IV.戦車中隊 8×T-34 m43(2plt) 9×KV-1s(2plt) 3×OT-34 V.砲兵中隊 2×M10 Wolverine(AT自走砲) 2×SU-122(突撃砲) 2×GAZ-4M-AA(自走対空砲) 3×120mm Mortar 2×107mm Mortar 3×76.2mm FG 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算120ルーブル。騎兵×4。 【AUX】 民兵(徴集兵)1個大隊規模。2名編成のスカウトチームが多数。輸送用のM5ハーフトラック×8。盤内砲は82mm迫×3。航空支援にIl-2m3×2、La-5×2。 |
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【作戦】 「また陣地戦みたいですね。」 「また大出血させるつもりなんだろうな・・。」 「まず停止中の列車を破壊して、その後で橋梁を奪取せよという命令ですが。」 「つーか線路は川向こうでこの川は戦車で渡れないな。」 「歩兵部隊のみで渡河するしかないみたいですね。」 「戦車は川の南側を進んで橋梁を目指すしかないのか・・。」 「明らかにワナのニオイがしますね。」 「陽動部隊が徴集兵大隊というのもいただけんな。」 「まあ敵の砲撃を引きつけるだけでいいんじゃないですか。」 「一番気になるのは大口径砲の新型戦車という点だな。もしかして・・」 「もしかしますかね・・」 【戦闘経過】 <序盤> 「北に向かえ!絶対に戦車は歩兵を先行させろ!」 「今度こそ損害を減らしましょうね。」 「わかってお・・」 「まず1輌大破です。マルダーの待ち伏せですね。」 「くそー。いや、熱くなるな。KV-1sは怪しいところに煙幕を張れ。」 「いい感じです。案外楽に南岸に到達しました。軍需列車も発見です。」 「戦車隊は砲車だけ破壊して西に向かえ。騎兵とスキー兵はここで渡河だ。」 「ところでAUX徴集兵はダメダメですね。」 「人数の多さをいかして白兵戦に持ち込みたいが・・機関銃で瞬殺されていくな。」 「でも予定通り砲撃の的になってくれてるので良しとしましょう。」 <中盤> 「列車の破壊は終わったか?」 「はい。しかしトラック隊の増援が出てきてるので騎兵が待ち伏せしてます。」 「うむ。良い感じだ。本隊はどうなっておる?」 「敵の待ち伏せでチマチマと出血しながらも何とか前進してます。」 「75mm砲とはこのマルダーのことなのか?」 「いや、対岸に新型兵器を発見。」 「・・75mm砲を積んだハーフトラックか。いちおう新型自走砲だな。」 「IL-2がさらに強力な敵を発見しました!」 「128mm砲だと!」 「でも1輌のみの試作兵器みたいですよ。それにIL-2が破壊してくれました。」 「うむ。我が空軍もなかなかイケルな。新型戦車というのでビビったぞ。」 「・・大佐、コレです!増援でアレが出てきました!噂に聞く・・虎です!!」 <終盤> 「・・逃げろ。無理なら隠れろ。戦うな。スルーだ。」 「出てきた場所が微妙ですね。とりあえずIL-2で足止めしましょう。」 「しかし進撃速度を上げないと追いつかれるな。」 「その通りです。しかし前には強力な対戦車砲陣地が・・」 「・・できるだけ損害を抑えながら突っ込め!」 「そんなの無理ですよ。もう大出血の兆しが見えてます。」 「早く橋を渡って終わらせろ。渡河したスキー兵は敵司令部を探し出せ!」 「スキー兵が新たな敵を発見。105mm砲のヴェスペです。」 「近接強襲・・は無理だが、手榴弾で破壊しろ!」 「もうぐちゃぐちゃですよ。しかしどうにか橋を確保。虎との距離も離れました。」 「よし。やっと終わりそうだな。」 「ああっ、こんなところにも突撃砲が・・」 【結果】 スコア 16401:2835(DV) ソ損害:Men389、APC1、AFV8。 独損害:Men624、Art7、SV14、APC7、AFV36。 コア損害:5×KV-1s、1×T-34m43、1×0T-34、1×M10、1×SU122、2×Guard、2×Motorcycles 【感想】 「15ターンの激戦。いつものことですが大出血です。」 「今回はゆっくり攻めようと思ったのに・・。」 「虎が追いかけてきたせいもありますが、集中力が切れまくりなのも原因ですね。」 「寝不足なのにぶっ続けでやるのがいかんな。」 「すごい言い訳ですがまあそうかもしれません。でもひっさびさのDVですよ。」 「ここ三戦MVだったからな。この出血でもDVということは、敵のコストがかなり高いということだな。」 「兵器コストというよりは、経験面でコストアップしてるんでしょうね。」 「伏兵マルダーも全然見えなかったしな。」 「久々に弾薬集積所がない戦闘でしたが、こうなるとカチューシャは無駄な気がしますね。」 「待ち時間が長い割には効果のほどもはっきりしないからな。」 「SU-122も見かけ倒しですね。2発/ターンしか撃てないのは致命的です。」 「機銃もないしな。これならKV-2の方がいいくらいだ。」 「一番活躍したのは・・やっぱりM10ですかね?」 「狙撃してくるマルダーに一撃必殺のカウンターを食らわせられるからな。」 「ロジーナやKVだと外した時の心配がありますからね。」 「そういや虎もM10で狙えばよかったな。」 「きっときわどい戦いですよ。先手が取れれば勝ち目はありますが、虎も初弾からまず外しませんからね。」 |
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Nor司令官 | #33 Saratovskaya | 6時間 | ☆☆☆☆★ | C&Cオフ | MAP |
1943年1月25日1100時 サラトフスカヤ 有効視界40 ターン19 Assault 【アップグレード】 「今回の予算は700ルーブルです。」 「もう新兵器はいらんな。SU-122をM10に変更。以上だ。」 「予算が余りますが・・」 「もういい。任期も終わりに近い。それにこの編成がベストじゃないか?」 「カチューシャを外してしまうという手も考えられますが・・」 「一理あるが、これ以上部隊を動かすのは面倒だ。却下。」 「やる気が感じられませんが、まあ編成も落ち着いたということですな。」 <修理> 5×KV-1s、1×T-34m43、1×0T-34、1×M10、2×Guard、2×Motorcycles <変更> 2×SU-122→M10 Wolverine <現編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) 4×Cavalry III.歩兵中隊 4×Ski SMG 10×SMG Guard(1個中隊) IV.戦車中隊 8×T-34 m43(2plt) 9×KV-1s(2plt) 3×OT-34 V.砲兵中隊 4×M10 Wolverine(AT自走砲) 2×GAZ-4M-AA(自走対空砲) 3×120mm Mortar 2×107mm Mortar 3×76.2mm FG 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier 【サポート】 予算125ルーブル。IL-2M3 Shturm×2。Sniper×1。 【AUX】 橋梁付近にInfiltrator(潜入部隊)1個中隊規模。配置地点には、2名編成のスカウトチームとジープが多数。輸送用GAZ-AA×4とM5ハーフトラック×8。増援として各種戦車が多数(大隊規模)が登場。 |
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【作戦】 <地形分析> ・橋梁付近は高地に囲まれた渓谷で、AA・AT・MGの集中攻撃が予想される。 ・敵砲座は249.6高地東側の高台に集中していると予想される。 ・249.6高地は敵防御陣の要で、突撃砲他の配置が予想される。 <攻撃計画> ・249.6高地の東西で部隊を二分する。 ・西側部隊は同高地を奪取後、そのまま北上し市街地を目指す。 ・東側部隊は西側部隊が高地を確保した後、川沿い渓谷地帯に進出する。 ・増援戦車部隊は、コア東側部隊の進出と協調しつつ渡河する。 【戦闘経過】 <副官戦闘記録> 砲撃を合図に前進が始まる。AUX偵察部隊とコア騎兵が先行し様子を伺う。車輌は移動速度を制限する。山岳地形のもたらす故障が心配だ。西側はいたって平穏。ゆっくりとトーチカと山岳兵を潰していく。 開始20分。東側の偵察を担当していたオートバイ隊が消えた。谷間から顔を出した瞬間の出来事だ。予想通り、この渓谷内はすべて敵砲の照準に入っているようだ。東端部隊は前進を中止する。 開始30分。西側部隊が249.6高地に接近する。偵察に出したシュトルモビクが敵突撃砲を発見・撃破。しかし高地の東側上空で撃墜されてしまった。それにあわせたように敵突撃砲が一斉に動き出す。が、数で勝る我が戦車隊の敵ではない。 開始40分。249.6高地の奪取とともに、東端部隊が再び前進を開始。撃たせなければ陣地の所在も掴めないが、88は初弾を外してくれない。KV、T34、M10が次々に大破。挙げ句の果てに偵察隊も機銃掃射に遭い、探知さえできない。第一次攻撃失敗。 開始50分。怪しい高地に迫撃砲を叩き込み、再度攻撃。しかし肝心のオートバイが機銃掃射で消える。待機する戦車隊列のど真ん中に敵砲撃が炸裂。GAZ-4Mも消える。第二次攻撃失敗。 開始60分。トゥアプセ方面からの増援戦車隊とあわせて力押しの進撃開始。AUX戦車の多大な犠牲により、88だけでなく76.2mm AT陣地も多数発見。歩兵による強襲が必要だがことごとくMG陣地に足止めされる。西側部隊からM5ハーフトラックに乗った新衛兵を抽出して粉砕。 敵増援も登場したが、騎兵隊がいち早く探知しロジーナの待ち伏せで殲滅。市街地も砲撃とスキー兵の活躍で制する。80分で戦闘終了。 【結果】 スコア 23351:2971(DV) ソ損害:Men240、SV7、AFV17、Air1。 独損害:Men778、Art30、AFV15。 コア損害:1×KV-1s、1×T-34m43、1×M10、2×GAZ-4M、2×Motorcycles 【感想】 「今回はよくやった方じゃないですか?」 「うむ。敵のあの陣容に対してこのコア損害なら合格だろう。」 「AUX戦車隊に損害を肩代わりさせただけでしたが。」 「いいんだよ。勝てば。」 「今回は歩兵が少ないのも苦しかった原因ですね。」 「そうかもしれんが、地形が悪くて普通の歩兵じゃ役にたたなかっただろうな。」 「歩兵の機動力を補うという点では、M5ハーフトラックが役に立ちましたね。」 「うむ。米軍の車載機銃は痛そうな音がするのも良いな。」 「しかしハーフトラックではAA・AT陣地に突っ込めないのが弱点ですね。」 「その点、騎兵とスキー兵は使いやすいな。」 「その他に活躍したものといえば・・」 「M10だな。命中率の高さは対ソフトスキンでも有効だ。」 「M10が砲兵陣地に撃ち込めば砲手が必ずといっていいほど死にますからね。」 「ところで次回は黒海戦線に行くらしいぞ。」 「どんどん南下していきますね。もしかして上陸作戦ですか?」 「我が赤軍にはそんな経験はないが・・」 「同志スターリンは何を考えているかわかりませんよ・・」 |
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Nor司令官 | #34 Stanichka Raid | 2時間 | ☆☆☆ | C&Cオフ | − |
1943年2月4日0600時 スタニチュカ 有効視界16 ターン10 Meeting 【アップグレード】 予算500。修理のみ。 【サポート】 予算なし。 【AUX】 クニコフ少佐率いる襲撃部隊(海軍歩兵1個大隊規模)。上陸支援艇(Patrol Boat)×10。支援砲兵多数。 |
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【背景】 RS1.5最後の二面は、パウル・カレル著「焦土作戦」に「スタニチュカの時」として記された戦闘を描きます。ノヴォロシースク郊外のスタニチュカ上陸作戦は、オセレイカ湾への主上陸作戦の陽動作戦として行われました。ところが主作戦はコケてこの支援作戦が大成功。 海軍少佐 L・Z・クニコフを指揮官とする特殊部隊は、ノヴォロシースク海岸要塞の厳しい防衛網を突いて上陸を成功させます。この成功により、黒海戦線は一気にロシア有利に転換しました。 【作戦】 コア部隊が戦闘に参加できないという珍しいシナリオ!砲兵は射程内なら砲撃できますが、コア陸上部隊は輸送船もないので上陸できません。AUX部隊を積んだ輸送船があるにはあるのですが、コア配置地点と離れており、ターン数も10と短いため満足に使えません。 【経過】 コア部隊にできることは砲撃支援のみ。上陸地点を絞り集中砲撃を浴びせる。AUXとはいえクニコフ部隊は精鋭揃い。予定通り上陸を果たし、海岸堡を拡大していく。しかし兵力配分を間違え北部が手薄に。結局、抵抗の激しい北部市街地のVHは抑えられず10ターンでMV終了。 【感想】 キャンペーンでコアが参加できない戦いは面白いのか?という疑問は残りますが、作者の設定した状況で純粋な戦闘技術を試されるのは確か。一応、コア歩兵が手こぎボートで接近してみましたが、やはり10ターンでは上陸できず。(^^ゞ 最後の連続シナリオ(残り一面も同マップ)なので各所に不備が多く、とりあえず作っておきましたという感じ。完成度は低いので、1.6では改良されると思われます。 |
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Nor司令官 | #35 Myshkako Inferno | ?時間 | ? | C&Cオフ | − |
1943年2月5日0700時 ムイシャコ 有効視界17 ターン19 Delay 【アップグレード】 予算なし。 【サポート】 予算125ルーブル。IL-2M3 Shturm×2。Sniper×1。 【AUX】 クニコフ少佐率いる上陸済み突撃隊(海軍歩兵1個大隊規模)。増援空挺部隊(海上)。黒海艦隊(駆逐艦×2)。支援砲兵多数。 |
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【背景】 クニコフ少佐のコマンド部隊がスタニチュカへの上陸を果たした直後、独ソ両軍は対照的な対応を見せました。ドイツ軍は安全策をとり、反撃の日を3日後に決定しました。それに対しソ連軍は、12時間後から続々と増援部隊を送り込み海岸堡の維持・拡大を図ります。 この4×3kmほどの小さな海岸堡は、数日後には30km四方にまで広がり、ソ連軍政治将校プレジネフによって「小さな国!最も勇敢なる者の住める国」と名付けられ、格好のプロパガンダとなりました。 【作戦】 残念ながら未完成シナリオ。状況からしてコア部隊は未上陸でなければおかしいのですが、スタートラインが適当でスタニチュカ市街に配置できてしまいます。本来ならば、限られた輸送船に厳選したコア部隊を乗せ、依然海岸に残るドイツ軍砲台をかいくぐっていかに上陸させるかがキモになるはずです。 【経過】 コアの上陸作戦をやってみようと思いましたが、用意された輸送船がうまく動きません。マップも未完成なようです。 というわけで、いきなりスタニチュカ市街にコアを配置するとインチキプレイをやってみました。配置時点で敵陣が見えまくりで面白くありません。(^_^;) しかし、市街は敵だらけ、さらに西側のムイシャコ山付近もドイツ軍は強力な部隊を用意しています。戦車の増援も続々。上陸からちゃんとやったら果たして勝てるのか?と思うほど難易度は高そうです。 【感想】 黒海艦隊、ルフトバッフェ、クニコフ隊、ルーマニア軍守備隊、豊富な支援砲撃、88海岸砲台などなど・・役者は揃っており、「焦土作戦」に描かれている通り、小学校に立てこもるクニコフ隊とそれを包囲するドイツ軍の様子が再現されています。加えて、コアの一部しか戦闘に参加できないという設定は面白そうです。 |
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Nor司令官 | 総評 | 約170時間! | ☆☆☆☆☆ | C&Cオフ | − |
【キャンペーン結果】 プレイVer 7.1 設定 C&Cオフ 総プレイ時間 約170時間!! シナリオ数 34 キャンペーンスコア 98(DV27:MV7) 【編成】 <最終編成> I.戦闘団司令部 1×HQ II.偵察中隊 3×Motorcycles 4×Cossack(隊長はCavalry) 4×Cavalry III.歩兵中隊 4×Ski SMG 10×SMG Guard(1個中隊) IV.戦車中隊 8×T-34 m43(2plt) 9×KV-1s(2plt) 3×OT-34 V.砲兵中隊 4×M10 Wolverine(AT自走砲) 2×GAZ-4M-AA(自走対空砲) 3×120mm Mortar 2×107mm Mortar 3×76.2mm FG 3×BM-13 Katyusha 2×Ammo Carrier <諸元> ユニット数 65(偵11:歩15:装24:砲11:空2:補2) 指揮官階級 大佐1:少佐1:大尉4:中尉10:少尉8:軍曹41 合計キル値 1771(最大:最小 123:0) 平均経験値 102(123:75) 平均士気値 96(99:94) 【感想1−プレイ時間】 恐る恐るプレイ時間を計算したら・・なんと約170時間!AAR作成の時間やらも含めると200時間以上になるかもしれません。この時間を他のことに当てていたら・・と考えると愕然としますが、自分は案外ヒマだということが改めて分かりました。もう「忙しい!」なんて言いません。(^_^;) 一シナリオにどれだけの時間をかけるかはプレイスタイルによって異なると思いますが、このプレイ時間を「じっくりプレイ型」の目安とすると、誰にでもできるキャンペーンではなさそうですね。これでもまだ半分くらいなわけだし。RSが完成した暁には、年単位のプレイ期間が必要になりそうです。(^_^;) 【感想2−使えるユニット】 Ver7.1でプレイした感想だという前提で・・ ・T-34シリーズ 前半は驚異的な避弾性能のおかげでドイツ軍戦車と対等以上に渡り合えます。中盤以降は次第に物足りなくなりますが、ただ一つ残された利点「スピード」を生かせば何とかなります。KVシリーズには出せないスピードを利用すれば、作戦の幅が広がります。 ・KVシリーズ 前半は無敵に近い装甲。横一線に並べてずずいと進めば、あらゆる敵を寄せ付けません。が、足が遅いので速やかな攻勢には不向きで、T-34と協調するのは難しいのが難点です。対戦車戦闘用のKV-1系列よりは、150mm砲を誇るKV-2の方が役立ちました。ただし速度向上型のKV-1sは、同時期のT-34より使えるかもしれません。 ・騎兵 川でも建物でも進入でき、故障しない偵察部隊。距離をとっての対歩兵戦には弱いが、接近できれば強靱でなかなか全滅しない。移動速度はオートバイに負けますが、使い勝手から言えばソ連軍最高の歩兵系偵察部隊だと思います。 ・スキーSMG兵 意外に使えたのがコレ。近接強襲ができず戦車に乗れないという点が痛いですが、カタログスペック以上に役立ちました。険阻な地形をものともせず移動し、なぜか見つからない。そして対歩兵戦にやたら強い。PPsh×2のおかげか?冬季戦闘ではオススメ。 ・親衛兵、海軍歩兵、空挺兵、工兵 どれも強いので、あえて新衛兵で統一する必要はなかったと思います。共通点は射撃管制値が3と高いことですが、工兵(火炎放射器装備)だけは足が遅いので乗り物が必要かも。個人的には、一番足の速い海軍歩兵が好きでした。 ・76.2mm ZIS-3 ATG、12.7mm DShK HMG どちらも使いこなせなかった私が言うのも何ですが、使い方さえ誤らなければソ連軍の最優秀兵器の一つであることは間違いないでしょう。使いこなすには、慎重・忍耐・防御優先という指揮官属性が必要です。(^_^;) ・M10 Wolverine、GAZ-4M-AA 上記二つと同じ目的を持つが、対照的な運用を必要とするもの。こちらは攻撃優先・イケイケどんどん的な指揮官に適しています。移動を優先させるか、見つかりにくさを優先させるか・・。 ・76.2mm FG、107mm Mortar 前者は間接・直接照準が可能で、榴弾砲としても対戦車砲としても使えるスグレモノ。実際にはほとんど間接照準でしか使いませんでしたが、煙幕弾を保持する盤内砲として重宝しました。後者は精度と威力のバランスが良い点が役立ちました。 【感想3−シナリオ総評】 全34シナリオのうち、面白くなかったというものは皆無だったような気がします。RSは複数のデザイナーが作成したシナリオの総体なので、作者により趣が異なり、似たような戦闘を繰り返すダルさはありません。振り返ってみれば・・ 序盤はドイツ軍の猛攻をいかに凌ぐかに重点が置かれたシナリオが多いです。時にルフトバッフェが猛威を振るいますが、個々の戦力としては大したことのない独軍戦車が圧倒的な数で包囲攻撃してくるパターンです。この時期のソ連軍は、T-34の性能が抜きんでているのが唯一の救いです。 退却戦を繰り返しモスクワ前面までくると、一歩も退けない持久戦が始まります。厳しい防御シナリオの間に挟まれるわずかな進撃シナリオでは、弱小戦力で攻めに回らなければなりません。この時期からドイツ軍が新型戦車を配備しはじめ、T-34の優位も次第に崩れてきます。 戦いの焦点がスターリングラードに移る頃には、T-34の優位は完全になくなり、ドイツ軍の75mm長身砲の遠距離攻撃をいかに防ぐかが戦術面の課題です。KVシリーズでさえ正面から撃ち抜かれる可能性が高いので、多少の装甲の厚さは問題ではなくなります。コア損害を出さずに勝つことはもはや不可能で、出血しながらも反撃を続けるという史実通りの展開になります。 1942年の後半はソ連軍の本格的な反攻が始まります。T-34は改良を重ねられ、重戦車や火炎放射戦車も新型が登場します。アメリカ製のレンドリース兵器も揃い、用意される支援部隊にも余裕が出てきます。しかしドイツ軍の抵抗は依然強力で、ルフトバッフェや新型戦車、88mm対空砲も容赦なく登場します。渡河作戦や追撃戦が多いのが特徴で、戦力が互角になった分、戦いは熾烈さを増し・・Ver1.5は黒海戦線で幕を閉じます。予告されている次の面はハリコフです。 |